JP4191942B2 - スイッチ及びアクチュエータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチ及びアクチュエータに関する。特に本発明は、消費電力が小さいスイッチ及びアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】
マイクロマシン技術を利用したスイッチに、熱膨張率が異なる複数の金属を張り合わせたバイメタルが用いられる。バイメタルを用いたスイッチは、ヒータでバイメタルを加熱することによりバイメタルを変形させることにより、オン状態又はオフ状態を維持する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年、マイクロマシン技術を用いたスイッチを実用化すべく、低消費電力で動作するスイッチが望まれている。しかしながら、バイメタル構造を有するスイッチは、オン状態又はオフ状態の間、バイメタルを加熱するためにヒータに電流を供給し続ける必要がある。そのため、スイッチの消費電力が大きくなってしまい、マイクロマシン技術を用いたスイッチの実用化に向け大きな問題となっていた。
【0004】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできるスイッチ及びアクチュエータを提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の第1の形態によると、第1接点部と第2接点部とを電気的に接続するスイッチであって、第2接点部を第1接点部の方向に駆動する第1駆動部と、第1駆動部の一端に設けられ、第1駆動部を第1接点部の方向に駆動する第2駆動部とを備える。第1駆動部は、第2駆動部の一端から延伸して設けられてもよい。
【0006】
第1駆動部は、熱膨張率が異なる複数の部材を含む第1バイメタル部と、第1バイメタル部を加熱する第1ヒータ部とを有し、第2駆動部は、熱膨張率が異なる複数の部材を含む第2バイメタル部と、第2バイメタル部を加熱する第2ヒータ部とを有してもよい。第1バイメタル部及び第2バイメタル部は、加熱されていない状態で、湾曲していてもよい。
【0007】
第2バイメタル部を加熱した後、第1バイメタル部を加熱した状態で第2バイメタル部の加熱を停止した場合と、第2バイメタル部を加熱した後、第1バイメタル部を加熱しない状態で第2バイメタル部の加熱を停止した場合とで、第1接点部と第2接点部との接触状態が異なってもよい。
【0008】
第2バイメタル部を加熱した後、第1バイメタル部を加熱した状態で第2バイメタル部の加熱を停止することにより、第1接点部と第2接点部が電気的に接続されてもよい。
【0009】
第1バイメタル部が加熱され、第2バイメタル部の加熱が停止された状態で、第1接点部と第2接点部が電気的に接続されているとき、第1バイメタルの加熱を停止した場合においても、第1接点部と第2接点部とが電気的に接続された状態を維持してもよい。
【0010】
第1バイメタル部及び第2バイメタル部の加熱が停止された状態で、1接点部と第2接点部が電気的に接続されているとき、第1バイメタル部を加熱することにより、第1接点部と第2接点部とが電気的に切断されてもよい。
【0011】
第1ヒータ部に電力を供給するためのヒータ端子と、ヒータ端子を介して、第1ヒータ部に電力を供給する電力供給部とをさらに備え、第2バイメタル部が加熱された場合に、ヒータ端子と電力供給部とが電気的に接続されてもよい。
【0012】
第1接点部と第2接点部とを電気的に接続するスイッチであって、第2接点部を、第1接点部の上方から下方に駆動し、第1接点部の下方から第1接点部の方向に駆動することにより、第1接点部と第2接点部とを接触させる駆動部を備えてもよい。
【0013】
本発明の第2の形態によると、第1接点部と第2接点部とを電気的に接続するスイッチであって、第1接点部と、第1接点部に対向して設けられた第2接点部と、第1接点部を駆動する第1駆動部と、第2接点部を駆動する第2駆動部とを備え、第1駆動部が第1接点部を駆動し、第2駆動部が第2接点部を駆動することにより、第1接点部と第2接点部とを接続するか否かを制御してもよい。
【0014】
第1駆動部及び第2駆動部を挟んで設けられ、第1駆動部及び第2駆動部をそれぞれ支持する第1基板及び第2基板と、第1基板と第2基板と接合する接合部とを備え、第1駆動部及び第2駆動部は、第1基板と第2基板と接合部とにより形成される空間内に設けられてもよい。
【0015】
第1駆動部は、第1接点部を第2接点部の方向に駆動し、第2駆動部は、第2接点部を第1接点部の方向に駆動してもよい。第1駆動部は、第1接点部を第2接点部から離れる方向に駆動し、第2駆動部は、第2接点部を第1接点部から離れる方向に駆動してもよい。 第1駆動部は、第1接点部を第2接点部の方向に駆動し、第2駆動部は、第2接点部を第1接点部から離れる方向に駆動してもよい。
【0016】
第1駆動部は、熱膨張率が異なる複数の部材を含む第1バイメタル部と、第1バイメタル部を加熱する第1ヒータ部とを有してもよい。第2駆動部は、熱膨張率が異なる複数の部材を含む第2バイメタル部と、第2バイメタル部を加熱する第2ヒータ部とを有してもよい。
【0017】
第1接点部に接続された第1信号線と、第2接点部に接続された第2信号線とをさらに備え、第1駆動部及び第2駆動部が第1接点部と第2接点部とを電気的に接続することにより、第1信号線と第2信号線とを電気的に接続してもよい。
【0018】
第1接点部に対向して設けられた第3接点部をさらに有し、第1駆動部が第1接点部を駆動し、第2駆動部が第2接点部及び第3接点部を駆動することにより、第1接点部と第2接点部、及び第1接点部と第3接点部とを接続するか否かを制御してもよい。
【0019】
第2接点部に接続された第2信号線と、第3接点部に接続された第3信号線とをさらに備え、第1駆動部及び第2駆動部が第1接点部と第2接点部、及び第1接点部と第3接点部とを電気的に接続することにより、第2信号線と第3信号線とを電気的に接続してもよい。
【0020】
第1接点部に対向して設けられた第3接点部と、第3接点部を駆動する第3駆動部とをさらに備え、第1駆動部が第1接点部を駆動し、第2駆動部が第2接点部を駆動し、第3駆動部が第3接点部を駆動することにより、第1接点部と第3接点部、及び第2接点部と第3接点部とを接続するか否かを制御してもよい。
【0021】
第3駆動部は、熱膨張率が異なる複数の部材を含む第3バイメタル部と、第3バイメタル部を加熱する第3ヒータ部とを有してもよい。
【0022】
第2接点部に接続された第2信号線と、第3接点部に接続された第3信号線とをさらに備え、第1駆動部、第2駆動部、及び第3駆動部が第1接点部と第2接点部、及び第1接点部と第3接点部とを電気的に接続することにより、第2信号線と第3信号線とを電気的に接続してもよい。
【0023】
本発明の第3の形態によると、温度に応じて変形する片持ちばりのカンチレバー部と、カンチレバー部を加熱する電熱線を有するヒータ部とを備えるアクチュエータであって、電熱線は、カンチレバー部の固定端近傍において折り返されず、自由端近傍において複数回折り返される。
