JP2003070991A - 遊技機及び遊技機の遊技演出制御方法 - Google Patents

遊技機及び遊技機の遊技演出制御方法

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JP2003070991A JP2001265739A JP2001265739A JP2003070991A JP 2003070991 A JP2003070991 A JP 2003070991A JP 2001265739 A JP2001265739 A JP 2001265739A JP 2001265739 A JP2001265739 A JP 2001265739A JP 2003070991 A JP2003070991 A JP 2003070991A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別な高性能ハードウェアを用いずに、遊技
状態の変化を明確に強調演出することができる遊技機及
び遊技機の遊技演出制御方法を得ること。 【解決手段】 通常遊技状態から強調演出状態へ移行す
るタイミング(T1)の直前のタイミング(t1)におい
て、通常レベル値P1に設定されている出力レベル(音
量/光量)を所定時間の間(Δt)ゼロに設定した後、
特別レベル値P2に設定する。また、強調演出状態から
通常遊技状態へ移行するタイミング(T2)の直前のタ
イミング(t2)において、特別レベル値P2に設定され
ている出力レベルを所定時間の間(Δt)ゼロに設定し
た後、通常レベル値P1に設定する。従って、遊技状態
が通常遊技状態と強調演出状態との間で変化する際に、
スピーカ及び遊技盤状態表示灯の出力レベルは、通常レ
ベル値P1と特別レベル値P2とのレベル差よりも大きい
ΔP分の落差で変化することになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の出力レベル
許容範囲を有し、遊技の進行に伴って随時変化する各遊
技状態を演出するために、少なくとも視覚的或いは聴覚
的な演出効果をもたらす遊技演出動作を、予め前記出力
レベル許容範囲内で設定された出力レベルで実行する遊
技演出装置を備え、当該遊技演出装置の出力レベルを前
記遊技状態の変化に応じて可変に設定することにより前
記遊技状態の変化を演出する遊技機及びその遊技演出制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
遊技機、特にパチンコ機は、その遊技盤面上に設けられ
た始動入賞口に入賞したパチンコ球を検出することで抽
選がなされ、この抽選の結果、当たりとなると(当たり
状態)、同じく遊技盤面上に設けられた大入賞口が所定
時間(例えば、30秒)、所定回数(例えば、16回)
開放され、パチンコ球の入賞率が高い状態、すなわち遊
技者に有利な状態とする機能を有している。
【0003】このようなパチンコ機では、一般に、上記
の抽選結果等に応じて随時変化する遊技状態を多様に演
出するための遊技演出装置が各種設けられている。
【0004】この遊技演出装置としては、例えば、遊技
盤面上に設けられ、上記の抽選結果の当たり/はずれに
対応させて予め定めた複数の図柄の組み合わせを所定の
変動パターン(例えば、抽選結果が当たりであることを
予告するリーチ変動パターン等)を含ませて表示するこ
とにより上記抽選結果を遊技者に報知する特別図柄変動
表示装置が主のものとして知られているが、さらに、遊
技機本体を形成する筐体の周縁部に設けられ、遊技状態
に応じて点消灯制御がなされるLED等の各種表示灯
(ランプ)や、同じく遊技状態に応じて所定の効果音等
の音声出力制御がなされるスピーカ等がよく知られてい
る。
【0005】上記のスピーカ及びランプによる遊技演出
としては、例えば、遊技状態が通常(通常遊技状態)で
ある場合には、スピーカによる所定の音量での効果音出
力動作及びランプによる所定の光量での点消灯動作を行
うことによって遊技機自体を遊技者にアピールするデモ
ンストレーション演出等を実行し、また、遊技状態が上
記のリーチ変動パターンの表示時や当たり状態(以下、
まとめて、強調演出状態という)である場合には、通常
遊技状態における音量/光量を基準値として、その基準
値よりも音量/光量を増大させることによって通常遊技
状態よりも華やかに遊技演出することで遊技性を向上さ
せたり、遊技者に対して大当たりの期待度を高めること
が一般に行われている。
【0006】すなわち、具体的には、スピーカ及びラン
プの出力レベル(音量/光量)は、例えば、図7に示す
ように、通常遊技状態における遊技演出では、通常レベ
ル値P1(上記基準値に対応する。)に設定され、強調
演出状態における遊技演出では、通常レベル値P1より
もΔP0分大きい値である特別レベル値P2に設定され
る。このことにより、スピーカ及びランプの出力レベル
は、遊技状態が通常遊技状態から強調演出状態へ移行す
る際には、通常レベル値P1から特別レベル値P2へΔP
0分増大し、一方、遊技状態が強調演出状態から通常遊
技状態へ移行する際には、特別レベル値P2から通常レ
ベル値P1へΔP0分減少することになる。これによっ
て、強調演出状態では、通常遊技状態よりも遊技者に与
える印象が強い遊技演出を行うことができ、さらに、通
常レベル値P1と特別レベル値P2とのレベル差(Δ
0)が大きいほど、遊技状態の変化をより強調するこ
とができる。また、より効果的な演出によって従来機種
との差別化を図るために、通常遊技状態における出力レ
ベルである通常レベル値P1を従来機種の場合よりも大
きい値に設定可能であることが好ましい。
