JP2002342975A - 光ディスク記録及び/又は再生装置及び収差調整方法 - Google Patents

光ディスク記録及び/又は再生装置及び収差調整方法

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JP2002342975A
JP2002342975A JP2001352163A JP2001352163A JP2002342975A JP 2002342975 A JP2002342975 A JP 2002342975A JP 2001352163 A JP2001352163 A JP 2001352163A JP 2001352163 A JP2001352163 A JP 2001352163A JP 2002342975 A JP2002342975 A JP 2002342975A
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aberration
recording
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disc
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Yoshihei Kobayashi
由平 小林
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学系に発生する非点収差を調整する。 【解決手段】 第1の複屈折を有する第1の光デイスク
と第1の複屈折より大きい第2の複屈折を有する第2の
光デイスクを選択的に装着可能であり、光源11と上記
装着された光デイスク2に光源から出射された光ビーム
を集光する対物レンズ15間に液晶素子31を備えた光
デイスク装置において、液晶素子31に印加する電圧を
調整することで第1のデイスクにおいてはコマ収差を補
正し、第2のデイスクにおいては非点収差を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録トラックのト
ラックピッチを互いに異ならせることにより記録密度が
結果的に異なる複数種類の光ディスクに対して情報信号
の記録及び/又は再生を行う光ディスク記録及び/又は
再生装置及びこの光ディスク記録及び/又は再生装置の
収差調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報信号の記録媒体として用いら
れる光ディスクにあっては、記録密度の高密度化が図ら
れている。例えば、直径を略65mmとされた光磁気デ
ィスクにあっては、情報信号が記録される記録トラック
のトラックピッチを1.6μmから0.95μmに狭小
化し、記録密度を略5倍としたものが提案されている。
【0003】上述のように、トラックピッチが狭小化さ
れた光磁気ディスクに対し情報信号の記録を行い、記録
した情報信号の再生をを行うためには、光磁気ディスク
に形成された記録トラックを走査する光ビームのスポッ
ト径をより小径化する必要がある。これは、記録トラッ
クのトラックピッチに比して光ビームのスポット径が大
きくなると、記録トラックの正確なトラッキングが行え
なくなり、所望の記録トラックに対し情報信号の記録再
生を行うことができなくなってしまうためであある。
【0004】そこで、光磁気ディスクに照射される光ビ
ームのスポット径を小径化するため、波長の短い光ビー
ムを出射する光源を備えた光ピックアップ装置を用いる
ことが提案されている。
【0005】このような波長の短い光ビームを出射する
光ピックアップ装置をトラックピッチを1.6μmとす
る光磁気ディスクの記録再生に用いると、記録トラック
幅に比し光ビームのスポット径が小さすぎるため、所望
の記録トラックを正確にトラッキングすることができな
くなり、正確に情報信号の記録再生を行うことができな
くなってしまう。
【0006】そこで、記録トラックのトラックピッチを
互いに異ならすことで結果的に記録密度が異なる複数種
類の光磁気ディスクを共通の光ディスク記録及び/又は
再生装置により記録又は再生することを可能とするため
に、波長の短い光ビームと波長の長い光ビームとをそれ
ぞれ出射する複数の光源を有する光ピックアップ装置を
備えた光ディスク記録及び/又は再生装置が提案されて
いる。
【0007】この光ディスク記録及び/又は再生装置
は、記録トラックのトラックピッチを互いに異ならすこ
とで結果的に記録密度が異なる複数種類の光磁気ディス
クにそれぞれ適合するように、複数の光源を切り替えて
波長を異にする光ビームを出射するようになされてい
る。
【0008】また、トラックピッチを1.6μmとする
光磁気ディスクは、トラックピッチを0.95μmとす
る光磁気ディスクと比して、複屈折が大きく、光磁気デ
ィスク中の光路を光ビームが透過する際に、光学系にお
いて非点収差が発生してしまう。このため、トラックピ
ッチを1.6μmとする光磁気ディスク専用の光ディス
ク記録及び/又は再生装置では、この非点収差の量を光
学系全体で管理している。一方、トラックピッチ0.9
5μmとする光磁気ディスクは、トラックピッチを1.
6μmとする光磁気ディスクと比して、複屈折が小さい
ことから、光学系において非点収差が抑制されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したような、複数
の光源を設けた光ピックアップ装置では、装置自体が大
型化してしまい、小型化を図る光ディスク記録及び/又
は再生装置に用いることが困難となってしまう。
【0010】また、波長の短い、例えば略650nmの
光ビームを出射する半導体レーザは、波長の長い、例え
ば略780nmに光ビームを出射する半導体レーザに比
して消費電力が大きい。消費電力が大きな半導体レーザ
を用いた光ピックアップ装置は、電池を電源とする携帯
型の光ディスク記録及び/又は再生装置には適さない。
さらに、消費電力が大きな半導体レーザは、温度係数が
大きく自己発熱量が大きいため、光ピックアップ装置に
搭載したときに、光ビームの安定した発振を図るための
放熱対策を施す必要があり、光ピックアップ装置の小
型、薄型化を実現することが困難となる。
【0011】さらにまた、波長の短い光ビームを出射す
る半導体レーザは、従来から広く用いられている780
nmの波長の光ビームを発振する半導体レーザに比して
高価であり、光ピックアップ装置の低価額化を図り、ひ
いては光ディスク記録及び/又は再生装置の低価額化を
図ることができない。
【0012】トラックピッチを0.95μmとする光磁
