JP2010192323A - 二次電池、及び二次電池の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】性能を長期間維持できる二次電池1を提供する。
【解決手段】二次電池1は、ケース2の内側に、表面が所定面と略平行になるように配置された複数の電極板10と、電極板10それぞれの一端に設けられた導電性のタブ11と、ケース2に支持され、複数のタブ11の少なくとも一つと電気的に接続される支持面13を有する電極端子12とを備えている。電極端子12の支持面13は、ケース2の内側において、所定面と略平行に配置される。
【選択図】図2
【解決手段】二次電池1は、ケース2の内側に、表面が所定面と略平行になるように配置された複数の電極板10と、電極板10それぞれの一端に設けられた導電性のタブ11と、ケース2に支持され、複数のタブ11の少なくとも一つと電気的に接続される支持面13を有する電極端子12とを備えている。電極端子12の支持面13は、ケース2の内側において、所定面と略平行に配置される。
【選択図】図2
Description
本発明は、二次電池、及び二次電池の製造方法に関する。
二次電池は、ケースの内側に配置された複数の電極板と、その電極板の一端から延びるタブ(リード)に接続される電極端子とを有し、その電極端子から電力を出力する。下記特許文献には、二次電池に関する技術の一例が開示されている。
二次電池において、タブの劣化(例えば、振動などによる繰返し応力による破断)が進行し易いと、二次電池の性能を長期間維持することが困難となる可能性がある。例えば、タブが破断し易い場合、電力を長期間良好に出力することが困難となる。
本発明は、性能を長期間維持できる二次電池、及び二次電池の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に従えば、ケースの内側に、表面が所定面と略平行になるように配置された複数の電極板と、電極板それぞれの一端に設けられた導電性のタブと、ケースに支持され、複数のタブの少なくとも一つと電気的に接続される支持面を有する電極端子と、を備え、その電極端子の支持面は、ケースの内側において、所定面と略平行に配置される二次電池が提供される。
本発明の第1の態様によれば、ケースの内側に、表面が所定面と略平行になるように複数の電極板を配置する場合において、それら電極板それぞれの一端に設けられた導電性のタブに接続される電極端子の支持面を、所定面と略平行に配置するようにしたので、その支持面に接続されるタブに大きな負荷がかかることを抑制することができる。そのため、タブの劣化の進行を抑制することができる。したがって、二次電池の性能を長期間維持することができる。
本発明の第1の態様において、タブは、少なくとも一部が電極板の一端から支持面に近付く所定面の第1方向に延びるように、且つ、90度以上曲がらないように配置されることが望ましい。これにより、タブが破断したり、損傷したりすることを抑制することができる。そのため、タブの劣化の進行を抑制することができる。したがって、二次電池の性能を長期間維持することができる。
本発明の第1の態様において、複数のタブの先端は、電極端子の支持面と対向する位置において一体であり、一体のタブの少なくとも一部と電極端子の支持面とが接続される構成を採用できる。タブの先端においてタブを一体化することによって、その先端の強度を向上することができる。そして、その強度が向上されたタブの先端と支持面とを接続することによって、その接続部分の劣化の進行を抑制することができる。したがって、二次電池の性能を長期間維持することができる。
本発明の第1の態様において、超音波溶接によって、タブと支持面とが接続される構成を採用できる。超音波溶接を用いることによって、溶接された部分の強度を向上することができる。そのため、その溶接部分の劣化の進行を抑制することができる。したがって、二次電池の性能を長期間維持することができる。
本発明の第1の態様において、電極端子の支持面は、第1方向を向く第1支持面と、第1方向と逆の第2方向を向く第2支持面とを含み、タブは、第1支持面と第2支持面とのそれぞれに接続される構成を採用できる。こうすることによっても、第1,第2支持面に接続されるタブに大きな負荷がかかることを抑制することができる。そのため、タブの劣化の進行を抑制することができる。したがって、二次電池の性能を長期間維持することができる。
本発明の第1の態様において、電極端子の支持面は、電極端子に形成された凹部の内側に配置される第1支持面と、その凹部の内側において第1支持面と対向する第2支持面とを含み、タブは、第1支持面と第2支持面とのそれぞれに接続される構成を採用できる。第1支持面及び第2支持面の両方にタブを接続することによって、その接続部分の安定性が増し、劣化の進行を抑制することができる。したがって、二次電池の性能を長期間維持することができる。
