JP2003066241A - 光配線装置 - Google Patents

光配線装置

Info

Publication number
JP2003066241A
JP2003066241A JP2001254146A JP2001254146A JP2003066241A JP 2003066241 A JP2003066241 A JP 2003066241A JP 2001254146 A JP2001254146 A JP 2001254146A JP 2001254146 A JP2001254146 A JP 2001254146A JP 2003066241 A JP2003066241 A JP 2003066241A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
optical
side wall
optical fiber
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001254146A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3884248B2 (ja
Inventor
Tadashi Nakamura
正 中村
Katsuhiro Kitano
勝浩 北野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankosha Corp
Sankosha Co Ltd
Original Assignee
Sankosha Corp
Sankosha Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankosha Corp, Sankosha Co Ltd filed Critical Sankosha Corp
Priority to JP2001254146A priority Critical patent/JP3884248B2/ja
Publication of JP2003066241A publication Critical patent/JP2003066241A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3884248B2 publication Critical patent/JP3884248B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】上下方向に所定の間隔を置いて配設された
支持フレーム34に、支持棒37を取着するとともに規
制部材39を回動自在に配設し、支持棒には、複数の光
心線トレイTのトレイ本体1を回動自在に枢着し、更
に、トレイ本体の前方に位置する側壁5には、規制部材
が挿入可能な凹部6、7を、所定の間隔を置いて、一対
形成した光配線装置に関するものである。 【効果】コネクタ接続作業の際に、光心線トレイが大き
く回動させることがなく、且つ、コネクタ接続作業の際
の光心線トレイの回動が規制されるように構成されてい
るので、作業頻度の多いコネクタ接続作業の際の光心線
への過度のストレス付与を防止することができるととも
に、光心線トレイの不用意な回動が阻止されているの
で、光心線トレイが大きく回動し、作業者が、光心線の
余長部に触れて光心線の光損失を増大させるようなこと
も防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光心線の余長部や
接続部を収納する光心線トレイが収容された光配線装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の引出し状の光心線トレイは、光心
線の融着部とコネクタ接続部の両方及び光心線の余長部
を収納した箱型のトレイであり、光心線の出入りは、光
心線トレイの左右側の出入り口からなされていた。そし
て、これら心線トレイは、複数段、筐体や架体等からな
る光配線装置に収容されており、光心線の新設や切り替
え作業やコネクタの接続作業等の作業を行う場合には、
光配線装置内に収容されている所定の光心線トレイを手
前に引き出して作業空間を形成し、光心線の新設、切り
替え作業やコネクタ接続作業等を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した光心線の新
設、切り替え作業やコネクタ接続作業等の作業のうち、
新設、切り替え作業は、コネクタ接続作業に比べて、作
業頻度が少ないにもかかわらず、上述した従来の光配線
装置においは、新設、切り替え作業及びコネクタ接続作
業の何方の作業を行うにしても、常に、所定の光心線ト
レイを光配線装置から手前に引き出している。従って、
