JP2017169373A - 回転子部材及び回転電機 - Google Patents
回転子部材及び回転電機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017169373A JP2017169373A JP2016053137A JP2016053137A JP2017169373A JP 2017169373 A JP2017169373 A JP 2017169373A JP 2016053137 A JP2016053137 A JP 2016053137A JP 2016053137 A JP2016053137 A JP 2016053137A JP 2017169373 A JP2017169373 A JP 2017169373A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve member
- rotor
- sleeve
- rotor member
- magnet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Abstract
【課題】磁石の磁束の漏洩を抑制することができる回転子部材を得ること。【解決手段】回転子部材20は、電動機1の回転軸2に固定される。回転子部材20は、スリーブ部材21を備える。スリーブ部材21は、外周面上に永久磁石22が固定される。スリーブ部材21は、永久磁石22が回転軸2の軸心方向の一端部21aと間隔をあけて配置される。スリーブ部材21の一端部21aの内径Daと、スリーブ部材21の軸心方向の他端部21bの内径Dbとが異なる。スリーブ部材21の内周面に一端部21aから他端部21bに向かうにしたがってスリーブ部材21の内径を拡大させるテーパ面21cが形成される。【選択図】図1
Description
本発明は、固定子に巻回されたコイルに流れる電流による磁界を利用して回転する回転子部材及び回転電機に関する。
回転電機の高速回転化の需要は、依然として高い。また、近年、回転電機は、工作機械を中心に高速回転に加え高出力化への要望が多く寄せられている。従来、高速の回転電機は、誘導電動機が主であったが、更なる高出力化を目指し、永久磁石型の開発が行われるようになってきている(特許文献1参照)。
特許文献1に示されている永久磁石型の回転電機は、回転子を高速に回転させる場合、回転時の遠心力によって磁石が浮き上がってしまうため、磁石の外周を保護部材で覆い被せて補強している。また、特許文献1に示された回転電機は、遠心力により磁石が浮き上がらないよう、保護部材に予め初期張力を付与する必要がある。このために、特許文献1に示された回転電機は、回転子と回転軸との間に締め代を設け、回転子の内側に回転軸を圧入することによって保護部材に初期張力を付与している。特許文献1に示された回転電機は、保護部材に初期張力を付与することで、磁石を抑える力が遠心力に対して常に上回ることで安定した高速回転を実現できる。
特許文献1に示された回転電機は、回転子を製作してから回転子の内側に回転軸を圧入することになるため、組み立て時の安定化を目的に、回転子のスリーブの端部にフランジ状の突起部を設けている。特許文献1に示された回転電機は、フランジ状の突起部を回転軸の圧入の際に回転子部材の姿勢を支えるため、回転子と回転軸との位置決めのため、及び各部材の位置合わせのために利用している。また、特許文献1に示された回転電機は、フランジ状の突起部を磁石の位置合わせにも利用している。
前述した回転電機は、高速回転に特化しかつ高出力化のために、磁石の磁束を回転子の回転に有効に使うことが重要となる。特に、特許文献1に示された回転電機の回転子は、磁石の外周を保護部材で覆い被せる関係で、必然的に回転子と固定子との間の空隙を大きくする必要が生じ、空隙内の磁気抵抗が高くなって磁石の磁束密度が下がってしまう。したがって、特許文献1に示された回転電機は、回転子と固定子との間の空隙内の磁束を確保することが重要になる。
しかしながら特許文献1に示された回転電機は、フランジ状の突起部と磁石とを接触させているために、磁石の磁束がフランジ状の突起部に漏れてしまう。このため、特許文献1に示された回転電機は、空隙内の磁束が減少し、出力が低下してしまう問題を生じる。このように、回転電機は、回転子を安定して組み立てるために、フランジ状の突起部が必要であるため、磁束の漏洩を抑制することが望まれている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、磁石の磁束の漏洩を抑制することができる回転子部材を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、回転電機の回転軸に固定される回転子部材である。回転子部材は、回転軸の外周面上に磁石が固定されるとともに、磁石が回転軸の軸心方向の一端部と間隔をあけて配置される円筒状のスリーブ部材を備える。スリーブ部材の一端部の内径と、スリーブ部材の軸心方向の他端部の内径とが異なる。スリーブ部材の内周面に一端部と他端部とのうち一方から他方に向かうにしたがってスリーブ部材の内径を拡大させるテーパ面が、形成されることを特徴とする。
本発明に係る回転子部材は、磁石の磁束の漏洩を抑制することができる、という効果を奏する。
