JP6038603B2 - 振分け装置 - Google Patents

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本発明は、前段に設置された各種検査装置などから物品が受け渡され、受け渡された物品をその検査結果などに応じて指定された振分け先へと振り分ける振分け装置に係り、例えば長物野菜(長葱、胡瓜、アスパラなど)のような長物物品を振り分けることに好適な振分け装置に関する。
生産ラインにおける後段側には、各種検査された物品をその検査結果に応じて、これに適合する振分け先に振り分ける振分け装置が設置されることがある。従来、このような振分け装置には様々なタイプがあるが、その一例としては、図8に示すように、ベルトコンベアからなる複数の搬送コンベア101がその搬送方向Xに沿って直列され、各搬送コンベア101の下方に振分け先となる排出ボックス102が設置されている振分け装置(ベルトドロップタイプ)100がある。この振分け装置100では、直前に設置された搬送コンベア103から物品Wが受け渡され、例えば前段にて重量測定が行われる場合にはその重量ごとに振り分けて所定の排出ボックス102に物品Wを排出する。振分け装置100は、各搬送コンベア101が搬送方向Xにおける後側のローラ101aを回転軸として回動可能に構成されており、搬送コンベア101が下方へと回動することにより、物品Wを排出ボックス102内に落下させる。
他の例としては、図9に示すように、ベルトコンベアからなる搬送コンベア201の両側部に搬送方向Xの前側にある基端部203を回動させて、搬送方向Xの後側にある先端部204が搬送コンベア201の搬送面201aを横切るように揺動する振分けアーム202を備えた振分け装置(フリッパタイプ)200がある。また、振分け装置200は、搬送コンベア201の両側部近傍に物品Wの振分け先となる複数の排出ボックス205が搬送方向Xに沿って設置されている。この振分け装置200においても、図8に例示の振分け装置100と同様に、直前に設置された搬送コンベア206から物品Wが受け渡され、前段にて重量測定が行われる場合にはその重量ごとに振り分けて所定位置の排出ボックス205に物品Wを排出する。振分け装置200において物品Wを振り分けるときには、振り分けたい振分け先(排出ボックス205)に対応する振分けアーム202が揺動して搬送面201a上の物品Wの進行を遮り、物品Wを振分けアーム202に沿って搬送方向Xから外れた位置にある排出ボックス205まで摺動させる。
ところが、図8に示すような振分け装置100では、搬送コンベア101が直列して設けられており、物品Wは、搬送コンベア101から次の搬送コンベア101へと乗り継ぎを繰り返しながら振分け先の上にある搬送コンベア101まで搬送されることから、乗り継ぐごとに衝撃を受けていた。さらに、搬送コンベア101から落下させて排出ボックス102へと排出するため、物品Wは落下による衝撃も受けていた。特にこのタイプの振分け装置、すなわち、搬送コンベア101の搬送面上から落下させるような振分け装置100では、物品Wの落下距離に搬送コンベア101の高さが加わるため、落下により物品Wが受ける衝撃は大きい。
図9に示すような振分け装置200では、振分けアーム202に沿って物品Wを摺動させて振り分けるため、物品Wは、振分けアーム202と搬送面201aの間で擦れて傷んでいた。
上述したような物品Wのダメージは、物品Wが生の食品などである場合は深刻な問題となる。また、振分け装置100及び200に共通して、物品Wが例えば長物野菜(長葱、胡瓜、アスパラなど)や魚(サンマなど)のように比較的長い場合に適用することができないという問題がある。一般にこのような長物物品は、慣性などによる転がり防止のために長手方向を搬送方向Xに向けて搬送されるものである。そうすると、振分け装置100では、長物物品が各搬送コンベア101に乗り切れないことがあるため、各搬送コンベア101の搬送方向Xの長さを増大させなければならない。また、振分け装置200では、長物物品が到達する前に待機姿勢をとらなければならないため、搬送方向Xに並んだ振分けアーム202と振分けアーム202の間に十分な距離が必要となる。すなわち、いずれの振分け装置100,200においても、無理に長物物品に対応させようとすれば、装置を長大化させなければならず、現実的ではない。
