JP2003063140A - レーザー熱転写用インクシート - Google Patents

レーザー熱転写用インクシート

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JP2003063140A
JP2003063140A JP2001257724A JP2001257724A JP2003063140A JP 2003063140 A JP2003063140 A JP 2003063140A JP 2001257724 A JP2001257724 A JP 2001257724A JP 2001257724 A JP2001257724 A JP 2001257724A JP 2003063140 A JP2003063140 A JP 2003063140A
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ink sheet
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ink layer
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JP2001257724A
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Taro Konuma
太朗 小沼
Tatsuichi Maehashi
達一 前橋
Tomohisa Ota
智久 太田
Takaaki Kuroki
孝彰 黒木
Rieko Takahashi
理愛子 高橋
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザー熱転写記録方式によってインク層を
受像層上に転写した後のインクシートの剥離帯電量を制
御し、搬送性の良好なレーザー熱転写用インクシートを
提供する。 【解決手段】 支持体上に、少なくとも光熱変換層、イ
ンク層を有するレーザー熱転写インクシートにおいて、
該インク層をインク層の下層から剥離する時の剥離帯電
量の絶対値が0〜5kVであることを特徴とするレーザ
ー熱転写用インクシート。尚、剥離帯電量の絶対値が
0.2〜3kVであること、インク層が離型剤を0.1
〜10質量%含有すること、インク層がバインダー及び
3〜30質量%の熱溶融性物質を含有することは何れも
好ましい態様である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザー熱転写用イ
ンクシートに関し、詳しくは転写型高精細画像、カラー
プルーフ等の作製に好適な光熱変換型インクシートと受
像シートを用いる露光記録装置にて、受像シートに画像
形成した後のインクシートの搬送性が良好なレーザー熱
転写用インクシートに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高解像度出力が要求される分野、
例えば医療、印刷分野等での画像記録方式として、レー
ザー等の高出力光源を利用したレーザー熱転写記録方式
が注目され、提案されている。
【0003】レーザー熱転写記録方式は、レーザーアブ
レーショントランスファー、レーザー溶融熱転写、レー
ザーダイトランスファーを含めたレーザービームを熱に
変換し、その熱エネルギーを利用して色材(染料のみの
場合、染料とバインダーを含む場合、顔料とバインダー
等で形成される場合などがある)を受像シートに転写
し、受像シート上に画像を形成する方法である。
【0004】従来より、搬送性の向上や帯電によるゴミ
の付着による画像欠陥の防止のために、インクシート、
受像シートのバックコート層に帯電防止剤を添加した熱
転写インクシート及び受像材料が提案されている。例え
ば、特開平2−34393号、同7−40672号は、
カーボンブラックを含むバック層を備えたサーマルヘッ
ド用熱転写材料を開示する。又、特開平10−7177
5号は、カーボンブラック及び金属酸化物を含むバック
層を備えた受像材料を開示する。しかし、カーボンブラ
ックは有色であるため、カーボンブラックを含む熱転写
材料をバック層側からレーザーを照射するヒートモード
レーザー記録用の熱転写インクシートとして用いるのは
好ましくない。又、熱転写インクシートが墨版用の場合
表裏の区別がつき難く、カラー版用の場合にはインク層
の色の確認が出来ないという欠点を有していた。特開2
001−158180は、第1バックコート層、第2バ
ックコート層に帯電防止剤、導電性微粒子を含有させる
ことで搬送性、帯電防止性を有する熱転写シートを開示
する。しかしながら、バックコート層を2層用意するこ
とでコストが高くなる。又、インク層側に帯電防止機能
を付与していないため、受像シートの受像層上にインク
層を転写した後、インクシートを剥ぎ取る際にインク層
とインク層下層の剥離による帯電が生じる。同時に受像
シート上にも同等の帯電が生じ、ゴミを付着させ画像欠
陥が発生する、更に、帯電したインク層転写後のインク
シートを搬送する際に装置内の壁面への貼付きによるジ
ャムリングが起こり、生産性を低下させる懼れがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
諸問題を解決すべく為されたもので、その目的とすると
ころは、レーザー熱転写記録方式によってインク層を受
像層上に転写した後のインクシートの剥離帯電量を制御
し、搬送性の良好なレーザー熱転写用インクシートを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
を重ねた結果レーザー熱転写記録方式で使用するインク
シートは、インク層とインク層下層を剥離するときの剥
離帯電量を5kV以下に制御することで、露光後のイン
クシートの搬送性を改善することを見い出し、本発明を
為すに到った。即ち、上記本発明の目的は、以下の構成
によって達成される。
【0007】1)支持体上に、少なくとも光熱変換層、
インク層を有するレーザー熱転写インクシートにおい
て、該インク層をインク層の下層から剥離する時の剥離
帯電量の絶対値が0〜5kVであるレーザー熱転写用イ
ンクシート。
【0008】2)剥離帯電量の絶対値が0.2〜3kV
である1)記載のレーザー熱転写用インクシート。
【0009】3)インク層が離型剤を0.1〜10質量
%含有する1)又は2)記載のレーザー熱転写用インク
シート。
【0010】4)インク層がバインダー及び3〜30質
量%の熱溶融性物質を含有する1)、2)又は3)記載
のレーザー熱転写用インクシート。
【0011】5)バインダーと熱溶融性物質のSP値の
差の絶対値が、0.2〜4.5の範囲内である4)記載
のレーザー熱転写用インクシート。
【0012】6)光熱変換層とインク層の間に中間層を
有する1〜5のいずれか1項記載のレーザー熱転写用イ
ンクシート。
【0013】7)中間層に熱溶融性物質を0.1〜20
