JP2003064988A - トンネル掘削機 - Google Patents
トンネル掘削機Info
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- JP2003064988A JP2003064988A JP2001259038A JP2001259038A JP2003064988A JP 2003064988 A JP2003064988 A JP 2003064988A JP 2001259038 A JP2001259038 A JP 2001259038A JP 2001259038 A JP2001259038 A JP 2001259038A JP 2003064988 A JP2003064988 A JP 2003064988A
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- tunnel
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Abstract
質域などであっても適正なトンネル掘削を可能として安
全性の向上を図る。 【解決手段】 掘削機本体11の前部に装着されたカッ
タヘッド17にて、カッタ中心部20から複数のスポー
ク21を放射状に連結して第1連結リング22を連結
し、各スポーク21にカッタビット25を固定すると共
に、第1連結リング22から複数の傾斜スポーク26を
放射状に連結して第2連結リング27を連結し、傾斜ス
ポーク26及び各傾斜スポーク26にカッタビット29
を固定する。
Description
ンネルを構築するシールド掘削機やトンネルボーリング
マシンなどに適用されるトンネル掘削機に関する。
形状をなす掘削機本体の前部にカッタヘッドが駆動モー
タにより駆動回転自在に装着される一方、後部に複数の
シールドジャッキが円周方向に並設されており、このシ
ールドジャッキを伸長して既設セグメントへの押し付け
反力により掘削機本体を前進することができる。また、
掘削機本体の後部にはエレクタ装置が装着されており、
このエレクタ装置はシールドジャッキによって前進した
掘削機本体と既設セグメントとの間の空所に新しいセグ
メントを装着することで、セグメントをリング状に組み
付けてトンネルを構築することができる。
ド掘削機では、旋回するカッタヘッドが前方の地盤を掘
削し、掘削土砂をこのカッタヘッド後方のチャンバ内に
取り込んで、スクリューコンベヤなどにより外部に排出
している。この場合、トンネル掘削領域が浅深度域であ
ったり、掘削地盤が礫などを多く含んだ滑落しやすい土
質域であったときには、カッタヘッドが前方の地盤を掘
削したときに、その上方の地盤に滑落や崩落などが発生
し、適正にトンネルを掘削できないばかりでなく、地盤
上方の建築物に悪影響を与えてしまう虞がある。
あって、浅深度域や滑落土質域などであっても適正なト
ンネル掘削を可能として安全性の向上を図ったトンネル
掘削機並びにトンネル掘削工法を提供することを目的と
する。
めの請求項1の発明のトンネル掘削機は、推進可能な掘
削機本体の前部に回転可能なカッタヘッドが装着された
トンネル掘削機において、前記カッタヘッドの外周部を
前方に突出させたことを特徴とすることを特徴とするも
のである。
記カッタヘッドは、放射状に複数配設されたスポークの
先端部に第1リングが固定され、該第1リングの外周部
から斜め前方に延出して複数の傾斜スポークが連結さ
れ、該複数の傾斜スポークの先端部に第2リングが固定
され、前記スポーク及び前記傾斜スポークにカッタビッ
トが固定されたことを特徴としている。
記傾斜スポークは安息角をもって配設されたことを特徴
としている。
記カッタヘッドは、放射状に複数配設されたスポークの
先端部に支持リングが固定され、前記スポーク及び該支
持リングの先端部にカッタビットが固定されたことを特
徴としている。
施の形態を詳細に説明する。
ル掘削機の概略断面、図2にトンネル掘削機の正面視を
示す。
1及び図2に示すように、掘削機本体11は円筒形状を
なし、前部にはバルクヘッド12が形成され、このバル
クヘッド12に軸受13を介して回転リング14が回転
自在に支持されている。この回転リング14の後部には
リングギヤ15が固結される一方、前部には中間ビーム
16を介してカッタヘッド17が連結されている。そし
て、バルクヘッド12には複数の駆動モータ18が装着
され、各駆動モータ18の駆動ギア19がリングギア1
5に噛み合っている。従って、駆動モータ18を駆動し