また、下記特許文献1には物品(被計量物)が長物である場合に有効な秤量装置が開示されている。この秤量装置には、図10に示すように、長物物品Wを振り分ける振分け部300が設けられている。振分け部300は、縦方向に循環するチェーンコンベア301の上面301aにおける所定部位に設けられ、チェーンコンベア301に一定間隔で取り付けられた鋤形の爪板302aからなる複数の搬送爪302に、図11に示すように、長物物品Wが搬送方向Xと直交する向きに載置された状態で搬送されており、振分け部300の手前にて重量測定が行われた後、各搬送爪302が下方に揺動して長物物品Wを落下させ、チェーンコンベア301の上面301aと下面301bの間に配置された複数の排出シュート303に選択的に排出する。
特公平2−52810号公報
しかしながら、上述した振分け部300においても、以下の問題がある。まず、排出シュート303をチェーンコンベア301の上面301aと下面3001bの間に配置した構成であるため、長物物品Wの落下距離は抑えられるものの、排出シュート303を設置したり、排出シュート303から長物物品Wを取り出す作業が煩雑となる。また、長物物品Wが生の食品である場合には粘性を有することがあり、搬送爪302を揺動して落下させようとしても、長物物品Wは傾斜した搬送爪302を滑走して落下することになるため、搬送爪302の途中で停滞してこの搬送爪302から落ちないことがある。
本発明は、上記状況に鑑みてなされたもので、落下距離を抑えて長物物品が受けるダメージを減らし、振分け先におけるハンドリング性が向上し、更には、長物物品を確実に落下させることで振分けの確実性が向上する振分け装置、すなわち、長物物品を振り分けることに好適に用いられる振分け装置を提供することを目的としている。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明に係る請求項1記載の振分け装置は、前段から受け渡される長物物品Wを保持するための先端部6aが屈曲された一対のフック6,6を有する保持手段5が複数配設され、前記保持手段5を上下方向に循環させた下側で該保持手段5に保持された前記長物物品Wを搬送する循環搬送手段2と、
前記循環搬送手段2の下側の搬送方向Xに沿って並んで設定された複数の振分け先7ごとに設けられ、前記保持手段5に保持された前記長物物品Wを前記一対のフック6,6の間に板状の突出部9を下から上に突出させ前記搬送方向に進行している該保持手段5の該フック6から落下させて対応する前記振分け先7へと排出する排出手段8と
前記前段から出力された前記振分け先7を指定した振分け信号を受けて、該振分け信号に応じた前記振分け先7へと前記長物物品Wを排出するために該振分け先7に対応する前記排出手段8の前記突出部9を駆動制御する制御手段10と、
を備えることを特徴としている。
なお、前記保持手段5(22)は、その移動方向に所定間隔をあけて並設されており、該保持手段5(22)を循環させた下側にて移動する。
このような構成によれば、一対のフック6,6に保持された長物物品Wが所定の振分け先7に到達すると、長物物品Wは一対のフック6,6の間に突出した突出部9に当接するとともに、一対のフック6,6はそのまま循環搬送手段2の循環方向(循環搬送手段2の下側における搬送方向X)に進行する。突出部9は、長物物品Wの進行を規制することでこの長物物品Wをフック6の先端部6aから落下させる。
