JP5824390B2 - 農産物の仕分装置 - Google Patents

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本発明は、階級や等級といった仕分け区分が判定された仕分け区分判定済みの茄子等の農産物を受け取り、受け取った農産物を所定の仕分位置で仕分けのために下方へ排出する農産物の仕分装置に関する。
茄子等の農産物を選別し、仕分けて袋詰め又は箱詰めする際に、これらを所定数ずつグループ化する方式の農産物の仕分装置が提案されている(特許文献1)。
この仕分装置は、選別コンベヤから仕分け区分判定済みの農産物を水平方向に並設した複数の固定ホッパー内に例えば1個ずつ収容し、固定ホッパー列の下方を所定方向に間欠的に移動する複数の移動ホッパーに固定ホッパー内の農産物を落下供給し、所定の移動ホッパー内に同一仕分け区分の農産物が固定ホッパー内から所定数供給されると、排出位置で当該移動ホッパーの底部に配置した開閉扉を下方に向けて開放し、下方の搬出コンベヤに複数の農産物を1グループとして落下排出する。
特許第3785265号
従来の仕分装置において、移動ホッパーは底部の開閉扉を開閉可能として収容する複数の農産物を落下排出する構成としているため、移動ホッパーの構成が複雑化し、構造の簡素化が求められていた。
また、例えば茄子のように表面が粘着性を有する農産物を移動ホッパー内に収容していると、移動ホッパー本体に対して下向きに開閉可能に設けた底部開閉扉を開放しても、例えば移動ホッパー本体の内表面に茄子が付着したまま底部開閉扉が閉じられるおそれがある。その際、底部開閉扉が茄子を挟み込むおそれがある。
本発明の目的は、収容した全ての農産物を確実に搬出コンベヤに落下排出できる農産物の仕分装置を提供しようとするものである。
本発明の課題を解決するための農産物の仕分装置の構成は、搬送される仕分け区分判定済みの農産物を仕分け区分ごとに選別し、一旦プールする選別手段と、複数の移載部を無端循環し、前記選別手段にプールされた同じ仕分け区分の農産物を所定の個数となるまで前記移載部に受け入れ、前記移載部に収容した所定個数の農産物を所定の排出位置で、下方に配置した搬出コンベヤに排出する移載コンベヤと、前記排出位置で前記移載部を駆動して農産物を落下させる移載部駆動手段と、を有し、前記移載部は、前記移載コンベヤの搬送方向と直交する直交方向に回転軸を有して回転する枠状の支持部と、前記移載部の底部をなし、可撓性の部材により構成され、農産物を担持するシート状の農産物担持部材と、を有し、前記移載部駆動手段は、前記支持部を回転させる回転駆動部を有することを特徴とする。
上記した構成において、前記排出位置には、前記移載部から落下する農産物を一旦受け止めた後、前記搬出コンベヤに対して落下させる排出ガイド部材を配置することができる。
上記したいずれかの構成において、前記排出位置よりも前記移載部の搬送方向下流側に、回転した前記移載部を元の姿勢に回転して戻す戻し手段を配置することができる。
上記したいずれかの構成において、前記農産物担持部材は、前記移載部の搬送方向に沿った前記支持部の前後部に、下向き凸の湾曲した姿勢支持させることができる。
本発明によれば、所定の排出位置において、移載部の回転により収容する複数の茄子等の農産物を搬出コンベヤに落下排出するので、収容する全ての農産物を確実に、しかも傷めることなく排出することができる。
請求項2に係る発明によれば、最終的に搬出コンベヤに農産物を緩やかに落下させることができ、農産物の跳ね上がりを防止することができる。
請求項3に係る発明によれば、農産物の落下排出のために移載部を回転する操作と、回転した移載部を元の正規姿勢に戻す操作とを同時に行うので、一か所でこれら両操作を連続的に行う場合に比べて半分の時間で済み、農産物の仕分効率が向上する。
請求項4に係る発明によれば、移載部の回転時に、農産物担持部材にくっついていた農産物を農産物担持部材の可撓性により確実に農産物担持部材から引き剥がれ、落下排出することができる。
本発明による仕分装置の実施形態を示す正面図。 図1のA−A矢視図で、反転バケットコンベヤの上面図。 図2に示す反転バケットの上面図。 図3の正面図および排出ガイドを示す図。 反転バケットの詳細を示す上面図。 図5の反転バケットの正面図。
