JP3093333B2 - 洗浄方法及び装置 - Google Patents
洗浄方法及び装置Info
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- JP3093333B2 JP3093333B2 JP03163420A JP16342091A JP3093333B2 JP 3093333 B2 JP3093333 B2 JP 3093333B2 JP 03163420 A JP03163420 A JP 03163420A JP 16342091 A JP16342091 A JP 16342091A JP 3093333 B2 JP3093333 B2 JP 3093333B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フェライトコア等の被
洗浄物を効果的かつ迅速に洗浄するための洗浄方法及び
装置に係り、特に研摩加工等の処理を行った後の被洗浄
物を洗浄するのに好適な洗浄方法及び装置に関する。
洗浄物を効果的かつ迅速に洗浄するための洗浄方法及び
装置に係り、特に研摩加工等の処理を行った後の被洗浄
物を洗浄するのに好適な洗浄方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、研摩加工後のフェライトコア等の
被洗浄物を洗浄する場合、特願平1−202001号の
ように、水を用いたシャワー洗浄と超音波洗浄とを併用
した構成が知られており、洗浄後乾燥処理を行ってい
た。なお、洗浄する際の被洗浄物の移送や回収は、多数
個の被洗浄物をトレーやパレット等の搬送容器に載置し
て行っていた。
被洗浄物を洗浄する場合、特願平1−202001号の
ように、水を用いたシャワー洗浄と超音波洗浄とを併用
した構成が知られており、洗浄後乾燥処理を行ってい
た。なお、洗浄する際の被洗浄物の移送や回収は、多数
個の被洗浄物をトレーやパレット等の搬送容器に載置し
て行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の洗浄
方法及び装置において、超音波洗浄により被洗浄物を洗
浄する場合、超音波洗浄水槽に被洗浄物を移送して浸す
必要がある。この被洗浄物の超音波洗浄水槽への搬入搬
出機構が複雑で、被洗浄物移送に不具合が生じた場合や
超音波発生用発振器等に不具合が生じた場合にしばしば
運転が中断する欠点を有し、また超音波洗浄を行うにも
時間を要し洗浄所要時間が長い嫌いがある。また、洗浄
装置への被洗浄物の移送や回収におけるトレーやパレッ
ト等の搬送容器の使用は、その搬送容器への被洗浄物の
載置、回収手段が必要であり、手間がかかるとともに構
造が複雑化し、稼動率の維持のためメンテナンスの負担
が多くなる嫌いがあった。
方法及び装置において、超音波洗浄により被洗浄物を洗
浄する場合、超音波洗浄水槽に被洗浄物を移送して浸す
必要がある。この被洗浄物の超音波洗浄水槽への搬入搬
出機構が複雑で、被洗浄物移送に不具合が生じた場合や
超音波発生用発振器等に不具合が生じた場合にしばしば
運転が中断する欠点を有し、また超音波洗浄を行うにも
時間を要し洗浄所要時間が長い嫌いがある。また、洗浄
装置への被洗浄物の移送や回収におけるトレーやパレッ
ト等の搬送容器の使用は、その搬送容器への被洗浄物の
載置、回収手段が必要であり、手間がかかるとともに構
造が複雑化し、稼動率の維持のためメンテナンスの負担
が多くなる嫌いがあった。
【0004】本発明は、上記の点に鑑み、超音波洗浄に
よらない洗浄手段を用い、トレーやパレット等の搬送容
器が不要な移送手段を用いることで、構造、工程及び制
御を簡略化して洗浄所要時間の短縮を図るとともに、メ
ンテナンス性及び稼動率の向上を実現させて被洗浄物を
効果的かつ迅速に洗浄可能な洗浄方法及び装置を提供す
ることを目的とする。
よらない洗浄手段を用い、トレーやパレット等の搬送容
器が不要な移送手段を用いることで、構造、工程及び制
御を簡略化して洗浄所要時間の短縮を図るとともに、メ
ンテナンス性及び稼動率の向上を実現させて被洗浄物を
効果的かつ迅速に洗浄可能な洗浄方法及び装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の洗浄方法は、搬入用コンベアで搬送される
コ字状又は直方体状被洗浄物の上方からシャワー装置に
より水滴を降下させて被洗浄物の付着物を洗い流す荒洗
浄工程と、該荒洗浄工程の終了した被洗浄物を受け入れ
て各被洗浄物を所要間隔で分離する分離工程と、該分離
工程で所要間隔とされた被洗浄物を搬送装置で搬送しな
がら水又は温水の噴射により洗浄する洗浄工程と、前記
洗浄工程で洗浄された被洗浄物を前記搬送装置で搬送し
ながら被洗浄物に付着している水分を空気の吹き付けに
より除去する空気吹き付け工程と、該空気吹き付け工程
後に前記搬送装置で搬送しながら熱風により被洗浄物の
残留水分を完全に乾燥する熱風乾燥工程とを備え、前記
搬入用コンベア上では被洗浄物の長手方向を当該搬入用
コンベアの進行方向に垂直に向けた状態で隣合う被洗浄
物同士を密接させて搬送し、前記分離工程では被洗浄物
を水平面での円周状軌道で搬送するターンテーブルを用
い、前記搬入用コンベア終端から落下する被洗浄物を、
分離用ガイドにより前記ターンテーブルの周縁の載置面
上に直立状態でかつ長手方向が円周状軌道に沿うように
載置し、前記搬入用コンベアの搬送速度よりも前記ター
ンテーブルでの回転による搬送速度を速くして各被洗浄
物を分離し、誘導ガイドに沿わせて被洗浄物を前進させ
て被洗浄物の長手方向が進行方向と一致した向きとして
前記搬送装置に送出することを特徴としている。
に、本発明の洗浄方法は、搬入用コンベアで搬送される
コ字状又は直方体状被洗浄物の上方からシャワー装置に
より水滴を降下させて被洗浄物の付着物を洗い流す荒洗
浄工程と、該荒洗浄工程の終了した被洗浄物を受け入れ
て各被洗浄物を所要間隔で分離する分離工程と、該分離
工程で所要間隔とされた被洗浄物を搬送装置で搬送しな
がら水又は温水の噴射により洗浄する洗浄工程と、前記
洗浄工程で洗浄された被洗浄物を前記搬送装置で搬送し
ながら被洗浄物に付着している水分を空気の吹き付けに
より除去する空気吹き付け工程と、該空気吹き付け工程
後に前記搬送装置で搬送しながら熱風により被洗浄物の
残留水分を完全に乾燥する熱風乾燥工程とを備え、前記
搬入用コンベア上では被洗浄物の長手方向を当該搬入用
コンベアの進行方向に垂直に向けた状態で隣合う被洗浄
物同士を密接させて搬送し、前記分離工程では被洗浄物
を水平面での円周状軌道で搬送するターンテーブルを用
い、前記搬入用コンベア終端から落下する被洗浄物を、
分離用ガイドにより前記ターンテーブルの周縁の載置面
上に直立状態でかつ長手方向が円周状軌道に沿うように
載置し、前記搬入用コンベアの搬送速度よりも前記ター
ンテーブルでの回転による搬送速度を速くして各被洗浄
物を分離し、誘導ガイドに沿わせて被洗浄物を前進させ
て被洗浄物の長手方向が進行方向と一致した向きとして
前記搬送装置に送出することを特徴としている。
【0006】また、本発明の洗浄装置は、コ字状又は直
方体状被洗浄物を搬入する搬入用コンベアと、該搬入用
コンベアで搬送される被洗浄物の上方から水滴を降下さ
せて被洗浄物の付着物を洗い流すシャワー装置と、隣合
う被洗浄物間に所要間隔を設けて順次被洗浄物を送り出
す分離機構と、該分離機構から送出された被洗浄物を移
送する第1のコンベアと、該第1のコンベアの走行路に
沿わせて設けた水又は温水の噴射手段により被洗浄物を
