JP2003079082A - 永久磁石型ロータおよびその製造方法 - Google Patents

永久磁石型ロータおよびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発電電動機自体の薄型化を図り軽量化を可能
にするとともに、高出力かつ高効率を達成することがで
きる永久磁石型ロータを提供する。 【解決手段】 内側部材2と、軟磁性を有し内周が内側
部材2の外輪部21外周と接する略環状の外側部材1
と、外側部材1の外周に円周方向へ向けて等間隔に複数
個配置された永久磁石3とを備えている。内側部材2と
外側部材1の少なくともいずれか一方は焼結材料で構成
され、かつ、内側部材2および外側部材1は互いに焼結
接合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータの表面に永
久磁石を配置した永久磁石型ロータおよびその製造方法
に係り、特に、ロータの磁気特性と強度を向上させる技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車やハイブリッドカーに搭載さ
れる発電電動機に用いられる永久磁石型ロータには、高
性能の磁気特性と高い生産性が求められており、そのよ
うな永久磁石型ロータの材料としては、従来、珪素鋼板
が使用されている。この場合、ロータは、エンジンのシ
ャフトに締付け固定されるから、強固な締付けを行うた
めに強度ないし硬度の高いものでなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、珪素鋼
板は脆く強度が低いため、必要な強度を確保しようとす
ると何等かの補強策を講ずる必要が生じ、ロータが大き
くなって重量が嵩むとともに、強度が不足するためロー
タの軽量化のための肉抜きが行い難いという欠点があ
る。また、軽量化のため、JIS規格のS45C相当材
を用いてロストワックス等の鋳造手法により、肉抜き形
状を形成した例もある。しかしながら、S45C材は炭
素量が多く磁気特性が不十分であるため、発電機や電動
機としての十分な機能が得られないという欠点がある。
このため、発電電動機自体の薄型化を図り軽量化を可能
にするとともに、高出力かつ高効率を達成することがで
きる永久磁石型ロータが要望されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の永久磁石型ロー
タは、内側部材と、軟磁性を有し内周が内側部材の外輪
部外周と接する略環状の外側部材と、外側部材の外周に
円周方向へ向けて等間隔に複数個配置された永久磁石と
を備え、内側部材と外側部材の少なくともいずれか一方
は焼結材料で構成され、かつ、内側部材および外側部材
は互いに焼結接合されていることを特徴としている。
【0005】上記構成の永久磁石型ロータにあっては、
永久磁石を配置する外側部材のみを磁性材料で構成し、
内側部材を強度を有する材料で構成することにより、磁
気特性を低下させることなく肉抜き形状の適用が可能と
なり、軽量高効率の表面磁石型ロータが得られる。ま
た、内側部材と外側部材の少なくともいずれか一方を焼
結材料で構成し、かつ、内側部材および外側部材を互い
に焼結接合しているから、両者の結合強度が強く高速回
転するエンジンのシャフトに取り付けても何ら支障を来
さない。
【0006】本発明では、内側部材を強度を有する材料
で構成することができるので、内側部材を肉抜き形状と
することで軽量化が可能である。この肉抜き形状として
は、内側部材を、外輪部と軸孔部または軸部を有する内
輪部とをリブで連結した構成とすることができる。
【0007】ここで、本発明は内側部材および外側部材
を焼結結合したものであるから、両者のうち少なくとも
いずれか一方が焼結材料であれば良い。たとえば、外側
部材を溶製鋼などで構成し、内側部材を焼結材料で構成
することができる。あるいは、内側部材を溶製鋼などで
構成し、外側部材を焼結材料で構成することもできる。
【0008】また、外側部材および内側部材を焼結材料
で構成することもできる。この場合には、焼結結合を得
るために、外側部材および内側部材の一方を焼結材料、
他方を圧粉体として、または両者を圧粉体として、両者
を互いに嵌合させて焼結して製造される。焼結結合をよ
り強固にするためには、内側部材を圧粉体として焼結し
たものが望ましい。また、リブは円周方向へ向けて互い
に等間隔離間した複数個の連結リブで構成し、永久磁石
の配置を内側部材の連結リブに対向する外側部材の外周
上にすると好適である。
【0009】本発明において、望ましくは焼結材料で構
成される前記内側部材の組成は、JIS規格Z2550
に規定されるSMF3種、4種または5種相当のものが
適している。また、外側部材としては、C含有量が0.
