JP2003069540A - システムクロック同期化回路 - Google Patents

システムクロック同期化回路

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JP2003069540A
JP2003069540A JP2001258188A JP2001258188A JP2003069540A JP 2003069540 A JP2003069540 A JP 2003069540A JP 2001258188 A JP2001258188 A JP 2001258188A JP 2001258188 A JP2001258188 A JP 2001258188A JP 2003069540 A JP2003069540 A JP 2003069540A
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    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/0008Synchronisation information channels, e.g. clock distribution lines
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    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
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    • H04L7/0033Correction by delay
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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入力クロックにノイズが重畳しても、誤った出
力データと出力イネーブル信号を出力せず、システムク
ロックに同期した正常な出力データと出力イネーブル信
号とを出力することが可能なシステムクロック同期化回
路を提供する。 【解決手段】入力クロックCLKに重畳したノイズによ
り、フリップフロップ回路141,142でラッチされ
た不定データである入力イネーブル信号Senと入力デ
ータSdataが、それぞれ同期化およびタイミングデ
ィレイ回路12,13を介して出力される。一方、入力
クロックCLKをシステムクロックSCLKで同期化
し、この同期化した信号を遅延させた信号S7を基に生
成したマスク信号S8、およびマスク信号S8を入力と
するANDゲート15の出力信号S11により、上記の
不定データをそれぞれマスクする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシステムクロック同
期化回路に関し、特に入力したクロック信号にノイズが
重畳した場合においても、ディジタル放送受信装置を構
成するシステムクロック同期化回路以降の回路に供給す
るシステムクロックに同期した正常な入力データと入力
イネーブル信号とを出力することが可能なシステムクロ
ック同期化回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル放送受信装置は、図12に示
すように、放送信号を受けてチャネルを選局するチュー
ナ121と、チューナ121からの出力信号をディジタ
ル信号に変換するA/D変換器122Aと、A/D変換
器122Aからのディジタル信号を復調する復調回路1
22Bと、伝送経路で発生した誤りデータを補正するた
めの誤り訂正回路122Cと、バッファ123A〜12
3Cと、システムクロック同期化回路124と、ストリ
ーム分離回路125と、MPEGデコーダ126とを備
えている。
【0003】ここで、A/D変換器122Aと、復調回
路122Bと、誤り訂正回路122Cとは受信信号前処
理回路122を構成しており、この受信信号前処理回路
122から受信データSdata’と、受信イネーブル
信号Sen’と、受信クロックCLK’とを出力する。
【0004】受信データSdata’と、受信イネーブ
ル信号Sen’と、受信クロックCLK’は、立ち上が
り時および立ち下がり時に瞬時的に高インピーダンスと
なるバッファ123A〜123Cにより駆動され、それ
ぞれ入力データSdataと、入力イネーブル信号Se
nと、入力クロックCLKとしてシステムクロック同期
化回路124に入力する。
【0005】システムクロック同期化回路124は、入
力データSdataと、入力イネーブル信号Senと、
入力クロックCLKと、システムクロックSCLKとを
入力し、システムクロックSCLKに同期した入力デー
タである出力データVdataと、システムクロックS
CLKに同期した入力イネーブル信号Senである出力
イネーブル信号Venとを出力する。
【0006】ストリーム分離回路125は、出力データ
Vdataと出力イネーブル信号Venとを入力し、多
重化されたストリームデータを各ストリームデータに分
離し、MPEGデコーダ126は、分離された各ストリ
ームデータをMPEGフォーマットに従ってデコードす
る。
【0007】次に図12に示すシステムクロック同期化
回路124の動作について、図13に示すタイミングチ
ャートを参照してより具体的に説明する。
【0008】図13の受信データSdata’と、受信
イネーブル信号Sen’とは、受信クロックCLK’に
同期し、かつ受信クロックCLK’の立ち下がり時に変
化するように受信信号前処理回路122から出力され
る。すなわち、受信データSdata’と、受信イネー
ブル信号Sen’は、1受信クロックCLK’単位のデ
ータとなっている。
【0009】また受信データSdata’には、MPE
Gデコーダ126においてデコードする際に用いられる
有効データと、廃棄される無効データとがあり、図13
では無効データを左下下がりの斜線部で示している。受
信イネーブル信号Sen’が活性化された場合、すなわ
ち図13の場合は受信イネーブル信号Sen’が“1”
に設定された場合、有効データが受信信号前処理回路1
22から出力され、受信イネーブル信号Sen’が非活
性化された場合、すなわち図13の場合は受信イネーブ
ル信号Sen’が“0”に設定された場合は、無効デー
タが受信信号前処理回路122から出力される。入力デ
ータSdataと出力データVdataの左下下がりの
斜線部も同様に、無効データを表す。
【0010】図13において、時刻t2で受信クロック
CLK’の立ち下がりに同期して受信イネーブル信号S
en’が“1”になると、受信データSdata’は無
効データから有効データ1に変化し、この有効データ1
はバッファ123Aで駆動され、入力データSdata
としてシステムクロック同期化回路124に入力する。
また同様に、時刻t2で“1”となった受信イネーブル
信号Sen’はバッファ123Bで駆動され、バッファ
123Bによる遅延だけ遅れて入力イネーブル信号Se
nとしてシステムクロック同期化回路124に入力す
る。
【0011】次に時刻t3で、入力クロックCLKの立
ち上がり時に同期してシステムクロック同期化回路12
4は有効データ1を取り込み、時刻t4でシステムクロ
ック同期化回路124は、システムクロックSCLKに
同期してこのデータを出力データVdataとしてスト
リーム分離回路125に出力する。
【0012】時刻t4で“1”に立ち上がった出力イネ
ーブル信号Venは、1システムクロックSCLKの期
間“1”を保つパルス信号としてシステムクロック同期
化回路124において生成され、システムクロックSC
LKに同期してストリームデータ分離回路125に出力
される。
【0013】同様に時刻t6で、入力クロックCLKの
立ち上がり時に同期してシステムクロック同期化回路1
24は有効データ2を取り込み、時刻t7で、システム
クロックSCLKに同期してこのデータを出力データV
dataとしてストリーム分離回路125に出力する。
【0014】時刻t7で“1”に立ち上がった出力イネ
ーブル信号Venは、1システムクロックSCLKの期
間“1”を保つパルス信号としてシステムクロック同期
化回路124において生成され、システムクロックSC
LKに同期してストリームデータ分離回路125に出力
される。
【0015】このようにして入力した入力データSda
