JP2000264123A - 自動車用前照灯の照射角度調整装置 - Google Patents

自動車用前照灯の照射角度調整装置

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JP2000264123A
JP2000264123A JP6914499A JP6914499A JP2000264123A JP 2000264123 A JP2000264123 A JP 2000264123A JP 6914499 A JP6914499 A JP 6914499A JP 6914499 A JP6914499 A JP 6914499A JP 2000264123 A JP2000264123 A JP 2000264123A
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voltage
power supply
terminal
actuator
motor
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Hidehito Shimooka
秀仁 下岡
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • B60Q1/02Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments
    • B60Q1/04Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights
    • B60Q1/06Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights adjustable, e.g. remotely-controlled from inside vehicle
    • B60Q1/076Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights adjustable, e.g. remotely-controlled from inside vehicle by electrical means including means to transmit the movements, e.g. shafts or joints

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分圧手段から出力される角度設定電圧をアク
チュエータに送る信号線の断線等によってモータが不安
定に回転することを無くし、前照灯の照射角度をその時
の照射角度に固定する。 【解決手段】 前照灯1を傾動するアクチュエータ2と
前照灯1の照射角度を設定するための角度設定電圧を出
力する分圧手段31とを接続する信号線34の断線状態
を検出する断線検出手段12を設け、断線状態を検出し
たときにはモータ3の駆動用の電圧を供給する電圧供給
ライン7bを遮断するようにした

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用前照灯の
光軸方向を上下に調整する照射角度調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用前照灯の照射角度調整装
置を図3に示すブロック構成図によって説明する。前照
灯51はアクチュエータ52に設けられたモータ53の
正転または逆転によってその光軸方向が上下に変わるよ
うに傾動する。この上下傾動は、モータ53がリレー5
4a、54bを介してウインドウコンパレータ55によ
って制御されることで行われる。ウインドウコンパレー
タ55は二つの電源供給端子を有し、一方は電源のプラ
ス端に接続され他方はマイナス端子(グランド)に接続
される。また、ウインドウコンパレータ55にはポテン
ショメータ56が並列に接続され、ポテンショメータ5
6にも電源電圧が印加される。このポテンショメータ5
6はモータ53の回転に対応して回転し、出力端子Tの
電圧が変化する。
【0003】ウインドウコンパレータ55は二つの比較
