JP2000205113A - 温度依存型駆動装置 - Google Patents

温度依存型駆動装置

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JP2000205113A
JP2000205113A JP11007834A JP783499A JP2000205113A JP 2000205113 A JP2000205113 A JP 2000205113A JP 11007834 A JP11007834 A JP 11007834A JP 783499 A JP783499 A JP 783499A JP 2000205113 A JP2000205113 A JP 2000205113A
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temperature
spring
drive device
dependent
dependent drive
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JP11007834A
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Takashi Kayama
俊 香山
Masatome Nishikawa
正留 西川
Osamu Kamishima
修 神島
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SMK Corp
Sony Corp
Original Assignee
SMK Corp
Sony Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F2224/00Materials; Material properties
    • F16F2224/02Materials; Material properties solids
    • F16F2224/0258Shape-memory metals, e.g. Ni-Ti alloys

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 形状記憶合金を用いた温度依存型駆動装置に
ついて消費電力の低減や多機能化を図る。 【解決手段】 形状記憶合金から成り撚り線状に形成さ
れると共に通電されて超弾性を呈する少なくとも一つの
形状記憶合金部材2と、形状記憶合金部材が連結され該
形状記憶合金部材への通電によって動作される駆動体3
と、駆動体に連結された少なくとも一つのバイアスバネ
4とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は温度依存型駆動装置
に関する。詳しくは、形状記憶合金を用いた温度依存型
駆動装置について消費電力の低減や多機能化を図る技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】形状記憶合金を用い該形状記憶合金の温
度を変化させることにより、形状記憶合金に連結された
駆動体を動作させる駆動装置、即ち、温度依存型駆動装
置がある。
【0003】図19に従来の温度依存型駆動装置aを示
す。
【0004】温度依存型駆動装置aは形状記憶合金から
成る形状記憶合金バネbと駆動体cとコイル状のバイア
スバネdとから成り、駆動体cの両端面にはそれぞれ第
1の連結部eと第2の連結部fとが設けられている。
【0005】形状記憶合金バネbは、その一端が第1の
固定壁gに設けられた第1の支持部hに支持され、他端
が駆動体cの第1の連結部eに連結されている。そし
て、バイアスバネdは、その一端が第2の固定壁iに設
けられた第2の支持部jに支持され、他端が駆動体cの
第2の連結部fに連結されている。
【0006】形状記憶合金バネbは電源kから通電が為
されるようになっており、通電されることにより超弾性
を呈し、例えば、駆動体cを図19に示すA方向に付勢
する。そして、駆動体cはバイアスバネdの付勢力によ
って、常時、図19に示すA方向と反対の方向であるB
方向に付勢されている。
【0007】しかして、形状記憶合金バネbに通電が為
されていない状態においては、駆動体cがバイアスバネ
dの付勢力によって第2の固定壁iに近づいた位置に保
持され、形状記憶合金バネbに通電が為されると、形状
記憶合金バネbが形状回復温度に達して超弾性を呈しバ
イアスバネdのバネ力に打ち勝って駆動体cをA方向へ
移動させ、駆動体cを第1の固定壁gに近づいた位置に
保持する。従って、形状記憶合金バネbに対する電流の
供給量を制御することにより、駆動体cがA方向又はそ
の反対方向であるB方向へ動作される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の温度依存型駆動装置aにあっては、ワイヤ状の形状
記憶合金をコイル状に巻回して形成した形状記憶合金バ
ネbを用いており、所定のバネ力(超弾性)を得るため
の消費電力が比較的大きく、また、消費電力が大きいに
も拘らず駆動体cの動作がA方向又はB方向という直線
的な動作であり、一元選択的な機能であり多機能化が為
されていなかった。
【0009】そこで、本発明温度依存型駆動装置は、上
記した問題点を克服し、形状記憶合金を用いた温度依存
型駆動装置について消費電力の低減や多機能化を図るこ
とを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明温度依存型駆動装
置は、上記した課題を解決するために、撚り線状に形成
されると共に通電されて超弾性を呈する少なくとも一つ
の形状記憶合金と、形状記憶合金が連結され該形状記憶
合金への通電によって動作される駆動体と、駆動体に連
結された少なくとも一つのバイアスバネとを設けたもの
である。
【0011】従って、本発明温度依存型駆動装置にあっ
ては、消費電力が低減される。
【0012】別の本発明温度依存型駆動装置は、上記し
た課題を解決するために、少なくとも一つが通電されて
超弾性を呈する形状記憶合金から成る複数の紐状の部材
を束ねた状態で螺旋状に巻回して形成した弾性体と、該
弾性体に連結され形状記憶合金への通電によって動作さ
れる駆動体と、駆動体に連結された少なくとも一つのバ
イアスバネとを設けたものである。
【0013】従って、別の本発明温度依存型駆動装置に
あっては、多機能化が図られる。
【0014】さらに別の本発明温度依存型駆動装置は、
上記した課題を解決するために、通電されて超弾性を呈
する形状記憶合金から成る複数のバネ部材と、バネ部材
が連結され該バネ部材への通電によって動作される駆動
体と、駆動体に連結された少なくとも一つのバイアスバ
ネとを設けたものである。
【0015】従って、さらに別の本発明温度依存型駆動
装置にあっては、多機能化が図られる。
【0016】さらにまた別の本発明温度依存型駆動装置
