JP2009086464A - 光ケーブル接続用クロージャ - Google Patents
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Abstract
【課題】心線余長の短縮化が可能な光ケーブル接続用クロージャを提供する。
【解決手段】光ケーブル接続用クロージャ1は、主ケーブルT0の光ファイバ心線6を光分岐させて分岐ケーブルT1の光ファイバ心線8に接続するスプリッタモジュール部3と、スプリッタモジュール部3を収容する本体部2と、を備えている。スプリッタモジュール部3には、光ファイバ心線6が接続される入力コネクタ5、及び光ファイバ心線8が接続される出力コネクタ7が設けられている。この光ケーブル接続用クロージャ1では、光ファイバ心線6が入力コネクタ5に直接接続されると共に、光ファイバ心線8が出力コネクタ7に直接接続されることから、光ファイバ心線6,8の余長が長くなるのを抑制することができる。
【選択図】図1
【解決手段】光ケーブル接続用クロージャ1は、主ケーブルT0の光ファイバ心線6を光分岐させて分岐ケーブルT1の光ファイバ心線8に接続するスプリッタモジュール部3と、スプリッタモジュール部3を収容する本体部2と、を備えている。スプリッタモジュール部3には、光ファイバ心線6が接続される入力コネクタ5、及び光ファイバ心線8が接続される出力コネクタ7が設けられている。この光ケーブル接続用クロージャ1では、光ファイバ心線6が入力コネクタ5に直接接続されると共に、光ファイバ心線8が出力コネクタ7に直接接続されることから、光ファイバ心線6,8の余長が長くなるのを抑制することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、第1の光ケーブルと第2の光ケーブルとの接続に用いられる光ケーブル接続用クロージャに関する。
光ファイバケーブルを用いたネットワークでは、例えば、住居まで光ケーブルを直接引き込む形態(FTTH:Fiber To The Home)が知られている。このFTTHにおける光ケーブル接続用クロージャとしては、光ファイバ心線を光分岐させるスプリッタモジュール部、又は光ファイバ心線を多心/単心変換させる分岐心線モジュール部と、モジュール部を収容する本体部と、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような光ケーブル接続用クロージャでは、第1の光ケーブルにおける第1の光ファイバ心線、及び第2の光ケーブルにおける第2の光ファイバ心線が、成端盤を経由してモジュール部と接続される。
特開平2007−121603号公報
しかしながら、上述したような光ケーブル接続用クロージャでは、前述のように、第1及び第2の光ファイバ心線が成端盤を経由してモジュール部と接続されることから、心線余長が長くなり易い。そのため、光ファイバ心線の取扱いが煩雑となるおそれがある。さらに、心線余長が長いと、光ファイバ心線を慎重に取り扱うために長い時間が要され、光ファイバ心線の接続又は収容における作業効率が低下してしまうという問題がある。
そこで、本発明は、心線余長の短縮化が可能な光ケーブル接続用クロージャを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る光ケーブル接続用クロージャは、第1の光ケーブルにおける第1の光ファイバ心線と第2の光ケーブルにおける第2の光ファイバ心線との接続に用いられる光ケーブル接続用クロージャであって、第1の光ファイバ心線を光分岐させて第2の光ファイバ心線に接続するスプリッタモジュール部、又は第1の光ファイバ心線を多心/単心変換させて第2の光ファイバ心線に接続する分岐心線モジュール部と、モジュール部を収容する本体部と、を備え、モジュール部には、第1の光ファイバ心線が接続される第1のコネクタ、及び第2の光ファイバ心線が接続される第2のコネクタが設けられていることを特徴とする。