回路55a、55bと基準電圧設定回路55cを有して
いる。基準電圧設定回路55cは直列接続された三個の
抵抗によって電源電圧を分圧して二値の基準電圧を作
り、比較回路55a、55bの基準電圧端子に入力す
る。以上のように構成されたアクチュエータ52は前照
灯51が格納される格納部屋(図示せず)内に取り付け
られる。
【0004】一方、分圧手段57は抵抗値の異なる複数
の抵抗58a〜58cと切替スイッチ59とを有し、各
抵抗58a〜58cの何れかの一端には給電抵抗60と
切替スイッチ59とを直列に介して電源電圧が印加され
る。抵抗58a〜58cの他端は互いに共通に接続され
てグランドに接続される。これによって分圧手段57か
らは給電抵抗60と抵抗58a〜58cの何れかによっ
て分圧された分圧電圧が得られる。この分圧電圧は前照
灯51の照射角度を設定するためのものであり、以後、
角度設定電圧という。そして、分圧手段57は自動車の
室内に設けられ、角度設定電圧は信号線61によってア
クチュエータ52に送られる。
【0005】分圧手段57から送られてきた角度設定電
圧とポテンショメータ56の出力端子Tの電圧とは合成
抵抗62、63によって合成され、合成された電圧は比
較電圧として二つの比較回路55a、55bの比較端子
に入力される。
【0006】以上の構成において、角度設定電圧と出力
端子Tの電圧とに基づく合成電圧(図3におけるP点の
電圧)が基準電圧設定回路55cにより設定される二値
の基準電圧(図3におけるQ点およびR点の電圧)の範
囲内から外れていれば、合成電圧が二値の基準電圧の範
囲内に近づくようにウインドウコンパレータ55によっ
てモータ53が回転され、モータ53に連動してポテン
ショメータ56の出力端子Tの電圧が変化し、これにと
もない、合成電圧も二値の基準電圧に近づく。そして、
合成電圧が二値の基準電圧の範囲内に入ったところでモ
ータ53の回転が停止する。従って、分圧手段57の切
替スイッチ59の操作によって前照灯51の光軸方向が
変化し、照射角度が変わる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】自動車は使用状態では
絶えず振動、衝撃などが加わり、また、過酷な周囲温度
条件のもとで使用される。そのため、分圧手段57とア
クチュエータ52との間に接続された信号線61が断線
するおそれがある。例えば、断線した場合、ウインドウ
コンパレータ55に入力される比較電圧はポテンショメ
ータ56の出力端子Tから取り出される電圧のみとな
る。このため、ウインドウコンパレータ55はポテンシ
ョメータ56の出力端子Tの電圧を制御することが不可
能となり前照灯の光軸は思わぬ方向に向いてしまうおそ
れがある。
【0008】また、自動車の積み荷の状態に対応して照
射角度を変えるためスイッチ59を操作する場合、スイ
ッチ59の切替途中で一時的に接点同士が離れることに
なるが、ことような場合にもウインドウコンパレータ5
5に入力される比較電圧はポテンショメータ56の出力
端子から取り出される電圧のみとなる。このため、信号
線61の断線と同様に、前照灯の光軸は思わぬ方向に向
いてしまうおそれがあり、走行中の操作において、運転
者や前方走行車に不快感をあたえることがある。
【0009】さらに、信号線61が完全に断線せず、切
れ掛かっていた場合には、ウインドウコンパレータ55
に入力される比較電圧がいわゆるチャタリングを起こ
し、前照灯の光軸方向が固定されくなり絶えず照射角度
が変動するようになる。以上のような現象が起こると、
前方の照射面が定まらなくなったり、対向車に眩惑を与
えることとなり極めて危険な状態に陥る。
【0010】そこで本発明の自動車用前照灯の照射角度
調整装置は、分圧手段から出力される角度設定電圧をア
クチュエータに送る信号線の断線等によってモータが不
安定に回転することを無くし、前照灯の照射角度をその
時の照射角度に固定することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する手
段として、本発明の自動車用前照灯の照射角度調整装置
は、前照灯を傾動するアクチュエータと、前記前照灯の