以下本発明を図1〜図6に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は農産物として茄子を仕分け対象とした農産物の仕分装置の全体構成を示す正面図、図2は図1のA−A矢視図である。
図1および図2において、仕分装置10は、水平方向に沿った回転軸を中心として無端循環する選別コンベヤ1と、垂直方向に沿った回転軸を中心として無端回動する反転バケットコンベヤ3を有し、本実施形態において選別コンベヤ1(1A、1B)を2条並設し、選別コンベヤ1の上部の水平搬送軌道と下部の水平戻り軌道との間に移載部をなす反転バケット30を複数有する移載コンベヤをなす反転バケットコンベヤ3(3A,3B)を2台配置している。
これらの図において、選別コンベヤ1は、搬送方向を前後方向とすると、左右一対のリンクチェーン101に連結されて無端回動する農産物(茄子)支持台102を搬送方向に沿って多数連続に設けている。この茄子支持台(以下単に「支持台」という)102のそれぞれは、長尺農産物である茄子Pを選別コンベヤ1の搬送方向と直交する左右方向(以下単に「搬送横方向」という)に沿って長い姿勢で支持している。
支持台102は、本実施形態では、図1に示しているように、選別コンベヤ1の搬送前方側の端部において、左右のリンクチェーン101に上記搬送横方向の軸を中心とした回転が可能に枢支されていると共に、通常状態時には、図示しないロック手段で支持面が略水平になる姿勢で保持され、選別コンベヤ1に沿って設けた排出装置103の動作によりこのロック手段によるロックが外されると、水平姿勢から搬送後方側が下向きに回転して、この上に支持している茄子Pを下方に排出するようになっている。本実施形態において、この支持台102は、屈曲させた鋼線等の複数の棒材により格子状に形成し、通常状態にある水平姿勢で言えば、枢支部から垂直上方に立上ってから搬送後方側に屈曲延設されていて、その延設の中間部が茄子Pの載置が安定するように浅い凹部をなすように設けられている。
選別コンベヤ1には、搬送方向に沿って配置した最上流側位置の排出装置103よりも上流側に、農産物を選別コンベヤ1の支持台102に供給する農産物供給部(不図示)と、前記農産物供給部で支持台102上に載置された農産物の等級、階級等の要素を計測するための検査部(不図示)を配置し、計測結果に基づいて図示しない判定手段(マイクロ プロセッサ ユニット(MPU)等)により仕分区分の判定を行う。そして、前記判定手段からの仕分け信号を所定の送り管理制御により排出装置103に出力する。すなわち、搬送途中の所定の支持台102(例えば最初の排出装置に至った支持台102)の上に載っている茄子Pの仕分区分が何であるかが分かるようになっていて、所定の仕分区分用として配置されている排出装置103の作動と対応できるように設けられている。このような搬送途中の各支持台102上の茄子Pの仕分区分の情報管理は、既知の送り制御システムを用いて行うことができる。
選別コンベヤ1の水平搬送軌道(搬送路)に配置した排出装置103にそれぞれ対応して、選別コンベヤ1の水平搬送路と反転バケットコンベヤ3との間に、支持台102から落下する茄子Pを一旦プールするプールホッパー20を選別コンベヤ1の水平搬送路に沿って複数固定配置したプール部2を有し、選別コンベヤ1とプール部2により、仕分け区分判定済みの農産物(茄子P)を仕分け区分ごとに選別し、一旦プールする選別手段を構成している。
プールホッパー20は、底部開閉機構200の開動作により、収容する茄子Pを下方に落下排出する構成としている。底部開閉機構200は、バケット本体201の底部に設けた前後の扉202、203を開閉可能な構成とし、前後の扉202、203には左右方向の一側端に設けた開閉リンク204,205の一端が連結され、開閉リンク204、205の他端を開閉シリンダ装置206の操作ロッド207の下端に連結している。
開閉シリンダ装置206の操作ロッド207を下動操作すると、垂直姿勢の開閉リンク204、205が水平方向姿勢に傾斜しながら前後の扉202、203を押し開く。
一つの反転バケットコンベヤ3に対して多数配置した排出装置103は、例えばその全てを大きさLの仕分区分用として設定することができ、あるいは例えば一部を大きさLの農産物用とし、残りを大きさMの農産物用とすることもできる。この後者の設定によれば、複数の仕分区分の農産物の仕分に用いることができる。
