JP2014191960A - コンタクトピン、コンタクト組立体、カメラボディ、および交換レンズ - Google Patents

コンタクトピン、コンタクト組立体、カメラボディ、および交換レンズ Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、電気的な接続を担うコンタクトピン等に関し、コストを抑えた上で姿勢制御が容易なコンタクトピンを提供する。
【解決手段】 コンタクトピン10が、並列に配置され互いに同一の方向に伸縮自在な複数のバネ121,121、複数のバネ121,121それぞれの伸縮方向一端部が互いに独立に繋った、複数のバネ121,121に共通な第1の基部122、および複数のバネ121,121それぞれの伸縮方向他端部が互いに独立に繋った、複数のバネ121,121に共通な第2の基部123を有し、金属板の打抜き加工および曲げ加工を経て形成され、打抜き加工後の金属板が前記伸縮方向に延びる中心線を取り巻く向きに曲げ加工されることにより立体形状を成すバネ部12を備えた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電気的な接続を担うコンタクトピンおよびコンタクト組立体、並びにコンタクトピン又はコンタクト組立体が組み込まれたカメラボディおよび交換レンズに関する。
特許文献1には、金属平板の打抜き加工により、中央にバネ、両端に電気接続部を形成したコンタクトが開示されている。このコンタクトは1つの部品のみで構成されており、コスト的に大幅に有利である。
また、特許文献2には、金属平板の打抜き加工により、中央にバネ、両端に電気接続部が形成されるとともに、曲げ加工によりバネの伸縮方向に延びる中心線の周りに筒状に折曲げられた形状を有するコンタクトピンが開示されている。このコンタクトピンも1つの部品のみで構成されており、コスト的に大幅に有利である。
特開2012−186087号公報 特開2006−266869号公報
しかしながら上掲の特許文献1に示されているコンタクトは、金属平板からの打抜き加工により形成された薄板形状のコンタクトであり、バネの伸縮のみでなく、弾性的に撓りやすく、撓りをなくして伸縮のみ行なわせるように姿勢を制御するのが難しいという問題がある。
また、上掲の特許文献2に示されている筒状に折曲げられた形状のコンタクトピンは、全体として立体形状を成しているものの、バネと電気接続部との繋ぎの部分はバネの線幅1本分であり、その繋ぎの部分で撓りが生じ易く、撓りの生じ易さという点では、特許文献1のコンタクトと大差ないものと考えられる。
本発明は、上記事情に鑑み、姿勢制御が容易なコンタクトピンおよびコンタクト組立体、およびそのコンタクトピン又はコンタクト組立体を備えたカメラボディおよび交換レンズを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のコンタクトピンは、
並列に配置され互いに同一の方向に伸縮自在な複数のバネ、複数のバネそれぞれの伸縮方向一端部が互いに独立に繋った、それら複数のバネに共通な第1の基部、および複数のバネそれぞれの伸縮方向他端部が互いに独立に繋った、それら複数のバネに共通な第2の基部を有し、金属板の打抜き加工および曲げ加工を経て形成され、打抜き加工後の金属板が伸縮方向に延びる中心線を取り巻く向きに曲げ加工されることにより立体形状を成すバネ部と、
相手コンタクトの接触を受けて相手コンタクトと電気的に導通する接点部とを備えたことを特徴とする。
本発明のコンタクトピンは、第1の基部と第2の基部とをそれぞれ独立に繋ぐ複数のバネを有し、立体形状を成すように曲げ加工されているバネ部を有し、バネ部と第1の基部および第2の基部との間はそれぞれバネの本数と同じ複数箇所で繋がれているため、バネ部の伸縮時の姿勢が安定する。
ここで、本発明のコンタクトピンにおいて、上記接点部が、バネ部を構成している金属板の、第1の基部に繋がる領域に対する絞り加工によりその金属板上に形成され、曲げ加工により伸縮方向外向きに突出して先端部が半球形状を成すものであることが好ましい。
あるいは、本発明のコンタクトピンにおいて、上記接点部は、前記伸縮方向外向きに突出して先端部が半球形状を成し、かしめ加工により第1の基部に固定されたものであってもよい。
ここで、レンズ交換式のカメラについて考察する。レンズ交換式のカメラの中には、電動式の焦点調節機能や電動式のズーミング機能を有するものも多い。そのようなカメラの場合、カメラボディから交換レンズに向けて電力を供給し、またカメラボディと交換レンズとの間で通信を行なう必要がある。このため、カメラボディに交換レンズを装着したときにカメラボディ側の電気接点と交換レンズ側の電気接点とが互いに接触する構造となっている。
カメラボディへの交換レンズの着脱構造であるレンズマウントの構造として、バヨネット式が多用されている。このバヨネット式は、カメラボディに交換レンズを当てがって回転させることにより交換レンズをカメラボディに装着し、逆向きに回転させて交換レンズをカメラボディから取り外す方式である。このため、カメラボディ側の接点と交換レンズ側の接点は、交換レンズ着脱時に擦れ合うことになる。
