JP2003077158A - 光記録再生装置およびチルトエラー信号生成方法 - Google Patents

光記録再生装置およびチルトエラー信号生成方法

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JP2003077158A
JP2003077158A JP2001266050A JP2001266050A JP2003077158A JP 2003077158 A JP2003077158 A JP 2003077158A JP 2001266050 A JP2001266050 A JP 2001266050A JP 2001266050 A JP2001266050 A JP 2001266050A JP 2003077158 A JP2003077158 A JP 2003077158A
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pull
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JP2001266050A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Kano
康行 加納
Seiji Kajiyama
清治 梶山
Katsutoshi Hibino
克俊 日比野
Yoichi Tsuchiya
洋一 土屋
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精度の良いチルト制御を行うことができ、ま
た、チルト検出のために専用の光検出器等を配する必要
がなく、且つ、チルトエラー信号を生成するための回路
構成を簡素化し得る光記録再生装置およびチルトエラー
信号生成方法を提供する。 【解決手段】 トラック上に反射率の変化するマークが
形成されている場合に、ビームがこのマークを走査する
と、ディスクからの反射ビームを受光する光検出器の出
力から生成したプッシュプル信号上にパルス信号が生
じ、このパルス信号の波高値がチルトエラーに応じて変
化する。かかる波高値を監視してチルト制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク面の傾き
に応じて光ヘッドの光軸の傾きを調整するチルト制御装
置を備えた光記録再生装置およびチルトエラー信号生成
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクに対し情報を記録・再生する
ディスク記録再生装置においては、ディスク上の記録ト
ラックにレーザビームを合焦させながら追従させるべ
く、フォーカス制御装置とトラッキング制御装置が配備
されている。かかるフォーカス制御装置とトラッキング
制御装置はレーザビームを合焦させる対物レンズをディ
スク面に垂直な方向およびトラックに垂直な方向に駆動
制御し、トラック上におけるレーザビームの合焦ずれと
トラックずれを補正する。
【0003】かかる制御によりビームはトラック上に合
焦されるが、ディスク面に対する対物レンズの光軸が垂
直状態から傾くと、光学的な収差が発生し、情報の記録
再生に支障が生じる。かかる光軸の傾きは、ディスク製
造時のばらつき等によってディスク径方向の切断面が水
平とはならず上下に傾くことによって生じる。
【0004】そこで、かかる不都合を解消すべく、ディ
スク面に対する光軸の傾きを検出してこれを補正するチ
ルト制御装置が配備されている。かかるチルト制御装置
としては、ピックアップの基体に対して対物レンズ駆動
装置を傾けるものや、ピックアップ全体を傾けるもの等
がある。また、傾けるための駆動手段として、圧電素子
を用いるものや、カム機構を用いるもの等がある。
【0005】かかるチルト制御装置においては、光ディ
スクに対する光軸の傾きに応じたチルトエラー信号がチ
ルト検出部によって出力され、かかるエラー信号に応じ
て圧電素子やカム機構が駆動されて、ディスク面に対す
る光軸の傾き補正がなされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、チルトエラー
信号は、対物レンズの側近にチルト検出用の発光手段と
光検出器を配しておき、この光検出器からの出力信号に
基づいて生成される。かかるチルト検出用の光検出器
は、上記のようにディスク径方向のディスク面の傾きを
ディスクからの反射ビームによって検出するものであ
り、2分割されたセンサー上における上記反射ビームの
移動が上記ディスク面の傾きに応じて一方のセンサーか
ら他方のセンサーに変位するように構成されている。チ
ルトエラー信号は、上記2分割されたセンサーの出力を
減算して生成されるものである。
【0007】しかしながら、かかるチルトエラー信号
は、上記のように生成されるので、センサー上における
トラック(記録溝)の像の影響を受けやすく、2分割さ
れた各センサー出力の差がチルトによるものなのか、像
によるものなのか判別し難いものであった。従って、精
度のよいチルト制御が困難であった。
【0008】また、上記従来装置によれば、チルト検出
用の発行手段と光検出器の他、その出力からチルトエラ
ー信号を生成するための回路が別途独立して必要である
ため、回路構成が複雑となっていた。
【0009】そこで本発明は、精度の良いチルト制御を
行い得る光記録再生装置およびチルトエラー信号生成方
法を提供することを課題とする。また、チルト検出のた
めに専用の光検出器等を配する必要がなく、且つ、チル
トエラー信号を生成するための回路構成を簡素化し得る
光記録再生装置およびチルトエラー信号生成方法を提供
することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、トラック上に
回折特性の変化するマークが形成されている場合に、形
成されている場合に、ビームがこのマークまたはその近
傍箇所を走査すると、当該ビームのディスクからの反射
ビームを受光する光検出器の出力から生成したプッシュ
プル信号上にパルス信号が生じ、このパルス信号の波高
値がチルトエラーに応じて変化することに着目してなさ
れたものである。
【0011】請求項1の発明は、トラック上に回折特性
の変化するマークが形成されたディスクに対し情報を記
録および/もしくは再生する光記録再生装置において、
前記トラックからの反射ビームを受光してプッシュプル
信号を生成するプッシュプル信号生成手段と、ビームが
前記マークまたはその近傍箇所を走査したときに前記プ
ッシュプル信号生成手段上に現れるパルス信号に基づい
てチルトエラー信号を生成するチルトエラー信号生成手
段と、前記チルトエラー信号に基づいて前記ビームの前
記ディスクに対する入射角度を調整するチルト補正手段
とを有することを特徴とする。
【0012】請求項2の発明は、トラック上に回折特性
の変化するマークが形成されたディスクに対し情報を記
録および/もしくは再生する光記録再生装置において、
前記トラックからの反射ビームを受光してタンジェンシ
ャルプッシュプル信号を生成するタンジェンシャルプッ
シュプル信号生成手段と、ビームが前記マークを走査し
たときに前記タンジェンシャルプッシュプル信号生成手
段上に現れるパルス信号に基づいてチルトエラー信号を
