JPH11133715A - トナー供給容器 - Google Patents

トナー供給容器

Info

Publication number
JPH11133715A
JPH11133715A JP9295997A JP29599797A JPH11133715A JP H11133715 A JPH11133715 A JP H11133715A JP 9295997 A JP9295997 A JP 9295997A JP 29599797 A JP29599797 A JP 29599797A JP H11133715 A JPH11133715 A JP H11133715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
main body
stirring
toner supply
conveying member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9295997A
Other languages
English (en)
Inventor
Ayumi Murakami
歩 村上
Yutaka Ban
伴  豊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP9295997A priority Critical patent/JPH11133715A/ja
Publication of JPH11133715A publication Critical patent/JPH11133715A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のトナー供給容器に比べて駆動トルクが
低く、また電子写真画像形成装置本体内のスペースを有
効に利用でき、かつ残量が少なく、さらに溶融固着した
粗大粒子が発生しないトナー供給容器を提供する。 【解決手段】 無端状の攪拌搬送部材6をトナー収納容
器本体1Aの天面1d、底面1e及び対向する2つの内
側面1f,igに沿って周回運動に設ける。そして、こ
の攪拌搬送部材6を、トナー収納容器本体1Aに軸支さ
れた複数の支持部材2と装置本体からの駆動力によって
回転する駆動部材4とにより張設すると共に、駆動部材
4によって周回運動させることにより、トナー収納容器
本体1Aに収納された粉体トナーTを攪拌しながらトナ
ー収納容器本体1Aに形成されたトナー供給口1cから
被供給部に供給するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機や
プリンター等の電子写真画像形成装置に粉体トナーを補
給するためのトナー供給容器に関し、特にトナー供給容
器内に収納された粉体トナーの攪拌搬送に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、静電式複写機の一例である電子写
真複写機やプリンター等の電子写真画像形成装置には、
電子写真感光体に形成された潜像を形成するための現像
剤として微粉末の現像剤である粉体トナーが使用されて
いる。そして、電子写真画像形成装置本体(以下装置本
体という)に設けられた被供給部において粉体トナーが
消費された場合には、トナー供給容器を用いて装置本体
へ粉体トナーを補充することが行われている。
【0003】ここで、粉体トナーは極めて微細な粉末で
あるため、トナー補充作業時には、粉体トナーが飛散し
ないようにトナー供給容器を装置本体の内部に据え置い
て、開口部から少量ずつ粉体トナーを排出する方式が実
用されている。このような方式にあっては、粉体トナー
を効率よく排出させるために、何らかのトナー搬送手段
を用いている。
【0004】そして、このようなトナー搬送手段を備え
たトナー供給容器としては、例えば特開昭61−991
76号公報に開示されているトナー供給容器がある。こ
こで、このトナー供給容器は、スクリュー状の搬送部材
を備えており、この搬送部材により容器本体の下面に設
けられたトナー排出口までトナーを搬送するようにして
いる。なお、このトナー供給容器は、容器本体内部に搬
送部材に従動して回転する攪拌部材を備えており、搬送
部材と共に攪拌部材を回転させることにより、容器本体
内のトナーの固まりや片寄りを防止して、トナーを残留
させることなく確実に搬送するようにしている。
【0005】また、他のトナー供給容器としては、特公
平7−113796号公報に開示されているトナー供給
容器が知られている。ここで、このトナー供給容器は全
体形状が略円筒形であり、その外周面の一端部には、ト
ナー排出用の開口が設けられている。また、容器内部に