は、上記した課題を解決するために、少なくとも一つが
形状回復温度に達して超弾性を呈する形状記憶合金から
成る複数のワイヤ状の部材を網目状に形成したものであ
る。
【0017】従って、さらにまた別の本発明温度依存型
駆動装置にあっては、多機能化が図られる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明温度依存型駆動装
置の各実施の形態を添付図面を参照して説明する。尚、
以下の説明にあっては、各図において、形状記憶合金材
料から成る部材について理解を容易にするために太線を
用いて示すものとする。
【0019】先ず、図1に示す第1の実施の形態におけ
る温度依存型駆動装置1について説明する。
【0020】温度依存型駆動装置1は形状記憶合金から
成る形状記憶合金部材2と駆動体3とコイル状のバイア
スバネ4とから成り、駆動体3の両端面にはそれぞれ第
1の連結部3aと第2の連結部3bとが設けられてい
る。
【0021】形状記憶合金部材2は形状記憶合金から成
る1本のワイヤ状の材料が中央部で屈曲されて束ねら
れ、その状態で撚られることにより撚り線状に形成され
ている。そして、形状記憶合金部材2は、一端部の一方
の先端が第1の固定壁5に設けられた電源用電極6に接
続され、一端部の他方の先端が第1の固定壁5に設けら
れた接地用電極7に接続され、通電が為されるようにな
っている。また、形状記憶合金部材2の他端部、即ち、
屈曲された部分は、駆動体3の第1の連結部3aの図示
しない連結孔に挿通された状態で駆動体3に連結されて
いる。
【0022】バイアスバネ4は引張コイルバネであり、
その一端が第2の固定壁8に設けられた支持部9に支持
され、他端が駆動体3の第2の連結部3bに連結されて
いる。従って、駆動体3はバイアスバネ4の付勢力によ
って、常時、図1に示すX2方向へ付勢されている。
【0023】形状記憶合金部材2に通電が為されると該
形状記憶合金部材2は超弾性を呈し、駆動体3を図1に
示すX1方向へ付勢する。
【0024】しかして、形状記憶合金部材2に通電が為
されていない状態においては、駆動体3がバイアスバネ
4の付勢力によって第2の固定壁8に近づいた位置に保
持され、形状記憶合金部材2に通電が為されると、形状
記憶合金部材2が形状回復温度に達して超弾性を呈しバ
イアスバネ4のバネ力に打ち勝って駆動体3をX1方向
へ移動させ、駆動体3を第1の固定壁5に近づいた位置
に保持する。従って、形状記憶合金部材2に対する電流
の供給量を制御することにより、駆動体3がX1方向又
はその反対方向であるX2方向へ動作される。
【0025】以上に記載した通り、温度依存型駆動装置
1にあっては、形状記憶合金部材2が撚り線状に形成さ
れているため、例えば、単に形状記憶合金から成る紐状
の部材を駆動体3と第1の固定壁5との間に連結した場
合に比し、電流の供給量が同一であっても、駆動体3に
対する付勢力が大きくなり、駆動体3の動作時の消費電
流の低減を図ることができる。
【0026】また、従来の温度依存型駆動装置aにおけ
るコイルバネである形状記憶合金バネbに比し、横断面
形状における外形が小さく、配置スペースの狭小化を図
ることもできる。
【0027】図2は上記した第1の実施の形態における
第1の変形例を示し、駆動体3Aを2次元方向に動作さ
せるようにした温度依存型駆動装置1Aを示すものであ
る。
【0028】温度依存型駆動装置1Aは2つの形状記憶
合金部材2、2と直方体状を為す駆動体3Aと2つのバ
イアスバネ4、4とから成り、駆動体3Aの互いに平行
な2組の面にはそれぞれ4つの連結部3c、3c、・・
・が設けられている。
【0029】形状記憶合金部材2、2は、一端部がそれ
ぞれ電源用電極6、6と接地用電極7、7を介して第1
の固定壁5又は第3の固定壁10に連結され、他端部が
それぞれ駆動体3Aの連結部3c、3cに連結されてい
る。
【0030】バイアスバネ4、4は、一端がそれぞれ第
2の固定壁8又は第4の固定壁11に設けられた支持部
9、9に支持され、他端がそれぞれ駆動体3Aの連結部
3c、3cに連結されている。従って、駆動体3Aはそ
れぞれバイアスバネ4、4の付勢力によって、常時、図
2に示すX2、Y2方向へ付勢されている。
【0031】一方の形状記憶合金部材2に通電が為され
ると該形状記憶合金部材2は超弾性を呈し、駆動体3A
を図2に示すX1方向へ付勢する。また、他方の形状記
憶合金部材2に通電が為されると該形状記憶合金部材2
は超弾性を呈し、駆動体3Aを図2に示すY1方向へ付
勢する。従って、形状記憶合金部材2、2に対する電流
の供給量を各別に制御することにより、駆動体3AをX
Y平面内で2次元的に自由に移動させることができる。
【0032】尚、上記した温度依存型駆動装置1Aにお
ける形状記憶合金部材2、2はそれぞれ形状回復温度が
異なるものであってもよく、また、バイアスバネ4、4
もそれぞれバネ力が異なるものであってもよい。このよ
うに、形状記憶合金部材2、2の形状回復温度やバイア
スバネ4、4のバネ力を異ならせることにより、駆動体
3Aの所望の動作状態を確保することができる。
【0033】図3は上記した第1の実施の形態における
第2の変形例を示し、駆動体3Bを3次元方向に動作さ
せるようにした温度依存型駆動装置1Bを示すものであ
る。
【0034】温度依存型駆動装置1Bは3つの形状記憶
合金部材2、2、2と直方体状を為す駆動体3Bと3つ
のバイアスバネ4、4、4とから成り、駆動体3Bの各
面にはそれぞれ連結部3d、3d、・・・が設けられて
いる。
【0035】形状記憶合金部材2、2、2は、一端部が
それぞれ電源用電極6、6、6と接地用電極7、7、7
を介して第1の固定壁5、第3の固定壁10又は第5の
固定壁12に連結され、他端部がそれぞれ駆動体3Bの
連結部3d、3d、3dに連結されている。
【0036】バイアスバネ4、4、4は、一端がそれぞ
れ第2の固定壁8、第4の固定壁11、又は第6の固定
壁13に設けられた支持部9、9、9に支持され、他端
がそれぞれ駆動体3Bの連結部3d、3d、3dに連結
されている。従って、駆動体3Bはそれぞれバイアスバ
ネ4、4、4の付勢力によって、常時、図3に示すX
2、Y2、Z2方向へ付勢されている。
【0037】一の形状記憶合金部材2に通電が為される
と該形状記憶合金部材2は超弾性を呈し、駆動体3Bを
図3に示すX1方向へ付勢する。また、別の形状記憶合
金部材2に通電が為されると該形状記憶合金部材2は超
弾性を呈し、駆動体3Bを図3に示すY1方向へ付勢す
る。さらに、また別の形状記憶合金部材2に通電が為さ
れると該形状記憶合金部材2は超弾性を呈し、駆動体3
Bを図3に示すZ1方向へ付勢する。従って、形状記憶
合金部材2、2、2に対する電流の供給量を各別に制御
することにより、駆動体3BをXYZ空間内で3次元的
に自由に移動させることができる。
【0038】尚、上記した温度依存型駆動装置1Bにお
ける形状記憶合金部材2、2、2はそれぞれ形状回復温
