JP2003066703A - トナー補給容器 - Google Patents

トナー補給容器

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JP2003066703A
JP2003066703A JP2001259492A JP2001259492A JP2003066703A JP 2003066703 A JP2003066703 A JP 2003066703A JP 2001259492 A JP2001259492 A JP 2001259492A JP 2001259492 A JP2001259492 A JP 2001259492A JP 2003066703 A JP2003066703 A JP 2003066703A
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祐介 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内容積を有効になるように構成でき、排出後
最終的に残る残トナーが少なく、粗粒子が生ぜず、繰り
返し使用時に耐えられ、組立分解容易でコストが安く再
生コストの安いトナー補給容器を提供する。 【解決手段】 内部にトナーを収納し、前記トナーを排
出するための開口部2aを有する容器本体1と、開口部
1aを開閉自在に封止する封止部材と、容器本体内部に
設けられたバッフル3とからなり、バッフル3は容器本
体内に回転軸線方向に伸びて連続して設けられ、バッフ
ル3は、回転軸線に対して傾斜し回転軸線方向に伸びて
連続して設けられた傾斜面であって、トナーを回転軸線
1g方向へ搬送するための傾斜面3aと、傾斜面3aか
ら延在し容器本体内面に達するように設けられ、回転軸
線方向に伸びて連続して設けられた面であって、トナー
を前記傾斜面3aに供給するための接続面3bと、を有
するトナー補給容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機や
プリンター等の電子写真画像形成装置にトナーを補給す
るためのトナー補給容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写機やプリンター等の
画像形成装置には現像剤として微粉末のトナーが使用さ
れている。そして、画像形成装置本体の現像剤が消費さ
れた場合には、トナー補給容器を用いて画像形成装置本
体へトナーを補給することが行われる。
【0003】トナーは極めて微細な粉末であるため、ト
ナー補給作業時にトナーが飛散してオペレータや周囲を
汚すという問題があった。このため、トナー補給容器を
画像形成装置本体の内部に据え置いて、小さな開口部か
ら少量ずつトナーを排出する方式が提案、実用されてい
る。このような方式にあっては、トナーを重力等の作用
で自然に排出させるのは困難であり、何らかのトナー攪
拌搬送手段が必要となる。
【0004】特公平7−113796号公報に開示され
ているトナー補給容器は、全体形状が略円筒形であり、
その一端部の円筒面には比較的小さなトナー排出用の開
口が設けられている。そして容器内部には螺旋状のトナ
ー攪拌搬送部材が設けられ、容器の端部壁面を貫通して
容器外部より駆動を受けるようになっている。また攪拌
部材の駆動側と反対側は自由端となっている。
【0005】特開平7−104572号公報に開示され
ているトナー補給容器は、容器内に装架されたアジテー
タ羽根が複数の弾性部材でなり、回転軸から羽根先端ま
での長さを異ならせて台形形状とすることで、軸線方向
へのトナー搬送力を得るものである。
【0006】これら二つの従来例はともに攪拌部材が容
器の端部壁面を貫通しているが、この部分には何らかの
軸受けシール機構が必要とされる。シール機構の構成
は、攪拌部材の端部にギア部材を連設し、ギア部材と容
器壁面との間にシール部材を挟持するようにしたものが
一般的である。シール部材としては、ドーナツ状の羊毛
フェルトやオイルシール等が用いられる場合が多い。
【0007】このトナー補給容器は画像形成装置本体内
に装着したまま使用され、装置本体側からの駆動により
トナー攪拌部材を回転することでトナーを搬送し、開口
部から少量ずつトナーを排出するようになっている。
【0008】他の従来例として特開平7−44000号
公報に開示されているトナー補給容器は、全体形状は円
筒形のボトル状をなし、その内面には螺旋状の突起を設
け、一端側の壁面の中心付近に小さなトナー排出口を、
トナー排出口を設けた側の容器端面に迫り出し部をそれ
ぞれ設けている。螺旋状の突起によって排出口側の端部
へ搬送されたトナーは、開口部近傍の迫り出し形状によ
り案内されて容器中心付近の排出口へ持ち上げられて容
器外へ排出される。
【0009】特開平10−260574号公報に開示さ
れているトナー補給容器は、やはり全体形状は円筒形の
ボトル状で、その内面に螺旋状の突起を設け、一端側の
壁面の中心付近に小さなトナー排出口を設けている。そ
して螺旋状突起によって排出口側の端部へ搬送されたト
ナーを掻き上げる掻き上げ部と、掻き上げられたトナー
を排出口へ案内する案内部を有する。
【0010】これら二つの従来例は前記二つの従来例と
異なり、攪拌部材は容器内に装架されていない。そして
これら二つのトナー補給容器もまた画像形成装置本体に
据え置いて使用され、装置本体側からの駆動を受けて容
器本体そのものが回転することでトナーを搬送する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例は事実上す
ぐれた実績を有するものが多い。
【0012】本発明は次のような課題を解決することに
よって上記従来の技術を更に発展させたトナー補給容器
を提供することを目的とする。
【0013】まず特公平7−113796号公報及び特
開平7−104572号公報に開示される従来例の場
合、少なくとも攪拌部材の駆動を受ける側には前記のと
おりの軸受けシール機構があり、部品点数が多い上に組
立てには非常に手間がかかり、製造コストが高くなる。
【0014】このような軸受けシール機構においては、
軸受けシール部にトナーが巻き込まれ、溶融固着して粗
大な粒子となり、これが現像されて画像に影響すること
も稀に発生する。
【0015】さらに使用済のトナー補給容器を回収して
