JP2003074335A - 内燃機関の排気ガス浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気ガス浄化装置

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JP2003074335A JP2001262169A JP2001262169A JP2003074335A JP 2003074335 A JP2003074335 A JP 2003074335A JP 2001262169 A JP2001262169 A JP 2001262169A JP 2001262169 A JP2001262169 A JP 2001262169A JP 2003074335 A JP2003074335 A JP 2003074335A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気後処理装置への排気ガスの流れを均一化
して、排気後処理装置の機能を向上させることができる
内燃機関の排気ガス浄化装置を提供すること。 【解決手段】 DPFや触媒を担持させた担体からなる
排気後処理装置10の入口側に、突出部32およびその
連通開口51からなる整流装置50を設けた。この際、
突出部32の基端側での連通開口51の開口面積をより
大きくして、基端側から先端側に向けて流れようとする
排気ガスを該基端側で入口室23内に入り易くした。こ
のため、突出部32内での排気ガスの流れ方向と連通開
口51の開口面積との関係から、排気ガスが連通開口5
1から入口室23内に流入する時点での流れ分布を最適
化でき、排気後処理装置10への流入時の流れ分布を均
一にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の排気ガ
ス浄化装置に係り、詳しくは、内燃機関の排気通路に設
けられ、かつ内部に排気後処理装置をを備えた内燃機関
の排気ガス浄化装置に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、ディーゼルエンジン等の内燃機
関から排出されるパーティキュレートを捕集したり、N
Ox量を低減させるために、内燃機関の排気通路に排気
ガス浄化装置を設けることが知られている。
【0003】パーティキュレートを保守するための排気
ガス浄化装置としては、ディーゼルパーティキュレート
フィルタ(以下、DPF(Diesel Particulate Filte
r)と称す)からなる排気後処理装置を備えたものが開
発されている。NOx量を低減させるための排気ガス浄
化装置としては、NOx還元触媒(DeNOx触媒)や
NOx吸蔵還元触媒からなる排気後処理装置を備えたも
のが開発されている。
【0004】これらの排気ガス浄化装置の排気後処理装
置ではいずれの場合でも、コージュライトや炭化珪素等
からなる例えば円柱状の担体(コア)が用いられてい
る。つまり、DPFからなる排気後処理装置では、排気
ガスが担体の一方の端面側から流入し、かつ他方の端面
から流出することで、この担体がフィルターとして用い
られる。また、NOx還元触媒やNOx吸蔵還元触媒か
らなる排気後処理装置では、その担体に各種触媒が担持
され、担体内を流れる排気ガス中のNOxが還元され
る。そして、これらの排気後処理装置は、有底筒状のハ
ウジング内に収容され、このハウジングと共に排気ガス
浄化装置を構成している。
【0005】そのような排気ガス浄化装置では、前記ハ
ウジングの内部において、排気後処理装置の上流側(排
気ガスの流れ方向の上流側)に排気ガスの入口室が設け
られ、排気後処理装置の下流側(排気ガスの流れ方向の
下流側)に排気ガスの出口室が設けられている。入口室
とディーゼルエンジンの排気通路とは入口管によって連
通し、出口室と外部とは出口管で連通している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、建設機械な
どでは、排気ガス浄化装置を外部に露出させておくと、
排気ガス浄化装置と異物とが衝突して容易に破損する可
能性があるため、排気ガス浄化装置をエンジンルームの
狭いスペース内に配置することが多い。従って、排気ガ
ス浄化装置では、よりコンパクトにする必要性から、入
口管や出口管は筒状とされたハウジングの径方向、すな
わち内部の排気後処理装置での排気ガスの流れ方向に対
して直交する方向で該ハウジングに取り付けられてい
る。
【0007】しかしながら、入口管がハウジングに対し
て径方向に沿って取り付けられていると、入口管から入
口室に入り込んだ排気ガスの多くは、該径方向に沿って
入口管から離れた位置まで達し、この位置から集中的に
排気後処理装置に流れ込むため、排気ガスが排気後処理
装置の一部の流路に集中し、排気後処理装置へ流入する
排気ガスの流れ分布が不均一になる。
【0008】このため、DPFからなる排気後処理装置
の場合、その一部分に煤が偏って蓄積するとともに、蓄
積した煤の自己発火によるDPFの再生時には、その部
分に大きな熱応力が生じ、DPFが破壊して機能しなく
なるという問題が生じる。また、担体に触媒を担持させ
た排気ガス浄化装置の場合では、集中した大量の排気ガ
スに対して、一部分の触媒のみが還元作用に供されるだ
けであるから、浄化効率が悪いという問題がある。
【0009】本発明の目的は、排気後処理装置への排気
ガスの流れを均一化(改善)して、排気後処理装置の機
能を向上させることができる内燃機関の排気ガス浄化装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段と作用効果】請求項1の内
燃機関の排気ガス浄化装置は、内燃機関の排気通路に設
けられ、かつ排気後処理装置を備えた内燃機関の排気ガ
ス浄化装置において、前記排気後処理装置における排気
ガスの入口側に連通した入口室と、前記排気通路と前記
入口室とを連通し、かつ排気ガスを前記排気後処理装置
での流れ方向に対して直交する向きに前記入口室に流入
させる入口管と、前記入口室に設けられて前記排気後処
理装置への排気ガスの流れを整流する整流装置とを具備
していることを特徴とする。
【0011】このような排気ガス浄化装置においては、
入口室に設けられた整流装置によって排気ガスの流れ分
布が均一化されるので、排気後処理の一部の流路に排気
ガスが集中する心配がない。従って、DPFからなる排
気後処理装置では、煤が偏って蓄積されることがないた
め、再生時の熱分布も均一になって破壊し難くなり、長
期にわたる使用が可能になる。また、触媒を用いた排気