以下に、本発明の実施の形態にかかる回転子部材、及び回転電機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る電動機の軸心方向の断面図である。図2は、図1に示す電動機の回転子部材の斜視図である。図3は、図2中のIII−III線に沿う断面図である。図4は、図2に示す回転子部材のスリーブ部材の斜視図である。
図1は、本発明の実施の形態1に係る電動機の軸心方向の断面図である。図2は、図1に示す電動機の回転子部材の斜視図である。図3は、図2中のIII−III線に沿う断面図である。図4は、図2に示す回転子部材のスリーブ部材の斜視図である。
実施の形態1に係る回転電機である電動機1は、図1に示すように、環状の固定子10と、固定子10の内側に隙間を介して配置された回転子部材20と、を備える。
固定子10は、図1に示すように、環状の固定子鉄心11と、固定子鉄心11のティース14に巻回されたコイル12とを備える。固定子鉄心11は、環状のヨーク13と、ヨーク13の内側でヨーク13の軸心を中心とする周方向に等間隔で配列された複数のティース14と、を備えている。ヨーク13の周方向に隣接するティース14間は、隣接するティース14とヨーク13とで区画された空間であるスロットを形成する。
コイル12は、電線がティース14に巻回されて形成される。コイル12は、電線を分布巻したものである。コイル12は、ティース14に電線が直接巻き付けられている。なお、図1では、個々の巻線の断面を省略して、コイル12を一体的に示している。実施の形態1において、コイル12は分布巻であるが、これに限定されるものではなく、集中巻であってもよい。
回転子部材20は、図1及び図2に示すように、電動機1の回転軸2が内側に圧入されることにより、回転軸2に固定されるものである。回転子部材20は、固定子10との間に空隙Gを設け、回転軸2を中心に回転可能な構造である。空隙Gの大きさは、0.3mmから1mmが典型的な例であるが、この範囲に限定されない。
回転軸2は、固定子10と同軸に配置される。同軸に配置されるとは、共通の軸心Pを有する位置に配置されることをいう。以下、軸心Pは、固定子10、回転軸2、回転子部材20及び電動機1の軸心である。実施の形態1において、回転軸2は、円筒状の中空軸であるが、中実軸でも良い。
実施の形態1において、回転軸2は、軸心Pに沿って図1中の左側に位置する一端部2aから図1中の右側の他端部2bに向かうにしたがって徐々に外径を拡大させる回転軸側テーパ面2cが、外周面に形成されている。回転軸側テーパ面2cは、回転軸2の外周面の全周に形成されている。回転軸2の軸心Pと平行かつ軸心Pを含む断面において、回転軸側テーパ面2cは、軸心Pに対して傾斜する直線をなす。
回転子部材20は、回転軸2の外周面に固定されるスリーブ部材21と、スリーブ部材21の外周面21eに固定される磁石である永久磁石22と、永久磁石22の外周に固定された保護部材23とを備える。スリーブ部材21の内周面は、回転軸2の外周面に密に接触して、スリーブ部材21は、回転軸2の外周面に固定される。スリーブ部材21は、リング形状に形成される。
スリーブ部材21は、軸心P方向の一端部21aに外周方向に突出したフランジ部24を有している。外周方向は、軸心Pの直交する方向でかつ回転子部材20の外側に向かう方向即ち固定子10に近付く方向である。フランジ部24は、スリーブ部材21の全周に設けられている。フランジ部24は、回転子部材20の内側に回転軸2の一端部2aが圧入される際に、回転子部材20の姿勢を支えるために用いられる。スリーブ部材21は、外周面21e上に永久磁石22が固定される。永久磁石22は、スリーブ部材21の一端部21a即ちフランジ部24と軸心P方向に間隔をあけて配置される。即ち、スリーブ部材21のフランジ部24は、永久磁石22との間に空間Sを設けている。また、永久磁石22は、スリーブ部材21の他端部21bと軸心P方向に間隔をあけて配置される。実施の形態1において、回転子部材20は、スリーブ部材21のフランジ部24と永久磁石22との間に空間Sが設けられているが、永久磁石22との間に非磁性材料で構成された部材が設けられても良い。非磁性材料は、樹脂、又は非磁性金属である。
また、スリーブ部材21の軸心P方向の一端部21aの内径Daと、スリーブ部材21の軸心P方向の他端部21bの内径Dbとは、互いに異なる。スリーブ部材21の内周面には、一端部21aから他端部21bのうち一方から他方に向かうにしたがってスリーブ部材21の内径Da,Dbを徐々に拡大させるテーパ面21cが、形成されている。実施の形態1において、テーパ面21cは、スリーブ部材21の一端部21aから他端部21bに向かうにしたがってスリーブ部材21の内径Da,Dbを徐々に拡大させている。テーパ面21cは、スリーブ部材21の内周面の全周に形成されている。テーパ面21cは、軸心Pと平行かつ軸心Pを含む断面において、軸心Pに対して傾斜する直線をなす。また、スリーブ部材21の外周面21eの外径は、軸心P方向に一定である。また、テーパ面21cの軸心Pに対する角度は、回転子部材20の軸心Pと平行かつ軸心Pを含む断面において、回転軸側テーパ面2cの軸心Pに対する角度と等しい。
