JP2003287945A - トナー補給容器及び画像形成装置 - Google Patents

トナー補給容器及び画像形成装置

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JP2003287945A
JP2003287945A JP2002091434A JP2002091434A JP2003287945A JP 2003287945 A JP2003287945 A JP 2003287945A JP 2002091434 A JP2002091434 A JP 2002091434A JP 2002091434 A JP2002091434 A JP 2002091434A JP 2003287945 A JP2003287945 A JP 2003287945A
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toner
container
supply container
opening
image forming
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JP2002091434A
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Tetsuro Isomura
磯村  哲朗
Yusuke Yamada
祐介 山田
Junko Yoshikawa
吉川  潤子
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な構成でトナー搬送性・撹拌性・残トナ
ー低減・設計自由度・初期トナー排出性に優れたトナー
補給容器を提供する。 【解決手段】 回転することでトナーを搬送するトナー
補給容器であって、トナーを収納する容器本体1と、ト
ナーを排出するための開口部1aと、容器本体1内部に
容器長手方向に伸びて、容器本体1内部を複数に分割す
るように設けられた仕切り部3とを有し、仕切り部3に
は、トナー搬送方向に対して傾斜した面を有する突起部
3a,3bが設けられており、突起部3a,3bにより
収納されたトナーが開口部1aに向かって2方向から搬
送されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機や
プリンタ等の画像形成装置にトナーを補給するためのト
ナー補給容器及びこれを装填して画像を記録する画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写機やプリンタ等の画
像形成装置には現像剤として微粉末のトナーが使用され
ている。そして、画像形成装置本体の現像剤が消費され
た場合には、トナー補給容器を用いて画像形成装置へト
ナーを補給することが行なわれる。
【0003】トナーは極めて微細な粉末であるため、ト
ナー補給作業時にトナーが飛散するおそれがある。この
ため、トナー補給容器を画像形成装置本体に据え置い
て、小さな開口部から少量ずつトナーを排出する方法が
提案、実用されている。このような方式にあっては、ト
ナーは重力等の作用で自然に排出させるのは困難であ
り、何らかのトナー撹拌搬送手段が必要となる。
【0004】特公平7-113796号に示されているトナー補
給容器は、全体形状が略円筒形であり、その一端部の円
筒面には比較的小さなトナー排出用の開口が設けられて
いる。そして、容器内部には螺旋状のトナー搬送部材が
設けられ、容器の端部壁面を貫通して容器外部より駆動
を受けるようになっている。また、撹拌部材の駆動側と
反対側は自由端となっている。
【0005】また、特開平7-104572号に開示されている
トナー補給容器は、容器に内装されたアジテーター羽根
が複数の弾性部材でなり、回転軸から羽根先端までの長
さを異ならせて台形形状とすることで、軸線方向のトナ
ー搬送力を得るものである。
【0006】これら二つの従来例は共に撹拌部材が容器
の端部壁面を貫通しているが、この部分には何らかの軸
受シール機構が必要となる。シール機構の構成は、撹拌
部材の端部にギア部材を連設し、ギア部材と容器壁面と
の間にシール部材を挟持するようにしたものが一般的で
ある。シール部材としては、ドーナツ状の羊毛フェルト
やオイルシール等が用いられることが多い。
【0007】このトナー補給容器は画像形成装置本体内
に装着したまま使用され、本体側からの駆動により、ト
ナー撹拌搬送部材を回転することでトナーを搬送し、開
口部から少量ずつトナーを排出するようになっている。
【0008】他の従来例として特開平7-44000号に開示
されているトナー補給容器がある。このトナー補給容器
の全体形状は円筒形のボトル状をなし、その内面には螺
旋状の突起を設け、一端側の中心付近に小さなトナー排
出口を、トナー排出口を設けた側の容器端面に迫り出し
部をそれぞれ設けている。螺旋状の突起によって排出口
側の端部に搬送されたトナーは、開口部近傍の迫り出し
形状により案内されて容器中心付近の排出口へ持ち上げ
られて容器外へ排出される。
【0009】また、特開平10-260574号に開示されてい
るトナー補給容器は、やはり全体形状は円筒形のボトル
状で、その内面に螺旋状の突起を設け、一端側の中心付
近に小さなトナー排出口を設けている。そして螺旋状の
突起によって排出口側の端部へ搬送されたトナーを掻き
上げる掻き上げ部と、掻き上げられたトナーを排出口へ
案内する案内部を有する。
【0010】これら二つの従来例は前記二つの従来例と
は異なり、撹拌部材は内装されていない。そしてこれら
二つのトナー補給容器もまた、画像形成装置本体に据え
置いて使用され、本体側から駆動を受けて容器本体その
ものが回転することでトナーを搬送する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
例においては次のような問題点があった。
【0012】まず特公平7-113796号及び特開平7-104572
号に開示されているトナー補給容器内に撹拌部材を備え
る従来例の場合、少なくとも撹拌部材の駆動を受ける側
には前記の通りの軸受シール機構があり、部品点数が多
く製造コストが高くなる。
【0013】また、このような軸受シール機構において
は、軸受シール部にトナーが巻き込まれ、溶融固着して
粗大な粒子となり、これが現像されて、画像品質上問題
となることも稀に発生する。更に使用済みトナー補給容
器を回収して再利用しようとする際に、次のような問題
があった。
【0014】まず、部品に分解するのが厄介であり、特
に軸受シールの部分は分解するのが非常に困難である。
また分解できても、シール機構部分に使用されているシ
ール部材やギア部材は損耗が激しく、繰り返し使用には
耐えられないため新品と交換せざるを得ない。
【0015】また、材料として再利用する場合にも、前
記の通り分解するのが困難である点は依然として大きな
問題である。また、軸受シール機構周辺の部品はそれぞ
