JP2003068388A - 安全コンセント - Google Patents

安全コンセント

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JP2003068388A
JP2003068388A JP2001256266A JP2001256266A JP2003068388A JP 2003068388 A JP2003068388 A JP 2003068388A JP 2001256266 A JP2001256266 A JP 2001256266A JP 2001256266 A JP2001256266 A JP 2001256266A JP 2003068388 A JP2003068388 A JP 2003068388A
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lid
plug
outlet
rotary lid
insertion port
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JP2001256266A
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Michiro Kozutsumi
三千郎 小堤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンセントを使用してないときには差込口が
塞がれており、使用するときに簡単にプラグを差し込む
ことが出来る安全なコンセントを提供する。 【解決手段】 複数のプラグ差込口の中間部を中心にし
て回動可能に設けられた回動蓋をコンセントの差込口前
面に設ける。回動蓋は基準位置では前記プラグ差込口を
覆い、所定位置まで回動したときに前記プラグ差込口が
露出するような形状になっている。 【効果】 この回動蓋は、プラグの端子で回動するのは
容易であるが、指等で回動し難くなっているので、使用
するときには簡単に差し込むことが出来、使用しないと
きには幼い子供に対しても安全である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭等で一般に用いら
れているコンセントであって、使用していないときに差
込口が塞がれて安全なコンセントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気製品等の電源として、交流1
00Vの商用電源には、壁等に固定されたコンセント1
と呼ばれる器具(図1a)や延長コードの先に接続され
たテーブルタップ(図1b)の差込口にプラグの端子を
挿し込む形式が一般に用いられ、必要なときに電気器具
のプラグ2を差込んで用いる。これらコンセントは不使
用時には差込口4は開いたままであり、幼い子供が誤っ
て金属製のものを挿し込んだりして感電したり、スパー
クさせる危険がある。
【0003】そのため、図2に示すような差込口カバー
5が製品化され、小さな子供のいる家庭等で用いられて
いる。このカバー5はプラスチック製品でプラグ2の先
端と同様の形状をしており、コンセントを使わないとき
にプラグ2と同様に挿し込んでおき、コンセントを使う
ときに外す物である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】カバー5をコンセント
に挿し込んでいるときには、差込口4は小さな子供のい
たずら等からほぼ完璧に防護されているが、電気器具を
使用するときははずす必要がある。はずしたカバーの扱
いがわずらわしい。カバー5自身はプラグ2の先の形状
をした小さなものであり、幼い子供には場合によっては
危険となったり、紛失しやすくもある。また電気掃除機
を使うように頻繁にプラグを抜き差しするようなときに
は特にわずらわしい。
【0005】前記のカバーのようなものをコンセントの
付属品として蝶番等で設けることも考えられるが、コン
セント使用時にコンセントの前面から突出することにな
り、邪魔になったり、壊れやすく、また依然としてカバ
ーの抜き差しの面倒が残る。プラグの端子で押せば内側
に開くような蓋を複数の各差込口を塞ぐ構造では、それ
ぞれ別個に蓋を設けると複雑になるし、蓋を押すことで
簡単に開いてはまだ若干の危険性がある。そこで、本発
明者は、不使用時には差込口が蓋で塞がれ、簡単で使い
勝手の良いコンセント差込口の蓋の構造について、鋭意
検討を進め、本発明に至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンセントの
前面に回動可能に設けられた蓋により、不使用時には差
込口が安全に塞がれ、プラグの抜き差しは従来のように
難なく出来、かつ構造の簡単なコンセントを提供するこ
とを目的とする。本発明の安全コンセントは、上記目的
を達成するため、差込口の前面に回動可能に設けられた
回動蓋を備えている。回動蓋は基準位置では前記差込口