さらに、選別コンベヤ1は、図1に示す反転バケットコンベヤ3を過ぎてさらに下流側に延びており、例えば手作業による手詰部に茄子Pを仕分け区分ごとに排出する。
なお、本実施形態においては、図1、図2から分かるように、二条の選別コンベヤ1を並設し、各選別コンベヤ1に対応してプールホッパー20および複数の反転バケット30を有する反転バケットコンベヤ3からなる仕分け部を配置する構成としているが、これらの並列した選別コンベヤ1は、搬出コンベヤ4を並列二条の選別コンベヤに共用する他は、それぞれ独立して仕分け作業を行う同じ構成の仕分装置としている。反転バケットコンベヤ3で無端循環されながら予め定めた所定個数の茄子Pを受け入れた反転バケット30は、選別コンベヤ1の搬送軌道の側方にズレた直線部分に循環回動され、図2の茄子排出位置Sに至った時に、反転して、下方に配置されている搬出コンベヤ4に排出する。
茄子排出位置Sで反転バケット30から茄子Pを直接搬出コンベヤ4上に排出してもよいが、本実施形態においては、反転バケット30から落下する茄子Pを排出ガイド5で一旦受け取って茄子Pの整列状態を安定させ、その際、受け取る茄子Pの個数増加に伴う茄子Pの重量増加で底部が拡開することにより、茄子Pの落下速度を減速させて、茄子Pの跳ね上がりを生じさせることなく1グループに纏まった状態で搬出コンベヤ4上に複数本の茄子Pを排出している。排出ガイド5の底部は、観音開きに構成した搬送方向前後に一対の開閉扉5a、5bを有し、開閉扉5a、5bが基端部側に設けているヒンジ部(不図示)により開閉可能としている。このヒンジ部は、不図示のバネにより開閉扉5a、5bを閉じ方向に付勢し、空の状態では一対の開閉扉5a、5bを閉じ状態に保持する。そして、落下する茄子Pが開閉扉5a、5bに衝突すると、茄子Pの自重により開閉扉5a、5bが下向きに開き、排出ガイド5の底部が拡開する。勿論、開閉扉5a、5bをアクチュエータ等により開閉制御することもできる。
なお、プールホッパー20は、通常は底部を閉じていて、選別コンベヤ1上の支持台102から下方に排出された茄子Pを一個ずつ受け入れて保持し、この茄子Pを下方に排出する際には、底部を開放するが、プールホッパー20内で保持する茄子Pの一端部を上記搬送横方向の所定位置に位置決めさせるために不図示の端部揃え機構を有する。端部揃え機構は、例えばプールホッパー20内に左右方向を長手方向として収容されている茄子Pを左右方向の一端側からシリンダ装置等により左右方向の他方端に向けて押し出し、茄子Pの一端を揃えるようにしている。
プールホッパー20は、上記した構成に加えて、選別コンベヤ1から排出される茄子P(農産物)を受け入れる際の衝撃による傷みをできるだけ低減させるための構成、例えば前後の扉202、203自体あるいはその内面に反発係数の小さい衝撃緩衝部材を積層することができ、また、端部揃えの際に移動する農産物の表面の傷発生を防ぐための構成として、前後の扉202、203自体あるいは積層した衝撃緩衝部材の内面の摩擦係数をできるだけ小さくする低摩擦係数コーティングを施すなどの構成を採用することができる。
次に、本実施形態の反転バケットコンベヤ3について説明する。
本実施形態の反転バケットコンベヤ3は、図1,図2に示されるように、一群の多数の反転バケット30が、選別コンベヤ1の搬送軌道の下方に沿った直線部分である農産物受け取り領域と、選別コンベヤ1の搬送軌道の側方にズレた直線部分である農産物排出領域との間で転向して無端循環する水平面内の軌道が設定されている。
この反転バケットコンベヤ3は、垂直軸回りに回転する駆動スプロケット31と従動スプロケット32の一対により水平面内で循環するリンクチェーン33を有する。
反転バケット30は、図5および図6に示すように、対向する内側の側板301と外側の側板302とを搬送方向の前端および後端に設けた固定軸303、304により固定して構成される平面視矩形枠状のバケット本体305を有する。
反転バケット30は、農産物担持部材306を支持する支持部であるバケット本体305内に可撓性を有するシート状の農産物担持部材306を反転バケット30の底部として配置し、プールホッパー20から排出された茄子Pを農産物担持部材306に落下させる。図4に示すように、農産物担持部材306は搬送方向前後端部に左右方向に沿って貫通する通し孔部307、308に固定軸303、304が挿通され、固定軸303と固定軸304を支持端としてバケット本体305内に下向きに湾曲した状態に支持されている。
