JP2003065454A - 電動式コントロールバルブのストッパ構造 - Google Patents

電動式コントロールバルブのストッパ構造

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JP2003065454A JP2001284809A JP2001284809A JP2003065454A JP 2003065454 A JP2003065454 A JP 2003065454A JP 2001284809 A JP2001284809 A JP 2001284809A JP 2001284809 A JP2001284809 A JP 2001284809A JP 2003065454 A JP2003065454 A JP 2003065454A
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    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】大出力化が要求される場合であっても、いわゆ
る基点出しにかかわる部品がコンパクトになり、正確な
基点出しを長期に亘り維持することが可能であるととも
に、さらには設計変更を少なく抑えることが可能であ
り、ひいては製品の多様化の要求に共通部品で対処する
ことができる電動式コントロールバルブのストッパ構造
を提供する。 【解決手段】 螺旋状案内リング16の下部または上部
に配置された基点出しに係わる下方ストッパ部16cあ
るいは上方ストッパ部16bを、内側に折り曲げて形成
するか、直線状に延ばして形成する、あるいは内側折り
曲げ片を備えた板体を下方ストッパ部とする。また、ス
ライダ40の作動片が螺旋状案内リング16のストッパ
部に当接して移動を停止するときに、スライダ40の他
端がどこにも衝突せず自由端となるように、このスライ
ダ40を螺旋状案内リング16内に装着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調機や冷凍機な
どに組み込まれて、冷媒の流量制御や流路の切換に好ま
しく用いられる電動式コントロールバルブのストッパ構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷凍サイクルの膨張弁などとして、弁閉
時に弁体の動作を機械的に停止させる電動式コントロー
ルバルブが使用されている。このようなコントロールバ
ルブは、パルス信号で弁開度を制御することができると
いった利点があり、様々な分野で用いられている。
【0003】図14は、実公平3−9565号公報に開
示されている従来のコントロールバルブを示したもので
ある。このコントロールバルブでは、コイル8に通電し
てロータ1を回動すると、一端部にニードル状の弁体を
備えた弁軸9が弁座10に接、離動作するよう上下方向
に移動するとともに、螺旋状案内リング4に装着された
スライダ5がロータ1と一体の案内棒7に沿って、回転
運動することにより、スライダ5がロータケース2に固
着された芯棒3の周りを回転する。
【0004】一方、スライダ5は、図15に拡大して示
したように、螺旋状案内リング4の螺旋溝に沿って回転
しながら上下移動するが、棒状の作動片5aが、螺旋状
案内リング4の上下端部に具備されたストッパ部4a、
またはストッパ部4bに当接することにより、上下方向
への移動が停止されている。ここで、電動式コントロー
ルバルブでは、流量を正しく制御するために、弁体がス
ライダ5との関係でどの地点で開弁するか、またどの地
点で閉弁するかを予め定めておくことが必要である。こ
のような、いわゆる基点出しと称される設定は、スライ
ダ5の作動片5aが下方のストッパ部4bに当接したと
き、あるいは作動片5aが上方のストッパ部4aに当接
したときの、いずれかで行なうことができる。
【0005】なお、図14に示したコントロールバルブ
の場合は、スライダ5の作動片5aが下方のストッパ部
4bに当接したときを基点としている。これは、下方ス
トッパ部4bが、芯棒3の下面に形成されたスリ割り内
に挿入されカシメにより固定されているので、強度的に
も強く、基点出しの制度が高いからである。一方、図1
4および図15のコントロールバルブにおいて、作動片
5aが上方のストッパ部4aに当接したときを基点とす
ると、作動片5aは案内棒7の揺れ幅の大きい上方部に
当接するため、案内棒7の変形量が大きくなる。また、
螺旋状案内リング4の自由端部を上方ストッパ部4aと
すると、螺旋状案内リング4のねじり変形が大きくな
り、基点出しの精度が低くなってしまう。
【0006】すなわち、このコントロールバルブでは、
図16に矢印Aで示したように、スライダ5の作動片5
aが、案内棒7に案内されながら螺旋状案内リング4内
を回転しつつ下方向に移動してくると、先行しているス
ライダ5の終端部5bの端面が、螺旋状案内リング4の
ストッパ部4bに衝突して、これによりスライダ5の下
方向への移動が終了することになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
コントロールバルブでは、案内棒7とスライダ5の作動
片5aとは、常に接触状態を維持して回転運動している
ため、図16に示したように、スライダ5の終端部5b
の端面がストッパ4bの側面に衝突したときに、後方の
作動片5aは、回転が停止されるものの、案内棒7から
矢印A方向に回転力を受けている。したがって、スライ
ダ5が図16の位置にあるときに、スライダ5は、作用
反作用の関係で、両端部5a,5bから反対方向の力を
受けている。このときの力Fは、図17に示したよう
に、以下の通りである。
【0008】すなわち、作動片5aと同一直線状にある
スライダの外端部Pから案内棒7までの距離をB、案内
棒7が作動片5aを矢印A方向に押圧する力をWとした
とき、外端部Pにおいて、スライダ5を回転させようと
するモーメント力Fは、 F=B×W の式で表され
る。したがって、この力Fがスライダ5をねじらすこと
になる。
【0009】ここで、特に、今日の空調機、冷凍機など
では、大出力を得るために、大型のモータを用いる要求
がある。その場合は、図14に示した大口径の弁軸9あ
るいは弁体などを移動させなければならないため、案内
棒7に作用する力も大きくなる。その場合、上記モーメ
ント力Fも一層大きくなる。したがって、モータの大出
力化が要求されると、従来のコントロールバルブでは、
スライダ5は下方向への移動を停止するたびに、スライ
ダ5の作動片5aが、環を開く方向に力を受けることに
なる。このように、スライダ5が移動を停止するたびに
環を開く方向の力を受けると、基点出しのタイミングが
次第にずれてくる虞がある。
【0010】さらに、モータの大出力化が要求された場
合は、スライダ5ならびに螺旋状案内リング4などの設
計変更が必要となるため、コスト高を招来する虞もあ
る。本発明は、このような実情に鑑み、大出力化が要求
される場合であっても、いわゆる基点出しにかかわる部
品がこれまで通りの、コンパクトな形状とすることがで
き、変形が少なく、正確な基点出しを長期に亘り維持す
ることが可能であるとともに、さらには設計変更を少な
く抑えることが可能で、ひいては製品の多様化の要求に
共通部品で対処することができる電動式コントロールバ
ルブのストッパ構造を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る電動式コントロールバルブのストッパ構
造は、通電によるロータの回転に伴って上下に移動され
る弁軸の中心軸線上においてケースに一端部が固定され
