JP2003072542A - 鉄道車両の騒音防止構造 - Google Patents

鉄道車両の騒音防止構造

Info

Publication number
JP2003072542A
JP2003072542A JP2001269376A JP2001269376A JP2003072542A JP 2003072542 A JP2003072542 A JP 2003072542A JP 2001269376 A JP2001269376 A JP 2001269376A JP 2001269376 A JP2001269376 A JP 2001269376A JP 2003072542 A JP2003072542 A JP 2003072542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle body
noise
sound absorbing
sound
absorbing material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001269376A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Sasaki
浩一 佐々木
Juichi Sato
寿一 佐藤
Kenichi Kusumi
健一 久住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
East Japan Railway Co
Original Assignee
East Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by East Japan Railway Co filed Critical East Japan Railway Co
Priority to JP2001269376A priority Critical patent/JP2003072542A/ja
Publication of JP2003072542A publication Critical patent/JP2003072542A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄道車両の走行時に発生する騒音を低減させ
る。 【解決手段】 側面に窓4が設けられる車体2と、車体
2の下部に設けられて車体2を支持する台車9と、台車
9に回転自在に設けられるとともに、路盤11上に敷設
されたレール12上を転動する車輪10とを備えてな鉄
道車両1の前記車体2側面の窓4の下の領域5の全体に
グラスウール等からなる吸音材3を貼着する。車輪10
とレール12との接触音、台車9に搭載される機器の音
等は、車体2側面と防音壁13との間で多重反射され、
この反射の過程において車体2側面の窓4の下の領域5
の設けられている吸音材3によって吸音されることにな
り、防音壁13を越えて伝播する騒音のレベルを低減さ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両の騒音防
止構造に関し、特に、鉄道車両の走行時に発生する音
(車輪とレールとの接触音、台車に搭載されている機器
が発する音、台車付近の空力音等)を遮音、吸音する機
能を備えた鉄道車両の騒音防止構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉄道車両は、内部に客室が設け
られる箱体状の車体と、車体の下部に設けられて車体を
支持する台車と、台車に回転自在に設けられるととも
に、路盤上に敷設されたレール上を転動する車輪とを備
えており、台車には車輪を回転自在に支持する軸受、車
輪を回転駆動させる駆動モータ、駆動モータの回転を制
御する制御器等の機器が搭載されるようになっている。
【0003】このような構成の鉄道車両にあっては、レ
ール上を走行する際に、車輪とレールとの接触音、台車
に搭載されている機器(軸受、駆動モータ、制御器等)
が発する音、台車付近の空力音(風切音)等の騒音が発
生するため、それらを除去又は軽減する騒音防止対策を
採らなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種の騒音防
止対策として、車体側面の下端部にスカートを設け、こ
のスカートによって車体下部の露出部(台車等)を囲む
方法、さらにそのスカートの内側に吸音材を設け、スカ
ートの内側を吸音構造にする方法等が採用されている。
【0005】前記前者の方法は、台車のキャビティ構造
を解消し、台車付近の空力音(風切音)を低減すること
ができ、また、台車付近から発生する音を遮音すること
もできるものである。しかし、発生する音を遮音するだ
けで吸音することができないため、騒音防止効果が小さ
い。
【0006】前記後者の方法は、台車側方のスカートの
内側を吸音構造としているので、発生する音を遮音する
ことができるとともに、吸音構造によりスカートと車体
とによって囲まれた部分で反響する音を吸音することも
できるものである。しかし、吸音面積が小さいために、
騒音防止効果が小さい。
【0007】さらに、前記前者及び前記後者の方法で
は、構造上、スカートで車体下部の露出部を完全に囲む
ことはできず、スカートの下端と路盤との間に所定の間
隙を設けなければならないので、その間隙を介してスカ
ートの内側の部分で遮音、吸音しきれなかった音が漏れ
出てしまい、付近の住民に騒音公害が及ぶことになる。
【0008】一方、スカートの内側の部分から漏れ出た
音を遮音するため、路盤の端部に車体の側面と所定の間