後処理装置では、全ての触媒が略満遍なくNOxの還元
に供されるから、浄化効率が極端に低下するおそれがな
く、浄化効率が向上する。以上により、前記目的が達成
される。
【0012】請求項2の内燃機関の排気ガス浄化装置
は、請求項1に記載の内燃機関の排気ガス浄化装置にお
いて、前記整流装置は、前記入口室内へ突出した前記入
口管の突出部を含んで構成され、この入口管の突出部に
は、前記入口室内と該突出部内とを連通させる連通開口
が設けられているとともに、突出部の内部には排気ガス
の流れを規制する少なくとも一つ以上の抵抗板が設けら
れ、この抵抗板の上流側および下流側のそれぞれの位置
で、排気ガスが前記連通開口から前記入口室内に流入可
能であることを特徴とする。このような排気ガス浄化装
置では、入口管の突出部内に抵抗板を設けるので、この
抵抗板の下流側に流れる排気ガスの流量が規制され、突
出部の連通開口から入口室内に流入する時点で、排気ガ
スの流れ分布の最適化が行われる。
【0013】請求項3の内燃機関の排気ガス浄化装置
は、請求項1または請求項2に記載の内燃機関の排気ガ
ス浄化装置において、前記整流装置は、前記入口室内へ
突出した前記入口管の突出部を含んで構成され、この入
口管の突出部には、前記入口室内と該突出部内とを連通
させる連通開口が設けられているとともに、この連通開
口の開口面積は、前記入口管の突出部の基端側が大き
く、かつ先端側が小さいことを特徴とする。このような
排気ガス浄化装置においても、突出部の基端側での連通
開口の開口面積をより大きくするので、排気ガスは突出
部の基端側から入口室に入り易くなり、突出部の連通開
口から入口室内に流入する時点で、排気ガスの流れ分布
の最適化が促進される。
【0014】請求項4の内燃機関の排気ガス浄化装置
は、請求項2または請求項3に記載の内燃機関の排気ガ
ス浄化装置において、前記入口管の突出部に設けられた
連通開口は、複数の小孔で形成されていることを特徴と
する。このような排気ガスの浄化装置では、突出部の上
流側での小孔の径寸法を大きくしたり、または小孔の数
を多くすることにより、連通開口の基端側の開口面積が
先端側に対して容易に大きくなるうえ、連通開口を複数
の小孔で形成することで排気ガスの整流効果が増す。
【0015】請求項5の内燃機関の排気ガス浄化装置
は、請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の内燃機
関の排気ガス浄化装置において、前記入口管の突出部に
設けられた連通開口は、該突出部の突出方向および前記
排気後処理装置内での排気ガスの流れ方向に対して直交
する両側に開口していることを特徴とする。このような
排気ガス浄化装置においても、突出部の両側の連通開口
から入口室に流入した排気ガスの多くは、即座に排気後
処理装置の中央側に向かうのではなく、その周縁側に拡
がるようになるから、やはり、排気ガスの流れ分布がよ
り均一になる。
【0016】請求項6の内燃機関の排気ガス浄化装置
は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の内燃機
関の排気ガス浄化装置において、前記排気後処理装置
は、前記入口室の両側に互いに対向して配置されている
ことを特徴とする。このような排気ガス浄化装置におい
ては、排気ガスを一つの排気後処理装置側に集約させる
必要がないから、一対の排気後処理装置を並列に使うこ
とになるので、容量が2倍になり、かつ整流効果による
浄化効率も向上する。
【0017】請求項7の内燃機関の排気ガス浄化装置
は、請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の内燃機
関の排気ガス浄化装置において、前記入口管の突出部に
設けられた連通開口は、前記排気後処理装置とは略反対
側に向いて開口していることを特徴とする。このような
排気ガス浄化装置においては、連通開口を排気後処理装
置とは反対側に向けて開口させるため、連通開口から入
口室に流入した排気ガスは、該入口室で十分拡がってか
ら排気後処理装置側に向かう。このため、排気ガスの入
口室での拡がりにより、排気ガスの流れ分布がより均一
化される。
【0018】請求項8の内燃機関の排気ガス浄化装置
は、請求項7に記載の内燃機関の排気ガス浄化装置にお
いて、前記連通開口は、前記突出部の軸線を中心とし、
かつ前記排気後処理装置とは反対側を向いた300°以
上、340°以下の開口角度の範囲内で開口しているこ
とを特徴とする。ここで、「300°以上、340°以
下の開口角度の範囲」とは、「340°−300°=4
0°」といった僅かな範囲ではなく、最小でも0°〜3
00°以上の範囲内で、かつ最大でも0°〜340°の
範囲内をいう。連通開口の開口角度が340°を越える
と、連通開口が排気後処理装置側に向き過ぎてしまうた
め、連通開口から入口室に流入した排気ガスは十分拡が
る前に排気後処理装置に向かい易くなり、流れ分布が均
一にならない可能性がある。これに対して、連通開口の
開口角度が300°を下回る場合には、その連通開口の
形状などによっても異なるが、連通開口の開口面積が稼
げずに圧損が生じ、排気ガスの排気効率を妨げるおそれ
がある。換言すれば、圧損を生じさせないために、連通
開口の形状等が限定される可能性があり、設計の自由度
が妨げられるおそれがある。
【0019】請求項9の内燃機関の排気ガス浄化装置
は、請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の内燃機
関の排気ガス浄化装置において、前記整流装置は、前記
入口室内へ突出した前記入口管の突出部を含んで構成さ
れ、この入口管の突出部は、その突出方向に互いに嵌合
し合う一対の筒体で構成され、各筒体が前記入口室を形
成するハウジングに固着されていることを特徴とする。
このような排気ガス浄化装置によれば、突出部を構成す
る筒体同士を嵌合させるので、筒体と入口室との温度分
布の違いによる各々の熱膨張差が筒体同士の嵌合部分で
吸収され、各筒体からなる突出部および入口室の変形や
破損が有効に防止される。
【0020】請求項10の内燃機関の排気ガス浄化装置
は、請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の内燃機
関の排気ガス浄化装置において、前記整流装置は、前記
入口室内へ突出した前記入口管の突出部を含んで構成さ
れ、この前記入口管の突出部の先端は、前記入口室内に
固着された板状部材の嵌合孔に差し込まれていることを
