JP2003062798A - アクチュエータ及びスイッチ - Google Patents

アクチュエータ及びスイッチ

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JP2003062798A
JP2003062798A JP2001250915A JP2001250915A JP2003062798A JP 2003062798 A JP2003062798 A JP 2003062798A JP 2001250915 A JP2001250915 A JP 2001250915A JP 2001250915 A JP2001250915 A JP 2001250915A JP 2003062798 A JP2003062798 A JP 2003062798A
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coefficient
thermal expansion
switch
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Masazumi Yasuoka
正純 安岡
Hirokazu Sanpei
広和 三瓶
Jun Mizuno
潤 水野
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    • H01H61/02Electrothermal relays wherein the thermally-sensitive member is heated indirectly, e.g. resistively, inductively
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B81MICROSTRUCTURAL TECHNOLOGY
    • B81BMICROSTRUCTURAL DEVICES OR SYSTEMS, e.g. MICROMECHANICAL DEVICES
    • B81B3/00Devices comprising flexible or deformable elements, e.g. comprising elastic tongues or membranes
    • B81B3/0018Structures acting upon the moving or flexible element for transforming energy into mechanical movement or vice versa, i.e. actuators, sensors, generators
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B81BMICROSTRUCTURAL DEVICES OR SYSTEMS, e.g. MICROMECHANICAL DEVICES
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    • B81B2201/012Switches characterised by the shape
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    • H01H2061/006Micromechanical thermal relay

Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力が極めて少ないスイッチを提供す
る。 【解決手段】 両端が支持された可動部50と、可動部
50に設けられた接点70とを備えたスイッチ100で
あって、可動部50は、温度に応じて所定の方向に接点
を変位させる第1のバイメタル10と、温度に応じて所
定の方向と反対方向に接点を変位させる第2のバイメタ
ル20とを有することを特徴とするスイッチ100。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクチュエータ及
びスイッチに関する。特に本発明は、ラッチ機能を有す
るアクチュエータ及びスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バイメタル及び当該バイメタルを
加熱するヒータを有する可動部と、当該可動部に設けら
れた接点と、接点に対向して設けられた信号線とを備え
たスイッチがある。従来のスイッチは、ヒータに電流を
供給することにより、可動部及び接点を変位させること
により、接点を複数の信号線に接触させ、当該複数の信
号線を導通させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、マイクロマシン
技術を用いたスイッチを実用化すべく、低消費電力で動
作するスイッチが望まれている。しかしながら上述の通
り、従来のバイメタル構造を有するスイッチは、信号線
を導通させる間、接点を当該信号線に接触させる必要が
ある。そのため、信号線を導通させる間、可動部に設け
られたヒータに電流を供給し続けなければならない。そ
のため、スイッチの消費電力が大きくなってしまい、マ
イクロマシン技術を用いたスイッチの実用化に向け大き
な問題となっていた。
【0004】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできるアクチュエータ及びスイッチを提供すること
を目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立
項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従
属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【課題を解決するための手段】
【0005】即ち、本発明の第1の形態によると、両端
が支持された可動部と、可動部に設けられた第1の接点
とを備えたスイッチであって、可動部は、温度に応じて
所定の方向に接点を変位させる第1のバイメタルと、温
度に応じて所定の方向と反対方向に接点を変位させる第
2のバイメタルとを有することを特徴とするスイッチを
提供する。
【0006】また、可動部は、所定の方向又は反対方向
にたわみを有することが好ましい。また、第1のバイメ
タルは、第1の熱膨張率を有する第1の部材と、第1の
部材の上方に積層され、第1の熱膨張率より小さい熱膨
張率を有する第2の部材とを有し、第2のバイメタル
は、第2の熱膨張率を有する第3の部材と、第3の部材
の上方に積層され、第2の熱膨張率より大きい熱膨張率
を有する第4の部材とを有することが好ましい。
【0007】また、第1の部材と第4の部材、及び第2
