JP2003078725A - 画像入力装置 - Google Patents
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- G—PHYSICS
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Abstract
力可能な画像入力装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 被写体10に投光部3から所定の投光パ
ターンを照射して投光パターンの歪を有する投光画像を
撮像部2で撮影するものであって、投光部3と撮像部2
との相対位置が固定され、移動部4で撮像部2を相対移
動させて撮像位置の異なる複数の投光画像を撮影する構
成。
Description
し、詳細には、2次元だけでなく、3次元の画像をも容
易に入力することのできる画像入力装置に関する。
力が飛躍的に向上して、画像データを容易に操作できる
ようになるに伴って、オフィスでの文書作成等において
も画像データが数多く使われ、画像データは非常に重要
なものとなってきている。
る文書や物体の画像を画像データとして簡単に取り込み
たいと言う要求が高まりつつある。
キャナとデジタルカメラがある。スキャナは、高解像度
で紙面の画像を入力することはできるが、立体物やその
表面の文字等を入力することができず、入力サイズにも
制限がある。また、スキャナは、占有面積自体も大き
く、持ち運びが困難である。一方、デジタルカメラは、
上記の問題点は解決されるものの、比較的解像度が低い
という問題がある。この問題を解決するため、デジタル
カメラで被写体を分割撮影し、それら撮影画像を合成す
る方法がある。
にとって負担が大きく、また、必ずしも自動で精度良く
合成できるわけではない。この問題点の解決方法とし
て、例えば特公平8−13088号に開示された構成で
は、結像光学系と撮像光学系とを移動して画像を分割撮
影し、そのように撮影された複数の分割画像を合成す
る。ここでは、2軸方向に撮像装置を回転し、被写体を
分割撮影し画像合成することで高解像度化を実現する手
段が提案されている。
像の撮影回数及び位置合わせのための画像間相関演算回
数を少なくし、更に視点制御機構を備えることによって
自動的に分割入力とその貼り合わせを実行して、高精細
文書画像を獲得する文書画像入力装置(特開平9−16
1043号公報参照)が提案されている。すなわち、こ
の文書画像入力装置は、図1に示すように、カメラ10
0をカメラ制御機構101に取り付け、原稿に対して、
カメラ位置を移動できるようにして、分割入力とその貼
り合わせを容易に実現している。
の見開き原稿を取り込む装置としては特許第3063099号
にて開示されている。この構成では、原稿面に所定角度
で直線状の光を照射する光照射手段による照射画像を撮
像することで、見開き原稿の曲がり具合を検出し、検出
結果に基づき、曲がり具合を補正するものである。ま
た、特開昭62-143557号公報では、前記曲がり具合の検
出の代わりに原稿面との距離を検出し、前記曲がり具合
を補正する構成が開示されている。
ては、対象物に対して所定のパターンを投影し、該パタ
ーン像の歪より三角測量を行う手法が一般的であり、一
般的なカメラに適用するためにストロボをパターン投影
手段として用いる方法がある(特開平2000-55636号公報
参照)。
うな従来公報記載の技術による構成は、3次元情報を入
力する機能を有していなかった。
はますます向上し、通常の画像データだけではなく、3
次元情報を有する画像データ(3次元画像データ)を容
易に扱えるようになり、オフィス業務に3次原画像が浸
透すると考えられる。この時、文書や立体物の(2次
元)画像に加えて、3次元画像も撮れることが望まれ
る。
物の画像の3種類の画像が撮影対象物とされている。こ
の3種類の撮影対象では、ズーム倍率やパターン光照射
の有無等の撮影条件を変える必要があるため、同一装置
にて全撮影対象の撮影を実現できる画像入力装置におけ
る操作手段及び、該操作手段の改良に関する提案はなさ
れていなかった。
形状を高分解能でかつ安価に撮影することのできる画像
入力装置を提供することを目的としている。
することができず、画像に所謂あおり歪が発生する場
合、特に、文書画像等にあおり歪が発生する場合にも、
あおり歪補正を行って、正対した画像を得られるように
し、高分解能で高品質の画像を得ることのできる画像入
力装置を提供することを目的としている。
報と立体形状などの画像情報を得ることを可能にするこ
とを目的としている。
ことを目的とする。
また、被写体が紙面なのか立体物なのかを自動的に識別
することを可能にすることを目的とする。
構成を提供することを目的とする。
与えず高品質な画像を得、投光による電力消耗を防ぐこ
とが可能な構成を提供することを目的とする。
生成するための画像を取得できる構成を提供することを
目的とする。
ずに被写体の立体形状を計測でき、画像そのものではな
く立体形状データを保存することにより、記憶領域の節
約することが可能な構成を提供することを目的とする。
せずに、直接、3次元画像データを配信できる構成を提
供することを目的とする。
得ることが可能な構成を提供することを目的とする。
紙面撮影モード、本等の見開き原稿を撮影する書籍撮影
モード、及び立体形状を含む被写体像を撮影する立体物
撮影モードのぞれぞれで撮影できる構成を提供すること
を目的とする。
れぞれ撮像解像度を設定し、より詳細な撮影条件の設定
ができるようにする構成を提供することを目的とする。
籍、立体物)を自動的に判定できるようにすることで、
前記モード設定を自動で行えるような構成を提供するこ
とを目的とする。
画素数を増加し得る構成を提供することを目的とする。
ことが可能な構成を提供することを目的とする。