特徴とする。このような排気ガス浄化装置においては、
入口管の突出部の先端を入口室部分に直に固着させず、
板状部材の嵌合孔に嵌合させるので、突出部と板状部材
の嵌合孔との嵌合部分で筒体と入口室との温度分布の違
いによる各々の熱膨張差が吸収され、請求項8と同様
に、突出部および入口室の変形や破損が防止される。
【0021】請求項11の内燃機関の排気ガス浄化装置
は、請求項1に記載の内燃機関の排気ガス浄化装置にお
いて、前記整流装置は、前記入口管の開口部から離れる
に従って前記排気後処理装置に近づくように傾斜した傾
斜壁と、この傾斜壁および前記排気後処理装置の間で前
記入口室を仕切るように設けらた整流格子とで構成され
ていることを特徴とする。このような排気ガス浄化装置
においては、入口管の開口部から入口室に入り込んだ排
気ガスは直ぐに傾斜壁にあたり、その一部が傾斜壁に沿
って流れ、他の一部は排気後処理装置側に向かって拡が
る。このため、開口部から離れた位置まで達する排気ガ
スの流量が規制されて流れ分布がある程度均一化され、
さらに、整流格子の作用により、その流れ分布が十分に
均一になる。従って、本発明においても、排気ガスの流
れ分布がより確実に最適化される。なお、この排気ガス
浄化装置において、整流格子に前記入口室の傾斜壁側と
排気後処理装置側を連通させる連通開口を設け、この連
通開口の開口面積を、前記入口管の開口部側が大きく、
かつ開口部から離れた側が小さくしてもよく、こうする
ことで、排気ガスの流れ分布がさらに最適化される。
【0022】請求項12の内燃機関の排気ガス浄化装置
は、請求項1に記載の内燃機関の排気ガス浄化装置にお
いて、前記整流装置は、前記入口管の開口部から離れる
に従って前記排気後処理装置に近づくように傾斜した傾
斜壁と、この傾斜壁から前記排気後処理装置側に突設さ
れたガイドベーンとで構成されていることを特徴とす
る。このような排気ガス浄化装置でも、入口管の開口部
から入口室に入り込んだ排気ガスは直ぐに傾斜壁にあた
り、その一部が傾斜壁に沿って流れ、他の一部がガイド
ベーンによって排気後処理装置側に向かう。従って、排
気ガスの流れは、傾斜壁に設けられたガイドベーンによ
って必要な方向に、必要な流量だけ確実に案内されるよ
うになり、排気ガスの流れ分布が十分に最適化される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
に基づいて説明する。なお、第2実施形態以降におい
て、次の第1実施形態で説明する構成部材と同様な構成
部材、もしくは同様な機能を有する構成部材には同じ符
号を付し、第2実施形態以降でのそれらの説明を簡略化
または省略する。
【0024】〔第1実施形態〕図1は本発明の第1実施
形態に係る排気ガス浄化装置1を示す断面図、図2は排
気ガス浄化装置1の構成部材を示す斜視図、図3は他の
構成部材の要部を示す斜視図、図4はその要部を展開し
て示す展開図である。
【0025】排気ガス浄化装置1は、内燃機関としての
図示しないディーゼルエンジンから排出される排気ガス
を浄化するものであって、円柱状の排気後処理装置10
と、排気後処理装置10を収容する有底筒状のハウジン
グ20と、ハウジング20(排気後処理装置10)の軸
線C1の一端側に接続された入口管30と、他端側に接
続された出口管40と、排気後処理装置10の上流側
(排気ガスの流れ方向の上流側)に配置された整流装置
50とを含んで構成されている。なお、図1、図2にお
いて、排気ガスの流れを実線の矢印で示した。
【0026】排気後処理装置10は、図2にも示すよう
に、流入側端面11から排気側端面12側に向けて連通
した断面四角状、あるいは断面六角形状(本実施形態で
は断面六角形状)の多数の流路13を有する担体14か
らなり、ハウジング20内に適宜な支持部材を介して配
置されている。この担体14は、背景技術でも説明した
が、コージュライトや炭化珪素からなるセラミックス製
であり、用途によってはステンレス製とされる場合もあ
る。
【0027】排気後処理装置10がDPFである場合に
は、担体14の流路13は、排気側端面12側が目封じ
された流入側流路と、流入側端面11側が目封じされた
排気側流路とに分けられ、これらの流路が千鳥状に配置
される。そして、各流路の境界壁部分はランダムな多孔
質状とされ、流入側流路から流入した排気ガス中のパー
ティキュレート(例えば煤など)は、その境界壁部分で
捕集されて流入側流路内に蓄積し、パーティキュレート
が除かれたクリーンな排気ガスが排気側流路を通って排
出される。
【0028】一方、排気後処理装置10で触媒を用いる
場合には、浸漬による含浸、ウォッシュコート、イオン
交換などの既知の方法により、担体14にNOx還元触
媒やNOx吸蔵還元触媒が担持される。そして、排気ガ
スが流路13を通り抜ける間に、触媒の作用によって排
気ガス中のNOxがN2に還元され、排気ガスが浄化さ
れてクリーンになる。
【0029】ハウジング20は板金製であり、筒状の本
体部21と、排気後処理装置10を構成する担体14の
流入側端面11と対向した流入側壁部22と、排気側端
面12と対向した排気側壁部24とで構成されている。
ハウジング20内において、流入側壁部22と排気後処
理装置10との間の空間は入口室23とされ、排気側壁
部24と排気後処理装置10との間の空間は出口室25
とされている。
【0030】入口管30は、ディーゼルエンジンの排気
通路とハウジング20内の入口室23とを連通される管
部材であり、ハウジング20から露出した露出部31
と、入口室23内に突出した突出部32とで形成され、
露出部31および突出部32の境界部分がハウジング2
0に溶接等で固着されている。
【0031】出口管40は、ハウジング20内の出口室
25とハウジング20の外部とを連通される管部材であ
り、出口室25側の端部がハウジング20に溶接等で固
着されている。このような出口管40には、入口管30
での突出部32に相当する部位が存在しないが、必要に
応じて同様な突出部が設けられてもよい。
【0032】続いて、本実施形態の最も特徴的な整流装
置50について説明する。整流装置50は、入口室23
から排気後処理装置10へ流入する排気ガスの流れ分布
を均一化する機能を有し、入口管30の突出部32によ
って構成されている。
【0033】この突出部32には、排気後処理装置10
側とは反対側である流入側壁部22に向けて開口した連
通開口51が設けられ、この連通開口51によって入口
室23内と突出部32内とが連通している。従って、デ
ィーゼルエンジンから排出された排気ガスは、排気通路
から入口管30を通り、この入口管30の突出部32に