度が異なるものであってもよく、また、バイアスバネ
4、4、4もそれぞれバネ力が異なるものであってもよ
い。このように、形状記憶合金部材2、2、2の形状回
復温度やバイアスバネ4、4、4のバネ力を異ならせる
ことにより、駆動体3Bの所望の動作状態を確保するこ
とができる。
【0039】以上に記載した通り、温度依存型駆動装置
1A又は温度依存型駆動装置1Bは、形状記憶合金部材
2とバイアスバネ4とを適宜に配置することにより、駆
動体3A又は駆動体3Bを2次元的又は3次元的に自由
に移動させることが可能となる。従って、温度依存型駆
動装置の多機能化を図ることができ、温度依存型駆動装
置の適用例が広がる。
【0040】また、温度依存型駆動装置1A及び温度依
存型駆動装置1Bにあっては、各形状記憶合金部材2を
互いに直交する方向に配置すると共に各バイアスバネ4
を互いに直交する方向に配置することにより、駆動体3
A又は駆動体3Bの少なくとも2つの移動方向が直交す
る方向になるようにしているが、このように移動方向を
直交する方向になるように設定することによって駆動体
3A、3Bの平衡状態を保持し易く、駆動体3A、3B
の動作制御を行い易いと共に各形状記憶合金部材2及び
各バイアスバネ4に不必要な負荷を与え難い。
【0041】図4及び図5は上記した第1の実施の形態
における第3の変形例を示し、駆動体3Cをストッパと
して利用した温度依存型駆動装置1Cを示すものであ
る。
【0042】温度依存型駆動装置1Cは形状記憶合金部
材2と駆動体3Cとバイアスバネ4と引張コイルバネで
ある弾性部材14とから成り、駆動体3Cの両側面には
連結部3e、3e、3eが設けられ、また、駆動体3C
の下面にはストッパ片3f、3f、3fが形成されてい
る。
【0043】形状記憶合金部材2は、一端部が電源用電
極6と接地用電極7を介して第1の固定壁5に連結さ
れ、他端部が駆動体3Cの一の連結部3eに連結されて
いる。そして、バイアスバネ4は、一端が第2の固定壁
8に設けられた支持部9に支持され、他端が駆動体3C
の別の連結部3eに連結されている。従って、駆動体3
Cはバイアスバネ4の付勢力によって、常時、図4及び
図5に示すX2方向へ付勢されている。
【0044】弾性部材14はその上方に位置する第7の
固定壁15と駆動体3Cの上面との間に連結され、駆動
体3Cは、常時、第7の固定壁15に近づくY2方向へ
付勢されている。
【0045】駆動体3Cの下方にはギヤ16が配置さ
れ、該ギヤ16のギヤ部16aが駆動体3Cのストッパ
片3f、3f、3fに対向して位置されている。
【0046】しかして、形状記憶合金部材2に通電が為
されると該形状記憶合金部材2は超弾性を呈し、駆動体
3Cを図4及び図5に示すY1方向へ移動させる(図5
参照)。従って、駆動体3Cのストッパ片3f、3f、
3fが一方向へ送られているギヤ16のギヤ部16aと
噛合し、これによりギヤ16の動作が停止される。この
ように形状記憶合金部材2に通電を行うことにより駆動
体3Cをストッパとして利用することができる。
【0047】逆に、形状記憶合金部材2への通電が停止
されると、駆動体3CはY2方向へ移動されて図4の状
態に戻り、再びギヤ16が動作される。
【0048】このように、駆動体3Cに形状記憶合金部
材2、バイアスバネ4及び弾性部材14を適宜に連結す
ることにより、駆動体3Cを必要な方向に移動させ、駆
動体3Cの所望の動作状態を確保することができる。
【0049】図6及び図7は上記した第1の実施の形態
における第4の変形例を示し、可変抵抗器に用いた温度
依存型駆動装置1Dを示すものである。
【0050】温度依存型駆動装置1Dは形状記憶合金部
材2と駆動体3Dとバイアスバネ4と圧縮コイルバネで
ある弾性部材14Aとから成り、駆動体3Dの両側面に
は連結部3g、3g、3gが設けられ、また、駆動体3
Dの下面には接触子3hが突出されている。
【0051】形状記憶合金部材2は、一端部が電源用電
極6と接地用電極7を介して第1の固定壁5に連結さ
れ、他端部が駆動体3Cの一の連結部3gに連結されて
いる。そして、バイアスバネ4は、一端が第2の固定壁
8に設けられた支持部9に支持され、他端が駆動体3D
の別の連結部3gに連結されている。従って、駆動体3
Dはバイアスバネ4の付勢力によって、常時、図6及び
図7に示すX2方向へ付勢されている。
【0052】駆動体3Dの下方には可変抵抗器17が配
置され、該可変抵抗器17の抵抗体17aが駆動体3D
と対向した位置に形成されている。
【0053】弾性部材14Aはその上方に位置する第7
の固定壁15と駆動体3Dの上面との間に連結され、駆
動体3Dの接触子3hが可変抵抗器17の一端に接続さ
れている。そして、駆動体3Dは弾性部材14Aによっ
て、常時、第7の固定壁15と離間するY1方向へ付勢
され、接触子3hが可変抵抗器17の抵抗体17aに接
触されている。
【0054】しかして、形状記憶合金部材2に通電が為
されると該形状記憶合金部材2は超弾性を呈し、駆動体
3Dを図6及び図7に示すY2方向へ移動させる(図6
参照)。従って、駆動体3Dの接触子3hと可変抵抗器
17の抵抗体17aとの接続が解除され、これにより回
路が開かれる。逆に、形状記憶合金部材2への通電が停
止されると、駆動体3DはY1方向へ移動されて図7の
状態に戻り、再び回路が閉じられる。このように形状記
憶合金部材2への通電の制御により駆動体3Dを可変抵
抗器に用いることができる。
【0055】尚、温度依存型駆動装置1Dにあっては、
例えば、可変抵抗器17に対する過大電流の発生時や過
熱時に形状記憶合金部材2が超弾性を呈するようにすれ
ば、回路上の異常や発熱時に回路が開かれ回路の遮断機
能を付加することができ安全を図ることができる。
【0056】このように、駆動体3Dに形状記憶合金部
材2、バイアスバネ4及び弾性部材14Aを適宜に連結
することにより、駆動体3Dを必要な方向に移動させ、
駆動体3Dの所望の動作状態を確保することができる。
【0057】尚、上記した温度依存型駆動装置1Dにあ
っては、弾性部材14Aを形状記憶合金により形成し、
形状記憶合金部材2と弾性部材14Aとの超弾性の作用
を選択的又は同時に発揮させて、駆動体3Dを可変抵抗
器17の抵抗体17aに離接する方向に移動させるよう
にしてもよい。
【0058】次に、図8乃至図10に示す第2の実施の
形態における温度依存型駆動装置1Eについて説明す
る。
【0059】温度依存型駆動装置1Eは弾性体18と駆
動体3とコイル状のバイアスバネ4とから成る。
【0060】弾性体18は形状記憶合金から成る1本の
紐状の第1の部材18aと適宜の金属材料、例えば、ス
テンレス鋼(SUS)から成る1本の紐状の第2の部材
18bとがそれぞれ中央部で屈曲されて束ねられ(図9
参照)、その状態で撚られることにより撚り線状にされ
(図10参照)、さらに螺旋状に巻回されることにより
形成されている。そして、弾性体18は引張コイルバネ
