JP2003077552A - 自動車用電装部品の端子構造及びその端子部材 - Google Patents

自動車用電装部品の端子構造及びその端子部材

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JP2003077552A
JP2003077552A JP2001266282A JP2001266282A JP2003077552A JP 2003077552 A JP2003077552 A JP 2003077552A JP 2001266282 A JP2001266282 A JP 2001266282A JP 2001266282 A JP2001266282 A JP 2001266282A JP 2003077552 A JP2003077552 A JP 2003077552A
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Hiroyuki Hayashi
弘幸 林
Kensaku Takada
憲作 高田
Goro Takahashi
吾朗 高橋
Isao Yoneyama
勲 米山
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Toyota Motor Corp
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線の種類や形状などに関わりなく、同じ端
子部材を用いて自動車用電装部品に電線を接続する。 【解決手段】 端子部材31,32の各電線接続部31
A,32Aを、絶縁被覆電線を圧入するためのナイフエ
ッジ状の圧入刃311A,312Aがそれぞれ形成され
た第1側部311及び第2側部312と、第1側部31
1と第2側部312の間に挟まれた底部310で構成
し、ベース部材30の第1面30A側からベース部材3
0に設けられた貫通孔30Cに電線接続部31A,32
Aを貫通孔30Cに嵌合させた状態で、電線接続部31
A,32Aの底部310の外面をベース部材30の第2
面30Bと同面か又は第2面30Bから若干突出させ、
底部310の外面をフラット電線などとの溶接部とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車室天井
部に設けられるランプユニットなどの電装部品の端子構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、自動車の車室天井部に設けら
れるランプユニットなどの電装部品では、その端子部材
をバッテリーや制御回路などと接続するために、絶縁被
覆電線を前記端子部材に圧入したり、前記端子部材と平
坦な可撓性導体(以下、「フラット電線」とする)を溶
接することが行われている。
【0003】従来の自動車用電装部品における端子構造
を図4に示す。図4において、(a)は絶縁被覆電線を
圧入するための端子構造を示し、(b)はフラット導体
を溶接するための端子構造を示す。
【0004】図4に示すように、従来の自動車用電装部
品では、端子部材11,12又は21,22を保持する
ための絶縁性のベース部材10を共通とし、絶縁被覆電
線と接続する場合は端子部材11と12を使用し、フラ
ット電線と接続する場合は端子部材21と22を使用す
るように、端子部材を使い分けている。なお、一例とし
て、端子部材11及び21は、スイッチ操作ノブに係合
された可動接片(共に図示せず)と接触するために用い
られ、端子部材12及び22は、電球を保持すると共に
電球に通電するために用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の自動車用電
装部品の端子構造によれば、端子部材を保持するための
ベース部材を共通化し、部品点数を若干少なくすること
はできるものの、絶縁被覆電線かあるいはフラット電線
かなど、端子部材と接続される電線の種類に応じてそれ
ぞれ適応する形状の端子部材を複数組用意しなければな
らず、部品管理が複雑になり、またコスト低減が困難で
あるという問題点を有していた。
【0006】本発明は、上記従来例の問題点を解決する
ためになされたものであり、絶縁被覆電線かあるいはフ
ラット電線かなど電線の種類にかかわらず同じ端子部材
を使用できる自動車用電装部品の端子構造及びそれに適
する端子部材を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の自動車用電装部品の端子構造は、端子部材
と、前記端子部材を保持するための絶縁性のベース部材
とを含み、前記端子部材は、絶縁被覆電線を圧入するた
めの圧入刃が形成された互いに対向する第1側部及び第