の部材と第3の部材とは同一の材料により形成されても
よい。
【0008】また、第1及び第2のバイメタルをそれぞ
れ加熱するヒータを更に備え、第1のバイメタルを加熱
した場合に、可動部は所定の方向にたわみを有するよう
に変形し、第2のバイメタルを加熱した場合に、可動部
は反対方向にたわみを有するように変形することが好ま
しい。また、可動部の両端は固定されるのが好ましい。
【0009】可動部は、温度に応じて所定の方向に接点
を変位させる第3のバイメタルと、温度に応じて反対方
向に接点を変位させる第4のバイメタルとを更に有して
もよい。この場合において、第1、第2、第3、及び第
4のバイメタルは、接点が設けられた接点位置から、そ
れぞれ異なる方向に延在することが好ましい。
【0010】また、第1のバイメタルは、第3のバイメ
タルが延在する方向と反対方向に延在しており、第2の
バイメタルは、第1及び第3のバイメタルが延在する方
向と略垂直方向に延在しており、第4のバイメタルは、
第2のバイメタルが延在する方向と反対方向に延在して
もよい。
【0011】また、可動部の一端を支持する第1の支持
部と、可動部の他端を支持する第2の支持部とを更に備
え、第1のバイメタルは、一端が第1の支持部に支持さ
れており、第2のバイメタルは、一端が第2の支持部に
支持され、他端が第1のバイメタルから延長して設けら
れており、第3のバイメタルは、一端が第2の支持部に
支持され、第2のバイメタルと略平行に設けられてお
り、第4のバイメタルは、一端が第1の支持部に支持さ
れ、他端が第3のバイメタルから延長して設けられても
よい。この場合、第1のバイメタルと第3のバイメタ
ル、及び第2のバイメタルと第4のバイメタルとは離間
して設けられるのが好ましい。
【0012】更に、第1及び第3のバイメタルは、第1
の熱膨張率を持つ第1の部材と、第1の部材の上方に積
層され、第1の熱膨張率より大きい熱膨張率を有する第
2の部材とを有し、第2及び第4のバイメタルは、第2
の熱膨張率を持つ第3の部材と、第3の部材の下方に積
層され、第2の熱膨張率より大きい熱膨張率を有する第
4の部材とを有することが好ましい。
【0013】また、可動部は、所定の方向又は所定の方
向と反対方向にたわみを有することが好ましい。この場
合、第1、第2、第3、及び第4のバイメタルをそれぞ
れ加熱するヒータを更に備え、第1及び第3のバイメタ
ルを加熱した場合に、可動部は所定の方向にたわみを有
するように変形し、第2及び第4のバイメタルを加熱し
た場合に、可動部は所定の方向と反対方向にたわみを有
するように変形するのが好ましい。
【0014】また、第1及び第2の信号線と、可動部の
両端を支持する第1の支持部とを有する第1の配線基板
を更に備え、第1の接点は、第1及び第2の信号線と接
触することにより、第1の信号線と第2の信号線とを導
通させることが好ましい。
【0015】また、第3及び第4の信号線と、可動部の
両端を支持する第2の支持部とを有する第2の配線基板
と、可動部において接点が設けられた面と反対の面に設
けられた第2の接点とを更に備え、第2の接点は、第3
及び第4の信号線と接触することにより、第3の信号線
と第4の信号線とを導通させてもよい。
【0016】可動部は、当該可動部の一端と接点との間
に設けられ、可動部の長手方向に弾性を持つ弾性部を有
してもよい。この場合、弾性部は、コルゲート構造を有
することが好ましい。また、弾性部は、可動部の長手方
向に伸縮する材料により形成されてもよい。
【0017】本発明の第2の形態によると、両端が支持
された可動部と、可動部に設けられた第1の接点とを備
えたスイッチの製造方法であって、基板を用意するステ
ップと、基板の第1の領域に第1の熱膨張率を有する第
1の部材を形成するステップと、基板において、第1の
領域を含む第2の領域に第1の熱膨張率より小さい第2
の熱膨張率を有する第2の部材を形成するステップと、
基板において、第2の領域に含まれており、第1の領域
とは異なる領域である第3の領域に第2の熱膨張率より
大きい熱膨張率を有する第3の部材を形成するステップ
とを備えたことを特徴とするスイッチの製造方法を提供
する。
【0018】また、第1の部材を形成するステップと、
第3の部材を形成するステップとは、同一のステップで
あってよく、また、第1の領域と、第3の領域との間に
形成された第2の部材の少なくとも一部を除去するステ
ップを更に備えてもよい。
【0019】本発明の第3の形態によると、両端が支持
され、所定の方向にたわみを有する可動部と、所定の方
向と反対方向へ可動部をたわませる駆動部とを備えたこ
とを特徴とするアクチュエータを提供する。
【0020】本発明の第4形態によると、少なくとも一
端が支持された可動部を有するアクチュエータであっ
て、可動部は、温度に応じて可動部の他端を所定の方向
に変位させる第1のバイメタルと、温度に応じて可動部
の他端を所定の方向と反対方向に変位させる第2のバイ
メタルとを有することを特徴とするアクチュエータを提
供する。第1及び第2のバイメタルは、可動部の長手方
向に略平行に設けられるのが好ましい。
【0021】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。
【0023】図1は、本発明に係るアクチュエータの一
例であるスイッチ100の第1の実施形態を示す。図1
(a)は、スイッチ100の上面図を示す。
【0024】スイッチ100は、可動部50と、配線基
板140と、配線基板140に設けられた第1の信号線
110及び第2の信号線120と、配線基板140に設
けられ、可動部50を支持する複数の支持部150と、
可動部50を駆動する駆動部の一例であるヒータに電流
を供給するための複数のヒータ電極130と、可動部5
0の両端に接続された被支持部60と、可動部50に設
けられ、第1の信号線110と第2の信号線120とに
接触することにより、第1の信号線110と第2の信号
線120とを導通させる接点70とを備える。可動部5
0は、温度に応じて所定の方向に接点70を変位させる
第1のバイメタル10及び第3のバイメタル30と、温
度に応じて当該所定の方向と反対方向に接点70を変位
させる第2のバイメタル20及び第4のバイメタル40
とを有する。
【0025】当該所定の方向に接点70を変位させるバ
イメタルと、当該反対方向に接点70を変位させるバイ
メタルとは、互いに略平行に並んで設けられるのが好ま
しい。本実施形態において複数の支持部150は対向し
て配線基板140上に設けられており、第1のバイメタ
ル10は、一端が被支持部60を介して支持部150a
に支持される。第2のバイメタル20は、一端が被支持
部60を介して支持部bに支持され、他端が第1のバイ
メタル10から延長して設けられる。即ち、第1のバイ
メタル10と第2のバイメタル20とは、支持部150