生成するチルトエラー信号生成手段と、前記チルトエラ
ー信号に基づいて前記ビームの前記ディスクに対する入
射角度を調整するチルト補正手段とを有することを特徴
とする。
【0013】請求項3の発明は、トラック上に回折特性
の変化するマークが形成されたディスクに対し情報を記
録および/もしくは再生する光記録再生装置において、
前記トラックからの反射ビームを受光してラジアルプッ
シュプル信号を生成するラジアルプッシュプル信号生成
手段と、ビームが前記マークの近傍箇所を走査したとき
に前記ラジアルプッシュプル信号生成手段上に現れるパ
ルス信号に基づいてチルトエラー信号を生成するチルト
エラー信号生成手段と、前記チルトエラー信号に基づい
て前記ビームの前記ディスクに対する入射角度を調整す
るチルト補正手段とを有することを特徴とする。
【0014】請求項4の発明は、請求項1ないし3の何
れかにおいて、チルトエラー信号生成手段は、非点収差
を利用してフォーカスエラー信号を生成するための光検
出器を共用することを特徴とする。
【0015】請求項5の発明は、請求項3において、チ
ルトエラー信号生成手段は、ラジアルプッシュプルによ
りトラッキングエラー信号を生成するための光検出器を
共用することを特徴とする。
【0016】請求項6の発明は、請求項3において、チ
ルトエラー信号生成手段は、ラジアルプッシュプルによ
りトラッキングエラー信号を生成するための光検出器
と、この光検出器からの出力からプッシュプル信号を生
成するためのプッシュプル信号生成回路を共用すること
を特徴とする。
【0017】請求項7の発明は、請求項1ないし6の何
れかにおいて、トラックは螺旋状のグルーブと当該グル
ーブ間のピッチ領域に形成されたランドとからなり、前
記マークはこれらグルーブとランドの両方に形成されて
おり、前記ビームは前記グルーブとランドの何れか一方
を走査するメインビームと他方を走査するサブビームと
からなり、前記プッシュプル信号生成手段は、前記メイ
ンビームがディスクから反射された反射ビームに基づい
てプッシュプル信号を生成することを特徴とする。
【0018】請求項8の発明は、請求項1ないし6の何
れかにおいて、トラックは螺旋状のグルーブと当該グル
ーブ間のピッチ領域に形成されたランドとからなり、前
記マークはこれらグルーブとランドの両方に形成されて
おり、前記ビームは前記グルーブとランドの何れか一方
を走査するメインビームと他方を走査するサブビームと
からなり、前記プッシュプル信号生成手段は前記サブビ
ームがディスクから反射された反射ビームに基づいてプ
ッシュプル信号を生成することを特徴とする。
【0019】請求項9の発明は、請求項8において、前
記サブビームは前記メインビームよりも先行するように
してグルーブまたはランド上に位置付けられており、前
記前記プッシュプル信号生成手段は当該サブビームがデ
ィスクから反射された反射ビームに基づいてプッシュプ
ル信号を生成することを特徴とする。
【0020】請求項10の発明は、請求項1ないし6の
何れかにおいて、トラックは螺旋状のグルーブと当該グ
ルーブ間のピッチ領域に形成されたランドとからなり、
前記マークはこれらグルーブとランドの何れか一方にの
み形成されており、前記ビームは前記グルーブとランド
の何れか一方を走査するメインビームと他方を走査する
サブビームとからなり、前記プッシュプル信号生成手段
は、前記マークが形成された前記グルーブまたは前記ラ
ンドを走査する方のビームがディスクから反射された反
射ビームに基づいてプッシュプル信号を生成することを
特徴とする。
【0021】請求項11の発明は、請求項10におい
て、前記サブビームは前記マークが形成された前記ラン
ドを走査し且つメインビームよりも先行するように当該
グルーブまたはランド上に位置付けられており、前記前
記プッシュプル信号生成手段は当該サブビームがディス
クから反射された反射ビームに基づいてプッシュプル信
号を生成することを特徴とする。
【0022】請求項12の発明は、請求項1ないし11
の何れかにおいて、前記チルトエラー信号は、ビームが
前記マーク上を走査するときに前記プッシュプル信号上
に生じる正負の2つのパルス信号の波高値を比較し、こ
のうち何れが大きいか、および、その大きさの差によっ
て、チルトエラー信号を生成することを特徴とする。
【0023】請求項13の発明は、トラック上に回折特
性の変化するマークが形成されたディスクに対し情報を
記録および/もしくは再生すると共に、前記トラックか
ら反射された反射ビームを受光する光検出器を有する光
記録再生装置に用いられるチルト制御方法であって、前
記光検出器からの出力信号からプッシュプル信号を生成
し、ビームが前記マークまたはその近傍箇所を走査する
ときに前記プッシュプル信号上に生じるパルス信号の波
高値に基づいてチルトエラー信号を生成することを特徴
とする。
【0024】請求項14の発明は、トラック上に回折特
性の変化するマークが形成されたディスクに対し情報を
記録および/もしくは再生すると共に、前記トラックか
ら反射された反射ビームを受光する光検出器を有する光
記録再生装置に用いられるチルト制御方法であって、前
記光検出器からの出力信号からタンジェンシャルプシュ
プル信号を生成し、ビームが前記マークを走査するとき
に前記タンジェンシャルプシュプル信号上に生じるパル
ス信号の波高値に基づいてチルトエラー信号を生成する
ことを特徴とする。
【0025】請求項15の発明は、トラック上に回折特
性の変化するマークが形成されたディスクに対し情報を
記録および/もしくは再生すると共に、前記トラックか
ら反射された反射ビームを受光する光検出器を有する光
記録再生装置に用いられるチルト制御方法であって、前
記光検出器からの出力信号からラジアルプッシュプル信
号を生成し、ビームが前記マークの近傍箇所を走査する
ときに前記ラジアルプッシュプル信号上に生じるパルス
信号の波高値に基づいてチルトエラー信号を生成するこ
とを特徴とする。
【0026】請求項16の発明は、トラック上に回折特
性の変化するマークが形成されたディスクに対し情報を
記録および/もしくは再生すると共に、前記トラックか
ら反射された反射ビームを受光する光検出器と、当該光
検出器からの出力信号からプッシュプル信号を生成する
プッシュプル信号生成手段とを有する光記録再生装置に
用いられるチルト制御方法であって、ビームが前記マー
クまたはその近傍箇所を走査するときに前記プッシュプ
ル信号上に生じるパルス信号の波高値に基づいてチルト
エラー信号を生成することを特徴とする。
【0027】請求項17の発明は、トラック上に回折特
性の変化するマークが形成されたディスクに対し情報を
記録および/もしくは再生すると共に、前記トラックか
ら反射された反射ビームを受光する光検出器と、当該光
検出器からの出力信号からプッシュプル信号を生成する
プッシュプル信号生成手段とを有する光記録再生装置に
用いられるチルト制御方法であって、前記光検出器から
の出力信号からタンジェンシャルプシュプル信号を生成
し、ビームが前記マークを走査するときに前記タンジェ
ンシャルプシュプル信号上に生じるパルス信号の波高値
に基づいてチルトエラー信号を生成することを特徴とす
る。
【0028】請求項18の発明は、トラック上に回折特