3%以下で、残部Feおよび不可避不純物の純鉄系焼結
材料が適している。また、この純鉄系焼結材料に、さら
に、Si:3.5質量%以下、P:0.7質量%以下、
B:0.3質量%以下、Cu:3.0質量%以下のうち
少なくとも1種以上を含有する焼結材料も適している。
あるいは、そのような焼結材料以外に、飽和磁束密度が
1.0T以上の磁気特性を有する溶性鋼も適している。
【0010】次に、本発明に係る永久磁石型ロータの製
造方法は、鉄系の合金粉末またはFe粉を主体とする混
合粉末を圧縮成形した内側部材圧粉体と、内径が内側部
材圧粉体の外輪部外周と接する略環状の外側部材とを嵌
め合わせ、両者を焼結して内側部材と外側部材とを一体
化した後に、外側部材の外周上に永久磁石を配置固定す
ることを特徴としている。
【0011】内側部材圧粉体は、外輪部と軸孔部または
軸部を有する内輪部とを円周方向に向けて互いに等間隔
離間した複数個の連結リブで連結した形状とし、永久磁
石を、リブに対向する外側部材の外周上に配置すると好
適である。
【0012】外側部材は、飽和磁束密度が1.0T以上
の磁気特性を有する溶性鋼とすることができる。あるい
は、外側部材は、Fe粉に成形潤滑剤を混合した外側部
材成形用混合粉末を圧縮した後、焼結した純鉄系焼結体
とすることもできる。このように、外側部材を剛性体
(圧粉体でない材料)とすることにより、焼結の際に内
側部材圧粉体が外側部材よりも多く膨張し、外側部材に
引張応力が生じて両者の結合がより強固になる。ただ
し、本発明はそのような製造方法に限定されるものでは
なく、外側部材を、Fe粉に成形潤滑剤を混合した外側
部材成形用混合粉末を圧縮した純鉄系圧粉体で構成する
ことも好適な態様の一つである。
【0013】また、外側部材としては、純鉄系圧粉体や
純鉄系焼結体に替えて、Fe−P粉末、またはFe粉と
Fe−P粉末、および成形潤滑剤を混合し、P量が0.
7質量%以下の外側部材成形用混合粉末を用いた鉄系圧
粉体や、そのような鉄系圧粉体を焼結した鉄系焼結体を
用いることができる。また、上記外側部材成形用混合粉
末に、Si粉末、Fe−Si粉末、Fe−B粉末、Bを
含む合金鉄粉末、Cu粉末、Cu−B粉末のうち少なく
とも1種以上をさらに添加し、混合粉末の組成中のSi
量が3.5質量%以下、B量が0.3質量%以下、Cu
量が3.0質量%以下の外側部材成形用混合粉末を用い
た鉄系圧粉体や、そのような鉄系圧粉体を焼結した鉄系
焼結体を用いることができる。
【0014】さらに、本発明に係る永久磁石型ロータの
製造方法においては、焼結過程の800℃以上の高温域
における内側部材の熱膨張量が外側部材の熱膨張量より
も大きくなる組成の内側圧粉体を用い、環状の外側部材
の内径と、内側部材の外径との嵌め合い寸法差が隙間5
μm以下の通り嵌め、または締め代が、接合面の径の
0.0025倍以内の締まり嵌めであると好適である。
加えて、亜鉛を含有する成形潤滑剤を用いて内側部材圧
粉体を成形するとともに、浸炭性雰囲気中で焼結するこ
とが望ましい。
【0015】本発明における永久磁石型ロータの好適な
態様と作用について、さらに詳細に説明する。本発明の
永久磁石型ロータにおいては、強度と磁気特性を兼ね備
えるため、強度を要する内側部材は炭素を含有する鉄系
焼結材料で、磁気特性を要する外側部材は磁性材料で構
成する。内側部材の材料としては、JIS規格Z255
0に規定されるSMF3種、4種または5種相当であれ
ば十分な強度が得られる。外側部材の材料としては、純
鉄系、あるいは純鉄の成分にSi:3.5質量%以下、