洗浄する洗浄機構と、洗浄された被洗浄物を前記第1の
コンベアから受け入れて移送する第2のコンベアと、該
第2のコンベアの走行路に配置されていて被洗浄物を乾
燥させる熱風発生手段を有する乾燥炉と、該乾燥炉の手
前側に配置されて被洗浄物に付着している水分を空気の
吹き付けにより除去する空気吹き付け手段とを備え、前
記搬入用コンベアは被洗浄物の長手方向を当該搬入用コ
ンベアの進行方向に垂直に向けた状態で隣合う被洗浄物
同士を密接させて搬送するものであり、前記分離機構は
前記搬入用コンベアの終端より被洗浄物を受け入れて水
平面での円周状軌道で搬送するターンテーブルと、分離
用ガイドと、誘導ガイドとを有し、前記搬入用コンベア
終端から落下する被洗浄物を、前記分離用ガイドにより
前記ターンテーブルの周縁の載置面上に直立状態でかつ
長手方向が円周状軌道に沿うように載置し、前記搬入用
コンベアの搬送速度よりも前記ターンテーブルでの回転
による搬送速度を速くして各被洗浄物を分離し、前記誘
導ガイドに沿わせて被洗浄物を前進させて被洗浄物の長
手方向が進行方向と一致した向きとして前記第1のコン
ベアに送出することを特徴としている。
方体状被洗浄物を搬入する搬入用コンベアと、該搬入用
コンベアで搬送される被洗浄物の上方から水滴を降下さ
せて被洗浄物の付着物を洗い流すシャワー装置と、隣合
う被洗浄物間に所要間隔を設けて順次被洗浄物を送り出
す分離機構と、該分離機構から送出された被洗浄物を移
送する第1のコンベアと、該第1のコンベアの走行路に
沿わせて設けた水又は温水の噴射手段により被洗浄物を
洗浄する洗浄機構と、洗浄された被洗浄物を前記第1の
コンベアから受け入れて移送する第2のコンベアと、該
第2のコンベアの走行路に配置されていて被洗浄物を乾
燥させる熱風発生手段を有する乾燥炉と、該乾燥炉の手
前側に配置されて被洗浄物に付着している水分を空気の
吹き付けにより除去する空気吹き付け手段とを備え、前
記搬入用コンベアは被洗浄物の長手方向を当該搬入用コ
ンベアの進行方向に垂直に向けた状態で隣合う被洗浄物
同士を密接させて搬送するものであり、前記分離機構は
前記搬入用コンベアの終端より被洗浄物を受け入れて水
平面での円周状軌道で搬送するターンテーブルと、分離
用ガイドと、誘導ガイドとを有し、前記搬入用コンベア
終端から落下する被洗浄物を、前記分離用ガイドにより
前記ターンテーブルの周縁の載置面上に直立状態でかつ
長手方向が円周状軌道に沿うように載置し、前記搬入用
コンベアの搬送速度よりも前記ターンテーブルでの回転
による搬送速度を速くして各被洗浄物を分離し、前記誘
導ガイドに沿わせて被洗浄物を前進させて被洗浄物の長
手方向が進行方向と一致した向きとして前記第1のコン
ベアに送出することを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明においては、各被洗浄物は所要間隔で分
離されて搬送装置であるコンベアに載置搬送され、この
状態で水又は温水の噴射による洗浄を受けるので、従来
の超音波洗浄装置で被洗浄物を水槽に入れて洗浄する場
合に比べて、トレーやパレットなどの搬送容器が不要に
なり、様々な被洗浄物の形状に対応可能になるとともに
洗浄機構の構造や制御を簡略化できるので、洗浄作業を
容易に効率的に実行できる。また、機構が簡単になる結
果、従来の超音波洗浄の場合に必要であった各種センサ
を削減でき、搬送機構部分の不具合や超音波発生用発振
器等の不具合等に起因する運転停止を大幅に減じてメン
テナンス性を良好にすることができる。また、洗浄後の
被洗浄物に付着した水分のほとんどを予め空気の吹き付
けで除去し熱風乾燥を行うので、水滴が被洗浄物表面に
残存したことに起因するしみの発生を防止でき、洗浄所
要時間の短縮とともに乾燥時間の短縮が図れる。
離されて搬送装置であるコンベアに載置搬送され、この
状態で水又は温水の噴射による洗浄を受けるので、従来
の超音波洗浄装置で被洗浄物を水槽に入れて洗浄する場
合に比べて、トレーやパレットなどの搬送容器が不要に
なり、様々な被洗浄物の形状に対応可能になるとともに
洗浄機構の構造や制御を簡略化できるので、洗浄作業を
容易に効率的に実行できる。また、機構が簡単になる結
果、従来の超音波洗浄の場合に必要であった各種センサ
を削減でき、搬送機構部分の不具合や超音波発生用発振
器等の不具合等に起因する運転停止を大幅に減じてメン
テナンス性を良好にすることができる。また、洗浄後の
被洗浄物に付着した水分のほとんどを予め空気の吹き付
けで除去し熱風乾燥を行うので、水滴が被洗浄物表面に
残存したことに起因するしみの発生を防止でき、洗浄所
要時間の短縮とともに乾燥時間の短縮が図れる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る洗浄方法及び装置の実施
例を図面に従って説明する。
例を図面に従って説明する。
【0009】図1は実施例の洗浄工程図を示し、図2乃
至図10は装置の各機構部分を示している。
至図10は装置の各機構部分を示している。
【0010】図2、図4、図6及び図7において、搬入
用コンベア11は研摩加工後のコ字状(又は直方体状)
フェライトコア12を搬入してコア供給工程1を実行す
るものである。フェライトコア12は被洗浄物の一例で
ある。荒洗浄用シャワー装置13は、搬入用コンベア1
1で搬送されてくるフェライトコア12の上方から水滴
を降下させ、研摩加工時に生じた粉末または粉末の固ま
りの付着物を洗い流す荒洗浄工程2を実行するものであ
る。ローダーターンテーブル14及びこれに付随する機
構部分は、搬入用コンベア11の終端側に到来したフェ
ライトコア12を受け入れ、隣合うフェライトコア12
を所要間隔で分離して洗浄機構の搬送装置である第1の
コンベアに送出するコア分離工程3を実行する分離機構
を構成している。
用コンベア11は研摩加工後のコ字状(又は直方体状)
フェライトコア12を搬入してコア供給工程1を実行す
るものである。フェライトコア12は被洗浄物の一例で
ある。荒洗浄用シャワー装置13は、搬入用コンベア1
1で搬送されてくるフェライトコア12の上方から水滴
を降下させ、研摩加工時に生じた粉末または粉末の固ま
りの付着物を洗い流す荒洗浄工程2を実行するものであ
る。ローダーターンテーブル14及びこれに付随する機
構部分は、搬入用コンベア11の終端側に到来したフェ
ライトコア12を受け入れ、隣合うフェライトコア12
を所要間隔で分離して洗浄機構の搬送装置である第1の
コンベアに送出するコア分離工程3を実行する分離機構
を構成している。
【0011】前記搬入用コンベア11は、支持脚15で
支持されている支持フレーム16にコンベア両端の回転
軸が軸支されており、上側の載置面がターンテーブル1
4に向けて(矢印A方向に)進行する如く、終端の回転軸
が駆動用チェーン17を介してモーター18の駆動力を
受けるようになっている。前記モーター18は、荒洗浄
用シャワー装置13の水がかからないように支持フレー
ム16に一体のモーター支持フレーム19の上部に配設
されている。前記荒洗浄用シャワー装置13は、搬入用
コンベア11の搬送路に沿う上方に位置する如く、前記
モーター支持フレーム19の中間部に支持されている。
研摩加工後の複数個のフェライトコア12は、コア長手
方向を搬入用コンベア11の進行方向に垂直に向けた状
態で隣合うコア同士を密接させて搬送されている。
支持されている支持フレーム16にコンベア両端の回転
軸が軸支されており、上側の載置面がターンテーブル1
4に向けて(矢印A方向に)進行する如く、終端の回転軸