質量%含有する6)記載のレーザー熱転写用インクシー
ト。
【0014】8)インク層下層の表面比抵抗が108
1012Ω・cmである1)〜7)のいずれか1項記載の
レーザー熱転写用インクシート。
【0015】9)インク層下層に導電性化合物を0.1
〜60質量%含有する1)〜8)のいずれか1項記載の
レーザー熱転写用インクシート。
【0016】10)導電性化合物が金属酸化物又は導電
性ポリマーのいずれかである9)記載のレーザー熱転写
用インクシート。
【0017】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
レーザー熱転写用インクシート(以下、単にインクシー
トとも記す)は、基本的に支持体上に、像様に照射され
る光を熱に変換する光熱変換層及び熱溶融性・軟化性の
インク層を積層した構成を有するが、必要に応じて支持
体とインク層の間に中間層(剥離層、バリヤー層、クッ
ション層等)を設けてもよい。本発明においては剥離性
バリヤー層を設けることが好ましい。
【0018】インク層とインク層下層の剥離による剥離
帯電量が大きくなると、搬送時に装置内の壁面に貼付
き、ジャムリングを引き起こす。又、剥離時の帯電は同
時に受像シートの受像層表面にも同等の電荷を帯電させ
ることになり、受像層表面にゴミが付着して画像欠陥を
引き起こす原因にもなり得る。
【0019】従って、インク層とインク層下層の剥離に
よる剥離帯電量が0〜5kVの範囲内にすることで搬送
のジャムリングを抑制できる。より好ましくは0〜2k
V、更に好ましくは0〜0.5kVである。
【0020】本発明のインクシートの構成は、以下の二
つに大別される。 1.バックコート層/支持体/光熱変換層/インク層 2.バックコート層/支持体/光熱変換層/中間層/イ
ンク層 以下、インクシートの各構成について述べる。
【0021】(支持体)インクシートの支持体として
は、剛性を有し、寸法安定性が良く、画像形成の際の熱
に耐えるものならば何でもよく、具体的にはポリエチレ
ンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレー
ト(PEN)、ポリカーボネート(PC)、ナイロン
(Ny)、ポリ塩化ビニル(VC)、ポリスチレン(P
S)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリプ
ロピレン(PP)等のプラスチックフィルムを使用する
ことができる。支持体の厚みは50〜100μmの範囲
が、本発明の効果を良好に発揮する上で好ましい。
【0022】本発明では、レーザー光をインクシートの
裏面側から照射して画像を形成するので、支持体は透明
であることが望ましい。又、搬送に適した剛性と柔軟性
を有することが好ましい。
【0023】(光熱変換層)光熱変換層は光熱変換剤と
バインダーから構成される。
【0024】光熱変換剤としては、光源によっても異な
るが、光を吸収し効率良く熱に変換する物質がよく、例
えば半導体レーザーを光源として使用する場合、近赤外
に吸収体を有する物質が好ましい。具体的に、カーボン
ブラック、グラファイト、コロイド銀、フタロシアニン
系色素、スクアリリウム系色素、シアニン系色素、ニト
ロソ化合物及びその金属錯塩、ポリメチン系色素、チオ
ールニッケル塩、トリアリールメタン系色素、インモニ
ウム系色素、ナフトキノン系色素、アントラセン系色素
等を用いることができる。又、特開昭63−13919
1号、特開平3−103476号等に記載の化合物が挙
げられる。これらの内、カーボンブラック、可視領域に
吸収の少ない近赤外吸収色素、特にシアニン系色素及び
スクアリリウム系色素が好ましい。カーボンブラックと
近赤外吸収色素の混合物も好ましい。
【0025】光熱変換層のバインダーとしては公知のも
のが使用できるが、TGA法(Thermogravi
metric Analysis:熱重量測定法)を用
いた熱分解測定により、窒素気流中、昇温速度10℃/
minの条件での重量減少率が50%となる温度が36
0℃以上である樹脂が好ましい。具体的には、各種機能
性プラスチックス、水溶性バインダー、熱可塑性樹脂等
の架橋物又は硬化物である。
【0026】そのうち好ましいものは水溶性バインダー
であり、例えばポリビニルアルコール(PVA)、ポリ
ビニルアセタール、ポリビニルブチラール、ポリビニル
ピロリドン(PVP)、ナイロン、ポリアクリルアミ
ド、ポリアルキレンオキサイド、ゼラチン、カゼイン、
メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチル澱粉、アラ
ビアゴム、サクローズオクタアセテート、アルギン酸ア
ンモニウム、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアミ
ン、ポリエチレンオキシド、ポリアクリル酸等が挙げら
れ、中でも、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタ
ール、ナイロン、ポリアクリルアミド、ポリアルキレン
オキサイドが好ましい。一方、機能性プラスチックスと
しては、ポリアルキドイミド、ポリアリレート、ポリイ
ミド、ポリアミド酸、ポリエーテルイミド、ポリエーテ
ルエーテルケトン、ポリカーボネート、ポリスルホン、
ポリエーテルスルホン、ポリアミドスルホン、ポリフェ
ニレンエーテル、ポリフェニレンサルファイド等が好ま
しい。
【0027】又、アクリル酸等のアクリル系モノマーの
単独重合体又は共重合体、セルロースアセテートなどの
セルロース系ポリマー、ポリスチレン、塩化ビニル・酢
酸ビニル共重合体、ポリエステル、ポリアミドなどの縮
合系ポリマー、ブタジエン・スチレン共重合体のような
ゴム系の熱可塑性ポリマー、ポリウレタン、ポリイミ
ド、エポキシ樹脂、尿素・メラミン樹脂などが挙げられ
る。
【0028】光熱変換層は、単位膜厚当たりの吸収が大
きく、しかも出来るだけ薄膜であることが感度の面で好
ましいが、反面、単位膜厚又は単位付量当たりの吸収が
大きすぎると露光時における到達温度が局部的に高くな
り、光熱変換層の耐熱性は劣化してしまう。到達温度が
最も高くなる部分は光熱変換層の光入射面であり、耐熱
性が乏しい場合、この光入射界面から所謂アブレーショ
ンが発生する。支持体側から露光した場合、完全にアブ
レーションが発生してしまうと、最悪の場合、光熱変換
層とインク層が同時に転写してしまう。又、明確にアブ
レーションが起こらずとも、熱分解ガスの発生により、
インク面と被転写体との密着が阻害され転写ムラが生じ
る。
【0029】このため、光熱変換剤とバインダーとの比
率は質量比で7:3〜1:9、好ましくは5:5〜2:
8である。又、光熱変換層の膜厚は0.1〜1μmが好
ましい。光熱変換層における光熱変換剤の含有量は、通
常、画像記録に用いる光源の波長における吸光度が0.
