JP2003065179A - ばねスリーブ及び該ばねスリーブを製作するための方法 - Google Patents

ばねスリーブ及び該ばねスリーブを製作するための方法

Info

Publication number
JP2003065179A
JP2003065179A JP2002236898A JP2002236898A JP2003065179A JP 2003065179 A JP2003065179 A JP 2003065179A JP 2002236898 A JP2002236898 A JP 2002236898A JP 2002236898 A JP2002236898 A JP 2002236898A JP 2003065179 A JP2003065179 A JP 2003065179A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring sleeve
centering collar
spring
piston
sleeve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2002236898A
Other languages
English (en)
Inventor
Dietmar Schmieder
シュミーダー ディートマー
Uwe Bruetsch
ブリュッチュ ウーヴェ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Robert Bosch GmbH filed Critical Robert Bosch GmbH
Publication of JP2003065179A publication Critical patent/JP2003065179A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M61/00Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
    • F02M61/16Details not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M61/02 - F02M61/14
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M47/00Fuel-injection apparatus operated cyclically with fuel-injection valves actuated by fluid pressure
    • F02M47/02Fuel-injection apparatus operated cyclically with fuel-injection valves actuated by fluid pressure of accumulator-injector type, i.e. having fuel pressure of accumulator tending to open, and fuel pressure in other chamber tending to close, injection valves and having means for periodically releasing that closing pressure
    • F02M47/027Electrically actuated valves draining the chamber to release the closing pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M63/00Other fuel-injection apparatus having pertinent characteristics not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00; Details, component parts, or accessories of fuel-injection apparatus, not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M39/00 - F02M61/00 or F02M67/00; Combination of fuel pump with other devices, e.g. lubricating oil pump
    • F02M63/0012Valves
    • F02M63/0014Valves characterised by the valve actuating means
    • F02M63/0015Valves characterised by the valve actuating means electrical, e.g. using solenoid
    • F02M63/0026Valves characterised by the valve actuating means electrical, e.g. using solenoid using piezoelectric or magnetostrictive actuators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F1/00Springs
    • F16F1/02Springs made of steel or other material having low internal friction; Wound, torsion, leaf, cup, ring or the like springs, the material of the spring not being relevant
    • F16F1/025Springs made of steel or other material having low internal friction; Wound, torsion, leaf, cup, ring or the like springs, the material of the spring not being relevant characterised by having a particular shape
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F1/00Springs
    • F16F1/02Springs made of steel or other material having low internal friction; Wound, torsion, leaf, cup, ring or the like springs, the material of the spring not being relevant
    • F16F1/025Springs made of steel or other material having low internal friction; Wound, torsion, leaf, cup, ring or the like springs, the material of the spring not being relevant characterised by having a particular shape
    • F16F1/028Springs made of steel or other material having low internal friction; Wound, torsion, leaf, cup, ring or the like springs, the material of the spring not being relevant characterised by having a particular shape cylindrical, with radial openings
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N30/00Piezoelectric or electrostrictive devices
    • H10N30/80Constructional details
    • H10N30/88Mounts; Supports; Enclosures; Casings
    • H10N30/886Mechanical prestressing means, e.g. springs

Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な真円度を有する中空円筒体として形成
可能であって、小さな構成スペースしか必要としないば
ねスリーブを提供する。 【解決手段】 ばねスリーブ8が一体の深絞り加工部分
として形成されており、この少なくともほぼ中空円筒状
の一体の深絞り加工部分が、その全周及び全長にわたっ
て分配された複数の切欠きを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に液体を制御す
るための弁に設けられた圧電式のアクチュエータ、つま
りピエゾアクチュエータにプリストレス、つまり予荷重
をかけるためのばねスリーブであって、該ばねスリーブ
が、少なくともほぼ中空円筒状の物体として形成されて
いて、その全周及び全長にわたって分配されて配置され
た複数の切欠きを備えている形式のものに関する。さら
に本発明は、このような形式のばねスリーブを製作する
ための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】圧電式のアクチュエータ、つまりピエゾ
アクチュエータを備えた燃料噴射弁では、燃料噴射弁を
起動制御するために、ピエゾアクチュエータに電圧が印
加され、これによりピエゾアクチュエータは、圧電セラ
ミックスの持つ公知の物理的効果に基づき急速に伸張
し、そして弁座から弁閉鎖部分を持ち上げる。ピエゾア
クチュエータは、この時に加速されるある程度の慣性質
量を有している。印加された電圧が減じられても、ピエ
ゾアクチュエータの慣性質量は加速度及び慣性に基づい
て、引き続き軸方向の膨張方向へ運動しようと努める。
制御速度に関連して、ピエゾアクチュエータ内には、加
速度及び電圧の減少に基づいて引張力が形成され、この
引張力は、所定の値を超えると、ピエゾアクチュエータ
の破損、特にピエゾアクチュエータの個々の層の間のろ
う接結合部に亀裂を発生させる。
【0003】このような破損を避けるために、最近では
ばねスリーブを用いてピエゾアクチュエータに軸方向の
プリストレス若しくは予荷重をかける手段が講じられて
いる。このようなばねスリーブは、例えばドイツ連邦共
和国特許公開第3844134号明細書にも記載されて
いる。
【0004】実際の構成では、プレート状の材料から製
作されるばねスリーブが知られている。この場合、まず
少なくともほぼ円筒状の物体の外周面が形成され、そし
てこの外周面に切欠きが打ち抜かれる。引き続き、この
プレート状の成形体は、この成形体を丸く曲げることよ
って、少なくともほぼ円筒状の形状にもたらされ、次い
で外周面の両端部の突き合わせ部で長手方向溶接によっ
て結合される。さらに引き続き、ばねスリーブの平らな
当付け面を形成するために、この中空円筒状の構成部分
の両端面が加工される。
【0005】液体を制御するための弁のピエゾアクチュ
エータにプリストレス若しくは予荷重をかけるために、
ばねスリーブはそれぞれ制御弁の2つのピストンに対し
て同軸的に配置されている。ばねスリーブとピストンと
の間には、押圧体が配置されており、この押圧体内には
両ピストンが軸方向に摺動可能に案内されている。ばね
スリーブは、押圧体に設けられた段部と、両ピストンの
いずれか一方のピストンに設けられた別の段部との間に
組み込まれている。
【0006】ばねスリーブは、それぞれその加工された
端面で、押圧体の段部とピストンの別の段部とに接触し
ており、この場合、燃料噴射弁のケーシング内における
ばねスリーブの半径方向の位置調整は、押圧体の外面に
設けられたセンタリングつばを介して行われる。
【0007】しかし、このような実際に公知のばねスリ
ーブは、ばねスリーブの剛性が各長手方向溶接シームに
よって減じられてしまうという欠点を有している。従っ
て、このような溶接されたばねスリーブは、低い強度し
か有しておらず、場合によっては燃料噴射弁の作動中に
溶接シームの領域で屈曲するか、若しくは膨出してしま
う恐れがある。
【0008】ピエゾアクチュエータにプレストレスをか
けるために必要となる軸方向力、ひいてはばねスリーブ
に作用する軸方向力は、ばねスリーブの肉厚さ若しくは
金属薄板厚さを増大させることによって、ばねスリーブ
の変形なしに加えられ得るようになる。しかし、この手
段は次のような不都合を招いてしまう。即ち、制御弁ケ
ーシング内に存在する制限された半径方向の構成スペー
スに基づき、押圧体の肉厚さが減じられなければならな
くなり、このことにより、作動中に燃料噴射弁に発生す
る高い作動圧を受けて、押圧体の拡開が生じる恐れがあ
る。このような拡開により、制御弁内の、両ピストンの
間に配置された液圧室からの好ましくない高い漏れ流が
生ぜしめられる。
【0009】さらに、ばねスリーブが両側で軸方向に加
工されることにより、高い製作コストが生ぜしめられる
ことも不都合である。さらに曲げ加工による丸めでは、
ばねスリーブの不十分な円筒形状しか達成されない。何
故ならば、最初はプレート状である外周面は各切欠きの
間に形成されたウェブを備えているので、その不均一性
に基づき曲げ加工による丸めの際にこの外周面を所望の
円形状若しくは円筒形状にもたらすことが不可能となる
からである。それどころか最終形状は多角形に相当して
おり、このような多角形は燃料噴射弁のケーシング内で
著しく大きな構成スペースを必要とする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、冒頭で述べた形式のばねスリーブを改良して、良好
な真円度を有する中空円筒体として形成可能であって、
