JP2863973B2 - 車両用前照灯の照射角度位置調整装置 - Google Patents

車両用前照灯の照射角度位置調整装置

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車体に対して傾動可
能に保持された前照灯の照射角度位置を、運転席側から
遠隔操作によって調整するために用いて好適な車両用前
照灯の照射角度位置調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両、殊に自動車においては、車体と車
軸とが板バネ, コイルばね等からなる懸架装置により連
結されている関係上、車体の前輪側あるいは後輪側に大
きな荷重がかかると、車体の姿勢は前沈みあるいは後沈
みの状態となり、これに伴い前照灯の路面に対する上下
方向への照射角度が変化し運転上の安全性を損なうほ
か、後沈みにより前照灯が上向きになった場合には対向
車の運転者に著しい眩惑を与えてしまう危険がある。こ
のような前照灯の路面に対する照射角度の変化を是正す
べく、車体に対して前照灯を傾動可能に保持するように
なし、この前照灯の照射角度位置を運転席側からの遠隔
操作により調整し得るように構成した照射角度位置調整
装置が種々提案されている。例えば、運転席側に照射角
度位置設定器を設け、この照射角度位置設定器より設定
照射角度位置に応じた信号を右側ラインおよび左側ライ
ンを介して右前照灯駆動ユニットおよび左前照灯駆動ユ
ニットへ送り、右前照灯駆動ユニットおよび左前照灯駆
動ユニットを動作させて、右前照灯および左前照灯の照
射角度位置を設定照射角度位置に合致させるものとして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の照射角度位置調整装置によると、右側ライン
(左側ライン)が断線したり電源ラインとショート場
合、右前照灯駆動ユニット(左前照灯駆動ユニット)に
よる照射角度位置の調整動作が大きく乱れ、右前照灯
(左前照灯)の照射角度位置が意に反して最上昇位置に
固定されてしまうことがある。この場合、対向車に幻惑
を与えることになり、また左右の照射角度位置がアンバ
ランスとなり、安全性が損なわれる。
【0004】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、設定照射角
度位置に応ずる信号に異常が生じても、安全性が損なわ
れることのない照射角度位置調整装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、照射角度位置設定手段と、この照
射角度位置設定手段を介して設定される照射角度位置に
応じた信号を入力とし、この信号に基づいて第1および
第2の前照灯の照射角度位置を調整する照射角度位置調
整手段とを備えた照射角度位置調整装置において、上記
信号に異常が生じた場合、第1および第2の前照灯の照
射角度位置を共に最下降位置に固定する手段を備えたも
のである。
【0006】
【作用】したがってこの発明によれば、設定照射角度位
置に応じた信号に異常が生じると、第1および第2の前
照灯の照射角度位置が共に最下降位置に固定される。
【0007】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
る。図1はこの発明の一実施例を示す照射角度位置調整
装置の回路構成図である。同図において、1は運転席側
に配置された照射角度位置設定器、2は車体に対して傾
動可能に保持された右前照灯(図示せず)に付設された
右前照灯駆動ユニット、3は左前照灯(図示せず)に付
設された左前照灯駆動ユニットである。
【0008】照射角度位置設定器1は、可変抵抗器RV
1と、抵抗Ra,Rbと、PNPトランジスタQ1と、
NPNトランジスタQ2,Q3と、抵抗R1〜R4と、
ツェナーダイオードZD1と、ダイオードD1とを有し
てなる。また、右前照灯駆動ユニット2は、抵抗R5R
〜R22R と、可変抵抗器RV2R と、ツェナーダイオ
ードZD2R 〜ZD4R と、NPNトランジスタQ