る芯棒と、環状に巻回された螺旋部の下端部が前記芯棒
の下面に固定された状態で前記芯棒の外側に捲着される
螺旋状案内リングと、環状に略一周巻回された基端部
と、この基端部から外方に延出された棒状の作動片とか
ら構成され、前記螺旋状案内リング内に装着されること
により、螺旋溝に沿って回転しながら軸方向に上下移動
することが可能なスライダと、前記スライダが前記螺旋
状案内リングの螺旋溝に沿って回転しながら下方に移動
するに際し、下方への移動の最終域を規定する下方スト
ッパ部と、前記ロータ上に立設されてこのロータととも
に回転運動を行う案内棒と、から構成される電動式コン
トロールバルブのストッパ構造であって、前記螺旋状案
内リングの前記下端部を、当該螺旋状案内リングの螺旋
部を半径方向に横断するように配置された直線部分と、
この直線部分からさらに内方に折り曲げられた内側折曲
片とから形成することにより、この内側折曲片を前記下
方ストッパ部として構成し、さらに、前記スライダを、
前記螺旋状案内リングの螺旋溝内に装着するに際し、そ
の棒状の作動片を下方に向けた姿勢で装着し、前記案内
棒から前記スライダに伝達される力により、このスライ
ダが前記螺旋状案内リングの螺旋溝内を回転しながら下
方に移動したときに、前記棒状の作動片を前記内側折曲
片からなる下方ストッパ部に当接させて、このスライダ
の下方への移動を停止させるようにしたことを特徴とし
ている。
【0012】また、本発明に係るコントロールバルブの
ストッパ構造は、通電によるロータの回転に伴って上下
に移動される弁軸の中心軸線上においてケースに一端部
が固定される芯棒と、環状に巻回された螺旋部の下端部
が前記芯棒の下面に固定された状態で前記芯棒の外側に
捲着される螺旋状案内リングと、環状に略一周巻回され
た基端部と、この基端部から外方に延出された棒状の作
動片とから構成され、前記螺旋状案内リング内に装着さ
れることにより、螺旋溝に沿って回転しながら軸方向に
上下移動することが可能なスライダと、前記スライダが
前記螺旋状案内リングの螺旋溝に沿って回転しながら下
方に移動するに際し、下方への移動の最終域を規定する
下方ストッパ部と、前記ロータ上に立設されてこのロー
タとともに回転運動を行う案内棒と、から構成される電
動式コントロールバルブのストッパ構造であって、前記
螺旋状案内リングの前記下端部を、当該螺旋状案内リン
グの螺旋部を軸方向に伸ばした部分と、さらにこの軸方
向に伸ばした部分から半径方向に横断するように配置し
た直線部分とから形成することにより、この軸方向に伸
ばした部分を前記下方ストッパ部として構成し、さら
に、前記スライダを、前記螺旋状案内リングの螺旋溝内
に装着するに際し、その棒状の作動片を下方に向けた姿
勢で装着し、前記案内棒から前記スライダに伝達される
力により、このスライダが前記螺旋状案内リングの螺旋
溝内を回転しながら下方に移動したときに、前記棒状の
作動片を前記螺旋部の軸方向に伸ばした部分からなる下
方ストッパ部に当接させて、このスライダの下方への移
動を停止させるようにしたことを特徴としている。
【0013】このような構成の本発明によれば、スライ
ダの棒状の作動片が下方向に移動して螺旋状案内リング
の下方ストッパ部に当接したときには、案内棒からスラ
イダに加えられる力は、スライダの他端が自由端である
ことから、その力がスライダの基端部側に吸収されるこ
とはない。したがって、スライダが変形することはな
い。また、このときにスライダに作用するモーメント力
は、案内棒と内側折曲片までの距離が基準となるため、
小さくなる。したがって、長期間使用しても予め設定し
た基点出しの位置を、高い精度で維持することができ
る。また、スライダの大型化、線径の大型化を抑えるこ
とができる。
【0014】ここで、前記螺旋状案内リングの環状に巻
回された螺旋部の上端部に、前記スライダが前記螺旋状
案内リングの螺旋溝に沿って回転しながら上方に移動す
るに際し、上方への移動の最終域を規定する上方ストッ
パ部を構成することが好ましい。さらに、前記上方スト
ッパ部は、螺旋状案内リングの前記上端部を、前記芯棒
に沿って内側に折り曲げることにより構成することもで
きる。
【0015】また、本発明に係るコントロールバルブの
ストッパ構造は、通電によるロータの回転に伴って上下
に移動される弁軸の中心軸線上においてケースに一端部
が固定される芯棒と、環状に巻回された螺旋部の下端部
が前記芯棒の下面に固定された状態で前記芯棒の外側に
捲着される螺旋状案内リングと、環状に略一周巻回され
た基端部と、この基端部から外方に延出された棒状の作
動片とから構成され、前記螺旋状案内リング部内に装着
されることにより、螺旋溝に沿って回転しながら軸方向
に上下移動することが可能なスライダと、前記スライダ
が前記螺旋状案内リングの螺旋溝に沿って回転しながら
下方に移動するに際し、下方への移動の最終域を規定す
る下方ストッパ部と、前記ロータ上に立設されてこのロ
ータとともに回転運動を行う案内棒と、から構成される
電動式コントロールバルブのストッパ構造であって、前
記螺旋状案内リングの前記下端部を、当該螺旋状案内リ
ングの螺旋部を半径方向に横断するように配置された直
線部分から形成することにより、この直線部分を前記下
方ストッパ部として構成し、さらに、前記スライダを、
前記螺旋状案内リングの螺旋溝内に装着するに際し、そ
の棒状の作動片を下方に向けた姿勢で装着し、前記案内
棒から前記スライダに伝達される力により、このスライ
ダが前記螺旋状案内リングの螺旋溝内を回転しながら下
方に移動したときに、前記棒状の作動片を前記直線部分
からなる下方ストッパ部に重なるように当接させて、こ
のスライダの下方への移動を停止させるようにしたこと
を特徴としている。
【0016】このような構成であれば、スライダの棒状
の作動片が螺旋状案内リングの下方ストッパ部の直線部
分に重なるように当接したときには、案内棒からスライ
ダに加えられる力は、スライダの他端が自由端であるこ
とから、その力がスライダの基端部側に吸収されること
はない。したがって、スライダに変形などが生じること
は少ない。また、スライダに作用するモーメント力も小
さくなる。したがって、長期間使用しても予め設定した
基点出しを、高い精度で維持することができる。
【0017】ここで、前記螺旋状案内リングの環状に巻
回された螺旋部の上端部に、前記スライダが前記螺旋状
案内リングの螺旋溝に沿って回転しながら上方に移動す
るに際し、上方への移動の最終域を規定する上方ストッ
パ部を構成することが好ましい。さらに、前記上方スト
ッパ部は、螺旋状案内リングの前記上端部を、前記芯棒
に沿って内側に折り曲げることにより構成することもで
きる。
【0018】また、本発明に係るコントロールバルブの
ストッパ構造は、通電によるロータの回転に伴って上下
に移動される弁軸の中心軸線上においてケースに一端部
が固定される芯棒と、環状に巻回された螺旋部の下端部
が前記芯棒の下面に固定された状態で前記芯棒の外側に
捲着される螺旋状案内リングと、環状に略一周巻回され
た基端部と、この基端部から外方に延出された棒状の作
動片とから構成され、前記螺旋状案内リング部内に装着
されることにより、螺旋溝に沿って回転しながら軸方向
に上下移動することが可能なスライダと、前記スライダ
が前記螺旋状案内リングの螺旋溝に沿って回転しながら
下方に移動するに際し、下方への移動の最終域を規定す
る下方ストッパ部と、前記ロータ上に立設されてこのロ
ータとともに回転運動を行う案内棒と、から構成される
電動式コントロールバルブのストッパ構造であって、前
記下方ストッパ部を、前記芯棒の下面に一体的に固設さ
れた内側折曲片により構成し、さらに、前記スライダ