ひいては小さな構成スペースしか必要としないばねスリ
ーブを提供することである。
【0011】さらに本発明の課題は、このようなばねス
リーブを製作するために適した方法を提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のばねスリーブの構成では、当該ばねスリーブ
が一体の深絞り加工部分として形成されているようにし
た。さらに上記課題を解決するために本発明の方法で
は、少なくともほぼ中空円筒状の一体の物体を深絞り加
工により形成し、引き続き、ばねスリーブの全周及び全
長にわたって分配された複数の切欠きを加工成形するよ
うにした。
【0013】
【発明の効果】本発明によるばねスリーブは、このばね
スリーブが、良好な真円度を有する中空円筒状の物体と
して形成可能であり、ひいては極めて小さな構成スペー
スしか必要としないという利点を有している。さらに、
ばねスリーブの肉厚さを、実際に使用されている公知の
溶接されたばねスリーブに比べて、同じ高さの負荷の場
合に、ばねスリーブの変形を甘受することなしに減少さ
せることができるので有利である。
【0014】このことは、ばねスリーブが、同じ肉厚さ
で高い負荷を受けた場合にばねスリーブの膨出という不
都合を招く恐れのある長手方向溶接シームなしに製作さ
れるワンピースの、つまり一体の深絞り加工部分として
形成されていることによって達成される。
【0015】肉厚さの減少により、次のような利点が得
られる。即ち、ばねスリーブの減じられた所要構成スペ
ースに基づき、燃料噴射弁の押圧体の肉厚さを増大させ
ることが可能となり、このことは、よく知られているよ
うに燃料噴射弁における長さ補償のために設けられてい
る液圧室からの漏れ流を最小限に抑える。
【0016】ばねスリーブを製作するための本発明によ
る方法は、小さな構成スペースしか必要としないと同時
に高い強度を有するばねスリーブが、簡単にかつ廉価に
製作可能となるという利点を有している。
【0017】ばねスリーブが、少なくともほぼ中空円筒
状の一体の物体として深絞り加工により形成され、引き
続き、この物体の全周及び全長にわたって分配された複
数の切欠きが外周面に加工成形されると、ばねスリーブ
の小さな肉厚さにおいて高い強度が達成され、さらにば
ねスリーブは良好な真円度を有している。これによっ
て、所要構成スペースが減じられるので有利である。
【0018】さらに、本発明による方法は、本発明によ
る方法により製作されたばねスリーブにおいては、コス
トのかかる後加工ステップが必要とならないという利点
を有している。
【0019】本発明の対象のさらに別の利点及び有利な
構成は、発明の実施の形態並びに請求項2〜請求項6若
しくは請求項8以下に記載されている。
【0020】
【発明の実施の形態】次に図面を参照しながら、本発明
によるばねスリーブの2つの実施例について詳説する。
【0021】図1に示されている実施例は、液体を制御
するための弁若しくは自動車の内燃機関のための燃料噴
射弁1に設けられた本発明によるばねスリーブ8を示し
ている。この実施例では、この燃料噴射弁1が、ディー
ゼル燃料を噴射するためのコモンレールインジェクタと
して形成されている。
【0022】噴射開始と噴射時間と噴射量とを燃料噴射
弁1における力特性により調節するためには、アクチュ
エータベース2が、圧電式のアクチュエータ、つまりピ
エゾアクチュエータ3として形成された圧電式のユニッ
トを介して制御される。この圧電式のユニットは、アク
チュエータベース2の、弁制御室及び燃焼室とは反対の
側に配置されている。使用されるピエゾアクチュエータ
3は、汎用の形式で圧電セラミックス製の複数の層から
構築されている。
【0023】アクチュエータベース2の、ピエゾアクチ
ュエータ3とは反対の側では、上側のピストン若しくは
第1のピストン4が押圧体5内に配置されている。この
第1のピストン4には、下側のピストン若しくは第2の
ピストン6が続いており、この第2のピストン6は同じ
く押圧体5内に軸方向で可動に案内されている。
【0024】両ピストン4,6は、液圧的な変換装置を
用いて互いに連結されている。この液圧的な変換装置
は、ピエゾアクチュエータ3の変位を第1のピストン4
から第2のピストン6に伝達する液圧室7として形成さ
れている。液圧室7を仕切る両ピストン4,6は大小異
なる直径を有しており、この場合、第2のピストン6の
直径が第1のピストン4の直径よりも小さく形成されて
いる。液圧室7は両ピストン4,6の間に共通の補償容
積を封入しており、この補償容積には、システム圧p_
sysが形成される。液圧室7はこの場合、大径の第1
のピストン4がピエゾアクチュエータ3によって所定の
移動距離だけ運動させられると、第2のピストン6が、
ピストン直径の変換比の分だけ増大されたストロークを
実行するように、液圧室7は、ピストン4とピストン6
との間に緊締されている。アクチュエータベース2と両
ピストン4,6とピエゾアクチュエータ3とは、1つの
共通の軸線上に相前後して位置している。
【0025】液圧室7の補償容積を介して、燃料噴射弁
1内の温度勾配又は使用される材料の種々異なる熱膨張
率に基づいた公差並びに場合によっては生じる永久歪み
効果を、燃料噴射弁1の制御したい弁閉鎖部分の位置の
変化が生じることなく補償することができる。
【0026】ピエゾアクチュエータ3にプリストレス若
しくは予荷重をかけるためには、中空円筒状の物体によ
り形成されたばねスリーブ8が設けられている。このば
ねスリーブ8は、図2に詳しく図示されている、ばねス