は螺旋状のトナー搬送部材が設けられ、容器の端部壁面
を貫通して容器外部より駆動を受けるようになってい
る。
【0006】さらに、他のトナー供給容器としては、特
開平7−104572号公報に開示されているトナー供
給容器が知られている。これは、容器に内装されたアジ
テータ羽根が複数の弾性部材からなり、回転軸から羽根
先端までの長さを異ならせて台形形状とすることで、軸
方向への粉体トナー搬送力を得るものである。そして、
このトナー供給容器は装置本体内に装着したまま使用さ
れ、本体側から受けた駆動力により粉体トナー撤送部材
を回転することで粉体トナーを搬送して、開口部から少
量ずつ排出するようになっている。
【0007】またさらに、他のトナー供給容器として
は、特開平7−44000号公報に開示されているトナ
ー供給容器が知られている。ここで、このトナー供給容
器は、円筒形のボトル状をなし、その内面には螺旋状の
突起を設け、一端側の中心付近に小さな粉体トナー排出
口を設けている。
【0008】なお、このトナー供給容器は、前記従来例
とは異なり搬送部材は内装されてはいない。そして、装
置本体に据え直いて使用され、本体側からの駆動力を受
けて、容器本体そのものが回転することで粉体トナーを
搬送する構成である。なお、排出口側の端部へ搬送され
た粉体トナーは、開口部近傍の迫り出し形状により案内
されて、容器中心付近の排出口ヘ持ち上げられることに
よって容器外へ排出されるようになっている。
【0009】これらのトナー供給容器は、いずれも効率
よく粉体トナーを補充できるものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来のトナー供給容器に比べて駆動トルクが低く、また
電子写真画像形成装置本体内のスペースを有効に利用で
き、かつ残量が少なく、さらに溶融固着した粗大粒子が
発生しないトナー供給容器を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子写真画像
形成装置本体に着脱可能に取り付けられると共に、前記
装置本体に設けられた被供給部に前記粉体トナーを供給
するようにしたトナー供給容器において、前記粉体トナ
ーを収納すると共に、前記被供給部に粉体トナーを供給
するトナー供給口を有するトナー収納容器本体と、前記
トナー収納容器本体に周回運動可能に設けられると共
に、前記粉体トナーを前記周回運動により攪拌しながら
前記トナー供給口に搬送する無端状の攪拌搬送部材と、
前記トナー収納容器本体に軸支されると共に前記装置本
体からの駆動力により回転し、前記攪拌搬送部材を周回
運動させる軸状の駆動部材と、前記トナー収納容器本体
に軸支される一方、前記攪拌搬送部材を前記駆動部材と
共に張設し、該攪拌搬送部材を周回運動可能に支持する
複数の軸状の支持部材と、を備えたことを特徴とするも
のである。
【0012】また本発明は、前記攪拌搬送部材を前記ト
ナー収納容器本体の天面、底面及び対向する2つの内側
面に沿って周回運動可能に設けたことを特徴とするもの
である。
【0013】また本発明は、前記駆動部材及び前記支持
部材の前記撹拌搬送部材と当接する部分の中央部の外径
が、他の部分の外径よりも大きくなっていることを特徴
とするものである。
【0014】また本発明は、前記撹拌搬送部材の周回方
向と直交する端部に所定間隔で凹部又は凸部を形成する
と共に、前記駆動部材には該駆動部材が回転する際、前
記撹拌搬送部材の凹部又は凸部と係合して該駆動部材の
回転を該撹拌搬送部材に伝達するための係合凸部又は係
合凹部を形成することを特徴とするものである。
【0015】また本発明は、前記支持部材に前記撹拌搬
送部材の凹部又は凸部と係合する係合凸部又は係合凹部
を形成することを特徴とするものである。
【0016】また本発明は、前記撹拌搬送部材の表面に
は、前記周回方向と直交する方向に延び、前記周回運動
の際、前記粉体トナーを掻き落とすための凸部が形成さ
れていることを特徴とするものである。
【0017】また本発明は、前記トナー供給口に、前記
撹拌搬送部材に付着している粉体トナーを掻き落とす掻
き落とし手段を設けたことを特徴とするものである。
【0018】また本発明は、前記駆動部材は、前記装置
本体からの駆動力を受ける駆動伝達部を両軸端部に有
し、該装置本体からの駆動力伝達が両軸端部から行われ
ることを特徴とするものである。
【0019】また本発明は、前記撹拌搬送部材を磁性を
有する材料にて形成すると共に、前記粉体トナーを磁力
により吸着することを特徴とするものである。
【0020】また本発明は、前記撹拌搬送部材を導電性
を有する材料にて形成すると共に、周回運動の際、該撹