れ摺動性、弾力性等の機能が要求されるため、例えばシ
ール部材とギア部材をも含めた全ての部品を同一の材料
で構成することは事実上不可能に近い。
【0016】次に特開平7-44000号及び特開平10-260574
号に開示されている従来例の場合には、容器本体に内装
される撹拌部材を持っていないため、前記のような撹拌
軸受にまつわる問題は発生しない。しかし容器本体に螺
旋状の突起を設けているため、以下のような問題があ
る。
【0017】螺旋状の突起を有するトナー補給容器は、
容器本体内に撹拌部材等を持っていないため、物流によ
る振動や長期間高温高湿度下に放置保管され、容器本体
内でトナーが凝集し、固まったとき、所謂トナーブリッ
ジが発生したとき、トナーブリッジを崩す手段がないた
めに満足な排出性能が得られず、その結果、トナー補給
容器交換後に必要な量のトナーが排出されるまで容器を
何回も回転させなければならず、待ち時間が増大してし
まう。
【0018】本発明は上記課題を解決するものであり、
その目的は、安価な構成でトナー搬送性・撹拌性・残ト
ナー低減・設計自由度・初期トナー排出性に優れたトナ
ー補給容器及びこれを用いる画像形成装置を提供するも
のである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、回転することでトナー
を搬送するトナー補給容器であって、トナーを収納する
トナー収納部と、前記トナーを排出するための開口部
と、前記トナー収納部内部に容器長手方向に伸びて、ト
ナー収納部内部を複数に分割するように設けられた仕切
り部と、を有し、前記仕切り部には、トナー搬送方向に
対して傾斜した面を有する突起部が設けられており、前
記突起部により収納されたトナーが前記開口部に向かっ
て2方向から搬送されることを特徴とする。
【0020】上記構成にあっては、撹拌搬送部材を設け
なくても前記仕切り部と突起部により、収納されたトナ
ーを撹拌できるので、前記容器本体内でトナーが凝集
し、固まった状態、所謂トナーブリッジが発生したと
き、トナーブリッジを崩すことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を用いて説明する。
【0022】〔第1実施形態〕最初に、本発明第1〜3
実施形態に係るトナー補給容器が装着される電子写真画
像形成装置の一例である電子写真複写機の構成について
図1に基づいて説明する。
【0023】{電子写真画像形成装置の全体構成}同図
において、100は電子写真画像形成装置本体(以下「装
置本体」という)である。また、101は原稿であり、原
稿台ガラス102の上に置かれる。そして、画像情報に応
じた光像が光学部103の複数のミラーMとレンズLnに
より、電子写真感光体ドラム104上に結像する。105〜10
8はカセットである。これらカセット105〜108に積載さ
れた記録シート(以下、「シート」という。)Pのう
ち、図2に示す操作部100aから使用者が入力した情報
もしくは原稿101のシートサイズから最適なシートPを
カセット105〜108のシートサイズ情報から選択する。こ
こで、記録シートとしては用紙に限定されずに、例えば
OHPシート等適宜選択できる。
【0024】そして、給送、分離装置105A〜108Aによ
り搬送された1枚のシートPを、搬送部109を経由して
レジストローラ110まで搬送し、感光体ドラム104の回転
と、光学部103のスキャンのタイミングを同期させて搬
送する。なお、111,112は転写放電器、分離放電器であ
る。ここで、転写放電器111によって、感光体ドラム104
上に形成されたトナー像をシートPに転写する。そし
て、分離放電器112によって、トナー像の転写されたシ
ートPを感光体ドラム104から分離する。
【0025】この後、搬送部113により搬送されたシー
トPは、定着部114において熱と圧力によりシートP上
のトナー像を定着させた後、片面コピーの場合には、排
出反転部115を通過し、排出ローラ116により排出トレイ
117へ排出される。
【0026】また、両面コピーの場合には、排出反転部
115のフラッパ118の制御により、再給紙搬送路119,120
を経由してレジストローラ110まで搬送された後、片面
コピーの場合と同様の経路をたどって排出トレイ117へ
排出される。 また、多重コピーの場合には、シートP
は排出反転部115を通り、一度排出ローラ116により一部
が装置外へ排出される。
【0027】そして、この後、シートPの終端がフラッ
パ118を通過し、排出ローラ116にまだ挟持されているタ
イミングでフラッパ118を制御すると共に排出ローラ116
を逆回転させることにより、再度装置本体100内へ搬送
される。さらにこの後、再給紙搬送路119,120を経由し
てレジストローラ110まで搬送された後、片面コピーの
場合と同様の経路をたどって排出トレイ117へ排出され
る。
【0028】ところで、上記構成の装置本体100におい
て、感光体ドラム104の回りには現像部201、クリーナ部
202、一次帯電器203等が配置されている。ここで、現像
部201は、原稿101の情報を光学部103により感光体ドラ
ム104に形成された静電潜像をトナーを用いて現像する
ものである。そして、この現像部201へトナーを補給す
るためのトナー補給容器Cが装置本体100に使用者によ
って着脱可能に設けられている。
【0029】ここで、現像部201は、トナーホッパー201
aと現像器201bとを有している。トナーホッパー201a
は、トナー補給容器Cから補給されたトナーを撹拌する
ための撹拌部材201cを有している。そして、この撹拌
部材201cにより撹拌されたトナーは、マグネットロー
ラ201dにより現像器201bに送られる。現像器201b
は、現像ローラ201fと、送り部材201eを有している。
そして、マグネットローラ201dによりトナーホッパー2
01aから送られたトナーは、送り部材201eにより現像
ローラ201fに送られて、この現像ローラ201fにより感
光体ドラム104に供給される。
【0030】なお、クリーナ部202は、感光体ドラム104
に残留しているトナーを除去するためのものである。ま
た、一次帯電器203は、感光体ドラム104を帯電するため
のものである。
【0031】図2に示す外装カバーの一部であるトナー
補給容器交換用カバー51を、図3に示すように、使用者
が開けると、容器受け台50が、駆動系(不図示)によっ
て、所定の位置まで引き出される。そして、この容器受
け台50上にトナー補給容器Cを設置する。使用者がトナ
ー補給容器Cを装置本体100から取り出す際には、引き
出された容器受け台50に載っているトナー補給容器Cを
取り出す。ここで、交換用カバー51はトナー補給容器C
を着脱(交換)するための専用カバーであって、トナー
補給容器Cを着脱するためだけに開閉される。尚、装置
本体100のメンテナンスは、前面カバー100cを開閉する