を、前記螺旋状案内リングの螺旋溝内に装着するに際
し、その棒状の作動片を下方に向けた姿勢で装着し、前
記案内棒から前記スライダに伝達される力により、この
スライダが前記螺旋状案内リングの螺旋溝内を回転しな
がら下方に移動したときに、前記棒状の作動片を前記内
側折曲片からなる下方ストッパ部に当接させて、このス
ライダの下方への移動を停止させるようにしたことを特
徴としている。
【0019】ここで、前記螺旋状案内リングの環状に巻
回された螺旋部の上端部に、前記スライダが前記螺旋状
案内リングの螺旋溝に沿って回転しながら上方に移動す
るに際し、上方への移動の最終域を規定する上方ストッ
パ部を構成したことが好ましい。さらに、前記上方スト
ッパ部は、螺旋状案内リングの前記上端部を、前記芯棒
に沿って内側に折り曲げることにより構成することもで
きる。
【0020】また、本発明に係るコントロールバルブの
ストッパ構造は、通電によるロータの回転に伴って回転
する芯棒と、環状に巻回された螺旋部の上端部が前記芯
棒の上面に固定された状態で前記芯棒の外側に捲着され
る螺旋状案内リングと、環状に略一周巻回された基端部
と、この基端部から外方に延出された棒状の作動片とか
ら構成され、前記螺旋状案内リング内に装着されること
により、螺旋溝に沿って回転しながら軸方向に上下移動
することが可能なスライダと、前記スライダが前記螺旋
状案内リングの螺旋溝に沿って回転しながら上方に移動
するに際し、上方への移動の最終域を規定する上方スト
ッパ部と、前記芯棒の上方を覆うケースの上面内側に、
前記芯棒の中心軸線からやや離れた位置に垂下した姿勢
で移動不能に固定された固定案内棒と、から構成される
電動式コントロールバルブのストッパ構造であって、前
記螺旋状案内リングの前記上端部を、当該螺旋状案内リ
ングの螺旋部を半径方向に横断するように配置された直
線部分と、この直線部分からさらに内方に折り曲げられ
た内側折曲片とから形成することにより、この内側折曲
片を前記上方ストッパ部として構成し、前記固定案内棒
から前記スライダに伝達される力により、このスライダ
が前記螺旋状案内リングの螺旋溝内を回転しながら上方
に移動したときに、前記棒状の作動片を前記内側折曲片
からなる上方ストッパ部に当接させて、このスライダの
上方への移動を停止させるようにしたことを特徴として
いる。
【0021】また、本発明に係るコントロールバルブの
ストッパ構造は、通電によるロータの回転に伴って回転
する芯棒と、環状に巻回された螺旋部の上端部が前記芯
棒の上面に固定された状態で前記芯棒の外側に捲着され
る螺旋状案内リングと、環状に略一周巻回された基端部
と、この基端部から外方に延出された棒状の作動片とか
ら構成され、前記螺旋状案内リング内に装着されること
により、螺旋溝に沿って回転しながら軸方向に上下移動
することが可能なスライダと、前記スライダが前記螺旋
状案内リングの螺旋溝に沿って回転しながら上方に移動
するに際し、上方への移動の最終域を規定する上方スト
ッパ部と、前記芯棒の上方を覆うケースの上面内側に、
前記芯棒の中心軸線からやや離れた位置に垂下した姿勢
で移動不能に固定された固定案内棒と、から構成される
電動式コントロールバルブのストッパ構造であって、前
記螺旋状案内リングの前記上端部を、当該螺旋状案内リ
ングの螺旋部を軸方向に伸ばした部分と、さらにこの軸
方向に伸ばした部分から半径方向に横断するように配置
した直線部分とから形成することにより、この軸方向に
伸ばした部分を前記上方ストッパ部として構成し、前記
固定案内棒から前記スライダに伝達される力により、こ
のスライダが前記螺旋状案内リングの螺旋溝内を回転し
ながら上方に移動したときに、前記棒状の作動片を前記
螺旋部の軸方向に伸ばした部分からなる上方ストッパ部
に当接させて、このスライダの上方への移動を停止させ
るようにしたことを特徴としている。
【0022】ここで、前記螺旋状案内リングの環状に巻
回された螺旋部の下端部に、前記スライダが前記螺旋状
案内リングの螺旋溝に沿って回転しながら下方に移動す
るに際し、下方への移動の最終域を規定する下方ストッ
パ部を構成することもできる。さらに、前記下方ストッ
パ部は、螺旋状案内リングの前記下端部を、前記芯棒に
沿って内側に折り曲げることにより構成することもでき
る。
【0023】また、本発明に係る電動式コントロールバ
ルブのストッパ構造は、通電によるロータの回転に伴っ
て回転する芯棒と、環状に巻回された螺旋部の上端部が
前記芯棒の上面に固定された状態で前記芯棒の外側に捲
着される螺旋状案内リングと、環状に略一周巻回された
基端部と、この基端部から外方に延出された棒状の作動
片とから構成され、前記螺旋状案内リング内に装着され
ることにより、螺旋溝に沿って回転しながら軸方向に上
下移動することが可能なスライダと、前記スライダが前
記螺旋状案内リングの螺旋溝に沿って回転しながら上方
に移動するに際し、上方への移動の最終域を規定する上
方ストッパ部と、前記芯棒の上方を覆うケースの上面内
側に、前記芯棒の中心軸線からやや離れた位置に垂下し
た姿勢で移動不能に固定された固定案内棒と、から構成
される電動式コントロールバルブのストッパ構造であっ
て、前記螺旋状案内リングの前記上端部を、当該螺旋状
案内リングの螺旋部を半径方向に横断するように配置さ
れた直線部分から形成することにより、この直線部分を
前記上方ストッパ部として構成し、前記固定案内棒から
前記スライダに加えられる力により、このスライダが前
記螺旋状案内リングの螺旋溝内を回転しながら上方向に
移動したときに、前記棒状の作動片を前記直線部分から
なる上方ストッパ部に重なるように当接させて、このス
ライダの上方への移動を停止させるようにしたことを特
徴としている。
【0024】ここで、前記螺旋状案内リングの環状に巻
回された螺旋部の下端部に、前記スライダが前記螺旋状
案内リングの螺旋溝に沿って回転しながら下方に移動す
るに際し、下方への移動の最終域を規定する下方ストッ
パ部を構成することもできる。さらに、前記下方ストッ
パ部は、螺旋状案内リングの前記下端部を、前記芯棒に
沿って内側に折り曲げることにより構成することもでき
る。
【0025】また、本発明に係る電動式コントロールバ
ルブのストッパ構造は、通電によるロータの回転に伴っ
て回転する芯棒と、環状に巻回された螺旋部の上端部が
前記芯棒の上面に固定された状態で前記芯棒の外側に捲
着される螺旋状案内リングと、環状に略一周巻回された
基端部と、この基端部から外方に延出された棒状の作動
片とから構成され、前記螺旋状案内リング内に装着され
ることにより、螺旋溝に沿って回転しながら軸方向に上
下移動することが可能なスライダと、前記スライダが前
記螺旋状案内リングの螺旋溝に沿って回転しながら上方
に移動するに際し、上方への移動の最終域を規定する上
方ストッパ部と、前記芯棒の上方を覆うケースの上面内
側に、前記芯棒の中心軸線からやや離れた位置に垂下し
た姿勢で移動不能に固定された固定案内棒と、から構成
される電動式コントロールバルブのストッパ構造であっ
て、前記上方ストッパ部を、前記芯棒の上面に一体的に
固設された内側折曲片により構成し、前記固定案内棒か
ら前記スライダに加えられる力により、このスライダが
前記螺旋状案内リングの螺旋溝内を回転しながら上方に
移動したときに、前記棒状の作動片を前記内側折曲片か
らなる上方ストッパ部に当接させて、このスライダの上
方への移動を停止させるようにしたことを特徴としてい
る。
【0026】ここで、前記螺旋状案内リングの環状に巻
回された螺旋部の下端部に、前記スライダが前記螺旋状
案内リングの螺旋溝に沿って回転しながら下方に移動す
るに際し、下方への移動の最終域を規定する下方ストッ
