JP2003063072A - 両面印刷装置、両面印刷システム、紙送り制御方法 - Google Patents

両面印刷装置、両面印刷システム、紙送り制御方法

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JP2003063072A
JP2003063072A JP2001258822A JP2001258822A JP2003063072A JP 2003063072 A JP2003063072 A JP 2003063072A JP 2001258822 A JP2001258822 A JP 2001258822A JP 2001258822 A JP2001258822 A JP 2001258822A JP 2003063072 A JP2003063072 A JP 2003063072A
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printing
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double
sided printing
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JP2001258822A
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English (en)
Inventor
Shuichi Mizuno
秀一 水野
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Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2台のプリンタを用いて長尺用紙の両面に各
々印刷を行なう両面印刷装置では、長い間印刷を継続す
ると両プリンタの紙送り精度の誤差が蓄積されて、表側
の面に印刷されたイメージと裏面に印刷すべきイメージ
との間で、位置のズレが生じてしまう。 【解決手段】 第1のプリンタは、肉眼で視認すること
が不可能なマーク93を、一定間隔で印刷用紙の表側の
面に付する(a)。第2のプリンタは、マーク93を読
み取って、その位置を基準として印刷開始位置の頭出し
を行ない、用紙の裏面に印刷を実行する(b)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも2つの
プリントエンジンを有して、その各々が印刷用紙の表、
及び裏の各面に印刷を行なうことにより、印刷用紙の両
面に印刷を実行する両面印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にホストコンピュータと接続して用
いられるプリンタでは、印刷用紙の片側の面にのみ印刷
を行なうものが多い。但し、一部のプリンタにおいて
は、プリントエンジンによって印刷が行なわれた用紙を
一旦取り出して、用紙反転機構によってその表裏を反転
させた後、再び同一のプリントエンジンに戻して印刷を
行なうことによって両面印刷を実現している。
【0003】このような構成の両面印刷装置では、表側
の面の印刷が終了した用紙の取り出し、及び反転動作を
行なっている間には、一切印刷動作を行なわせることが
できない。また、用紙の反転経路における紙送り動作が
比較的複雑であるため、その反転作業にも多くの時間が
費やされる。そのため、総じて印刷時間が長引き、印刷
速度が犠牲とされてしまう。また、用紙を一旦取り出す
ことが前提とされるため、カットシートしか扱うことが
できない。すなわち、ロール紙のような長尺の用紙は、
そのままでは上記構成の用紙反転機構に通すことができ
ない。
【0004】印刷用紙の表裏両面に淀みなく印刷を実行
するためには、2台のプリンタを用い、あるいは2以上
のプリントエンジンを有する1台のプリンタを用い、同
時に印刷用紙の表側の面と、裏面とに印刷を実行するの
が好ましい。このとき、インクジェットプリンタのよう
に印刷用紙とプリントヘッドとの上下の位置関係が、予
め定まっているプリンタでは、2つのプリンタ(あるい
は2つのプリントエンジン)を横に並べることができな
い。従って、インクジェットプリンタは鉛直線上の異な
る高さに並び配され、第1のインクジェットプリンタに
おいて印刷を受けた後に排出された印刷用紙を、表裏反
転して第2のインクジェットプリンタに給紙して更に印
刷をなすことにより、用紙の両面に印刷を実行するよう
な構成の両面印刷装置が用いられることとなる。
【0005】上記のように、ダブルプリンタ(あるいは
ダブルエンジン)構成の両面印刷装置を用いることによ
って、初めて、長尺の印刷用紙にも連続して印刷を実行
することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の両面印刷装
置では、高速に両面印刷を実行することが可能となるた
め、それ故に発生する問題点もある。
【0007】まず、全面テキスト印字を行なう場合のよ
うに第1、及び第2のプリンタが略同一の速度で印刷し