て駆動ギア19を回転駆動すると、リングギア15、回
転リング14、中間ビーム16を介してカッタヘッド1
7を回転することができる。
外周部が所定量前方に突出して形成されいる。即ち、カ
ッタ中心部20から複数(本実施形態では、6つ)のス
ポーク21が放射状に連結され、各スポーク21の先端
部が第1連結リング22に連結されている。そして、カ
ッタ中心部20及び各スポーク21の前面部に先行ビッ
ト23,24が固定され、各スポーク21の両側にカッ
タビット25が固定されている。なお、この各スポーク
21の後面部に中間ビーム16の先端部が連結されてい
る。
施形態では、6つ)の傾斜スポーク26が放射状に連結
され、各傾斜スポーク26の先端部が第2連結リング2
7に連結されている。この第2連結リング27は先端部
が第1連結リング22より所定距離だけ前方に突出した
ものとなっており、第1連結リング22と第2連結リン
グ27とを斜めに連結するように傾斜スポーク26が設
けられている。この場合、傾斜スポーク26の傾斜角度
θは、ほぼ安息角に設定されている。そして、各傾斜ス
ポーク26の前面部に先行ビット28が固定され、各傾
斜スポーク26の両側にカッタビット29が固定されて
いる。
複数のシールドジャッキ30が周方向に沿って複数並設
されており、このシールドジャッキ30を掘進方向後方
に伸長して掘削したトンネル内周面に構築された既設セ
グメントSに押し付けることで、その反力により掘削機
本体11を前進することができる。また、掘削機本体1
1の後部には支持ブラケット31を介して旋回リング3
2が駆動モータ33により旋回可能に支持されており、
この旋回リング32にセグメントを組立てるエレクタ装
置34が装着されている。
設セグメントSの外周面に密着する複数のテールパッキ
ン35が取付けられており、掘削機本体11内への泥土
や泥水等の浸入を阻止している。また、掘削機本体11
内を貫通するようにスクリューコンベヤ36が配設さ
れ、支持ロッド37により傾斜状態で保持されており、
先端部がバルクヘッド12の開口を介してチャンバ38
に連通しており、カッタヘッド17が掘削した土砂を外
部に排出できるようになっている。なお、39は駆動部
本体17を貫通したロータリジョイントであって、内部
に電気配線や油圧ホース等が収容されている。
削機による浅深度域や滑落土質域におけるトンネル掘削
作業について説明する。
2に示すように、まず、駆動モータ18によってカッタ
ヘッド17を回転させながら、シールドジャッキ30を
伸長することで、掘削機本体11は既設セグメントSか
ら掘削反力を得て前進し、回転するカッタヘッド17に
より前方の地盤を掘削することができる。この地盤掘削
に伴って発生した土砂はカッタヘッド17の開口からチ
ャンバ38に取り込まれ、スクリューコンベヤ36によ
り外部に排出される。また、エレクタ装置34は既設ト
ンネル内に搬入されたセグメントSをリング状に組み付
けていき、トンネルを構築する。
7にて、スポーク21よりも傾斜スポーク26及び第2
連結リング27が先行して地盤をリング形状に掘削する
ことで、上方地盤の土砂がチャンバ38内に直接入り込
むことがなく、上方地盤に混在する大きな礫の滑落や地
盤の崩落などを阻止することができ、後行するカッタヘ
ッド17のスポーク21が地盤を掘削することで、合せ
て掘削機本体11と同断面の円形トンネルを掘削するこ
とができる。
か一つを縮み方向に作動して既設のセグメントSとの間
に空所を形成し、エレクタ装置34によってこの空所に
新しいセグメントSを装着し、連結固定する。この作業
の繰り返しによって所定長さのトンネルを掘削形成して
いく。
あっては、掘削機本体11の前部に装着されたカッタヘ
ッド17にて、カッタ中心部20から複数のスポーク2
1を放射状に連結して第1連結リング22を連結し、各
スポーク21にカッタビット25を固定すると共に、第
1連結リング22から複数の傾斜スポーク26を放射状
に連結して第2連結リング27を連結し、傾斜スポーク
26及び各傾斜スポーク26にカッタビット29を固定
している。従って、傾斜スポーク26及び第2連結リン
グ27のみが先行して地盤をリング形状に掘削すること
で、土砂がチャンバ38内に直接入り込むことがなく、
大きな礫の滑落や地盤の崩落などを阻止することができ
ると共に、後行するスポーク21がリング形状に連続し
て地盤を円形に掘削することで、合せて掘削機本体11
と同断面の円形トンネルを掘削することができる。
グ22より所定距離だけ前方に突出して傾斜スポーク2