本実施形態において、農産物担持部材306を可撓性部材としているのは、茄子Pを収容する正規姿勢では、凹状態に撓み、反転状態では内表面を外側にして下向き凸の姿勢に切り替わるので、たとえ茄子Pが農産物担持部材306の内表面にくっついていても、茄子Pが自重により落下すると、茄子Pとの接触面積が減少し、最終的に茄子Pが農産物担持部材306の内表面から剥がれ落ちるためである。
また、プールホッパー20から落下する農産物が落下時の衝撃力で大きく跳ね上がるのを防止することができる。
農産物担持部材306としては、茄子Pの粘着性を有する表皮がくっつき難い素材を使用しており、例えばベルトコンベヤに使用される搬送ベルトを素材とするシート、ナイロンシート、ビニールシート、布製シート、シート状のネット等を例示できる。
したがって、正規姿勢で複数本の茄子Pを収容した反転バケット30は、所定の搬出位置までは正規姿勢で移動し、所定の搬出位置で180度反転し、搬出コンベヤ4上に収容している茄子Pを落下排出する。
本実施形態において、所定の茄子排出位置Sに反転バケット30を反転駆動する移載部駆動手段である反転駆動装置6を配置し、反転駆動装置6の配置位置から間欠駆動される反転バケット30の次の移動位置である戻し位置で、反転した反転バケットを正規姿勢に180度回転して元の正規姿勢に回転して戻すための移載部駆動手段である戻し装置7を配置している。
反転バケット30は、バケット本体305の内側側板301にローラベアリング等で構成される内側軸受部309のアウターレース309aを取り付け、内側軸受部309のインナーレース309bに固定された内側支軸310がリンクチェーン33に連結される。また、バケット本体305の外側側板302側には、ローラベアリング等で構成される補助走行ローラ311が設けられている。補助走行ローラ311のインナーレース311bに固定された外側支軸312が外側側板302に固定されており、補助走行ローラ311のアウターレース311aをフリーの状態とし、後述する補助走行レール8b上を走行できるようにしている。外側支軸312は、アウターレース311aを外側まで貫通し、貫通端部に回転レバー313が固定されている。なお、内側支軸310と外側支軸312との軸芯を一致させており、これを回転軸として反転バケット30(バケット本体305)が反転する。
回転レバー313は、長さ方向の中央部に外側支軸312が固定され、長さ方向の両端部に走行ローラ314、315が取り付けられている。走行ローラ314、315は、リンクチェーン33の循環軌道の外側に設定配置した長円軌道8上を走行し、反転バケット30を水平に移動させる。走行ローラ314、315は外表面をポリウレタン素材で形成したベアリングを使用し、走行時の騒音発生を防止している。反転バケット30の正規姿勢において、回転レバー313が水平姿勢となっている。
反転バケット30は、回転レバー313が外側支軸312を介してバケット本体305に一体的に接続された構成となっているので、回転レバー313を180度回転させると、バケット本体305が180度回転するので、農産物担持部材306に載置されている複数本の茄子Pが落下排出される。そして、反転状態にある反転バケット30の回転レバー313を180度回転することで、バケット本体305を元の正規姿勢に戻すことができる。この戻し回転方向は、バケット本体305を反転位置に向けて反転させる方向と同方向であっても逆方向であってもよい。本実施形態では、反転駆動装置6と戻し装置7を同構造としているので、反転駆動装置6の構造を説明し、戻し装置7の構造説明を省略する。
反転駆動装置6は、茄子排出位置Sにおいて、反転バケット30の回転軸と合致する位置に、駆動モータおよび減速機等で構成される反転駆動部61により回転駆動される反転駆動軸62を配置し、反転駆動軸62の先端部に、断面コ字形状の係合部63を固定している。係合部63は、反転駆動軸62の軸心62aと直交する直交方向に沿って延びる一対の係合板63a、63bを、軸心62aを中心にして等間隔に対向配置した構成とし、一対の係合板63a、63bの間に走行ローラ314、315が入り込むようにしている。
反転駆動装置6は、一対の係合板63a、63bが水平状態となる位置を待機位置として保持し、反転駆動部61を駆動して係合部63が該待機位置から180度回転したことを不図示のセンサにより検知すると、反転駆動部61の駆動モータに回転停止を指示する。本実施形態では、一対の係合板63a、63bを、軸心62aを中心にして等間隔に対向配置した構成としているので、係合部63は180度の回転で待機位置となる。