R ,PNPトランジスタQ5R と、コンパレータCP
R 〜CP4R と、モータドライバMDR と、モータM
R とを有してなる。左前照灯駆動ユニット3は、抵抗R
L 〜R22L と、可変抵抗器RV2L と、ツェナーダ
イオードZD2L 〜ZD4L と、NPNトランジスタQ
L ,PNPトランジスタQ5L と、コンパレータCP
L 〜CP4L と、モータドライバMDL と、モータM
L とを有してなる。
【0009】右前照灯駆動ユニット2において、抵抗R
R とR7R とは同一抵抗値とされており、抵抗R6R
とR7R とが直列に接続されたうえ、抵抗R6R の一端
が抵抗R5RとトランジスタQ2のコレクタとの接続点
P1R に接続され、抵抗R7R の他端が可変抵抗器RV
R の分圧電圧取り出し点P2R に接続されている。可
変抵抗器RV2R の分圧電圧取り出し点P2R に生じる
電圧VpvR はモータMR の回転角度位置に応じて変化
する。また、モータMR の正回転により右前照灯の照射
角度位置がアップし、逆回転によりダウンする。
【0010】また、ツェナーダイオードZD4R のアノ
ードカソード間の電圧をVzR とした場合、抵抗R8R
〜R11R により分圧されて、コンパレータCP1R
反転入力へ〔(VzR /2)+α(α≒0)〕なる比較
基準電圧が与えられ、コンパレータCP2R の非反転入
力へ〔(VzR /2)−α〕なる比較基準電圧が与えら
れるものとなっている。また、右前照灯の実際の照射角
度位置と照射角度位置設定器1での設定照射角度位置と
が合致している状態では、P1R 点の電圧VspR とP
R 点の電圧VpvR とのバランスにより、抵抗R6R
とR7R との接続点P3R に生じる電圧VoR が〔(V
R /2)−α〕<VoR <〔(VzR/2)+α〕の
範囲内に入っている。
【0011】また、接続点P1R に生じる電圧VspR
はコンパレータCP3R およびCP4R の反転入力へも
与えられており、コンパレータCP3R およびCP4R
の非反転入力へはツェナーダイオードZD2R およびZ
D3R によって定まる所定電圧VaR およびVbR が比
較基準電圧として設定されている。ここで、比較基準電
圧VaR は電源電圧よりも少し低めに設定されており、
比較基準電圧VbR は接地電圧よりも少し高めに設定さ
れている。
【0012】また、コンパレータCP3R の出力と電源
ラインとの間には抵抗R16R とR17Rとの直列接続
回路が接続されており、抵抗R17R とR16R との接
続点にトランジスタQ5R のベースが接続されている。
そして、このトランジスタQ5R のエミッタが電源ライ
ンへ接続され、コレクタが抵抗R12R を介して抵抗R
R とR9R との接続点へ接続されている。また、コン
パレータCP4R の出力と接地ラインとの間に抵抗R1
R とR20R との直列接続回路が接続されており、抵
抗R19R とR20R との接続点にトランジスタQ4R
のベースが接続されている。そして、このトランジスタ
Q4R のエミッタが接地ラインへ接続され、コレクタが
抵抗R13R を介して抵抗R9R とR10R との接続点
へ接続されている。
【0013】なお、左前照灯駆動ユニット3についても
右前照灯駆動ユニット2と同様の回路接続がなされてお
り、左前照灯駆動ユニット3の各部に右前照灯駆動ユニ
ット2と対応する符号を示すことにより、ここでの説明
は省略する。
【0014】次に、このように構成された照射角度位置
調整装置の基本動作について、右前照灯側で代表して説
明する。今、右前照灯の実際の照射角度位置と照射角度
位置設定器1での設定照射角度位置とが合致しているも
のとする。この場合、右前照灯駆動ユニット2におい
て、接続点P3R に生じる電圧VoR が〔(VzR
2)−α〕<VoR <〔(VzR /2)+α〕の範囲内
に入っていることから、コンパレータCP1R およびC
P2R の比較出力は「L」レベル状態を維持している。
このため、モータドライバMDR の「DI1」,「DI