3〜3.0になるように決められ、「(吸光度/膜厚)
μm」は1以上が好ましく、更に好ましくは1.4〜
6.7である。
【0030】光熱変換層には、塗布性向上のための界面
活性剤、インク層との界面剥離を助長する離型剤、熱溶
融性物質等を添加することが好ましい。
【0031】離型剤としては、シリコーン化合物、弗素
系化合物、熱溶融性物質としてワックス等のオレフィン
系化合物や長鎖アルキル系化合物を添加するのが好まし
い。シリコーン化合物としては、ポリジメチルシロキサ
ンやその変性物、例えばポリエステル変性シリコーン、
アクリル変性シリコーン、ウレタン変性シリコーン、ア
ルキッド変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、エポ
キシ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等の
オイルや樹脂、又はこの硬化物等が挙げられる。好まし
い弗素系化合物としては、弗素化オレフィン、パーフル
オロ燐酸エステル系化合物が挙げられる。又、好ましい
オレフィン系化合物としては、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン等の分散物、ポリエチレンイミンオクタデシル等
の長鎖アルキル系化合物等が挙げられる。特に好ましく
はグリセリン脂肪酸モノエステル、ポリグリセリン(N
=2〜6)脂肪酸エステル、エリスリトール脂肪酸エス
テルが挙げられる。
【0032】これら離型剤の内、溶解性に乏しいものは
分散するなどして用いることができる。又、シリコーン
化合物と同様に他のポリマーに付加させることも可能で
ある。又、バインダーを架橋するために各種の架橋剤を
添加することも可能である。
【0033】光熱変換層は熱溶融物質を3〜30質量%
含有することが好ましい。3質量%より少ないとインク
層の剥離性を良好にすることができず、剥離帯電量を制
御できない。又、30質量%を超えると光熱変換層が十
分な耐熱性を保持することができなくなる。
【0034】(インク層)レーザー溶融熱転写法におい
て、インク層は、加熱時に溶融又は軟化して着色剤とバ
インダー等を含有する層毎転写可能である層であり、完
全な溶融状態で転写しなくてもよい。
【0035】上記着色剤としては、例えば無機顔料(二
酸化チタン、カーボンブラック、グラファイト、酸化亜
鉛、プルシアンブルー、硫化カドミウム、酸化鉄ならび
に鉛、亜鉛、バリウム及びカルシウムのクロム酸塩等)
及び有機顔料(アゾ系、チオインジゴ系、アントラキノ
ン系、アントアンスロン系、トリフェンジオキサジン系
の顔料、バット染料顔料、フタロシアニン顔料及びその
誘導体、キナクリドン顔料等)等の顔料ならびに染料
(酸性染料、直接染料、分散染料、油溶性染料、含金属
油溶性染料又は昇華性色素等)を挙げることができる。
【0036】例えばカラープルーフ材料とする場合、イ
エロー、マゼンタ、シアンが、それぞれ、C.I.21
095又はC.I.21090、C.I.15850:
1、C.I.74160等の顔料が好ましく用いられ
る。
【0037】インク層における着色剤の含有率は、所望
の塗布膜厚で所望の濃度が得られるように調整すればよ
く特に限定されないが、通常、5〜70質量%の範囲内
にあり、好ましくは10〜60質量%である。
【0038】インク層のバインダーとしては、環球軟化
点が60〜150℃の熱可塑性樹脂が用いられるが、更
に熱溶融性物質、熱軟化性物質等を用いることもでき
る。
【0039】熱溶融性物質は、通常、柳本MJP−2型
を用いて測定した融点が40〜150℃の範囲内にある
固体又は半固体の物質である。具体的には、カルナウバ
蝋、木蝋、オウリキュリー蝋、エスパル蝋等の植物蝋;
蜜蝋、昆虫蝋、セラック蝋、鯨蝋等の動物蝋;パラフィ
ンワックス、マイクロクリスタルワックス、ポリエチレ
ンワックス、エステルワックス、酸ワックス等の石油
蝋;並びにモンタン蝋、オゾケライト、セレシン等の鉱
物蝋等のワックス類を挙げることができ、更にこれらの
ワックス類などの他に、パルミチン酸、ステアリン酸、
マルガリン酸、ベヘン酸等の高級脂肪酸;パルミチルア
ルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコー
ル、マルガニルアルコール、ミリシルアルコール、エイ
コサノール等の高級アルコール;パルミチン酸セチル、
パルミチン酸ミリシル、ステアリン酸セチル、ステアリ
ン酸ミリシル等の高級脂肪酸エステル;アセトアミド、
プロピオン酸アミド、パルミチン酸アミド、ステアリン
酸アミド、アミドワックス等のアミド類;並びにステア
リルアミン、ベヘニルアミン、パルミチルアミン等の高
級アミン類などが挙げられる。
【0040】又、環球軟化点が60〜150℃の熱可塑
性樹脂以外に天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、イソ
プレンゴム、クロロプレンゴム、ジエン系コポリマー等
のエラストマー類;エステルガム、ロジンマレイン酸樹
脂、ロジンフェノール樹脂、水添ロジン等のロジン誘導
体;並びにフェノール樹脂、テルペン樹脂、シクロペン
タジエン樹脂、芳香族系炭化水素樹脂等の高分子化合物
などを併用することもできる。
【0041】上記熱溶融性物質及び熱可塑性物質を適宜
に選択することにより、所望の熱軟化点あるいは熱溶融
点を有する熱転写性を有するインク層を形成することが
できる。
【0042】本発明では、インク層に離型剤をインク層
全量の0.1〜20質量%含有することで、インク層下
層とインク層の剥離性を高め、剥離帯電量を制御するこ
とができる。離型剤の含有量は0.1〜5質量%がより
好ましい。含有量が20質量%を超えると転写感度の低
下を招く。
【0043】又、熱溶融性物質をインク層全量に対し3
〜30質量%含有することで、インク層下層とインク層
の剥離性を高め、剥離帯電量を制御することができる。
熱溶融物質は5〜20質量%がより好ましい。含有量が
30質量%を越えると解像度が低下し、高精細な画像が
得られない。
【0044】これら離型剤及び熱溶融性物質について
は、前記光熱変換層で挙げた離型剤及び熱溶融性物質が
使用できる。
【0045】更に、バインダーと熱溶融物質のSP値
(solubility parameter)の差の
絶対値が0.2〜4.5の範囲内になるよう調整する
と、熱溶融物質のブリードアウトを抑制することがで
き、剥離帯電量を制御することができる。SP値の差の
絶対値が4.5を超えると相溶性が悪くなり、ブリード
アウトあるいは不相溶となり剥離帯電量を制御すること
ができない。又、0.2より小さいと剥離帯電の制御に
役立たない。
【0046】本発明においては、熱分解性の高いバイン
ダーを使用することにより、アブレーション転写により
画像形成も可能である。かかるバインダーとしては、平
衡条件下で測定された時に、望ましくは200℃以下の
温度で急速な酸触媒的部分分解を起こすポリマー物質が
挙げられ、具体的にはニトロセルロース類、ポリカーボ
ネート類及びJ.M.J.フレチェット(Freche
t)、F.ボーチャード(Bouchard)、J.