隔をおいて対向する防音壁を一体に立設した方法が採用
されている。
【0009】このような方法にあっては、スカートと、
スカートの内側の吸音構造とによって車輪とレールとの
接触音、台車に搭載されている機器(軸受、駆動モー
タ、制御器等)が発する音、台車付近の空力音(風切
音)等の騒音を遮音、吸音することができ、また、スカ
ートの内側から漏れ出た音を防音壁によって遮音するこ
とができるものである。
【0010】しかし、防音壁は、窓からの景観を確保す
るために車体の窓よりも低く形成されているため、防音
壁と車両との間で多重反射する音を完全に遮音すること
ができず、一部の音が防音壁を越えてしまい、付近の住
民に騒音公害が及んでしまう。
【0011】本発明は、前記のような従来の問題に鑑み
なされたものであって、車輪とレールとの接触音、台車
に搭載されている機器(軸受、駆動モータ、制御器等)
が発する音等の騒音を確実に遮音、吸音することができ
て、付近の住民に騒音公害が及ぶのを防止できる鉄道車
両の騒音防止構造を提供することを目的とするものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、以下のような手段を採用している。す
なわち、本発明は、側面に窓が設けられる車体と、該車
体の下部に設けられて該車体を支持する台車と、該台車
に回転自在に設けられるとともに、路盤上に敷設された
レール上を転動する車輪とを備えてなり、前記車体側面
が前記路盤に立設された防音壁と対向する鉄道車両の騒
音防止構造において、前記車体の少なくとも一方の側面
の窓の下の領域又は窓の上の領域の少なくとも何れか一
方の領域に吸音材を設けたことを特徴とする。この発明
による鉄道車両の騒音防止構造によれば、車輪とレール
との接触音、台車に搭載されている機器(軸受、駆動モ
ータ、制御器等)が発する音等の騒音は、防音壁と車体
の少なくとも一方の側面との間で多重反射され、車体の
少なくとも一方の側面の窓の下の領域又は窓の上の領域
の少なくとも何れか一方の領域に設けられている吸音材
によって吸音されることになる。
【0013】また本発明は、請求項1記載の鉄道車両の
騒音防止構造において、前記車体の少なくとも一方の側
面の窓のない領域に吸音材を設けたことを特徴とする。
この発明による鉄道車両の騒音防止構造によれば、車輪
とレールとの接触音、台車に搭載されている機器(軸
受、駆動モータ、制御器等)が発する音等の騒音は、防
音壁と車体側面との間で多重反射され、車体の少なくと
も一方の側面の窓の下の領域又は窓の上の領域の少なく
とも何れか一方の領域に設けられている吸音材によって
吸音されるとともに、車体の少なくとも一方の側面の窓
のない領域に設けられている吸音材によっても吸音され
ることになる。さらに、前記車体における吸音材が設け
られた領域のスカートにも同様の吸音材を設け、これに
より、車体の側方への反射を確実に抑制するようにした
ものである。なお、吸音材に代えて、前記車体またはス
カート自体に吸音性を持った材料を用いるようにしても
よい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に示すこの発明の実施
の形態について説明する。図1及び図2には、この発明
による鉄道車両の騒音防止構造の第1の実施の形態に示
されていて、この鉄道車両の騒音防止構造は、側面に窓
4が設けられる箱体状の車体2と、車体2の下部に設け
られて車体2を支持する台車9と、台車9に回転自在に
設けられるとともに、路盤11上に敷設されたレール1
2上を転動する車輪10と、台車9に搭載される車輪1
0を支持する軸受(図示せず)、車輪10を回転駆動さ
せる駆動モータ(図示せず)、駆動モータを制御する制
御器(図示せず)等の機器とを備えてなる鉄道車両1に
適用したものである。
【0015】路盤11の端部には車体2の側面2aと所
定の間隔をおいて対向する防護壁13が一体に立設さ
れ、この防護壁13は、車体2の窓4からの景観を確保
するために車体2の側面の窓4よりも低く形成されてい
る。具体的には、防音壁13の高さはRL(レールレベ
ル)から約2000mm、車体2の窓4の下までの高さ
はRLから2000〜2300mmに設定されている。
ただし、この数値に限定する必要はなく、上記の条件
(防音壁13が車体2の側面の窓4よりも低い)を満た
せば良いものである。
【0016】鉄道車両1の車体2の側面2aの下端部に
は帯板状のスカート8が一体に設けられ、このスカート
8によって車体2の下部に設けられている台車9、台車
9に搭載される駆動モータ等の機器、車輪10等の側面
開口部が包囲されるようになっている。この場合、スカ
ート8の先端と路盤11との間には、走行安全上及びメ
ンテナンス上の理由等から所定の間隙が設けられてい
る。
【0017】スカート8の内面側の全体、及び車体2の
下面側の全体には吸音材3が接着剤等により貼着され、
または、車体を構成する材料自体に吸音性能を持ったも
の(例えば吸音を有する多孔質のアルミニウム材)が使
用され、その部分に吸音構造が構成されるようになって
いる。吸音材3は、例えば、グラスウールや石膏ボード
などの孔質の薄板であって、入射する音のエネルギーを
吸収し、反射を低減させる機能を有するものである。
【0018】車体2の側面の窓4の下の領域5(スカー
ト8の外面を含む)の全体には吸音材3が接着剤等によ
り貼着され、または、車体を構成する材料自体に吸音性
能を持ったものが使用され、その部分に吸音構造が構成
されるようになっている。この吸音材3は、スカート8
の内面側の吸音材3と同一の構成を有するものであっ
て、入力する音のエネルギーを吸収し、反射を低減させ
