JP2002219696A - 半導体マイクロアクチュエータ - Google Patents
半導体マイクロアクチュエータInfo
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Abstract
動子における当接面に接触する面と当接面とを平行にで
き且つ低消費電力化が可能な半導体マイクロアクチュエ
ータを提供する。 【解決手段】ベース10に形成した弁口11を開閉する
弁体としてのシリコンよりなる可動子2を備え、可動子
2を変位させることで弁口11を開閉する。弁口11の
周部において可動子2との対向面には弁座12が形成さ
れ、弁座12の先端面12aは、支持部1の厚み方向に
おける可動子2の移動範囲を規制する当接面となる。可
動子2は、ベース10に接合された半導体よりなる支持
部1に対して腕片3と連結片5とからなる可撓部材を介
して結合される。腕片3には可動子2が当接面に当たる
ときに当接面に対する可動子2の傾きをなくすように弾
性変形する変形部4bが設けられる。
Description
クチュエータに関するものである。
製造される極小型の半導体マイクロアクチュエータが各
種提案されている。この種の半導体マイクロアクチュエ
ータは、一般に半導体からなる枠状の支持基板の内側に
可動子を配置し、支持基板の厚み方向に可撓性を有する
可撓部材を介して支持基板と可動子とを連結した構造を
有している。したがって、可撓部材を支持基板の厚み方
向に撓ませることによって可動子を支持基板の厚み方向
に変位させることができる。可撓部材を撓ませる構成と
しては、例えば、熱膨張係数の異なる複数の撓み層を積
み重ねてバイメタルを形成し、このバイメタルを直熱式
(バイメタル自身にヒータを持つ形式)または傍熱式
(バイメタルとは別にヒータを持つ形式)で加熱する構
成が一般的である。
しては、例えば図4および図5に示すように、周縁が矩
形状に形成されている可動子2の4辺に可撓部材として
の腕片3を連結し、腕片3を介して可動子2をシリコン
よりなる枠状の支持部1に連結した構成のものが考えら
れている。腕片3は、可動子2と支持部1との間にシリ
コンよりなる撓み層6と金属膜からなる撓み層7とを積
層して形成したバイメタルを備える可撓部8を有し、可
撓部8における撓み層6にはバイメタルを加熱するヒー
タとしての加熱部(図示せず)が拡散抵抗により形成さ
れている。また、腕片3において支持部1側の端部には
可撓部8と支持部1との間の熱絶縁をする熱絶縁性材料
よりなる熱絶縁部4が設けられている。なお、上述の拡
散抵抗よりなる加熱部は支持部1に形成された配線(図
示せず)を介して支持部1に設けられたパッド(図示せ
ず)に接続されている。
マイクロアクチュエータは、マイクロバルブやマイクロ
リレーなどに用いられている。図4および図5に示した
半導体マイクロアクチュエータを用いたマイクロバルブ
の一例を図6に示す。図6に示すマイクロバルブは、シ
リコン基板よりなるベース10に形成した弁口11を開
閉する弁体として上記可動子2を利用するものであり、
可動子2を弁口11の開口面に直交する方向に移動させ
ることで弁口11を開閉する。可動子2は四角錐台状に
形成されており、弁口11との対向面は平面になってい
る。ここに、可動子2の平面形状は長方形状になってい
る。また、弁口11の周部において可動子2との対向面
には他の部位よりも突出する弁座12が形成され、弁座
12の先端面は可動子2が密着して弁口11を確実に閉
止できるように平面状に仕上げられている。しかして、
弁口11は矩形状に開口してある。なお、弁座12の先
端面は、支持部1の厚み方向における可動子2の移動範
囲を規制する当接面となっている。
が伸縮することによって可動子2が支持部1の厚み方向
に変位する際に、各腕片3の伸縮量が等しければ可動子
2を平行に移動させることができ、弁座12の先端面に
可動子2の一面(図6における下面)を隙間なく密着さ
せることができる。
タを用いたマイクロリレーでは、例えば、可動子2の一
面(図4における下面)に可動接点が設けられ、可動子
2の変位により上記可動接点が接離する固定接点を設け
たベースを支持部1と接合して構成したものが提案され
ている。なお、このマイクロリレーでは、固定接点にお
ける可動接点との対向面が、支持部1の厚み方向におけ
る可動子2の移動範囲を規制する当接面となっている。
体マイクロアクチュエータでは、可動子2を中心として