すなわち、循環搬送手段2の下側(下面4b)において、長物物品Wを所定の振分け先7に振り分ける、すなわち、長物物品Wを落下させて排出するため、従来よりも長物物品Wの落下距離が短縮される。また、循環搬送手段2の下面4bの下方に振分け先7があるため、振分け先7にて長物物品Wを取り出すなどの作業を行うときにこれを妨げるものがないことから、ハンドリング性が向上する。さらに、保持手段5(22)に保持された長物物品Wを確実に落下させるために排出手段8(24)を備えており、保持手段5(22)に長物物品Wが残存することを防止している。
請求項2記載の振分け装置は、前段から受け渡される長物物品Wを保持するための保持手段22が複数配設され、前記保持手段22を上下方向に循環させた下側で該保持手段22に保持された前記長物物品Wを搬送する循環搬送手段2と、前記循環搬送手段2の下側の搬送方向Xに沿って並んで設定された複数の振分け先7ごとに設けられ、前記保持手段22に保持された前記長物物品Wを該保持手段22から落下させて対応する前記振分け先7へと排出する排出手段24と、前記前段から出力された前記振分け先7を指定した振分け信号を受けて、該振分け信号に応じた前記振分け先7へと前記長物物品Wを排出するために前記排出手段24を駆動制御する制御手段10と、を備え、前記保持手段22は、前記循環搬送手段2の循環方向に沿って対向して設けられ、先端部23aが相互に近接するように屈曲された一組の把持片23を有し、前記循環搬送手段2の幅方向に所定間隔をあけて配置された一対からなり、前記排出手段24は、前記保持手段22の前記一組の把持片23の間において、前記循環搬送手段2の下面4bを下方に向けて押圧する押圧部25を有することを特徴としている。
このような構成によれば、一対の把持片23,23に保持された長物物品Wが所定の振分け先7に到達すると、押圧部25は、一組の把持片23,23の間における循環搬送手段2の下面4bを下方に押圧することでこの下面4bを変形させ、これにより、一組の把持片23,23の各先端部23a,23aが相互に離間するように開いて長物物品Wを落下させる。
これにより、循環搬送手段2の下側(下面4b)において、長物物品Wを所定の振分け先7に振り分ける、すなわち、長物物品Wを落下させて排出するため、従来よりも長物物品Wの落下距離が短縮される。また、循環搬送手段2の下面4bの下方に振分け先7があるため、振分け先7にて長物物品Wを取り出すなどの作業を行うときにこれを妨げるものがないことから、ハンドリング性が向上する。さらに、保持手段22に保持された長物物品Wを確実に落下させるために排出手段24を備えており、保持手段22に長物物品Wが残存することを防止している。
請求項3記載の振分け装置は、請求項1又は2に記載の振分け装置1において、
前記前段から前記長物物品Wが受け渡される位置が、前記循環搬送手段2における前記保持手段5(22)が上から下へ移行する上流側転回部4cであることを特徴としている。
このような構成によれば、この振分け装置1を検査装置の後段に設置することができ、前段、すなわち、検査装置から受け渡された長物物品Wをそのまま循環搬送手段2の下側(下面4b)へと搬送することが可能となる。
本発明に係る請求項1記載の振分け装置によれば、従来よりも長物物品の落下距離が短縮されるため、長物物品が受けるダメージを抑えることができる。また、循環搬送手段の下面の下方に振分け先があるため、振分け先にて長物物品を取り出すなどの作業を行うときにこれを妨げるものがなく、ハンドリング性が向上する。さらに、保持手段に保持された長物物品を排出手段により保持手段から落下させることで振分けの確実性が向上する。このような結果、この振分け装置は長物物品を振り分けることに好適となる。特に、排出手段の突出部によって長物物品を振分け先に確実に落下させることができる。すなわち、振分けの確実性が更に向上する。