気ディスク専用の光ディスク記録及び/又は再生装置を
用いて、トラックピッチを1.6μmとする光磁気ディ
スクに対して情報信号の記録又は再生を行うと、記録再
生光学系において非点収差が発生してしまうといった問
題がある。
【0013】また、トラックピッチを0.95μmとさ
れた光磁気ディスク専用の記録再生光学系において、ト
ラックピッチを1.6μmとされた光磁気ディスクに対
して情報信号の記録再生を行う場合に、上述した非点収
差の影響によりADIP(Address In Pregroove)のエ
ラーレートであるADER(Address In Pregroove Err
or Rate)を検出する際のフォーカスバイアス最適点
と、トラックピッチを0.95μmとされた光磁気ディ
スクのRF信号のフォーカスバイアス最適点とに差が生
じるといった問題がある。
【0014】具体的には、トラックピッチを0.95μ
mとする光磁気ディスクに対して情報信号の記録再生を
行うために最適化した光ディスク記録及び/又は再生装
置のフォーカスバイアスに対して、トラックピッチを
1.6μmとする光磁気ディスクの記録再生に最適化し
たフォーカスバイアスを電気的にオフセットする必要が
ある。
【0015】しかしながら、個々の記録再生光学系に存
在する非点収差により、このオフセットの最適値にはば
らつきがあり、オフセットの調整が困難となる。
【0016】また、光磁気ディスクの形状変化や光磁気
ディスクの傾きによって光ビームが光磁気ディスクの記
録面に対して垂直に入射しない場合がある。この場合、
光磁気ディスクの記録面に対して入射された光ビーム
が、この光磁気ディスクの記録面に対して垂直方向に反
射されずに、反射した光ビームにコマ収差が発生してし
まい情報信号の読み取り精度が低下してしまうといった
問題がある。
【0017】そこで、本発明の目的は、光ディスク記録
及び/又は再生装置自体の一層の小型、薄型化を図ると
ともに、トラックピッチを0.95μmとする光磁気デ
ィスクとトラックピッチを1.6μmとする光磁気ディ
スクとに対して、情報信号の記録及び/又は再生を行う
ことを可能とされた光ディスク記録及び/又は再生装
置、並びにそのような光ディスク記録及び/又は再生装
置の収差調整方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために、本発明に係る光ディスク記録及び/又は再
生装置は、波長を略780nmとする光ビームを出射す
る光源と、開口数(NA)を略0.62となし上記光源
から出射される光ビームを集光して光ディスクに照射す
る対物レンズと、この対物レンズから光ディスクに対し
て照射される光ビームに収差を発生させる収差発生手段
と、光ディスクからの反射光を受光する受光手段とが設
けられた光ピックアップ装置を備えている。そして、デ
ィスク判別手段によって判別される光ディスクの種類に
応じて、収差発生手段を駆動させて光ビームに発生する
異なる種類の収差を補正し、光ディスクに対し情報信号
の記録及び/又は再生を行う。
【0019】本発明に係る光ディスク記録及び/又は再
生装置は、異なるトラックピッチとされた複数種類の光
ディスクに対して情報信号の記録再生を行い、且つ異な
るトラックピッチとされた複数種類の光ディスクに対し
て情報信号の記録再生が良好となるように、光学系で発
生する非点収差及びコマ収差を補正する。
【0020】また、本発明に係る収差調整方法は、波長
を略780nmとする光ビームを出射する光源と、開口
数(NA)を略0.62となし上記光源から出射される
光ビームを集光して光ディスクに照射する対物レンズ
と、対物レンズから光ディスクに対して照射される光ビ
ームに収差を発生させる収差発生手段と、光ディスクか
らの反射光を受光する受光手段とが設けられた光ピック
アップ装置を備える光ディスク記録及び/又は再生装置
に対して、記録トラックのトラックピッチを互いに異に
して記録密度を異にする複数種類の光ディスクのうちト
ラックピッチを小とする光ディスクを装着し、収差発生
手段を駆動させ、受光手段を用いて光ディスクから読み
出した情報信号に基づいてコマ収差を補正する第1の収
差発生手段調整ステップと、上述した光ディスクのうち
トラックピッチを大とする光ディスクを装着し、収差発
生手段を駆動させ、受光手段を用いて光ディスクから読
み出した情報信号に基づいて非点収差を補正する第2の
収差発生手段調整ステップとを有する。
【0021】本発明に係る収差調整方法は、異なるトラ
ックピッチとされた複数種類の光ディスクに対して情報
信号の記録再生を行い、且つ異なるトラックピッチとさ
れた複数種類の光ディスクに対して情報信号の記録再生
が良好となるように、光学系で発生する非点収差及びコ
マ収差を補正する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は、
以下で説明する実施の形態のみに限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変更が可能
であることは勿論である。
【0023】本発明を適用した光ディスク記録及び/又
は再生装置の一構成例を、図1に示す。
【0024】この光ディスク記録及び/又は再生装置1
は、記録媒体である光磁気ディスク2に対して光ビーム
を照射し、光磁気ディスク2から反射した光ビームを検
出する光学系を有する光ピックアップ装置3と、光磁気
ディスク2に対して記録すべき情報信号に応じて変調さ
れた外部磁界を印加する磁気ヘッド4と、光磁気ディス
クを装着され、この光磁気ディスクを回転駆動させるデ
ィスク回転機構であるスピンドルモータ5とを備えてい
る。
【0025】本発明が適用された光ディスク記録及び/
又は再生装置1において、磁気ヘッド4は、光磁気ディ
スク2を挟んで光ピックアップ装置3に対向するように
配設され、光ピックアップ装置3と同期して光磁気ディ
スク2の内外周に亘って移動自在とされている。
【0026】このような光ディスク記録及び/又は再生
装置1が備える光ピックアップ装置3は、光磁気ディス
ク2の信号記録面に照射される光ビームを出力する光源
として半導体レーザ11を備えている。
【0027】この半導体レーザ11は、波長を略780
nmとする光ビームを出射するものであり、記録トラッ
クのトラックピッチを約1.6μmとするCD等の光デ
ィスクに対して情報の読み込みを行うために用いられる
光ピックアップ装置の光源として広く用いられている。
【0028】また、光ピックアップ装置3は、半導体レ
ーザ11の一方の側面に、半導体レーザ11側から順に
グレーティング12と、ビームスプリッタ13とを備え