拌搬送部材に電荷を印加し、前記粉体トナーを電気的に
吸着することを特徴とするものである。
【0021】また本発明は、前記トナー収納容器本体の
形状に応じて前記撹拌搬送部材を複数内装することを特
徴とするものである。
【0022】また本発明は、前記トナー収納容器本体の
内側に枠体を設け、該トナー収納容器本体と前記枠体と
の間にトナー非貯蔵部を形成すると共に、前記撹拌搬送
部材が前記トナー非貯蔵部及び前記枠体の内面に沿って
周期運動するように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0023】また本発明は、前記撹拌搬送部材を薄膜状
に形成することを特徴とするものである。
【0024】また本発明のように、無端状の攪拌搬送部
材をトナー収納容器本体の天面、底面及び対向する2つ
の内側面に沿って周回運動に設ける一方、この攪拌搬送
部材を、トナー収納容器本体に軸支された複数の支持部
材と装置本体からの駆動力によって回転する駆動部材と
により張設すると共に、駆動部材によって周回運動させ
ることにより、トナー収納容器本体に収納された粉体ト
ナーを攪拌しながらトナー収納容器本体に形成されたト
ナー供給口から被供給部に供給するようにする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。
【0026】図1は、本発明の実施の形態に係る電子写
真画像形成装置の一例である電子写真複写装置の概略断
面図であり、同図において、3000はプリンタ100
0と画像読取部であるスキャナ2000とを備えた電子
写真複写装置本体(以下装置本体という)である。
【0027】また、100はプリンタ1000に取り付
けられた上段カセットであり、この上段カセット100
内のシートは分離爪(不図示)と給送ローラ101の作
用によって1枚ずつ分離給送されてレジストローラ10
6に導かれる。102は下段カセットで、この下段カセ
ット102内のシートは分離爪(不図示)と給送ローラ
103の作用によって1枚ずつ分離給送されてレジスト
ローラ106に導かれる。
【0028】111はレーザ変調(レーザスキャナ)、
112は感光ドラム、113は画像書き込み光学系、1
14は粉体トナーの被供給部である現像器、115は転
写帯電器、116は分離帯電器であり、これらにより画
像形成部が構成される。117は画像形成されたシート
材を搬送する搬送ベルト、118は定着装置、119は
排出ローラである。画像形成されたシート材は、排出ロ
ーラ119によってソータ2に排出される。なお、1は
粉体トナーを収納するトナー供給容器であり、このトナ
ー供給容器1については、後述する。
【0029】また同図において、201はスキャナ20
00に設けられた走査系光源、202はプラテンガラ
ス、203は開閉する原稿圧板、204はレンズ、20
5は受光素子(光電変換)、206は画像処理部206
である。そして、走査系光源201で読み取られた原稿
像は画像処理部206で処理され、電気信号207に変
換されてレーザ変調111に伝送されるようになってい
る。
【0030】ここで、プリンタ1000及びスキャナ2
000は、図のように別体の場合もあるが、一体の場合
もある。なお、一体の場合は通常、電子写真画像形成装
置(又はプリンタ)と呼ばれる。また、プリンタ100
0は別体でも一体でも、レーザ変調111に画像処理部
の処理信号を入力すれば複写機として機能するし、FA
Xの送信信号を入力すればFAXとして機能する。
【0031】さらに、パソコンの出力信号を入力すれ
ば、プリンタとして機能する。逆に、画像処理部206
の処理信号を他のFAXに送信すれば、FAXとして機
能する。またさらに、圧板203に代って、2点鎖線で
示すような原稿自動送り装置250を装着すれば、原稿
は自動的に読み取られる。
【0032】一方、図2は、トナー供給容器1の外観斜
視図であり、同図において、1Aはトナー容器本体(以
下、容器本体という)であり、この容器本体1Aはプラ
スチックの射出成形もしくは他の材料、他の製造方法に
よりなるハウジング(前)1aとハウジング(後)1b
とから構成される。なお、ハウジング(後)1bの底面
には現像器114に粉体トナーを供給するためのトナー
供給口1cが設けられている。
【0033】また、図3は、容器本体1Aの図2におけ
るA方向断面図であり、同図において、6はフィルム
(薄膜)状の無端の撹拌搬送部材である。ここで、この
撹拌搬送部材6は容器本体1Aの天面1d、底面1e及
び対向する2つの側壁内壁面1f、1gに沿って周回運
動可能に設けられたものであり、この周回運動により容
