JP2003073672A - 液晶組成物および光学補償シート - Google Patents

液晶組成物および光学補償シート

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JP2003073672A
JP2003073672A JP2001269905A JP2001269905A JP2003073672A JP 2003073672 A JP2003073672 A JP 2003073672A JP 2001269905 A JP2001269905 A JP 2001269905A JP 2001269905 A JP2001269905 A JP 2001269905A JP 2003073672 A JP2003073672 A JP 2003073672A
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crystal composition
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JP2001269905A
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Masaki Okazaki
正樹 岡崎
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持体から剥離し難い光学異方性層を形成可
能な液晶組成物を提供する。 【解決手段】 新たな化学結合を形成しうる官能基を有
する液晶性化合物と体積膨張剤とを含み、前記官能基が
新たに化学結合を形成することによって生じる体積収縮
が、前記体積膨張剤の体積膨張によって少なくとも軽減
されることを特徴とする液晶組成物である。好ましく
は、重合性基を有する液晶性化合物と、結合開裂して分
子数が増大する体積膨張剤と、重合開始剤とを含み、前
記重合開始剤の作用により前記液晶性化合物の重合が引
き起こされるとともに、前記体積膨張剤の結合開裂が引
き起こされることを特徴とする液晶組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶組成物および
それを用いた光学補償シートの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】種々の液晶表示装置において、画像の着
色を解消したり、もしくは視野角を拡大するために、光
学補償シートが使用されている。従来、光学補償シート
としては、延伸複屈折ポリマーフィルムが使用されてい
る。近年、透明支持体上に液晶性分子から形成された光
学異方性層を有する光学補償シートが提案された。液晶
性分子は多様な配向形態を採ることが可能であるため、
液晶性分子を用いることで、それまでの延伸複屈折ポリ
マーフィルムでは得ることができない光学的性質の実現
が可能になった。光学補償シートの光学的性質は、液晶
表示装置内の液晶セルの光学的性質に応じて決定される
が、液晶性分子の配向を利用して光学補償シートの光学
的性質を発現させることにより、様々な液晶セルの光学
的性質に適する光学補償シートを製造することができ
る。光学補償シートの製造には、一般的に、棒状液晶性
分子またはディスコティック液晶性分子が用いられてい
る。
【0003】液晶性分子を用いた光学補償シートにおい
ては、液晶表示装置の様々な表示モードに由来する光学
的性質に対応するものが提案されている。例えば、TN
モードの液晶セル用光学補償シートは、特開平−6−2
14116号公報、米国特許5583679号、同56
46703号、ドイツ特許公報3933620A1号の
各明細書に記載がある。また、IPSモードまたはFL
Cモードの液晶セル用光学補償シートは、特開平10−
54982号公報に記載がある。さらに、OCBモード
またはHANモードの液晶セル用光学補償シートは、米
国特許5805253号および国際特許出願WO96/
37804号の各明細書に記載がある。さらにまた、S
TNモードの液晶セル用光学補償シートは、特開平9−
26572号公報に記載がある。そして、VAモードの
液晶セル用光学補償シートは、特許番号第286637
2号公報に記載がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】液晶性分子を光学補償
シートの光学異方性発現の源とする場合、液晶分子の配
向が固定され高い耐久性が実現されていることが求めら
