JP2009103861A - 駆動モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 ワイヤの端部の固定が緩むのを抑制する。
【解決手段】 基台に付勢手段を介して配置された被駆動体と、形状記憶合金で形成され通電量に応じて伸縮するワイヤ14と、が備えられるとともに、このワイヤ14の中間部と被駆動体とが連結された駆動モジュールであって、基台には、平板状体の一端部を折り曲げて重ね合わせてなる保持端子15が一対設けられるとともに、ワイヤ14の両端部は、各保持端子15の重ね合わせ面間に各別に挟み込まれることにより保持され、両重ね合わせ面のうち少なくとも一方には、他方の重ね合わせ面側に向けて突出する凸部15dが設けられ、ワイヤ14の端部は、凸部15dに当接した状態でこれらの重ね合わせ面間に挟み込まれている。
【選択図】 図2

Description

本発明は駆動モジュールに関するものである。
この種の駆動モジュールとして、従来から、形状記憶合金で形成されたワイヤを伸縮させることにより、例えば撮像レンズユニット等の被駆動体を駆動する構成が知られており、カメラ機能付き携帯電話器等の小型の電子機器に内蔵されて広く用いられている。
例えば下記特許文献1には、固定部と、被駆動体に対して第1の当接点で当接し、固定部に対して揺動軸線回りに揺動するレバー部材と、固定部とレバー部材とを連結する形状記憶合金製のワイヤとを有し、このワイヤは、被駆動体の移動方向に対して非平行であり、かつ第1の当接点と揺動軸線とを含む平面に対して非平行であるように配置されている駆動モジュールが記載されている。
この駆動モジュールでは、リードフレームが駆動モジュールの本体にインサート成形され、線径30〜50μm程度のワイヤの端部は、リードフレームの上端部を二つ折りにしてその重ね合わせ面間に挟み込むことにより固定されている。
特開2007−60530号公報
しかしながら、前記従来の駆動モジュールでは、ワイヤの端部が前述のように両重ね合わせ面間に挟み込まれることにより固定されていたので、被駆動体を駆動する過程で、ワイヤの端部の固定が緩み、例えば被駆動体の移動量や応答性などといった駆動モジュールの動作性能が低下し易くなるおそれがあった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、ワイヤの端部の固定が緩むのを抑制することができる駆動モジュールを提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の駆動モジュールは、基台に付勢手段を介して配置された被駆動体と、形状記憶合金で形成され通電量に応じて伸縮するワイヤと、が備えられるとともに、このワイヤの中間部と前記被駆動体とが連結された駆動モジュールであって、前記基台には、平板状体の一端部を折り曲げて重ね合わせてなる保持端子が一対設けられるとともに、前記ワイヤの両端部は、各保持端子の重ね合わせ面間に各別に挟み込まれることにより保持され、両重ね合わせ面のうち少なくとも一方には、他方の重ね合わせ面側に向けて突出する凸部が設けられ、前記ワイヤの端部は、前記凸部に当接した状態でこれらの重ね合わせ面間に挟み込まれていることを特徴とする。
この発明では、両重ね合わせ面のうち少なくとも一方に、他方の重ね合わせ面側に向けて突出する凸部が設けられるとともに、ワイヤの端部がこの凸部に当接した状態でこれらの重ね合わせ面間に挟み込まれているので、ワイヤの端部を両重ね合わせ面間に強固に挟み込むことが可能になり、ワイヤの通電量を変化させて被駆動体を駆動する過程で、ワイヤの端部の固定が緩むのを抑制することができる。
ここで、前記他方の重ね合わせ面には前記凸部が進入した凹部が形成され、前記ワイヤの端部は、前記凸部の外表面に沿って屈曲させられ、かつ前記凹部内に配置された状態でこれらの重ね合わせ面間に挟み込まれてもよい。
この場合、ワイヤの端部が、一方の重ね合わせ面に設けられた凸部の外表面に沿って屈曲させられ、かつ他方の重ね合わせ面に形成された凹部内に配置された状態で、これらの重ね合わせ面間に挟み込まれているので、両重ね合わせ面間に位置するワイヤの端部の長さを長く確保することが可能になるとともに、ワイヤの端部に前記中間部に向けた引張力が作用してこのワイヤの端部が両重ね合わせ面間から抜けようとしたときに、当該ワイヤの端部を他方の重ね合わせ面における凹部の開口周縁部に引っ掛けることが可能になる。
