JP5844174B2 - 物品仕分装置 - Google Patents

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本願発明は、果実や野菜等の物品が搬送される搬送コンベヤと、これから交差方向に分岐した仕分けコンベヤと備えており、前記搬送コンベヤから前記仕分けコンベヤに向けて前記物品を送り出す物品仕分装置に関するものである。
従来から、搬送コンベヤにて連続的に搬送される物品を所定のグループ毎に仕分けるための物品仕分装置には様々なタイプが存在する。
この種の物品仕分装置の代表例として特許文献1には、クロスベルト式コンベヤの構造が開示されている。クロスベルト式コンベヤは、多数の搬送ユニットを一列状に並べて搬送する搬送コンベヤと、これから直交方向に分岐した仕分けコンベヤとを備えている。各搬送ユニットには、その上面に載置された果実や野菜等の物品を仕分けコンベヤに向けて送り出すクロスベルトソータが設けられている。この場合、搬送コンベヤ中における所定の仕分け箇所に、仕分け対象となる物品を載せた搬送ユニットが到達すると、クロスベルトソータの作動にて物品が仕分けコンベヤに向けて送り出される。
特開2003−53275号公報
ところで、クロスベルトソータのベルト体上に載置される物品は、きゅうりやゴーヤといった円柱状の長物であったり、トマト、桃、梨又はメロンといった球状の丸物であったりする。これに対してベルト体自体は平ベルトであるため、搬送コンベヤでの搬送中にベルト体上の物品が転がり、その勢いで隣のクロスベルトソータや隣の物品等にぶつかって傷付いたりするおそれがあった。
この点、ベルト体の上面側にクッション等の緩衝体を設ければ、ベルト体上での物品を緩衝体で保持でき、物品の転がりを防止できると解される。しかし、ベルト体の上面側に緩衝体を設けるせいで、仕分けコンベヤへの乗り継ぎ部に、緩衝体の分だけ大きな間隔が空くことになるから、物品をスムーズに受け渡しできないという別の問題を招来するのであった。
本願発明は、上記の問題点を解消して、物品を傷付けることなく効率よく搬送し仕分けできる物品仕分装置を提供することを技術的課題としている。
請求項1の発明は、多数の搬送ユニットを列状に並べて搬送する搬送コンベヤから、これの搬送方向と交差する仕分け方向に分岐した仕分けコンベヤに向けて、前記各搬送ユニット上の物品を送り出す物品仕分装置であって、前記各搬送ユニットのベルト体の搬送側を変形させて、物品が前記ベルト体上で前記搬送方向と平行な幅方向に転動するのを規制する転動規制体を備えており、前記転動規制体は、前記各搬送ユニットの前記幅方向両側に取り付けられており、前記ベルト体は前記搬送方向に並ぶように二分割されており、前記各転動規制体は、これに対応する前記ベルト体における前記搬送側の前記幅方向中央部に下方から当接しており、同一の前記搬送ユニットにおける両ベルト体の搬送側の間に物品を載置したり、隣り合う前記搬送ユニットにおいて隣接するベルト体の搬送側の間に跨って物品を載置したりすることが可能になっているというものである。
本願発明によると、多数の搬送ユニットを列状に並べて搬送する搬送コンベヤから、これの搬送方向と交差する仕分け方向に分岐した仕分けコンベヤに向けて、前記各搬送ユニット上の物品を送り出す物品仕分装置であって、前記各搬送ユニットのベルト体の搬送側を変形させて、物品が前記ベルト体上で前記搬送方向と平行な幅方向に転動するのを規制する転動規制体を備えており、前記転動規制体は、前記各搬送ユニットの前記幅方向両側に取り付けられており、前記ベルト体は前記搬送方向に並ぶように二分割されており、前記各転動規制体は、これに対応する前記ベルト体における前記搬送側の前記幅方向中央部に下方から当接しており、同一の前記搬送ユニットにおける両ベルト体の搬送側の間に物品を載置したり、隣り合う前記搬送ユニットにおいて隣接するベルト体の搬送側の間に跨って物品を載置したりすることが可能になっているから、当該転動規制体の存在によって、前記搬送コンベヤでの搬送中に前記ベルト体上の物品が幅方向に転がるのを防止できる。従って、前記物品が転動の勢いで隣の搬送ユニットや隣の物品等にぶつかって傷付いたりするおそれを抑制でき、転倒等によって傷み易い物品を安全に搬送し仕分けできるという効果を奏する。
