JP3236460U - 奥行きが低減されたハウジング及びスプライシングカセット - Google Patents

奥行きが低減されたハウジング及びスプライシングカセット Download PDF

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Abstract

【課題】容積が減少し、その周囲の外部スペースを有効に利用することができるファイバ分配ハウジングを提供する。【解決手段】ファイバ分配ハウジング100は、右側の側壁108と、左側の側壁と、側壁の各々の上にあり、側壁の脇にあるラックに固定されるように構成された取付け部材114とを備える。左右の側壁の間には少なくとも1つのトレイ118が配置されており、少なくとも1つのトレイは、少なくとも1つのカセットを収容する。少なくとも1つのカセットは、少なくとも1つのカセットの中に少なくとも1つの光ファイバケーブルを個別に収容するように構成された、右側の後部開口部及び左側の後部開口部を有する。ファイバ分配ハウジング及びカセットは、横方向のケーブルルーティング配列で構成されているので、光ファイバケーブルはファイバ分配ハウジングの外側の横方向のスペースに集めることができる。【選択図】図1

Description

本開示は、光ファイバ分配ハウジングに関し、より詳細には、光ファイバケーブルの横方向のルーティングを利用して、光ファイバ分配ハウジングの周囲のスペースを有効に活用し、そのサイズを低減する技術に関する。
光ファイバ分配システムは、データセンターや通信ネットワークにおいて、光ファイバの分配、保管、保護接続のために使用される場合が多い。通信ネットワークの普及に伴い、通信需要に対応するために、より多くの光ファイバハードウェア機器が必要とされているが、データセンターのスペースが限られているため、スペースを節約し、スペースの使用を最適化することができるファイバ分配ハウジングが必要とされている。
従来の光ファイバ分配ハウジングは、その内部で光ファイバケーブルをルーティングしており、例えば、ルーティングは、光ファイバ分配ハウジング内部の上層又は下層で行われる。このような従来のルーティング解決策は、光ファイバ分配ハウジング自体のスペースを占有する必要がある可能性があり、その結果、ハウジングのサイズが比較的大きくなってしまう。例えば、576本のファイバの容量をもつファイバ分配ハウジングは、少なくとも7つラックユニット(U又はRU、1Uは1.75インチ又は44.45mmに相当)の高さを占有する必要があり、ハウジングの高さのうち少なくとも1Uは、内部のケーブル配線に使用される。このため、従来の光ファイバ分配ハウジングの設計では、ハウジングの周囲の外部スペースを有効に利用することができない。さらに、機器を保護するために光ファイバ分配ハウジングをキャビネット内に配置することができるが、光ファイバ分配ハウジングとキャビネットとの間の多くのスペースが未使用となる。従って、光ファイバ分配ハウジングの外側の周囲のスペースをより有効に使用することができる解決策が必要である。
加えて、データセンターの膨大な量の光ファイバは、光ファイバ配列の管理の問題をもたらす。従って、光ファイバを効果的かつ好都合に管理する解決策が必要である。
本開示は、光ファイバ又は光ファイバケーブルの横方向のルーティング解決策に関し、光ファイバ分配ハウジングがハウジングの周囲の外部スペースを有効に利用することを可能にし、それにより、ハウジングのサイズを減少させかつハウジング内の光ファイバ密度を高めることができる。例えば、576本の光ファイバを収容する光ファイバ分配ハウジングにおいて、本開示の横方向ルーティングは、光ファイバ分配ハウジングの高さを6U以下としかつ光ファイバ分配ハウジングの奥行きを300mm以下とするために採用される。また、本開示の光ファイバ分配ハウジングは、層状のルーティング配列を利用しているので、光ファイバ又は光ファイバケーブルを規則的な方法で管理することができる。
詳細には、本開示の1つの実施形態は、右側の側壁と、左側の側壁と、前記側壁の各々の上にあり、前記側壁の脇にあるラックに固定されるように構成された取付け部材とを備えるファイバ分配ハウジングを提供し、右側の側壁と左側の側壁との間には少なくとも1つのトレイが配置されており、少なくとも1つのトレイは、少なくとも1つのカセットを収容するように構成されており、少なくとも1つのカセットは、少なくとも1つのカセットの中に少なくとも1つの光ファイバケーブルを個別に収容するように構成された、右側の後部開口部及び左側の後部開口部を有する。
一部の実施形態において、少なくとも1つのカセットは、少なくとも1つのカセットから取り外し可能に構成されたスプライスホルダを有する。