リーブ8の全周及び全長にわたって分配されて配置され
た複数の切欠き9を有している。ばねスリーブ8は、プ
レート状の金属材料から製造されている一体の深絞り加
工部分として形成されており、この場合、深絞り加工後
に円筒体から切欠き9が打ち抜かれる。深絞り加工によ
り、ばねスリーブ8は高い真円度を有しており、それ故
に、ばねスリーブ8は押圧体5に対して同軸的に燃料噴
射弁1のケーシング10内に簡単に組み付けることがで
き、しかも小さな所要構成スペースしか有していない。
【0027】また当然ながら、当業者の裁量により、打
抜き加工過程の代わりに別の適当な制作方法、例えばレ
ーザ溶接加工又は穿孔加工を用いるか、又は適当な製作
方法の組合せを用いて、切欠き9をばねスリーブ8の中
空円筒状の物体から切り出すこともできる。
【0028】ばねスリーブ8は、図1に示した実施例で
は、押圧体5に設けられたつば11と調節部材12との
間に組み込まれており、この場合、調節部材12は、第
1のピストン4に設けられた環状のショルダ部材13に
支持されている。つば11に設けられた当付け面と、調
節部材12に設けられた当付け面とは、ばねスリーブ8
の対称軸線に対して垂直に形成されている。
【0029】ばねスリーブ8が小さな構成スペースしか
必要としないことに基づき、第1のピストン4の領域に
おける押圧体5の肉厚さを、実際に使用されている公知
の溶接されたばねスリーブの場合と比べて、より大きく
形成することができる。第1のピストン4における押圧
体5の増大された肉厚さにより、燃料噴射弁1の作動時
に生ぜしめられる作動圧が作用しても、押圧体5の減じ
られた拡開しか生ぜしめられなくなるので、液圧室7か
ら押圧体5と第1のピストン4との間を通って燃料噴射
弁1の内室20に流入する漏れ流は、最小限に抑制され
る。
【0030】図2及び図3には、ばねスリーブ8の特に
有利な実施例が示されている。このばねスリーブ8は図
4に示した、図1の実施例にほぼ相当する燃料噴射弁1
内に組み付けられている。このばねスリーブ8の両端部
は、第1のセンタリングつば14と第2のセンタリング
つば15とを有しており、両センタリングつば14,1
5は円錐台形に形成されていると有利である。
【0031】第1のセンタリングつば14は、ばねスリ
ーブ8の円筒状の中央部分16に続いていて、ほぼばね
スリーブ8の内室17内に配置されている。さらに、第
1のセンタリングつば14は調節エレメント18に接触
しており、この調節エレメント18は組み付けの際に、
第1のピストン4に押し被され、そしてばねスリーブ8
の予荷重をかけられた状態で第1のピストン4と溶接さ
れる。
【0032】第2のセンタリングつば15は、中央部分
16にホッパ状に続いていて、ばねスリーブ8若しくは
中央部分16の外面19を超えて張り出している。ばね
スリーブ8は第2のセンタリングつば15によって、押
圧体5の環状のつば11に支持されている。両センタリ
ングつば14,15は、ばねスリーブ8を燃料噴射弁1
のケーシング10内で押圧体5に対して位置決めするた
めに設けられており、この場合、押圧体5の環状のつば
11の、ばねスリーブ8に面した当付け面と、第1のピ
ストン4に取り付けられた調節エレメント18の当付け
面とは、それぞればねスリーブ8に面した球面状の湾曲
部を有しており、これらの湾曲部によって、ばねスリー
ブ8を押圧体5及び両ピストン4,6に関して簡単かつ
効果的にセンタリングすることが可能となる。
【0033】両センタリングつば14,15は深絞り加
工時に一回の製作ステップで、ばねスリーブ8の中空円
筒状の中央部分16と一緒に簡単に製造されるので、ば
ねスリーブ8の、調節エレメント18に面した当付け面
と押圧体5のつば11に面した当付け面とを加工する必
要はなくなり、ばねスリーブ8の製作コストは著しく減
じられる。
【0034】ばねスリーブ8を製作するために、高い炭
素含量を有する金属材料が使用されると、ばねスリーブ
8の機能の一層の改善が得られる。その場合には、深絞
り加工法のために延性の材料が提供されるので有利であ
る。この延性の材料は、ばねスリーブ8の所望の形状が
形成された後に焼入れ・焼戻し法に施され、これにより
ばねスリーブ8の強度が所定の要求に応じて高められ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関のための燃料噴射弁に設けられた本発
明によるばねスリーブの第1実施例を示す部分的な断面
図である。
【図2】本発明によるばねスリーブの別の実施例を単独
で示す図である。
【図3】図2のIII−III線に沿って断面したばね
スリーブの縦断面図である。
【図4】図2及び図3に示した本発明によるばねスリー
ブを、制御弁に設けられた状態で示す部分的な断面図で
ある。
【符号の説明】
1 燃料噴射弁、 2 アクチュエータベース、 3
ピエゾアクチュエータ、 4 第1のピストン、 5
押圧体、 6 第2のピストン、 7 液圧室、 8
ばねスリーブ、 9 切欠き、 10 ケーシング、
11 つば、12 調節部材、 13 ショルダ部材、
14 第1のセンタリングつば、15 第2のセンタ
リングつば、 16 中央部分、 17 内室、 18
調節エレメント、 19 外面、 20 内室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウーヴェ ブリュッチュ ドイツ連邦共和国 シユツツトガルト イ ェーガーシュトラーセ 51 Fターム(参考) 3G066 AB02 BA31 BA46 BA54 CC03 CC51 CE27