続ける場合について考えると、両プリンタの機械的精度
誤差の問題が生じてくる。
【0008】各プリンタにおける紙送りローラの機械的
精度は、微細なレベルでは個体差を有している。通常の
カットシートを扱うプリンタでは、各用紙1枚毎に頭出
し動作が行なわれ、その度に機械的精度誤差はご破算と
なって解消される。しかし、長尺の印刷用紙に連続して
印刷を実行していく場合には、両方のプリンタの精度誤
差が解消される場面がない。従って、用紙の表側の面に
印刷すべきイメージと、裏面に印刷すべきイメージとの
位置のズレが、最初は微細なレベルのものであったとし
ても、印刷を継続するに従ってそのズレは累積してい
く。
【0009】すなわち、カットシートを扱うプリンタで
は、紙送りローラの機械的精度がある一定の公差の範囲
内に納められていれば、それで構わなかったのである
が、連続用紙に印刷を継続する場合にはこれが問題とな
ってくるのである。
【0010】次に、テキストとグラフィックイメージと
が混在する文書を印刷するような場合、第1、及び第2
のプリンタが現に印刷を実行しているデータの性格の違
いによる印刷速度差の問題が生じる。
【0011】例えば、第1のプリンタにおいてカラーグ
ラフィックス印刷が実行されているときに、第2のプリ
ンタではテキスト印刷が実行されているとすると、その
印刷データ量の違いから、第1のプリンタにおいては用
紙送り速度が遅く、第2のプリンタにおいては用紙送り
速度が速くなってしまう。高精細なカラーグラフィック
ス印刷を行なうときには、このような速度差が特に顕著
となる。上記のような状態が継続すると、第2のプリン
タにおいて印刷を実行しようとしても、第1のプリンタ
において排出される用紙の量が足りないという事態を招
いてしまう。
【0012】本発明は、以上のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、第1、及び第2のプリン
タにおける紙送り精度や速度の差をも吸収し、円滑に両
面印刷を実行することが可能な技術を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、第1のプリンタにおいて排出された印刷
用紙を表裏反転して第2のプリンタに給紙し、第1、及
び第2のプリンタにおいて各々印刷をなすことにより、
印刷用紙の両面に印刷を実行する両面印刷装置において
適用される。
【0014】上記構成の両面印刷装置において、請求項
1記載の両面印刷装置は、第2のプリンタにおいて識別
可能な目印を印刷用紙上に付する刻印手段を備える。そ
して、第2のプリンタは、前記刻印手段によって付され
た目印の位置を基準として、印刷用紙の表側の面に印刷
されたイメージと、裏面に印刷すべきイメージとの位置
を合わせるための紙送り制御を行なうよう構成されてい
る。
【0015】両面印刷装置が上記のように構成されるこ
とにより、第2のプリンタは第1のプリンタの出力結果
を踏まえて、第1、及び第2のプリンタの紙送り精度の
誤差の累積によるズレを解消させることが可能である。
【0016】また、上記構成の両面印刷装置において、
請求項2記載の両面印刷装置では、前記印刷用紙に、予
め第2のプリンタにおいて識別可能な目印が付されてお
り、第2のプリンタは、前記目印の位置を基準として、
印刷用紙の表側の面に印刷されたイメージと、裏面に印
刷すべきイメージとの位置を合わせるための紙送り制御
を行なうよう構成されている。この構成によっても、第
2のプリンタは第1のプリンタの出力結果を踏まえて、
第1、及び第2のプリンタの紙送り精度の誤差の累積に
よるズレを解消させ得る。
【0017】更に、上記構成の両面印刷装置において、
請求項3記載の両面印刷装置は、前記印刷用紙の紙端を
検出する紙端検出手段を備え、第2のプリンタは、前記
紙端検出手段からの情報を基準として、印刷用紙の表側
の面に印刷されたイメージと、裏面に印刷すべきイメー
ジとの位置を合わせるための紙送り制御を行なうよう構
成されている。この構成によっても、第2のプリンタは
第1のプリンタの出力結果を踏まえて、第1、及び第2
のプリンタの紙送り精度の誤差の累積によるズレを解消
させ得る。
【0018】また、請求項4記載の両面印刷装置は、請
求項1記載の両面印刷装置において、第1、及び第2の
プリンタに、紙送り方向において連続して印刷を行なう
ことが許容される単位長さの制限が設定されている。そ
して、前記刻印手段が、印刷用紙に対して前記単位長さ
毎に、前記目印を付するよう構成されている。これによ
れば、上記紙送り精度の誤差によるズレは、この単位長
さ毎に解消されていくので、累積されていくことがな
い。
【0019】請求項5記載の両面印刷装置では、請求項
1、又は請求項4いずれかの構成の両面印刷装置におい
て、前記刻印手段は、印刷用紙を幅方向に裁断するカッ
ターであり、前記目印は、当該カッターにより裁断され
た印刷用紙の前端である。この構成によれば、第2のプ
リンタにおいて通常の用紙頭出し操作を実行する事によ
り、上述のズレを解消させることが可能である。
【0020】また、請求項6記載の両面印刷装置は、請