ている。
【0029】グレーティング12は、3ビーム法により
トラッキングエラー信号を取得するために、半導体レー
ザ11から出射された光ビームL1を主ビームとして2
本の副ビームに分割する。
【0030】ビームスプリッタ13は、光磁気ディスク
2に照射される光ビームと光磁気ディスク2から反射さ
れる戻りの光ビームとを分離する。なお、ここでは、ビ
ームスプリッタ13として、ウォラストンプリズムとの
組み合わせプリズムを用いている。
【0031】光ピックアップ装置3は、ビームスプリッ
タ13の半導体レーザ11からの光ビームが透過する方
向に、半導体レーザ11から所定の放射角もって出射さ
れる光ビームを平行光にするためのコリメータレンズ1
4と、このコリメータレンズ14により平行光とされた
光ビームを集光し光磁気ディスク2の信号記録面上に照
射する対物レンズ15とを備えている。
【0032】また、光ピックアップ装置3は、ビームス
プリッタ13の光磁気ディスク2から反射された戻りの
光ビームを反射させる反射方向に、戻りの光ビームのカ
ー回転角度を光強度に変換して出力する検光子16と、
マルチレンズ17と、これら検光子16及びマルチレン
ズ17を透過した光磁気ディスク2から反射された光ビ
ームを受光する受光手段であるフォトディテクタ18と
を備えている。
【0033】このうち、フォトディテクタ18は、受光
した光磁気ディスク2から反射された戻りの光ビームの
偏光面の回転角度の相違による光量の強弱に基づいて光
磁気ディスク2に記録されたデータを電気信号に変換し
て出力する。
【0034】ここで、光ビームを光磁気ディスク2上に
集光して照射する対物レンズ15には、開口数(NA:N
umerical Aperture)を略0.62とするものが用いら
れる。この対物レンズ15を透過して集光される波長を
780nmとする光ビームは、焦点位置においてスポッ
ト径を略1.53μmとするビームスポットを形成す
る。すなわち、波長が780nmの光ビームは、開口数
(NA)を略0.62とする対物レンズ15により集光
され、対物レンズ15の焦点に位置する光磁気ディスク
2の信号記録面にスポット径を略1.53μmとするビ
ームスポットを形成して照射される。
【0035】ところで、直径を略64mmとする光磁気
ディスク2において、図2に示すように、記憶容量を1
40MBとする第1の光磁気ディスク2aの記録トラッ
ク21は、トラックピッチTpを略1.6μmとして
形成されている。この記録トラック21は、データが記
録される領域をグルーブ21Gと、このグルーブ21G
の両側に、トラッキング制御用及びアドレス検出用の信
号を得るためのウォブルされたランド21Lとが形成さ
れてなる。
【0036】また、直径を略64mmとする光磁気ディ
スク2において、図3に示すように、記憶容量を650
MByteとする第2の光磁気ディスク2bの記録トラ
ック22は、トラックピッチTpを略0.95μmと
して形成されている。この記録トラック22は、データ
が記録される領域をランド22Lと、このランド22L
の一方の側に、記録トラック22を分離するグルーブ2
2Gと、ランド22Lの他方の側に、トラッキング制
御用及びアドレス検出用の信号を得るためにウォブルさ
れたグルーブ22Gとが形成されてなる。
【0037】ところで、光磁気ディスク2の所望の記録
トラックに対して適切に情報信号の記録再生を行うため
には、光ピックアップ装置3から出射された光ビームが
光磁気ディスク2の記録トラックを正確に走査する必要
がある。光ビームが光磁気ディスク2の記録トラックを
正確に走査するためには、少なくともトラッキング制御
信号が生成され、このトラッキング制御信号に基づいて
光ビームの走査位置が制御される必要がある。すなわ
ち、トラッキング制御信号により光ビームが記録トラッ
クを正確に走査するためには、光ビームが記録トラック
の全幅に照射され、記録トラックの両側又は一方の側に
設けられたウォブルされたランド21L、22L若しく
はグルーブ21G、22G、22Gを検出する必要
がある。
【0038】光ディスク記録及び/又は再生装置1は、
上述したトラックピッチを1.6μmとする第1の光磁
気ディスク2aと、トラックピッチを0.95μmとす
る第2の光磁気ディスク2bとを、ひとつの光源である
半導体レーザ11から出射される光ビームによって情報
信号の記録再生を行う。
【0039】このため、本発明を適用した光ディスク記
録及び/又は再生装置1は、コリメータレンズ14と対
物レンズ15との間に、収差を発生させる収差発生手段
として液晶素子31を配置し、この液晶素子31を用い
て非点収差及びコマ収差を調整し、これによってビーム
径を調整して、トラックピッチを1.6μmとする第1
の光磁気ディスク2aとトラックピッチを0.95μm
とする第2の光磁気ディスク2bとに対して情報信号の
記録再生を行うことを特徴としている。
【0040】具体的に、液晶素子31は、図4及び図5
に示すように、液晶分子が封入された液晶板32を挟ん
で、第1の電極板33及び第2の電極板34が配置され
た構造を有している。
【0041】このうち、第1の電極板33には、光ビー
ムを透過する円形のアパーチャ35を基準として、相対
向する一対の半円形の電極パターンが形成されており、
このうちの一方を第1の電極パターン36aとし、他方
を第2の電極パターン36bとする。
【0042】また、第1の電極板33には、第1の電極
パターン36a及び第2の電極パターン36bの外側に
一対の電極パターンが形成されており、第1の電極パタ
ーン36aの外側に形成された電極パターンを第3の電
極パターン36cとし、第2の電極パターン36bの外
側に形成された電極パターンを第4の電極パターン36
dとする。
【0043】さらに、これら第1〜第4の電極パターン
36a〜36dの間とこれらの周囲とにも電極パターン
が形成されており、この電極パターンを第5の電極パタ
ーン36eとする。
【0044】一方、第2の電極板34には、第1乃至第
5の電極パターン36a〜36eと対向する共通電極パ
ターン37が形成されている。
【0045】そして、第1〜第5の電極パターン36a
〜36eと共通電極パターン37との間には、各電極パ
ターンに接続された図示しない液晶駆動部から、それぞ
れ同電位または異なる電位の駆動電圧が印加される。こ
のようにして各電極パターンに駆動電圧が印加されるこ
とによって、液晶板32に対して駆動電圧が印加され、
液晶板32内の液晶分子の配向が変化する。
【0046】これにより、光ディスク記録及び/又は再
生装置1は、半導体レーザ11から出射される光ビーム