が駆動用チェーン17を介してモーター18の駆動力を
受けるようになっている。前記モーター18は、荒洗浄
用シャワー装置13の水がかからないように支持フレー
ム16に一体のモーター支持フレーム19の上部に配設
されている。前記荒洗浄用シャワー装置13は、搬入用
コンベア11の搬送路に沿う上方に位置する如く、前記
モーター支持フレーム19の中間部に支持されている。
研摩加工後の複数個のフェライトコア12は、コア長手
方向を搬入用コンベア11の進行方向に垂直に向けた状
態で隣合うコア同士を密接させて搬送されている。
【0012】前記ターンテーブル14は、載置するフェ
ライトコア12を安定に搬送するためにターンテーブル
支持基台30上に水平に配設され、ターンテーブル14
の中心に固着された回転軸20はその支持基台30に対
し回転自在に軸支されている。そして、回転軸20の上
部は駆動用チェーン21を介してモーター22の駆動力
を受け、これによりターンテーブル14が水平面内で矢
印B方向に連続回転するようになっている。ターンテー
ブル14周縁部には、図7に示すように、上側に外周リ
ブ23、下側に該外周リブ23より径が大きいフランジ
部24がそれぞれ形成され、両者の間には凹部25が形
成されている。前記フランジ部24の上面には緩衝用の
無反動ゴム26が貼り付けられており、このフランジ部
24の無反動ゴム面がフェライトコア12を載置するコ
ア載置面27となる。搬入用コンベア11終端近傍のタ
ーンテーブル14周縁上方には平板状の分離用ガイド2
8が固定的に設けられており、該ガイド平面が搬入用コ
ンベア11の進行方向と垂直かつターンテーブル14の
コア載置面27に対して垂直になる如く、分離用ガイド
28上部が支持されている。また、ターンテーブル14
周縁の搬送路途中にはフェライトコア12を次の洗浄機
構に送り出すための誘導ガイド29が設けられている。
該誘導ガイド29は底面のない平行板(又は平行ガイド
面を形成するブロック)で構成されており、次の洗浄機
構の搬送装置上に延長され、内周側ガイド板29Aの始
端側が前記外周リブ23とフランジ部24間の凹部25
に挿入されており、フェライトコア12を円滑に誘導す
るようになっている。なお、上記のターンテーブル1
4、分離用ガイド28及び誘導ガイド29などは分離機
構を構成しており、ターンテーブル支持基台30上に配
設されている。また、ターンテーブル14の外周部分全
体に無反動ゴムを設けてもよい。
ライトコア12を安定に搬送するためにターンテーブル
支持基台30上に水平に配設され、ターンテーブル14
の中心に固着された回転軸20はその支持基台30に対
し回転自在に軸支されている。そして、回転軸20の上
部は駆動用チェーン21を介してモーター22の駆動力
を受け、これによりターンテーブル14が水平面内で矢
印B方向に連続回転するようになっている。ターンテー
ブル14周縁部には、図7に示すように、上側に外周リ
ブ23、下側に該外周リブ23より径が大きいフランジ
部24がそれぞれ形成され、両者の間には凹部25が形
成されている。前記フランジ部24の上面には緩衝用の
無反動ゴム26が貼り付けられており、このフランジ部
24の無反動ゴム面がフェライトコア12を載置するコ
ア載置面27となる。搬入用コンベア11終端近傍のタ
ーンテーブル14周縁上方には平板状の分離用ガイド2
8が固定的に設けられており、該ガイド平面が搬入用コ
ンベア11の進行方向と垂直かつターンテーブル14の
コア載置面27に対して垂直になる如く、分離用ガイド
28上部が支持されている。また、ターンテーブル14
周縁の搬送路途中にはフェライトコア12を次の洗浄機
構に送り出すための誘導ガイド29が設けられている。
該誘導ガイド29は底面のない平行板(又は平行ガイド
面を形成するブロック)で構成されており、次の洗浄機
構の搬送装置上に延長され、内周側ガイド板29Aの始
端側が前記外周リブ23とフランジ部24間の凹部25
に挿入されており、フェライトコア12を円滑に誘導す
るようになっている。なお、上記のターンテーブル1
4、分離用ガイド28及び誘導ガイド29などは分離機
構を構成しており、ターンテーブル支持基台30上に配
設されている。また、ターンテーブル14の外周部分全
体に無反動ゴムを設けてもよい。
【0013】上記分離機構による隣合うフェライトコア
12に所要間隔を設ける分離動作は次のように行なわれ
る。図6及び図7のように、搬入用コンベア11上に直
立状態で密接載置された前記フェライトコア12は、搬
入用コンベア11終端側に到達して傾くと前記分離用ガ
イド28の前面にコア上端が接触して、コンベア終端の
回転進行に伴い分離用ガイド28に沿ってコア底面を下
に向けて落下し、ターンテーブル14周縁のコア載置面
27に着地し転倒することなく直立状態で載置される。
コア載置面27には、前記無反動ゴム26が貼り付けら
れているので、フェライトコア12の落下時のショック
は吸収される。前記コア載置面27に載置されたフェラ
イトコア12は、ターンテーブル14の回転に伴って円
周状の軌道に沿って移動する。ここで、フェライトコア
12が搬入用コンベア11で搬送されてくる速度よりも
ターンテーブル14の回転による搬送速度を大きくする
ことによって、図6のようにターンテーブル14上に載
置されているフェライトコア12の相互間隔を充分あけ
ることができる。そして、フェライトコア12は、誘導
ガイド29の平行板に沿って前進し、コア長手方向が進
行方向と一致した向きで次の洗浄機構の搬送装置上に載
置される。
12に所要間隔を設ける分離動作は次のように行なわれ
る。図6及び図7のように、搬入用コンベア11上に直
立状態で密接載置された前記フェライトコア12は、搬
入用コンベア11終端側に到達して傾くと前記分離用ガ
イド28の前面にコア上端が接触して、コンベア終端の
回転進行に伴い分離用ガイド28に沿ってコア底面を下
に向けて落下し、ターンテーブル14周縁のコア載置面
27に着地し転倒することなく直立状態で載置される。
コア載置面27には、前記無反動ゴム26が貼り付けら
れているので、フェライトコア12の落下時のショック
は吸収される。前記コア載置面27に載置されたフェラ
イトコア12は、ターンテーブル14の回転に伴って円
周状の軌道に沿って移動する。ここで、フェライトコア
12が搬入用コンベア11で搬送されてくる速度よりも
ターンテーブル14の回転による搬送速度を大きくする
ことによって、図6のようにターンテーブル14上に載
置されているフェライトコア12の相互間隔を充分あけ
ることができる。そして、フェライトコア12は、誘導
ガイド29の平行板に沿って前進し、コア長手方向が進
行方向と一致した向きで次の洗浄機構の搬送装置上に載
置される。
【0014】洗浄機構は図2及び図4に示すように、フ
ェライトコア12を搬送する搬送装置としての第1のコ
ンベアである洗浄用チェーンコンベア31、水洗浄工程
4を実行する水洗浄部32、及び温水洗浄工程5を実行
する温水洗浄部33で構成されている。
ェライトコア12を搬送する搬送装置としての第1のコ
ンベアである洗浄用チェーンコンベア31、水洗浄工程
4を実行する水洗浄部32、及び温水洗浄工程5を実行
する温水洗浄部33で構成されている。
【0015】前記洗浄用チェーンコンベア31は、コン
ベアフレーム34に軸支された一対のスプロケット35
A,35Bの間に金属製のチェーン36を張架したもの
であり、コア載置面となる上側走行面が矢印C方向に進
行するように、終端側のスプロケット35Bが駆動用チ
ェーン37を介してモーター38の駆動力を受けるよう
