JP2003071388A - 特異物選別放出装置 - Google Patents

特異物選別放出装置

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JP2003071388A
JP2003071388A JP2001264565A JP2001264565A JP2003071388A JP 2003071388 A JP2003071388 A JP 2003071388A JP 2001264565 A JP2001264565 A JP 2001264565A JP 2001264565 A JP2001264565 A JP 2001264565A JP 2003071388 A JP2003071388 A JP 2003071388A
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Kunio Nanbu
南部  邦男
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特異物による汚れが広範囲に及ぶことなく、
且つ大掛かりな構造とすることなく被搬送物を自動的に
選別放出できる特異物選別放出装置を提供する。 【解決手段】 被搬送物Eをその物理的性状に応じて搬
送通路から下方へ選別放出する特異物選別放出装置1で
あって、被搬送物Eを搬送する第1搬送手段2と、第1
搬送手段2により搬送された被搬送物Eを搬送する第2
搬送手段3と、第1搬送手段2の出口と第2搬送手段3
の入口との間に設けられ第1搬送手段2により搬送され
た被搬送物Eを第2搬送手段3へ導くための乗り移り手
段4と、被搬送物Eが前記乗り移り手段4を通過するま
でに該被搬送物Eの物理的性状を検出する性状検出手段
5と、性状検出手段5によって特異物であると判定され
た被搬送物Eを乗り移り手段4の下方へ放出するように
該乗り移り手段4を制御する制御手段6とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特異物選別放出装
置に関する。より詳しくは、鶏卵や果菜類等の被搬送物
をその物理的性状に応じて搬送通路から下方へ選別放出
する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鶏卵自動パッキング装置においては、所
定のコンベヤによって鶏卵を搬送し、洗浄、乾燥、選別
等の工程を経た後にパック詰めを行う。割れた鶏卵や汚
れのひどい鶏卵(特異物)は、パック詰めする前に予め
放出しておくことが望ましい。そこで、パック詰めする
前にこのような特異物を自動的に選別放出可能とする装
置がいくつか提案されている。
【0003】例えば、特開2000−236770号公
報に開示された装置は、次のような構成になっている。
すなわち、供給コンベヤに接続する押送りコンベヤの下
方に、鶏卵の通路を複数列形成している。各通路には次
工程の処理前に除去を要する特異物を落下させる開口部
を設けている。各開口部には、常時閉で、特異物を検出
したイメージセンサの検出信号により開口部を開いて特
異物を落下させたのち閉じる開閉部材を設けている。こ
の装置によると、イメージセンサにより特異物が検出さ
れ、そのときに出力される検出信号に基づいて、特異物
が通過する開口部の開閉部材が開くので、特異物は自動
的に選別放出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
装置においては、供給コンベヤ上で検出された特異物を
押送りコンベヤにおける搬送中に放出する。このため、
特異物により、供給コンベヤ及び押送りコンベヤの両方
が汚れてしまう。さらに供給コンベヤ及び押送りコンベ
ヤは共に動いているため、特異物による汚れが装置のあ
ちこちに及んでしまう。また、特異物は押送コンベヤの
下方に落ちるため、押送りコンベヤの下方のスペースを
充分に広く確保する必要がある。このため、押送りコン
ベヤにおける無端チェーン及び押送りバーを、鶏卵が押
送りされている部分の上方に循環させる必要があり、構
造が大掛かりなものとなる。本発明は、このような問題
を解決するためになされたものであり、特異物による汚
れが広範囲に及ぶことなく、且つ大掛かりな構造とする
ことなく被搬送物を自動的に選別放出できる特異物選別
放出装置の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、図1及び図2によく示される