として形成されている。
【0061】弾性体18は、第1の部材18aの一端部
の一方の先端が第1の固定壁5に設けられた電源用電極
6に接続され、一端部の他方の先端が第1の固定壁5に
設けられた接地用電極7に接続され、通電が為されるよ
うになっている。そして、第2の部材18bの一端部の
2つの先端が第1の固定壁5に固定されている。また、
弾性体18の他端部、即ち、屈曲された部分は、駆動体
3の第1の連結部3aの図示しない連結孔に挿通された
状態で駆動体3に連結されている。
【0062】上記のように、弾性体18は、形状記憶合
金から成る第1の部材18aと適宜の金属材料から成る
第2の部材18bとを組み合わせて形成されており、第
1の部材18aに通電が為されていないときには第2の
部材18bによるバネ力が発揮され、第1の部材18a
に通電が為されたときには第1の部材18aによるバネ
力が発揮されるようにすることができ、バネ力の異なる
2相領域を有する任意のバネとして用いることができ
る。そして、この場合、第1の部材18a及び第2の部
材18bについて材質、太さ、巻径等を適宜に選択する
ことにより、所望のバネ力を得ることが可能である。
【0063】バイアスバネ4は引張コイルバネであり、
その一端が第2の固定壁8に設けられた支持部9に支持
され、他端が駆動体3の第2の連結部3bに連結されて
いる。従って、駆動体3は、第1の部材18aに通電が
為されない限り、バイアスバネ4と弾性体18の第2の
部材18aとの平衡状態にある位置に保持される。
【0064】弾性体18の第1の部材18aに通電が為
されると該第1の部材18aが超弾性を呈し、駆動体3
を図8に示すX1方向へ付勢する。
【0065】しかして、弾性体18の第1の部材18a
に通電が為されていない状態においては、駆動体3がバ
イアスバネ4と第2の部材18bとの平衡状態にある位
置に保持され、形状記憶合金部材2に通電が為される
と、第1の部材18aが形状回復温度に達して超弾性を
呈しバイアスバネ4のバネ力に打ち勝って駆動体3をX
1方向へ移動させ、駆動体3を第1の固定壁5に近づい
た位置に保持する。従って、弾性体18の第1の部材1
8aに対する電流の供給量を制御することにより、駆動
体3がX1方向又はその反対方向であるX2方向へ動作
される。
【0066】以上に記載した通り、温度依存型駆動装置
1Eにあっては、形状記憶合金から成る第1の部材18
aと第2の部材18bとを束ねた状態で螺旋状に巻回し
て弾性体18を形成しているため、バネ力の異なる2相
領域を有する任意のバネとして用いることができる。
【0067】また、第1の部材18aと第2の部材18
bを束ねた状態で弾性体18を形成しているため、横断
面形状における外形が小さく、配置スペースの狭小化を
図ることができる。
【0068】さらに、弾性体18は紐状の部材を束ねた
状態で撚り線状に形成したので、第1の部材18aと第
2の部材18bとの束ねた状態が解放されてしまうよう
なことがなく、螺旋状に巻回して弾性体18を形成する
場合や弾性体18を駆動体3、固定壁15に取り付ける
際の作業が容易である。
【0069】尚、弾性体18は形状記憶合金から成る第
1の部材18aと任意の金属材料から成る第2の部材と
によって構成しているが、これに限らず、3つ以上の部
材を任意に組み合わせて弾性体を形成してもよい。
【0070】次に、図11に示す第3の実施の形態にお
ける温度依存型駆動装置1Fについて説明する。
【0071】温度依存型駆動装置1Fは形状記憶合金か
ら成るバネ部材19A、19B、19Cと釣り合いバネ
20と駆動体3とコイル状のバイアスバネ4とから成
る。
【0072】バネ部材19A、19B、19Cはそれぞ
れ異なる形状回復温度を有する形状記憶合金から成る引
張コイルバネであり、釣り合いバネ20と共に第1の固
定壁5と固定部材21との間に並列状態で連結されてい
る。そして、釣り合いバネ20は、バイアスバネ4と釣
り合って駆動体3を所定の基準位置に保持する役割を果
たすものである。また、固定部材21は駆動体3の第1
の連結部3aに連結されている。
【0073】バネ部材19A、19B、19Cは、それ
ぞれ第1の電源22a、第2の電源22b、第3の電源
22cから通電が為されるようになっている。
【0074】バイアスバネ4は引張コイルバネであり、
その一端が第2の固定壁8に設けられた支持部9に支持
され、他端が駆動体3の第2の連結部3bに連結されて
いる。従って、駆動体3は、バネ部材19A、19B、
19Cの何れにも通電が為されない限り、バイアスバネ
4と釣り合いバネ20との平衡状態にある位置に保持さ
れる。
【0075】しかして、バネ部材19A、19B、19
Cの何れにも通電が為されていない状態においては、駆
動体3がバイアスバネ4と釣り合いバネ20との平衡状
態にある位置に保持され、バネ部材19A、バネ部材1
9B又はバネ部材19Cの何れかに通電が為されると、
バネ部材19A、19B又は19Cが形状回復温度に達
して超弾性を呈しバイアスバネ4のバネ力に打ち勝って
駆動体3をX1方向へ移動させ、駆動体3を第1の固定
壁5に近づいた位置に保持する。そして、このとき、通
電されたものがバイアスバネ部材19A、19B又は1
9Cの何れであるかによって、駆動体3の位置が決定さ
れる。
【0076】従って、バネ部材19A、19B、19C
に対する電流の供給量を制御することにより、駆動体3
がX1方向又はその反対方向であるX2方向へ動作さ
れ、駆動体3がバイアスバネ4と釣り合いバネ20との
平衡状態にある位置又は通電されたバネ部材19A、1
9B、19Cに対応した所定の位置に保持される。
【0077】以上に記載した通り、温度依存型駆動装置
1Fにあっては、形状記憶合金から成る複数のバネ部材
19A、19B及び19Cを設けているため、駆動体3
の動作性の自由度が向上し、これにより多機能化を図る
ことができる。
【0078】また、温度依存型駆動装置1Fには複数の
電源22a、22b及び22cが設けられているため、
バネ部材19A、19B及び19Cに対する電流の供給
量の制御を各別に行うことができ、駆動体3の動作性の
自由度を一層向上して一層の多機能化を図ることができ
る。
【0079】尚、バネ部材19A、19B、19Cへの
電源は共通化してもよく、電源を共通化した場合でもバ
ネ部材19A、19B、19Cの各形状回復温度の相違
によって駆動体3の保持位置を段階的に変化させること
が可能であると共に電源の共通化によりコストの低減を
図ることができる。
【0080】上記した温度依存型駆動装置1Fにあって
は、形状回復温度の異なるバネ部材19A、19B、1
9Cを用いているため、駆動体3の保持位置を自由に設
定することができる。
【0081】また、温度依存型駆動装置1Fにあって
は、バイアスバネ4と釣り合って駆動体3を所定の基準
位置に保持する役割を有する釣り合いバネ20を設けて
いるため、バネ部材19A、19B、19Cへの非通電