になっている。前記分離機構によって所要間隔で分離さ
れたフェライトコア12は、チェーンコンベア31の進
行方向(矢印C)に長手方向を一致させた状態で上側走行
面に載置されて搬送される。また、チェーンコンベア3
1の上側走行面が、載置されたフェライトコア12の重
さで弛まないように、コンベアフレーム34の下側に多
数のガイドローラー39を設け、図2の如くチェーン3
6の下側走行部分をガイドローラー39の上下に交互に
張架させることで、チェーン36のコア載置面である上
側走行面を水平に保っように走行させている。洗浄用チ
ェーンコンベア31の構造は図8に示すように、チェー
ン36の外周側に多数の金属製の丸棒40をチェーン3
6進行方向と垂直に等間隔で溶接などの手段で固着した
構成となっている。前記丸棒40は、フェライトコア1
2を脱落しないで安定に載置できるように、フェライト
コア長手方向の長さに対し複数個設けられている。
ベアフレーム34に軸支された一対のスプロケット35
A,35Bの間に金属製のチェーン36を張架したもの
であり、コア載置面となる上側走行面が矢印C方向に進
行するように、終端側のスプロケット35Bが駆動用チ
ェーン37を介してモーター38の駆動力を受けるよう
になっている。前記分離機構によって所要間隔で分離さ
れたフェライトコア12は、チェーンコンベア31の進
行方向(矢印C)に長手方向を一致させた状態で上側走行
面に載置されて搬送される。また、チェーンコンベア3
1の上側走行面が、載置されたフェライトコア12の重
さで弛まないように、コンベアフレーム34の下側に多
数のガイドローラー39を設け、図2の如くチェーン3
6の下側走行部分をガイドローラー39の上下に交互に
張架させることで、チェーン36のコア載置面である上
側走行面を水平に保っように走行させている。洗浄用チ
ェーンコンベア31の構造は図8に示すように、チェー
ン36の外周側に多数の金属製の丸棒40をチェーン3
6進行方向と垂直に等間隔で溶接などの手段で固着した
構成となっている。前記丸棒40は、フェライトコア1
2を脱落しないで安定に載置できるように、フェライト
コア長手方向の長さに対し複数個設けられている。
【0016】前記水洗浄部32は、水を用いてフェライ
トコア12を洗浄するもので、水を溜めておくための2
個の水槽41A,41Bと、水を噴射するための水噴射
装置42とを備えている。前記水槽41A,41Bは、
水槽筺体43に収納支持されており、洗浄時に水を水噴
射装置42に供給するもので片方ずつ交互に使用され
る。前記水噴射装置42は、内部を洗浄用チェーンコン
ベア31のコア載置面である上側走行面が通過するよう
になっており、コンベア31で搬送されてきたフェライ
トコア12に水を噴射して洗浄を行うもので、周囲を水
噴射装置筺体44で囲まれ、前記水槽筺体43の上に配
設されている。水噴射装置42では、前記洗浄用チェー
ンコンベア31のコア載置面が走行する上側走行路に沿
わせて上下左右に図8に示すような水噴射用のノズル4
5を多数個設けてあり、上下左右から洗浄用チェーンコ
ンベア31で搬送されてくるフェライトコア12に水を
噴射し、汚れを洗浄する。このように、フェライトコア
12は前記洗浄用チェーンコンベア31の複数の丸棒4
0上に載置されているので、該丸棒40以外の障害がな
く上下左右からコア12に向けて水を噴射させることが
できる。洗浄により一方の水槽41Aの水が無くなると
他方の水槽41Bの水を使用し、その間に空の水槽にき
れいな水を供給しておく。なお、洗浄後の汚れた水は前
記水噴射装置筺体44底面に設けられている樋で回収さ
れ、再利用するための清浄装置に送られる。清浄装置は
遠心分離等の手段で、使用後の洗浄水から汚れを除去し
た後、再び空き状態の水槽41A又は41Bに供給する
ものである。
トコア12を洗浄するもので、水を溜めておくための2
個の水槽41A,41Bと、水を噴射するための水噴射
装置42とを備えている。前記水槽41A,41Bは、
水槽筺体43に収納支持されており、洗浄時に水を水噴
射装置42に供給するもので片方ずつ交互に使用され
る。前記水噴射装置42は、内部を洗浄用チェーンコン
ベア31のコア載置面である上側走行面が通過するよう
になっており、コンベア31で搬送されてきたフェライ
トコア12に水を噴射して洗浄を行うもので、周囲を水
噴射装置筺体44で囲まれ、前記水槽筺体43の上に配
設されている。水噴射装置42では、前記洗浄用チェー
ンコンベア31のコア載置面が走行する上側走行路に沿
わせて上下左右に図8に示すような水噴射用のノズル4
5を多数個設けてあり、上下左右から洗浄用チェーンコ
ンベア31で搬送されてくるフェライトコア12に水を
噴射し、汚れを洗浄する。このように、フェライトコア
12は前記洗浄用チェーンコンベア31の複数の丸棒4
0上に載置されているので、該丸棒40以外の障害がな
く上下左右からコア12に向けて水を噴射させることが
できる。洗浄により一方の水槽41Aの水が無くなると
他方の水槽41Bの水を使用し、その間に空の水槽にき
れいな水を供給しておく。なお、洗浄後の汚れた水は前
記水噴射装置筺体44底面に設けられている樋で回収さ
れ、再利用するための清浄装置に送られる。清浄装置は
遠心分離等の手段で、使用後の洗浄水から汚れを除去し
た後、再び空き状態の水槽41A又は41Bに供給する
ものである。
【0017】前記温水洗浄部33は、温水を用いてフェ
ライトコア12を洗浄するもので、温水を溜めておくた
めの2個の温水槽46A,46Bと、温水を噴射するた
めの温水噴射装置47とを備え、前記水洗浄部32と同
様に構成されており、水の代わりに50℃程度の温水を
用いて前記水洗浄部32で洗浄されたフェライトコア1
2の最終的な洗浄を行うものである。温水槽46A,4
6Bは、温水槽筺体48に収納支持されており、洗浄時
に片方ずつ交互に使用して温水を温水噴射装置47に供
給する。前記温水噴射装置47は、内部を洗浄用チェー
ンコンベア31のコア載置面である上側走行面が前記水
洗浄部32から連続して通過するようになっており、コ
ンベア31で搬送されてきたフェライトコア12に温水
を噴射して洗浄を行うもので、周囲を温水噴射装置筺体
49で囲まれ、前記温水槽筺体48の上に配設されてい
る。温水噴射装置47は、前記水噴射装置42と同様の
構造で、洗浄用チェーンコンベア31に搬送されてくる
フェライトコア12に温水噴射用のノズルで上下左右か
ら温水を噴射して、汚れを完全に洗浄する。洗浄後の汚
れた温水は、前記水洗浄部32と同様に回収され再利用
される。
ライトコア12を洗浄するもので、温水を溜めておくた
めの2個の温水槽46A,46Bと、温水を噴射するた
めの温水噴射装置47とを備え、前記水洗浄部32と同
様に構成されており、水の代わりに50℃程度の温水を
用いて前記水洗浄部32で洗浄されたフェライトコア1
2の最終的な洗浄を行うものである。温水槽46A,4
6Bは、温水槽筺体48に収納支持されており、洗浄時
に片方ずつ交互に使用して温水を温水噴射装置47に供
給する。前記温水噴射装置47は、内部を洗浄用チェー
ンコンベア31のコア載置面である上側走行面が前記水
洗浄部32から連続して通過するようになっており、コ
ンベア31で搬送されてきたフェライトコア12に温水
を噴射して洗浄を行うもので、周囲を温水噴射装置筺体
49で囲まれ、前記温水槽筺体48の上に配設されてい
る。温水噴射装置47は、前記水噴射装置42と同様の
構造で、洗浄用チェーンコンベア31に搬送されてくる
フェライトコア12に温水噴射用のノズルで上下左右か