再利用しようとする際に、次のような問題があった。ま
ず部品に分解する作業が厄介であり、特に軸受けシール
機構の分解は非常に困難で、場合によっては部品を破損
してしまう畏れがある。分解できても、シール機構部分
に使用されているシール部材やギア部材は損耗が激し
く、繰り返し使用には耐えられないため新品と交換せざ
るを得ない。
【0016】材料として再利用する場合にも、前記のと
おり分解するのが困難である点は依然として大きな問題
点である。また軸受けシール機構周辺の部品はそれぞれ
摺動性、弾力性等の機能が要求されるため、例えばシー
ル部材とギア部材を含めた全ての部品を同一の材料で構
成することは事実上不可能に近い。
【0017】次に特開平7−44000号公報及び特開
平10−260574号公報に開示される従来例の場合
は、容器本体内に装架される攪拌部材を持っていないた
め、前記のような攪拌軸受けにまつわる問題は発生しな
い。しかし容器本体内面に螺旋状の突起を設けているた
め、以下のような問題がある。
【0018】螺旋状の突起は容器内面に突き出している
ため、その分は容器の内容積が小さくなるという損失が
ある。前記損失はトナー搬送能力を高め、よりトナーを
確実に搬送・制御しようとすると、螺旋状突起を高く突
き出さねばならず、非常に顕著となる。そして螺旋状の
突起が高いとトナーを充填するのも容易ではなくなって
くる。
【0019】そして螺旋状の突起が容器内面のほぼ全面
に配置されるため、螺旋状の突起の根元等にトナーが滞
留して残りやすく、残トナー量が増大する。
【0020】使用済みトナー補給容器を回収して再使用
する場合にも、エアーでの清掃の際に螺旋状突起がある
ために残トナーを完全に除去するのは容易ではない。特
にトナー容器本体が細長くなっ場合に顕著である。
【0021】特開平10−260574号公報に開示さ
れているトナー補給容器の場合には、部品点数も多くな
り組み立ても分解も相当の手間がかかり、製造コストの
増大と回収・再生コストの増大とをもたらす。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明を請求項に対応し
て請求項の番号を付して示せば次のとおりである。
【0023】本出願に係る第1の発明は、画像形成装置
本体に着脱可能で回転することでトナーを搬送・排出す
るトナー補給容器であって、内部にトナーを収納し、前
記トナーを排出するための開口部を有する容器本体と、
前記開口部を開閉自在に封止する封止部材と、容器本体
内部に設けられたバッフルとからなり、前記バッフルは
前記容器本体内に回転軸線方向に伸びて連続して設けら
れ、前記バッフルは、軸線方向に伸びて連続して設けら
れた傾斜面であって、トナーを回転軸線方向へ搬送する
ための傾斜面と、前記傾斜面の幅方向一端側から延在し
容器内面に達するように設けられ、軸線方向に伸びて連
続して設けられた面であって、トナーを前記傾斜面に供
給するための接続面とを有することを特徴とする。
【0024】上記構成においては、簡単な構成で粗粒を
発生することなく低トルクで駆動できるトナー補給容器
を提供できる。
【0025】本出願に係る第2の発明は、前記バッフル
は複数個、位相をずらして設けられることを特徴とす
る。
【0026】上記構成においては、バッフルを複数とし
たことで容器1回転あたり複数回トナーを排出できるの
で、排出効率の高いトナー補給容器を提供できる。
【0027】本出願に係る第3の発明は、前記容器本体
は筒状をなすことを特徴とする。
【0028】上記構成においては、トナーを効果的に攪
拌し前記トナーに流動性と適正なトリボを付与すること
ができる。
【0029】本出願に係る第4の発明は、前記容器本体
は円筒状をなすことを特徴とする。
【0030】上記構成においては、スムーズに回転でき
容積効率の良いトナー補給容器を提供できる。
【0031】本出願に係る第5の発明は、前記開口部は
トナー補給容器の回転軸線方向の一端側の回転軸線上に
設けられることを特徴とする。
【0032】上記構成においては、開口部が移動しない
ため、開口部付近における画像形成装置本体側との密閉
性を良くすることができる。
【0033】本出願に係る第6の発明は、前記開口部は
円形であることを特徴とする。
【0034】上記構成においては、封止部材の密閉や画
像形成装置本体側との密閉を確実にすることができる。
【0035】本出願に係る第7の発明は、前記傾斜面は
断面が下に凸の半円形であって、その内径は前記開口部
の内径と実質的に同一であることを特徴とする。
【0036】上記構成においては、搬送過程でトナーを
こぼさずに効率的に搬送し、スムーズに開口部に流し込
むことができる。
【0037】本出願に係る第8の発明は、前記傾斜面は
前記開口部の幅の半分以上の幅を有していることを特徴
とする。
【0038】上記構成においては、開口部を有効に使い
搬送効率を高めることができる。
【0039】本出願に係る第9の発明は、前記接続面は
前記傾斜面の断面をなす半円の接面であることを特徴と
する。
【0040】上記構成においては、接続面を流れ落ちた
トナーが傾斜面へスムーズに供給され、そこでのトナー
飛散を抑制できるので、搬送効率を高めることができ
る。
【0041】本出願に係る第10の発明は、前記バッフ
ルが容器本体と一体的に形成されていることを特徴とす
る。
【0042】上記構成においては、部品点数が少なく簡
単で安価に製造できる。
【0043】本出願に係る第11の発明は、前記バッフ
ルと容器本体とを同一の材料で形成したことを特徴とす
る。
【0044】前記構成においては、使用済み容器を回収
し、粉砕して材料として再生する際に封止部材を外すだ
けであとはそのまま粉砕すればよく、再生が容易に行え
る。
【0045】本出願に係る第12の発明は、前記バッフ
ルと容器本体と封止部材とを同一の材料で形成したこと
を特徴とする。
【0046】前記構成においては、使用済み容器を回収
し、粉砕して材料として再生する際に、何ら分解せずに
そのまま粉砕すればよく、再生が容易に行える。
【0047】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定するも
のではない。
【0048】(電子写真画像形成装置)図27は本発明
のトナー補給装置を有する電子写真現像装置の縦断面図
である。