この擦れ合うことに対し耐久性のあるコンタクトピンの一種として、いわゆるポゴピンが知られている。このポゴピンは、先端部が半球形に閉じた円筒形状の第1の部品と、その第1の部品の中に収容されたコイルバネと、第1の部品の後端部から第1の部品内に入り込んでコイルバネを押し縮める第2の部品とを備えたコンタクトピンである。
このポゴピンを採用すると、相手接点に押されて縮み、相手接点と確実に接続される。
しかしながら、このポゴピンは、上記の第1の部品、第2の部品、およびコイルバネの3つの部品で構成されており、コスト高である。
このポゴピンを例えばカメラボディに採用し、交換レンズにはそのポゴピンと接触する平板形状の電気接点を採用する。カメラボディ側のポゴピンは交換レンズの装着時に交換レンズに押されて縮み、回転によりポゴピンと交換レンズ側の電気接点とが接触する。ポゴピンの先端部は半球形状を有するため交換レンズの回転に伴う擦れに対しても十分な耐久性を有している。
ただし、上述の通り、このポゴピンは、第1の部品、第2の部品、およびコイルバネの3つの部品で構成されており、コスト高である。
これに対し、上記の突起部を有するコンタクトピンは、ポゴピンと同様、着脱時に擦れ合う場所の接点として使用することができ、かつ、1枚の金属板、あるいはバネ部と接点部とのかしめ加工からなる、ポゴピンと比べコスト安のコンタクトピンである。
また、上記目的を達成する本発明のコンタクト組立体は、本発明のコンタクトピンと、バネ部の伸縮を案内する筒状内壁面を有し、その筒状内壁面に囲まれた空間内に、コンタクトピンを、接点部を突出させ抜止めされた状態に保持する保持部材とを備えたことを特徴とする。
本発明のコンタクト組立体は、本発明のコンタクトが、保持部材の、筒状内壁面に囲まれた空間内に保持されているため、コンタクトピンが複数のバネを有し立体形状を成していることと相俟って、コンタクトピンの姿勢が確実に制御される。
また上記目的を達成する本発明のカメラボディは、交換レンズが着脱自在に装着され装着された状態の交換レンズとの間で信号を送受信するカメラボディであって、
並列に配置され互いに同一の方向に伸縮自在な複数のバネ、複数のバネそれぞれの伸縮方向一端部が互いに独立に繋った、それら複数のバネに共通な第1の基部、および複数のバネそれぞれの伸縮方向他端部が互いに独立に繋った、それら複数のバネに共通な第2の基部を有し、金属板の打抜き加工および曲げ加工を経て形成され、打抜き加工後の金属板が伸縮方向に延びる中心線を取り巻く向きに曲げ加工されることにより立体形状を成すバネ部と、
交換レンズのコンタクトの接触を受けて交換レンズのコンタクトと電気的に導通する接点部とを備えたコンタクトピンと、
バネ部の伸縮を案内する筒状内壁面を有し、その筒状内壁面に囲まれた空間内に、コンタクトピンを、装着される交換レンズに向けて突起部を突出させ抜止めされた状態に保持する保持部材とを備えたことを特徴とする。
ここで、接点の構造は、カメラボディと交換レンズとで交替したものであってもよい。すなわちこの場合、交換レンズが本発明のコンタクトを備えたものとなる。
そこで、上記目的を達成する本発明の交換レンズは、カメラボディに着脱自在に装着され装着された状態のカメラボディとの間で信号を送受信する交換レンズであって、
並列に配置され互いに同一の方向に伸縮自在な複数のバネ、複数のバネそれぞれの伸縮方向一端部が互いに独立に繋った、それら複数のバネに共通な第1の基部、および複数のバネそれぞれの伸縮方向他端部が互いに独立に繋った、それら複数のバネに共通な第2の基部を有し、金属板の打抜き加工および曲げ加工を経て形成され、打抜き加工後の金属板が伸縮方向に延びる中心線を取り巻く向きに曲げ加工されることにより立体形状を成すバネ部と、
カメラボディのコンタクトの接触を受けてカメラボディのコンタクトと電気的に導通する接点部とを備えたコンタクトピンと、
バネ部の伸縮を案内する筒状内壁面を有し、その筒状内壁面に囲まれた空間内に、コンタクトピンを、装着を受けるカメラボディに向けて突起部を突出させ抜止めされた状態に保持する保持部材とを備えたことを特徴とする。
本発明のコンタクトピンおよび本発明のコンタクト組立体によれば、コストが抑えられていて、かつ伸縮時の姿勢が安定する。
また、本発明のカメラボディおよび本発明の交換レンズによれば、低コストのコンタクトピンを備えた分だけコストの低減が図られ、かつ擦れに強く、十分な耐久性が確保される。