M.ホーリハン(Houlihan)、B.クリクズク
(Kryczke)及びE.エイクラー(Eichle
r)、J.イメージング・サイエンス(Imaging
Science),30(2),59〜64頁(19
86)に報告されるタイプのポリマー類、及びポリウレ
タン類、ポリエステル類、ポリオルトエステル類、ポリ
アセタール類、並びにこれらの共重合体が含まれる。
又、これらのポリマーは、その分解メカニズムと共に、
上述のホーリハン等の出願に詳細に示されている。
【0047】顔料の粒径を揃えることで高濃度が得られ
ることは特開昭62−158092号に開示されている
が、顔料の分散性を確保し、良好な色再現を得るため
に、各種分散剤を使用することが有効である。その他の
添加剤としては、インク層の可塑化により感度アップを
図る可塑剤の添加、インク層の塗布性を向上させる界面
活性剤の添加、インク層のブロッキングを防止するサブ
ミクロンからミクロンオーダーの粒子の添加が可能であ
る。
【0048】本発明におけるインク層の膜厚は0.3〜
0.7μmの範囲が好ましい。 (中間層)光熱変換層とインク層の間に中間層を設ける
ことが好ましい。この中間層は光熱変換剤の拡散防止機
能を有するもので、主としてバインダー樹脂からなり、
必要に応じて添加剤を含有する。本発明におけるバイン
ダーはゼラチンが好ましい。
【0049】中間層は、光熱変換層との接着力が高いも
のが好ましく、水系、溶剤系を問わない。しかしなが
ら、インク層が溶剤系の場合は水系中間層、特に溶剤に
侵されない素材を選び、インク層が水系、アルコール系
である時は溶剤系中間層で、水、アルコールに侵されな
い素材を選択する。こうすれば、インク層と中間層の親
和性が低く、剥離し易い。その結果、転写感度が向上す
る。
【0050】光熱変換層で発生した熱を効率良くインク
層に伝達する素材、又は、熱分解・発泡し、アブレーシ
ョンによる転写感度の向上が見込まれる素材の選択が必
要である。又、アブレーションで飛散した中間層がイン
ク層を汚すことがない様に、無色透明であることが好ま
しい。膜厚は薄い方が良く、0.01〜0.3μmが好
ましい。
【0051】中間層には、塗布性向上のための界面活性
剤、インク層との界面剥離を助長する離型剤、熱溶融性
物質等を添加することができる。離型剤として、シリコ
ーン化合物、弗素系化合物を、熱溶融性物質としてワッ
クス等のオレフィン系化合物や長鎖アルキル系化合物を
添加することが好ましい。
【0052】好ましいシリコーン化合物としては、ポリ
ジメチルシロキサンやその変性物、例えばポリエステル
変性シリコーン、アクリル変性シリコーン、ウレタン変
性シリコーン、アルキッド変性シリコーン、アミノ変性
シリコーン、エポキシ変性シリコーン、ポリエーテル変
性シリコーン等のオイルや樹脂、又はこの硬化物等が挙
げられる。好ましい弗素系化合物としては、弗素化オレ
フィン、パーフルオロ燐酸エステル系化合物が挙げられ
る。
【0053】好ましいオレフィン系化合物としては、ポ
リエチレン、ポリプロピレン等の分散物、ポリエチレン
イミンオクタデシル等の長鎖アルキル系化合物等が挙げ
られる。特に好ましくは、グリセリン脂肪酸モノエステ
ル、ポリグリセリン(N=2〜6)脂肪酸エステル、エ
リスリトール脂肪酸エステル等が挙げられる。
【0054】これら離型剤の内、溶解性に乏しいものは
分散するなどして用いることができる。又、シリコーン
化合物と同様に他のポリマーに付加させることも可能で
ある。又、バインダーを架橋するために各種の架橋剤を
添加することも可能である。
【0055】中間層に熱溶融物質を0.1〜20質量%
含有するすることも好ましい。熱溶融物質が0.1質量
%未満だと、光熱変換層で発生した熱でインク層の剥離
力を低下させることができない。又、20質量%より多
く含有すると中間層の色素バリヤー機能の低下と光熱変
換層との接着力低下を招く。
【0056】本発明においては、インク層下層(中間層
又は光熱変換層)に導電性化合物(帯電防止剤)を含有
させることも好ましい態様である。
【0057】この様な帯電防止剤としては、例えばアク
リル樹脂、ビニル系樹脂、セルロース樹脂等の樹脂に4
級アンモニウム塩系、燐酸系、エトサルフェイト系、ビ
ニルピロリドン系、スルホン酸系等の帯電防止効果を有
する基を導入又は共重合した導電性樹脂を使用すること
ができる。これらの帯電防止効果を有する基は、樹脂に
ペンダント状に導入されているものが、樹脂中に高密度
に導入することが可能であるため、特に高い帯電防止効
果を有することができ好ましい。具体的には、日本純薬
社製のジュリマーシリーズ、第一工業製薬社製のレオレ
ックスシリーズ、綜研化学社製のエレコンドシリーズ等
の化合物が挙げられる。
【0058】又、帯電防止剤として、π電子共役系構造
を有する化合物を使用することができる。具体的にはス
ルホン化ポリアニリン、化学的にドーピングしたポリア
セチレン、ポリ−p−フェニレンビニレン、ポリ−p−
フェニレンスルフィド、化学的に重合とドーピングした
ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリン、熱処理
により生成したフェノール樹脂の熱処理物、ポリアミド
の熱処理物、ペリレン酸無水物の熱処理物等が挙げられ
る。上記のπ電子共役系構造を有する帯電防止剤とし
て、特にスルホン化ポリアニリンが有用である。スルホ
ン化ポリアニリンとしては種々のものが知られている
が、一例として下記一般式(1)で表されるスルホン化
ポリアニリンが挙げられる。
【0059】
【化1】
【0060】式中、x、y及びnは、分子量が約300
〜10,000になる値である。上記スルホン化ポリア
ニリンは、水又はアルカリ水を含む溶媒中に可溶であ
り、分子内塩又はアルカリ塩を形成して溶解する。これ
らのスルホン化ポリアニリンは、例えば日東化学工業社
からaqua Pass・01Zの商品名で、かつ水溶
液や水と有機溶剤との混合溶媒溶液として入手、使用す
ることができる。これらの溶液は黄色を帯びた溶液であ
るが、濃度が低い場合には殆ど無色の溶液である。
【0061】又、導電性微粒子を用いることもできる。
このような導電性微粒子としては、例えば、ZnO、T
iO2、SnO2、Al23、In23、MgO、Ba
O、CoO、CuO、Cu2O、CaO、SrO、Ba
2、PbO、PbO2、MnO3、MoO3、SiO2