【0024】
電熱線は、固定端から自由端に向かう方向である第1方向における総延長より、第1方向に略垂直の方向である第2方向における総延長が長くてもよい。
【0025】
本発明の第4の形態によると、温度に応じて変形する片持ちばりのカンチレバー部と、カンチレバー部を加熱する電熱線を有するヒータ部とを備えるアクチュエータであって、カンチレバー部の固定端近傍において、電熱線の単位長さ当りが発生する熱量は、カンチレバー部の自由端近傍において、電熱線の単位長さ当りが発生する熱量より小さい。
【0026】
カンチレバー部の固定端近傍における電熱線の単位長さ当りの抵抗は、カンチレバー部の自由端近傍における電熱線の単位長さ当りの抵抗より小さくてもよい。
【0027】
本発明の第5の形態によると、温度に応じて変形する両持ちばりのカンチレバー部と、カンチレバー部を加熱する電熱線を有するヒータ部とを備えるアクチュエータであって、電熱線は、カンチレバー部の固定端近傍において折り返されず、中心部近傍において複数回折り返される。
【0028】
本発明の第6の形態によると、温度に応じて変形する両持ちばりのカンチレバー部と、カンチレバー部を加熱する電熱線を有するヒータ部とを備えるアクチュエータであって、カンチレバー部の固定端近傍において、電熱線の単位長さ当りが発生する熱量は、カンチレバー部の中心部近傍において、電熱線の単位長さ当りが発生する熱量より小さい。
【0029】
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0031】
(第1実施形態)
図1、図2、及び図3は、本発明の第1実施形態に係るスイッチ10の構成の第1実施例を示す。図1は、スイッチ10のオン状態を示す。図2は、スイッチ10のオフ状態を示す。図3は、第1駆動部100及び第2駆動部150の構成を示す。
【0032】
スイッチ10は、第1接点部120と、第2接点部122と、第2接点部122を第1接点部の方向に駆動する第1駆動部100と、第1駆動部100の一端に設けられ、第1駆動部100を第1接点部12の方向に駆動する第2駆動部110と、第1接点部120及び第2駆動部110が設けられた第1基板126と、第1基板126を支持する支持部128と、支持部128が設けられた第2基板130とを備える。
【0033】
第1駆動部10は、熱膨張率が異なる複数の部材を含む第1バイメタル部102と、第1バイメタル部102を加熱する第1ヒータ部104と、第1ヒータ部104に電力を供給するための第1ヒータ端子106とを有する。第2駆動部110は、熱膨張率が異なる複数の部材を含む第2バイメタル部112と、第2バイメタル部112を加熱する第2ヒータ部114と、第2ヒータ部114に電力を供給するための第2ヒータ端子116とを有する。第1バイメタル部102と第2バイメタル部112とは、異なる材料により形成されてもよいし、同一の材料により形成されてもよい。また、第1バイメタル部102と第2バイメタル部112とは、一体に設けられてもよい。第1バイメタル部102及び第2バイメタル部112は、アルミニウム及び酸化シリコン(SiO)で形成されることが好ましい。
【0034】
さらに、スイッチ10は、第1ヒータ端子106を介して第1ヒータ部104に電力を供給する第1電力供給部132と、第2ヒータ端子116を介して第2ヒータ部114に電力を供給する第2電力供給部134と、第2基板に設けられ、第1ヒータ端子106と第1電力供給部132とを電気的に接続するヒータ給電部124をさらに備える。ヒータ給電部124は、第2バイメタル部112が加熱された場合に、第1ヒータ端子106と接触することが望ましい。第1ヒータ端子106とヒータ給電部124とが接触することにより、第1ヒータ端子106と第1電力供給部132とが電気的に接続する。
【0035】
第1駆動部100は、第2駆動部110の一端から延伸して設けられることが好ましい。また、第1駆動部100は、第1ヒータ部104に電力が供給されていない状態で湾曲していることが好ましい。即ち、第1バイメタル部102は、加熱されていない状態で湾曲していることが好ましい。また、第2駆動部110は、第2ヒータ部114に電力が供給されていない状態で湾曲していることが好ましい。即ち、第2バイメタル部112は、加熱されていない状態で湾曲していることが好ましい。
【0036】
第2接点部122は、第1駆動部100の一端に設けられ、第1ヒータ端子106は、第1駆動部100の他端に設けられることが好ましい。また、第2接点部122は、第1駆動部100において、第1ヒータ端子106が設けられた面と反対の面に設けられることが好ましい。
【0037】
図1に示すように、スイッチ10がオン状態にある場合、第2接点部122は、第1接点部120の下方から第1接点部120に接触することが好ましい。また、図2に示すように、スイッチ10がオフ状態にある場合、第1駆動部100及び第2駆動部110が湾曲することにより、第2接点部122は、第1接点部120の上方にあることが好ましい。
【0038】
図2に示すスイッチ10において、第2電力供給部134が第2ヒータ部114に電力を供給することにより、第2バイメタル部112を加熱する。その後、第1電力供給部132が第1ヒータ部104に電力を供給することにより、第1バイメタル部102を加熱した状態で、第2電力供給部134が第2ヒータ部114に供給する電力を停止することにより、第2バイメタル部112を冷却する。これにより、第1接点部120と第2接点部122とが接触し、スイッチ10は、図1に示すようなオン状態になる。
【0039】
また、図に示すスイッチ10において、第2電力供給部134が第2ヒータ部114に電力を供給することにより、第2バイメタル部112を加熱する。その後、第1電力供給部132が第1ヒータ部104に電力を供給することなく、第1バイメタル部102を加熱しない状態で、第2電力供給部134が第2ヒータ部114に供給する電力を停止することにより、第2バイメタル部112を冷却する。これにより、第1接点部120と第2接点部122とが接触せず、スイッチ10は、図2に示すようなオフ状態に戻る。
【0040】
即ち、スイッチ10は、第2バイメタル部112を加熱した後、第1バイメタル部102を加熱した状態で第2バイメタル部112の加熱を停止した場合と、第2バイメタル部112を加熱した後、第1バイメタル部102を加熱しない状態で第2バイメタル部112の加熱を停止した場合とで、第1接点部120と第2接点部122との接触状態が異なる。
【0041】
図4は、第1実施形態に係るスイッチ10のオン動作の一例を示す。図4(a)は、スイッチ10のオフ状態を示す。図4(a)に示す状態のスイッチ10において、第1バイメタル部102及び第2バイメタル部112は、加熱されていないので湾曲している。
【0042】