2側部と、前記第1側部と第2側部との間に挟まれた底
部とで構成された電線接続部を有し、前記ベース部材
は、その第1面側から前記端子部材の電線接続部を前記
底部より嵌入可能な貫通孔を有し、この嵌入状態で、前
記電線接続部の底部の外面が前記ベース部材の前記第1
面の裏側の第2面側に露出して配線材を溶接可能な接続
面を形成していることを特徴とする。
【0008】上記構成において、前記端子部材は、前記
底部のうち前記第1側部及び第2側部と接する辺とは異
なる辺から前記第1側部及び第2側部側に立ち上げられ
た第3側部と、前記第3側部の上端から前記底部と平行
で、かつ前記底部とは反対側に折り曲げられ、前記ベー
ス部材の第1面に当接する当接部をさらに具備すること
が好ましい。
【0009】さらに、前記当接部の先端に、他の機能部
材と当接する接片部が形成されていることが好ましい。
【0010】また、本発明の端子部材は、絶縁被覆電線
を圧入するための圧入刃が形成された互いに対向する第
1側部及び第2側部と、外面をフラット電線又はバスバ
ーを溶接するための前記第1側部と第2側部との間に挟
まれた底部とで構成され、電装部品のベース部材に設け
られた貫通孔に前記底部より嵌入可能に形成された電線
接続部を有することを特徴とする。
【0011】上記構成において、前記底部のうち前記第
1側部及び第2側部と接する辺とは異なる辺から前記第
1側部及び第2側部側に立ち上げられた第3側部と、前
記第3側部の上端から前記底部と平行で、かつ前記底部
とは反対側に折り曲げられ、前記ベース部材の第1面に
当接する当接部をさらに具備することが好ましい。
【0012】さらに、前記当接部の先端に、他の機能部
材と当接する接片部が形成されていることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の自動車用電装部品の端子
構造及びその端子部材の一実施形態について説明する。
図1は本実施形態における自動車用電装部品の端子構造
を示す図であり、(a)は端子部材31,32をベース
部材30に取り付ける状態をベース部材30の第1面3
0A側から見た図、(b)は端子部材31,32をベー
ス部材30に取り付けた後の状態をベース部材30の第
2面30B側から見た図である。
【0014】図1に示すように、例えば絶縁性樹脂など
で成型されたベース部材30には、端子部材31,32
の各電線接続部31A,32Aを嵌合するための複数の
貫通孔30Cがそれぞれ所定位置に設けられている。ま
た、ベース部材30の第1面30Aには、各端子部材3
1,32の位置決め及び回転止めとして機能する曲げ部
31B,32Bと係合するためのスリット(又は凹部)
30Dが貫通孔30Cを基準にして、各貫通孔30Cに
それぞれ嵌合される端子部材31,32の曲げ部31
B,32Bの位置に対応するように設けられている。
【0015】各端子部材31,32の電線接続部31
A,32Aの詳細を図2に示す。電線接続部31A,3
2Aは、略正方形の底部310と、底部310の各辺か
らそれぞれ底部310に対して略垂直で、かつ同方向に
折り曲げられた第1〜第4側部311〜314とを有す
る。第1〜第4側部311〜314のうち、互いに対向
する第1側部311と第2側部312の各先端部には、
それぞれ絶縁被覆電線を圧入するための圧入刃311
A,312Aが形成されている。各圧入刃311A,3
12Aの先端は、電線の絶縁被覆に突き刺さって絶縁被
覆を破断するようにナイフエッジ状に尖っている。ま
た、各圧入刃311A,312Aに設けられたスリット
は、絶縁被覆を破断された部分の心線と圧接するよう
に、心線の幅よりも狭くなるように構成されている。
【0016】一方、第1側部311と第2側部312の
間に挟まれた第3側部313の高さは、電線接続部31
A,32Aをベース部材30の第1面30A側から貫通
孔30Cに嵌合させた状態で、底部310の外面がベー
ス部材30の第2面30Bと同面であるか又は第2面3
0Bから若干突出するように、ベース部材30の厚さと
ほぼ同じか又は若干高くなるように設定されている。ま
た、第3側部313の上端部からは、底部310とほぼ
平行で、かつ底部310とは反対側に舌状部(当接部)
315が折り曲げられている。また、舌状部315の先
端及び第3側部313と対向する第4側部314には、
各端子部材31,32の位置決め及び回転止めとして機
能する曲げ部31B,32Bが形成されている。
【0017】このような構成により、ベース部材30の
第2面30Bとほぼ同面か又は若干突出した端子部材3
1,32の底部310の外面を溶接部として使用するこ
とができる。すなわち、図1(b)に示すように、電線
接続部31A,32Aをベース部材30の第1面30A
側から貫通孔30Cに嵌合させた状態では、底部310