【0049】操作者によって、原稿101は原稿台ガラ
ス102の上に置かれる。そして、光学部103の有す
る複数のミラーとレンズにより感光体ドラム104上に
原稿の光像が結像する。一方給送カセット105〜10
8に積載された記録媒体P(例えば用紙、OHPシート
等以下、用紙という)のうち、操作部(不図示)から操
作者が入力した情報に基づいたサイズの用紙Pを選択す
る。そして、送り出しローラ105A〜108Aの内、
選択された給送カセットに応じたローラが回転する。そ
して、給紙カセットから送り出された1枚の用紙Pを搬
送部109を経由してレジストローラ110まで搬送す
る。レジストローラ110は、感光体ドラム104の回
転と光学部103のスキャンのタイミングとを同期させ
て用紙Pを感光ドラム104へ搬送する。そして、用紙
Pは、転写手段111によって、感光体ドラム104上
の、トナー像を転写される。その後、用紙Pは分離手段
112によって感光体ドラム104から分離される。そ
して、用紙Pは搬送部113により、搬送されて定着部
114に到る。そして、定着部114で熱と圧力によ
り、用紙P上のトナー像を定着させる。
【0050】その後、 1)片面コピーの場合、用紙Pは、反転部115を通過
して、排出ローラ116によりトレー117へ排出され
る。
【0051】2)多重コピーの場合、用紙Pは反転部1
15のフラッパー118により、搬送部119,120
へ搬送される。そして、レジストローラ110まで達す
る。その後、前記と同様に画像形成部、定着部を通り、
トレー117へ排出される。
【0052】3)両面コピーの場合、用紙Pは、反転部
115を通り、一度、排出ローラ116により、その一
部を機外へ排出する。その後、用紙Pの終端がフラッパ
ー118を通過した後、前記排出ローラ116を逆回転
させる。そして、用紙Pを再度機内へ搬送する。この用
紙Pは、搬送部119,120へ搬送されて、レジスト
ローラ11まで至る。 そして、前記と同様に画像形成
部、搬送部、定着部を通りトレー117へ排出される。
【0053】上記構成の電子写真画像形成装置におい
て、感光体ドラム104の回りには、現像装置201、
クリーニング手段202及び、一次帯電手段203が配
置されている。現像装置201はトナーを用いて、感光
体ドラム104に形成された静電潜像を現像する。そし
て、前記現像装置201にトナーを供給するためのトナ
ー補給容器1が装置本体124に取り外し可能に装着さ
れている。
【0054】ここで、前記現像装置201は感光体ドラ
ム104と微小隙間(約300μm)をおいて現像ロー
ラ201aを有する。そして、現像に際しては、現像ブ
レード201bによって、現像ローラ201a周面に薄
層のトナー層を形成する。そして、現像ローラ201a
に現像バイアスを加えることにより、感光体ドラム10
4に形成された静電潜像を現像する。
【0055】また、帯電手段203は、感光体ドラム1
04を帯電するものである。また、クリーンミング手段
202は感光体ドラム104に残留するトナーを除去す
るものである。現像によって減少するトナーは、トナー
補給装置100から順次補給される。
【0056】次に、本発明の実施の形態に係るトナー補
給容器について図を用いて説明する。
【0057】《実施の形態1》本発明に係る実施の形態
を、図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明の
実施の形態のトナー補給容器を示す斜視図、図2、図3
は本発明の実施の形態のトナー補給容器を示す正面図
で、図4はトナー補給容器の側面断面図、図5、図6、
図7はバッフルの実施の形態を示す斜視図、図11、図
12、図13、図14はトナー補給容器を画像形成装置
本体に装着する状況を示す斜視図である。
【0058】図1から図3において、1はトナー容器本
体(以下、容器本体ともいう)、2は封止部材、3はバ
ッフル、7はトナー補給容器をそれぞれ示す。
【0059】(容器本体1)図1、図2、図4において
1は略円筒状をなすトナー容器本体であり、軸線方向一
端側の端壁1hのきわの周面にはトナーを排出する開口
部1aを有する。
【0060】2は前記開口部1aを開閉自在に封止する
封止部材で、シャッター2aとその内面に貼着されたパ
ッキン材2bからなる。
【0061】3は容器本体1の内部に設けられるバッフ
ルであり、傾斜面3aと接続面3bとを有する。このバ
ッフル3は回転軸線1gに対して傾斜し回転軸線方向に
伸びて連続して設けられている。傾斜面3aは回転軸線
1gに対して傾斜し回転軸線方向に伸びて連続して設け
られている。接続面3bは傾斜面3aから延在し容器本
体内面に達するよう設けられ、軸線方向に延びて設けら
れている。後述するように接続面3bはトナーを傾斜面
3aに供給し、傾斜面3bはこのトナーを開口部1aへ
搬送する。傾斜面3a、接続面3bは板材の一面であ
る。
【0062】トナー容器本体1はプラスチックを射出成
形、ブロー成形、インジェクションブロー成形等の方法
で製造するのが好ましいが、他の材料及び製造方法であ
っても良い。封止部材2及びバッフル3はプラスチック
を射出成形で製造するのが好ましいが、他の材料及び製
造方法であっても良い。
【0063】トナー容器本体1は二つの部分あるいはそ
れ以上の部分に分割し、それらを溶着、接着等の手段で
一体化する方法で形成できるが、それらのどれか一部分
にバッフル3を一体的に設けるのが好ましい。なお、容
器本体1の組み立て方法は実施の形態3の説明のとうり
である。
【0064】(封止部材)封止部材2のシャッター2a
は図2に示すように容器本体1の外形に合わせた円弧状
をしており、内面にはパッキン材2bを貼着してある。
シャッター2aは容器本体1の開口部1aを閉じる位置
と開く位置との間を往復動自在に容器本体1に取り付け
られる。取り付け方法は、シャッター2aの両端側に平
行な二つのレール(不図示)を設け、前記レール(不図
示)に対応する容器本体1の開口部1a周囲に平行な二
つのガイド部(不図示)を設け、互いに係合させること
で達成できる。このガイド部(不図示)の方向は容器本
体1の周面に沿った方向又は回転軸線1gに平行な方向
である。
【0065】シャッター2aの移動方向は容器本体1の
周面に沿った方向であっても、容器本体1の回転軸線1
gに平行な方向であっても良いが、後者の方向であれば