性の変化するマークが形成されたディスクに対し情報を
記録および/もしくは再生すると共に、前記トラックか
ら反射された反射ビームを受光する光検出器と、当該光
検出器からの出力信号からプッシュプル信号を生成する
プッシュプル信号生成手段とを有する光記録再生装置に
用いられるチルト制御方法であって、前記光検出器から
の出力信号からラジアルプッシュプル信号を生成し、ビ
ームが前記マークの近傍箇所を走査するときに前記ラジ
アルプッシュプル信号上に生じるパルス信号の波高値に
基づいてチルトエラー信号を生成することを特徴とす
る。
【0029】請求項19の発明は、請求項13ないし1
8の何れかにおいて、前記チルトエラー信号は、ビーム
が前記マークまたはその近傍箇所を走査するときに前記
プッシュプル信号上に生じる正負の2つのパルス信号の
波高値を比較し、このうち何れが大きいか、および、そ
の大きさの差によって、チルトエラー信号を生成するこ
とを特徴とする。
【0030】本発明の特徴は、以下に示す実施の形態の
説明により更に明らかとなろう。
【0031】なお、請求項における「トラック」は実施
の形態におけるグルーブおよびランドが対応する。請求
項における「マーク」は実施の形態におけるファインク
ロックマークおよびランドプリピットが対応する。「プ
ッシュプル信号生成手段」、「タンジェンシャルプッシ
ュプル信号生成手段」および「ラジアルプッシュプル信
号生成手段」は実施の形態における図9および図10の
光検出器および加減算回路が対応する。請求項における
「チルトエラー信号生成手段」は実施の形態における図
13の回路が対応する。請求項における「チルト補正手
段」は実施の形態における図5および図6の駆動機構が
対応する。
【0032】ただし、以下の実施の形態は、あくまで
も、本発明の一つの実施形態であって、本発明ないし各
構成要件の用語の意義は、以下の実施の形態に記載され
たものに制限されるものではない。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。
【0034】まず、図1を参照して、本実施の形態に係
る光磁気ディスクの構造を説明する。ディスクには、外
周部から内周部に亘って螺旋状の溝(グルーブ)が形成
されており、従って、この溝間のピッチ領域には、同様
に螺旋状の平坦部(ランド)が形成されている。
【0035】この内、グルーブには、ある半径領域内に
おいて1周を均等な角度で分割した位置に平坦部が形成
されており、また、ランドには同一の位置に溝部が形成
されている。これら平坦部と溝部はファインクロックマ
ークと称され、同期信号およびクロック信号生成のため
に物理フォーマットとして形成されたものである。情報
は、ディスクをある半径領域内において角速度一定で回
転させながら、グルーブおよびランドに光磁気記録され
る。
【0036】次に、図2を参照して、光ヘッドのフォー
カス制御装置、トラキング制御装置、チルト制御装置の
構成を説明する。図において、1は上記構造を有する光
磁気ディスク、2はディスク1を駆動するスピンドルモ
ータ、3は光ヘッド、4は光ヘッドの光検出器3aの出
力を増幅するプリアンプ、5はプリアンプ4からの出力
を受けてフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信
号およびチルトエラー信号を生成する信号生成回路、6
は信号生成回路5からの各エラー信号を受けてフォーカ
スサーボ信号、トラッキングサーボ信号およびチルトサ
ーボ信号を生成し、これを光ヘッド3のサーボ機構3b
に出力するサーボ回路である。
【0037】なお、情報の記録再生には図2に示すサー
ボ装置の他、信号記録のための磁気ヘッドや各種の信号
処理回路が必要であるが、これらは従前の光磁気記録再
生装置と同様であるので図示を省略する。情報の再生の
ための信号処理系はプリアンプ4からの信号を受けて再
生信号を生成する。また、光ヘッド3からのレーザビー
ム照射位置に対向するディスク1の反対側に磁気ヘッド
が配されており、情報の記録は、この磁気ヘッドに対し
記録信号に応じた駆動信号を印加することによって行わ
れる(磁界変調方式)。
【0038】図3および図4に、光ヘッド3の光学系を
示す。図3は光学系を上から見た図、図4は光学系を側
方から見た図である。図において、301は半導体レー
ザ、302は回折格子、303はコリメータレンズ、3
04は偏光ビームスプリッタ、305は反射ミラー、3
06は対物レンズ306はウォラストンプリズム、30
8は集光レンズ、309はシリンドリカルレンズ、31
0は光検出器である。
【0039】ここで、偏光ビームスプリッタ304には
P偏光の透過が約80%、P偏光の反射が約2%、S偏
光の反射が約100%となる偏光特性を持つ。また、ウ
ォラストンプリズムは入射するビームの偏光方向の違い
によって3つの方向にビームを分離する偏光特性を持
つ。
【0040】半導体レーザ301から出射された直線偏
光のレーザビーム(P偏光)は、回折格子302により
3ビームとされ、コリメータレンズ303によって平行
光とされる。しかる後偏光ビームスプリッタ304を透
過(約80%)し、反射ミラー305によって上方に反
射され、対物レンズ306によってディスク1上に合焦
される。
【0041】ディスク上に合焦されたビームはディスク
1によって反射され、上記光路を逆方向に辿る。ディス
ク1からの反射ビームは偏光ビームスプリッタ304で
反射(約20%)され、ウォーラストンプリズム307
に入射し、偏光方向により回折格子302での3ビーム
の分離方向と直行するように更に3つの方向分離され
る。しかる後、かかる反射ビームは、集光レンズ308
により集光され、さらにシリンドリカルレンズ309に
よってビーム径の一方向のみに集光作用を受け、光検出
器310に受光される。尚、ウォーラストンプリズム3
07での分光については、MOなど光磁気記録用のピッ
クアップ光学構成として既に周知であるので説明は省略
する。
【0042】ここで、回折格子302によって一次分割
された3つの3ビーム(メインビームB0、サブビーム
B1、B1)は、更にウォーラストンプリズム307に
よって2次分割されて光検出器310に至る。いま、メ
インビームB0の2次分割ビームの内、真中のビームを
B00とし、両端のビームをB01、B01とする。同
様に、サブビームB1の2次分割ビームの内、真中のビ
ームをB10とし、両端のビームをB11、B11とす
る。かかる9ビームの内、B00とB10、B10は、
フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号および
チルトエラー信号の生成用に用いられる。またB01、
B01は光磁気再生信号の生成用に用いられる。B1
1、B11は信号生成用には用いられない。従って、光
検出器310は、B00、B10、B10およびB1
0、B10の各ビームを受光するために、5組が配され
ているが、この内、B10、B10の各ビームを受光す
る組は、本実施の形態においてはチルトエラー信号生成
用には用いられないので、図示およびその説明を省略す
る。
【0043】B00、B10、B10の各ビームを受光
するための3組の光検出器310は、それぞれ4分割セ
ンサーによって構成されている。各組の光検出器上に集