この光ケーブル接続用クロージャによれば、モジュール部に設けられた第1のコネクタに第1の光ファイバ心線が直接接続されると共に、モジュール部に設けられた第2のコネクタに第2の光ファイバ心線が直接接続される。よって、光ファイバ心線が成端盤を経由してモジュール部に接続されるためにその余長が長くなるということを抑制でき、心線余長の短縮化が可能となる。その結果、光ファイバ心線の取扱いが容易となり、その接続又は収容の作業効率を向上することができる。
また、スプリッタモジュール部及び分岐心線モジュール部は、互いに等しい外形形状を呈していることが好ましい。この場合、分岐心線モジュール部とスプリッタモジュール部とが互換性を有するため、例えば、分岐心線モジュール部として使用していたものを、スプリッタモジュール部として切り替えて使用することが可能となる。よって、本体部の内部において光ファイバ心線を自由に配線することができる。
また、モジュール部は、積層するように配置されていることが好ましい。この場合、モジュール部が本体部の内部に好適に収容されることとなる。
また、モジュール部は、第1のコネクタ近傍に設けられた回転軸回りに回転可能に構成されていることが好ましい。この場合、モジュール部を所望に回転させることで、第2のコネクタの位置を、第2の光ファイバ心線を着脱し易い位置にすることができる。よって、第2の光ファイバ心線の着脱性を向上することが可能となる。
また、本体部内に設けられ、第2の光ファイバ心線をガイドする櫛刃状のガイド部をさらに備えることが好ましい。この場合、櫛刃状を呈するガイド部の溝部分に第2の光ファイバ心線を進入させることで、第2の光ファイバ心線の輻輳を防止することが可能となる。
また、本発明に係る光ケーブル接続用クロージャは、第1の光ケーブルにおける第1の光ファイバ心線と第2の光ケーブルにおける第2の光ファイバ心線との接続に用いられる光ケーブル接続用クロージャであって、光ファイバ心線を光分岐させるスプリッタモジュール部と、光ファイバ心線を多心/単心変換させる分岐心線モジュール部と、モジュール部を収容する本体部と、を備え、スプリッタモジュール部又は分岐心線モジュール部の何れか一方には、第1の光ファイバ心線が接続される第1のコネクタが設けられており、スプリッタモジュール部又は分岐心線モジュール部の何れか他方には、第2の光ファイバ心線が接続される第2のコネクタが設けられており、スプリッタモジュール部及び分岐心線モジュール部のそれぞれには、スプリッタモジュール部と分岐心線モジュール部とを接続する第3の光ファイバ心線が接続される第3のコネクタが設けられていることを特徴とする。
この光ケーブル接続用クロージャによれば、スプリッタモジュール部に設けられた第1のコネクタに第1の光ファイバ心線が直接接続されると共に、分岐心線モジュール部に設けられた第2のコネクタに第2の光ファイバ心線が直接接続される。そして、モジュール部のそれぞれに設けられた第3のコネクタに第3の光ファイバ心線が直接接続される。よって、光ファイバ心線が成端盤を経由してモジュール部に接続されるためにその余長が長くなるということを抑制でき、心線余長の短縮化が可能となる。さらに、本体部がスプリッタモジュール部と分岐心線モジュール部とで兼用されるため、これらのそれぞれに対応する2種類の本体部を備えることが不要となる。
本発明によれば、心線余長の短縮化が可能となる。その結果、光ファイバ心線の取扱いが容易となり、その接続又は収容の作業効率を向上することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。また、以下の説明の「上」、「下」等の語は図面に示す状態に基づく便宜的なものである。
まず、本発明の第1実施形態に係る光ケーブル接続用クロージャについて説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る光ケーブル接続用クロージャを示す断面斜視図、図2は図1の光ケーブル接続用クロージャのスプリッタモジュール部を示す斜視図である。図1に示すように、光ケーブル接続用クロージャ1は、光ケーブルの接続に用いられるものである。ここでの光ケーブル接続用クロージャ1は、インターネットの通信情報等を配信するための主ケーブル(第1の光ケーブル)T0に、数心〜数十心程度の光ファイバ心線を有し住宅の近傍に存する分岐ケーブル(第2の光ケーブル)T1を配線する。光ケーブル接続用クロージャ1は、本体部2と、複数のスプリッタモジュール部3と、ガイド部4とを備えている。