トナー補給容器7を回転軸線1gに平行に画像形成装置
本体に着脱する際に、その動きを利用してシャッター2
aの開閉が行えるので好ましい。
【0066】パッキン材2bには発泡ポリウレタンが好
ましく、これを両面テープでシャッター2aに固定する
のが簡便で実用的である。パッキン材2bとしてはポリ
ウレタン以外の発泡体やゴム等の弾性体であっても良
く、固定手段も両面テープに限らず、接着剤等を使用し
た他の固定方法や加熱溶着を利用して固定する方法等が
応用できる。
【0067】シャッター2aを容器本体1に取り付ける
と、パッキン材2bは所定量圧縮されて、開口部1aを
密封する。
【0068】(バッフル)図4に示すように容器本体1
の内部には容器本体1の回転軸線1g方向に伸びて容器
本体1のほぼ全長に渡って伸びるバッフル3が設けられ
ている。バッフル3には容器本体1の回転軸線1gに対
して傾斜している傾斜面3aが設けられており、傾斜面
3aは回転軸線1gに対して傾斜し回転軸線方向に延び
て設けられ容器本体1のほぼ全長に渡って延在してい
る。傾斜面3aの一端は開口部1aに達し、他の一端は
反対側の容器本体1の端壁1iまで達している。傾斜面
3aの傾斜角θは、容器本体1に充填されるトナーの動
的安息角以上の任意の角度に設定するのが好ましい。本
実施の形態では17度とした。
【0069】傾斜面3aの幅W3は開口部1aの幅W1
より大きくても何ら差し支えない(図1参照)。逆に前
記幅W3が開口部1aの幅W1よりも狭いと、トナーの
搬送効率が低下するが、開口部1aの幅W1の半分以上
あれば充分に実用的な搬送性能が得られる。本実施の形
態では傾斜面3aの幅W3を開口部1aの幅W1と略等
しく設定した。
【0070】バッフル3には図1に示すように傾斜面3
aの幅方向の一端から延在し容器本体内面に達する接続
面3bを設けてある。接続面3bも容器本体1の回転軸
線1gの方向に沿って容器本体1のほぼ全長に渡って設
けられている。接続面3bは開口部1aでは大きく、容
器本体1のほぼ直径をわたっている。そこで接続面3b
は容器本体1の回転軸線1gに直交する面をほぼ二分す
る状態となっているが、傾斜面3aの傾斜に合わせて傾
斜面3aからの延在方向の幅W0が次第に小さくなり、
開口部1aと反対側の端部では極小となり、容器本体1
内でのトナーの移動を防げることは無い。つまり、接続
面3bの形状は図3において、接続部3bと傾斜面3a
との折曲部を斜辺に持つ略直角三角形である。
【0071】(トナー搬送・排出)図8、図9、図10
を用いて本発明の実施の形態のトナー補給容器7におい
てトナーが搬送される状況を説明する。トナー補給容器
7は図中矢印イの方向(この場合時計回り)に回転して
いる。
【0072】図8(a)、図8(b)は開口部1aがほ
ぼ上を向いた状態で、トナーTは全く排出されない。図
8(a)に示すように接続部3bは、接続部3bの回転
軸線1gを中心とする回転によって、接続部3bの移動
方向の前面のトナーをすくうように持ち上げる。
【0073】容器本体1が徐々に矢印方向イに回転して
いくとやがて図9(a)、図9(b)の状況に至る。接
続面3bと容器本体1の内面とによりトナーTは回転軸
線1gよりも高い位置まで持ち上げられ、接続面3b上
を矢印方向ロに沿って滑落して傾斜面3aに供給され
る。
【0074】さらに容器本体1を矢印方向イに回転する
と、ついには図10(a)、図10(b)のように開口
部1aが真下を向く状態となる。この前後、傾斜面3a
上に供給されたトナーTは傾斜面3a上を開口部1aに
向い矢印方向ロに沿って移動し、一部は開口部1aから
トナー補給容器7の外へと排出される。排出しきれなか
ったトナーTは、容器本体1がさらに回転すると、傾斜
面3aから容器本体1の内面にこぼれ落ち、再び図8
(a)、図8(b)からのサイクルを繰り返して行く。
【0075】このようにトナーTは容器本体1の内面→
接続面3a→傾斜面3b→容器本体1の内面という循環
を行いながら徐々に開口部1aからトナー補給容器7の
外へ排出されるが、トナーTは前記循環の過程を経るこ
とで充分な混合・攪拌を受け、均一なトリボを付与さ
れ、現像特性上好ましい状態となって容器本体1から排
出されて画像形成装置の現像器へと供給される。
【0076】(評価)上述したトナー補給容器7にトナ
ーTを2000g充填し、容器本体1を40回転/分で
回転したところ、起動トルクは約0.2Nmであった。
更に回転を続けると徐々にトナーTは排出され、最終的
な容器本体内のトナー残量は約10gであった。また排
出されたトナーTを目開き149μmのステンレス製篩
に通したところ、篩網の上に残留物は見い出せず、粗粒
の発生は無かったことが確認できた。
【0077】次に同様にトナーTを2000g充填し、
容器本体1を開口部1aのある側を上にして立てた状態
で高さ20mmから自由落下を1000回繰り返し(タ
ッピング)、さらに室温32.5℃、湿度85%の環境
で1週間放置した後同様の条件でトナーTを排出させた
が、起動トルクは約0.2Nmで変わらず、最終的なト
ナー残量も前記と同様の結果が得られた。また排出され
たトナーTを篩にかけたところ、目開き149μmの篩
網上に残留物は見い出されず、粗粒の発生は無かったこ
とが確認できた。
【0078】(実施の形態1における他の実施の形態)
容器本体1は円筒状としたが、前記円筒状だとスムーズ
に回転させるのが容易で、前記容器本体1内のトナーの
動きもスムーズであり、回転させる容器としては容積効
率が最も良いので、中空円筒形の容器本体は流動性の良
いトナーTに向いている。
【0079】流動性の比較的良くないトナーTには、例
えば図3のような正八角形断面の中空筒状形状が向いて
いる。このような断面形状にすることで、容器本体1を
回転した時に、トナーTには八角形の辺と角とで種々の
移動速度が与えられる。その速度変化が乱流のような作
用となり比較的流動性の良くないトナーであっても充分
に空気を含ませ流動性を良化させることが可能となり、
かつ現像特性上適正なトリボを付与させることもでき
る。
【0080】バッフル3の形態は図1に示すものに限ら
ず、図5、図6、図7に示すように種々の態様が可能で
ある。図5は傾斜面3aを幅方向についても傾斜させ、
接続面3bの板面が垂直となった状態で接続面3bに近
い側を低くしたもので、このような形態とすることで、