4方向に可撓部材たる腕片3が形成されており、多数の
方向から可動子2が拘束されているから、腕片3にかか
る内部応力が比較的大きくなり、4本の腕片の各バイメ
タルを加熱する必要があることと併せて、可動子2を変
位させるために比較的大きなエネルギを要することにな
る。
と可動子2とを連結する腕片3を1本だけにして可動子
2を片持ちで支持することも考えられるが、可動子2が
平行に変位しないので、上記当接面と可動子2の下面と
が傾いてしまい、マイクロバルブに用いた場合にあって
は弁口11を閉止できない、マイクロリレーに用いた場
合にあっては所望の接点圧が得られないとともに摩耗故
障が起こりやすいという問題があった。
あり、その目的は、可動子を変位させて当接面に当接さ
せる際に可動子における当接面に接触する面と当接面と
を平行にでき且つ低消費電力化が可能な半導体マイクロ
アクチュエータを提供することにある。
目的を達成するために、半導体よりなる矩形枠状の支持
部と、支持部の内側に配置され支持部の厚み方向に変位
可能であって当接面によって移動範囲が規制される半導
体よりなる可動子と、前記支持部と前記可動子とを連結
するように前記支持部の1辺から延長され熱膨張係数の
異なる複数の撓み層が重ねられた可撓部を有する可撓部
材と、可撓部材に設けられ可動子が当接面に当たるとき
に当接面に対する可動子の傾きをなくすように弾性変形
する変形部とを備えてなることを特徴とするものであ
り、前記支持部の1辺から延長され熱膨張係数の異なる
複数の撓み層が重ねられた可撓部を有する可撓部材によ
り支持部の1辺と可動子とが連結され、可撓部材には可
動子が当接面に当たるときに当接面に対する可動子の傾
きをなくすように弾性変形する変形部が設けられている
ので、可撓部の熱的膨張収縮により可動子が前記厚み方
向に変位し、可動子が当接面に当たった後は当接面に対
する傾きをなくすように変形部が弾性変形するから、可
動子における当接面に接触する面と当接面とを平行にで
き、しかも、従来構成のように4方向から可動子を拘束
している場合に比べて可撓部材に発生する内部応力を小
さくすることができ、低エネルギで可動子を変位させる
ことが可能になり、供給エネルギに対する可動子の変位
量を従来構成よりも大きくすることが可能になるので、
低消費電力化を図ることができる。
て、前記可動子の周縁が前記支持部の各辺に平行な矩形
状であって、前記可撓部材を2つ備え、前記各可撓部材
は、一端部が前記支持部の前記1辺に連結され前記可動
子と前記支持部との対向する2辺に平行な方向に延長さ
れて他端部が前記可動子と前記支持部との間に位置する
腕片と、前記可動子と前記支持部との対向する2辺に直
交する方向において腕片の前記他端部と可動子とを連結
する連結片とを有し、前記各連結片は、前記可動子を挟
んで同一直線上に配置されているので、従来構成に比べ
て可撓部材の長さを長くすることができるとともに可撓
部材に発生する内部応力が小さくなり撓みやすくなるか
ら、供給エネルギに対する可動子の変位量をより大きく
することが可能になり、低消費電力化を図ることができ
る。
2の発明において、前記変形部は、ポリイミド樹脂より
なるので、半導体製造プロセスとの整合性が良く、半導
体製造プロセスでの製造が容易になる。また、ポリイミ
ド樹脂は、前記半導体に比べて熱絶縁性が高いから、前
記変形部によって前記可撓部と前記可動子との間を熱絶
縁することができ、比較的小さな熱エネルギで前記可撓
部材を撓ませることができ、供給エネルギに対する前記
可動子の変位量を大きくすることができるから、より一
層の低消費電力化を図ることができる。
マイクロアクチュエータを用いたマイクロバルブを例示
するが、半導体マイクロアクチュエータの用途はマイク
ロバルブに限定されるものではなく、マイクロリレーな
どに用いることも可能である。
タは図1ないし図3に示すように構成されており、シリ
コン基板よりなるベース10に形成した弁口11を開閉
する弁体としてのシリコンよりなる可動子2を備え、可
動子2を弁口11の開口面に直交する方向に移動させる
ことで弁口11を開閉する。可動子2は四角錐台状に形
成されており、弁口11との対向面は平面になってい
る。ここに、可動子2の平面形状は矩形状になる。弁口
11の周部において可動子2との対向面には他の部位よ
りも突出する弁座12が形成され、弁座12の先端面1
2aは可動子2が密着して弁口11を確実に閉止できる