時における駆動体3の保持位置が安定し、温度依存型駆
動装置1Fの制御を行い易い。
【0082】さらに、各バネ部材19A、19B、19
Cを並列に配置しているため、直列に配置する場合に比
し、消費電力が低減され温度依存型駆動装置1Fの低電
圧駆動を行うことができる。
【0083】尚、上記には、それぞれ形状回復温度の異
なるバネ部材19A、19B、19Cを用いて温度依存
型駆動装置1Fを構成した例を示したが、これに限ら
ず、例えば、各バネ部材19A、19B、19Cは形状
回復温度が同一のものであってもよく、また、形状回復
温度の範囲が重複するようなものであってもよい。この
ようにバネ部材19A、19B及び19Cの種類を任意
に選択することにより、駆動体3の動作性の自由度の一
層の向上を図ることが可能である。
【0084】図12は上記した第3の実施の形態におけ
る変形例を示し、バネ部材19A、19B、19Cを直
列状態にして配置した温度依存型駆動装置1Gを示すも
のである。
【0085】温度依存型駆動装置1Gは形状記憶合金か
ら成るバネ部材19A、19B、19Cと釣り合いバネ
20と駆動体3とコイル状のバイアスバネ4とから成
る。
【0086】バネ部材19A、19B、19Cはそれぞ
れ異なる形状回復温度を有する形状記憶合金から成る引
張コイルバネであり、上下に離間した状態で直列に配置
されている。即ち、バネ部材19Aの一端が第1の固定
壁5に取り付けられると共にバネ部材19Aの他端とバ
ネ部材19Bの一端とが固定部材21内で接続され、ま
た、バネ部材19Bの他端とバネ部材19Cの一端とが
第1の固定壁5内で接続されると共にバネ部材19Cの
他端が固定部材21に固定されている。
【0087】釣り合いバネ20は、バネ部材19A、1
9B、19Cの下方に位置された状態で、第1の固定壁
5と固定部材21との間に連結されている。また、固定
部材21は駆動体3の第1の連結部3aに連結されてい
る。
【0088】バネ部材19A、19B、19Cはそれぞ
れ通電線23a、23b、23cの一端が接続され、通
電線23a、23b、23cの他端には接続端子24
a、24b、24cが形成されている。そして、それぞ
れ接続端子24a、24b、24cが操作端子25の操
作によって共通電源26と接続されることにより、該共
通電源26から各バネ部材19A、19B、19Cに通
電が為されるようになっている。
【0089】バイアスバネ4は引張コイルバネであり、
その一端が第2の固定壁8に設けられた支持部9に支持
され、他端が駆動体3の第2の連結部3bに連結されて
いる。従って、駆動体3は、バネ部材19A、19B、
19Cの何れにも通電が為されない限り、バイアスバネ
4と釣り合いバネ20との平衡状態にある位置に保持さ
れる。
【0090】しかして、バネ部材19A、19B、19
Cの何れにも通電が為されていない状態においては、駆
動体3がバイアスバネ4と釣り合いバネ20との平衡状
態にある位置に保持され、バネ部材19A、バネ部材1
9B又はバネ部材19Cの何れかに通電が為されると、
バネ部材19A、19B又は19Cが形状回復温度に達
して超弾性を呈しバイアスバネ4のバネ力に打ち勝って
駆動体3をX1方向へ移動させ、駆動体3を第1の固定
壁5に近づいた位置に保持する。そして、このとき、通
電されたものがバネ部材19A、19B又は19Cの何
れであるかによって、駆動体3の位置が決定される。
【0091】尚、例えば、共通電源26から通電線23
aを介して通電が為されたときには、バネ部材19Aの
みならずバネ部材19B及びバネ部材19Cにも通電が
為されることになるが、各バネ部材19A、19B、1
9Cの形状回復温度が異なるため、電流の供給量に応じ
て形状回復温度に達したバネ部材19A、19B又は1
9Cのみが超弾性を呈することになる。従って、共通電
源26からの電流の供給量を制御することにより、バネ
部材19A、19B又は19Cのうち所望のもののみの
バネ力を発揮させることができる。
【0092】バネ部材19A、19B、19Cに共通電
源26から通電されることにより、駆動体3がX1方向
又はその反対方向であるX2方向へ動作され、駆動体3
がバイアスバネ4と釣り合いバネ20との平衡状態にあ
る位置又は通電されたバネ部材19A、19B、19C
に対応した所定の位置に保持される。
【0093】以上に記載した通り、温度依存型駆動装置
1Gにあっては、形状記憶合金から成る複数のバネ部材
19A、19B及び19Cを設けているため、駆動体3
の動作性の自由度が向上し、これにより多機能化を図る
ことができる。
【0094】また、温度依存型駆動装置1Gは電源26
を共通にしているため、電源の共通化によりコストの低
減を図ることができる。また、共通電源26を設けた場
合には、コストの低減を図りつつ、バネ部材19A、1
9B、19Cの各形状回復温度の相異によって駆動体3
の保持位置を段階的に変化させることが可能である。
【0095】上記した温度依存型駆動装置1Gにあって
は、形状回復温度の異なるバネ部材19A、19B、1
9Cを用いているため、駆動体3の保持位置を自由に設
定することができる。
【0096】尚、温度依存型駆動装置1Gにあっても、
温度依存型駆動装置1Fと同様に、各バネ部材19A、
19B又は19Cへの通電を該バネ部材19A、19B
又は19Cに対応した電源を各別に設けるようにしても
よい。
【0097】また、温度依存型駆動装置1Gにあって
も、バイアスバネ4と釣り合って駆動体3を所定の基準
位置に保持する役割を有する釣り合いバネ20を設けて
いるため、バネ部材19A、19B、19Cへの非通電
時における駆動体3の保持位置が安定し、温度依存型駆
動装置1Gの制御を行い易い。
【0098】さらに、各バネ部材19A、19B、19
Cを直列に配置しているため、電流の供給量を制御する
ことにより一の電源26のみで所望のバネ部材19A、
19B又は19Cのバネ力を発揮させることができるた
め、制御範囲が広がり低コストで多機能化を図ることが
できる。
【0099】次に、図13乃至図17に示す第4の実施
の形態における温度依存型駆動装置1Hについて説明す
る。
【0100】温度依存型駆動装置1Hは、導電性材料に
より形成された枠部27の内側に形状記憶合金から成る
複数のワイヤ部材28、28、・・・が網目状に形成さ
れて成り(図17参照)、該ワイヤ部材28、28、・
・・には枠部27を介して電源29から通電されるよう
になっている。
【0101】温度依存型駆動装置1Hは、ワイヤ部材2
8、28、・・・に通電されていない状態においては、
ほとんどそのバネ力が発揮されないため負荷がかけられ
たときに変位し易い状態とされているが(図13参
照)、ワイヤ部材28、28、・・・に通電された状態
においては、該ワイヤ部材28、28、・・・が超弾性
を呈し負荷がかけられても変位し難く負荷に対し強い抵
抗力を示す状態とされる(図14参照)。
【0102】図16及び図17は、温度依存型駆動装置