P:0.7質量%以下、B:0.3質量%以下、Cu:
3.0質量%以下のうち少なくとも1種以上を含有する
焼結材料が磁気特性に優れている。以下は、それら成分
の限定理由である。
【0016】Si:Siは、固有抵抗を高くして磁力の
鉄損を低下させる効果を有するため含有することが望ま
しい。しかしながら、過度に含むと圧縮性を低下させ、
焼結体密度が低下して透磁率が低下するため、望ましく
は3.5質量%が上限である。
【0017】P:Pは、焼結を促進し結晶粒を大きくす
るとともに内側部材に含有される炭素の外側部材への拡
散を抑制し、これにより磁気特性を向上させる。したが
って、適量のPを含有することは望ましい。しかしなが
ら、Pの含有量が増えると透磁率の低下をまねき、ま
た、さらに過度に含有すると不純物の粒界析出を生じさ
せたり、寸法精度を悪化させたりする。このため、Pの
含有量の上限は0.7質量%が望ましい。
【0018】B:BはPと同じく焼結を促進し結晶粒を
大きくするとともに内側部材に含有される炭素の外側部
材への拡散を抑制し、これにより磁気特性を向上させ
る。したがって、適量のBを含有することは望ましい。
しかしながら、Bの含有量が増えると透磁率の低下をま
ねき、また、さらに過度に含有すると不純物の粒界析出
を生じさせたり、圧縮性が低下することによる焼結体密
度の低下、および透磁率の低下が生じる。このため、B
の含有量の上限は0.3質量%が望ましい。
【0019】Cu:Cuは1.5質量%程度までの添加
では磁気特性向上の効果が大きいが、それを上回るとC
uの膨張現象に伴う磁気特性劣化が大きくなるととも
に、さらに過度に含有するとCuの膨張現象により接合
状態が悪化する。よって、Cuの含有量の上限は3質量
%が望ましい。
【0020】なお、外側部材はCを含有する内側部材と
拡散接合するため、内側部材から拡散してきたCを含有
するが、C含有量が0.3質量%以下であれば磁気特性
の低下がわずかで差し支えない。
【0021】また、外側部材としては、上記のような焼
結材料に替えて、JIS規格SS種、SPC種、S10
C〜S30C種、SUM11〜SUM32種、SUY種
等の電磁軟鉄や珪素鋼等の磁気特性を有する溶製鋼を用
いても良い。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の永久磁石型ロータ
について図面を参照して詳細に説明する。図1(A)は
実施形態の永久磁石型ロータの平面図、(B)は断面図
であり、図1において符号1は外側部材、符号2は内側
部材である。内側部材2は、図1に示すように、リング
状をなす外輪部21および内輪部22を円板状をなすリ
ブ23で連結したものである。リブ23の厚さは外輪部
21または内輪部22よりも薄く軽量化されている。外
側部材1はリング状をなし、その外周面は正多角形状に
加工されてそこに永久磁石3が固定されている。
【0023】図2は本発明の他の実施形態を示すもの
で、外輪部21と内輪部22とを円周方向に向けて等間
隔に配置された複数個の連結リブ23aで連結したもの
で、肉抜き部24を有するために一層の軽量化を図るこ
とができる。
【0024】図1または2に示された永久磁石型ロータ
において、内側部材2の形状に鉄系の合金粉末または混
合粉末を圧縮成形した内側部材圧粉体と、純鉄系粉末を
略環状に圧縮した外側部材圧粉体や、それを焼結した外
側部材焼結体または略環状の純鉄系溶製鋼製外側部材に
嵌め合わせて焼結すると、炭素を含む内側部材2の熱膨
張量が外側部材1よりも大きいため密着し、両者の十分