taと、入力イネーブル信号Senと、入力クロックC
LKは、それぞれシステムクロックSCLKにより同期
化され、システムクロックSCLKと同期化した出力デ
ータVdataと出力イネーブル信号Venとして、シ
ステムクロック同期化回路124からストリーム分離回
路125に出力される。
【0016】次に図14を参照して、システムクロック
同期化回路124の詳細回路について説明する。
【0017】図14に示すシステムクロック同期化回路
124は、入力イネーブル信号Senを入力とし入力ク
ロックCLKに同期して動作するフリップフロップ回路
141と、入力データSdataを入力とし入力クロッ
クCLKに同期して動作するフリップフロップ回路14
2と、リセット信号を一方の入力とするORゲート14
3と、フリップフロップ回路141から出力された信号
S1をシステムクロックSCLKで同期化した信号S2
を生成する同期化回路144と、信号S2を入力して、
システムクロックSCLK1周期分のパルス幅を有する
マスク信号S5を生成するマスク信号生成回路145
と、マスク信号S5を入力としシステムクロックSCL
Kに同期して出力イネーブル信号Venを出力するフリ
ップフロップ回路146と、マスク信号S5をライトイ
ネーブル端子weに入力し、フリップフロップ回路14
2からの出力信号S6を入力とし、システムクロックS
CLKに同期して出力データVdataを出力するライ
トイネーブル付きフリップフロップ回路147とを備え
ている。マスク信号生成回路145は、ORゲート14
3にマスク信号S5を出力し、マスク信号S5が“1”
となるとORゲート143を介してフリップフロップ回
路141をリセットする。
【0018】ここで、ライトイネーブル付きフリップフ
ロップ回路147は、マスク信号S5が“1”のときは
通常のフリップフロップ回路の動作を行い、“0”のと
きは入力データをラッチせず前のデータを保持する動作
を行う。またリセット信号Rsetは、ディジタル放送
受信装置で受信開始する際に活性化してシステム全体を
リセットし、その後リセット信号を解除する。
【0019】次に図15を参照して、マスク信号生成回
路145の実施例について説明する。なお図14の同期
化回路144を図15に示すフリップフロップ回路14
41で構成している。
【0020】図15に示すマスク信号生成回路145
は、フリップフロップ回路1441からの信号S2をシ
ステムクロックSCLKで同期化した信号S3を出力す
るフリップフロップ回路1451と、フリップフロップ
回路1451からの信号S3をシステムクロックSCL
Kで同期化した信号S4を出力するフリップフロップ回
路1452と、インバータ1453と、ANDゲート1
454とを備えている。
【0021】ここで、フリップフロップ回路1452
と、インバータ1453と、ANDゲート1454とで
信号S3の立ち上がりに同期し、システムクロックSC
LKの1周期分のパルス幅を有するマスク信号S5を生
成する。
【0022】次に図16に示すタイミングチャートを参
照して、図14及び図15に示すシステムクロック同期
化回路124の正常動作時の動作について説明する。
【0023】図16において、入力データSdataは
時刻t10で無効データから有効データ1となって、シ
ステムクロック同期化回路124に入力し、時刻t13
で有効データ1から有効データ2に変化してシステムク
ロック同期化回路124に入力する。
【0024】ところが、図12に示すように、入力デー
タSdata及び入力イネーブル信号Senは、入力ク
ロックCLKの立ち下がり時に高インピーダンスとなる
バッファ123A、123Bによって駆動されて生成さ
れる信号のため、入力クロックCLKの立ち下がり時に
不定データとなる。
【0025】図16において、不定データは右下下がり
の鎖線部により示している。すなわち入力データSda
taは、実際は有効データ1からいったん不定データと
なった後有効データ2となってシステムクロック同期化
回路124に入力する。
【0026】同様に入力データSdataは、有効デー
タ2から不定データとなった後有効データ3となって、
入力クロックCLKに同期してシステムクロック同期化
回路124に入力する。同様に入力イネーブル信号Se
nは、時刻t10,t13で右下下がりの斜線部で示す
ように、入力クロックCLKの立ち下がり時において不
定となる。
【0027】次に時刻t11で、入力クロックCLKの
立ち上がりに同期してフリップフロップ回路142は有
効データ1を取り込み、信号S6としてライトイネーブ
ル付きフリップフロップ回路147に出力する。またフ
リップフロップ回路141は、入力イネーブル信号Se
nが“1”のデータを取り込み信号S1としてフリップ
フロップ回路1441に出力する。
【0028】次に時刻t12でフリップフロップ回路1
451は“1”をラッチし、1システムクロックSCL
K後の時刻t13で“1”に立ち上がる信号S3を出力
する。フリップフロップ回路1452とインバータ14
53とANDゲート1454とで構成する回路は、信号
S3の立ち上がりに同期して立ち上がり、1システムク
ロックSCLK分のパルス幅を有するマスク信号S5を
フリップフロップ回路146と、ライトイネーブル付き
フリップフロップ回路147のライトイネーブル端子w
eと、ORゲート143とに出力する。そしてマスク信
号S5が“1”となると、フリップフロップ回路141
はORゲート143を介してリセットされるため“0”
に立ち下がる。
【0029】また時刻t14において、フリップフロッ
プ回路146はマスク信号S5の“1”レベルを入力
し、1システムクロックSCLK後にマスク信号S5の
“0”レベルを出力する。すなわちフリップフロップ回
路146は、マスク信号S5を1システムクロックSC
LK遅らせた出力イネーブル信号Venを出力する。
【0030】このようにして入力した入力データSda
taと、入力イネーブル信号Senと、入力クロックC
LKは、それぞれシステムクロックSCLKにより同期
化され、システムクロックSCLKと同期化した出力デ
ータVdataと出力イネーブル信号Venとして、シ
ステムクロック同期化回路124からストリーム分離回
路125に出力される。
【0031】次に図17を参照して、入力クロックCL
Kの立ち下がり時に入力クロックCLKにノイズが重畳
した場合の図14,15に示すシステムクロック同期化
回路の動作について説明する。
【0032】最初に、入力クロックの立ち下がり時に入
力クロックCLKにノイズが重畳する理由について説明
する。入力データSdataと入力イネーブル信号Se
nは、入力クロックCLKの立ち下がりに同期して変化
するデータであるため、バッファ123A,123B
は、入力クロックCLKの立ち下がり時に瞬時的に大電
流を流す。この大電流によって発生したパルス性のノイ
ズは、入力データSdataが伝達する伝送路と入力ク
ロックCLKが伝達する伝送路間のクロストーク容量、
および入力イネーブル信号Senが伝達する伝送路と入
力クロックCLKが伝達する伝送路間のクロストーク容
量を介して、入力クロックCLKの立ち下がり時に入力
クロックCLKに重畳する。
【0033】このとき、入力クロックCLKを駆動する
バッファ123Cは高インピーダンスとなっているため
ノイズに対する感度が高く、ノイズを拾いやすい状態で
あり、入力クロックCLKはノイズにより、図17の
A,Bに示すように立ち下がり時に“0”となった後、
瞬時的に“1”となるパルス波形となる。
【0034】図14,15に示すシステムクロック同期
化回路は、入力クロックCLKを直接フリップフロップ
回路141,142に入力していた為、入力クロックC
LKの立ち下がり時にシステムクロックSCLKの周期
より幅が小さいノイズが重畳すると、フリップフロップ
回路141,142は入力クロックCLKの立ち上がり
変化点と誤判断し、入力データSdataと入力イネー
ブル信号Senを誤ったタイミングでラッチしてしま
い、システムクロック同期化回路が誤動作していた。
【0035】次にノイズによるシステムクロック同期化
回路の誤動作について、図15及び図17を参照してよ
り具体的に説明する。
【0036】時刻t21での入力クロックCLKに同期
して、フリップフロップ回路141は不定となった入力
イネーブル信号Senをラッチし、信号S1としてフリ