本発明に係る請求項2記載の振分け装置によれば、従来よりも長物物品の落下距離が短縮されるため、長物物品が受けるダメージを抑えることができる。また、循環搬送手段の下面の下方に振分け先があるため、振分け先にて長物物品を取り出すなどの作業を行うときにこれを妨げるものがなく、ハンドリング性が向上する。さらに、保持手段に保持された長物物品を排出手段により保持手段から落下させることで振分けの確実性が向上する。このような結果、この振分け装置は長物物品を振り分けることに好適となる。特に、長物物品の搬送中の意図しない落下を防ぐために保持手段が長物物品を挟んだ状態で搬送しているため、搬送の確実性も向上する。
請求項3記載の振分け装置によれば、この振分け装置を、物品を検査してその検査結果に応じて選別するような自動選別装置の一部に組み込むことができる。
本発明に係る振分け装置が組み込まれた重量選別装置を示す側面図である。 本発明に係る振分け装置の第1実施形態を概念的に示す側面図である。 同実施形態における保持手段と排出手段を概念的に示す斜視図である。 同実施形態の変形例を概念的に示す側面図である。 本発明に係る振分け装置の第2実施形態を概念的に示す側面図である。 同実施形態における保持手段と排出手段を概念的に示す側面図である。 同実施形態の変形例を概念的に示す側面図である。 従来の振分け装置(ベルトドロップタイプ)を示す側面図である。 従来の振分け装置(フリッパタイプ)を示す側面図である。 長物物品に用いられる従来の振分け装置(振分け部)を示す側面図である。 同振分け部を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して具体的に説明する。
各実施形態(振分け装置)は、長物野菜(長葱、胡瓜、アスパラなど)や魚(サンマなど)のような比較的長い物品(以下、長物物品という)を前段に設置された検査装置などからの検査結果に応じて適合する振分け先に振り分ける振分け装置であり、前段の検査装置などと共に重量選別装置を構成する。なお、本明細書中、長物物品とは、その長手方向の長さが断面の外接円の直径よりも長い、転がりやすいものをいう。
図1に示すように、重量選別装置60は、振分け装置1(21)と、この振分け装置1(21)の前段に設置され計量装置50とからなる。
まず最初に、図1を参照して、重量選別装置60において長物物品Wを検査する検査装置となる計量装置50について説明する。計量装置50は、長物物品Wを搬送する助走コンベア51と、助走コンベア51から搬送されてきた長物物品Wを搬送しながらその重量を測定する秤量コンベア52とを備えている。助走コンベア51は、無端ベルトからなる助走搬送ベルト53を備えており、この助走搬送ベルト53を図1における時計回りに回転させて、長物被計量物Wを搬送方向Xへと搬送する。
助走コンベア51は、長物物品Wを所定の搬送方向Xに搬送し、この長物物品Wを直後に設けられた秤量コンベア52に受け渡す。なお、図1に示す例では、助走コンベア51には長物物品Wを秤量コンベア52に受け渡す直前の位置に搬送方向Xに向かって下り傾斜した助走傾斜搬送面54が形成されている。また、長物物品Wは、その長手方向が搬送方向Xと直交した状態で搬送されており、助走傾斜搬送面54において長物物品Wが転がらないように、助走コンベア51の搬送面上には搬送方向Xに沿って図示しない複数の凸部が所定間隔をあけて設けられている。
秤量コンベア52は、無端状の搬送ベルト55を備えており、このベルト55の循環路の上面が秤量搬送面56となる。秤量コンベア52は、助走コンベア51から受け渡された長物物品Wの重量を搬送しながら測定し、その測定結果を後述する振分け装置1に出力する。なお、図1に示す例では、秤量搬送面56は搬送方向Xに向かって下り傾斜している。また、長物物品Wは秤量コンベア52でもその長手方向が搬送方向Xと直交した状態で搬送されており、秤量搬送面56上には長物物品Wが転がらないように図示しない単数又は複数の位置に凸部が設けられている。
ここから、本願発明に係る振分け装置1(21)について説明する。この振分け装置1(21)では、計量装置50(秤量コンベア52)から出力された測定結果に応じた振分け先へと長物物品Wを排出してこの長物物品Wを選別する。
「第1実施形態」