1Hを流体30内に保持した例を示すものである。
【0103】温度依存型駆動装置1Hを流体30内に保
持したときには、非通電状態においては流体30内を流
れる異物31がワイヤ部材28、28、・・・を変位さ
せて網目をすり抜けて流れてしまうことになる(図16
参照)が、通電状態においては、ワイヤ部材28、2
8、・・・の超弾性が発揮されることにより、流体30
内を流れる異物31がワイヤ部材28、28、・・・の
流れを阻止することができる(図17参照)。
【0104】このように、温度依存型駆動装置1Hは、
所定の状態に保持することにより、フィルターとして用
いることが可能である。この場合、網目の大きさや形状
記憶合金の種類等を任意に選択することにより、温度依
存型駆動装置1Hを所望の機能を発揮するフィルターと
して使用することができる。
【0105】上記のように流体30内に温度依存型駆動
装置1Hを保持してフィルターとして用いる場合に、上
記には、ワイヤ部材28、28、・・・に電源29から
通電することにより該ワイヤ部材28、28、・・・が
形状回復温度に達するようにしているが、電源29を用
いることにより温度依存型駆動装置1Hに対する所望の
制御を意図的に行うことができる。
【0106】尚、上記のように、温度依存型駆動装置1
Hにあっては、電源29から通電することにより該ワイ
ヤ部材28、28、・・・が形状回復温度に達するよう
にすることが可能であるが、例えば、電源29を設けず
に、流体30の温度によってワイヤ部材28、28、・
・・が形状回復温度に達するようにしてもよい。
【0107】流体30の温度によって温度依存型駆動装
置1Hを制御すれば、電源29が不要となるため、コス
トの低減を図ることができる。
【0108】図18は上記した第4の実施の形態におけ
る変形例を示し、形状記憶合金から成るワイヤ部材2
8、28、・・・と、例えば、ステンレス鋼等の金属線
32、32、・・・とを組み合わせて網目状に形成した
温度依存型駆動装置1Iを示すものである。
【0109】温度依存型駆動装置1Iは、枠部27の内
側にワイヤ部材28、28、・・・と金属線32、3
2、・・・とが組み合わされて網目状に形成されて成
り、隣り合う2本の金属線32、32の間に2本のワイ
ヤ部材28、28が配置されている。そして、ワイヤ部
材28、28、・・・には枠部27を介して電源29か
ら通電されるようになっている。
【0110】温度依存型駆動装置1Iは、ワイヤ部材2
8、28、・・・に通電されていない状態においては、
ワイヤ部材28、28、・・・のバネ力がほとんど発揮
されないため負荷がかけられたときにワイヤ部材28、
28、・・・が変位し易い状態とされているが、金属線
32、32は負荷に対して所定の抵抗力を示す。また、
温度依存型駆動装置1Iは、ワイヤ部材28、28、・
・・に通電された状態においては、該ワイヤ部材28、
28、・・・が超弾性を呈し負荷がかけられても変位し
難いと共に金属線32、32も負荷に対して所定の抵抗
力を示す。
【0111】このように通電の有無によって、網目状に
形成した部分の一部であるワイヤ部材28、28、・・
・の負荷に対する抵抗力のみを変化させることが可能で
あり、例えば、温度依存型駆動装置1Iをフィルターと
して用いたときに機能性及び動作性の自由度が向上し、
これにより多機能化を図ることができる。
【0112】尚、温度依存型駆動装置1Iにあっても、
温度依存型駆動装置1Hと同様に、ワイヤ部材28、2
8、・・・の超弾性を発揮させるのに、電源を用いても
よく、また、流体の温度によって行うようにしてもよ
い。
【0113】尚、上記した各実施の形態において示した
各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施す
るに際しての具体化のほんの一例を示したものにすぎ
ず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈
されることがあってはならないものである。
【0114】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明温度依存型駆動装置は、形状記憶合金から成
る撚り線状に形成されると共に通電されて超弾性を呈す
る少なくとも一つの形状記憶合金部材と、形状記憶合金
部材が連結され該形状記憶合金部材への通電によって動
作される駆動体と、駆動体に連結された少なくとも一つ
のバイアスバネとを備えたことを特徴とする。
【0115】従って、形状記憶合金部材が撚り線状に形
成されているため、形状記憶合金部材として紐状の部材
を用いた場合に比し、電流の供給量が同一であっても、
駆動体に対する付勢力が大きくなり、駆動体の動作時の
消費電流の低減を図ることができる。
【0116】また、横断面形状における外形が小さいた
め、配置スペースの狭小化を図ることもできる。
【0117】請求項2に記載した発明にあっては、駆動
体に連結された少なくとも一つの弾性部材を設け、駆動
体を2次元方向又は3次元方向に移動させるように形状
記憶合金部材とバイアスバネと弾性部材とを駆動体に連
結したので、駆動体を必要な方向に移動させ、駆動体の
所望の動作状態を確保することができる。
【0118】請求項3に記載した発明にあっては、駆動
体の少なくとも2つの移動方向を互いに直交する方向と
なるようにしたので、駆動体の平衡状態を保持し易く該
駆動体の動作制御を行い易いと共に各形状記憶合金部材
及び各バイアスバネに不必要な負荷を与え難い。
【0119】別の本発明温度依存型駆動装置は、少なく
とも一つが通電されて超弾性を呈する形状記憶合金から
成る複数の紐状の部材を束ねた状態で螺旋状に巻回して
形成した弾性体と、該弾性体に連結され形状記憶合金へ
の通電によって動作される駆動体と、駆動体に連結され
た少なくとも一つのバイアスバネとを備えたことを特徴
とする。
【0120】従って、形状記憶合金から成る複数の紐状
の部材を束ねた状態で螺旋状に巻回して弾性体を形成し
ているため、バネ力の異なる多相領域を有する任意のバ
ネとして用いることができる。
【0121】また、複数の紐状の部材を束ねた状態で弾
性体を形成しているため、横断面形状における外形が小
さく、配置スペースの狭小化を図ることができる。
【0122】請求項5に記載した発明にあっては、弾性
体を紐状の部材を束ねた状態で撚り線状に形成したの
で、弾性体の束ねた状態が解放されてしまうようなこと
がなく、螺旋状に巻回して弾性体を形成する場合や弾性
体を所定の箇所に取り付ける際の作業が容易である。
【0123】さらに別の本発明温度依存型駆動装置は、
通電されて超弾性を呈する形状記憶合金から成る複数の
バネ部材と、バネ部材が連結され該バネ部材への通電に
よって動作される駆動体と、駆動体に連結された少なく
とも一つのバイアスバネとを備えたことを特徴とする。
【0124】従って、形状記憶合金から成る複数のバネ
部材を設けているため、駆動体の動作性の自由度が向上