aと支持部150bとの間において略直線上に設けられ
る。
【0026】また、第3のバイメタル30は、一端が被
支持部60を介して支持部150bに支持される。第4
のバイメタル40は、一端が被支持部60を介して支持
部150aに支持され、他端が第3のバイメタル30か
ら延長して設けられる。即ち、第3のバイメタル30と
第4のバイメタル40とは、支持部150aと支持部1
50bとの間において略直線上に設けられる。また、第
1のバイメタル10及び第2のバイメタル20と、第3
のバイメタル30及び第4のバイメタル40とは、略平
行に並んで設けられる。このように接点70を変位させ
る方向が異なるバイメタルを、たすき掛け状に設けるこ
とにより、可動部50の変位量、及び接点70の第1の
信号線110及び第2の信号線120に対する荷重圧を
より大きくすることができる。
【0027】当該所定の方向に接点70を変位させるバ
イメタルと、当該反対方向に接点70を変位させるバイ
メタルとは、互いに離間して設けられるのが好ましい。
本実施形態において第1のバイメタル10及び第2のバ
イメタル20と、第3のバイメタル30及び第4のバイ
メタル40とは離間して設けられる。異なる方向に接点
70を変位させるバイメタルを離間して設けることによ
り、バイメタル同士を断熱することができるため、可動
部50をより少ない電力で変位させることができる。
【0028】図1(b)は、スイッチ100の図1
(a)におけるAA’断面図を示す。第1のバイメタル
10及び第2のバイメタル20は、それぞれ熱膨張率の
異なる複数の部材を有する。本実施形態において第1の
バイメタル10は、所定の熱膨張率を持つ第1の部材8
0と、第1の部材80の上方に設けられ、当該所定の熱
膨張率より大きい熱膨張率を持つ第2の部材82とによ
り構成される。また、第2のバイメタル20は、第1の
部材80と、第1の部材80の下方に設けられ、当該所
定の熱膨張率より大きい熱膨張率を持つ第3の部材92
とにより構成される。また、本実施形態において第1の
部材80は酸化シリコンにより形成され、第2の部材8
2及び第3の部材92は、アルミニウムにより形成され
る。他の形態において第1のバイメタル10及び第2の
バイメタル20は、それぞれ異なる複数の部材により構
成されてもよい。この場合においても、熱膨張率の差が
大きい複数の部材により構成されるのが望ましい。
【0029】当該所定の方向に接点70を変位させるバ
イメタルの所定の温度における応力と、当該反対方向に
接点70を変位させるバイメタルの当該所定の温度にお
ける応力とは略等しいことが好ましい。具体的には、そ
れぞれのバイメタルを構成するそれぞれの部材は、同じ
材料、並びに略等しい大きさ及び厚さに形成されるのが
好ましい。
【0030】所定の温度におけるバイメタルの応力をそ
れぞれ略等しくすることにより、可動部50全体として
の応力を実質的に零にすることができる。また、可動部
50に発生する内部応力は可動部50全体として実質的
に零になるため、スイッチ100の周囲温度が変化した
場合であっても、可動部50を変位させずに一定の位置
に保つことができる。
【0031】また、可動部50は、たわみを有するよう
に設けられるのが望ましい。この場合、可動部50は、
当該可動部50の両端を支持する複数の支持部150の
間において、接点70に対して略対称にたわみを有する
のが好ましい。本実施形態において可動部50は、配線
基板140から離れる方向にたわみを有する。また、本
実施形態において可動部50は、当該可動部50の両端
に設けられ、被支持部60に支持される第1及び第2の
支持端部と、当該第1及び第2の支持端部から延在し
て、支持端部に対して斜行して設けられた第1及び第2
の斜行部と、第1の斜行部と第2の斜行部との間に、第
1及び第2の斜行部から延在して設けられた中央部とを
有する。そして、第1及び第2の斜行部、並びに中央部
がたわみを形成する。
【0032】本実施形態において可動部50がたわみを
有することにより、接点70が第1の信号線110及び
第2の信号線120に接した状態、及び/又は離れた状
態を、バイメタルを加熱しなくとも容易に保持すること
ができる。
【0033】また、可動部50は、それぞれのバイメタ
ルを独立に加熱することができるヒータ84と、第1の
部材82及び第2の部材92の表面を保護する保護膜8
8、94と、第1の部材82とヒータ84、及び第3の
部材92とヒータ84とを絶縁する絶縁膜90、96
と、それぞれのヒータ84とヒータ電極130とを電気
的に接続するヒータ導線86とを更に備える。ヒータ8
4は、それぞれのバイメタルを構成する複数の部材の間
に設けられるのが好ましい。ヒータ84をバイメタルを
構成する部材の間に設けることにより、効率よくバイメ
タルを加熱することができ、ひいてはスイッチ100の
消費電力を低減させることができる。
【0034】本実施形態においてヒータ84は、白金線
であって、保護膜88、94及び絶縁膜90、96は、
酸化シリコンである。また、保護膜94上に設けられた
接点70は、白金とクロムの合金により形成される。
【0035】ヒータ導線86は、被支持部60に渡って
設けられており、また、ヒータ電極130は、支持部1
50a及び支持部150bのそれぞれに渡って設けられ
る。そして、被支持部60に設けられたヒータ導線86
と、支持部150a及び支持部150bの頂部に設けら
れたヒータ電極130とを接合することにより、支持部
150a及び支持部150bは被支持部60を固定して
支持する。他の形態においては、支持部150a及び支
持部150bは、可動部50又は被支持部60が、可動
部50が延在する方向に対して略垂直な面内において回
転するように支持してもよい。
【0036】図1(c)は、スイッチ100の図1
(a)におけるBB’断面図を示す。BB’断面におけ
るスイッチ100は、AA’断面におけるスイッチ10
0と、接点70に対して略対称の構造を有してよい。B
B’断面において、接点70は第2の信号線120に接
することができる位置に設けられる。
【0037】図2は、スイッチ100の動作の模式図を
示す。図1(a)において説明したAA’断面における
スイッチ100の動作を例に説明する。可動部50は、
配線基板140から離れる方向にたわみを有する。
【0038】まず、図2(a)に示すように、接点70
を第1の信号線110に接する方向に変位させるバイメ
タルである第1のバイメタル10を、ヒータ84(図1
参照)に電流を供給することにより加熱する。第1のバ
イメタル10は、配線基板140から可動部50に向か
う方向に、第1の部材80である酸化シリコンと、第2
の部材82であるアルミニウムとが積層されている。本
実施形態において第2の部材82は、第1の部材80よ
り大きい熱膨張率を有するため、第1のバイメタル10
を加熱すると、第1の部材80と第2の部材82との熱