の外面がベース部材30の第2面30Bと同面か又は第
2面30Bから若干突出するので、ベース部材30の第
2面30B側にフラット電線やバスバーなどを配置し、
電線接続部31A,32Aの底部310とフラット電線
との接触部分にレーザビームを照射することにより、端
子部材31,32とフラット電線などとを接続すること
ができる。特に、端子部材31,32の底部310とフ
ラット電線などとの溶接部は、ベース部材30に設けら
れた貫通孔30Cに対応しているため、ベース部材30
の第1面30A及び第2面30Bのいずれからでもこの
溶接部にレーザビームなどを照射することができる。ま
た、レーザビーム以外の溶接方法、例えばスポット抵抗
溶接や摩擦溶接などを用いることも可能である。さら
に、端子部材31,32の電線接続部31A,32Aの
うち貫通孔30Cから第2面30B側に露出している底
部310の外面を溶接面としているので、レーザビーム
などで底部310を加熱しても、溶接時の熱は直接ベー
ス部材30には伝わらず、一旦端子部材30の電線接続
部31A,32Aの第1〜第4側部311〜314に伝
わった後、貫通孔30Cの側壁からベース部材30に伝
わる。換言すれば、貫通孔30Cの存在により溶接時の
熱がベース部材30の他の部分に伝わりにくくなるの
で、溶接時の熱によるベース部材30の変形を小さくす
ることができる。
【0018】また、図1(a)に示すように、端子部材
31の舌状部315を長くして、その先端部分近傍31
Cを、例えばスイッチ操作ノブに係合された可動接片な
どの他の機能部材と接触又は当接するための接片として
使用する。さらに、端子部材32では、舌状部315の
先端部を板ばね状に折り曲げ、電球などの機能部材のホ
ルダ兼通電用の接片を形成している。このように、ベー
ス部材30の第1面30Aに当接し、電線接続部31
A,32Aと共に端子部材31,32の位置決めとして
機能する舌状部315の先端部又はその近傍に、他の機
能部材と当接する接片を形成することにより、電装部品
全体としての部品点数の削減、他の接片などとの溶接作
業の工数削減及び組立時の工数削減などが可能となる。
【0019】次に、本実施形態における電装部品の一例
として、ランプユニットを自動車の車室天井部に取り付
ける場合を図3に示す。図3中、(a)は絶縁被覆電線
と端子部材31,32とを接続する場合を示し、(b)
はフラット電線と端子部材31,32とを接続する場合
を示す。
【0020】図3(a)に示す絶縁被覆電線41と端子
部材31,32とを接続する場合、あらかじめベース部
材30に端子部材31,32及び電球やスイッチ部材な
どの他の機能部材35を取り付けておく。次に、内装部
材40に設けられているベース部材取り付け穴40Aに
ベース部材30を嵌合し、内装部材40の内側(天井裏
側)から、絶縁被覆電線41をベース部材30の第1面
30A側の各端子部材31,32の電線接続部に対向す
る位置に載置する。そして、電線圧入治具を兼ねる接点
カバー43をベース部材30に係合させる。このとき、
接点カバー43の内側に設けられた突起が絶縁被覆電線
41に当接し、絶縁被覆電線41を端子部材31,32
側に押しつける。
【0021】前述のように、端子部材31,32の電線
接続部31A,32Aのうち、第1側部311及び第2
側部312の先端部には、ナイフエッジ状の圧入刃31
1A及び312Aが設けられているので、絶縁被覆電線
41が端子部材31,32側に押しつけられると、相対
的に圧入刃311A,312Aが絶縁被覆電線41の絶
縁被覆に食い込み、絶縁被覆を破断する。この時、図2
に示すように、電線接続部31A,32Aの第3側部3
13及び第4側部314には、ベース部材30の第1面
30Aに当接したり係合する舌状部315や曲げ部31
B,32Bが形成されており、これらがベース部材30
により強固に保持されているため、接点カバー43及び
絶縁被覆電線41を介して端子部材に力が加えられて
も、端子部材31,32の変形は小さい。そのため、圧
入刃311A,312Aの絶縁被覆への食い込みがスム
ーズに行われる。そして、最終的に、絶縁被覆電線41
の心線が圧入刃311A,312Aに接触し、各端子部
材31,32と絶縁被覆電線41とが電気的に接続され
る。
【0022】このようにして、ランプユニットのうちベ
ース部材30の端子部材31,32と絶縁被覆電線41
とが接続された状態にある内装部材40を自動車の天井
部に取り付け、外観部分を構成する透明樹脂製のレンズ
44を取り付けることにより、ランプユニットの組み付
けが完了する。
【0023】一方、図3(b)に示すフラット電線42
と端子部材31,32とを接続する場合、あらかじめベ
ース部材30に端子部材31,32取り付けた状態で、