2」入力が共に「L」レベルとされており、モータMR
は停止状態を維持している。
【0015】このような状態から、照射角度位置設定器
1を操作し、その可変抵抗器RV1からの分圧電圧の取
り出し点(設定照射角度位置)を変えると、すなわちト
ランジスタQ1のベースエミッタ間の電圧VBE1 を変え
ると、このベースエミッタ間の電圧VBE1 に対応する一
定のベース電流IB1が流れる。これにより、トランジス
タQ1には、ベース電流IB1のhFE倍のコレクタ電流が
流れ、トランジスタQ2およびQ3をオンとし、トラン
ジスタQ2およびQ3のエミッタに接続された抵抗R3
およびR4の両端の電圧降下を一定に制御する。この電
圧降下は照射角度位置設定器1への電源電圧が変化して
も変わらない。すなわち、照射角度位置設定器1には、
照射角度位置設定器1への電源電圧に依存せず、設定照
射角度位置によってのみ決まる一定の電流Ic1,Ic2
流れ込む。
【0016】照射角度位置設定器1に流れ込む電流Ic1
により、右前照灯駆動ユニット2における接続点P1R
の電圧VspR が変化する。また、照射角度位置設定器
1に流れ込む電流Ic2により、左前照灯駆動ユニット3
における接続点P1L の電圧VspL が変化する。
【0017】ここで、照射角度位置設定器1での設定照
射角度位置がダウン方向へ設定変更されたものとする
と、照射角度位置設定器1からの出力電流Ic1(Ic2
が大きくなるため、接続点P1R (P1L )の電圧Vs
R (VspL )が低下し、これに伴って接続点P3R
(P3L )に生じる電圧VoR (VoL )も低下する。
VoR (VoL )が低下して、〔(VzR /2)−α〕
(〔(VzL /2)−α〕)以下の設定照射角度位置に
応じた値とされると、コンパレータCP2R (CP
L )の比較出力が「H」レベルとなって、モータドラ
イバMDR (MDL )の「DI2」入力が「H」レベル
となり、モータMR (ML )が逆回転し、右前照灯の照
射角度位置がダウンし始める。
【0018】モータMが逆回転すると、可変抵抗器RV
R (RV2L )からの分圧電圧取り出し点P2R (P
L )に生じる電圧VpvR (VpvL )が上昇し、こ
れに伴って接続点P3R (P3L )に生じる電圧VoR
(VoL )が上昇し始める。そして、VoR が〔(Vz
R /2)−α〕以上となると(VoL が〔(VzL
2)−α〕)以上となると)、コンパレータCP2
R (CP2L )の比較出力が「L」レベルへ戻り、モー
タMR (ML )が停止する。これにより、右前照灯(左
前照灯)の照射角度位置が、照射角度位置設定器1での
変更後の設定照射角度位置に合致するものとなる。
【0019】照射角度位置設定器1での設定照射角度位
置がアップ方向へ設定変更された場合には、照射角度位
置設定器1に流れ込む電流Ic1,Ic2が小さくなるた
め、接続点P1R (P1L )の電圧VspR (Vs
L )が上昇し、コンパレータCP1R (CP1L )の
比較出力が「H」レベルとなって、上述とは逆の動作が
行われ、右前照灯(左前照灯)の照射角度位置が照射角
度位置設定器1での変更後の設定照射角度位置に合致す
るものとなる。
【0020】このような基本動作を行う照射角度位置調
整装置において、照射角度位置の調整動作中、電流Ic1
の流れるラインL1が断線(あるいは電源ラインとショ
ート)したとする。この場合、右前照灯駆動ユニット2
における接続点P1R の電圧VspR が異常上昇し、コ
ンパレータCP3R の出力が「L」レベルとなる。これ
により、トランジスタQ5R がオンとなり、抵抗R12
R が抵抗8R に並列に接続されるものとなって、コンパ
レータCP1R の反転入力へ設定される比較基準電圧が
上昇する。また、コンパレータCP2R の非反転入力へ
設定される比較基準電圧も上昇する。このとき、接続点
P3R に生じる電圧VOR も上昇するが、コンパレータ
CP2R の非反転入力へ設定される比較基準電圧は、適
当な値として設定されている抵抗R12R により、上記
上昇後の電圧VOR よりも高い所定の値VUR となる。