図1及び図2に示すように、第1実施形態の振分け装置1は、循環搬送手段2と、保持手段5と、長物物品Wの振分け先となる排出ボックス7と、排出手段8と、制御手段10とを備えている。
循環搬送手段2は、一対又は複数対のローラ3,3を介して回転駆動されて一定方向に循環するベルトコンベアやチェーンコンベアなどの循環コンベアからなり、上面4aと、下面4bと、循環コンベア2の一方の側面であり、上面4aから下面4bへと移行するための端部で、循環コンベア2の後述する搬送方向Xの上流側となる上流側転回部4cと、循環コンベア2の他方の側面であり、下面4bから上面4aへと移行するための端部で、循環コンベア2の搬送方向Xの下流側となる下流側転回部4dとを有している。また、循環搬送手段となるこの循環コンベア2は、上下方向に循環するとともに、上述した計量装置50における助走コンベア51や秤量コンベア52の循環方向とは逆向き(図示の例では反時計回り)に循環する。
循環コンベア2では、前段の計量装置50から受け渡された長物物品Wをその下側(下面4b)にて、上述した計量装置50の搬送方向Xと同じ方向に搬送する。
保持手段5は、循環コンベア2の循環面(上面4a、下面4b、上流側転回部4c及び下流側転回部4d)に設けられるとともに、その移動方向、すなわち、循環コンベア2の循環方向に所定間隔をあけて複数並んで配設されている。また、保持手段5は、先端部6aが循環コンベア2の循環方向とは逆向きとなるように屈曲されたフック6を有しており、図3に示すように、このフック6が循環コンベア2の幅方向に所定間隔をあけて配置されてなる。
図3に示すように、保持手段5は、循環コンベア2の下側にて移動するときに、長物物品Wをその長手方向が循環コンベア2の循環方向(下面4bにおいては搬送方向X)と直交した状態で保持している。この振分け装置1において、前段の秤量コンベア51の秤量搬送面56から長物物品Wが受け渡される位置は循環コンベア2の上流側転回部4cであり、図2に示すように、保持手段5のフック6が上流側転回部4cにあるときに、秤量搬送面56から落下する長物物品Wを傾斜状態のこのフック6で受け止めるが、このとき、フック6の先端部6aが上向きになることで、この先端部6aにて長物物品Wを止めることができる。長物物品Wを保持したフック6は、循環コンベア2の下側を搬送方向Xに進行する。
長物物品Wの振分け先7は、複数あり、循環コンベア2の下面4bの下方において、搬送方向Xに沿って並んで設定されている。この実施形態では、振分け先となる排出ボックス7が設置されている。各排出ボックス7には、排出ボックス7ごとに設定された、前段の計量装置50による測定結果に応じた長物物品Wが排出される。
排出手段8は、長物物品Wの振分け先となる排出ボックス7ごとに設けられ、排出ボックス7上にて保持手段5の一対のフック6,6の間に突出する板状の突出部9を有している。循環コンベア2の下面にて一対のフック6,6に保持された状態で搬送されている長物物品Wは、フック6が所定の排出ボックス7上に到達すると、突出している突出部9に当接してその進行が規制される。一方、フック6はそのまま進行を続けるため、フック6の先端部6aから長物物品Wが外れて落下して、長物物品Wは下方の排出ボックス7へと排出される。これにより、長物物品Wを排出ボックス7に確実に落下させることができ、振分けの確実性が向上する。このとき、保持手段5のフック6の屈曲部分(先端部6a)は長物物品Wの直径と同等又は直径よりも少し長い程度であるため、長物物品Wを落下させるときに長物物品Wがこの屈曲部分に停滞することはない。
制御手段10は、前段の計量装置50による測定結果に基づいてこの計量装置50から出力された振分け先、すなわち、長物物品Wが排出されるべき排出ボックス7を指定する振分け信号を受けて、出力された振分け信号に応じた排出ボックス7の排出手段8の突出部9の駆動源となる図示しない駆動モータを制御する。これにより、この突出部9を駆動制御する。