れる。そのために、例えば、特許第2692035号、
米国特許5635105号、特開平11−352328
号、特開2000−171637号、特開2000−3
45164号および特開2001−56469号の各公
報には、液晶性分子の配向をその側鎖の重合性置換基を
重合することにより固定する方法が開示されている。し
かし、ビニルモノマーにおいては、一般に重合の際に大
きな体積収縮を伴うことが知られている。また、エポキ
シモノマーにおいても、程度の差はあるものの、やはり
重合の際に体積収縮が生じることが知られている。この
体積収縮は収縮時に生じる力により種々の弊害をもたら
す。例えば、前記光学補償シートの例においては、重合
により液晶性分子を所望の配向に固定化して光学異方性
層を形成するが、重合時に前記光学異方性層が配向膜か
ら剥離するのが観測される。光学異方性層を単独で用い
る場合には剥離することにメリットもあるが、支持体と
一体として用いる場合には不都合を生じる。この問題を
解決するため、特開平9−152509号および米国特
許第5747121号の各公報には、配向膜を形成して
いるポリマーを修飾し、重合時に配向膜の該修飾基と異
方性層中の化合物との間に新たな結合を形成して、異方
性膜から配向膜が剥離するのを防止する方法が開示され
ている。
【0005】また、一方で、重合時の体積収縮のないモ
ノマーの探索も行われており、その様な性質のモノマー
として、例えば、色材、第67巻4号、250−257
ページ(三田文雄、遠藤剛著、1994年刊)には、重
合時に開環が二重に進行するモノマーに関する研究が紹
介されている。しかし、本文献に記載のモノマーは構造
が複雑であり、大量且つ安価に合成することは困難であ
り、液晶性分子への適用は必ずしも容易でないと考えら
れる。また、重合時の体積収縮を添加剤により抑制する
方法も検討されている。例えば、米国特許第61240
76号明細書には、重合時に結合が開裂し分子数が増加
することによりモノマーが重合することによって生じる
体積収縮を補償する方法が開示されている。しかし、液
晶性組成物への適用についてはなんら言及されていな
い。
【0006】本発明は前記諸問題に鑑みなされたもので
あって、液晶性化合物を配向させる際に生じる体積収縮
が軽減された液晶組成物を提供することを課題とする。
また、本発明は、支持体から剥離し難い光学異方性層を
形成可能な液晶組成物を提供することを課題とする。ま
た、本発明は、支持体と液晶性化合物からなる光学異方
性層との間の剥離性が抑制された光学補償シートを提供
することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の液晶組成物は、新たな化学結合を形成しう
る官能基を有する液晶性化合物と体積膨張剤とを含み、
前記官能基が新たに化学結合を形成することによって生
じる体積収縮が、前記体積膨張剤の体積膨張によって少
なくとも軽減されることを特徴とする。
【0008】本発明の液晶組成物では、液晶性化合物に
新たな結合を形成させることによって、前記液晶性化合
物を所望の配向に固定化して、光学特性(例えば、光学
異方性)を発現することができる。液晶性化合物が新た
な結合を形成する際に体積収縮が生じるが、本発明の液
晶組成物では体積膨張剤が体積膨張することによって該
体積収縮が軽減されるので、体積収縮に起因する光学特
性の変動等を抑制することができ、光学特性発現の安定
性向上に寄与する。また、支持体表面上に光学異方性層
等を形成する場合は、体積収縮を軽減することによって
支持体から光学異方性層が剥離し難くなる。
【0009】本発明の一態様として、前記液晶性化合物
が新たな結合を形成しうる官能基として、エポキシ基を
有することを特徴とする上記液晶組成物;および前記体
積膨張剤が、酸の作用により結合開裂して、分子数が増
大することを特徴とする上記いずれかの液晶組成物が提
供される。
【0010】また、本発明の好ましい態様として、重合
性基を有する液晶性化合物と、結合開裂して分子数が増
大する体積膨張剤と、重合開始剤とを含み、前記重合開
始剤の作用により前記液晶性化合物の重合が引き起こさ
れるとともに、前記体積膨張剤の結合開裂が引き起こさ
れることを特徴とする液晶組成物;より好ましい態様と
して、前記重合開始剤は少なくとも酸発生剤であり、前
記酸発生剤から生じた酸の作用により、前記液晶性化合
物の重合が引き起こされるとともに、前記体積膨張剤の
結合開裂が引き起こされることを特徴とする前記液晶組