次に、第2電力供給部134は、第2ヒータ部114に電力を供給する。第2ヒータ部114に電力が供給されることにより、第2バイメタル部114は加熱される。そして、第2バイメタル部112は、図4(b)に示すように延伸する。第2バイメタル部112が延伸することにより、第2接点部122は、第1接点部120の上方から下方に、即ち第1接点部120に対して第1基板126側から第2基板130側に移動する。また、第2バイメタル部112が延伸することにより、第1ヒータ端子106がヒータ給電部124に接触し、第1ヒータ部104と第1電力供給部132とが電気的に接続される。
【0043】
次に、第1電力供給部132は、第1ヒータ部104に電力を供給する。第1ヒータ部104に電力が供給されることにより、第1バイメタル部104は加熱され、図4(c)に示すように第1バイメタル部102は延伸する。第1バイメタル部102が延伸することにより、第2接点部122は、第1接点部120の右方から左方に、即ち第1接点部120に対して第1駆動部100側から第1駆動部100の反対側に移動する。
【0044】
次に、第2電力供給部134は、第2ヒータ部114への電力の供給を停止する。第2ヒータ部114への電力の供給が停止されることにより、第2バイメタル部112は冷却される。そして、第2バイメタル部112は、図4(d)に示すように湾曲する。第2バイメタル部112は、湾曲することにより、第2接点部122を第1接点部120の方向に駆動する。そして、第1接点部120と第2接点部122とは、接触して電気的に接続される。
【0045】
また、第2バイメタル部112が湾曲することにより、第1ヒータ端子106とヒータ給電部124とが離間される。そのため、第1ヒータ部104への電力が停止され、第1バイメタル部102が冷却される。そして、第1バイメタル部102は、図4(d)に示すように湾曲する。第1バイメタル部102は、湾曲することにより、第2接点部122を第1接点部120に押圧し、第1接点部120と第2接点部122とが電気的に接続された状態を維持する。そして、スイッチ10は、図4(d)に示すようなオン状態に戻る。
【0046】
図5は、第1実施形態に係るスイッチ10のオフ動作の一例を示す。図5(a)は、スイッチ10のオン状態を示す。図5(a)に示す状態のスイッチ10において、第1バイメタル部102及び第2バイメタル部112は、加熱されていないので湾曲し、第2接点部122を第1接点部120に押圧している。
【0047】
次に、第2電力供給部134は、第2ヒータ部114に電力を供給する。第2ヒータ部114に電力が供給されることにより、第2バイメタル部114は加熱される。そして、第2バイメタル部112は、図5(b)に示すように延伸する。第2バイメタル部112が延伸することにより、第2接点部122は、第1接点部120から離間され、第1接点部120と第2接点部122とが電気的に切断される。そして、スイッチ10は、図5(c)に示すようなオフ状態になる。
【0048】
即ち、スイッチ10は、第2接点部122を、第1接点部120の上方から下方に駆動し、第1接点部120の下方から第1接点部120の方向に駆動することにより、第1接点部120と第2接点部122とを接触させる駆動部を有する。当該駆動部は、自由端から固定端への方向において所定の長さより短い状態で、第2接点部122を第1接点部120の上方から下方に駆動し、所定の長さより長い状態で、第2接点部122を第1接点部120の下方から第1接点部120の方向に駆動することが好ましい。
【0049】
図6、図7、及び図8は、第1実施形態に係るスイッチ10の構成の第2実施例を示す。第1実施例と同様の構成要素には、図1から図5の同様の符号を付す。また、第2実施例においては、第1実施例と同様の構成及び動作についての説明は一部省略し、特に第1実施例と異なる構成及び動作について説明する。
【0050】
第1駆動部110は、熱膨張率が異なる複数の部材を含む第1バイメタル部102と、第1バイメタル部102を加熱する第1ヒータ部104と、第1ヒータ部104に電力を供給するための第1ヒータ端子106とを有する。第2駆動部110は、熱膨張率が異なる複数の部材を含む第2バイメタル部112と、第2バイメタル部112を加熱する第2ヒータ部114と、第2ヒータ部114に電力を供給するための第2ヒータ端子116とを有する。
【0051】
第1ヒータ部106及び第2ヒータ部116は、第2バイメタル部112の一端に設けられる。また、第1ヒータ部104と第1ヒータ端子106とは、第2バイメタル部112に設けられた配線によって電気的に接続される。そして、第1電力供給部132は、第1ヒータ端子106から第2バイメタル部112に設けられた配線を介して、第1ヒータ部104に電力を供給する。
【0052】
第1実施形態に係るスイッチ10によれば、上述のスイッチング動作により、第1ヒータ部104及び第2ヒータ部114への電力の供給を停止しても、第1接点部120と第2接点部122との接触を維持することができる。そのため、極めて短い時間だけ第1ヒータ部104及び第2ヒータ部114に電力を供給するだけで、第1接点部120と第2接点部122とを電気的に接続することができる。したがって、スイッチ10の消費電力を大幅に低減させることができる。
【0053】
なお、第1実施形態において、第1駆動部100及び第2駆動部110が、熱膨張率が異なる複数の部材を含むバイメタルにより接点部を駆動する形態について説明したが、第1駆動部100及び第2駆動部110のそれぞれは、電圧を印加することによって変形するピエゾ素子により接点部を駆動してもよいし、温度に応じて変形する形状記憶合金により接点部を駆動してもよいし、静電力により接点部を誘引する静電結合部により接点部を駆動してもよい。
【0054】
(第2実施形態)
図9及び図10は、本発明の第2実施形態に係るスイッチ20の構成の第1実施例を示す。図9は、スイッチ20の上面図である。図10は、図9におけるスイッチ20のAA’断面の断面図である。本実施例に係るスイッチ20は、2つの駆動部を有し、一方の駆動部に設けられた接点部と、他方の駆動部に設けられた接点部とを導通させる形態である。
【0055】
スイッチ20は、第1接点部200と、第1接点部200に対向して設けられた第2接点部202と、第1接点部200を駆動する第1駆動部210と、第2接点部202を駆動する第2駆動部220と、第1駆動部210を保持する第1基板230と、第2駆動部220を保持する第2基板240と、第1基板230と第2基板240とを接合する接合部250とを備える。第1接点部200と第2接点部202とは、接触する際に交差するように設けられることが好ましい。
【0056】
第1基板230と第2基板240とは、第1駆動部210及び第2駆動部220を挟んで設けられることが好ましい。さらに、第1駆動部210及び第2駆動部220は、第1基板230と第2基板240と接合部250とにより形成される空間内に設けられることが好ましい。
【0057】
第1駆動部210は、熱膨張率が異なる複数の部材を含む第1バイメタル部212と、第1バイメタル部212を加熱する第1ヒータ部214とを有する。第2駆動部220は、熱膨張率が異なる複数の部材を含む第2バイメタル部222と、第2バイメタル部222を加熱する第2ヒータ部224とを有する。第1バイメタル部212及び第2バイメタル部222は、アルミニウム及び酸化シリコン(SiO)で形成されることが好ましい。第1基板230は、Si層232と、SiO層234と、Si層236とを有するSOI(Silicon On Insulator)基板であることが好ましい。第2基板240は、Si層242と、SiO層244と、Si層246とを有するSOI基板であることが好ましい。