【0007】しかしながら、上述の従来技術において、
スピーカ及びランプにおける設定可能な出力レベルは、
各ハードウェア上の出力レベル許容レンジ内に限られる
ために、特別レベル値P2としては、図7に示すよう
に、出力レベル許容レンジ上限値(L)未満の値を設定
しなければならず、また、設定されている通常レベル値
1が大きい値であるほど、特別レベル値P2として設定
可能な値は限定されることになる。このことにより、通
常遊技状態と強調演出状態との違いを強調するために、
通常レベル値P1と特別レベル値P2とのレベル差(ΔP
0)として十分な値を設定することが困難であることが
ある。また、他方で、特別レベル値P2を基準値とし
て、レベル差(ΔP0)を十分に確保するように通常レ
ベル値P1を設定する場合に、通常遊技状態において十
分な演出効果を有する程度の出力レベル値を設定するこ
とが困難であることがある。
【0008】また、一方で、通常レベル値P1と特別レ
ベル値P2とのレベル差(ΔP0)として十分な値を確保
可能である高性能ハードウェアを採用することも可能で
あるが、この場合には製造コスト高を招くことになる。
【0009】本発明は、上記の問題点を解決すべく成さ
れたもので、特別な高性能ハードウェアを用いずに、遊
技状態の変化を明確に強調演出することができる遊技機
及び遊技機の遊技演出制御方法を得ることを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、所定の出力レベル許容範囲を有し、遊技の進行に伴
って随時変化する各遊技状態を演出するために、少なく
とも視覚的或いは聴覚的な演出効果をもたらす遊技演出
動作を、予め前記出力レベル許容範囲内で設定された出
力レベルで実行する遊技演出装置を備え、当該遊技演出
装置の出力レベルを前記遊技状態の変化に応じて可変に
設定することにより前記遊技状態の変化を演出する遊技
機であって、通常遊技状態を演出する遊技演出動作の実
行時には、前記出力レベル許容範囲内で予め定めた通常
レベル値を前記遊技演出装置の出力レベルに設定すると
共に、前記通常遊技状態とは異なる特別遊技状態を演出
する遊技演出動作の実行時には、前記出力レベル許容範
囲内でありかつ前記通常レベル値よりも大きい特別レベ
ル値を前記遊技演出装置の出力レベルに設定する出力レ
ベル設定手段と、前記通常遊技状態と前記特別遊技状態
との間で遊技状態が変化する際に、前記特別遊技状態の
開始直前及び終了直前の少なくとも一方のタイミングに
おいて、前記出力レベル設定手段で設定する前記遊技演
出装置の出力レベルを、所定時間の間、通常レベル値未
満まで低下させる出力レベル制御手段と、を有してい
る。
【0011】請求項1に記載の発明によれば、所定の出
力レベル許容範囲を有する遊技演出装置の出力レベル設
定において、出力レベル設定手段は、通常遊技状態を演
出する遊技演出動作の実行時には、前記出力レベル許容
範囲内で予め定めた通常レベル値を遊技演出装置の出力
レベルに設定すると共に、通常遊技状態とは異なる特別
遊技状態(例えば、リーチ演出状態や当たり状態)を演
出する遊技演出動作の実行時には、前記出力レベル許容
範囲内でありかつ通常レベル値よりも大きい特別レベル
値を遊技演出装置の出力レベルに設定する。このことに
より、通常遊技状態と特別遊技状態とを明確に区別して
認識できる遊技演出を行うことができる。また、この場
合、通常レベル値と特別レベル値との差が大きいほど好
ましい。そこで、出力レベル制御手段は、通常遊技状態
と特別遊技状態との間で遊技状態が変化する際に、特別
遊技状態の開始直前及び終了直前の少なくとも一方のタ
イミングにおいて、出力レベル設定手段で設定する遊技
演出装置の出力レベルを、所定時間の間、通常レベル値
未満まで低下させる。すなわち、例えば、この出力レベ
ル制御手段は、遊技状態が通常遊技状態から特別遊技状
態へ変化する際に、既に通常レベル値に設定されている
遊技演出装置の出力レベルを、特別遊技状態の開始直前
のタイミングにおいて、所定時間の間、通常レベル値未
満まで低下させる。そして、所定時間経過後、遊技演出
装置の出力レベルを上げて特別レベル値に設定する。こ
のことにより、通常遊技状態と特別遊技状態との間で遊
技状態が変化する場合における遊技演出装置の出力レベ
ルの変化を、通常レベル値と特別レベル値とのレベル差
よりも大きい落差に設定することができるので、遊技状
態の変化を明確に強調した演出を行うことができる。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記出力レベル設定手段は、少なくと
も、視覚的な演出効果をもたらす遊技演出動作の実行時
における前記遊技演出装置の出力レベルを設定する第1
の設定手段と、聴覚的な演出効果をもたらす遊技演出動
作の実行時における前記遊技演出装置の出力レベルを設
定する第2の設定手段と、からなることを特徴としてい
る。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、出力レベ
ル設定手段において、少なくとも、第1の設定手段は、
視覚的な演出効果をもたらす遊技演出動作の実行時にお
ける遊技演出装置の出力レベルを設定し、第2の設定手
段は、聴覚的な演出効果をもたらす遊技演出動作の実行
時における前記遊技演出装置の出力レベルを設定する。
このように、視覚的な演出効果をもたらす遊技演出動作
の実行時における前記遊技演出装置の出力レベルと、聴
覚的な演出効果をもたらす遊技演出動作の実行時におけ
る前記遊技演出装置の出力レベルとが個別に設定される
ことで、視覚的効果及び聴覚的効果を所望に組み合わせ