求項5記載の両面印刷装置において、第1のプリンタ
は、前記カッターにより、第1のプリンタにおける用紙
排出部から、第2のプリンタにおける用紙供給部に至る
表裏反転経路の長さに満たない範囲の単位長さで、印刷
用紙を裁断するよう構成されている。これによれば、第
1のプリンタにおいて現に印刷を実行している用紙の部
分と、第2のプリンタにおいて現に印刷を実行している
用紙の部分とが物理的に切り離された状態となるため、
双方のプリンタにおいて紙送り速度が異なった印刷を実
行していても不都合とならない。
【0021】一方、請求項7記載の両面印刷装置は、請
求項1、又は請求項2記載の両面印刷装置において、前
記目印が、人によって視認不可能なものであることを特
徴とする。この場合、印刷用紙上に目印を付するための
特別な領域を設ける必要もなく、印刷用紙を余すことな
く利用することが可能である。
【0022】請求項8記載の両面印刷装置は、請求項
4、又は請求項6、乃至請求項7記載の両面印刷装置に
おいて、第1、及び第2のプリンタは、前記単位長さを
基準としたページ制御を行なうよう構成されている。こ
の場合、前記目印を基準として、ロール紙のような長尺
の用紙であっても、通常のカットシートを扱うプリンタ
と同様に扱うことができる。
【0023】請求項9記載の両面印刷装置における用紙
送り制御方法は、第1のプリンタにおいて排出された印
刷用紙を表裏反転して第2のプリンタに給紙し、第1、
及び第2のプリンタにおいて各々印刷をなすことによ
り、印刷用紙の両面に印刷を実行する両面印刷装置にお
ける用紙送り制御方法であって、第1のプリンタにおけ
る用紙排出部から、第2のプリンタにおける用紙供給部
に至る表裏反転経路の外側と内側とに各々配されたタッ
チセンサにより、前記表裏反転経路内の用紙の撓みを検
出させ、外側への用紙撓みが検出されるときには、第1
のプリンタにおける用紙送りに遅延を与え、内側への用
紙撓みが検出されるときには、第2のプリンタにおける
用紙送りに遅延を与えることを特徴とする用紙送り制御
方法である。この方法によれば、表裏反転経路内の用紙
の撓みを検出しつつ、常にその長さを一定の範囲に保つ
ことにより、第1及び第2のプリンタの紙送り速度を同
期させることが可能である。
【0024】請求項10記載の印刷システムは、第1の
プリンタにおいて排出された印刷用紙を表裏反転して第
2のプリンタに給紙することが可能に構成された両面印
刷装置と、前記第1、及び第2のプリンタに対して印刷
命令を送信し、各々印刷を実行させることにより、印刷
用紙の両面に印刷を実行させるホストコンピュータとか
らなる印刷システムである。この印刷システムにおい
て、前記ホストコンピュータは、第1のプリンタに対し
て送信した印刷命令に含まれる情報が表す第1のプリン
タにおける紙送り量と、第2のプリンタに対して送信し
た印刷命令に含まれる情報が表す第2のプリンタにおけ
る紙送り量とを比較し、当該比較の結果、紙送り量の多
い側のプリンタに対して、用紙送りの遅延を与えるため
の命令を送信するよう構成されていることを特徴とす
る。この印刷システムによれば、第1、及び第2のプリ
ンタにおける紙送り量の違いを、ホストコンピュータが
管理して、両プリンタの紙送り速度を同期させることが
可能である。
【0025】請求項11記載の両面印刷装置は、第1の
プリンタにおいて排出された印刷用紙を表裏反転して第
2のプリンタに給紙し、第1、及び第2のプリンタにお
いて各々印刷をなすことにより、印刷用紙の両面に印刷
を実行する両面印刷装置において、第1、及び第2のプ
リンタは、双方向通信可能に接続されている。そして、
印刷実行時において紙送りを行なった量に関する情報
を、各々相手方プリンタから受信し、当該相手方プリン
タが紙送りを行なった量に関する情報に応じた紙送り制
御を行なうよう構成されている。この構成の両面印刷装
置では、ホストコンピュータが関与することなく、両面
印刷装置単独で第1、及び第2のプリンタにおける紙送
り量の違いを調整することができる。
【0026】請求項12記載の両面印刷装置は、請求項
11記載の両面印刷装置において、第2のプリンタは、
裁断された用紙の後端の位置を検出し、当該用紙後端位
置に関する情報を第1のプリンタに対して送信し、第1
のプリンタは、受信した用紙後端位置に関する情報に基
づき、第1のプリンタにおいて現に印刷に係る用紙の前
端が、第2のプリンタ内にある用紙の後端位置にまで達
しないように紙送り制御を行なうよう構成されている。
これにより、後行する印刷用紙が先行する印刷用紙に重
なってしまうことが防止される。
【0027】第1、及び第2のプリンタは、必ずしも独
立の制御基板を持つものである必要はない。そこで、請
求項13記載の両面印刷装置は、請求項1、乃至請求項
8記載の両面印刷装置において、第1、及び第2のプリ
ンタは、単一の制御基板によって構成される単一の制御
部によって動作制御を受けるよう構成されている。
【0028】
【発明の実施形態】以下、本発明の一実施形態について
図面を参照して説明する。図1は、本実施形態における
両面印刷装置、及び印刷システムの構成概要を模式的に