照射角度を設定するための角度設定電圧を出力する分圧
手段と、前記アクチュエータと前記分圧手段との間に接
続された信号線とを備え、前記アクチュエータは、前記
前照灯の傾動角度を変えるモータと、前記角度設定電圧
によって前記モータを正転または逆転させる回転駆動手
段とを有し、前記角度設定電圧は前記信号線を介して前
記回転駆動手段に入力され、前記アクチュエータに前記
信号線の断線状態を検出する断線検出手段を設け、前記
断線検出手段が前記断線状態を検出したときには前記モ
ータの駆動用の電圧を供給する電圧供給ラインを遮断す
るようにした。
【0012】また、本発明の自動車用前照灯の照射角度
調整装置は、前記電圧供給ラインは前記モータと電源の
プラス端との間に設けられた高電位側電圧供給ライン
と、前記モータと前記電源のマイナス端との間に設けら
れた低電位側電圧供給ラインとを有し、前記低電位側電
圧供給ラインの途中にスイッチ手段を設け、前記断線状
態では前記スイッチ手段によって前記低電位側電圧供給
ラインを遮断するようにした。
【0013】また、本発明の自動車用前照灯の照射角度
調整装置は、前記アクチュエータは前記信号線が接続さ
れるとともに前記角度設定電圧が入力される角度設定電
圧入力端を有し、前記断線検出手段は前記角度設定電圧
入力端側に接続されたベースと前記電源のプラス端側に
接続されたエミッタと負荷抵抗を介して前記電源のマイ
ナス端側に接続されたコレクタとを有するPNPトラン
ジスタを有し、前記スイッチ手段はソースが前記電源の
マイナス端に接続され、ゲートが前記PNPトランジス
タのコレクタに接続されたFETを有し、前記断線状態
では前記PNPトランジスタがONしない電圧まで前記
PNPトランジスタのベース電圧が高められるようにし
た。
【0014】また、本発明の自動車用前照灯の照射角度
調整装置は、前記回転駆動手段は、基準電圧と前記角度
設定電圧に基づいて生成した比較電圧とを比較して前記
モータを正転または逆転するための電圧を出力する比較
手段を有し、前記比較手段は前記電源のプラス端側に接
続されるプラス電源端子と、前記電源のマイナス端側に
接続されるマイナス電源端子とを有し、前記断線状態で
は、前記比較手段に入力される前記基準電圧と前記比較
電圧とを共に前記プラス電源端子に印加されている電圧
以下および前記マイナス電源端子に印加されている電圧
以上となるようにした。
【0015】また、本発明の自動車用前照灯の照射角度
調整装置は、前記FETのドレインを前記比較手段の前
記マイナス電源端子に接続し、前記プラス電源端子に印
加されている電圧と前記マイナス電源端子に印加されて
いる電圧とによって前記基準電圧を生成し、前記比較手
段の前記プラス電源端子と前記マイナス電源端子との間
には、前記モータの回転によって出力端子の電圧が変化
するポテンショメータを接続し、前記角度設定電圧と前
記出力端子の電圧とを合成して前記比較電圧を生成し
た。
【0016】また、本発明の自動車用前照灯の照射角度
調整装置は、前記アクチュエータには前記角度設定電圧
入力端側にカソードが接続されたダイオードを設け、前
記ダイオードを介して得られた角度設定電圧と前記出力
端子の電圧とを合成して前記比較電圧を生成した。
【0017】また、本発明の自動車用前照灯の照射角度
調整装置は、前記ダイオードをショットキーバリアダイ
オードで構成した。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の自動車用前照灯の
照射角度調整装置のブロック構成図であり、アクチュエ
ータ2内にスイッチ手段9とこのスイッチ手段9をOF
Fする断線検出手段12とを設けたのが特徴である。
【0019】先ず、前照灯1はアクチュエータ2に設け
られたモータ3の正転または逆転によってその光軸方向
が上下に変わるように傾動する。モータ3はリレー4
a、4bとウインドウコンパレータ5からなる回転駆動
手段6によってその回転方向が変えられる。モータ3の
一端(M+)と他端(M−)とにはリレー4a、4bの
切替によって電源Bの電圧が正方向または逆方向に印加
される。リレー4a、4bの切替はウインドウコンパレ
ータ5によって制御される。そして、モータ3には電源