膨張率の差により、第1のバイメタル10は、可動部5
0を配線基板140に向かう方向に移動させる応力を発
生する。そして当該応力により可動部50は、両端が被
支持部60に接続された状態を保ちながら、配線基板1
40に近づく方向にたわみを有するように変形する(図
2(b))。これに伴い接点70は、配線基板140に
近づく方向に移動し、可動部50が配線基板140に近
づく方向にたわむとともに、第1の信号線110及び第
2の信号線120に接触する。
【0039】上述の通り、ヒータ84により第1のバイ
メタル10を加熱すると、可動部50が、配線基板14
0から離れる方向にたわんだ状態から、第1のバイメタ
ル10の応力により徐々に配線基板140に近づく方向
に変形する。そして略一直線上になる状態をすぎると、
今度は可動部50は、配線基板140に近づく方向に座
屈する。そのため、可動部50が配線基板140に近づ
く方向にたわみ、接点70が第1の信号線110及び第
2の信号線120に接触した後は、第1のバイメタル1
0を加熱するヒータ84へ電流の供給を停止した後であ
っても、可動部50が配線基板140に近づく方向にた
わんだ状態を保持(ラッチ)することができる。即ち、
ヒータ84に電流を供給することなしに、第1の信号線
110と第2の信号線120とが導通した状態を保つこ
とができる。
【0040】続いて、図2(b)に示すように、接点7
0を第1の信号線110及び第2の信号線120から遠
ざける方向に変位させる第2のバイメタル20を、ヒー
タ84に電流を供給することにより加熱する。可動部5
0は、図2(a)において説明した動作と反対の動作を
することにより、図2(c)に示すように、配線基板1
40から離れる方向に座屈する。そして、第2のバイメ
タル20を加熱するためのヒータ84への電流の供給を
停止した後も、可動部50は、配線基板か140から離
れる方向にたわんだ状態を保持する。
【0041】本実施形態において、可動部50が所定の
方向にたわみを有するため、可動部50に設けられたバ
イメタルを加熱することにより、当該所定の方向と反対
方向に座屈させることができる。可動部50を座屈させ
ることにより、可動部50が当該反対方向にたわんだ状
態を保持できるため、極めて短い時間だけヒータ84に
電流を供給するだけで、第1の信号線110及び第2の
信号線120を導通状態及び/又は非導通状態に保つこ
とができる。即ち、スイッチ100の消費電力を大幅に
低減させることができる。
【0042】図3は、スイッチ100の第2の実施形態
を示す。図3(a)に示すように可動部50は、第1の
信号線110及び第2の信号線120を電気的に接続す
る接点70又はその近傍から、異なる方向に延在する複
数のバイメタルを有してもよい。この場合において、当
該所定の方向に接点70を変位させるバイメタルと、当
該反対方向に接点70を変位させるバイメタルとは、接
点70を通る線に対して略対称に設けられるのが好まし
い。また、当該バイメタルは、接点70又はその近傍か
ら放射状に設けられてもよい。この場合において、互い
に反対方向に延在して設けられたバイメタルは、接点7
0を同一の方向に変位させるバイメタルであることが好
ましい。
【0043】本実施形態において50は、接点70から
一の方向に延在する第1のバイメタル10と、接点70
から当該一の方向と略垂直な方向に延在する第2のバイ
メタル20と、接点70から当該一の方向と反対方向に
延在する第3のバイメタル30と、当該一の方向と略垂
直な方向であって、第2のバイメタル20が延在する方
向と反対方向に延在する第4のバイメタル40とを備え
る。また、スイッチ100は、可動部50を囲んで設け
られた被支持部60と、配線基板140において被支持
部60に対応して設けられた支持部150とを更に備え
る。そして十字状に設けられた可動部50に含まれる第
1のバイメタル10、第2のバイメタル20、第3のバ
イメタル30、及び第4のバイメタル40のそれぞれの
一端が、接点70の近傍において互いに接続されてお
り、それぞれの他端が被支持部60に接続される。そし
て第1のバイメタル10及び第3のバイメタル30は、
接点70を配線基板140に近づく方向に変位させ、第
2のバイメタル20及び第4のバイメタル40は、接点
70を配線基板140から遠ざける方向に変位させる。
【0044】本実施形態におけるスイッチ100は、支
持部150及び被支持部60が、可動部50を囲むよう
に設けられているため、スイッチ100をより容易に気
密封止することができる。また、接点70を同一方向に
変位させるバイメタルを、略直線上に設けることによ
り、接点70の変位量を大きくすることができる。ま
た、スイッチ100は、図3(b)に示すように、被支
持部60及び支持部150を、それぞれのバイメタルに
対して別個に設けてもよい。
【0045】図4は、スイッチ100の第3の実施形態
を示す。図1から図3に示した構成と同一の符号を有す
る構成は、図1から図3に示した構成と略同じ構成及び
機能を有してよい。
【0046】本実施形態においてスイッチ100は、被
支持部60を挟むようにして可動部50の上下に設けら
れた配線基板140a、140bと、可動部50におい
て配線基板140aと対向する面に設けられた接点70
aと、可動部50において配線基板140bと対向する
面に設けられた接点70bと、配線基板140a、14
0bのそれぞれに設けられた第1の信号線110a、1
10b及び第2の信号線(図示せず)を備える。
【0047】そして、第1のバイメタル10を加熱する
ことにより、配線基板140aの方向に可動部50が座
屈した場合に、接点70aが配線基板140aに設けら
れた第1の信号線110a及び第2の信号線に接触し、
第1の信号線110aと第2の信号線とを導通させる。
また、第2のバイメタル20を加熱することにより、配
線基板140bの方向に可動部50が座屈した場合に、
接点70bが配線基板140bに設けられた第1の信号
線110b及び第2の信号線に接触し、第1の信号線1
10bと第2の信号線とを導通させる。
【0048】本実施形態におけるスイッチ100は、可
動部50に複数の接点を設け、また、それぞれの接点に
対応して信号線を有することにより、いずれの信号線に
信号を通過させるかを選択することができる。即ち、マ
ルチプレクサとしての機能を有する。
【0049】図5は、スイッチ100の第4の実施形態
を示す。図1から図4に示した構成と同一の符号を有す
る構成は、図1から図4に示した構成と略同じ構成及び
機能を有してよい。
【0050】本実施形態において、スイッチ100に含
まれる可動部50は、可動部50における接点70が設
けられた領域と被支持部60に支持される領域との間
に、弾性部52を有する。弾性部52は、可動部50の
