JPH062462B2 - 低騒音型ボディマウント式鉄道車両 - Google Patents
低騒音型ボディマウント式鉄道車両Info
- Publication number
- JPH062462B2 JPH062462B2 JP60001415A JP141585A JPH062462B2 JP H062462 B2 JPH062462 B2 JP H062462B2 JP 60001415 A JP60001415 A JP 60001415A JP 141585 A JP141585 A JP 141585A JP H062462 B2 JPH062462 B2 JP H062462B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound absorbing
- underfloor equipment
- railway vehicle
- equipment room
- entire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Railway Tracks (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鉄道の高速化に伴い、鉄車輪がレール上をころ
がる事でレールが線状の騒音源となり、このレールが発
生源となっている騒音の車体での反射を出来るだけ少な
くし、鉄道車両の吸音効果をあげて、鉄道線路沿線の騒
音公害を低減するものである。
がる事でレールが線状の騒音源となり、このレールが発
生源となっている騒音の車体での反射を出来るだけ少な
くし、鉄道車両の吸音効果をあげて、鉄道線路沿線の騒
音公害を低減するものである。
鉄道車両の床下機器全体を機器室で覆うボディマウント
式鉄道車両の目的は、車両の下面を平滑にする事で、車
体床下部への着雪を防ぐとともに、車体下面の列車走行
風の流れをスムーズにして走行抵抗を減らすのが目的で
あり、そのためボディマウント式鉄道車両の床下機器室
の下面は平滑な金属板で全面覆われていた。
式鉄道車両の目的は、車両の下面を平滑にする事で、車
体床下部への着雪を防ぐとともに、車体下面の列車走行
風の流れをスムーズにして走行抵抗を減らすのが目的で
あり、そのためボディマウント式鉄道車両の床下機器室
の下面は平滑な金属板で全面覆われていた。
しかし、この床下機器室下面の金属板は鉄車輪がレール
をころがる事でレールが振動して発生する騒音に対し
て、反射板として作用し、鉄道沿線の騒音低減には役立
っていなかった。
をころがる事でレールが振動して発生する騒音に対し
て、反射板として作用し、鉄道沿線の騒音低減には役立
っていなかった。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明は前記欠点を除去するものであって、ボディマウ
ント式鉄道車両の床下機器室の下面に吸音板を用いるこ
とにより、鉄車輪がレール上をころがる事によりレール
全体から発生する騒音を低減するものである。
ント式鉄道車両の床下機器室の下面に吸音板を用いるこ
とにより、鉄車輪がレール上をころがる事によりレール
全体から発生する騒音を低減するものである。
鉄道車両の床下機器全体を覆う構造のボディマウント式
鉄道車両において、床下機器室の上面と側面は遮音効果
のある穴のあいていない金属板で覆い、床下機器室の下
面は穴あき金属板に吸音材をはりつけた吸音板で、床下
機器と若干の空間において下面全体を覆ったことから構
成し、前記穴あき吸音板と床下機器室内の背後空気層と
の吸音効果により、列車長全体にわたる部分のレールの
振動により生ずる騒音を吸収するようにしたことを特徴
とするものである。
鉄道車両において、床下機器室の上面と側面は遮音効果
のある穴のあいていない金属板で覆い、床下機器室の下
面は穴あき金属板に吸音材をはりつけた吸音板で、床下
機器と若干の空間において下面全体を覆ったことから構
成し、前記穴あき吸音板と床下機器室内の背後空気層と
の吸音効果により、列車長全体にわたる部分のレールの
振動により生ずる騒音を吸収するようにしたことを特徴
とするものである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて、具体的に説明
する。
する。
第１図、第２図は本発明の全体説明図であり、ボディマ
ウント式鉄道車両１の床下機器室２の中に複数の床下機
器４と鉄車輪３がおさめられている。床下機器室２の上
面と側面は遮音効果のある穴のあいていない金属板から
なり、床下機器室２の下面全体は穴あき吸音板６で覆わ
れている。そして、穴あき吸音板６がその背後空気層と
の吸音効果により吸音性能を発揮できるよう、床下機器
４と穴あき吸音板６の間には若干の空間をもうける。鉄
道騒音の主たる音源として、レール上をころがる鉄車輪
３がレール１０を振動させることで、レール１０が線状
の騒音源である事が明らかにされているが、レール１０
にできるだけ近ずけて列車の車体下面全面にわたり穴あ
き吸音板６をもうけることにより、これと床下機器室２
の上面または床下機器下面との空気層との吸音効果によ
り、線状のレール全体から発生する騒音を吸収し、車体
下面でのレール１０が発生源となっている騒音の反射を
出来るだけ少なくし、鉄道沿線の騒音を低減する。鉄道
沿線で騒音が問題となる個所では、線路に沿って遮音効
果と吸音効果のある防音壁１３がもうけられているが、
この防音壁１３と線路の砂利１２の吸音作用に加えて、
列車長全長にわたる床下機器室２と穴あき吸音板６によ
る音の低減効果を利用した吸音作用でより効果のある鉄
道沿線の騒音低減が可能になる。
ウント式鉄道車両１の床下機器室２の中に複数の床下機
器４と鉄車輪３がおさめられている。床下機器室２の上
面と側面は遮音効果のある穴のあいていない金属板から
なり、床下機器室２の下面全体は穴あき吸音板６で覆わ
れている。そして、穴あき吸音板６がその背後空気層と
の吸音効果により吸音性能を発揮できるよう、床下機器
４と穴あき吸音板６の間には若干の空間をもうける。鉄
道騒音の主たる音源として、レール上をころがる鉄車輪
３がレール１０を振動させることで、レール１０が線状
の騒音源である事が明らかにされているが、レール１０
にできるだけ近ずけて列車の車体下面全面にわたり穴あ