Bのプラス端から高電位側電圧供給ライン7aを介して
電流が流れ込み、その電流は低電位側電圧供給ライン7
bを介して電源Bのマイナス端(グランド)に流れる。
【0020】なお、高電位側電圧供給ライン7aの途中
にはサーミスタ8が設けられ、低電位側電圧供給ライン
7bの途中にはスイッチ手段となるNチャンネルのFE
T9が設けられ、FET9のドレインはリレー4a、4
b側に接続され、ソースがグランドに接続される。
【0021】比較手段たるウインドウコンパレータ5は
二つの比較回路5a、5bと基準電圧設定回路5cとを
有し、比較回路5a、5bは一つのパッケージ内にIC
化されて構成されて二つの電源端子を有し、一方のプラ
ス電源端子5dは電源Bのプラス端に接続され、他方の
マイナス電源端子5eはFET9を介して電源Bのマイ
ナス端に接続される。基準電圧設定回路5cは直列接続
された三個の抵抗によって作られる。この直列接続され
た抵抗はプラス電源端子5dとマイナス電源端子5eと
の間に接続されて二値の基準電圧を作り、基準電圧は比
較回路5a、5bの基準電圧端子に入力される。
【0022】また、比較回路5a、5bのプラス電源端
子5dとマイナス電源端子5eとの間には、ポテンショ
メータ10が並列に接続され、ポテンショメータ10に
も電源Bの電圧が印加される。このポテンショメータ1
0はモータ3の回転に対応して回転もしくはスライド移
動し、出力端子10aの電圧が変化する。以上のように
構成されたアクチュエータ2は前照灯1が格納される格
納部屋(図示せず)内に取り付けられる。
【0023】一方、前照灯1の照射角度を設定する分圧
手段31は抵抗値の異なる複数の分圧抵抗32a〜32
cと切替スイッチ33とを有し、各分圧抵抗32a〜3
2cの何れかの一端にはアクチュエータ2内に設けられ
た給電抵抗11と切替スイッチ33とを直列に介して電
源Bのプラスの電圧が印加される。分圧抵抗32a〜3
2cの他端は互いに共通に接続されてグランドに接続さ
れる。これによって分圧手段31からは給電抵抗11と
分圧抵抗32a〜32cの何れかによって分圧された分
圧電圧が得られる。この分圧電圧は前照灯1の照射角度
を設定するためのものであり、以後、角度設定電圧とい
う。そして、分圧手段31は自動車の室内に設けられ、
分圧手段31の出力端31aとアクチュエータ2の角度
設定電圧入力端(入力端)2aを接続する信号線34に
よって角度設定電圧がアクチュエータ2に送られる。
【0024】アクチュエータ2内には信号線34の断線
状態を検出するための断線検出手段12が設けられる。
断線検出手段12はPNPトランジスタ12aを有し、
そのベースはベース抵抗12bを介して入力端2aに接
続されて角度設定電圧によってバイアスされる。また、
エミッタが電源Bのプラス端に接続される。そして、コ
レクタは直列接続された負荷抵抗12c、12dによっ
てグランドに接続され、負荷抵抗12c、12dの接続
点がFET9のゲートに接続される。
【0025】ベース抵抗12bの値は、分圧手段31で
設定された角度設定電圧によってPNPトランジスタ1
2aがONするように設定されるが、給電抵抗11およ
び分圧抵抗32a〜32c等よりも充分大きい。そし
て、PNPトランジスタ12aがONすることによって
そのコレクタ電圧が高くなり、FET9がONする。こ
の結果、モータ3やウインドウコンパレータ5の両端に
電源Bの電圧が印加され、それらが動作可能となる。
【0026】分圧手段31から送られてきた角度設定電
圧とポテンショメータ10の出力端子10aの電圧とは
合成用抵抗13、14によって合成され、合成された電
圧(合成電圧)は比較電圧として二つの比較回路5a、
5bの比較電圧端子に入力される。
【0027】以上の構成において、角度設定電圧と出力
端子10aの電圧とに基づく合成電圧(図1におけるp
点の電圧)が基準電圧設定回路5cにより設定される二
値の基準電圧(図1におけるq点およびr点の電圧)の
範囲内から外れていれば、合成電圧が二値の基準電圧の
範囲内に近づくようにウインドウコンパレータ5によっ
てモータ3が回転され、モータ3に連動してポテンショ