反転バケット30を反転駆動装置6と戻し装置7により反転させるために、長円軌道8は、図に示すように、反転駆動装置6から戻し装置7の間で途切れており、長円軌道8が途切れた区間8a内で長円軌道8の搬送軌道の延長線上に、反転駆動装置6の係合部63と、戻し装置7の各係合部63がそれぞれ臨むようにしている。また、長円軌道8が途切れた区間8aに対応して、長円軌道8の内側に、該区間とオーバーラップして補助走行レール8bを配置し、反転バケット30の補助走行ローラ311のアウターレース311aが補助走行レール8b上を走行する。
補助走行レール8bの搬送方向の前後端部8cを傾斜面に形成し、補助走行ローラ311がスムーズに補助走行レール8bに乗り降りできるようにし、茄子排出位置S及び次の間欠移動位置である戻し位置Tにおいて、補助走行レール8b上に補助走行ローラ311が位置した状態で、反転駆動軸62の軸心と反転バケット30の回転軸とを合致させ、反転バケット30を反転駆動軸62を中心に回転させる。
茄子排出位置Sに向けて移動する反転バケット30は、前側の走行ローラ315が長円軌道8の途切れる手前で、補助走行レール8b上を補助走行ローラ311が走行し、前記区間8aが終了した後の長円軌道8が再び現れる部分を後側の走行ローラ314が通過した後、補助走行レール8bから補助走行ローラ311が外れ、一対の走行ローラ314,315が長円軌道8上を走行する。
また、搬送方向に沿って、反転駆動装置6と戻し装置7の間には、係合部63と同じ構造の固定ガイドレール部64を固定配置し、反転駆動装置6により反転された反転バケット30の一対の走行ローラ314,315を戻し装置7の係合部63に向けて水平姿勢を保持して案内する。係合部63を構成する一対の係合板63a、63bの両端部を外側に向けて拡がった傾斜面に形成し、係合部63に対する走行ローラ314、315の出入りを容易としている。
上記した構成の反転駆動装置6(戻し装置7)は、水平状態の回転レバー313に設けた走行ローラ314、315が係合部63の一対の係合板63a、63bの間に入り込み、反転バケット30が茄子排出位置Sに到達すると反転バケットコンベヤ3の間欠駆動が停止する。反転バケット30が茄子排出位置Sに停止した状態において、回転レバー313の両端部に設けた走行ローラ314、315が係合部63の一対の係合板63a、63bの間に挟まれているため、反転駆動軸62を回転させると係合部63が回転し、回転レバー313を回転させてバケット本体305が回転する。ここで、例えば係合部63に中心軸を対称に2つの永久磁石を固定し、永久磁石をMRセンサにより検知することにより、バケット本体305の180度の回転を検出することができる。バケット本体305の180度回転を検出すると、バケット本体305の回転駆動を停止する。
バケット本体305の反転で、反転バケット30内に収容された複数の茄子Pが排出ガイド5を介して搬出コンベヤ4に落下排出される。
一方、反転駆動装置6による茄子Pの排出作業と同時に、戻し装置7による反転バケット30の戻し駆動が行われる。戻し装置7による反転バケット30に対する戻し駆動は、反転駆動装置6による反転バケット30の反転駆動と同様であり、反転状態の反転バケット30が180度回転したことを検出すると、戻し駆動を停止し、反転バケット30を正規の向きに戻し、次の仕分けのために供される。
反転バケット30を茄子排出位置Sにおける反転バケット30の反転動作と、戻し位置Tにおける反転バケット30の戻し動作を同時に行う本実施形態の処理プロセスに対し、茄子排出位置Sにおいて反転済みの反転バケット30を反転駆動装置6により、さらに反転して元の正規位置に戻す処理プロセスは茄子Pの仕分け効率が半分となるが、戻し装置7を不要とすることができる。
搬出コンベヤ4は、上述した反転バケットコンベヤ3の茄子排出位置Sの下方(なお本実施形態では並列された二条の選別コンベヤ1に共用)から、選別コンベヤ1の搬送方向に直交する方向に搬送軌道が設定されていて、図示しない駆動機構により適宜必要な移動,停止を間欠しながら無端回動されるコンベヤベルト401と、このコンベヤベルト401の上面を、反転バケット30から一まとめの茄子Pを受け入れる領域に区画する仕切り402と、取り扱われる仕分対象の茄子Pの整列状態を維持するための両側方のガイドレール403とからなっている。