な拡散接合が得られるために高い接合強度が得られる。
その後、外側部材1の外周を正多角形状に加工して永久
磁石3を配置固定すれば、磁気特性と強度を兼ね備えた
軽量な永久磁石型ロータを得ることができる。
【0025】図3は、図2に示す永久磁石型ロータの外
側部材1を加工する前の状態を示すものである。この永
久磁石型ロータでは、焼結過程において、連結リブ23
での熱膨張量が肉抜き部24よりも大きく、連結リブ2
3に対向する内側部材2の外周部とそれに対向する外側
部材の内周部(図3のA部)での拡散接合が最も進行し
て、接合強度が高くなる。しかしながら、拡散接合の進
行において内側部材2から外側部材1への炭素の拡散が
生じるため、外側部材1の磁気特性は低下する。
【0026】このため、この実施形態では、外側部材1
の外周に固定する永久磁石3を磁気特性が低下する内側
部材2の連結リブ23に対向する外側部材1の外周面に
配置し、永久磁石3の側部が内側部材2の肉抜き部24
に対向する位置になるようにしている。内側部材2の肉
抜き部24に対向する部分(図3のB部)では、連結リ
ブ23に対向する部分(A部)に比べて拡散接合が抑制
され、磁気特性を低下させる内側部材2からの炭素の拡
散が少なく磁気特性が良好である。そして、その部分
(B部)に最も磁束の集中する永久磁石3の側部を配置
することにより、十分な接合強度を得た上で、さらに磁
気特性が良好な永久磁石型ロータが得られる。
【0027】鉄系の圧粉体同士の焼結による接合に際し
ては、両部材が焼結過程の略800℃以上の高温域の少
なくとも一部の域で(所要時間は温度により異なるが合
金成分の拡散深さが5μm前後になるまでの間)密着し
ていれば、十分な接合が行なわれる。なお焼結は固相焼
結によるのが通常であるが、一部に液相を生じる状態で
焼結すると拡散接合がさらに促進される。その場合、液
相の生成量が5%以内であれば浸蝕や形崩れなどの懸念
はないが、焼結体の寸法精度も良好な状態に保つために
は3%以内に止めることが好ましい。
【0028】また、内側部材圧粉体に亜鉛を含有させ、
外側部材圧粉体または溶製鋼製の外側部材には亜鉛を含
有させないで、両者を嵌め合わせた状態で浸炭性雰囲気
中で焼結することができる。これにより、亜鉛を含む内
側部材圧粉体では、雰囲気からの浸炭を生じて焼結進行
にともなう収縮が抑制されるので、熱膨張量が亜鉛を含
まない場合にくらべて大きくなる。このため、相対的に
外側部材1が内側部材2を締め付けた状態での焼結によ
り拡散接合が行なわれるので、より強固に一体化するこ
とができる。
【0029】なお、焼結時の雰囲気が浸炭性でない場合
には、内側部材圧粉体が亜鉛を含む場合でも膨張量の増
大という作用効果は生じない。ちなみに雰囲気が浸炭性
の場合は、亜鉛を含有しなくても圧粉体の膨張量は幾分
増加するが、内側部材および外側部材という複合部品で
はこの現象が外側部材および内側部材の双方に同じよう
に生じるため、相対的な差は現われず、接合効果にも影
響は生じない。雰囲気が浸炭性で両部材ともに亜鉛を含
む場合も、膨張量は増大するが相殺されるため結果は同
様である。内側圧粉体への亜鉛の添加は単味でも可能で
はあるが、成形潤滑剤を兼ねてステアリン酸亜鉛の形で
添加するのが手間も掛からず、且つ均一に分散させる上
でも好ましい。なお雰囲気ガスとしては、天然ガスやメ
タン系炭化水素などを変成して生成される精製エキソサ
ーミックガス(例えば浸炭性のブタン変成ガス)が適し
ている。
【0030】また、接合強度の向上には内側部材および
外側部材を嵌め合わせる際の嵌め合い寸法差(外側部材