ことによって行われる。
【0032】尚、容器受け台50を介することなく、トナ
ー補給容器Cを直接装置本体100に設置し、又、装置本
体100から取り外してもよい。
【0033】次に、第1実施形態に係るトナー補給容器
について、図4及び図5を用いて説明する。なお、図4
はトナー容器の部分断面斜視説明図であり、図5(A)は
トナー容器の正面断面図、図5(B)は(A)のA矢視説明図
である。
【0034】{トナー補給容器}図4及び図5におい
て、トナー補給容器Cのトナー収納部である容器本体1
は、外径φ100mm、長手寸法300mmの円筒形状(筒状部)
に形成され、端部から75mmの位置に開口部1aが設けら
れている。前記開口部1aには開口部を閉じるシャッタ
2aとパッキン部材2bが設けてある。
【0035】前記容器本体1は画像形成装置本体内に略
水平方向に配置され、装置本体から回転駆動を受けて、
トナー補給容器Cが回転する構成になっている。そし
て、この容器本体1の内部には内部を二分するように、
仕切り部3が容器本体1の全長にわたって設けてあり、
前記仕切り部3の片面には容器本体1の長手方向に対し
て傾斜した突起部3aが3箇所、また開口部1aを境に
逆向きに傾斜した突起部3bが1箇所設けてある。ま
た、前記仕切り部3には穴部3cも4箇所設けてある。
この傾斜した突起部3a,3bにより、容器本体内に収
納されたトナーを開口部1a方向へ、容器長手方向に平
行である図5(A)の矢印V1及びV2の2方向から搬送
し、最終的に開口部1aを通ってトナーが排出される。
【0036】(トナー排出原理)ここで本実施形態に係
るトナー補給容器のトナー排出原理について図6(A)、
(B)、(C)を用いて説明する。
【0037】図6は図5(A)のA矢視図である。トナー
補給容器Cの回転前、図6(A)の状態のトナー補給容器
Cが矢印方向に回転すると、回転に伴いトナーは仕切り
部3によって除々に持ち上げられる。この状態が図6
(B)である。
【0038】さらに回転が進むと、すくい上げられたト
ナーは重力の落下作用により、仕切り部3上を滑り、更
に傾斜突起部3aによって容器本体1の前方にトナーが
搬送される。この状態が図6(C)である。
【0039】上記動作を繰り返すことにより、容器本体
1内部のトナーは開口部1a側へ順次搬送され、最終的
に開口部1aから排出される。
【0040】このように、容器本体1内部の全長にわた
って仕切り部3と傾斜突起部3a及び3bが設けてある
ことにより、トナーは効率よく開口部1a方向へ搬送さ
れる。
【0041】(仕切り部)次に仕切り部3について説明
する。この仕切り部3はトナー補給容器Cの回転軸方向
に容器本体1を複数に分割するように容器本体1全長に
わたって設けられている。本実施形態においては容器本
体1の中心から二分するように仕切り部3を設けたが、
この位置は中心からずれても良く、また、二分割以上で
も良い。
【0042】仕切り部3は容器本体1と一体で回転する
構成になっており、容器本体1の略全長にわたって設け
ているため、容器本体1の補強リブのような役割も同時
に果たしている。したがって、細長い円筒状のトナー容
器においても容器本体1の強度が保持できるため、容器
本体の薄肉化が可能となり、容器本体1のコストダウン
が図れるとともに、容器本体1の材質の選択の幅も広げ
ることができる。
【0043】このような仕切り部3はプラスチック等の
樹脂を射出成形して製造するのが好ましいが、他の材料
及び製造方法であっても構わない。基本的には、容器本
体1と同じ材質である方が容器の再利用時を考慮すると
好ましい。具体的にはアクリロニトリル・ブタジェン・
スチレン(ABS)樹脂、ポリプロピレン(PP)、ポ
リアセタール(POM)、耐衝撃性ポリスチレン(HI
PS)などの材質が好適である。なお、本実施形態では
HIPSを使用している。
【0044】(突起部)次にトナーの搬送に大きく影響
する突起部3aについて図7を用いて説明する。図7
(A)において、θ1はトナー補給容器Cの回転軸線a−a
に対する傾斜突起部3aの傾斜角度であり、θ2は前記
回転軸線a-aに対する傾斜突起部3bの傾斜角度であ
る。また、寸法Pは突起部3aの突起間の配置距離を示
しており、寸法Sは突起部3a及び3bによってトナー
が搬送される距離を示している。また、図7(B)におけ
るbは突起部3a又は3bの幅寸法である。
【0045】この突起部3a及び3bは仕切り部3から
突き出した形で設けているので、トナー補給容器Cの回
転によってトナー補給容器内部のトナーを切り崩す役割
を果たしている。更に切り崩したトナーを突起部3a及
び3bの傾斜によって開口部1a方向へトナーを搬送す
るという、撹拌と搬送の2つの機能を同時に果たしてい
る。
【0046】また、突起部3a及び3bの傾斜角度θ1
及びθ2を変えることにより、トナーの搬送能力を任意
に設定することが可能である。例えば、傾斜角度θ1及
びθ2を急勾配にすると、突起部3a及び3b上を滑る
トナーは、より垂直落下に近い状態になるため、トナー
はより滑りやすくなり、トナー搬送能は高くなるが、一
個あたりの傾斜突起に対する搬送距離Sは短くなるた
め、トナー搬送速度はは遅くなる。
【0047】逆に傾斜角度θ1及びθ2の勾配を緩やかに
すると、一個あたりの突起部に対する搬送距離Sは長く
なるので、搬送速度は速くなる傾向になるが、余り角度
を緩やかにしすぎると、トナーが傾斜突起上を滑り落ち
なくなる。
【0048】このように傾斜角度θ1及びθ2を変えるこ
とで、所望のトナー搬送能力に最適設計することができ
る。本実施形態における実験結果からは、傾斜角度θ1
は30°〜80°、より好ましくは45°〜70°の範囲が好適
であることが判明した。なお、θ2は逆傾斜であるた
め、θ2の好適な範囲は、θ2=180°−θ1として、100
°〜150°、より好ましくは110°〜135°となる。
【0049】ここで、本実施形態では全ての突起部3a
の角度θ1は45°、突起部3bの角度θ2は135°であ
る。
【0050】(傾斜突起の傾斜角度と配置距離)また、
複数配置された突起部3aの傾斜角度は全て同じ角度で
ある必要は無く、図8(A)に示すように、それぞれの突
起部3a及び3bに対して、個々の傾斜角度θ1、θ2、
θ3・・・等に設定することも構わない。同様に配置距
離Pに関しても全て等間隔である必要はなく、それぞれ
突起部3aに対して個々の配置距離P1、P2、P3・・
・などに設定することも、もちろん可能である。このよ
うに突起部3aに対して個々に設定することにより、ト
ナーの排出性を制御することが可能である。
【0051】従来、トナー補給容器を回転して排出する
構成の場合、トナー補給容器内部に残存するトナー量に
よってトナーの排出量が変化するため、排出トナーの定
量性を維持するのは非常に困難であった。これはトナー
がトナー補給容器内部に満たされた排出初期の段階で
は、トナー粉圧が高いため、必然的にトナー排出量が多