上述した第1実施形態によれば、長物物品Wを循環搬送手段となる循環コンベア2の下側(下面4b)において振分け先となる所定の排出ボックス7に落下させて排出するため、従来よりも長物物品Wの落下距離が短縮される。これにより、長物物品Wが受けるダメージを抑えることができる。また、循環コンベア2の下面4bの下方に振分け先7があるため、振分け先7にて長物物品Wを取り出すなどの作業を行うときにこれを妨げるものがないことから、ハンドリング性が向上する。
また、保持手段5の一対のフック6,6に保持された長物物品Wが所定の振分け先7に到達すると、排出手段8の突出部9により長物物品Wの進行を規制することでこの長物物品Wをフック6の先端部6aから確実に落下させることができ、これにより、振分けの確実性が向上する。
さらに、循環コンベア2の上流側転回部4cで長物物品Wを受け取ることから、この振分け装置1を計量装置50の後段に設置することができ、計量装置50と共に物品選別装置60を構成することができる。
図4には上述した第1実施形態の変形例を示している。この変形例では、保持手段5は、上述したフック6に加えて、可撓性を有する補助板11を有している。補助板11は、軟質樹脂などからなり、フック6の先端部6a側にこの先端部6aを閉鎖するように設けられている。また、補助板11は、循環コンベア2の幅方向に延びて設けられるように構成されてもよいし、一対のフック6,6に対応する位置にだけ設けられるように構成されてもよい。
この変形例では、循環コンベア2がベルトコンベアであり、循環コンベア2の循環ベルトが上面4a及び下面4bと比べて上流側転回部4c及び下流側転回部4dにおいて循環方向に伸長することを利用して、補助板11を、フック6の先端部6aを開放するように動作させることができる。このように補助板11が開放動作することでこの変形例でも上流側転回部4cでの長物物品Wの受け取りが可能となる。また、長物物品Wを落下させるときには、上述した第1実施形態と同様に一対のフック6,6の間に排出手段の突出部9が突出することで長物物品Wを落下させるが、このとき、補助板11が十分に軟らかいことから、突出部9が押し付けられるとフック6の先端部6aを開放するように変位する。この変形例によれば、第1実施形態と同様の効果に加えて、搬送中にフック6から長物物品Wが落下することを防止することができ、搬送中の長物物品Wの保持が更に確実となる。なお、この変形例では、保持手段5に補助板11が追加された以外は上述した第1実施形態と同一構成である。したがって、図4において、図2に示す第1実施形態と同一の箇所には同一の符号を付している。
「第2実施形態」
図5及び図6に示すように、第2実施形態の振分け装置21は、循環搬送手段2と、保持手段22と、長物物品Wの振分け先となる排出ボックス7と、排出手段24と、制御手段10とを備えている。なお、以下で説明する第2実施形態において、上述した第1実施形態の構成と同等又は同一の箇所には同一の符号を付し、その説明は省略する。
保持手段22は、ベルトコンベアからなる循環コンベア2の循環面(上面4a、下面4b、上流側転回部4c及び下流側転回部4d)に設けられるとともに、その移動方向、すなわち、循環コンベア2の循環方向に所定間隔をあけて複数並んで配設されている。また、保持手段22は、一組の把持片23,23を有している。把持片23,23は、循環コンベア2の循環方向に沿って対向しており、それぞれの先端部23a,23aが相互に近接するように屈曲されている。把持片23,23は、上述した第1実施形態におけるフック6と同様に、循環コンベア2の幅方向に所定間隔をあけて配置された一対からなる。