の孔の内径寸法と内側部材の外径寸法との差)も重要で
ある。この場合、内側部材の外径寸法の方を太め(締ま
り嵌め)に設定して外側部材に圧入するのが好ましく、
締め代は大きいほど両者の密着度が高くなる。ただし、
未焼結(圧粉体)で強度の低い外側部材が過大な引っ張
り応力によって破損するのを避けるために、締め代は、
接合面の径の0.0025倍以内に止めることが好まし
い。通り嵌めを選ぶ場合でも隙間は小さいほどよく、5
μm以下に止めるべきである。
【0031】
【実施例】[第1実施例]内側部材圧粉体として、鉄粉
に銅粉:1.5質量%、黒鉛粉:1.0質量%と成形潤
滑剤としてステアリン酸亜鉛を添加し混合した粉末を密
度6.5g/cm で図4に示す形状に圧粉成形して内
側部材圧粉体を用意した。なお、図4の単位は「mm」
である。また、外側部材として、鉄粉と成形潤滑剤とし
てステアリン酸亜鉛を添加し混合した粉末を密度7.0
g/cmで図4に示す形状に圧粉成形した外側部材圧
粉体、およびそれを窒素雰囲気中850℃で30分間保
持して焼結した外側部材焼結体を用意した。さらに、図
4に示す形状の純鉄溶製材を外側部材溶製材として用意
した。
【0032】用意した外側部材圧粉体、外側部材焼結体
および外側部材溶製材に、内側部材圧粉体を60μmの
締まり嵌めで嵌め合わせて一体化した後、ブタン変成ガ
ス中1130℃で40分間保持して焼結した。得られた
試料に対して、接合強度、重量および磁気特性として磁
束密度を測定した。それらの結果を表1に示す。また、
比較のために従来より用いられている珪素鋼板で図1に
示す形状に作製したもの、JIS規格のS45C相当材
をロストワックス法で肉抜き形状に作製したものについ
て、重量および磁束密度を評価した結果を表1に併せて
示す。
【0033】
【表1】
【0034】表1より、珪素鋼板で作製したものは磁気
特性に優れるものの重量が大きく、JIS規格のS45
C相当材をロストワックス法で作製したものは肉抜き形
状で作製したため重量は少ないが磁気特性は悪い。一
方、外側部材圧粉体、外側部材焼結体および外側部材溶
製材に、内側部材圧粉体を焼結接合したものでは、重量
が少ないことは勿論のこと、接合強度が高く磁気特性も
優れている。
【0035】[第2実施例]内側部材圧粉体として、鉄
粉に銅粉:1.5質量%、黒鉛粉:1.0質量%、およ
び成形潤滑剤としてステアリン酸亜鉛を添加し混合した
粉末を密度6.5g/cmで図4に示す形状に圧粉成
形して内側部材圧粉体を用意した。また、外側部材とし
て、鉄粉(Fe粉)、Siを20質量%含有し残部がF
eおよび不可避不純物のFe−20Si粉、Pを20質
量%含有し残部がFeおよび不可避不純物のFe−20
P粉、Pを0.6質量%含有し残部がFeおよび不可避
不純物のFe−0.6P粉、Bを20質量%含有し残部
がFeおよび不可避不純物のFe−20B粉および銅粉
(Cu粉)を用意し、ステアリン酸亜鉛とともに表2に
示す配合比で添加混合し、得られた表2に示す組成の外
側部材成形用混合粉末を第1実施例と同じ条件で成形し
て外側部材圧粉体試料1〜22を用意した。用意した外
側部材圧粉体に内側部材圧粉体を第1実施例と同じ条件
で嵌め合わせ、焼結し得られた試料1〜22について接
合強度および磁束密度を評価した結果を表2に併せて示
す。
【0036】
【表2】
【0037】表2から明かなように、Si量が3.5質
量%の試料4では、実用範囲ではあるものの磁束密度の
若干の低下が認められ、Si量が3.5質量%を超えた
試料5では、磁束密度の低下が認められた。P量が0.