本体部2は、光ケーブル接続用クロージャ1の外囲を構成するものであり、長尺箱状を呈している。この本体部2は、蓋部(不図示)により密封可能とされており、内部にスプリッタモジュール部3及びガイド部4を収容する。本体部2の上部には、本体部2の長手方向(以下、「前後方向」という)に沿って主ケーブルT0が挿通されている。また、本体部2の後側(図中右側)端部には、分岐ケーブルT1が連結されている。
スプリッタモジュール部3は、主ケーブルT0の光ファイバ心線(第1の光ファイバ心線)6を光分岐させて分岐ケーブルT1の光ファイバ心線(第2の光ファイバ心線)8に接続する。このスプリッタモジュール部3は、板形状のカセット式のものであり、例えば内部に光導波路が設けられて構成されている。また、スプリッタモジュール部3は、厚さ方向視において前後方向に長尺の矩形形状を有している。
具体的には、スプリッタモジュール部3は、図2に示すように一角部が切り欠かれたような形状とされ、長手方向に対し傾斜する傾斜面3eが外周面に形成されている。より具体的には、スプリッタモジュール部3の外周面は、長手方向に垂直な端面3a、3bと、長手方向に平行な側面3c,3dと、傾斜面3eと、からなり、端面3a,3bのそれぞれの一端側に側面3cが連続され、端面3aの他端側に傾斜面3eが連続され、この傾斜面3eと端面3bとに側面3dが連続されて構成されている。
このスプリッタモジュール部3の傾斜面3eには、主ケーブルT0の光ファイバ心線6が接続される入力コネクタ(第1のコネクタ)5が設けられている。光ファイバ心線6としては、4心テープ心線が用いられている。入力コネクタ5としては、例えば多心線接続用のMT(Mechanically Transferable)コネクタが用いられている。
また、スプリッタモジュール部3の端面3bには、分岐ケーブルT1の光ファイバ心線8が接続される出力コネクタ(第2のコネクタ)7が複数設けられている。ここでは、出力コネクタ7は、スプリッタモジュール部3の幅方向に沿って4つ並設されている。これらの出力コネクタ7のそれぞれは、2つの光ファイバ心線8が接続可能とされている。つまり、スプリッタモジュール部3では、8つの光ファイバ心線8が接続可能となっている。光ファイバ心線8としては、4心テープ心線が用いられている。出力コネクタ7としては、例えば多心線接続用のMTコネクタが用いられている。なお、光ファイバ心線8は、光ファイバ心線の識別及び保護のため、識別チューブ(不図示)により保護されている。
また、スプリッタモジュール部3の側面3cにおいて入力コネクタ5側の端部には、回転軸Gを係合させるための係合溝9が設けられている。
図1に戻り、このスプリッタモジュール部3は、本体部2の内部において、入力コネクタ5を前側(出力コネクタ7が後側)に位置させた状態で本体部2内に配置されている。そして、上下方向に6つ積層されていると共に、係合溝9のそれぞれに、回転軸G(図2参照)が連通されて係合されている。これにより、各スプリッタモジュール部3は、矢印a方向に所定の角度範囲(ここでは、0°〜90°の範囲)で回動可能となっている。すなわち、スプリッタモジュール部3は、入力コネクタ5の近傍に設けられた回転軸Gの軸線回りに、回転可能に構成されている。
ガイド部4は、光ファイバ心線8をガイドするためのものであり、本体部2の内部においてスプリッタモジュール部3よりも後側に配設されている。このガイド部4は、本体部2の幅方向に延在すると共に上下方向に並設された櫛歯片4aを有している。つまり、ガイド部4は、櫛歯状を呈している。
具体的には、この櫛歯片4aは、積層されたスプリッタモジュール3の厚さに応じた所定の間隔で上下方向に並設されている。これにより、櫛歯片4a間には、各スプリッタモジュール3に接続された光ファイバ心線8毎に進入されることとなり、光ファイバ心線8の輻輳が防止されている。