長手方向、即ち、可動部50が接点70を変位させる方
向に対して略垂直な方向に弾性を有するのが好ましい。
【0051】本実施形態において可動部50は、当該可
動部50の両端に設けられ、被支持部60に支持される
第1の支持端部54a及び第2の支持端部54bと、当
該第1及び第2の支持端部54a、54bから延在し
て、それぞれ第1及び第2の支持端部54a、54bに
対して斜行して設けられた第1の斜行部56a及び第2
の斜行部56bと、第1の斜行部56aと第2の斜行部
56bとの間に、第1及び第2の斜行部56a、56b
から延在して設けられた中央部58とを有し、弾性部5
2は、支持端部54と斜行部56との間に設けられる。
また、弾性部52は、支持端部54から延在して、当該
支持端部54から離れる方向に斜行して設けられた第1
の部位と、当該第1の部位から支持端部54に近づく方
向に斜行して設けられた第2の部位とを有する。そして
第1の部位及び第2の部位がコルゲート構造を形成す
る。また、弾性部52は、複数の第1及び第2の部位を
有するのが好ましい。
【0052】また、弾性部52に含まれる当該部位は、
V字又はU字形状を有してもよい。また、他の形態にお
いて弾性部52は、可動部50が接点部70を変位させ
る方向に対して略垂直な方向に伸縮する材料により形成
されてもよい。この場合、当該伸縮する材料は、温度に
応じて伸縮する材料であってもよい。
【0053】本実施形態におけるスイッチ100は、可
動部50が弾性部52を有することにより、より容易に
可動部50を座屈させることができる。ひいてはスイッ
チ100の消費電力を更に低減させることができる。
【0054】図6は、スイッチ100の第5の実施形態
を示す。図1から図4に示した構成と同一の符号を有す
る構成は、図1から図5に示した構成と略同じ構成及び
機能を有してよい。図6(a)は、スイッチ100の上
面図を示し、図6(b)及び(c)は、それぞれ図6
(a)におけるCC’断面及びDD’断面を示す。
【0055】本実施形態におけるスイッチ100の可動
部50は、一端が被支持部60に支持される。また、可
動部50は、温度に応じて可動部50の他端を所定の方
向に変位させる第1のバイメタル10と、温度に応じて
可動部50の他端を所定の方向と反対方向に変位させる
第2のバイメタル20とを有する。第1のバイメタル1
0及び第2のバイメタル20は、可動部50の長手方向
に略平行に設けられるのが好ましい。本実施形態におい
て第1のバイメタル10及び第2のバイメタル20は、
可動部50の長手方向に対して略平行に、並列して設け
られる。また、第1のバイメタル10及び第2のバイメ
タル20は、可動部50における接点70が設けられた
領域の近傍において互いに接続されており、当該領域の
近傍と被支持部60との間において離間して設けられ
る。他の例においてスイッチ100は、第1のバイメタ
ル10と第2のバイメタル20との間に、第1のバイメ
タル10と第2のバイメタル20とを断熱する断熱部材
を有してもよい。
【0056】また、所定の温度において、第1のバイメ
タル10が可動部50を駆動する駆動力は、当該所定の
温度において、第2のバイメタル20が可動部50を駆
動する駆動力と略等しいことが好ましい。
【0057】本実施形態におけるスイッチ100によれ
ば、スイッチ100の周囲温度が変化した場合であって
も、接点70の変位方向における位置を略一定に保つこ
とができる。ひいてはスイッチ100の誤動作を防ぐこ
とができる。
【0058】図7は、本発明の一実施形態に係るスイッ
チの製造方法の途中工程を示す。以下、図1(a)にお
けるAA’断面を例として、スイッチの製造方法につい
て説明する。まず図7(a)に示すように、可動部を形
成するための可動部形成基板の一例であるシリコン基板
200を用意する。
【0059】続いて、図7(b)に示すように、シリコ
ン基板200の所定の領域に溝部220を形成する。ま
ずシリコン基板200の表面及び裏面に、例えばCVD
法によりシリコン酸化膜210を形成する。続いて、シ
リコン基板200の表面に形成されたシリコン酸化膜2
10の一部を、所定のパターンを有するように除去す
る。そして、残ったシリコン酸化膜210をマスクとし
て、シリコン基板200を例えば水酸化カリウム(KO
H)を用いた異方性ウエットエッチングによりエッチン
グすることにより、たわみを有する可動部を形成するた
めの溝部220を形成する。
【0060】続いて、図7(c)に示すように、保護膜
88、第2の部材82、及び絶縁膜90を形成する。ま
ず、シリコン基板200の表面に残ったシリコン酸化膜
210を除去し、当該表面に保護膜88を形成する。保
護膜88は、酸化シリコン、シリコン、窒化シリコン、
酸化アルミニウムなどの絶縁性を有する材料により形成
されるのが好ましい。本実施形態において保護膜88は
シリコン酸化膜であって、CVD法により形成される。
【0061】次いで保護膜88上に、第1のバイメタル
10(図1参照)を構成する第2の部材82を形成す
る。第2の部材82は、例えばアルミニウム、ニッケ
ル、ニッケル鉄合金などの大きな熱膨張率を有する材料
により形成されるのが好ましい。本実施形態において第
2の部材82はアルミニウムであって、所定のパターン
を有するレジスト膜とスパッタリングを用いたリフトオ
フ法により、所定の領域に形成される。他の例において
第2の部材82は、アルミニウムなどをスパッタリング
法などにより堆積した後、レジストパターンを用いて堆
積されたアルミニウムなどの材料をエッチングすること
により形成されてもよい。
【0062】第2の部材82を形成した後、第2の部材
82及び保護膜88上に、第2の部材82とヒータ84
(図1参照)とを絶縁する絶縁膜90を形成する。絶縁
膜90は、酸化シリコン、シリコン、窒化シリコン、酸
化アルミニウムなどの絶縁性を有する材料により形成さ
れる。本実施形態において絶縁膜90は酸化シリコンで
あって、CVD法により形成される。また、第2の部材
82が絶縁性を有する材料により形成される場合には、
絶縁膜90を形成する工程は省略されてもよい。
【0063】続いて、図7(d)に示すように、第1の
バイメタル10を加熱するヒータ84及び第1の部材8
0を形成する。まず、第1のバイメタル10が形成され
るべき領域において、絶縁膜90上にヒータ84を形成
する。ヒータ84は、第1の部材80を形成する材料よ
りも熱膨張率が大きく、第2の部材82を形成する材料
よりも熱膨張率が小さい材料により形成されるのが好ま
しい。本実施形態においてヒータ84は、リフトオフ法
を用いて、ニッケルとクロムの合金、クロムと白金を積
層した金属積層膜などの金属抵抗体により形成される。
【0064】次いで、第1のバイメタル10が形成され
るべき領域において、ヒータ84及び絶縁膜90上に第
1の部材80を形成する。第1の部材80は、第2の部