ップフロップ回路1441に出力し、フリップフロップ
回路142は不定データとなった入力データSdata
を取り込み、信号S6としてライトイネーブル付きフリ
ップフロップ回路147に出力する。
【0037】次にフリップフロップ回路1451は、時
刻t22でシステムクロックSCLKの立ち上がりに同
期して信号S1の不定データをラッチし、1システムク
ロックSCLK後のt23に出力信号S3としてフリッ
プフロップ回路1452に出力する。
【0038】フリップフロップ回路1452とインバー
タ1453とANDゲート1454とで構成する回路
は、信号S3をラッチし1システムクロックSCLK分
のパルス幅を有する不定データのマスク信号S5をフリ
ップフロップ回路146に出力する。そしてマスク信号
S5が“1”となると、フリップフロップ回路141は
ORゲート143を介してリセットされるため“0”に
立ち下がる。
【0039】次に時刻t24において、ライトイネーブ
ル付きフリップフロップ回路147は、不定データであ
る信号S6をシステムクロックSCLKの立ち上がりに
同期してラッチし、出力データVdataとして出力す
る。またフリップフロップ回路146は、不定データで
あるマスク信号S5をシステムクロックSCLKの立ち
上がりに同期してラッチし、出力イネーブル信号Ven
として出力する。この出力イネーブル信号Venは、時
刻t25においてフリップフロップ回路146で、シス
テムクロックSCLKの立ち上がりに同期して“0”レ
ベルのマスク信号S5をラッチした“0”に推移する。
【0040】このようにして、入力クロックCLKの立
ち下がり時にシステムクロックSCLKの周期より幅が
小さいノイズが重畳すると、フリップフロップ回路14
1,142は入力クロックCLKの立ち上がり変化点と
誤判断し、不定データをラッチして次の回路に出力する
ため、この不定データが順次伝搬し最終的に不定データ
となった出力データVdataと出力イネーブル信号V
enとがストリーム分離回路125に出力される。
【0041】このため、従来のディジタル放送受信装置
を構成するストリーム分離回路125及びMPEGデコ
ーダ126では、正常なデータと不定データとを区別し
て処理することが出来ず誤った動作を行う。
【0042】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のシステ
ムクロック同期化回路は、ボード上に搭載されたバッフ
ァからのノイズに対して、ボード上にノイズフィルタを
挿入することで対策していたが、どのようなノイズフィ
ルタをどの位置に設けるかを決めるためのノイズシミュ
レーションと、実際のノイズとの差が大きく、試行錯誤
的にボード設計を行わなければならないのが実状であ
る。
【0043】このため、満足するノイズレベルまでにノ
イズを低減するのに、長期の期間がかかるとともに、ノ
イズ対策の部品をボード上に追加しなければならないな
どコストアップの要因となっていた。
【0044】このため本発明の目的は、入力クロックC
LKにノイズが重畳した場合においても、誤った出力デ
ータと出力イネーブル信号を出力せず、システムクロッ
クに同期した正常な出力データと出力イネーブル信号と
を出力することが可能なシステムクロック同期化回路を
提供することである。
【0045】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明による
システムクロック同期化回路は、入力クロックをシステ
ムクロックで同期化し、同期化した信号を第1の遅延量
だけ遅延させた第1の信号を出力する第1の同期化およ
びタイミングディレイ回路と、前記入力クロックの第1
の変化点でデータが変化する入力データを、前記入力ク
ロックの第2の変化点に同期してラッチする入力データ
ラッチ手段と、前記入力データが有効のとき活性化し無
効のとき非活性化する入力イネーブル信号を、前記入力
クロックに同期してラッチする入力イネーブル信号ラッ
チ手段と、前記第1の信号に同期して所定のパルス幅を
有するマスク信号を生成するマスク信号生成回路と、前
記入力データラッチ手段からの出力信号を前記システム
クロックで同期化し、同期化した信号を第2の遅延量だ
け遅延させた第2の信号を出力する第2の同期化および
タイミングディレイ回路と、前記入力イネーブル信号ラ
ッチ手段からの出力信号を前記システムクロックで同期
化し、同期化した信号を第3の遅延量だけ遅延させた第
3の信号を出力する第3の同期化およびタイミングディ
レイ回路と、前記マスク信号と前記第3の信号とを入力
し、前記マスク信号が活性化されたときは前記第3の信
号を出力し、前記マスク信号が非活性化されたときは前
記第3の信号をマスクするマスク手段と、前記マスク手
段からの第4の信号をシステムクロックに同期してラッ
チし、出力イネーブル信号として出力する第1の出力ラ
ッチ手段と、前記第4の信号をライトイネーブル端子
に、前記第2の信号をデータ入力端子にそれぞれ入力
し、前記第4の信号が活性化されたときは前記第2の信
号をシステムクロックに同期してラッチし、前記第4の
信号が非活性化されたときは直前に入力した前記第2の
信号を保持して、出力データとして出力する第2の出力
ラッチ手段と、を備えている。
【0046】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0047】図1は、本発明のシステムクロック同期化
回路の第1の実施の形態を示すブロック図であり、図1
4と共通の構成要素には共通の参照文字/数字を付して
ある。なお、本発明によるシステムクロック同期化回路
を搭載したディジタル放送受信装置の回路構成は、図1
2と同様である。
【0048】図1に示すシステムクロック同期化回路
は、入力イネーブル信号Senを入力とし入力クロック
CLKに同期して動作するフリップフロップ回路141
と、入力データSdataを入力とし入力クロックCL
Kに同期して動作するフリップフロップ回路142とを
備えている。
【0049】また図1に示すシステムクロック同期化回
路は、入力クロックCLKをシステムクロックSCLK
で同期化し、この同期化した信号をシステムクロックS
CLKに同期した第1の遅延量だけ遅延させた信号S7
を生成する同期化およびタイミングディレイ回路11
と、フリップフロップ回路141から出力された信号S
1をシステムクロックSCLKで同期化し、この同期化
した信号をシステムクロックSCLKに同期した第2の
遅延量だけ遅延させた信号S9を生成する同期化および
タイミングディレイ回路12と、フリップフロップ回路
142から出力された信号S6をシステムクロックSC
LKで同期化し、この同期化した信号をシステムクロッ
クSCLKに同期した第3の遅延量だけ遅延させた信号
S10を生成する同期化およびタイミングディレイ回路
13とを備えている。
【0050】さらに図1に示すシステムクロック同期化
回路は、信号S7を入力して、システムクロックSCL
K1周期分のパルス幅を有するマスク信号S8を生成す
るマスク信号生成回路14と、マスク信号S8と信号S
9とを入力とするANDゲート15と、ANDゲート1
5の出力信号S11を入力としシステムクロックSCL
Kに同期して出力イネーブル信号Venを出力するフリ
ップフロップ回路146と、信号S11をライトイネー
ブル端子weに入力し、信号S10を入力とし、システ
ムクロックSCLKに同期して出力データVdataを
出力するライトイネーブル付きフリップフロップ回路1
47とを備えている。
【0051】次に図2を参照して、図1に示す同期化お
よびタイミングディレイ回路11,12,13とマスク
信号生成回路14の実施例について説明する。図2に示
す同期化およびタイミングディレイ回路11は、入力ク
ロックCLKをシステムクロックSCLKで同期化した
信号S111を出力するフリップフロップ回路111
と、フリップフロップ回路111からの信号S111を
システムクロックSCLKで同期化した信号S112を
出力するフリップフロップ回路112と、信号S112
をシステムクロックSCLKで同期化した信号S7を出
力するフリップフロップ回路113とを備えている。
【0052】また同期化およびタイミングディレイ回路
12は、フリップフロップ回路141からの出力信号S
1をシステムクロックSCLKで同期化した信号S12