【0058】
さらに、スイッチ20は、第1ヒータ部214に電力を供給する第1ヒータ電極252a及び252bと、第2ヒータ部224に電力を供給する第2ヒータ電極254a及び254bと、第1接点部200に接続された第1信号線256と、第2接点部202に接続された第2信号線258と、第1信号線256を介して第1接点部200に接続される第1信号電極260と、第2信号線258を介して第2接点部202に接続される第2信号電極262とを備える。
【0059】
第1駆動部210は、第1ヒータ部212に電力が供給されて第1バイメタル部214が加熱されることによって変形し、第1接点部200を駆動する。また、第2駆動部220は、第2ヒータ部222に電力が供給されて第2バイメタル部224が加熱されることによって変形し、第2接点部202を駆動する。このように、第1駆動部210が第1接点部200を駆動し、第2駆動部220が第2接点部202を駆動することにより、第1接点部200と第2接点部202とを電気的に接続するか否かを制御し、スイッチ20のオンオフ制御を行う。第1駆動部210及び第2駆動部220が、第1接点部200と第2接点部202とを電気的に接続することにより、第1信号線256と第2信号線258とが電気的に接続され、第1信号電極260に供給された信号は、第2信号電極262に供給される。
【0060】
スイッチ20は、ノーマリーオフ型スイッチであってもよく、ノーマリーオン型スイッチであってもよい。スイッチ20がノーマリーオフ型スイッチである場合の動作を説明する。第1駆動部210は、第1バイメタル部212が加熱されることにより、第1接点部200を第2接点部202の方向に駆動する。また、第2駆動部220は、第2バイメタル部222が加熱されることにより、第2接点部202を第1接点部200の方向に駆動する。以上の動作により、第1接点部200と第2接点部202とが電気的に接続される。
【0061】
また、第1駆動部210は、第1バイメタル部212が冷却されることにより、第1接点部200を第2接点部202から離れる方向に駆動する。また、第2駆動部220は、第2バイメタル部222が冷却されることにより、第2接点部202を第1接点部200から離れる方向に駆動する。以上の動作により、第1接点部200と第2接点部202とが電気的に切断される。
【0062】
スイッチ20がノーマリーオフ型スイッチである場合の動作の他の例を説明する。第1駆動部210は、第1バイメタル部212が加熱されることにより、第1接点部200を第2接点部202の方向に駆動する。これにより、第1接点部200と第2接点部202とが電気的に接続される。
【0063】
また、第2駆動部220は、第2バイメタル部222が加熱されることにより、第2接点部202を第1接点部200から離れる方向に駆動する。また、第1駆動部210は、第1バイメタル部212が冷却されることにより、第1接点部200を第2接点部202から離れる方向に駆動する。以上の動作により、第1接点部200と第2接点部202とが電気的に切断される。
【0064】
次に、スイッチ20がノーマリーオン型スイッチである場合の動作を説明する。第1駆動部210は、第1バイメタル部212が加熱されることにより、第1接点部200を第2接点部202から離れる方向に駆動する。また、第2駆動部220は、第2バイメタル部222が加熱されることにより、第2接点部202を第1接点部200から離れる方向に駆動する。以上の動作により、第1接点部200と第2接点部202とが電気的に切断される。
【0065】
また、第1駆動部210は、第1バイメタル部212が冷却されることにより、第1接点部200を第2接点部202の方向に駆動する。また、第2駆動部220は、第2バイメタル部222が冷却されることにより、第2接点部220を第1接点部200の方向に駆動する。以上の動作により、第1接点部200と第2接点部202とが電気的に接続される。
【0066】
図11及び図12は、本発明の第2実施形態に係るスイッチ20の構成の第2実施例を示す。図11は、スイッチ20の上面図である。図12は、図11におけるスイッチ20のBB’断面の断面図である。第1実施例と同様の構成要素には、図9から図10の同様の符号を付す。本実施例に係るスイッチ20は、2つの駆動部を有し、一方の駆動部に設けられた接点部が、他方の駆動部に設けられた2つの接点部の間を導通させる形態である。
【0067】
スイッチ20は、第1接点部200と、第1接点部200に対向して設けられた第2接点部202と、第1接点部200に対向して設けられた第3接点部203と、第1接点部200を駆動する第1駆動部210と、第2接点部202及び第3接点部203を駆動する第2駆動部220と、第1駆動部210を保持する第1基板230と、第2駆動部220を保持する第2基板240と、第1基板230と第2基板240とを接合する接合部250とを備える。第1接点部200と第2接点部202とは、接触する際に交差するように設けられることが好ましい。また、第1接点部200と第3接点部203とは、接触する際に交差するように設けられることが好ましい。
【0068】
第1基板230と第2基板240とは、第1駆動部210及び第2駆動部220を挟んで設けられることが好ましい。さらに、第1駆動部210及び第2駆動部220は、第1基板230と第2基板240と接合部250とにより形成される空間内に設けられることが好ましい。
【0069】
第1駆動部210は、熱膨張率が異なる複数の部材を含む第1バイメタル部212と、第1バイメタル部212を加熱する第1ヒータ部214とを有する。第2駆動部220は、熱膨張率が異なる複数の部材を含む第2バイメタル部222と、第2バイメタル部222を加熱する第2ヒータ部224とを有する。第1バイメタル部212及び第2バイメタル部222は、アルミニウム及び酸化シリコン(SiO)で形成されることが好ましい。第1基板230は、Si層232と、SiO層234と、Si層236とを有するSOI(Silicon On Insulator)基板であることが好ましい。第2基板240は、Si層242と、SiO層244と、Si層246とを有するSOI基板であることが好ましい。
【0070】
さらに、スイッチ20は、第1ヒータ部214に電力を供給する第1ヒータ電極252a及び252bと、第2ヒータ部224に電力を供給する第2ヒータ電極254a及び254bと、第2接点部202に接続された第2信号線258と、第3接点部203に接続された第3信号線259と、第2信号線258を介して第2接点部202に接続される第2信号電極262と、第3信号線259を介して第3接点部203に接続される第3信号電極263とを備える。
【0071】