材82を形成する材料よりも熱膨張率の小さい材料によ
り形成される。具体的には、酸化シリコン、シリコン、
窒化シリコン、酸化アルミニウムなどの絶縁性を有する
材料により形成されるのが好ましい。本実施形態におい
て第1の部材80は酸化シリコンであって、CVD法に
より形成される。
【0065】続いて、図7(e)に示すように、第2の
バイメタル20を加熱するヒータ84及び当該ヒータ8
4と第2のバイメタル20を構成する第3の部材92と
を絶縁する絶縁膜96を形成する。まず、第2のバイメ
タル20が形成されるべき領域において、第1の部材8
0上にヒータ84を形成する。ヒータ84は、第1の部
材80を形成する材料よりも熱膨張率が大きく、第3の
部材92を形成する材料よりも熱膨張率が小さい材料に
より形成されるのが好ましい。本実施形態においてヒー
タ84は、リフトオフ法を用いて、ニッケルとクロムの
合金、クロムと白金を積層した金属積層膜などの金属抵
抗体により形成される。
【0066】次いで、第2の部材80及びヒータ84上
に、第3の部材92とヒータ84とを絶縁する絶縁膜9
6を形成する。絶縁膜90は、酸化シリコン、シリコ
ン、窒化シリコン、酸化アルミニウムなどの絶縁性を有
する材料により形成される。本実施形態において絶縁膜
96は酸化シリコンであって、CVD法により形成され
る。また、第3の部材92が絶縁性を有する材料により
形成される場合には、絶縁膜96を形成する工程は省略
されてもよい。
【0067】続いて、図7(f)に示すように、第2の
バイメタル20を構成する第3の部材92及び保護膜9
4を形成する。まず絶縁膜96上に、第3の部材92を
形成する。第3の部材92は、例えばアルミニウム、ニ
ッケル、ニッケル鉄合金などの大きな熱膨張率を有する
材料により形成されるのが好ましい。本実施形態におい
て第3の部材92はアルミニウムであって、所定のパタ
ーンを有するレジスト膜とスパッタリングを用いたリフ
トオフ法により、所定の領域に形成される。他の例にお
いて第3の部材92は、アルミニウムなどをスパッタリ
ング法などにより堆積した後、レジストパターンを用い
て堆積されたアルミニウムなどの材料をエッチングする
ことにより形成されてもよい。
【0068】第2のバイメタル20を構成する第3の部
材92は、第1のバイメタル10を構成する第2の部材
82と同じ材料、即ち、略等しい熱膨張率を有する材料
により形成されるのが好ましい。また、第3の部材92
は、第2の部材82と略同じ厚さ及び面積を有するよう
に形成されるのが好ましい。第2の部材82及び第3の
部材92を、同じ材料、並びに略等しい厚さ及び面積を
有するように形成することにより、第1のバイメタル1
0と第2のバイメタル20との応力を実質的に等しくす
ることができる。
【0069】図8は、スイッチ100の製造方法の途中
工程を示す。図8(a)に示すように、保護膜94上に
接点70を形成する。接点70は、例えば白金や金など
の高い導電率を有する金属材料により形成されるのが望
ましい。また、接点70は、複数の金属材料を積層させ
た積層金属膜であってもよい。本実施形態において接点
70は、クロムと白金の積層金属膜であって、リフトオ
フ法により形成される。また、接点70は、鍍金やバン
プにより形成されてもよい。
【0070】続いて、図8(b)に示すように、保護膜
88、94、絶縁膜90、96、及び第1の部材80を
エッチングすることにより、ヒータ84へのコンタクト
ホール230を形成する。コンタクトホール230は、
ウエットエッチングにより形成されてもよく、また、ド
ライエッチングにより形成されてもよい。またこの場
合、被支持部60上に設けられた保護膜88、94、絶
縁膜90、96、及び第1の部材80の一部もエッチン
グするのが好ましい。本実施形態においては、被支持部
60における、配線基板140に設けられた支持部15
0と貼り合わせる領域に存在する保護膜88、94、絶
縁膜90、96、及び第1の部材80を除去する。
【0071】続いて、図8(c)に示すように、ヒータ
導線86を形成する。ヒータ導線86は、コンタクトホ
ール230の底部に存在するヒータ84から、被支持部
60の表面に渡って形成されるのが好ましい。本実施形
態においてヒータ導線86は、リフトオフ法を用いてク
ロムと白金の積層膜により形成される。
【0072】続いて、図8(d)に示すように、シリコ
ン基板200をエッチングすることにより被支持部60
を形成する。まず、シリコン基板200の裏面に設けら
れたシリコン酸化膜210を、被支持部60を形成する
領域を残すように、例えばウエットエッチングによりエ
ッチングする。そして残ったシリコン酸化膜210をマ
スクとして、シリコン基板200をドライエッチングす
ることにより、被支持部60を形成する。この場合、保
護膜88をストッパとしてエッチングしてよい。
【0073】また、図1を参照して、第1のバイメタル
10と第4のバイメタル40、及び第2のバイメタル2
0と第3のバイメタル30との間の領域に存在する保護
膜88、94、絶縁膜90、96、及び第1の部材80
を除去するのが好ましい。当該領域に存在する保護膜8
8、94、絶縁膜90、96、及び第1の部材80を除
去することにより、隣接するバイメタルを熱的に離間す
ることができる。また、他の例においては、当該領域に
断熱部材を形成するステップを更に備えてもよい。
【0074】図9は、スイッチ100の製造方法の途中
工程を示す。図9(a)に示すように、配線基板140
を形成するための基板の一例であるガラス基板300を
用意する。そして、ガラス基板300上に、エッチング
により支持部150を形成するためのマスク310を形
成する。マスク310は、例えばレジストパターンであ
る。また、マスク310は、例えば窒化シリコンなどの
無機材料により形成されてもよい。
【0075】続いて、図9(b)に示すように、マスク
310をマスクとしてガラス基板300をエッチングす
る。本実施形態においては、ガラス基板300を、フッ
化水素酸水溶液を用いてウエットエッチングすることに
より、テーパ形状を持つ支持部150を有する配線基板
140を得る。
【0076】続いて、図9(c)に示すように、配線基
板140に、ヒータ電極130、並びに第1の信号線1
10及び第2の信号線120(図1参照)を形成する。
ヒータ電極130、並びに第1の信号線110及び第2
の信号線120は、例えば白金や金などの高い導電率を
有する金属材料により形成されるのが望ましい。また、
ヒータ電極130、並びに第1の信号線110及び第2
の信号線120と、配線基板140との間に、配線基板
140との密着性を向上させるため、例えばチタンやク
ロム、あるいはチタンと白金の積層膜などを密着層とし
て設けてもよい。本実施形態において、ヒータ電極13
