JP2003062875A - プラスチック成形金型のエゼクター機構 - Google Patents

プラスチック成形金型のエゼクター機構

Info

Publication number
JP2003062875A
JP2003062875A JP2001253854A JP2001253854A JP2003062875A JP 2003062875 A JP2003062875 A JP 2003062875A JP 2001253854 A JP2001253854 A JP 2001253854A JP 2001253854 A JP2001253854 A JP 2001253854A JP 2003062875 A JP2003062875 A JP 2003062875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ejector
ejector pin
mold
molded article
ejector plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001253854A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Hasegawa
昇 長谷川
Noriyuki Hara
紀之 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2001253854A priority Critical patent/JP2003062875A/ja
Publication of JP2003062875A publication Critical patent/JP2003062875A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチック成形では金型キャビティからエ
ゼクターピンにより成形品を押し出し離型する。成形品
が小物軽量な場合、エゼクターピンが前進・後退をして
も、エゼクターピン先端面に成形品が粘着したままで落
下せず、連続成形サイクルの中で、型締不良・射出不良
により連続自動成形に支障をきたしていた。 【解決手段】 成形品7をキャビティ6から押出す2種
類のエゼクターピン9、22を独立して進退させる第1
及び第2のエゼクタープレート12,21と、第1のエ
ゼクタープレートに押手31を取り付け、金型固定部に
支軸32aを持ち可動端32bは第2のエゼクタープレ
ート21と係合させ、前進移動する押手31を梃子リン
ク32の中間部に当接させ、エゼクターピン22の先端
が,エゼクターピン9の先端を追い越させて成形品7の
部分粘着を強制剥離させる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、プラスチック成
形時に成形品を金型より離型させるエゼクター機構に関
する。 【0002】 【従来の技術】図4は、一般的な射出成形用のプラスチ
ック成形金型の構成断面図であり、図4は型締め時、図
5は成形品取り出し時の図である。図において、1は固
定側取付板、2は固定側型板、3は溶融プラスチック材
を射出するゲート、4は射出成形機のノズルである。5
は可動側型板、6は可動側型板5に成形品形状の彫刻空
間のキャビティ、7は成形品、8はスペーサブロック、
9は成形品7をキャビティ6から押し出すエゼクターピ
ンである。10はリターンピン、11はリターンバネで
ある。12はエゼクターピン9およびリターンピン10
を進退可能に保持するエゼクタープレート、13は可動
側取付板、14は射出成形機のエゼクターロッドであ
る。 【0003】次に従来の成形金型のエゼクト動作につい
て説明する。該金型を射出成形機にセッティングして図
1のように型締めされた状態で溶融プラスチック材をキ
ャビティ6内に射出する。射出されたプラスチック材が
固化して成形品7に成形された時点で、射出成形機は図
5のように金型を開き、エゼクターロッド14は図上の
矢印の左方にエゼクタープレート12を押圧する。この
押圧によりリターンバネ11を圧縮しながらエゼクター
ピン9およびリターンピン10が押し出される。これに
よりエゼクターピン9は成形品7をキャビティ6から押
出し離型して、成形品7を重力落下させ取り出す様にな
っている。エゼクターロッド14の図上右方への帰還に
より圧縮されていたリターンバネ11の付勢復帰力でエ
ゼクタープレート12の戻りによりエゼクターピン9お
よびリターンピン10も戻され、次の成形サイクルの型
締めに移行する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記従来のエゼクター
機構では、一般的にエゼクターピンの先端が若干凸の状
態で調整されている。成形品が小物軽量な場合、エゼク
ターピンが前進・後退を繰り返しても、エゼクターピン
先端面に成形品が粘着したままで落下せず、次のサイク
ルで、型締不良・射出不良と言った不具合で成形機が停
止するため、連続自動成形に支障をきたすといった課題
があった。 【0005】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、成形品のエゼクターピンへの粘
着残留を防止し、成形品の落下取り出しを確実にして連
続自動成形に支障がないようにすることを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】この発明に係るプラスチ