ZrO2、Ag2O、Y23、Bi23、Ti23、Sb
23、Sb25、K2Ti613、NaCaP218、M
gB25等の酸化物;CuS、ZnS等の硫化物;Si
C、TiC、ZrC、VC、NbC、MoC、WC等の
炭化物;Si34、TiN、ZrN、VN、NbN、C
2N等の窒化物;TiB2、ZrB2、NbB2、TaB
2、CrB、MoB、WB、LaB5等の硼化物;TiS
2、ZrSi2、NbSi2、TaSi2、CrSi2
MoSi2、WSi2等の珪化物;BaCO3、CaC
3、SrCO3、BaSO4、CaSO4等の金属塩;S
iN4・SiC、9Al23・2B23等の複合体やカー
ボンブラック等が挙げられ、これら1種を単独で又は2
種以上を併用してもよい。これらの内、SnO2、Zn
O、Al23、TiO2、In23、MgO、BaO及
びMoO3が好ましく、SnO2、ZnO、In23及び
TiO2が更に好ましく、SnO2が特に好ましい。
【0062】又、これらの導電性微粒子には各種金属イ
オンをドープ(含有)してもよく、例えばZnOに対し
てはAl,In等、TiOに対してはNb,Ta等、S
nO 2に対してはSb、Nb、ハロゲン元素等をドープ
しても良い。なかでも、SnO2や合成ヘクタイト粘度
鉱物(日本シリカ社製ラポナイト等)が経時的にも導電
性の変化が少なく安定性が高いので好ましく、SnO2
はSbをドープしたものやコロイド分散物のゾルなどが
特に好ましい。
【0063】導電性金属酸化物を帯電防止剤として使用
する場合には、光散乱を成る可く小さくするために、そ
の粒子径は小さいほど好ましいが、粒子とバインダの屈
折率の比をパラメータとして使用して決定されるべきも
のであり、ミー(Mie)の理論を用いて求めることが
できる。一般的に平均粒子粒子径が0.001〜0.5
μmの範囲のものであり、更に0.001〜0.2μm
の範囲が好ましい。
【0064】ここで言う平均粒子径は、導電性化合物の
1次粒子径だけではなく、高次構造の粒子径も含んだ値
である。
【0065】又、インク層下層の表面比抵抗が20%R
Hで108〜1012Ω・cmの範囲になることが好まし
い。この範囲内であれば、剥離帯電を5kV以下に制御
することができ、露光後のインクシートが装置内で貼り
付き搬送不良を起こす、ということもない。又、同時発
生する受像シートの帯電量も制御することができるた
め、ゴミの付着を減らすことができる。
【0066】(バックコート層)インクシートのインク
層とは反対側の面(裏面)には、通常、バックコート層
が設けられる。バックコート層はバインダーを主体と
し、必要に応じて添加剤が加えられる。
【0067】バックコート層に用いられるバインダーと
しては、ゼラチン、ポリビニルアルコール、メチルセル
ロース、ニトロセルロース、アセチルセルロース、芳香
族ポリアミド樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ア
ルキド樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、弗素樹
脂、ポリイミド樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ウ
レタン変性シリコーン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプ
ロピレン樹脂、ポリエステル樹脂、テフロン(R)樹
脂、ポリビニルブチラール樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポ
リビニルアセテート、ポリカーボネート、有機硼素化合
物、芳香族エステル類、フッ化ポリウレタン、ポリエー
テルスルホンなど汎用ポリマーを使用することができ
る。バックコート層のバインダーとして架橋可能な水溶
性バインダーを用い架橋させることは、マット剤の粉落
ち防止やバックコートの耐傷性の向上に効果がある。
又、保存時のブロッキングにも効果が大きい。この架橋
手段は、用いる架橋剤の特性に応じて、熱、活性光線、
圧力の何れか一つまたは組合せなどを特に限定なく採用
することができる。場合によっては、支持体への接着性
を付与するため、支持体のバックコート層を設ける側に
任意の接着層を設けてもよい。
【0068】又、バックコート層にはマット剤を含有さ
せることが好ましい。バックコート層に好ましく添加さ
れるマット剤としては、有機又は無機の微粒子が使用で
きる。有機系マット剤としては、ポリメチルメタクリレ
ート(PMMA)、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、その他のラジカル重合系ポリマーの微粒
子、ポリエステル、ポリカーボネートなど縮合ポリマー
の微粒子などが挙げられる。バックコート層は0.5〜
5g/m2程度の付量で設けられることが好ましい。
0.5g/m2未満では塗布性が不安定で、マット剤の
粉落ち等の問題が生じ易い。また、5g/m2を大きく
超えて塗布されると好適なマット剤の粒径が非常に大き
くなり、保存時にバックコートによるインク層面のエン
ボス化が生じ、特に薄膜のインク層を転写する熱転写で
は記録画像の抜けやムラが生じ易くなる。マット剤は、
その数平均粒径が、バックコート層のバインダーのみの
膜厚よりも1〜20μm大きいものが好ましい。マット
剤の中でも、2μm以上の粒径の粒子が1mg/m2
上が必要で、好ましくは2〜600mg/m2である。
これによって特に異物故障が改善される。また、粒径分
布の標準偏差を数平均粒径で割った値σ/rn(=粒径
分布の変動係数)が0.3以下となるような、粒径分布
の狭いものを用いることで、異常に大きい粒径を有する
粒子により発生する欠陥を改善できる上、より少ない添
加量で所望の性能が得られる。この変動係数は0.15
以下であることが更に好ましい。バックコート層には、
シート供給時の搬送ロールとの摩擦帯電による異物の付
着を防止するため、帯電防止剤を添加することが好まし
い。帯電防止剤としては、カチオン系界面活性剤、アニ
オン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤、高分子帯電
防止剤、導電性微粒子の他、「11290の化学商品」
化学工業日報社,875〜876頁等に記載の化合物な
どが広く用いられる。バックコート層に併用できる帯電