ない立体形状データを得ることを可能にする構成を提供
することを目的とする。
像入力装置は、被写体に撮影用の光を投光する投光手段
と、前記投光手段から投光されている前記被写体を撮影
する撮像手段と、前記撮像手段を支持する支持手段と、
前記撮像手段を前記支持手段に対して相対的に移動させ
る移動手段と、を有し、前記被写体に前記投光手段から
所定の投光パターンの光を照射して、当該投光パターン
の歪を有する投光画像を前記撮像手段で撮影する画像入
力装置であって、前記投光手段と前記撮像手段との相対
位置が固定され、前記移動手段で前記撮像手段を相対移
動させて、撮像位置の異なる複数の前記投光画像を当該
撮像手段で撮影することを特徴とする。
投光する投光手段と投光手段から所定の投光パターンの
光が投光されている被写体を撮影する撮像手段との相対
位置が固定され、撮像手段を支持する支持手段に対して
撮像手段を相対的に移動させる移動手段で撮像手段を相
対移動させて、撮像位置の異なる複数の投光画像を撮像
手段で撮影するので、被写体の立体形状を被写体に照射
されたパターン光で撮影することができるとともに、通
常の画像を分割撮影する場合の移動機構と、パターン投
光画像を分割撮影する場合の移動機構とを兼用すること
ができ、分割撮影で被写体の立体形状を高分解能でかつ
安価に撮影することができる。
うに、前記画像入力装置は、前記投光手段と前記支持手
段との相対位置が固定され、前記移動手段で前記撮像手
段が移動されて、撮像位置の異なる複数の前記投光画像
を前記撮像手段で撮影するものであってもよい。
の相対位置が固定され、移動手段で撮像手段が移動され
て、撮像位置の異なる複数の投光画像を撮像手段で撮影
しているので、被写体の立体形状を被写体に照射された
パターン光で撮影することができるとともに、通常の画
像を分割撮影する場合の移動機構と、パターン投光画像
を分割撮影する場合の移動機構とを兼用することがで
き、分割撮影で被写体の立体形状を高分解能でかつ安価
に撮影することができる。又、投光手段が固定されるこ
とにより、高精度なスリットパターン等を投光しても各
スリットの投射角度を特定可能であり、立体形状計測の
分解能を向上し得る。
に、前記画像入力装置は、前記撮像手段が、前記投光手
段から前記被写体に投光されていないときの非投光画像
を撮影するものであってもよい。
から被写体に投光されていないときの非投光画像を撮影
するので、立体形状にマッピングするテクスチャ画像が
得られ、被写体の撮影から立体画像作成までを実施する
ことができる。又、所謂3D画像も作成可能となる。
に、前記画像入力装置は、前記撮影時の前記撮像手段の
位置を記憶する位置記憶手段をさらに備え、前記撮像手
段で撮影された前記画像のあおり歪を前記位置記憶手段
の記憶する位置データに基づいて補正するものであって
もよい。
置を位置記憶手段に記憶し、撮像手段で撮影された画像
のあおり歪を位置記憶手段の記憶する位置データに基づ
いて補正するので、被写体に対して正対して画像を撮影
することができず、画像にあおり歪が発生する場合、特
に、文書画像等にあおり歪が発生する場合にも、あおり
歪補正を行って、正対した画像を得ることができ、高分
解能で高品質の画像を得ることができる。
態と動作させる第2の状態とを切り替える切り替え手段
を更に有するようにしてもよい。
面、立体)に応じた切替えが可能となり、操作性が向上
される。
するようにしても良い.その結果、被写体の場所が予め
認識でき、或いは被写体の種類(立体画像か平面画像
か)を認識でき、適切な撮影条件を装置で自動設定して
撮影可能となる。
前に、前記投光手段は撮影領域を指示する投光パターン
を照射するようにしてもよい。
は予め撮影領域を認識でき、撮影の失敗を防ぐことが可
能である。
らの光を投光せずに前記撮像手段で撮影し、前記第2の
状態では前記被写体に前記投光手段から所定の投光パタ
ーンの光を照射して当該投光パターンの歪を有する投光
画像を前記撮像手段で撮影するようにしてもよい。
撮影する際には第1の状態とし、その場合投光は不要で
あるため、余分な光照射を行なわないようにすることが
でき、電力の節約が可能となる。
を前記撮像手段で撮影する前、あるいは後に、前記投光
手段から前記被写体に投光されていないときの非投光画
像を前記撮像手段で撮影するようにしてもよい。
を生成するための画像データを取得可能となる。
被写体の立体形状を計算する立体形状計算手段を有する
ようにしてもよい。
ナルコンピュータ等別途計算手段を使用せずとも被写体
の立体形状を計測可能となり、又画像そのもののデータ
でなく、立体形状データを保存するようにすることによ
り、所要の記憶要領を節約可能となる。
記立体形状計算手段によって得られた被写体の立体形状
から、3次元画像を生成する3D画像生成手段を有する
ようにしてもよい。
ナルコンピュータ等別途計算手段を使用せずとも3D画
像データを直接配信可能となる。
り補正手段を有するようにすることにより、装置自体で
あおり歪みの無い高品質な紙面画像データを提供できる
ようになる。
構成することにより、被写体の全方位の立体形状情報を
容易に所得可能となる。
支持する支持手段と被写体の立体形状を計測する立体形
状計測手段とを有する画像入力装置において、少なくと
も紙面等のほぼ平面の被写体を撮影する紙面撮影モード
と、本等の見開き原稿を撮影する書籍撮影モードと、立
体形状を含む被写体像を撮影する立体物撮影モードの三
つの撮影モード設定を有し、該撮影モードに応じて異な
った撮影条件で撮影可能な構成を含む。
前記撮像手段に複数の撮像解像度設定を有するようにし
てもよい。
能となる。
結果より、被写体の特徴を判定する被写体判定手段を具
備し、該被写体判定手段の判定結果によって前記3つの
被写体に対応する撮影モードを自動的に選択して動作さ