本発明の第1実施形態としてのコンタクトピンの製造途中における、打抜き加工および絞り加工後、かつ折曲げ加工前の金属板を示した図である。 折曲げ加工後の第1実施形態のコンタクトピンの、正面図(A)、左側面図(B)、右側面図(C)、底面図(D)、および上面図(E)である。 折曲げ加工後の第1実施形態のコンタクトピンの斜視図である。 図1〜図3を参照して説明したコンタクトピンを備えた、本発明の一実施形態としてのコンタクト組立体の断面図である。 図4に示したコンタクト組立体のコンタクトピンと、相手接点との関係を示した図である。 本発明のコンタクトピンの、これまで説明してきた第1実施形態の第1変形例を示した図である。 本発明の第1実施形態のコンタクト組立体の第1変形例を示した図である。 本発明の第1実施形態の第2変形例のコンタクトピンを示した図である。 本発明の第1実施形態のコンタクト組立体の第2変形例を示した図である。 本発明の第2実施形態としてのコンタクトピンの製造途中における、打抜き加工および絞り加工後、かつ折曲げ加工前の金属板を示した図である。 折曲げ加工後の第2実施形態のコンタクトピンの、正面図(A)、左側面図(B)、右側面図(C)、底面図(D)、および上面図(E)である。 折曲げ加工後の第2実施形態のコンタクトピンの斜視図である。 本発明の第3実施形態としてのコンタクトピンの製造途中における、打抜き加工後、かつ折曲げ加工前の金属板を示した図である。 本発明の第3実施形態としてのコンタクトピンの折曲げ加工後のバネ部の、平面図(A)および側面図(B)である。 本発明の第3実施形態のコンタクトピンの接点部を示す図である。 本発明の第3実施形態のコンタクトピンを示した平面図(A)および側面図(B)である。 レンズ交換式カメラの一例を示す斜視図である。 交換レンズが取り外された状態のカメラボディの正面図である。 図18に示す円Rの部分の拡大図である。 交換レンズを、マウント側から見た斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態としてのコンタクトピンの製造途中における、打抜き加工および絞り加工後、かつ折曲げ加工前の金属板を示した図である。この図1において、図1(A)は平面図、図1(B)は、側面図、図1(C)は、図1(A)に示す矢印X−Xに沿う断面図である。
このコンタクトピンは、1枚の金属板の打抜き加工および絞り加工により図1に示す形状に加工され、さらに折曲げ加工によりコンタクトピンとして完成する。
ただし、ここでは、説明の便宜のため折曲げ加工前後を問わず、いずれの場合もコンタクトピンと称する。
図1(A)における破線は、その線に沿って折り曲げる予定の折曲線を示したものであって、この図1に示す折曲げ加工前の段階で何かの加工がなされているものではない。
このコンタクトピン10は、図1(A)に示すように打抜き加工され、それと同時に絞り加工により、先端部111が半球形状を成す接点部11が形成されている。
このコンタクトピン10は、上記の接点部11のほか、伸縮自在なバネ部12を有す。このバネ部12は、複数(本実施形態では2本)のバネ121と、第1の基部122と、第2の基部123を有する。複数のバネ121は、並列に配置され互いに同一の方向(図1の左右方向)に伸縮自在である。また、第1の基部122は、それら複数のバネ121に共通な基部であって、それら複数のバネ121それぞれの伸縮方向一端部が互いに独立にその第1の基部122に繋がっている。また、第2の基部123も第1の基部122と同様であり、複数のバネ121に共通な基部であって、それら複数のバネ121それぞれの伸縮方向他端部が互いに独立にその第2の基部123に繋がっている。上述の接点部11は、このバネ部12を成す金属板上であって、その金属板の、第1の基部122に繋がる領域に形成されている。
本実施形態のコンタクトピン10の第2の基部123には、回路基板あるいはフレキシブル基板(図示せず)に半田付けされる半田付け部123aが設けられている。
接点部11は、相手接点(図示せず)の接触を受けてその相手接点と電気的に導通する部分である。本実施形態では、具体的には、その接点部11の、半球形状に形成された先端部111が相手接点との接触の役割を担っている。
この図1に示すコンタクトピン10は、バネ部12の伸縮方向に延びる2本の折曲線141,142で折曲げ加工されて立体形状を成すコンタクトピンである。本実施形態のコンタクトピン10はさらに、接点部11の先端部111がバネ部12の伸縮方向外向きに突出するように、折曲線143でも折り曲げられる。本実施形態では、この折曲線143が第1の基部122と接点部11との境界線である。
図2は、折曲げ加工後の第1実施形態のコンタクトピンの、正面図(A)、左側面図(B)、右側面図(C)、底面図(D)、および上面図(E)である。
また、図3は、折曲げ加工後の第1実施形態のコンタクトピンの斜視図である。
上述の通り、打抜き加工および絞り加工により、図1に示す形状に形成された金属板が、折曲線141,142,143で折り曲げられて、図2,図3に示す形状のコンタクトピン10が完成する。
このコンタクトピン10は、第1の基部122と第2の基部123とをそれぞれが独立に繋ぐ2本のバネ121を有し、図1に示す打抜き加工後の金属板がそれらのバネ121の伸縮方向に延びる折曲線141,142で折曲げ加工されることにより、バネ部12が立体形状を成しており、バネ部12の伸縮時の姿勢が安定する。