防止剤としては、上記の物質の中でも、カーボンブラッ
ク、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化錫などの金属酸化物、
有機半導体などの導電性微粒子が好ましく用いられる。
特に、導電性微粒子を用いることは、帯電防止剤のバッ
クコート層からの解離がなく、環境によらず安定した帯
電防止効果が得られるために好ましい。又、バックコー
ト層には、塗布性や離型性を付与するために、各種活性
剤、シリコーンオイル、弗素系樹脂等の離型剤などを添
加することも可能である。
【0069】本発明のインクシートと共に用いられる受
像シートは、当分野で知られる熱転写用のものであれば
特に制限なく適用できる。例えば特開平10−7177
5号を参照できる。画像形成方法についても同特許に詳
述される。
【0070】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明するが、こ
れによって本発明の実施態様が限定されるものではな
い。尚、特に断りない限り、実施例中の「%」は「質量
%」を表す。
【0071】〈インクシートの作製〉以下のように各イ
ンクシートを作製した。
【0072】実施例1 インクシート1 厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
(三菱化学ポリエステル社製、T100)に下記組成の
バックコート層塗布液1をワイヤーバーにて乾燥付量
1.0g/m2になるよう塗布・乾燥した。次いで、バ
ックコート層と反対の面に、下記の光熱変換層塗布液1
をワイヤーバーにて塗布・乾燥し、808nmの透過吸
光度が1.0の光熱変換層を形成した。この光熱変換層
の乾燥後の厚みは0.2μmであった。次いで光熱変換
層の上に下記のインク層塗布液1をワイヤーバーにより
塗布・乾燥して、厚みが0.5μmのインク層を形成
し、インクシート1を得た。インク層の透過濃度は、マ
クベスTD−904濃度計での測定で0.69であっ
た。 (バックコート層塗布液1) ポリビニルアルコール(ゴーセノールEG−30:日本合成化学工業社製) 41.6% 弗素化合物(ユニダインTG810:ダイキン工業社製,樹脂分18%) 2.6% 帯電防止剤(エフコール214:松本油脂社製) 5.3% PMMA樹脂粒子(体積平均粒径5.6μm) 3.2% 水 47.3% (光熱変換層塗布液1) ポリビニルブチラール(デンカブチラール#3000−4:電気化学工業社 製) 2.18% 架橋剤(スミジュールN3300:住友化学社製) 0.22% 赤外吸収色素(IR−1) 0.6% メチルエチルケトン(MEK) 67.9% シクロヘキサノン 29.1%
【0073】
【化2】
【0074】 (インク層塗布液1) 顔料分散物(MHIマゼンタ#8100M:御国色素社製) 17.3% アクリル樹脂(ダイヤナールBR−105:三菱レイヨン社製) 6.5% 弗素系樹脂(メガファックF−178K:大日本インキ化学工業社製)の 30%溶液 1.0% メチルエチルケトン 21.4% シクロヘキサノン 54.0% 離型剤(X−24−8300:信越シリコン社製)の25%キシレン溶液 0.32% 実施例2 インクシート2 インク層塗布液1を下記のインク層塗布液2に変えた以
外は実施例1と同様にしてインクシート2を作製した。 (インク層塗布液2) 顔料分散物(MHIマゼンタ#8100M:前出) 17.3% アクリル樹脂(ダイヤナールBR−105:前出) 5.8% 弗素系樹脂(メガファックF−178K:前出)の30%溶液 1.0% メチルエチルケトン 21.4% シクロヘキサノン 54.0% 離型剤(X−24−8300:前出)の25%キシレン溶液 3.2% 比較例1 インクシート1Cインク層塗布液1を下記のインク層塗
布液1Cに変えた以外は実施例1と同様にしてインクシ
ート1Cを作製した。 (インク層塗布液1C) 顔料分散物(MHIマゼンタ#8100M:前出) 17.3% アクリル樹脂(ダイヤナールBR−105:前出) 5.8% 弗素系樹脂(メガファックF−178K:前出)の30%溶液 1.0% メチルエチルケトン 21.4% シクロヘキサノン 54.0% 比較例2 インクシート2C インク層塗布液1を下記のインク層塗布液2Cに変えた
以外は実施例1と同様にしてインクシート2Cを作製し
た。 (インク層塗布液2C) 顔料分散物(MHIマゼンタ#8100M:前出) 17.3% アクリル樹脂(ダイヤナールBR−105:前出) 5.1% 弗素系樹脂(メガファックF−178K:前出)の30%溶液 1.0% メチルエチルケトン 21.4% シクロヘキサノン 54.0% 離型剤(X−24−8300:前出)の25%キシレン溶液 6.0% 実施例1,2及び比較例1,2について、以下の評価法
に従って剥離帯電量及び搬送性を評価した。結果を表1
に示す。
【0075】《剥離帯電量》帯電量の測定は、Stat
iron−DZ3(シシド静電気社製)で行った。ドラ
ム表面に受像層を表にするように受像シートを吸引支持
させ、インクシートのインク層と受像層が密着するよう
にインクシートを密着させる。この時、インクシート、
受像シート共、19℃・30%RH環境下に4時間調湿
したものを用いた。インクシートのバックコート層側よ
りレーザー露光を行った後、インクシートを剥離した直
後のインクシート転写面の帯電量を、高さ50mmの所
に検出器を固定し測定した。
【0076】《搬送性》露光装置における露光後搬送時
のジャムリングを、以下の評価基準に従って評価し、イ
ンクシートの搬送性とした。
【0077】 ◎:100回中ジャムリングは0回 ○:100回中1〜2回のジャムリングあり △:100回中3〜9回のジャムリングあり ×:100回中10回以上ジャムリングが生じる
【0078】
【表1】
【0079】この結果から明らかなように、剥離帯電量
及び離型剤添加量が規定する範囲に入る本発明のインク
シートは、何れも搬送性が優れている。
【0080】実施例3 インクシート3 インク層塗布液1を下記のインク層塗布液3に変えた以
外は実施例1と同様にしてインクシート3を作製した。 (インク層塗布液3) 顔料分散物(MHIマゼンタ#8100M:前出) 17.3% アクリル樹脂(ダイヤナールBR−105:前出) 6.2% 弗素系樹脂(メガファックF−178K:前出)の30%溶液 1.0% メチルエチルケトン 21.4% シクロヘキサノン 54.0% 熱溶融性物質(リケマールHT−10:理研ビタミン社製) 0.4% 実施例4 インクシート4 インク層塗布液3を下記のインク層塗布液4に変えた以