そして、この搬出コンベヤ4の終端は、例えば不図示の小袋詰作業部(手作業または機械作業)に対応連係されていて、ここで所定の包装作業を行った後、更に不図示の移送コンベヤを介して大きなダンボール箱等に詰める作業部(不図示)に送られる。
次に、以上のように構成された本実施形態の農産物仕分装置の作業を説明する。
支持台102に載せられた茄子Pは、選別コンベヤ1の移動により搬送されて計測装置でその大きさ(長さ)やその他の必要な等階級の選別項目について計測が行われ、図示しない判定手段で仕分区分が判定される。
例えば、仕分区分Lの大きさの茄子Pである場合、図1において、選別コンベヤ1の搬送軌道の下方に沿って多数配置されている各プールホッパー20内における茄子Pの有無の状態を、排出装置103の作動及びプールホッパー20の底部開閉機構200の作動の順序で図示しない作動制御手段において逐次更新記録しておき、計測装置を通過した仕分区分Lの茄子Pを載せた支持台102を受け入れるプールホッパー20の一つを決める。そして該当する支持台102がそのプールホッパー20に対応する排出装置103の位置に至った時点で、該排出装置103が作動して支持台102を下方に揺動させ、載せている茄子Pをプールホッパー20に落下排出する。なお上記各プールホッパー20の茄子Pの有無の確認はセンサ等を用いて行うこともできる。
茄子Pを受け入れた本実施形態の各プールホッパー20は、端部揃えを適切に行うために一個のみを保持し複数の茄子Pを受け入れるようになっていないので、保持した茄子Pを排出するまでは次の受け入れは行われない。なお、端部揃えを行わない場合や、複数個の端部揃えを同時に行ってもよい農産物の場合には、複数の農産物をプールホッパー20で受け入れてもよいことは上述した通りである。茄子Pを受け入れたプールホッパー20において端部揃えが行われる。
次に、多数連続して配置されているプールホッパー20の下方に沿った直線軌道を含めて無端回動されている反転バケット30のうち、受入れが所定個数に達していない反転バケット30が、端部揃えの終わったプールホッパー20の下に移動すると、その上のプールホッパー20の底部開閉機構200の開動作により底部を開放し、保持していた茄子Pを下方に落下排出し、反転バケット30がこれを受け入れる。
受け入れが所定個数(図示例では4個)に達した反転バケット30については、それ以上の受け入れを行うことなく循環移動が行われる。なお、反転バケット30の無端循環の移動は、比較的低速で連続移動するものとすることもできるし、各プールホッパー20の下方位置毎に停止する間欠停止方式の移動とすることもできる。
そして、長円軌道8におけるプールホッパー20の下方の直線軌道に沿って移動されている反転バケット30が、転向回動してプールホッパー20の下方の軌道から横方向にズレた直線軌道に移る。その後反転バケット30は、搬出コンベヤ4への茄子排出位置Sの手前で、補助走行ローラ311が補助走行レール8b上での走行を開始し、一対の走行ローラ314、315が長円軌道8から外れ、反転駆動装置6の係合部63に係合し、茄子排出位置Sで反転バケット30の間欠駆動が停止する。反転駆動装置6は、反転バケット30を反転させ、所定本数の茄子Pが排出ガイド5を介して搬出コンベヤ4に落下する。
上記により搬出コンベヤ4のコンベヤベルト401に仕切り402で区画されている受け入れ位置に落下された所定本数の茄子Pは、搬出コンベヤ4の回動により選別コンベヤ1の搬送横方向に搬出され、例えば小袋詰作業部で手作業あるいは機械包装装置で袋詰めの作業が行われる。袋詰めされた茄子Pは、更に移送コンベヤで箱詰作業部に送られ、箱詰包装される。
以上のようにして行われる農産物(本実施形態は茄子)の仕分けによれば、プールホッパー20の下方に沿って無端循環する反転バケット30が茄子排出位置Sで反転し、収容する複数の茄子Pを直接あるいは排出ガイド5を介して搬出コンベヤ4上に落下排出させるので、収容する全ての農産物を確実に排出することができる。特に、表皮に粘着性を有する茄子を仕分けする場合、反転バケット30の農産物担持部材306の内表面に茄子がくっついていても、下向きに凸状態に撓んでいる可撓性を有する農産物担持部材306は、反転バケット30の反転で、内面側が下向き凸に入れ替わり、接触面積が少なくなり、最終的には粘着力が減少して確実に落下することになる。