第1駆動部210は、第1ヒータ部212に電力が供給されて第1バイメタル部214が加熱されることによって変形し、第1接点部200を駆動する。また、第2駆動部220は、第2ヒータ部222に電力が供給されて第2バイメタル部224が加熱されることによって変形し、第2接点部202及び第3接点部203を駆動する。このように、第1駆動部210が第1接点部200を駆動し、第2駆動部220が第2接点部202及び第3接点部203を駆動することにより、第1接点部200と第2接点部202、及び第1接点部200と第3接点部を電気的に接続するか否かを制御し、スイッチ20のオンオフ制御を行う。第1駆動部210及び第2駆動部220が、第1接点部200と第2接点部202、及び第1接点部200と第3接点部203を電気的に接続することにより、第2信号線258と第3信号線259とが電気的に接続され、第2信号電極262に供給された信号は、第3信号電極263に供給される。
【0072】
スイッチ20は、ノーマリーオフ型スイッチであってもよく、ノーマリーオン型スイッチであってもよい。スイッチ20がノーマリーオフ型スイッチである場合の動作を説明する。第1駆動部210は、第1バイメタル部212が加熱されることにより、第1接点部200を第2接点部202及び第3接点部203の方向に駆動する。また、第2駆動部220は、第2バイメタル部222が加熱されることにより、第2接点部202及び第3接点部203を第1接点部200の方向に駆動する。以上の動作により、第1接点部200と第2接点部202、及び第1接点部200と第3接点部203が電気的に接続される。
【0073】
また、第1駆動部210は、第1バイメタル部212が冷却されることにより、第1接点部200を第2接点部202及び第3接点部203から離れる方向に駆動する。また、第2駆動部220は、第2バイメタル部222が冷却されることにより、第2接点部202及び第3接点部203を第1接点部200から離れる方向に駆動する。以上の動作により、第1接点部200と第2接点部202、及び第1接点部200と第3接点部203が電気的に切断される。
【0074】
スイッチ20がノーマリーオフ型スイッチである場合の動作の他の例を説明する。第1駆動部210は、第1バイメタル部212が加熱されることにより、第1接点部200を第2接点部202及び第3接点部203の方向に駆動する。以上の動作により、第1接点部200と第2接点部202、及び第1接点部200と第3接点部203が電気的に接続される。
【0075】
また、第2駆動部220は、第2バイメタル部222が加熱されることにより、第2接点部202及び第3接点部203を第1接点部200から離れる方向に駆動する。また、第1駆動部210は、第1バイメタル部212が冷却されることにより、第1接点部200を第2接点部202及び第3接点部203から離れる方向に駆動する。以上の動作により、第1接点部200と第2接点部202、及び第1接点部200と第3接点部203が電気的に切断される。
【0076】
次に、スイッチ20がノーマリーオン型スイッチである場合の動作を説明する。第1駆動部210は、第1バイメタル部212が加熱されることにより、第1接点部200を第2接点部202及び第3接点部203から離れる方向に駆動する。また、第2駆動部220は、第2バイメタル部222が加熱されることにより、第2接点部202及び第3接点部203を第1接点部200から離れる方向に駆動する。以上の動作により、第1接点部200と第2接点部202、及び第1接点部200と第3接点部203が電気的に切断される。
【0077】
また、第1駆動部210は、第1バイメタル部212が冷却されることにより、第1接点部200を第2接点部202及び第3接点部203の方向に駆動する。また、第2駆動部220は、第2バイメタル部222が冷却されることにより、第2接点部220及び第3接点部203を第1接点部200の方向に駆動する。以上の動作により、第1接点部200と第2接点部202、及び第1接点部200と第3接点部203が電気的に接続される。
【0078】
図13及び図14は、本発明の第2実施形態に係るスイッチ20の構成の第3実施例を示す。図13は、スイッチ20の上面図である。図14は、図13におけるスイッチ20のCC’断面の断面図である。第1実施例又は第2実施例と同様の構成要素には、図9から図12の同様の符号を付す。本実施例に係るスイッチ20は、3つの駆動部を有し、第1の駆動部に設けられた接点部が、第2の駆動部に設けられた接点部と、第3の駆動部に設けられた接点部との間を導通させる形態である。
【0079】
スイッチ20は、第1接点部200と、第1接点部200に対向して設けられた第2接点部202と、第1接点部200に対向して設けられた第3接点部203と、第1接点部200を駆動する第1駆動部210と、第2接点部202を駆動する第2駆動部220と、第3接点部203を駆動する第3駆動部270と、第1駆動部210を保持する第1基板230と、第2駆動部220及び第3駆動部を保持する第2基板240と、第1基板230と第2基板240とを接合する接合部250とを備える。第1接点部200と第2接点部202とは、接触する際に交差するように設けられることが好ましい。また、第1接点部200と第3接点部203とは、接触する際に交差するように設けられることが好ましい。
【0080】
第1基板230と第2基板240とは、第1駆動部210、第2駆動部220、及び第3駆動部270を挟んで設けられることが好ましい。さらに、第1駆動部210、第2駆動部220、及び第3駆動部270は、第1基板230と第2基板240と接合部250とにより形成される空間内に設けられることが好ましい。
【0081】
第1駆動部210は、熱膨張率が異なる複数の部材を含む第1バイメタル部212と、第1バイメタル部212を加熱する第1ヒータ部214とを有する。第2駆動部220は、熱膨張率が異なる複数の部材を含む第2バイメタル部222と、第2バイメタル部222を加熱する第2ヒータ部224とを有する。第3駆動部270は、熱膨張率が異なる複数の部材を含む第3バイメタル部272と、第3バイメタル部272を加熱する第3ヒータ部274とを有する。
【0082】
第1バイメタル部212、第2バイメタル部222、及び第3バイメタル部272は、アルミニウム及び酸化シリコン(SiO)で形成されることが好ましい。第1基板230は、Si層232と、SiO層234と、Si層236とを有するSOI(Silicon On Insulator)基板であることが好ましい。第2基板240は、Si層242と、SiO層244と、Si層246とを有するSOI基板であることが好ましい。
【0083】
さらに、スイッチ20は、第1ヒータ部214に電力を供給する第1ヒータ電極252a及び252bと、第2ヒータ部224に電力を供給する第2ヒータ電極254a及び254bと、第3ヒータ部272に電力を供給する第3ヒータ電極255a及び255bと、第1接点部200に接続された第1信号線256と、第2接点部202に接続された第2信号線258と、第3接点部203に接続された第3信号線259と、第1信号線256を介して第1接点部200に接続される第1信号電極260と、第2信号線258を介して第2接点部202に接続される第2信号電極262と、第3信号線259を介して第3接点部203に接続される第3信号電極263とを備える。