めになり、逆に排出が進みトナー補給容器内部のトナー
量が少なくなってきた排出後期の段階においては、初期
に比べて排出量が極端に少なくなる傾向が見られた。
【0052】しかしながら、本実施形態の構成によれ
ば、突起部3a及び3bの傾斜角度θ1、θ2や配置距離
Pを個々に設定することで、常に一定のトナー排出量が
得られるような設定が可能である。
【0053】例えば、排出口の開口部1aに近い部分は
トナー排出速度を低く抑えるため、配置距離Pを短く、
つまり、傾斜角度を急に設定し、逆に開口部1aから遠
い部分についてはトナー排出速度を速めるために、配置
距離Pを長く、つまり傾斜角度θを緩やかに設定したり
することで、容器本体1の長手方向でトナーの搬送能力
を変えるような設定にする。そうすると、トナー排出過
多気味の排出初期では、トナーが出過ぎるのを抑制し、
トナー排出量が減少する排出後期においては、トナーが
早く搬送されるようにでき、常に一定の排出量が確保で
きる排出制御が可能となる。
【0054】(突起部の幅寸法)また図7(B)及び図8
(B)に示すように突起部3aの幅寸法bを自由に設定す
ることで、先に説明した傾斜角度θや配置距離Pと同様
にトナーの搬送力を調整することができる。
【0055】幅寸法bはできるだけ大きくとったほう
が、それだけ多くのトナーを搬送させることができる
が、逆に大きくとり過ぎると、トナー充填口の位置によ
っては、トナーの充填性が悪化する場合があるので適当
な寸法に設定することが好ましい。本実施形態における
検討結果からは突起部3aの幅寸法bは容器本体1の内
径寸法dの5〜20%程度が好ましい。なお、本実施形態
の幅寸法は容器本体1の内径寸法φ100mmの10%である1
0mmである。
【0056】(傾斜突起の断面形状)また、図5、図
7、図8に示した突起部3aは、単なる傾斜した板状の
突起であるが、この突起を図9(A)に示したような突起
の端面をL字形に立ち上げて囲い込み部を設けること
で、突起部3aにより搬送されるトナー量を多くした
り、あるいは、図9(B)(C)に示すように、傾斜突起部3
aを半円又は楕円形状の滑らかな曲面形状にすること
で、トナーを確実にホールドして、トナー搬送性を高め
ると同時に、突起部3a表面に付着するトナーを減少さ
せることで残トナー低減の効果を得ることができる。
【0057】(トナー容器の組みたて方法)次に本実施
形態のトナー補給容器の組みたて方法を説明する。図10
は第1実施形態のトナー補給容器を組み立てる状況を示
す斜視図である。
【0058】本実施形態のトナー補給容器Cは極めて単
純な構成であり、図10に示すように、4つの部分を結合
するだけで組み立てることができる。ここで第一の部分
は容器本体1のフランジ部1fと仕切り部3とを一体化
したものであり、射出成形にて容易に製造できる。同じ
く、第二の部分は容器本体1であり、有底円筒形の部材
である。この第二の部分は射出成形またはブロー成形に
て容易に製造可能であり、本実施形態では射出成形で製
造した。第三の部分はパッキン部材2b、第四の部分は
シャッタ2aである。
【0059】第一の部分と第二の部分とを結合する方法
としては、超音波溶着、振動溶着により溶着するか、ホ
ットメルト接着剤を始めとする種々の接着剤によって接
着すれば簡便で確実な密封性が得られる。あるいは、フ
ランジの外周部と円筒端部とを軽圧入嵌合させ、更にそ
の嵌合部の外周を粘着テープ等にて巻きつけて結合すれ
ば、容易に分解可能となり、トナー補給容器の再利用性
が非常に高まる。
【0060】その後、パッキン部材2bを貼り付け、シ
ャッタ2aをはめ込み、充填口1gからトナーを充填す
ることでトナー補給容器の組み立て及び充填が完了す
る。
【0061】このような組み立て方法による場合、仕切
り部3と容器本体1の内面とが接する部分の構造に留意
する必要がある。前述したような原理でトナーを搬送す
るため、仕切り部3と容器内面との間に隙間が生じる
と、その隙間をトナーがすり抜けてしまい、搬送効率が
低下し、トナー残量も増加してしまうので好ましくな
い。そこで、図11に示すような構成にすることで、前記
の方法によって組み立てても、トナー搬送効率の低下や
トナー残量の増大をもたらさないようにすることができ
る。
【0062】図11(a)は容器内面に軸線方向に伸びるリ
ブ状の突起1dを2つ平行に設け、その間に仕切り部3
が挿入されるようにしたものである。これは容器本体1
を射出成形で製造する場合に好適である。仕切り部3先
端の端面は容器本体1と接してはいないが、トナーがす
り抜けることは無く、搬送効率低下やトナー残量の増大
は防止できる。なお、リブ状突起1dは仕切り部3の容
器回転方向側だけであっても良い。
【0063】図11(b)は容器本体1に伸びる溝1eを設
け、その中に仕切り部3が挿入されるようにしたもので
あり、容器本体1をブロー成形で製造する場合には好適
な構成である。トナー搬送の効率やトナー残量は図11
(a)の構成と同等である。
【0064】このように容器本体1と仕切り部3を固定
することで容器本体1と仕切り部3との間でトナーが擦
れることによるトナー粗大粒子の発生をも防止できる。
【0065】(トナー補給容器の再生)使用済みトナー
補給容器Cを回収し、再生利用する場合を考える。分解
容易とするため、前記トナー補給容器Cの組みたては粘
着テープにより結合されている。分解方法は組みたて方
法と逆に行なえばよく、まずシャッタ2a及びパッキン
部材2bを取り外す。次に粘着テープを剥がして、図10
に示すように、四つの部分に分ければ完了する。容器本
体1、仕切り部3とフランジ部1fが一体になったも
の、シャッタ2aをそれぞれエアーブロー清掃し、再び
組み立てて、所定量トナーを充填すれば再利用可能であ
る。なお、パッキン部材2bは取り替える。エアー清掃
を行なうに当たり、入り組んだ部分やエアーの届きにく
い部分が無いため、簡便で確実に清掃を行なうことがで
き、新品時と何ら変わらないトナー補給性能が得られ
る。
【0066】また、容器本体1を溶着により接着した場
合においても、容器本体1の内部に撹拌部材等の動く部
材が無いので、充填口からエアーを吹き込む、又はエア
ーノズルを差し込んで内部を簡単に清掃でき、それだけ
でも再生可能となり、十分なトナー補給性能が得られ
る。
【0067】一方、使用済みのトナー補給容器Cを粉砕
し、材料として再利用する場合にも、仮に容器本体1、
仕切り部とフランジ部1f及びシャッタ2aがそれぞれ
異なる材料であっても、分解が容易であるために好都合
である。更に、本実施形態のトナー補給容器Cにおいて
は、仕切り部3の材料選択の幅が広いため、全ての部品
を同一の材料で構成することも可能であり、この場合に
はトナー補給容器Cの組み立てを超音波溶着とし、再利
用にあたっては容器を分解することなく粉砕して材料に
再利用することも可能である。
【0068】(回転駆動伝達手段)最後にトナー補給容
器Cを回転させるための駆動を伝達する手段について説