また、前記保持端子において、前記重ね合わせ面の、前記ワイヤがその端部から前記中間部に向けて延在する方向における前側の端縁が位置する部分は、面取り形状若しくは凸曲面形状となってもよい。
この場合、保持端子において重ね合わせ面の前記前側の端縁が位置する部分が面取り形状若しくは凸曲面形状となっているので、前述のようにして被駆動体を駆動する過程で、このワイヤにおいて重ね合わせ面の前記前側の端縁上に位置する部分が擦り切れるのを抑制することが可能になり、当該駆動モジュールの長寿命化を図ることもできる。
さらに、前記ワイヤの端部は前記重ね合わせ面に接着されてもよい。
この場合、ワイヤの端部が重ね合わせ面に接着されているので、このワイヤの端部の固定が緩むのをより一層確実に抑えることができる。
さらにまた、前記重ね合わせ面には、前記ワイヤが延在する方向に沿って延びる凹溝が形成され、前記ワイヤの端部はこの凹溝内に配置された状態で両重ね合わせ面間に挟み込まれてもよい。
この場合、重ね合わせ面に、ワイヤが延在する方向に沿って延びる凹溝が形成され、このワイヤの端部が凹溝内に配置された状態で両重ね合わせ面間に挟み込まれているので、このワイヤの端部を両重ね合わせ面間に容易かつ高精度に位置決めして挟み込むことが可能になる。
また、ワイヤの端部を凹溝内に配置した状態で両重ね合わせ面間に挟み込むので、前述のように被駆動体を駆動する過程で、ワイヤの端部が重ね合わせ面に沿った方向において前記延在する方向に交差する方向に位置ずれするのを抑制することも可能になり、ワイヤの端部の固定が緩むのを確実に抑えることができる。
この発明に係る駆動モジュールによれば、ワイヤの端部の固定が緩むのを抑制することができる。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。この実施形態に係る駆動モジュール10は、基台11に付勢手段12を介して配置された被駆動体13と、形状記憶合金で形成され通電量に応じて伸縮するワイヤ14と、が備えられるとともに、このワイヤ14の中間部と被駆動体13とが連結されている。さらに、基台11には、平板状体の一端部を折り曲げて重ね合わせてなる保持端子15が一対設けられ、ワイヤ14の両端部は、各保持端子15の重ね合わせ面15b、15c間に各別に挟み込まれることにより通電可能に保持されている。図示の例では、一対の保持端子15の各他端部15hには、駆動制御部16が電気的に接続されており、この駆動制御部16によってワイヤ14に供給される通電量が制御可能となっている。
なお、駆動モジュール10は、例えば、携帯電話器やデジタルカメラ等の小型の電子機器に内蔵されて用いられる。
また、駆動モジュール10の配置姿勢は、図示の態様に限定されるものではないが、以下では、図示のように、被駆動体13が駆動モジュール10の上端側に配置されて、図示上下方向を駆動方向Aとする場合の例で説明する。
被駆動体13は、上面視リング状の円筒状体、若しくは上面視円形状の円柱状体とされ、その両端面13a、13aが当該被駆動体13の駆動方向Aに直交する方向に延在し、かつ軸線Oが駆動方向Aに沿って延在させられた状態で配置されている。また、図示の例では、被駆動体13の外周面における下部には、その径方向外方に向けてガイド凸部13bが突設されている。
基台11は、例えば合成樹脂やセラミックス等の電気絶縁材で形成され、その上面11aの中央部に第1孔部11bが形成された概略函体とされ、この第1孔部11b内に、被駆動体13が上下摺動可能に嵌合されている。また、この基台11の第1側部11dには、前記径方向に貫通し、かつ駆動方向Aに沿って延在するとともに、当該基台11の上面11aに開口する正面視U字状のガイド溝11cが形成されており、このガイド溝11c内に被駆動体13のガイド凸部13bが上下摺動可能に嵌合されている。図示の例では、ガイド凸部13bは、ガイド溝11c内に嵌合された状態で、第1側部11dの外表面から前記径方向の外方に突出している。なお、この基台11の全体を導電性材料である金属材料で形成するか、カーボンファイバー等の導電性の添加物を含有させたプラスチック等の非金属材料で形成する場合には、基台11の表面において保持端子15およびワイヤ14が接触する部分に電気絶縁処理を施せば良い。