また、このコンタクトピン10は、その接点部11が、絞り加工による、半球形状の先端部111を有し、その先端部111がバネ部12の伸縮方向外向きとなるように折曲線143で折り曲げられている。その先端部111が相手コンタクトとの接触を担うため、相手コンタクトとの擦れに対しても耐久性を有する。
さらにこのコンタクト10は、1枚の金属板の加工で形成されており、前述のポゴピンなどと比べコストの低減が図られる。
図4は、図1〜図3を参照して説明したコンタクトピンを備えた、本発明の一実施形態としてのコンタクト組立体の断面図である。
図4に示すように、このコンタクト組立体20は、図1〜図3を参照して説明したコンタクトピン10と保持部材30とを有する。この保持部材30は、基体31と蓋体32とを有する。基体31は、コンタクトピン10のバネ部12の伸縮を案内する筒状内壁面311を有する。コンタクトピン10は、基体31の、筒状内壁面311に囲まれた空間内に、接点部11の先端部111を穴312から突出させた状態に配置されている。この筒状内壁面311に囲まれた空間の、バネ部12の第2の基部123側の開口は蓋体32で塞がれている。ただし、第2の基部123に設けられている半田付け部123aは、蓋体32に設けられている穴321から下方に突出しており、蓋体32に沿うように配置されているフレキシブル回路基板33に半田40で半田付けされている。コンタクトピン10は、このようにして、保持部材30に抜け止めされた状態に保持されている。
図5は、図4に示したコンタクト組立体のコンタクトピンと、相手接点との関係を示した図である。
図5(A)は、コンタクトピンに相手部材が接触した直後の状態を示した図、図5(B)は、コンタクトピンと相手接点が接触した状態を示した図である。
相手部材50には表面が平面形状となった相手接点51が埋め込まれている。
この相手部材50は、コンタクト組立体20に、図5(A)に示すZ方向に近づいてきて、図5(A)に示すようにコンタクトピン10の接点部11の先端部111に接触する。この段階では、コンタクトピン10と相手接点51は未だに接触していない。
相手部材50は、図5(A)に示す状態からさらにZ方向に進み、コンタクトピン10のバネ部12を押し縮める。相手部材50は、その後接点部11の先端部111と摺動しながらX方向に進み、図5(B)に示すように、相手部材50に埋め込まれた相手接点51と接触する。このとき、このコンタクトピン10は、このコンタクトピン10自体が複数のバネ121を有しかつ立体形状を有することと、さらに保持部材20に案内されることで、姿勢を保ったまま縮んだ状態となる。
相手部材50を取り外すときは、相手部材50を、コンタクトピン10の先端部111と摺動させながら図5(B)に示す矢印X’方向に移動させ、さらに、Z’方向に移動させる。これにより、コンタクトピン10の先端部111が図5(A)に示す状態に突出し相手部材50をさらにZ’方向に移動させることにより相手部材50が取り外される。
図5に示す例の場合、相手部材50の着脱の際に摺動することになるが、ここに示すコンタクトピン10又はコンタクト組立体20は、コンタクトピン10の、相手部材50に直接に接触して摺動する先端部111の先端が半球状となっているため、摺動に対する耐久性が高い。
ただし、相手部材50がこの図5に示すように接触してから摺動する構造ではなく、コンタクトピン10に相手接点51が直接に対面し、図5(A)に示すZ方向への移動だけで相手接点51が図5(B)に示すように接触し、図5(B)に示すZ’方向への移動だけで取り外せる構造であってもよい。この場合、摺動に対する耐久性は問題とならず、半球状の突起部を設けることは不要であり、打抜き加工により形成された金属板の切断面が相手コンタクトと直接に接触する形状のコンタクトあるいはその形状のコンタクトを備えたコンタクト組立体であてもよい。
図6は、本発明のコンタクトピンの、これまで説明してきた第1実施形態の第1変形例を示した図である。
この図6は、これまで説明してきたコンタクトピン10についての、図2に相当する図である。ここでは、図2等に示すコンタクトピン10との共通点については、図2等に付した符号と同一の符号を付して示し、相違点についてのみ説明する。
図6に示すコンタクトピン10Aには、第2の基部123に、図2に示すコンタクトピン10における半田付け部123aに代わり、かしめ部123bが形成されている。このかしめ部123bは、突出した部分の形状は異なるが、接点部11の先端部111と同様にして、絞り加工および折曲げ加工により形成されたものである。この図6のかしめ部123bは、かしめ加工前の形状を示したものであるが、説明の簡易のため、かしめ加工前後を問わず、この部分をかしめ部123bと称する。
図7は、本発明の第1実施形態のコンタクト組立体の第1変形例を示した図である。ここでも、図4,図5に示すコンタクト組立体20との共通点については、それらの図に付した符号と同一の符号を付し、相違点のみの説明にとどめる。