パ部を構成することもできる。また、前記下方ストッパ
部は、螺旋状案内リングの前記下端部を、前記芯棒に沿
って内側に折り曲げることにより構成することもでき
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例について説明する。図1は本発明の一実施例に
係るストッパ構造が採用された電動式コントロールバル
ブを示したものである。なお、本明細書においては、理
解を容易にするために、便宜上、図1における紙面の上
方を上側とし、紙面の下方を下側として説明している。
【0028】このコントロールバルブ11では、略キャ
ップ状に形成されたロータケース12の上部内面に、芯
棒14が溶接などにより一体に固着されている。螺旋状
案内リング16は、図2に示したように、環状に巻回さ
れた螺旋部16aと、この螺旋部16aの上端部に設け
られた上方ストッパ部16bと、螺旋部16aの下端部
に設けられた下方ストッパ部16cとからなり、下方ス
トッパ部16cは、螺旋を半径方向に横断するように折
り曲げられた直線部分16dと、この直線部分16dか
らさらに内方に(上方に)折り曲げられた内側折曲片1
6eとから構成されている。なお、螺旋状案内リング1
6の下端に形成された直線部分16dが、芯棒14の下
面に形成されたスリ割り内に挿入され、そのスリ割りが
カシメられることにより、螺旋状案内リング16の抜け
およびその回転が防止されている。
【0029】一方、螺旋状案内リング16の螺旋溝内に
は、図3に示したスライダ40が装着されている。スラ
イダ40は、環状に略一周巻回された基端部40aと、
この基端部40aから外方に延出された棒状の作動片4
0bとからなるもので、このスライダ40は、螺旋状案
内リング16の螺旋溝に沿って回転可能に、かつ回転し
ながら軸方向に上下移動可能に装着されている。
【0030】一方、ロータケース12の内方には、略円
筒状に形成されたロータ18が回転自在に収容され、さ
らにこのロータ18の筒状部分に、弁軸20の先端部が
収容されている。そして、このようなロータ18と弁軸
20との間に、回転運動を直線運動に変換する力変換機
構が構成されている。すなわち、図1に示したように、
ロータ18の内周側には、上面にフランジが形成された
筒状部材22が嵌入され、この筒状部材22は、波ワッ
シャ33とプッシュナット35とにより、ロータ18に
固定されている。一方、筒状部材22の上面には、案内
棒23が立設されている。したがって、コイル25への
通電によりロータ18が回転すると、ロータ18ととも
に筒状部材22が回転し、この筒状部材22とともに案
内棒23が回転することになる。
【0031】一方、筒状部材22の内方には、内周面に
雌ねじが形成された略凸形状の雌ねじ部材24が圧入さ
れ、取り付け金具30を介してこの雌ねじ部材24と筒
状部材22との間に、圧縮コイルバネ26が装着されて
いる。そして、この雌ねじ部材24もロータ18、筒状
部材22とともに一体的に回転する。他方、弁軸20の
外方には、外周面に雄ねじが形成された雄ねじ部材28
が嵌合され、この雄ねじ部材28と雌ねじ部材24と
が、弁軸20の外方で互いに螺合されている。
【0032】なお、図1において、符号30は、弁軸2
0の先端部20aに溶接にて接合された取り付け金具を
示したもので、この取り付け金具30により、雄ねじ部
材28が弁軸20から抜けることが防止されている。さ
らに、図1に示したコントロールバルブ11では、芯棒
14と螺旋状案内リング16とスライダ40とにより、
弁軸20の上下方向への移動域を規定する位置決め装置
Cが構成されている。
【0033】以下に、この位置決め装置Cについて説明
する。すなわち、スライダ40は、棒状の作動片40b
を環状の基端部40aより下方に配置した姿勢(図3に
示した姿勢)で、螺旋状案内リング16内に装着されて
いる。このような姿勢でスライダ40が螺旋状案内リン
グ16内に装着された位置決め装置Cでは、案内棒23
が回転されると、その回転力がスライダ40の作動片4
0bに加えられ、これによりスライダ40が螺旋状案内
リング16の螺旋溝内を回転しながら、上下方向に移動
することになる。また、螺旋状案内リング16の上下両
端部に、螺旋部16aより突出した上方ストッパ部16
bと下方ストッパ部16cとを設けることにより、スラ
イダ40の上下方向への最終移動域を規定することがで
きる。また、スライダ40の移動が停止されれば、これ
と同時に案内棒23の回転が止まるので、弁軸20の上
下方向への移動が停止される。これにより、弁開度が調
整される。
【0034】以下に、位置決め装置Cにおいて、スライ
ダ40が上方から下方に移動する場合の作用について説
明する。この場合、スライダ40は、上方から見て時計
方向に回転している。すなわち、コイル25に通電さ
れ、スライダ40が上方から螺旋状案内リング16の螺
旋溝に沿って、時計方向に回転しながら下方に移動して
くると、芯棒14の下方部においてスライダ40の作動
片40bが、図1および図4に示したように、内側折曲
片16eに衝突することになる。これにより、スライダ
40の下方向への移動が停止する。
【0035】このとき、スライダ40の後方の末端40
cは、図4に示したように、どの部材にも衝突しておら
ず、常に自由端となっているため、スライダ40の末端
40cを含む基端部40aには、無理な力が加えられる
ことはない。このように、本実施例では、スライダ40
の末端40cは自由端で開放されていることにより、末
端40c側に衝突したときの力は僅かしか伝達されない
ので、スライダ40が変形されることはない。すなわ
ち、下方ストッパ部16eに衝突した時の力は、作動片
40bの衝突した部分のみに作用する。
【0036】ここで、スライダ40の作動片40bが下
方の内側折曲片16eに衝突したときに、スライダ40
が案内棒23から受けるモーメント力F'は、図5に示
したように、案内棒23から内側折曲片16eまでの距
離をB'、案内棒23の作動片40bを押圧する力をW
としたとき、 F'=B'×W の式で表される。この力
F'は、B'が螺旋部の径に対して短いことから、従来例
のモーメント力Fに比べてかなり小さい。
【0037】しかも、この力F'が作動片40bに作用
したとしても、スライダ40の末端40cは図4に示し
たように、自由端で開放されているため、上記したよう
にスライダ40に変形が生じることはない。したがっ
て、位置決め装置Cを備えた本実施例のコントロールバ
ルブによれば、長期間使用したとしても、常に安定した
基点出しを行うことができる。
【0038】また、本実施例では、螺旋状案内リング1
6の上端部に設けた上方ストッパ部16bに、図2に示
したように、内側折曲片16fを形成することもでき
る。このような内側折曲片16fを上方ストッパ部16
bとすれば、スライダ40が下方から上方に移動してき
て、その作動片40bを上方ストッパ部16bとしての
内側折曲片16fに当接させれば、上方移動を停止する
ときにも、末端40cは自由端であるため、衝突したと
きの力は、衝突した部分に作用する。したがって、仮に
緊急停止時などを行ったとしても、スライダ40の変形
を防止することができる。これにより、弁開度を正しく
制御することができる。
【0039】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されない。例えば、
上記実施例では、螺旋状案内リング16の上端部に内側
折曲片16fを設けたが、この内側折曲片16fは必ず
しも必要なものではない。例えば、この上端部を螺旋部
16aから直線状に延ばしたものであっても良い。