光心線トレイを引き出す回数が多くなり、そのために、
作業者が、不用意に、光心線の余長部に触れて光心線の
光損失を増大させたり、或いは、光心線トレイに出入り
する光心線にストレスを与えることにより、光損失を更
に増大させるという問題があった。
【0004】本発明の目的は、上述した従来の光配線装
置が有する課題を解決するとともに、光心線の新設、切
り替え作業やコネクタ接続作業等の作業性が向上した光
配線装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した目的を
達成するために、第1には、上下方向に所定の間隔を置
いて配設された支持フレームに、支持棒を取着するとと
もに規制部材を回動自在に配設し、支持棒には、複数の
光心線トレイのトレイ本体を回動自在に枢着し、更に、
トレイ本体の前方に位置する側壁には、規制部材が挿入
可能な凹部を、所定の間隔を置いて、一対形成したもの
であり、第2には、光コネクタ部材が取り付けられてい
る側壁の内壁面と前方に位置する側壁の内壁面とにより
形成される角度を、90度を越える角度として、光コネ
クタ部材が取り付けられている側壁を、トレイ本体の内
側に傾斜して配置したものである。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する
が、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定
されるものではない。
【0007】1は、光心線トレイのトレイ本体であり、
トレイ本体1は、上部が開放された、平面形状が略長方
形状の箱型形状に形成されている。トレイ本体1の底面
2の中央部上面には、高さの低い支持筒状体3aが立設
されている。また、底面2の上面には、所定の間隔で複
数個の円柱体4が立設されている。トレイ本体1の長手
方向の一方の長側壁5(図1において、手前側に位置す
る長側壁)には、長側壁5を内側方向に膨出させて、一
対の膨出部5aを形成することにより、長側壁5の上下
方向に延在する一対の縦長の凹部6、7が、所定の間隔
をおいて形成されている。トレイ本体1の一方の短側壁
8(図1において、左側に位置する短側壁)の長側壁5
側の端部からは、長側壁5と平行に外側に延在する張出
壁9が形成されており、張出壁9と長側壁5との間に
は、有底の光コード導入口10が形成されている。
【0008】光コード導入口10に近接する短側壁8の
外壁面には、縦スリット11及び縦孔部12を有する略
円柱状の支持体13が取着されている。また、支持体1
3が取着された短側壁8と相対する短側壁14は、全体
として、トレイ本体1の内側に傾斜して配置されてお
り、短側壁14には、複数の光コネクタ部材15が取り
付けられている。なお、本実施例においては、支持体1
3が取着された短側壁8と相対する部分に開口を設ける
とともに、相対する長側壁5、16の端部から互いに接
近する方向に短側部14aを形成し、該短側部14aに
形成された凹部14a1に、光コネクタ部材15が取り
付けられた板状部14bの両端部が挿入されるように構
成されている。また、長側壁5の上部には、水平溝17
aを有するレール17が形成されており、同様に、長側
壁5と相対する長側壁16の上部にも、水平溝18aを
有するレール18が形成されている。更に、光コネクタ
部材15が取り付けられた短側壁14側に位置する長側
壁5の端部は、短側壁14を越えて外側に延在してお
り、長側壁5の短側壁14を越えて外側に延在する部分
は、長側壁5より手前に屈曲し、把手板部19aを構成
している。また、図4に示されているように、光コネク
タ部材15が取り付けられた短側壁14の奥部(長側壁
16側)には、水平方向に延在する水平板部19bが形
成されている。なお、3bは、相対する長側壁5、16
と短側壁14とにより形成される隅部付近に位置する底
面2に形成された、長側壁5、16や短側壁8、14と
略同じ高さを有する支持筒状体3bであり、本実施例に
おいては、3個の支持筒状体3bが形成されている。
【0009】図2において、20は、本発明の光心線ト
レイを構成する、平面形状が略長方形状の融着接続部保
持体であり、トレイ本体1に蓋状に挿入されるように構
成されている。融着接続部保持体20は、平板部21
と、該平板部21の一方の短辺部22から垂直に上方に
延在する垂直板部23と、垂直板部23の上端から、平
板部21と反対方向に延在する水平延長板部24とを有
している。平板部21の一方の長辺部25(図2におい
ては、手前側に位置する長辺部)には、長手方向に沿っ
て、細長い切欠部26が形成されており、融着接続部保
持体20を、トレイ本体1に挿入した際に、切欠部26
に、長側壁5に形成された一対の膨出部5aが入り込む