た演出効果をもたらす遊技演出動作を実行でき、趣向性
の高い遊技演出を行うことができる。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、前記出力レベル制御手段は、前
記通常遊技状態と前記特別遊技状態との間で遊技状態が
変化する際に、前記特別遊技状態の開始直前及び終了直
前の少なくとも一方のタイミングにおいて、前記出力レ
ベル設定手段で設定する前記遊技演出装置の出力レベル
を、所定時間の間、ゼロにすることを特徴としている。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、出力レベ
ル制御手段は、通常遊技状態と特別遊技状態との間で遊
技状態が変化する際に、特別遊技状態の開始直前及び終
了直前の少なくとも一方のタイミングにおいて、出力レ
ベル設定手段で設定する遊技演出装置の出力レベルを、
所定時間の間、ゼロにする。すなわち、例えば、この出
力レベル制御手段は、遊技状態が通常遊技状態から特別
遊技状態へ変化する際に、既に通常レベル値に設定され
ている遊技演出装置の出力レベルを、特別遊技状態の開
始直前のタイミングにおいて、所定時間の間、ゼロに設
定する(すなわち、遊技演出装置から出力はオフとな
る。)。そして、所定時間経過後、遊技演出装置の出力
レベルを上げて特別レベル値に設定する。このことによ
り、遊技演出装置の出力レベルの変化を、遊技演出装置
が有する出力レベル許容範囲内で可能な最大限の落差で
設定することができ、出力レベル許容範囲の制約にあま
り影響されずに、出力レベル許容範囲内で所望の出力レ
ベル値を有効に利用することができる。さらに、出力レ
ベル値を一旦ゼロにすることで、消費電力量を抑制する
効果も得ることができる。
【0016】請求項4に記載の発明は、所定の出力レベ
ル許容範囲を有し、遊技の進行に伴って随時変化する各
遊技状態を演出するために、少なくとも視覚的或いは聴
覚的な演出効果をもたらす遊技演出動作を、予め前記出
力レベル許容範囲内で設定された出力レベルで実行する
遊技演出装置を備え、当該遊技演出装置の出力レベルを
前記遊技状態の変化に応じて可変に設定することにより
前記遊技状態の変化を演出する遊技機の遊技演出制御方
法であって、通常遊技状態を演出する遊技演出動作の実
行時には、前記出力レベル許容範囲内で予め定めた通常
レベル値を前記遊技演出装置の出力レベルに設定すると
共に、前記通常遊技状態とは異なる特別遊技状態を演出
する遊技演出動作の実行時には、前記出力レベル許容範
囲内でありかつ前記通常レベル値よりも大きい特別レベ
ル値を前記遊技演出装置の出力レベルに設定し、前記通
常遊技状態と前記特別遊技状態との間で遊技状態が変化
する際に、前記特別遊技状態の開始直前及び終了直前の
少なくとも一方のタイミングにおいて、前記出力レベル
設定手段で設定する前記遊技演出装置の出力レベルを、
所定時間の間、通常レベル値未満まで低下させる、こと
を特徴としている。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、所定の出
力レベル許容範囲を有する遊技演出装置の出力レベル設
定において、通常遊技状態を演出する遊技演出動作の実
行時には、前記出力レベル許容範囲内で予め定めた通常
レベル値を遊技演出装置の出力レベルに設定すると共
に、通常遊技状態とは異なる特別遊技状態(例えば、リ
ーチ演出状態や当たり状態)を演出する遊技演出動作の
実行時には、前記出力レベル許容範囲内でありかつ通常
レベル値よりも大きい特別レベル値を遊技演出装置の出
力レベルに設定する。このことにより、通常遊技状態と
特別遊技状態とを明確に区別して認識できる遊技演出を
行うことができる。また、この場合、通常レベル値と特
別レベル値との差が大きいほど好ましい。そこで、通常
遊技状態と特別遊技状態との間で遊技状態が変化する際
に、特別遊技状態の開始直前及び終了直前の少なくとも
一方のタイミングにおいて、遊技演出装置の出力レベル
を、所定時間の間、通常レベル値未満まで低下させる。
すなわち、例えば、遊技状態が通常遊技状態から特別遊
技状態へ変化する際に、既に通常レベル値に設定されて
いる遊技演出装置の出力レベルを、特別遊技状態の開始
直前のタイミングにおいて、所定時間の間、通常レベル
値未満まで低下させる。そして、所定時間経過後、遊技
演出装置の出力レベルを上げて特別レベル値に設定す
る。このことにより、通常遊技状態と特別遊技状態との
間で遊技状態が変化する場合における遊技演出装置の出
力レベルの変化を、通常レベル値と特別レベル値とのレ
ベル差よりも大きい落差に設定することができるので、
遊技状態の変化を明確に強調した演出を行うことができ
る。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、少なくとも、視覚的な演出効果をもた
らす遊技演出動作の実行時における前記遊技演出装置の
出力レベルと、聴覚的な演出効果をもたらす遊技演出動
作の実行時における前記遊技演出装置の出力レベルと
は、個別に設定されることを特徴としている。
【0019】請求項5に記載の発明によれば、少なくと
も、視覚的な演出効果をもたらす遊技演出動作の実行時
における前記遊技演出装置の出力レベルと、聴覚的な演
出効果をもたらす遊技演出動作の実行時における前記遊
技演出装置の出力レベルとが個別に設定されることで、
視覚的効果及び聴覚的効果を所望に組み合わせた演出効
果をもたらす遊技演出動作を実行でき、趣向性の高い遊
技演出を行うことができる。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項4又は5