るようになっている。なお、吸音材3として適用される
材料の具体例は、この実施形態に限定されるものではな
く、吸収すべき騒音の周波数、車両に付加することが許
容される重量、車両への取り付けの難易、あるいは、高
速で走行する車両に確実に取り付けることのできる強度
などに応じて各種の材料を用いることができるのはもち
ろんである。
【0019】そして、上記のような構成の鉄道車両1を
レール12上を走行させると、車輪10とレール12と
の接触音、台車9に搭載されている機器(軸受、駆動モ
ータ、制御器等)が発する音、台車9付近の空力音等の
騒音が発生する。これらの騒音は、車体2の下端部のス
カート8によって遮音されるとともに、スカート8の内
側の空間内において、スカート8の内面、車体2の下
面、路盤11の上面等に入射して反射し、スカート8の
内面側の吸音材3、及び車体2下面側の吸音材3によっ
て吸音される。しかし、スカート8の内側の空間内にお
ける吸音面積は小さいので、全ての音を吸収することは
できず、吸収できなかった音がスカート8と路盤11と
の間の間隙を介してスカート8から漏れ出ることにな
る。
【0020】そして、スカート8から漏れ出た音は、防
音壁13と車体2側面2aとの間で多重反射して増幅さ
れ、この多重反射の過程において車体2の側面2aの窓
4の下の領域5に設けられている吸音材3に入射し、音
のエネルギーが吸収され、反射が低減される。
【0021】従って、防音壁13を越えて伝播する音の
レベルを十分に低減させることができるので、付近の住
民に騒音公害を及ぼす虞はなくなる。
【0022】図3及び図4には、本発明による鉄道車両
の騒音防止構造の第2の実施の形態が示されていて、こ
の実施の形態に示す鉄道車両の騒音防止構造は、車体2
の側面2aの窓4の上の領域6に吸音材3を設け、その
部分に吸音構造を構成したものであって、その他の構成
は前記第1の実施の形態に示すものと同様である。
【0023】そして、この実施の形態においては、防音
壁13と車体2とによって囲まれた空間を越えた位置で
反射する音を、車体2の側面2aの窓4の上の領域6に
設けた吸音材3によって吸音することができることにな
る。
【0024】すなわち、車輪10とレール12との接触
音、台車9に搭載されている機器(軸受、駆動モータ、
制御器等)が発する音等は、最初はある程度の指向性を
もつが、スカート8の内面、又は車体2の下面と路盤1
1との間で反射することにより指向性がなくなり、全方
位的に拡散すると考えられる。そして、拡散した音の中
には、防音壁13に達する途中に路盤11で反射する音
もあると考えられる。路盤11で反射すると、見かけ
上、音源が防音壁13側に近づいたような音源の像がで
き、防音壁13での反射角が大きくなり、防音壁13と
車体2側面とによって挟まれた空間を越えた位置で反射
する音もある。このような音に対しては、車体2側面の
窓4の下の領域5を越えた範囲を吸音することが有効で
ある。そこで、車体2側面の窓4の上の領域6に吸音材
3を設けて吸音構造を構成し、防音壁13と車体2とで
挟まれた空間を越えた位置で反射する音を吸収するよう
にしたものである。
【0025】従って、防音壁13と車体2側面2aとに
よって挟まれた空間を越えた位置で反射する音を、車体
2側面の窓4の上の領域6の吸音材3によって吸音する
ことができるので、防音壁13を越えて伝播する音のレ
ベルを十分に低減させることができることになり、付近
の住民に騒音公害を及ぼす虞がなくなる。
【0026】図5及び図6には、この発明による鉄道車
両の騒音防止構造の第3の実施の形態が示されていて、
この鉄道車両の騒音防止構造は、車体2側面2aの窓の
ない領域7の全体に吸音材3を接着剤等により貼着し、
または、車体2を構成する材料自体に吸音性能を持った
ものを使用し、その部分に吸音構造を構成したものであ
って、その他の構成は前記第1の実施の形態に示すもの
と同様である。
【0027】そして、この実施の形態による鉄道車両の
騒音防止構造にあっては、車輪10とレール12との接
触音、台車9に搭載されている機器(軸受、駆動モー
タ、制御器等)が発する音等は、防音壁13と車体2側
面2aとの間で多重反射して増幅され、その過程におい
て吸音材3に入射することにより吸音されることにな
る。また、防音壁13と車体2側面2aとによって挟ま
れた空間を越えた位置で反射する音は、反射の過程にお
いて吸音材3に入射することにより吸音されることにな
る。
【0028】従って、防音壁13を越えて伝播する音の
レベルを十分に低減させることができるので、付近の住
民に騒音公害を及ぼす虞がなくなる。
【0029】なお、前記第1の実施の形態においては、
車体2側面2aの窓4の下の領域5に吸音材3を設け、
前記第2の実施の形態においては、車体2側面2aの窓
4の上の領域6に吸音材3を設け、前記第3の実施の形
態においては、車体2側面2aの窓のない領域7に吸音
材3を設けたが、車体2側面の窓4の下の領域5及び窓
4の上の領域6の両方に吸音材3を設けても良いもので
あり、その場合には第1の実施の形態に示す効果と第2
の実施の形態に示す効果の両方が得られるものである。
また、窓4の下の領域5、窓4の上の領域6、及び窓4
のない領域7に吸音材3を設けても良いものであり、そ
の場合には第1の実施の形態の効果、第2の実施の形態
効果、及び第3の実施の形態の効果が得られるものであ
る。
【0030】図7は、鉄道車両が走行している時の騒音
をレールに近い位置(2m離れた位置)で測定した結果
である。この結果から、鉄道車両が通過する際の騒音レ
ベルはサイン波に近くなることが分かる。なお、波長λ