ことができるように構成されている。また、平板部21
の上面には、光心線の融着接続部を保持する融着部保持
部27が形成されているとともに、平板部21の上面
は、光心線が巻回された状態の余長心線が載置される余
長心線載置部28として機能するように構成されてい
る。更に、平板部21のもう一方の短辺部29付近に
は、垂直部30aと、垂直部30aの上端から内側に延
在する水平部30bとからなる略L字状の心線係止具3
0が配置されており、同様に、上記の垂直板部23の上
端からは、心線係止具30方向に延在する水平板31a
からなる心線係止具31が、心線係止具30に対向する
ように形成されている。32は、平板部21の短辺部2
9に形成された切欠部である。なお、33aは、水平延
長板部24に形成された一対の凹み部であり、一対の凹
み部33a間には、融着接続部保持体20用の把手部3
3bが形成されている。
【0010】図3において、34は、筐体35の背板3
5aに、上下方向に所定の間隔を置いて、ボルト36等
の適当な固着具により取着された一対の支持フレームで
ある。37は、一定の間隔を置いて、鍔部37aが取着
された支持棒であり、支持棒37は、一対の支持フレー
ム34間に配置されており、支持フレーム34の先端部
に穿設された透孔34aに、螺子38を挿通するととも
に、支持棒37の上下端部に形成された螺子孔(図示さ
れていない。)に螺合させることにより、一対の支持フ
レーム34間に、垂直状に取着されている。
【0011】39は、垂直部39aと、垂直部39aの
上下端から水平方向に延在する水平部39bとを有する
略コの字状に形成された棒状の規制部材であり、規制部
材39の水平部39bの自由端部には、透孔39c1が
穿設された取り付け部39cが形成されている。一対の
支持フレーム34の背板35a側には、透孔34bが穿
設されており、一対の支持フレーム34に穿設された透
孔34b及び規制部材39の水平部39bに形成された
取り付け部39cの透孔39c1に、ワッシャー40や
リングバネ41を介して、ボルト42を挿通するととも
に、ボルト42にナット43を螺合させることにより、
棒状の規制部材39が、一対の支持フレーム34に回動
自在に配設されている。規制部材39の上方の水平部3
9bは、上方に配置された支持フレーム34の上面側に
位置しており、また、規制部材39の下方の水平部39
bは、下方に配置された支持フレーム34の下面側に位
置するように配置されている。44は、上方に配置され
た支持フレーム34の上面に、棒状の規制部材39の水
平部39bが係合可能な所定の間隔をおいて突設された
一対の係合突起であり、一対の係合突起44は、支持フ
レーム34の一方の長辺34c側に接近して配設されて
いる。45は、支持フレーム34に突設された一対の係
合突起44と、支持フレーム34に穿設された支持棒3
7の取り付け用の透孔34aとの略中間に位置する支持
フレーム34の上面に突設された支持棒37の回動阻止
突起である。
【0012】46は、略角柱状のトレイ保持枠であり、
トレイ保持枠46は、背板35aに取着された一対の支
持フレーム34と、所定の間隔を置いて、同じく、背板
35aに取着されており、トレイ保持枠46の支持フレ
ーム34側の側面には、支持フレーム34側に開口を有
する凹部46aが、所定の間隔を置いて複数個、形成さ
れている。凹部46aには、上述した、トレイ本体1の
光コネクタ部材15が取り付けられた短側壁14に形成
された水平板部19bが挿入されるように構成されてい
る。
【0013】一対の支持フレーム34間に配置された支
持棒37の隣接する鍔部37a間に、トレイ本体1に取
着された略円柱状の支持体13を挿入するとともに、支
持体13の縦スリット11に、支持棒37を嵌入するこ
とにより、支持棒37を、支持体13の縦孔部12に挿
入する。このようにして、複数のトレイ本体1を、支持
棒37に、回転自在に支持する。また、トレイ本体1の
光コネクタ部材15が取り付けられた短側壁14に形成
された水平板部19bを、トレイ保持枠46に形成され
た凹部46aに挿入することにより、トレイ保持枠46
により、トレイ本体1の水平板部19bが支持されるこ
とになる。このようにして、図6や図9に示されている
ように、筐体35内に、複数のトレイ本体1が、重なる
ように、複数段に配置されることになる。
【0014】次に、図4を用いて、複数の光心線w1を
有する光コードWのトレイ本体1や融着接続部保持体2
0等への配置手段について説明する。
【0015】トレイ本体1の光コード導入口10から導
入された光コードWは、融着接続部保持体20の平板部
21に載置されるとともに、トレイ本体1内において、
複数の光心線w1に分けられた後、光心線w1の複数