に記載の発明において、前記通常遊技状態と前記特別遊
技状態との間で遊技状態が変化する際に、前記特別遊技
状態の開始直前及び終了直前の少なくとも一方のタイミ
ングにおいて、前記遊技演出装置の出力レベルを、所定
時間の間、ゼロにすることを特徴としている。
【0021】請求項6に記載の発明によれば、通常遊技
状態と特別遊技状態との間で遊技状態が変化する際に、
特別遊技状態の開始直前及び終了直前の少なくとも一方
のタイミングにおいて、遊技演出装置の出力レベルを、
所定時間の間、ゼロにする。すなわち、例えば、遊技状
態が通常遊技状態から特別遊技状態へ変化する際に、既
に通常レベル値に設定されている遊技演出装置の出力レ
ベルを、特別遊技状態の開始直前のタイミングにおい
て、所定時間の間、ゼロに設定する(すなわち、遊技演
出装置から出力はオフとなる。)。そして、所定時間経
過後、遊技演出装置の出力レベルを上げて特別レベル値
に設定する。このことにより、遊技演出装置の出力レベ
ルの変化を、遊技演出装置が有する出力レベル許容範囲
内で可能な最大限の落差で設定することができ、出力レ
ベル許容範囲の制約にあまり影響されずに、出力レベル
許容範囲内で所望の出力レベル値を有効に利用すること
ができる。さらに、出力レベル値を一旦ゼロにすること
で、消費電力量を抑制する効果も得ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0023】図1には、本実施の形態に係るパチンコ機
110が示されている。このパチンコ機110は、矩形
の枠体113でその外形が構成されており、店側のベー
ス面115に支持されている。また、枠体113には、
装飾版113A、スピーカ162、キーシリンダ113
B等が配設されている。
【0024】枠体113の内側正面には、透明ガラス板
110Aがガラス枠110Bに嵌め込まれた状態で配設
されている。この透明ガラス板110Aで仕切られた内
側領域には、遊技盤111が配設されている。また、こ
の遊技盤111における円弧状のレール112で囲まれ
た領域が遊技領域であるゲージ部114とされている。
【0025】図2に示される如く、ゲージ部114に
は、全面に渡って複数の釘116が打ち込まれ、レール
112を通って打ち出されたパチンコ球がこの釘116
に当たって跳ねたり、釘116によって形成される案内
路に案内されながら、落下していくようになっている。
また、釘116の他、ゲージ部114に向かって左右対
称の位置には、風車118が取り付けられており、パチ
ンコ球を予期しない方向へ方向転換させるようになって
いる。
【0026】さらに、ゲージ部114には複数の位置に
入賞口120が設けられ、この入賞口120にパチンコ
球が入ることにより、所定数のパチンコ球が遊技者に払
い出されるようになっている。
【0027】このようなゲージ部114は、ほぼ左右対
称系とされており、この中央部には特別図柄変動装置と
しての電動役物ユニット122が配置され、その表示部
124が露出されている。この表示部124の下方には
電動役物ユニット122を始動するための特別図柄始動
入賞口126が設けられている。
【0028】特別図柄始動入賞口126のさらに下方に
は、大入賞口128が配置され、この大入賞口128を
開閉する開閉部材129は、前記電動役物ユニット12
2での所謂当たりの表示状態で所定時間開放され、大量
のパチンコ球を入賞させることができる構成となってい
る。
【0029】なお、この特別図柄始動入賞口126に入
賞したパチンコ球は、最大4球分保留され、電動役物ユ
ニット122による抽選結果の案内が終了した時点で、
保留された分が消化されるようになっている。
【0030】また、ゲージ部114には、普通図柄始動
入賞口130が設けられており、この普通図柄始動入賞
口130にパチンコ球が入賞すると、図示しない普通図
柄表示部の表示が変動し、所定の当たり数字になると、
前記特別図柄始動入賞口126に設けられた可動部とし
ての電動チューリップ134が所定時間開放するように
なっている。この電動チューリップ134の開放によ
り、特別図柄始動入賞口126への入賞の確率が物理的
に高まることになる。
【0031】図1に示されるが如く、上記ゲージ部11
4の下部、すなわち、透明ガラス板110Aの下部は、
パネル140とされ、その上部パネル140Aには上皿
141が設けられ、下部パネル140Bには、発射装置
の操作部としてのハンドル136と、上皿141から落
下するパチンコ球を受ける下皿138とが設けられてい
る。なお、下部パネル140Bには、灰皿143も設け
られている。
【0032】ハンドル136は、前記パネル140の内
部から突出された回転軸に取付けられており、この回転
軸を中心に回転可能とされている。すなわち、遊技者が
このハンドル136を把持して回転することで、発射装
置が稼動すると共に、前記ハンドル136の回転角度に
基づいて発射強度が設定されるようになっている。な
お、この回転には、復帰付勢力が付与されており、遊技
者が手を離すと自動的にもとの回転位置に戻る構造とな
っている。
【0033】図3には、パチンコ機110を制御するた
めの制御系の概略が示されている。制御系は、主制御基
板150を中心として、払出制御基板152、音声制御
基板154、ランプ制御基板156、発射制御基板15
8、図柄表示制御基板160等、機能毎に分類され(な
お、以下これらを総称する場合、副制御基板151とい
う。)、相互に接続されている。
【0034】なお、主制御基板150並びに副制御基板
151は、管理制御基板206を介してパチンコ店側の
