JP2003281988A - スイッチ及びアクチュエータ - Google Patents

スイッチ及びアクチュエータ

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JP2003281988A JP2002084567A JP2002084567A JP2003281988A JP 2003281988 A JP2003281988 A JP 2003281988A JP 2002084567 A JP2002084567 A JP 2002084567A JP 2002084567 A JP2002084567 A JP 2002084567A JP 2003281988 A JP2003281988 A JP 2003281988A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力が小さいスイッチを提供する。 【解決手段】 第1接点部と第2接点部とを電気的に接
続するスイッチであって、第2接点部を第1接点部の方
向に駆動する第1駆動部と、第1駆動部の一端に設けら
れ、第1駆動部を第1接点部の方向に駆動する第2駆動
部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチ及びアク
チュエータに関する。特に本発明は、消費電力が小さい
スイッチ及びアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロマシン技術を利用したスイッチ
に、熱膨張率が異なる複数の金属を張り合わせたバイメ
タルが用いられる。バイメタルを用いたスイッチは、ヒ
ータでバイメタルを加熱することによりバイメタルを変
形させることにより、オン状態又はオフ状態を維持す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、マイクロマシン
技術を用いたスイッチを実用化すべく、低消費電力で動
作するスイッチが望まれている。しかしながら、バイメ
タル構造を有するスイッチは、オン状態又はオフ状態の
間、バイメタルを加熱するためにヒータに電流を供給し
続ける必要がある。そのため、スイッチの消費電力が大
きくなってしまい、マイクロマシン技術を用いたスイッ
チの実用化に向け大きな問題となっていた。
【0004】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできるスイッチ及びアクチュエータを提供すること
を目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立
項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従
属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第1の形
態によると、第1接点部と第2接点部とを電気的に接続
するスイッチであって、第2接点部を第1接点部の方向
に駆動する第1駆動部と、第1駆動部の一端に設けら
れ、第1駆動部を第1接点部の方向に駆動する第2駆動
部とを備える。第1駆動部は、第2駆動部の一端から延
伸して設けられてもよい。
【0006】第1駆動部は、熱膨張率が異なる複数の部
材を含む第1バイメタル部と、第1バイメタル部を加熱
する第1ヒータ部とを有し、第2駆動部は、熱膨張率が
異なる複数の部材を含む第2バイメタル部と、第2バイ
メタル部を加熱する第2ヒータ部とを有してもよい。第
1バイメタル部及び第2バイメタル部は、加熱されてい
ない状態で、湾曲していてもよい。
【0007】第2バイメタル部を加熱した後、第1バイ
メタル部を加熱した状態で第2バイメタル部の加熱を停
止した場合と、第2バイメタル部を加熱した後、第1バ
イメタル部を加熱しない状態で第2バイメタル部の加熱
を停止した場合とで、第1接点部と第2接点部との接触
状態が異なってもよい。
【0008】第2バイメタル部を加熱した後、第1バイ
メタル部を加熱した状態で第2バイメタル部の加熱を停
止することにより、第1接点部と第2接点部が電気的に
接続されてもよい。
【0009】第1バイメタル部が加熱され、第2バイメ
タル部の加熱が停止された状態で、第1接点部と第2接
点部が電気的に接続されているとき、第1バイメタルの
加熱を停止した場合においても、第1接点部と第2接点
部とが電気的に接続された状態を維持してもよい。
【0010】第1バイメタル部及び第2バイメタル部の
加熱が停止された状態で、1接点部と第2接点部が電気
的に接続されているとき、第1バイメタル部を加熱する
ことにより、第1接点部と第2接点部とが電気的に切断
されてもよい。
【0011】第1ヒータ部に電力を供給するためのヒー
タ端子と、ヒータ端子を介して、第1ヒータ部に電力を
供給する電力供給部とをさらに備え、第2バイメタル部
が加熱された場合に、ヒータ端子と電力供給部とが電気
的に接続されてもよい。
【0012】第1接点部と第2接点部とを電気的に接続
するスイッチであって、第2接点部を、第1接点部の上
方から下方に駆動し、第1接点部の下方から第1接点部
の方向に駆動することにより、第1接点部と第2接点部
とを接触させる駆動部を備えてもよい。
【0013】本発明の第2の形態によると、第1接点部
と第2接点部とを電気的に接続するスイッチであって、
第1接点部と、第1接点部に対向して設けられた第2接
点部と、第1接点部を駆動する第1駆動部と、第2接点
部を駆動する第2駆動部とを備え、第1駆動部が第1接
点部を駆動し、第2駆動部が第2接点部を駆動すること
により、第1接点部と第2接点部とを接続するか否かを
制御してもよい。
【0014】第1駆動部及び第2駆動部を挟んで設けら
れ、第1駆動部及び第2駆動部をそれぞれ支持する第1
基板及び第2基板と、第1基板と第2基板と接合する接
合部とを備え、第1駆動部及び第2駆動部は、第1基板
と第2基板と接合部とにより形成される空間内に設けら
れてもよい。
【0015】第1駆動部は、第1接点部を第2接点部の
方向に駆動し、第2駆動部は、第2接点部を第1接点部
の方向に駆動してもよい。第1駆動部は、第1接点部を
第2接点部から離れる方向に駆動し、第2駆動部は、第
2接点部を第1接点部から離れる方向に駆動してもよ
い。 第1駆動部は、第1接点部を第2接点部の方向に
駆動し、第2駆動部は、第2接点部を第1接点部から離
れる方向に駆動してもよい。
【0016】第1駆動部は、熱膨張率が異なる複数の部
材を含む第1バイメタル部と、第1バイメタル部を加熱
する第1ヒータ部とを有してもよい。第2駆動部は、熱
膨張率が異なる複数の部材を含む第2バイメタル部と、
第2バイメタル部を加熱する第2ヒータ部とを有しても
よい。
【0017】第1接点部に接続された第1信号線と、第
2接点部に接続された第2信号線とをさらに備え、第1
駆動部及び第2駆動部が第1接点部と第2接点部とを電
気的に接続することにより、第1信号線と第2信号線と
を電気的に接続してもよい。
【0018】第1接点部に対向して設けられた第3接点
部をさらに有し、第1駆動部が第1接点部を駆動し、第
2駆動部が第2接点部及び第3接点部を駆動することに
より、第1接点部と第2接点部、及び第1接点部と第3
接点部とを接続するか否かを制御してもよい。
【0019】第2接点部に接続された第2信号線と、第
3接点部に接続された第3信号線とをさらに備え、第1
駆動部及び第2駆動部が第1接点部と第2接点部、及び
第1接点部と第3接点部とを電気的に接続することによ
り、第2信号線と第3信号線とを電気的に接続してもよ
い。
【0020】第1接点部に対向して設けられた第3接点
部と、第3接点部を駆動する第3駆動部とをさらに備
え、第1駆動部が第1接点部を駆動し、第2駆動部が第
2接点部を駆動し、第3駆動部が第3接点部を駆動する
ことにより、第1接点部と第3接点部、及び第2接点部
と第3接点部とを接続するか否かを制御してもよい。
【0021】第3駆動部は、熱膨張率が異なる複数の部
材を含む第3バイメタル部と、第3バイメタル部を加熱
する第3ヒータ部とを有してもよい。
【0022】第2接点部に接続された第2信号線と、第
3接点部に接続された第3信号線とをさらに備え、第1
駆動部、第2駆動部、及び第3駆動部が第1接点部と第
2接点部、及び第1接点部と第3接点部とを電気的に接