0、並びに第1の信号線110及び第2の信号線120
は、リフトオフ法を用いてクロムと白金の積層膜により
形成される。
【0077】ヒータ電極130は、支持部150におい
て被支持部60が接触する面から配線基板140に渡っ
て形成されるのが好ましい。また、ヒータ電極130
は、第1の信号線110及び第2の信号線120と異な
るステップにより、異なる材料及び/又は厚さに形成さ
れてもよい。
【0078】図9(d)は、被支持部60と支持部15
0とを接合することにより、可動部50を配線基板14
0に対して固定するステップを示す。まず、被支持部6
0と支持部150、並びに接点70と第1の信号線10
0及び第2の信号線120との位置を合わせる。そし
て、被支持部60においてヒータ導線86が設けられた
領域と、支持部150の頂部においてヒータ電極130
が設けられた領域とを接触させる。そして、少なくとも
ヒータ導線86とヒータ電極130とが接触した部位を
加熱することにより、被支持部60と支持部150とを
熱圧着することによりスイッチ100を得る。
【0079】図10は、図7(a)において説明した可
動部形成基板を用意するステップの他の例を示す。本例
において可動部形成基板は、図5において説明した弾性
部52を有する可動部50を形成するための基板であ
る。まず、図10(a)に示すように、シリコン基板2
00を用意する。
【0080】続いて、図10(b)に示すように、シリ
コン基板200の弾性部52を形成する領域に溝部を形
成するためのマスク202を形成する。また、マスク2
02は、シリコン基板200をエッチングするステップ
において、シリコン基板200をエッチングするエッチ
ャントに対するエッチング速度が十分に低い材料により
形成されるのが望ましい。本実施形態においてマスク2
02は、シリコン酸化膜であって、溝部を形成する領域
において開口部を有する。
【0081】続いて、図10(c)に示すように、シリ
コン基板200に溝部204を形成する。溝部204
は、マスク202をマスクとしてシリコン基板200を
異方性ウエットエッチングすることにより形成される。
そして、図10(d)に示すように、マスク202を除
去することにより、弾性部52を形成するための溝部2
04を有する可動部形成基板であるシリコン基板20
0’を得る。そして図7(b)から図9(c)において
説明したステップと同様のステップによりスイッチ10
0を形成する。
【0082】以上、本発明を実施形態を用いて説明した
が、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲に
は限定されない。上記実施形態に、多様な変更または改
良を加えることができる。そのような変更または改良を
加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、
特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0083】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば消費電力の少ないスイッチを提供ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアクチュエータの一例であるスイ
ッチ100の第1の実施形態を示す。
【図2】スイッチ100の動作の模式図を示す。
【図3】スイッチ100の第2の実施形態を示す。
【図4】スイッチ100の第3の実施形態を示す。
【図5】スイッチ100の第4の実施形態を示す。
【図6】スイッチ100の第5の実施形態を示す。
【図7】本発明の一実施形態に係るスイッチの製造方法
の途中工程を示す。
【図8】スイッチ100の製造方法の途中工程を示す。
【図9】スイッチ100の製造方法の途中工程を示す。
【図10】図7(a)において説明した可動部形成基板
を用意するステップの他の例を示す。
【符号の説明】
10 第1のバイメタル 20 第2
のバイメタル 30 第3のバイメタル 40 第4
のバイメタル 50 可動部 52 弾性
部 54 支持端部 56 斜行
部 58 中央部 60 被支
持部 70 接点 80 第1
の部材 82 第2の部材 84 ヒー
タ 86 ヒータ導線 88 保護
膜 90 絶縁膜 92 第3
の部材 94 保護膜 96 絶縁
膜 100 スイッチ 110 第1
の信号線 120 第2の信号線 130 ヒー
タ電極 140 配線基板 150 支持
部 200 シリコン基板 202 マス
ク 204 溝部 210 シリ
コン酸化膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水野 潤 東京都練馬区旭町1丁目32番1号株式会社 アドバンテスト内 Fターム(参考) 5G023 CA29 CA50 5G041 AA09 DA02 DA11 DB04 DC07 DD01

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が支持された可動部と、前記可動部
    の一端と他端との間に設けられた第1の接点とを備えた
    スイッチであって、 前記可動部は、 温度に応じて所定の方向に前記接点を変位させる第1の
    バイメタルと、 温度に応じて前記所定の方向と反対方向に前記接点を変
    位させる第2のバイメタルとを有することを特徴とする
    スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記可動部は、前記所定の方向又は前記
    反対方向にたわみを有することを特徴とする請求項1記
    載のスイッチ。
  3. 【請求項3】 前記第1のバイメタルは、 第1の熱膨張率を有する第1の部材と、 前記第1の部材の上方に積層され、前記第1の熱膨張率
    より小さい熱膨張率を有する第2の部材とを有し、 前記第2のバイメタルは、 第2の熱膨張率を有する第3の部材と、 前記第3の部材の上方に積層され、前記第2の熱膨張率
    より大きい熱膨張率を有する第4の部材とを有すること
    を特徴とする請求項1記載のスイッチ。
  4. 【請求項4】 前記第1の部材と前記第4の部材、及び
    前記第2の部材と前記第3の部材とは同一の材料により
    形成されたことを特徴とする請求項3記載のスイッチ。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2のバイメタルをそれぞ
    れ加熱するヒータを更に備え、 前記第1のバイメタルを加熱した場合に、前記可動部は
    前記所定の方向にたわみを有するように変形し、 前記第2のバイメタルを加熱した場合に、前記可動部は
    前記反対方向にたわみを有するように変形することを特
    徴とする請求項3又は4記載のスイッチ。