一部の実施形態において、右側の側壁及び左側の側壁のうちの少なくとも一方は、後端部に、少なくとも1つの入口側光ファイバケーブルを光ファイバ分配ハウジングの中にルーティングするように構成される。
一部の実施形態において、留め具が、少なくとも1つの入口側光ファイバケーブルを少なくとも1つのカセットに固定するために適用される。
一部の実施形態において、側壁は、留め具によって側壁に沿って少なくとも1つの入口側光ファイバケーブルを固定するように構成された1又は2以上のパンチを備える。
一部の実施形態において、ファイバ分配ハウジングは、6ラックユニットの高さを有する。
一部の実施形態において、少なくとも1つのトレイは、ラックの垂直方向に沿って配置された少なくとも12層のトレイから構成され、トレイの各々は、少なくとも1つのカセットのうちの少なくとも2つを保持することができる。
一部の実施形態において、1又は2以上の保持特徴部は、トレイの各層に基づいて別々の層として、少なくとも1つの入口側光ファイバケーブルをルーティングする。
一部の実施形態において、右側の側壁及び左側の側壁のうちの少なくとも一方は、前端部に、1又は2以上の光ファイバケーブルを光ファイバ分配ハウジングから離れるように案内するように構成された1又は2以上のルーティングガイドを備える。
一部の実施形態において、少なくとも1つのカセットは、少なくとも1つのカセットを少なくとも1つのトレイに固定するように構成されたラッチを脇に備える。
本開示のファイバ分配ハウジングの他の利点及び構成は、以下の実施形態でさらに説明される。
本考案の実施形態をより明確に説明するために、実施形態の図面を以下に簡単に紹介するが、図面は、本考案のいくつかの実施形態を例示するものに過ぎない。当業者であれば、図面に示した実施形態にさらに他の変更を加えることができる。加えて、本明細書の図面は、例示を目的としており、縮尺通りに描かれておらず、これらの図面は、本考案を制限するものとして認識されるべきではない。
本開示の一実施形態によるファイバ分配ハウジングの外観を示す。 本開示の実施形態によるカセットの外観を示す。 本開示の実施形態によるカセットの内部を示す。 本開示の実施形態によるカセット内部の光ファイバ・スプライシングの概略図である。 本開示の実施形態による、ファイバ分配ハウジングの後端部における横方向のルーティングの概略図である。 本開示の実施形態による、ファイバ分配ハウジングの前端部における横方向のルーティングの概略図である
以下、本開示の実施形態について詳細に説明し、その実施例を図面に示す。本開示は、可能な限り、同一又は類似の構成要素を参照するために、図面において同じ参照数字を使用する。しかながら、本開示の技術は、多くの異なる形態で実施することができ、従って、本明細書に記載された実施形態に限定されると解釈されるべきではない。
本明細書で使用される場合、用語「約」は、量、寸法、又は他のパラメータ及び特性が正確である必要はなく、以下の必要性に応じて近似する及び/又は大きくする又は小さくすることができることを示す。すなわち、公差の反映、変換係数、丸め、測定誤差など、及び当業者に知られている他の要因である。
特に明示しない限り、本明細書で使用されている方向に関する用語、例えば、上方、下方、右、左、前、後、上、下は、構成要素の相対的な位置を説明するために例示の図面を参照するのみであり、このような用語は、絶対的な方位を示唆するものではなく、本開示の範囲を制限するように解釈されるべきではない。
本明細書全体を通して、「一実施形態」又は「一部の実施形態」への言及は、特徴、構造、又は構成要素が本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれることを示唆する。従って、本明細書の様々な場所に記載されている成句「一実施形態において」又は「一部の実施形態において」は、必ずしも同じ実施形態を指すものではない。加えて、1又は2以上の実施形態では、特定の特徴、構造、又は構成要素は、何らかの適切な方法で組み合わせることができる。
また、本明細書では、様々な構成要素を説明するために「第1」、「第2」、及び「第3」などの用語が使用されることがあるが、これらの構成要素は、用語「第1」、「第2」、「第3」などによって限定されるべきではないことを理解されたい。
文脈上、明示的に別の方法で述べない限り、本明細書で使用される単数形の用語「a/an」及び「the」は、複数の参照を含むことができる。従って、例えば、「a」構成要素は、2又は3以上のそのような構成要素を含むことができる。