このコンタクト組立体20Aには、図6に示すコンタクトピン10Aが使われている。このコンタクト組立体20Aでは、図4,図5に示すコンタクト組立体20とは異なり、フレキシブル基板33は、保持部材30の基体31と蓋体32とに挟まれた位置に配置されている。コンタクトピン10Aのかしめ部123bは、かしめ加工によりフレキシブル基板33に固定されて、そのフレキシブル基板33と電気的に接続されている。
このように、コンタクトピンの基部13の、回路基板ないしはフレキシブル基板との接続形態は半田付けに限られず、この図7に示すようにかしめ加工によるものであってもよい。
図8は、本発明の第1実施形態の第2変形例のコンタクトピンを示した図である。
この図8は、これまで説明してきたコンタクトピン10,10Aについての、図2,図6に相当する図である。ここでも、図2等に示すコンタクトピン10との共通点については図2等に付した符号と同一の符号を付して示し、相違点についてのみ説明する。
図8に示すコンタクトピン10Bには、接点部11と同じ形状を持つ第2の基部123を有する。すなわち、この第2の基部123にもバネ部121の伸縮方向外向きに突出した先端部123cが形成されている。つまり、このコンタクトピン10Bの第2の基部123は、接点部11と同様に、絞り加工および折曲げ加工を経て形成されたものである。
図9は、本発明の第1実施形態のコンタクト組立体の第2変形例を示した図である。ここでも、図4,図5に示すコンタクト組立体20との共通点についてはそれらの図に付した符号と同一の符号を付して示し、相違点のみ説明する。
このコンタクト組立体20Bでは、コンタクトピン10Bが、第2の基部123の先端部123cと接点部11の先端部111との双方が保持部材30から突出した状態に、保持部材30に保持されている。このコンタクト組立体20Bは、2枚の相手部材55,56に挟まれた位置にある。2枚の相手部材55,56それぞれの、コンタクト組立体20Bを向いた側の面には、相手接点を含むプリント配線551,561が形成されている。
これら2枚の相手部材55,56のうちの1枚の相手部材55が図9(A)に示す矢印Z方向に移動するとコンタクト組立体20Bもそれに押されて矢印Z方向に移動し、図9(A)に示すように2つの先端部111,123cがそれぞれ各相手部材55,56のプリント配線551,561に接した状態となる。
この図9(A)に示す状態ではまだ不安定であり、相手部材55がさらにZ方向に移動する。すると、コンタクトピン10Bのバネ部12が縮み、2つの先端部111,123cがそれぞれ各相手部材55,56のプリント配線551,561に弾性的に強く接した状態となる。これにより、2枚の相手部材55,56どうしがコンタクトピン10Bを介して相互に確実に導通した状態となる。
2枚の相手部材55,56どうしの導通を断つときは、一方の相手部材55を図9(B)に示す矢印Z’方向に移動させる。すると、図9(A)の状態を経て接点部11の先端部111と相手部材55が離れ、2枚の相手部材55,56が非導通となる。
尚、ここでは、このコンタクト組立体20Bが2枚の相手部材55,56に挟まれている例を示したが、一方の相手部材56に相当する部材がこのコンタクト組立体20Bの保持部材30に一体的に固定されている構成であってもよい。
図10は、本発明の第2実施形態としてのコンタクトピンの製造途中における、打抜き加工および絞り加工後、かつ折曲げ加工前の金属板を示した図である。この図10において、図10(A)は平面図、図10(B)は、側面図、図10(C)は、図10(A)に示す矢印Y−Yに沿う断面図である。
このコンタクトピンは、1枚の金属板の打抜き加工および絞り加工により図10に示す形状に加工され、さらに折曲げ加工によりコンタクトピンとして完成する。
ただし、説明の便宜のため、ここでも、折曲げ加工前後を問わずコンタクトピンと称する。
図1の場合と同様、図10(A)における破線は、その線に沿って折り曲げる予定の折曲線を示したものであって、この図10に示す折曲げ加工前の段階で何かの加工がなされているものではない。
このコンタクトピン60は、図10(A)に示す形状に打抜き加工され、それと同時に絞り加工により、先端部611が半球形状を成す接点部61が形成されている。
このコンタクトピン60には、これも前述の第1実施形態の場合と同様、上記の接点部61のほか、バネ部62が形成されている。このバネ部62は、複数(本実施形態でも2本)のバネ621と、第1の基部622と、第2の基部623を有する。複数のバネ621は、並列に配置され互いに同一の方向(図10の左右方向)に伸縮自在である。また、第1の基部622は、それら複数のバネ621に共通な基部であって、それら複数のバネ621それぞれの伸縮方向一端部が互いに独立にその第1の基部622に繋がっている。また、第2の基部623も第1の基部622と同様であり、複数のバネ621に共通な基部であって、それら複数のバネ621それぞれの伸縮方向他端部が互いに独立にその第2の基部623に繋がっている。上述の接点部61は、このバネ部62を成す金属板上であって、その金属板の第1の基部622に繋がる領域に形成されている。