成物が提供される。
【0011】前記課題を解決するため、本発明の光学補
償シートは、透明支持体、配向膜および光学異方性層を
この順で積層した構造を有し、前記光学異方性層が本発
明の液晶組成物を用いて形成されたことを特徴とする。
【0012】本発明の光学補償シートは、光学異方性層
が本発明の液晶組成物を用いて形成されているので、液
晶性化合物を所望の配向に固定化させる際に生じる体積
収縮が軽減され、支持体からの剥離が起こり難い。ま
た、体積収縮に伴う光学的特性の変動が抑制されている
ので安定的に作製可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の液晶組成物に利用可能な
液晶性化合物は、新たな化学結合を形成し得る官能基を
有する。前記液晶性化合物は、前記官能基を有し、且つ
液晶性を有する限り、特に構造および種類等については
制限はなく、種々の構造の化合物を用いることができ
る。前記液晶性化合物としては、例えば、液晶便覧編集
委員会編、液晶便覧(丸善、2000年刊)に例示され
ている化合物と同一または類似の化合物を用いることが
でき、特に第3章に記載されている化合物と同一または
類似の化合物を用いることができる。好ましくは、サー
モトロピック液晶であり、さらに好ましくは、棒状液晶
およびディスコティック液晶である。棒状液晶ではネマ
ティック相およびスメクティックA相を示すもの、ディ
スコティック液晶ではディスコティックネマティック相
を示すものがより好ましい。棒状液晶のコアとしては例
えば、ビフェニル誘導体、安息香酸フェニルエステル誘
導体、ベンジリデンアニリン誘導体、アゾベンゼン誘導
体、アゾキシベンゼン誘導体、スチルベン誘導体、およ
びそれらのベンゼン環が飽和になったものあるいは複素
環に置き換わったものが挙げられる。ディスコティック
液晶のコアとしては例えば、ベンゼン誘導体、トリフェ
ニレン誘導体、トルキセン誘導体、フタロシアニン誘導
体、ポルフィリン誘導体、アントラセン誘導体、β−ジ
ケトン系金属錯体誘導体が挙げられる。
【0014】前記液晶性化合物が有する前記官能基に
は、同種の基と反応して新しい化学結合を形成する官能
基、および異種の基と反応して新しい化学結合を形成す
る官能基のいずれも含まれる。前記官能基としては、例
えば、S.R.サンドラーおよびW.カロー(S.R.
Sandler,W.Karo)著、オーガニック フ
ァンクショナル グループ プレパレーションズ(Or
ganic Functional Group Pr
eparations)第1巻および第2巻(アカデミ
ックプレス社、ニューヨーク、ロンドン 1968年
刊)に記載されているのが挙げられる。それらの中で
も、重合性基が好ましく、例えば、多重結合(構成原子
は、炭素原子および非炭素原子のいずれでもよい)を有
する基、およびオキシラン、アジリジンなどの複素小員
環の基が好ましい。さらに、R.A.MHikmetら
の研究報告(Macromolecules,25巻、
4194ページ(1992))および(Polyme
r,34巻、8号、1763ページ(1993))、
D.J.Broerらの研究報告(Macromole
cules,26巻、1244ページ(1993))に
記載されているような、二重結合を有する重合性基がよ
り好ましく、アクリル基、ビニルエーテル基およびエポ
キシ基が特に好ましく、エポキシ基が最も好ましい。
【0015】重合性基を有する液晶性化合物(特に、ア
クリル基、ビニルエーテル基、またはエポキシ基を有す
る液晶性化合物)を用いる場合は、電磁波または熱等に
よって重合を引き起こすのが好ましく、特に電磁波
(光)によって重合を引き起こすのがより好ましい。ま
た、液晶組成物に液晶性化合物とともに重合開始剤を含
有させておき、重合開始剤の作用により前記液晶性化合
物の重合を引き起こすのが好ましい。光重合開始剤とし
ては、光照射によってラジカルを発生するもの、カチオ
ンを発生するものなど種々の化合物を利用することがで
き、用いる液晶性化合物に応じて適宜選択することがで
きる。光照射によりラジカルを発生する光重合開始剤の
例としては、アセトフェノン系化合物、ベンゾインエー
テル系化合物、ベンジル系化合物、ベンゾフェノン系化
合物、チオキサントン系化合物が好ましい。光照射によ
ってカチオンを発生させる光重合開始剤としては、光酸
発生剤が好ましく、光酸発生剤の例としては、トリアリ
ールスルホニウム塩やジアリールヨードニウム塩などの
イオン性化合物;およびスルホン酸のニトロベンジルエ