ところで、従来のFTTHにおける光ケーブル接続用クロージャでは、本体部2内に融着溶接部(成端盤等)が収容されており、この融着接続部を介して、光ファイバ心線6,8がスプリッタモジュール部3に接続されるのが一般的である。そのため、本体部2内での融着接続には、5回〜10回程度の接続失敗回数と融着接続機までの作業距離との確保の観点から、約1mの余長心線が必要とされる。よって、心線余長が長くなり、光ファイバ心線の取扱いが煩雑となってしまう。
さらに、余長心線が長いと、本体部2に光ファイバ心線6,8を収容(収納)するための収容時間が増加してしまう。また、融着接続機による接続には、3〜5分程度の接続時間を要する。よって、膨大な心線数を有する光回線の開通作業においては、支障をきたすおそれが顕著となる。
これに対し、本実施形態の光ケーブル接続用クロージャ1によれば、光ファイバ心線6が入力コネクタ5に直接接続されると共に、光ファイバ心線8が出力コネクタ7に直接接続されることから、光ファイバ心線6,8の余長が長くなるのを抑制することができ、心線余長の短縮化が可能となる。その結果、光ファイバ心線6,8の取扱いが容易となり、光ファイバ心線6,8の接続又は収容における作業効率を向上することができる。さらに、心線余長の処理作業等の煩雑な作業が少なくなるため、光ファイバ心線6,8との接触で品質に悪影響が及ぶことを抑制できると共に、作業時間の短縮化が可能となる。
また、光ケーブル接続用クロージャ1では、上述したように、スプリッタモジュール部3が、入力コネクタ5近傍に設けられた回転軸G回りに回転可能に構成されている。よって、出力コネクタ7に光ファイバ心線8を着脱する際、スプリッタモジュール部3を所望に回転させることで、出力コネクタ7の位置を、光ファイバ心線8を着脱し易い位置にすることができる。その結果、光ファイバ心線8の着脱性を向上することが可能となる。
さらに、光ファイバ心線の8の着脱後に光ファイバ心線8を収容するときには、スプリッタモジュール部3の位置を再び回転させることで、光ファイバ心線8を本体部2内に高密度で収容することが可能となる。なお、スプリッタモジュール3では、光ファイバ心線8が接続される出力コネクタ7が複数設けられていることから、光ファイバ心線8の着脱性を向上するという効果は特に有効なものである。
また、光ケーブル接続用クロージャ1では、上述したように、スプリッタモジュール部3が積層するように本体部2内に配置されているため、スプリッタモジュール部3を本体部2内に省スペースで好適に収容することができる。
また、光ケーブル接続用クロージャ1では、上述したように、櫛刃状のガイド部4を備えているため、その櫛歯片4a間(溝部分)に光ファイバ心線8を進入させることで、光ファイバ心線8の輻輳を防止することが可能となると共に、スプリッタモジュール部3の可動に対して光ファイバ心線8をスムーズに追動させることができる。さらに、上述したように、櫛歯片4a間が、積層された各スプリッタモジュール部3の厚さに応じた所定の間隔となっていることから、光ファイバ心線8を、各スプリッタモジュール部3に接続されたもの毎に分けることが可能となる。
また、光ケーブル接続用クロージャ1では、コネクタ5,7の抜き差しによりスプリッタモジュール部3を本体部2に着脱することができるため、例えば、スプリッタモジュール部3を別機能のモジュール部に容易に入れ替えることが可能となる。その結果、光ケーブル接続用クロージャ1を設置後、周辺の光ケーブルの配線網が変わった場合等において、モジュール部の機能を部分的に入れ替えることを容易に実現可能となり、ひいては別途のクロージャを新設することが不要になる。
なお、上述したように、スプリッタモジュール部3では、傾斜面3eに入力コネクタ5が設けられていることから、入力コネクタ5に光ファイバ心線6を容易に接続することが可能となる。さらに、本体部2の前側に入力コネクタ5が位置し、後側に出力コネクタ7が位置していることから、本体部2内の光ファイバ心線6,8の輻輳が一層防止されている。
次に、本発明の第2実施形態に係る光ケーブル接続用クロージャ10について説明する。以下の説明においては、上記実施形態と同様な説明は省略し、異なる点について主に説明する。