光されたビームスポットは、ディスク上におけるレーザ
ビームの収束状態が合焦の場合には円となり、非合焦の
場合には、楕円となる。4分割センサーからは、かかる
円、楕円の状態に応じた信号が出力され、かかる4分割
センサーからの出力によってフォーカスエラー信号が生
成される。
【0044】なお、かかるシリンドリカルレンズを用い
たフォーカスエラー信号の生成原理については、既に周
知であるので説明を省略する。3組の光検出器からフォ
ーカスエラー信号を生成する回路構成については、後述
する。また、トラッキングエラー信号とチルトエラー信
号は、4分割センサーの内、2つのセンサーを組とした
プッシュプル信号によって生成されるが、これについて
も後述する。
【0045】図5および図6に、チルト制御装置の駆動
系を示す。なお、フォーカス制御装置およびトラッキン
グエラー装置の駆動系は従来周知の構成なので、ここで
は説明を省略する。
【0046】図において、311は対物レンズ306を
保持する対物レンズ保持体、312は保持板、313は
対物レンズ保持体311を保持板312に対し弾性支持
する支持ワイヤー、314は光ヘッドの基体、315は
基体314上に固設された一対の積層型圧電素子、31
6は積層型圧電素子に対し保持板312を支持せしめる
ヒンジ部材である。
【0047】ディスク1が水平状態の場合、圧電素子3
16、316には基準電圧V0が印加されている。かか
る状態において、図5のようにディスク1が傾くと、対
物レンズの光軸がディスク面に直交せず、ディスク面の
傾き角だけ直交状態から傾く。かかる傾きはチルトエラ
ーとして検出され、図2の信号生成回路5によってチル
トエラー信号が生成される。そして、サーボ回路6によ
ってチルトサーボ信号が生成され、圧電素子315、3
15にそれぞれ電圧Va、Vbが印加される。これによ
り、保持板312が傾き、対物レンズ306の光軸がデ
ィスク面に直交するように補正される。
【0048】なお、チルト制御装置の駆動系は図5およ
び図6に示すものに限らず、他の駆動系を採用すること
も可能である。すなわち、上記では圧電素子を用いて駆
動したが、これに変えてカム機構を採用することもでき
る。また、上記では対物レンズ保持体のみを傾けるよう
にしたが、基体314を傾けるようにしても良い。ま
た、光ヘッド送り機構を含む光ヘッドメカニズム全体を
傾けるようにしても良い。
【0049】図7に、フォーカスエラー信号生成回路を
示す。なお、図には、ディスク上における3つのビーム
の照射状態と、これら3つのビームの反射光を受光する
各組の光検出器との関係が分かるように、ディスク上の
ビームの照射状態を図の左側に併せて示してある。
【0050】半導体レーザから出射され回折格子によっ
て分割された3つのビームの内、真ん中のメインビーム
は情報の記録再生用およびサーボ制御用に用いられ、2
つのサブビームはサーボ制御用に用いられる。ディスク
から反射された3つのビームは上記図3、図4の光学系
によって、3組の4分割センサー上に収束される。この
とき、ディスク上においてビームが合焦状態にある場合
には、4分割センサー上に収束されたビームスポットは
円形となり、4分割センサーに等しく掛かる。また、デ
ィスク上においてビームが非合焦状態にある場合には、
4分割センサー上のビームスポットは楕円形となる。こ
こで、合焦点がディスク面の手前すなわち対物レンズ側
にあるときは、4分割センサー上のビームスポットは例
えばセンサーBD、FH、JL方向に長い楕円となる。
逆に、合焦点がディスクの向こう側(対物レンズから離
れる方向)にある場合には、4分割センサー上のビーム
スポットはセンサーAC、EG、IK方向に長い楕円と
なる。
【0051】したがって、メインビームを受光する4分
割センサーにおいては、センサーACの加算出力とセン
サーBDの加算出力とを減算すればフォーカスエラー信
号が得られる。同様に、サブビームを受光する4分割セ
ンサーにおいても、センサーEGの加算出力とセンサー
FHの加算出力との減算、およびセンサーIKの加算出
力とセンサーJLの加算出力との減算によってフォーカ
スエラー信号が得られる。
【0052】図7のフォーカスエラー信号生成回路にお
いては、メインビームによる上記フォーカスエラー信号
とサブビームによる上記フォーカスエラー信号とをさら
に合成してフォーカスエラー信号を生成している。すな
わち、サブビームによる2つのフォーカスエラー信号を
加算し、これに係数αを乗じてメインビームのフォーカ
スエラー信号に加算することによってフォーカスエラー
信号を生成する。
【0053】このように、メインビームによるフォーカ
スエラー信号のみを用いずにサブビームによるフォーカ
スエラー信号をさらに合成するようにしたのは、ディス
クのグルーブ、ランド構造によって外乱成分がフォーカ
スエラー信号に漏れ込み、そのままではフォーカスサー
ボ特性が乱されるからである。かかる外乱成分は、メイ
ンビームとサブビームとでは逆位相となる。また、サブ
ビームの反射光量はメインビームの反射光量より小さい
ので、サブビームによるフォーカスエラー信号はメイン
ビームによるフォーカスエラー信号に比べて数段小さ
い。そこで、サブビームによる2つのフォーカスエラー
信号を加算し、これをα倍した後にメインビームによる
フォーカスエラー信号に加算することにより、逆位相関
係にある外乱成分が相殺される。したがって、係数αは
外乱成分が相殺されるように設定されなければならな
い。
【0054】なお、かかるフォーカスエラー信号に対す
る外乱の漏れ込み、およびその補償については、第60
回応用物理学会学術講演会・講演予稿集(1999.9
甲南大学)の3a−ZC−11「3ビームを用いたDV
D−RAMディスク再生用光ピックアップ」に記載され
ている。
【0055】図8に、トラッキングエラー信号生成回路
を示す。各組の光検出器は上記フォーカスエラー信号生
成回路における光検出器を共用しており、4分割センサ
ーからの出力線と加算回路、減算回路の構成のみが上記
フォーカスエラー信号生成回路と相違している。
【0056】なお、各組の光検出器上に収束されたビー
ムスポットにおいて、グルーブとランドの像は左右方向
に生じ、メインビームがグルーブ上に正しく位置付けら
れている場合には、この像は、センサーABとセンサー
CDを分割する分割線上に現れ、トラックずれが起こる
と、像は上下方向に変位する。サブビームのセンサー上
における像の変位もこれと同様である。このように、図
8において、ディスク上におけるグルーブおよびランド
の方向とセンサー上におけるグルーブおよびランドの像
の方向が90度回転しているのは、上記図3および図4
のシリンドリカルレンズ309によって、反射光が一方
向にのみ収束作用を受けたことを示すためである。
【0057】したがって、図8に示すように、メインビ
ームを受光する4分割センサーにおいては、センサーA
Bの加算出力とセンサーCDの加算出力とを減算すれば
トラッキングエラー信号が得られる。サブビームを受光
する4分割センサーにおいては、センサーEFの加算出
力とセンサーGHの加算出力との減算、およびセンサー
IJの加算出力とセンサーKLの加算出力との減算によ
ってトラッキングエラー信号が得られる。