ック成形金型のエゼクター機構は、成形完了品を押し出
す2種類のエゼクターピンをそれぞれ独立して進退させ
る第1のエゼクタープレートおよび第2のエゼクタープ
レートと、エゼクターロッドに直接押圧前進される第1
のエゼクタープレートに取り付けられた押手と、一方は
支軸として金型に枢支され他方の可動端は第2のエゼク
タープレートと係合する梃子リンクとを備え、梃子リン
クの可動端と支軸の中間に前進移動された押手が当接
し、当接後の移動量を第1のエゼクタープレート<第2
のエゼクタープレートとしたものである。 【0007】 【発明の実施の形態】実施の形態1.図1、2はこの発
明の実施の形態1の射出成形用のプラスチック成形金型
の構成断面図であり、図1は型締め時、図2は離型初期
状態、図3は成形品取り出し時を示す図である。図にお
いて、1〜14は上記従来装置の説明と同様のものであ
る。21は第2のエゼクタープレート、22は第2のエ
ゼクターピン、23は第2のリターンピン、24は第2
のリターンバネである(エゼクタープレート、エゼクタ
ーピン、リターンピン、リターンバネの名称が重複する
ので、従来装置と同一のものに第1、本発明で追加とな
るものに第2と呼称して区別する)。第2のエゼクター
プレート21は第1のエゼクタープレート12とは独立
して別動可能に第2のエゼクターピン22および第2の
リターンピン23を進退可能に保持している。また、第
2のエゼクタープレート21には第1のエゼクターピン
9、第1のリターンピン10および第1のリターンバネ
11の動きを干渉しないように貫通開口が設けられてい
る。そして、型締め状態での第2のエゼクタープレート
21の位置、すなわち、第2のエゼクターピン22およ
び第2のリターンピン23の位置を決めるストッパー2
5がスペーサブロック8に設けられている。 【0008】31は第1のエゼクタープレート12の側
面に取り付けられた押手、32は梃子リンクであり、支
軸32aを金型の固定部に持ち、この支軸32aを中心
に揺動可能になっており、梃子リンク32の可動端32
bは梃子リンク32の回転により第2のエゼクタープレ
ート21を前進させるように当接している。また、押手
31は梃子リンク32の中間に係合する位置関係であ
り、型締め時に押手31と梃子リンク32の間に間隙C
を持たせている。そして、押手31、梃子リンク32の
可動端32b、押手31には摺動摩擦の低減と梃子リン
ク32、第2のエゼクタープレート21の磨耗防止のた
めにローラを介在させるとよい。 【0009】このように構成されたエゼクター機構は、
射出成形機にて型締めされ図1の状態でキャビティ6内
にプラスチック材が射出される。プラスチック材の固化
により成形品7に形成されると、図2に示すように金型
を開き、射出成形機のエゼクターロッド14が矢印の方
向に第1のエゼクタープレート12を押圧前進する。こ
の押圧により第1のエゼクターピン9が前進し、これに
伴い成形品7はキャビティ6から押し出される。このと
き、エゼクターピン9の先端と成形品7とが重力等で剥
離すれば成形品7は落下取り出される。しかし、成形品
7がエゼクターピン9の先端に粘着したまま残ることが
ある。 【0010】第1のエゼクタープレート12が間隙C前
進以内では、押手31は梃子リンク32を押圧しないの
で、第2のエゼクタープレート21は型締め状態に維持
され、第2のエゼクターピン22は図2に示すような位
置で停止している。エゼクターロッド14の前進は押手
31を梃子リンク32に当接させ、梃子リンク32は支
軸32aを中心に図上左方に回転押圧されるので、第1
のエゼクターピン9の先端にはエゼクターロッド14の
移動速度と移動量がそのまま伝わる。これに対して、第
2のエゼクターピン22は梃子リンク32の支軸32a
と押手31の押圧点までの長さ、梃子リンク32の支軸
32aから可動端32b間の長さとの比による増幅され
た移動量と移動速度になる。従って、可動端32bは第
2のエゼクタープレート21を第1のエゼクタープレー
ト12の前進速度より速く前進される。エゼクターロッ
ド14のさらなる前進は、第1のエゼクターピン9の先
端位置を第2のエゼクターピン22の先端が図3に示す
ように追い越すまで行われる。エゼクターピン9の先端
に粘着残存している成形品7は第2のエゼクターピン2
2の追い越し時に強制剥離され、確実に取り出すことが
できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 この発明のプラスチック成形金型の型締め時
の構成断面図である。 【図2】 この発明のプラスチック成形金型の離型初期
状態の構成断面図である。 【図3】 この発明の実施の形態3のプラスチック成形
金型の成形品取り出し時の構成断面図である。 【図4】 従来のプラスチック成形金型の型締め時の構
成断面図である。 【図5】 従来のプラスチック成形金型の成形品取り出
し時の構成断面図である。 【符号の説明】 6 キャビティ、 7 成形品、 9 第1のエゼ
クターピン 10、23 リターンピン、 11、24 リターン
バネ 12 第1のエゼクタープレート、 14 エゼクタ
ーロッド 21 第2のエゼクタープレート、 22 第2のエ
ゼクターピン 25 ストッパー、 31 押手、 32 梃子リ
ンク 32a 支軸、 32b 可動端