回、巻回された余長部w1aが、余長心線載置部28に
載置される。また、トレイ本体1の光コード導入口10
から導入された光心線w1と光コネクタ部材15側の光
心線w2とは、融着接続部Cにおいて接続され、融着接
続部Cは、融着接続部保持体20に形成された融着部保
持部27により保持される。なお、光コネクタ部材15
側の光心線w2は、トレイ本体1底面2に載置されると
ともに、適宜、底面2の上面に突設された複数個の円柱
体4間を通過した後、融着接続部保持体20の平板部2
1に形成された切欠部32を通って、融着接続部保持体
20の平板部21に載置されるように構成されている。
上記のように、光コードWや光心線w1、w2が配置さ
れた融着接続部保持体20は、水平延長板部24が、短
側壁14の上端及びトレイ本体1の底面2に立設された
支持筒状体3bの上端に載置され支持されるとともに、
平板部21が、トレイ本体1の底面2の上面に立設され
た筒状体3aの上端に載置され支持されるように、トレ
イ本体1内に配置されることになる。トレイ本体1内
に、融着接続部保持体20が配置された後、長側壁5の
上部に配設されたレール17の水平溝17a及び長側壁
16の上部に配設されたレール18の水平溝18aに、
平面形状が長方形状の板状カバー47の相対する長辺側
縁部47aを挿入することにより、トレイ本体1を被蓋
する。なお、板状カバー47の一方の長辺側縁部47a
には、トレイ本体1を被蓋した際に、トレイ本体1の長
側壁5に形成された一対の縦長の凹部6、7の邪魔にな
らないように、一対の切り欠き部47bが形成されてい
る。
【0016】トレイ本体1、融着接続部保持体20及び
板状カバー47からなる光心線トレイTは、上述したよ
うに、隣接する鍔部37a間に位置する支持棒37に、
トレイ本体1に取着された略円柱状の支持体13を挿入
するとともに、トレイ本体1の光コネクタ部材15が取
り付けられた短側壁14に形成された水平板部19b
を、トレイ保持枠46に形成された凹部46aに挿入す
ることにより、図6に示されているように、筐体35内
に、上下方向に重なるように、複数段に収容される。こ
の状態においては、棒状の規制部材39の垂直部39a
は、図6に示されているように、トレイ本体1の前方の
長側壁5(図6において、手前側に位置する長側壁)に
形成された一対の縦長の凹部6、7より、光コネクタ部
材15が取り付けられた短側壁14側に位置する長側壁
5の外壁面に当接或いは接近するように位置している。
このような状態で、光心線トレイTは、光配線装置33
の筐体35内に収容されている。
【0017】次いで、所定の光心線トレイT1の把手板
部19aを持って、光心線トレイT1を、支持棒37を
中心に、手前に回動させると(図7において、時計方
向)、棒状の規制部材39も、ボルト42を中心に回動
し、規制部材39の垂直部39aは、その回動中に、図
7に示されているように、トレイ本体1の前方の長側壁
5に形成された一対の縦長の凹部6、7のうち、光コネ
クタ部材15が取り付けられた短側壁14側に位置する
凹部6、換言すれば、光心線トレイT1の回動中心であ
る支持棒37から遠い位置にある凹部6に入り込み、ト
レイ本体1の回動が停止する。なお、先ず最初に、棒状
の規制部材39を回動させて、規制部材39の水平部3
9bを、上方に配置された支持フレーム34の上面に突
設された一対の係合突起44間に挿入し係合させ、次い
で、光心線トレイT1を、支持棒37を中心に、手前に
回動させることにより、規制部材39の垂直部39a
を、トレイ本体1の前方の長側壁5に形成された一対の
縦長の凹部6、7のうち、光コネクタ部材15が取り付
けられた短側壁14側に位置する凹部6に入り込ませる
ようにしてもよい。この状態で、光コネクタ部材15へ
のコネクタ15aの接続作業を行う。
【0018】上述したように、光コネクタ部材15が取
り付けられている短側壁14は、トレイ本体1の内側に
傾斜して配置されているので、換言すれば、光コネクタ
部材15が取り付けられている短側壁14の内壁面と前
方に位置する長側壁5の内壁面とにより形成される角度
は、90度を越えて形成されているので、規制部材39
の垂直部39aが、トレイ本体1の前方の長側壁5に形
成された一対の縦長の凹部6、7のうち、光コネクタ部
材15が取り付けられた短側壁14側に位置する凹部6
に入り込んだ状態においては、光コネクタ部材15が取
り付けられている短側壁14は、光コネクタ部材15が
取り付けられている短側壁14の内壁面と前方に位置す
る長側壁5の内壁面とにより形成される角度が90度の
場合に比べて、より手前側、即ち、作業者が位置してい
る長側壁5側に向いているので、コネクタ15aの光コ
ネクタ部材15への接続作業がより容易になる。