せる撮影モード自動選択手段を有するよう構成してもよ
い。
が撮影モード選択操作を行なう必要がなくなり、操作性
の向上が可能である。
せることにっよって、撮像位置が微小距離異なる複数の
前記投光画像を当該撮像手段で撮影する構成としてもよ
い。
る複数の画素データ(3次元計測点)を得ることが可能
となる。
れた立体形状データを合成し、合成立体形状データを生
成する合成手段を更に有する構成としてもよい。
得ることが可能となる。
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
第1の実施の形態を示す図であり、図2は、本発明の画
像入力装置の第1の実施の形態の外観構成図である。
2、投光部3、移動部4、支持部5、投光スイッチ6、
撮影スイッチ7を備えており、撮像部(撮影手段)2
は、移動部(移動手段)4を介して支持部(支持手段)
5によって支持されている。
れると、支持部5の設置されている机などの面上にセッ
トされている被写体10を撮像する機能を有する。
その撮影光軸を移動させることができ、被写体10を分
割して撮影することができる。分割して撮影する場合
は、撮像部2の撮影画角を狭めて撮影するため、被写体
10の撮影解像度が向上することになる。
と、被写体10上に投光パターン11を照射する。
1の状態にするか第2の状態にするかを選択するための
スイッチである。ここで、この第1の状態では紙面等の
平面を撮影出来、第2の状態では立体形状の3D(3次
元)情報を得ることが出来るものである。
まず、投光スイッチ6を押すことにより、投光部3が撮
影可能な領域を照らす。
あることが望ましいが、撮影領域が分かるようなもので
あれば、特に明確な形状を有していなくてもよい。投光
部3が、投光パターン11を拡大縮小できる光学系を有
していれば、投光領域の大きさを自由に変えることがで
きる。この動作により被写体10を置くべき場所が示さ
れる。
を押すと、撮像部2が、被写体10の画像を撮影する。
てもよいし、撮影スイッチ7が押されたときに終了して
もよい。また、投光は、撮影時の照明として、撮影が終
了するまで照射を続行してもよいし、さらに、撮影スイ
ッチ7が押された時点で、一端照射を中断し、撮影時に
再び照射してもよい。
光部10からの3D計測用投光パターン(後述)は照射
せずに撮影し、第2の状態にあるときは、投光部10か
らの3D計測用投光パターンを照射して撮影する。ま
た、第1の状態であっても、撮影時の照明として、撮影
が終了するまで投光部10から照明用投光パターンを照
射しても良い。この照明光は、撮影領域を示す投光と同
じものを用いても良く、前記の如く撮影領域の投光から
撮影終了まで継続して投光してよいし、さらに、その間
に投光を一端中断し、撮影時に再び投光(照明)しても
良い。
る予備撮影を行っても良い。これにより、画像入力装置
自体が自動的に被写体の場所を認識でき、次の本撮影時
には、そこを撮影領域とすることが出来る。
面上にある場合に限られるわけではなく、例えば、机の
正面の壁を撮影することもできる。また、撮影した画像
を転送するために、パーソナルコンピュータ等とのイン
ターフェイスを有していてもよい。
ズ21、絞り機構22、撮像素子23、相関二重サンプ
リング回路(CDS)24、A/D変換器25、タイミ
ングジェネレータ(TG)26、画像前処理回路(IP
P)27、メモリ28及びMPU(マイクロプロセッシ
ングユニット)29等を備えており、被写体10の像
は、レンズ21、絞り機構22によって、撮像素子23
上に形成される。又撮像素子23からの画像信号は、相
関二重サンプリング回路24でサンプリングされた後、
A/D変換器25でデジタル信号化される。このときの
タイミングは、タイミングジェネレータ6で生成され
る。画像信号は、その後、画像前処理回路27でアパー
チャ補正などの画像処理、圧縮などが行われて、メモリ
28に保存される。各ユニットの動作は、MPU29で
制御され、投光部3も、MPU29によってその投光の
タイミングが制御される。
像に撮影する場合は、撮像系の画角を狭くし、図4に示
すように、複数の位置で撮影、すなわち分割撮影する。
この場合、被写体10の全ての部分が分割画像のいずれ
かとして撮影されるように撮影することが望ましい。分
割撮影は、撮像部2を移動部4を用いて移動することに
より行う。図4の場合、第1画像と第2画像を撮影し、
これを合成して一枚の画像を生成する。ただし、合成処
理は通常多大な計算リソースを要するため、外部のパー
ソナルコンピュータ等へ転送して実行するものとしても
よい。
れらの分割画像を合成するが、簡単のために、2枚の分
割画像を合成する場合について説明すると、いま、図4
の第1画像上の点と第2画像上の点の座標位置を、それ
ぞれ(u1,v1)、(u2,v2)とすると、被写体
10が平面の場合、両者には以下の関係が成り立つ。
画像が撮影される二つの位置関係が同じ場合、この関係
は一定である。したがって、予め既知の組(u 1,
v1)、(u2,v2)からh1乃至h8を算出すれば
よい。
り、第2画像の各点について、第1画像を撮影した位置
において撮影された場合の位置を算出することができる
ため、第1画像を基準とし、第1画像上に第2画像の画
素をマッピングすることができる。なお、分割画像が三
枚以上の場合も、例えば、第1画像と第n画像との射影
変換行列を予め算出しておくことで、同様の方法で順次
合成していくことができる。
も、一枚の画像で被写体を撮影する場合であっても、例
えば図5に示すように、台形状の歪(あおり歪)が生じ
ることがある。このあおり歪を適宜補正して、図6に示
すように、正対した画像を生成するためにも、上記方法
を適用することが可能である。すなわち、被写体10に
正対した位置での正対画像を基準とし、正対画像と斜め