1を出力するフリップフロップ回路121と、フリップ
フロップ回路121からの信号S121をシステムクロ
ックSCLKで同期化した信号S9を出力するフリップ
フロップ回路122とを備えている。
【0053】また同期化およびタイミングディレイ回路
13は、同期化およびタイミングディレイ回路12と同
様な回路構成であり、フリップフロップ回路142から
の出力信号S6をシステムクロックSCLKで同期化し
た信号S131を出力するフリップフロップ回路131
と、フリップフロップ回路131からの信号S131を
システムクロックSCLKで同期化した信号S10を出
力するフリップフロップ回路132とを備えている。
【0054】またマスク信号生成回路14は、フリップ
フロップ回路113からの信号S7をシステムクロック
SCLKで同期化した信号S141を出力するフリップ
フロップ回路141’と、インバータ142’と、AN
Dゲート143’とを備えている。ここで、フリップフ
ロップ回路141’と、インバータ142’と、AND
ゲート143’とで信号S7の立ち上がりに同期し、シ
ステムクロックSCLKの1周期分のパルス幅を有する
マスク信号S8を生成する。
【0055】次に図1および図3に示すタイミングチャ
ートを参照して、図1に示すシステムクロック同期化回
路の動作について説明する。図3において、図13,1
6,17と同様に左下下がり斜線部は無効データを表
し、右下下がり斜線は不定データを表す。
【0056】フリップフロップ回路142は、時刻t3
1で入力クロックCLKの立ち上がりに同期して無効デ
ータ(このとき入力イネーブル信号Senは、“0”と
なっている)をラッチし、信号S6として出力する。ま
た、フリップフロップ回路141は、同様に入力クロッ
クCLKの立ち上がりに同期して“0”レベルの入力イ
ネーブル信号Senをラッチし、信号S1として出力す
る。
【0057】次に時刻t32で、同期化およびタイミン
グディレイ回路11は、システムクロックSCLKの立
ち上がりに同期して入力クロックCLKをラッチし、2
システムクロックSCLK後の時刻t34に“1”レベ
ルの信号S7として出力する。同様に、同期化およびタ
イミングディレイ回路12は、システムクロックSCL
Kの立ち上がりに同期して“0”レベルの信号S1をラ
ッチし、1システムクロックSCLK後の時刻t33に
“0”レベルの信号S9として出力する。
【0058】次に時刻t33で、同期化およびタイミン
グディレイ回路11は、システムクロックSCLKの立
ち上がりに同期して入力クロックCLKをラッチし、2
システムクロックSCLK後の時刻t35に“1”レベ
ルの信号S7を出力する。
【0059】そして時刻t34において、マスク信号生
成回路14は、信号S7の立ち上がりに同期し、1シス
テムクロックSCLKのパルス幅を有するマスク信号S
8をANDゲート15に出力する。この信号S8と
“0”レベルの信号S9を入力し、ANDゲート15は
“0”レベルを出力する。
【0060】次に時刻t35で、同期化およびタイミン
グディレイ回路11は、システムクロックSCLKの立
ち上がりに同期して“0”レベルの入力クロックCLK
をラッチし、2システムクロックSCLK後の時刻t3
8に“0”レベルの信号S7として出力する。
【0061】次に時刻t36において、フリップフロッ
プ回路142は、入力クロックCLKの立ち上がりに同
期して有効データ1をラッチし、信号S6として出力す
る。これにより、信号S6は無効データから有効データ
1に変化する。また、フリップフロップ回路141は、
同様に入力クロックCLKの立ち上がりに同期して
“1”レベルの入力イネーブル信号Senをラッチし、
有効データであることを示す“1”レベルの信号S1を
同期化およびタイミングディレイ回路12に出力する。
【0062】また時刻t37で、同期化およびタイミン
グディレイ回路12は、システムクロックSCLKの立
ち上がりに同期して“1”レベルの信号S1をラッチ
し、1システムクロックSCLK後の時刻t38に
“1”レベルの信号S9として出力する。同様に、同期
化およびタイミングディレイ回路13は、システムクロ
ックSCLKの立ち上がりに同期して有効データ1をラ
ッチし、1システムクロックSCLK後の時刻t38に
有効データ1として出力する。
【0063】次に時刻t39において、ANDゲート1
5は“1”レベルに立ち上がったマスク信号S8と、
“1”レベルの信号S9とを入力し、入力信号と同時に
立ち上がり1システムクロックSCLK分だけ“1”レ
ベルを保持した後時刻t40で“0”レベルとなる信号
S11を、フリップフロップ回路146と、ライトイネ
ーブル付きフリップフロップ回路147とに出力する。
【0064】次に時刻t40において、ライトイネーブ
ル付きフリップフロップ回路147は、“1”レベルの
信号S11をライトイネーブル端子weに入力し、シス
テムクロックSCLKの立ち上がりに同期して、有効デ
ータ1をラッチする。ラッチした有効データ1は出力デ
ータVdataとして出力する。
【0065】同時に、フリップフロップ回路146は、
システムクロックSCLKの立ち上がりに同期して
“1”レベルの信号S11をラッチし、“1”レベルの
出力イネーブル信号Venとして出力する。
【0066】そして“1”レベルに立ち上がった出力イ
ネーブル信号Venは、時刻t41においてシステムク
ロックSCLKの立ち上がりと同時に“0”レベルとな
り、時刻t40〜時刻t41間で“1”レベル、すなわ
ち1システムクロックのパルス幅を有する信号として出
力される。
【0067】以上が本発明によるシステムクロック同期
化回路の基本動作であり、入力クロックCLKがシステ
ムクロックSCLKで同期化され、さらに同期化された
信号がシステムクロックSCLKに同期した第1の遅延
量だけ遅延した信号S7が生成され、信号S7に同期し
たマスク信号S8が生成される。
【0068】一方、入力イネーブル信号Senが入力ク
ロックCLKにより同期化され、この同期化された信号
S1がシステムクロックSCLKで同期化される。そし
て、この同期化された信号をシステムクロックSCLK
に同期した第2の遅延量だけ遅延させた信号S9が生成
され、信号S9が無効データあるいは不定データとなる
場合は、マスク信号S8が“0”となることにより、無
効データあるいは不定データとなった信号S9がフリッ
プフロップ回路146に入力しないような回路構成とな
っている。
【0069】同様に入力データSdataがクロックC
LKにより同期化され、この同期化された信号S6がシ
ステムクロックSCLKで同期化される。そして、この
同期化された信号をシステムクロックSCLKに同期し
た第3の遅延量だけ遅延させた信号S10が生成され、
信号S10が無効データあるいは不定データとなる場合
は、信号S11が“0”となることにより、ライトイネ
ーブル付きフリップフロップ回路147が、無効データ
あるいは不定データをラッチしないようにしている。
【0070】また無効データまたは不定データとなる信
号S9が、ANDゲート15に入力するより以前に
“0”レベルのマスク信号S8がANDゲート15に入
力するように、かつ無効データまたは不定データとなる
信号S10が、ライトイネーブル付きフリップフロップ
回路147に入力するより以前に“0”レベルの信号S
11がライトイネーブル付きフリップフロップ回路14
7のライトイネーブル端子weに入力するように、同期
化およびタイミングディレイ回路11〜13の第1の遅
延量〜第3の遅延量が決定される。
【0071】次に図4を参照して、入力クロックCLK
の立ち下がり時に入力クロックにノイズが重畳した場合
の図1に示すシステムクロック同期化回路の動作につい
て説明する。
【0072】フリップフロップ回路141は、時刻t4
1で入力クロックCLKの立ち上がりに同期して、不定
となった入力イネーブル信号Senをラッチし、信号S
1として同期化およびタイミングディレイ回路12に出
力する。同期化およびタイミングディレイ回路12は、
時刻t42におけるシステムクロックSCLKの立ち上
がりに同期して、不定データとなった信号S1をラッチ
し、1システムクロックSCLK後の時刻t43におい
て信号S9としてANDゲート15に出力する。
【0073】同様にフリップフロップ回路142は、時
刻t41で入力クロックCLKの立ち上がりに同期し