ホールコンピュータ208に接続することにより、パチ
ンコ機の稼動状況を管理することも可能となっている。
【0035】払出制御基板152は、パチンコ球の払出
し数を制御するものであり、発射制御基板158は、遊
技者によるパチンコ球の発射を制御するものである。
【0036】音声制御基板154は、パチンコ機110
に設けられたスピーカ162からの効果音等の出力を制
御するものであり、主制御基板150から伝達される、
スピーカ162の音量を設定するための音量設定情報等
の各種設定情報を含む所定の音声制御信号に基づいて、
音声出力がなされるようになっている。
【0037】ランプ制御基板156は、パチンコ機11
0に取り付けられた電飾部材(遊技盤状態表示灯)16
4の点消灯動作を制御するものであり、主制御基板15
0から伝達される、遊技盤状態表示灯164の点灯時の
光量を設定する光量設定情報等の各種設定情報を含む所
定のランプ制御信号に基づいて、点灯制御がなされるよ
うになっている。また、ランプ制御基板156では、図
示しない特別図柄保留ランプ及び普通図柄保留ランプ等
の点灯・消灯制御が行われるようになっている。
【0038】なお、本実施の形態では、通常遊技状態の
遊技演出動作時におけるスピーカ162の音量レベル値
(通常音量レベル値)と遊技盤状態表示灯164の点灯
時の光量レベル値(通常光量レベル値)、及び上述した
リーチ変動パターン表示演出時や当たり状態等の強調演
出時におけるスピーカ162の音量レベル値(強調音量
レベル値)と遊技盤状態表示灯164の点灯時の光量レ
ベル値(強調光量レベル値)を、音声制御基板154及
びランプ制御基板156を構成する各種IC等のハード
ウェアが有する許容信号レベル範囲内の値に予め定めて
いる。また、通常演出時と強調演出時との差を明確にす
るために、強調音量レベル値及び強調光量レベル値は、
それぞれ通常音量レベル値及び通常光量レベル値よりも
大きい値に定めている。
【0039】主制御基板150は、通常演出時には、音
声制御基板154に対して、スピーカ162の音量を通
常音量レベル値に設定する音量設定情報を含む音声制御
信号を伝達すると共に、ランプ制御基板156に対し
て、遊技盤状態表示灯164の点灯時の光量を通常光量
レベル値に設定する光量設定情報を含むランプ制御信号
を伝達するようになっている。また、強調演出時につい
ても同様に、主制御基板150は、音声制御基板154
に対して、スピーカ162の音量を強調音量レベル値に
設定する音量設定情報を含む音声制御信号を伝達すると
共に、ランプ制御基板156に対して、遊技盤状態表示
灯164の点灯時の光量を強調光量レベル値に設定する
光量設定情報を含むランプ制御信号を伝達するようにな
っている。
【0040】また、前記音声制御基板154は、遊技状
態が通常遊技状態と強調演出状態との間で移行する際
に、上記の音声制御信号に含まれる音量設定情報を設定
変更するための音量出力レベル制御部154Aを含んで
構成されている。
【0041】この音量出力レベル制御部154Aは、例
えば、通常遊技状態から強調演出状態へ移行する際に、
強調演出状態が開始されるタイミング直前の所定時間の
間、音声制御信号に含まれる音量設定情報として設定さ
れている通常音量レベル値をレベル値ゼロに設定変更
し、さらに所定時間経過後、音声制御信号に含まれる音
量設定情報として、上記強調音量レベル値を再設定する
ようになっており、同様に、強調演出状態から通常遊技
状態へ移行する際にも、強調演出状態が終了されるタイ
ミング直前の所定時間の間、音声制御信号に含まれる音
量設定情報として設定されている強調音量レベル値をレ
ベル値ゼロに設定変更し、さらに所定時間経過後、音声
制御信号に含まれる音量設定情報として、上記通常音量
レベル値を再設定可能とされている。
【0042】また、前記ランプ制御基板156は、遊技
状態が通常遊技状態と強調演出状態との間で移行する際
に、上記のランプ制御信号に含まれる光量設定情報を設
定変更するための光量出力レベル制御部156Aを含ん
で構成されている。
【0043】この光量出力レベル制御部156Aは、例
えば、通常遊技状態から強調演出状態へ移行する際に、
強調演出状態が開始されるタイミング直前の所定時間の
間、ランプ制御信号に含まれる光量設定情報として設定
されている通常光量レベル値をレベル値ゼロに設定変更
し、さらに所定時間経過後、ランプ制御信号に含まれる
光量設定情報として、上記強調光量レベル値を再設定す
るようになっており、同様に、強調演出状態から通常遊
技状態へ移行する際にも、強調演出状態が終了されるタ
イミング直前の所定時間の間、ランプ制御信号に含まれ
る光量設定情報として設定されている強調光量レベル値
をレベル値ゼロに設定変更し、さらに所定時間経過後、
ランプ制御信号に含まれる光量設定情報として、上記通
常光量レベル値を再設定可能とされている。
【0044】このように、音声制御基板154の音量出
力レベル制御部154A及びランプ制御基板156の光
量出力レベル制御部156Aによって、各遊技状態毎に
スピーカ162の音量/遊技盤状態表示灯164の光量
を随時変更することで、遊技者が遊技状態を明確に認識
しやすい遊技演出を行うことできると共に、遊技状態が
変化(移行)する際に、スピーカ162の音量/遊技盤
状態表示灯164の光量について、通常演出時と強調演
出時との差よりも大きい落差をつけることで、遊技状態
の変化を明確に認識できる遊技演出を行うことができ
る。
【0045】図柄表示制御基板160は、前記表示部1
24が表示ドライバ166を介して接続されており、主
制御基板150からの命令信号に基づいて、所定の演出