端子部材31,32の電線接続部31A,32Aの底部
にフラット電線42を溶接する。次に、電球やスイッチ
部材などの他の機能部材35をベース部材30に取り付
け、内装部材40の内側(天井裏側)から、内装部材4
0に設けられているベース部材取り付け穴40Aに溶接
部が車室側に露出するようにしてベース部材30を嵌合
する。
【0024】このようにして、ランプユニットのうちベ
ース部材30の端子部材31,32とフラット電線42
とが接続された状態にある内装部材40を自動車の天井
部に取り付け、溶接部カバー45及び外観部分を構成す
る透明樹脂製のレンズ44を取り付けることにより、ラ
ンプユニットの組み付けが完了する。
【0025】なお、上記実施形態では、自動車用の電装
部品として、車室天井部に取り付けられるランプユニッ
トを例にして説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、パワーウインドウのスイッチなど、操作部
や外観部が車室側にある機能部品全般に適用できること
はいうまでもない。また、自動車用に限らず、その他の
乗り物用の電装部品であって、操作部材と機能部材が内
装部材を介して取り付けられる電装部品全般に適用でき
ることもいうまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動車用
電装部品の端子構造は、端子部材と、前記端子部材を保
持するための絶縁性のベース部材とを含み、前記端子部
材は、絶縁被覆電線を圧入するための圧入刃が形成され
た互いに対向する第1側部及び第2側部と、前記第1側
部と第2側部との間に挟まれた底部とで構成された電線
接続部を有し、前記ベース部材は、その第1面側から前
記端子部材の電線接続部を前記底部より嵌入可能な貫通
孔を有し、この嵌入状態で、前記電線接続部の底部の外
面が前記ベース部材の前記第1面の裏側の第2面側に露
出して配線材を溶接可能な接続面を形成している。
【0027】すなわち、絶縁被覆電線と端子部材とを接
続する場合には、端子部材をベース部材に保持した状態
で、ベース部材の第1面側から絶縁被覆電線を端子部材
の圧入刃部分に圧入すればよい。また、フラット電線や
バスバーなど溶接による接続か好ましい配線材と端子部
材とを接続する場合には、端子部材をベース部材に保持
した状態で、ベース部材の第2面側に露出している端子
部材の底部の外面に第2面側から配線材(フラット電線
やバスバーなど)を当接させ、端子部材の底部と配線材
とを溶接すればよい。その結果、電装部品に接続される
電線などの配線材の種類にかかわらず、同じ端子部材で
対応することができ、電装部品を構成する部品の点数を
削減することが可能であると共に、部品管理が容易にな
り、コストダウンをはかることができる。
【0028】特に、端子部材の底部とフラット電線又は
バスバーとの溶接部は、ベース部材に設けられた貫通孔
に対応しているため、ベース部材の第1面及び第2面の
いずれからでもこの溶接部にレーザビームなどを照射す
ることができる。また、レーザビーム以外の溶接方法を
用いることも可能である。さらに、貫通孔により溶接時
の熱がベース部材の他の部分に伝わりにくくなっている
ため、溶接時の熱によるベース部材の変形を小さくする
ことができる。
【0029】また、本発明の端子部材は、絶縁被覆電線
を圧入するための圧入刃が形成された互いに対向する第
1側部及び第2側部と、外面をフラット電線又はバスバ
ーを溶接するための前記第1側部と第2側部との間に挟
まれた底部とで構成され、電装部品のベース部材に設け
られた貫通孔に前記底部より嵌入可能に形成された電線
接続部を有するように構成されているので、絶縁被覆電
線、フラット電線、バスバーなど様々なタイプの導体に
対しての接続可能であり、上記電装部品の構成に適す
る。
【0030】上記各構成において、前記端子部材を、前
記底部のうち前記第1側部及び第2側部と接する辺とは
異なる辺から前記第1側部及び第2側部側に立ち上げら
れた第3側部と、前記第3側部の上端から前記底部と平
行で、かつ前記底部とは反対側に折り曲げられ、前記ベ
ース部材の第1面に当接する当接部をさらに具備するよ
うに構成することにより、第3側部と当接部がベース部
材に対する端子部材の位置決めとして機能する。その結
果、絶縁被覆電線を圧入刃に圧入する場合、絶縁被覆電
線と端子部材の圧入刃との相対的な位置ズレを事実上無
視できる程度に小さくできる。また、フラット電線やバ
スバーに溶接する場合、電線接続部の底部の外面をベー
ス部材の第2面と同面か又は第2面から突出している状
態に維持することができ、溶接不良や溶接失敗の可能性
を小さくすることが可能となる。
【0031】さらに、前記当接部の先端に、他の機能部