設けられた連通開口51からハウジング20内の入口室
23に流入する。
【0034】突出部32の連通開口51は、図3の展開
図にも示すように、突出部32の基端側(図1〜図3中
の上側)に向かうに従って開口面積が大きく、先端側に
向かうに従って開口面積が小さくなるように開口してお
り、展開した状態で二等辺三角形に形成されている。連
通開口51の全体の開口面積は、突出部32での圧損が
著しく生ぜず、排気ガスが連通開口51からスムーズに
入口室23内に流入できる程度の大きさである。
【0035】また、突出部32は、露出部31と一体の
第1筒体321と、露出部31とは反対側に配置された
有底の第2筒体322とからなり、第2筒体322の一
端は、第1筒体321の先端(図1中の下端)の外周側
に嵌合し、他端は有底状とされてハウジング20に溶接
等で固着されている。このような構成では、排気ガスの
通る突出部32は入口室23よりも高温となり、入口室
23を形成しているハウジング20との間で熱膨張差が
生じるが、この熱膨張の差分が第1、第2筒体321,
322の嵌合部分、具体的には、互いの共通な軸線C2
に沿って設けられた伸び代Sで吸収されるようになって
いる。
【0036】以上の整流装置50では、突出部32内で
の排気ガスがその基端側から先端側に向けて流れようと
するが、基端側では連通開口51の開口面積がより大き
くなっているために、排気ガスがより基端側に近い位置
でより効率的に入口室23内に入り込むようになり、排
気ガスの流れ方向と開口面積の大きさとの関係で、連通
開口51の略全域で排気ガスが略均一に入口室23内に
入り込むようになる。また、入口室23内に入り込んだ
排気ガスは、連通開口51から排気後処理装置10とは
反対側に流れることで流入側壁部22にぶつかるため、
入口室23内の隅々にまで拡がって流れ分布がより均一
化され、この均一化された状態で排気後処理装置10へ
流入する。
【0037】このような本実施形態によれば、以下のよ
うな効果がある。 (1)排気ガス浄化装置1には、入口管30に一体に設け
られた突出部32からなる整流装置50が設けられてい
るので、排気後処理装置10へ流入する排気ガスの流れ
分布を均一にでき、排気後処理装置10の一部の流路1
3に排気ガスが集中するのを防止できる。
【0038】(2)このため、具体的には、排気後処理装
置10をDPFとした場合において、担体14の一部の
流入側流路に煤が偏って蓄積される心配がなく、再生時
の煤の燃焼による熱分布をも均一にして破壊し難くで
き、長期にわたって、その機能を維持できる。また、排
気後処理装置10として担体14に触媒を担持させ、N
Oxの浄化を行う場合には、担体14の流路13に均一
に排気ガスが流入するから、担持された全ての触媒を略
満遍なくNOxの還元に供することができ、一部分のみ
で還元作用を防止して浄化効率を向上させることができ
る。また、一部分での集中的な還元作用を防止すること
で、触媒の劣化も抑えることができ、排気後処理装置1
0の寿命を延ばすことができる。
【0039】(3)突出部32に設けられた連通開口51
は、突出部32の基端側での開口面積がより大きくなっ
ているので、基端側から先端側に向けて流れようとする
排気ガスを、突出部32のより基端側で入口室23内に
入り易くできる。従って、排気ガスの流れ方向と開口面
積との関係から、排気ガスが連通開口51から入口室2
3内に流入する時点で、排気ガスの流れ分布の最適化を
促進できる。
【0040】(4)また、連通開口51は、排気後処理装
置10とは反対側に向けて開口しているから、連通開口
51から入口室23に流入した排気ガスを、ハウジング
20の流入側壁部22に一旦ぶつけて該入口室23内の
隅々まで十分に行き渡らせることができ、排気ガスの流
れ分布をより均一にできる。
【0041】(5)突出部32は、第1筒体321と第2
筒体322とを互いに嵌合させた構造とされ、これらの
嵌合部分には伸び代Sが設定されているので、第1、第
2筒体321,322と入口室23との温度分布の違い
により、入口室23を形成しているハウジング20より
も第1、第2筒体321,322が大きく熱膨張して
も、各々の熱膨張差を伸び代Sで吸収でき、第1、第2
筒体321,322からなる突出部32および入口室2
3部分でのハウジング20の変形や破損を有効に防止で
きる。
【0042】〔第2実施形態〕図5ないし図7には、本
発明の第2実施形態として、突出部32の別形態が示さ
れている。図5は突出部32の斜視図、図6は突出部3
2の展開図、図7は排気ガス浄化装置1に設けられた突
出部32を、排気ガスの流れ方向の上流側から見た場合
の断面図である。
【0043】本実施形態の突出部32では、連通開口5
1が複数の小孔52で形成されている。小孔52は、突
出部32の基端側(図5、図6中の上側)がより多数で
密の状態に穿設され、先端側(図5、図6中の下側)が
より少数で粗の状態に穿設されている。小孔52が穿設
されている範囲は、図中に二点鎖線で示すように、略矩
形状である。また、図7に示すように、小孔52は、突
出部32の突出方向のいずれの箇所であっても、突出部
32の軸線C2を中心とし、かつ排気後処理装置10と
は反対側の流入側壁部22を向いた300°以上、34
0°以下(本実施形態では約320°)の開口角度θの
範囲内で開口している。
【0044】このような本実施形態においても、突出部
32からなる整流装置を設けることにより、前述した
(1)、(2)の効果を得ることができる。また、連通開口
51を形成している小孔52は、突出部32の基端側で
密に、先端側で粗に穿設されているので、連通開口51
の開口面積としては、基端側をより大きくでき、先端側
に向かうに従って小さくできる。従って、排気ガスの流
れ方向と連通開口51の開口面積との関係から、前述の
(3)の効果も同様に得ることができる。そして、小孔5
2は、その大部分が流入側壁部22を向いて開口してい
るから、排気ガスが入口室23内で十分に拡がり、前述
の(4)の効果も得ることができる。
【0045】さらに、本実施形態の特有の構成により、
以下の効果がある。 (6)小孔52は、排気後処理装置10とは反対側を向い
た340°以下の開口角度θの範囲内で開口しているた
め、最も排気後処理装置10に近い小孔52でも、その
開口向きが排気後処理装置10側に向き過ぎるといった
ことはなく、排気ガスの流れ分布をより確実に均一化で
きる。また、小孔52の穿設範囲が少なくとも300°
以上の開口角度の範囲に穿設されていることで、小孔5