6の傾斜角度θがほぼ安息角に設定されている。従っ
て、傾斜スポーク26及び第2連結リング27は前方の
トンネルを効率よく安定して掘削することとなり、浅深
度域や滑落土質域であっても滑落等を確実に防止するこ
とができる。
ク21と傾斜スポーク26とを直線上に配設したが、ず
らして配設してもよい。また、スポーク21及び傾斜ス
ポーク26の数は掘削地盤などの掘削条件により適宜設
定すればよい。また、カッタヘッド17にて、カッタ中
心部20から各スポーク21を放射状に連結して第1連
結リング22に連結し、各傾斜スポーク26を放射状に
連結さして第2連結リング27を連結したが、カッタ中
心部20から各スポーク21を放射状に延出して直接第
2連結リング27に連結して構成し、第1連結リング2
2を省略してもよい。
ル掘削機の概略断面を示す。なお、前述した実施形態で
説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号
を付して重複する説明は省略する。
図3に示すように、円筒形状をなす掘削機本体11の前
部にはカッタヘッド41が回転自在に支持されており、
このカッタヘッド41は外周部が所定量前方に突出して
形成されいる。即ち、カッタ中心部42から複数のスポ
ーク43が放射状に連結され、各スポーク43の先端部
が連結リング44に連結されている。この連結リング4
4は先端部が各スポーク43より所定距離だけ前方に突
出したものとなっている。そして、カッタ中心部42及
び角スポーク43の前面部に先行ビット45が固定さ
れ、各スポーク43の両側及び連結リング44の先端部
にカッタビット46,47が固定されている。
らシールドジャッキ30を伸長することで掘削機本体1
1は前進し、カッタヘッド41により前方の地盤を掘削
することができる。このトンネル掘削作業時、カッタヘ
ッド41にて、スポーク43よりも連結リング44が先
行して地盤をリング形状に掘削することで、上方地盤の
土砂がチャンバ38内に直接入り込むことがなく、上方
地盤に混在する大きな礫の滑落や地盤の崩落などを阻止
することができ、後行するカッタヘッド41のスポーク
43が地盤を掘削することで、合せて掘削機本体11と
同断面の円形トンネルを掘削することができる。
リング44だけが先行して地盤をリング形状に掘削する
ため、掘削抵抗が少なく駆動モータ18の駆動負荷が少
なくて済み、容易に大きな礫の滑落や地盤の崩落などを
阻止することができる。また、カッタヘッド41の連結
リング44だけが従来のものと相違するだけであり、変
更が容易になると共に、前述した1実施形態に比べて構
造を簡素化することができる。
クを放射状の配設したカッタヘッドを構成したが、面板
により構成してもよい。また、本発明のトンネル掘削機
を土圧式トンネル掘削機として説明したが、泥水式トン
ネル掘削機としてもよく、この場合、スクリューコンベ
ヤに代えて送水管及び排水管等を用いればよい。
ように請求項1の発明のトンネル掘削機によれば、推進
可能な掘削機本体の前部に回転可能に装着されたカッタ
ヘッドの外周部を前方に突出させたので、カッタヘッド
の外周部のみが先行して地盤をリング形状に掘削するこ
とで、土砂がチャンバに直接入り込むことがなく、大き
な礫の滑落や地盤の崩落などを阻止することができると
共に、後行するカッタヘッドが連続して地盤を掘削する
ことで、合せて掘削機本体と同断面の円形トンネルを掘
削することができる。
ば、カッタヘッドは、放射状に複数配設されたスポーク
の先端部に第1リングを固定し、第1リングの外周部か
ら斜め前方に延出して複数の傾斜スポークを連結し、複
数の傾斜スポークの先端部に第2リングを固定し、スポ
ーク及び傾斜スポークにカッタビットを固定したので、
傾斜スポーク及び第2連結リングのみが先行して地盤を
リング形状に掘削することで、土砂がチャンバ内に直接
入り込むことがなく、大きな礫の滑落や地盤の崩落など
を阻止することができると共に、後行するスポークがリ
ング形状に連続して地盤を円形に掘削することで、合せ
て掘削機本体と同断面の円形トンネルを掘削することが
できる。
ば、傾斜スポークを安息角をもって配設したので、傾斜
スポークは前方のトンネルを効率よく安定して掘削する
こととなり、浅深度域や滑落土質域であっても滑落等を
確実に防止することができる。
ば、カッタヘッドは、放射状に複数配設されたスポーク
の先端部に支持リングを固定し、スポーク及び支持リン
グの先端部にカッタビットを固定したので、連結リング