表す図である。図1において鎖線で囲み表される両面印
刷装置1は、第1のインクジェットプリンタ11と、第
2のインクジェットプリンタ12とを有して構成され、
その各々がインタフェースケーブル201及び202を
介してホストコンピュータ10と接続され、印刷システ
ムを構成する。尚、図1に表す両面印刷装置1では、第
1のインクジェットプリンタ11が下側に、第2のイン
クジェットプリンタ12が上側に、各々鉛直線上の異な
る高さに並び配されているが、第1のインクジェットプ
リンタと第2のインクジェットプリンタとの位置関係
は、これに限られない。
【0029】両面印刷装置1は、カットシートのみなら
ず、ロール20に巻かれた長尺の印刷用紙21をも扱う
ことができる。ロール20から引き出された印刷用紙2
1は、まず第1のインクジェットプリンタ11の紙送り
ローラ31により挟持されて、用紙経路内に送られる。
さらに印刷用紙21は、キャリッジ51に搭載されるプ
リントヘッド41の下を通過する際にインクの吐出を受
け、排紙ローラ61により第1のインクジェットプリン
タ11から排出される。
【0030】第1のインクジェットプリンタ11におい
て排出された印刷用紙21は、略半円の弧を描く表裏反
転経路を経て第2のインクジェットプリンタ12に供給
される。第2のインクジェットプリンタ12において
は、第1のインクジェットプリンタ11において印刷用
紙21の下側であった面が、上側の面として供給され
る。紙送りローラ32により挟持された印刷用紙21
は、用紙経路内でキャリッジ52に搭載されるプリント
ヘッド42の下を通過する際に再びインクの吐出を受
け、排紙ローラ62により第2のインクジェットプリン
タ12から排出される。
【0031】このように、印刷用紙21は概略U字型の
用紙経路内にて、その両面に印刷を受けることができ
る。上記構成の両面印刷装置1において、第1のインク
ジェットプリンタ11には、第2のインクジェットプリ
ンタ12に備えられたセンサ100によって識別可能な
目印を印刷用紙上に付するための刻印手段たるマーキン
グ装置90が備えられている。そして、第2のインクジ
ェットプリンタでは、マーキング装置90によって付さ
れた目印の位置を基準として、印刷用紙の表側の面に既
に印刷されたイメージと、裏面にこれから印刷すべきイ
メージとの位置を合わせるための紙送り制御を行なう。
【0032】尚、図1に示した例では、第1のインクジ
ェットプリンタ11内に刻印手段たるマーキング装置9
0が備えられているが、例えば、上述した略半円の弧を
描く表裏反転経路内に備える等、両面印刷装置1が刻印
手段たるマーキング装置90を備えていれば良い。
【0033】また、図1に示した例では、刻印手段たる
マーキング装置90により上記目印を印刷用紙上に付す
る構成としたが、変形例として、印刷用紙上に、予め
(初めから)第2のプリンタにおいて識別可能な目印が
付されている構成も考えることができる。
【0034】更に、他の実施例として、両面印刷装置1
が印刷用紙の紙端を検出する紙端検出手段を備え、第2
のプリンタは、前記紙端検出手段からの情報を基準とし
て、印刷用紙の表側の面に印刷されたイメージと、裏面
に印刷すべきイメージとの位置を合わせるための紙送り
制御を行なう構成も考えられる。例えば、第2のインク
ジェットプリンタ12のマーク読み取りセンサ100
(後述)に替えて、当該位置に紙端検出手段としてフォ
トリフレクタ等のセンサを設け、このセンサが印刷用紙
の先端を検出した時を基準として、第2のインクジェッ
トプリンタ12における当該印刷用紙の印字領域の頭出
しを行なうようにしても良い。或いは、上述した略半円
の弧を描く表裏反転経路上に紙端検出手段としてフォト
リフレクタ等のセンサを設け、このセンサが印刷用紙の
後端を検出した時を基準として、第2のインクジェット
プリンタ12における当該印刷用紙の印字領域の頭出し
を行なうことも考えられる「図1において、印刷用紙が
排紙ローラ61と紙送りローラ32間に満たない長さの
カットシート等である場合には、表裏反転経路内でも何
らかの手段(例えば、図5の補助ローラ64参照)によ
り紙送りされているものとする」。
【0035】ロール紙を扱うプリンタでは、本来、紙送
り方向において連続して印刷を行なうことが許容される
長さに制限はなく、どこまでも継続して印刷を実行して
いくことができる。これに対して、上記のイメージ位置
合わせのための紙送り制御では、例えば、通常のカット
シートを扱うプリンタにおける印刷用紙の頭出し動作と
同様の操作を可能としている。図2は、その位置合わせ
の様子を説明するための図である。
【0036】図2において、図2(a)は、第1のイン
クジェットプリンタ11によって印刷を受けた奇数ペー
ジ面の様子を、図2(b)は、第2のインクジェットプ
リンタ12によって印刷を受けた偶数ページ面の様子を
それぞれ表している。図2(a)において、用紙送り基
準位置マーク91は、第1のインクジェットプリンタ1
1のマーキング装置90によって付されたものである。
実施形態における両面印刷装置1では、紙送り方向にお