【0019】コネクタの接続作業の終了後、規制部材3
9の垂直部39aを、光コネクタ部材15が取り付けら
れた短側壁14側に位置する凹部6から取り出すととも
に、光心線トレイT1を、筐体35の背板35a方向に
回動させ、次いで、規制部材39の垂直部39aを、長
側壁5の外壁面に当接或いは接近するまで、筐体35の
背板35a方向に回動させて、図6に示されている状態
に戻す。なお、本実施例においては、規制部材39の垂
直部39aが、トレイ本体1の前方の長側壁5に形成さ
れた一対の縦長の凹部6、7のうち、光コネクタ部材1
5が取り付けられた短側壁14側に位置する凹部6に入
り込んだ状態においては、光心線トレイT1のトレイ本
体1の前方の長側壁5は、15〜45度程度、前方に回
動するように構成されており、また、光コネクタ部材1
5が取り付けられている短側壁14の内壁面と前方に位
置する長側壁5の内壁面とにより形成される角度は、1
00〜130度程度に形成されている。
【0020】また、図6に示されている状態から、先ず
最初に、棒状の規制部材39を回動させて、水平部39
bを、上方に配置された支持フレーム34の上面に突設
された回動阻止突起45に当接させる。次いで、光心線
トレイT2を、支持棒37を中心に、手前に回動させる
ことにより、図8に示されているように、規制部材39
の垂直部39aを、光心線トレイT2のトレイ本体1の
前方の長側壁5に形成された一対の縦長の凹部6、7の
うち、光コネクタ部材15が取り付けられた短側壁14
から遠い方の凹部7、換言すれば、光心線トレイT2の
回動中心である支持棒37に対して近い方に位置する凹
部7に入り込ませる。このようにして、所定の光心線ト
レイT2を、他の光心線トレイTに対して、略90度回
動させて、光心線トレイT2の上方に、光心線トレイT
2の略全面に亘たって作業空間を形成する。この状態に
おいて、光心線w1、w2の新設や切り替え作業を行
う。このように、光心線トレイT2の上方に、光心線ト
レイT2の略全面に亘たって作業空間を形成することが
できるので、光心線w1、w2の新設作業や切り替え作
業の作業性が向上することになる。また、トレイ本体1
内の光コネクタ部材15の心線作業が必要な場合には、
融着接続部保持体20を取り外して光コネクタ部材15
の心線作業を行う。光心線w1、w2の新設や切り替え
作業等の終了後、規制部材39の垂直部39aを、光コ
ネクタ部材15が取り付けられた短側壁14側に位置す
る凹部7から取り出すとともに、光心線トレイT2を、
筐体35の背板35a方向に回動させ、次いで、規制部
材39の垂直部39aを、長側壁5の外壁面に当接或い
は接近するまで、筐体35の背板35a方向に回動させ
て、図6に示されている状態に戻す。
【0021】上述したように、上下方向に所定の間隔を
置いて配設された支持フレーム34に、支持棒37を取
着するとともに、規制部材39を回動自在に配設し、支
持棒37には、複数の光心線トレイTのトレイ本体1を
回動自在に枢着し、更に、トレイ本体1の前方に位置す
る長側壁5には、規制部材39の垂直部39aが挿入可
能な凹部6、7を、所定の間隔を置いて形成し、コネク
タ15aの光コネクタ部材15への接続作業の際には、
光コネクタ部材15が取り付けられた短側壁14側に位
置する凹部6に、規制部材39の垂直部39aを入り込
ませて、光心線トレイTを、90度未満の所定角度回動
させるとともに、トレイ本体1の回動を規制するように
構成したので、作業頻度の多いコネクタ接続作業の際の
光心線w1、w2への過度のストレス付与を防止するこ
とができる。また、規制部材39の垂直部39aが、凹
部6に入り込むことにより、コネクタ接続作業の際に、
トレイ本体1が、不用意に回動するようなことがないの
で、トレイ本体1が大きく回動し、作業者が、光心線の
余長部に触れて光心線の光損失を増大させるようなこと
も防止できる。更に、規制部材39の垂直部39aを、
光コネクタ部材15が取り付けられた短側壁14から遠
い方の凹部7、換言すれば、支持棒37側に位置する凹
部7に入り込ませることにより、光心線トレイTの上方
に、光心線トレイTの略全面に亘たって作業空間を形成
することができるので、光心線w1、w2の新設作業や
切り替え作業の作業性が向上することになる。
【0022】光コネクタ部材15が取り付けられている
短側壁14の内壁面と前方に位置する長側壁15の内壁
面とにより形成される角度を、90度を越える角度とし
て、光コネクタ部材15が取り付けられている短側壁1
4を、トレイ本体1の内側に傾斜して配置したので、光
コネクタ部材15が取り付けられている短側壁14の内
壁面と前方に位置する長側壁5の内壁面とにより形成さ
れる角度が90度の場合に比べて、光コネクタ部材15