メータ10の出力端子10aの電圧が変化し、これにと
もない、合成電圧も二値の基準電圧に近づく。そして、
合成電圧が二値の基準電圧の範囲内に入ったところでモ
ータ3の回転が停止する。このようにして、分圧手段3
1の切替スイッチ33によって前照灯1の光軸方向が変
えられ、照射角度を変えることが出来る。
【0028】一方、信号線34が断線した状態では、給
電抵抗11を介して分圧手段31には電流が流れない。
そして、入力端2aは給電抵抗11によって電源Bのプ
ラス端側に接続されているので、入力端2aの電圧は上
昇する。この電圧上昇によってPNPトランジスタ12
aはOFF状態となり、そのコレクタ電圧が下がり、P
NPトランジスタ12aによって制御されるFET9は
OFFとなる。即ち、新合繊34が断線した場合に、P
NPトランジスタ12aがONとならないように(ベー
ス、エミッタ間の電圧Vbeが0.6ボルト以下となる
ように)各抵抗11、13、14、12bおよびポテン
ショメータ10の抵抗値を設定している。従って、モー
タ3には電流が流れず、回転は停止し、前照灯1の傾動
も停止する。そして、低電位側にFET9を設けたの
で、簡単な構成で低電位側電圧供給ライン7bを遮断で
き、コストアップが少ない。
【0029】一方、FET9がOFFになると、低電位
側電圧供給ライン7bの電圧が電源Bの電圧まで上昇
し、ポテンショメータ10の中点タップ10aの電圧も
同じく上昇する。すると、ウインドウコンパレータ5の
基準電圧入力端子の電圧、比較電圧入力端子の電圧も共
に電源Bの電圧まで上昇する。このことによって、基準
電圧入力端子および比較電圧入力端子の電圧は比較回路
4a、4bのプラス電源端子5dの電圧以上となること
はなく、同様に、マイナス電源端子5eの電圧以下とな
ることはないので、比較回路4a、4bは破壊されな
い。
【0030】なお、電源Bの電圧は逆流防止用のダイオ
ード15を介してアクチュエータ2に供給され、その電
圧はツェナーダイオード16でクランプされ、ツェナー
ダイオード16に並列接続された電解コンデンサ17で
電源ノイズを落としている。さらに、ウインドウコンパ
レータ5のプラス電源端子5dとマイナス電源端子5e
との間、入力端2aとマイナス電源端子5eとの間、F
ET9のゲートグランドとの間にもそれぞれノイズ低減
用のコンデンサ18、19、20が接続されている。こ
れらのコンデンサ17、18、19、20によって不要
なノイズによる誤動作を防止している。
【0031】図2は本発明の自動車用前照灯の照射角度
調整装置の他の例のブロック構成図であり、図1と異な
るところは、給電抵抗11が分圧手段31に設けられ、
それに伴って、PNPトランジスタ12aのベースと入
力端2aとの接続点とウインドウコンパレータ5との間
に逆流防止用のダイオード21が設けられたことであ
る。ダイオード21のカソードは入力端2a側に接続さ
れる。この場合は、信号線34が断線してもPNPトラ
ンジスタ12aのベース電流はダイオード21のためウ
インドウコンパレータ5側にも流れず、PNPトランジ
スタ12aがOFFとなる。これにより、各種抵抗1
1、13、14、12bおよびポテンショメータ10の
抵抗値等に依存せずに信号線34の断線を検出すること
が出来る。
【0032】なお、このダイオード21を設けた場合で
あっても、図1に示すように、給電抵抗11をアクチュ
エータ2内に設けることが可能である。また、ダイオー
ド21をショットキーダイオードとすれば、角度設定電
圧の降下が少なくなるのでその分設計の自由度が広くな
る。また、図1、図2の例においても、比較回路5a、
5bとリレー4a、4bとを使用してモータ3を駆動す
ることで説明したが、比較回路5a、5bの代わりにオ
ペアンプを用い、オペアンプで直接モータを駆動するよ
うにするとことも可能である。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明の自動車用前照灯
の照射角度調整装置は、前照灯を傾動するアクチュエー
タと前照灯の照射角度を設定するための角度設定電圧を
出力する分圧手段とを接続する信号線の断線状態を検出
する断線検出手段を設け、断線状態を検出したときには