明する。これは従来公知の種々の手段が応用可能であ
り、図12(a)(b)にその例を示す。
【0069】図12(a)に示した構成はフランジ部1fの
外面に突起部4aを設け、これを画像形成装置本体側の
駆動伝達部と係合させることで回転駆動力を受けるもの
である。
【0070】図12(b)は容器本体1の外周面全域にわた
りギア部4bを設けたものであり、画像形成装置本体側
の駆動ギアと係合して回転駆動力を受けるものである。
【0071】{実験結果}次に前述したトナー補給容器
Cを用いて種々実験した結果を示す。
【0072】前述したトナー補給容器Cにトナーを1000
g充填し、開口部1aを下向きにして縦置きにて10日放
置した後、このトナー補給容器Cを40rpmにて回転し、
トナーを排出させたところ、約170回転で全てのトナー
を排出させることができ、そのとき容器内に残留したト
ナートナーは約20gであった。
【0073】また、初期のトナーの排出性に関して評価
を行なうために、初期の50gトナーを排出するのに必要
な回転数を測定したところ、約20回転であった。
【0074】(比較例のトナー補給容器)これに対し、
比較例として示すトナー補給容器C1について図13(A)の
斜視図、図13(B)の正面断面図を用いて説明する。
【0075】容器本体1は外径100mm、長手寸法300mmの
円筒形状に形成され、開口部1aは円筒端部周面に設け
られている。
【0076】仕切り部3に関しては前述した第1実施形
態と同一であるので省略する。突起部3aは仕切り部3
に4箇所設け、全て同一方向に傾斜しており、その傾斜
角度は45°である。また突起部3aの幅寸法は第1の実
施形態同様に10mmである。
【0077】上記に示したトナー補給容器C1の場合、
収納されたトナーは図13(B)の矢印X方向へ一方向で搬
送される。
【0078】(評価)上述したトナー補給容器C1にト
ナーを1000g充填し、開口部1aを下向きにして縦置き
にて10日放置した後、トナー補給容器C1を40rpmにて回
転しトナーを排出させたところ、約210回転で全てのト
ナーを排出させることができ、そのとき容器内に残留し
たトナートナーは約20gであった。
【0079】また、第1実施形態と同様、初期のトナー
の排出性に関して評価を行なうために、初期の50gトナ
ーを排出するのに必要な回転数を測定したところ、約30
回転であった。
【0080】(考察)上記評価から、初期50gのトナー
を排出するのに必要な回転数は、比較例に示した構成の
トナー補給容器C1に比べ、第1実施形態に示した構成
のトナー補給容器Cの方が約10回転少なかった。この回
転数の減少についての考察について図15を用いて説明す
る。
【0081】図14において、(a)(b)(c)は開口が容器長
手端部周面にある場合であり、(A)(B)(C)は前述した本
実施形態のトナー補給容器である。また、図14(a)(A)は
物流直後でシャッタ開封直後の状態。図14(b)(B)は容器
回転1〜2回転後の状態。図14(c)(C)は容器回転4〜5
回転後の状態を示す。
【0082】両容器ともシャッタ2aを開封直後の図14
(a)(A)の状態から、容器を1〜2回転させることで、開
口部1a付近のトナーが落下し、図14(b)(B)の状態にな
る。更に数回転することで、図14(b)の状態は上、右か
ら崩れるのに対し、図14(B)の状態は上、右、左から崩
れる。このために図14(B)の方が早く崩れる。その結
果、図14(c)(C)の状態になるのである。
【0083】上記に示した回転数の差は、画像形成装置
本体側の操作パネル等にトナー無しの表示が出て、新し
いトナー補給容器に交換してから、画像形成装置が稼動
するまでの復帰時間に相当し、その回転数が少なくなる
ことは、復帰時間が短くなることを意味する。
【0084】この復帰時間を短くすることによって、ユ
ーザがストレスを感じることなく、トナー補給容器の交
換が行なえるようになる。
【0085】また、比較例に示したトナー補給容器C1
の構成においては、開口部1aが搬送トナーにより閉塞
してしまう懸念があった。それに対する説明を図15を用
いて行なう。
【0086】図15において(a)(b)は比較例に示した構成
のトナー補給容器C1であり、(A)(B)は第1実施形態に
示した構成のトナー補給容器Cである。図6に示したよ
うに、容器が回転することで収納されたトナーは傾斜突
起3a上を滑るように開口部1a方向に搬送される。図
14において(a)(A)は回転前、(b)(B)は回転後である。図
15(a)(b)に示した比較例のトナー補給容器C1の構成に
おいては、開口部1a付近にトナーが凝集してしまい、
開口部1aがトナーにより閉塞してしまう可能性がある
ことがわかる。しかし、図15(A)(B)に示した本実施形態
のトナー補給容器Cの構成においては、開口部1a付近
にトナーが凝集して閉塞することはない。
【0087】〔第2実施形態〕次に第2実施形態に係る
トナー補給容器について、図16を用いて説明する。
【0088】図16(A)は第2実施形態におけるトナー容
器の正面断面図であり、図16(B)は(A)の矢視A−A図で
ある。この第2実施形態は前述した第1実施形態と仕切
り部3の構成が相違するだけであり、他の構成に関して
は第1の実施形態と同じである。
【0089】図16に示したように、仕切り部3の表面と
裏面にそれぞれ同一回転方向でトナーが搬送されるよう
に、トナー補給容器Cの回転中心軸aに対して突起部3
a,3bと対称な突起部3a′及び突起部3b′が裏面
に設けてある。
【0090】このように表面と裏面に突起部3a,3
a′及び3b,3b′を設けることによって、トナー容
器1が1回転する毎に2回搬送でき、トナー搬送性を向
上させることができ、その結果、トナー残量を減少でき
ると共に、少ない回転数でトナーを排出できるようにな
る。
【0091】{実験結果}本実施形態に示した構成のト
ナー補給容器Cにトナーを1000g充填し、開口部1aを
下向きにして縦置きにて10日放置した後、このトナー補
給容器Cを40rpmにて回転してトナーを排出させたとこ
ろ、約130回転でトナー補給容器内に収納されたトナー
を全て排出することができた。また、そのときにトナー
補給容器内に残留したトナーは約15gと減少した。
【0092】(考察)本実施形態において、トナー補給
容器Cが1回転する毎に2回搬送できるため、第1実施
形態に示した構成の半分の回転数でトナーが排出できる
のではないかと予想していた。
【0093】しかし、排出初期においては容器内の開口
部付近にトナーがたくさんあるために、トナーの排出は
開口部1aの大きさに制限を受け、排出初期においては
搬送性の向上は確認できなかった。
【0094】その後、容器内のトナーがある程度排出さ
れた中期以降のトナー排出において、その効果は確認さ
れ、トナーの排出に要した総回転数は第1の実施形態に
示した構成のトナー補給容器に比べ、約40回転減少し
た。