ステルなどの非イオン性の化合物;等が挙げられる。さ
らに、有機エレクトロニクス材料研究会編、イメージン
グ用有機材料(ぶんしん出版社 1997年刊)に記載
の光酸発生剤も好ましく使用できる。特に好ましくは、
スルホニウム塩およびヨードニウム塩であり、対イオン
としては、PF6 -、SbF6 -、AsF6 -、B(C65
4 -が好ましい。
【0016】また、光重合を利用して、前記液晶性化合
物を重合させる場合は、照射光の波長に応じて増感剤
(例えば、ルブレン、イルガキュア 261)を用いる
ことも可能である。前記増感剤は、本発明の液晶組成物
に対し、好ましくは0.1〜15質量%、より好ましく
は1〜10質量%添加して用いられる。
【0017】本発明に好ましく用いられる、棒状液晶化
合物およびディスコティック液晶化合物例を以下に記
す。
【0018】
【化1】
【0019】
【化2】
【0020】
【化3】
【0021】
【化4】
【0022】
【化5】
【0023】
【化6】
【0024】
【化7】
【0025】
【化8】
【0026】
【化9】
【0027】
【化10】
【0028】
【化11】
【0029】
【化12】
【0030】
【化13】
【0031】
【化14】
【0032】
【化15】
【0033】
【化16】
【0034】
【化17】
【0035】
【化18】
【0036】
【化19】
【0037】
【化20】
【0038】
【化21】
【0039】
【化22】
【0040】
【化23】
【0041】
【化24】
【0042】
【化25】
【0043】
【化26】
【0044】
【化27】
【0045】
【化28】
【0046】
【化29】
【0047】
【化30】
【0048】
【化31】
【0049】
【化32】
【0050】
【化33】
【0051】
【化34】
【0052】
【化35】
【0053】
【化36】
【0054】
【化37】
【0055】
【化38】
【0056】
【化39】
【0057】本発明の液晶組成物は、前記液晶性化合物
の官能基が新たな化学結合を形成することによって生じ
た体積収縮を軽減する機能を有する体積膨張剤を含有す
る。前記体積膨張剤は、前記液晶性化合物が重合性基を
有する態様においては、重合反応が進行することによっ
て生じる体積収縮を軽減する機能を有する。かかる機能
を有する体積膨張剤としては、例えば、前記液晶性化合
物が新たに結合を形成するのと同時にまたは前後して、
ホモリティックもしくはヘテロリティックに結合の開裂
を生じ、いくつかの部分に分裂して複数個の生成物とな
り、分子数が増大することによって体積膨張する化合物
が挙げられる。前記体積膨張剤は、電磁波(光)または
熱の物理的刺激の供与により直接的に結合の開裂を引き
起こす化合物であってもよいし、そのような物理的刺激
の供与をきっかけに、他の成分が作用して間接的に結合
の開裂を引き起こす化合物であってもよい。
【0058】本発明において、前記体積膨張剤は、酸に
不安定な基を有する化合物またはそれ自身が酸触媒によ
り開裂する酸に不安定な化合物であるのが好ましい。よ
り好ましくは、酸に不安定なエステルであり、開裂によ
りアルケンと酸とを生成する化合物である。前記エステ
ルとしては、カルボキシラート、ホスホナート、ホスフ
ァートが挙げられ、アルコール由来のβ位炭素には水素
原子が存在していることが好ましい。より具体的には、
T.W.GreeneおよびP.G.M.Wuts著、
Protective Groups in Orga
nic Synthesis (John Wiley
& Sons、 1991年刊)に例示の化合物、お
よび米国特許第6124076号明細書に記載の化合物
が挙げられる。
【0059】前記体積膨張剤の好ましい例として、下記
一般式(1)で表される化合物が挙げられるが、本発明
はこれに限定されるものではない。
【0060】一般式(1)
【化40】
【0061】式中、Rは水素原子、置換もしくは無置換
の、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アル
ケニル基、アルキニル基またはヘテロアリール基を表
す。これらの基の置換基の例としては、ハロゲン原子、
シアノ基、アシル基、アルコキシ基等が挙げられる。X
およびYは各々独立に、水素原子、置換もしくは無置換
の、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アル