器本体内部に収納されている粉体トナーTを攪拌しなが
らトナー供給口1cまで搬送するようになっている。な
お、図4は、このように構成された撹拌搬送部材6の斜
視図である。
【0034】また、図3において、4は容器本体1Aに
軸支されると共に撹拌搬送部材6を上記4壁面1d,1
e,1f,1gに沿って周回運動させるための駆動部材
である駆動軸、2は容器本体1Aの4隅に軸支され、駆
動軸4と共に撹拌搬送部材6を張設して撹拌搬送部材6
を周回運動可能に支持する複数の支持部材である支持軸
である。
【0035】ところで、撹拌搬送部材6の、周回方向と
直交する方向の両端部には図5に示すように後述する駆
動軸4の回転を受けるための凹部である抜き穴7が所定
の間隔で、また中央部には周回方向と直交する方向に延
びた複数の掻き取り用凸部8がそれぞれ設けられてい
る。
【0036】ここで、この掻き取り用凸部8は、容器本
体1A内に収納された粉体トナーTを徐々に掻き取るた
めのものであり、撹拌搬送部材6が周回運動すると、こ
の掻き取り用凸部8により容器本体1A内に収納された
粉体トナーTは徐々に掻き取られるようになっている。
そして、この掻き取られた粉体トナーTは、重力により
撹拌搬送部材6上に落下した後、撹拌搬送部材6により
トナー供給口1cへと搬送される。この後、図3に示す
トナー供給口近傍まで到達すると、撹拌搬送部材6の曲
率により撹拌搬送部材6より分離され、トナー供給口1
cから排出されるようになっている。
【0037】ところで、トナー供給口近傍には同図に示
すように掻き落とし部材であるブレード部材12が設け
られており、撹拌搬送部材6から分離されない粉体トナ
ーTは、このブレード部材12により掻き落とされ、ト
ナー供給口1cより排出されるようになっている。ここ
で、ブレード部材12は撹拌搬送部材6に当接していて
も、1mm未満のすきまをもって位置していても、機能
的には差はない。
【0038】なお、この撹拌搬送部材6の材質は適当な
弾性と耐クリープ性を有することからポリエステル樹脂
が最も好適であるが、ポリプロピレン(PP)、ポリエ
チレン(PE)その他プラスチックシートも利用可能で
あり、金属性の薄膜でも構わない。また、この撹拌搬送
部材6の幅は、図5に示すように容器内壁間の距離より
わずかに短い寸法である。
【0039】一方、支持軸2及び駆動軸4は、図5に示
すように軸部2a,4aと、撹拌搬送部材6と当接する
部分である本体部2b,4bとを有しており、この本体
部2b,4bの周縁部には、回転時、撹拌搬送部材6の
抜き穴7と係合する係合凸部9,10が一定間隔でそれ
ぞれ設けられている。
【0040】さらに、駆動軸4の一端もしくは両端に
は、本実施の形態においては両端には同図及び図2に示
すように本体側のモータMと連結された中継ギア11と
噛合する駆動伝達部である駆動ギア5が固着されてお
り、この駆動ギア5により駆動軸4にモータMの駆動が
伝達され、駆動軸4は回転するようになっている。
【0041】そして、このように中継ギア11及び駆動
ギア5を介して伝達されたモータMからの駆動力により
駆動軸4が回転すると、係合凸部9が撹拌搬送部材6の
抜き穴7と係合し、これにより駆動軸4の回転が撹拌搬
送部材6に伝達され、撹拌搬送部材6が周回運動するよ
うになっている。
【0042】さらに、このように撹拌搬送部材6が周回
運動すると、撹拌搬送部材6の抜き穴7に支持軸2の係
合凸部10が係合し、これにより支持軸2が従動回転す
るようになっている。なお、この支持軸2及び駆動軸4
の材質はABS、HIPS等剛性の強い材質が望まし
い。
【0043】また、図5において、3は支持軸2及び駆
動軸4の、ハウジング(前)1aとハウジング(後)1
bの摺動部に取り付けられたシール部材であり、このシ
ール部材3により粉体トナーの浸入を防止している。な
お、シール部材としてはドーナツ状の羊毛フェルトやオ
イルシール等が望ましい。
【0044】ところで、支持部材2及び駆動部材4の本
体部2b,4bの軸線方向中央部の外径は、他の部分の
外径よりも大きくなっている。そして、このように本体
部2b,4bを形成することにより、周回運動を行う
時、撹拌搬送部材6をハウジング(前)、ハウジング
(後)1a,1b方向に張られた状態とすることができ
る。
【0045】また、周回運動を行う時、支持部材2、駆
動部材4の係合凸部9,10が撹拌搬送部材6の抜き穴
7と係合し、さらに装置本体3000からの駆動を、駆
動軸4の両側へ入力することにより、撹拌搬送部材6の
周回運動中における駆動軸4の偏心運動を押さえること
ができる。
【0046】そして、このように構成することにより、