【0058】図8のトラッキングエラー信号生成回路に
おいては、メインビームによる上記トラッキングエラー
信号とサブビームによる上記トラッキングエラー信号と
をさらに合成してトラッキングエラー信号を生成してい
る。すなわち、サブビームによる2つのトラッキングエ
ラー信号を加算し、これに係数αを乗じてメインビーム
のトラッキングエラー信号に減算することによってトラ
ッキングエラー信号を生成する。
【0059】このように、メインビームによるトラッキ
ングエラー信号のみを用いずにサブビームによるトラッ
キングエラー信号をさらに合成するようにしたのは、対
物レンズのトラッキング変位によりトラッキングエラー
信号にオフセットが生じるからである。かかるオフセッ
トは、メインビームとサブビームとでは同位相となる。
また、サブビームの反射光量はメインビームの反射光量
より小さいので、サブビームによるトラッキングエラー
信号はメインビームによるトラッキングエラー信号に比
べて数段小さい。そこで、サブビームによる2つのトラ
ッキングエラー信号を加算し、これをα倍した後にメイ
ンビームによるトラッキングエラー信号に減算すること
により、同位相関係にあるオフセット成分が相殺され
る。したがって、係数αはオフセット成分が相殺される
ように設定されなければならない。
【0060】なお、かかるフォーカスエラー信号に対す
る外乱の漏れ込み、およびその補償については、第60
回応用物理学会学術講演会・講演予稿集(1999.9
甲南大学)の3a−ZC−11「3ビームを用いたDV
D−RAMディスク再生用光ピックアップ」に記載され
ている。
【0061】次に、チルトエラー信号生成回路について
以下に説明する。図9にチルトエラー信号生成のための
光検出器と加減算回路を示す。図9の光検出器は、上記
フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号を
生成するための光検出器を共用するものである。
【0062】まず、図9に基づきチルトエラー信号の生
成について説明する。メインビームがグルーブ上のファ
インクロックマークを走査すると、図9のメインタンジ
ェンシャルプシュプル信号上に所定の波高値のパルス信
号が正負方向に生じる。同様に、サブビームがランド上
のファインクロックマークを走査すると、図9のタンジ
ェンシャルプシュプル信号上に所定の波高値のパルス信
号が正負方向に生じる。
【0063】いま、かかるパルス信号の内、正のパルス
信号の波高値(絶対値)をa、負のパルス信号の波高値
(絶対値)をbとすると、対物レンズの光軸がディスク
面に垂直である場合にはa=bとなる。また、光軸がデ
ィスク面に対し一方のチルトエラー方向に傾くとa>b
となり、他方のチルトエラー方向に傾くとa<bとな
る。従って、かかる2つのパルスの波高値を検出・比較
することによって、チルトエラー信号を生成することが
できる。
【0064】図10は、ディスクに対する対物レンズの
光軸の傾き(ラジアルチルト)とパルス波高値a、b
(mV)との関係を、所定の装置環境にて実測したもの
である。なお、かかる実測は、メインビームのタンジェ
ンシャルプシュプル信号に基づいて行ったものである。
【0065】かかる実測結果から、同図中のグラフに示
すようにラジアルチルトと波高値a、bの対称性との関
係を示す近似直線が得られる。したがって、パルス信号
の波高値a、bを演算処理して対称性を算出すれば、そ
の算出値によってチルトの方向とチルト量(角度)を検
出でき、チルトエラー信号を生成できる。
【0066】さらに、図9のサブタンジェンシャルプッ
シュプル信号上にも同様のパルス信号が生じ、これによ
っても、チルトエラー信号を生成できる。
【0067】図11に、パルス信号a、bからチルトエ
ラー信号を生成するための処理回路を示す。図におい
て、プッシュプル信号と記載されているのは、図9に示
すメインタンジェンシャルプッシュプル信号、サブタン
ジェンシャルプッシュプル信号の内、何れか一つの信号
である。
【0068】図において、501aは波高値aを保持す
るピークホールド回路、501bは波高値bを保持する
ピークホールド回路、502aおよび502bはAD変
換回路、503は波高値a、bについて(a−b)/
(a+b)×100を計算して対称性を算出し、これに
よりチルトエラー信号を生成する信号生成回路である。
かかるチルトエラー信号は図2のサーボ回路6に出力さ
れる。そして、かかるサーボ回路6は、かかるチルトエ
ラーに応じたチルトサーボ信号をサーの機構3bに出力
し、例えば、図5および図6のチルト制御装置の駆動系
によって、対物レンズの光軸がディスク面に垂直となる
ように補償される。
【0069】ところで、上記の通り、チルトエラー信号
の生成は、図9メインタンジェンシャルプッシュプル信
号、サブタンジェンシャルプッシュプル信号の内、何れ
か一つの信号を用いて行われるが、何れの信号を用いる
かについては、回路の設計思想に基づいたものとなる。
【0070】次に、本発明の他の実施の形態について、
図12〜図16を参照して説明する。本実施の形態は、
本発明をDVD−R/RWディスクおよびその記録再生
装置に用いたものである。
【0071】まず、図12を参照して、本実施の形態に
係るDVD−R/RWディスクの構造を説明する。ディ
スクには、内周部から外周部に亘って螺旋状の溝(グル
ーブ)が形成されており、従って、この溝間のピッチ領
域には、同様に螺旋状の平坦部(ランド)が形成されて
いる。ランドには、同期信号およびクロック信号生成の
ためのピット(ランドプリピットと称す)が物理フォー
マットとして形成されている。
【0072】図13および図14に、光ヘッド3の光学
系(DVD−R/RW用)を示す。図13は光学系を上
から見た図、図14は光学系を側方から見た図である。
かかる光学系は、図3および図4の光学系に比べ、ウォ
ラストンプリズム307を省略すると共に1/4波長板
317を追加している。その他の構成は、図3および図
4と同一なので、同一番号を付し説明を省略する。かか
る構成上の相違は、光磁気ディスクとDVD−R/RW
ディスクの特性上の相違に基づくものである。すなわ
ち、上記図3および図4の光学系では、再生ビームを直
線偏光の状態でディスク上に照射し当該直線偏光のカー
回転角を検出する必要があったので、1/4波長板31
7を省略し、ウォラストンプリズム307を配してい
る。これに対し、図13および図14の光学系では、再
生ビームの強度変化を検出するものであるから、1/4
波長板317を追加し、ウォラストンプリズム307を
省略している。
【0073】したがって、図13および図14の光学系
では、光検出器310上に導かれるビームは3ビームで
ある。光検出器310は、これら3つのビームを受光す
るために、3組の光検出器が配されている。各組の光検
出器の構成は、上記実施の形態における図7〜図9と同
様である。
【0074】かかるディスクの場合、グルーブ上にマー
クが形成さていないので、図9に示すメインビームによ
るタンジェンシャルプッシュプル信号上に上記パルスが
発生することはなく、したがって、メインビームによる
タンジェンシャルプッシュプル信号によってチルトエラ
ー信号を生成することはできない。当該実施の形態で
は、サブビームによるタンジェンシャルプッシュプル信