ら温水を噴射して、汚れを完全に洗浄する。洗浄後の汚
れた温水は、前記水洗浄部32と同様に回収され再利用
される。
【0018】図2乃至図5に示すように、上記の温水洗
浄部33から出てきたフェライトコア12は、洗浄用チ
ェーンコンベア31から第2のコンベアである乾燥用チ
ェーンコンベア50に移載され、コア12に付着してい
る水分を空気の吹き付けにより除去する空気吹き付け工
程6が行なわれて、次の熱風発生手段を有する乾燥炉5
1に搬送され、該乾燥炉51において熱風乾燥工程7が
実行される。
浄部33から出てきたフェライトコア12は、洗浄用チ
ェーンコンベア31から第2のコンベアである乾燥用チ
ェーンコンベア50に移載され、コア12に付着してい
る水分を空気の吹き付けにより除去する空気吹き付け工
程6が行なわれて、次の熱風発生手段を有する乾燥炉5
1に搬送され、該乾燥炉51において熱風乾燥工程7が
実行される。
【0019】前記乾燥用チェーンコンベア50は、前記
洗浄用チェーンコンベア31と同様の構造であり、コン
ベアフレーム52に軸支された一対のスプロケット53
A,53Bの間に金属製のチェーン54を張架したもの
であり、コア載置面となる上側走行面が矢印D方向に進
行するように、終端側のスプロケット53Bが駆動用チ
ェーン55を介してモーター56の駆動力を受けるよう
になっている。また、フェライトコア12を載置するチ
ェーンコンベア50の上側走行面の弛緩防止のため、コ
ンベアフレーム52の下側に多数のガイドローラー57
を設け、図3の如くチェーン54の下側走行部分をガイ
ドローラー57の上下に交互に張架させることで、チェ
ーン54のコア載置面である上側走行面を水平に保っよ
うに走行させている。前記洗浄用チェーンコンベア31
の終端側と乾燥用チェーンコンベア50の始端側とは、
図4の如く平行に近接配置してあり、搬送されてきたフ
ェライトコア12を洗浄用チェーンコンベア31から乾
燥用チェーンコンベア50に移載するための移載ガイド
58が両コンベア間を斜めに接続する如く設けられてい
る。該移載ガイド58は底のない平行板で構成されてお
り、洗浄用チェーンコンベア31上のフェライトコア1
2をガイドに沿わせて進行させ、乾燥用チェーンコンベ
ア50上に移載しながらコア長手方向を進行方向(矢印
D)に一致させて搬送させる。
洗浄用チェーンコンベア31と同様の構造であり、コン
ベアフレーム52に軸支された一対のスプロケット53
A,53Bの間に金属製のチェーン54を張架したもの
であり、コア載置面となる上側走行面が矢印D方向に進
行するように、終端側のスプロケット53Bが駆動用チ
ェーン55を介してモーター56の駆動力を受けるよう
になっている。また、フェライトコア12を載置するチ
ェーンコンベア50の上側走行面の弛緩防止のため、コ
ンベアフレーム52の下側に多数のガイドローラー57
を設け、図3の如くチェーン54の下側走行部分をガイ
ドローラー57の上下に交互に張架させることで、チェ
ーン54のコア載置面である上側走行面を水平に保っよ
うに走行させている。前記洗浄用チェーンコンベア31
の終端側と乾燥用チェーンコンベア50の始端側とは、
図4の如く平行に近接配置してあり、搬送されてきたフ
ェライトコア12を洗浄用チェーンコンベア31から乾
燥用チェーンコンベア50に移載するための移載ガイド
58が両コンベア間を斜めに接続する如く設けられてい
る。該移載ガイド58は底のない平行板で構成されてお
り、洗浄用チェーンコンベア31上のフェライトコア1
2をガイドに沿わせて進行させ、乾燥用チェーンコンベ
ア50上に移載しながらコア長手方向を進行方向(矢印
D)に一致させて搬送させる。
【0020】前記空気吹き付け工程6は、乾燥炉51を
支持する乾燥炉支持フレーム59に配設されているブロ
アー60と、乾燥炉51手前側の2つのチェーンコンベ
ア31,50のコア走行路に沿って配設されている空気
吹き付け手段としての空気吹き付け装置61を備えてい
る。ここでは、前記ブロアー60から供給された空気流
を、前記空気吹き付け装置61を介し、移載ガイド58
が配設されているコア走行路の上方及び下方から移動中
のフェライトコア12に吹き付け、前記洗浄機構の温水
洗浄部33で付着した水分を風圧で除去する。これによ
り、温水洗浄工程5直後でコア12に付着している水分
は温水だから蒸発が早くほとんど除去可能であり、乾燥
時にしみがつかないように処理できる。
支持する乾燥炉支持フレーム59に配設されているブロ
アー60と、乾燥炉51手前側の2つのチェーンコンベ
ア31,50のコア走行路に沿って配設されている空気
吹き付け手段としての空気吹き付け装置61を備えてい
る。ここでは、前記ブロアー60から供給された空気流
を、前記空気吹き付け装置61を介し、移載ガイド58
が配設されているコア走行路の上方及び下方から移動中
のフェライトコア12に吹き付け、前記洗浄機構の温水
洗浄部33で付着した水分を風圧で除去する。これによ
り、温水洗浄工程5直後でコア12に付着している水分
は温水だから蒸発が早くほとんど除去可能であり、乾燥
時にしみがつかないように処理できる。
【0021】前記熱風乾燥工程7は、前記乾燥炉支持フ
レーム59に支持されている前記乾燥炉51と、熱風発
生手段としての熱風発生機62を備えている。前記乾燥
炉51は前記乾燥用チェーンコンベア50の走行路を囲
むように形成されており、炉内は熱風発生機62から供
給される100℃程度の熱風により高温になっている。
乾燥用チェーンコンベア50で搬送されてきたフェライ
トコア12は、乾燥炉51内を通過することで、上記空
気吹き付け工程6で除去できなかった残留水分が蒸発に
より完全に除去される。
レーム59に支持されている前記乾燥炉51と、熱風発
生手段としての熱風発生機62を備えている。前記乾燥
炉51は前記乾燥用チェーンコンベア50の走行路を囲
むように形成されており、炉内は熱風発生機62から供
給される100℃程度の熱風により高温になっている。
乾燥用チェーンコンベア50で搬送されてきたフェライ
トコア12は、乾燥炉51内を通過することで、上記空
気吹き付け工程6で除去できなかった残留水分が蒸発に
より完全に除去される。
【0022】図3、図5、図9及び図10において、コ
ア整列工程8について説明する。該コア整列工程8の整
列機構は、乾燥用チェーンコンベア50からフェライト
コア12を受け入れるアンローダーターンテーブル63
と、該ターンテーブル63のコア載置面へフェライトコ
ア12を誘導する整列ガイド64と、コア12を取出用
コンベア65に対面する位置にて停止させるストッパー
66と、コア整列機67とを備えている。
ア整列工程8について説明する。該コア整列工程8の整
列機構は、乾燥用チェーンコンベア50からフェライト
コア12を受け入れるアンローダーターンテーブル63
と、該ターンテーブル63のコア載置面へフェライトコ
ア12を誘導する整列ガイド64と、コア12を取出用
コンベア65に対面する位置にて停止させるストッパー
66と、コア整列機67とを備えている。
【0023】前記アンローダーターンテーブル63は、
前記ローダーターンテーブル14と同様の構造であり、
載置するコア12を安定に搬送するためにターンテーブ
ル支持基台79上に水平に配置され、ターンテーブル6
3の中心に固着された回転軸68はその支持基台79に
対し回転自在に軸支されている。そして、回転軸68の
上部は駆動用チェーン69を介してモーター70の駆動
力を受け、これによりターンテーブル63が水平面内で