効果をもたらす、後述する図柄演出表示を実行する。な
お、この図柄表示制御基板160は、普通図柄表示部1
32も制御する。
【0046】前記主制御基板150には、特別図柄始動
入賞口126に設けられた特別図柄入賞センサ168及
び普通図柄始動入賞口130に設けられた普通図柄入賞
センサ170、各入賞口120に設けられた入賞センサ
172、並びに大入賞口128に入賞したパチンコ球を
検出する大入賞口センサ173が接続されている。な
お、大入賞口128には、大入賞口128の開閉動作を
継続するためのVゾーンが設けられており、このVゾー
ンにもVゾーンセンサ171が設けられている。
【0047】また、この主制御基板150には、電動チ
ューリップ134を開閉させるためのソレノイド17
4、大入賞口128の開閉部材129を開閉させるため
のソレノイド175、特別図柄保留ランプ(図示省略)
が接続されている。
【0048】また、主制御基板150では、特別図柄や
普通図柄の抽選がなされ、この抽選結果に基づく表示部
124での表示内容を選択し、図柄表示制御基板160
への命令信号を出力する。すなわち、図柄表示制御基板
160には、複数種の命令信号に基づく異なる表示内容
のデータが予め記憶されており、命令信号に基づいてデ
ータが選択されて、起動するようになっている。
【0049】ここで、本実施の形態のゲーム内容とし
て、特別図柄始動入賞口126にパチンコ球が入賞し、
内部で抽選が行われた結果、大当たりとなると、主制御
基板150では、パチンコ機110の遊技状態を、遊技
者に有利な状態(当たり状態)に切り換える。すなわ
ち、この当たり状態となった時点で、大入賞口128の
開閉部材129を所定時間開放状態とする。開閉部材1
29が開放状態となると、アウト球となっていた多くの
パチンコ球を入賞させることが可能となり、短時間で大
量の出球が保証される。なお、大入賞口128の開放時
間は通常30秒と定められており、この30秒を限度と
すると共に、例えば、パチンコ球が10球入賞した時点
で閉止されるようになっている。
【0050】主制御基板150では、上記大入賞口12
8の開放から閉止までを1ラウンドとして、所定のラウ
ンド数(例えば、10〜16ラウンド)繰り返すように
している。
【0051】また、本実施の形態では、前記特別図柄始
動入賞口126に遊技球が入賞することで(抽選が行わ
れ、抽選結果が決定することで)、表示部124にて上
記の図柄演出表示が開始されるようになっており、表示
内容としては、抽選結果に対応する組み合わせで複数の
図柄が変動表示されたのち、各図柄が確定表示されるよ
うになっている。この最終的に確定表示された図柄の組
み合わせをもって、遊技者に抽選結果を報知するように
なっている。また、この抽選結果は、大当たりか否かの
報知であり、通常は、全て同一の図柄による組み合わせ
であると大当たりであり、上記の当たり状態へ移行す
る。また、この図柄演出表示では、リーチを経由した当
たり、はずれリーチ、リーチを経由しないはずれ等、様
々な演出があり、加えて、スピーカ162からの効果音
出力動作や遊技盤状態表示灯164の点消灯動作が連動
して実行される。これにより、リーチ演出や大当たり演
出等の強調演出のタイミングを明確に遊技者に報知する
ことができ、趣向性の高い遊技演出を行うことができ
る。
【0052】次に本実施の形態の作用について説明す
る。
【0053】本実施の形態に係るパチンコ機110は、
電源が投入されて稼動状態となると、主制御基板150
はパチンコ機110各部の稼動制御と共に、遊技の進行
制御を開始する。
【0054】この稼動状態において、通常の遊技状態で
は、パチンコ機110自体をアピールする通常演出とし
て、表示部124における図柄演出表示等に加え、スピ
ーカ162からの効果音出力や遊技盤状態表示灯164
の点消灯動作を実行する。このとき、主制御基板150
から音声制御基板154及びランプ制御基板156に対
してそれぞれ伝達される上記の音量設定情報を含む音声
制御信号及び上記の光量設定情報を含むランプ制御信号
によって、スピーカ162及び遊技盤状態表示灯164
の出力レベル(音量/光量)を、図4に示すように、通
常レベル値P1(上記の通常音量レベル値/通常光量レ
ベル値に対応する。)に設定する。
【0055】この通常の遊技状態において、遊技者がハ
ンドル136を操作することによりパチンコ球が発射さ
れると、レール112に案内されてゲージ部114の釘
116や風車118等に当接しながら、予測し得ない移
動をしながら落下していく。ここで、入賞口120に入
賞すると、予め定められた数のパチンコ球が払い出され
る(賞球)。また、普通図柄始動入賞口130に入賞す
るとこれを普通図柄入賞センサ170で検出する。
【0056】この検出により、主制御基板150では、
普通図柄の抽選が開始される。すなわち、主制御基板1
50に含まれる乱数カウンタ(図示せず)を用いて、所
定の確率で0〜9までの数字を抽選する。抽選の結果、
はずれの場合には、特に遊技状態に変化はない。一方、
抽選の結果、当たりの場合には、主制御基板150は、
特別図柄始動入賞口126に設けられた電動チューリッ
プ134を開放状態とするべく、ソレノイド174へ通
電する。これにより、特別始動入賞口126にパチンコ
球が入り易い、高確率状態とすることができる。
【0057】前記特別図柄始動入賞口160へパチンコ
球が入賞すると、特別図柄入賞センサ168によって入
賞検出がなされ、大当たり抽選が実行されると共に、そ
の抽選結果に応じた命令信号に基づいて、表示ドライバ
166を介し表示部124にて上記の図柄演出表示を実
行する。