撹拌搬送部材6が周回運動する際、撹拌搬送部材6は周
回運動と直行方向に張られた状態となり、また駆動軸4
の偏心運動が押えられているため寄りが発生することが
ない。
【0047】次に、トナー供給容器1の組み立てについ
て説明する。
【0048】まず、図5に示すハウジング(前)1aと
ハウジング(後)1bに形成された軸受け部31にシー
ル部材3を圧入、もしくは接着した後、支持軸2と駆動
軸4をハウジング(後)1bの所定の位置に挿入する。
【0049】次に、撹拌搬送部材6を支持軸2と駆動軸
4とにより張設する。ここで、この張設の際、駆動軸4
及び支持軸2の係合凸部9,10と撹拌搬送部材6の抜
き穴7とが係合するようにする。なお、この組立順以外
でも、例えば治具上にて支持軸2と駆動軸4と撹拌搬送
部材6とを組んだのち、1体的にハウジング(後)1b
に挿入して組み立てても良い。
【0050】次に、ハウジング(前)1aを支持軸2と
駆動軸4に係合させ、ハウジング(後)1bと接着す
る。ここで、接着方法は従来公知の種々の方法が利用可
能であるが、超音波溶着が簡便でかつ密着性も良いので
好ましい。
【0051】そして、最後に粉体トナーを充填して組立
が終了する。なお、この粉体トナーの充填はハウジング
(前)1aを接着する前に行っても良いし、これとは別
に容器本体1Aの任意の箇所にトナー充填口(不図示)
を設け、このトナー充填口から粉体トナーを充填し、充
填後キャップ等によりこれを密閉するようにしても良
い。
【0052】次に、このように構成されたトナー供給容
器1の粉体トナー供給動作について説明する。
【0053】トナー供給容器1を画像形成装置へ装着す
ると、まずトナー供給口1cを封止するシャッター(不
図示)等が作動し、トナー供給口1cが開口されると共
に、駆動ギア5が中継ギア11と噛合し、本体側のモー
タMの駆動が伝達される状態となる。
【0054】次に、モータMが回転すると、駆動ギア5
はこのモータMの駆動力により中継ギア11を介して駆
動される。そして、この駆動ギア5の駆動により駆動軸
4が、駆動軸4の係合凸部9を撹拌搬送部材6の抜き穴
7に係合しながら回転し、これにより撹拌搬送部材6は
図3の矢印の方向に周回運動を行う。
【0055】そして、このように撹拌搬送部材6が周回
運動すると、容器本体1A内に収納された粉体トナーT
は、撹拌搬送部材6の掻き取り用凸部8により徐々に掻
き取られ、この掻き取られた粉体トナーTは重力により
撹拌搬送部材6上に落下し、撹拌搬送部材6によりトナ
ー供給口1cへと搬送される。
【0056】さらにこの後、撹拌搬送部材6の曲率によ
り撹拌搬送部材6より分離され、トナー供給口1cより
排出される。なお、分離されない粉体トナーTは、トナ
ー供給口近傍に設けられたブレード部材12により掻き
落とされ、トナー供給口1cより排出される。
【0057】ここで、このように粉体トナーTを徐々に
掻き落とすようにすることにより、撹拌搬送部材6の駆
動トルクを非常に小さくすることができる。なお、長期
間の保管や物流条件、環境条件により粉体トナーTが高
密度に固まった場合でも、トナーが固まった場合とそう
でない場合の駆動トルク差はほとんど差はない。
【0058】さらに、粉体トナーTがどの面を鉛直下向
きにして固まる場合でも、撹拌搬送部材6の掻き取り用
凸部8が強制的に粉体トナーTを徐々に掻き落として搬
送するのでトナー搬出不良が起こることがない。
【0059】なお、この周回運動の際、既述した支持部
材2及び駆動部材4の本体部2b,4bの形状、支持部
材2及び駆動部材4の係合凸部9,10と撹拌搬送部材
6の抜き穴7との係合並びに駆動軸4の両方向からの駆
動により撹拌搬送部材6には寄りが発生することがな
い。
【0060】そして、このように粉体トナーTを徐々に
掻き落とすようにすることにより、ユーザーがトナー供
給容器1の交換時に容器の振り動作を行う必要がなく、
また低駆動トルクで、粉体トナーTを定量排出すること
ができる。さらに、トナー撹拌搬送部材6はトナー供給
容器内全域の粉体トナーTを徐々に掻き落としながら搬
送することができるため、トナー排出後の残量も非常に
少ない量にすることができる。
【0061】ところで、撹拌搬送部材6の粉体トナーT
の掻き取り(攪拌)及び搬送は、撹拌搬送部材6の複数
の掻き取り用凸部8だけでも十分効果的に行うことがで
きるが、例えば粉体トナーTが1成分磁性トナーである
場合は、撹拌搬送部材6を磁性を有する例えば金属性の
薄膜にするようにしてもよい。
【0062】そして、このように撹拌搬送部材6を磁性
を有する材料にて形成することにより、粉体トナーTは
磁力によって撹拌搬送部材6に吸引されるため、撹拌搬