のビーム径を液晶素子31により調整して、トラックピ
ッチを1.6μmとする第1の光磁気ディスク2aと、
トラックピッチを0.95μmとする第2の光磁気ディ
スク2bとに対して情報信号の記録再生を適切に行うこ
とができる。
【0047】液晶素子31においては、第1乃至第5の
電極パターン36a〜36eと共通電極パターン37と
の間に印加される駆動電圧をそれぞれ駆動電圧
LC1,V LC2,VLC3,VLC4,VLC5
し、これらの駆動電圧を各電極パターンに印加すること
により、それぞれの駆動電圧VLC1〜VLC5に応じ
て液晶分子の配向が変化する。そして、液晶分子の配向
が変化することによって、液晶素子31を透過する光ビ
ームに位相差が発生する。この位相差は、液晶素子31
に印加されるそれぞれの駆動電圧VLC1〜VLC5
依存しており、液晶分子の配向と同じ方向の偏光成分と
垂直方向の偏光成分との間に発生し、それぞれの駆動電
圧VLC1〜VLC5が異なることにより各電極パター
ンに応じて局所的に異なった値となる。そして、この液
晶素子31は、上述した位相差と光学系で発生した非点
収差及びコマ収差を合成し、対物レンズ15により絞ら
れたビームスポットの波面収差のRMS(Root Mean Sq
uare)値が最小となるようにそれぞれの駆動電圧V
LC1〜VLC5を調整することで非点収差及びコマ収
差の補正を行う。
【0048】ここで、光ディスク記録及び/又は再生装
置1では、トラックピッチを1.6μmとする第1の光
磁気ディスク2aに対して情報信号の記録再生を行う場
合に、液晶素子31の第1,第2,第5の電極パターン
36a,36b,36eに対して印加する駆動電圧V
LC1,VLC2,VLC5をそれぞれ同電位とし、こ
れらの駆動電圧VLC1,VLC2,VLC5と異なる
ように第3,第4の電極パターン36c,36dに対し
て印加する駆動電圧VLC3,VLC4とをそれぞれ同
電位とし、光ビームに非点収差を発生させてビームスポ
ット径を制御し、非点収差を調整する。
【0049】また、トラックピッチを0.95μmとす
る第2の光磁気ディスク2bに対して情報信号の記録再
生を行う場合に、液晶素子31の各電極パターンに対し
て印加するそれぞれの駆動電圧VLC1〜VLC5を調
整して、光ビームに非点収差を発生させないようにして
いる。これは、トラックピッチを0.95μmとする第
2の光磁気ディスク2bの複屈折が小さく、非点収差が
抑制されているからである。具体的には、詳細を後述す
る基準となる電圧に対して、第1,第4の電極パターン
36a,36dに対して印加する駆動電圧VLC1,V
LC4をプラス側へシフトさせ、第2,第3の電極パタ
ーン36b,36cに対して印加する駆動電圧
LC2,VLC3をマイナス側へシフトさせ、コマ収
差を調整する。
【0050】なお、トラックピッチを0.95μmとす
る第2の光磁気ディスク2bに対して情報信号の記録再
生を行う場合には、各電極パターンと共通電極パターン
37との間に印加するそれぞれの駆動電圧VLC1〜V
LC5平均値が、液晶素子31を透過した光ビームの液
晶分子の配向と同じ方向の偏光成分と垂直方向の偏光成
分との間の位相差のλ/2近傍となるように、基準とな
る電圧を予め調整し設定しておく。
【0051】ここで、液晶素子31の各電極パターンに
対して印加するそれぞれの駆動電圧VLC1〜VLC5
を同電位として、上述した位相差がλ/2近傍となるよ
うにそれぞれの駆動電圧VLC1〜VLC5を変化させ
た際の位相差の変化を図6に示す。また、同様に液晶素
子31の各電極パターンに対して印加するそれぞれの駆
動電圧VLC1〜VLC5を同電位として、上述した位
相差がλ/2近傍となるようにそれぞれの駆動電圧V
LC1〜VLC5を変化させ、読み出されるRF信号の
ジッターの変化を図7に示す。
【0052】これら図6及び図7に示すグラフより、上
述した位相差がλ/2近傍となるように各電極パターン
に対して印加するそれぞれの駆動電圧VLC1〜V
LC5を調整した場合において、最もRF信号のジッタ
ーが低減しており、光磁気ディスク2に対して情報信号
の記録再生を行うために最適であることがわかる。この
調整された基準となる電圧を以下では電圧V
LC(ref)とする。
【0053】そこで、トラックピッチを0.95μmと
された第2の光磁気ディスク2bに対して情報信号の記
録再生を行う場合には、複屈折による非点収差を補正す
る必要がないが、コマ収差の補正のために液晶素子31
の各電極パターンに対して印加する駆動電圧VLC1
LC5の平均電圧を上述した位相差がλ/2近傍とな
るように調整された電圧VLC(ref)とする。この
際に、液晶素子31の第1、第4の電極パターン36
a,36dに対して印加する駆動電圧VLC1,V
LC4を電圧VLC(ref)を基準としてプラス側へ
シフトさせ、第2、第3の電極パターン36b,36c
に対して印加する駆動電圧VLC3,VLC4を電圧
VLC(ref)を基準としてマイナス側へシフトさせ
てコマ収差の補正を行う。
【0054】また、第5の電極パターン36eに対して
印加する駆動電圧VLC5は、電圧VLC(ref)
ままとなるように一定に保つ。なお、ここでは、各電極
パターンに対して印加するそれぞれの駆動電圧VLC1
〜VLC5の平均値が、電圧VLC(ref)のままと
なるように、第1乃至第4の電極パターン36a〜36
dに対して印加する駆動電圧VLC1〜VLC4をシフ
トさせ、読み出されたRF信号のジッターが最低となる
ように調整する。
【0055】上述したように調整された駆動電圧V
LC1,VLC4を以下では電圧VLC (coma+)
とし、駆動電圧VLC2,VLC3を以下では電圧V
LC(co ma−)とする。
【0056】また、トラックピッチを1.6μmとされ
た第1の光磁気ディスク2aに対して情報信号の記録再
生を行う場合には、第1,第2,第5の電極パターン3
6a,36b,36eと共通電極パターン37との間に
印加する駆動電圧VLC1,VLC2,VLC5を上述
した電圧VLC(ref)とし、第3,第4の電極パタ
ーン36c,36dと共通電極パターン37との間に印
加する駆動電圧VLC ,VLC4と異なる駆動電圧と
する。すなわち、第3,第4の電極パターン36c,3
6dに対して印加される駆動電圧VLC3,V
LC4は、光学系の非点収差を補正できるように最適化
された電圧となるように調整される。
【0057】ここで、トラックピッチを1.6μmとす
る第1の光磁気ディスク2aに対して情報信号を記録再
生する場合に、液晶素子31の第1,第2,第5の電極