矢印E方向に連続回転するようになっている。ターンテ
ーブル63の周縁部には、図10に示すように、上側に
外周リブ71、下側に該外周リブ71より径が大きいフ
ランジ部72がそれぞれ形成され、両者の間には凹部7
3が形成されており、前記フランジ部72上面がコア載
置面74になる。前記整列ガイド64は、底の無い平行
板(又は平行ガイド面を構成するブロック)で構成さ
れ、フェライトコア12を乾燥用チェーンコンベア50
終端側からターンテーブル63のコア載置面74まで誘
導するように設けられている。前記コア整列機67は、
図10のように略コ字状の二股にわかれた先端構造を有
するプッシャー75と、該プッシャー75を連結一体化
して所定動作を行う支持アーム76と、該支持アーム7
6を駆動する駆動部77から成る。前記プッシャー75
は、二股間の凹部80に前記ターンテーブル63の外周
リブ71が通過可能になっており、ターンテーブル63
とは接触しないように設けられている。コア整列機67
は、支持アーム76と一体化されたプッシャー75の先
端が図9の軌跡Hを描く如く、駆動部77によりカム等
の手段で作動される。前記取出用コンベア65に近接し
て対面する位置にフェライトコア12を停止させるため
に前記フランジ部72上方に、前記プッシャ側の凹部8
0が通過可能な厚みで形成された前記ストッパー66が
配設されている。該ストッパー66は、コア長手方向を
取出用コンベア65の進行方向と垂直に整列するため、
コア12を進行してくる方の端面で停止させるように設
けられている。該ストッパー66には、コア12を停止
させる端面側にそのコア12の有無を光電センサー等の
手段で検出するコア検出センサー78が内設されてい
る。なお、上記の整列機構を構成しているターンテーブ
ル63、ストッパー66及びコア整列機67などは、タ
ーンテーブル支持基台79上に配設されている。また、
前記取出用コンベア65は、図9の如くターンテーブル
63近傍に配設されており、コア12を載置する上面が
矢印Fの方向に進行する。なお、ターンテーブル63の
外周部分全体に緩衝用ゴムを設けてもよい。
前記ローダーターンテーブル14と同様の構造であり、
載置するコア12を安定に搬送するためにターンテーブ
ル支持基台79上に水平に配置され、ターンテーブル6
3の中心に固着された回転軸68はその支持基台79に
対し回転自在に軸支されている。そして、回転軸68の
上部は駆動用チェーン69を介してモーター70の駆動
力を受け、これによりターンテーブル63が水平面内で
矢印E方向に連続回転するようになっている。ターンテ
ーブル63の周縁部には、図10に示すように、上側に
外周リブ71、下側に該外周リブ71より径が大きいフ
ランジ部72がそれぞれ形成され、両者の間には凹部7
3が形成されており、前記フランジ部72上面がコア載
置面74になる。前記整列ガイド64は、底の無い平行
板(又は平行ガイド面を構成するブロック)で構成さ
れ、フェライトコア12を乾燥用チェーンコンベア50
終端側からターンテーブル63のコア載置面74まで誘
導するように設けられている。前記コア整列機67は、
図10のように略コ字状の二股にわかれた先端構造を有
するプッシャー75と、該プッシャー75を連結一体化
して所定動作を行う支持アーム76と、該支持アーム7
6を駆動する駆動部77から成る。前記プッシャー75
は、二股間の凹部80に前記ターンテーブル63の外周
リブ71が通過可能になっており、ターンテーブル63
とは接触しないように設けられている。コア整列機67
は、支持アーム76と一体化されたプッシャー75の先
端が図9の軌跡Hを描く如く、駆動部77によりカム等
の手段で作動される。前記取出用コンベア65に近接し
て対面する位置にフェライトコア12を停止させるため
に前記フランジ部72上方に、前記プッシャ側の凹部8
0が通過可能な厚みで形成された前記ストッパー66が
配設されている。該ストッパー66は、コア長手方向を
取出用コンベア65の進行方向と垂直に整列するため、
コア12を進行してくる方の端面で停止させるように設
けられている。該ストッパー66には、コア12を停止
させる端面側にそのコア12の有無を光電センサー等の
手段で検出するコア検出センサー78が内設されてい
る。なお、上記の整列機構を構成しているターンテーブ
ル63、ストッパー66及びコア整列機67などは、タ
ーンテーブル支持基台79上に配設されている。また、
前記取出用コンベア65は、図9の如くターンテーブル
63近傍に配設されており、コア12を載置する上面が
矢印Fの方向に進行する。なお、ターンテーブル63の
外周部分全体に緩衝用ゴムを設けてもよい。
【0024】上記コア整列工程8の整列動作は次のよう
に行なわれる。乾燥炉51を通過して乾燥用チェーンコ
ンベア50にて搬送されてきたフェライトコア12は、
コンベア50終端側の整列ガイド64に沿ってターンテ
ーブル63のコア載置面74に移載され、円周状の軌道
に沿って移動する。そして、取出用コンベア65に対面
する位置でコア12の進行側の端面がストッパー66に
当接し、コア12は停止する。コア検出センサー78で
コア12の存在が検出されると、コア整列機67が作動
する。すなわち、コア整列機67のプッシャー75は、
図9のように凹部80に外周リブ71が入り込んだ状態
でコア12の長手方向と平行状態で待機しており、コア
検出によりプッシャー75先端が軌跡Hの矢印aの如く
移動し、ストッパー66で停止しているコア12を取出
用コンベア65のコア載置面上に押し出してコンベア6
5に移す。このとき、コア12はストッパー66で停止
していた状態のように、コア長手方向を取出用コンベア
65の進行方向(矢印F)に対して垂直に向けて載置され
る。コア整列機67のプッシャー75は、コア12を押
し出した後、先端が矢印b、矢印c、矢印dの軌跡の順に
動き、元の待機位置に戻る。以上のプッシャー75の一
連の動作をコア12がストッパー66で停止し、コア検
出センサー78で検出するたびに繰り返す。なお、この
一連の動作時にプッシャー75がターンテーブル63や
ストッパー66に接触することはない。
に行なわれる。乾燥炉51を通過して乾燥用チェーンコ
ンベア50にて搬送されてきたフェライトコア12は、
コンベア50終端側の整列ガイド64に沿ってターンテ
ーブル63のコア載置面74に移載され、円周状の軌道
に沿って移動する。そして、取出用コンベア65に対面
する位置でコア12の進行側の端面がストッパー66に
当接し、コア12は停止する。コア検出センサー78で
コア12の存在が検出されると、コア整列機67が作動
する。すなわち、コア整列機67のプッシャー75は、
図9のように凹部80に外周リブ71が入り込んだ状態
でコア12の長手方向と平行状態で待機しており、コア
検出によりプッシャー75先端が軌跡Hの矢印aの如く
移動し、ストッパー66で停止しているコア12を取出
用コンベア65のコア載置面上に押し出してコンベア6
5に移す。このとき、コア12はストッパー66で停止
していた状態のように、コア長手方向を取出用コンベア
65の進行方向(矢印F)に対して垂直に向けて載置され
る。コア整列機67のプッシャー75は、コア12を押
し出した後、先端が矢印b、矢印c、矢印dの軌跡の順に
動き、元の待機位置に戻る。以上のプッシャー75の一
連の動作をコア12がストッパー66で停止し、コア検
出センサー78で検出するたびに繰り返す。なお、この
一連の動作時にプッシャー75がターンテーブル63や
ストッパー66に接触することはない。
【0025】次に上記実施例の全体的動作について説明