また、物品のサイズに応じて、同一の搬送ユニットにおける両ベルト体の搬送側の間に物品を載置したり、隣り合う搬送ユニットにおいて隣接するベルト体の搬送側の間に物品を載置したりして、物品の載置態様の多様化が可能になる。従って、仕分け作業の効率化の一助にもなる。
第1実施形態の物品仕分装置の概略平面図である。 倍移動機構を説明する側面図であり、(a)は送り出し前、(b)は送り出し後の状態を示す図である。 クロスベルトソータの説明図であり、(a)は一部切欠き平面図、(b)は(a)のb−b視断面図である。 搬送ユニットを省略した状態での物品仕分装置の概略平面図である。 第2実施形態の物品仕分装置の概略平面図である。 クロスベルトソータの説明図であり、(a)は断面図、(b)は隣り合う2つのクロスベルトソータを用いる態様の断面図である。
以下に、本願発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。まず、図1〜図4を参照しながら、第1実施形態の物品仕分装置1について説明する。第1実施形態の物品仕分装置1は、きゅうり、ゴーヤ、大根又はにんじんといった長物の物品Mを、等級(品質)や階級(サイズ及び形状)に応じたグループ毎に仕分けるためのものであり、多数の搬送ユニット3を列状に並べて搬送する搬送コンベヤ2と、当該搬送コンベヤ2から分岐した少なくとも1つの仕分けコンベヤ4とを備えている。各仕分けコンベヤ4は、搬送コンベヤ2から送り込まれた物品Mを一時的に滞留させながら搬送するものである。各仕分けコンベヤ4は連続的に駆動する構成でもよいし、間欠的に駆動する構成でもよい。各仕分けコンベヤ4上に滞留している物品Mは、例えばオペレータの手作業にて透明合成樹脂製の包装パックや段ボール箱等の包装用容器にパッキング(箱詰め)される。
図1及び図4に示すように、搬送コンベヤ2は、その長手方向に沿って延びる左右一対の走行レール5を備えている。これら走行レール5上に、台車タイプの搬送ユニット3群が走行可能に配置されている。図示は省略するが、搬送コンベヤ2の長手両端部には、駆動スプロケットと従動スプロケットとがそれぞれ振り分けて配置されている。両スプロケットに巻き掛けられた無端チェンに、各搬送ユニット3が所定のピッチ間隔で連結されている。両スプロケット及び無端チェンの駆動によって、搬送ユニット3群は搬送コンベヤ2を循環移動する。実施形態の搬送ユニット3群は、搬送コンベヤ2の上部側で搬送方向Xに沿って移動する。なお、各搬送ユニット3の位置は、駆動スプロケットの駆動量を例えばロータリエンコーダ(図示省略)でカウントすることによって計測される。
図1〜図3に示すように、各搬送ユニット3は、搬送コンベヤ2中における所定の仕分け箇所(仕分けコンベヤ4との分岐箇所)にて、搬送方向Xと交差する仕分け方向Yに搬送ユニット3上の物品Mを送り出す仕分け機構としてのクロスベルトソータ10を備えている。実施形態のクロスベルトソータ10は、搬送ユニット3における一対のフレーム板11の間に設けられた倍移動機構12と、倍移動機構12に巻き掛けられたベルト体13とを有している。ベルト体13は搬送方向Xと交差する方向に周回動可能である。実施形態では仕分け方向Yが搬送方向Xと直交する関係にある。
図2に示すように、倍移動機構12は、ベルト体13を周回動させる上下のローラ対14,15の組合せからなるものである。上下のローラ対14,15はいずれも、搬送方向Xに沿って互いに平行状に延びている。上ローラ対14は仕分け方向Yに間隔を空けて配置され、一対のフレーム板11に回動可能に軸支されている。下ローラ対15は上ローラ対14の間で互いに近接して配置され、連結シュー16を介して回転可能に連結されている。連結シュー16は、仕分け方向Yに往復動してベルト体13を周回動させるものであり、その下面側に下向きに突出するガイドピン17が設けられている。
ベルト体13は帯状に形成されていて、その長手方向を仕分け方向Yに沿わせている。ベルト体13は両上ローラ対14に上方から巻き掛けられている。ベルト体13の長手方向一端側は、一方の上ローラ14から下ローラ対15の間を上から下に通り抜けて、前記一方の上ローラ14と同じ側にある下ローラ15に巻き掛けられ、それから、前記一方の上ローラ14と同じ側に引き出されてクロスベルトソータ10の底板に固定されている。ベルト体13の長手方向他端側は、他方の上ローラ14から下ローラ対15の間を上から下に通り抜けて、前記他方の上ローラ14と同じ側にある下ローラ15に巻き掛けられ、それから、前記他方の上ローラ14と同じ側に引き出されてクロスベルトソータ10の底板に固定されている。