パターン36a,36b,36eに対して印加する駆動
電圧VLC1,VLC2,V LC5を電圧V
LC(ref)に固定し、液晶素子31の第3及び第4
の電極パターン36c,36dに対して印加する駆動電
圧VLC3,VLC4を変化させた場合のADERの変
化を図8に示す。
【0058】ここで、ADERについて簡単に説明す
る。図2及び図3中に示す領域A、B、C、Dは、フォ
トディテクタ18が受光する光ビームの分割された各領
域を示し、この領域A、B、C、Dに応じてフォトディ
テクタ18が分割されている。フォトディテクタ18
は、それぞれ領域A、B、C、Dに対応する部分により
受光した光ビームのレベルを演算し、これをADERと
している。すなわち、ADERは、第1の光磁気ディス
ク2aの場合に、光ビームのレベルを(A+D)?(B
+C)となるように演算を行い、第2の光磁気ディスク
2bの場合に、光ビームのレベルを(A+B+C+D)
となるように演算を行うことにより求められる。
【0059】そこで、図9のグラフに示すように、第
3,第4の電極パターン36c,36dに対して印加さ
れる駆動電圧VLC3,VLC4は、ADERが抑えら
れている範囲の中間となるように調整され、この調整さ
れた電圧を電圧VLC(AS)とする。
【0060】したがって、トラックピッチを1.6μm
とする第1の光磁気ディスク2aに対して情報信号の記
録再生を行う場合には、液晶素子31の第3,第4の電
極パターン36c,36dに対して印加する駆動電圧V
LC3,VLC4を調整された電圧VLC(AS)とす
ることが好ましい。
【0061】以上のような光ディスク記録及び/又は再
生装置1の各部の制御及び各種信号の流れを、図9に示
すブロック図を用いて説明する。
【0062】光ディスク記録及び/又は再生装置1は、
マイクロコンピュータ61を備え、このマイクロコンピ
ュータ61が、液晶素子31を駆動する液晶駆動部62
と、フォーカス駆動部63と、トラック駆動部64とに
接続されている。液晶駆動部62とフォーカス駆動部6
3とトラック駆動部64とは、光ピックアップ装置3に
接続されており、マイクロコンピュータ61からの制御
信号に基づいて、光ピックアップ装置3の駆動制御を行
う。
【0063】光ディスク記録及び/又は再生装置1は、
マイクロコンピュータ61からの制御信号に基づいて、
液晶駆動部62が液晶素子31の各電極パターン36a
〜36eに対してそれぞれの駆動電圧VLC1〜V
LC5を印加する。このとき、マイクロコンピュータ6
1は、ディスク判別手段として光磁気ディスク2の種類
を判別して、この光磁気ディスク2の種類に応じて各電
極パターンに対して印加するそれぞれの駆動電圧V
LC1〜VLC5を変化させ調整することになる。
【0064】また、光ディスク記録及び/又は再生装置
1は、マイクロコンピュータ61からの制御信号に基づ
いてフォーカス駆動部63が光ピックアップ装置3に対
してフォーカスバイアスを印加しフォーカスサーボを行
う。
【0065】ここで、フォーカスバイアスは、図10の
グラフに示すように、光ピックアップ装置3によって読
み出されたRF信号が良好に再生できる、すなわちエラ
ーレートが低く抑えられている範囲の中間となるように
調整され、この調整されたフォーカスバイアスを以下で
フォーカスバイアスVFBとする。
【0066】また、マイクロコンピュータ61は、光ピ
ックアップ装置3が記録トラックを正確に走査するよう
にトラック駆動部64を制御する。
【0067】さらに、マイクロコンピュータ61は、図
8に示すように、回転駆動部65に接続されており、こ
のマイクロコンピュータ61からの制御信号に基づいて
回転駆動部65がスピンドルモータ5を制御し、このス
ピンドルモータ5によって光磁気ディスク2を所定の回
転速度で回転駆動させる。
【0068】また、光ピックアップ装置3は、RFアン
プ66と接続されており、この光ピックアップ装置3に
よって再生されたRF信号をRFアンプ66に送り、R
Fアンプ66においてRF信号が増幅される。RFアン
プ66は、DSP(Digital Signal Processor)67と
接続され、DSP67にRF信号を送り、DSP67に
おいてRF信号からデジタル信号に変換される。
【0069】DSP67は、マイクロコンピュータ61
とECC(Error Correction Code)/ACIRC(Adv
anced Cross Interleave Reed-Solomon Code)部68と
に接続され、DSP67からADIPのエラーレートで
あるADERをマイクロコンピュータ61に送り、EF
M(Eight to Fourteen Modulation)信号をECC/A
CIRC部68に送る。
【0070】ECC/ACIRC部68は、マイクロコ
ンピュータ61と接続され、入力されたEFM信号に複
合処理及びエラー訂正処理を施し、そのエラーレートを
マイクロコンピュータ61に送信する。
【0071】マイクロコンピュータ61は、記憶手段で
あるRAM(Random Access Memory)69と接続され、
DSP67及びECC/ACIRC部68から送られる
各種のエラー情報から、液晶駆動部62及びフォーカス
駆動部63及びトラック駆動部64を調整し、調整され
た適切な値である電圧VLC(ref),VLC(A
S),VLC(coma+),VLC(coma−)
フォーカスバイアスVFBをRAM69に記憶する。な
お、RAM69としては、EPROM(ErasableProgra
mmable Read-Only Memory)等を用いることができる。
【0072】ここで、光ディスク記録及び/又は再生装
置1が光磁気ディスク2に対して情報信号の記録再生を
行う場合には、マイクロコンピュータ61によって、光
磁気ディスクディスク2の種類を判別し、判別された種
類に応じてRAM69から各パラメータとして、電圧V
LC(ref),VLC(AS),VLC(coma
+),VLC(coma−),フォーカスバイアスV
FBを読み出している。
【0073】具体的には、マイクロコンピュータ61に
よって、トラックピッチを1.6μmとする第1の光磁
気ディスク2aと判断された場合には、駆動電圧V
LC1,VLC2,VLC5として電圧V
LC(ref)が、駆動電圧VLC3,VLC として
電圧VLC(AS)が読み出される。また、マイクロコ
ンピュータ61によって、トラックピッチを0.95μ
mとする第2の光磁気ディスク2bと判断された場合に
は、駆動電圧VLC1,VLC4として電圧V
LC(coma+ が、駆動電圧VLC2,VLC3