スリーブ部材21は、図3及び図4に示すように、回転軸2を中心とする周方向に配置される複数の分割部材である分割スリーブ部材21dにより構成される。分割スリーブ部材21dは、フランジ部24が設けられた一端部21aが回転軸2の回転軸側テーパ面2cの一端部2a上に配置され、他端部21bが回転軸2の回転軸側テーパ面2cの他端部2b上に配置される。実施の形態1において、分割スリーブ部材21dは、周方向に4つ設けられるが、分割スリーブ部材21dの数は、4つに限定されない。また、実施の形態1において、分割スリーブ部材21dは、回転軸2を中心とする周方向に互いに間隔をあけて配置される。
分割スリーブ部材21dは、図3に示すように、軸心Pに対して直交する断面形状が、円弧状に形成されている。スリーブ部材21を構成する分割スリーブ部材21dは、延性を有する電磁鋼板により構成することができる。また、実施の形態1において、スリーブ部材21は、複数の断面円弧状の分割スリーブ部材21dにより構成されているので、延性を有する電磁鋼板に加え、焼結材により構成されても良い。焼結材は、機械的な強度が低い脆弱材料である。回転子部材20は、分割スリーブ部材21dを構成する焼結材として、磁束が低損失で、かつ低発熱性のシリコンカーバイドを用いることができる。
永久磁石22は、図3に示すように、軸心Pに対して直交する断面形状が、円弧状に形成されている。永久磁石22は、スリーブ部材21の分割スリーブ部材21dの外周面21eに密に接触して、分割スリーブ部材21dの外周面21eに固定される。実施の形態1において、永久磁石22は、回転軸2を中心とする周方向に4つ設けられるが、永久磁石22の数は、4つに限定されない。また、実施の形態1において、永久磁石22は、回転軸2を中心とする周方向に互いに間隔をあけて配置される。
また、実施の形態1において、回転子部材20は、回転軸2を中心とする周方向に互いに隣り合う永久磁石22間に極間部材25を設けている。極間部材25は、軸心Pに対して直交する断面形状が、円弧状に形成されている。極間部材25は、スリーブ部材21の周方向に隣り合う二つの分割スリーブ部材21dの外周面21eに密に接触して、分割スリーブ部材21dの外周面21eに固定される。極間部材25は、永久磁石22の位置を固定するものであり、回転子部材20の組み立て時に永久磁石22の位置ずれを抑制するためのものである。極間部材25は、非磁性材料により構成される。極間部材25は、非磁性材料により構成されるので、永久磁石22の極間の磁束の漏洩を抑制することができる。また、永久磁石22及び極間部材25の外周面は、軸心Pと平行かつ軸心Pを含む断面において、軸心Pと平行である。回転子部材20は、互いに隣り合う永久磁石22間に極間部材25を設けなくても良い。
保護部材23は、円筒状に形成されて、永久磁石22の外周に固定される。保護部材23は、永久磁石22の外周を覆い被さるように配置される。保護部材23は、回転子部材20が回転して、回転子部材20に遠心力が発生した際に、回転軸2から回転子部材20が浮き上がらないよう保持するためのものである。回転子部材20は、回転時に遠心力が発生して、回転軸2から浮き上がろうとする。保護部材23は、回転軸2から回転子部材20が浮き上がることを抑制するために、初期張力が付与される。保護部材23の初期張力は、回転子部材20が回転時に回転軸2から浮き上がることを抑制するために必要な力である。初期張力は、保護部材23内に軸心Pを中心とする周方向に沿って付与される力であり、保護部材23内に付与されることで、永久磁石22及びスリーブ部材21を回転軸2に押し付けることとなる。保護部材23は、繊維強化プラスチック又は非磁性金属により構成される。保護部材23を構成する繊維強化プラスチックは、炭素繊維、ガラス繊維、炭化ケイ素繊維、ボロン繊維、チタン合金繊維、超高分子ポリエチレン繊維、又はポリブチレンテレフタレート繊維を含んで構成される。
前述した回転子部材20は、保護部材23の内側に永久磁石22及び極間部材25が挿入され、永久磁石22及び極間部材25の内側にスリーブ部材21、即ち分割スリーブ部材21dが挿入された後、スリーブ部材21の内側に回転軸2が挿入されて組み立てられる。即ち、回転子部材20は、スリーブ部材21の内側に回転軸2が圧入されることで回転軸2に固定される。なお、スリーブ部材21の内側に回転軸2を圧入する時、回転子部材20は、フランジ部24と、永久磁石22との間に空間Sを設けておく。なお、実施の形態1において、回転子部材20は、スリーブ部材21の内側に回転軸2が挿入される際には、スリーブ部材21の他端部21b側に回転軸2の一端部2aを挿入する。
回転子部材20は、スリーブ部材21の内側に回転軸2を挿入していくと、回転軸側テーパ面2cとテーパ面21cとが密に接触することとなる。回転子部材20は、回転軸側テーパ面2cとテーパ面21cとが密に接触した状態からさらにスリーブ部材21の内側に回転軸2を圧入することにより、保護部材23に初期張力を付与する。即ち、回転子部材20は、保護部材23に初期張力を発生させるために、保護部材23に外周方向の拡張代を付与する。保護部材23の拡張代は、回転軸2と回転子部材20との間の締め代により設定される。