傾斜面3aを進行するトナーが傾斜面3aからこぼれ落
ちにくくなり、搬送効率を高めることができる。
【0081】図6は傾斜面3aの接続面3bと反対の側
にリブ状の突起3cを設けたものであり、傾斜面3b自
体は幅方向には傾いていない。この場合にも傾斜面3a
を進行するトナーTが傾斜面3aからこぼれ落ちるのを
より確実に防止して搬送効率を高めることができる。リ
ブ状の突起3cの高さを任意に設定することにより、開
口部1aに送り込むトナーTと容器本体1内に戻すトナ
ーTの割合を制御することが可能になる。さらに容器本
体1の回転軸線1g方向に対してリブ状突起3cの高さ
を変化させることで、例えば、開口部1aから遠い部分
ほどトナーTの搬送効率を上げるといった制御も自在に
行うことができる。
【0082】図7は傾斜面3aを接続面3bの延在する
向きとは反対方向に凸な半円形とし、接続面3bがその
半円の接円になるようにしたものである。バッフル3を
このような形状にすることで、接続面3bから傾斜面3
aへのトナーTの供給をスムーズに行うことができ、そ
こでのトナーTの飛散を抑制でき、搬送効率が向上す
る。さらに傾斜面3aの接続面3bと幅方向における反
対側が円弧状に立ち上がっているため、図5、図6と同
様にトナーTがこぼれ落ちるのを防止する作用もする。
図7のバッフル形状は、後述する実施の形態2に示すよ
うに、開口部1aの形状が円形の場合には、半円形の傾
斜面3aの内径である幅W3を開口部1aの内径に合わ
せることで、トナーTをスムーズに開口部1aに送り込
むことができるので好ましい。
【0083】なお、図5から図7の何れの場合も、開口
部1aの内径よりも幅W3が小さい方がよい。
【0084】(画像形成装置への装着)トナー補給容器
7の画像形成装置本体4への装着方法について説明す
る。図11、図12、図13、図14において4は複写
機、レーザープリンター、ファクシミリ等の画像形成装
置本体であり、ここでは複写機を例示してある。4aは
原稿台、4bは操作パネルを示す。
【0085】図11は画像形成装置本体4の正面から奥
へ向って、トナー補給容器7を前記トナー補給容器7の
容器本体1の軸線方向1gに沿って(図中矢印ハに沿っ
て)挿入して装着するものであり、最も簡便な方法であ
る。
【0086】同じく図12は画像形成装置本体4の右側
面から、トナー補給容器7を前記トナー補給容器7の容
器本体1の回転軸線1g方向に沿って(図中矢印ニに沿
って)挿入し、装着する方法であり、トナー補給容器7
は画像形成装置本体4の前面の内側に横向きに置かれ
る。
【0087】同じく図13は、トナー補給容器7を一
旦、図示実線のように前後方向に軸線を合せ不図示の台
上に載置し、次にトナー補給容器7の画像形成装置本体
4に近い側を支点として、不図示の台を水平面内を矢印
ホの方向に回転させるようにして、画像形成装置本体前
面に横向きに装着する。このとき回転操作に連動して開
口部1aを封止する封止部材2の開閉を行わせることも
できる。
【0088】さらに図14では、トナー補給容器7を画
像形成装置本体4の右側面に斜めに挿入し、次に奥側を
支点として、やはり水平面内を回転させるようにして
(図中矢印ヘに沿って)、画像形成装置本体4の右側に
前後方向に装着する。この場合も回転操作に連動して開
口部1aを封止する封止部材2の開閉を行わせることも
できる。
【0089】画像形成装置への装着位置、方法は上記に
限らず、画像形成装置本体4の構成に応じて適宜選択す
ることが可能である。
【0090】《実施の形態2》本発明の実施の形態2を
図面を参照して具体的に説明する。図15は本発明の実
施の形態2のトナー補給容器を示す斜視図、図16
(a)と図17は本発明の実施の形態2のトナー補給容
器を示す正面断面図と側面断面図である。
【0091】図15、図16(a)、図17において、
1は略円筒状をなすトナー容器本体であり、回転軸線1
g方向の一端側の端壁1hの中央にはトナーTを排出す
る円筒状に突出した開口部1aを有する。
【0092】2は前記開口部1aを開閉自在に封止する
封止部材で、キャップ状の形状をなす。
【0093】3は容器本体1内に設けられたバッフルで
あり、傾斜面3aと接続面3bを有する。
【0094】トナー容器本体1はプラスチックを射出成
形、ブロー成形、インジェクションブロー成形等の方法
で製造するのが好ましいが、他の材料及び製造方法であ
っても良い。封止部材2及びバッフル3はプラスチック
を射出成形で製造するのが好ましいが、他の材料及び製
造方法であっても良い。
【0095】トナー容器本体1は二つの部分あるいはそ
れ以上の部分に分割し、それらを溶着、接着等の手段で
一体化する方法で形成できるが、それらのどれか一部分
にバッフル3を一体的に設けるのが好ましい。
【0096】本実施の形態では容器本体1、バッフル3
ともにポリスチレンを射出成形することで製造した。
【0097】なお、容器本体1は図16(b)のように
正八角形断面の中空容器としてもよい。
【0098】(封止部材)封止部材2はキャップ状の形
状であり、その外径は開口部1aの内径より僅かに大き
く設定されている。そして、開口部1aに圧入すること
で開口部1aを密閉する。封止部材2はプラスチックを
射出成形することで製造でき、その材質は、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどのように弾性に富む材料が好適
であり、低密度ポリエチレンが最も好ましい。本実施の
形態では低密度ポリエチレンとした。
【0099】(バッフル)容器本体1の内部には容器本
体1の回転軸線1gに沿ってほぼ全長に渡って伸びるバ
ッフル3が設けられている。バッフル3の主要な構成は
実施の形態1と同様であり、図7に示す断面円弧の傾斜
面3aの形態を採用している。そして傾斜面3aの一端
は開口部1aに接続されている。
【0100】トナーTが排出される原理は実施の形態1
の図8(a)、図8(b)、図9(a)、図9(b)、
図10(a)、図10(b)で説明したものと全く同様
であるが、最終的にトナーTが、容器本体1の端壁1h
の中央部に設けられた開口部1aに導かれて容器本体1
の外へ排出される点のみが異なる。
【0101】(評価)実施の形態2のトナー補給容器7
についても、トナーTを2000g充填し、容器本体1
を40回転/分で回転したところ、起動トルクは約0.