ように、被搬送物Eをその物理的性状に応じて搬送通路
から下方へ選別放出する特異物選別放出装置1であっ
て、被搬送物Eを搬送する第1搬送手段2と、前記第1
搬送手段2により搬送された被搬送物Eを搬送する第2
搬送手段3と、前記第 1搬送手段2の出口と前記第2
搬送手段3の入口との間に設けられ前記第1搬送手段2
により搬送された被搬送物Eを前記第2搬送手段3へ導
くための乗り移り手段4と、被搬送物Eが前記乗り移り
手段4を通過するまでに該被搬送物Eの物理的性状を検
出する性状検出手段5と、前記性状検出手段5によって
特異物であると判定された被搬送物Eを前記乗り移り手
段4の下方へ放出するように該乗り移り手段4を制御す
る制御手段6とを有する。
【0006】請求項1の発明によると、第1搬送手段2
の上流側から供給された被搬送物Eは、A方向に搬送さ
れ、被搬送物Eが前記乗り移り手段4を通過するまでに
性状検出手段5によってその物理的性状が検出される。
被搬送物Eは、その後、乗り移り手段4上をB方向に進
む。性状検出手段5によって被搬送物Eが特異物である
と判定された場合、制御部6は、被搬送物Eを乗り移り
手段4の下方へ放出するように該乗り移り手段4を制御
する。これにより特異物が放出される。特異物は、第2
搬送手段3に乗り移る前に放出されるので、特異物によ
る汚れが広範囲に及ばない。また、乗り移り手段4の下
方には、被搬送物Eを落下させる際に障害となるものが
ない。したがって、従来のように大掛かりな構造としな
くて済む。
【0007】請求項2の発明では、前記乗り移り手段4
は、該乗り移り手段4上を移動する被搬送物Eの移動方
向と直交または平行する回動軸41を中心として回動動
作をすることにより該被搬送物Eを下方に選別放出して
なる。
【0008】請求項2の発明によると、乗り移り部4
は、回動軸41を中心として回動動作をする。これによ
り、特異物はスムーズに乗り移り手段4の下方へ放出さ
れる。
【0009】請求項3の発明では、前記乗り移り手段4
は、前記移動方向Bに平行な2本1組のレール部材42
である。
【0010】請求項3の発明によると、被搬送物Eが回
転体である場合であっても、被搬送物Eは各レール部材
42によって支えられるので、安定して移動することが
できる。
【0011】請求項4の発明では、前記制御手段6は、
前記2本1組のレール部材42間の幅を拡張してなる。
【0012】請求項4の発明によると、2本1組のレー
ル部材42間の幅が拡張するので、特異物が瞬時に落下
する。また、回動軸を有さないのでグリスの補給などを
する必要がなくメンテナンスが楽である。
【0013】請求項5の発明では、前記第1搬送手段
2、前記乗り移り手段4及び前記第2搬送手段3は、該
第1搬送手段2、乗り移り手段4及び第2搬送手段3上
をそれぞれ移動する被搬送物Eの平面視移動方向中心線
が一直線Cになるように構成され、前記乗り移り手段4
は、前記平面視移動方向中心線Cの下方に特異物を放出
するように構成される。
【0014】請求項5の発明によると、被搬送物Eの移
動及び放出が、一直線Cを含む鉛直面の法線方向におけ
る被搬送物通路24幅内で行われる。このため、被搬送
物Eの移動通路24が複数列あっても小スペース化を図
ることができる。
【0015】請求項6の発明では、請求項5に記載の特
異物選別放出装置において、前記被搬送物Eは鶏卵であ
り、前記性状検出手段5が検出するべき物理的性状とし
て鶏卵の割れ、ひび及び汚れの少なくとも1つを含んで
なり、前記特異物選別放出装置は並列に複数台設けら
れ、互いに隣り合う前記平面視移動方向中心線Cの間隔
が65mm以上100mm以下となるように構成されて
なる。
【0016】請求項6の発明によると、鶏卵自動処理機
における特異卵選別放出装置として有効である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係る
特異卵選別放出装置1の概要を示す正面図、図2は特異
卵選別放出装置1の概要を示す平面図である。図1及び
図2に示すように、特異卵選別放出装置1は、鶏卵Eを
搬送する第1コンベヤ2、第1コンベヤ2により搬送さ
れた鶏卵Eを搬送する第2コンベヤ3、第1コンベヤ2
の出口と第2コンベヤ3の入口との間に設けられた乗り
移り部4、第1コンベヤ2の上方に設けられたセンサ
5、センサ5から出力された検出信号S1に応じて該乗
り移り部4を制御する制御部6、及び乗り移り部4の下