続することにより、第2信号線と第3信号線とを電気的
に接続してもよい。
【0023】本発明の第3の形態によると、温度に応じ
て変形する片持ちばりのカンチレバー部と、カンチレバ
ー部を加熱する電熱線を有するヒータ部とを備えるアク
チュエータであって、電熱線は、カンチレバー部の固定
端近傍において折り返されず、自由端近傍において複数
回折り返される。
【0024】電熱線は、固定端から自由端に向かう方向
である第1方向における総延長より、第1方向に略垂直
の方向である第2方向における総延長が長くてもよい。
【0025】本発明の第4の形態によると、温度に応じ
て変形する片持ちばりのカンチレバー部と、カンチレバ
ー部を加熱する電熱線を有するヒータ部とを備えるアク
チュエータであって、カンチレバー部の固定端近傍にお
いて、電熱線の単位長さ当りが発生する熱量は、カンチ
レバー部の自由端近傍において、電熱線の単位長さ当り
が発生する熱量より小さい。
【0026】カンチレバー部の固定端近傍における電熱
線の単位長さ当りの抵抗は、カンチレバー部の自由端近
傍における電熱線の単位長さ当りの抵抗より小さくても
よい。
【0027】本発明の第5の形態によると、温度に応じ
て変形する両持ちばりのカンチレバー部と、カンチレバ
ー部を加熱する電熱線を有するヒータ部とを備えるアク
チュエータであって、電熱線は、カンチレバー部の固定
端近傍において折り返されず、中心部近傍において複数
回折り返される。
【0028】本発明の第6の形態によると、温度に応じ
て変形する両持ちばりのカンチレバー部と、カンチレバ
ー部を加熱する電熱線を有するヒータ部とを備えるアク
チュエータであって、カンチレバー部の固定端近傍にお
いて、電熱線の単位長さ当りが発生する熱量は、カンチ
レバー部の中心部近傍において、電熱線の単位長さ当り
が発生する熱量より小さい。
【0029】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。
【0031】(第1実施形態)図1、図2、及び図3
は、本発明の第1実施形態に係るスイッチ10の構成の
第1実施例を示す。図1は、スイッチ10のオン状態を
示す。図2は、スイッチ10のオフ状態を示す。図3
は、第1駆動部100及び第2駆動部150の構成を示
す。
【0032】スイッチ10は、第1接点部120と、第
2接点部122と、第2接点部122を第1接点部の方
向に駆動する第1駆動部100と、第1駆動部100の
一端に設けられ、第1駆動部100を第1接点部122
の方向に駆動する第2駆動部110と、第1接点部及び
第2駆動部110が設けられた第1基板126と、第1
基板126を支持する支持部128と、支持部128が
設けられた第2基板130とを備える。
【0033】第1駆動部110は、熱膨張率が異なる複
数の部材を含む第1バイメタル部102と、第1バイメ
タル部102を加熱する第1ヒータ部104と、第1ヒ
ータ部104に電力を供給するための第1ヒータ端子1
06とを有する。第2駆動部110は、熱膨張率が異な
る複数の部材を含む第2バイメタル部112と、第2バ
イメタル部112を加熱する第2ヒータ部114と、第
2ヒータ部114に電力を供給するための第2ヒータ端
子116とを有する。第1バイメタル部102と第2バ
イメタル部112とは、異なる材料により形成されても
よいし、同一の材料により形成されてもよい。また、第
1バイメタル部102と第2バイメタル部112とは、
一体に設けられてもよい。第1バイメタル部102及び
第2バイメタル部112は、アルミニウム及び酸化シリ
コン(SiO)で形成されることが好ましい。
【0034】さらに、スイッチ10は、第1ヒータ端子
106を介して第1ヒータ部104に電力を供給する第
1電力供給部132と、第2ヒータ端子116を介して
第2ヒータ部114に電力を供給する第2電力供給部1
34と、第2基板に設けられ、第1ヒータ端子106と
第1電力供給部132とを電気的に接続するヒータ給電
部124をさらに備える。ヒータ給電部124は、第2
バイメタル部112が加熱された場合に、第1ヒータ端
子106と接触することが望ましい。第1ヒータ端子1
06とヒータ給電部124とが接触することにより、第
1ヒータ端子106と第1電力供給部132とが電気的
に接続する。
【0035】第1駆動部100は、第2駆動部110の
一端から延伸して設けられることが好ましい。また、第
1駆動部100は、第1ヒータ部104に電力が供給さ
れていない状態で湾曲していることが好ましい。即ち、
第1バイメタル部102は、加熱されていない状態で湾
曲していることが好ましい。また、第2駆動部110
は、第2ヒータ部114に電力が供給されていない状態
で湾曲していることが好ましい。即ち、第2バイメタル
部112は、加熱されていない状態で湾曲していること
が好ましい。
【0036】第2接点部122は、第1駆動部100の
一端に設けられ、第1ヒータ端子106は、第1駆動部
100の他端に設けられることが好ましい。また、第2
接点部122は、第1駆動部100において、第1ヒー
タ端子106が設けられた面と反対の面に設けられるこ
とが好ましい。
【0037】図1に示すように、スイッチ10がオン状
態にある場合、第2接点部122は、第1接点部120
の下方から第1接点部120に接触することが好まし
い。また、図2に示すように、スイッチ10がオフ状態
にある場合、第1駆動部100及び第2駆動部110が
湾曲することにより、第2接点部122は、第1接点部
120の上方にあることが好ましい。
【0038】図2に示すスイッチ10において、第2電
力供給部134が第2ヒータ部114に電力を供給する
ことにより、第2バイメタル部112を加熱する。その
後、第1電力供給部132が第1ヒータ部104に電力
を供給することにより、第1バイメタル部102を加熱
した状態で、第2電力供給部134が第2ヒータ部11
4に供給する電力を停止することにより、第2バイメタ
ル部112を冷却する。これにより、第1接点部120
と第2接点部122とが接触し、スイッチ10は、図1
に示すようなオン状態になる。
【0039】また、図2に示すスイッチ10において、
第2電力供給部134が第2ヒータ部114に電力を供
給することにより、第2バイメタル部112を加熱す
る。その後、第1電力供給部132が第1ヒータ部10
4に電力を供給することなく、第1バイメタル部102
を加熱しない状態で、第2電力供給部134が第2ヒー
タ部114に供給する電力を停止することにより、第2
バイメタル部112を冷却する。これにより、第1接点
部120と第2接点部122とが接触せず、スイッチ1
0は、図2に示すようなオフ状態に戻る。
【0040】即ち、スイッチ10は、第2バイメタル部
112を加熱した後、第1バイメタル部102を加熱し
た状態で第2バイメタル部112の加熱を停止した場合
と、第2バイメタル部112を加熱した後、第1バイメ
タル部102を加熱しない状態で第2バイメタル部11
2の加熱を停止した場合とで、第1接点部120と第2
接点部122との接触状態が異なる。
【0041】図4は、第1実施形態に係るスイッチ10
のオン動作の一例を示す。図4(a)は、スイッチ10
のオフ状態を示す。図4(a)に示す状態のスイッチ1
0において、第1バイメタル部102及び第2バイメタ
ル部112は、加熱されていないので湾曲している。
【0042】次に、第2電力供給部134は、第2ヒー
タ部114に電力を供給する。第2ヒータ部114に電
力が供給されることにより、第2バイメタル部114は
加熱される。そして、第2バイメタル部112は、図4
(b)に示すように延伸する。第2バイメタル部112
が延伸することにより、第2接点部122は、第1接点
部120の上方から下方に、即ち第1接点部120に対
して第1基板126側から第2基板130側に移動す
る。また、第2バイメタル部112が延伸することによ
り、第1ヒータ端子106がヒータ給電部124に接触
し、第1ヒータ部104と第1電力供給部132とが電
気的に接続される。
【0043】次に、第1電力供給部132は、第1ヒー
タ部104に電力を供給する。第1ヒータ部104に電
力が供給されることにより、第1バイメタル部104は
加熱され、図4(c)に示すように第1バイメタル部1
02は延伸する。第1バイメタル部102が延伸するこ