2を十分な数だけ穿設でき、突出部32での排気ガスの
圧損を少なくして排気効率を良好に維持できる。
【0046】(7)連通開口51が複数の小孔52で構成
されているため、小孔52の数を突出部32の基端側で
多くし、先端側で少なくすることにより、連通開口51
の基端側の開口面積を先端側に対して容易に大きくでき
るうえ、複数の小孔52によって排気ガスの整流効果を
向上させることができる。さらに、これらの小孔52で
騒音エネルギを効果的に減衰させることができ、突出部
32に消音作用を付与できる。
【0047】〔第3実施形態〕図8には、本発明の第3
実施形態として、突出部32の連通開口51を形成する
複数の小孔52を、突出部32の突出方向および排気後
処理装置10内での排気ガスの流れ方向に対して直交す
る両側に開口させた形態が示されている。
【0048】この際、本実施形態での小孔52の穿設範
囲は、開口角度をθとすると、2θ=300°〜340
°で、かつ第2実施形態と同様に、排気後処理装置10
とは反対側の流入側壁部22を向いた300°以上、3
40°以下で穿設されていることが望ましい。また、本
実施形態での小孔52は、開口角度θが少なくとも30
0°の範囲において、その全域に穿設されているわけで
はないので(排気後処理装置10とは反対にある流入側
壁部22側には穿設されていない)、排気ガスをスムー
ズに入口室23内に流入させるためにも、個々の小孔5
2の径の大きさを第2実施形態に比して十分に大きくす
る等してもよい。
【0049】本実施形態においても、第2実施形態と同
様に(1)〜(3)、(7)の効果を同様に得ることができ
る。また、小孔52が突出部32の両側に穿設されてい
るので、排気ガスが入口室23内で十分に拡がるように
なり、構成は異なるが、前述の(4)の効果も同様に得る
ことができる。
【0050】〔第4実施形態〕図9、図10には、本発
明の第4実施形態が示されている。本実施形態では、突
出部32に設けられた連通開口51が、該突出部32の
突出方向に沿って長い長孔状に形成されている点、突出
部32の内部にその突出方向に間隔を空けて一対の抵抗
板53,54が設けられている点、が前述の第1実施形
態とは大きく異なる。連通開口51が排気後処理装置1
0とは反対にある流入側壁部22側に向いて開口してる
点やその他の構成は、第1実施形態と同じである。
【0051】抵抗板53,54は、突出部32の内径と
略同じ外形寸法を有する環状の部材であって、それぞれ
連通開口51に臨む位置に溶接等で固着され、排気ガス
が各抵抗板53,54の上流側および下流側の両方から
連通開口51を通って入口室23内に流入する。この
際、突出部32の基端側に近い抵抗板53の中央の丸孔
53Aの径寸法は、先端側に近い抵抗板54の丸孔54
Aの径寸法よりも大きく、それぞれの抵抗板53,54
の丸孔53A,54Aを通過する排気ガスの流量が規制
されるようになっている。この結果、突出部32内の基
端側から先端側に流れようとする排気ガスは、ほぼ均等
な流れ分布で連通開口51から入口室23内に流入す
る。
【0052】このような本実施形態でも、第1実施形態
と同様な構成により、前述した(1)、(2)、(4)、(5)
の効果を同様に得ることができ、また、突出部32内に
抵抗板53,54が設けられていることにより、連通開
口51から入口室23に流入する時点で、排気ガスの流
れ分布の均一化を促進でき、構成は異なるが、前述の
(3)の効果も得ることができる。
【0053】〔第5実施形態〕図11には、本発明の第
5実施形態が示されている。本実施形態では、入口管3
0に前述の各実施形態のような突出部が設けられていな
い点、流入側壁部22が本発明に係る傾斜壁となってお
り、入口管30の開口部30Aから離れるに従って排気
後処理装置10に近づくように傾斜している点、入口室
23を流入側壁部22側と排気後処理装置10側とに仕
切る整流格子60が設けられている点、が前述の各実施
形態とは異なる。このような実施形態では、流入側壁部
22および整流格子60によって整流装置50が構成さ
れている。
【0054】この整流装置50の整流格子60には、略
全体にわたって連通開口61が穿設されている。連通開
口61は複数の小孔62によって形成されており、入口
管30の開口部30Aに近い側の小孔62の径寸法は、
開口部30Aから離れた側の小孔62の径寸法よりも大
きく、よって連通開口61では、開口部30Aに近い側
での開口面積がより大きくなっている。
【0055】このような本実施形態では、傾斜した流入
側壁部22および整流格子60からなる整流装置50に
より、本発明の目的が達成される。また、本実施形態の
特有の構成により、以下の効果がある。 (8)本実施形態の整流装置50によれば、入口管30の
開口部30Aから入口室23に入り込んだ排気ガスは直
ぐに、傾斜した流入側壁部22にあたり、その一部が流
入側壁部22に沿って流れ、他の一部は排気後処理装置
10側に向かって拡がる。このため、開口部30Aから
離れた位置(図11中の下側)まで達する排気ガスの流
量を規制できるとともに、その流れ分布をある程度均一
にでき、さらに、整流格子60の作用により、その流れ
分布を十分に均一にできる。従って、本実施形態におい
ても、排気ガスの流れ分布をより確実に最適化できる。
また、整流格子60の連通開口61は、開口部30Aに
近い側での開口面積がより大きくなっているから、この
点でも、排気ガスの流れ分布をさらに最適化できる。
【0056】〔第6実施形態〕図12には、本発明の第
6実施形態が示されている。本実施形態では、傾斜した
流入側壁部22に複数のガイドベーン26が設けられ、
その代わりとして整流格子が設けられていない点が、前
記第5実施形態とは異なる。そして、流入側壁部22お
よびガイドベーン26により、整流装置50が構成され
ている。
【0057】各ガイドベーン26は、流入側壁部22に
溶接等で固着された固着部26Aと、固着部26Aの一
端から排気後処理装置10側に折曲して延びた延出部2
6Bとからなり、入口管30の開口部30Aから遠ざか
る方向にそれぞれ等間隔で段状に固着されているととも
に、その両端(図12の表裏方向の両端)がハウジング
20を構成する本体部21の内周面に略接する位置まで
達するように設けられている。また、ガイドベーン26
の延出部26Bは、開口部30Aから遠ざかる位置にあ
るガイドベーン26ほど長く形成され、より排気後処理
装置10に近い位置まで延出している。
【0058】このような本実施形態でも、傾斜した流入
側壁部22およびガイドベーン26からなる整流装置5