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特に液体を制御するための弁(1)に設
    けられたピエゾアクチュエータ(3)にプリストレスを
    かけるためのばねスリーブであって、該ばねスリーブ
    が、少なくともほぼ中空円筒状の物体として形成されて
    いて、その全周及び全長にわたって分配されて配置され
    た複数の切欠き(9)を備えている形式のものにおい
    て、当該ばねスリーブ(8)が一体の深絞り加工部分と
    して形成されていることを特徴とする、ばねスリーブ。
  2. 【請求項2】 ばねスリーブ(8)の少なくとも一方の
    端部に、第1のセンタリングつば(14)が設けられて
    いる、請求項1記載のばねスリーブ。
  3. 【請求項3】 第1のセンタリングつば(14)が、円
    錐台形状に形成されている、請求項2記載のばねスリー
    ブ。
  4. 【請求項4】 第1のセンタリングつば(14)が、円
    筒状の中央部分(16)に続いていて、かつ当該ばねス
    リーブ(8)の内室(20)に配置されている、請求項
    2又は3記載のばねスリーブ。
  5. 【請求項5】 当該ばねスリーブ(8)が、円錐台形状
    の第2のセンタリングつば(15)を備えて形成されて
    おり、該第2のセンタリングつば(15)が、当該ばね
    スリーブ(8)の、第1のセンタリングつば(14)を
    備えた端部とは反対側の端部に配置されている、請求項
    2から4までのいずれか1項記載のばねスリーブ。
  6. 【請求項6】 第2のセンタリングつば(15)が、円
    筒状の中央部分(16)の外面(19)を超えて張り出
    していて、前記中央部分(16)にホッパ状に続いてい
    る、請求項5記載のばねスリーブ。
  7. 【請求項7】 ばねスリーブ、特に請求項1から7まで
    のいずれか1項記載のばねスリーブ(8)を制作するた
    めの方法において、少なくともほぼ中空円筒状の一体の
    物体を深絞り加工により形成し、引き続き、ばねスリー
    ブ(8)の全周及び全長にわたって分配された複数の切
    欠き(9)を加工成形することを特徴とする、ばねスリ
    ーブを製作するための方法。
  8. 【請求項8】 切欠き(9)を、打抜き加工及び/又は
    レーザ溶接により形成する、請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 ばねスリーブ(8)を、焼入れしかつ焼
    戻す、請求項7又は8記載の方法。
JP2002236898A 2001-08-16 2002-08-15 ばねスリーブ及び該ばねスリーブを製作するための方法 Abandoned JP2003065179A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10140197A DE10140197A1 (de) 2001-08-16 2001-08-16 Federhülse und Verfahren zur Herstellung einer Federhülse
DE10140197.3 2001-08-16