して電圧VLC(coma−)が、駆動電圧VLC5
して電圧VLC(ref)が読み出される。フォーカス
バイアスについては、どちらの光磁気ディスクの場合で
もフォーカスバイアスVFBが読み出される。
【0074】以上のように構成された光ディスク記録及
び/又は再生装置1の収差を調整する方法について、図
11に示すフローチャートに基づいて以下で説明する。
【0075】まず、ステップS1において、トラックピ
ッチを0.95μmとする第2の光磁気ディスク2bを
光ディスク記録及び/又は再生装置1に装着する。そし
てマイクロコンピュータ61からの制御信号によって回
転駆動部65がスピンドルモータ5を制御して、第2の
光磁気ディスク2bを回転駆動させる。そして、マイク
ロコンピュータ61が第2の光磁気ディスク2bの種類
を判別する。
【0076】次に、ステップS2において、マイクロコ
ンピュータ61からの制御信号によってフォーカス駆動
部63を制御し、このフォーカス駆動部63から光ピッ
クアップ装置3にフォーカスバイアスを印加して、第2
の光磁気ディスク2bに対する対物レンズ15の焦点距
離を調整し、光ピックアップ装置3によって読み出され
たRF信号のエラーレートに基づいてフォーカスサーボ
を行う。ここでは、液晶素子31の各電極パターンに対
して印加する駆動電圧VLC1〜VLC5を、上述した
位相差がλ/2となるように、経験的に得られた電圧で
ある電圧VLC (λ/2)とする。
【0077】次に、ステップS3において、光ピックア
ップ装置3によって読み出されたRF信号のエラーレー
トに基づいてフォーカスバイアスが最適であるかどうか
を、マイクロコンピュータ61が判断し、フォーカスバ
イアスが最適でない場合には、ステップS2に戻る。一
方、フォーカスバイアスが最適である場合は、ステップ
S4に進む。
【0078】ステップS4において、マイクロコンピュ
ータ61の判断により最適とされたフォーカスバイアス
をフォーカスバイアスVFBとしてRAM69に記憶す
る。
【0079】次にステップS5において、マイクロコン
ピュータ61からの制御信号によって液晶駆動部62を
制御し、光ピックアップ装置3によって読み出されたR
F信号のエラーレートに基づいて、液晶素子31の各電
極パターンに対して印加する駆動電圧VLC1〜V
LC5を位相差がλ/2近傍となるように調整する。
【0080】次に、ステップS6において、光ピックア
ップ装置3によって読み出されたRF信号のエラーレー
トに基づいて、位相差がλ/2相当であるかどうかをマ
イクロコンピュータ61が判断し、位相差がλ/2相当
でない場合には、ステップS5に戻る。一方、位相差が
λ/2相当である場合は、ステップS7に進む。
【0081】ステップS7において、マイクロコンピュ
ータ61の判断により位相差がλ/2相当であるとされ
た際に、液晶素子31の各電極パターンに対して印加さ
れた駆動電圧VLC1〜VLC5を電圧V
LC(ref)としてRAM69に記憶する。
【0082】次に、ステップS8において、マイクロコ
ンピュータ61からの制御信号によって液晶駆動部63
を制御し、光ピックアップ装置3によって読み出された
RF信号のエラーレートに基づいて、液晶素子31の各
電極パターンの平均駆動電圧を電圧VLC(ref)
なるようにこの電圧VLC(ref)を基準として第
1,第4の電極パターン36a,36dに対して印加す
る駆動電圧VLC1,V LC4をプラス側へシフトさ
せ、第2,第3の電極パターン36b,36cに対して
印加する駆動電圧VLC2,VLC3をマイナス側へシ
フトさせてそのシフト量を調整する。
【0083】次に、ステップS9において、光ピックア
ップ装置3によって読み出されたRF信号のエラーレー
トに基づいて、上述したシフト量が最適であるかどうか
をマイクロコンピュータ61が判断し、最適でない場合
には、ステップS8に戻る。一方、上述したシフト量が
最適である場合は、ステップS10に進む。
【0084】次にステップS10において、マイクロコ
ンピュータ61の判断によりシフト量が最適と判断され
た際に、液晶素子31の第1,第4の電極パターン36
a,36dに対して印加された駆動電圧VLC1,V
LC4を電圧VLC(coma +)として、液晶素子3
1の第2,第3の電極パターン36b,36cに対して
印加された駆動電圧VLC2,VLC3を電圧V
LC(coma−)としてRAM69に記憶する。
【0085】次に、ステップS11において、トラック
ピッチを0.95μmとする第2の光磁気ディスク2b
を取り外し、トラックピッチを1.6μmとする第1の
光磁気ディスク2aを装着する。そしてマイクロコンピ
ュータ61からの制御によって回転駆動部65がスピン
ドルモータ5を制御して、第1の光磁気ディスク2aを
回転駆動させる。そして、マイクロコンピュータ61が
第1の光磁気ディスク2aの種類を判別する。
【0086】次に、ステップS12において、マイクロ
コンピュータ61からの制御により液晶駆動部62が液
晶素子31の第1,第2,第5の電極パターン36a,
36b,36eと共通電極パターン37との間に電圧V
LC(ref)を、第3,第4の電極パターン36c,
36dと共通電極パターン37との間に電圧VLC(
ref)とは異なる駆動電圧VLC3,VLC4を印加
する。なお、第1,第2,第5の電極パターン36a,
36b,6eと共通電極パターン37との間には、駆動
電圧VLC1,VLC2,VLC5として電圧V
LC(ref)を印加し固定しておき、第3,第4の電
極パターン36c、36dと共通電極パターン37との
間に印加する駆動電圧VLC3,VLC4を、光ピック
アップ装置3によって読み出されたRF信号から検出す
るADERが最適となるように変化させる。
【0087】次に、ステップS13において、光ピック
アップ装置3によって読み出されたRF信号からADE
Rを検出し、このADERが最適であるかをマイクロコ
ンピュータ61によって判断し、最適でない場合にはス
テップS12に戻る。一方、最適である場合にはステッ
プS14に進む。
【0088】ステップS14において、マイクロコンピ
ュータ61の判断によりADERが最適である場合に、
液晶素子31の第3,第4の電極パターン36c,36
dに印加される駆動電圧VLC3,VLC4を電圧V
LC(AS)としてRAM69に記憶する。
【0089】以上のような手順で、フォーカスバイアス
FB及び電圧VLC(ref),VLC(AS),V
LC(coma+),VLC(coma−)をRAM6
9に記憶し、光ディスク記録及び/又は再生装置1にお
ける光磁気ディスク2から情報信号を記録再生する際に