7質量%を超えた試料10では、不純物の粒界析出が生
じて磁束密度が低下している。B量が0.3質量%を超
えた試料15では、不純物の粒界析出が生じて磁束密度
が低下するとともに、接合強度の若干の低下も認められ
る。
【0038】Cu量が3質量%の試料18では、Cuの
膨張現象により、磁気特性の低下と接合強度の若干の低
下が認められ、3質量%を超えた試料19では、Cuの
膨張量が大きくなり過ぎることにより、外側部材と内側
部材の隙間が大きくなって接合強度が低下するととも
に、磁気特性も低下していることが認められる。以上よ
り、Si量、P量、B量およびCu量が本発明の好適な
範囲であれば、接合強度および磁気特性ともに良好な結
果を示すが、いずれかが本願発明の好適な範囲を逸脱す
ると磁気特性が劣化することが確認された。
【0039】[第3実施例]第1実施例と同じ条件で用
意した内側部材圧粉体と外側部材圧粉体を表3に示す嵌
め合い寸法差で嵌め合わせて一体化した後、第1実施例
と同じ条件で焼結したものについて、接合強度と磁気特
性を評価した結果を表3に併せて示す。
【0040】
【表3】
【0041】表3より、嵌め合い寸法差が隙間5μmの
通り嵌めでは、良好な接合強度を得られるが、隙間10
μmの通り嵌めでは、十分な接合が得られず接合強度の
低下が認められる。また、本試験の接合面の径が150
mmの場合、締め代が、接合面の径の0.0025倍
(0.375mm=375μm)の締まり嵌めでは良好
な接合強度が得られるが、締め代がより大きい400μ
mの締まり嵌めでは、圧粉体の破損が認められた。
【0042】[第4実施例]内側部材圧粉体として、鉄
粉に銅粉:1.5質量%、黒鉛粉:1.0質量%と、成
形潤滑剤としてステアリン酸亜鉛(Zn−St)を添加
した混合粉末と、ステアリン酸リチウム(Li−St)
を添加した混合粉末を用いて第1実施例と同じ条件で圧
粉成形して内側部材圧粉体を用意した。また、外側部材
として、鉄粉と成形潤滑剤としてステアリン酸亜鉛を添
加した混合粉末と、ステアリン酸リチウムを添加した混
合粉末を用いて第1実施例と同じ条件で圧粉成形して外
側部材圧粉体を用意した。これらを組み合わせて、締め
代が60μmの締まり嵌めで嵌め合わせたものをアンモ
ニア分解ガス雰囲気中とブタン変成ガス雰囲気中で、1
130℃に40分間保持したものについて接合強度と磁
気特性を評価した結果を表4に示す。
【0043】
【表4】
【0044】表4から明かなように、成形潤滑剤として
ステアリン酸亜鉛を用いた内側部材圧粉体と成形潤滑剤
としてステアリン酸亜鉛を用いた外側部材圧粉体を組み
合わせてアンモニア分解ガス雰囲気中で焼結したもの、
成形潤滑剤としてステアリン酸亜鉛を用いた内側部材圧
粉体と成形潤滑剤としてステアリン酸リチウムを用いた
外側部材圧粉体を組み合わせてブタン変成ガス雰囲気中
で焼結したもの、および、成形潤滑剤としてステアリン
酸リチウムを用いた内側部材圧粉体と成形潤滑剤として
ステアリン酸リチウムを用いた外側部材圧粉体を組み合
わせてブタン変性ガス雰囲気中で焼結したものでは、い
ずれも良好な接合強度と磁気特性を示すが、特にステア
リン酸リチウムを用いた外側部材圧粉体を用いてブタン
変成ガス雰囲気中で焼結すると、接合強度が極めて高く
なることが確認された。なお、上記表においては、◎:
実用上好適、○:実用上適用可能、△:実用限界、×:
実用上適用不可、とする。
【0045】
【発明の効果】本発明の永久磁石型ロータは、磁気特性
の良好な外側部材と強度を有する内側部材を焼結接合し
たもので、軽量かつ磁気特性に優れており、本発明の製
造方法によれば、このような優れた永久磁石型ロータを
高い生産性で生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る永久磁石型ロータの形状の一例
を示す概略図である。
【図2】 本発明に係る永久磁石型ロータの形状のもう
一つの例を示す概略図である。
【図3】 図2に示した本発明に係る永久磁石型ロータ
の内側部材と外側部材とを嵌め合わせて焼結した後の接
合状態を示す概略図である。
【図4】 本発明の実施例で作製した外側部材および内
側部材を示す断面図である。
【符号の説明】
1…外側部材、2…内側部材、3…永久磁石、12…接
合面、21…外輪部、22…内輪部、23…リブ、 2