【0040】また、上記螺旋状案内リング16を、図
6、図7のように構成することができる。すなわち、こ
の螺旋状案内リング16'では、螺旋部16aの下端部
の最終回に相当する部分を螺旋状に巻回するのではな
く、軸方向に伸ばすように延出し、この軸方向に伸ばさ
れた部分16gを上記下方ストッパ部16cとして構成
している。
【0041】このような構成からなる螺旋状案内リング
16'であれば、下方ストッパ部16cの強度をさらに
強くすることができる。したがって、正確な基点出しを
長期にわたり維持することができる。また、上記したス
ライダ40の作動片40bは必ずしも直線状である必要
はなく折曲していても良い。
【0042】図8は本発明の他の実施例によるストッパ
構造で採用された位置決め装置Dの要部を示したもので
ある。この位置決め装置Dでは、螺旋状案内リング16
の下端部が直線部分16dから構成され、この直線部分
16dが下方ストッパ部16cを形成している。すなわ
ち、この実施例では、螺旋状案内リング16の下端部が
内側に折り曲げられていない点で上記実施例と異なって
いる。他の構成は図1のものと同様である。すなわち、
スライダ40の螺旋状案内リング16に対する装着姿勢
も、図1のものと同様で、作動片40bを下方にした姿
勢(図3の姿勢)で、螺旋状案内リング16内に装着さ
れている。
【0043】このような位置決め装置Dが具備されたコ
ントロールバルブによれば、スライダ40が螺旋状案内
リング16の螺旋溝を上方から下方に移動してきて、そ
の作動片40bが下方ストッパ部16cに当接したとき
に、図9に示したように、作動片40bは、直線部分1
6dに重なり合うように当接する。ここで、図9に示し
たように、スライダ40の作動片40bが下方ストッパ
部16cの直線部分16dに衝突したときに、スライダ
40が案内棒23から受けるモーメント力F''は、案内
棒23から衝突地点Eまでの距離をB''、案内棒23が
作動片40bを押圧する力をWとしたとき、F''=B''
×W の式で表される。この力F''も、B''の距離が短
いことから、従来例のモーメント力Fに比べて小さい。
しかも、スライダ40の末端40cは、図8から明らか
なように自由端でどこにも衝突しておらず開放されてい
るため、直線部分16dに当接して下方への移動を停止
した時にスライダ40の基端部40a側に力は伝達され
ず、その力は衝突した地点E付近にのみ作用する。
【0044】よって、本実施例によっても、上記実施例
と同様に、作動片40bが直線部分16dからなるスト
ッパ部16cに当接した時に、大きな力がスライダ40
の基端部40a側に伝わることはない。したがって、ス
ライダ40に変形が生じることはない。よって、常に正
確な基点出しを行うことができる。また、図8の実施例
であっても、前記実施例と同様に、螺旋状案内リング1
6の上端部に図2のような内側折曲片16fを設けれ
ば、この内側折曲片16fを上方ストッパ部16bとし
て機能させることができる。
【0045】さらに、図10(A),(B),(C)に
示したように、芯棒14の下面に内側折曲片42aを備
えた板体42を溶接などで固定設置することもできる。
このような板体42を固定設置すれば、内側折曲片42
aの側面を下方ストッパ部として構成することができ
る。この場合も、図9と同様に、スライダ40に大きな
力が作用せず、かつ末端40cが自由端であるので、ス
ライダ40の変形を防止することができる。
【0046】また、図11に示すような板体80を使用
することもできる。板体80は、底板部81と、この底
板部81の周面から立設された内側折り曲げ片83と、
さらにその側方に立設された一対の突条片82,84と
からなるもので、一対の突条片82,84間には、スリ
ットSが構成されている。このような板体80を使用す
る場合は、同図に示したように、下面に突起15を備え
た芯棒14'と、螺旋部16aの末端16hが若干径外
方側に突出した螺旋状案内リング16'が使用される。
そして、芯棒14'の突起15を円板81に形成された
孔86に差し込むとともに、螺旋状案内リング16'の
末端16hを、スリットS内に差し込めば、これらを互
いに組み付けて、移動不能とすることができる。
【0047】なお、板体80と芯棒14'とは、接着剤
あるいは溶接などで固定しても良い。このような構成か
らなるストッパ構造であっても、上記実施例と同様の作
用効果を奏することができる。一方、本発明は、特開平
10−169821号公報に開示された図12に示した
コントロールバルブのように、シャフト54およびスラ
イダ61が回転し、固定案内棒58が回転しない構成の
コントロールバルブにも適用可能である。
【0048】すなわち、このコントロールバルブ50で
は、螺旋状案内リング52が装着されたシャフト54
は、上記実施例の芯棒14に置き換えられたもので、下
方の図示しない弁軸の延長上に配置されている。また、
このシャフト54は、それ自身回転可能であるととも
に、上下方向に移動可能に構成されている。また、図1
の案内棒23に相当する固定案内棒58は、ロータケー
ス12の蓋体60の下面に、垂下した姿勢で移動不能に
固定されている。
【0049】さらに、この実施例の螺旋状案内リング5
2は、シャフト54の下端面にではなく、上端面に溶接
あるいはスリ割りなどにより、上端部が一体的に固定さ
れている。さらに、このシャフト54とともに一体的に
回動するスライダ61の装着姿勢は、図1のものと同様
であり、作動片61aを上方に、基端部の末端61cを
下方に向けた姿勢で、螺旋状案内リング52内に装着さ
れている。
【0050】このような構成のコントロールバルブ50
では、スライダ61が螺旋状案内リング52の上方位置
で、基点出しが行われるため、螺旋状案内リング52の
上端部が内側に折り曲げられて、ここに内側折曲片52
fが形成されている。これにより、上方ストッパ部で基
点出しを行なうときの衝撃力が小さくされている。さら
に、本実施例では、螺旋状案内リング52の下端部も内
側に折り曲げれて、下方ストッパ部として、ここに内側
折曲片52eが形成されている。しかしながら、図12
のコントロールバルブの場合は、上方ストッパ部との当
接で基点出しが行なわれるため、下方ストッパ部の内側
折曲片52eは、必須のものではない。
【0051】さらに、上方ストッパ部で基点出しを行な
う図12のコントロールバルブ50では、この上方スト
ッパ部を図8に示した下方ストッパ部16cの直線部分
16dのように、直線状に延ばして構成することもでき
る。すなわち、図13に示したように、この上方ストッ
パ部を直線部分52dで構成すれば、上方位置で基点出
しを行う場合に、スライダ61の作動片61aと螺旋状
案内リング52の直線部分52dが直線状に重なるよう
に当接するので、モーメント力が小さくなる。当接した
ときの、スライダ61の末端61cは自由端であるた
め、スライダ61の基端部側に僅かしか力が伝達されな
いので、スライダ61の変形を抑えることができる。
【0052】また、下方端部を内側折曲げ片52eとす
ることもできる。本実施例のコントロールバルブ50の
場合は、図1の場合とは反対に、上方ストッパ部で基点
出しが行われるため、上方向への移動が停止したとき
に、スライダ61に加えられる力を小さくすれば良い。
これにより、基点出しの精度を十分に維持することがで
きる。
【0053】また、このようなコントロールバルブ50
であっても、シャフト54の上端部54aに、図10に
示した内側折曲片42aを備えた板体42を固定設置す
ることにより、この板体42を上方ストッパ部として使
用することができる。あるいは、図6に示した螺旋状案