状態での撮影画像との間の射影変換行列を予め求め、こ
の射影変換行列を用いて実際に撮影された各画素を再配
置すればよい。
し、或いは外部のパーソナルコンピュータ等へ画像情報
を転送してそこで実行させても良い。
置1の前記第2の状態における動作を図7乃至図10に
則して説明する。
の状態にある際の画像入力装置1の撮像部2と投光部3
部分のブロック図である。
フィルタ31が設けられており、投光部3から照射され
る光をフィルタ31を通すことにより、特定のパターン
光を生成する。このフィルタ31によるパターン光とし
ては、図8に示すような縞模様32が考えられるが、他
のパターン光であってもよい。
図8に示すように、このパターン光32を被写体33に
照射し、パターン光32の照射されている被写体33を
撮像部2で撮像すると、歪んだパターン光32’が撮影
される。この歪の程度から三角測量の原理によって被写
体33の表面上の各点の3次元的な位置を検出すること
ができる。
うちの一本のスリット光)が照射された部分の像は、図
9に示すように、撮像部2の撮像素子23上の点(u,
v)で結像される。ここで撮像部2の光学中心を原点と
する座標系を定義すると、スリット光が照射された被写
体33上の奥行き距離zは、次式(4)で表すことがで
きる。
知であり、θ2は、被写体33から撮像素子23へのパ
ターン光の反射角度であって、次式(5)で与えられ
る。 tanθ2=v/f ・・・(5) また、dは、投光部3の中心から撮像素子23の中心ま
での距離であり、fは、撮像部2の焦点距離である。
(7)によりx、yが求まる。 x=(u/f)×z ・・・(6) y=(v/f)×z ・・・(7) したがって、被写体33上の点の3次元位置が求まる。
これを様々な点に対して求めることにより、被写体33
の立体形状が求まることになる。
射していない状態の被写体33の画像を撮影し、その撮
影画像を上述の如くに求められた立体形状データにマッ
ピングすることにより、立体画像を生成することもでき
る。この場合、被写体にパターン光が投光された状態の
投光画像を撮影する前か或いはその後に、パターン光を
照射していない状態の被写体の画像を撮影する。また、
被写体33を分割撮影し、各部分の立体形状を計測し
て、後にそれら形状データを合成して、被写体33全体
の立体形状を求めてもよい。この合成処理は本装置内部
で実行させても良いし、或いは外部のパーソナルコンピ
ュータ等へ画像情報を転送して実行させても良い。更に
又、メモリ28にこのようにして求めた立体形状情報を
記録しても良い。
領域全体の立体形状を上述の如くの方法(縞模様のパタ
ーン光を利用)で求めておいても良い。このようにする
ことによって、予め被写体が紙面等の平面なのか立体物
なのかを装置自体で認識できるため、その時点で自動的
に上記第1又は第2の状態に切替えるように構成するこ
とが可能となる。
明する。本実施の形態は、上記第1の実施の形態の画像
入力装置1と同様の画像入力装置であり、上記第1の実
施の形態と同様の構成部分には、同一の符号を付して、
その詳細な説明を省略する。
ト光(パターン光32)が複数本照射されているため、
個々のスリット光の照射角度θ1を特定することは一般
に困難である。これを確実に特定する方法として、第2
の実施の形態では、被写体33の奥行き距離を制限する
ことにより、あるスリット光32の画像上での可動範囲
を限定し、その可動範囲が両隣のスリット光32の可動
範囲と重ならないようにすることによってスリット光3
2の照射角度を確実に特定する。ところが、この場合、
スリット光32同士の間隔を十分に取る必要があり、被
写体33上の3次元位置を計測する点を、十分な密度分
確保することができない可能性がある。
されたパターン光32を、投光部3から見た図として示
すように、最初に、図10(a)の状態で計測し、次
に、図10(b)に示すように、パターン光32を形成
するスリット(縞模様)を半ピッチずらした状態で計測
するようにすることによって、倍の密度で計測すること
ができるようになる。この場合、パターン光32を形成
するスリットをずらすピッチを狭くして撮影枚数を増や
すことにより、計測密度を増すことができる。また、こ
の場合、投光部3は撮像部2とともに移動するようにし
てもよいし、撮像部2と独立して動くようにしてもよ
い。前者の、投光部3を撮像部2とともに移動するよう
にした場合、撮像部2に対する被写体33の位置も変わ
るが、その移動量は既知であるため、被写体33の移動
量を用いて補正することができる。
位置が固定された場合について、さらに詳しく説明す
る。例えば、図22に示すような三角柱を被写体とし
て、その立体形状を入力する場合、まず、前述した方法
でパターン光を照射することにより、図23に示すよう
な3次元空間上の点群を得ることができる。図23の丸
印が、その位置が計測された点を夫々示す。次に、移動
部4により撮像部2および投光部3の位置を僅かに動か
すことにより、被写体(三角柱)と、撮像部2ならびに
投光部3との位置関係を変化させる。そしてその位置か
ら同様に得た3次元空間上の点群は、例えば図24に示
す如くとなる。そして最初の撮影位置と第2回目の撮影
位置との間の相対位置関係は、周知の如く、最初の撮影
位置を基準として回転行列R及び並進ベクトルTを用いて
表すことが可能である。
元位置を
影によって得られた点の3次元位置は
ると、図25が得られる。これにより、より高精細に被
写体上の点の3次元位置を計測したことになる。これを
用いて、ポリゴンを形成し、テクスチャ画像を各ポリゴ
ンにマッピングすることにより、より高精細な3次元画
像を生成することができる。
し、その前後の位置のそれぞれにおいて投光パターンが
投射された画像を撮影することにより、被写体表面上の
3次元位置を計測する点を増加させることが可能とな