【0095】〔第3実施形態〕次に第3実施形態に係る
トナー補給容器について、図17を用いて説明する。図17
(A)は第3実施形態におけるトナー補給容器の正面断面
図であり、図17(B)は(A)の矢視A−A図である。この第
3実施形態も前述した第1実施形態と仕切り部3の構成
が相違するだけであり、他の構成に関しては第1の実施
形態と同じである。
【0096】図17に示したように、仕切り部は仕切り部
3と、開口部1aを境に位相を90°ずらした仕切り部
3′からなる。
【0097】このように開口部1aを境に仕切り部3,
3′の位相をずらすことによって、以下のような効果を
得ることができる。
【0098】(1)物流による振動を経た後のトナーの嵩
密度が、位相をずらしていないトナー補給容器に比べ、
低くできる。
【0099】(2)トナー補給容器内でトナーが凝集し、
固まった状態、所謂トナーブリッジが発生したとき、ト
ナーブリッジを位相をずらしていないトナー補給容器に
比べ簡単に崩せる。
【0100】{実験結果} (1)本実施形態のトナー補給容器にトナーを1000g充填
し、開口部1aを下向きにして縦置きにて10日放置した
後、このトナー補給容器内の嵩密度を測定したところ、
第2実施形態に示したトナー補給容器の場合は0.45g/c
m3→0.53g/cm3になったのに対し、本実施形態に示した
トナー補給容器の場合は0.45/cm3→0.50g/cm3であっ
た。
【0101】(2)第3実施形態に示した構成のトナー補
給容器に、トナーを1000g充填し、開口部を下向きにし
て縦置きにて10日放置した後、このトナー補給容器を40
rpmにて回転してトナーを排出させたところ、15回転
で、初期50gのトナーを排出することができた。
【0102】このことから、前述した効果が得られてい
ることがわかる。
【0103】〔第4実施形態〕次に4実施形態に係るト
ナー補給容器について、図18を用いて説明する。図18
(A)は第4実施形態におけるトナー補給容器の部分断面
斜視図である。この第4実施形態も仕切り部3の構成及
び開口部1aの構成が前述した第1実施形態と異なるの
みで、他の構成に関しては第1実施形態と同じである。
【0104】本実施形態にあっては、図18に示すよう
に、開口部1aが2つあり、それぞれの開口部1aの方
向にそれぞれトナーをガイドするような突起部3aが仕
切り部3にそれぞれ設けられている。
【0105】このように、開口部1aを増やすことによ
って、更にトナー排出量を増やすことができる。
【0106】〔第5実施形態〕次に第5実施形態に係る
トナー補給容器が装着される電子写真画像形成装置の一
例である電子写真複写機の構成について、図19に基づい
て説明する。
【0107】{電子写真画像形成装置}図19は第5実施
形態に係るトナー補給容器を装着した画像形成装置の断
面図である。潜像形成部の構成を説明すると、まず感光
体ドラム19は転写ドラム15に外周面を当接させ、図19の
矢印B方向に回転自在に配設されている。前記感光体ド
ラム19の回転方向上流側から下流側に向かって除電用帯
電器20、クリーニング手段21及び一次帯電器23が順次配
設され、更に感光体ドラム19の外周面上に静電潜像を形
成するためのレーザービームスキャナのごとき像露光手
段24及びミラー等の像露光反射手段25が配設されてい
る。
【0108】これら、感光体ドラム19を中心とした潜像
形成部に近接して、現像手段として回転式現像装置30が
配設されている。この回転式現像装置30の構成は次の通
りである。前記感光体ドラム19の外周面と対向する位置
に、回転自在な筐体としての回転体26が配設され、前記
回転体26中には4種類の現像装置が周方向の4位置に搭
載され、前記感光体ドラム19の外周面上に形成された静
電潜像を可視化・現像するようになっている。上記4種
類の現像装置は、それぞれイエロー現像装置27Y、マゼ
ンダ現像装置27M、シアン現像装置27C及びブラック現
像装置27Bkとなっている。
【0109】これら4種の現像装置は前記回転体の回転
によって順次、感光体ドラム19に当接する位置(図中の
イエロー現像装置27Yの位置)に来て、各色の現像、可
視化を行なうようになっている。
【0110】そして、4種類の現像装置はそれぞれ同じ
構成になっていて、トナー補給容器C、トナー補給容器
Cから排出されるトナーを受け入れるトナー受け入れ部
8からトナーを供給され、感光体ドラム19上の静電潜像
を現像する現像器9からなっている。現像器9及びトナ
ー受け入れ部8及びトナー補給容器Cの構成を図20に示
す。なお、トナー補給容器Cは前述した各実施形態の構
成を採用することができる。
【0111】トナー受け入れ部8はトナー補給容器Cか
ら排出されたトナーを受け入れて貯蔵するとともに、現
像器9側からの要求に応じてトナーを定量的に現像器9
に供給するようになっている。現像器9内には進行方向
が互いに逆向きの2つのトナー搬送部材9aがあって、
トナーとキャリアを循環しながら均一に混合するように
なっている。現像器9にはマグネットを内蔵した現像ス
リーブ9bが回転可能に軸支されていて、キャリアを磁
力にて吸着して磁気ブラシを形成し、キャリアに付着し
たトナーを感光体ドラム19に供給するようになってい
る。
【0112】本実施形態のトナー補給容器Cは前記回転
式現像装置30に搭載されるトナー補給容器であり、この
場合、トナー補給容器Cは容器自体が回転する自転を行
なうのではなく、前記回転式現像装置30の中心軸を中心
とした公転を行なうことで、容器内に収納されているト
ナーを撹拌、搬送する。
【0113】このように、回転体26の公転を利用するこ
とによって、前述した第1実施形態に記載した回転駆動
受け手段である突起部4a(図12(a)参照)、又はトナ
ー補給容器外周面全周にわたるギア部4b(図12(b)参
照)が不要となり、また詳細に説明はしていないが、画
像形成装置本体側のトナー補給容器Cを駆動する駆動伝
達部材も不要となり、トナー補給容器、及び画像形成装
置のコストダウンを行なえる。
【0114】また、回転が公転であることから、トナー
補給容器自身は回転しない。そのため、図21に示したよ
うな容器本体1の断面形状が円形の他に、図22に示した
ような非円形にすることも可能となる。非円形にするこ
とで、限られた回転式現像装置30のスペースにおいて、
トナーの充填量を増加させることができる。
【0115】〔各実施形態の効果〕前述したように、ト
ナー収納部内部に容器長手方向に伸びて、トナー収納部
内部を複数に分割するように仕切り部を設け、この仕切
り部にトナー搬送方向に対して傾斜した面を有する突起
部を設け、該突起部により収納されたトナーが開口部に
向かって2方向から搬送されるように構成することによ
り、撹拌搬送部材を設けなくても前記仕切り部と突起部
により、収納されたトナーを撹拌できるので、前記容器
本体内でトナーが凝集し、固まった状態、所謂トナーブ