外は実施例3と同様にしてインクシート4を作製した。 (インク層塗布液4) 顔料分散物(MHIマゼンタ#8100M:前出) 17.3% アクリル樹脂(ダイヤナールBR−105:前出) 5.6% 弗素系樹脂(メガファックF−178K:前出)の30%溶液 1.0% メチルエチルケトン 21.4% シクロヘキサノン 54.0% 熱溶融性物質(リケマールHT−10:理研ビタミン社製) 1.0% 実施例5 インクシート5 インク層塗布液3を下記のインク層塗布液5に変えた以
外は実施例3と同様にしてインクシート5を作製した。 (インク層塗布液5) 顔料分散物(MHIマゼンタ#8100M:前出) 17.3% アクリル樹脂(ダイヤナールBR−105:前出) 3.6% 弗素系樹脂(メガファックF−178K:前出)の30%溶液 1.0% メチルエチルケトン 21.4% シクロヘキサノン 54.0% 熱溶融性物質(リケマールHT−10:理研ビタミン社製) 3.0% 実施例6 インクシート6 インク層塗布液4の熱溶融性物質リケマールHT−10
を等量のボエムJ−4081(理研ビタミン社製)に変
えたインク層塗布液6を使用した以外は実施例4と同様
にしてインクシート6を作製した。
【0081】実施例7 インクシート7 インク層塗布液4の熱溶融性物質リケマールHT−10
を等量のリケスターEW−90(理研ビタミン社製)に
変えたインク層塗布液7を使用した以外は実施例4と同
様にしてインクシート7を作製した。
【0082】実施例8 インクシート8 インク層塗布液4の熱溶融性物質リケマールHT−10
を等量のボエムK−30(理研ビタミン社製)に変えた
インク層塗布液8を使用した以外は実施例4と同様にし
てインクシート8を作製した。
【0083】比較例3 インクシート3C インク層塗布液3を下記のインク層塗布液3Cに変えた
以外は実施例3と同様にしてインクシート3Cを作製し
た。
【0084】 (インク層塗布液3C) 顔料分散物(MHIマゼンタ#8100M:前出) 17.3% アクリル樹脂(ダイヤナールBR−105:前出) 6.4% 弗素系樹脂(メガファックF−178K:前出)の30%溶液 1.0% メチルエチルケトン 21.4% シクロヘキサノン 54.0% 熱溶融性物質(リケマールHT−10:前出) 0.2% 比較例4 インクシート4C インク層塗布液3を下記のインク層塗布液4Cに変えた
以外は実施例3と同様にしてインクシート4Cを作製し
た。 (インク層塗布液4C) 顔料分散物(MHIマゼンタ#8100M:前出) 17.3% アクリル樹脂(ダイヤナールBR−105:前出) 3.1% 弗素系樹脂(メガファックF−178K:前出)の30%溶液 1.0% メチルエチルケトン 21.4% シクロヘキサノン 54.0% 熱溶融性物質(リケマールHT−10:前出) 3.5% 比較例5 インクシート5C インク層塗布液4の熱溶融性物質リケマールHT−10
を等量のボエムJ−6081(理研ビタミン社製)に変
えたインク層塗布液5Cを使用した以外は実施例4と同
様にしてインクシート5Cを作製した。
【0085】実施例3〜8及び比較例3〜5について、
剥離帯電量及び搬送性(前出の評価基準と同じ)を評価
した。結果を表2に示す。尚、バインダーと熱溶融性物
質のSP値差の絶対値も併せて記載した。
【0086】
【表2】
【0087】結果から明らかなように、剥離帯電量、熱
溶融性物質含有量、SP値差の絶対値が、何れも規定す
る範囲に入る本発明のインクシートは、搬送性が優れて
いる。
【0088】実施例9 インクシート9 厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
(三菱化学ポリエステル社製、T100)に下記組成の
バックコート層塗布液9をワイヤーバーにて乾燥付量
1.0g/m2になるよう塗布・乾燥した。次いで、バ
ックコート層と反対の面に、下記の光熱変換層塗布液9
をワイヤーバーにて塗布・乾燥し、808nmの透過吸
光度が1.0の光熱変換層を形成した。この光熱変換層
の乾燥後の厚みは0.2μmであった。次いで光熱変換
層の上に下記の中間層塗布液9をワイヤーバーにて乾燥
付量0.1g/m2になるよう塗布・乾燥した。ついで
中間層の上に下記のインク層塗布液9をワイヤーバーに
より塗布・乾燥して、厚みが0.5μmのインク層を形
成し、インクシート9を得た。インク層の透過濃度は、
マクベスTD−904濃度計での測定で0.69であっ
た。 (バックコート層塗布液9) ポリビニルアルコール(ゴーセノールEG−30:前出) 41.6% 弗素化合物(ユニダインTG810:前出,樹脂分18%) 2.6% 帯電防止剤(エフコール214:前出) 5.3% PMMA樹脂粒子(体積平均粒径5.6μm) 3.2% 水 47.3% (光熱変換層塗布液9) ポリビニルブチラール(デンカブチラール#3000−4:前出) 2.18% 架橋剤(スミジュールN3300:前出) 0.22% 赤外吸収色素(IR−1) 0.6% メチルエチルケトン(MEK) 67.9% シクロヘキサノン 29.1% (中間層塗布液9) ゼラチン 1.46% 熱溶融性物質(ケミスタット1100:三洋化成社製) 0.03% 弗素系界面活性剤(フタージェントFT−251:ネオス社製)0.01% i−プロピルアルコール 19.7% 水 78.8% (インク層塗布液9) 顔料分散物(MHIマゼンタ#8100M:前出) 17.3% アクリル樹脂(ダイヤナールBR−105:前出) 6.3% 弗素系樹脂(メガファックF−178K:前出)の30%溶液 1.0% メチルエチルケトン 21.4% シクロヘキサノン 54.0% 実施例10 インクシート10 中間層塗布液9に変えて下記の中間層塗布液10を使用
した以外は実施例9と同様にしてインクシート10を作
製した。 (中間層塗布液10) ゼラチン 1.39% 熱溶融性物質(ケミスタット1100:前出) 0.15% 弗素系界面活性剤(フタージェントFT−251:前出) 0.01% i−プロピルアルコール 19.7% 水 78.8% 実施例11 インクシート11 中間層塗布液9に変えて下記の中間層塗布液11を使用