ケニル基、アルキニル基またはヘテロアリール基を表
し、置換基の例としてはRと同様である。AおよびBは
各々独立して、水素原子、置換もしくは無置換の、アル
キル基、シクロアルキル基、アリール基、アルケニル
基、アルキニル基またはヘテロアリール基を表し、置換
基の例としてはRと同様である。Zは炭素原子、硫黄原
子、S=OまたはE−P(式中、リン原子PがRおよび
Oと結合していて、Eはアルコキシ基、アリールオキシ
基、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アル
ケニル基、アルキニル基またはヘテロアリール基を表
す)を表す。
【0062】本発明の液晶組成物には、前記液晶性化合
物が複数種用いられていてもよいし、前記液晶性化合物
および体積膨張剤のほかに、本発明の光学補償シートを
形成するのに必要な種々の添加剤を含有させることもで
きる。例えば、配向制御剤、相転移温度制御剤、粘度調
整剤、界面活性剤が挙げられる。配向制御剤としては例
えば、特開平11−352328号、特開2000−1
71637号、特開2000−345164号の各公報
に記載のものを用途に応じて用いることができる。
【0063】本発明の液晶組成物において、前記液晶性
化合物の含有量は50〜99.5質量%であるのが好ま
しく、75〜98質量%であるのがより好ましい。ま
た、前記体積膨張剤の含有量は、0.05〜20質量%
であるのが好ましく、0.1〜10質量%であるのがよ
り好ましい。
【0064】本発明の液晶組成物の好ましい実施形態と
しては、重合性基を有する液晶性化合物と、結合開裂し
て分子数が増大する体積膨張剤と、重合開始剤とを含
み、前記重合開始剤の作用により前記液晶性化合物の重
合が引き起こされるとともに、前記体積膨張剤の結合開
裂が引き起こされることを特徴とする液晶組成物が挙げ
られる。本実施の形態の液晶組成物では、例えば、電磁
波または熱等の物理的刺激が供与されたことをきっかけ
として、前記重合開始剤が前記液晶性化合物および前記
体積膨張剤に作用する。前記重合開始剤の作用により前
記液晶性化合物の重合が引き起こされるとともに、前記
体積膨張剤の結合開裂が引き起こされる。前記液晶性化
合物は重合により所望の配向に固定化される。前記液晶
性化合物の重合が進行する過程で生じる体積収縮は、前
記体積膨張剤が結合開裂して分子数を増大することによ
って軽減される。従って、体積収縮によって光学特性が
変動するのを抑制でき、安定的に光学特性を発現するこ
とができる。
【0065】本実施の形態において、前記重合開始剤と
して光酸発生剤を、前記液晶性化合物として酸の作用に
よって重合を開始する重合性基を有する化合物を、およ
び前記体積膨張剤として酸の作用によって結合開裂して
分子数が増大する化合物を用いるのが好ましい。この態
様では、光照射によって、前記光酸発生剤から酸が発生
し、該酸の作用によって前記液晶性化合物の重合が引き
起こされるとともに、前記体積膨張剤の結合開裂が引き
起こされる。例えば、前記液晶性化合物として、アクリ
ル基、ビニルエーテル基、またはエポキシ基(特に好ま
しくはエポキシ基)を有する化合物を、前記体積膨張剤
として酸に不安定なエステルを用いることができる。前
記光酸発生剤から生じた酸の作用によりエポキシ基等の
重合性基が重合するとともに、前記エステルが分解して
アルケンと酸とが生成する。重合に伴う体積収縮は、エ
ステルからアルケンと酸とが生成して分子数が増大する
ことにより軽減される。
【0066】本実施の形態において、前記重合開始剤
(好ましくは光酸発生剤)の含有量は、重合開始剤の種
類および組み合わせて用いられる液晶性化合物等の種類
によってその好ましい範囲も異なるが、一般的には、
0.5〜20質量%であるのが好ましく、2〜15質量
%であるのがより好ましい。また、前述の増感剤を含有
させるのも好ましい。なお、重合開始剤として2種以上
の化合物を併用してもよい。
【0067】前記重合開始剤は電磁波または熱等の供与
によって、ラジカル、酸等を発生する。前記重合開始剤
として光酸発生剤を用いた態様では、紫外線を照射する
ことにより、前記光酸発生剤から酸を発生させて、重合
および結合の開裂を引き起こすことができる。紫外線の
照射エネルギーは20〜50J/cm2であることが好
ましく、100〜800mJ/cm2であることがさら
に好ましい。前記液晶性化合物の光重合反応を促進する
ため、加熱条件下で光照射を実施してもよい。
【0068】本発明の液晶組成物は、液晶性化合物を所