ここで、基台11の内部には、第1孔部11bに下側から連通する第2孔部11iが形成されており、この第2孔部11i内に付勢手段12が配置されて被駆動体13を下側から支持している。
付勢手段12は、被駆動体13に駆動方向Aの付勢力を付与可能な構成であればよく、例えば、コイルバネ、渦巻きバネ、板バネ等のバネ部材や、合成ゴム、エラストマー等の弾性部材等を採用することができる。また、付勢手段12の個数や配設位置も特に限定されず、例えば図示のように被駆動体13の径方向中央部に1個設けてもよいし、あるいは被駆動体13の外周縁部に周方向に間隔をあけて複数設ける等してもよい。
さらに、基台11の側部のうちガイド溝11cが形成された第1側部11dにおいてガイド溝11cを挟んだ両側には、保持端子15が駆動方向Aに沿って延在させられた状態で各別に配置されている。両保持端子15の各上端部(一端部)15aは、基台11の上面11aよりも上方に位置しており、これらの各上端部15aに、ワイヤ14の両端部が各別に保持されている。そして、ワイヤ14の中間部が、その上方から下方に向けて、被駆動体13のガイド凸部13bにおいて第1側部11dの外表面から突出した先端部に押さえ付けられた状態で固定されている。これにより、ワイヤ14は、軸力が付与されて当該駆動モジュール10の正面視でV字状を呈している。
また、第1側部11dの前述した両側には、一対の保持端子15の駆動方向Aに沿った移動と、これらの保持端子15が互いに接近する方向、および離間する方向に沿った移動とをそれぞれ規制する位置決め部11e、11fが設けられている。これにより、駆動制御部16からワイヤ14に供給された通電量が変化して、このワイヤ14が伸縮したときに、一対の保持端子15が、基台11に対して移動しようとしてもその移動を規制できるようになっている。
そして、本実施形態では、各保持端子15における両重ね合わせ面15b、15cのうち第1重ね合わせ面15bに、第2重ね合わせ面15c側に向けて突出する凸部15dが設けられ、ワイヤ14の端部は、この凸部15dの外表面に当接した状態でこれらの重ね合わせ面15b、15c間に挟み込まれている。図示の例では、第1重ね合わせ面15bにのみ凸部15dが形成され、第2重ね合わせ面15cにはこの凸部15dが進入した凹部15eが形成され、ワイヤ14の端部は、凸部15dの外表面に沿って屈曲させられ、かつ凹部15e内に配置された状態でこれらの重ね合わせ面15b、15c間に挟み込まれている。
なお、凸部15dの外周縁形状は、凹部15eの内面形状と同形同大となっている。また、凹部15eは貫通孔となっている。さらに、ワイヤ14が延在する方向に沿った凸部15dの外表面形状は凸曲面状となっている。さらにまた、保持端子15において第1重ね合わせ面15bと反対側の表面は平坦面となっている。
また、本実施形態では、保持端子15において、重ね合わせ面15b、15cの、ワイヤ14がその端部から前記中間部に向けて延在する方向における前側の端縁が位置する部分15fは、面取り形状若しくは凸曲面形状となっている。さらに、第2重ね合わせ面15cにおける凹部15eの開口周縁部15iも面取り形状若しくは凸曲面形状となっている。
また、両重ね合わせ面15b、15c間には接着剤が介在されており、この接着剤によりワイヤ14の端部が両重ね合わせ面15b、15cに接着されている。
さらに、第2重ね合わせ面15cには、ワイヤ14が延在する方向に沿って凹部15eを跨いで延びる凹溝15gが形成されている。そして、ワイヤ14の端部は、凹溝15g内に配置された状態で、両重ね合わせ面15b、15c間に挟み込まれている。ここで、ワイヤ14の端部は、凹溝15g内に配置された状態で第2重ね合わせ面15cから第1重ね合わせ面15b側に向けて突出している。
以上のように構成された駆動モジュール10では、駆動制御部16からワイヤ14に、駆動位置に応じた電流を供給することで、ワイヤ14がその電気抵抗に応じて発熱し、記憶された長さに戻ろうとしてその温度に応じた長さだけ縮む。