ように平面状に仕上げられている。しかして、本実施形
態では弁口11は矩形状に開口する。また、弁座12の
先端面12aは、支持部1の厚み方向における可動子2
の移動範囲を規制する当接面となっている。
た半導体(例えば、シリコン)よりなる支持部1に対し
て腕片3と連結片5とからなる可撓部材を介して結合さ
れている。つまり、支持部1と可動子2とは可撓部材に
より連結されている。支持部1は矩形枠状に形成されて
おり、可動子2は支持部1の内側に配置される。また、
支持部1と可動子2とを連結する可撓部材は本実施形態
では2本設けられており、腕片3は、一端部が支持部1
の1辺に連結され可動子2と支持部1との対向する2辺
に平行な方向に延長されて他端部が可動子2と支持部1
との間に位置し、連結片5は、可動子2と支持部1との
対向する2辺に直交する方向において可動子2を挟んで
同一直線上に形成されている。要するに、可動子2の両
側に連結片5が連結されている。ここにおいて、支持部
1および可動子2および腕片3および連結片5は半導体
基板(例えば、シリコン基板)に一体に形成されてい
る。なお、ベース10と支持部1とは陽極接合や金共晶
接合などにより接合することで結合すればよい。
導体(例えば、シリコン)よりなる撓み層6と金属膜
(例えば、アルミニウム、ニッケルなど)からなる撓み
層7とを積層して形成したバイメタルを備える可撓部8
を有し、可撓部8における撓み層6にはバイメタルを加
熱するヒータとしての加熱部(図示せず)が拡散抵抗に
より形成されている。つまり、可撓部8は直熱型のバイ
メタルとして機能する。ここに、撓み層7の構成材料の
撓み層6への拡散を防止したり、撓み層6と撓み層7と
の結合力を高めたり、加熱部と撓み層7とを電気的に絶
縁したりするために撓み層6と撓み層7との間に薄い絶
縁膜(例えば、シリコン窒化膜、シリコン酸化膜など)
を介在させるのが望ましい。なお、上述の加熱部は支持
部1の主表面(図1(b)の上面)側に設けられたパッ
ド42に配線43を介して接続されている。したがっ
て、腕片3が伸縮することによって可動子2が支持部1
の厚み方向に変位する。
部には可撓部8と支持部1との間の熱絶縁をする熱絶縁
性材料(例えば、感光性のポリイミド樹脂)よりなる熱
絶縁部4aを設けてある。図示していないが腕片3は熱
絶縁部4aが形成された部位において幅方向の端部にシ
リコンよりなる部分を設けてある。ここに、熱絶縁部4
aが形成された部位において幅方向に設けられたシリコ
ンよりなる部分は上述の配線43と加熱部との電気的接
続に用いることができる。
位には、可動子が当接面に当たるときに当接面に対する
可動子の傾きをなくすように弾性変形する変形部4bを
設けている。ここにおいて、変形部4bを感光性のポリ
イミド樹脂により形成すれば、半導体製造プロセスとの
整合性が良く、半導体製造プロセスでの製造が容易にな
り、しかも、変形部4bを熱絶縁部4aと同時に形成す
ることができる。また、ポリイミド樹脂は、上記半導体
(例えば、シリコン)に比べて熱絶縁性が高いから、変
形部4bによって可撓部8と可動子2との間を熱絶縁す
ることができ、比較的小さな熱エネルギで可撓部材を撓
ませることができ、供給エネルギに対する可動子2の変
位量を大きくすることができるから、低消費電力化を図
ることができる。
加熱部に通電すれば、撓み層6と撓み層7との熱膨張率
の差によって可撓部8が熱的膨張収縮により腕片3の撓
み量を変化させることになる。一般に、金属はシリコン
よりも熱膨張係数が大きいから、本実施形態のように撓
み層6に対してベース10とは反対面側に撓み層7を形
成している場合には、常温では可動子2が弁口11から
離れるように寸法を設定しておくことによって、撓み層
6への通電時に可動子2を弁口11に近づけて弁口11
を閉じることが可能になる。つまり、本実施形態は常開
型のマイクロバルブを構成している。
は熱絶縁性材料よりなる熱絶縁部4aが形成され可動子
2側には変形部4bが形成されているから、上述のよう
に変形部4bを熱絶縁部4aと同じ材料により形成する
ことで、撓み層6および撓み層7よりなるバイメタルと
支持部1および可動子2とは熱絶縁をされていることに
なり、撓み層6で発生した熱を支持部1や可動子2に逃
がさず、ほとんどの熱を腕片3を撓ませるために利用す
ることができる。その結果、加熱部への通電量に対する
腕片3の撓み量を大きくとることができる。換言すれ