方に設けられた受け容器10を有する。
【0018】第1コンベヤ2は、洗卵工程において鶏卵
Eを搬送するために使用するものであり、搬送面の両端
にそれぞれ1本ずつ設けられた無端チェーン21、2本
の無端チェーン21間に等間隔に多数本設けられた押送
りバー22、押送りバー22の長手方向に合計6列設け
られた送卵通路24、無端チェーン21を直線駆動する
ための回転歯車23、及び送卵通路24の終端部に設け
られた誘導レール25を有する。第1コンベヤ2の上方
には、上流側から下流側に向けて、押送りバー22の方
向の回転軸を中心として回転する洗卵ブラシ8、洗卵用
の温水を噴射する温水噴射器7、及びセンサ5がこの順
で配される。また、第1コンベヤ2の搬送面は、該第1
コンベヤ2の上流側から下流側に向けて若干上りの傾斜
角をもっており、これにより温水噴射器7から放出され
た温水が該第1コンベヤ2の上流側に流れ落ちるように
なっている。第1コンベヤ2により、鶏卵EはA方向に
搬送される。
【0019】第2コンベヤ3は、乾燥工程において鶏卵
Eを搬送するために使用するものであり、搬送面の両端
にそれぞれ1本ずつ設けられた無端チェーン31、2本
の無端チェーン31間に等間隔に多数本設けられた鼓形
ローラ付きバー32、及び無端チェーン31を直線駆動
するための回転歯車33を有する。各鼓形ローラ付きバ
ー32には、合計6個の鼓形ローラ34が、バーを回転
中心として回転可能に取り付けられている。各鼓形ロー
ラ34は、各送卵通路24に対応するように取り付けら
れている。第2コンベヤ3により、鶏卵EはB方向に搬
送される。
【0020】乗り移り部4は、第1コンベヤ2から搬送
された鶏卵Eを第2コンベヤ3へ導くためのものであ
り、正常卵が通過するときは、図1の実線に示される位
置に配置される。その位置において、乗り移り部4の移
動面はB方向に向けて若干下りの傾斜角をもつ。鶏卵E
は乗り移り部4上をB方向に移動する。乗り移り部4
は、鶏卵Eの移動方向Bに平行な2本1組のレール部材
42、及び第1コンベヤ2の側に設けられ移動方向Bと
直交する方向の回動軸41を有する。2本1組のレール
部材42間は、少なくとも、横置きされた最小サイズの
鶏卵が落ちない程度の幅を有する。乗り移り部4は、送
卵通路24に対応して、移動方向Bと直交する方向に合
計6つ設けられる。
【0021】上述した第1コンベヤ2、乗り移り部4及
び第2コンベヤ3は、図2に示すように、該第1コンベ
ヤ2、乗り移り部4及び第2コンベヤ3上をそれぞれ移
動する鶏卵Eの平面視移動方向中心線が一直線Cになる
ように構成され、乗り移り部4は、平面視移動方向中心
線Cの下方に特異卵を放出するように構成される。そし
て、互いに隣り合う平面視移動方向中心線Cの間隔が6
5mm以上100mm以下となるように並列に複数列構
成される。
【0022】センサ5は、鶏卵Eの割れ、ひび及び汚れ
の少なくとも1つを検出する検出装置であり、例えば特
開平10−227766号公報や特願2001−824
号に記載された装置などを用いて構成される。センサ5
の配置位置を第1コンベヤ2の上方とせずに、乗り移り
部4の上方とすることも可能である。センサ5は、鶏卵
Eの割れ、ひび及び汚れの少なくとも1つを検出した場
合に検出信号S1を出力する。以下の説明において、割
れ、ひび及び汚れの少なくとも1つを含む鶏卵Eを特異
卵と呼ぶ。
【0023】制御部6は、6個の乗り移り部4をそれぞ
れ独立に回動軸41を中心として回動させる機構部6
2、及び機構部62を制御するための制御信号S2を出
力する演算処理部61を有する。機構部62は、サーボ
モータまたは電磁ソレノイド及びギヤなどにより実現さ
れる。
【0024】次に、以上のように構成された特異卵選別
放出装置1の動作について説明する。第1コンベヤ2の
上流側からは、何ら処理の施されていない鶏卵Eが供給
される。供給された鶏卵Eは、送卵通路24に入り、押
送りバー22でA方向に押送りされる。鶏卵Eはその長
手方向の軸を中心として自転しながら搬送される。これ
により卵殻表面には、温水噴射器7から噴射された温水
が一様にかかる。そして、回転している洗卵ブラシ8に
よって卵殻表面を擦られ、洗浄が行われる。
【0025】洗卵ブラシによる洗浄が終わると、センサ
5が鶏卵Eの性状を検出する。センサ5が割れ、ひび及
び汚れの少なくとも1つを検出した場合には、検出信号
S1が演算処理部61に送られる。演算処理部61は、