とにより、第2接点部122は、第1接点部120の右
方から左方に、即ち第1接点部120に対して第1駆動
部100側から第1駆動部100の反対側に移動する。
【0044】次に、第2電力供給部134は、第2ヒー
タ部114への電力の供給を停止する。第2ヒータ部1
14への電力の供給が停止されることにより、第2バイ
メタル部112は冷却される。そして、第2バイメタル
部112は、図4(d)に示すように湾曲する。第2バ
イメタル部112は、湾曲することにより、第2接点部
122を第1接点部120の方向に駆動する。そして、
第1接点部120と第2接点部122とは、接触して電
気的に接続される。
【0045】また、第2バイメタル部112が湾曲する
ことにより、第1ヒータ端子106とヒータ給電部12
4とが離間される。そのため、第1ヒータ部104への
電力が停止され、第1バイメタル部102が冷却され
る。そして、第1バイメタル部102は、図4(d)に
示すように湾曲する。第1バイメタル部102は、湾曲
することにより、第2接点部122を第1接点部120
に押圧し、第1接点部120と第2接点部122とが電
気的に接続された状態を維持する。そして、スイッチ1
0は、図4(d)に示すようなオン状態に戻る。
【0046】図5は、第1実施形態に係るスイッチ10
のオフ動作の一例を示す。図5(a)は、スイッチ10
のオン状態を示す。図5(a)に示す状態のスイッチ1
0において、第1バイメタル部102及び第2バイメタ
ル部112は、加熱されていないので湾曲し、第2接点
部122を第1接点部120に押圧している。
【0047】次に、第2電力供給部134は、第2ヒー
タ部114に電力を供給する。第2ヒータ部114に電
力が供給されることにより、第2バイメタル部114は
加熱される。そして、第2バイメタル部112は、図5
(b)に示すように延伸する。第2バイメタル部112
が延伸することにより、第2接点部122は、第1接点
部120から離間され、第1接点部120と第2接点部
122とが電気的に切断される。そして、スイッチ10
は、図5(c)に示すようなオフ状態になる。
【0048】即ち、スイッチ10は、第2接点部122
を、第1接点部120の上方から下方に駆動し、第1接
点部120の下方から第1接点部120の方向に駆動す
ることにより、第1接点部120と第2接点部122と
を接触させる駆動部を有する。当該駆動部は、自由端か
ら固定端への方向において所定の長さより短い状態で、
第2接点部122を第1接点部120の上方から下方に
駆動し、所定の長さより長い状態で、第2接点部122
を第1接点部120の下方から第1接点部120の方向
に駆動することが好ましい。
【0049】図6、図7、及び図8は、第1実施形態に
係るスイッチ10の構成の第2実施例を示す。第1実施
例と同様の構成要素には、図1から図5の同様の符号を
付す。また、第2実施例においては、第1実施例と同様
の構成及び動作についての説明は一部省略し、特に第1
実施例と異なる構成及び動作について説明する。
【0050】第1駆動部110は、熱膨張率が異なる複
数の部材を含む第1バイメタル部102と、第1バイメ
タル部102を加熱する第1ヒータ部104と、第1ヒ
ータ部104に電力を供給するための第1ヒータ端子1
06とを有する。第2駆動部110は、熱膨張率が異な
る複数の部材を含む第2バイメタル部112と、第2バ
イメタル部112を加熱する第2ヒータ部114と、第
2ヒータ部114に電力を供給するための第2ヒータ端
子116とを有する。
【0051】第1ヒータ部106及び第2ヒータ部11
6は、第2バイメタル部112の一端に設けられる。ま
た、第1ヒータ部104と第1ヒータ端子106とは、
第2バイメタル部112に設けられた配線によって電気
的に接続される。そして、第1電力供給部132は、第
1ヒータ端子106から第2バイメタル部112に設け
られた配線を介して、第1ヒータ部104に電力を供給
する。
【0052】第1実施形態に係るスイッチ10によれ
ば、上述のスイッチング動作により、第1ヒータ部10
4及び第2ヒータ部114への電力の供給を停止して
も、第1接点部120と第2接点部122との接触を維
持することができる。そのため、極めて短い時間だけ第
1ヒータ部104及び第2ヒータ部114に電力を供給
するだけで、第1接点部120と第2接点部122とを
電気的に接続することができる。したがって、スイッチ
10の消費電力を大幅に低減させることができる。
【0053】なお、第1実施形態において、第1駆動部
100及び第2駆動部110が、熱膨張率が異なる複数
の部材を含むバイメタルにより接点部を駆動する形態に
ついて説明したが、第1駆動部100及び第2駆動部1
10のそれぞれは、電圧を印加することによって変形す
るピエゾ素子により接点部を駆動してもよいし、温度に
応じて変形する形状記憶合金により接点部を駆動しても
よいし、静電力により接点部を誘引する静電結合部によ
り接点部を駆動してもよい。
【0054】(第2実施形態)図9及び図10は、本発
明の第2実施形態に係るスイッチ20の構成の第1実施
例を示す。図9は、スイッチ20の上面図である。図1
0は、図9におけるスイッチ20のAA’断面の断面図
である。本実施例に係るスイッチ20は、2つの駆動部
を有し、一方の駆動部に設けられた接点部と、他方の駆
動部に設けられた接点部とを導通させる形態である。
【0055】スイッチ20は、第1接点部200と、第
1接点部200に対向して設けられた第2接点部202
と、第1接点部200を駆動する第1駆動部210と、
第2接点部202を駆動する第2駆動部220と、第1
駆動部210を保持する第1基板230と、第2駆動部
220を保持する第2基板240と、第1基板230と
第2基板240とを接合する接合部250とを備える。
第1接点部200と第2接点部202とは、接触する際
に交差するように設けられることが好ましい。
【0056】第1基板230と第2基板240とは、第
1駆動部210及び第2駆動部220を挟んで設けられ
ることが好ましい。さらに、第1駆動部210及び第2
駆動部220は、第1基板230と第2基板240と接
合部250とにより形成される空間内に設けられること
が好ましい。
【0057】第1駆動部210は、熱膨張率が異なる複
数の部材を含む第1バイメタル部212と、第1バイメ
タル部212を加熱する第1ヒータ部214とを有す
る。第2駆動部220は、熱膨張率が異なる複数の部材
を含む第2バイメタル部222と、第2バイメタル部2
22を加熱する第2ヒータ部224とを有する。第1バ
イメタル部212及び第2バイメタル部222は、アル
ミニウム及び酸化シリコン(SiO)で形成されること
が好ましい。第1基板230は、Si層232と、Si
O層234と、Si層236とを有するSOI(Sil
icon OnInsulator)基板であることが
好ましい。第2基板240は、Si層242と、SiO
層244と、Si層246とを有するSOI基板である
ことが好ましい。
【0058】さらに、スイッチ20は、第1ヒータ部2
14に電力を供給する第1ヒータ電極252a及び25
2bと、第2ヒータ部224に電力を供給する第2ヒー
タ電極254a及び254bと、第1接点部200に接
続された第1信号線256と、第2接点部202に接続
された第2信号線258と、第1信号線256を介して
第1接点部200に接続される第1信号電極260と、
第2信号線258を介して第2接点部202に接続され
る第2信号電極262とを備える。
【0059】第1駆動部210は、第1ヒータ部212
に電力が供給されて第1バイメタル部214が加熱され
ることによって変形し、第1接点部200を駆動する。
また、第2駆動部220は、第2ヒータ部222に電力
が供給されて第2バイメタル部224が加熱されること
によって変形し、第2接点部202を駆動する。このよ
うに、第1駆動部210が第1接点部200を駆動し、
第2駆動部220が第2接点部202を駆動することに
より、第1接点部200と第2接点部202とを電気的
に接続するか否かを制御し、スイッチ20のオンオフ制
御を行う。第1駆動部210及び第2駆動部220が、
第1接点部200と第2接点部202とを電気的に接続
することにより、第1信号線256と第2信号線258