これらの値を用いて非点収差及びコマ収差を補正するこ
とができる。
【0090】なお、光ディスク記録及び/又は再生装置
1の収差を調整する際には、電圧V LC(λ/2)を予
めRAM69に記憶してあるものとする。
【0091】上述したように、液晶素子31の各電極パ
ターンに対して印加する駆動電圧V LC1〜VLC5
調整は、光ディスク記録及び/又は再生装置1を製品と
して出荷する前に行われていることが好ましく、光ディ
スク記録及び/又は再生装置1の記録再生光学系の個体
レベルの調整を簡単に行うことができる。
【0092】上記実施例では、第2の光磁気デイスクを
最初に装着して調整を行った後に第1の光デイスクを装
着して調整を行うようにしたが、手順として第1の光磁
気デイスクを最初に装着して調整を行った後に第2の光
デイスクを装着して調整を行うように逆にしてもよい。
【0093】この場合には、第1の光磁気デイスクで上
述したステップS1〜S7までの処理と同じ処理を行い
第1の光磁気デイスクの光学特性に合わせたフォーカス
バイアスVFB及び基準電圧VLC(ref)がメモリ
に記憶される。
【0094】上記基準電圧VLC(ref)がメモリに
記憶された後にVLC(AS)が調整され、第2の光磁
気デイスクに交換されて、上記基準電圧V
LC(ref)に基づいてVLC(coma+),V
LC(coma−)が調整されメモリに記憶されるよう
になる。
【0095】以上のように、本発明によれば、液晶素子
31を用いて記録トラックのトラックピッチを互いに異
にし記録密度を異にする光磁気ディスク2に対して、情
報信号の記録再生を行うことができる。また、光磁気デ
ィスク用の記録再生光学系において、非点収差及びコマ
収差を簡単に補正することができる。また、光ディスク
記録及び/又は再生装置1において、光ピックアップ装
置3が複数の光源を有する必要がないので、装置の小
型、薄型化、及び低価格化を達成することができる。
【0096】なお、液晶素子の他の例としては、図12
に示すように、一般化された電極パターンとすることに
よって非点収差を補正することができる。この場合は、
アパーチャ35の両端に一対の三日月形状に形成された
電極パターン71と、この電極パターン71に囲まれ楕
円形状に形成された電極パターン72との二つの電極パ
ターン対して異なる駆動電圧を印加することによって非
点収差を補正することとなる。しかしこの場合には、他
にコマ収差を補正するための液晶素子等の補正手段が必
要となるために、単一の液晶素子によって非点収差及び
コマ収差を補正できる液晶素子31とするほうが装置構
成の簡略化及び低価格化が達成できる。
【0097】
【発明の効果】上述したように、本発明は、記録トラッ
クのトラックピッチを互いに異にして記録密度を異にす
る光磁気ディスクを同じ記録再生光学系で情報信号の記
録再生を行う光ディスク記録及び/又は再生装置の非点
収差及びコマ収差を単一の液晶素子によって簡単に調整
することができる。このような調整を、光ディスク記録
及び/又は再生装置が製造される過程において行い、調
整された各パラメータを記憶しておくことで、トラック
ピッチを異にする光磁気ディスクに対して情報信号を記
録再生する際に、発生した非点収差及びコマ収差を電気
的なオフセットをかけなくても光学的に補正することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る収差調整方法の対象となる記録及
び/又は再生装置を示すブロック図である。
【図2】第1の光磁気ディスクの記録トラックを示す概
略平面図である。
【図3】第2の光磁気ディスクの記録トラックを示す概
略平面図である。
【図4】本発明に用いられる液晶素子を示す概略斜視図
である。
【図5】液晶素子に設けられる各電極パターンを示す概
略平面図である。
【図6】液晶素子に印加する駆動電圧に対して、液晶素
子を透過した光ビームのうち、液晶分子の配向と同じ方
向の偏光成分と垂直方向の偏光成分との位相差の変化を
示すグラフである。
【図7】液晶素子に印加する駆動電圧に対して、読み出
されるRF信号のジッターの変化を示すグラフである。
【図8】液晶素子の第1及び第2の電極パターンと共通
電極パターンとの間に印加する駆動電圧に対する、RF
信号のエラーレートの変化を示すグラフである。
【図9】本発明に用いられる収差調整装置の構成を示す
ブロック図である。
【図10】液晶素子の第1の電極パターンと共通電極パ
ターンとの間に印加する駆動電圧に対するADERの変
化を示すグラフである。
【図11】本発明に係る収差調整方法を示すフローチャ
ートである。
【図12】液晶素子に設けられる各電極パターンの他の
例を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 記録及び/又は再生装置、2 光磁気ディスク、3
光ピックアップ装置、4 磁気ヘッド、5 スピンド
ルモータ、11 半導体レーザ、12 グレーティン
グ、13 ビームスプリッタ、14 コリメータレン
ズ、15 対物レンズ、16 検光子、17 マルチレ
ンズ、18 フォトディテクタ、31 液晶素子
フロントページの続き Fターム(参考) 5D090 AA01 BB10 CC16 CC18 EE01 EE11 FF05 HH01 KK01 LL03 5D117 AA02 KK05 5D118 AA03 AA26 BA01 BB06 BC08 CA11 CB01 DC12 5D119 AA02 AA11 AA22 AA41 BA01 BB05 EA03 EB02 EC02 EC04 EC41 EC45 JA09

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録トラックのトラックピッチを互いに
    異にして記録密度を異にする複数種類の光ディスクが選
    択的に装着されるディスク回転機構と、 上記ディスク回転機構に装着される光ディスクの種類を
    判別するディスク判別手段と、 波長を略780nmとする光ビームを出射する光源と、 開口数(NA)を略0.62となし上記光源から出射さ
    れる光ビームを集光して上記光ディスクに照射する対物
    レンズと、 上記対物レンズから上記光ディスクに対して照射される
    光ビームに収差を発生させる収差発生手段と、 上記光ディスクからの反射光を受光する受光手段と、 上記ディスク判別手段によって判別される上記光ディス
    クの種類に応じて、上記収差発生手段を駆動させて光ビ
    ームに発生する異なる種類の収差を補正し、上記光ディ
    スクに対し情報信号の記録及び/又は再生を行う制御手