本明細書では、実施例を示すために、「例示(exemplary)」、「例証(illustrative)」又はそれらの様々な形態などの語句が使用される。本明細書で「例示」又は「例証」として記載された構成は、他の構成又は設計よりも好ましい又は有利であると解釈されるべきではない。加えて、本明細書に記載されている実施例は、明瞭化及び理解を助長するためのものであり、本開示の範囲をいかなる方法でも限定することを意図していない。本明細書に開示された技術は、他の実施例又は代替例として実施することができるが、そのような代替例は、簡潔にするために省略されている。
図1は、本開示の一実施形態によるファイバ分配ハウジング100の外観を示す。ファイバ分配ハウジング100は、上カバー109、下カバー111、及び左右の側壁108を含み、ファイバ分配ハウジング100は、必要に応じて前部及び後部にそれぞれ前部ドア102及び後部ドア122を含むことができ、前部ドア102及び後部ドア122は、取り外すことができ、さもなければ図1の実施形態に示されるヒンジ104の回転によって開閉が可能である。前部ドア102又は後部ドア122が閉じられると、前部ドア102又は後部ドア122は、ドアラッチ106によって固定することができる。図1の実施形態によれば、ファイバ分配ハウジング100は、幅W、奥行きD、高さHを有する。
ファイバ分配ハウジング100の左右の側壁108の各々は、1又は2以上の取付け部材114を含み、これは、ねじ又は他の留め具を介してラックに取り付けることができる。また、側壁108は、光ファイバケーブルのルーティングのためのパンチ110、保持特徴部112、及びルーティングガイド116を含み、ラック設置及び光ファイバケーブルのルーティングの詳細は、以下の図3及び4を用いてさらに説明される。
ファイバ分配ハウジング100は、少なくとも1つのトレイ118をさらに含み、各トレイ118は、カセット200(以下の図2Aから2C参照)がレールガイド120上をスライドできるようなレールガイド120を備える。図1の実施形態では、ファイバ分配ハウジング100は、12層のトレイ118を含み、各トレイ118は、2つのカセットを収容することができるが、他の実施形態では、トレイ118の数量及びカセット容量は、必要に応じて変更することができる。
図2Aは、本開示の一実施形態によるカセット200の外観を示す。具体的には、図2Aの実施形態では、24本の光ファイバのLC二重スプライシングをサポートするカセットが示されている。カセット200は、カバー202を含み、ネジ207は、カセット200のネジ穴209(図2B参照)にロックして、カバー202をカセット200の基部に固定することができる。カセット200は、その側面に沿って延びるレール203をさらに含み、レール203は、トレイ118上のレールガイド120と一緒に作動することができ、カセット200は、トレイ118にスライドして出入りできるようになっている。ラッチ206は、カセット200のレール203に沿って延びており、ラッチ206は、プッシュロッド206a及びクリップ206bを含む。カセット200をトレイ118の適切な位置にスライドさせた後、クリップ206bは、トレイ118のレールガイド120上の溝(図示せず)にバックルで留まり、カセット200を固定することができる。カセット200をトレイ118から取り外す必要がある場合、ユーザは、ラッチ206のプッシュロッド206aを押してクリップ206bをレールガイド120から離し、カセット200を取り外すことができる。一部の実施形態では、プッシュロッド206aの表面は、ユーザによる握り又は押圧を容易にするためにテクスチャー加工することができる。
図2Bは、本開示の一実施形態によるカセット200の内部の概略図である。カセット200の前端部にはアダプタ204が設けられており、アダプタ204は、LCアダプタ、又はSCもしくはSTアダプタなどの業界で使用される他のタイプの光ファイバアダプタとすることができる。カセット200の基部は、アダプタ204の両側にある対応する耳部を嵌めることができるスロット205を備えており、アダプタ204は、カセット200から取り外すこと又はそこに取り付けることができるようになっている。図2Aから2Cの実施形態では、6つのアダプタ204を各カセット200に組み込むことができ、各アダプタ204は、4本の光ファイバ・スプライシングをサポートし、結果的に、各カセット200は24本の光ファイバをサポートすることができる。当業者は、必要に応じてアダプタ204の種類及び数量を変更することができる。