送部材6の粉体トナーTの掻き取り能力及び搬送能力を
より向上させることができる。
【0063】さらに、撹拌搬送部材6を導電性を有する
材料により形成し、周回運動の際、撹拌搬送部材6に電
荷(バイアス)を付加することで、粉体トナーTは撹拌
搬送部材6に電気的に吸引され、上記と同様に撹拌搬送
部材6の粉体トナーTの掻き取り能力、搬送能力をより
大きくすることができる。
【0064】一方、これまでの説明においては、容器本
体1Aの形状は図2に示すような矩形状であったが、撹
拌搬送部材6は、張り方を変えるだけで、矩形以外の形
状の容器本体にも採用することができる。
【0065】例えば、図6及び図7に示すような形状を
有する矩形以外の形状の容器本体にも採用することがで
きる。ここで、図6において、13はトナー供給口に設
けられた搬送スクリューであり、撹拌搬送部材6により
攪拌搬送された粉体トナーTは、この搬送スクリュー1
3により紙面垂直方向に搬送された後、トナー供給口か
ら排出される。なお、他の符号については図3の同符号
の部材と同じ機能である。
【0066】また、図7の容器本体1Aは中空の形状で
あり、既述した構成の撹拌搬送部材6を中空部1B2を
形成する枠体1Dの内壁面に沿って周回運動させること
により、枠体近傍の粉体トナーを徐々に掻き落としなが
ら搬送することができる。
【0067】そして、このように撹拌搬送部材6の張り
方を変えるだけで自由に容器本体1Aの形状を変えるこ
とができるため、容器本体1Aの形状は従来のような断
面形状が筒形のものに限定されない。これにより、装置
本体3000内のスペースに応じた形状の容器本体1A
を形成することができ、装置本体3000内のスペース
を有効に利用することができる。
【0068】さらに、従来のトナー供給容器1ではトナ
ーを上方向に搬送することは非常に困難であったが、既
述した構成の撹拌搬送部材6を用いることにより、例え
ば図8に示すようなトナー供給口1cが容器本体1Aの
上部に形成されたトナー供給容器1を形成することがで
きる。
【0069】一方、図9は、外側ハウジング1hと、こ
の外側ハウジング1hの内側に設けた枠体である内側ハ
ウジング1iとにより2層に形成された容器本体1Aの
断面図であり、この外側ハウジング1fと内側ハウジン
グ1eとの間には,トナー非貯蔵部15が形成されてい
る。そして、撹拌搬送部材6は、このトナー非貯蔵部1
5及び内側ハウジング1eの内面に沿って周期運動する
ように構成されている。
【0070】ここで、このように構成することにより、
支持部材2の数を減らすことができる。また、非貯蔵部
15を通る領域では容易に撹拌搬送部材6にバイアスを
かけたり、張力をかけることができる。さらに、撹拌搬
送部材6と内側ハウジング1eとは摺動する構成である
が、摺動部が非貯蔵部15内にあるため、粉体トナーが
溶融固着することはなく粗大粒子が発生することはな
い。
【0071】なお、これまでの説明において、撹拌搬送
部材6に駆動軸4の回転を受けるための凹部7を、駆動
軸4及び支持軸に係合凸部9,10を形成した場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限らず撹拌搬送部材6
に駆動軸4の回転を受けるための凸部を、駆動軸4及び
支持軸に係合凹部を形成するようにしてもよい。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、無
端状の攪拌搬送部材をトナー収納容器本体の天面、底面
及び対向する2つの内側面に沿って周回運動させること
により、トナー収納容器本体に収納された粉体トナーを
攪拌しながらトナー収納容器本体に形成されたトナー供
給口から被供給部に供給することができるので、駆動ト
ルクの低減、定量排出及び排出後の残量低減が可能とな
る。
【0073】また、トナー収納容器交換時におけるユー
ザーによる振り動作が不要となる。さらに、容器形状が
限定されないため装置本体内のスペースを有効に利用で
きると共に、粉体トナーの溶融固着を防ぐことができ、
これにより粗大粒子の発生を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るトナー供給容器を備
えた電子写真画像形成装置の一例である電子写真複写装
置の概略断面図。
【図2】上記トナー供給容器の外観斜視図。
【図3】図2に示すトナー供給容器の容器本体のA方向
断面図。
【図4】上記容器本体に設けられた撹拌搬送部材の斜視
図。
【図5】図2に示すトナー供給容器の容器本体のB方向
断面図。
【図6】上記トナー供給容器の他の実施例に係る容器本
体の断面図。
【図7】上記トナー供給容器の他の実施例に係る容器本