モータの駆動用の電圧を供給する電圧供給ラインを遮断
するようにしたので、モータが回りっぱなしになること
なく回転が停止する。従って、加熱、損傷のおそれもな
い。また、信号線が断線し懸かっている場合でも前照灯
の光軸が上下に振られるとことはなく運転上安全であ
る。
【0034】また、本発明の自動車用前照灯の照射角度
調整装置は、低電位側電圧供給ラインの途中にスイッチ
手段を設け、断線状態ではスイッチ手段によって低電位
側電圧供給ラインを遮断するようにしたので、簡単な構
成で電圧供給ラインを遮断することが出来る。
【0035】また、本発明の自動車用前照灯の照射角度
調整装置は、信号線の断線状態では、PNPトランジス
タがONしない電圧までそのベース電圧が高まり、角度
設定電圧が入力される角度設定電圧入力端の電圧を電源
のプラスの電圧近くまで変化するようにしたので、角度
設定電圧でONするようにされた断線検出手段のトラン
ジスタは自動的にOFFとなり、簡単に断線状態を検出
できる。
【0036】また、本発明の自動車用前照灯の照射角度
調整装置は、回転駆動手段のうちの比較手段入力される
基準電圧と比較電圧とを共に比較手段のプラス電源端子
に印加されている電圧以下およびマイナス電源端子に印
加されている電圧以上となるようにしたので、比較手段
として一般に使用されるコンパレータやオペアンプは破
壊されない。
【0037】また、本発明の自動車用前照灯の照射角度
調整装置は、FETのドレインを比較手段のマイナス電
源端子に接続し、プラス電源端子に印加されている電圧
とマイナス電源端子に印加されている電圧とによって基
準電圧を生成し、比較手段のプラス電源端子とマイナス
電源端子との間にポテンショメータを接続し、角度設定
電圧と出力端子の電圧とを合成して前記比較電圧を生成
したので、信号線の断線状態では、PNPトランジスタ
がONしない電圧までそのベース電圧が上昇し、それ以
上には上昇しない。同時に、マイナス電源端子の電圧以
下となることはない。従ってウインドウコンパレータは
破壊されない。
【0038】また、本発明の自動車用前照灯の照射角度
調整装置は、アクチュエータには角度設定電圧入力端に
カソードが接続されたダイオードを設け、ダイオードを
介して得られた角度設定電圧と出力端子の電圧とを合成
して比較電圧を生成したので、分圧手段に電源の電圧を
供給する給電抵抗をアクチュエータ側または分圧手段の
いずれにも設けることが出来き、設計の自由度が広が
る。
【0039】また、本発明の自動車用前照灯の照射角度
調整装置は、ダイオードをショットキーバリアダイオー
ドで構成したので、ダイオード降下電圧が低くなり、角
度設定電圧の設定の自由度が広くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用前照灯の照射角度調整装置の
ブロック構成図である。
【図2】本発明の自動車用前照灯の照射角度調整装置の
他のブロック構成図である。
【図3】従来の自動車用前照灯の照射角度調整装置のブ
ロック構成図である。
【符号の説明】
1 前照灯 2 アクチュエータ 2a 角度設定電圧入力端 3 モータ 4a、4b リレー 5 ウインドウコンパレータ 5a、5b 比較回路 5c 基準電圧設定回路 5d プラス電源端子 5c マイナス電源端子 6 回転駆動手段 7a 高電位側電圧供給ライン 7b 低電位側電圧供給ライン 8 サーミスタ 9 スイッチ手段(FET) 10 ポテンショメータ 10a 出力端子 11 給電抵抗 12 断線検出手段 12a PNPトランジスタ 12b ベース抵抗 12c、12d 負荷抵抗 13、14 合成用抵抗 15 ダイオード 16 ツェナーダイオード 17 電解コンデンサ 18、19、20 コンデンサ 21 ダイオード 31 分圧手段 31a 出力端 32a〜32c 分圧抵抗 33 切替スイッチ 34 信号線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前照灯を傾動するアクチュエータと、前
    記前照灯の照射角度を設定するための角度設定電圧を出
    力する分圧手段と、前記アクチュエータと前記分圧手段