【0021】このため、コンパレータCP1R の比較出
力が「L」レベル、コンパレータCP2R の比較出力が
「H」レベルとなり、モータドライバMDR の「DI
1」および「DI2」入力が「L」および「H」レベル
となって、モータMR (ML )が逆回転し、右前照灯の
照射角度位置がダウンし始める。
【0022】モータMが逆回転すると、VpvR が上昇
し、これに伴ってVoR が上昇し、VoR がVUR 以上
となると、コンパレータCP2R の比較出力が「L」レ
ベルとなって、モータMR が停止する。この場合、適当
な値として設定されるVURによって、すなわち抵抗R
12R の値によって、右前照灯の照射角度位置が最下降
位置に固定される。
【0023】一方、ラインL1が断線(あるいは電源ラ
インとショート)すると、トランジスタQ2のベースエ
ミッタ間を通して抵抗R3(R3<<R2)へ流れる電
流により、接続点P0の電圧V1が異常低下する。これ
により、トランジスタQ3に流れるベース電流が減少
し、電流Ic2が少なくなり、左前照灯駆動ユニット3に
おける接続点P1L の電圧VspL が異常上昇する。こ
れにより、コンパレータCP3L の出力が「L」レベル
となり、トランジスタQ5L がオンとなり、抵抗R12
L が抵抗8L に並列に接続されるものとなって、コンパ
レータCP1L の反転入力およびコンパレータCP2L
の非反転入力へ設定される比較基準電圧が上昇し、コン
パレータCP1L およびCP2L の出力が「L」レベル
および「H」レベルとなって、右前照灯駆動ユニット2
での場合と同様にして、左前照灯の照射角度位置が最下
降位置に固定されるものとなる。
【0024】これに対して、照射角度位置の調整動作
中、ラインL1がアースラインとショートしたとする。
この場合、右前照灯駆動ユニット2における接続点P1
R の電圧VspR が異常低下し、コンパレータCP4R
の出力が「H」レベルとなり、トランジスタQ4R がオ
ンとなる。これにより、抵抗R13R が抵抗10R とR
11R との直列接続回路に並列に接続されるものとな
り、コンパレータCP2Rの非反転入力へ設定される比
較基準電圧が下降する。このとき、接続点P3R に生じ
る電圧VOR も下降するが、コンパレータCP2R の非
反転入力へ設定される比較基準電圧は、適当な値として
設定されている抵抗R13R により、上記下降後の電圧
VOR よりも高い所定の値VDR となる。
【0025】このため、コンパレータCP1R の比較出
力が「L」レベル、コンパレータCP2R の比較出力が
「H」レベルとなり、モータドライバMDR の「DI
1」および「DI2」入力が「L」および「H」レベル
となって、モータMR が逆回転し、右前照灯の照射角度
位置がダウンし始める。
【0026】モータMR が逆回転すると、VpvR が上
昇し、これに伴ってVoR が上昇し、VoR がVDR
上となると、コンパレータCP2R の比較出力が「L」
レベルとなって、モータMR が停止する。この場合、適
当な値として設定されるVDR によって、すなわち抵抗
R13R の値によって、右前照灯の照射角度位置が最下
降位置で固定される。
【0027】一方、ラインL1がアースラインとショー
トすると、トランジスタQ2のベースコレクタ間を電流
が流れ、接続点P0の電圧V1が異常低下する。これに
より、トランジスタQ3がオフとなり、左前照灯駆動ユ
ニット3における接続点P1L の電圧VspL が異常上
昇する。これにより、コンパレータCP3L の出力が
「L」レベルとなり、トランジスタQ5L がオンとな
り、抵抗R12L が抵抗8L に並列に接続されるものと
なって、コンパレータCP1L の反転入力およびコンパ
レータCP2L の非反転入力へ設定される比較基準電圧
が上昇し、前述の説明と同様にして、左前照灯の照射角
度位置が最下降位置に固定されるものとなる。
【0028】なお、照射角度位置の調整動作中、電流I
c2の流れるラインL2が断線(あるいは電源ラインとシ
ョート)したり、アースラインとショートした場合に