する。
する。
【0026】コア供給工程1で供給された被洗浄物の一
例である研摩加工後の複数個のコ字状フェライトコア1
2は、コア長手方向を進行方向と垂直に向けて隣合うコ
アを密接した状態で搬入用コンベア11上に載置され、
搬送中に荒洗浄シャワー装置13のシャワー(水滴降
下)により荒洗浄工程2が実行される。荒洗浄後のフェ
ライトコア12は、コア分離工程3を実行するためにロ
ーダーターンテーブル14や分離用ガイド28などで構
成される分離機構に送られ、そこで1個ずつ順次ターン
テーブル14のコア載置面27(フランジ部24上面)に
直立状態で載置され、隣合うコア12間に所要間隔を設
けられる。そのまま、ターンテーブル14の搬送軌道か
ら誘導ガイド29に沿って進行し、コア長手方向を進行
方向と一致させた状態で第1のコンベアである洗浄用チ
ェーンコンベア31上に移載される。
例である研摩加工後の複数個のコ字状フェライトコア1
2は、コア長手方向を進行方向と垂直に向けて隣合うコ
アを密接した状態で搬入用コンベア11上に載置され、
搬送中に荒洗浄シャワー装置13のシャワー(水滴降
下)により荒洗浄工程2が実行される。荒洗浄後のフェ
ライトコア12は、コア分離工程3を実行するためにロ
ーダーターンテーブル14や分離用ガイド28などで構
成される分離機構に送られ、そこで1個ずつ順次ターン
テーブル14のコア載置面27(フランジ部24上面)に
直立状態で載置され、隣合うコア12間に所要間隔を設
けられる。そのまま、ターンテーブル14の搬送軌道か
ら誘導ガイド29に沿って進行し、コア長手方向を進行
方向と一致させた状態で第1のコンベアである洗浄用チ
ェーンコンベア31上に移載される。
【0027】コア分離工程3を経て隣合うコア間に所要
間隔を付与されたフェライトコア12は、順次洗浄用チ
ェーンコンベア31に搬送されて洗浄機構に送られる。
このとき、隣合うコア間に所要間隔が設けられている状
態は保たれている(この状態は熱風乾燥工程7終了まで
保たれる。)。洗浄機構では、搬送途中において水洗浄
部32で水を用いる水洗浄工程4、温水洗浄部33で温
水を用いる温水洗浄工程5が順次実行される。チェーン
コンベア31上の各フェライトコア12は、水噴射装置
42と温水噴射装置47により、上下左右からそれぞれ
水と温水の噴射を受けて粉末等の汚れを全て洗い流さ
れ、チェーンコンベア31の終端側に達する。 前記洗
浄用チェーンコンベア31の終端側に達した洗浄後の各
フェライトコア12は、移載ガイド58によって乾燥用
チェーンコンベア50上の始端側に移載される。この
際、空気吹き付け装置61の上下からの空気吹き付けに
よりコア12に付着している水分を除去され、空気吹き
付け工程6が実行される。
間隔を付与されたフェライトコア12は、順次洗浄用チ
ェーンコンベア31に搬送されて洗浄機構に送られる。
このとき、隣合うコア間に所要間隔が設けられている状
態は保たれている(この状態は熱風乾燥工程7終了まで
保たれる。)。洗浄機構では、搬送途中において水洗浄
部32で水を用いる水洗浄工程4、温水洗浄部33で温
水を用いる温水洗浄工程5が順次実行される。チェーン
コンベア31上の各フェライトコア12は、水噴射装置
42と温水噴射装置47により、上下左右からそれぞれ
水と温水の噴射を受けて粉末等の汚れを全て洗い流さ
れ、チェーンコンベア31の終端側に達する。 前記洗
浄用チェーンコンベア31の終端側に達した洗浄後の各
フェライトコア12は、移載ガイド58によって乾燥用
チェーンコンベア50上の始端側に移載される。この
際、空気吹き付け装置61の上下からの空気吹き付けに
よりコア12に付着している水分を除去され、空気吹き
付け工程6が実行される。
【0028】空気吹き付け工程6終了後の各フェライト
コア12は、熱風乾燥工程7を実行するため乾燥用チェ
ーンコンベア50で乾燥炉51内を搬送され、乾燥炉5
1内の100°C程度の熱風によりコアの残留水分を完
全に乾燥除去されて、チェーンコンベア50終端側に達
する。
コア12は、熱風乾燥工程7を実行するため乾燥用チェ
ーンコンベア50で乾燥炉51内を搬送され、乾燥炉5
1内の100°C程度の熱風によりコアの残留水分を完
全に乾燥除去されて、チェーンコンベア50終端側に達
する。
【0029】熱風乾燥工程7終了後の各フェライトコア
12は、コア整列工程8を実行するために整列ガイド6
4、アンローダーターンテーブル63及びコア整列機6
7などで構成されている整列機構に送られ、順次整列さ
れて取出用コンベア65に載置される。各フェライトコ
ア12は、乾燥用チェーンコンベア50の終端側で整列
ガイド64に沿ってターンテーブル63のコア載置面7
4(フランジ部72上面)に移載され、ストッパー66と
コア整列機67によりコア長手方向を取出用コンベア6
5の進行方向に垂直に向けた状態で、順次取出用コンベ
ア65上に移載される。取出用コンベア65に載置され
たフェライトコア12は製品として取り出される。
12は、コア整列工程8を実行するために整列ガイド6
4、アンローダーターンテーブル63及びコア整列機6
7などで構成されている整列機構に送られ、順次整列さ
れて取出用コンベア65に載置される。各フェライトコ
ア12は、乾燥用チェーンコンベア50の終端側で整列
ガイド64に沿ってターンテーブル63のコア載置面7
4(フランジ部72上面)に移載され、ストッパー66と
コア整列機67によりコア長手方向を取出用コンベア6
5の進行方向に垂直に向けた状態で、順次取出用コンベ
ア65上に移載される。取出用コンベア65に載置され
たフェライトコア12は製品として取り出される。
【0030】なお、上記実施例では、コ字状フェライト
コアを洗浄する場合を例にとって説明したが、形状及び
材質の異なる他の被洗浄物にも本発明は適用できる。ま
た、各チェーンコンベアの代わりにメッシュベルトを用
いたコンベアを使用することができる。
コアを洗浄する場合を例にとって説明したが、形状及び
材質の異なる他の被洗浄物にも本発明は適用できる。ま
た、各チェーンコンベアの代わりにメッシュベルトを用
いたコンベアを使用することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の洗浄方法
及び装置によれば、コ字状又は直方体状被洗浄物の付着
物をシャワーで洗い流す荒洗浄の後、被洗浄物の長手方
向が進行方向と一致した向きとして各被洗浄物を所要間
隔で分離し、その分離状態でコンベアで搬送しながら、
上下左右等から水又は温水を噴射して被洗浄物の洗浄を
行うので、従来の超音波洗浄装置で被洗浄物を水槽に入
れて洗浄する場合に比べて、トレーやパレットなどの搬
送容器が不要になり、様々な被洗浄物の形状に対応可能
である。また、洗浄機構及び搬送機構の構造、工程及び
制御を簡略化したことによって洗浄所要時間の短縮と、
メンテナンス性及び稼動率の向上が図れるので、洗浄作
業を容易に効率的に実行できる。また、洗浄後の被洗浄
物に付着した水分のほとんどを予め空気の吹き付けで除
去し熱風乾燥を行うので、水滴が被洗浄物表面に残存し
たことに起因するしみの発生を防止でき、洗浄所要時間
の短縮とともに乾燥時間の短縮が図れる。
及び装置によれば、コ字状又は直方体状被洗浄物の付着
物をシャワーで洗い流す荒洗浄の後、被洗浄物の長手方
向が進行方向と一致した向きとして各被洗浄物を所要間
隔で分離し、その分離状態でコンベアで搬送しながら、
上下左右等から水又は温水を噴射して被洗浄物の洗浄を
行うので、従来の超音波洗浄装置で被洗浄物を水槽に入