カセット200の後端部の両側は、それぞれ後部開口部208a,208bを備えており、光ファイバケーブルは、後部開口部208a,208bを通ってカセット内に入ることができる。後部開口部208a,208bは、それぞれカセット200の両側に配置されているので、後部開口部208a,208bを通過した光ファイバケーブルは、カセット200の側壁に沿ってカセット200の中に入ることができ、カセット200の内部のより多くのスペースを光ファイバ管理又はルーティングに使用することができる。後部開口部208a、208bは、外側に突出する取付け部210を備えることができ、ユーザは、ケーブルタイ218、ロープなどの留め具を使用して、光ファイバケーブルを取付け部210に留めることができる(図2C)。カセット200の内部には、1又は2以上のタブ214及びスロット212が設けられている。タブ214は、ファイバ管理のために使用されるが、スロット212は、スプライスホルダ224(図2C)を取り付ける又は取り外すために使用され、光ファイバのスプライシングは、カセット200の内部で行うことができる。
図2Cは、本開示の実施形態による、2又は3以上の光ファイバを一緒に接続するためのカセット200の内部での光ファイバ・スプライシングの概略図である。図2Cに示すように、光ファイバケーブル216は、後部開口部208bからカセット200に入り、ケーブルタイ218は、光ファイバケーブル216を取付け部210に結合するために使用される。スプライスホルダ224は、スロット212に組み込まれ、スプライスホルダ224は、上向きに突出した複数の保持特徴部を含み、光ファイバは、スプライスホルダ224の保持特徴部の間の隙間の間に固定できるようになっている。従って、光ファイバケーブル216内の複数の光ファイバ220は、スプライスホルダ224上の光ファイバ222とスプライシングされ、光ファイバケーブル216内の複数の光ファイバ220は、アダプタ204に接続することができる。カセット200内の複数のタブ214は、ファイバ220及び222をスプライスホルダ224に案内するために、光ファイバのルーティング又は管理を助けることができる。
明瞭化のために、図2Cは、例示のために光ファイバケーブル216が4本の光ファイバ220のみを含むことを示すが、光ファイバケーブル216は、実際には他の数量の光ファイバ220を含むことができる。加えて、図2Cは、カセット200に入る1本の光ファイバケーブル216のみを示すが、当業者は、必要に応じてより多くの光ファイバケーブル216を配置して後部開口部208a又は208bを通過させることができ、例えば、複数の光ファイバケーブル216が同じ後部開口部208aに入ること、複数の光ファイバケーブル216が同じ後部開口部208bに入ること、又は1又は2以上の光ファイバケーブルが後部開口部208a,208bにそれぞれ入ることが可能である。他方で、図2Cは、例示のために4本の光ファイバのスプライシングのみを示すが、当業者は、図2Cに従ってカセット200内の他の数量の光ファイバのスプライシング、例えば、24本の光ファイバのスプライシングを行うことができる。
図3は、本開示の一実施形態による、ファイバ分配ハウジング100の後端部における光ファイバケーブルの横方向のルーティングの概略図である。光ファイバ分配ハウジング100の側壁108はパンチ110を備えており、パンチ110は、側壁108から突出して側壁108にリング状の穴を形成し、ケーブルタイ302は、光ファイバケーブル束304を側壁108に結合するようにパンチ110を通過することができる。図3の実施形態では、パンチ110は、一組として平行に配置されており、光ファイバケーブル束304を一組のパンチ110の中央に配置して、ケーブルタイ302を用いて両側で光ファイバケーブル束304を固定することができる。図3は、4組のパンチ110が4本のケーブルタイ302で結束されていることを示し、各組のパンチ110は、結束を容易にするために側壁108に千鳥配置されており、固定のためにケーブルタイ302を使用する場合に、隣接するパンチ110の妨害を避けることができる。一部の変形応用例では、パンチ110の数は必要に応じて増加又は低減することができ、パンチ110は必ずしも組で配置される必要はなく、例えば、光ファイバケーブル束304の固定に使用されるパンチ110は1つとすることができる。
ケーブルタイ302は、従来のナイロン製又はプラスチック製のケーブルタイとすることができ、例えば、ケーブルタイ302の片面は歯を備え、ケーブルタイの一端は開口部を備え、開口部の内面は、ケーブルタイの歯と協働してケーブルタイを所定位置に固定することができる爪を備える。しかしながら、ケーブルタイ302は、ナイロン製又はプラスチック製のケーブルタイに限定されるものではなく、当業者は、必要に応じて光ファイバケーブル束304を側壁108に固定するために他の適切な留め具を使用することができ、そのような他の留め具の例としては、限定されるものではないが、ロープ、テープ、又はクランプを挙げることができる。