ば、低電力で可動子2を所望の変位量だけ変位させるこ
とができ、結果的に可動子2を所望量だけ変位させるこ
とができる。
片3と連結片5とからなる2本の可撓部材を介して支持
部1に支持されており、平行配置される2本の腕片3の
一端部は支持部1の1辺に連結され腕片3の他端部と可
動子2とを連結する連結片5は腕片3に直交する1直線
上に配置されているいる。したがって、従来のように4
方向から拘束している場合に比べて、支持部1および可
動子2の大きさを変えることなしに、腕片3の長さを長
くすることができるとともに腕片3に発生する内部応力
が小さくなり撓みやすくなるから、低エネルギで可動子
2を変位させることができ、結果的に供給エネルギに対
する可動子2の変位量を従来構成よりも大きくすること
が可能になる。つまり、従来構成よりも低消費電力化を
図ることが可能となる。
重ねられた可撓部8を有し支持部1の1辺から延長され
た腕片3と、腕片3の他端部と可動子2とを連結する連
結片5とにより支持部1の1辺と可動子2とが連結され
ており、腕片3には可動子2が当接面に当たるときに当
接面に対する可動子2の傾きをなくすように弾性変形す
る変形部4bが設けられているので、図3(a)に示す
ように可動子2と弁座12とが離間した状態で、上記加
熱部に通電すると腕片3の熱的膨張収縮により腕片3が
撓んで可動子2が図3(a)における下方向へ変位して
図3(b)に示すように可動子2が弁座12の先端面1
2aに当たる。ただし、この状態では、可動子2は図3
(b)における右側が下がっており、可動子2と弁座1
2の先端面12aとが平行になっていない。可動子2が
弁座12の先端面12aに当接した後さらに図3(b)
における下方向へ変位しようとすると、可動子2と先端
面12aとの傾きをなくすように変形部4bが弾性変形
するから、図3(c)に示すように可動子2と弁座12
の先端面12aとを密着させることができる。すなわ
ち、可動子2における先端面12aに接触する面と先端
面12aとを平行にでき、弁口11を確実に閉止するこ
とができる。
における長さを1700μm、延長方向に直交する幅方
向の幅を600μmとしてあるが、これらの寸法は特に
限定するものではない。また、上述の例ではベース10
をシリコン基板としているが、ガラス基板を用いてもよ
い。
枠状の支持部と、支持部の内側に配置され支持部の厚み
方向に変位可能であって当接面によって移動範囲が規制
される半導体よりなる可動子と、前記支持部と前記可動
子とを連結するように前記支持部の1辺から延長され熱
膨張係数の異なる複数の撓み層が重ねられた可撓部を有
する可撓部材と、可撓部材に設けられ可動子が当接面に
当たるときに当接面に対する可動子の傾きをなくすよう
に弾性変形する変形部とを備えてなるものであり、前記
支持部の1辺から延長され熱膨張係数の異なる複数の撓
み層が重ねられた可撓部を有する可撓部材により支持部
の1辺と可動子とが連結され、可撓部材には可動子が当
接面に当たるときに当接面に対する可動子の傾きをなく
すように弾性変形する変形部が設けられているので、可
撓部の熱的膨張収縮により可動子が前記厚み方向に変位
し、可動子が当接面に当たった後は当接面に対する傾き
をなくすように変形部が弾性変形するから、可動子にお
ける当接面に接触する面と当接面とを平行にでき、しか
も、従来構成のように4方向から可動子を拘束している
場合に比べて可撓部材に発生する内部応力を小さくする
ことができ、低エネルギで可動子を変位させることが可
能になり、供給エネルギに対する可動子の変位量を従来
構成よりも大きくすることが可能になるので、低消費電
力化を図ることができるという効果がある。
て、前記可動子の周縁が前記支持部の各辺に平行な矩形
状であって、前記可撓部材を2つ備え、前記各可撓部材
は、一端部が前記支持部の前記1辺に連結され前記可動
子と前記支持部との対向する2辺に平行な方向に延長さ
れて他端部が前記可動子と前記支持部との間に位置する
腕片と、前記可動子と前記支持部との対向する2辺に直
交する方向において腕片の前記他端部と可動子とを連結
する連結片とを有し、前記各連結片は、前記可動子を挟
んで同一直線上に配置されているので、従来構成に比べ
て可撓部材の長さを長くすることができるとともに可撓
部材に発生する内部応力が小さくなり撓みやすくなるか
ら、供給エネルギに対する可動子の変位量をより大きく