が取り付けられている短側壁14が、より手前側、換言
すれば、作業位置である前方に位置する長側壁15側に
向いているので、コネクタ15aの光コネクタ部材15
への接続作業がより容易になる。
【0023】
【発明の効果】本発明は、上述したように構成されてい
るので、以下に記載する効果を奏することができる。
【0024】コネクタ接続作業の際に、光心線トレイが
大きく回動させることがなく、且つ、コネクタ接続作業
の際の光心線トレイの回動が規制されるように構成され
ているので、作業頻度の多いコネクタ接続作業の際の光
心線への過度のストレス付与を防止することができると
ともに、光心線トレイの不用意な回動が阻止されている
ので、光心線トレイが大きく回動し、作業者が、光心線
の余長部に触れて光心線の光損失を増大させるようなこ
とも防止できる。更に、光心線の新設作業や切り替え作
業の際には、光心線トレイの上方に、光心線トレイの略
全面に亘たって作業空間を形成することができるので、
光心線の新設、切り替え作業の作業性が向上する。
【0025】光コネクタ部材が取り付けられている側壁
の内壁面と前方に位置する側壁の内壁面とにより形成さ
れる角度が90度の場合に比べて、光コネクタ部材が取
り付けられている側壁が、より作業位置側に向いている
ので、コネクタの光コネクタ部材への接続作業がより容
易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の光配線装置を構成する光心線ト
レイ等の斜視図である。
【図2】図2は本発明の光配線装置を構成する同融着接
続部保持体の斜視図である。
【図3】図3は本発明の光配線装置を構成する支持フレ
ーム、支持棒、規制部材、トレイ保持枠等の斜視図であ
る。
【図4】図4は光心線等の配置を含む本発明の光配線装
置を構成する光心線トレイの分解斜視図である。
【図5】図5は本発明の光配線装置の部分分解斜視図で
ある。
【図6】図6は本発明の光配線装置の作動を説明するた
めの光配線装置の部分斜視図である。
【図7】図7は同じく本発明の光配線装置の作動を説明
するための光配線装置の部分斜視図である。
【図8】図8は同じく本発明の光配線装置の作動を説明
するための光配線装置の部分斜視図である。
【図9】図9は本発明の光配線装置の概略全体斜視図で
ある。
【符号の説明】 T・・・・・・・・光心線トレイ 1・・・・・・・・トレイ本体 5、16・・・・・長側壁 6、7・・・・・・凹部 8、14・・・・・短側壁 20・・・・・・・融着接続部保持体 34・・・・・・・支持フレーム 37・・・・・・・支持棒 39・・・・・・・規制部材 47・・・・・・・板状カバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下方向に所定の間隔を置いて配設された
    支持フレームに、支持棒を取着するとともに規制部材を
    回動自在に配設し、支持棒には、複数の光心線トレイの
    トレイ本体を回動自在に枢着し、更に、トレイ本体の前
    方に位置する側壁には、規制部材が挿入可能な凹部を、
    所定の間隔を置いて、一対形成したことを特徴とする光
    配線装置。
  2. 【請求項2】光コネクタ部材が取り付けられている側壁
    の内壁面と前方に位置する側壁の内壁面とにより形成さ
    れる角度を、90度を越える角度として、光コネクタ部
    材が取り付けられている側壁を、トレイ本体の内側に傾
    斜して配置したことを特徴とする請求項1に記載の光配
    線装置。
JP2001254146A 2001-08-24 2001-08-24 光配線装置 Expired - Lifetime JP3884248B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001254146A JP3884248B2 (ja) 2001-08-24 2001-08-24 光配線装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001254146A JP3884248B2 (ja) 2001-08-24 2001-08-24 光配線装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003066241A true JP2003066241A (ja) 2003-03-05
JP3884248B2 JP3884248B2 (ja) 2007-02-21

Family