図2(a)(b)から分かるように、連結シュー16を仕分け方向Yと逆方向に移動させると、下ローラ対15が動滑車の役割を果たして、上下のローラ対14,15を回転させながらベルト体13を滑り移動させる。ベルト体13の搬送側(上面側)は仕分け方向Yに移動する。ベルト体13の搬送側に物品Mが載置される。従って、ベルト体13の搬送側を仕分け方向Yに移動させることによって、ベルト体13上の物品Mは仕分けコンベヤ4に向けて搬出される。この場合、物品Mは、搬送方向Xと直交する(仕分け方向Yに沿って延びる)搬送姿勢で各ベルト体13上に載置される(図1及び図2等参照)。
上ローラ対14は定滑車の役割を担う一方、下ローラ対15は動滑車の役割を担っている。このため、ベルト体13搬送側の仕分け方向Yへの移動量Lに対して、連結シュー16及びガイドピン17は、その半分のL/2だけ仕分け方向Yと逆方向に移動すれば済む。すなわち、連結シュー16及びガイドピン17の移動量L/2に対して、ベルト体13搬送側の仕分け方向Yへの移動量Lが2倍になるから、仕分け方向Yに長い搬送姿勢で載置された各搬送ユニット3上の物品Mを、仕分けコンベヤ4に向けて確実且つスムーズに搬出できる。クロスベルトソータ10の内部には、ベルト体13の上面側を下方から支持する支持板18が配置されている。支持板18は、ベルト体13上の物品Mの重量を受け止めるためのものであり、一対のフレーム板11の内面側に固着されている。
図4に示すように、搬送コンベヤ2における一対の走行レール5の間のうち仕分けコンベヤ4寄りの箇所には、搬送方向Xに沿って延びる上向き開放の溝状経路21が設けられている。溝状経路21には、各搬送ユニット3のガイドピン17が上方から嵌り込む。各搬送ユニット3の搬送方向Xに沿った移動によって、ガイドピン17は搬送方向Xに案内される。他方、搬送コンベヤ2中の仕分け箇所には、搬送ユニット3の搬送方向Xに沿った移動によってガイドピン17を仕分け方向Yと逆方向に案内する誘導板22が配置されている。誘導板22は、平面視で搬送コンベヤ2の搬送下流側に行くに連れて仕分けコンベヤ4から離れる斜め方向に傾斜している。誘導板22における仕分けコンベヤ4寄りの一端部は、溝状経路21の適宜箇所に形成された連通隙間23に臨ませている。
連通隙間23の箇所には、電磁ソレノイド25の駆動にて上下回動可能な切換片24が配置されている。誘導板22の近傍には、駆動プーリ27及び従動プーリ28に巻き掛けられた補助ベルト26が配置されている。補助ベルト26において搬送コンベヤ2の搬送上流側の部分は、誘導板22における前記搬送上流側に面した平坦面に重なっている。駆動プーリ27に連結された駆動モータ29の駆動によって、補助ベルト26が周回動するように構成されている。実施形態の補助ベルト26は常時、図4の平面視で反時計回りに循環移動する。従って、補助ベルト26のうち誘導板22と重なる部位は、誘導板22に沿った斜め方向に移動する。
切換片24を上向き回動させた場合は、溝状経路21が切換片24にて遮断され、ガイドピン17は切換片24に突き当たる。そうすると、ガイドピン17は、搬送ユニット3の搬送方向Xに沿った移動と補助ベルト26の送り作用とによって、誘導板22に沿った斜め方向にスライド移動する。そして、ガイドピン17の斜め方向の移動に伴い、連結シュー16が仕分け方向Yと逆方向に移動し、ベルト体13の上面側が仕分け方向Yに移動する。その結果、ベルト体13上の物品Mが仕分けコンベヤ4に向けて送り出される。切換片24を下向き回動させた場合は、搬送ユニット3の搬送方向Xに沿った移動にて、ガイドピン17がそのまま溝状経路21に沿って進むことになる。溝状経路21、誘導板22、連通隙間23、切換片24及び補助ベルト26の組合せは、倍移動機構12(具体的にはガイドピン17)に対する案内手段20を構成している。
なお、搬送コンベヤ2における最上流の仕分け箇所よりも搬送上流側には、物品Mの等級を判定する判定手段30が配置されている。判定手段30は、仕分けの目的や物品Mの種類に応じて採用される。例えばサイズや形状で仕分ける場合は、光学センサや画像処理装置等を採用すればよく、品質で仕分ける場合は糖度計等を採用すればよい。また、図示は省略するが、搬送コンベヤ2における最下流の仕分け箇所よりも更に搬送下流側には、各搬送ユニット3のガイドピン17を溝状経路21の位置に戻す戻し誘導板が配置されている。なお、戻し誘導板の配置箇所は、搬送コンベヤ2において最上流の仕分け箇所より更に上流側であってもよい。