は、ほぼ鉄道車両の長さに対応している。
【0031】波形の山となる範囲1の部分は鉄道車両の
連結部に対応する部分であり、この範囲1においては、
車輪とレールとの接触音、台車に搭載されている機器
(軸受、駆動モータ、制御器等)が発する音、台車付近
の空力音(風切音)等が主な騒音となる。また、波形の
谷となる範囲2の部分は鉄道車両の長手方向の中央部に
対応する部分であり、この範囲2においては、車輪とレ
ールとの接触音が主な騒音となる。
【0032】そして、この発明による第1、及び第2の
実施の形態による鉄道車両の騒音防止構造によれば、主
として範囲2に発生する騒音レベルを低減することがで
き、鉄道車両が通過する際の音エネルギーを低減させる
ことができる。また、この発明による第3の実施の形態
による鉄道車両の騒音防止構造によれば、主として範囲
1に発生する騒音レベルと低減することができ、鉄道車
両が通過する際の音エネルギーを低減させることができ
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
鉄道車両の走行時に発生する各種の音は、防音壁と車体
側面との間で多重反射して増幅され、この多重反射の過
程において車体の側面の窓の下の領域の吸音材又は窓の
ない領域の吸音材によって吸音されることになる。ま
た、鉄道車両の走行時に発生する各種の音が防音壁と車
体側面とによって挟まれた空間を越えた位置で反射した
場合には、その音は、車体側面の窓の上の領域の吸音材
又は窓のない領域の吸音材によって吸音されることにな
る。従って、防音壁を越える騒音のレベルを十分に低減
することができるので、周辺の住民に騒音公害を及ぼす
虞はなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による鉄道車両の騒音防止構造の第1
の実施の形態を示した正面図である。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 本発明による鉄道車両の騒音防止構造の第2
の実施の形態を示した正面図である。
【図4】 図3のB−B線断面図である。
【図5】 本発明による鉄道車両の騒音防止構造の第3
の実施の形態を示した正面図である。
【図6】 図5のC−C線断面図である。
【図7】 鉄道車両の走行時の騒音レベルと時間との関
係を示した説明図である。
【符号の説明】
1 鉄道車両 2 車両 3 吸音材 4 窓 5、6、7 領域 9 台車 10 車輪 11 路盤 12 レール 13 防音壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久住 健一 東京都渋谷区代々木二丁目2番2号 東日 本旅客鉄道株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面に窓が設けられる車体と、該車体の
    下部に設けられて該車体を支持する台車と、該台車に回
    転自在に設けられるとともに、路盤上に敷設されたレー
    ル上を転動する車輪とを備えてなり、前記車体側面が前
    記路盤に立設された防音壁と対向する鉄道車両の騒音防
    止構造において、 前記車体の少なくとも一方の側面の窓の下の領域又は窓
    の上の領域の少なくとも何れか一方の領域に吸音材を設
    けたことを特徴とする鉄道車両の騒音防止構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の鉄道車両の騒音防止構造
    において、 前記車体の少なくとも一方の側面の窓のない領域に吸音
    材を設けたことを特徴とする鉄道車両の騒音防止構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の鉄道車両の騒音防止構造
    において、 前記鉄道車両の走行方向に沿って、連結部から、窓が存
    在する領域に至る範囲の側面全面に吸音材を設けたこと
    を特徴とする鉄道車両の騒音防止構造。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の鉄
    道車両の騒音防止構造において、 前記車体における吸音材が設けられた領域のスカートに
    も同様の吸音材を設けたことを特徴とする鉄道車両の騒
    音防止構造。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の鉄
    道車両の騒音防止構造において、前記車体またはスカー
    トを構成する部材に設けられた吸音材に代えて、前記車
    体またはスカートの構成材料として、吸音性能を有する
    材料を用いたことを特徴とする鉄道車両の騒音防止構
    造。
JP2001269376A 2001-09-05 2001-09-05 鉄道車両の騒音防止構造 Pending JP2003072542A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001269376A JP2003072542A (ja) 2001-09-05 2001-09-05 鉄道車両の騒音防止構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001269376A JP2003072542A (ja) 2001-09-05 2001-09-05 鉄道車両の騒音防止構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003072542A true JP2003072542A (ja) 2003-03-12