望の配向に固定化して光学特性(例えば、光学異方性)
を発現させることで、種々の用途に供することができ
る。例えば、光学補償シートの光学異方性層を形成する
のに用いるのが好ましい。特に、本発明の液晶組成物
は、液晶性化合物を所望の配向に固定化する際に生じる
体積収縮が軽減されているので、支持体からの剥離を抑
制できる点で、支持体と該支持体上に光学異方性層が積
層された態様の光学補償シートの作製に好ましく用いら
れる。
【0069】以下、透明支持体、配向膜、および本発明
の液晶組成物からなる光学異方性層をこの順で積層した
光学補償シートの実施形態について説明する。
【0070】本実施の形態の光学補償シートに用いられ
る支持体は透明であるのが好ましい。支持体としては、
ガラス板およびポリマーフィルム等が挙げられる。前記
ポリマーフィルムとしては、例えばセルロースエステ
ル、ポリカーボナート、ポリスルホン、ポリエーテルス
ルホン、ポリアクリラート、ポリメタクリラート、ノル
ボルネン系樹脂からなるフィルムが挙げられる。また、
液晶組成物からなる光学異方性層とあわせて必要な光学
特性を得るために、延伸フィルム等の光学異方性を有す
るものを支持体として用いてもよい。
【0071】本実施の形態に用いられる配向膜として
は、例えば斜方蒸着あるいはラビングした無機化合物の
層、ラビングした有機化合物の層が挙げられる。有機化
合物であり、さらにはポリマーであることが好ましい。
ポリマーとしては例えば、ポリアルキル(メタ)アクリ
ラート、(メタ)アクリル酸/アルキル(メタ)アクリ
ラート共重合体、スチレン/マレインイミド共重合体、
ポリビニルアルコールおよび変性ポリビニルアルコー
ル、ポリ(N−メチロールアクリルアミド)、スチレン
/ビニルトルエン共重合体、クロロスルホン化ポリエチ
レン、ニトロセルロース、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリ
オレフィン、ポリエステル、ポリイミド、ポリアミック
酸、酢酸ビニル/塩化ビニル共重合体、エチレン/酢酸
ビニル共重合体、カルボキメチルセルロース、ポリエチ
レン、ポリプロピレンおよびポリカーボナートが挙げら
れる。ポリアルキル(メタ)アクリラート、(メタ)ア
クリル酸/アルキル(メタ)アクリラート共重合体、ポ
リビニルアルコールおよび変性ポリビニルアルコール、
ポリイミド、ポリアミック酸が好ましい。これらのポリ
マーは、水、有機溶媒あるいはその混合物から選ばれる
適当なものの溶液として塗布、乾燥され層として形成さ
れる。その後、必要に応じラビングされ、配向能が付与
される。
【0072】本実施の形態の光学補償シートは、支持体
上に配向膜を形成し、該配向膜上に本発明の液晶組成物
からなる異方性層を形成することによって作製すること
ができる。前記異方性層は、本発明の液晶組成物を含む
塗布液を配向膜上に塗布および乾燥することによって形
成することができる。前記塗布液の調製に用いられる溶
媒としては、有機溶媒が好ましく、例えば、アミド系の
溶媒(例、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジ
メチルアセトアミド、N−メチルピロリドン)、スルホ
キシド系の溶媒(例、ジメチルスルホキシド)、複素環
化合物系の溶媒(例、ピリジン、スルホラン)、炭化水
素系の溶媒(例、ベンゼン、ヘキサン)、ハロゲン化炭
化水素系の溶媒(例、クロロホルム、ジクロロメタン、
クロロベンゼン)、エステル系の溶媒(例、酢酸メチ
ル、酢酸エチル、酢酸ブチル、リン酸トリメチル)、ケ
トン系の溶媒(例、アセトン、2−ブタノン)、エーテ
ル系の溶媒(例、テトラヒドロフラン、1,2−ジメト
キシエタン)等が挙げられる。ハロゲン化炭化水素系お
よびケトン系の溶媒が好ましい。二種以上の有機溶媒を
組み合わせて用いてもよい。
【0073】前記異方性層および前記配向膜を形成する
際の塗布液の塗布方法としては、例えば、ワイヤーバー
塗布法、押し出し塗布法、ダイレクトグラビア塗布法、
リバースグラビア塗布法、ダイ塗布法が挙げられる。本
発明の液晶組成物を含む塗布液を配向膜上に塗布し、そ
の後、乾燥して適当な温度に保持すると、液晶性化合物
が配向して、光学異方性が発現する。この配向を、長期
間安定に保持するため、液晶性化合物を所定の配向に固
定化する必要があり、そのために液晶性化合物の官能基
に新たな結合を形成させる。液晶性化合物に新たな結合
を形成させる方法については、該液晶性化合物が有する