は、右前照灯駆動ユニット2と左前照灯駆動ユニット3
とで上述とは逆の動作が行われ、左右の前照灯の照射角
度位置が共に最下降位置に固定されるものとなる。
【0029】図2に接続点P1R (P1L )の電圧Vs
R (VspL )と右前照灯(左前照灯)の照射角度位
置(アクチュエータ位置)との関係を示す。Vsp
R (VspL)が照射角度位置設定器1での初期位置
(スイッチ初期位置)に対応する値VspRU(Vs
LU)からスイッチ最下降位置に対応する値Vsp
RD(VspLD)の範囲内にあれば、Pa点を支点とし
て、右前照灯(左前照灯)の照射角度位置が初期位置か
ら最下降位置の範囲内で調整される。これに対して、V
spR (VspL )がラインL1(L2)の断線(ある
いは電源ラインとショート)時の入力電圧Vsp
Rmax(VspLmax)となれば、Pb点が支点となり、右
前照灯(左前照灯)の照射角度位置が最下降位置に固定
されるものとなる。また、VspR (VspL )がライ
ンL1(L2)のアースラインとのショート時の入力電
圧VspRmin(VspLmin)となれば、Pc点が支点と
なり、右前照灯(左前照灯)の照射角度位置が最下降位
置に固定されるものとなる。
【0030】なお、抵抗R12R (R12L )およびR
13R (R13L )の値を適当に選定することにより、
図3に示すように、ラインL1やL2の断線やショート
時に、右前照灯および左前照灯の照射角度位置を中間位
置に固定するようにすることも可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、設定照射角度位置に応じた信号に異常が
生じた場合、第1および第2の前照灯の照射角度位置が
共に最下降位置に固定されるので、対向車に幻惑を与え
ることがなく、また第1の前照灯と第2の前照灯の照射
角度位置がアンバランスとなることがなく、安全性を確
保することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す照射角度値調整装置の
回路構成図である。
【図2】右ランプ駆動ユニット(左ランプ駆動ユニッ
ト)への入力信号電圧と右前照灯(左前照灯)の照射角
度位置との関係を示す図である。
【図3】中間位置で止める場合の右ランプ駆動ユニット
(左ランプ駆動ユニット)への入力信号電圧と右前照灯
(左前照灯)の照射角度位置との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 照射角度位置設定器 RV1 可変抵抗器 Q1 PNPトランジスタ Q2 NPNトランジスタ Q3 NPNトランジスタ 2 右前照灯駆動ユニット RV2R 可変抵抗器 Q4R NPNトランジスタ Q5R PNPトランジスタ MR モータ R5R 〜R22R 抵抗 CP1R 〜CP4R コンパレータ MDR モータドライバ 3 左前照灯駆動ユニット RV2L 可変抵抗器 Q4L NPNトランジスタ Q5L PNPトランジスタ ML モータ R5L 〜R22L 抵抗 CP1L 〜CP4L コンパレータ MDL モータドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60Q 1/115

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照射角度位置設定手段と、この照射角度
    位置設定手段を介して設定される照射角度位置に応じた
    信号を入力とし、この信号に基づいて第1および第2の
    前照灯の照射角度位置を調整する照射角度位置調整手段
    とを備えた車両用前照灯の照射角度位置調整装置におい
    て、 前記信号に異常が生じた場合、前記第1および第2の前
    照灯の照射角度位置を共に最下降位置に固定する手段を
    備えたことを特徴とする車両用前照灯の照射角度位置調
    整装置。
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