Family

ID=19095211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001269376A Pending JP2003072542A (ja) 2001-09-05 2001-09-05 鉄道車両の騒音防止構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003072542A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007001375A (ja) * 2005-06-22 2007-01-11 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 吸音構造パネルを備えた鉄道車両

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007001375A (ja) * 2005-06-22 2007-01-11 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 吸音構造パネルを備えた鉄道車両

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007001375A (ja) 吸音構造パネルを備えた鉄道車両
JP2006290054A (ja) 高速鉄道車両の低騒音車体構造
JPH06308979A (ja) 機器によって生成される騒音を能動的に制御する方法とこの方法を実施する装置
JP6677309B2 (ja) 鉄道車両用台車、鉄道車両及び列車
JP2003072542A (ja) 鉄道車両の騒音防止構造
JP6481393B2 (ja) 鉄道車両用台車及び鉄道車両
US20050115455A1 (en) Guideway for a magnetic levitation train
JP4380568B2 (ja) 鉄道車両及び吸音材の製造方法
JP3660335B2 (ja) 鉄道用防音壁
JP2584453B2 (ja) 低騒音型ボディマウント式鉄道車両
KR100880453B1 (ko) 레일주행 차량용 소음방지장치
JP2007230362A (ja) 吸音ステップ装置を備えた鉄道車両
JP5075060B2 (ja) 吸音構造を備えた軌条車両
JP2006272993A (ja) 防音構造
JP2019026167A (ja) 車輪放射音遮蔽装置及び車輪放射音遮蔽方法
JPH08226108A (ja) 鉄道車両の防音壁
JP2001026267A (ja) 鉄道車両
JP4775089B2 (ja) 鉄道車両用吸音パネル
KR101063948B1 (ko) 철도차량용 차륜의 소음차단장치
JP3601316B2 (ja) 乗客コンベア
JP3660334B2 (ja) 鉄道トンネル用防音壁
KR20040037430A (ko) 대차 주행용 저소음 레일 구조
JP2685528B2 (ja) 跨座型モノレール車両用騒音制御装置
JPH062462B2 (ja) 低騒音型ボディマウント式鉄道車両
JP6125361B2 (ja) 鉄道車両の車内構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080729

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110524

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120319

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120911