本実施形態のコンタクトピン60の第2の基部623には、回路基板あるいはフレキシブル基板(図示せず)に半田付けされる半田付け部623aが設けられている。
接点部61は、相手接点(図示せず)の接触を受けてその相手接点と電気的に導通する部分である。本実施形態では、具体的には、その接点部61の、半球形状に形成された先端部611が相手接点との接触の役割を担っている。
この図10に示すコンタクトピン60は、バネ部62の伸縮方向に延びる2本の折曲線641,642で折曲げ加工されて立体形状を成すコンタクトピンである。ここで、これらの折曲線641,642は、図1に示す第1実施形態の場合と異なり、バネ部62を構成する2本のバネ621をそれぞれ横切っている。本実施形態のコンタクトピン60はさらに、先端部611がバネ部62の伸縮方向外向きに突出するように、折曲線643でも折り曲げられる。
図11は、折曲げ加工後の第2実施形態のコンタクトピンの、正面図(A)、左側面図(B)、右側面図(C)、底面図(D)、および上面図(E)である。
また、図12は、折曲げ加工後の第2実施形態のコンタクトピンの斜視図である。
上述の通り、打抜き加工および絞り加工により図10に示す形状に形成された金属板が、折曲線641,642,643で折り曲げられて、図11,図12に示す形状のコンタクトピン60が完成する。
このコンタクトピン60は、それぞれが独立に第1の基部622と第2の基部623とを繋ぐ2本のバネ621を有し、図10に示す打抜き加工後の金属板がそれらにバネ621の伸縮方向に延びてそれらのバネ621をそれぞれ横切る折曲線641,642で折曲げ加工されることにより立体形状を成しており、バネ部62の伸縮時の姿勢が安定する。
また、このコンタクトピン60は、その接点部61が、絞り加工による、半球形状の先端部611を有し、その先端部611がバネ部62の伸縮方向外向きとなるように折曲線643で折り曲げられていて、その先端部611が相手コンタクトとの接触を担う構造であるため、相手コンタクトとの擦れに対しても耐久性を有する。
さらにこのコンタクト60は、1枚の金属板の加工で形成されており、前述のポゴピンなどと比べコストの低減が図られる。
ここで、この第2実施形態のコンタクト60は、バネ621を横切る折曲線641,642で折り曲げられている。このため、この第2実施形態のコンタクトピン60は、前述の第1実施形態のコンタクトピン10(例えば図3参照)と比べ、同一の長さ、同一のバネ力の場合、小さな径のコンタクトピンとすることができ、第1実施形態のコンタクトピン10と比べ高密度配置や狭い場所への配置が可能である。
図13は、本発明の第3実施形態としてのコンタクトピンの製造途中における、打抜き加工後、かつ折曲げ加工前の金属板を示した図である。この図13において、図13(A)は平面図、図13(B)は側面図である。
1枚の金属板の打抜き加工により図13に示す形状に加工され、さらに折曲げ加工により、コンタクトピンのバネ部が形成される。このバネ部に別途作製された接点部(後述する)がかしめ加工により固定されて、第3実施形態としてのコンタクトピンが完成する。
ここでも説明の便宜のため、このコンタクトピンの各部の名称として、折曲げ加工前後を問わず同じ名称を用いて説明する。
図1,図10の場合と同様、図13(A)における破線は、その線に沿って折り曲げる予定の折曲線を示したものであって、この図13に示す折曲げ加工前の段階で何らかの加工がなされているものではない。
このバネ部72は、伸縮自在な複数(本実施形態でも2本)のバネ721と、第1の基部722と、第2の基部723を有する。複数(2本)のバネ721は、並列に配置され互いに同一の方向(図13の左右方向)に伸縮自在である。また、第1の基部722は、それら複数のバネ721に共通な基部であって、それら複数のバネ721それぞれの伸縮方向一端部が互いに独立にその第1の基部722に繋がっている。第2の基部723も第1の基部722と同様であり、複数のバネ721に共通な基部であって、それら複数のバネ721それぞれの伸縮方向他端部が互いに独立にその第2の基部723に繋がっている。
ここで、第1の基部722は、後述する接点部71(図15参照)をかしめ加工によりバネ部72に繋げるためのかしめ領域722aを有し、そのかしめ領域722aの中央にはかしめ用の穴722bが形成されている。
また、第2の基部723には、図1,図10に示す各実施形態と同様、回路基板あるいはフレキシブル基板(図示せず)に半田付けされる半田付け部723aが設けられている。この図13に示すバネ部72は、その伸縮方向に延びて2本の折曲げ線741,742で折曲げ加工されて立体形状を成す。本実施形態のバネ部72はさらに、第1の基部722のかしめ領域722aに形成された穴722bが伸縮方向外向きとなるように、折曲線743でも折り曲げられる。