2Nmであった。更に回転を続けると徐々にトナーTは
排出され、最終的な容器本体1内のトナー残量は約15
gとなった。また排出されたトナーを目開き149μm
のステンレス製篩に通したところ、前記篩の篩網上に残
留物は見い出されず、粗粒の発生は無かったことが確認
できた。
【0102】次に同様にトナーTを2000g充填し、
容器本体1を開口部1aのある側を上にして立てた状態
で高さ20mmから自由落下を1000回繰り返し(タ
ッピング)、さらに室温32.5℃、湿度85%の環境
で1週間放置した後同様の条件でトナーTを排出させた
が、起動トルクは約0.2Nmと変わらず、最終的なト
ナー残量も前記と同様の結果が得られた。また排出され
たトナーTを篩にかけたところ、目開き149μmの篩
網上に残留物は見い出されず、粗粒の発生は無かったこ
とが確認できた。
【0103】《実施の形態3》本発明の実施の形態3を
図面を参照して具体的に説明する。図18は本発明の実
施の形態3のトナー補給容器を示す斜視図、図19
(a)と図20は本発明の実施の形態3のトナー補給容
器を示す正面断面図と側面断面図である。各部分の符号
はそれぞれ対応する前各実施の形態に準ずる。
【0104】この実施の形態では、実施の形態2のバッ
フル3を、位相を180度ずらして二つ設けたものであ
る。その他の構成は実施の形態2と同様である。
【0105】実施の形態3と実施の形態2と異なるのは
トナーを搬送・排出する能力である。実施の形態2でト
ナー2000gを略全量排出するのに約20分を要した
が、この実施の形態3では同じトナー2000gを略全
排出するのに約10分で完了した。また残トナー量は約
7gと減少し、粒径149μm以上の粗粒の発生も無か
った。本実施の形態に対する変形例として図19(b)
に示すように容器本体1を正八角形断面の中空容器とし
てもよい。
【0106】(トナー補給容器の組み立て方法)実施の
形態3のトナー補給容器を例として、本発明のトナー補
給容器の組み立て方法を説明する。図22は実施の形態
3のトナー補給容器を組み立てる状況を示す斜視図であ
る。
【0107】本発明の実施の形態のトナー補給容器7は
極めて単純な構成であり、図22に示すように二つの部
材を図中矢印トの方向に挿入して結合するだけで組み立
てることができる。ここで、第一の部材5は容器本体1
の端壁1h、開口部1a、バッフル3とを一体化したも
のであり、射出成形にて製造できる。同じく第二の部材
6は容器本体1の端壁材1h以外の部分で端壁1iを底
とする容器状の有底円筒形の部材である。第二の部材6
は射出成形又はブロー成形で製造可能であり、本実施の
形態では射出成形で製造した。
【0108】第一の部材5と第二の部材6を結合する方
法としては、超音波溶着、振動溶着などにより溶着する
か、ホットメルト接着剤をはじめとする種々の接着剤に
よって接着すれば、簡便で確実な密閉性が得られる。あ
るいは端壁1hの外周付近に粘着テープを巻き付けて結
合すれば、容易に分解可能とすることもでぎる。この場
合、第一の部材5と第二の部材6の間に弾性体を介在さ
せれば、密閉性をより確実にすることができて好まし
い。
【0109】このような組み立て方法による場合、バッ
フル3と容器本体1の内面とが接する部分の構造に留意
する必要がある。前記のような原理でトナーを搬送する
ため、バッフル3と容器本体内面との間に隙間が生じる
と、前記隙間をトナーがすり抜けてしまい搬送効率が低
下し、残トナー量も増大するので好ましくない。そこで
図23(a)、図23(b)に示すような構成とするこ
とで、前記の方法によって組み立ててもトナー搬送効率
の低下や残トナー量も増大をもたらさないようにするこ
とができる。図23(a)は、容器本体内面に回転軸線
1gの方向に伸びるリブ状の突起1bを2つ平行に設
け、その間にバッフル3の接続面3bが挿入されるよう
にしたものである。これは容器本体1を射出成形で製造
する場合に好適な構成である。バッフル3の接続面3b
の先端の端面3eは容器本体1と接してはいないが、ト
ナーがすり抜けることなく、搬送効率低下や残トナー量
の増大は防止できる。なおリブ状の突起1bは、バッフ
ル3の容器回転方向の下流側だけであっても良い。
【0110】図23(b)は容器本体1に回転軸線1g
の方向に伸びる溝1cを設け、その中にバッフル3の接
続面3bが挿入されるようにしたものであり、容器本体
1をブロー成形で製造する場合に好適な構成である。ト
ナー搬送の効率や残トナー量は図23(a)の構成と同
等である。
【0111】(トナー補給容器の再生)使用済のトナー
補給容器7を回収し、再生利用する場合を考える。
【0112】ここでは分解を容易にするため、前記の容
器本体1の組み立ては粘着テープにより結合している。
分解方法は組み立て方法と逆の手順で行えばよく、まず
封止部材2を取り外し、粘着テープを剥して容器本体1
を図22に示すような二つの部材5,6に分ければ完了
する。第一の部材5、第二の部材6、封止部材2をそれ
ぞれエアーで清掃し、再び組み立てて所定量のトナーT
を充填すれば再利用可能である。この際いずれの部品も
損耗する部分がないため部品の再利用率は高く、基本的
に交換を要する部品はない。また、エアーで清掃を行う
にあたつては、入り組んだ部分やエアーの届きにくい部
分がないため、簡単で確実に清掃を行うことができる。
【0113】一方、使用済のトナー補給容器7を粉砕し
て材料として再利用する場合にも、仮に容器本体1、バ
ッフル3(端壁1hと開口部1aも含む)、封止部材2
がそれぞれ異なる材料であっても、分解が容易であるた
め、分解後に分別して再生することができる。
【0114】さらに、本発明のトナー補給容器7におい
てはバッフル3の材料選択の幅が広いため、全ての部品
を同一の材料で構成することも可能であり、この場合に
は容器本体1の組み立てを超音波溶着とし、再利用に当
たっては容器を分解することなく粉砕して材料として再
生できるので好ましい。材料としてはポリプロピレンや
ポリエチレンを採用すれば、封止部材2も含めて同一材
料にできるので、最も好ましい選択となる。
【0115】(他の実施の態様)本発明は以上説明して
きた実施の形態に限定されるものではなく、種々の実施
の形態が可能である。
【0116】バッフル3の形態に関して、傾斜面3aの
変形例は図5、図6、図7に示したが、接続面3bにつ