る。その結果、より高精度に3次元位置を検出可能であ
る。又、そのようにして得られた3次元位置データを合
成することによって、より高精細な立体形状データを生
成することが可能となる。
この合成された3次元位置データが例えば図26に示さ
れる如くになったとする。このとき図中の点Aは、何ら
かの計測誤差によって誤って測定された点である。これ
を残しておくと、そのデータを含んだ3次元位置データ
によって3次元画像を生成したときに、違和感のある画
像ができてしまう。そこで、それを除去、あるいは修正
するよう構成することが望ましい。
ば、まず各測定点の近傍の測定点のデータを用いた移動
平均を取る。図26中の破線がそのようにして移動平均
によって得られたデータを示す。そして、その平均値と
元の測定点との間の距離が所定のしきい値以上の場合、
その測定点を除去、あるいは更にその位置に対応する上
記平均値による点を新たな測定点として置き換える。或
いはこれ以外の方法として、測定点のうちの異なる二つ
以上の近接点との間の距離がしきい値以上の場合に、そ
の測定点を除去、又は上記の如く置き換える構成として
も良い。
面上の点の3次元位置の測定に誤差が生じた場合、測定
点が少ない状態ではその誤差(誤った測定点)を見つけ
るのは容易ではないが、上述の如くに構成することによ
って被写体表面の高密度な3次元位置データが得られる
ため、測定の誤った誤差データ(誤った測定点)を抽出
し、除去あるいは修正しやすくなる。これにより、3次
元位置の誤った点から3次元画像を生成することにより
生じるノイズが除去可能となり、生成画像における違和
感をなくすことができる。
置の第3の実施の形態を示す図である。なお、本実施の
形態は、上記第1の実施の形態の画像入力装置1と同様
の画像入力装置であり、上記第1の実施の形態と同様の
構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な説明を
省略する。
実施の形態の投光部3部分の構成図である。
(図2参照)に対して固定されており、被写体の計測
は、撮像部2の位置を移動させた2枚の画像(第1画像
と第2画像)を用いる。図11において、投光部3から
被写体に照射された複数のスリット光のうち一つの、第
1画像上での像の位置をXとする。この点Xに相当する
被写体の位置の候補を算出することが可能で、例えば、
点A1、B1、C1であるものとする。これらの点の第
2画像上での位置も計算で求めることができる。その位
置を図12に示す(A2,B2,C2)。これら被写体
位置候補の中で、正しいものは、第2画像上でもスリッ
ト光の像上にあるはずである。したがって図12の例で
は、B2が実際の被写体上の点ということになる。この
ように2枚の画像を利用することによって個々のスリッ
ト光の照射角度を確実に特定することが可能であり、こ
のように構成することによって、撮影枚数を増やすこと
なく、充分な密度で3次元形状を計測することができ
る。
おいて、撮影領域を指示するための投光と、立体形状を
計測するときの投光(スリット光等)とで、そのパター
ンを変えてもよい。また、立体形状を計測する場合(ス
リット光等)でも、所望の解像度に応じてパターン光の
(スリット等の)密度を変えてもよい。これらの場合、
図13に示す如く、複数種類のパターンが形成されたフ
ィルタ40を用意し、パターンを他の種類のものに変え
るときに、それらを切り替えるようにすればよい。この
パターンの切り替え方法としては、図14に示すよう
に、歯車41の回転によってフィルタ40のパターンが
切り替わる切替機構42を用いることができる。
像入力装置1では、文書紙面等の平面を撮影するのか、
立体形状を計測するのかで、撮影時の動作が異なり、ま
た、撮影解像度や撮影対象物の大きさによっても分割撮
影の仕方やズーム倍率が異なる。そこで、これらの項目
を入力できる操作ボタンを用意し、また、現在の設定状
態や設定可能な状態を表示するため表示装置を用意する
ことによって、画像入力装置1の利便性をより一層向上
させることができる。
第4の実施の形態を示す図である。なお、本実施の形態
は、上記第1の実施の形態の画像入力装置1と同様の画
像入力装置であり、上記第1の実施の形態と同様の構成
部分には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略
する。
た画像を撮影することによって、所謂「3D画像」とし
て記録したい場合が多い。しかしながら、以上で説明し
たように、上方からの撮影の場合、いくつかの方向から
観た画像を得ることに煩わしさがある。第4の実施の形
態は、そのような問題点を解消するための構成である。
図15(a)は本画像入力装置を横から見た図である。
支持部5を構成する支持柱51を、図15(b)に示す
如くに倒すことにより、撮像部2でほぼ水平方向を撮影
できるようになる。そして、例えば図15(b)に示す
如く、被写体52をターンテーブル53上に乗せ、自動
あるいは手動で回転させることによって、いくつかの方
向から観た被写体画像を撮影することが可能となり、各
方向から見た3D画像を合成して、全方位から観ること
のできる3D画像を生成することできる。
16及び図17に即して説明する。
は、撮像部115と、撮像部内に設けられた電源スイッ
チ114と撮影レンズ121、立体形状を計測するため
に所定のパターン光を照射するためのパターン投光部1
22、前記撮像部115を支持するための支持柱116
a、支持柱116aを固定するための支持ユニット11
6b、支持ユニット116bに設けられた制御ユニット
117と前記支持ユニット116b上に設けられた入力
指示スイッチ113、撮影モードを設定するための撮影
モード設定スイッチ123等により構成される。
ssing Unit)112とハードディスク、半導体メモリ等