また、保持手段22も第1実施形態と同様に、循環コンベア2の下側にて移動するときに、長物物品Wをその長手方向が循環コンベア2の循環方向(下面4bにおいては搬送方向X)と直交した状態で保持している。そして、この振分け装置21においても、前段の秤量コンベア51の秤量搬送面56から長物物品Wが受け渡される位置は循環コンベア2の上流側転回部4cである。図5に示すように、保持手段22の把持片23,23が上流側転回部4cにあるときに、秤量搬送面56から落下する長物物品Wをこの把持片23,23で受け止めるが、このとき、上流側転回部4cにおいて循環コンベア2の循環ベルトが循環方向に伸長することで把持片23,23の先端部23a,23aが相互に離間するように変位して把持片23は先端部23a側を開放させた状態となり、この状態のときに長物物品Wを受ける。上流側転回部4cから下面4bへと進行した把持片23,23は、伸長していた循環ベルトが元に戻ることにより先端部23a,23aが相互に近接するように変位して把持片23は先端部23a側を閉鎖した状態となる。把持片23,23はこの閉鎖状態で長物物品Wを搬送する。
排出手段24は、長物物品Wの振分け先となる排出ボックス7ごとに対応して設けられており、把持片23,23が排出ボックス7の直上に到達したときに、把持片23,23の間において、循環コンベア2の下面4b(循環ベルト)を下方に向けて押圧する循環コンベア2の幅方向に延びた円柱状の押圧部25を有している。排出手段24では、図6に示すように、長物物品Wを保持した状態で循環コンベア2の下面4bにてそれぞれ一組の把持片23,23からなる一対の把持片23,23,23,23が所定の排出ボックス7上に到達すると、対応する位置にある押圧部25が循環コンベア2の下面4bを下方に押圧する。これにより、循環ベルトが伸長して、把持片23,23は先端部23a,23aが相互に離間するように変位する。把持片23は先端部23a側を開放させた状態となり、長物物品Wは落下して、下方の排出ボックス7へと排出される。これにより、長物物品Wを排出ボックス7に確実に落下させることができる。なお、このとき、上述した第1実施形態のフック6と同様、把持片23の屈曲部分(先端部23)は長物物品Wの直径と同等又は直径よりも少し長い程度であるため、長物物品Wを落下させるときに長物物品Wがこの屈曲部分に停滞することはない。
制御手段10は、前段の計量装置50による測定結果に基づいてこの計量装置50から出力された振分け先、すなわち、長物物品Wが排出されるべき排出ボックス7を指定する振分け信号を受けて、出力された振分け信号に応じた排出ボックス7の排出手段8の押圧部25の駆動源となる図示しない駆動モータを制御する。これにより、この押圧部25を駆動制御する。
上述した第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、長物物品Wを循環搬送手段となる循環コンベア2の下側(下面4b)において振分け先となる所定の排出ボックス7に落下させて排出するため、従来よりも長物物品Wの落下距離が短縮される。これにより、長物物品Wが受けるダメージを抑えることができる。また、循環コンベア2の下面4bの下方に振分け先7があるため、振分け先7にて長物物品Wを取り出すなどの作業を行うときにこれを妨げるものがないことから、ハンドリング性が向上する。
また、循環コンベア2の上流側転回部4cで長物物品Wを受け取ることから、この振分け装置21を計量装置50の後段に設置することができ、計量装置50と共に物品選別装置60を構成することができる。
さらに、第2実施形態によれば、保持手段22の一対の把持片23,23が長物物品Wを挟んだ状態で搬送しているため、搬送の確実性も向上する。
図7には上述した第2実施形態の変形例を示している。この変形例では、保持手段22は、把持片の一方(循環コンベア2の循環方向の前側に配置された方)がフック26(第1実施形態のフック6と略同等のもの)であり、他方(循環方向の後側に配置された方)が硬質樹脂などからなる閉止板27であり、閉止板27がフック26の先端部26aにこの閉止板27の先端部27aを当接させて先端部26aを閉鎖するように設けられている。なお、閉止板27は、循環コンベア2の幅方向に延びて設けられるように構成されてもよいし、一対のフック26,26に対応する位置にだけ設けられるように構成されてもよい。