0により、本発明の目的が達成される。また、本実施形
態の特有の構成により、以下の効果がある。 (9)すなわち、本実施形態の整流装置50においては、
入口室23に入り込んだ排気ガスは直ぐに、流入側壁部
22にあたり、その一部が流入側壁部22に沿って流
れ、他の一部がガイドベーン26の延出部26Bによっ
て排気後処理装置10側に向かう。この際、ガイドベー
ン26の延出部26Bの長さが異なることで、格段にお
ける流入側壁部22に沿って流れる排気ガスの流量と排
気後処理装置10側に向かう排気ガスの流量とを適切に
規制でき、排気後処理装置10に流入する際の排気ガス
の流れ分布を十分に最適化できる。
【0059】〔第7実施形態〕図13には、本発明の第
7実施形態として、突出部32の構造に関する別形態が
示されている。本実施形態では、突出部32は単なる管
体であり、その先端が入口室23の内面に固着された板
状部材27の嵌合孔27Aに差し込まれている。この板
状部材27と突出部32とは固着されておらず、伸び代
Sにより突出部32と入口室23を形成しているハウジ
ング20との互いの熱膨張差が吸収されるようになって
いる。このような構成でも、前述した(5)の効果を同様
に得ることができる。
【0060】〔第8実施形態〕図14、図15には、本
発明の第8実施形態が示されている。本実施形態では、
入口室23の両側に、一対の排気後処理装置10が互い
に対向して直列に配置され、各排気後処理装置10の下
流側にそれぞれ、出口室25および出口管40が設けら
れている。ここで、本実施形態の各排気ガス処理装置1
0の担体14は、第1〜第7実施形態で説明した担体1
4と同じ大きさであり、排気ガス浄化装置1全体として
の容量が2倍になっている。ただし、第1〜第7実施形
態で説明した担体14の半分の大きさにすることで、排
気ガス浄化装置1全体としての容量を同じにしてもよ
い。
【0061】そして、本実施形態では、突出部32の連
通開口51を形成する複数の小孔52は、該突出部32
の略全域にわたって同じ大きさで穿設され、連通開口5
1の開口面積が突出方向のいずれの部分でも均一になっ
ている。また、突出部32の内部には、第4実施形態で
説明したものと同様な一対の抵抗板53,54が設けら
れている。
【0062】このような本実施形態によれば、前述した
(1)、(2)、(3)、(5)の効果を得ることができるう
え、本実施形態の特有の構成により、以下の効果があ
る。 (10)すなわち、排気後処理装置10が入口室23の両側
に設けられているので、一対の排気後処理装置10を並
列に使って全体の容量を2倍にできる。また、整流効果
による浄化効率も向上させることができる。
【0063】(11)突出部32の小孔52は全て同じ大き
さで、かつ突出部32の全域にわたって均一に穿設され
ているため、突出部32の基端側と先端側とで密・粗に
穿設して開口面積を変化させたり、小孔52自身の大き
さを変える必要がなく、小孔52の穿設を容易に実施で
きる。
【0064】(12)また、小孔52が全域にわたって設け
られていることにより、抵抗板53,54を突出部32
内に取り付ける際にも、この小孔52から抵抗板53,
54を確実に露出させて容易に溶接でき、整流装置50
を簡単に製作できる。
【0065】(13)さらに、一対の排気後処理装置10を
用いることで排気通路(排気通路の開口面積)も2倍に
でき、圧力損失を小さくできる。
【0066】なお、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等
を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
【0067】〔第1変形例〕図16に示す第1変形例
は、突出部32に設けられた一連通開口51を台形状と
した例である。このような場合でも、連通開口51は、
図中の下側である突出部32の先端側よりも、図中の上
側である基端側の開口面積がより大きくなるように設け
られている。
【0068】〔第2変形例〕図17に示す第2変形例
は、連通開口51を、突出部32の四角形部51Aと、
台形部51Bとで形成した例であり、やはり、開口面積
がより大ききい四角形部51Aを突出部32の基端側に
設けてある。
【0069】このように、連通開口51を一つの大きな
開口で形成した場合、その形状は、前記第1実施形態で
示した二等辺三角形に限定されず、任意である。勿論、
第1、第2変形例で説明した以外の形状、例えば曲線か
らなる周縁部分を有する形状であってもよい。ただし、
いずれの形状の連通開口であっても、突出部の基端側の
開口面積を先端側より大きくすることが望ましい。
【0070】〔第3変形例〕図18に示す第3変形例
は、連通開口51を複数の小孔52で形成した場合であ
って、小孔52を略二等辺三角形の領域内に形成した例
である。つまり、第1実施形態での連通開口51を小孔
52で形成した場合に相当する。なお、第1変形例で説
明した台形状の連通開口51や、第2変形例で説明した
複数の多角形等の組み合わせによる連通開口51の場合
でも、それらを複数の小孔52で形成してもよい。
【0071】〔第4変形例〕図19に示す第4変形例
は、連通開口51を複数の小孔52で形成するととも
に、突出部32の基端側では、小孔52の径寸法を大き
くし、先端側に向かうに従って径寸法を小さくした例で
ある。このような場合でも、連通開口61の基端側の開
口面積を先端側よりも大きくできる。なお、このように
小孔52の径寸法を異ならせる場合、連通開口51の形
状、すなわち小孔52をどのような形状の範囲内に穿設
するかは、勿論任意である。
【0072】〔第5変形例〕図20に示す第7変形例
は、連通開口51用の小孔52を突出部32の全域に穿
設した例であり、やはり、基端側での小孔52の数を多
くし、先端側での数を少なくして開口面積に差が出るよ
うしてある。
【0073】〔第6変形例〕図21に示す第8変形例
は、連通開口51用の小孔52を突出部32の全域に穿
設した場合であって、突出部32の基端側で、小孔52
の径寸法を大きくし、先端側に向かうに従って径寸法を
小さくした例である。
【0074】以上、第3変形例ないし第6変形例で説明
したように、連通開口51を小孔52で形成した場合で
も、連通開口51の形状(小孔52が穿設される領域の
形状)は任意であり、また、突出部32の基端側および
先端側での開口面積の大きさの異ならせ方も、任意であ
る。さらに、図示を省略するが、小孔52自身の形状も
円形である必要はなく、任意である。要するに、突出部
32に連通開口51を設けてなる整流装置50では、排