官能基の性質等に応じて、種々の方法を利用できる。例
えば、前記官能性基が光反応性を有する場合は、電磁波
を照射することにより、また、熱反応性を有する場合
は、熱を供与することにより、新たな結合を形成させ
て、液晶性化合物を固定化することができる。
【0074】エポキシ基等の重合性基を有する液晶性化
合物と、光酸発生剤とを含有する液晶組成物を用いる場
合は、前記液晶性組成物を含有する塗布液を塗布および
乾燥して、液晶性化合物を所望の配向とした後、電磁波
(より好ましくは紫外線)を照射することによって、液
晶性化合物を重合させて、固定化することができる。紫
外線の照射エネルギーは20〜50J/cm2であるこ
とが好ましく、100〜800mJ/cm2であること
がさらに好ましい。光重合反応を促進するため、加熱条
件下で光照射を実施してもよい。
【0075】図1に、本実施の形態の光学補償シートの
概略斜視図を示す。光学補償シート10は、透明支持体
11、配向膜12、および本発明の液晶組成物からなる
光学異方性層13とから構成される。図1中、Rは配向
膜12のラビング方向を示す。n1、n2およびn3は、
光学補償シート10の三軸方向の屈折率を表し、正面か
ら見た場合にn1≦n3≦n2の関係を満足する。βは、
Re(レタデーション)が最小値を示す方向の光学異方
性層の法線14に対する傾きである。
【0076】光学補償シート10をTN−TFT−LC
Dに適用する場合は、β≠0となる方向に、0以外のレ
タデーションの最小値を有する(光軸を持たない)のが
好ましい。光学補償シート10が近似的に有する負の一
軸性は、一般にn1<n2=n 3を満足し、実用上は、|
2−n3|/|n2−n1|≦0.2を満足するのが好ま
しい。TN−TFT−LCDの視野角特性を改善するた
めには、Reの絶対値が最小値を示す方向が、光学異方
性層の法線14に対してβ=5〜50度(傾きの平均
値)傾いていることが好ましく、さらにβ=10〜40
度傾いているのが好ましい。更に、光学補償シートは、
下記の条件(Re): 50≦[(n3+n2)/2−n1]×D≦400(n
m) (但し、Dはシートの厚さ)を満足することが好まし
く、更に下記の条件: 100≦[(n3+n2)/2−n1]×D ≦400
(nm) を満足することがより好ましい。
【0077】上記では、本発明の光学補償シートをTN
−TFT−LCDに適用する態様における、好ましい光
学的特性を示したが、本発明の光学補償シートの光学的
特性は前記範囲に限定されず、適用される液晶表示装置
のモード等に応じて、所望の光学特性が決定される。光
学補償シートに要求される種々の光学特性に関しては、
本明細書で引用した特許公開公報等を参照することがで
きる。
【0078】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
するが、本発明は以下の実施例に限定されることはな
い。なお、以下において「部」は「質量部」を意味す
る。 [実施例1] (配向膜の形成)ガラス板の表面に、下記の組成の塗布
液をバーコーターにて塗布し、80℃10分間加熱乾燥
して、0.8μmの膜厚のポリマー層を形成した。 配向膜形成用塗布液 変性ポリビニルアルコール 1.0部 (「MP203」、クラレ(株)製) 水 18.0部 メタノール 6.0部
【0079】得られたポリマー層の表面をラビングロー
ル(外径:80mm)により、ラビング処理し、配向膜
層とした。ラビング処理は、支持体搬送速度を100m
/分、ラビングロール回転数を1000rpmおよび支
持体搬送張力を1kgf/cm支持体幅の条件で行っ
た。
【0080】(光学異方性層の形成)形成した配向膜層
上に、下記液晶組成物を含む塗布液をバーコーターによ
り塗布し、乾燥させることにより、液晶性組成物の層を
形成した。 光学異方性層形成用塗布液 液晶性化合物(DLC−1) 182部 体積膨張剤(化合物A) 10部 光酸発生剤(化合物B) 6部 セルロースアセテートブチレート 4部 (CAB551−0.2、イーストマンケミカル社製) エチレングリコール変性トリメチロールプロパン 18部 トリアクリレート (V#360、大阪有機化学(株)製) 2−ブタノン 343部
【0081】
【化41】
【0082】この塗布層を有するシートを、120℃の
恒温槽中で3分間加熱し、DLC−1を配向させた。つ
いで、120℃に保ったまま塗布層にUV光を照射した
(120W/cmの高圧水銀灯、1秒間)後、室温まで