き吸音板６をもうけることにより、これと床下機器室２
の上面または床下機器下面との空気層との吸音効果によ
り、線状のレール全体から発生する騒音を吸収し、車体
下面でのレール１０が発生源となっている騒音の反射を
出来るだけ少なくし、鉄道沿線の騒音を低減する。鉄道
沿線で騒音が問題となる個所では、線路に沿って遮音効
果と吸音効果のある防音壁１３がもうけられているが、
この防音壁１３と線路の砂利１２の吸音作用に加えて、
列車長全長にわたる床下機器室２と穴あき吸音板６によ
る音の低減効果を利用した吸音作用でより効果のある鉄
道沿線の騒音低減が可能になる。
第３図は鉄車輪部分のボディマウント式鉄道車両の断面
図で、鉄車輪３のレール１０に接触する部分が床下機器
室２からはみ出すが、この部分については第３図に示す
ように穴あき吸音板６を切欠いて鉄車輪３にあたらない
ようにする。
図で、鉄車輪３のレール１０に接触する部分が床下機器
室２からはみ出すが、この部分については第３図に示す
ように穴あき吸音板６を切欠いて鉄車輪３にあたらない
ようにする。
第４図は穴あき吸音板の詳細図で、穴あき金属板７の内
側にロックウールやガラスウール等の多孔質材料８をは
りつけた薄い板であり、穴あき吸音板の厚みのために床
下機器室の機械取付スペースをせばめるような事は殆ど
ない。
側にロックウールやガラスウール等の多孔質材料８をは
りつけた薄い板であり、穴あき吸音板の厚みのために床
下機器室の機械取付スペースをせばめるような事は殆ど
ない。
本発明はボディマウント式鉄道車両の本来の目的の車体
床下への着雪防止と走行抵抗の低減に加え、ボディマウ
ント式鉄道車両の下面がレールを覆うように接近してい
る事を利用して、車両の下面全体に吸音効果をもたせる
事で鉄道沿線の騒音を低減することができる。
床下への着雪防止と走行抵抗の低減に加え、ボディマウ
ント式鉄道車両の下面がレールを覆うように接近してい
る事を利用して、車両の下面全体に吸音効果をもたせる
事で鉄道沿線の騒音を低減することができる。
第１図，第２図は本発明の全体説明図、第３図は鉄車輪
部分のボディマウント式鉄道車両の断面図、第４図は穴
あき吸音板の詳細図である。 １…ボディマウント式鉄道車両、２…床下機器室、３…
鉄車輪、４…床下機器、５…車体台枠横ばり、６…穴あ
き吸音板、７…穴あき金属板、８……多孔質材料、１０
…レール、１１…枕木、１２…線路の砂利、１３…防音
壁。
部分のボディマウント式鉄道車両の断面図、第４図は穴
あき吸音板の詳細図である。 １…ボディマウント式鉄道車両、２…床下機器室、３…
鉄車輪、４…床下機器、５…車体台枠横ばり、６…穴あ
き吸音板、７…穴あき金属板、８……多孔質材料、１０
…レール、１１…枕木、１２…線路の砂利、１３…防音
壁。
Claims (1)
- 【請求項１】鉄道車両の床下機器全体を車両限界内で覆
う構造のボディマウント式鉄道車両において、床下機器
室の上面と側面は遮音効果のある穴のあいていない金属
板で覆い、該床下機器室の下面は穴あき金属板に吸音材
をはりつけた吸音板で、床下機器と台車を中に囲って下
面全体を覆ったことから構成し、該穴あき吸音板と該床
下機器室内の背後空気層との吸音効果により、列車長全
体にわたる部分のレールの振動により生じる騒音を吸収
するようにしたことを特徴とする低騒音型ボディマウン
ト式鉄道車両。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60001415A JPH062462B2 (ja) | 1985-01-10 | 1985-01-10 | 低騒音型ボディマウント式鉄道車両 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60001415A JPH062462B2 (ja) | 1985-01-10 | 1985-01-10 | 低騒音型ボディマウント式鉄道車両 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61160352A JPS61160352A (ja) | 1986-07-21 |
| JPH062462B2 true JPH062462B2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=11500844
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60001415A Expired - Lifetime JPH062462B2 (ja) | 1985-01-10 | 1985-01-10 | 低騒音型ボディマウント式鉄道車両 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH062462B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002067941A (ja) * | 2000-08-25 | 2002-03-08 | Central Japan Railway Co | 鉄道車両の防音構造 |
| JP4377720B2 (ja) * | 2004-03-08 | 2009-12-02 | 川崎重工業株式会社 | 高速鉄道車両用騒音吸収パネル |
| JP7227021B2 (ja) * | 2019-02-05 | 2023-02-21 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 吸音構造 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5272210U (ja) * | 1975-11-25 | 1977-05-30 | ||
| JPS52140512U (ja) * | 1976-04-19 | 1977-10-25 |
-
1985
- 1985-01-10 JP JP60001415A patent/JPH062462B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61160352A (ja) | 1986-07-21 |
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