号によって、チルトエラー信号を生成する。
【0075】図15は、ディスクに対する対物レンズの
光軸の傾き(ラジアルチルト)とパルス波高値a、b
(mV)との関係を、所定の装置環境にて実測した実測
結果である。上記の通り、かかる実測は、サブビームビ
ームのタンジェンシャルプッシュプル信号に基づいて行
ったものである。
【0076】かかる実施の形態においても、上記第1の
実施の形態と同様、サブビームがランドプリピットを走
査する際に、タンジェンシャルプッシュプル信号上にパ
ルスが生じ、その波高値の比較によって、チルトの方向
とチルトの量(角度)を検出できる。よって、本実施の
形態においても、図11と同様の回路にて、チルトエラ
ー信号を生成することができる。
【0077】また、本実施の形態の場合は、メインビー
ムのラジアルプシュプル信号においてもチルトの方向と
チルトの量(角度)を検出できる。図16に基づきチル
トエラー信号の生成について説明する。メインビームが
ランドプリピットに隣接するグルーブを走査する(ラン
ドプリピットの横を走査する)と、図16のメインラジ
アルプシュプル信号上に所定の波高値のパルス信号が正
負方向に生じる。図17は、ディスクに対する対物レン
ズの光軸の傾き(ラジアルチルト)とパルス波高値a、
b(mV)との関係を、所定の装置環境にて実測した実
測結果である。但し、波高値a、bは同時には生じず、
時間的なズレがある(時間は不確定)。
【0078】上記の通り、かかる実測は、メインビーム
ビームのラジアルプッシュプル信号に基づいて行ったも
のである。かかる実施の形態においても、上記の実施の
形態と同様、メインビームがランドプリピットに隣接す
るグルーブを走査する(ランドプリピットの横を走査す
る)際に、メインビームビームのラジアルプッシュプル
信号上にパルスが生じ、その波高値の比較によって、チ
ルトの方向とチルトの量(角度)を検出できる。よっ
て、本実施の形態においても、図11と同様の回路に
て、チルトエラー信号を生成することができる。
【0079】ところで、上記の通り、チルトエラー信号
の生成は、サブタンジェンシャルプッシュプル信号、メ
インラジアルプッシュプル信号の内、何れか一つの信号
を用いて行われるが、何れの信号を用いるかについて
は、回路の設計思想に基づいたものとなる。
【0080】例えば、メインビームのプッシュプル信号
を用いるかサブビームのプッシュプルを用いるかについ
ては、特性的には、サブビームのプッシュプル信号を用
いた方が良好なチルトエラー信号が得られる。すなわ
ち、メインビームが照射されているグルーブ上のスポッ
ト位置は温度変化が激しく、特に、記録時には、かかる
スポット位置の反射率は不安定になってしまう。このた
め、その反射ビームを受光する光検出器の出力も、かか
る反射率の影響を受けて不安定となり、その結果、メイ
ンラジアルプッシュプル信号も不安定となる。したがっ
て、チルトエラー信号の特性を考慮すれば、サブビーム
のプッシュプル信号を利用するのが好ましい。
【0081】しかしながら、上記実施の形態のようにフ
ォーカスエラー信号およびトラッキング信号の生成のた
めにサブビームを用いない場合、すなわち、メインビー
ムを受光する4分割センサーのみでフォーカスエラー信
号およびトラッキング信号の生成する場合(上記外乱成
分やオフセット成分を相殺しない場合)には、サブビー
ムのプッシュプル信号を用いるとサブビーム受光用の光
検出器が必要となってしまう。
【0082】また、サブビームはビームパワーがメイン
ビームに比べ小さいので、サブビームのプッシュプル信
号上に現れるパルスの波高値はメインビームのそれに比
べて小さいものとなる。したがって、サブビームを用い
た場合、チルトエラー信号がノイズの影響を受けやす
い。
【0083】さらに、ラジアルプッシュプル信号とタン
ジェンシャルプッシュプル信号の何れを用いるかについ
ては、図12に示すように、ラジアルプッシュプルを用
いる場合にはトラッキングエラー信号生成用の光検出器
および加減算回路をそのまま共用できるので、構成が簡
素となるとの利点がある。他方、タンジェンシャルプッ
シュプル信号を用いた場合には、図12に示すように波
高値a、bが同時に生じるのでサンプリングが容易であ
る利点がある。
【0084】なお、上記実施の形態では、図12に示す
ように、2つのサブビームの内、一方のサブビームにつ
いてのみプッシュプル信号を得るようにしている。かか
るサブビームは、グルーブの走査においてメインビーム
に先行する方のサブビームである。このように、先行す
るサブビームの方のプッシュプル信号を用いたのは、安
定したチルトエラー信号を得るためである。すなわち、
先行するサブビームの照射点はメインビームが未だ走査
していないから、温度変化による反射率の揺らぎが生じ
ない。これに対し、他方のサブビームの照射点は、メイ
ンビームが既に走査したものであるから、メインビーム
による温度変化の影響を受け、反射率に揺らぎが生じ
る。したがって、先行する側のサブビームのプッシュプ
ル信号を利用した方が、安定したチルトエラー信号が得
られるのである。もちろん、かかる反射率の揺らぎの問
題を考慮しないのであれば、メインビームよりも遅れた
側のサブビームを用いてチルトエラー信号を生成するこ
ともできる。
【0085】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は、かかる実施の形態に制限されるもので
はなく、他に種々の変更が可能である。
【0086】例えば、上記実施の形態は、光磁気ディス
クやDVD−R/RWディスクについて説明したが、こ
れに変えて、トラック上に回折特性の変化するマークが
形成された他の光ディスクとすることもできる。また、
チルト制御装置の駆動機構も、図5および図6に示すも
のに限らず、他の駆動機構を用いることができる。さら
に、上記実施の形態では、2つのパルスの大きさの相違
によってチルトエラー信号を生成しチルト制御を行った
が、何れか一方のパルスによってチルト制御を行うこと
も可能である。例えば、何れか一方のパルスの波高値が
ピークとなるようにチルト制御を行う方法もある。
【0087】本発明の実施の形態は、本発明の技術的思
想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
【0088】
【発明の効果】以上、本発明によれば、 プッシュプル
信号上に生じるパルスによってチルトを検出するもので
あるから、光検出器上のトラック(溝)の像によってチ
ルトエラー信号が影響を受けることはなく、よって、安
定したチルト制御を行うことができる。
【0089】また、フォーカス用およびトラッキング用
の光検出器をチルト検出用の光検出器として共用でき、
さらに、ラジアルプッシュプルにてトラッキングエラー
信号を生成している場合は、トラッキングエラー信号生
成用の加減算回路をチルトエラー信号生成用に共用する
ことができるので、チルト検出用の回路構成を省略で
き、回路の簡素化を図ることができる。
【0090】さらに、チルト制御用のビームとしてメイ
ンビームを用いるか、サブビームを用いるか、また、ラ
ジアルプッシュプルを用いるか、タンジェンシャルプッ
シュプルを用いるかのそれぞれの利点・効果について