した以外は実施例9と同様にしてインクシート11を作
製した。 (中間層塗布液11) ゼラチン 1.27% 熱溶融性物質(ケミスタット1100:前出) 0.22% 弗素系界面活性剤(フタージェントFT−251:前出) 0.01% i−プロピルアルコール 19.7% 水 78.8% 比較例6 インクシート6C 中間層塗布液9に変えて下記の中間層塗布液6Cを使用
した以外は実施例9と同様にしてインクシート6Cを作
製した。 (中間層塗布液6C) ゼラチン 1.49% 弗素系界面活性剤(フタージェントFT−251:前出) 0.01% i−プロピルアルコール 19.7% 水 78.8% 比較例7 インクシート7C 中間層塗布液9に変えて下記の中間層塗布液7Cを使用
した以外は実施例9と同様にしてインクシート7Cを作
製した。 (中間層塗布液7C) ゼラチン 1.11% 熱溶融性物質(ケミスタット1100:前出) 0.38% 弗素系界面活性剤(フタージェントFT−251:前出) 0.01% i−プロピルアルコール 19.7% 水 78.8% 各インクシートについて剥離耐電量及び搬送性を評価し
た。
【0089】
【表3】
【0090】結果から明らかなように、剥離帯電量が規
定する範囲に入るよう、中間層に熱溶融性物質を含有さ
せても搬送性が改良される。
【0091】実施例12 インクシート12 中間層塗布液9を下記の中間層塗布液12に変えた以外
は実施例9と同様にしてインクシート12を作製した。 (中間層塗布液12) ゼラチン 0.62% 導電性物質(酸化錫) 0.87% 弗素系界面活性剤(フタージェントFT−251:前出) 0.01% i−プロピルアルコール 19.7% 水 78.8% 実施例13 中間層塗布液9を下記の中間層塗布液13に変えた以外
は実施例9と同様にしてインクシート13を作製した。 (中間層塗布液13) ゼラチン 1.49% 導電性物質(ポリアニリン) 0.02% 弗素系界面活性剤(フタージェントFT−251:前出) 0.01% i−プロピルアルコール 19.7% 水 78.8% 実施例14 インクシート14 中間層塗布液12の導電性物質(酸化錫)を等量のアン
チモンドープ酸化錫に変えた中間層塗布液を使用した以
外は実施例12と同様にしてインクシート14を作製し
た。
【0092】比較例8 インクシート8C 中間層塗布液9を下記の中間層塗布液8Cに変えた以外
は実施例9と同様にしてインクシート8Cを作製した。 (中間層塗布液8C) ゼラチン 1.48% 導電性物質(ケミスタット1100:前出) 0.22% 弗素系界面活性剤(フタージェントFT−251:前出) 0.01% i−プロピルアルコール 19.7% 水 78.8% 実施例12〜14及び比較例8について、最大帯電量、
搬送性(前出の評価基準による)及び表面比抵抗を評価
した。結果を表4に示す。
【0093】《表面比抵抗》18℃・20%RHで1時
間調湿後、インクシートのインク層を転写した部位(中
間層又は光熱変換層露出面)の表面比抵抗を測定した。
表中の表面比抵抗は対数値(Log)を示してある。測
定器は川口電機製作所社製のR−503を用いた。
【0094】
【表4】
【0095】中間層に導電性物質を含有させることによ
っても本発明の効果が得られることを確認した。
【0096】
【発明の効果】本発明によれば、レーザー熱転写記録方
式によってインク層を受像層上に転写した後のインクシ
ートの剥離帯電量を制御し、搬送性の良好なレーザー熱
転写用インクシートが得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒木 孝彰 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 (72)発明者 高橋 理愛子 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 Fターム(参考) 2H111 AA01 AA26 AA35 BA03 BA07 BA09 BA12 BA32 BA53 BA55 BA63 BA68 BA71 BA78

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、少なくとも光熱変換層、イ
    ンク層を有するレーザー熱転写インクシートにおいて、
    該インク層をインク層の下層から剥離する時の剥離帯電
    量の絶対値が0〜5kVであることを特徴とするレーザ
    ー熱転写用インクシート。
  2. 【請求項2】 剥離帯電量の絶対値が0.2〜3kVで
    あることを特徴とする請求項1記載のレーザー熱転写用
    インクシート。
  3. 【請求項3】 インク層が離型剤を0.1〜10質量%
    含有することを特徴とする請求項1又は2記載のレーザ
    ー熱転写用インクシート。
  4. 【請求項4】 インク層がバインダー及び3〜30質量
    %の熱溶融性物質を含有することを特徴とする請求項
    1、2又は3記載のレーザー熱転写用インクシート。
  5. 【請求項5】 バインダーと熱溶融性物質のSP値の差
    の絶対値が、0.2〜4.5の範囲内であることを特徴
    とする請求項4記載のレーザー熱転写用インクシート。
  6. 【請求項6】 光熱変換層とインク層の間に中間層を有
    することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載
    のレーザー熱転写用インクシート。
  7. 【請求項7】 中間層に熱溶融性物質を0.1〜20質
    量%含有することを特徴とする請求項6記載のレーザー
    熱転写用インクシート。
  8. 【請求項8】 インク層下層の表面比抵抗が108〜1
    12Ω・cmであることを特徴とする請求項1〜7のい
    ずれか1項記載のレーザー熱転写用インクシート。
  9. 【請求項9】 インク層下層に導電性化合物を0.1〜
    60質量%含有することを特徴とする請求項1〜8のい
    ずれか1項記載のレーザー熱転写用インクシート。
  10. 【請求項10】 導電性化合物が金属酸化物又は導電性
    ポリマーのいずれかであることを特徴とする請求項9記
    載のレーザー熱転写用インクシート
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