の記録媒体111、インターフェース118等により構
成され、前記撮像部115の動作制御、撮像部から転送
された画像データの画像処理や編集、記録等を行い、外
部機器へインターフェース118を介して接続され、外
部機器との通信を行なう。インターフェース118とし
ては、PC用の汎用インターフェース、例えば、RS-232
C、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394、ネットワー
クアダプタ、IrDA(Infrared Data Association)を用い
ることが出来る。
定レンズ101、ズームレンズ102(以上撮像レン
ズ)、絞り機構103、フォーカスレンズ105を通し
て、シャッタ104により露光時間が制御され、撮像素
子106上に形成される。撮像素子106からの画像信
号はCDS(Correlated Double Sampling)(相関二重サ
ンプリング)回路107でサンプリングされた後、A/D
変換器108でデジタル信号化される。この時のタイミ
ングはTG(Timing Generator)109で生成される。画
像信号はその後、IPP(Image Pre-Processor)110で
アパーチャ補正などの画像処理、圧縮などを経てメモリ
111に保存される。各ユニットの動作は、MPU112
にて制御される。画像記録は、前記支持ユニット116
b上の前記入力指示スイッチ113の操作により行うよ
うにする。この撮像部115では、パターン投光部12
2によって被写体119上に投射されたパターンの歪具
合を撮像することで、立体形状を算出できる。立体形状
の算出は、上述の如く、第18図に示した如くの三角測
量の原理に基づいて行う。即ち、投光部122からのス
リット光(パターン光)が照射された部分の像は、撮像
素子106上の点(u.v)で結像される。撮像部115の
光学系の光学中心を原点とする座標系を定義すると、個
々のスリット光が照射された被写体上の奥行き距離は上
記式(4)で表される。
であり既知である。また、θ2は、上記式(5)で表さ
れる。fは撮像部115の光学系の焦点距離である。
りx、yが求まる。
求まる。これを様々な点で求めることにより、被写体の
立体形状が求まることになる。本発明の第5の実施の形
態は、このように立体形状を計測できる撮像部115に
おいて、前記撮影モード設定スイッチ123で、紙面撮
影モード、書籍撮影モード、及び立体物撮影モードをそ
れぞれ設定し、各々の設定モードに応じて異なった撮像
動作を行うようにするものである。以下、第19図の動
作フローチャートを用いて、詳細に説明する。
れ(ステップS1-1、以下「ステップ」の語を省略する)、
入力が指示されると(S1-2)、画像取り込みが開始され(S
1-3)、所定の撮像動作が実行され、画像取り込みが終了
する(S1-4)。このようにして取り込まれた画像につい
て、レンズの歪曲補正が施され(S1-5)、画像情報がメモ
リ111に保存される(S1-6)。前記S1-5は、前記レンズ
の歪曲補正に限らず、汎用のデジタル画像処理(濃淡補
正、2値化処理、スキュー補正等)を行うようにしても
良い。紙面撮影モードでは、撮像部115による撮像動
作を行うが、パターン投光部122を使用した立体形状
の計測等は行わない。
択され(S1-7)、入力が指示されると(S1-9)、光源用コン
デンサ(不図示)への充電等のパターン光(スリット光
等)照射のための準備が行われ(S1-9)、前述の如くのパ
ターン投光部122によるパターン投射を伴った画像取
り込みが開始され、これが完了(S1-10,S1-11)される。
ここで得られた画像におけるパターン光の位置情報よ
り、上述の如くの方法によって被写体の立体形状が算出
され,これによって本(書籍)の湾曲形状を算出する(S
1-13)。
ターン光の照射モードが解除され(S1-15)、テクスチ
ャ画像(即ち本来の被写体の画像)の取り込みが開始さ
れ、これが完了される(S1-15,S1-16)。このようにして
取り込まれた画像情報に対してレンズの湾曲補正が施さ
れ(S1-18)、前記S1-13による湾曲形状の算出結果より、
テクスチャ画像の歪が補正され(S1-18)、平面に投影す
る処理がなされ、その結果が保存される(S1-19)。
が選択され(S1-20)、以降レンズの歪補正(S1-29,S1-30)
までは、前記書籍撮影モードと同様の処理がなされる。
パターン投光部122を使用して得られたパターン光の
位置情報により、立体形状が算出され、このようにして
得られた立体形状にS1−28、S1−29で取り込ま
れたテクスチャ画像がマッピングされ(S1-32)、もって
立体情報を有する画像データが合成される。このように
して得られた画像データは、例えばVRML(Virtual Reali
ty Modeling Language)等に変換された後に記録され
る。
20に即して説明する。
形態における各モード(紙面撮影モード、書籍撮影モー
ド、立体物撮影モード)について、更に、撮像解像度の
設定ができるようにしたものである。他の構成は上述の
第5の実施の形態の構成と同様であり、対応する構成要
素には同一符号を付して重複説明を省略する。
のIPP110のデジタル画像処理の特性の設定として行
うようにすれば良い。また、図20に示したように、撮
像部115の方向を変えるための駆動手段として駆動部
128を設け、更にズームレンズ102によってズーム
を制御する手段(ハードとしてはMPU112)を設け
ることで、撮像部115の視点中心、画角を変えられる
ような構成とし、被写体119を複数の分割画像として
記録し、一枚の画像とする画像合成手段(MPU11
2)を設け、更に前記撮像解像度を変えられるような構
成としても良い。駆動部128としては、互いに回転軸