は、上記実施の形態にて詳細に説明した通りである。ま
た、メインビームよりも先行するサブビームを用いてチ
ルトエラー信号を生成する利点・効果も上記実施の形態
にて詳細に説明した通りである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態に係る光磁気ディスクの構造を示
す図
【図2】 実施の形態に係る記録再生装置の構成を示す
ブロック図
【図3】 実施の形態に係る光磁気ディスクの光ヘッド
の光学系を示す図
【図4】 実施の形態に係る光磁気ディスクの光ヘッド
の光学系を示す図
【図5】 実施の形態に係るチルト駆動機構を示す図
【図6】 実施の形態に係るチルト駆動機構を示す図
【図7】 実施の形態に係るフォーカスエラー信号生成
回路を示す図
【図8】 実施の形態に係るトラッキングエラー信号生
成回路を示す図
【図9】 実施の形態に係るチルトエラー信号生成回路
を示す図
【図10】実施の形態に係るチルトエラー信号の実測結
果を示す図
【図11】実施の形態に係るチルトエラー信号生成回路
を示す図
【図12】他の実施の形態に係るDVD−R/RWの構
造を示す図
【図13】他の実施の形態に係る光記録ディスクの光ヘ
ッドの光学系を示す図
【図14】他の実施の形態に係る光記録ディスクの光ヘ
ッドの光学系を示す図
【図15】他の実施の形態に係るチルトエラー信号の実
測結果を示す図
【図16】他の実施の形態に係るチルトエラー信号生成
回路を示す図
【図17】他の実施の形態に係るチルトエラー信号の実
測結果を示す図
【符号の説明】
1 ディスク 3 光ヘッド 4 プリアンプ 5 信号生成回路 6 サーボ回路 310 光検出器 501a ピークホールド回路 501b ピークホールド回路 502a AD変換回路 502b AD変換回路 503 信号生成回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日比野 克俊 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 土屋 洋一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5D118 AA16 BA01 BC09 CA05 CD02 CD04 CG04 CG44 DA35

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラック上に回折特性の変化するマーク
    が形成されたディスクに対し情報を記録および/もしく
    は再生する光記録再生装置において、 前記トラックからの反射ビームを受光してプッシュプル
    信号を生成するプッシュプル信号生成手段と、ビームが
    前記マークまたはその近傍箇所を走査したときに前記プ
    ッシュプル信号生成手段上に現れるパルス信号に基づい
    てチルトエラー信号を生成するチルトエラー信号生成手
    段と、前記チルトエラー信号に基づいて前記ビームの前
    記ディスクに対する入射角度を調整するチルト補正手段
    とを有することを特徴とする光記録再生装置。
  2. 【請求項2】 トラック上に回折特性の変化するマーク
    が形成されたディスクに対し情報を記録および/もしく
    は再生する光記録再生装置において、 前記トラックからの反射ビームを受光してタンジェンシ
    ャルプッシュプル信号を生成するタンジェンシャルプッ
    シュプル信号生成手段と、ビームが前記マークを走査し
    たときに前記タンジェンシャルプッシュプル信号生成手
    段上に現れるパルス信号に基づいてチルトエラー信号を
    生成するチルトエラー信号生成手段と、前記チルトエラ
    ー信号に基づいて前記ビームの前記ディスクに対する入
    射角度を調整するチルト補正手段とを有することを特徴
    とする光記録再生装置。
  3. 【請求項3】 トラック上に回折特性の変化するマーク
    が形成されたディスクに対し情報を記録および/もしく
    は再生する光記録再生装置において、 前記トラックからの反射ビームを受光してラジアルプッ
    シュプル信号を生成するラジアルプッシュプル信号生成
    手段と、ビームが前記マークの近傍箇所を走査したとき
    に前記ラジアルプッシュプル信号生成手段上に現れるパ
    ルス信号に基づいてチルトエラー信号を生成するチルト
    エラー信号生成手段と、前記チルトエラー信号に基づい
    て前記ビームの前記ディスクに対する入射角度を調整す
    るチルト補正手段とを有することを特徴とする光記録再
    生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3の何れかにおいて、チ
    ルトエラー信号生成手段は、非点収差を利用してフォー
    カスエラー信号を生成するための光検出器を共用するこ
    とを特徴とする光記録再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、チルトエラー信号生
    成手段は、ラジアルプッシュプルによりトラッキングエ
    ラー信号を生成するための光検出器を共用することを特
    徴とする光記録再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項3において、チルトエラー信号生
    成手段は、ラジアルプッシュプルによりトラッキングエ
    ラー信号を生成するための光検出器と、この光検出器か
    らの出力からプッシュプル信号を生成するためのプッシ
    ュプル信号生成回路を共用することを特徴とする光記録
    再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6の何れかにおいて、ト
    ラックは螺旋状のグルーブと当該グルーブ間のピッチ領
    域に形成されたランドとからなり、前記マークはこれら
    グルーブとランドの両方に形成されており、前記ビーム
    は前記グルーブとランドの何れか一方を走査するメイン
    ビームと他方を走査するサブビームとからなり、前記プ
    ッシュプル信号生成手段は、前記メインビームがディス
    クから反射された反射ビームに基づいてプッシュプル信
    号を生成することを特徴とする光記録再生装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし6の何れかにおいて、ト
    ラックは螺旋状のグルーブと当該グルーブ間のピッチ領
    域に形成されたランドとからなり、前記マークはこれら
    グルーブとランドの両方に形成されており、前記ビーム
    は前記グルーブとランドの何れか一方を走査するメイン
    ビームと他方を走査するサブビームとからなり、前記プ
    ッシュプル信号生成手段は前記サブビームがディスクか
    ら反射された反射ビームに基づいてプッシュプル信号を
    生成することを特徴とする光記録再生装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記サブビームは前
    記メインビームよりも先行するようにしてグルーブまた