内リング16'を、図12に示した螺旋状案内リング5
2に代えて使用することもできる。
【0054】以上、本発明の各実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されない。例えば、図1
2に示した場合のように、ロータケース12の天井部
に、蓋体60が配置されていない場合にも勿論、適用可
能である。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るコン
トロールバルブのストッパ構造によれば、スライダが上
下方向に移動して、その作動片が上方ストッパ部あるい
は下方ストッパ部に衝突する際に、スライダに対し、環
の径を開く方向に作用する力は極めて小さい。また、ス
ライダに作用する力も小さい。したがって、スライダの
変形量を小さくすることができる。よって、予め設定し
た正確な基点出しを長期にわたり維持することができ
る。また、仮に、モータの大出力が要求されても、基点
出しに関わる種々の部品が、コンパクトな設計の対応が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係るストッパ構造を
備えた電動式コントロールバルブの断面図である。
【図2】図2は同実施例のストッパ構造で採用された螺
旋状案内リングの斜視図である。
【図3】図3は同実施例で採用されたスライダの斜視図
である。
【図4】図4は図1に示したストッパ構造の作用を示し
たもので、スライダが下方ストッパ部に当接したときの
正面図である。
【図5】図5は図4の下面図である。
【図6】図6は本発明の他の実施例で採用された螺旋状
案内リングの斜視図である。
【図7】図7は図6に示した螺旋状案内リングにスライ
ダが当接するときの正面図である。
【図8】図8は本発明のさらに他の実施例によるストッ
パ構造の要部を示した正面図である。
【図9】図9は、図8に示したストッパ構造の作用を示
すもので、図8の下面図である。
【図10】図10(A)は、本発明のさらに他の実施例
によるストッパ構造の要部を示した正面図、図10
(B)は図10(A)の下面図、図10(C)は図10
(A)の上面図である。
【図11】図11は、本発明のさらに他の実施例により
ストッパ構造の要部を分解して示す斜視図である。
【図12】図12は、他のコントロールバルブに適用さ
れた、他の実施例によるストッパ構造の要部断面図であ
る。
【図13】図13は、図12と同タイプのコントロール
バルブにおいて、さらに他の実施例によるストッパ構造
の要部を示した正面図である。
【図14】図14は従来のコントロールバルブの一例を
示した断面図である。
【図15】図15は、図14の一部を拡大して示した断
面図である。
【図16】図16は、従来のコントロールバルブが下方
ストッパ部に当接したときの正面図である。
【図17】図17は、図16の下面図である。
【符号の説明】
11 コントロールバルブ 12 ケース 14 芯棒 16 螺旋状案内リング 16a 螺旋部 16b 上方ストッパ部 16c 下方ストッパ部 16d 直線部分 16e 内側折曲片 16f 内側折曲片 16g 軸方向に伸ばした部分 18 ロータ 23 案内棒 25 コイル 40 スライダ 40a 基端部 40b 作動片 40c 末端 50 コントロールバルブ 52 螺旋状案内リング 52d 直線部分 52e 内側折曲片 52f 内側折曲片 54 シャフト 61 スライダ 61a 作動片 61c 末端 C,D 位置決め装置
フロントページの続き (72)発明者 小 林 康 志 埼玉県狭山市笹井535 株式会社鷺宮製作 所狭山事業所内 (72)発明者 坂 本 透 埼玉県狭山市笹井535 株式会社鷺宮製作 所狭山事業所内 Fターム(参考) 3H062 AA02 AA12 AA13 AA15 BB30 CC02 EE08 HH04 HH08 HH09

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電によるロータの回転に伴って上下に
    移動される弁軸の中心軸線上においてケースに一端部が
    固定される芯棒と、 環状に巻回された螺旋部の下端部が前記芯棒の下面に固
    定された状態で前記芯棒の外側に捲着される螺旋状案内
    リングと、 環状に略一周巻回された基端部と、この基端部から外方
    に延出された棒状の作動片とから構成され、前記螺旋状
    案内リング内に装着されることにより、螺旋溝に沿って
    回転しながら軸方向に上下移動することが可能なスライ
    ダと、 前記スライダが前記螺旋状案内リングの螺旋溝に沿って
    回転しながら下方に移動するに際し、下方への移動の最
    終域を規定する下方ストッパ部と、 前記ロータ上に立設されてこのロータとともに回転運動
    を行う案内棒と、から構成される電動式コントロールバ
    ルブのストッパ構造であって、 前記螺旋状案内リングの前記下端部を、当該螺旋状案内
    リングの螺旋部を半径方向に横断するように配置された
    直線部分と、この直線部分からさらに内方に折り曲げら
    れた内側折曲片とから形成することにより、この内側折
    曲片を前記下方ストッパ部として構成し、 さらに、前記スライダを、前記螺旋状案内リングの螺旋
    溝内に装着するに際し、その棒状の作動片を下方に向け
    た姿勢で装着し、 前記案内棒から前記スライダに伝達される力により、こ
    のスライダが前記螺旋状案内リングの螺旋溝内を回転し
    ながら下方に移動したときに、前記棒状の作動片を前記
    内側折曲片からなる下方ストッパ部に当接させて、この
    スライダの下方への移動を停止させるようにしたことを
    特徴とする電動式コントロールバルブのストッパ構造。
  2. 【請求項2】 前記螺旋状案内リングの環状に巻回され
    た螺旋部の上端部に、前記スライダが前記螺旋状案内リ
    ングの螺旋溝に沿って回転しながら上方に移動するに際
    し、上方への移動の最終域を規定する上方ストッパ部を
    構成したことを特徴とする請求項1に記載の電動式コン
    トロールバルブのストッパ構造。
  3. 【請求項3】 前記上方ストッパ部は、螺旋状案内リン
    グの前記上端部を、前記芯棒に沿って内側に折り曲げる
    ことにより構成したことを特徴とする請求項2に記載の
    電動式コントロールバルブのストッパ構造。
  4. 【請求項4】 通電によるロータの回転に伴って上下に
    移動される弁軸の中心軸線上においてケースに一端部が
    固定される芯棒と、 環状に巻回された螺旋部の下端部が前記芯棒の下面に固
    定された状態で前記芯棒の外側に捲着される螺旋状案内
    リングと、 環状に略一周巻回された基端部と、この基端部から外方
    に延出された棒状の作動片とから構成され、前記螺旋状
    案内リング内に装着されることにより、螺旋溝に沿って
    回転しながら軸方向に上下移動することが可能なスライ
    ダと、 前記スライダが前記螺旋状案内リングの螺旋溝に沿って
    回転しながら下方に移動するに際し、下方への移動の最
    終域を規定する下方ストッパ部と、 前記ロータ上に立設されてこのロータとともに回転運動
    を行う案内棒と、から構成される電動式コントロールバ
    ルブのストッパ構造であって、 前記螺旋状案内リングの前記下端部を、当該螺旋状案内
    リングの螺旋部を軸方向に伸ばした部分と、さらにこの
    軸方向に伸ばした部分から半径方向に横断するように配
    置した直線部分とから形成することにより、この軸方向