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003065179A true JP2003065179A (ja) 2003-03-05

Family

ID=7695626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002236898A Abandoned JP2003065179A (ja) 2001-08-16 2002-08-15 ばねスリーブ及び該ばねスリーブを製作するための方法

Country Status (5)

Country Link
US (2) US20030034594A1 (ja)
JP (1) JP2003065179A (ja)
DE (1) DE10140197A1 (ja)
FR (1) FR2828715A1 (ja)
IT (1) ITMI20021822A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1777433A1 (en) 2005-10-20 2007-04-25 Denso Corporation Fuel injection valve
JP2008126311A (ja) * 2006-11-27 2008-06-05 Honda Motor Co Ltd 円筒状バネ部材の製造装置及び製造方法
JP2008142741A (ja) * 2006-12-11 2008-06-26 Honda Motor Co Ltd 円筒状バネ部材の製造装置

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10319600A1 (de) * 2003-05-02 2004-11-18 Robert Bosch Gmbh Aktoreinheit für ein piezogesteuertes Kraftstoffeinspritzventil
DE10321695A1 (de) * 2003-05-14 2004-12-02 Robert Bosch Gmbh Zugfeder für einen Aktor
DE102004011455A1 (de) 2003-06-04 2004-12-30 Robert Bosch Gmbh Rohrfeder für Aktor und Verfahren zur Montage der Rohrfeder
DE10338080A1 (de) * 2003-08-19 2005-03-10 Bosch Gmbh Robert Rohrfeder für Aktor
DE10352736A1 (de) * 2003-11-12 2005-07-07 Robert Bosch Gmbh Kraftstoffinjektor mit direkter Nadeleinspritzung
US7441062B2 (en) * 2004-04-27 2008-10-21 Apple Inc. Connector interface system for enabling data communication with a multi-communication device
US7526588B1 (en) * 2004-04-27 2009-04-28 Apple Inc. Communication between an accessory and a media player using a protocol with multiple lingoes
US7529872B1 (en) * 2004-04-27 2009-05-05 Apple Inc. Communication between an accessory and a media player using a protocol with multiple lingoes
DE102004031597A1 (de) * 2004-06-30 2006-02-09 Robert Bosch Gmbh Kraftstoffeinspritzventil
US7823214B2 (en) 2005-01-07 2010-10-26 Apple Inc. Accessory authentication for electronic devices
DE102006013705A1 (de) * 2006-03-24 2007-09-27 Robert Bosch Gmbh Federhülse
DE102006035038A1 (de) 2006-07-28 2008-01-31 Epcos Ag Federelement sowie Piezoaktor mit dem Federelement
DE102006043027A1 (de) * 2006-09-13 2008-03-27 Epcos Ag Verspannelement und Piezoaktor mit dem Verspannelement
US7950596B2 (en) * 2008-06-27 2011-05-31 Caterpillar Inc. Distributed stiffness biasing spring for actuator system and fuel injector using same
US9163597B2 (en) 2008-10-01 2015-10-20 Caterpillar Inc. High-pressure containment sleeve for nozzle assembly and fuel injector using same