図3は、本発明の第2実施形態に係る光ケーブル接続用クロージャを示す断面斜視図である。図3に示すように、光ケーブル接続用クロージャ10は、主ケーブルT0に、複数のドロップケーブル(第2の光ファイバ心線)18からなる分岐ケーブル(第2の光ケーブル)T2を配線するものである。このドロップケーブル18は、単心線の光ファイバ心線であり、例えば住居に光ファイバ心線を引き込むために多用されるものである。この光ケーブル接続用クロージャ10が上記光ケーブル接続用クロージャ1と異なる点は、スプリッタモジュール部3に代えて、分岐心線モジュール部13を備えた点である。
分岐心線モジュール部13は、主ケーブルT0の光ファイバ心線6を多心/単心変換させて分岐ケーブルT2のドロップケーブル18に接続する。この分岐心線モジュール部13は、上記スプリッタモジュール部3と同様な外形形状を呈している。また、分岐心線モジュール部13の後側の端面13bには、出力コネクタ(第2のコネクタ)17が複数設けられている。ここでは、出力コネクタ17は、分岐心線モジュール部13の幅方向に沿って4つ並設されている。出力コネクタ17としては、外被把持コネクタが用いられている。
この光ケーブル接続用クロージャ10においても、上記光ケーブル接続用クロージャ1と同様な効果、すなわち、心線余長の短縮化が可能となるという効果を奏する。
また、上記のスプリッタモジュール部3と分岐心線モジュール部13とは、互いに等しい外形形状を呈していることから、モジュール部3,13は互換性を有しているため、例えば、分岐心線モジュール部13として使用していたものをスプリッタモジュール部3に切り替えて使用したり、これとは逆に切り替えて使用したりすることが可能となる。よって、本体部2の内部にて光ファイバ心線6,8,18を自由に配線することができる。
また、上述したように、出力コネクタ17として外被把持コネクタが使用されていることから、出力コネクタ17にドロップケーブル18を好適に直接接続することができる。つまり、例えば、本体部2内にドロップケーブル18を空中配線しても、ドロップケーブル18に接触し品質障害が生じてしまうということを防止できる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、光ケーブル接続用クロージャが、スプリッタモジュール部3と分岐心線モジュール部13とを共に有していてもよい。
具体的には、図4(a)に示すように、光ケーブル接続用クロージャ30が、モジュール部3,13を備えていてもよい。モジュール部3,13は、上下方向に積層するように本体部2内に配設されている。具体的には、3つの分岐心線モジュール部13の上方に3つのスプリッタモジュール部3が積層されている。また、この光ケーブル接続用クロージャ30では、スプリッタモジュール部3の出力コネクタ7に接続された光ファイバ心線8が、分岐心線モジュール部13の入力コネクタ5に接続されている。つまり、光ファイバ心線8は、第3の光ファイバ心線を構成し、スプリッタモジュール部3の出力コネクタ7及び分岐心線モジュール部13の入力コネクタ5は、第3のコネクタを構成する。
また、図4(b)に示すように、光ケーブル接続用クロージャ40が、本体部2の前側に配設され上下方向に積層されたスプリッタモジュール部3と、本体部2の後側に配設され上下方向に積層された分岐心線モジュール部13とを備えていてもよい。この光ケーブル接続用クロージャ40では、各モジュール部3,13の後側に、ガイド部4がそれぞれ配設されている。また、光ケーブル接続用クロージャ40では、スプリッタモジュール部3の出力コネクタ7に接続された光ファイバ心線8が、分岐心線モジュール部13の入力コネクタ5に接続されている。つまり、光ファイバ心線8は、第3の光ファイバ心線を構成し、スプリッタモジュール部3の出力コネクタ7及び分岐心線モジュール部13の入力コネクタ5は、第3のコネクタを構成する。
これらの光ケーブル接続用クロージャ30,40によれば、光ファイバ心線6がスプリッタモジュール部3の入力コネクタ5に直接接続されていると共に、ドロップケーブル18が分岐心線モジュール部13の出力コネクタ17に直接接続されている。そして、光ファイバ心線8が、スプリッタモジュール部3の出力コネクタ7及び分岐心線モジュール部13の入力コネクタ5に直接接続されている。よって、心線余長の短縮化が可能となるという上記効果と同様な効果を奏する。