【0084】
第1駆動部210は、第1ヒータ部212に電力が供給されて第1バイメタル部214が加熱されることによって変形し、第1接点部200を駆動する。また、第2駆動部220は、第2ヒータ部222に電力が供給されて第2バイメタル部224が加熱されることによって変形し、第2接点部202を駆動する。また、第3駆動部270は、第3ヒータ部272に電力が供給されて第3バイメタル部274が加熱されることによって変形し、第3接点部203を駆動する。このように、第1駆動部210が第1接点部200を駆動し、第2駆動部220が第2接点部202を駆動し、第3駆動部270が第3接点部203を駆動することにより、第1接点部200と第2接点部202、及び第1接点部200と第3接点部203を電気的に接続するか否かを制御し、スイッチ20のオンオフ制御を行う。第1駆動部210、第2駆動部220、及び第3駆動部270が、第1接点部200と第2接点部202、及び第1接点部200と第3接点部203を電気的に接続することにより、第2信号線258と第3信号線259とが電気的に接続され、第2信号電極262に供給された信号は、第3信号電極263に供給される。
【0085】
スイッチ20は、ノーマリーオフ型スイッチであってもよく、ノーマリーオン型スイッチであってもよい。スイッチ20がノーマリーオフ型スイッチである場合の動作を説明する。第1駆動部210は、第1バイメタル部212が加熱されることにより、第1接点部200を第2接点部202及び第3接点部203の方向に駆動する。また、第2駆動部220は、第2バイメタル部222が加熱されることにより、第2接点部202を第1接点部200の方向に駆動する。また、第3駆動部270は、第3バイメタル部272が加熱されることにより、第3接点部203を第1接点部200の方向に駆動する。以上の動作により、第1接点部200と第2接点部202、及び第1接点部200と第3接点部203が電気的に接続される。
【0086】
また、第1駆動部210は、第1バイメタル部212が冷却されることにより、第1接点部200を第2接点部202及び第3接点部203から離れる方向に駆動する。また、第2駆動部220は、第2バイメタル部222が冷却されることにより、第2接点部202を第1接点部200から離れる方向に駆動する。また、第3駆動部270は、第3バイメタル部272が冷却されることにより、第3接点部203を第1接点部200から離れる方向に駆動する。以上の動作により、第1接点部200と第2接点部202、及び第1接点部200と第3接点部が電気的に切断される。
【0087】
スイッチ20がノーマリーオフ型スイッチである場合の動作の他の例を説明する。第1駆動部210は、第1バイメタル部212が加熱されることにより、第1接点部200を第2接点部202及び第3接点部203の方向に駆動する。以上の動作により、第1接点部200と第2接点部202、及び第1接点部200と第3接点部203が電気的に接続される。
【0088】
また、第2駆動部220は、第2バイメタル部222が加熱されることにより、第2接点部202を第1接点部200から離れる方向に駆動する。また、第3駆動部270は、第3バイメタル部272が加熱されることにより、第3接点部203を第1接点部200から離れる方向に駆動する。また、第1駆動部210は、第1バイメタル部212が冷却されることにより、第1接点部200を第2接点部202及び第3接点部203から離れる方向に駆動する。以上の動作により、第1接点部200と第2接点部202、及び第1接点部200と第3接点部203が電気的に切断される。
【0089】
次に、スイッチ20がノーマリーオン型スイッチである場合の動作を説明する。第1駆動部210は、第1バイメタル部212が加熱されることにより、第1接点部200を第2接点部202及び第3接点部203から離れる方向に駆動する。また、第2駆動部220は、第2バイメタル部222が加熱されることにより、第2接点部202を第1接点部200から離れる方向に駆動する。また、第3駆動部270は、第3バイメタル部272が加熱されることにより、第3接点部203を第1接点部200から離れる方向に駆動する。以上の動作により、第1接点部200と第2接点部202、及び第1接点部200と第3接点部203が電気的に切断される。
【0090】
また、第1駆動部210は、第1バイメタル部212が冷却されることにより、第1接点部200を第2接点部202及び第3接点部203の方向に駆動する。また、第2駆動部220は、第2バイメタル部222が冷却されることにより、第2接点部220を第1接点部200の方向に駆動する。また、第3駆動部270は、第3バイメタル部272が冷却されることにより、第3接点部270を第1接点部200の方向に駆動する。以上の動作により、第1接点部200と第2接点部202、及び第1接点部200と第2接点部202が電気的に接続される。
【0091】
第2実施形態に係るスイッチ20によれば、第1接点部200、第2接点部202、及び第3接点部203のそれぞれが、第1駆動部210、第2駆動部220、及び第3駆動部270のそれぞれによって駆動されるので、スイッチング動作を早くすることができる。また、第1接点部200と第2接点部202、及び第1接点部200と第3接点部203の接触抵抗を小さくすることができる。
【0092】
なお、第2実施形態において、第1駆動部210、第2駆動部220、及び第3駆動部270が、熱膨張率が異なる複数の部材を含むバイメタルにより接点部を駆動する形態について説明したが、第1駆動部210、第2駆動部220、及び第3駆動部270のそれぞれは、電圧を印加することによって変形するピエゾ素子により接点部を駆動してもよいし、温度に応じて変形する形状記憶合金により接点部を駆動してもよいし、静電力により接点部を誘引する静電結合部により接点部を駆動してもよい。
【0093】
(第3実施形態)
図15及び図16は、本発明の第3実施形態に係るアクチュエータ30の構成の第1実施例を示す。アクチュエータ30は、温度に応じて変形する片持ちばりのカンチレバー部300と、カンチレバー部300を加熱する電熱線を有するヒータ部310と、カンチレバー部300を支持する支持部320とを備える。アクチュエータ30は、例えばマイクロスイッチであり、カンチレバー部300は、熱膨張率が異なる複数の部材を含むバイメタルにより構成されてもよいし、形状記憶合金により構成されてもよい。
【0094】
図15及び図16に示すように、ヒータ部310の電熱線は、カンチレバー部300の固定端304近傍において折り返されず、自由端302方向に延伸し、自由端302近傍において複数回折り返される。また、カンチレバー部300の固定端304近傍において、ヒータ部310の電熱線の単位長さ当りが発生する熱量は、カンチレバー部300の自由端302近傍において、ヒータ部310の電熱線の単位長さ当りが発生する熱量より小さいことが好ましい。また、カンチレバー部300の固定端304近傍におけるヒータ部310の電熱線の単位長さ当りの抵抗は、カンチレバー部300の自由端302近傍におけるヒータ部310の電熱線の単位長さ当りの抵抗より小さいことが好ましい。