とが電気的に接続され、第1信号電極260に供給され
た信号は、第2信号電極262に供給される。
【0060】スイッチ20は、ノーマリーオフ型スイッ
チであってもよく、ノーマリーオン型スイッチであって
もよい。スイッチ20がノーマリーオフ型スイッチであ
る場合の動作を説明する。第1駆動部210は、第1バ
イメタル部212が加熱されることにより、第1接点部
200を第2接点部202の方向に駆動する。また、第
2駆動部220は、第2バイメタル部222が加熱され
ることにより、第2接点部202を第1接点部200の
方向に駆動する。以上の動作により、第1接点部200
と第2接点部202とが電気的に接続される。
【0061】また、第1駆動部210は、第1バイメタ
ル部212が冷却されることにより、第1接点部200
を第2接点部202から離れる方向に駆動する。また、
第2駆動部220は、第2バイメタル部222が冷却さ
れることにより、第2接点部202を第1接点部200
から離れる方向に駆動する。以上の動作により、第1接
点部200と第2接点部202とが電気的に切断され
る。
【0062】スイッチ20がノーマリーオフ型スイッチ
である場合の動作の他の例を説明する。第1駆動部21
0は、第1バイメタル部212が加熱されることによ
り、第1接点部200を第2接点部202の方向に駆動
する。これにより、第1接点部200と第2接点部20
2とが電気的に接続される。
【0063】また、第2駆動部220は、第2バイメタ
ル部222が加熱されることにより、第2接点部202
を第1接点部200から離れる方向に駆動する。また、
第1駆動部210は、第1バイメタル部212が冷却さ
れることにより、第1接点部200を第2接点部202
から離れる方向に駆動する。以上の動作により、第1接
点部200と第2接点部202とが電気的に切断され
る。
【0064】次に、スイッチ20がノーマリーオン型ス
イッチである場合の動作を説明する。第1駆動部210
は、第1バイメタル部212が加熱されることにより、
第1接点部200を第2接点部202から離れる方向に
駆動する。また、第2駆動部220は、第2バイメタル
部222が加熱されることにより、第2接点部202を
第1接点部200から離れる方向に駆動する。以上の動
作により、第1接点部200と第2接点部202とが電
気的に切断される。
【0065】また、第1駆動部210は、第1バイメタ
ル部212が冷却されることにより、第1接点部200
を第2接点部202の方向に駆動する。また、第2駆動
部220は、第2バイメタル部222が冷却されること
により、第2接点部220を第1接点部200の方向に
駆動する。以上の動作により、第1接点部200と第2
接点部202とが電気的に接続される。
【0066】図11及び図12は、本発明の第2実施形
態に係るスイッチ20の構成の第2実施例を示す。図1
1は、スイッチ20の上面図である。図12は、図11
におけるスイッチ20のBB’断面の断面図である。第
1実施例と同様の構成要素には、図9から図10の同様
の符号を付す。本実施例に係るスイッチ20は、2つの
駆動部を有し、一方の駆動部に設けられた接点部が、他
方の駆動部に設けられた2つの接点部の間を導通させる
形態である。
【0067】スイッチ20は、第1接点部200と、第
1接点部200に対向して設けられた第2接点部202
と、第1接点部200に対向して設けられた第3接点部
203と、第1接点部200を駆動する第1駆動部21
0と、第2接点部202及び第3接点部203を駆動す
る第2駆動部220と、第1駆動部210を保持する第
1基板230と、第2駆動部220を保持する第2基板
240と、第1基板230と第2基板240とを接合す
る接合部250とを備える。第1接点部200と第2接
点部202とは、接触する際に交差するように設けられ
ることが好ましい。また、第1接点部200と第3接点
部203とは、接触する際に交差するように設けられる
ことが好ましい。
【0068】第1基板230と第2基板240とは、第
1駆動部210及び第2駆動部220を挟んで設けられ
ることが好ましい。さらに、第1駆動部210及び第2
駆動部220は、第1基板230と第2基板240と接
合部250とにより形成される空間内に設けられること
が好ましい。
【0069】第1駆動部210は、熱膨張率が異なる複
数の部材を含む第1バイメタル部212と、第1バイメ
タル部212を加熱する第1ヒータ部214とを有す
る。第2駆動部220は、熱膨張率が異なる複数の部材
を含む第2バイメタル部222と、第2バイメタル部2
22を加熱する第2ヒータ部224とを有する。第1バ
イメタル部212及び第2バイメタル部222は、アル
ミニウム及び酸化シリコン(SiO)で形成されること
が好ましい。第1基板230は、Si層232と、Si
O層234と、Si層236とを有するSOI(Sil
icon OnInsulator)基板であることが
好ましい。第2基板240は、Si層242と、SiO
層244と、Si層246とを有するSOI基板である
ことが好ましい。
【0070】さらに、スイッチ20は、第1ヒータ部2
14に電力を供給する第1ヒータ電極252a及び25
2bと、第2ヒータ部224に電力を供給する第2ヒー
タ電極254a及び254bと、第2接点部202に接
続された第2信号線258と、第3接点部203に接続
された第3信号線259と、第2信号線258を介して
第2接点部202に接続される第2信号電極262と、
第3信号線259を介して第3接点部203に接続され
る第3信号電極263とを備える。
【0071】第1駆動部210は、第1ヒータ部212
に電力が供給されて第1バイメタル部214が加熱され
ることによって変形し、第1接点部200を駆動する。
また、第2駆動部220は、第2ヒータ部222に電力
が供給されて第2バイメタル部224が加熱されること
によって変形し、第2接点部202及び第3接点部20
3を駆動する。このように、第1駆動部210が第1接
点部200を駆動し、第2駆動部220が第2接点部2
02及び第3接点部203を駆動することにより、第1
接点部200と第2接点部202、及び第1接点部20
0と第3接点部を電気的に接続するか否かを制御し、ス
イッチ20のオンオフ制御を行う。第1駆動部210及
び第2駆動部220が、第1接点部200と第2接点部
202、及び第1接点部200と第3接点部203を電
気的に接続することにより、第2信号線258と第3信
号線259とが電気的に接続され、第2信号電極262
に供給された信号は、第3信号電極263に供給され
る。
【0072】スイッチ20は、ノーマリーオフ型スイッ
チであってもよく、ノーマリーオン型スイッチであって
もよい。スイッチ20がノーマリーオフ型スイッチであ
る場合の動作を説明する。第1駆動部210は、第1バ
イメタル部212が加熱されることにより、第1接点部
200を第2接点部202及び第3接点部203の方向
に駆動する。また、第2駆動部220は、第2バイメタ
ル部222が加熱されることにより、第2接点部202
及び第3接点部203を第1接点部200の方向に駆動
する。以上の動作により、第1接点部200と第2接点
部202、及び第1接点部200と第3接点部203が
電気的に接続される。
【0073】また、第1駆動部210は、第1バイメタ
ル部212が冷却されることにより、第1接点部200
を第2接点部202及び第3接点部203から離れる方
向に駆動する。また、第2駆動部220は、第2バイメ
タル部222が冷却されることにより、第2接点部20
2及び第3接点部203を第1接点部200から離れる
方向に駆動する。以上の動作により、第1接点部200
と第2接点部202、及び第1接点部200と第3接点
部203が電気的に切断される。
【0074】スイッチ20がノーマリーオフ型スイッチ
である場合の動作の他の例を説明する。第1駆動部21
0は、第1バイメタル部212が加熱されることによ
り、第1接点部200を第2接点部202及び第3接点
部203の方向に駆動する。以上の動作により、第1接
点部200と第2接点部202、及び第1接点部200
と第3接点部203が電気的に接続される。
【0075】また、第2駆動部220は、第2バイメタ
ル部222が加熱されることにより、第2接点部202
及び第3接点部203を第1接点部200から離れる方