気ガスが連通開口51から入口室23内に入り込む時点
で、排気ガスの流れ分布が均一になる構成であればよ
い。また、そのような連通開口51を排気後処理装置1
0側に向けて開口させた場合でも、排気ガスが連通開口
51から入口室23内に入り込む時点での流れ分布が均
一になることに違いはないから、本発明に含まれる。
【0075】〔第7変形例〕図22に示す第7変形例で
は、突出部32の連通開口51を小孔52で形成する
が、この際、小孔52は、突出部32の略全域に穿設さ
れ、しかも、連通開口51の開口面積が突出方向のいず
れの部分でも均一になっている。そして、このような突
出部32内には、抵抗板55が一つ設けられている。こ
のような構成でも、前述した第4、第8実施形態ほどで
はないが、抵抗板55の作用によって排気ガスの流れの
分布が均一化され、本発明の目的を達成できる。なお、
本発明で用いられる抵抗板の形状は、排気ガスの流れの
抵抗となるような形状であればよく、円環状の他、半円
状、三日月状など、連通開口の形状などを勘案して任意
に決められてよい。
【0076】〔第8変形例〕図23に示す第8変形例で
は、突出部32(の第1筒体321)が径寸法が異なる
大径部32A、中径部32B、および小径部32Cから
なり、大径部32Aが基端側に、小径部323が先端側
に設けられている。各径部32A〜32Cにはそれぞ
れ、排気後処理装置10とは反対側に向けて大中小の連
通開口511,512,513が設けられている。この
ような構成でも、各径部32A〜32Cの継ぎ目部分の
段差形状が前述の抵抗板と同様に機能するので、突出部
の先端側に行くほど排気ガスの流量を減らすことがで
き、各連通開口511,512,513から入口室23
内に流入する排気ガスの流れ分布を均一化できる。な
お、このような突出部32を、一対の排気後処理装置1
0が設けられたタイプの排気ガス浄化装置1に適用して
もよい。また、連通開口511,512,513の大き
さは同じであってもよく、略同様な効果を得ることがで
きる。ただし、それらの大きさを異ならせることで、流
れ分布の均一化をより緻密に行うことができるので、異
ならせることが望ましい。
【0077】〔第9変形例〕図24に示す第9変形例
は、排気後処理装置10が入口室23の両側に配置され
たタイプであって、整流装置50の突出部32には、こ
の突出部32の突出方向、および各排気後処理装置10
内での排気ガスの流れ方向に直交する両側に連通開口5
1を設けた例である。そして、各連通開口51は、上下
一対の台形部51Bを組み合わせた形状である。ただ
し、連通開口51の具体的な形状は、第1〜第3変形例
(図16〜18)でも述べたように任意あり、図24に
示した形状に限定されない。例えば、連通開口51を、
前記両側のうちの一方側にのみ設けてもよい。このよう
な変形例でも、各連通開口51から入口室23内に流入
した排気ガスを、一旦ハウジング20の内周面にぶつけ
て入口室23内で拡散でき、各排気後処理装置へ均一な
流れ分布で流入させることができる。
【0078】その他、排気後処理装置10を構成する担
体14の全体形状や、ハウジング20の全体形状、ある
いは突出部32の形状、さらには、それらの材質など
は、その実施にあたって適宜に変更可能であり、前記各
実施形態のものに限定されない。
【0079】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る排気ガス浄化装置
を示す断面図である。
【図2】前記第1実施形態の構成部材を示す斜視図であ
る。
【図3】前記第1実施形態の他の構成部材の要部を示す
斜視図である。
【図4】前記他の構成部材の要部を展開して示す展開図
である。
【図5】本発明の第2実施形態を示す斜視図である。
【図6】前記第2実施形態を示す展開図である。
【図7】前記第2実施形態を示す断面図である。
【図8】本発明の第3実施形態を示す断面図である。
【図9】本発明の第4実施形態を示す断面図である。
【図10】前記第4実施形態の別の断面図であり、図9
のX−X線断面図である。
【図11】本発明の第5実施形態を示す断面図である。
【図12】本発明の第6実施形態を示す断面図である。
【図13】本発明の第7実施形態を示す断面図であっ
て、排気後処理装置の軸線に沿った方向から見た断面図
である。
【図14】本発明の第8実施形態を示す断面図である。
【図15】前記第8実施形態の要部を拡大して示す断面
図である。
【図16】本発明の第1変形例を示す展開図である。
【図17】本発明の第2変形例を示す展開図である。
【図18】本発明の第3変形例を示す展開図である。
【図19】本発明の第4変形例を示す展開図である。
【図20】本発明の第5変形例を示す展開図である。
【図21】本発明の第6変形例を示す展開図である。
【図22】本発明の第7変形例を示す断面図である。
【図23】本発明の第8変形例を示す断面図である。
【図24】本発明の第9変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 排気ガス浄化装置 10 排気後処理装置 22 傾斜壁である流入側壁部(第5、第6実施形態) 23 入口室 26 ガイドベーン 27 板状部材 27A 嵌合孔 30 入口管 32 突出部 50 整流装置 51,61 連通開口 52,62 小孔 53,54,55 抵抗板 60 整流格子 321 筒体である第1筒体 322 筒体である第2筒体 C1,C2 軸線 θ 開口角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲葉 恵市 栃木県小山市横倉新田400 株式会社ア イ・ピー・エー内 (72)発明者 江森 信彦 栃木県小山市横倉新田400 株式会社ア イ・ピー・エー内 Fターム(参考) 3G090 AA02 AA04 BA01 EA03 3G091 AA18 AA28 AB01 AB05 AB06 AB13 BA00 BA14 BA38 CA27 GA06 GB01X GB10X GB13X GB17X HA11 HA46 4D048 AA06 AB02 CC22

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気通路に設けられ、かつ排
    気後処理装置を備えた内燃機関の排気ガス浄化装置にお
    いて、 前記排気後処理装置(10)における排気ガスの入口側
    に連通した入口室(23)と、 前記排気通路と前記入口室(23)とを連通し、かつ排
    気ガスを前記排気後処理装置(10)での流れ方向に対