    との間に接続された信号線とを備え、前記アクチュエー
    タは、前記前照灯の傾動角度を変えるモータと、前記角
    度設定電圧によって前記モータを正転または逆転させる
    回転駆動手段とを有し、前記角度設定電圧は前記信号線
    を介して前記回転駆動手段に入力され、前記アクチュエ
    ータに前記信号線の断線状態を検出する断線検出手段を
    設け、前記断線検出手段が前記断線状態を検出したとき
    には前記モータの駆動用の電圧を供給する電圧供給ライ
    ンを遮断するようにしたことを特徴とする自動車用前照
    灯の照射角度調整装置。
  2. 【請求項2】 前記電圧供給ラインは前記モータと電源
    のプラス端との間に設けられた高電位側電圧供給ライン
    と、前記モータと前記電源のマイナス端との間に設けら
    れた低電位側電圧供給ラインとを有し、前記低電位側電
    圧供給ラインの途中にスイッチ手段を設け、前記断線状
    態では前記スイッチ手段によって前記低電位側電圧供給
    ラインを遮断するようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の自動車用前照灯の照射角度調整装置。
  3. 【請求項3】 前記アクチュエータは前記信号線が接続
    されるとともに前記角度設定電圧が入力される角度設定
    電圧入力端を有し、前記断線検出手段は前記角度設定電
    圧入力端側に接続されたベースと前記電源のプラス端側
    に接続されたエミッタと負荷抵抗を介して前記電源のマ
    イナス端側に接続されたコレクタとを有するPNPトラ
    ンジスタを有し、前記スイッチ手段はソースが前記電源
    のマイナス端に接続され、ゲートが前記PNPトランジ
    スタのコレクタに接続されたFETを有し、前記断線状
    態では前記PNPトランジスタがONしない電圧まで前
    記PNPトランジスタのベース電圧が高められるように
    したことを特徴とする請求項2記載の自動車用前照灯の
    照射角度調整装置。
  4. 【請求項4】 前記回転駆動手段は、基準電圧と前記角
    度設定電圧に基づいて生成した比較電圧とを比較して前
    記モータを正転または逆転するための電圧を出力する比
    較手段を有し、前記比較手段は前記電源のプラス端側に
    接続されるプラス電源端子と、前記電源のマイナス端側
    に接続されるマイナス電源端子とを有し、前記断線状態
    では、前記比較手段に入力される前記基準電圧と前記比
    較電圧とを共に前記プラス電源端子に印加されている電
    圧以下および前記マイナス電源端子に印加されている電
    圧以上となるようにしたことを特徴とする請求項1また
    は2または3記載の自動車用前照灯の照射角度調整装
    置。
  5. 【請求項5】 前記FETのドレインを前記比較手段の
    前記マイナス電源端子に接続し、前記プラス電源端子に
    印加されている電圧と前記マイナス電源端子に印加され
    ている電圧とによって前記基準電圧を生成し、前記比較
    手段の前記プラス電源端子と前記マイナス電源端子との
    間には、前記モータの回転によって出力端子の電圧が変
    化するポテンショメータを接続し、前記角度設定電圧と
    前記出力端子の電圧とを合成して前記比較電圧を生成し
    たことを特徴とする請求項4記載の自動車用前照灯の照
    射角度調整装置。
  6. 【請求項6】 前記アクチュエータには前記角度設定電
    圧入力端側にカソードが接続されたダイオードを設け、
    前記ダイオードを介して得られた角度設定電圧と前記出
    力端子の電圧とを合成して前記比較電圧を生成したこと
    を特徴とする請求項5記載の自動車用前照灯の照射角度
    調整装置。
  7. 【請求項7】 前記ダイオードをショットキーバリアダ
    イオードで構成したことを特徴とする請求項6記載の自
    動車用前照灯の照射角度調整装置。
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