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3438686A (en) * 1967-01-23 1969-04-15 Murray Co Inc Bearing support bushing
JPS5856734B2 (ja) * 1980-01-11 1983-12-16 新日本製鐵株式会社 フェライト系ステンレス鋼板の製造方法
US4562505A (en) * 1982-12-20 1985-12-31 Verbatim Corporation Flexible magnetic memory disk with metallic hub and method of manufacturing same
JPH0794812B2 (ja) 1987-12-29 1995-10-11 トヨタ自動車株式会社 インジェクタ用アクチュエータ
DE3843032A1 (de) * 1988-12-21 1990-06-28 Bosch Gmbh Robert Scheinwerfer, insbesondere scheinwerfer fuer kraftfahrzeuge
WO1991013277A1 (de) * 1990-02-26 1991-09-05 Zahnradfabrik Friedrichshafen Ag Dichtungsanordnung
DE19621213C2 (de) * 1996-05-25 1998-04-09 Imt Ind Mestechnik Gmbh & Co K Vorrichtung mit einer Aufnahme für einen mit einer Tastspitze und einer Führungshülse verbindbaren Sensor
DE19622123A1 (de) * 1996-06-01 1997-12-04 Schaeffler Waelzlager Kg Rückschlagventil
DE19631066A1 (de) * 1996-08-01 1998-02-05 Bosch Gmbh Robert Brennstoffeinspritzventil
DE19818068A1 (de) * 1998-04-22 1999-10-28 Siemens Ag Piezoelektronischer Aktor für einen Stellantrieb
DE19960335B4 (de) * 1998-12-21 2009-04-23 Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg Hydraulikzylinder
DE19940055C1 (de) * 1999-08-24 2001-04-05 Siemens Ag Dosierventil
DE19948359A1 (de) * 1999-10-07 2001-01-11 Siemens Ag Aktoreinheit mit Keramikelement zur Temperaturkompensation
DE19961191A1 (de) * 1999-12-18 2001-06-28 Raymond A & Cie Spreizniet und Verfahren zu seiner Herstellung
DE10025997A1 (de) * 2000-05-25 2001-12-06 Bosch Gmbh Robert Piezoaktor

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1777433A1 (en) 2005-10-20 2007-04-25 Denso Corporation Fuel injection valve
JP2008126311A (ja) * 2006-11-27 2008-06-05 Honda Motor Co Ltd 円筒状バネ部材の製造装置及び製造方法
JP2008142741A (ja) * 2006-12-11 2008-06-26 Honda Motor Co Ltd 円筒状バネ部材の製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20040026839A1 (en) 2004-02-12
DE10140197A1 (de) 2003-03-13
FR2828715A1 (fr) 2003-02-21
ITMI20021822A1 (it) 2003-02-17
US20030034594A1 (en) 2003-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003065179A (ja) ばねスリーブ及び該ばねスリーブを製作するための方法
JP4621742B2 (ja) 燃料噴射弁に用いられる減衰エレメント
JP5648790B2 (ja) 緩衝器
US10335904B2 (en) Device for manufacturing an assembled camshaft
US6286556B1 (en) High-pressure fuel injection pipe for diesel engine
US9855591B2 (en) Method for producing a solid actuator
KR101059702B1 (ko) 압전식 액추에이터 모듈 및 그 조립 방법
JP2002537515A (ja) 圧電式多層アクチュエータを備えたインジェクタ
US20080134488A1 (en) Method for Producing an Injector Body and Corresponding Injector Body
JP2005505719A (ja) 燃料噴射弁
WO2007122841A1 (ja) 燃料噴射弁
JP4163962B2 (ja) 圧電式のアクチュエータモジュール
CN105556108B (zh) 用于直接燃料喷射的压电喷射器
US9376993B2 (en) Lever device and a fuel injection valve
JP2011506814A (ja) 燃料インジェクタアッセンブリの構成要素を整合し、プレストレスを加えるための装置
US8495816B2 (en) Method for adjusting the throttling action of a valve
US7726625B2 (en) Device, method for producing the device, chamber device and transfer device
KR101479921B1 (ko) 적어도 부분적으로 원통형인 이동 부재를 구비한 밸브 장치
JP4810273B2 (ja) 燃料噴射弁
EP1391609B1 (en) Metering device with hydraulic bushing element
WO2018135262A1 (ja) 燃料噴射弁
JP5865911B2 (ja) 燃料噴射装置
JP4140184B2 (ja) 燃料噴射装置
JP2018087546A (ja) 燃料噴射弁
WO2018066327A1 (ja) 燃料噴射弁

Legal Events

Date Code Title Description
A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20050221