図14は、折曲げ加工後のバネ部の、平面図(A)および側面図(B)である。
上述の通り、打抜き加工により図13に示す形状に形成された金属板が、折曲線741,742,743で折り曲げられて、図14に示す形状のバネ部が形成される。
図15は、本発明の第3実施形態のコンタクトピンの接点部を示す図である。
この接点部71は、金属ブロックからの切削加工で形成される。
この接点部71の先端部711は半球形状に形成されており、また、後端には、突出した形状のかしめ部712が形成されている。
この図15のかしめ部712は、かしめ加工前の形状を示したものであるが、説明の簡単のため、かしめ加工前後を問わず、この部分をかしめ部712と称する。
この図15のかしめ部712は、図14に示すバネ部72の、かしめ用の穴722b差し込まれてかしめ加工される。
図16は、本発明の第3実施形態のコンタクトピンを示した平面図(A)および側面図(B)である。
図15に示す接点部71のかしめ部712が図14に示すバネ部72の穴722bに差し込まれてかしめ加工され、これにより、この図16に示すコンタクトピン10Cが完成する。
このように、接点部71を、バネ部72とは別途に作製してかしめ加工によりバネ部72に固定すると、長さが異なる複数種類のコンタクトピンを必要とする場合であっても、その長さに応じた接点部71を作製すればよく、バネ部72を作製するための金型は共通に使うことができる。
これに対し上述の第1実施形態や第2実施形態のコンタクトピンの場合、接点部もバネ部と一体に作製されるため、長さの異なる複数種類のコンタクトピンを必要とする場合は、各種類ごとに金型を作製する必要がある。
したがって、長さの異なる複数種類のコンタクトピンを必要とする場合、その製造個数等によっては、接点部をバネ部とは別に作製する第3実施形態のコンタクトピンの方が、むしろコストダウンに繋がる可能性がある。
次に、これまで説明してきたコンタクトピン又はコンタクト組立体が組み込まれたカメラについて説明する。
図17は、レンズ交換式カメラの一例を示す斜視図である。
このカメラ80は、カメラボディ90と、そのカメラボディ90に着脱自在な交換レンズ100とで構成されている。
図18は、交換レンズが取り外された状態のカメラボディの正面図である。
このカメラボディ90はバヨネット式のマウント部91を有し、その内部にCCD方式の受像部92が配置されている。
図19は、図18に示す円Rの部分の拡大図である。
このカメラボディ90のマウント部91には、装着された交換レンズ100の接点と接触してカメラボディ90と交換レンズ100との間の電気的な接続を担う複数の接点93が設けられている。このカメラボディ90の複数の接点93には、それぞれが図4,図5に示すコンタクト組立体20の構造を持つ接点である。したがって、このカメラボディ90が本発明のカメラボディの一例に相当する。
図20は、交換レンズを、マウント側から見た斜視図である。
この交換レンズ100には、カメラボデイ90のマウント部91に装着されるバヨネット式のマウント部101が設けられており、このマウント部101にはカメラボディ90の接点93に接続される複数の接点102が設けられている。
この交換レンズ100の複数の接点102は、図5に示す相手部材50の接点51と同様に、樹脂モールドに埋め込まれ表面が平面形状に形成された接点である。
図18に示すカメラボディ90と図20に示す交換レンズ100とからなるカメラ80(図17参照)は、バヨネット式マウント構造を有すため、図5の説明と同様、カメラボディ90の接点93は、交換レンズ100の装着時に交換レンズ100のマウント部101に押され、その後のカメラボディ90の接点93と摺動しながらの回転により交換レンズ100の接点102と接触し、交換レンズ100はその状態でカメラボディ90に固定される。ここでは、カメラボディ90の接点93は、図4,図5に示す構造のものであり、前述の通り、半球状の突起部を持ち、摺動に強く耐久性に優れている。また、この接点93は、1枚の金属板で構成されており、安価である。さらに、この接点93は、複数のバネを有し立体形状をなすように折曲げ加工されていることと、カメラボディ90が図5に示す保持部材30に相当する構造を有することにより、安定的に伸縮する。
尚、ここでは、カメラボディ90が、図4,図5に示す構造のコンタクトピン又はコンタクト組立体を有し、交換レンズ100が平面形状の接点を有する旨、説明したが、この関係は逆であってもよい。すなわち、交換レンズ100が図4,図5に示す構造のコンタクトピン又はコンタクト組立体を有し、カメラボディ90が平面形状の接点を有するものであってもよい。この場合の交換レンズが本発明の交換レンズの一例に相当する。
尚、ここでは、バネ部に2本のバネを有するコンタクトピンについて説明したが、バネ部は、3本以上のバネを有するバネ部であってもよい。