体の断面図。
【図8】上記トナー供給容器の他の実施例に係る容器本
体の断面図。
【図9】上記トナー供給容器の他の実施例に係る容器本
体の断面図。
【符号の説明】
1 トナー供給容器 1A 容器本体 1c トナー供給口 1d 天面 1e 底面 1f,1g 対向する2つの側壁内壁面 1h 外側ハウジング 1i 内側ハウジング 2 支持軸 2b 支持軸の本体部 4 駆動軸 4a 駆動軸の軸部 4b 駆動軸の本体部 5 駆動ギア 6 撹拌搬送部材 7 抜き穴 8 掻き取り用凸部 9,10 係合凸部 12 ブレード部材 15 トナー非貯蔵部 114 現像器 3000 装置本体 M モータ T 粉体トナー

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能に
    取り付けられると共に、前記装置本体に設けられた被供
    給部に前記粉体トナーを供給するようにしたトナー供給
    容器において、 前記粉体トナーを収納すると共に、前記被供給部に粉体
    トナーを供給するトナー供給口を有するトナー収納容器
    本体と、 前記トナー収納容器本体に周回運動可能に設けられると
    共に、前記粉体トナーを前記周回運動により攪拌しなが
    ら前記トナー供給口に搬送する無端状の攪拌搬送部材
    と、 前記トナー収納容器本体に軸支されると共に前記装置本
    体からの駆動力により回転し、前記攪拌搬送部材を周回
    運動させる軸状の駆動部材と、 前記トナー収納容器本体に軸支される一方、前記攪拌搬
    送部材を前記駆動部材と共に張設し、該攪拌搬送部材を
    周回運動可能に支持する複数の軸状の支持部材と、 を備えたことを特徴とするトナー供給容器。
  2. 【請求項2】 前記攪拌搬送部材を前記トナー収納容器
    本体の天面、底面及び対向する2つの内側面に沿って周
    回運動可能に設けたことを特徴とする請求項1記載のト
    ナー供給容器。
  3. 【請求項3】 前記駆動部材及び前記支持部材の前記撹
    拌搬送部材と当接する部分の中央部の外径が、他の部分
    の外径よりも大きくなっていることを特徴とする請求項
    1記載のトナー供給容器。
  4. 【請求項4】 前記撹拌搬送部材の周回方向と直交する
    端部に所定間隔で凹部又は凸部を形成すると共に、前記
    駆動部材には該駆動部材が回転する際、前記撹拌搬送部
    材の凹部又は凸部と係合して該駆動部材の回転を該撹拌
    搬送部材に伝達するための係合凸部又は係合凹部を形成
    することを特徴とする請求項1又は3記載のトナー供給
    容器。
  5. 【請求項5】 前記支持部材に前記撹拌搬送部材の凹部
    又は凸部と係合する係合凸部又は係合凹部を形成するこ
    とを特徴とする請求項4記載のトナー供給容器。
  6. 【請求項6】 前記撹拌搬送部材の表面には、前記周回
    方向と直交する方向に延び、前記周回運動の際、前記粉
    体トナーを掻き落とすための凸部が形成されていること
    を特徴とする請求項1又は3記載のトナー供給容器。
  7. 【請求項7】 前記トナー供給口に、前記撹拌搬送部材
    に付着している粉体トナーを掻き落とす掻き落とし手段
    を設けたことを特徴とする請求項1記載のトナー供給容
    器。
  8. 【請求項8】 前記駆動部材は、前記装置本体からの駆
    動力を受ける駆動伝達部を両軸端部に有し、該装置本体
    からの駆動力伝達が両軸端部から行われることを特徴と
    する請求項1記載のトナー供給容器。
  9. 【請求項9】 前記撹拌搬送部材を磁性を有する材料に
    て形成すると共に、前記粉体トナーを磁力により吸着す
    ることを特徴とする請求項1記載のトナー供給容器。
  10. 【請求項10】 前記撹拌搬送部材を導電性を有する材
    料にて形成すると共に、周回運動の際、該撹拌搬送部材
    に電荷を印加し、前記粉体トナーを電気的に吸着するこ
    とを特徴とする請求項9記載のトナー供給容器。
  11. 【請求項11】 前記トナー収納容器本体の形状に応じ
    て前記撹拌搬送部材を複数内装することを特徴とする請
    求項1記載のトナー供給容器。
  12. 【請求項12】 前記トナー収納容器本体の内側に枠体
    を設け、該トナー収納容器本体と前記枠体との間にトナ
    ー非貯蔵部を形成すると共に、前記撹拌搬送部材が前記
    トナー非貯蔵部及び前記枠体の内面に沿って周期運動す
    るように構成したことを特徴とする請求項1記載のトナ
    ー供給容器。