リッジが発生したとき、トナーブリッジを崩すことがで
きる。
【0116】そして、撹拌搬送部材が無くても、撹拌搬
送が行なえるので、撹拌部材を備えることで発生する諸
問題、例えば軸受シール部にトナーが巻き込まれること
による粗大な粒子の発生、部品点数増加によるコストア
ップ、及び再生・再利用に関する問題をなくすことがで
きる。
【0117】また、前記開口部をいずれの場所に設けて
も、トナー残量を増やすことなく、トナーを排出するこ
とができるので、設計の自由度が向上できる。
【0118】さらに、2方向から開口部へトナーを搬送
することによって物流後の初期排出時において、トナー
を早く補給することができ、トナー補給容器交換後の待
ち時間を短縮できる。
【0119】また、前記開口部を筒状部に設けることに
より、トナー排出終了後に容器内に残留するトナー残量
を減少できる。
【0120】前記突起部により2方向から搬送されるト
ナーの搬送方向は容器長手方向に略平行な方向であり、
且つ対向する方向になるように構成することにより、排
出時のトナーの開口部への閉塞を防止できる。
【0121】前記仕切り部の位相を前記開口部近傍を境
に異なるように構成することにより、トナーが固まりに
くく、仕切り部の撹拌効果を更に高めることができる。
【0122】そして、前記開口部を複数設けることによ
り、トナー排出速度を向上させることができる。
【0123】また、前記仕切り部には貫通する穴を設け
ることにより、トナーが補給容器内で移動しやすくな
り、仕切り部の撹拌効果を高めることができる。また、
トナー補給容器にトナーを充填する際のトナー充填性を
向上できる。
【0124】前記突起部を前記仕切り部の両面に設ける
ことにより、トナー搬送力を向上させることができ、そ
の結果、少ない回転数にてトナーの排出を行なうことが
できる。
【0125】また、前記突起部の断面形状がL字形にす
ることにより、突起上で搬送されるトナーをしっかり確
保することができ、より確実なトナー搬送力が維持でき
る。
【0126】前記仕切り部をトナー収納部に設けたリブ
又は溝により固定することにより、仕切り部からのトナ
ーのすり抜けを防ぎ、多くのトナーを搬送することがで
きるため、トナー残量を減少させることができる。そし
て、仕切り部とトナー補給容器をしっかり固定すること
で、トナーの粗大粒子の発生を防ぐことができる。
【0127】また、前記トナー補給容器を回転式現像装
置に搭載すると、トナー補給容器の回転は前記回転式現
像装置の回転によって公転するように回転するために、
画像形成装置本体側回転現像装置の現像時の回転を利用
し、トナー補給容器を公転させるため、容器に回転駆動
を受ける構成が不要となり、トナー補給容器のコストダ
ウン及び装置本体側のコストダウンが行なえる。
【0128】さらに、回転現像装置に装填するトナー補
給容器におけるトナー収納部の短手方向の断面形状を非
円形にすることが可能であり、回転現像装置内のスペー
スを有効に利用することができ、その結果、同一形状の
回転現像装置内において、トナー補給容器のトナー充填
量を増やすことができる。
【0129】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にあっては
安価な構成でトナー搬送性・撹拌性・残トナー低減・設
計自由度・初期トナー排出性に優れたトナー補給容器及
びこれを用いる画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における画像形成装置本体(複写
機)の概略縦断面図である。
【図2】画像形成装置の斜視図である。
【図3】画像形成装置のトナー容器交換用カバーを開い
てトナー補給容器を画像形成装置に装着する様子を示す
斜視図である。
【図4】第1実施形態に係るトナー補給容器の部分断面
斜視図である。
【図5】第1実施形態に係るトナー補給容器の(A)は正
面断面図、(B)はA-A矢視図である。
【図6】第1実施形態に係るトナー排出原理を示した概
略断面図である。
【図7】第1実施形態に係るトナー補給容器の各構成要
素について説明するための(A)は正面断面図、(B)はA-
A矢視図である。
【図8】図7の各構成要素を変えた場合の説明図であ
る。
【図9】第1実施形態に係るトナー補給容器の突起部の
他の例を示す斜視図である。
【図10】第1実施形態に係るトナー補給容器の組立工
程を示す斜視図である。
【図11】第1実施形態に係るトナー補給容器の仕切り
部とトナー補給容器の内面との位置関係を示す概略部分
断面図。
【図12】第1実施形態に係るトナー補給容器の駆動伝
達部の構成を示す概略図である。
【図13】トナー補給容器長手端部周面に開口部1aを
設けた比較例の図であり、(A)部分断面斜視図、(B)正面
断面図である。
【図14】物流後の初期排出時の排出状況の比較図であ
り、(a)(b)(c)はトナー補給容器長手端部周面に開口部
1aを設けたトナー補給容器の場合を示し、(A)(B)(C)
は第1実施形態に係るトナー補給容器の場合を示してい
る。
【図15】排出時のトナー開口部の閉塞状況の比較図で
あり、(a)(b)はトナー補給容器長手端部周面に開口部1
aを設けたトナー補給容器の場合を示し、(A)(B)は第1
実施形態に係るトナー補給容器の場合を示している。
【図16】第2実施形態に係るトナー補給容器の(A)は
正面断面図、(B)はA-A矢視図である。
【図17】第3実施形態に係るトナー補給容器の(A)は
正面断面図、(B)はA-A矢視図である。
【図18】第4実施形態に係るトナー補給容器の部分断
面斜視図である。
【図19】第5実施形態における画像形成装置本体(複
写機)の概略縦断面図である。
【図20】第5実施形態における現像器の概略縦断面図
である。
【図21】第5実施形態におけるロータリ現像器の断面
図である。
【図22】第5実施形態における他のトナー補給容器の
構成のロータリ現像器の断面図である。
【符号の説明】
C …トナー補給容器 Ln …レンズ M …ミラー P …シート 1 …容器本体 1a …開口部 1d …突起 1e …溝 1f …フランジ部 2a …シャッタ 2b …パッキン部材 3 …仕切り部 3a …突起部 3a′ …突起部 3b …突起部 3b′ …突起部 3c …穴部 4a …突起部 4b …ギア部 8 …トナー受け入れ部 9 …現像器 9a …トナー搬送部材 9b …現像スリーブ 15 …転写ドラム 19 …感光体ドラム 20 …除電用帯電器 21 …クリーニング手段 23 …一次帯電器 24 …像露光手段 25 …像露光反射手段 26 …回転体 27Bk …ブラック現像装置 27C …シアン現像装置 27M …マゼンダ現像装置 27Y …イエロー現像装置 30 …回転式現像装置 50 …容器受け台 51 …交換用カバー 100 …装置本体 100a …操作部 100c …前面カバー 101 …原稿 102 …原稿台ガラス 103 …光学部 104 …電子写真感光体ドラム 105〜108 …カセット 105A〜108A …分離装置 109 …搬送部 110 …レジストローラ 111 …転写放電器 112 …分離放電器 113 …搬送部 114 …定着部 115 …排紙反転部 116 …排紙ローラ 117 …排紙トレイ 118 …フラッパ 119,120 …再給紙搬送路 201 …現像部 201a …トナーホッパー 201b …現像器 201c …撹拌部材 201d …マグネットローラ 201e …送り部材 201f …現像ローラ 202 …クリーナ部 203 …一次帯電器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉川 潤子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H077 AA03 AA05 AA09 AA15 AA25 AA34 AB02 AB04 AB07 AB13 AC02 AD06 GA13