また、ここでは、バネ部の伸縮方向に延びる折曲線に沿う折曲げ加工によりコンタクトピンを形成する旨、説明したが、必ずしも折曲線を有するものでなくてもよい。例えば、図1に示す折曲線141,142で折り曲げるのではなく、それらの折曲線141,142と同一方向に延びる中心線を取り巻く円筒形状を成すように曲げ加工を施してもよい。
尚、折曲線141,142での折曲げ加工もこの中心線を取り巻く向きへの曲げ加工の一例である。
10,10A,10B,60 コンタクトピン
11,61,71,611 接点部
12,62 バネ部
13 コンタクトピンの基部
20,20A,20B コンタクト組立体
30 保持部材
31 基体
32 蓋体
33 回路基板、フレキシブル基板
40 半田
50,55,56 相手部材
51 相手接点
80 カメラ
90 カメラボディ
91,101 マウント部
92 受像部
93,102 接点
100 交換レンズ
111,123c,611,711 先端部
121,621,721 バネ
122,622,722 第1の基部
123,623,723 第2の基部
123a,723a 半田付け部
123b,712 かしめ部
141,142,143,641,642,643,741,742,743 折曲線
311 筒状内壁面
312,321,722b 穴
551,561 プリント配線
722a かしめ領域

Claims (6)

  1. 並列に配置され互いに同一の方向に伸縮自在な複数のバネ、前記複数のバネそれぞれの伸縮方向一端部が互いに独立に繋った、該複数のバネに共通な第1の基部、および前記複数のバネそれぞれの伸縮方向他端部が互いに独立に繋った、該複数のバネに共通な第2の基部を有し、金属板の打抜き加工および曲げ加工を経て形成され、打抜き加工後の金属板が前記伸縮方向に延びる中心線を取り巻く向きに曲げ加工されることにより立体形状を成すバネ部と、
    相手コンタクトの接触を受けて該相手コンタクトと電気的に導通する接点部とを備えたことを特徴とするコンタクトピン。
  2. 前記接点部が、前記金属板の、前記第1の基部に繋がる領域に対する絞り加工により該金属板上に形成され、曲げ加工により前記伸縮方向外向きに突出して先端部が半球形状を成すものであることを特徴とする請求項1記載のコンタクトピン。
  3. 前記接点部が、前記伸縮方向外向きに突出して先端部が半球形状を成し、かしめ加工により前記第1の基部に固定されたものであることを特徴とする請求項1記載のコンタクトピン。
  4. 請求項1から3のうちいずれか1項記載のコンタクトピンと、
    前記バネ部の伸縮を案内する筒状内壁面を有し、該筒状内壁面に囲まれた空間内に、前記コンタクトピンを、前記接点部を突出させ抜止めされた状態に保持する保持部材とを備えたことを特徴とするコンタクト組立体。
  5. 交換レンズが着脱自在に装着され装着された状態の交換レンズとの間で信号を送受信するカメラボディであって、
    並列に配置され互いに同一の方向に伸縮自在な複数のバネ、前記複数のバネそれぞれの伸縮方向一端部が互いに独立に繋った、該複数のバネに共通な第1の基部、および前記複数のバネそれぞれの伸縮方向他端部が互いに独立に繋った、該複数のバネに共通な第2の基部を有し、金属板の打抜き加工および曲げ加工を経て形成され、打抜き加工後の金属板が前記伸縮方向に延びる中心線を取り巻く向きに曲げ加工されることにより立体形状を成すバネ部と、
    前記交換レンズのコンタクトの接触を受けて該交換レンズのコンタクトと電気的に導通する接点部とを備えたコンタクトピンと、
    前記バネ部の伸縮を案内する筒状内壁面を有し、該筒状内壁面に囲まれた空間内に、前記コンタクトピンを、装着される前記交換レンズに向けて前記突起部を突出させ抜止めされた状態に保持する保持部材とを備えたことを特徴とするカメラボディ。
  6. カメラボディに着脱自在に装着され装着された状態のカメラボディとの間で信号を送受信する交換レンズであって、
    並列に配置され互いに同一の方向に伸縮自在な複数のバネ、前記複数のバネそれぞれの伸縮方向一端部が互いに独立に繋った、該複数のバネに共通な第1の基部、および前記複数のバネそれぞれの伸縮方向他端部が互いに独立に繋った、該複数のバネに共通な第2の基部を有し、金属板の打抜き加工および曲げ加工を経て形成され、打抜き加工後の金属板が前記伸縮方向に延びる中心線を取り巻く向きに曲げ加工されることにより立体形状を成すバネ部と、
    前記カメラボディのコンタクトの接触を受けて該カメラボディのコンタクトと電気的に導通する接点部とを備えたコンタクトピンと、
    前記バネ部の伸縮を案内する筒状内壁面を有し、該筒状内壁面に囲まれた空間内に、前記コンタクトピンを、装着を受ける前記カメラボディに向けて前記突起部を突出させ抜止めされた状態に保持する保持部材とを備えたことを特徴とする交換レンズ。
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