し、これにより温度依存型駆動装置の多機能化を図るこ
とができる。
【0125】請求項7に記載した発明にあっては、各バ
ネ部材への通電用の電源を複数設けたので、各バネ部材
に対する電流の供給量の制御を各別に行うことができ、
駆動体の動作性の自由度を一層向上して温度依存型駆動
装置の一層の多機能化を図ることができる。
【0126】請求項8に記載した発明にあっては、各バ
ネ部材への通電を共通の一つの電源から行うようにした
ので、電源の共通化によりコストの低減を図ることがで
きる。
【0127】また、電源の共通化によるコストの低減を
図りつつ、各バネ部材の形状回復温度の相違によって駆
動体の保持位置を段階的に変化させることが可能であ
る。
【0128】請求項9乃至請求項11に記載した発明に
あっては、各バネ部材の形状回復温度を異なるようにし
たので、駆動体の保持位置を自由に設定することができ
る。
【0129】請求項12乃至請求項17に記載した発明
にあっては、バイアスバネと釣り合って駆動体を所定の
基準位置に保持する釣り合いバネを設けたので、バネ部
材への非通電時における駆動体の保持位置が安定し、温
度依存型駆動装置の制御を行い易い。
【0130】請求項18乃至請求項29に記載した発明
にあっては、バネ部材を並列に接続したので、バネ部材
を直列に配置する場合に比し、消費電力が低減され温度
依存型駆動装置の低電圧駆動を行うことができる。
【0131】請求項30乃至請求項41に記載した発明
にあっては、バネ部材を直列に接続したので、電流の供
給量を制御することにより一の電源のみで所望のバネ部
材のバネ力を発揮させることができるため、制御範囲が
広がり低コストで多機能化を図ることができる。
【0132】さらにまた別の本発明温度依存型駆動装置
は、少なくとも一つが形状回復温度に達して超弾性を呈
する形状記憶合金から成る複数のワイヤ状の部材を網目
状に形成したことを特徴とする。
【0133】従って、所定の状態に保持することにより
温度依存型駆動装置をフィルターとして用いることが可
能であると共に網目の大きさや形状記憶合金の種類を任
意に選択することにより、所望の機能を発揮するフィル
ターとして使用することができる。
【0134】請求項43に記載した発明にあっては、形
状記憶合金に対する温度制御を電源からの通電によって
行うようにしたので、温度依存型駆動装置に対する所望
の制御を行うことができる。
【0135】請求項44に記載した発明にあっては、形
状記憶合金に対する温度制御を網目を通過する流体の温
度変化によって行うようにしたので、形状記憶合金の超
弾性を発揮させるための電源が不要となるため、コスト
の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明温度依存型駆動装置の第1の実施の形態
を示す概略側面図である。
【図2】第1の実施の形態における第1の変形例を示す
概略側面図である。
【図3】第1の実施の形態における第2の変形例を示す
概略斜視図である。
【図4】図5と共に第1の実施の形態における第3の変
形例を示すものであり、本図はストッパ片がギヤ部と噛
合されていない状態を示す概略側面図である。
【図5】ストッパ片がギヤ部と噛合されている状態を示
す概略側面図である。
【図6】図7と共に第1の実施の形態における第4の変
形例を示すものであり、本図は接触子が抵抗体と接続さ
れていない状態を示す概略側面図である。
【図7】接触子が抵抗体と接続されている状態を示す概
略側面図である。
【図8】図9及び図10と共に本発明温度依存型駆動装
置の第2の実施の形態を示すものであり、本図は概略側
面図である。
【図9】弾性体の拡大断面図である。
【図10】弾性体の一部を示す拡大側面図である。
【図11】本発明温度依存型駆動装置の第3の実施の形
態を示す概略側面図である。
【図12】第3の実施の形態における変形例を示す概略
側面図である。
【図13】図14乃至図17と共に本発明温度依存型駆
動装置の第4の実施の形態を示すものであり、本図はワ
イヤ部材に通電が為されていない状態の概略正面図であ
る。
【図14】ワイヤ部材に通電が為された状態の概略正面
図である。
【図15】温度依存型駆動装置の一部を示す拡大斜視図
である。
【図16】図17と共に温度依存型駆動装置の動作を示
すものであり、本図は異物が網目をすり抜けていく状態
を示す拡大斜視図である。
【図17】異物の流れが阻止された状態示す拡大斜視図
である。
【図18】第4の実施の形態における変形例を示す概略
正面図である。
【図19】従来の温度依存型駆動装置を示す概略側面図
である。
【符号の説明】
1…温度依存型駆動装置、2…形状記憶合金部材、3…
駆動体、4…バイアスバネ、1A…温度依存型駆動装
置、3A…駆動体、1B…温度依存型駆動装置、3B…
駆動体、1C…温度依存型駆動装置、3C…駆動体、1
4…弾性部材、1D…温度依存型駆動装置、3D…駆動
体、14A…弾性部材、1E…温度依存型駆動装置、1
8…弾性体、18a…第1の部材(紐状の部材)、18
b…第2の部材(紐状の部材)、1F…温度依存型駆動
装置、19A…バネ部材、19B…バネ部材、19C…
バネ部材、20…釣り合いバネ、22a…第1の電源
(電源)、22b…第2の電源(電源)、22c…第3
の電源(電源)、1G…温度依存型駆動装置、26…共
通電源(電源)、1H…温度依存型駆動装置、28…ワ
イヤ部材(ワイヤ状の部材)、29…電源、30…流
体、1I…温度依存型駆動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 正留 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 神島 修 東京都品川区戸越6丁目5番5号 エスエ ムケイ株式会社内 Fターム(参考) 3J059 AA05 AB03 AC02 BA01 BB02 BC03 BD02 CA04

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形状記憶合金から成り撚り線状に形成さ
    れると共に通電されて超弾性を呈する少なくとも一つの
    形状記憶合金部材と、 形状記憶合金部材が連結され該形状記憶合金部材への通
    電によって動作される駆動体と、 駆動体に連結された少なくとも一つのバイアスバネとを
    備えたことを特徴とする温度依存型駆動装置。
  2. 【請求項2】 駆動体に連結された少なくとも一つの弾
    性部材を設け、 駆動体を2次元方向又は3次元方向に移動させるように
    形状記憶合金部材とバイアスバネと弾性部材とを駆動体
    に連結したことを特徴とする請求項1に記載の温度依存
    型駆動装置。
  3. 【請求項3】 駆動体の少なくとも2つの移動方向を互
    いに直交する方向となるようにしたことを特徴とする請