いて連続して印刷を行なうことが許容される単位長さの
制限が設定されている。例えば最終的にA4サイズの印
刷物を得ようとした場合、紙送り方向に297ミリメー
トルの長に加えて、一定の余り代の部分が含まれた長さ
が単位長さとされる。図2(a)において鎖線(仮想線
であって、実際に用紙上に印刷されるものではない)9
2によって用紙送り基準位置マーク91を囲んだ範囲
が、この余り代の部分である。
【0037】第2のインクジェットプリンタ12では、
マーク読み取りセンサ100が、このマークの形状を識
別し、この用紙送り基準位置マーク91の中央を基準と
して、偶数ページの各印字領域の頭出しを行なう。この
ようにして両面に印刷を受けた長尺の用紙21は、その
まま、排紙ローラ62によって装置外に排出される。
【0038】以上のようにして得られたページ綴り状態
の長尺の印刷物は、図3に表されるように用紙送り基準
位置マーク91の中央位置で折り畳まれて、鎖線(仮想
線)の位置で裁断される。図2に表される例では、第
1、及び第2のインクジェットプリンタが、各々隣り合
う各ページを上下反転させて印刷する袋とじ印刷のペー
ジ制御を受けている。そのため、折り畳まれた印刷用紙
21は各裁断面が上小口及び下小口となって、そのまま
製本とすることが可能となる。
【0039】次に、マーキング装置90が、人間の肉眼
によっては視認不可能な目印を付する場合の例について
説明する。この場合のマーキング装置90は、例えば可
視光線に含まれない波長の光(紫外線等)のみを反射す
るインクを、印刷用紙21の表側の面に塗布する。図4
には、この視認不可能な基準位置マーク93が付された
印刷用紙21の様子が表されている。一定の単位長さ毎
にこの基準位置マーク93が付され、そのマークとマー
クの間の全てが通常の印刷可能領域として用いられる。
【0040】印刷用紙21はプリントヘッド41によっ
て、その表側の面に図4(a)に表されるような奇数ペ
ージのイメージデータ(テキスト又はグラフィックス)
の印刷を受け、排紙ローラ61によって排出される。第
2のインクジェットプリンタ12のセンサ100は、肉
眼では視認することができないマーク93を、読み取る
ことができる。第2のインクジェットプリンタ12で
は、このマーク93を基準として各ページ毎の頭出し動
作を行ない、プリントヘッド42によって印刷用紙21
の上側の面(裏面)に図4(b)に表されるように印刷
を行なっていく。
【0041】図4に表される例では、図2を用いて説明
したような余り代に相当する部分が存在しない。マーク
93は肉眼では見えないため、その存在を放置しても構
わない。排紙ローラ62によって第2のインクジェット
プリンタ12から排出された長尺の印刷用紙21は、カ
ッター72によってマーク93の中心(仮想線92の位
置)で幅方向に裁断され、単票として装置外に排出され
る。また、図4に表される例では、図2を用いて説明し
たような袋とじ印刷の必要もない。
【0042】次に図1に従い、タッチセンサ81及び8
2を用いて第1、及び第2のインクジェットプリンタに
おいて用紙送りの遅延を与える構成について説明する。
【0043】図1において、第1、及び第2のインクジ
ェットプリンタを結ぶ表裏反転経路では、印刷用紙21
は特に規制を受けることなく中空に放たれた状態にあ
る。そのため、略半円の弧をなす表裏反転経路はある程
度外側、又は内側に撓んで長さが変化する。このような
撓みは、第1、及び第2の各インクジェットプリンタに
おける紙送り速度の違いによって生じる。図1に表す例
では、表裏反転経路の外側と内側とに各々配されたタッ
チセンサ81及び82により、前記表裏反転経路内の用
紙の撓みを検出することができる。
【0044】例えば、第1のインクジェットプリンタ1
1においてカラーグラフィックス印刷が実行されている
ときに、第2のインクジェットプリンタ12ではテキス
ト印字が実行されているとすると、その印刷データ量の
違いから、第1のインクジェットプリンタ11において
は用紙送り速度が遅く、第2のインクジェットプリンタ
12においては用紙送り速度が速くなる。その場合、印
刷用紙21は内側のタッチセンサ82に触れる。この場
合、第2のインクジェットプリンタ12の紙送り動作に
遅延を与える制御を行なう。
【0045】逆に、第1のインクジェットプリンタ11
においてテキスト印字が実行されているときに、第2の
インクジェットプリンタ12ではカラーグラフィック印
刷が実行されているとすると、印刷用紙21は外側のタ
ッチセンサ81に触れる。この場合には、第1のインク
ジェットプリンタ11の紙送り動作に遅延を与える制御
を行なう。このように紙送り制御を行なえば、表裏反転
経路にある印刷用紙の長さを、常に略一定範囲に保つこ
とが可能となり、両プリンタの紙送り速度の違いを吸収
することができる。
【0046】上記のような第1、及び第2のインクジェ
ットプリンタにおける各々の紙送り速度の違いは、機械
的センサによってのみならず、ソフトウエア的にも検知
可能である。
【0047】両面印刷装置1において、各インクジェッ
トプリンタ11及び12は、いずれも、ホストコンピュ