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転することでトナーを搬送するトナー
    補給容器であって、 トナーを収納するトナー収納部と、 前記トナーを排出するための開口部と、 前記トナー収納部内部に容器長手方向に伸びて、トナー
    収納部内部を複数に分割するように設けられた仕切り部
    と、 を有し、 前記仕切り部には、トナー搬送方向に対して傾斜した面
    を有する突起部が設けられており、前記突起部により収
    納されたトナーが前記開口部に向かって2方向から搬送
    されることを特徴とするトナー補給容器。
  2. 【請求項2】 前記トナー収納部は筒状部とその両端面
    からなり、前記開口部は前記筒状部に設けたことを特徴
    とする請求項1記載のトナー補給容器。
  3. 【請求項3】 前記突起部により2方向から搬送される
    トナーの搬送方向は容器長手方向に略平行な方向であ
    り、且つ対向する2方向であることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載のトナー補給容器。
  4. 【請求項4】 前記仕切り部は前記開口部近傍を境に位
    相が異なっていることを特徴とする請求項1乃至請求項
    3のいずれか1項に記載のトナー補給容器。
  5. 【請求項5】 前記位相は30°〜150°異なっているこ
    とを特徴とする請求項4記載のトナー補給容器。
  6. 【請求項6】 前記開口部は複数設けられていることを
    特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載
    のトナー補給容器。
  7. 【請求項7】 前記仕切り部には貫通する穴があけられ
    ていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれ
    か1項に記載のトナー補給容器。
  8. 【請求項8】 前記突起部は前記仕切り部の両面に設け
    られていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のい
    ずれか1項に記載のトナー補給容器。
  9. 【請求項9】 前記突起部の断面形状がL字形であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に
    記載のトナー補給容器。
  10. 【請求項10】 前記仕切り部はトナー収納部に設けら
    れたリブ又は溝により固定されていることを特徴とする
    請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載のトナー補
    給容器。
  11. 【請求項11】 電子写真感光体に形成した潜像を現像
    装置によってトナー現像し、該トナー像をシートに転写
    して画像記録する画像形成装置において、 請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載のトナー
    補給容器を装填するための容器装填部と、 前記容器装填部に装填されたトナー補給容器を回転させ
    るための回転手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 電子写真感光体に形成した潜像を現像
    装置によってトナー現像し、該トナー像をシートに転写
    して画像記録する画像形成装置において、 複数の現像器が順次電子写真感光体に対向するように回
    転可能な現像装置と、 請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載のトナー
    補給容器を装填するために前記各現像器に設けられた容
    器装填部と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記容器装填部に装填されるトナー補
    給容器におけるトナー収納部の短手方向の断面形状が非
    円形であることを特徴とする請求項12記載の画像形成
    装置。
  14. 【請求項14】 トナーを収容する容器本体と、前記容
    器本体内のトナーを排出する開口と、前記容器本体内に
    設けられ回転することによってトナーを搬送する搬送部
    材と、を有し、画像形成装置に着脱可能なトナー補給容
    器において、 前記搬送部材は、前記容器本体内のトナーを回転に伴い
    持ち上げる持ち上げ部と、前記持ち上げ部によって持ち
    上げられたトナーを回転に伴い互いに異なる方向から前
    記開口に向けてトナーを案内する第1及び第2の案内部
    と、前記持ち上げ部によって持ち上げられたトナーを回
    転に伴い前記開口側へ搬送することなく下方に落下させ
    る落下部と、を備えることを特徴とするトナー補給容
    器。
  15. 【請求項15】 前記持ち上げ部、前記落下部及び前記
    案内部は共通の板部にそれぞれ複数設けられることを特
    徴とする請求項14に記載のトナー補給容器。
  16. 【請求項16】 前記落下部は前記板部に設けられた貫
    通穴であることを特徴とする請求項15に記載のトナー
    補給容器。
  17. 【請求項17】 前記案内部は前記開口の近傍もしくは
    接続するように設けられることを特徴とする請求項14
    乃至請求項16のいずれか1項に記載のトナー補給容
    器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102012658A (zh) * 2009-09-04 2011-04-13 夏普株式会社 显影装置和使用显影装置的图像形成设备

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