て、不定となった入力データSdataをラッチし、信
号S6として同期化およびタイミングディレイ回路13
に出力する。同期化およびタイミングディレイ回路13
は、時刻t42におけるシステムクロックSCLKの立
ち上がりに同期して、不定データとなった信号S6をラ
ッチし、1システムクロックSCLK後の時刻t43に
おいて信号S10としてライトイネーブル付きフリップ
フロップ回路147に出力する。
【0074】また時刻t42において、フリップフロッ
プ回路146は信号S11の“1”レベルをラッチし、
1システムクロックSCLK後の時刻t43で“0”レ
ベルをラッチするため、出力イネーブル信号Venとし
て示すような時刻t42で立ち上がり1システムクロッ
クSCLKのパルス幅を有する信号を出力する。
【0075】また時刻t42において信号S11が
“1”レベルであるため、ライトイネーブル付きフリッ
プフロップ回路147は、システムクロックSCLKの
立ち上がりに同期して、信号S10(有効データ2)を
ラッチする。
【0076】次に時刻t45で入力クロックCLKの立
ち上がりに同期して、フリップフロップ回路141は
“1”レベルの入力イネーブル信号Senをラッチす
る。これにより、信号S1は不定データから“1”レベ
ルのデータに推移する。
【0077】同様に、時刻t45で入力クロックCLK
の立ち上がりに同期して、フリップフロップ回路142
は有効データ3をラッチする。これにより、信号S6は
不定データから有効データ3に推移する。
【0078】次に時刻t46において、同期化およびタ
イミングディレイ回路13は、システムクロックSCL
Kの立ち上がりに同期して有効データ3をラッチする。
これにより、信号10は不定データから有効データ3に
推移する。
【0079】続いて時刻t47において、信号S7の立
ち上がりに同期してマスク信号S8が立ち上がり、これ
とともに信号S11も立ち上がり1システムクロックS
CLK分のパルス幅を有するパルス信号が生成される。
【0080】またフリップフロップ回路146は、
“1”レベルの信号S11をシステムクロックSCLK
の立ち上がりに同期してラッチし、1システムクロック
SCLK分のパルス幅を有するパルス信号である出力イ
ネーブル信号Venを出力する。一方、ライトイネーブ
ル付きフリップフロップ回路147は、信号S11が
“1”レベルであるため、システムクロックSCLKの
立ち上がりに同期して信号S10(有効データ3)をラ
ッチする。これにより、出力データVdataは、有効
データ2から有効データ3に推移する。
【0081】次に上述したシステムクロック同期化回路
の動作について要約する。
【0082】1)時刻t41で入力クロックの立ち下が
りに重畳したノイズによる立ち上がりエッジに同期し
て、不定信号である信号S1がフリップフロップ回路1
41から出力される。この不定データは、入力クロック
CLKの次の立ち上がりである時刻t45まで継続す
る。
【0083】2)同期化およびタイミングディレイ回路
12は、時刻t42のシステムクロックSCLKの立ち
上がりに同期して1)の不定データをラッチする。ラッ
チした不定データは、信号S1が“1”レベルに推移し
た時刻の約1システムクロックSCLK後の時刻t46
に、“1”レベルに推移する。
【0084】3)マスク信号S8は、時刻t46の1シ
ステムクロックSCLK後まで“0”レベルを継続す
る。従って、不定データである信号S9はマスク信号S
8によりマスクされ、ANDゲート15から不定データ
は出力されない。
【0085】4)時刻t47でシステムクロックSCL
Kの立ち上がりに同期して立ち上がり、有効データであ
ることを示す信号S11はANDゲート15から出力さ
れ、最終的に時刻t48で立ち上がる出力イネーブル信
号Venとして出力される。
【0086】11)時刻t41で入力クロックの立ち下
がりに重畳したノイズによる立ち上がりエッジに同期し
て、不定信号である信号S6がフリップフロップ回路1
42から出力される。この不定データは、入力クロック
CLKの次の立ち上がりである時刻t45まで継続す
る。
【0087】12)同期化およびタイミングディレイ回
路13は、時刻t42のシステムクロックSCLKの立
ち上がりに同期して11)の不定データをラッチする。
この不定データは、信号S6が有効データ3に推移した
時刻の約1システムクロックSCLK後の時刻t46
に、有効データ3に推移する。
【0088】13)信号S11は、時刻t46の1シス
テムクロックSCLK後まで“0”レベルを継続する。
従って、不定データである信号S10は信号S11によ
り実質的にマスクされる。すなわちライトイネーブル付
きフリップフロップ回路147にラッチされない。
【0089】14)時刻t48でシステムクロックSC
LKの立ち上がりに同期して、ライトイネーブル付きフ
リップフロップ回路147は有効データ3である信号S
10をラッチして、出力データVdataとして出力す
る。
【0090】上記の説明からわかるように、入力クロッ
クの立ち下がりに重畳したノイズによる立ち上がりエッ
ジに同期して、不定信号がフリップフロップ回路14
1,142から発生しても、マスク信号S8および信号
S11により、不定データがフリップフロップ回路14
6およびライトイネーブル付きフリップフロップ回路1
47に入力されない。
【0091】マスク信号S8および信号S11は、信号
S9および信号S10がそれぞれ不定データである間
“0”レベルとなる必要があるが、同期化およびタイミ
ングディレイ回路11〜13の第1の遅延量〜第3の遅
延量を調整して、上記のタイミング条件を満足するよう
にしている。
【0092】次に図5を参照して、システムクロックS
CLK’が図4に示すシステムクロックSCLよりもク
ロック周波数が低くなった場合について説明する。図5
のタイミングチャートで、システムクロックSCLK’
がシステムクロックSCLよりもクロック周波数が低く
なったこと以外は、図1に示すシステムクロック同期化
回路、入力クロックCLK、入力データSdata、入
力イネーブル信号Sen、入力クロックCLKの立ち下
がりに重畳するノイズについては、図4の場合と全く同
一である。
【0093】図5の場合の回路動作については、図4で
示した回路動作と殆ど同様な回路動作を行うが、システ
ムクロックSCLK’のクロック周波数を入力クロック
CLKのクロック周波数に比して一定比率よりも小さく
すると、マスク信号S8によって、不定データとなった
信号S9をマスクすることが出来なくなるという現象が
生じる。
【0094】次に上記の現象について説明する。
【0095】信号S9が不定データから“1”レベルに
推移する時刻t56は、時刻t54から図5の場合約
1.5システムクロックSCLK後の立ち上がり時であ
るが、システムクロックSCLKのクロック周波数が小
さくなると、時刻t56は大きくなる方向、すなわち遅
くなる方向に変化する。
【0096】信号S9の不定データをマスク信号S8で
マスクするためには、時刻t56と時刻t58間の間隔
が、少なくとも1システムクロックの周期よりも大きく
なければならないが、システムクロックSCLKのクロ
ック周波数が小さくなると、時刻t56と時刻t58間
に、1システムクロックSCLK分のマスク信号を生成
することができなくなる。
【0097】一般的なタイミング条件について推考する
と、入力クロックCLKの“1”レベルの期間(入力ク
ロック信号の半周期)を、システムクロックSCLKの
立ち上がりエッジで2回以上ラッチすることが必要であ
ることがわかる。すなわち、システムクロックSCLK
のクロック周波数は、入力クロックCLKのクロック周
波数の4倍以上必要である。図1および図2のシステム
クロック同期化回路においては、入力クロックCLKの
クロック周波数を12.5MHzとし、システムクロッ
クSCLKのクロック周波数を66〜100MHzとし
て設計した。
【0098】さらに上記の第1の制約条件に加えて、前
にも説明したように、同期化およびタイミングディレイ
回路11の第1の遅延量が、同期化およびタイミングデ
ィレイ回路12,13の第2の遅延量および第3の遅延
量よりも大きいという第2の制約条件が必要である。こ
の第2の制約条件は、同期化およびタイミングディレイ
回路11において、入力クロックCLKがシステムクロ
ックSCLKに同期化されて信号S7として出力される