ータ10から印刷命令を受けて、その制御下において動
作している。すなわち、両面印刷装置1とホストコンピ
ュータ10とからなる印刷システムにおいて、ホストコ
ンピュータ10は、第1のインクジェットプリンタ11
に対して送信した印刷命令に含まれる情報が表す第1の
プリンタにおける紙送り量と、第2のインクジェットプ
リンタ12に対して送信した印刷命令に含まれる情報が
表す第2のプリンタにおける紙送り量とを比較判断する
ことが可能である。ホストコンピュータ10におけるこ
の比較の結果、双方の紙送り量に違いがあると判断され
るときには、ホストコンピュータ10は紙送り量の多い
側のプリンタに対して、用紙送りの遅延を与えるための
制御命令を送信する。
【0048】上記のように、ソフトウエア的に両プリン
タの紙送り速度の違いを判断することは、ホストコンピ
ュータ10が関与しなくても可能である。図1におい
て、第1、及び第2のインクジェットプリンタ11及び
12は、通信経路203を介して、その各々の制御基板
が双方向通信可能に接続されている。そして、印刷実行
時において紙送りを行なった量に関する情報を、各々相
手方プリンタに対して送信する。
【0049】各インクジェットプリンタ11及び12
は、その紙送り量に関する情報を相手方プリンタから受
信し、自らが行なっている印刷動作における紙送り量と
を比較する。このとき、自らの紙送り量が相手方プリン
タの紙送り量よりも多いときには、紙送り速度を落とす
などして、相手方プリンタと調歩させる。
【0050】この構成の両面印刷装置1では、ホストコ
ンピュータ10が印刷用紙の表側の面と裏面とに各々印
刷すべきイメージデータを第1、及び第2のインクジェ
ットプリンタ11及び12に分割して送信するのみであ
っても、両面印刷装置1が単独で第1、及び第2のプリ
ンタにおける紙送り量の違いを調整することができる。
【0051】次に、印刷用紙を幅方向に裁断するカッタ
ー71及び72を用いて、用紙ロール20から単票とし
て切り離された印刷物を得る例について図5を用いて説
明する。第1、及び第2のインクジェットプリンタ11
及び12は、各々の排紙ローラ61及び62の後方に、
カッター71及び72を備えている。本実施例では、既
述の例において付した用紙送り基準位置マーク91に代
えて、印刷用紙を裁断することをもって刻印とする。
【0052】第1のインクジェットプリンタ11におい
て印刷が行なわれ、排紙ローラ61によって排出された
用紙は、表裏反転経路の外側に設けられた反転案内板6
3によって補助ローラ64に導かれる。カッター71に
おいて上下に配された刃によって幅方向に裁断され、長
尺の用紙から切り離された単票22は、さらに補助ロー
ラ64によって表裏反転経路内を反転案内板65に規制
されて送られる。紙送りローラ32によって挟持された
単票22は、センサ100によってその前端部が検出さ
れる(図5における単票22の位置)。あとは、第2の
インクジェットプリンタ12において通常のカットシー
トに対する紙送り制御が行なわれて、プリントヘッド4
2により印刷が行なわれ、排紙ローラ62によって装置
外に印刷物が排出される。
【0053】このとき、第1のインクジェットプリンタ
11のカッター71において、印刷用紙21を裁断する
長さ(単票22の長さ)は重要である。この長さが余り
に長いときには、第1のインクジェットプリンタ11の
排紙ローラ61と、第2のインクジェットプリンタ12
の紙送りローラ32との両方のローラに単票22が挟持
されることとなってしまう。そのような事態が生ずる
と、双方のプリンタにおいて別々の速度で紙送りを行な
うことができなくなってしまう。そこで、第1のインク
ジェットプリンタ11では、カッター71により、排紙
ローラ61から、第2のインクジェットプリンタ12に
おける紙送りローラ32に至るまでの表裏反転経路の長
さに満たない範囲の長さで、印刷用紙を裁断するように
している。
【0054】単票22に対する印刷が進められ、その後
端部がセンサ100により検出されると、表裏反転経路
内に次の単票を送り込むことができる状態(反転経路内
クリア)であることが知られる。第2のインクジェット
プリンタ12は、信号線203を介して、表裏反転経路
内がクリアであることを第1のインクジェットプリンタ
11に対して送信する。第1のインクジェットプリンタ
11の排紙ローラ61は、このクリア情報に基づき、次
の用紙を繰り出して表裏反転経路内に単票として送り出
す。
【0055】このように、第2のインクジェットプリン
タ12において検知される単票22の後端部位置に関す
る情報に基づいて、第1のインクジェットプリンタの紙
送り制御を行なうときには、後行する印刷用紙が先行す
る印刷用紙に重なってしまうことを防止することができ
る。
【0056】以上説明した両面印刷装置1において、第
1、及び第2のインクジェットプリンタ11及び12
は、必ずしも独立の制御基板を持つものである必要はな
い。第1、及び第2のプリンタは、単一の制御基板によ
って構成される単一の制御部によって動作制御を受ける
よう構成されてもよい。
【0057】