締め代は、回転軸2がスリーブ部材21を外周方向に拡大させようとする径方向の寸法である。即ち、実施の形態1において、締め代は、回転軸2をスリーブ部材21の内側に圧入する前のスリーブ部材21の外表面と、回転軸2をスリーブ部材21の内側に圧入した後のスリーブ部材21の外表面との間の距離をいう。拡張代は、初期張力を付与するために保護部材23が外周方向に実際に拡大する寸法である。即ち、実施の形態1において、拡張代は、回転軸2をスリーブ部材21の内側に圧入する前の保護部材23の外表面と、回転軸2をスリーブ部材21の内側に圧入した後の保護部材23の外表面との間の距離をいう。
実施の形態1において、締め代は、回転子部材20と回転軸2とがテーパ面2c,21cにより嵌合することから、回転軸側テーパ面2cとテーパ面21cとが密に接触した状態からさらにスリーブ部材21の内側に回転軸2を圧入することにより、保護部材23に初期張力を付与するための拡張代を実現する。実施の形態1において、回転子部材20は、スリーブ部材21が複数の分割スリーブ部材21dにより構成されているので、締め代と拡張代とが等しくなる。
保護部材23の初期張力は、回転時に回転子部材20が回転軸2から浮き上がることを抑制するために必要な力であるので、保護部材23の拡張代は、初期張力から逆算して設定される。実施の形態1において、電動機1の製品仕様で定められた最大回転速度に対して、回転子部材20が回転軸2から浮き上がらないために必要な初期張力から保護部材23の拡張代が設定される。
保護部材23に発生する張力は、初期張力に加えて、永久磁石22に遠心力が発生した時の反力、及び回転子部材20が熱膨張した時の反力が加わり増加する。保護部材23を設計する際には、永久磁石22に遠心力が発生した時の反力、及び回転子部材20が熱膨張した時の反力を考慮して保護部材23に発生する応力値を見積もる。応力値が、素材の引張強度及び疲労強度に対し、安全率を考慮しても十分尤度を持つように、保護部材23の厚さが設計されている。
実施の形態1に係る電動機1は、固定子10のコイル12に電圧が印加されて、コイル12に流れる電流によって生じる磁界を利用して、回転子部材20を軸心P回りに回転させる。
実施の形態1に係る回転子部材20によれば、スリーブ部材21のフランジ部24が永久磁石22と間隔をあけて配置されているので、フランジ部24と永久磁石22との間の磁気抵抗を増大させ、永久磁石22の磁束がフランジ部24に漏れることを抑制することができる。このため、回転子部材20は、固定子10との間の空隙G内の磁束の減少を抑制することができる。その結果、回転子部材20は、永久磁石22の磁束の漏洩を抑制することができ、電動機1の出力を向上させることができ、電気的な効率の高い環境負荷の低い電動機1を製造することが可能になる。
また、実施の形態1に係る回転子部材20は、回転軸2に回転軸側テーパ面2cを設け、スリーブ部材21に回転軸側テーパ面2cに重なるテーパ面21cを設けているので、スリーブ部材21の内側に回転軸2を通して、テーパ面2c,21c同士が密に接触した状態からさらに回転軸2とスリーブ部材21とを軸心Pに沿って相対的に移動させて、弾性変形領域を超えてスリーブ部材21を外周側へ変形させて組み立てることができる。回転子部材20は、スリーブ部材21の締め代を保護部材23の拡張代とすることができ、保護部材23に初期張力を付与することができる。
また、スリーブ部材21が一体の部材により構成される比較例は、スリーブ部材21の内側に回転軸2を圧入するとスリーブ部材21が弾塑性変形するため、回転軸2とスリーブ部材21との間に設定した締め代に比べて、保護部材23の拡張代が小さくなる。比較例は、スリーブ部材21が一体の部材により構成されているので、スリーブ部材21の外周方向の変形量が、回転軸2とスリーブ部材21との締め代から、回転軸2、スリーブ部材21の材料の物性値及び回転軸2とスリーブ部材21との厚さの関係から決まる量だけ減少してしまう。そのため、比較例は、必要とする拡張代を保護部材23に確保するために、締め代を大きくする必要が生じ、回転軸2の圧入量が大きくなってしまい、その結果、組立装置が大型化して組立性及び生産性に悪影響を及ぼす虞がある。
実施の形態1に係る回転子部材20は、スリーブ部材21を複数の分割スリーブ部材21dにより構成していることにより、回転軸2とスリーブ部材21との間に設定した締め代と、保護部材23へ付与する拡張代とが等しくなる。よって、回転子部材20は、比較例よりも締め代を少なくすることができ、スリーブ部材21への回転軸2の圧入量を抑制することができる。
このため、回転子部材20は、狭い作業スペースにおいても組立作業を容易に行うことができる。回転軸2をスリーブ部材21に圧入する作業は、プレス加圧機を用いて、回転軸2を垂直に立てた状態で行われている。プレス加圧機は、高さ方向の作業空間に制約がある。したがって、実施の形態1に係る回転子部材20は、回転軸2を圧入する際の回転軸2の移動量を抑制できるので、回転軸2とスリーブ部材21との少なくとも一方の移動量を抑制でき、不必要に大きな機械設備を用意する必要が無くなり、限られたスペースを有効に活用して生産を行うことができ、生産性を向上することが可能となる。その結果、実施の形態1に係る回転子部材20は、組み立てに係る作業量を抑制でき、組立性及び生産性を向上することができる。