本発明の第1の態様において、電極端子は、第1支持面を有する第1部分と、第2支持面を有する第2部分とを有し、タブは、第1部分と第2部分とで挟まれて、第1支持面及び第2支持面に接続される構成を採用することができる。電極端子の第1部分と第2部分とでタブを挟むように保持することによって、その接続部分の安定性が増し、劣化の進行を抑制することができる。したがって、二次電池の性能を長期間維持することができる。
本発明の第1の態様において、電極端子は、ケースに支持された第1電極端子と、第1電極端子とは別の部材であり、少なくとも一部が接触するように第1電極端子に支持される第2電極端子とを含み、支持面は、前記第2電極端子に配置される構成を採用することができる。電極端子を複数の部材によって構成し、複数の電極端子のうち、第1電極端子をケースで支持し、第1電極端子とは別の第2電極端子を第1電極端子に接続し、その第2電極端子に配置された支持面にタブを接続することによっても、支持面に接続されるタブに大きな負荷がかかることを抑制することができる。そのため、タブの劣化の進行を抑制することができる。したがって、二次電池の性能を長期間維持することができる。
本発明の第2の態様に従えば、ケースの内側に、表面が所定面と略平行になるように複数の電極板を配置する動作と、支持面を有する電極端子を、その支持面がケースの内側で所定面と略平行に配置されるように、ケースで電極端子を支持する動作と、電極板それぞれの一端に設けられた導電性のタブが90度以上曲がらないように、それら複数のタブの先端を一体にして、その一体のタブの少なくとも一部と支持面とを接続する動作と、を含む二次電池の製造方法が提供される。
本発明の第2の態様によれば、ケースの内側に、表面が所定面と略平行になるように複数の電極板を配置して、それら電極板それぞれの一端に設けられた導電性のタブに接続される電極端子の支持面を、所定面と略平行に配置し、その支持面とタブの先端とを接続することによって、その支持面に接続されるタブに大きな負荷がかかることを抑制することができる。また、タブを90度以上曲がらないように配置することにより、タブに大きな負荷がかかることをより一層抑制することができる。また、タブの先端を一体化し、その一体化されたタブの先端と支持面とを接続することによって、その接続部分の劣化の進行を抑制することができる。したがって、二次電池の性能を長期間維持することができる。
本発明の第2の態様において、タブと電極端子の支持面とを、超音波溶接によって接続する構成を採用できる。超音波溶接を用いることによって、溶接された部分の強度を向上することができる。そのため、その溶接部分の劣化の進行を抑制することができる。したがって、二次電池の性能を長期間維持することができる。
本発明の第2の態様において、電極端子は、ケースの内側に凹部を有し、電極端子の支持面は、凹部の内側に配置される第1支持面と、凹部の内側において第1支持面と対向する第2支持面とを含み、タブを、第1支持面と第2支持面とのそれぞれに接続する構成を採用できる。第1支持面及び第2支持面の両方にタブを接続することによって、その接続部分の安定性が増し、劣化の進行を抑制することができる。したがって、二次電池の性能を長期間維持することができる。
本発明の第2の態様において、第1支持面と第2支持面との間にタブの先端を配置する動作と、第1支持面を有する電極端子の第1部分と、第2支持面を有する電極端子の第2部分との少なくとも一方に力を加えて、第1支持面と第2支持面とでタブを挟む動作と、を含む構成を採用できる。電極端子の第1部分と第2部分とでタブを挟むように保持することによって、その接続部分の安定性が増し、劣化の進行を抑制することができる。したがって、二次電池の性能を長期間維持することができる。
本発明によれば、二次電池の性能を長期間維持できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部の位置関係について説明する。水平面内の所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれと直交する方向(鉛直方向、上下方向)をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸及びZ軸まわりの回転(傾斜)方向をそれぞれ、θX、θY及びθZ方向とする。
<第1実施形態>
第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係る二次電池1の外観を示す斜視図であり、一部を破断した図である。図2は、二次電池1の断面図である。
第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係る二次電池1の外観を示す斜視図であり、一部を破断した図である。図2は、二次電池1の断面図である。