光ファイバケーブル束304は、1又は2以上の光ファイバケーブル216をシースで覆っている。図3の実施形態では、光ファイバケーブル束304は、パンチ110に固定されているが、一部の他の実施形態では、1又は2以上の光ファイバケーブル216は、パンチ110に直接固定することができる。加えて、明瞭化のために、図3は、1つの光ファイバケーブル束304が4本の光ファイバケーブル216を含むことを示しているが、光ファイバケーブル束304は、実際には他の数量の光ファイバケーブル216を含み得ることに留意されたい。
光ファイバケーブル束304又は光ファイバケーブル216を側壁108のパンチ110に固定した後、光ファイバケーブル216は、側壁108の保持特徴部112を介して光ファイバ分配ハウジング100の中に案内することができる。図3の実施形態では、保持特徴部112は、側壁108から切り出されたフック形の構造体であり、光ファイバケーブル216を保持するために使用することができる。保持特徴部112は、光ファイバケーブル216の損傷を避けるために、滑らかな表面又は縁部を有することができる。保持特徴部112は、フック形以外に、何らかの他の適切な形状で提供することができ、例えば、一部の変形実施形態では、保持特徴部112は、光ファイバケーブル216が通過することを可能にするための円形の穴として提供される。加えて、一部の他の変形実施形態では、光ファイバケーブル216は、側壁108のパンチ110を通過することなく、保持特徴部112に直接、入ることができる。
図3の実施形態では、ファイバ分配ハウジング100の左右の側壁108は、それぞれ12個の保持特徴部112を含み、各保持特徴部112は、各層におけるトレイ118の位置に対応しており、保持特徴部112は、トレイ118の各層においてそれぞれの左側及び右側に設けられるようになっている。この配置により、光ファイバケーブルは層として管理することができ、多数の光ファイバケーブルを有する用途では特に好都合である。
例示として、図3は、2本の光ファイバケーブル216が各保持特徴部112を通過することを示すが、当業者は、必要に応じて他の数量の光ファイバケーブル216を各保持特徴部112に通すことができ、例えば、1本又は3本の光ファイバケーブル216を同じ保持特徴部112に通すことができる。
光ファイバケーブル216は、側壁108の後端部で保持特徴部112を通過した後、カセット200の後部開口部208a又は後部開口部208bを通って光ファイバ分配ハウジング100に入る(上記の図2Aから2Cに関する説明を参照)。図3に示すように、光ファイバケーブル216は、トレイ118の各層の水平方向に沿って、カセット200の後部開口部208a又は後部開口部208bの少なくとも一方に入る。図3には、4つのカセット200がファイバ分配ハウジング100に組み込まれることのみが示されているが、当業者は、必要に応じてより多くのカセット200をファイバ分配ハウジング100に組み込むことができる。
図3の上記の説明から、光ファイバ分配ハウジング100のパンチ110及び保持特徴部112は、光ファイバケーブルの横方向のルーティングを容易にし、光ファイバケーブル216が光ファイバ分配ハウジング100の外側の横方向のスペースに集まるのを助けることが分かる。この構成は、従来の光ファイバ分配ハウジングの内部のルーティングスペースを確保し、光ファイバ分配ハウジングの外側の余分なスペースをより効果的に利用する。ファイバ分配ハウジング100の左側及び右側の側壁108の両方は、同様に配置することができる。
図4は、本開示の実施形態による、ラック400に固定され、その前面でルーティングを行う、図1のファイバ分配ハウジング100の概略図である。図4に示すように、ファイバ分配ハウジング100の取付け部材114は、ファイバ分配ハウジング100を固定するためにラック400に取り付けられる。加えて、図1から2Cを用いて上述したように、ユーザは、ファイバ分配筐体100の前方からトレイ118にカセット200を挿入することができる。図4の実施形態におけるファイバ分配ハウジング100は、12層のトレイ118を含み、各トレイ118は少なくとも2つのカセット200を収容することができるので、少なくとも24個のカセット200をファイバ分配ハウジング100に組み込むことができるが、図4には、例示として4個のカセット200のみが示されている。加えて、図2Aから2Cを用いて上述したように、各カセット200は24本の光ファイバを支持することができるので、図4に示すファイバ分配筐体100の前面には、合計576本の光ファイバ又はケーブル402を接続することができる。フレーム400に近接する光ファイバ分配ハウジング100の2つの側壁108は、各々6つのルーティングガイド116を備える。光ファイバケーブル402がアダプタ204から接続された後、光ファイバケーブル402は、両側のルーティングガイド116によってファイバ分配ハウジング100の周りの横方向のスペースに案内することができる。ルーティングガイド116は、光ファイバケーブルのルーティングを容易にする角度を実現するために、側壁108上で回転させることができる。ルーティングガイド116の横方向のルーティング構成は、ファイバ分配ハウジング100の内部のルーティングスペースを確保し、ファイバ分配ハウジング100の外側の余分なスペースを有効に利用する。