までのフリップフロップ回路などによるラッチ段数が、
同期化およびタイミングディレイ回路12において、入
力クロック信号CLKで同期化された入力イネーブル信
号Senが、システムクロックSCLKに同期化されて
信号S9として出力されるまでのフリップフロップ回路
などによるラッチ段数、および同期化およびタイミング
ディレイ回路13において、入力クロック信号CLKで
同期化された入力データSdataが、システムクロッ
クSCLKに同期化されて信号S10として出力される
までのフリップフロップ回路などによるラッチ段数より
も大きいということを意味している。
【0099】図2の例では、同期化およびタイミングデ
ィレイ回路11は、システムクロックSCLKにより同
期化されるフリップフロップ回路が3段に縦続接続さ
れ、同期化およびタイミングディレイ回路12,13
は、システムクロックSCLKにより同期化されるフリ
ップフロップ回路が2段に縦続接続されていて、上記の
第2の制約条件を満たしている。
【0100】このようにして、同期化およびタイミング
ディレイ回路を構成するフリップフロップ回路の縦続接
続段数を調整して、第1の遅延量〜第3の遅延量を調整
する。
【0101】入力イネーブル信号Senは、フリップフ
ロップ回路141において、入力クロックCLKに同期
してラッチされ、信号S1は同期化およびタイミングデ
ィレイ回路12でシステムクロックSCLKにより同期
化してラッチされるが、入力クロックCLKとシステム
クロックSCLKは非同期なので、図6のC1,C2お
よび図7のE1,E2に示すように、フリップフロップ
回路141から出力された信号S1が同期化およびタイ
ミングディレイ回路12でラッチされるまでに若干の遅
延が存在する。
【0102】C1,C2の場合は、ノイズの立ち上がり
直後におけるシステムクロックの立ち上がりでフリップ
フロップ回路121が、不定の信号S1をラッチする
が、E1,E2の場合は、ノイズの立ち上がった後の1
システムクロック後におけるシステムクロックの立ち上
がりでフリップフロップ回路121は、不定の信号S1
をラッチする。このように、ノイズの立ち上がりとシス
テムクロックの立ち上がりの微妙なズレによって、フリ
ップフロップ回路121によりラッチされる信号S1の
タイミングは大きく変化する。
【0103】同様に、入力データSdataは、フリッ
プフロップ回路142において、入力クロックCLKに
同期してラッチされ、信号S6は同期化およびタイミン
グディレイ回路13でシステムクロックSCLKにより
同期化してラッチされるが、図6のD1,D2および図
7のF1,F2に示すように、ノイズの立ち上がりとシ
ステムクロックの立ち上がりの微妙なズレによって、フ
リップフロップ回路131によりラッチされる信号S6
のタイミングは大きく変化する。
【0104】しかしながらこのような場合においても、
第1の制約条件および第2の制約条件を設けることによ
り、入力クロックCLKとシステムクロックSCLKが
非同期であることにより生じるラッチタイミングのズレ
を吸収し、正常な入力データSdataと正常な入力イ
ネーブル信号Senのみを、それぞれ出力データVda
taおよび出力イネーブル信号Venとして出力するこ
とができる。
【0105】次に本発明によるシステムクロック同期化
回路の第2の実施の形態について、図1および図8を参
照して説明する。
【0106】図8は、本発明によるシステムクロック同
期化回路の第2の実施の形態を示すブロック図であり、
図1で入力イネーブル信号Senが常時“1”である場
合の回路構成に適している。
【0107】すなわち、入力イネーブル信号Senが常
時“1”とすると、同期化およびタイミングディレイ回
路12は常時“1”を出力するのでANDゲート15は
不要となる。従って、図1のフリップフロップ回路14
1,同期化およびタイミングディレイ回路12、AND
ゲート15を削除した回路が図8の回路に相当する。図
1で、フリップフロップ回路141の入力端子を“1”
にプルアップしておくよりも、図8の回路構成が回路素
子数が少なくなるという特徴がある。
【0108】次に本発明によるシステムクロック同期化
回路の第3の実施の形態について、図1および図9を参
照して説明する。
【0109】図9は、本発明によるシステムクロック同
期化回路の第3の実施の形態を示すブロック図である。
【0110】図1では、マスク信号生成回路14で生成
されるマスク信号S8をANDゲート15の一方に入力
することにより、信号S9の不定データをマスクしてい
たが、図9のように、最初に入力クロックCLKとフリ
ップフロップ回路141からの出力信号S1とをAND
ゲート91に入力し、このANDゲート91の出力信号
を同期化およびタイミングディレイ回路11に入力し、
さらに同期化およびタイミングディレイ回路11の出力
信号からマスク信号生成回路14でマスク信号を生成
し、このマスク信号をフリップフロップ回路146の入
力端子とライトイネーブル付きフリップフロップ回路1
47のライトイネーブル端子weに入力する回路構成と
することにより、図1に示すシステムクロック同期化回
路と同様の回路動作を行うことができる。
【0111】すなわち、図1で信号S9とマスク信号S
8との論理積をとる代わりに、図9では最初に入力クロ
ックCLKと信号S1との論理積をとり、この論理積信
号を同期化およびタイミングディレイ回路11以降の回
路で処理するようにしている。
【0112】次に本発明によるシステムクロック同期化
回路の第4の実施の形態について、図1および図10を
参照して説明する。
【0113】図10は、本発明によるシステムクロック
同期化回路の第4の実施の形態を示すブロック図であ
る。図1の同期化およびタイミングディレイ回路11,
12,13は、それぞれ入力した信号をシステムクロッ
クSCLKで同期化し、同期化した信号をそれぞれ第1
の遅延量〜第3の遅延量だけ遅延させて相互のタイミン
グ調整を行っていたが、本実施の形態によるシステムク
ロック同期化回路を構成する同期化回路101,10
2,103は、入力クロックCLK、入力クロックCL
Kで同期した入力イネーブル信号Sen、入力クロック
CLKで同期した入力データSdataをそれぞれシス
テムクロックSCLKで同期化し、同期化した信号を出
力するが同期化した信号の遅延は行わない。
【0114】システムクロック同期化回路全体のタイミ
ング調整は、タイミングディレイ回路104で行う。こ
のタイミングディレイ回路104で、同期化回路101
の入力からマスク信号生成回路14を介してタイミング
ディレイ回路14の出力に至る遅延が、同期化回路10
2の入力から出力までの遅延および同期化回路103の
入力から出力までの遅延よりも大きくなるように設定す
る。このように設定することで、上記に説明した第2の
制約条件を満たすことが出来る。
【0115】本実施の形態によるシステムクロック同期
化回路は、入力イネーブル信号Senおよび入力データ
Sdataが伝搬する信号経路に遅延回路が入っていな
いため、入力イネーブル信号Senおよび入力データS
dataを高速に伝達することが出来る。このため、シ
ステムクロック同期化回路を高速化することが可能とな
り、ディジタル放送受信装置全体を高速で処理すること
が出来る。
【0116】次に本発明によるシステムクロック同期化
回路の第5の実施の形態について、図1および図11を
参照して説明する。
【0117】図11は、本発明によるシステムクロック
同期化回路の第5の実施の形態を示すブロック図であ
る。上述したシステムクロック同期化回路は、全て入力
クロックCLKの立ち下がりに同期して入力データSd
ataと入力イネーブル信号Senが変化し、入力クロ
ックCLKの立ち上がりに同期して入力データSdat
aと入力イネーブル信号Senをラッチする場合であっ
たが、本実施の形態によるシステムクロック同期化回路
は、入力クロックCLKの立ち上がりに同期して入力デ
ータSdataと入力イネーブル信号Senが変化し、
入力クロックCLKの立ち下がりに同期して入力データ
Sdataと入力イネーブル信号Senをラッチする場
合に適用する回路である。
【0118】本実施の形態によるシステムクロック同期
化回路は、図1に示すシステムクロック同期化回路に入
力クロックCLKを反転するための入力クロック反転回