また、光ケーブル接続用クロージャ30,40では、本体部2がスプリッタモジュール部3と分岐心線モジュール部13とで兼用されるため、これらのそれぞれに対応する2種類の本体部2を備えることが不要となる。
なお、光ケーブル接続用クロージャ30,40では、分岐心線モジュール部13の入力コネクタ5に光ファイバ心線6を接続し、スプリッタモジュール部3の出力コネクタ7にドロップケーブル18を接続し、分岐心線モジュール部13の出力コネクタ17及びスプリッタモジュール部3の入力コネクタ5に光ファイバ心線8を接続してもよい。この場合、光ファイバ心線8は、第3の光ファイバ心線を構成し、スプリッタモジュール部3の入力コネクタ5及び分岐心線モジュール部13の出力コネクタ17は、第3のコネクタを構成する。
1,10,20,30,40…光ケーブル接続用クロージャ、2…本体部、3…スプリッタモジュール部、4…ガイド部、5…入力コネクタ(第1のコネクタ,第3のコネクタ)、6…光ファイバ心線(第1の光ファイバ心線)、7…出力コネクタ(第2のコネクタ、第3のコネクタ)、17…出力コネクタ(第2のコネクタ)、8…光ファイバ心線(第2の光ファイバ心線,第3の光ファイバ心線)、13…分岐心線モジュール部、18…ドロップケーブル(第2の光ファイバ心線)、G…回転軸、T0…主ケーブル(第1の光ケーブル),T1,T2…分岐ケーブル(第2の光ケーブル)。
Claims (6)
- 第1の光ケーブルにおける第1の光ファイバ心線と第2の光ケーブルにおける第2の光ファイバ心線との接続に用いられる光ケーブル接続用クロージャであって、
前記第1の光ファイバ心線を光分岐させて前記第2の光ファイバ心線に接続するスプリッタモジュール部、又は前記第1の光ファイバ心線を多心/単心変換させて前記第2の光ファイバ心線に接続する分岐心線モジュール部と、
前記モジュール部を収容する本体部と、を備え、
前記モジュール部には、前記第1の光ファイバ心線が接続される第1のコネクタ、及び前記第2の光ファイバ心線が接続される第2のコネクタが設けられていることを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。 - 前記スプリッタモジュール部及び前記分岐心線モジュール部は、互いに等しい外形形状を呈していることを特徴とする請求項1記載の光ケーブル接続用クロージャ。
- 前記モジュール部は、積層するように配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の光ケーブル接続用クロージャ。
- 前記モジュール部は、前記第1のコネクタ近傍に設けられた回転軸回りに回転可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項記載の光ケーブル接続用クロージャ。
- 前記本体部内に設けられ、前記第2の光ファイバ心線をガイドする櫛刃状のガイド部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項記載の光ケーブル接続用クロージャ。
- 第1の光ケーブルにおける第1の光ファイバ心線と第2の光ケーブルにおける第2の光ファイバ心線との接続に用いられる光ケーブル接続用クロージャであって、
前記光ファイバ心線を光分岐させるスプリッタモジュール部と、
前記光ファイバ心線を多心/単心変換させる分岐心線モジュール部と、
前記モジュール部を収容する本体部と、を備え、
前記スプリッタモジュール部又は前記分岐心線モジュール部の何れか一方には、前記第1の光ファイバ心線が接続される第1のコネクタが設けられており、
前記スプリッタモジュール部又は前記分岐心線モジュール部の何れか他方には、前記第2の光ファイバ心線が接続される第2のコネクタが設けられており、
前記スプリッタモジュール部及び前記分岐心線モジュール部のそれぞれには、前記スプリッタモジュール部と前記分岐心線モジュール部とを接続する第3の光ファイバ心線が接続される第3のコネクタが設けられていることを特徴とする光ケーブル接続用クロージャ。
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