この変形例でも、循環コンベア2がベルトコンベアであり、循環コンベア2の循環ベルトが上面4a及び下面4bと比べて上流側転回部4c及び下流側転回部4dにおいて循環コンベア2の循環方向に伸長することを利用して、フック26と閉止板27のそれぞれの先端部26a,27aを開放するように動作させることができる。このようにフック26と閉止板27が開放動作することでこの変形例でも上流側転回部4cにて長物物品Wの受け取りが可能となる。また、長物物品Wを落下させるときには、上述した第2実施形態と同様に、排出手段24の押圧部25が循環コンベア2の下面4bを下方に押圧することで循環ベルトが伸長して、フック26と閉止板27は各先端部26a,27aが相互に離間するように変位する。フック26と閉止板27は先端部26a,27a側を開放させた状態となり、長物物品Wは落下して、下方の排出ボックス7へと排出される。これにより、長物物品Wを排出ボックス7に確実に落下させることができる。なお、この変形例では、保持手段22を対向するフック26と閉止板27として構成した以外は上述した第2実施形態と同一構成である。したがって、図7において、図5に示す第2実施形態と同一の箇所には同一の符号を付している。
1,21…振分け装置
2…循環搬送手段となる循環コンベア
4b…下面
4c…上流側転回部
5,22…保持手段
6…フック
6a…(フックの)先端部
7…振分け先となる排出ボックス
8,24…排出手段
9…突出部
10…制御手段
23…把持片
23a…(把持片の)先端部
25…押圧部
W…長物物品
X…搬送方向

Claims (3)

  1. 前段から受け渡される長物物品(W)を保持するための先端部(6a)が屈曲された一対のフック(6,6)を有する保持手段(5)が複数配設され、前記保持手段を上下方向に循環させた下側で該保持手段に保持された前記長物物品を搬送する循環搬送手段(2)と、
    前記循環搬送手段の下側の搬送方向(X)に沿って並んで設定された複数の振分け先(7)ごとに設けられ、前記保持手段(5)に保持された前記長物物品を前記一対のフックの間に板状の突出部(9)を下から上に突出させ前記搬送方向に進行している該保持手段の該フックから落下させて対応する前記振分け先へと排出する排出手段(8)と、
    前記前段から出力された前記振分け先を指定した振分け信号を受けて、該振分け信号に応じた前記振分け先へと前記長物物品を排出するために該振分け先に対応する前記排出手段の前記突出部を駆動制御する制御手段(10)と、
    を備えることを特徴とする振分け装置。
  2. 前段から受け渡される長物物品(W)を保持するための保持手段(22)が複数配設され、前記保持手段を上下方向に循環させた下側で該保持手段に保持された前記長物物品を搬送する循環搬送手段(2)と、前記循環搬送手段の下側の搬送方向(X)に沿って並んで設定された複数の振分け先(7)ごとに設けられ、前記保持手段(22)に保持された前記長物物品を該保持手段から落下させて対応する前記振分け先へと排出する排出手段(24)と、前記前段から出力された前記振分け先を指定した振分け信号を受けて、該振分け信号に応じた前記振分け先へと前記長物物品を排出するために前記排出手段を駆動制御する制御手段(10)と、を備え、
    前記保持手段(22)は、前記循環搬送手段の循環方向に沿って対向して設けられ、先端部(23a)が相互に近接するように屈曲された一組の把持片(23)を有し、前記循環搬送手段の幅方向に所定間隔をあけて配置された一対からなり、
    前記排出手段は、前記保持手段の前記一組の把持片の間において、前記循環搬送手段の下面(4b)を下方に向けて押圧する押圧部(25)を有することを特徴とする振分け装置。
  3. 前記前段から前記長物物品(W)が受け渡される位置が、前記循環搬送手段(2)における前記保持手段(5,22)が上から下へ移行する上流側転回部(4c)であることを特徴とする請求項1又は2に記載の振分け装置。
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