【発明の効果】本発明の両面印刷装置によれば、第1、
及び第2のプリンタにおける紙送り機構の精度誤差に起
因して、長尺用紙の表側の面と裏面とに各々連続して印
刷を継続していくような場合に発生する印刷位置のズレ
を防止することができるようになった。この誤差の解消
は、例えば、肉眼で視認不可能なマークを用いて行なわ
れることから、印刷用紙の無駄を発生させることなく、
且つ高速に両面印刷を実現することが可能となった。
【0058】また、本発明の両面印刷装置及び印刷シス
テムによれば、第1、及び第2のプリンタにおける紙送
り速度の違いを吸収して、円滑に両面印刷を実行するこ
とが可能となった。このとき、長尺の用紙を単票に切り
離しながら裏面の印刷を実行する構成にあっても、第
1、及び第2のプリンタにおける相互の用紙の紙送りが
相手方プリンタに干渉するという不都合を起こすことが
なくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】長尺用紙を裁断しないまま両面印刷を実行する
場合の両面印刷装置を表す図。
【図2】マークを用いて、用紙の表裏に印刷するイメー
ジの位置調整を行なう場合について説明する図であっ
て、(a)は表側の面の様子を、(b)は裏面の様子を
それぞれ表す。
【図3】図2に表される長尺の用紙を折り畳んだ状態を
表す斜視図。
【図4】肉眼で視認不可能なマークを用いて、用紙の表
裏に印刷するイメージの位置調整を行なう場合について
説明する図であって、(a)は表側の面の様子を、
(b)は裏面の様子をそれぞれ表す。
【図5】長尺用紙を裁断して両面印刷を実行する場合の
両面印刷装置を表す図。
【符号の説明】
1 両面印刷装置 11,12 インクジェットプリンタ 20 ロール紙 21 長尺用紙 22 単票 31,32 紙送りローラ 41,42 プリントヘッド 51,52 キャリッジ 61,62 排紙ローラ 63,65 反転案内板 64 補助ローラ 71,72 カッター 90 マーキング装置 100 センサ 201,202,203 信号線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 15/00 B65H 35/04 35/04 B41J 3/00 S Fターム(参考) 2C058 AB15 AC07 AC11 AD01 AE02 AE03 AE04 AF15 AF51 AF55 GA02 GA09 GB03 GB06 GB14 GB19 GB20 GB31 GB32 GB39 GB40 GB47 GD02 GD07 GE17 GE29 LA03 LA13 LB09 LC02 2C062 RA06 3F048 AA05 AB01 AC04 AC05 BA21 BB02 CA06 CA09 CC02 CC03 CC04 DA06 DC03 DC12 EA15 EB24 EB29 EB37 3F102 AA11 AB01 BA11 BB17 EA03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のプリンタにおいて排出された印刷
    用紙を表裏反転して第2のプリンタに給紙し、第1、及
    び第2のプリンタにおいて各々印刷をなすことにより、
    印刷用紙の両面に印刷を実行する両面印刷装置におい
    て、 第2のプリンタにおいて識別可能な目印を印刷用紙上に
    付するための刻印手段を備え、 第2のプリンタは、前記刻印手段によって付された目印
    の位置を基準として、印刷用紙の表側の面に印刷された
    イメージと、裏面に印刷すべきイメージとの位置を合わ
    せるための紙送り制御を行なうよう構成されていること
    を特徴とする両面印刷装置。
  2. 【請求項2】 第1のプリンタにおいて排出された印刷
    用紙を表裏反転して第2のプリンタに給紙し、第1、及
    び第2のプリンタにおいて各々印刷をなすことにより、
    印刷用紙の両面に印刷を実行する両面印刷装置におい
    て、 前記印刷用紙には、予め第2のプリンタにおいて識別可
    能な目印が付されており、 第2のプリンタは、前記目印の位置を基準として、印刷
    用紙の表側の面に印刷されたイメージと、裏面に印刷す
    べきイメージとの位置を合わせるための紙送り制御を行
    なうよう構成されていることを特徴とする両面印刷装
    置。
  3. 【請求項3】 第1のプリンタにおいて排出された印刷
    用紙を表裏反転して第2のプリンタに給紙し、第1、及
    び第2のプリンタにおいて各々印刷をなすことにより、
    印刷用紙の両面に印刷を実行する両面印刷装置におい
    て、 前記印刷用紙の紙端を検出する紙端検出手段を備え、 第2のプリンタは、前記紙端検出手段からの情報を基準
    として、印刷用紙の表側の面に印刷されたイメージと、
    裏面に印刷すべきイメージとの位置を合わせるための紙
    送り制御を行なうよう構成されていることを特徴とする