【0095】
図16に示すように、ヒータ部310の電熱線は、固定端304から自由端302に向かう方向である第1方向306における総延長より、第1方向306に略垂直な方向である第2方向308における総延長が長いことが好ましい。なお、固定端304近傍は、自由端302より固定端304に近い位置であってもよく、自由端302近傍は、固定端304より自由端302に近い位置であってもよい。
【0096】
図17は、従来技術によるアクチュエータ、及び本実施例のアクチュエータ30の構成を示す。図17(a)は、従来技術によるアクチュエータの構成を示す。図17(b)及び図17(c)は、本実施例のアクチュエータ30の構成を示す。カンチレバー部300は、アルミニウムと酸化シリコン(SiO)を含むバイメタルである。また、ヒータ部310は、白金であり、支持部320は、シリコン基板である。図17(a)、図17(b)、及び図17(c)に示したアクチュエータの比較結果を図18から図21に示す。
【0097】
図18は、消費電力とカンチレバー部300の最高温度との関係を示す。横軸は消費電力を示し、縦軸は最高温度を示す。図18に示すように、本実施例のアクチュエータ30(b)及び(c)は、従来技術によるアクチュエータ(a)と比較して、小さい消費電力で最高温度を高くすることができる。
【0098】
図19は、消費電力とカンチレバー部300の平均温度との関係を示す。横軸は消費電力を示し、縦軸は最高温度を示す。図19に示すように、本実施例のアクチュエータ30(b)及び(c)は、従来技術によるアクチュエータ(a)と比較して、小さい消費電力で平均温度を高くすることができる。
【0099】
図20は、消費電力とカンチレバー部300の最大変位との関係を示す。横軸は消費電力を示し、縦軸は最大変位を示す。図20に示すように、本実施例のアクチュエータ30(b)及び(c)は、従来技術によるアクチュエータ(a)と比較して、小さい消費電力で大きく変位することができる。
【0100】
図21は、カンチレバー部300の平均温度とカンチレバー部300の最大変位との関係を示す。横軸は平均温度を示し、縦軸は最大温度を示す。図21に示すように、本実施例のアクチュエータ30(c)は、従来技術によるアクチュエータ(a)と比較して、最高温度を高めずに平均温度を高くすることができる。
【0101】
図22及び図23は、本発明の第3実施形態に係るアクチュエータ30の構成の第2実施例を示す。アクチュエータ30は、温度に応じて変形する両持ちばりのカンチレバー部300と、カンチレバー部300を加熱する電熱線を有するヒータ部310a及び310bと、カンチレバー部300を支持する支持部320a及び320bとを備える。アクチュエータ30は、例えばマイクロスイッチであり、カンチレバー部300は、熱膨張率が異なる複数の部材を含むバイメタルであってもよいし、形状記憶合金であってもよい。
【0102】
図22及び図23に示すように、ヒータ部310a及び310bの電熱線は、カンチレバー部300の固定端304近傍において折り返されず、中央部303方向に延伸し、中央部303近傍において複数回折り返される。また、カンチレバー部300の固定端304近傍において、ヒータ部310a及び310bの電熱線の単位長さ当りが発生する熱量は、カンチレバー部300の中央部303近傍において、ヒータ部310a及び310bの電熱線の単位長さ当りが発生する熱量より小さいことが好ましい。また、カンチレバー部300の固定端304近傍におけるヒータ部310a及び310bの電熱線の単位長さ当りの抵抗は、カンチレバー部300の中央部303近傍におけるヒータ部310a及び310bの電熱線の単位長さ当りの抵抗より小さいことが好ましい。
【0103】
図23に示すように、ヒータ部310a及び310bの電熱線は、固定端304から中央部303の方向である第1方向306における総延長より、第1方向306に略垂直な方向である第2方向308における総延長が長いことが好ましい。なお、固定端304近傍は、中央部303より固定端304に近い位置であってもよく、中央部303近傍は、固定端304より中央部302に近い位置であってもよい。
【0104】
第3実施形態に係るアクチュエータ30によれば、ヒータ部310に供給する消費電力が小さい場合でも、カンチレバー部300の平均温度及び最高温度を十分に高めることができるため、大きく変位することができる。例えば、アクチュエータ30がスイッチの可動接点を駆動する駆動手段である場合、可動接点を固定接点に強く押圧することができるので、接点における接触抵抗を小さくすることができる。また、第3実施形態に係るアクチュエータ30によれば、最高温度を高めずに平均温度を高くすることができるので、発熱による破損を防止することができる。
【0105】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることができる。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0106】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように、本発明によれば、本発明によれば消費電力が小さいスイッチを提供ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の第1実施例に係るスイッチ10のオン状態を示す図である。
【図2】第1実施形態の第1実施例に係るスイッチ10のオフ状態を示す図である。
【図3】第1実施形態の第1実施例に係る第1駆動部100及び第2駆動部150の構成を示す図である。
【図4】(a)は、第1実施形態の第1実施例に係るスイッチ10のオン動作を説明する図である。
(b)は、第1実施形態の第1実施例に係るスイッチ10のオン動作を説明する図である。
(c)は、第1実施形態の第1実施例に係るスイッチ10のオン動作を説明する図である。
(d)は、第1実施形態の第1実施例に係るスイッチ10のオン動作を説明する図である。
【図5】(a)は、第1実施形態の第1実施例に係るスイッチ10のオフ動作を説明する図である。
(b)は、第1実施形態の第1実施例に係るスイッチ10のオフ動作を説明する図である。
(c)は、第1実施形態の第1実施例に係るスイッチ10のオフ動作を説明する図である。
【図6】第1実施形態の第2実施例に係るスイッチ10のオン状態を示す図である。
【図7】第1実施形態の第2実施例に係るスイッチ10のオフ状態を示す図である。
【図8】第1実施形態の第2実施例に係る第1駆動部100及び第2駆動部150の構成を示す図である。
【図9】第2実施形態の第1実施例に係るスイッチ20の上面図である。
【図10】第2実施形態の第1実施例に係るスイッチ20の断面図である。
【図11】第2実施形態の第2実施例に係るスイッチ20の上面図である。
【図12】第2実施形態の第2実施例に係るスイッチ20の断面図である。
【図13】第2実施形態の第3実施例に係るスイッチ20の上面図である。
【図14】第2実施形態の第3実施例に係るスイッチ20の断面図である。