図1及び図2において、二次電池1は、ケース2と、ケース2の内側に配置された複数の正極板3と、ケース2の内側に配置された複数の負極板4と、正極板3それぞれの上端に設けられた導電性の正極用タブ5と、負極板4それぞれの上端に設けられた導電性の負極用タブ6と、ケース2に支持された正極端子7と、ケース2に支持された負極端子8と、正極板3と負極板4との間に配置されるセパレータ9とを備えている。
正極板3及び負極板4は、プレート状の部材である。正極板3は、その正極板3の表面がYZ平面と略平行になるように、ケース2の内側に配置されている。負極板4は、その負極板4の表面がYZ平面と略平行になるように、ケース2の内側に配置されている。正極板3は、X軸方向に複数配置されている。負極板4は、X軸方向に複数配置されている。正極板3と負極板4とは、X軸方向に交互に配置されている。
正極用タブ5は、導電性である。正極用タブ5は、正極板3それぞれの上端に設けられている。正極用タブ5の幅(Y軸方向のサイズ)は、正極板3の幅(Y軸方向のサイズ)より小さい。正極用タブ5は、正極板3の上端の、+Y方向の端に接続されている。
負極用タブ6は、導電性である。負極用タブ6は、負極板4それぞれの上端に設けられている。負極用タブ6の幅(Y軸方向のサイズ)は、負極板4の幅(Y軸方向のサイズ)より小さい。負極用タブ6は、負極板4の上端の、−Y方向の端に接続されている。
ケース2は、上板2Tを有する。正極端子7及び負極端子8は、上板2Tに支持されている。正極端子7の上端は、ケース2の外側に配置されている。正極端子7の下端は、ケース2の内側に配置されている。負極端子8の上端は、ケース2の外側に配置されている。負極端子8の下端は、ケース2の内側に配置されている。正極端子7と負極端子8とは、Y軸方向に配置されている。正極端子7は、負極端子8の+Y方向に配置されている。
セパレータ9は、合成樹脂製である。本実施形態において、セパレータ9は、負極板4を囲むように配置されている。
以下の説明において、正極板3及び負極板4を総称して適宜、電極板10、と称し、正極用タブ5及び負極用タブ6を総称して適宜、タブ11、と称し、正極端子7及び負極端子8を総称して適宜、電極端子12、と称する。
電極端子12は、複数のタブ11の少なくとも一つと電気的に接続される支持面13を有する。支持面13は、電極端子12の下端を含む下部分に配置されている。支持面13を含む電極端子12の下部分は、ケース2の内側に配置されている。支持面13は、ケース2の内側において、YZ平面と略平行に配置されている。
図2に示すように、タブ11は、電極板10の上端から、電極端子12の支持面13に近付くように延びている。タブ11の少なくとも一部は、Z軸方向に延びるように配置されている。タブ11は、電極板10の上端と、電極端子12の支持面13とを結ぶように配置される。タブ11は、電極板10の上端と、電極端子12の支持面13との間において、90度以上曲がらないように配置される。すなわち、本実施形態において、タブ11の曲げ角度θは、90度未満である。本実施形態において、曲げ角度θは、電極板10の表面と平行なYZ平面と、タブ11の表面とがなす角度である。
複数のタブ11の上端(先端)は、電極端子12の支持面13と対向する位置において一体である。図2に示すように、支持面13は、−X方向を向いている。複数のタブ11の上端は、支持面13の−X側で一体化されている。その一体化されたタブ11の上端の一部と電極端子12の支持面13とが接続されている。
本実施形態においては、タブ11の上端と電極端子12の支持面13とは、超音波溶接によって接続されている。
なお、図2には、負極板4に設けられた負極用タブ6及びその負極用タブ6に接続される負極端子8が示されているが、正極板3に設けられた正極用タブ5及びその正極用タブ5に接続される正極端子7も同様の構造である。
次に、図3に示す模式図を参照して、本実施形態に係る二次電池1の製造方法の一例について説明する。
ケース2の内側に、表面がYZ面と略平行になるように、複数の電極板10が配置される。また、支持面13がケース2の内側でYZ面と略平行に配置されるように、ケース2の上板2Tに電極端子12が支持される。
そして、複数のタブ11の上端が一体化され、その一体化されたタブ11の少なくとも一部と電極端子12の支持面13とが接続される。図3の模式図に示すように、本実施形態においては、超音波溶接機14を用いて、一体化されたタブ11の上端と、電極端子12の支持面13とが超音波溶接により接続される。また、タブ11と支持面13とを接続する際、タブ11が90度以上曲がらないように、タブ11と支持面13とが接続される。以上により、二次電池1の製造工程のうち、タブ11と支持面13とを接続する工程が終了する。
なお、電極端子12の支持面13とタブ11とを接続した後、その電極端子12をケース2の上板2Tで支持してもよい。製造の手順の順番は、任意である。