を覆い、所定位置ではコンセントの差込口が露出するよ
うな形状になっている。
【0007】軸支されていない円盤状又は一部円盤状の
回動蓋の外周が、円状の収容凹部の内側に摺動する状態
にしておくと回動蓋はプラグの端子以外の指等で簡単に
は回動できない。基準位置で回動蓋の背面に設けられた
バネに付勢されたロックピンが回動蓋の開口部に差し込
まれるようにすると、さらに確実に回動できない状態に
なる。プラグが差込口から抜かれたときに、自動的に基
準の位置に戻るように回動蓋をバネ等で付勢するのが好
ましい。
【0008】
【作用】不使用時のコンセントの安全を図るための蓋
は、複雑な構造ではコストも嵩むし、壊れやすくもな
る。また、コンセントの前面とプラグの端子を挟む電極
との間は狭い。これらのことから、コンセントの前面に
平行にスライドさせる方式の蓋が考えられる。しかし、
複数の差込口にそれぞれ設けるのは構造が複雑になり、
広いコンセント前面を要する。そこで本発明者は回動方
式の蓋を思いついた。一枚の円盤状の回動蓋で複数の差
込口を覆い、回動蓋を所定位置に回動したとき差込口が
露出する方式である。回動蓋の直径は、通常の交流10
0Vのコンセントで2cm程度、厚みは1mm程度と最
小限のスペースで済む。
【0009】円盤状の回動蓋は図3のように、コンセン
トの前面に設けられる。回動蓋の直径は、基準位置で複
数の差込口Sを全部覆うように設定される(a)。回動
蓋の開口部Hは所定位置(使用時の位置)まで回動した
ときに差込口Sに重なるように設けられる(図3b)。
ここでは2つの差込口Sで一組となる通常のコンセント
を例に説明したが、3つの差込口の場合も同様である。
【0010】基準位置(コンセント不使用時の位置)で
は、差込口Sは塞がれている。回動蓋の開口部にプラグ
端子2aを挿し込み、プラグを回動させると、プラグ端
子2aと開口部Hとの当接部から偶力M(回転中心から
等距離の位置で反対方向に働く一組の力)を受け、回動
蓋11は基準位置(図3a)からD方向に所定の位置
(図3b)まで回動させられる。偶力をプラグの端子2
aと開口部Hの縁との当接部を介して伝えるため、回動
蓋11の厚みは、プラグ端子2aの先端角の丸み(R)
以上厚くなっている。プラグを回動させることで回動蓋
を所定位置まで回動させれば、その位置でプラグ端子2
aをコンセント内部まで挿し込める。
【0011】
【実施の形態】本発明に従ったコンセント10の構造の
具体例を図4で示す。この例では、図4(a),(b)
のように円盤状の回動蓋11は軸支されていない状態で
コンセント10の前面板12の収容凹部13に収容され
ている。回動蓋11は、外周11aが収容凹部13の内
側13aに拘束され、摺動状態で回動する。このため、
力学的に剛体と考えられる回動蓋11に、偶力でなく図
4(c)のように例えば一ヶ所の開口部11bだけに一
方向の力Fを加えた場合、その力は力Fの作用線と回動
蓋11の外周11aとの交点Pにかかる。交点Pにかか
った力Fは、回動蓋11を回動しようとする円周方向の
分力F1と回動蓋の外周11aを収容凹部の内側13a
に押付ける半径方向の分力F2とに分けて考えることが
できる。
【0012】この半径方向の分力F2のため、回動蓋と
収容凹部の内側との間に交点Pにおいて摩擦力(静摩
擦)が発生し、同時に円周方向の分力F1(加えた力F
より小さい)により回転モーメントが発生する。しか
し、分力F2による摩擦力と分力F1による小さい回転モ
ーメントのため、回動蓋は回動しにくい。具体的には静
止摩擦係数μ<F1/F2を満たさない限り回動しない。
【0013】一方、2個(又はそれ以上の)プラグの端
子2aにより偶力Mを回動蓋11に与えたときは、半径
方向の力がかからないので、回動蓋11の外周11aと
収容凹部13の内側13aとの間に摩擦力(静摩擦)が
発生せず、難なく回動することができる。すなわち回動
蓋11はプラグの端子2aにより偶力Mを与えたときに
は回動しやすいが、偶力M以外の通常の一方向の力では
回動蓋11は容易には回動しない。勿論、「容易には回
動しない」程度は、回動蓋11の回動の制動力として回
動蓋11の直径や外周面11aと収容凹部13の内側1
3aとの接点の摩擦係数等で変わるので、安全性,使い
勝手等を考慮して寸法や材料が適宜決められる。制動の
方法としては、図5(a),(b)のように例えば円盤
状の回動蓋11の外周面11a及び/又は収容凹部13
の内側13aにギザギザの凹凸を付けても良い。
【0014】勿論、制動力は回動蓋11の裏面11cと
収容凹部13の底部13bとの接触面の状況でも変わる
ので、この面を弾性ゴム等の摩擦係数の大きいものにし
ておくと、例えば指等で押回したときも、回動蓋の裏面
が収容凹部の底部に押付けられ、十分な制動が得られ
る。十分に制動して回りにくくしてあれば回動蓋は軸支
していてもよい。
【0015】また図5(c)のように、収容凹部13の
内側13aに板バネ17等を設け、基準位置においてバ