【図15】第3実施形態の第1実施例に係るアクチュエータ30の構成を示す図である。
【図16】第3実施形態の第1実施例に係るアクチュエータ30の構成を示す図である。
【図17】(a)は、従来技術によるアクチュエータの構成を示す。
(b)は、第3実施形態の第1実施例に係るアクチュエータ30の構成を示す。
(c)は、第3実施形態の第1実施例に係るアクチュエータ30の構成を示す。
【図18】消費電力とカンチレバー部300の最高温度との関係を示す図である。
【図19】消費電力とカンチレバー部300の平均温度との関係を示す図である。
【図20】消費電力とカンチレバー部300の最大変位との関係を示す図である。
【図21】カンチレバー部300の平均温度とカンチレバー部300の最大変位との関係を示す図である。
【図22】第3実施形態の第2実施例に係るアクチュエータ30の構成を示す図である。
【図23】第3実施形態の第2実施例に係るアクチュエータ30の構成を示す図である。
【符号の説明】
10 スイッチ 20 スイッチ
30 アクチュエータ 100 第1駆動部
102 第1バイメタル部 104 第1ヒータ部
106 第1ヒータ端子 110 第2駆動部
112 第2バイメタル部 114 第2ヒータ部
116 第2ヒータ端子 120 第1接点部
122 第2接点部 124 ヒータ給電部
126 第1基板 128 支持部
130 第2基板 132 第1電力供給部
134 第2電力供給部 200 第1接点部
202 第2接点部 203 第3接点部
210 第1駆動部 212 第1バイメタル部
214 第1ヒータ部 220 第2駆動部
222 第2バイメタル部 224 第2ヒータ部
230 第1基板 240 第2基板
250 接合部 252a 第1ヒータ電極
252b 第1ヒータ電極 254a 第2ヒータ電極
254b 第2ヒータ電極 255a 第3ヒータ電極
255b 第3ヒータ電極 256 第1信号線
258 第2信号線 259 第3信号線
260 第1信号電極 262 第2信号電極
263 第3信号電極 270 第3駆動部
272 第3バイメタル部 274 第3ヒータ部
300 カンチレバー部 302 自由端
303 中央部 304 固定端
310 ヒータ部 320 支持部

Claims (13)

  1. 第1接点部と第2接点部とを電気的に接続するスイッチであって、
    前記第2接点部を前記第1接点部の方向に駆動する第1駆動部と、
    前記第1駆動部の一端に設けられ、前記第1駆動部を前記第1接点部の方向に駆動する第2駆動部と
    を備え、
    湾曲している前記第2駆動部を延伸することにより前記第2接点部を前記第1接点部の上方から下方に移動した後、前記第1駆動部を延伸することにより前記第2接点部を左右方向に移動した状態で前記第2駆動部を湾曲させた場合に、前記第1接点部と前記第2接点部が電気的に接続されるスイッチ。
  2. 湾曲している前記第2駆動部を延伸することにより前記第2接点部を前記第1接点部の上方から下方に移動した後、前記第1駆動部を湾曲させたままの状態で前記第2駆動部を湾曲させた場合に、前記第1接点部と前記第2接点部が電気的に接続されない請求項1に記載のスイッチ。
  3. 前記第1接点部と前記第2接点部が電気的に接続されているとき、前記第1駆動部を湾曲させた場合においても、前記第1接点部と前記第2接点部とが電気的に接続された状態を維持する請求項2に記載のスイッチ。
  4. 前記第1駆動部及び前記第2駆動部が湾曲した状態で、前記1接点部と前記第2接点部が電気的に接続されているとき、前記第2駆動部を延伸することにより、前記第2接点部は前記第1接点部から離間され、前記第1接点部と前記第2接点部とが電気的に切断される請求項3に記載のスイッチ。
  5. 前記第1駆動部は、前記第2駆動部の一端から延伸して設けられる請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のスイッチ。
  6. 前記第1駆動部は、
    熱膨張率が異なる複数の部材を含む第1バイメタル部と、
    前記第1バイメタル部を加熱する第1ヒータ部と
    を有し、
    前記第2駆動部は、
    熱膨張率が異なる複数の部材を含む第2バイメタル部と、
    前記第2バイメタル部を加熱する第2ヒータ部と
    を有する請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のスイッチ。
  7. 前記第1バイメタル部及び前記第2バイメタル部は、加熱されていない状態で湾曲し、加熱されることにより延伸する請求項6に記載のスイッチ。
  8. 第1接点部と第2接点部とを電気的に接続するスイッチであって、
    前記第2接点部を前記第1接点部の方向に駆動する第1駆動部であって、熱膨張率が異なる複数の部材を含む第1バイメタル部と、前記第1バイメタル部を加熱する第1ヒータ部とを有する第1駆動部と、
    前記第1駆動部の一端に設けられ、前記第1駆動部を前記第1接点部の方向に駆動する第2駆動部であって、熱膨張率が異なる複数の部材を含む第2バイメタル部と、前記第2バイメタル部を加熱する第2ヒータ部とを有する第2駆動部と、
    前記第1ヒータ部に電力を供給するためのヒータ端子と、
    前記第2バイメタル部が加熱された場合に前記ヒータ端子と電気的に接続され、前記ヒータ端子を介して、前記第1ヒータ部に電力を供給する電力供給部と
    を備え、
    湾曲している前記第2駆動部を延伸することにより前記第2接点部を前記第1接点部の上方から下方に移動した後、前記第1駆動部を延伸することにより前記第2接点部を左右方向に移動した状態で前記第2駆動部を湾曲させた場合に、前記第1接点部と前記第2接点部が電気的に接続されるスイッチ。
  9. 湾曲している前記第2駆動部を延伸することにより前記第2接点部を前記第1接点部の上方から下方に移動した後、前記第1駆動部を湾曲させたままの状態で前記第2駆動部を湾曲させた場合に、前記第1接点部と前記第2接点部が電気的に接続されない請求項8に記載のスイッチ。
  10. 前記第1接点部と前記第2接点部が電気的に接続されているとき、前記第1駆動部を湾曲させた場合においても、前記第1接点部と前記第2接点部とが電気的に接続された状態を維持する請求項9に記載のスイッチ。
  11. 前記第1駆動部及び前記第2駆動部が湾曲した状態で、前記1接点部と前記第2接点部が電気的に接続されているとき、前記第2駆動部を延伸することにより、前記第2接点部は前記第1接点部から離間され、前記第1接点部と前記第2接点部とが電気的に切断される請求項10に記載のスイッチ。
  12. 前記第1駆動部は、前記第2駆動部の一端から延伸して設けられる請求項8乃至請求項11のいずれか一項に記載のスイッチ。
  13. 前記第1バイメタル部及び前記第2バイメタル部は、加熱されていない状態で湾曲し、加熱されることにより延伸する請求項8乃至請求項12のいずれか一項に記載のスイッチ。
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