材と当接する接片部を形成することにより、端子部材を
電球などの機能部品のホルダや機能部品に通電するため
の接片として直接利用することができ、溶接作業の工数
や部品点数を削減することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自動車用電装部品の端子構造及びそ
の端子部材の一実施形態の構成を示す図である。
【図2】 上記実施形態における端子部材の電線接続部
の詳細な構成を示す図である。
【図3】 上記実施形態における電装部品の一例である
ランプユニットを自動車の車室天井部に取り付けた例を
示す図である。
【図4】 従来の自動車用電装部品の端子構造及びその
端子部材の一実施形態の構成を示す図である。
【符号の説明】
30 :ベース部材 30A:第1面 30B:第2面 30C:貫通孔 31,32:端子部材 31A,32A:電線接続部 35 :機能部材 40 :内装部材 41 :絶縁被覆電線 42 :フラット電線 310 :底部 311〜314:第1〜第4側部 311A,312A:圧入刃 315 :舌状部(当接部)
フロントページの続き (71)出願人 000003207 トヨタ自動車株式会社 愛知県豊田市トヨタ町1番地 (72)発明者 林 弘幸 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 (72)発明者 高田 憲作 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 (72)発明者 高橋 吾朗 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 米山 勲 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 5E012 AA24 AA34 AA38 AA44 5E077 BB05 BB13 BB32 CC10 DD01 EE07 EE12 EE14 FF08 FF24 GG09 HH07 JJ16 JJ21 5G361 BA06 BB01 BB02 BC01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子部材と、前記端子部材を保持するた
    めの絶縁性のベース部材とを含み、 前記端子部材は、絶縁被覆電線を圧入するための圧入刃
    が形成された互いに対向する第1側部及び第2側部と、
    前記第1側部と第2側部との間に挟まれた底部とで構成
    された電線接続部を有し、 前記ベース部材は、その第1面側から前記端子部材の電
    線接続部を前記底部より嵌入可能な貫通孔を有し、 この嵌入状態で、前記電線接続部の底部の外面が前記ベ
    ース部材の前記第1面の裏側の第2面側に露出して配線
    材を溶接可能な接続面を形成していることを特徴とする
    自動車用電装部品の端子構造。
  2. 【請求項2】 前記端子部材は、前記底部のうち前記第
    1側部及び第2側部と接する辺とは異なる辺から前記第
    1側部及び第2側部側に立ち上げられた第3側部と、前
    記第3側部の上端から前記底部と平行で、かつ前記底部
    とは反対側に折り曲げられ、前記ベース部材の第1面に
    当接する当接部をさらに具備することを特徴とする請求
    項1記載の自動車用電装部品の端子構造。
  3. 【請求項3】 前記当接部の先端に、他の機能部材と当
    接する接片部が形成されていることを特徴とする請求項
    2記載の自動車用電装部品の端子構造。
  4. 【請求項4】 絶縁被覆電線を圧入するための圧入刃が
    形成された互いに対向する第1側部及び第2側部と、外
    面をフラット電線又はバスバーを溶接するための前記第
    1側部と第2側部との間に挟まれた底部とで構成され、
    電装部品のベース部材に設けられた貫通孔に前記底部よ
    り嵌入可能に形成された電線接続部を有することを特徴
    とする端子部材。
  5. 【請求項5】 前記底部のうち前記第1側部及び第2側
    部と接する辺とは異なる辺から前記第1側部及び第2側
    部側に立ち上げられた第3側部と、前記第3側部の上端
    から前記底部と平行で、かつ前記底部とは反対側に折り
    曲げられ、前記ベース部材の第1面に当接する当接部を
    さらに具備することを特徴とする請求項4記載の端子部
    材。
  6. 【請求項6】 前記当接部の先端に、他の機能部材と当
    接する接片部が形成されていることを特徴とする請求項
    5記載の端子部材。
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