図1〜図3に示すように、各搬送ユニット3は、ベルト体13の搬送側を変形させて、物品Mがベルト体13上で搬送方向Xと平行な幅方向に転動するのを規制する転動規制体32を備えている。第1実施形態の転動規制体32は、搬送ユニット3の幅方向両側に位置するように支持板18上に取り付けられている。幅方向一方及び他方の転動規制体32はいずれも、複数個のブロックを飛び飛びの間隔で仕分け方向Yに一列状に並べた形態になっている。幅方向一方の転動規制体32(ブロック)の組と、幅方向他方の転動規制体32(ブロック)の組とによって、一対のベルト支持台が構成されている。
図3(b)に詳細に示すように、各転動規制体32(ブロック)は、幅方向中央側から離れるに連れてせり上がる傾斜面32aを有している。各傾斜面32aは、幅方向一方側と他方側とで向かい合わせになっている。各転動規制体32(ブロック)の傾斜面32aがベルト体13の搬送側に下方から当接している。このため、ベルト体13の搬送側は断面V字の形態に保持される。つまり、ベルト体13の搬送側は、断面V字の形態で、幅方向両側の転動規制体32間を通過する。図3(a)(b)に示すように、きゅうりのような長物の物品Mは、ベルト体13における搬送側の断面V字部分に、搬送方向Xと直交する(仕分け方向Yに沿って延びる)搬送姿勢で安定的に保持される。なお、転動規制体32は複数個のブロックにて構成するに限らず、仕分け方向Yに長い形態にしてもよい。また、転動規制体32の取り付け箇所は、支持板18だけでなく、例えばクロスベルトソータ10のフレーム板11の内面側でも差し支えない。
第1実施形態の構成によると、多数の搬送ユニット3を列状に並べて搬送する搬送コンベヤ2から、これの搬送方向Xと交差する仕分け方向Yに分岐した仕分けコンベヤ4に向けて、前記各搬送ユニット3上の物品Mを送り出す物品仕分装置1であって、前記各搬送ユニット3のベルト体13の搬送側を変形させて、物品Mが前記ベルト体13上で前記搬送方向Xと平行な幅方向に転動するのを規制する転動規制体32を備えているから、当該転動規制体32の存在によって、前記搬送コンベヤ2での搬送中に前記ベルト体13上の物品Mが幅方向に転がるのを防止できる。従って、前記物品Mが転動の勢いで隣の搬送ユニット3(クロスベルトソータ10)や隣の物品M等にぶつかって傷付いたりするおそれを抑制でき、転倒等によって傷み易い物品Mを安全に搬送し仕分けできるという効果を奏する。
また、前記転動規制体32は、前記各搬送ユニット3の前記幅方向両側に取り付けられており、前記ベルト体13の前記搬送側に下方から当接して、前記ベルト体13の前記搬送側を断面V字の形態に保持しているから、前記ベルト体13の前記搬送側の表面に緩衝体のようなものが存在しない。このため、仕分けコンベヤ4への乗り継ぎ部には、ベルト体13の厚みと仕分けコンベヤ4のベルト厚みとを考慮した隙間が空いていればよく、搬送ユニット3(クロスベルトソータ10)と仕分けコンベヤ4との間の隙間を最小限に抑えられる。従って、搬送ユニット3上(ベルト体13上)での物品Mの幅方向転動を的確に規制できるものでありながら、物品Mを仕分けコンベヤ4にスムーズに受け渡しできるという効果を奏する。
次に、図5及び図6を参照しながら、第2実施形態の物品仕分装置51について説明する。第2実施形態の物品仕分装置51は、トマト、ミカン、桃、梨又はメロンといった丸物の物品Mを、等級(品質)や階級(サイズ及び形状)に応じたグループ毎に仕分けるためのものである。第2実施形態では、クロスベルトソータ60のベルト体63が二分割されていて、二本一組で周回動するように構成されている。クロスベルトソータ60は倍移動機構12を備えておらず(下ローラ対15がなく)、ガイドピン67の移動量と各ベルト体63搬送側の仕分け方向Yへの移動量とが1:1の関係になっている。クロスベルトソータ60における一対のフレーム板11の内面側には支持板68が固着されている。各ベルト体63の上面側に、周回動時に物品Mを仕分け方向Yに押し出す押出し突起69が設けられている。