3a…連結リブ、24…肉抜き部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H01F 41/02 H01F 41/02 G (72)発明者 加賀谷 剛 千葉県柏市南増尾7−10−25−403 (72)発明者 新崎 知 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 佐藤 浩光 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 福田 健児 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 小川 博久 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 堀江 達郎 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 岡村 明拓 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 佐藤 克明 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 小松 敏泰 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 中原 洋一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 5E062 CD04 CE04 CG02 5H002 AA07 AA08 AB05 AB07 AE08 5H615 AA01 BB01 BB14 PP02 PP07 PP28 SS26 TT21 5H622 CA02 CA05 CB04 CB06 PP17

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側部材と、軟磁性を有し内周が前記内
    側部材の外輪部外周と接する略環状の外側部材と、前記
    外側部材の外周に円周方向へ向けて等間隔に複数個配置
    された永久磁石とを備え、前記内側部材と前記外側部材
    の少なくともいずれか一方は焼結材料で構成され、か
    つ、前記内側部材および外側部材は互いに焼結接合され
    ていることを特徴とする永久磁石型ロータ。
  2. 【請求項2】 前記内側部材は、外輪部と軸孔部または
    軸部を有する内輪部とをリブで連結して構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の永久磁石型ロータ。
  3. 【請求項3】 前記リブは円周方向に向けて互いに等間
    隔離間した複数個の連結リブからなり、前記永久磁石
    は、前記内側部材の前記リブに対向する前記外側部材の
    外周上に配置されていることを特徴とする請求項2に記
    載の永久磁石型ロータ。
  4. 【請求項4】 前記外側部材は、C含有量が0.3質量
    %以下で、残部がFeおよび不可避不純物よりなる鉄系
    焼結材料からなることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の永久磁石型ロータ。
  5. 【請求項5】 前記純鉄系焼結材料は、さらに、Si:
    3.5質量%以下、P:0.7質量%以下、B:0.3
    質量%以下、Cu:3.0質量%以下のうち少なくとも
    1種以上を含有することを特徴とする請求項4に記載の
    永久磁石型ロータ。
  6. 【請求項6】 前記外側部材は、飽和磁束密度が1.0
    T以上の磁気特性を有する溶性鋼であることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の永久磁石型ロータ。
  7. 【請求項7】 前記内側部材の組成は、JIS規格Z2
    550に規定されるSMF3種,4種または5種相当で
    あることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の
    永久磁石型ロータ。
  8. 【請求項8】 鉄系の合金粉末またはFe粉を主体とす
    る混合粉末を圧縮成形した内側部材圧粉体と、内径が前
    記内側部材圧粉体の外輪部外周と接する略環状の外側部