    はランド上に位置付けられており、前記前記プッシュプ
    ル信号生成手段は当該サブビームがディスクから反射さ
    れた反射ビームに基づいてプッシュプル信号を生成する
    ことを特徴とする光記録再生装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし6の何れかにおいて、
    トラックは螺旋状のグルーブと当該グルーブ間のピッチ
    領域に形成されたランドとからなり、前記マークはこれ
    らグルーブとランドの何れか一方にのみ形成されてお
    り、前記ビームは前記グルーブとランドの何れか一方を
    走査するメインビームと他方を走査するサブビームとか
    らなり、前記プッシュプル信号生成手段は、前記マーク
    が形成された前記グルーブまたは前記ランドを走査する
    方のビームがディスクから反射された反射ビームに基づ
    いてプッシュプル信号を生成することを特徴とする光記
    録再生装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記サブビーム
    は前記マークが形成された前記ランドを走査し且つメイ
    ンビームよりも先行するように当該グルーブまたはラン
    ド上に位置付けられており、前記前記プッシュプル信号
    生成手段は当該サブビームがディスクから反射された反
    射ビームに基づいてプッシュプル信号を生成することを
    特徴とする光記録再生装置。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11の何れかにおい
    て、前記チルトエラー信号は、ビームが前記マーク上を
    走査するときに前記プッシュプル信号上に生じる正負の
    2つのパルス信号の波高値を比較し、このうち何れが大
    きいか、および、その大きさの差によって、チルトエラ
    ー信号を生成することを特徴とする光記録再生装置。
  13. 【請求項13】 トラック上に回折特性の変化するマー
    クが形成されたディスクに対し情報を記録および/もし
    くは再生すると共に、前記トラックから反射された反射
    ビームを受光する光検出器を有する光記録再生装置に用
    いられるチルト制御方法であって、 前記光検出器からの出力信号からプッシュプル信号を生
    成し、ビームが前記マークまたはその近傍箇所を走査す
    るときに前記プッシュプル信号上に生じるパルス信号の
    波高値に基づいてチルトエラー信号を生成することを特
    徴とするチルトエラー信号生成方法。
  14. 【請求項14】 トラック上に回折特性の変化するマー
    クが形成されたディスクに対し情報を記録および/もし
    くは再生すると共に、前記トラックから反射された反射
    ビームを受光する光検出器を有する光記録再生装置に用
    いられるチルト制御方法であって、 前記光検出器からの出力信号からタンジェンシャルプシ
    ュプル信号を生成し、ビームが前記マークを走査すると
    きに前記タンジェンシャルプシュプル信号上に生じるパ
    ルス信号の波高値に基づいてチルトエラー信号を生成す
    ることを特徴とするチルトエラー信号生成方法。
  15. 【請求項15】 トラック上に回折特性の変化するマー
    クが形成されたディスクに対し情報を記録および/もし
    くは再生すると共に、前記トラックから反射された反射
    ビームを受光する光検出器を有する光記録再生装置に用
    いられるチルト制御方法であって、 前記光検出器からの出力信号からラジアルプッシュプル
    信号を生成し、ビームが前記マークの近傍箇所を走査す
    るときに前記ラジアルプッシュプル信号上に生じるパル
    ス信号の波高値に基づいてチルトエラー信号を生成する
    ことを特徴とするチルトエラー信号生成方法。
  16. 【請求項16】 トラック上に回折特性の変化するマー
    クが形成されたディスクに対し情報を記録および/もし
    くは再生すると共に、前記トラックから反射された反射
    ビームを受光する光検出器と、当該光検出器からの出力
    信号からプッシュプル信号を生成するプッシュプル信号
    生成手段とを有する光記録再生装置に用いられるチルト
    制御方法であって、 ビームが前記マークまたはその近傍箇所を走査するとき
    に前記プッシュプル信号上に生じるパルス信号の波高値
    に基づいてチルトエラー信号を生成することを特徴とす
    るチルトエラー信号生成方法。
  17. 【請求項17】 トラック上に回折特性の変化するマー
    クが形成されたディスクに対し情報を記録および/もし
    くは再生すると共に、前記トラックから反射された反射
    ビームを受光する光検出器と、当該光検出器からの出力
    信号からプッシュプル信号を生成するプッシュプル信号
    生成手段とを有する光記録再生装置に用いられるチルト
    制御方法であって、 前記光検出器からの出力信号からタンジェンシャルプシ
    ュプル信号を生成し、ビームが前記マークを走査すると
    きに前記タンジェンシャルプシュプル信号上に生じるパ
    ルス信号の波高値に基づいてチルトエラー信号を生成す
    ることを特徴とするチルトエラー信号生成方法。
  18. 【請求項18】 トラック上に回折特性の変化するマー
    クが形成されたディスクに対し情報を記録および/もし
    くは再生すると共に、前記トラックから反射された反射
    ビームを受光する光検出器と、当該光検出器からの出力
    信号からプッシュプル信号を生成するプッシュプル信号
    生成手段とを有する光記録再生装置に用いられるチルト
    制御方法であって、 前記光検出器からの出力信号からラジアルプッシュプル
    信号を生成し、ビームが前記マークの近傍箇所を走査す
    るときに前記ラジアルプッシュプル信号上に生じるパル
    ス信号の波高値に基づいてチルトエラー信号を生成する
    ことを特徴とするチルトエラー信号生成方法。
  19. 【請求項19】 請求項13ないし18の何れかにおい
    て、前記チルトエラー信号は、ビームが前記マークまた
    はその近傍箇所を走査するときに前記プッシュプル信号
    上に生じる正負の2つのパルス信号の波高値を比較し、
    このうち何れが大きいか、および、その大きさの差によ
    って、チルトエラー信号を生成することを特徴とするチ
    ルトエラー信号生成方法。
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US7903531B2 (en) 2003-12-16 2011-03-08 Panasonic Corporation Optical disk apparatus for detecting tilt of an optical disk, and an optical disk for tilt detection

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