することが可能になり、低消費電力化を図ることができ
るという効果がある。
2の発明において、前記変形部は、ポリイミド樹脂より
なるので、半導体製造プロセスとの整合性が良く、半導
体製造プロセスでの製造が容易になる。また、ポリイミ
ド樹脂は、前記半導体に比べて熱絶縁性が高いから、前
記変形部によって前記可撓部と前記可動子との間を熱絶
縁することができ、比較的小さな熱エネルギで前記可撓
部材を撓ませることができ、供給エネルギに対する前記
可動子の変位量を大きくすることができるから、より一
層の低消費電力化を図ることができるという効果があ
る。
は(a)のA−A’線断面図である。
一部破断した概略斜視図である。
る。
した概略斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 半導体よりなる矩形枠状の支持部と、支
持部の内側に配置され支持部の厚み方向に変位可能であ
って当接面によって移動範囲が規制される半導体よりな
る可動子と、前記支持部と前記可動子とを連結するよう
に前記支持部の1辺から延長され熱膨張係数の異なる複
数の撓み層が重ねられた可撓部を有する可撓部材と、可
撓部材に設けられ可動子が当接面に当たるときに当接面
に対する可動子の傾きをなくすように弾性変形する変形
部とを備えてなることを特徴とする半導体マイクロアク
チュエータ。 - 【請求項2】 前記可動子の周縁が前記支持部の各辺に
平行な矩形状であって、前記可撓部材を2つ備え、前記
各可撓部材は、一端部が前記支持部の前記1辺に連結さ
れ前記可動子と前記支持部との対向する2辺に平行な方
向に延長されて他端部が前記可動子と前記支持部との間
に位置する腕片と、前記可動子と前記支持部との対向す
る2辺に直交する方向において腕片の前記他端部と可動
子とを連結する連結片とを有し、前記各連結片は、前記
可動子を挟んで同一直線上に配置されてなることを特徴
とする請求項1記載の半導体マイクロアクチュエータ。 - 【請求項3】 前記変形部は、ポリイミド樹脂よりなる
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の半導体
マイクロアクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001017726A JP2002219696A (ja) | 2001-01-26 | 2001-01-26 | 半導体マイクロアクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001017726A JP2002219696A (ja) | 2001-01-26 | 2001-01-26 | 半導体マイクロアクチュエータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002219696A true JP2002219696A (ja) | 2002-08-06 |
Family
ID=18883868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001017726A Pending JP2002219696A (ja) | 2001-01-26 | 2001-01-26 | 半導体マイクロアクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002219696A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009513372A (ja) * | 2005-10-28 | 2009-04-02 | アイディーシー、エルエルシー | Memsデバイスのための拡散バリア層 |
-
2001
- 2001-01-26 JP JP2001017726A patent/JP2002219696A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009513372A (ja) * | 2005-10-28 | 2009-04-02 | アイディーシー、エルエルシー | Memsデバイスのための拡散バリア層 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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