    して直交する向きに前記入口室(23)に流入させる入
    口管(30)と、 前記入口室(23)に設けられて前記排気後処理装置
    (10)への排気ガスの流れを整流にする整流装置(5
    0)とを具備していることを特徴とする内燃機関の排気
    ガス浄化装置(1)。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の内燃機関の排気ガス浄
    化装置(1)において、 前記整流装置(50)は、前記入口室(23)内へ突出
    した前記入口管(30)の突出部(32)を含んで構成
    され、 この入口管(30)の突出部(32)には、前記入口室
    (23)内と該突出部(32)内とを連通させる連通開
    口(51)が設けられているとともに、 突出部(32)の内部には排気ガスの流れを規制する少
    なくとも一つ以上の抵抗板(53,54,55)が設け
    られ、 この抵抗板(53,54,55)の上流側および下流側
    のそれぞれの位置で、排気ガスが前記連通開口(51)
    から前記入口室(23)内に流入可能であることを特徴
    とする内燃機関の排気ガス浄化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の内燃機
    関の排気ガス浄化装置(1)において、 前記整流装置(50)は、前記入口室(23)内へ突出
    した前記入口管(30)の突出部(32)を含んで構成
    され、 この入口管(30)の突出部(32)には、前記入口室
    (23)内と該突出部(32)内とを連通させる連通開
    口(51)が設けられているとともに、 この連通開口(51)の開口面積は、前記入口管(3
    0)の突出部(32)の基端側が大きく、かつ先端側が
    小さいことを特徴とする内燃機関の排気ガス浄化装置
    (1)。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の内燃機
    関の排気ガス浄化装置(1)において、 前記入口管(30)の突出部(32)に設けられた連通
    開口(51)は、複数の小孔(52)で形成されている
    ことを特徴とする内燃機関の排気ガス浄化装置(1)。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし請求項4のいずれかに記
    載の内燃機関の排気ガス浄化装置(1)において、 前記入口管(30)の突出部(32)に設けられた連通
    開口(51)は、該突出部(32)の突出方向および前
    記排気後処理装置(10)内での排気ガスの流れ方向に
    対して直交する両側に開口していることを特徴とする内
    燃機関の排気ガス浄化装置(1)
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の内燃機関の排気ガス浄化装置(1)において、 前記排気後処理装置(10)は、前記入口室の両側に互
    いに対向して配置されていることを特徴とする内燃機関
    の排気ガス浄化装置(1)
  7. 【請求項7】 請求項2ないし請求項4のいずれかに記
    載の内燃機関の排気ガス浄化装置(1)において、 前記入口管(30)の突出部(32)に設けられた連通
    開口(51)は、前記排気後処理装置(10)とは略反
    対側に向いて開口していることを特徴とする内燃機関の
    排気ガス浄化装置(1)。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の内燃機関の排気ガス浄
    化装置(1)において、 前記連通開口(51)は、前記突出部の軸線(C2)を
    中心とし、かつ前記排気後処理装置(10)とは反対側
    を向いた300°以上、340°以下の開口角度(θ)
    の範囲内で開口していることを特徴とする内燃機関の排
    気ガス浄化装置(1)。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれかに記
    載の内燃機関の排気ガス浄化装置(1)において、 前記整流装置(50)は、前記入口室(23)内へ突出
    した前記入口管(30)の突出部(32)を含んで構成
    され、 この入口管(30)の突出部(32)は、その突出方向
    に互いに嵌合し合う一対の筒体(321,322)で構
    成され、各筒体(321,322)が前記入口室(2
    3)を形成するハウジング(20)に固着されているこ
    とを特徴とする内燃機関の排気ガス浄化装置(1)。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項8のいずれかに
    記載の内燃機関の排気ガス浄化装置(1)において、 前記整流装置(50)は、前記入口室(23)内へ突出
    した前記入口管(30)の突出部(32)を含んで構成
    され、 この入口管(30)の突出部(32)の先端は、前記入
    口室(23)内に固着された板状部材(27)の嵌合孔
    (27A)に差し込まれていることを特徴とする内燃機
    関の排気ガス浄化装置(1)。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の内燃機関の排気ガス
    浄化装置(1)において、 前記整流装置(50)は、前記入口管(30)の開口部
    (30A)から離れるに従って前記排気後処理装置(1
    0)に近づくように傾斜した傾斜壁(22)と、この傾
    斜壁(22)および前記排気後処理装置(10)の間で
    前記入口室(23)を仕切るように設けらた整流格子
    (60)とで構成されていることを特徴とする内燃機関
    の排気ガス浄化装置。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の内燃機関の排気ガス
    浄化装置(1)において、 前記整流装置(50)は、前記入口管(30)の開口部
    (30A)から離れるに従って前記排気後処理装置(1
    0)に近づくように傾斜した傾斜壁(22)と、この傾
    斜壁(22)から前記排気後処理装置(10)側に突設
    されたガイドベーン(26)とで構成されていることを
    特徴とする内燃機関の排気ガス浄化装置(1)。
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