【0058】また、上記大当たり抽選で、当たりとなっ
た場合には、大入賞口128の開閉部材129が所定時
間、所定回数開放する。これによって、パチンコ球の入
賞の確率が極めて大きくなる、遊技者の有利な状態とす
ることができる。なお、上記図柄変動表示中に、特別図
柄始動入賞口126にパチンコ球が入賞すると、抽選は
その時点でなされるが、現在進行中の図柄変動表示中が
終了するまで図柄変動表示を待機する。これは、保留ラ
ンプが点灯することで、遊技者に報知される。
【0059】上述のように大当たり抽選の結果が当たり
となると、遊技状態は遊技者に有利な状態(特別遊技状
態)に移行するが、その際に、パチンコ機110は、特
別遊技状態を通常遊技状態より強調して演出する強調演
出動作を行う。
【0060】この強調演出動作では、表示部124にお
ける所定の図柄演出表示に加え、上記の通常演出とは異
なる、スピーカ162からの効果音出力や遊技盤状態表
示灯164の点消灯動作を実行する。このとき、主制御
基板150から音声制御基板154及びランプ制御基板
156に対してそれぞれ伝達される上記の音量設定情報
を含む音声制御信号及び上記の光量設定情報を含むラン
プ制御信号によって、スピーカ162及び遊技盤状態表
示灯164の出力レベル(音量/光量)を、図4に示す
ように、通常レベル値P1よりもΔP分大きい値である
特別レベル値P2(上記の強調音量レベル値/強調光量
レベル値に対応する。)に設定する。
【0061】また、本実施の形態では、通常遊技状態か
ら強調演出状態へ移行するタイミング(図4のT1)の
直前のタイミング(図4のt1)で、通常レベル値P1
設定されている出力レベルを所定時間の間(図4のΔ
t)ゼロに設定した後、特別レベル値P2に設定する。
従って、遊技状態が通常遊技状態から強調演出状態へ移
行する際に、スピーカ162及び遊技盤状態表示灯16
4の出力レベルは、通常レベル値P1と特別レベル値P2
とのレベル差(図7のΔP0)よりも大きいΔP分の落
差で増大することになる。
【0062】同様に、強調演出状態から通常遊技状態へ
移行するタイミング(図4のT2)の直前のタイミング
(図4のt2)で、特別レベル値P2に設定されている出
力レベルを所定時間の間(図4のΔt)ゼロに設定した
後、通常レベル値P1に設定する。従って、遊技状態が
強調演出状態から通常遊技状態へ移行する際に、スピー
カ162及び遊技盤状態表示灯164の出力レベルは、
特別レベル値P2と通常レベル値P1とのレベル差(図7
のΔP0)よりも大きいΔP分の落差で減少することに
なる。これによって、通常遊技状態と強調演出状態との
間での遊技状態の変化をより明確に強調した遊技演出効
果を得ることができる。
【0063】なお、本実施の形態において、上述した、
音量出力レベル制御部154A及び光量出力レベル制御
部156Aによるスピーカ162及び遊技盤状態表示灯
164の出力レベル(音量/光量)の制御は、図5に示
すように通常遊技状態から強調演出状態へ移行するタイ
ミングにおいてのみ実行するようにしてもよく、一方
で、図6に示すように強調演出状態から通常遊技状態へ
移行するタイミングにおいてのみ実行するようにしても
よい。
【0064】以上のように、本実施の形態に係るパチン
コ機によれば、スピーカ162及び遊技盤状態表示灯1
64の出力レベル(音量/光量)について、スピーカ1
62、遊技盤状態表示灯164、及びそれらのドライバ
回路等のハードウェアが有する許容信号レベル範囲に依
存する出力レベル許容範囲内でかつ通常遊技時と強調演
出時との間で最大限の落差を設けることができるので、
遊技者に対して遊技状態の変化を明確に報知することが
できる。
【0065】なお、本実施の形態では、本発明をパチン
コ機に適用した例について説明したが、同様に、遊技状
態に応じて所定の演出動作を行うパチスロ機等の他の遊
技機に適用することも可能である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、通
常遊技状態及び特別遊技状態の各遊技状態に対応させ
て、出力レベル許容範囲内で予め定めた通常レベル値及
び特別レベル値を、遊技状態に応じて遊技演出装置の出
力レベルに設定すると共に、通常遊技状態と特別遊技状
態との間で遊技状態が変化する際に、特別遊技状態の開
始直前及び終了直後の少なくとも一方のタイミングにお
いて、遊技演出装置の出力レベルを、所定時間の間、通
常レベル値未満まで低下させることにより、遊技演出装
置の出力レベルを、出力レベル許容範囲内でかつ通常レ
ベル値と特別レベル値とのレベル差よりも大きい落差で
変化させるようにしたので、特別な高性能ハードウェア
を用いずに、遊技状態の変化を明確に強調演出すること
ができる遊技機及び遊技機の遊技演出制御方法を得るこ
とができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るパチンコ機の概略正
面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るゲージ部の概略正面
図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るパチンコ機の制御系
を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るスピーカ及び遊技盤
状態表示灯における出力レベル(音量/光量)の変化の
様子を説明するための図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るスピーカ及び遊技盤
状態表示灯における出力レベル(音量/光量)の、他の