当業者は、必要に応じて各側壁108に設けられたルーティングガイド116の数を変更することができる。例えば、トレイ118の各層の垂直方向の位置に応じて、12個のルーティングガイド116を各側壁108に設けることができ、ルーティングガイド116は、トレイ118の各層の両側に設けられるようになっている。
本開示の技術は、ファイバ分配ハウジングの内部でより高いファイバ密度を達成することができる。一例では、図1のファイバ分配ハウジング100は、幅(W)、奥行き(D)、及び高さ(H)がそれぞれ約440mm、300mm、及び6U以下であるファイバ分配ハウジング内に、576本の光ファイバを収容することができる。
上述の実施形態は、例示目的であり、本考案の範囲を限定するものではない。当業者は、その範囲を逸脱することなく、本開示の実施形態に様々な修正及び変更を加えることができる。本開示は、そのような修正及び変更をカバーする。
100 ファイバ分配ハウジング
102 前部ドア
106 ドアラッチ
108 側壁
109 上カバー
110 パンチ
111 下カバー
112 保持特徴部
114 取付け部材
116 ルーティングガイド
118 トレイ
120 レールガイド
122 後部ドア

Claims (10)

  1. 右側の側壁と、
    左側の側壁と、
    前記側壁の各々の上にあり、前記側壁の脇にあるラックに固定されるように構成された取付け部材と、
    を備えるファイバ分配ハウジングであって、
    前記右側の側壁と前記左側の側壁との間には少なくとも1つのトレイが配置されており、前記少なくとも1つのトレイは、少なくとも1つのカセットを収容するように構成されており、
    前記少なくとも1つのカセットは、前記少なくとも1つのカセットの中に少なくとも1つの光ファイバケーブルを個別に収容するように構成された、右側の後部開口部及び左側の後部開口部を有することを特徴とする、ファイバ分配ハウジング。
  2. 前記少なくとも1つのカセットは、前記少なくとも1つのカセットから取り外し可能に構成されたスプライスホルダを有する、請求項1に記載のファイバ分配ハウジング。
  3. 前記右側の側壁及び前記左側の側壁のうちの少なくとも一方は、後端部に、少なくとも1つの入口側光ファイバケーブルを光ファイバ分配ハウジングの中にルーティングするように構成された、1又は2以上の保持特徴部を備える、請求項1に記載のファイバ分配ハウジング。
  4. 留め具が、前記少なくとも1つの入口側光ファイバケーブルを少なくとも1つのカセットに固定するために適用される、請求項1に記載のファイバ分配ハウジング。
  5. 前記側壁は、留め具によって前記側壁に沿って前記少なくとも1つの入口側光ファイバケーブルを固定するように構成された1又は2以上のパンチを備える、請求項1に記載のファイバ分配ハウジング。
  6. 前記ファイバ分配ハウジングは、6ラックユニットの高さを有する、請求項1に記載のファイバ分配ハウジング。
  7. 前記少なくとも1つのトレイは、前記ラックの垂直方向に沿って配置された少なくとも12層のトレイを備え、前記トレイの各々は、前記少なくとも1つのカセットのうちの少なくとも2つを保持することができる、請求項3に記載のファイバ分配ハウジング。
  8. 前記1又は2以上の保持特徴部は、前記トレイの各層に基づいて別々の層として、前記少なくとも1つの入口側光ファイバケーブルをルーティングする、請求項7に記載のファイバ分配ハウジング。
  9. 前記右側の側壁及び前記左側の側壁のうちの少なくとも一方は、前端部に、1又は2以上の光ファイバケーブルを前記光ファイバ分配ハウジングから離れるように案内するように構成された1又は2以上のルーティングガイドを備える、請求項1に記載のファイバ分配ハウジング。
  10. 前記少なくとも1つのカセットは、前記少なくとも1つのカセットを前記少なくとも1つのトレイに固定するように構成されたラッチを脇に備える、請求項1に記載のファイバ分配ハウジング。
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