検出信号S1に基づいて、特異卵が乗り移り部4を通過
するタイミングを計算し制御信号S2を出力する。
【0026】制御信号S2により、機構部62は、特異
卵が通過するレール部材42を次のようにして制御す
る。すなわち、まず、上記タイミングになったときにレ
ール部材42を、回動軸41を中心として下方回動させ
る(図1の二点鎖線参照)。これにより特異卵は、乗り
移り部4上を移動する被搬送物Eの平面視移動方向中心
線の下方に落下する。つまり、特異卵の放出が、一直線
Cを含む鉛直面の法線方向における送卵通路24幅内で
行われる。このため、鶏卵Eの通路が複数列であるにも
拘わらず、小スペース化を図ることができる。また、回
動軸41は第1コンベヤ2の側にあるため、乗り移り部
4は鶏卵Eの移動方向B側を下にして回動する。このた
め、特異卵の落下がスムーズになる。落下した特異卵は
受け容器10内に回収される。次に、機構部62はレー
ル部材42を、回動軸41を中心として上方回動させ元
の位置に戻す。特異卵に該当しない正常卵は、乗り移り
部4を通過して第2コンベヤ3に乗り移り乾燥処理が施
される。
【0027】特異卵選別放出装置1によると、制御部6
は、センサ5から出力された検出信号S1に基づいて、
特異卵が通過するレール部材42を、回動軸41を中心
として下方回動させる。これにより特異卵は下方に放出
される。このように、特異卵は第2コンベヤ3に乗り移
る前に放出されるので、特異卵による汚れが広範囲に及
ばない。また、レール部材42の下方には、鶏卵Eを落
下させる際に障害となるものがない。したがって、特異
卵選別放出装置1では、従来のように、無端チェーン及
び押送りバーを、鶏卵が押送りされている部分の上方に
循環させるというような大掛かりな構造とする必要がな
い。
【0028】以上に述べた特異卵選別放出装置1では、
乗り移り部4は、鶏卵Eの移動方向Bと直交する方向の
回動軸41を第1コンベヤ2の側に有する。そして、制
御部6は、鶏卵Eが通過するレール部材42を、回動軸
41を中心として下方回動させる。しかし、次のような
構成としてもよい。すなわち、乗り移り部4において、
2本1組のレール部材42間の幅は、横置きされた最大
サイズの鶏卵が落ちる幅以上に伸拡可能な構成とする。
そして、制御部6は、レール部材42間を制御信号S2
により上記幅以上に伸張させるような構成とする。
【0029】レール部材42間を上記幅以上に伸張する
際には、2本1組のレール部材42の一方または両方を
移動方向Bと直交する方向にずらす。これにより特異卵
は瞬時に落下する。また、回動軸を有さないので、グリ
スの補給などをする必要がなくメンテナンスが楽であ
る。特異卵が落下した後、レール部材42は元の位置に
戻る。なお、乗り移り部4の回動と伸張を同時に行う構
成としてもよい。また、乗り移り部4として、レール部
材42に代えて、板状部材を用いることもできる。ま
た、移動方向Bと平行する方向の回動軸を設けてもよ
い。
【0030】特異卵選別放出装置1において、センサ5
を洗卵工程における前段または洗卵工程に入る前段に設
けた場合には、該洗卵工程で汚れを落とすことができる
鶏卵Eまでもが落下の対象となってしまう。そこで、セ
ンサ5は、洗卵工程における後段に設けられている。し
たがって、該洗卵工程で汚れを落とすことができる鶏卵
Eについては、落下の対象とならない。これにより、鶏
卵Eを無駄にすることが避けられる。また、特異卵は洗
卵工程の直後に放出されるので、特異卵によって第1コ
ンベヤ2に付着した汚れが洗卵用の温水によって洗い流
される効果もある。
【0031】本実施形態においては、割れ、ひび及び汚
れの少なくとも1つを含む鶏卵を特異卵として放出する
装置について説明したが、本発明は、腐乱、変形などの
ある果菜類を特異物として放出する装置にも適用でき
る。
【0032】今回開示された実施形態は、すべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。すなわち、特異卵選別放出装置1の全体または一部
の構成、各部の配置などは本発明の主旨に沿って適宜変
更することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明によると、特異物による汚れが広
範囲に及ぶことなく、且つ大掛かりな構造とすることな
く被搬送物を自動的に選別放出できる特異物選別放出装
置が提供される。請求項2の発明によると、特異物がス