第1例における変化の様子を説明するための図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るスピーカ及び遊技盤
状態表示灯における出力レベル(音量/光量)の、他の
第2例における変化の様子を説明するための図である。
【図7】従来技術におけるスピーカ及び遊技盤状態表示
灯の出力レベル(音量/光量)の変化の様子を説明する
ための図である。
【符号の説明】
110 パチンコ機(遊技機) 114 ゲージ部 124 表示部 126 特別図柄始動入賞口 150 主制御基板 154 音声制御基板 154A 音量出力レベル制御部 156 ランプ制御基板 156A 光量出力レベル制御部 160 図柄表示制御基板 162 スピーカ 164 遊技盤状態表示灯

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の出力レベル許容範囲を有し、遊技
    の進行に伴って随時変化する各遊技状態を演出するため
    に、少なくとも視覚的或いは聴覚的な演出効果をもたら
    す遊技演出動作を、予め前記出力レベル許容範囲内で設
    定された出力レベルで実行する遊技演出装置を備え、当
    該遊技演出装置の出力レベルを前記遊技状態の変化に応
    じて可変に設定することにより前記遊技状態の変化を演
    出する遊技機であって、 通常遊技状態を演出する遊技演出動作の実行時には、前
    記出力レベル許容範囲内で予め定めた通常レベル値を前
    記遊技演出装置の出力レベルに設定すると共に、前記通
    常遊技状態とは異なる特別遊技状態を演出する遊技演出
    動作の実行時には、前記出力レベル許容範囲内でありか
    つ前記通常レベル値よりも大きい特別レベル値を前記遊
    技演出装置の出力レベルに設定する出力レベル設定手段
    と、 前記通常遊技状態と前記特別遊技状態との間で遊技状態
    が変化する際に、前記特別遊技状態の開始直前及び終了
    直前の少なくとも一方のタイミングにおいて、前記出力
    レベル設定手段で設定する前記遊技演出装置の出力レベ
    ルを、所定時間の間、通常レベル値未満まで低下させる
    出力レベル制御手段と、を有する遊技機。
  2. 【請求項2】 前記出力レベル設定手段は、少なくと
    も、視覚的な演出効果をもたらす遊技演出動作の実行時
    における前記遊技演出装置の出力レベルを設定する第1
    の設定手段と、聴覚的な演出効果をもたらす遊技演出動
    作の実行時における前記遊技演出装置の出力レベルを設
    定する第2の設定手段と、からなることを特徴とする請
    求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記出力レベル制御手段は、前記通常遊
    技状態と前記特別遊技状態との間で遊技状態が変化する
    際に、前記特別遊技状態の開始直前及び終了直前の少な
    くとも一方のタイミングにおいて、前記出力レベル設定
    手段で設定する前記遊技演出装置の出力レベルを、所定
    時間の間、ゼロにすることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 所定の出力レベル許容範囲を有し、遊技
    の進行に伴って随時変化する各遊技状態を演出するため
    に、少なくとも視覚的或いは聴覚的な演出効果をもたら
    す遊技演出動作を、予め前記出力レベル許容範囲内で設
    定された出力レベルで実行する遊技演出装置を備え、当
    該遊技演出装置の出力レベルを前記遊技状態の変化に応
    じて可変に設定することにより前記遊技状態の変化を演
    出する遊技機の遊技演出制御方法であって、 通常遊技状態を演出する遊技演出動作の実行時には、前
    記出力レベル許容範囲内で予め定めた通常レベル値を前
    記遊技演出装置の出力レベルに設定すると共に、前記通
    常遊技状態とは異なる特別遊技状態を演出する遊技演出
    動作の実行時には、前記出力レベル許容範囲内でありか
    つ前記通常レベル値よりも大きい特別レベル値を前記遊
    技演出装置の出力レベルに設定し、 前記通常遊技状態と前記特別遊技状態との間で遊技状態
    が変化する際に、前記特別遊技状態の開始直前及び終了
    直前の少なくとも一方のタイミングにおいて、前記出力
    レベル設定手段で設定する前記遊技演出装置の出力レベ
    ルを、所定時間の間、通常レベル値未満まで低下させ
    る、 ことを特徴とする遊技機の遊技演出制御方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも、視覚的な演出効果をもたら
    す遊技演出動作の実行時における前記遊技演出装置の出
    力レベルと、聴覚的な演出効果をもたらす遊技演出動作
    の実行時における前記遊技演出装置の出力レベルとは、
    個別に設定されることを特徴とする請求項4に記載の遊
    技機の遊技演出制御方法。
  6. 【請求項6】 前記通常遊技状態と前記特別遊技状態と
    の間で遊技状態が変化する際に、前記特別遊技状態の開
    始直前及び終了直前の少なくとも一方のタイミングにお
    いて、前記遊技演出装置の出力レベルを、所定時間の
    間、ゼロにすることを特徴とする請求項4又は5に記載
    の遊技機の遊技演出制御方法。
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