このワイヤ14の発熱によりワイヤ14が縮むと、ワイヤ14がガイド凸部13bをガイド溝11cに沿って上方に引き上げることにより、被駆動体13が、付勢手段12を駆動方向Aに引張変形させつつ、第1孔部11b内で上方に移動させられる。その後、このワイヤ14の通電が解除されると、付勢手段12の下方に向けた弾性復元力によって、被駆動体13が第1孔部11b内で下方に移動させられるとともに、ガイド凸部13bもガイド溝11cに沿って下方に移動させられる。
以上説明したように本実施形態に係る駆動モジュール10によれば、第1重ね合わせ面15bに、第2重ね合わせ面15c側に向けて突出する凸部15dが設けられるとともに、ワイヤ14の端部がこの凸部15dに当接した状態でこれらの重ね合わせ面15b、15c間に挟み込まれているので、ワイヤ14の端部を両重ね合わせ面15b、15c間に強固に挟み込むことが可能になり、ワイヤ14の通電量を変化させて被駆動体13を駆動する過程で、ワイヤ14の端部の固定が緩むのを抑制することができる。
また、本実施形態では、ワイヤ14の端部が、第1重ね合わせ面15bに設けられた凸部15dの外表面に沿って屈曲させられ、かつ第2重ね合わせ面15cに形成された凹部15e内に配置された状態で、これらの重ね合わせ面15b、15c間に挟み込まれているので、両重ね合わせ面15b、15c間に位置するワイヤ14の端部の長さを長く確保することが可能になるとともに、ワイヤ14の端部に前記中間部に向けた引張力が作用してこのワイヤ14の端部が両重ね合わせ面15b、15c間から抜けようとしたときに、当該ワイヤ14の端部を第2重ね合わせ面15cにおける凹部15eの開口周縁部15iに引っ掛けることが可能になる。
さらに、本実施形態では、保持端子15において重ね合わせ面15b、15cの前記前側の端縁が位置する部分15fが面取り形状若しくは凸曲面形状となっているので、前述のようにして被駆動体13を駆動する過程で、このワイヤ14において重ね合わせ面15b、15cの前記前側の端縁上に位置する部分が擦り切れるのを抑制することが可能になり、当該駆動モジュール10の長寿命化を図ることもできる。
さらにまた、第2重ね合わせ面15cにおける凹部15eの開口周縁部15iも面取り形状若しくは凸曲面形状となっているので、この駆動モジュール10の長寿命化をより一層確実に図ることができる。
また、ワイヤ14の端部が重ね合わせ面15b、15cに接着されているので、このワイヤ14の端部の固定が緩むのをより一層確実に抑えることができる。
さらにまた、第2重ね合わせ面15cに、ワイヤ14が延在する方向に沿って延びる凹溝15gが形成され、このワイヤ14の端部が凹溝15g内に配置された状態で両重ね合わせ面15b、15c間に挟み込まれているので、このワイヤ14の端部を両重ね合わせ面15b、15c間に容易かつ高精度に位置決めして挟み込むことが可能になる。
また、ワイヤ14の端部を凹溝15g内に配置した状態で両重ね合わせ面15b、15c間に挟み込むので、前述のように被駆動体13を駆動する過程で、ワイヤ14の端部が重ね合わせ面15b、15cに沿った方向において前記延在する方向に交差する方向に位置ずれするのを抑制することも可能になり、ワイヤ14の端部の固定が緩むのを確実に抑えることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、ワイヤ14の延在する方向に沿った凸部15dの外表面形状を凸曲面状としたが、これに代えて複数の平坦面からなる多角形状等としてもよい。また、両重ね合わせ面15b、15cにそれぞれ凸部15dを設け、これらの凸部15dによりワイヤ14の端部を挟み込むようにしてもよい。さらにまた、第1重ね合わせ面15bに凹部15eを形成し、第2重ね合わせ面15cに凸部15dを形成してもよい。
また、前記実施形態では、第2重ね合わせ面15cに凹部15eを形成したが、この第2重ね合わせ面15cには凹部15eを形成しないで平坦面にしてもよい。
さらに図4に示したように、ワイヤ14を第1重ね合せ面15bと第二重ね合わせ面15cとで挟み込む際に、曲面を有する押圧冶具(図示省略)で圧着することにより保持端子15の前記反対側の表面を第1重ね合わせ面15b側に向けて凹ませてこの第1重ね合わせ面15bに凸部15dを形成してもよい。そして図4に示したように凹部15eを先に示した貫通孔に代えて凸部15dと全体が接する形状の窪みとしても良い。この窪みは上記圧着時に窪みを有する受け冶具(図示省略)で押圧冶具の圧着力を受けるようにすることで形成するようにすることが好ましい。