ムーズに乗り移り手段4の下方へ放出される。請求項3
の発明によると、被搬送物が回転体である場合であって
も、該被搬送物は各レール部材によって支えられるの
で、安定して移動することができる。請求項4の発明に
よると、2本1組のレール部材間の幅が拡張するので、
特異物が瞬時に落下する。また、回動軸を有さないので
グリスの補給などをする必要がなくメンテナンスが楽で
ある。請求項5の発明によると、被搬送物の移動通路が
複数列あっても小スペース化を図ることができる。請求
項6の発明によると、鶏卵自動処理機における特異卵選
別放出装置として有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る特異卵選別放出装置の概要を示す
正面図である。
【図2】本発明に係る特異卵選別放出装置の概要を示す
平面図である。
【符号の説明】
1…特異卵選別放出装置(特異物選別放出装置)、2…
第1コンベヤ(第1搬送手段)、3…第2コンベヤ(第
2搬送手段)、4…乗り移り部(乗り移り手段)、5…
センサ(性状検出手段)、6…制御部(制御手段)、4
1…回動軸、42…レール部材、B…移動方向、C…一
直線、E…鶏卵(被搬送物)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被搬送物をその物理的性状に応じて搬送通
    路から下方へ選別放出する特異物選別放出装置であっ
    て、 被搬送物を搬送する第1搬送手段と、前記第1搬送手段
    により搬送された被搬送物を搬送する第2搬送手段と、
    前記第1搬送手段の出口と前記第2搬送手段の入口との
    間に設けられ前記第1搬送手段により搬送された被搬送
    物を前記第2搬送手段へ導くための乗り移り手段と、被
    搬送物が前記乗り移り手段を通過するまでに該被搬送物
    の物理的性状を検出する性状検出手段と、前記性状検出
    手段によって特異物であると判定された被搬送物を前記
    乗り移り手段の下方へ放出するように該乗り移り手段を
    制御する制御手段とを有することを特徴とする特異物選
    別放出装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の特異物選別放出装置にお
    いて、前記乗り移り手段は、該乗り移り手段上を移動す
    る被搬送物の移動方向と直交または平行する回転中心軸
    を中心として回動動作をすることにより該被搬送物を下
    方に選別放出してなることを特徴とする特異物選別放出
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の特異物選別放出
    装置において、前記乗り移り手段は、該乗り移り手段上
    を移動する移動方向に平行な2本1組のレール部材を含
    んで構成されることを特徴とする特異物選別放出装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の特異物選別放出装置にお
    いて、前記制御手段は、前記2本1組のレール部材間の
    幅を拡張してなることを特徴とする特異物選別放出装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれかに記載の特異物
    選別放出装置において、前記第1搬送手段、前記乗り移
    り手段及び前記第2搬送手段は、該第1搬送手段、乗り
    移り手段及び第2搬送手段上をそれぞれ移動する被搬送
    物の平面視移動方向中心線が一直線になるように構成さ
    れ、前記乗り移り手段は、前記平面視移動方向中心線の
    下方に特異物を放出するように構成されることを特徴と
    する特異物選別放出装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の特異物選別放出装置にお
    いて、前記被搬送物は鶏卵であり、前記性状検出手段が
    検出するべき物理的性状として鶏卵の割れ、ひび及び汚
    れの少なくとも1つを含んでなり、前記特異物選別放出
    装置は並列に複数台設けられ、互いに隣り合う前記平面
    視移動方向中心線の間隔が65mm以上100mm以下
    となるように構成されてなることを特徴とする特異物選
    別放出装置。
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