向に駆動する。また、第1駆動部210は、第1バイメ
タル部212が冷却されることにより、第1接点部20
0を第2接点部202及び第3接点部203から離れる
方向に駆動する。以上の動作により、第1接点部200
と第2接点部202、及び第1接点部200と第3接点
部203が電気的に切断される。
【0076】次に、スイッチ20がノーマリーオン型ス
イッチである場合の動作を説明する。第1駆動部210
は、第1バイメタル部212が加熱されることにより、
第1接点部200を第2接点部202及び第3接点部2
03から離れる方向に駆動する。また、第2駆動部22
0は、第2バイメタル部222が加熱されることによ
り、第2接点部202及び第3接点部203を第1接点
部200から離れる方向に駆動する。以上の動作によ
り、第1接点部200と第2接点部202、及び第1接
点部200と第3接点部203が電気的に切断される。
【0077】また、第1駆動部210は、第1バイメタ
ル部212が冷却されることにより、第1接点部200
を第2接点部202及び第3接点部203の方向に駆動
する。また、第2駆動部220は、第2バイメタル部2
22が冷却されることにより、第2接点部220及び第
3接点部203を第1接点部200の方向に駆動する。
以上の動作により、第1接点部200と第2接点部20
2、及び第1接点部200と第3接点部203が電気的
に接続される。
【0078】図13及び図14は、本発明の第2実施形
態に係るスイッチ20の構成の第3実施例を示す。図1
3は、スイッチ20の上面図である。図14は、図13
におけるスイッチ20のCC’断面の断面図である。第
1実施例又は第2実施例と同様の構成要素には、図9か
ら図12の同様の符号を付す。本実施例に係るスイッチ
20は、3つの駆動部を有し、第1の駆動部に設けられ
た接点部が、第2の駆動部に設けられた接点部と、第3
の駆動部に設けられた接点部との間を導通させる形態で
ある。
【0079】スイッチ20は、第1接点部200と、第
1接点部200に対向して設けられた第2接点部202
と、第1接点部200に対向して設けられた第3接点部
203と、第1接点部200を駆動する第1駆動部21
0と、第2接点部202を駆動する第2駆動部220
と、第3接点部203を駆動する第3駆動部270と、
第1駆動部210を保持する第1基板230と、第2駆
動部220及び第3駆動部を保持する第2基板240
と、第1基板230と第2基板240とを接合する接合
部250とを備える。第1接点部200と第2接点部2
02とは、接触する際に交差するように設けられること
が好ましい。また、第1接点部200と第3接点部20
3とは、接触する際に交差するように設けられることが
好ましい。
【0080】第1基板230と第2基板240とは、第
1駆動部210、第2駆動部220、及び第3駆動部2
70を挟んで設けられることが好ましい。さらに、第1
駆動部210、第2駆動部220、及び第3駆動部27
0は、第1基板230と第2基板240と接合部250
とにより形成される空間内に設けられることが好まし
い。
【0081】第1駆動部210は、熱膨張率が異なる複
数の部材を含む第1バイメタル部212と、第1バイメ
タル部212を加熱する第1ヒータ部214とを有す
る。第2駆動部220は、熱膨張率が異なる複数の部材
を含む第2バイメタル部222と、第2バイメタル部2
22を加熱する第2ヒータ部224とを有する。第3駆
動部270は、熱膨張率が異なる複数の部材を含む第3
バイメタル部272と、第3バイメタル部272を加熱
する第3ヒータ部274とを有する。
【0082】第1バイメタル部212、第2バイメタル
部222、及び第3バイメタル部272は、アルミニウ
ム及び酸化シリコン(SiO)で形成されることが好ま
しい。第1基板230は、Si層232と、SiO層2
34と、Si層236とを有するSOI(Silico
n On Insulator)基板であることが好ま
しい。第2基板240は、Si層242と、SiO層2
44と、Si層246とを有するSOI基板であること
が好ましい。
【0083】さらに、スイッチ20は、第1ヒータ部2
14に電力を供給する第1ヒータ電極252a及び25
2bと、第2ヒータ部224に電力を供給する第2ヒー
タ電極254a及び254bと、第3ヒータ部272に
電力を供給する第3ヒータ電極255a及び255b
と、第1接点部200に接続された第1信号線256
と、第2接点部202に接続された第2信号線258
と、第3接点部203に接続された第3信号線259
と、第1信号線256を介して第1接点部200に接続
される第1信号電極260と、第2信号線258を介し
て第2接点部202に接続される第2信号電極262
と、第3信号線259を介して第3接点部203に接続
される第3信号電極263とを備える。
【0084】第1駆動部210は、第1ヒータ部212
に電力が供給されて第1バイメタル部214が加熱され
ることによって変形し、第1接点部200を駆動する。
また、第2駆動部220は、第2ヒータ部222に電力
が供給されて第2バイメタル部224が加熱されること
によって変形し、第2接点部202を駆動する。また、
第3駆動部270は、第3ヒータ部272に電力が供給
されて第3バイメタル部274が加熱されることによっ
て変形し、第3接点部203を駆動する。このように、
第1駆動部210が第1接点部200を駆動し、第2駆
動部220が第2接点部202を駆動し、第3駆動部2
70が第3接点部203を駆動することにより、第1接
点部200と第2接点部202、及び第1接点部200
と第3接点部203を電気的に接続するか否かを制御
し、スイッチ20のオンオフ制御を行う。第1駆動部2
10、第2駆動部220、及び第3駆動部270が、第
1接点部200と第2接点部202、及び第1接点部2
00と第3接点部203を電気的に接続することによ
り、第2信号線258と第3信号線259とが電気的に
接続され、第2信号電極262に供給された信号は、第
3信号電極263に供給される。
【0085】スイッチ20は、ノーマリーオフ型スイッ
チであってもよく、ノーマリーオン型スイッチであって
もよい。スイッチ20がノーマリーオフ型スイッチであ
る場合の動作を説明する。第1駆動部210は、第1バ
イメタル部212が加熱されることにより、第1接点部
200を第2接点部202及び第3接点部203の方向
に駆動する。また、第2駆動部220は、第2バイメタ
ル部222が加熱されることにより、第2接点部202
を第1接点部200の方向に駆動する。また、第3駆動
部270は、第3バイメタル部272が加熱されること
により、第3接点部203を第1接点部200の方向に
駆動する。以上の動作により、第1接点部200と第2
接点部202、及び第1接点部200と第3接点部20
3が電気的に接続される。
【0086】また、第1駆動部210は、第1バイメタ
ル部212が冷却されることにより、第1接点部200
を第2接点部202及び第3接点部203から離れる方
向に駆動する。また、第2駆動部220は、第2バイメ
タル部222が冷却されることにより、第2接点部20
2を第1接点部200から離れる方向に駆動する。ま
た、第3駆動部270は、第3バイメタル部272が冷
却されることにより、第3接点部203を第1接点部2
00から離れる方向に駆動する。以上の動作により、第
1接点部200と第2接点部202、及び第1接点部2
00と第3接点部が電気的に切断される。
【0087】スイッチ20がノーマリーオフ型スイッチ
である場合の動作の他の例を説明する。第1駆動部21
0は、第1バイメタル部212が加熱されることによ
り、第1接点部200を第2接点部202及び第3接点
部203の方向に駆動する。以上の動作により、第1接
点部200と第2接点部202、及び第1接点部200
と第3接点部203が電気的に接続される。
【0088】また、第2駆動部220は、第2バイメタ
ル部222が加熱されることにより、第2接点部202
を第1接点部200から離れる方向に駆動する。また、
第3駆動部270は、第3バイメタル部272が加熱さ
れることにより、第3接点部203を第1接点部200
から離れる方向に駆動する。また、第1駆動部210
は、第1バイメタル部212が冷却されることにより、
第1接点部200を第2接点部202及び第3接点部2