    求項2に記載の温度依存型駆動装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも一つが通電されて超弾性を呈
    する形状記憶合金から成る複数の紐状の部材を束ねた状
    態で螺旋状に巻回して形成した弾性体と、 該弾性体に連結され形状記憶合金への通電によって動作
    される駆動体と、 駆動体に連結された少なくとも一つのバイアスバネとを
    備えたことを特徴とする温度依存型駆動装置。
  5. 【請求項5】 弾性体を紐状の部材を束ねた状態で撚り
    線状に形成したことを特徴とする請求項4に記載の温度
    依存型駆動装置。
  6. 【請求項6】 通電されて超弾性を呈する形状記憶合金
    から成る複数のバネ部材と、 バネ部材が連結され該バネ部材への通電によって動作さ
    れる駆動体と、 駆動体に連結された少なくとも一つのバイアスバネとを
    備えたことを特徴とする温度依存型駆動装置。
  7. 【請求項7】 各バネ部材への通電用の電源を複数設け
    たことを特徴とする請求項6に記載の温度依存型駆動装
    置。
  8. 【請求項8】 各バネ部材への通電を共通の一つの電源
    から行うようにしたことを特徴とする請求項6に記載の
    温度依存型駆動装置。
  9. 【請求項9】 各バネ部材の形状回復温度が異なること
    を特徴とする請求項6に記載の温度依存型駆動装置。
  10. 【請求項10】 各バネ部材の形状回復温度が異なるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の温度依存型駆動装置。
  11. 【請求項11】 各バネ部材の形状回復温度が異なるこ
    とを特徴とする請求項8に記載の温度依存型駆動装置。
  12. 【請求項12】 バイアスバネと釣り合って駆動体を所
    定の基準位置に保持する釣り合いバネを設けたことを特
    徴とする請求項6に記載の温度依存型駆動装置。
  13. 【請求項13】 バイアスバネと釣り合って駆動体を所
    定の基準位置に保持する釣り合いバネを設けたことを特
    徴とする請求項7に記載の温度依存型駆動装置。
  14. 【請求項14】 バイアスバネと釣り合って駆動体を所
    定の基準位置に保持する釣り合いバネを設けたことを特
    徴とする請求項8に記載の温度依存型駆動装置。
  15. 【請求項15】 バイアスバネと釣り合って駆動体を所
    定の基準位置に保持する釣り合いバネを設けたことを特
    徴とする請求項9に記載の温度依存型駆動装置。
  16. 【請求項16】 バイアスバネと釣り合って駆動体を所
    定の基準位置に保持する釣り合いバネを設けたことを特
    徴とする請求項10に記載の温度依存型駆動装置。
  17. 【請求項17】 バイアスバネと釣り合って駆動体を所
    定の基準位置に保持する釣り合いバネを設けたことを特
    徴とする請求項11に記載の温度依存型駆動装置。
  18. 【請求項18】 バネ部材を並列に接続したことを特徴
    とする請求項6に記載の温度依存型駆動装置。
  19. 【請求項19】 バネ部材を並列に接続したことを特徴
    とする請求項7に記載の温度依存型駆動装置。
  20. 【請求項20】 バネ部材を並列に接続したことを特徴
    とする請求項8に記載の温度依存型駆動装置。
  21. 【請求項21】 バネ部材を並列に接続したことを特徴
    とする請求項9に記載の温度依存型駆動装置。
  22. 【請求項22】 バネ部材を並列に接続したことを特徴
    とする請求項10に記載の温度依存型駆動装置。
  23. 【請求項23】 バネ部材を並列に接続したことを特徴
    とする請求項11に記載の温度依存型駆動装置。
  24. 【請求項24】 バネ部材を並列に接続したことを特徴
    とする請求項12に記載の温度依存型駆動装置。
  25. 【請求項25】 バネ部材を並列に接続したことを特徴
    とする請求項13に記載の温度依存型駆動装置。
  26. 【請求項26】 バネ部材を並列に接続したことを特徴
    とする請求項14に記載の温度依存型駆動装置。
  27. 【請求項27】 バネ部材を並列に接続したことを特徴
    とする請求項15に記載の温度依存型駆動装置。
  28. 【請求項28】 バネ部材を並列に接続したことを特徴
    とする請求項16に記載の温度依存型駆動装置。
  29. 【請求項29】 バネ部材を並列に接続したことを特徴
    とする請求項17に記載の温度依存型駆動装置。
  30. 【請求項30】 バネ部材を直列に接続したことを特徴
    とする請求項6に記載の温度依存型駆動装置。
  31. 【請求項31】 バネ部材を直列に接続したことを特徴
    とする請求項7に記載の温度依存型駆動装置。
  32. 【請求項32】 バネ部材を直列に接続したことを特徴
    とする請求項8に記載の温度依存型駆動装置。
  33. 【請求項33】 バネ部材を直列に接続したことを特徴
    とする請求項9に記載の温度依存型駆動装置。
  34. 【請求項34】 バネ部材を直列に接続したことを特徴
    とする請求項10に記載の温度依存型駆動装置。
  35. 【請求項35】 バネ部材を直列に接続したことを特徴
    とする請求項11に記載の温度依存型駆動装置。
  36. 【請求項36】 バネ部材を直列に接続したことを特徴
    とする請求項12に記載の温度依存型駆動装置。
  37. 【請求項37】 バネ部材を直列に接続したことを特徴
    とする請求項13に記載の温度依存型駆動装置。
  38. 【請求項38】 バネ部材を直列に接続したことを特徴
    とする請求項14に記載の温度依存型駆動装置。
  39. 【請求項39】 バネ部材を直列に接続したことを特徴
    とする請求項15に記載の温度依存型駆動装置。
  40. 【請求項40】 バネ部材を直列に接続したことを特徴
    とする請求項16に記載の温度依存型駆動装置。
  41. 【請求項41】 バネ部材を直列に接続したことを特徴
    とする請求項17に記載の温度依存型駆動装置。
  42. 【請求項42】 少なくとも一つが形状回復温度に達し
    て超弾性を呈する形状記憶合金から成る複数のワイヤ状
    の部材を網目状に形成したことを特徴とする温度依存型
    駆動装置。
  43. 【請求項43】 形状記憶合金に対する温度制御を電源
    からの通電によって行うようにしたことを特徴とする請
    求項42に記載の温度依存型駆動装置。
  44. 【請求項44】 形状記憶合金に対する温度制御を網目
    を通過する流体の温度変化によって行うようにしたこと
    を特徴とする請求項42に記載の温度依存型駆動装置。
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