いても種々の変形例が考えられる。図21(a)、図2
1(b)にその一例を示す。図21(a)、図21
(b)に示すように回転軸線1g近くにおいては接続面
3bは回転軸線1gに対してオフセットして放射方向を
なした平板部3b1である。途中から平板部3b1に続
いて傾斜面3aを設ける側へ弯曲して容器本体1に達す
る弯曲部3b2となっている。このようにすることによ
り、弯曲部3b2で容器内のトナーをすくい上げるた
め、容器回転のより早い時期からトナーは弯曲部3b2
にすくいとられるので円滑に傾斜面3aへトナーを移動
させることができる。また、トナーを排出するための開
口部1aの設置位置も任意の位置に設置可能であり、例
えば容器本体1の端壁1hの回転中心からずれた位置で
も、容器本体1の端壁1hの外周近くに設けても良い。
あるいは容器本体1の端壁1hから円筒状の突出部を設
け、その突出部の周面に開口部1aを設けても良い。
【0117】封止部材2は開口部1aに圧入嵌合するよ
うにしたが、弾性体からなるシール部材(不図示)を介
在させて封止するようにしてもよく、あるいは容器本体
1と封止部材2に対応するネジ部(不図示)を設けてネ
ジ込んで密閉するようにしても良い。あるいはフィルム
を剥離可能に溶着してもよく、特に開口部1aが容器本
体1の周面に設けられる場合に利用しやすい。
【0118】容器本体1を回転させるための駆動力を伝
達する手段について説明する。図24(a)、図24
(b)、図25(a)、図25(b)にその例を示す。
【0119】図24(a)、図24(b)は容器本体1
の端壁1hの外面に突起1dを設け、これを画像形成装
置本体側の駆動伝達部(不図示)と係合させることで回
転駆動力を受けるものである。突起1dは四等配して夫
々半径方向を向いており、周方向で切った断面は三角形
をしており逆爪となっている。この突起1dに係合する
不図示の突起が装置本体側に設けられており、くら形に
配設した不図示のローラに容器本体1から支持され、装
置本体側の突起から突起1dが駆動力を受けて容器本体
1が回転する。図25(a)、図25(b)は容器本体
1の外周面の全周にわたりギア部1eを設けたものであ
り、画像形成装置本体側の駆動ギア(不図示)と係合し
て回転駆動力を受けるものである。
【0120】図26に示す例は封止部材2が回転駆動力
伝達部材をも兼ねる例である。封止部材2は封止部2c
と、鍔部2d、駆動力受け部2e、係止部2fとを有し
ている。封止部2cの外径は開口部1aの内径より僅か
に大きく設定されている。鍔部2dは封止部2cに隣接
し封止部2cより直径が大きい。封止部材2は封止部2
cが開口部1aに鍔部2dで止まるまで圧入嵌合されて
いる。開口部1aに封止部材2が圧入嵌合されたトナー
補給容器7を前述したように画像形成装置4に挿入、装
着する。画像形成装置本体4にトナー補給容器7を装着
した後、装置本体4の前扉の開閉またはレバー操作等に
より、画像形成装置4の係止材4cが封止部材2の係止
部2fと係合して、前記係止部2fを回転軸線1gの方
向に係止つつ、容器本体1を挿入方向と逆方向に移動さ
せて封止部材2を開封する。トナー排出に際しては画像
形成装置本体側の駆動手段4dより封止部材2の駆動力
受け部2eに回転駆動力が伝えられる。封止部材2はバ
ッフル3から一体的に延在して設けられた断面が非円形
の軸部3dと前記軸部3dに嵌合する、断面が非円形の
穴2gにより、軸線方向には移動自在に、回転方向には
移動不可に係止されており、封止部材2から軸部3dを
介してバッフル3及び容器本体1へと回転駆動力が伝達
され、これらが一体的に回転することによりトナーを排
出する。この際、容器本体1はローラー4eによってく
ら形に回転自在に支持され、開口部1aの外周面端部
は、軸受4fによって回転自在に支持されている。軸受
4fは装置本体4に装架されている。トナー補給容器7
を画像形成装置本体4から取り出す際には前記と逆の動
作を行う。即ち、前扉又はレバー等を操作することによ
り、容器本体1が前進し、封止部材2が再び開口部1a
に圧入嵌合され、開口部1aが密閉された状態となる。
次に画像形成装置4の係止材4cと封止部材2の係止部
2fの係合状態を解除して、再密閉された空のトナー補
給容器を取り出す。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば下
記の効果がある。 (1)部品点数、組立工数を少なくし、製造コストを低
減する。 (2)軸受けシール機構がないため、過大な回転トルク
を必要としない。 (3)軸受けシール機構がないため、前記軸受けシール
機構部分からのトナー漏れがない。 (4)トナーが溶融固着した粗大粒子が発生しない。 (5)トナー補給容器の大容量化にも対応できる。 (6)使用済みトナー補給容器の再生利用が容易にでき
る。 (7)トナーを排出する開口部を任意の位置に設定でき
る。 (8)トナーを排出する開口部を小さくすることが出
来、トナー汚れを最小限に抑えることができる。 (9)容器内面に突き出した螺旋状の突起のようなねじ
れた形状がないので、金型の製作や成形が容易に行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1におけるトナー補給容器の斜視図
である。
【図2】実施の形態1におけるトナー補給容器の正面図
である。
【図3】実施の形態1における他の実施の形態のトナー
補給容器の正面図である。
【図4】実施の形態1におけるトナー補給容器の側面断
面図である。
【図5】バッフルの斜視図である。
【図6】バッフルの斜視図である。
【図7】バッフルの斜視図である。
【図8】(a)はトナーの搬送状態を示すトナー補給容
器の正面断面図、(b)はトナーの搬送状態を示すトナ
ー補給容器の側面断面図である。
【図9】(a)はトナーの搬送状態を示すトナー補給容
器の正面断面図、(b)はトナーの搬送状態を示すトナ
ー補給容器の側面断面図である。
【図10】(a)はトナーの搬送状態を示すトナー補給
容器の正面断面図、(b)はトナーの搬送状態を示すト
ナー補給容器の側面断面図である。
【図11】トナー補給容器を使用する画像形成装置の斜
視図である。
【図12】トナー補給容器を使用する画像形成装置の斜
視図である。
【図13】トナー補給容器を使用する画像形成装置の斜
視図である。
【図14】トナー補給容器を使用する画像形成装置の斜