03から離れる方向に駆動する。以上の動作により、第
1接点部200と第2接点部202、及び第1接点部2
00と第3接点部203が電気的に切断される。
【0089】次に、スイッチ20がノーマリーオン型ス
イッチである場合の動作を説明する。第1駆動部210
は、第1バイメタル部212が加熱されることにより、
第1接点部200を第2接点部202及び第3接点部2
03から離れる方向に駆動する。また、第2駆動部22
0は、第2バイメタル部222が加熱されることによ
り、第2接点部202を第1接点部200から離れる方
向に駆動する。また、第3駆動部270は、第3バイメ
タル部272が加熱されることにより、第3接点部20
3を第1接点部200から離れる方向に駆動する。以上
の動作により、第1接点部200と第2接点部202、
及び第1接点部200と第3接点部203が電気的に切
断される。
【0090】また、第1駆動部210は、第1バイメタ
ル部212が冷却されることにより、第1接点部200
を第2接点部202及び第3接点部203の方向に駆動
する。また、第2駆動部220は、第2バイメタル部2
22が冷却されることにより、第2接点部220を第1
接点部200の方向に駆動する。また、第3駆動部27
0は、第3バイメタル部272が冷却されることによ
り、第3接点部270を第1接点部200の方向に駆動
する。以上の動作により、第1接点部200と第2接点
部202、及び第1接点部200と第2接点部202が
電気的に接続される。
【0091】第2実施形態に係るスイッチ20によれ
ば、第1接点部200、第2接点部202、及び第3接
点部203のそれぞれが、第1駆動部210、第2駆動
部220、及び第3駆動部270のそれぞれによって駆
動されるので、スイッチング動作を早くすることができ
る。また、第1接点部200と第2接点部202、及び
第1接点部200と第3接点部203の接触抵抗を小さ
くすることができる。
【0092】なお、第2実施形態において、第1駆動部
210、第2駆動部220、及び第3駆動部270が、
熱膨張率が異なる複数の部材を含むバイメタルにより接
点部を駆動する形態について説明したが、第1駆動部2
10、第2駆動部220、及び第3駆動部270のそれ
ぞれは、電圧を印加することによって変形するピエゾ素
子により接点部を駆動してもよいし、温度に応じて変形
する形状記憶合金により接点部を駆動してもよいし、静
電力により接点部を誘引する静電結合部により接点部を
駆動してもよい。
【0093】(第3実施形態)図15及び図16は、本
発明の第3実施形態に係るアクチュエータ30の構成の
第1実施例を示す。アクチュエータ30は、温度に応じ
て変形する片持ちばりのカンチレバー部300と、カン
チレバー部300を加熱する電熱線を有するヒータ部3
10と、カンチレバー部300を支持する支持部320
とを備える。アクチュエータ30は、例えばマイクロス
イッチであり、カンチレバー部300は、熱膨張率が異
なる複数の部材を含むバイメタルにより構成されてもよ
いし、形状記憶合金により構成されてもよい。
【0094】図15及び図16に示すように、ヒータ部
310の電熱線は、カンチレバー部300の固定端30
4近傍において折り返されず、自由端302方向に延伸
し、自由端302近傍において複数回折り返される。ま
た、カンチレバー部300の固定端304近傍におい
て、ヒータ部310の電熱線の単位長さ当りが発生する
熱量は、カンチレバー部300の自由端302近傍にお
いて、ヒータ部310の電熱線の単位長さ当りが発生す
る熱量より小さいことが好ましい。また、カンチレバー
部300の固定端304近傍におけるヒータ部310の
電熱線の単位長さ当りの抵抗は、カンチレバー部300
の自由端302近傍におけるヒータ部310の電熱線の
単位長さ当りの抵抗より小さいことが好ましい。
【0095】図16に示すように、ヒータ部310の電
熱線は、固定端304から自由端302に向かう方向で
ある第1方向306における総延長より、第1方向30
6に略垂直な方向である第2方向308における総延長
が長いことが好ましい。なお、固定端304近傍は、自
由端302より固定端304に近い位置であってもよ
く、自由端302近傍は、固定端304より自由端30
2に近い位置であってもよい。
【0096】図17は、従来技術によるアクチュエー
タ、及び本実施例のアクチュエータ30の構成を示す。
図17(a)は、従来技術によるアクチュエータの構成
を示す。図17(b)及び図17(c)は、本実施例の
アクチュエータ30の構成を示す。カンチレバー部30
0は、アルミニウムと酸化シリコン(SiO)を含むバ
イメタルである。また、ヒータ部310は、白金であ
り、支持部320は、シリコン基板である。図17
(a)、図17(b)、及び図17(c)に示したアク
チュエータの比較結果を図18から図21に示す。
【0097】図18は、消費電力とカンチレバー部30
0の最高温度との関係を示す。横軸は消費電力を示し、
縦軸は最高温度を示す。図18に示すように、本実施例
のアクチュエータ30(b)及び(c)は、従来技術に
よるアクチュエータ(a)と比較して、小さい消費電力
で最高温度を高くすることができる。
【0098】図19は、消費電力とカンチレバー部30
0の平均温度との関係を示す。横軸は消費電力を示し、
縦軸は最高温度を示す。図19に示すように、本実施例
のアクチュエータ30(b)及び(c)は、従来技術に
よるアクチュエータ(a)と比較して、小さい消費電力
で平均温度を高くすることができる。
【0099】図20は、消費電力とカンチレバー部30
0の最大変位との関係を示す。横軸は消費電力を示し、
縦軸は最大変位を示す。図20に示すように、本実施例
のアクチュエータ30(b)及び(c)は、従来技術に
よるアクチュエータ(a)と比較して、小さい消費電力
で大きく変位することができる。
【0100】図21は、カンチレバー部300の平均温
度とカンチレバー部300の最大変位との関係を示す。
横軸は平均温度を示し、縦軸は最大温度を示す。図21
に示すように、本実施例のアクチュエータ30(c)
は、従来技術によるアクチュエータ(a)と比較して、
最高温度を高めずに平均温度を高くすることができる。
【0101】図22及び図23は、本発明の第3実施形
態に係るアクチュエータ30の構成の第2実施例を示
す。アクチュエータ30は、温度に応じて変形する両持
ちばりのカンチレバー部300と、カンチレバー部30
0を加熱する電熱線を有するヒータ部310a及び31
0bと、カンチレバー部300を支持する支持部320
a及び320bとを備える。アクチュエータ30は、例
えばマイクロスイッチであり、カンチレバー部300
は、熱膨張率が異なる複数の部材を含むバイメタルであ
ってもよいし、形状記憶合金であってもよい。
【0102】図22及び図23に示すように、ヒータ部
310a及び310bの電熱線は、カンチレバー部30
0の固定端304近傍において折り返されず、中央部3
03方向に延伸し、中央部303近傍において複数回折
り返される。また、カンチレバー部300の固定端30
4近傍において、ヒータ部310a及び310bの電熱
線の単位長さ当りが発生する熱量は、カンチレバー部3
00の中央部303近傍において、ヒータ部310a及
び310bの電熱線の単位長さ当りが発生する熱量より
小さいことが好ましい。また、カンチレバー部300の
固定端304近傍におけるヒータ部310a及び310
bの電熱線の単位長さ当りの抵抗は、カンチレバー部3
00の中央部303近傍におけるヒータ部310a及び
310bの電熱線の単位長さ当りの抵抗より小さいこと
が好ましい。
【0103】図23に示すように、ヒータ部310a及
び310bの電熱線は、固定端304から中央部303
の方向である第1方向306における総延長より、第1
方向306に略垂直な方向である第2方向308におけ
る総延長が長いことが好ましい。なお、固定端304近
傍は、中央部303より固定端304に近い位置であっ
てもよく、中央部303近傍は、固定端304より中央
部302に近い位置であってもよい。
【0104】第3実施形態に係るアクチュエータ30に
よれば、ヒータ部310に供給する消費電力が小さい場
合でも、カンチレバー部300の平均温度及び最高温度
を十分に高めることができるため、大きく変位すること