を直交させた2個のステッピングモータと所定の減衰比
を有するギアを用いればよい。これにより、各モードで
の記録解像度が適宜選択できるようになる。
21に即して説明する。
籍、立体物のいずれかであるかを自動的に判別する自動
選択手段(バードとしてはMPU112)を具備する。
他の構成は上述の第5の実施の形態と同様であり、重複
説明を省く。図21の動作フローチャートを用い、前記
自動選択手段を含め、第7の実施の形態の動作について
詳細に説明する。
部122によるパターン光照射のための準備が行われ(S
2-1)、前述の如くのパターン投光部を使用した画像取り
込みが開始され、これが完了される(S2-2,S2-3)。次に
このようにして得られた画像情報に対してレンズの歪曲
歪補正等の画像処理が施され(S2-3)、前述の如くの方法
にて被写体表面の立体形状が算出される(S2-4)。このよ
うにして得られた立体形状の算出結果を基に、上記各モ
ードのうちのいずれを選択すべきかを自動的に判別する
ようにする。
る。この判別では、ある所定の1次元の形状値(距離
値)の平均値等の統計量を用いて予め定められた閾値を
使用し、この閾値と前記立体形状算出結果とを比較す
る。即ち、この閾値より小さい場合(即ち所定の平面を
計測した値に近い場合)は、平面、大きい場合は、非平
面と判別すれば良い。ここで、平面と判別された場合に
は、前記紙面撮影モードでの一連の撮影(S2-6〜S2-11)
が行われるようにし、非平面と判別された場合には、次
のS2-12の判別条件により、書籍か立体物かの判別を行
う。
す。見開き原稿の形状は見開き部において、高さ方向に
対して同一方向に湾曲するという共通の特徴量を有す
る。また、書籍は、ある平面の一方向には、高さがほぼ
一定という特徴量を有する。したがって背景と書籍部
(被写体)との間のエッジを検出することより、書籍部
の位置を検出し、この検出位置のデータを使用してスキ
ュー補正を行い常に原稿が撮影領域で、同一方向に正対
するように原稿画像情報を補正し、原稿のほぼ絶対的な
立体形状を算出する。この補正データを基に前記特徴量
の代表値として記録する。この代表値とのテンプレート
マッチングにより、書籍であるか否かを判別するように
すれば良い。
撮影モードによる一連の動作(S2-13〜S2-19)を行うよ
うにし、立体物であると判別された場合には、前記立体
物撮影モードによる一連の動作(S2-20〜S2-27)を行うよ
うにすれば良い。
基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々
変更可能であることはいうまでもない。
体形状を高分解能でかつ安価に撮影することができる。
することができず、画像にあおり歪が発生する場合、特
に、文書画像等にあおり歪が発生する場合にも、あおり
歪補正を行って、正対した画像を得られるようにし、高
分解能で高品質の画像を得ることのできる。
報と立体形状などの画像情報を得ことが可能となる。
とが可能となる。
を認識し、また、被写体が紙面なのか立体物なのかを自
動的に識別することが可能となり操作性向上が可能とな
る。
ことが出来、失敗撮影を防止できる。
与えず高品質な画像を得、投光による電力消耗を防ぐこ
とが可能となる。
生成するための画像を取得できる。
ずに被写体の立体形状を計測でき、又画像そのものでは
なく立体形状データを保存することにより、記憶領域の
節約することが可能となる。
せずに、直接、3D画像データを配信できる。
得ることが可能となる。
に得ることが可能となり、所謂3D画像を容易に生成し
得る。
紙面撮影モード、本等の見開き原稿を撮影する書籍撮影
モード、及び立体形状を含む被写体像を撮影する立体物
撮影モードのぞれぞれに適した撮影条件で撮影可能とな
る。
像解像度を設定し、より詳細な撮影条件の設定が可能と
なる。
籍、立体物)を自動的に判定できるようにすることで、
前記モード設定を自動で行えるようになるため、操作性
の向上が可能となる。
パターンが投射された画像を撮影することにより、被写
体表面上の、次元位置が計測される点を増加可能であ
り、これにより、より高精細に3次元位置を検出でき
る。
データを合成することにより、より高精細な立体形状デ
ータを生成することができる。
の3次元位置の測定に誤差が生じる場合があり、測定点
が少ない状態ではその誤差を見つけるのは容易ではない
が、上記の如く被写体表面の高密度な3次元位置データ
が得られる構成とすることにより、測定の誤った誤差デ
ータを抽出し除去あるいは修正しやすくなり、これによ
り、3次元位置の誤った点から3次元画像を生成するこ
とにより生じる違和感を除去可能である。
用した画像入力装置の外観構成図である。
するために撮像部の画角を狭くして分割撮影している状
態を示す図である。
み)が生じている状態を示す図である。
正した状態を示す図である。
入力装置の撮像部と投光部部分のブロック図である。
光(スリット光)を用いて立体の被写体に投光している
状態の外観構成図である。
算の原理を説明するための、図8の立体の被写体の撮影
時の投光部と被写体及び撮像部の撮像素子との相対位置
関係を示す図である。
特徴を説明するための、上記縞模様のパターン光が被写
体に照射された際の状態(スリット光を半ピッチずらし
ている)を示す図である。
特徴を説明するための、撮像部を移動させたときの被写
体上の点の候補位置を示す図である。
上の位置を示す図である。
光切替え用フィルタの設置状態を示す図である。
を示す図である。
構成、機能を説明するための図である。
撮像部の内部ブロック図である。
説明するための斜視図である。
原理を説明するための図である。
を示す図である。
全体構成及び機能を説明するための斜視図である。
動作フローチャートである。
とによって得られた3次元空間上の測定点群を示す図で
ある。