これによれば第1重ね合せ面15bと第二重ね合わせ面15cの境界面を構成する曲面全体でワイヤ14を保持することができるからワイヤ14の保持力は大きく、かつ安定なものとなる。そして圧着時のダメージも第1重ね合せ面15bと第二重ね合わせ面15cの境界面での集中応力の発生もないから使用時のワイヤ14の切断事故に繋がる危険性はない。
さらに、前記実施形態では、保持端子15において、重ね合わせ面15b、15cの、ワイヤ14がその端部から前記中間部に向けて延在する方向における前側の端縁が位置する部分15f、および第2重ね合わせ面15cにおける凹部15eの開口周縁部15iをそれぞれ、面取り形状若しくは凸曲面形状としたが、これに限られるものではない。
また、前記実施形態では、ワイヤ14の端部が両重ね合わせ面15b、15cに接着された構成を示したが、接着させなくてもよい。
さらに、第2重ね合わせ面15cに凹溝15gを形成したが、第1重ね合わせ面15bに形成してもよいし、両重ね合わせ面15b、15cに形成してもよいし、あるいはこの凹溝15gを形成しなくてもよい。
また、前記実施形態では、ワイヤ14の端部を、凸部15dの外表面に沿って屈曲させたが、このように屈曲させずに真直ぐ延在させてもよい。
ワイヤの端部の固定が緩むのを抑制することができる。
本発明に係る一実施形態として示した駆動モジュールの概略正面図である。 図1に示す駆動モジュールの一部拡大斜視図である。 図1および図2に示す保持端子の展開斜視図である。 本発明に係る他の実施形態として示した駆動モジュールの一部拡大斜視図である。
符号の説明
10 駆動モジュール
11 基台
12 付勢手段
13 被駆動体
14 ワイヤ
15 保持端子
15b、15c 重ね合わせ面
15d 凸部
15e 凹部
15f 重ね合わせ面の前側の端縁が位置する部分
15g 凹溝

Claims (5)

  1. 基台に付勢手段を介して配置された被駆動体と、形状記憶合金で形成され通電量に応じて伸縮するワイヤと、が備えられるとともに、このワイヤの中間部と前記被駆動体とが連結された駆動モジュールであって、
    前記基台には、平板状体の一端部を折り曲げて重ね合わせてなる保持端子が一対設けられるとともに、前記ワイヤの両端部は、各保持端子の重ね合わせ面間に各別に挟み込まれることにより保持され、
    両重ね合わせ面のうち少なくとも一方には、他方の重ね合わせ面側に向けて突出する凸部が設けられ、前記ワイヤの端部は、前記凸部に当接した状態でこれらの重ね合わせ面間に挟み込まれていることを特徴とする駆動モジュール。
  2. 請求項1記載の駆動モジュールであって、
    前記他方の重ね合わせ面には前記凸部が進入した凹部が形成され、前記ワイヤの端部は、前記凸部の外表面に沿って屈曲させられ、かつ前記凹部内に配置された状態でこれらの重ね合わせ面間に挟み込まれていることを特徴とする駆動モジュール。
  3. 請求項1または2に記載の駆動モジュールであって、
    前記保持端子において、前記重ね合わせ面の、前記ワイヤがその端部から前記中間部に向けて延在する方向における前側の端縁が位置する部分は、面取り形状若しくは凸曲面形状となっていることを特徴とする駆動モジュール。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の駆動モジュールであって、
    前記ワイヤの端部は前記重ね合わせ面に接着されていることを特徴とする駆動モジュール。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の駆動モジュールであって、
    前記重ね合わせ面には、前記ワイヤが延在する方向に沿って延びる凹溝が形成され、前記ワイヤの端部はこの凹溝内に配置された状態で両重ね合わせ面間に挟み込まれていることを特徴とする駆動モジュール。
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