    材とを嵌め合わせ、両者を焼結して前記内側部材と前記
    外側部材とを一体化した後に、前記外側部材の外周上に
    永久磁石を配置固定することを特徴とする永久磁石型ロ
    ータの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記内側部材圧粉体は、外輪部と軸孔部
    または軸部を有する内輪部とを円周方向に向けて互いに
    等間隔離間した複数個の連結リブで連結した形状であ
    り、前記永久磁石を、前記リブに対向する前記外側部材
    の外周上に配置することを特徴とする請求項8に記載の
    永久磁石型ロータの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記外側部材は、Fe粉に成形潤滑剤
    を混合した外側部材成形用混合粉末を圧縮した圧粉体で
    あることを特徴とする請求項8または9に記載の永久磁
    石型ロータの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記外側部材は、Fe粉に成形潤滑剤
    を混合した外側部材成形用混合粉末を圧縮した後、焼結
    した焼結体であることを特徴とする請求項8または9に
    記載の永久磁石型ロータの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記外側部材成形用混合粉末は、Fe
    −P粉末、またはFe粉とFe−P粉末、および成形潤
    滑剤を混合した混合粉末であって、前記外側部材成形用
    混合粉末のP量が0.7質量%以下であることを特徴と
    する請求項10または11に記載の永久磁石型ロータの
    製造方法。
  13. 【請求項13】 前記外側部材成形用混合粉末に、さら
    に、Si粉末、Fe−Si粉末、Fe−B粉末、Bを含
    む合金鉄粉末、Cu粉末、およびCu−B粉末のうち少
    なくとも1種以上を添加し、前記外側部材成形用混合粉
    末の組成中のSi量が3.5質量%以下、B量が0.3
    質量%以下、Cu量が3.0質量%以下であることを特
    徴とする請求項10〜12のいずれかに記載の永久磁石
    型ロータの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記外側部材は、飽和磁束密度が1.
    0T以上の磁気特性を有する溶性鋼であることを特徴と
    する請求項8または9に記載の永久磁石型ロータの製造
    方法。
  15. 【請求項15】 前記内側部材圧粉体の組成は、JIS
    規格Z2550に規定されるSMF3種,4種または5
    種相当であることを特徴とする請求項8〜14のいずれ
    かに記載の永久磁石型ロータの製造方法。
  16. 【請求項16】 焼結過程の800℃以上の高温域にお
    ける内側部材の熱膨張量が外側部材の熱膨張量よりも大
    きくなる組成の内側圧粉体を用いることを特徴とする請
    求項8〜15のいずれかに記載の永久磁石型ロータの製
    造方法。
  17. 【請求項17】 前記外側部材の内径と、前記内側部材
    の外径との嵌め合い寸法差が隙間5μm以下の通り嵌
    め、または締め代が接合面の径の0.0025倍以内の
    締まり嵌めであることを特徴とする請求項8〜16のい
    ずれかに記載の永久磁石型ロータの製造方法。
  18. 【請求項18】 亜鉛を含有する成形潤滑剤を用いて前
    記内側部材圧粉体を成形するとともに、浸炭性雰囲気中
    で焼結することを特徴とする請求項8〜17のいずれか
    に記載の永久磁石型ロータの製造方法。
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JP2017169373A (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 三菱電機株式会社 回転子部材及び回転電機
WO2018198213A1 (ja) * 2017-04-26 2018-11-01 日産自動車株式会社 金属カラーの樹脂部材への圧入固定構造、及び、圧入固定方法

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