  13. 【請求項13】 前記撹拌搬送部材を薄膜状に形成する
    ことを特徴とする請求項1、9、10のいずれかに記載
    の記載のトナー供給容器。
JP9295997A 1997-10-28 1997-10-28 トナー供給容器 Pending JPH11133715A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9295997A JPH11133715A (ja) 1997-10-28 1997-10-28 トナー供給容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9295997A JPH11133715A (ja) 1997-10-28 1997-10-28 トナー供給容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11133715A true JPH11133715A (ja) 1999-05-21

Family

ID=17827805

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9295997A Pending JPH11133715A (ja) 1997-10-28 1997-10-28 トナー供給容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11133715A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103969997B (zh) 容纳容器、处理盒和电子照相成像设备
JP4755867B2 (ja) 現像装置、及びこれを備えたプロセスカートリッジ、画像形成装置
US10401758B2 (en) Powder container, process cartridge, and image forming apparatus
JPH11102109A (ja) トナー補給容器、及び、電子写真画像形成装置
JP2010038964A (ja) 現像装置及び電子写真画像形成装置
US8340556B2 (en) Toner cartridge with toner stirring section including a first rotating body and second rotating body and image forming apparatus including the same
JP2006267922A (ja) プロセスカートリッジ及びこれを用いた画像形成装置
JP2003066703A (ja) トナー補給容器
CN114647168B (zh) 调色剂输送装置、清洁装置及图像形成装置
JP2000047466A (ja) 粉体収納容器およびこの粉体収納容器を使用する画像形成装置
JP3193997B2 (ja) 現像装置及び該現像装置を備えた画像形成装置
JP2006091331A (ja) 粉体補給装置及び画像形成装置
JP2010038939A (ja) 現像装置及びこれを用いる画像形成装置
JP5167688B2 (ja) トナーカートリッジ
JPH11133715A (ja) トナー供給容器
JP4665583B2 (ja) 粉体供給装置及びこれを用いた粉体処理装置
JP2006267930A (ja) プロセスカートリッジ、現像剤処理装置及び画像形成装置
JP5284002B2 (ja) 現像装置及びこれを用いる画像形成装置
US11281123B2 (en) Rotator, developer container, developing device, process cartridge, and image forming apparatus
JP3542461B2 (ja) トナー供給容器
JP2014123065A (ja) 粉体収容容器および画像形成装置
JPH1063082A (ja) トナー補給装置及び該トナー補給装置を備えた画像形成装置
JP7514444B2 (ja) 回転部材、現像剤収納容器、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
CN114647169B (zh) 调色剂输送装置、清洁装置及图像形成装置
JP7129023B2 (ja) 粉体収納容器、粉体補給装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061010

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20061114