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 キャビティ内の成形完了品を押し出す2
    種類のエゼクターピンをそれぞれ独立して進退させる第
    1のエゼクタープレートおよび第2のエゼクタープレー
    トと、成形機のエゼクターロッドに直接押圧前進される
    上記第1のエゼクタープレートに取り付けられた押手
    と、一方は支軸として金型の固定部に枢支され他方の可
    動端は第2のエゼクタープレートと係合する梃子リンク
    とを備え、この梃子リンクの可動端と上記支軸の中間に
    上記エゼクターロッドの前進により移動された上記押手
    が当接し、当接後の移動量を第1のエゼクタープレート
    <第2のエゼクタープレートとしたことを特徴とするプ
    ラスチック成形金型のエゼクター機構。
JP2001253854A 2001-08-24 2001-08-24 プラスチック成形金型のエゼクター機構 Pending JP2003062875A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001253854A JP2003062875A (ja) 2001-08-24 2001-08-24 プラスチック成形金型のエゼクター機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001253854A JP2003062875A (ja) 2001-08-24 2001-08-24 プラスチック成形金型のエゼクター機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003062875A true JP2003062875A (ja) 2003-03-05

Family

ID=19082111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001253854A Pending JP2003062875A (ja) 2001-08-24 2001-08-24 プラスチック成形金型のエゼクター機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003062875A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103028717A (zh) * 2012-10-18 2013-04-10 宁波勋辉电器有限公司 一种压铸模具的两次顶出机构
JP2014024317A (ja) * 2012-07-26 2014-02-06 Techwin Opto-Electronics Co Ltd 射出成形機のテコ式金型押出機構
CN104029355A (zh) * 2014-05-29 2014-09-10 浙江凯华模具有限公司 注塑模具外侧带凸环筒形产品的脱模机构
CN111976071A (zh) * 2020-08-14 2020-11-24 易萍 一种乒乓球成型设备

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014024317A (ja) * 2012-07-26 2014-02-06 Techwin Opto-Electronics Co Ltd 射出成形機のテコ式金型押出機構
CN103028717A (zh) * 2012-10-18 2013-04-10 宁波勋辉电器有限公司 一种压铸模具的两次顶出机构
CN104029355A (zh) * 2014-05-29 2014-09-10 浙江凯华模具有限公司 注塑模具外侧带凸环筒形产品的脱模机构
CN111976071A (zh) * 2020-08-14 2020-11-24 易萍 一种乒乓球成型设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8444409B2 (en) Ejector apparatus with additional ejector force
JP2003062875A (ja) プラスチック成形金型のエゼクター機構
EP1905568A1 (en) Molding machine control unit and method of molding with use of molding machine equipped with the unit
JPH1142685A (ja) 成形用金型の離型機構および成形方法
JP2003145593A (ja) 大型導光板の成形方法および大型導光板の成形用金型
JPH09277315A (ja) 射出成形用金型
JPH09225969A (ja) 射出成形金型
JPH07119012B2 (ja) 射出成形機
JP3947607B2 (ja) トランスファモールド装置
JP3779139B2 (ja) 射出成形金型
JPH0358817A (ja) 金型2段突出し装置
GB1575795A (en) Injection mould for plastics materials
JP3140486B2 (ja) 厚肉品の射出成形方法
JPS6327224A (ja) 射出成形用金型における製品とスプル−ランナの分離機構
JP3996402B2 (ja) 熱転写式加飾成形機
JPH08309802A (ja) スリー・プレート金型構造
JPH09104038A (ja) 射出成形用金型
JP2526969Y2 (ja) 成形用金型
JPH0729347B2 (ja) 射出成形用金型
JPH04112022A (ja) 成形方法および成形装置
JPS5878735A (ja) アンダ−カツト部を有する製品の成形装置
WO2002102570A1 (fr) Procede de production de lentille plastique et presse a injecter
JPS6030533B2 (ja) 筒状成形品の成形方法及び装置
JPH01180316A (ja) 射出成形用金型
JPS6217219Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040708