    段とを備えてなる光ディスク記録及び/又は再生装置。
  2. 【請求項2】 上記収差発生手段は、複数の電極パター
    ンを有する液晶素子で構成され、上記制御手段は、上記
    電極パターンに印加する駆動電圧を制御することによっ
    て、上記光ディスクに集光される光ビームに発生する収
    差を補正することを特徴とする請求項1記載の光ディス
    ク記録及び/又は再生装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段にて補正される収差は、コ
    マ収差と非点収差の両方であることを特徴とする請求項
    2記載の光ディスク記録及び/又は再生装置。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、上記ディスク判別手段
    において第1のデイスクと判別された場合には非点収差
    を調整し、第2のデイスクと判別された場合にはコマ収
    差を調整するように、上記電極パターンに印加する駆動
    電圧を制御することを特徴とする請求項1記載の光ディ
    スク記録及び/又は再生装置。
  5. 【請求項5】 第1の複屈折率を有する第1の光デイス
    クと上記第1の複屈折率より大きい第2の複屈折率を有
    する第2の光デイスクとが選択的に装着されるディスク
    回転機構と、 上記ディスク回転機構に装着される光ディスクの種類を
    判別するディスク判別手段と、 単一波長の光ビームを出射する光源と、 上記光源から出射される光ビームを集光して上記ディス
    ク回転機構に装着された光ディスクに照射する対物レン
    ズと、 上記対物レンズから上記光ディスクに対して照射される
    光ビームに収差を発生させる収差発生手段と、 上記光ディスクからの反射光を受光する受光手段と、 上記ディスク判別手段によって判別される上記光ディス
    クの種類に応じて、上記収差発生手段を駆動させて光ビ
    ームに生じる収差を補正し、上記光ディスクに対し情報
    信号の記録及び/又は再生を行うこと制御手段とを備え
    てなる光ディスク記録及び/又は再生装置。
  6. 【請求項6】 上記収差発生手段は、複数の電極パター
    ンを有する液晶素子から構成され、上記制御手段は、電
    極パターンに印加する駆動電圧を制御することによっ
    て、上記光ディスクに集光される光ビームに発生する収
    差を補正することを特徴とする請求項5記載の光ディス
    ク記録及び/又は再生装置。
  7. 【請求項7】 上記制御手段によって補正される収差
    は、コマ収差と非点収差の両方であることを特徴とする
    請求項6記載の光ディスク記録及び/又は再生装置。
  8. 【請求項8】 上記制御手段は、上記ディスク判別手段
    において第1のデイスクと判別された場合には非点収差
    を調整し、第2のデイスクと判別された場合にはコマ収
    差を調整するように、上記電極パターンに印加する駆動
    電圧を制御することを特徴とする請求項5記載の光ディ
    スク記録及び/又は再生装置。
  9. 【請求項9】 第1の複屈折を有する第1の光デイスク
    と第1の複屈折より大きい第2の複屈折を有する第2の
    光デイスクを選択的に装着可能であり、光源と上記装着
    された光デイスクに光源から出射された光ビームを集光
    する対物レンズ間に液晶素子を備えた光デイスク装置に
    おける収差調整方法であり、 上記収差調整方法は、 上記装着された光デイスクが第1の光デイスクの場合に
    はフォーカスバイアスを最適化する最適化ステップと、 上記最適化ステップで最適化されたフォーカスバイアス
    値を記憶するステップと、 上記液晶素子の配列方向の偏光成分と上記液晶素子の配
    列方向と垂直方向の偏光成分との位相差が略λ/2
    (λ:波長)になるように上記液晶素子に印加する電圧
    を調整する第1の調整ステップと、 上記第1の調整ステップで調整された電圧を基準電圧と
    してメモリに記憶するステップと、 上記基準電圧に基づいてコマ収差を補正するように上記
    液晶素子に印加する電圧を調整する第2の調整ステップ
    と、 第2の調整ステップで調整された電圧をコマ収差補正電
    圧としてメモリに記憶するステップとからなる収差調整
    方法。
  10. 【請求項10】 上記第2の調整ステップの後に第2の
    デイスクが装着された場合には、上記第1の調整ステッ
    プで調整された基準電圧値に基づいて非点収差が補正さ
    れることを特徴とする請求項9記載の収差調整方法。
  11. 【請求項11】 第1の複屈折を有する第1の光デイス
    クと第1の複屈折より大きい第2の複屈折を有する第2
    の光デイスクを選択的に装着可能であり、光源と上記装
    着された光デイスクに光源から出射された光ビームを集
    光する対物レンズ間に液晶素子を備えた光デイスク装置
    における収差調整方法であり、 上記収差調整方法は、 上記装着された光デイスクが第2の光デイスクの場合に
    はフォーカスバイアスを最適化する最適化ステップと、 上記最適化ステップで最適化されたフォーカスバイアス
    値を記憶するステップと、 上記液晶素子の配列方向の偏光成分と上記液晶素子の配
    列方向と垂直方向の偏光成分との位相差が略λ/2
    (λ:波長)になるように上記液晶素子に印加する電圧
    を調整する第1の調整ステップと、 上記第1の調整ステップで調整された電圧を基準電圧と
    してメモリに記憶するステップと、 上記基準電圧に基づいて非点収差を補正するように上記
    液晶素子に印加する電圧を調整する第2の調整ステップ
    と、 第2の調整ステップで調整された電圧を非点収差補正電
    圧としてメモリに記憶するステップとから成る収差調整
    方法。
  12. 【請求項12】 上記第2の調整ステップの後に第1の
    デイスクが装着された場合には上記第1の調整ステップ
    で調整された基準電圧値に基づいてコマ収差が補正され
    ることを特徴とする請求項11記載の収差調整方法。
JP2001352163A 2000-12-28 2001-11-16 光ディスク記録及び/又は再生装置及び収差調整方法 Withdrawn JP2002342975A (ja)

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