路16を設け、この入力クロック反転回路16で入力ク
ロックCLKを反転させた反転入力クロックCLKバー
をフリップフロップ回路141,142および同期化お
よびタイミングディレイ回路11に入力することが特徴
である。
【0119】図1の入力クロックCLKが、反転入力ク
ロックCLKバーになっている以外の回路動作は、図1
のシステムクロック同期化回路と同様である。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように本発明のシステムク
ロック同期化回路は、入力クロックにノイズが重畳した
場合においても、誤った出力データと出力イネーブル信
号を出力せず、システムクロックに同期した正常な出力
データと出力イネーブル信号とを出力することが可能で
ある。
【0121】また、入力データと入力イネーブル信号を
ラッチする際に、入力クロックとシステムクロックが非
同期であることにより生じるラッチタイミングの大幅な
ズレを吸収し、正常な入力データと正常な入力イネーブ
ル信号のみを、それぞれ出力データおよび出力イネーブ
ル信号として出力することができる。
【0122】さらに、入力クロックのクロック周波数に
応じて、システムクロックのクロック周波数を入力クロ
ック周波数に対する一定比率以上の範囲で設定すること
により、入力クロック周波数の広い範囲で、ノイズが重
畳した入力クロックによる誤動作がなく、システムクロ
ックに同期した正常な出力データと出力イネーブル信号
とを出力することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムクロック同期化回路の第1の
実施の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】本発明のシステムクロック同期化回路の第1の
実施の実施の形態を示す詳細回路図である。
【図3】入力クロックCLKにノイズが重畳しない場合
の図1に示すシステムクロック同期化回路のタイミング
チャートである。
【図4】入力クロックCLKにノイズが重畳した場合の
図1に示すシステムクロック同期化回路のタイミングチ
ャートである。
【図5】システムクロックSCLK’が図4に示すシス
テムクロックSCLKより遅く、かつ入力クロックCL
Kにノイズが重畳した場合の図1に示すシステムクロッ
ク同期化回路のタイミングチャートである。
【図6】入力クロックCLKに重畳したノイズによる立
ち上がりエッジと、システムクロックの立ち上がりの時
間差が小さく、かつ入力クロックCLKにノイズが重畳
した場合の図2に示すシステムクロック同期化回路のタ
イミングチャートである。
【図7】入力クロックCLKに重畳したノイズによる立
ち上がりエッジと、システムクロックの立ち上がりの時
間差が大きく、かつ入力クロックCLKにノイズが重畳
した場合の図2に示すシステムクロック同期化回路のタ
イミングチャートである。
【図8】本発明のシステムクロック同期化回路の第2の
実施の実施の形態を示すブロック図である。
【図9】本発明のシステムクロック同期化回路の第3の
実施の実施の形態を示すブロック図である。
【図10】本発明のシステムクロック同期化回路の第4
の実施の実施の形態を示すブロック図である。
【図11】本発明のシステムクロック同期化回路の第5
の実施の実施の形態を示すブロック図である。
【図12】従来および本発明のディジタル放送受信装置
を示すブロック図である。
【図13】従来例による図12に示すシステムクロック
同期化回路124のタイミングチャートである。
【図14】図12に示す従来のシステムクロック同期化
回路124のブロック図である。
【図15】図12に示す従来のシステムクロック同期化
回路124の詳細回路図である。
【図16】入力クロックCLKにノイズが重畳しない場
合の図15に示すシステムクロック同期化回路124の
タイミングチャートである。
【図17】入力クロックCLKにノイズが重畳した場合
の図15に示すシステムクロック同期化回路124のタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
11〜13 同期化およびタイミングディレイ回路 14,145 マスク信号生成回路 15,91,143’,1454 ANDゲート 16 入力クロック反転回路 101〜103、144 同期化回路 104 タイミングディレイ回路 111〜113,121,122,131,132,1
41,141’,142,1441,1451,145
2,146 フリップフロップ回路 121 チューナ 122 受信信号前処理回路 122A A/D変換器 122B 復調回路 122C 誤り訂正回路 123A〜123C バッファ 124 システムクロック同期化回路 125 ストリームデータ分離回路 126 MPEGデコーダ 143 ORゲート 142’,1453 インバータ 147 ライトイネーブル付きフリップフロップ回路

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力クロックをシステムクロックで同期
    化し、同期化した信号を第1の遅延量だけ遅延させた第
    1の信号を出力する第1の同期化およびタイミングディ
    レイ回路と、 前記入力クロックの第1の変化点でデータが変化する入
    力データを、前記入力クロックの第2の変化点に同期し
    てラッチする入力データラッチ手段と、 前記入力データが有効のとき活性化し無効のとき非活性
    化する入力イネーブル信号を、前記入力クロックに同期
    してラッチする入力イネーブル信号ラッチ手段と、 前記第1の信号に同期して所定のパルス幅を有するマス
    ク信号を生成するマスク信号生成回路と、 前記入力データラッチ手段からの出力信号を前記システ
    ムクロックで同期化し、同期化した信号を第2の遅延量
    だけ遅延させた第2の信号を出力する第2の同期化およ
    びタイミングディレイ回路と、 前記入力イネーブル信号ラッチ手段からの出力信号を前
    記システムクロックで同期化し、同期化した信号を第3
    の遅延量だけ遅延させた第3の信号を出力する第3の同
    期化およびタイミングディレイ回路と、 前記マスク信号と前記第3の信号とを入力し、前記マス
    ク信号が活性化されたときは前記第3の信号を出力し、
    前記マスク信号が非活性化されたときは前記第3の信号
    をマスクするマスク手段と、 前記マスク手段からの第4の信号をシステムクロックに
    同期してラッチし、出力イネーブル信号として出力する
    第1の出力ラッチ手段と、 前記第4の信号をライトイネーブル端子に、前記第2の
    信号をデータ入力端子にそれぞれ入力し、前記第4の信
    号が活性化されたときは前記第2の信号をシステムクロ
    ックに同期してラッチし、前記第4の信号が非活性化さ
    れたときは直前に入力した前記第2の信号を保持して、
    出力データとして出力する第2の出力ラッチ手段と、 を備えることを特徴とするシステムクロック同期化回
    路。
  2. 【請求項2】 前記入力データラッチ手段と、前記入力
    イネーブル信号ラッチ手段は、前記入力クロックに同期
    してそれぞれ前記入力データと前記入力イネーブル信号
    をラッチするフリップフロップ回路であることを特徴と
    する請求項1記載のシステムクロック同期化回路。
  3. 【請求項3】 前記第2の同期化およびタイミングディ
    レイ回路は、フリップフロップ回路を縦続接続して構成
    し、第1番目のフリップフロップ回路に前記入力データ
    を入力し、最終段のフリップフロップ回路から前記第2
    の信号を出力することを特徴とする請求項1記載のシス
    テムクロック同期化回路。
  4. 【請求項4】 前記第3の同期化およびタイミングディ
    レイ回路は、フリップフロップ回路を縦続接続して構成
    し、第1番目のフリップフロップ回路に前記入力イネー
    ブル信号を入力し、最終段のフリップフロップ回路から
    前記第3の信号を出力することを特徴とする請求項1記
    載のシステムクロック同期化回路。
  5. 【請求項5】 前記マスク手段は、ANDゲートで構成
    することを特徴とする請求項1記載のシステムクロック
    同期化回路。