本実施形態において、反転バケットコンベヤ3の反転バケット30に仕分け区分別に農産物を供給できる構成であれば、選別コンベヤ1およびプールホッパー20の構成に限定されるものではない。
また、農産物担持部材306として可撓性を有する素材を用いて下向き凸に湾曲した状態で農産物を受け取るようにしているが、反転した状態で内周面が下面となって下向きに凸の湾曲形状となる部材であればよい。
さらに、本実施形態では、回転レバー313の両端部に設けた走行ローラ314,315を係合部63に係合し、回転レバー313の回転を許容するために、長円軌道8の一部を切り欠いているが、長円軌道8と干渉せずに反転バケット30のバケット本体305を回転できる駆動機構であれば、補助走行ローラ311や補助走行レール8bは不要である。
なお、本実施形態において、反転バケット30を茄子排出位置Sで180度回転させて茄子Pを搬出コンベヤ4に落下させるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、反転バケット30の回転により茄子Pが落下できれば、反転バケット30の回転角度は何度でもよい。
1(1A,1B) 選別コンベヤ
101 リンクチェーン 102 支持台 103 排出装置
2 プール部
20 プールホッパー
200 底部開閉機構 201 バケット本体
202、203 前後の扉 204、205 開閉リンク
206 開閉シリンダ装置 207 操作ロッド
3(3A,3B) 反転バケットコンベヤ
30 反転バケット
301内側側板 302外側側板
303、304 固定軸 305 バケット本体
306 農産物担持部材 307、308 孔部
309 内側軸受部 309a アウターレース
309b インナーレース 310 内側支軸
311 補助走行ローラ 311a アウターレース
311b インナーレース 312 外側支軸
313 回転レバー 314、315 走行ローラ
31 駆動スプロケット
32 従動スプロケット 33 リンクチェーン
4 搬出コンベヤ
401 コンベヤベルト 402 仕切り 403 ガイドレール
5 排出ガイド
5a、5b 開閉扉
6 反転駆動装置
61 反転駆動部 62 反転駆動軸 62a 軸心
63 係合部 63a、63b 係合板 64 固定ガイドレール部
7 戻し装置
8 長円軌道
8a 長円軌道8が途切れた区間 8b 補助走行レール
8c 前後端部
10 仕分装置
S 茄子排出位置
T 戻し位置
P 茄子

Claims (4)

  1. 搬送される仕分け区分判定済みの農産物を仕分け区分ごとに選別し、一旦プールする選別手段と、
    複数の移載部を無端循環し、前記選別手段にプールされた同じ仕分け区分の農産物を所定の個数となるまで前記移載部に受け入れ、前記移載部に収容した所定個数の農産物を所定の排出位置で、下方に配置した搬出コンベヤに排出する移載コンベヤと、
    前記排出位置で前記移載部を駆動して農産物を落下させる移載部駆動手段と、
    を有し、
    前記移載部は、前記移載コンベヤの搬送方向と直交する直交方向に回転軸を有して回転する枠状の支持部と、前記移載部の底部をなし、可撓性の部材により構成され、農産物を担持するシート状の農産物担持部材と、を有し、
    前記移載部駆動手段は、前記支持部を回転させる回転駆動部を有することを特徴とする農産物の仕分装置。
  2. 前記排出位置に、前記移載部から落下する農産物を一旦受け止めた後、前記搬出コンベヤに対して落下させる排出ガイド部材を配置したことを特徴とする請求項1に記載の農産物の仕分装置。
  3. 前記排出位置よりも前記移載部の搬送方向下流側に、回転した前記移載部を元の姿勢に回転して戻す戻し手段を配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の農産物の仕分装置。
  4. 前記農産物担持部材は、前記移載部の搬送方向に沿った前記支持部の前後部に、下向き凸の湾曲した姿勢支持されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の農産物の仕分装置。
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