また、比較例は、スリーブ部材21を弾塑性変形することにより組み立てられるため、スリーブ部材21を構成する素材として延性材料を使用する必要があった。しかしながら、実施の形態1に係る回転子部材20は、スリーブ部材21が複数の分割スリーブ部材21dにより構成されているので、スリーブ部材21の材料に延性材料だけでなく、焼結材のような脆弱材料を用いることができる。このため、実施の形態1に係る回転子部材20は、磁束の低損失で、かつ低発熱性のシリコンカーバイドにより構成される焼結材により分割スリーブ部材21dを構成することができる。その結果、実施の形態1に係る回転子部材20は、発熱源となる高調波磁束の損失を抑制することができ、発熱を抑制することができる。
また、実施の形態1に係る回転子部材20は、スリーブ部材21が電磁鋼板により構成される場合には、電気的な効率を維持したまま発熱源となる高調波磁束の損失を抑制でき、発生した熱を回転軸2を介して放熱できるために、発熱を抑制することができる。また、実施の形態1に係る回転子部材20は、保護部材23が繊維強化プラスチックにより構成される場合には、保護部材23の機械的な強度を向上でき、保護部材23が非磁性材料により構成される場合には、電気的な効率を向上することができる。
また、実施の形態1に係る回転子部材20は、テーパ面21cの軸心Pに対する角度が回転軸側テーパ面2cの軸心Pに対する角度と等しいので、スリーブ部材21の内側に回転軸2を圧入しても、テーパ面2c,21cが密に接触するので、スリーブ部材21が破損することを抑制することができる。
以上により構成された実施の形態1に係る回転子部材20は、電気的な効率を向上でき、生産性の高い電動機1を製作することが可能になる。
また、実施の形態1に係る電動機1は、前述した回転子部材20を備えるので、電気的な効率を向上できるとともに、生産性を向上することができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2に係る回転子部材20−2及び電動機1−2を図面に基づいて説明する。図5は、本発明の実施の形態2に係る電動機の軸心方向の断面図である。図5において、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の実施の形態2に係る回転子部材20−2及び電動機1−2を図面に基づいて説明する。図5は、本発明の実施の形態2に係る電動機の軸心方向の断面図である。図5において、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態2に係る電動機1−2の回転軸2の回転軸側テーパ面2cは、一端部2aから他端部2bに向かうにしたがって徐々に回転軸2の外径を縮小させる。また、実施の形態2に係る電動機1−2の回転子部材20−2のスリーブ部材21は、一端部21aから他端部21bに向かうにしたがって徐々にスリーブ部材21の内径Da,Dbを縮小させている。即ち、実施の形態2に係る電動機1−2は、テーパ面2c,21cの軸心Pに対する傾斜する向きが実施の形態1の逆向きであること以外、実施の形態1と構成が等しい。
実施の形態2に係る回転子部材20−2は、実施の形態1と同様に、スリーブ部材21のフランジ部24が永久磁石22と間隔をあけて配置されているので、電気的な効率を向上でき、スリーブ部材21が複数の分割スリーブ部材21dにより構成されているので、生産性を向上することができる。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3に係る回転子部材20−3及び電動機1−3を図面に基づいて説明する。図6は、本発明の実施の形態3に係る電動機の軸心方向の断面図である。図6において、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の実施の形態3に係る回転子部材20−3及び電動機1−3を図面に基づいて説明する。図6は、本発明の実施の形態3に係る電動機の軸心方向の断面図である。図6において、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態3に係る電動機1−3の回転子部材20−3は、図6に示すように、スリーブ部材21の外周面21eと永久磁石22との間に配置されかつスリーブ部材21よりも導電性が高い導電性部材30を備える。導電性部材30は、リング形状に形成される。実施の形態3において、導電性部材30は、回転軸2を中心とする周方向に配置される複数の分割導電性部材31により構成されるが、リング形状の一体の部材でも良い。導電性部材30は、銅又は銅合金により構成される。
実施の形態3に係る回転子部材20−3は、実施の形態1と同様に、スリーブ部材21のフランジ部24が永久磁石22と間隔をあけて配置されているので、電気的な効率を向上でき、スリーブ部材21が複数の分割スリーブ部材21dにより構成されているので、生産性を向上することができる。また、実施の形態3に係る回転子部材20−3は、スリーブ部材21の外周面21eと永久磁石22との間に導電性部材30を配置しているので、導電性部材30が高調波磁束を遮蔽するためスリーブ部材21の発熱を抑制することができる。また、実施の形態3に係る回転子部材20−3は、導電性部材30が複数の分割導電性部材31により構成されるので、回転軸2とスリーブ部材21との締め代を保護部材23の拡張代と等しくすることができる。
実施の形態4.