  6. 【請求項6】 前記マスク信号生成回路は、前記第1の
    信号を前記システムクロックで同期化して出力するフリ
    ップフロップ回路と、このフリップフロップ回路の出力
    を反転するインバータと、前記第1の信号と前記インバ
    ータの出力信号とを入力し、前記マスク信号を出力する
    ANDゲートとを備えることを特徴とする請求項1記載
    のシステムクロック同期化回路。
  7. 【請求項7】 前記第1の遅延量が前記第2の遅延量お
    よび前記第3の遅延量よりも大きいことをことを特徴と
    する請求項1記載のシステムクロック同期化回路。
  8. 【請求項8】 前記システムクロックの周波数が、前記
    入力クロックの周波数よりも4倍以上大きいことを特徴
    とする請求項1記載のシステムクロック同期化回路。
  9. 【請求項9】 前記所定のパルス幅は、前記システムク
    ロックの周期に等しいことを特徴とする請求項1記載の
    システムクロック同期化回路。
  10. 【請求項10】 入力クロックをシステムクロックで同
    期化し、同期化した信号を第1の遅延量だけ遅延させた
    第1の信号を出力する第1の同期化およびタイミングデ
    ィレイ回路と、 前記入力クロックの第1の変化点でデータが変化する入
    力データを、前記入力クロックの第2の変化点に同期し
    てラッチする入力データラッチ手段と、 前記第1の信号に同期して所定のパルス幅を有するマス
    ク信号を生成するマスク信号生成回路と、 前記入力データラッチ手段からの出力信号を前記システ
    ムクロックで同期化し、同期化した信号を第2の遅延量
    だけ遅延させた第2の信号を出力する第2の同期化およ
    びタイミングディレイ回路と、 前記マスク信号をシステムクロックに同期してラッチ
    し、出力イネーブル信号として出力する第1の出力ラッ
    チ手段と、 前記マスク信号をライトイネーブル端子に、前記第2の
    信号をデータ入力端子にそれぞれ入力し、前記マスク信
    号が活性化されたときは前記第2の信号をシステムクロ
    ックに同期してラッチし、前記マスク信号が非活性化さ
    れたときは直前に入力した前記第2の信号を保持して、
    出力データとして出力する第2の出力ラッチ手段と、 を備えることを特徴とするシステムクロック同期化回
    路。
  11. 【請求項11】 入力クロックの第1の変化点でデータ
    が変化する入力データを、前記入力クロックの第2の変
    化点に同期してラッチする入力データラッチ手段と、 前記入力データが有効のとき活性化し無効のとき非活性
    化する入力イネーブル信号を、前記入力クロックに同期
    してラッチする入力イネーブル信号ラッチ手段と、 前記入力クロックと前記入力イネーブル信号ラッチ手段
    からの出力信号とを入力するANDゲートと、 前記ANDゲートの出力信号を前記システムクロックで
    同期化し、同期化した信号を第1の遅延量だけ遅延させ
    た第1の信号を出力する第1の同期化およびタイミング
    ディレイ回路と、 前記第1の信号に同期して所定のパルス幅を有するマス
    ク信号を生成するマスク信号生成回路と、 前記入力データラッチ手段からの出力信号を前記システ
    ムクロックで同期化し、同期化した信号を第2の遅延量
    だけ遅延させた第2の信号を出力する第2の同期化およ
    びタイミングディレイ回路と、 前記マスク信号をシステムクロックに同期してラッチ
    し、出力イネーブル信号として出力する第1の出力ラッ
    チ手段と、 前記マスク信号をライトイネーブル端子に、前記第2の
    信号をデータ入力端子にそれぞれ入力し、前記マスク信
    号が活性化されたときは前記第2の信号をシステムクロ
    ックに同期してラッチし、前記マスク信号が非活性化さ
    れたときは直前に入力した前記第2の信号を保持して、
    出力データとして出力する第2の出力ラッチ手段と、 を備えることを特徴とするシステムクロック同期化回
    路。
  12. 【請求項12】 入力クロックをシステムクロックに同
    期してラッチし、第1の信号として出力する第1の同期
    化回路と、 前記入力クロックの第1の変化点でデータが変化する入
    力データを、前記入力クロックの第2の変化点に同期し
    てラッチする入力データラッチ手段と、 前記入力データが有効のとき活性化する入力イネーブル
    信号を、前記入力クロックに同期してラッチする入力イ
    ネーブル信号ラッチ手段と、 前記第1の信号に同期して所定のパルス幅を有するマス
    ク信号を生成するマスク信号生成回路と、 前記マスク信号を所定のタイミングだけ遅延させて遅延
    マスク信号として出力するタイミングディレイ回路と、 前記入力データラッチ手段からの出力信号を前記システ
    ムクロックで同期化した第2の信号を出力する第2の同
    期化回路と、 前記入力イネーブル信号ラッチ手段からの出力信号を前
    記システムクロックで同期化した第3の信号を出力する
    第3の同期化回路と、 前記遅延マスク信号と前記第3の信号とを入力し、前記
    遅延マスク信号が活性化されたときは前記第3の信号を
    出力し、前記遅延マスク信号が非活性化されたときは前
    記第3の信号をマスクするマスク手段と、 前記マスク手段からの第4の信号をシステムクロックに
    同期してラッチし、出力イネーブル信号として出力する
    第1の出力ラッチ手段と、 前記第4の信号をライトイネーブル端子に、前記第2の
    信号をデータ入力端子にそれぞれ入力し、前記第4の信
    号が活性化されたときは前記第2の信号をシステムクロ
    ックに同期化してラッチし、前記第4の信号が非活性化
    されたときは直前に入力した前記第2の信号を保持し
    て、出力データとして出力する第2の出力ラッチ手段
    と、 を備えることを特徴とするシステムクロック同期化回路
  13. 【請求項13】 入力クロックの反転信号である反転入
    力クロックを生成する入力クロック反転回路と、 前記反転入力クロックをシステムクロックで同期化し、
    同期化した信号を第1の遅延量だけ遅延させた第1の信
    号を出力する第1の同期化およびタイミングディレイ回
    路と、 前記反転入力クロックの第1の変化点でデータが変化す
    る入力データを、前記反転入力クロックの第2の変化点
    に同期してラッチする入力データラッチ手段と、 前記入力データが有効のとき活性化し無効のとき非活性
    化する入力イネーブル信号を、前記反転入力クロックに
    同期してラッチする入力イネーブル信号ラッチ手段と、 前記第1の信号に同期して所定のパルス幅を有するマス
    ク信号を生成するマスク信号生成回路と、 前記入力データラッチ手段からの出力信号を前記システ
    ムクロックで同期化し、同期化した信号を第2の遅延量
    だけ遅延させた第2の信号を出力する第2の同期化およ
    びタイミングディレイ回路と、 前記入力イネーブル信号ラッチ手段からの出力信号を前
    記システムクロックで同期化し、同期化した信号を第3
    の遅延量だけ遅延させた第3の信号を出力する第3の同
    期化およびタイミングディレイ回路と、 前記マスク信号と前記第3の信号とを入力し、前記マス
    ク信号が活性化されたときは前記第3の信号を出力し、
    前記マスク信号が非活性化されたときは前記第3の信号
    をマスクするマスク手段と、 前記マスク手段からの第4の信号をシステムクロックに
    同期してラッチし、出力イネーブル信号として出力する
    第1の出力ラッチ手段と、 前記第4の信号をライトイネーブル端子に、前記第2の
    信号をデータ入力端子にそれぞれ入力し、前記第4の信
    号が活性化されたときは前記第2の信号をシステムクロ
    ックに同期してラッチし、前記第4の信号が非活性化さ
    れたときは直前に入力した前記第2の信号を保持して、
    出力データとして出力する第2の出力ラッチ手段と、 を備えることを特徴とするシステムクロック同期化回
    路。
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