した他の撮影位置で撮影することによって得られた3次
元空間上の測定点群を示す図である。
々の位置データを合成して得られた合成位置データの点
群を示す図である。
位置データの点群を示す図である。
Claims (18)
- 【請求項1】 被写体に撮影用の光を投光する投光手段
と、 前記被写体を撮影する撮像手段と、 前記撮像手段を支持する支持手段と、 前記撮像手段を前記支持手段に対して相対的に移動させ
る移動手段とを有し、前記被写体に前記投光手段から所
定の投光パターンの光を照射して、当該投光パターンの
歪を有する投光画像を前記撮像手段で撮影する画像入力
装置であって、 前記投光手段と前記撮像手段との相対位置が固定され、
前記移動手段で前記撮像手段を相対移動させて、撮像位
置の異なる複数の前記投光画像を当該撮像手段で撮影す
ることを特徴とする画像入力装置。 - 【請求項2】 前記投光手段と前記支持手段との相対位
置が固定され、前記移動手段で前記撮像手段が移動され
て、撮像位置の異なる複数の前記投光画像を前記撮像手
段で撮影することを特徴とする請求項1記載の画像入力
装置。 - 【請求項3】 前記画像入力装置は、前記撮像手段が、
前記投光手段から前記被写体に投光されていないときの
非投光画像を撮影することを特徴とする請求項1または
請求項2記載の画像入力装置。 - 【請求項4】 前記画像入力装置は、前記撮影時の前記
撮像手段の位置を記憶する位置記憶手段をさらに備え、
前記撮像手段で撮影された前記画像のあおり歪を前記位
置記憶手段の記憶する位置データに基づいて補正するこ
とを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載
の画像入力装置。 - 【請求項5】 平面撮影用の第1の状態と立体撮影用の
第2の状態とを切り替える切り替え手段を更に有するこ
とを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の
画像入力装置。 - 【請求項6】 前記撮像手段で撮影領域を予備撮影する
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載
の画像入力装置。 - 【請求項7】 前記撮像手段で前記被写体を撮影する前
に、前記投光手段は撮影領域を指示する投光パターンを
照射することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一
項に記載の画像入力装置。 - 【請求項8】 前記第1の状態では前記投光手段からの
光を投光せずに前記撮像手段で撮影し、前記第2の状態
では前記被写体に前記投光手段から所定の投光パターン
の光を照射して当該投光パターンの歪を有する投光画像
を前記撮像手段で撮影することを特徴とする請求項1乃
至8のうちのいずれか一項に記載の画像入力装置。 - 【請求項9】 前記第2の状態では、前記投光画像を前
記撮像手段で撮影する前、あるいは後に、前記投光手段
から前記被写体に投光されていないときの非投光画像を
前記撮像手段で撮影することを特徴とする請求項1乃至
8のうちのいずれか一項に記載の画像入力装置。 - 【請求項10】 前記撮影手段による撮影画像から被写
体の立体形状を計算する立体形状計算手段を有すること
を特徴とする請求項1乃至9のうちのいずれか一項に記
載の画像入力装置。 - 【請求項11】 前記撮影手段による撮影画像と、前記
立体形状計算手段によって得られた被写体の立体形状か
ら、3次元画像を生成する3D画像生成手段を有するこ
とを特徴とする請求項10記載の画像入力装置。 - 【請求項12】 撮影画像のあおり歪を補正するあおり
補正手段を有することを特徴とする請求項1乃至11の
いずれか一項に記載の画像入力装置。 - 【請求項13】 前記支持手段が回動自在であることを
特徴とする請求項1乃至12のうちのいずれか一項に記
載の画像入力装置。 - 【請求項14】 撮像手段と該撮像手段を支持する支持
手段と被写体の立体形状を計測する立体形状計測手段と
を有する画像入力装置であって、 少なくとも紙面等のほぼ平面の被写体を撮影する紙面撮
影モードと、本等の見開き原稿を撮影する書籍撮影モー
ドと、立体形状を含む被写体像を撮影する立体物撮影モ
ードの三つの撮影モード設定を有し、該撮影モードに応
じて異なった撮影条件で撮影可能な画像入力装置。 - 【請求項15】 請求項14記載の画像入力装置におい
て、 各撮影モード設定に応じて前記撮像手段が複数の撮像解
像度設定を有することを特徴とした画像入力装置。 - 【請求項16】 請求項14又は15に記載の画像入力
装置において、 前記立体形状計測手段による立体計測結果より、被写体
の特徴を判定する被写体判定手段を具備し、該被写体判
定手段の判定結果によって前記3種類の被写体に対応す
る撮影モードを自動的に選択して動作させる撮影モード
自動選択手段を有することを特徴とした画像入力装置。 - 【請求項17】 被写体に撮影用の光を投光する投光手
段と、 前記被写体を撮影する撮像手段と、 前記撮像手段を支持する支持手段と、 前記撮像手段を前記支持手段に対して相対的に移動させ
る移動手段とよりなり、前記被写体に前記投光手段から
所定の投光パターンの光を照射して、当該投光パターン
の歪を有する投光画像を前記撮像手段で撮影する画像入
力装置であって、 前記移動手段で前記撮像手段を微小に移動させることに
っよって、撮像位置が微小に異なる複数の前記投光画像
を当該撮像手段で撮影することを特徴とする画像入力装
置。 - 【請求項18】 前記複数の投光画像の各々から得られ
た立体形状データを合成し、合成立体形状データを生成
する合成手段を更に有する請求項17に記載の画像入力
装置。
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