次に、本発明の実施の形態4に係る回転子部材20−4及び電動機1−4を図面に基づいて説明する。図7は、本発明の実施の形態4に係る電動機の軸心方向の断面図である。図7において、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の実施の形態4に係る回転子部材20−4及び電動機1−4を図面に基づいて説明する。図7は、本発明の実施の形態4に係る電動機の軸心方向の断面図である。図7において、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態4に係る電動機1−4の回転子部材20−4は、図7に示すように、永久磁石22と保護部材23との間に配置されかつスリーブ部材21よりも導電性が高い導電性部材40を備える。導電性部材40は、リング形状に形成される。実施の形態4において、導電性部材40は、回転軸2を中心とする周方向に配置される複数の分割導電性部材41により構成されるが、リング形状の一体の部材でも良い。導電性部材40は、銅又は銅合金により構成される。
実施の形態4に係る回転子部材20−4は、実施の形態1と同様に、スリーブ部材21のフランジ部24が永久磁石22と間隔をあけて配置されているので、電気的な効率を向上でき、スリーブ部材21が複数の分割スリーブ部材21dにより構成されているので、生産性を向上することができる。また、実施の形態4に係る回転子部材20−4は、永久磁石22と保護部材23との間に導電性部材40を配置しているので、導電性部材40が高調波磁束を遮蔽するため永久磁石22の発熱を抑制することができる。また、実施の形態4に係る回転子部材20−4は、導電性部材40が複数の分割導電性部材41により構成されるので、回転軸2とスリーブ部材21との締め代を保護部材23の拡張代と等しくすることができる。
実施の形態5.
次に、本発明の実施の形態5に係る回転子部材20及び電動機1を図面に基づいて説明する。図8は、本発明の実施の形態5に係る電動機の回転子部材のスリーブ部材の斜視図である。図8において、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の実施の形態5に係る回転子部材20及び電動機1を図面に基づいて説明する。図8は、本発明の実施の形態5に係る電動機の回転子部材のスリーブ部材の斜視図である。図8において、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態5に係る電動機1の回転子部材20のスリーブ部材21−5は、回転軸2が圧入される前、即ち、回転子部材20に組み立てられる前では、図8に示すように、複数の分割スリーブ部材21d同士が連結されている。実施の形態5に係る電動機1の回転子部材20のスリーブ部材21−5は、回転軸2が圧入される前では、分割スリーブ部材21d間に軸心Pと平行なスリット26が設けられて、回転軸2が圧入されると、軸心P方向に隣接するスリット26の間が破断して分割スリーブ部材21dに分割するようになっている。スリット26は、スリーブ部材21−5の内側に回転軸2が圧入されると、分割スリーブ部材21d同士を分離させる。
実施の形態5に係る回転子部材20は、実施の形態1と同様に、スリーブ部材21−5のフランジ部24が永久磁石22と間隔をあけて配置されているので、電気的な効率を向上でき、スリーブ部材21−5が複数の分割スリーブ部材21dにより構成されているので、生産性を向上することができる。また、実施の形態5に係る回転子部材20は、回転軸2が圧入される前では、スリーブ部材21−5の分割スリーブ部材21d同士が連結されているので、容易に組み立てることができる。
実施の形態6.