  6. 【請求項6】 前記可動部の前記両端は固定されたこと
    を特徴とする請求項1から5のいずれか記載のスイッ
    チ。
  7. 【請求項7】 前記可動部は、 温度に応じて前記所定の方向に前記接点を変位させる第
    3のバイメタルと、 温度に応じて前記反対方向に前記接点を変位させる第4
    のバイメタルとを更に有することを特徴とする請求項1
    記載のスイッチ。
  8. 【請求項8】 前記第1、第2、第3、及び第4のバイ
    メタルは、前記接点が設けられた接点位置から、それぞ
    れ異なる方向に延在することを特徴とする請求項7記載
    のスイッチ。
  9. 【請求項9】 前記第1のバイメタルは、前記第3のバ
    イメタルが延在する方向と反対方向に延在しており、 前記第2のバイメタルは、前記第1及び第3のバイメタ
    ルが延在する方向と略垂直方向に延在しており、 前記第4のバイメタルは、前記第2のバイメタルが延在
    する方向と反対方向に延在することを特徴とする請求項
    8記載のスイッチ。
  10. 【請求項10】 前記可動部の一端を支持する第1の支
    持部と、 前記可動部の他端を支持する第2の支持部とを更に備
    え、 前記第1のバイメタルは、一端が前記第1の支持部に支
    持されており、 前記第2のバイメタルは、一端が前記第2の支持部に支
    持され、他端が前記第1のバイメタルから延長して設け
    られており、 前記第3のバイメタルは、一端が前記第2の支持部に支
    持され、前記第2のバイメタルと略平行に設けられてお
    り、 前記第4のバイメタルは、一端が前記第1の支持部に支
    持され、他端が前記第3のバイメタルから延長して設け
    られたことを特徴とする請求項7記載のスイッチ。
  11. 【請求項11】 前記第1のバイメタルと前記第3のバ
    イメタル、及び前記第2のバイメタルと前記第4のバイ
    メタルとは離間して設けられたことを特徴とする請求項
    10記載のスイッチ。
  12. 【請求項12】 前記第1及び第3のバイメタルは、 第1の熱膨張率を持つ第1の部材と、 前記第1の部材の上方に積層され、前記第1の熱膨張率
    より大きい熱膨張率を有する第2の部材とを有し、 前記第2及び第4のバイメタルは、 第2の熱膨張率を持つ第3の部材と、 前記第3の部材の下方に積層され、前記第2の熱膨張率
    より大きい熱膨張率を有する第4の部材とを有すること
    を特徴とする請求項7から11のいずれか記載のスイッ
    チ。
  13. 【請求項13】 前記可動部は、前記所定の方向又は前
    記所定の方向と反対方向にたわみを有することを特徴と
    する請求項7から12のいずれか記載のスイッチ。
  14. 【請求項14】 前記第1、第2、第3、及び第4のバ
    イメタルをそれぞれ加熱するヒータを更に備え、 前記第1及び第3のバイメタルを加熱した場合に、前記
    可動部は前記所定の方向にたわみを有するように変形
    し、 前記第2及び第4のバイメタルを加熱した場合に、前記
    可動部は前記所定の方向と反対方向にたわみを有するよ
    うに変形することを特徴とする請求項13記載のスイッ
    チ。
  15. 【請求項15】 第1及び第2の信号線と、前記可動部
    の前記両端を支持する第1の支持部とを有する第1の配
    線基板を更に備え、 前記第1の接点は、前記第1及び第2の信号線と接触す
    ることにより、前記第1の信号線と前記第2の信号線と
    を導通させることを特徴とする請求項1から14のいず
    れか記載のスイッチ。
  16. 【請求項16】 第3及び第4の信号線と、前記可動部
    の前記両端を支持する第2の支持部とを有する第2の配
    線基板と、 前記可動部において前記接点が設けられた面と反対の面
    に設けられた第2の接点とを更に備え、 前記第2の接点は、前記第3及び第4の信号線と接触す
    ることにより、前記第3の信号線と第4の信号線とを導
    通させることを特徴とする請求項15記載のスイッチ。
  17. 【請求項17】 前記可動部は、当該可動部の一端と前
    記接点との間に設けられ、前記可動部の長手方向に弾性
    を持つ弾性部を有することを特徴とする請求項1から1
    6のいずれか記載のスイッチ。
  18. 【請求項18】 前記弾性部は、コルゲート構造を有す
    ることを特徴とする請求項17記載のスイッチ。
  19. 【請求項19】 両端が支持された可動部と、前記可動
    部に設けられた第1の接点とを備えたスイッチの製造方
    法であって、 基板を用意するステップと、 前記基板の第1の領域に第1の熱膨張率を有する第1の
    部材を形成するステップと、 前記基板において、前記第1の領域を含む第2の領域に
    前記第1の熱膨張率より小さい第2の熱膨張率を有する
    第2の部材を形成するステップと、 前記基板において、前記第2の領域に含まれており、前
    記第1の領域とは異なる領域である第3の領域に前記第
    2の熱膨張率より大きい熱膨張率を有する第3の部材を
    形成するステップとを備えたことを特徴とするスイッチ
    の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記第1の部材を形成するステップ
    と、前記第3の部材を形成するステップとは、同一のス
    テップであることを特徴とする請求項18記載のスイッ
    チの製造方法。
  21. 【請求項21】 前記第1の領域と、前記第3の領域と
    の間に形成された前記第2の部材の少なくとも一部を除
    去するステップを更に備えたことを特徴とする請求項1
    9記載のスイッチの製造方法。
  22. 【請求項22】 両端が支持され、所定の方向にたわみ
    を有する可動部と、 前記所定の方向と反対方向へ前記可動部をたわませる駆
    動部とを備えたことを特徴とするアクチュエータ。
  23. 【請求項23】 少なくとも一端が支持された可動部を
    有するアクチュエータであって、 前記可動部は、 温度に応じて前記可動部の前記他端を所定の方向に変位
    させる第1のバイメタルと、 温度に応じて前記可動部の前記他端を前記所定の方向と
    反対方向に変位させる第2のバイメタルとを有すること
    を特徴とするアクチュエータ。
  24. 【請求項24】 前記第1及び第2のバイメタルは、前
    記可動部の長手方向に略平行に設けられたことを特徴と
    する請求項23記載のアクチュエータ。
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