    両面印刷装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の両面印刷装置において、 第1、及び第2のプリンタは、紙送り方向において連続
    して印刷を行なうことが許容される単位長さの制限が設
    定されてあり、 前記刻印手段は、印刷用紙に対して前記単位長さ毎に、
    前記目印を付するよう構成されていることを特徴とする
    両面印刷装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の両面印刷装置において、 前記刻印手段は、印刷用紙を幅方向に裁断するカッター
    であり、 前記目印は、当該カッターにより裁断された印刷用紙の
    前端であることを特徴とする両面印刷装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の両面印刷装置において、 第1のプリンタは、前記カッターにより、 第1のプリンタにおける用紙排出部から、第2のプリン
    タにおける用紙供給部に至る表裏反転経路の長さに満た
    ない範囲の単位長さで、印刷用紙を裁断するよう構成さ
    れていることを特徴とする両面印刷装置。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2記載の両面印刷装置にお
    いて、 前記目印は、人によって視認不可能なものであることを
    特徴とする両面印刷装置。
  8. 【請求項8】 請求項4、6、又は7記載の両面印刷装
    置において、 第1、及び第2のプリンタは、前記単位長さを基準とし
    たページ制御を行なうよう構成されていることを特徴と
    する両面印刷装置。
  9. 【請求項9】第1のプリンタにおいて排出された印刷用
    紙を表裏反転して第2のプリンタに給紙し、第1、及び
    第2のプリンタにおいて各々印刷をなすことにより、印
    刷用紙の両面に印刷を実行する両面印刷装置における用
    紙送り制御方法であって、 第1のプリンタにおける用紙排出部から、第2のプリン
    タにおける用紙供給部に至る表裏反転経路の外側と内側
    とに各々配されたタッチセンサにより、前記表裏反転経
    路内の用紙の撓みを検出させ、 外側への用紙撓みが検出されるときには、第1のプリン
    タにおける用紙送りに遅延を与え、 内側への用紙撓みが検出されるときには、第2のプリン
    タにおける用紙送りに遅延を与えることを特徴とする用
    紙送り制御方法。
  10. 【請求項10】 第1のプリンタにおいて排出された印
    刷用紙を表裏反転して第2のプリンタに給紙することが
    可能に構成された両面印刷装置と、 前記第1、及び第2のプリンタに対して印刷命令を送信
    し、各々印刷を実行させることにより、印刷用紙の両面
    に印刷を実行させるホストコンピュータとからなる印刷
    システムであって、 前記ホストコンピュータは、 第1のプリンタに対して送信した印刷命令に含まれる情
    報が表す第1のプリンタにおける紙送り量と、第2のプ
    リンタに対して送信した印刷命令に含まれる情報が表す
    第2のプリンタにおける紙送り量とを比較し、 当該比較の結果、紙送り量の多い側のプリンタに対し
    て、用紙送りの遅延を与えるための命令を送信するよう
    構成されていることを特徴とする印刷システム。
  11. 【請求項11】 第1のプリンタにおいて排出された印
    刷用紙を表裏反転して第2のプリンタに給紙し、第1、
    及び第2のプリンタにおいて各々印刷をなすことによ
    り、印刷用紙の両面に印刷を実行する両面印刷装置にお
    いて、 第1、及び第2のプリンタは、双方向通信可能に接続さ
    れ、 印刷実行時において紙送りを行なった量に関する情報
    を、各々相手方プリンタから受信し、 当該相手方プリンタが紙送りを行なった量に関する情報
    に応じた紙送り制御を行なうよう構成されていることを
    特徴とする両面印刷装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の両面印刷装置におい
    て、 第2のプリンタは、裁断された用紙の後端の位置を検出
    し、当該用紙後端位置に関する情報を第1のプリンタに
    対して送信し、 第1のプリンタは、受信した用紙後端位置に関する情報
    に基づき、第1のプリンタにおいて現に印刷に係る用紙
    の前端が、第2のプリンタ内にある用紙の後端位置にま
    で達しないように紙送り制御を行なうよう構成されてい
    る事を特徴とする両面印刷装置。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至8記載の両面印刷装置に
    おいて、 第1、及び第2のプリンタは、単一の制御基板によって
    構成される単一の制御部によって動作制御を受けるよう
    構成されていることを特徴とする両面印刷装置。
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