    に伸ばした部分を前記下方ストッパ部として構成し、 さらに、前記スライダを、前記螺旋状案内リングの螺旋
    溝内に装着するに際し、その棒状の作動片を下方に向け
    た姿勢で装着し、 前記案内棒から前記スライダに伝達される力により、こ
    のスライダが前記螺旋状案内リングの螺旋溝内を回転し
    ながら下方に移動したときに、前記棒状の作動片を前記
    螺旋部の軸方向に伸ばした部分からなる下方ストッパ部
    に当接させて、このスライダの下方への移動を停止させ
    るようにしたことを特徴とする電動式コントロールバル
    ブのストッパ構造。
  5. 【請求項5】 前記螺旋状案内リングの環状に巻回され
    た螺旋部の上端部に、前記スライダが前記螺旋状案内リ
    ングの螺旋溝に沿って回転しながら上方に移動するに際
    し、上方への移動の最終域を規定する上方ストッパ部を
    構成したことを特徴とする請求項4に記載の電動式コン
    トロールバルブのストッパ構造。
  6. 【請求項6】 前記上方ストッパ部は、螺旋状案内リン
    グの前記上端部を、前記芯棒に沿って内側に折り曲げる
    ことにより構成したことを特徴とする請求項5に記載の
    電動式コントロールバルブのストッパ構造。
  7. 【請求項7】 通電によるロータの回転に伴って上下に
    移動される弁軸の中心軸線上においてケースに一端部が
    固定される芯棒と、 環状に巻回された螺旋部の下端部が前記芯棒の下面に固
    定された状態で前記芯棒の外側に捲着される螺旋状案内
    リングと、 環状に略一周巻回された基端部と、この基端部から外方
    に延出された棒状の作動片とから構成され、前記螺旋状
    案内リング部内に装着されることにより、螺旋溝に沿っ
    て回転しながら軸方向に上下移動することが可能なスラ
    イダと、 前記スライダが前記螺旋状案内リングの螺旋溝に沿って
    回転しながら下方に移動するに際し、下方への移動の最
    終域を規定する下方ストッパ部と、 前記ロータ上に立設されてこのロータとともに回転運動
    を行う案内棒と、から構成される電動式コントロールバ
    ルブのストッパ構造であって、 前記螺旋状案内リングの前記下端部を、当該螺旋状案内
    リングの螺旋部を半径方向に横断するように配置された
    直線部分から形成することにより、この直線部分を前記
    下方ストッパ部として構成し、 さらに、前記スライダを、前記螺旋状案内リングの螺旋
    溝内に装着するに際し、その棒状の作動片を下方に向け
    た姿勢で装着し、 前記案内棒から前記スライダに伝達される力により、こ
    のスライダが前記螺旋状案内リングの螺旋溝内を回転し
    ながら下方に移動したときに、前記棒状の作動片を前記
    直線部分からなる下方ストッパ部に重なるように当接さ
    せて、このスライダの下方への移動を停止させるように
    したことを特徴とする電動式コントロールバルブのスト
    ッパ構造。
  8. 【請求項8】 前記螺旋状案内リングの環状に巻回され
    た螺旋部の上端部に、前記スライダが前記螺旋状案内リ
    ングの螺旋溝に沿って回転しながら上方に移動するに際
    し、上方への移動の最終域を規定する上方ストッパ部を
    構成したことを特徴とする請求項7に記載の電動式コン
    トロールバルブのストッパ構造。
  9. 【請求項9】 前記上方ストッパ部は、螺旋状案内リン
    グの前記上端部を、前記芯棒に沿って内側に折り曲げる
    ことにより構成したことを特徴とする請求項請求項8に
    記載の電動式コントロールバルブのストッパ構造。
  10. 【請求項10】 通電によるロータの回転に伴って上下
    に移動される弁軸の中心軸線上においてケースに一端部
    が固定される芯棒と、 環状に巻回された螺旋部の下端部が前記芯棒の下面に固
    定された状態で前記芯棒の外側に捲着される螺旋状案内
    リングと、 環状に略一周巻回された基端部と、この基端部から外方
    に延出された棒状の作動片とから構成され、前記螺旋状
    案内リング部内に装着されることにより、螺旋溝に沿っ
    て回転しながら軸方向に上下移動することが可能なスラ
    イダと、 前記スライダが前記螺旋状案内リングの螺旋溝に沿って
    回転しながら下方に移動するに際し、下方への移動の最
    終域を規定する下方ストッパ部と、 前記ロータ上に立設されてこのロータとともに回転運動
    を行う案内棒と、から構成される電動式コントロールバ
    ルブのストッパ構造であって、 前記下方ストッパ部を、前記芯棒の下面に一体的に固設
    された内側折曲片により構成し、 さらに、前記スライダを、前記螺旋状案内リングの螺旋
    溝内に装着するに際し、その棒状の作動片を下方に向け
    た姿勢で装着し、 前記案内棒から前記スライダに伝達される力により、こ
    のスライダが前記螺旋状案内リングの螺旋溝内を回転し
    ながら下方に移動したときに、前記棒状の作動片を前記
    内側折曲片からなる下方ストッパ部に当接させて、この
    スライダの下方への移動を停止させるようにしたことを
    特徴とする電動式コントロールバルブのストッパ構造。
  11. 【請求項11】 前記螺旋状案内リングの環状に巻回さ
    れた螺旋部の上端部に、前記スライダが前記螺旋状案内
    リングの螺旋溝に沿って回転しながら上方に移動するに
    際し、上方への移動の最終域を規定する上方ストッパ部
    を構成したことを特徴とする請求項10に記載の電動式
    コントロールバルブのストッパ構造。
  12. 【請求項12】 前記上方ストッパ部は、螺旋状案内リ
    ングの前記上端部を、前記芯棒に沿って内側に折り曲げ
    ることにより構成したことを特徴とする請求項11に記
    載の電動式コントロールバルブのストッパ構造。
  13. 【請求項13】 通電によるロータの回転に伴って回転
    する芯棒と、 環状に巻回された螺旋部の上端部が前記芯棒の上面に固
    定された状態で前記芯棒の外側に捲着される螺旋状案内
    リングと、 環状に略一周巻回された基端部と、この基端部から外方
    に延出された棒状の作動片とから構成され、前記螺旋状
    案内リング内に装着されることにより、螺旋溝に沿って
    回転しながら軸方向に上下移動することが可能なスライ
    ダと、 前記スライダが前記螺旋状案内リングの螺旋溝に沿って
    回転しながら上方に移動するに際し、上方への移動の最
    終域を規定する上方ストッパ部と、 前記芯棒の上方を覆うケースの上面内側に、前記芯棒の
    中心軸線からやや離れた位置に垂下した姿勢で移動不能
    に固定された固定案内棒と、から構成される電動式コン
    トロールバルブのストッパ構造であって、 前記螺旋状案内リングの前記上端部を、当該螺旋状案内
    リングの螺旋部を半径方向に横断するように配置された
    直線部分と、この直線部分からさらに内方に折り曲げら
    れた内側折曲片とから形成することにより、この内側折
    曲片を前記上方ストッパ部として構成し、 前記固定案内棒から前記スライダに伝達される力によ
    り、このスライダが前記螺旋状案内リングの螺旋溝内を
    回転しながら上方に移動したときに、前記棒状の作動片
    を前記内側折曲片からなる上方ストッパ部に当接させ
    て、このスライダの上方への移動を停止させるようにし
    たことを特徴とする電動式コントロールバルブのストッ