ができる。例えば、アクチュエータ30がスイッチの可
動接点を駆動する駆動手段である場合、可動接点を固定
接点に強く押圧することができるので、接点における接
触抵抗を小さくすることができる。また、第3実施形態
に係るアクチュエータ30によれば、最高温度を高めず
に平均温度を高くすることができるので、発熱による破
損を防止することができる。
【0105】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲
には限定されない。上記実施形態に、多様な変更又は改
良を加えることができる。そのような変更又は改良を加
えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特
許請求の範囲の記載から明らかである。
【0106】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば、本発明によれば消費電力が小さいスイッチを提
供ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の第1実施例に係るスイッチ10
のオン状態を示す図である。
【図2】第1実施形態の第1実施例に係るスイッチ10
のオフ状態を示す図である。
【図3】第1実施形態の第1実施例に係る第1駆動部1
00及び第2駆動部150の構成を示す図である。
【図4】(a)は、第1実施形態の第1実施例に係るス
イッチ10のオン動作を説明する図である。 (b)は、第1実施形態の第1実施例に係るスイッチ1
0のオン動作を説明する図である。 (c)は、第1実施形態の第1実施例に係るスイッチ1
0のオン動作を説明する図である。 (d)は、第1実施形態の第1実施例に係るスイッチ1
0のオン動作を説明する図である。
【図5】(a)は、第1実施形態の第1実施例に係るス
イッチ10のオフ動作を説明する図である。 (b)は、第1実施形態の第1実施例に係るスイッチ1
0のオフ動作を説明する図である。 (c)は、第1実施形態の第1実施例に係るスイッチ1
0のオフ動作を説明する図である。
【図6】第1実施形態の第2実施例に係るスイッチ10
のオン状態を示す図である。
【図7】第1実施形態の第2実施例に係るスイッチ10
のオフ状態を示す図である。
【図8】第1実施形態の第2実施例に係る第1駆動部1
00及び第2駆動部150の構成を示す図である。
【図9】第2実施形態の第1実施例に係るスイッチ20
の上面図である。
【図10】第2実施形態の第1実施例に係るスイッチ2
0の断面図である。
【図11】第2実施形態の第2実施例に係るスイッチ2
0の上面図である。
【図12】第2実施形態の第2実施例に係るスイッチ2
0の断面図である。
【図13】第2実施形態の第3実施例に係るスイッチ2
0の上面図である。
【図14】第2実施形態の第3実施例に係るスイッチ2
0の断面図である。
【図15】第3実施形態の第1実施例に係るアクチュエ
ータ30の構成を示す図である。
【図16】第3実施形態の第1実施例に係るアクチュエ
ータ30の構成を示す図である。
【図17】(a)は、従来技術によるアクチュエータの
構成を示す。 (b)は、第3実施形態の第1実施例に係るアクチュエ
ータ30の構成を示す。 (c)は、第3実施形態の第1実施例に係るアクチュエ
ータ30の構成を示す。
【図18】消費電力とカンチレバー部300の最高温度
との関係を示す図である。
【図19】消費電力とカンチレバー部300の平均温度
との関係を示す図である。
【図20】消費電力とカンチレバー部300の最大変位
との関係を示す図である。
【図21】カンチレバー部300の平均温度とカンチレ
バー部300の最大変位との関係を示す図である。
【図22】第3実施形態の第2実施例に係るアクチュエ
ータ30の構成を示す図である。
【図23】第3実施形態の第2実施例に係るアクチュエ
ータ30の構成を示す図である。
【符号の説明】
10 スイッチ 20 スイ
ッチ 30 アクチュエータ 100 第1
駆動部 102 第1バイメタル部 104 第1
ヒータ部 106 第1ヒータ端子 110 第2
駆動部 112 第2バイメタル部 114 第2
ヒータ部 116 第2ヒータ端子 120 第1
接点部 122 第2接点部 124 ヒー
タ給電部 126 第1基板 128 支持
部 130 第2基板 132 第1
電力供給部 134 第2電力供給部 200 第1
接点部 202 第2接点部 203 第3
接点部 210 第1駆動部 212 第1
バイメタル部 214 第1ヒータ部 220 第2
駆動部 222 第2バイメタル部 224 第2
ヒータ部 230 第1基板 240 第2
基板 250 接合部 252a 第1
ヒータ電極 252b 第1ヒータ電極 254a 第2
ヒータ電極 254b 第2ヒータ電極 255a 第3
ヒータ電極 255b 第3ヒータ電極 256 第1
信号線 258 第2信号線 259 第3
信号線 260 第1信号電極 262 第2
信号電極 263 第3信号電極 270 第3
駆動部 272 第3バイメタル部 274 第3
ヒータ部 300 カンチレバー部 302 自由
端 303 中央部 304 固定
端 310 ヒータ部 320 支持
フロントページの続き (72)発明者 水野 潤 東京都練馬区旭町1丁目32番1号 株式会 社アドバンテスト内 (72)発明者 高柳 史一 東京都練馬区旭町1丁目32番1号 株式会 社アドバンテスト内 (72)発明者 宮崎 勝 東京都練馬区旭町1丁目32番1号 株式会 社アドバンテスト内

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1接点部と第2接点部とを電気的に接
    続するスイッチであって、 前記第2接点部を前記第1接点部の方向に駆動する第1
    駆動部と、 前記第1駆動部の一端に設けられ、前記第1駆動部を前
    記第1接点部の方向に駆動する第2駆動部とを備えるこ
    とを特徴とするスイッチ。
  2. 【請求項2】 前記第1駆動部は、前記第2駆動部の一
    端から延伸して設けられることを特徴とする請求項1に
    記載のスイッチ。
  3. 【請求項3】 前記第1駆動部は、 熱膨張率が異なる複数の部材を含む第1バイメタル部
    と、 前記第1バイメタル部を加熱する第1ヒータ部とを有
    し、 前記第2駆動部は、 熱膨張率が異なる複数の部材を含む第2バイメタル部
    と、 前記第2バイメタル部を加熱する第2ヒータ部とを有す
    ることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ。
  4. 【請求項4】 前記第1バイメタル部及び前記第2バイ
    メタル部は、加熱されていない状態で、湾曲しているこ
    とを特徴とする請求項3に記載のスイッチ。
  5. 【請求項5】 前記第2バイメタル部を加熱した後、前
    記第1バイメタル部を加熱した状態で前記第2バイメタ
    ル部の加熱を停止した場合と、前記第2バイメタル部を
    加熱した後、前記第1バイメタル部を加熱しない状態で
    前記第2バイメタル部の加熱を停止した場合とで、前記
    第1接点部と前記第2接点部との接触状態が異なること
    を特徴とする請求項3に記載のスイッチ。
  6. 【請求項6】 前記第2バイメタル部を加熱した後、前
    記第1バイメタル部を加熱した状態で前記第2バイメタ
    ル部の加熱を停止することにより、前記第1接点部と前
    記第2接点部が電気的に接続されることを特徴とする請
    求項3に記載のスイッチ。
  7. 【請求項7】 前記第1バイメタル部が加熱され、前記
    第2バイメタル部の加熱が停止された状態で、前記第1
    接点部と前記第2接点部が電気的に接続されていると
    き、前記第1バイメタルの加熱を停止した場合において
    も、前記第1接点部と前記第2接点部とが電気的に接続
    された状態を維持することを特徴とする請求項3に記載
    のスイッチ。
  8. 【請求項8】 前記第1バイメタル部及び前記第2バイ
    メタル部の加熱が停止された状態で、前記1接点部と前
    記第2接点部が電気的に接続されているとき、前記第1