れて洗浄する場合に比べて、トレーやパレットなどの搬
送容器が不要になり、様々な被洗浄物の形状に対応可能
である。また、洗浄機構及び搬送機構の構造、工程及び
制御を簡略化したことによって洗浄所要時間の短縮と、
メンテナンス性及び稼動率の向上が図れるので、洗浄作
業を容易に効率的に実行できる。また、洗浄後の被洗浄
物に付着した水分のほとんどを予め空気の吹き付けで除
去し熱風乾燥を行うので、水滴が被洗浄物表面に残存し
たことに起因するしみの発生を防止でき、洗浄所要時間
の短縮とともに乾燥時間の短縮が図れる。
【図1】本発明に係る洗浄方法及び装置の実施例を示す
工程図である。
工程図である。
【図2】同実施例における右半分正面図である。
【図3】同左半分正面図である。
【図4】同右半分平面図である。
【図5】同左半分平面図である。
【図6】コア分離工程を示す要部平面図である。
【図7】同要部断面図である。
【図8】水または温水洗浄工程におけるチェーンコンベ
ア及びノズル配置を示す部分拡大平面図である。
ア及びノズル配置を示す部分拡大平面図である。
【図9】コア整列工程を示す要部平面図である。
【図10】同要部側面図である。
1 コア供給工程 2 荒洗浄工程 3 コア分離工程 4 水洗浄工程 5 温水洗浄工程 6 空気吹き付け工程 7 熱風乾燥工程 8 コア整列工程 12 コ字状フェライトコア 11 搬入用コンベア 13 荒洗浄用シャワー装置 14 ローダーターンテーブル 31 洗浄用チェーンコンベア 32 水洗浄部 33 温水洗浄部 50 乾燥用チェーンコンベア 51 乾燥炉 58 移載ガイド 61 空気吹き付け装置 63 アンローダーターンテーブル 67 コア整列機
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−114918(JP,A) 実開 平1−163489(JP,U) 実開 昭63−102696(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B08B 3/00 - 3/14
Claims (2)
- 【請求項1】 搬入用コンベアで搬送されるコ字状又は
直方体状被洗浄物の上方からシャワー装置により水滴を
降下させて被洗浄物の付着物を洗い流す荒洗浄工程と、
該荒洗浄工程の終了した被洗浄物を受け入れて各被洗浄
物を所要間隔で分離する分離工程と、該分離工程で所要
間隔とされた被洗浄物を搬送装置で搬送しながら水又は
温水の噴射により洗浄する洗浄工程と、前記洗浄工程で
洗浄された被洗浄物を前記搬送装置で搬送しながら被洗
浄物に付着している水分を空気の吹き付けにより除去す
る空気吹き付け工程と、該空気吹き付け工程後に前記搬
送装置で搬送しながら熱風により被洗浄物の残留水分を
完全に乾燥する熱風乾燥工程とを備え、前記搬入用コンベア上では被洗浄物の長手方向を当該搬
入用コンベアの進行方向に垂直に向けた状態で隣合う被
洗浄物同士を密接させて搬送し、 前記分離工程では被洗浄物を水平面での円周状軌道で搬
送するターンテーブルを用い、前記搬入用コンベア終端
から落下する被洗浄物を、分離用ガイドにより前記ター
ンテーブルの周縁の載置面上に直立状態でかつ長手方向
が円周状軌道に沿うように載置し、前記搬入用コンベア
の搬送速度よりも前記ターンテーブルでの回転による搬
送速度を速くして各被洗浄物を分離し、誘導ガイドに沿
わせて被洗浄物を前進させて被洗浄物の長手方向が進行
方向と一致した向きとして前記搬送装置に送出すること
を特徴とする洗浄方法。 - 【請求項2】 コ字状又は直方体状被洗浄物を搬入する
搬入用コンベアと、該搬入用コンベアで搬送される被洗
浄物の上方から水滴を降下させて被洗浄物の付着物を洗
い流すシャワー装置と、隣合う被洗浄物間に所要間隔を
設けて順次被洗浄物を送り出す分離機構と、該分離機構
から送出された被洗浄物を移送する第1のコンベアと、
該第1のコンベアの走行路に沿わせて設けた水又は温水
の噴射手段により被洗浄物を洗浄する洗浄機構と、洗浄
された被洗浄物を前記第1のコンベアから受け入れて移
送する第2のコンベアと、該第2のコンベアの走行路に
配置されていて被洗浄物を乾燥させる熱風発生手段を有
する乾燥炉と、該乾燥炉の手前側に配置されて被洗浄物
に付着している水分を空気の吹き付けにより除去する空
気吹き付け手段とを備え、前記搬入用コンベアは被洗浄物の長手方向を当該搬入用
コンベアの進行方向に垂直に向けた状態で隣合う被洗浄
物同士を密接させて搬送するものであり、 前記分離機構は前記搬入用コンベアの終端より被洗浄物
を受け入れて水平面での円周状軌道で搬送するターンテ
ーブルと、分離用ガイドと、誘導ガイドとを有し、前記
搬入用コンベア終端から落下する被洗浄物を、前記分離
用ガイドにより前記ターンテーブルの周縁の載置面上に
直立状態でかつ長手方向が円周状軌道に沿うように載置
し、前記搬入用コンベアの搬送速度よりも前記ターンテ
ーブルでの回転による搬送速度を速くして各被洗浄物を
分離し、前記誘導ガイドに沿わせて被洗浄物を前進させ
て被洗浄物の長手方向が進行方向と一致した向きとして
前記第1のコンベアに送出することを特徴とする洗浄装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03163420A JP3093333B2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 洗浄方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03163420A JP3093333B2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 洗浄方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04363187A JPH04363187A (ja) | 1992-12-16 |
JP3093333B2 true JP3093333B2 (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=15773564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03163420A Expired - Fee Related JP3093333B2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 洗浄方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3093333B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102962219B (zh) * | 2012-11-16 | 2014-11-05 | 东方电气(广州)重型机器有限公司 | 一种大直径多孔盘类零件的清洗装置 |
CN104588363A (zh) * | 2015-01-28 | 2015-05-06 | 横店集团东磁股份有限公司 | 一种铁氧体清洗烘干设备及其实现方法 |
-
1991
- 1991-06-10 JP JP03163420A patent/JP3093333B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04363187A (ja) | 1992-12-16 |
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