放冷することにより、ディスコティク液晶化合物の配向
状態を固定した薄膜(光学異方性層、層厚2μm)を形
成し、光学補償シートを得た。
【0083】[実施例2]実施例1の光学補償シートの
作製において、支持体として透明なトリアセチルセルロ
ースのフィルムを使用した以外は、実施例1と同様にし
て光学補償シートを作製した。 [比較例1]実施例1の光学補償シートの作製におい
て、光学異方性層の形成に用いた塗布液中に、体積膨張
剤(化合物A)を含有させなかった以外は、実施例1と
同様にして光学補償シートを作製した。 [比較例2]実施例2の光学補償シートの作製におい
て、光学異方性層の形成に用いた塗布液中に、体積膨張
剤(化合物A)を含有させなかった以外は、実施例2と
同様にして光学補償シートを作製した。
【0084】得られた実施例1および2ならびに比較例
1および2の光学補償シートの各々を、クロスニコル下
で観測し、光学異方性の存在と高い均質性を確認した。
更に、得られた光学補償シートの各々について、セロフ
ァンテープ(粘着テープ)を用い、配向膜層と光学異方
性層との間の剥離性を評価した。具体的には、セロファ
ンテープを光学異方性層表面に貼り付け、テープを光学
異方性層と平行に引っ張って剥がした。そして剥離改良
性を以下のように評価した。 AA:剥したテープの表面には、いかなる層も付着して
いなかった。 CC:剥したテープの表面には、光学異方性層が付着し
ていた。 結果を表1に示す。
【0085】
【表1】
【0086】また、実施例2の光学補償シートの光学特
性を、エリプソメトリーにて評価したところ、β=35
°でRe=280nmであり、前記の好ましい範囲を満
足していた。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば、液晶性化合物を所望の
配向に固定化する際に生じる体積収縮が軽減された液晶
組成物を提供することができる。また、本発明によれ
ば、支持体から剥離し難い光学異方性層を形成可能な液
晶組成物を提供することができる。また、本発明によれ
ば、支持体と液晶性化合物からなる光学異方性層との間
の剥離性が抑制された光学補償シートを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係わる光学補償シート
の概略斜視図である。
【符号の説明】
10 光学補償シート 11 透明支持体 12 配向膜層 13 光学異方性層 14 光学異方性層の法線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 新たな化学結合を形成し得る官能基を有
    する液晶性化合物と体積膨張剤とを含み、前記官能基が
    新たに化学結合を形成することによって生じる体積収縮
    が、前記体積膨張剤の体積膨張によって少なくとも軽減
    されることを特徴とする液晶組成物。
  2. 【請求項2】 前記液晶性化合物が新たな結合を形成し
    うる官能基として、エポキシ基を有することを特徴とす
    る請求項1に記載の液晶組成物。
  3. 【請求項3】 前記体積膨張剤は、酸の作用により結合
    開裂して、分子数が増大することを特徴とする請求項1
    または2に記載の液晶組成物。
  4. 【請求項4】 重合性基を有する液晶性化合物と、結合
    開裂して分子数が増大する体積膨張剤と、重合開始剤と
    を含み、前記重合開始剤の作用により前記液晶性化合物
    の重合が引き起こされるとともに、前記体積膨張剤の結
    合開裂が引き起こされることを特徴とする液晶組成物。
  5. 【請求項5】 前記重合開始剤は少なくとも酸発生剤で
    あり、前記酸発生剤から生じた酸の作用により、前記液
    晶性化合物の重合が引き起こされるとともに、前記体積
    膨張剤の結合開裂が引き起こされることを特徴とする請
    求項4に記載の液晶組成物。
  6. 【請求項6】 透明支持体、配向膜および光学異方性層
    をこの順で積層した光学補償シートにおいて、前記光学
    異方性層は請求項1〜5のいずれか1項に記載の液晶組
    成物を用いて形成されたことを特徴とする光学補償シー
    ト。
  7. 【請求項7】 前記光学異方性層において、前記液晶性
    化合物は新たな結合を形成していることを特徴とする請
    求項6に記載の光学補償シート。
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