ネに当接する位置で、回動蓋11の外周11aに切欠き
11cを設けると回動蓋11は基準位置でロックされ
る。円盤状の回動蓋は、バネ等適宜の手段で基準位置方
向に付勢しておけば、プラグを抜いたときに回動蓋は自
動的に基準位置まで戻る。このとき、付勢力が偶力にな
るように、図5(d)のようにゼンマイバネ15等で回
動蓋11にトルクを与えると良い。回動蓋11を基準位
置に戻す力や回動角度はわずか(最大90度)でよいの
で公知手段で十分可能である。
【0016】本発明に従った図6の例では、プラグの端
子以外による基準位置からの回動を、回動蓋11の開口
部Hにはまり込むロックピン16で防止している。ロッ
クピン16は、収容凹部底13bから突出方向にバネ1
3c等で付勢されて、基準位置では突出部16aが回動
蓋11の開口部Hにはまり込んでいる(a)(b)。ロ
ックピン16は、プラグの端子2aにより押されて引っ
込むことで、回動がロックされている状態から解除され
る(c)。その状態でプラグを所定位置まで回動させれ
ば、前記の例と同様にプラグの端子2aは挿し込み可能
となる(d)。なお、回動蓋11をコンセント前面12
に軸支しない場合には、回動蓋11は例えば突起13c
によってコンセント前面12に回動可能に固定される。
【0017】回動蓋の形状は、基準位置で差込口を塞
ぎ、基準位置から所定量回動した所定の位置で、開口部
を介して差込口が現れ、プラグが挿し込まれる状態にな
ればよく、円形のみでなくデザインも含めていろいろな
形状が考えられる。図7はH型、図8はI型、図9は楕
円型でそれぞれ(a)所定位置、(b)基準位置を示し
ている。特に図9の楕円型は、収容凹部13の内側13
a及び回動蓋11の外周11aのどちらも楕円になって
おり、所定位置(a)では収容凹部13の内側13aと
回動蓋11の外周11aは接触点Qで接触して、簡単に
は回動できない状態となる。
【0018】
【発明の効果】本発明に従ったコンセントは、以上に説
明したように、差込口に回動可能な円盤状の回動蓋を備
えており、回動蓋は基準位置ではコンセントの差込口を
塞いでいるので安全である。使用時にはプラグの端子に
よって偶力を与えることで容易に回動し、プラグを挿し
込める状態になる。しかし、プラグ以外のものでは容易
に回転しないので安全を確保出来る。この安全のための
重要な機能を、従来のコンセントの構造を大幅に変える
必要なく簡単な構造で実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は従来使用されているコンセントの例。
【図2】は従来使用されているコンセントカバーの例。
【図3】は本発明に従った回動蓋の作用を説明する図。
【図4】は本発明に従った回動蓋の具体的な例(a)
(b)及びプラグの端子以外のものでは容易に回動しな
いことを説明する図(c)。
【図5】は本発明に従った回動蓋の制動方法の一例を示
す図。(d)は回動蓋が基準位置に戻るようにバネで付
勢したもの。
【図6】は本発明に従ったロックピンの一例を示す図。
【図7】は本発明に従った回動蓋の形状の一例。
【図8】は本発明に従った回動蓋の形状の一例。
【図9】は本発明に従った回動蓋の形状の一例。
【符号の説明】
10:コンセント 11:回動蓋 12:コンセン
ト前面 13:収容凹部 16:ロックピン S:差込口 T:接触子 H:開口 M:偶力
F:一方向の力

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 差込口の前面に回動可能に設けられ、基
    準位置では前記差込口を覆い、所定位置まで回動したと
    きに前記差込口が露出するような形状の回動蓋を備えた
    安全コンセント。
  2. 【請求項2】 円盤状又は一部円状の回動蓋の外周が、
    円型の収容凹部の内側に摺動する状態で回動する請求項
    1に記載の安全コンセント。
  3. 【請求項3】 円盤状の回動蓋が基準位置にあるとき、
    回動蓋の背面に設けられバネに付勢されたロックピンが
    回動蓋の開口部に差込まれて回動がロックされ、プラグ
    の端子でロックピンを押込むことによりロックが解除さ
    れ回動可能になる請求項1又は2に記載の安全コンセン
    ト。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012527722A (ja) * 2009-05-21 2012-11-08 フィリバ,ヤアコフ 横方向接続構造を具備した電気出力装置
CN103746213A (zh) * 2013-12-30 2014-04-23 宁波君柏电子有限公司 配有滑动保护罩的墙面插座
CN107210552A (zh) * 2015-01-23 2017-09-26 蔡金玉 插座结构体

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