    パ構造。
  14. 【請求項14】 前記螺旋状案内リングの環状に巻回さ
    れた螺旋部の下端部に、前記スライダが前記螺旋状案内
    リングの螺旋溝に沿って回転しながら下方に移動するに
    際し、下方への移動の最終域を規定する下方ストッパ部
    を構成したことを特徴とする請求項13に記載の電動式
    コントロールバルブのストッパ構造。
  15. 【請求項15】 前記下方ストッパ部は、螺旋状案内リ
    ングの前記下端部を、前記芯棒に沿って内側に折り曲げ
    ることにより構成したことを特徴とする請求項14に記
    載の電動式コントロールバルブのストッパ構造。
  16. 【請求項16】 通電によるロータの回転に伴って回転
    する芯棒と、 環状に巻回された螺旋部の上端部が前記芯棒の上面に固
    定された状態で前記芯棒の外側に捲着される螺旋状案内
    リングと、 環状に略一周巻回された基端部と、この基端部から外方
    に延出された棒状の作動片とから構成され、前記螺旋状
    案内リング内に装着されることにより、螺旋溝に沿って
    回転しながら軸方向に上下移動することが可能なスライ
    ダと、 前記スライダが前記螺旋状案内リングの螺旋溝に沿って
    回転しながら上方に移動するに際し、上方への移動の最
    終域を規定する上方ストッパ部と、 前記芯棒の上方を覆うケースの上面内側に、前記芯棒の
    中心軸線からやや離れた位置に垂下した姿勢で移動不能
    に固定された固定案内棒と、から構成される電動式コン
    トロールバルブのストッパ構造であって、 前記螺旋状案内リングの前記上端部を、当該螺旋状案内
    リングの螺旋部を軸方向に伸ばした部分と、さらにこの
    軸方向に伸ばした部分から半径方向に横断するように配
    置した直線部分とから形成することにより、この軸方向
    に伸ばした部分を前記上方ストッパ部として構成し、 前記固定案内棒から前記スライダに伝達される力によ
    り、このスライダが前記螺旋状案内リングの螺旋溝内を
    回転しながら上方に移動したときに、前記棒状の作動片
    を前記螺旋部の軸方向に伸ばした部分からなる上方スト
    ッパ部に当接させて、このスライダの上方への移動を停
    止させるようにしたことを特徴とする電動式コントロー
    ルバルブのストッパ構造。
  17. 【請求項17】 前記螺旋状案内リングの環状に巻回さ
    れた螺旋部の下端部に、前記スライダが前記螺旋状案内
    リングの螺旋溝に沿って回転しながら下方に移動するに
    際し、下方への移動の最終域を規定する下方ストッパ部
    を構成したことを特徴とする請求項16に記載の電動式
    コントロールバルブのストッパ構造。
  18. 【請求項18】 前記下方ストッパ部は、螺旋状案内リ
    ングの前記下端部を、前記芯棒に沿って内側に折り曲げ
    ることにより構成したことを特徴とする請求項請求項1
    7に記載の電動式コントロールバルブのストッパ構造。
  19. 【請求項19】 通電によるロータの回転に伴って回転
    する芯棒と、 環状に巻回された螺旋部の上端部が前記芯棒の上面に固
    定された状態で前記芯棒の外側に捲着される螺旋状案内
    リングと、 環状に略一周巻回された基端部と、この基端部から外方
    に延出された棒状の作動片とから構成され、前記螺旋状
    案内リング内に装着されることにより、螺旋溝に沿って
    回転しながら軸方向に上下移動することが可能なスライ
    ダと、 前記スライダが前記螺旋状案内リングの螺旋溝に沿って
    回転しながら上方に移動するに際し、上方への移動の最
    終域を規定する上方ストッパ部と、 前記芯棒の上方を覆うケースの上面内側に、前記芯棒の
    中心軸線からやや離れた位置に垂下した姿勢で移動不能
    に固定された固定案内棒と、から構成される電動式コン
    トロールバルブのストッパ構造であって、 前記螺旋状案内リングの前記上端部を、当該螺旋状案内
    リングの螺旋部を半径方向に横断するように配置された
    直線部分から形成することにより、この直線部分を前記
    上方ストッパ部として構成し、 前記固定案内棒から前記スライダに加えられる力によ
    り、このスライダが前記螺旋状案内リングの螺旋溝内を
    回転しながら上方向に移動したときに、前記棒状の作動
    片を前記直線部分からなる上方ストッパ部に重なるよう
    に当接させて、このスライダの上方への移動を停止させ
    るようにしたことを特徴とする電動式コントロールバル
    ブのストッパ構造。
  20. 【請求項20】 前記螺旋状案内リングの環状に巻回さ
    れた螺旋部の下端部に、前記スライダが前記螺旋状案内
    リングの螺旋溝に沿って回転しながら下方に移動するに
    際し、下方への移動の最終域を規定する下方ストッパ部
    を構成したことを特徴とする請求項19に記載の電動式
    コントロールバルブのストッパ構造。
  21. 【請求項21】 前記下方ストッパ部は、螺旋状案内リ
    ングの前記下端部を、前記芯棒に沿って内側に折り曲げ
    ることにより構成したことを特徴とする請求項20に記
    載の電動式コントロールバルブのストッパ構造。
  22. 【請求項22】 通電によるロータの回転に伴って回転
    する芯棒と、 環状に巻回された螺旋部の上端部が前記芯棒の上面に固
    定された状態で前記芯棒の外側に捲着される螺旋状案内
    リングと、 環状に略一周巻回された基端部と、この基端部から外方
    に延出された棒状の作動片とから構成され、前記螺旋状
    案内リング内に装着されることにより、螺旋溝に沿って
    回転しながら軸方向に上下移動することが可能なスライ
    ダと、 前記スライダが前記螺旋状案内リングの螺旋溝に沿って
    回転しながら上方に移動するに際し、上方への移動の最
    終域を規定する上方ストッパ部と、 前記芯棒の上方を覆うケースの上面内側に、前記芯棒の
    中心軸線からやや離れた位置に垂下した姿勢で移動不能
    に固定された固定案内棒と、から構成される電動式コン
    トロールバルブのストッパ構造であって、 前記上方ストッパ部を、前記芯棒の上面に一体的に固設
    された内側折曲片により構成し、 前記固定案内棒から前記スライダに加えられる力によ
    り、このスライダが前記螺旋状案内リングの螺旋溝内を
    回転しながら上方に移動したときに、前記棒状の作動片
    を前記内側折曲片からなる上方ストッパ部に当接させ
    て、このスライダの上方への移動を停止させるようにし
    たことを特徴とする電動式コントロールバルブのストッ
    パ構造。
  23. 【請求項23】 前記螺旋状案内リングの環状に巻回さ
    れた螺旋部の下端部に、前記スライダが前記螺旋状案内
    リングの螺旋溝に沿って回転しながら下方に移動するに
    際し、下方への移動の最終域を規定する下方ストッパ部
    を構成したことを特徴とする請求項22に記載の電動式
    コントロールバルブのストッパ構造。
  24. 【請求項24】 前記下方ストッパ部は、螺旋状案内リ
    ングの前記下端部を、前記芯棒に沿って内側に折り曲げ
    ることにより構成したことを特徴とする請求項23に記
    載の電動式コントロールバルブのストッパ構造。
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