次に、本発明の実施の形態6に係る回転子部材20及び電動機1を図面に基づいて説明する。図9は、本発明の実施の形態6に係る電動機の回転子部材のスリーブ部材の斜視図である。図9において、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の実施の形態6に係る回転子部材20及び電動機1を図面に基づいて説明する。図9は、本発明の実施の形態6に係る電動機の回転子部材のスリーブ部材の斜視図である。図9において、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態6に係る電動機1の回転子部材20のスリーブ部材21−6は、回転軸2が圧入される前、即ち、回転子部材20に組み立てられる前では、図9に示すように、複数の分割スリーブ部材21d同士が連結されている。実施の形態6に係る電動機1の回転子部材20のスリーブ部材21−6は、回転軸2が圧入される前では、分割スリーブ部材21d同士が連結片27により連結されている。実施の形態6において、連結片27は、スリーブ部材21−6の他端部21bに設けられているが、連結片27の位置は、これに限定されない。連結片27は、スリーブ部材21−6の内側に回転軸2が圧入されると破断して、分割スリーブ部材21d同士を分離させる。
実施の形態6に係る回転子部材20は、実施の形態1と同様に、スリーブ部材21−6のフランジ部24が永久磁石22と間隔をあけて配置されているので、電気的な効率を向上でき、スリーブ部材21−6が複数の分割スリーブ部材21dにより構成されているので、生産性を向上することができる。また、実施の形態6に係る回転子部材20は、回転軸2が圧入される前では、スリーブ部材21−6の分割スリーブ部材21d同士が連結されているので、容易に組み立てることができる。
実施の形態7.
次に、本発明の実施の形態7に係る回転子部材20−7及び電動機1−7を図面に基づいて説明する。図10は、本発明の実施の形態7に係る電動機の軸心方向の断面図である。図10において、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の実施の形態7に係る回転子部材20−7及び電動機1−7を図面に基づいて説明する。図10は、本発明の実施の形態7に係る電動機の軸心方向の断面図である。図10において、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態7に係る電動機1−7は、回転子部材20−7のスリーブ部材21−7が、一端部21aにフランジ部24を設けていない以外、実施の形態1と構成が等しい。要するに、本発明は、内周面にテーパ面21cが形成されていれば、スリーブ部材21−7が、フランジ部24を備えなくても良い。実施の形態7に係る電動機1−7は、実施の形態1と同様に、永久磁石22が、スリーブ部材21−7の両端部21a,21bと軸心P方向に間隔をあけて配置される。なお、実施の形態7において、電動機1−7は、スリーブ部材21−7の一端部21aにフランジ部24を設けていない以外、実施の形態1と構成を等しくしているが、スリーブ部材21−7の一端部21aにフランジ部24を設けていない以外、実施の形態2から実施の形態6のいずれかと構成を等しくしても良い。
実施の形態7に係る回転子部材20−7は、実施の形態1と同様に、スリーブ部材21の一端部21aが永久磁石22と間隔をあけて配置されているので、電気的な効率を向上でき、スリーブ部材21が複数の分割スリーブ部材21dにより構成されているので、生産性を向上することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,1−2,1−3,1−4,1−7 電動機、2 回転軸、10 固定子、12 コイル、20,20−2,20−3,20−4,20−7 回転子部材、21,21−5,21−6,21−7 スリーブ部材、21a 一端部、21b 他端部、21c テーパ面、21d 分割スリーブ部材(分割部材)、21e 外周面、22 永久磁石(磁石)、23 保護部材、24 フランジ部、30,40 導電性部材、31,41 分割導電性部材、P 軸心、Da,Db 内径。
Claims (10)
- 回転電機の回転軸に固定される回転子部材であって、
前記回転軸の外周面上に磁石が固定されるとともに、該磁石が前記回転軸の軸心方向の一端部と間隔をあけて配置される円筒状のスリーブ部材を備え、
前記スリーブ部材の前記一端部の内径と、前記スリーブ部材の軸心方向の他端部の内径とが異なり、かつ前記スリーブ部材の内周面に前記一端部と前記他端部とのうち一方から他方に向かうにしたがって前記スリーブ部材の内径を拡大させるテーパ面が形成される
ことを特徴とする回転子部材。 - 前記回転軸の軸心方向の一端部に外周方向に突出したフランジ部を有し、該フランジ部が前記磁石と間隔をあけて配置される円筒状のスリーブ部材を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の回転子部材。 - 前記スリーブ部材が、前記回転軸を中心とする周方向に配置される複数の分割部材により構成され、
前記磁石の外周に固定された円筒状の保護部材を備える
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回転子部材。 - 前記保護部材は、繊維強化プラスチック又は非磁性金属により構成される
ことを特徴とする請求項3に記載の回転子部材。 - 前記磁石と前記保護部材との間に配置されかつ前記スリーブ部材よりも導電性が高い導電性部材を備える
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の回転子部材。 - 前記スリーブ部材の前記外周面と前記磁石との間に配置されかつ前記スリーブ部材よりも導電性が高い導電性部材を備える
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の回転子部材。 - 前記導電性部材は、前記回転軸を中心とする周方向に配置される複数の分割導電性部材により構成される
ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の回転子部材。 - 前記スリーブ部材は、焼結材により構成される
ことを特徴とする請求項1から請求項7のうちいずれか一項に記載の回転子部材。 - 前記スリーブ部材は、電磁鋼板により構成される
ことを特徴とする請求項1から請求項7のうちいずれか一項に記載の回転子部材。 - コイルを有する固定子と、
前記固定子の内側に配置された請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の回転子部材と、
を備えることを特徴とする回転電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016053137A JP2017169373A (ja) | 2016-03-16 | 2016-03-16 | 回転子部材及び回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016053137A JP2017169373A (ja) | 2016-03-16 | 2016-03-16 | 回転子部材及び回転電機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017169373A true JP2017169373A (ja) | 2017-09-21 |