だけが先行して地盤をリング形状に掘削するため、掘削
抵抗が少なく駆動モータの駆動負荷が少なくて済み、容
易に大きな礫の滑落や地盤の崩落などを阻止することが
でき、また、連結リングだけが従来のものと相違するだ
けであり、変更が容易になると共に、構造を簡素化する
ことができる。
概略断面図である。
概略断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 推進可能な掘削機本体の前部に回転可能
なカッタヘッドが装着されたトンネル掘削機において、
前記カッタヘッドの外周部を前方に突出させたことを特
徴とするトンネル掘削機。 - 【請求項2】 請求項1記載のトンネル掘削機におい
て、前記カッタヘッドは、放射状に複数配設されたスポ
ークの先端部に第1リングが固定され、該第1リングの
外周部から斜め前方に延出して複数の傾斜スポークが連
結され、該複数の傾斜スポークの先端部に第2リングが
固定され、前記スポーク及び前記傾斜スポークにカッタ
ビットが固定されたことを特徴とするトンネル掘削機。 - 【請求項3】 請求項2記載のトンネル掘削機におい
て、前記傾斜スポークは安息角をもって配設されたこと
を特徴とするトンネル掘削機。 - 【請求項4】 請求項1記載のトンネル掘削機におい
て、前記カッタヘッドは、放射状に複数配設されたスポ
ークの先端部に支持リングが固定され、前記スポーク及
び該支持リングの先端部にカッタビットが固定されたこ
とを特徴とするトンネル掘削機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001259038A JP2003064988A (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | トンネル掘削機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001259038A JP2003064988A (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | トンネル掘削機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003064988A true JP2003064988A (ja) | 2003-03-05 |
Family
ID=19086468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001259038A Pending JP2003064988A (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | トンネル掘削機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003064988A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009299260A (ja) * | 2008-06-10 | 2009-12-24 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | カッターヘッド |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60212596A (ja) * | 1984-04-04 | 1985-10-24 | 大豊建設株式会社 | 密閉型シールド掘進機 |
JPS63189596A (ja) * | 1987-01-29 | 1988-08-05 | 株式会社 イセキ開発工機 | シ−ルド型トンネル掘削機 |
JPH08114090A (ja) * | 1994-10-18 | 1996-05-07 | Susumu Nasu | パイプ圧入構造およびパイプ圧入工法 |
JPH1037675A (ja) * | 1996-07-23 | 1998-02-10 | Okumura Corp | シールド掘削機のカッタヘッド |
JP2002371790A (ja) * | 2001-06-14 | 2002-12-26 | Ohbayashi Corp | 横孔掘削機 |
-
2001
- 2001-08-29 JP JP2001259038A patent/JP2003064988A/ja active Pending
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