ID=19082344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001254146A Expired - Lifetime JP3884248B2 (ja) 2001-08-24 2001-08-24 光配線装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3884248B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009086464A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Nippon Tsushin Denzai Kk 光ケーブル接続用クロージャ
JP2013205646A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Hochiki Corp 光受信端子の取り付け構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009086464A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Nippon Tsushin Denzai Kk 光ケーブル接続用クロージャ
JP2013205646A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Hochiki Corp 光受信端子の取り付け構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP3884248B2 (ja) 2007-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3312893B2 (ja) 光配線ユニット
JP2006126513A (ja) 整列エレメント、整列盤、光配線盤
JPH06324219A (ja) 光ファイバ用キャビネット
JPS5974523A (ja) 光フアイバ接続箱
JPH10339817A (ja) 光配線盤及びそのトレイユニット
JP3551773B2 (ja) コネクタ保持具
JP2008191331A (ja) 光ケーブルクロージャ
JPWO2019156236A1 (ja) 光配線架
US10551564B2 (en) Optical fiber holder and optical fiber cleaving apparatus to which optical fiber holder is attachable
JP2003066241A (ja) 光配線装置
JP2005073365A (ja) 床配線装置
JP2010122527A (ja) スプリッタモジュール
JPH09243859A (ja) 光コンセント
JP2017108531A (ja) プロテクタ、プロテクタ付きワイヤーハーネスおよびワイヤーハーネスの取付方法
KR20030064433A (ko) 쐐기를 이용한 홀더 및 홀더 베이스
JP5415905B2 (ja) 二芯光コンセント
JP2007256762A (ja) 光ファイバ心線余長収納ケース及びこれを用いた光接続箱
JP5584544B2 (ja) 取付枠並びにそれを用いた枠部材及び光コンセント
JP3236460U (ja) 奥行きが低減されたハウジング及びスプライシングカセット
JP6820988B2 (ja) 照明装置
JP2022020165A (ja) 電気機器収納用ラック
JP4602447B2 (ja) 光配線盤用の保留部材、取付け部材、取付けベース、光配線盤
JP3432485B2 (ja) 光配線盤
JP3145442U (ja) 光成端箱
JPH1138234A (ja) 光クロージャ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060919

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3884248

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101124

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111124

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111124

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121124

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131124

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term