図5及び図6に示すように、第2実施形態の各搬送ユニット53も、ベルト体63の搬送側を変形させて、物品Mがベルト体63上で搬送方向Xと平行な幅方向に転動するのを規制する転動規制体72を備えている。第2実施形態の転動規制体72も、搬送ユニット53の幅方向両側に位置するように支持板68上に取り付けられている。幅方向一方及び他方の転動規制体72はいずれも、仕分け方向Yに沿って長く延びた形態になっている。幅方向一方の転動規制体72と幅方向他方の転動規制体72とによって、一対のベルト支持台が構成されている。なお、第2実施形態の転動規制体72は、ベルト体63の移動距離との関係で、仕分けコンベヤ54側に寄せて配置されている。
図6(a)(b)に詳細に示すように、各転動規制体72がベルト体63の搬送側に下方から当接している。具体的には、各転動規制体72の上端面がベルト体63における搬送側の幅方向中央部に下方から当接している。この場合、ベルト体63の搬送側は断面山形の形態に保持される。つまり、両ベルト体63の搬送側は、断面山形の形態で、それぞれに対応する転動規制体72上を通過する。図6(a)(b)に示すように、トマトのような丸物の物品Mは、両ベルト体63の搬送側(上面側)の間で安定的に保持される。図6(a)に示すように、通常は、同一の搬送ユニット53(クロスベルトソータ60)における両ベルト体63の搬送側の間に、物品Mを載置する。図6(b)に示すように、物品Mのサイズが比較的大きい場合は、隣り合う搬送ユニット53(クロスベルトソータ60)を近接配置していれば、隣り合う搬送ユニット53において隣接するベルト体63の搬送側の間に物品Mを載置することも可能である。隣り合う搬送ユニット53に跨って物品Mを載置でき、仕分け作業の効率化の一助にもなる。なお、転動規制体72の取り付け箇所は、支持板68だけでなく、例えばクロスベルトソータ60のフレーム板61の内面側でもよい。その他の構成は第1実施形態と同様である。
第2実施形態の構成によっても、前記転動規制体72の存在によって、前記搬送コンベヤ2での搬送中に前記ベルト体63上の物品Mが幅方向に転がるのを防止でき、第1実施形態と同様の効果を奏する。また、前記転動規制体72は、前記各搬送ユニット53の前記幅方向両側に取り付けられており、前記ベルト体63は前記搬送方向Xに二分割されており、前記各転動規制体72は、これに対応する前記ベルト体63における前記搬送側の前記幅方向中央部に下方から当接しているから、同一の搬送ユニット53における両ベルト体63の搬送側の間に、物品Mを載置したり、隣り合う搬送ユニット53における隣接したベルト体63の搬送側の間に、物品Mを載置したりして、物品Mの載置態様の多様化が可能になる。従って、仕分け作業の効率化の一助にもなる。
本願発明は、前述の実施形態に限らず、農産物以外の様々な種類の長物物品を搬送・仕分けする物品仕分装置として広く適用できる。長物物品の種類や大きさ等に応じて、仕分けコンベヤ4,54の幅寸法や誘導板22及び切換片24の個数等は適宜設定できる。その他、各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本願発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
M 物品
X 搬送方向
Y 仕分け方向
1,51 物品仕分装置
2 搬送コンベヤ
3,53 搬送ユニット
4,54 仕分けコンベヤ
10,60 クロスベルトソータ(仕分け機構)
12 倍移動機構
13,63 ベルト体
32,72 転動規制体

Claims (1)

  1. 多数の搬送ユニットを列状に並べて搬送する搬送コンベヤから、これの搬送方向と交差する仕分け方向に分岐した仕分けコンベヤに向けて、前記各搬送ユニット上の物品を送り出す物品仕分装置であって、
    前記各搬送ユニットのベルト体の搬送側を変形させて、物品が前記ベルト体上で前記搬送方向と平行な幅方向に転動するのを規制する転動規制体を備えており、
    前記転動規制体は、前記各搬送ユニットの前記幅方向両側に取り付けられており、前記ベルト体は前記搬送方向に並ぶように二分割されており、前記各転動規制体は、これに対応する前記ベルト体における前記搬送側の前記幅方向中央部に下方から当接しており、
    同一の前記搬送ユニットにおける両ベルト体の搬送側の間に物品を載置したり、隣り合う前記搬送ユニットにおいて隣接するベルト体の搬送側の間に跨って物品を載置したりすることが可能になっている、
    物品仕分装置。
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