Family
ID=59913585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016053137A Pending JP2017169373A (ja) | 2016-03-16 | 2016-03-16 | 回転子部材及び回転電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017169373A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6505345B1 (ja) * | 2018-01-31 | 2019-04-24 | 三菱電機株式会社 | 回転子部材、回転子及び回転電機 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03164044A (ja) * | 1989-11-20 | 1991-07-16 | Fanuc Ltd | ロータの締結構造 |
JPH0526202U (ja) * | 1991-09-13 | 1993-04-06 | 豊田工機株式会社 | ビルトインモータ |
JPH09308150A (ja) * | 1996-05-10 | 1997-11-28 | Toshiba Corp | 永久磁石回転電機 |
JP2003079082A (ja) * | 2001-09-03 | 2003-03-14 | Hitachi Powdered Metals Co Ltd | 永久磁石型ロータおよびその製造方法 |
JP2011518539A (ja) * | 2008-04-17 | 2011-06-23 | シンクロニー,インコーポレイテッド | 高速永久磁石モータおよび低損失メタルロータ付発電機 |
JP2016005338A (ja) * | 2014-06-16 | 2016-01-12 | ファナック株式会社 | 回転電機の回転軸部に固定される回転子部材、回転子、回転電機、および回転子を分解する方法 |
-
2016
- 2016-03-16 JP JP2016053137A patent/JP2017169373A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03164044A (ja) * | 1989-11-20 | 1991-07-16 | Fanuc Ltd | ロータの締結構造 |
JPH0526202U (ja) * | 1991-09-13 | 1993-04-06 | 豊田工機株式会社 | ビルトインモータ |
JPH09308150A (ja) * | 1996-05-10 | 1997-11-28 | Toshiba Corp | 永久磁石回転電機 |
JP2003079082A (ja) * | 2001-09-03 | 2003-03-14 | Hitachi Powdered Metals Co Ltd | 永久磁石型ロータおよびその製造方法 |
JP2011518539A (ja) * | 2008-04-17 | 2011-06-23 | シンクロニー,インコーポレイテッド | 高速永久磁石モータおよび低損失メタルロータ付発電機 |
JP2016005338A (ja) * | 2014-06-16 | 2016-01-12 | ファナック株式会社 | 回転電機の回転軸部に固定される回転子部材、回転子、回転電機、および回転子を分解する方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6505345B1 (ja) * | 2018-01-31 | 2019-04-24 | 三菱電機株式会社 | 回転子部材、回転子及び回転電機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6072395B1 (ja) | 回転電機の回転子部材、回転電機の回転子及び回転電機 | |
CN107528396B (zh) | 转子构件、转子以及电动机 | |
WO2014208110A1 (ja) | アキシャル型回転電機 | |
CN104702003A (zh) | 转子和具有该转子的电动发电机 | |
WO2016080284A1 (ja) | 誘導電動機 | |
EP3166206B1 (en) | Electric motor | |
EP3352347B1 (en) | Permanent magnet (pm) brushless machine with outer rotor | |
US20180102700A1 (en) | Rotary electrical machine having permanent magnet rotor | |
JP5248048B2 (ja) | 回転電機の回転子及び回転電機 | |
WO2015102106A1 (ja) | モータ用コア及びモータ | |
EP2787607A2 (en) | Electric machine rotor | |
JP2014180193A (ja) | 高い応答性を有する同期電動機 | |
WO2021131575A1 (ja) | コイル及びそれを備えたステータ、モータ | |
JP2017169373A (ja) | 回転子部材及び回転電機 | |
JP2018023232A (ja) | 回転電機および回転電機の製造方法 | |
US20210057943A1 (en) | Stator | |
JP5245348B2 (ja) | 回転電動機のロータ構造 | |
JP2018125993A (ja) | 回転電機 | |
JP6946120B2 (ja) | アキシャルギャップ型回転電機 | |
JP2020108275A (ja) | 回転電機のロータ | |
JP2019140757A (ja) | 回転電機、回転電機の製造方法、および送風機 | |
JP7203639B2 (ja) | 回転電機 | |
US10965200B2 (en) | Rotating electric machine | |
JPWO2018154696A1 (ja) | 電動機 | |
WO2022180784A1 (ja) | 回転電機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180802 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190604 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190531 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20191203 |