    バイメタル部を加熱することにより、前記第1接点部と
    前記第2接点部とが電気的に切断されることを特徴とす
    る請求項3に記載のスイッチ。
  9. 【請求項9】 前記第1ヒータ部に電力を供給するため
    のヒータ端子と、前記ヒータ端子を介して、前記第1ヒ
    ータ部に電力を供給する電力供給部とをさらに備え、 前記第2バイメタル部が加熱された場合に、前記ヒータ
    端子と前記電力供給部とが電気的に接続されることを特
    徴とする請求項3に記載のスイッチ。
  10. 【請求項10】 第1接点部と第2接点部とを電気的に
    接続するスイッチであって、 前記第2接点部を、前記第1接点部の上方から下方に駆
    動し、前記第1接点部の下方から前記第1接点部の方向
    に駆動することにより、前記第1接点部と前記第2接点
    部とを接触させる駆動部を備えることを特徴とするスイ
    ッチ。
  11. 【請求項11】 第1接点部と第2接点部とを電気的に
    接続するスイッチであって、 前記第1接点部と、 前記第1接点部に対向して設けられた前記第2接点部
    と、 前記第1接点部を駆動する第1駆動部と、 前記第2接点部を駆動する第2駆動部とを備え、 前記第1駆動部が前記第1接点部を駆動し、前記第2駆
    動部が前記第2接点部を駆動することにより、前記第1
    接点部と前記第2接点部とを接続するか否かを制御する
    ことを特徴とするスイッチ。
  12. 【請求項12】 前記第1駆動部及び前記第2駆動部を
    挟んで設けられ、前記第1駆動部及び前記第2駆動部を
    それぞれ支持する第1基板及び第2基板と、前記第1基
    板と前記第2基板と接合する接合部とを備え、 前記第1駆動部及び前記第2駆動部は、前記第1基板と
    前記第2基板と前記接合部とにより形成される空間内に
    設けられることを特徴とする請求項11に記載のスイッ
    チ。
  13. 【請求項13】 前記第1駆動部は、前記第1接点部を
    前記第2接点部の方向に駆動し、 前記第2駆動部は、前記第2接点部を前記第1接点部の
    方向に駆動することを特徴とする請求項11に記載のス
    イッチ。
  14. 【請求項14】 前記第1駆動部は、前記第1接点部を
    前記第2接点部から離れる方向に駆動し、 前記第2駆動部は、前記第2接点部を前記第1接点部か
    ら離れる方向に駆動することを特徴とする請求項11に
    記載のスイッチ。
  15. 【請求項15】 前記第1駆動部は、前記第1接点部を
    前記第2接点部の方向に駆動し、 前記第2駆動部は、前記第2接点部を前記第1接点部か
    ら離れる方向に駆動することを特徴とする請求項11に
    記載のスイッチ。
  16. 【請求項16】 前記第1駆動部は、 熱膨張率が異なる複数の部材を含む第1バイメタル部
    と、 前記第1バイメタル部を加熱する第1ヒータ部とを有す
    ることを特徴とする請求項11に記載のスイッチ。
  17. 【請求項17】 前記第2駆動部は、 熱膨張率が異なる複数の部材を含む第2バイメタル部
    と、 前記第2バイメタル部を加熱する第2ヒータ部とを有す
    ることを特徴とする請求項11に記載のスイッチ。
  18. 【請求項18】 前記第1接点部に接続された第1信号
    線と、 前記第2接点部に接続された第2信号線とをさらに備
    え、 前記第1駆動部及び前記第2駆動部が前記第1接点部と
    前記第2接点部とを電気的に接続することにより、前記
    第1信号線と前記第2信号線とを電気的に接続すること
    を特徴とする請求項11に記載のスイッチ。
  19. 【請求項19】 前記第1接点部に対向して設けられた
    第3接点部をさらに有し、 前記第1駆動部が前記第1接点部を駆動し、前記第2駆
    動部が前記第2接点部及び第3接点部を駆動することに
    より、前記第1接点部と前記第2接点部、及び前記第1
    接点部と第3接点部とを接続するか否かを制御すること
    を特徴とする請求項11に記載のスイッチ。
  20. 【請求項20】 前記第2接点部に接続された第2信号
    線と、 前記第3接点部に接続された第3信号線とをさらに備
    え、 前記第1駆動部及び前記第2駆動部が前記第1接点部と
    前記第2接点部、及び前記第1接点部と前記第3接点部
    とを電気的に接続することにより、前記第2信号線と前
    記第3信号線とを電気的に接続することを特徴とする請
    求項19に記載のスイッチ。
  21. 【請求項21】 前記第1接点部に対向して設けられた
    第3接点部と、 前記第3接点部を駆動する第3駆動部とをさらに備え、 前記第1駆動部が前記第1接点部を駆動し、前記第2駆
    動部が前記第2接点部を駆動し、前記第3駆動部が第3
    接点部を駆動することにより、前記第1接点部と前記第
    3接点部、及び前記第2接点部と第3接点部とを接続す
    るか否かを制御することを特徴とする請求項11に記載
    のスイッチ。
  22. 【請求項22】 前記第3駆動部は、 熱膨張率が異なる複数の部材を含む第3バイメタル部
    と、 前記第3バイメタル部を加熱する第3ヒータ部とを有す
    ることを特徴とする請求項21に記載のスイッチ。
  23. 【請求項23】 前記第2接点部に接続された第2信号
    線と、 前記第3接点部に接続された第3信号線とをさらに備
    え、 前記第1駆動部、前記第2駆動部、及び第3駆動部が前
    記第1接点部と前記第2接点部、及び前記第1接点部と
    前記第3接点部とを電気的に接続することにより、前記
    第2信号線と前記第3信号線とを電気的に接続すること
    を特徴とする請求項21に記載のスイッチ。
  24. 【請求項24】 温度に応じて変形する片持ちばりのカ
    ンチレバー部と、前記カンチレバー部を加熱する電熱線
    を有するヒータ部とを備えるアクチュエータであって、 前記電熱線は、前記カンチレバー部の固定端近傍におい
    て折り返されず、前記自由端近傍において複数回折り返
    されることを特徴とするアクチュエータ。
  25. 【請求項25】 前記電熱線は、前記固定端から前記自
    由端に向かう方向である第1方向における総延長より、
    前記第1方向に略垂直の方向である第2方向における総
    延長が長いことを特徴とする請求項24に記載のアクチ
    ュエータ。
  26. 【請求項26】 温度に応じて変形する片持ちばりのカ
    ンチレバー部と、前記カンチレバー部を加熱する電熱線
    を有するヒータ部とを備えるアクチュエータであって、 前記カンチレバー部の固定端近傍において、前記電熱線
    の単位長さ当りが発生する熱量は、前記カンチレバー部
    の自由端近傍において、前記電熱線の単位長さ当りが発
    生する熱量より小さいことを特徴とするアクチュエー
    タ。
  27. 【請求項27】 前記カンチレバー部の固定端近傍にお
    ける前記電熱線の単位長さ当りの抵抗は、前記カンチレ
    バー部の自由端近傍における前記電熱線の単位長さ当り
    の抵抗より小さいことを特徴とする請求項26に記載の
    アクチュエータ。
  28. 【請求項28】 温度に応じて変形する両持ちばりのカ
    ンチレバー部と、前記カンチレバー部を加熱する電熱線
    を有するヒータ部とを備えるアクチュエータであって、 前記電熱線は、前記カンチレバー部の固定端近傍におい
    て折り返されず、前記中心部近傍において複数回折り返
    されることを特徴とするアクチュエータ。
  29. 【請求項29】 温度に応じて変形する両持ちばりのカ
    ンチレバー部と、前記カンチレバー部を加熱する電熱線
    を有するヒータ部とを備えるアクチュエータであって、 前記カンチレバー部の固定端近傍において、前記電熱線
    の単位長さ当りが発生する熱量は、前記カンチレバー部
    の中心部近傍において、前記電熱線の単位長さ当りが発
    生する熱量より小さいことを特徴とするアクチュエー
    タ。
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