視図である。
【図15】実施の形態2におけるトナー補給容器の斜視
図である。
【図16】(a)は実施の形態2におけるトナー補給容
器本体の正面断面図、(b)は実施の形態2における他
の実施の形態のトナー補給容器本体の正面断図である。
【図17】実施の形態2におけるトナー補給容器本体の
側面断面図である。
【図18】実施の形態3におけるトナー補給容器の斜視
図である。
【図19】(a)は実施の形態3におけるトナー補給容
器本体の正面断面図、(b)は実施の形態3における他
の実施の形態のトナー補給容器本体の正面断図である。
【図20】実施の形態3におけるトナー補給容器本体の
側面断面図である。
【図21】(a)は他の実施の形態におけるトナー補給
容器本体の正面断面図である。(b)は他の実施の形態
におけるトナー補給容器本体の正面断面図である。
【図22】トナー補給容器本体の構成を示す斜視図であ
る。
【図23】(a)はバッフルの接続面とトナー補給容器
本体内面の接合構成を示す断面図、(b)はバッフルの
接続面とトナー補給容器本体内面の接合構成を示す断面
図である。
【図24】(a)は駆動力伝達手段を示したトナー補給
容器本体の正面図、(b)は駆動力伝達手段を示したト
ナー補給容器本体の部分側面図である。
【図25】(a)は駆動力伝達手段を示したトナー補給
容器本体の正面図、(b)は駆動力伝達手段を示したト
ナー補給容器本体の部分側面図である。
【図26】画像形成装置に装着したトナー補給容器の側
面断面図である。
【図27】電子写真画像形成装置の縦断面図である。
【符号の説明】
θ…傾斜角 w0…接続面の幅 w1…開口部の幅 w3…傾斜面の幅 T…トナー イ…回転方向 ロ…移動方向 ハ…挿入方向 ニ…挿入方向 1…容器本体 1a…開口部 1b…突起 1c…溝
1d…突起 1e…ギア部 1g…回転軸線 1h,1
i…端壁 2…封止部材 2a…シャッター 2b…パッキン材
2c…封止部 2d…鍔部 2e…駆動力受け部 2f
…係止部 2g…穴 3…バッフル 3a…傾斜面 3a1…幅 3b…接続
面 3b1…平板部 3b2…弯曲部 3c…突起 3d…軸部 3e…端面 4…画像形成装置本体 4a…原稿台 4b…操作パネ
ル 4c…係止材 4d…駆動手段 4e…ローラ 4
f…軸受 5…第一の部材 6…第二の部材 7…トナー補給容器 100…トナー補給装置 101…原稿 102…原稿台ガラス 103…光学部 104…感光体ドラム 105…給送カセット 105A…送り出しローラ 106…給送カセット 106A…送り出しローラ 107…給送カセット 107a…送り出しローラ 108…給送カセット 108a…送り出しローラ 109…搬送部 110…レジストローラ 111…転写手段 112…分離手段 113…搬送部 114…定着部 115…反転部 116…排出ローラ 117…トレー 118…フラッパ 119…搬送部 120…搬送部 121…カバー 122…開口部 124…装置本体 124a…表示手段 201…現像装置 201a…現像ローラ 201b…
現像ブレード 202…クリーニング手段 203…一次帯電手段 204a…現像器 M…モータ P…記録媒体(用紙) T…トナー
フロントページの続き Fターム(参考) 2H077 AA02 AA03 AA09 AB06 AB12 AB15 AB18 AC01 AD13 CA11 FA00 GA01 GA04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体に着脱可能で回転する
    ことでトナーを搬送・排出するトナー補給容器であっ
    て、 内部にトナーを収納し、前記トナーを排出するための開
    口部を有する容器本体と、 前記開口部を開閉自在に封止する封止部材と、 容器本体内部に設けられたバッフルとからなり、 前記バッフルは前記容器本体内に回転軸線方向に伸びて
    連続して設けられ、 前記バッフルは、回転軸線に対して傾斜し回転軸線方向
    に伸びて連続して設けられた傾斜面であって、トナーを
    回転軸線方向へ搬送するための傾斜面と、 前記傾斜面から延在し容器本体内面に達するように設け
    られ、回転軸線方向に伸びて連続して設けられた面であ
    って、トナーを前記傾斜面に供給するための接続面と、
    を有することを特徴とするトナー補給容器。
  2. 【請求項2】 前記バッフルは複数個、位相をずらして
    設けられることを特徴とする請求項1に記載のトナー補
    給容器。
  3. 【請求項3】 前記容器本体は中空の筒状をなすことを
    特徴とする請求項1に記載のトナー補給容器。
  4. 【請求項4】 前記容器本体は中空の円筒状をなすこと
    を特徴とする請求項1に記載のトナー補給容器。
  5. 【請求項5】 前記開口部はトナー補給容器の回転軸線
    方向一端側の回転軸線上に設けられることを特徴とする
    請求項1に記載のトナー補給容器。
  6. 【請求項6】 前記開口部は円形であることを特徴とす
    る請求項1に記載のトナー補給容器。
  7. 【請求項7】 前記傾斜面は断面が接続面の延在する向
    きとは反対方向に凸の半円形であって、その内径は前記
    開口部の内径とほぼ同一であることを特徴とする請求項
    6に記載のトナー補給容器。
  8. 【請求項8】 前記傾斜面は前記開口部の幅の半分以上
    の幅を有していることを特徴とする請求項6に記載のト
    ナー補給容器。
  9. 【請求項9】 前記接続面は前記傾斜面の断面をなす半
    円の接面であることを特徴とする請求項7に記載のトナ
    ー補給容器。
  10. 【請求項10】 前記バッフルが容器本体と一体的に形
    成されていることを特徴とする請求項1から9の何れか
    1つに記載のトナー補給容器。
  11. 【請求項11】 前記バッフルと容器本体とを同一の材
    料で形成したことを特徴とする請求項1から10の何れ
    か1つに記載のトナー補給容器。
  12. 【請求項12】 前記バッフルと容器本体と封止部材と
    を同一の材料で形成したことを特徴とする請求項1から
    11の何れか1つに記載のトナー補給容器。
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