以上説明したように、本実施形態によれば、ケース2の内側に、表面がYZ平面と略平行になるように複数の電極板10を配置する場合において、それら電極板10それぞれの上端に設けられた導電性のタブ11に接続される電極端子12の支持面13を、YZ平面と略平行に配置するようにしたので、その支持面13に接続されるタブ11に大きな負荷がかかることを抑制することができる。そのため、タブ11の劣化の進行を抑制することができる。したがって、二次電池1の性能を長期間維持することができる。
また、本実施形態においては、タブ11は、少なくとも一部が電極板10の上端から支持面13に近付くZ軸方向(+Z方向)に延びるように、且つ、90度以上曲がらないように配置されているので、タブ11が破断したり、損傷したりすることを抑制ができる。そのため、タブ11の劣化の進行を抑制することができる。
また、複数のタブ11の先端は、電極端子12の支持面13と対向する位置において一体であり、一体のタブ11の少なくとも一部と電極端子12の支持面13とが接続されるので、その先端の強度を向上することができる。そして、その強度が向上されたタブ11の先端と支持面13とを接続することによって、その接続部分の劣化の進行を抑制することができる。
また、超音波溶接によって、タブ11と支持面13とが接続されるので、溶接された部分の強度を向上することができる。そのため、その溶接部分の劣化の進行を抑制することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
次に、第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図4は、第2実施形態に係る二次電池1Bの一例を示す図である。図4に示すように、本実施形態に係る二次電池1Bは、電極端子12Bを有する。電極端子12Bは、支持面13を有する。本実施形態において、支持面13は、−X方向を向く第1支持面13Aと、−X方向と逆の+X方向を向く第2支持面13Bとを含む。第1支持面13A及び第2支持面13Bのそれぞれは、YZ平面と略平行である。タブ11は、第1支持面13Aと第2支持面13Bとのそれぞれに接続される。
本実施形態においても、超音波溶接機14を用いて、一体化されたタブ11の上端と、電極端子12Bの第1,第2支持面13A,13Bとが超音波溶接により接続される。
以上説明したように、本実施形態においても、第1,第2支持面13A,13Bに接続されるタブ11に大きな負荷がかかることを抑制することができる。そのため、タブ11の劣化の進行を抑制することができる。したがって、二次電池1Bの性能を長期間維持することができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
次に、第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図5は、第3実施形態に係る二次電池1Cの一例を示す図である。図5(A)に示すように、本実施形態に係る二次電池1Cは、凹部15を有する電極端子12Cを有する。電極端子12Cは、凹部15の一方側(−X側)の第1部分16と、他方側(+X側)の第2部分17と有する。
電極端子12Cは、凹部15の内側に、タブ11に接続される支持面13を有する。本実施形態において、支持面13は、電極端子12Cに形成された凹部15の内側に配置される第1支持面13Cと、凹部15の内側において第1支持面13Cと対向する第2支持面13Dとを含む。第1支持面13C及び第2支持面13Dのそれぞれは、YZ平面と略平行である。第1支持面13Cは、第1部分16に配置されている。第2支持面13Dは、第2部分17に配置されている。第1支持面13Cは、−X方向を向いている。第2支持面13Dは、+X方向を向いている。第1部分16及び第2部分17は、変形可能である。
次に、本実施形態に係る二次電池1Cの製造方法の一例について説明する。図5(A)に示すように、第1支持面13Cと第2支持面13Dとの間にタブ11の上端が配置される。第1支持面13Cと第2支持面13Dとの間に配置されるタブ11の上端は、一体化されている。また、タブ11が90度以上曲がらないように、タブ11の先端が第1支持面13Cと第2支持面13Dとの間に配置される。
次に、図5(B)に示すように、第1部分16と第2部分17との少なくとも一方に力が加えられ、第1部分16及び第2部分17の少なくとも一方が変形して、第1支持面13Cと第2支持面13Cとでタブ11の上端が挟まれる。金属製の第1部分16及び第2部分17は、力が加えられることによって、塑性変形する。したがって、第1支持面13Cと第2支持面13Dとの間にタブ11の上端を配置した状態で、第1部分16及び第2部分17の少なくとも一方が塑性変形するように力が加えられることによって、第1支持面13Cと第2支持面13Dとは、タブ11の先端を挟むようにして保持することができる。これにより、タブ11の先端が、第1支持面13C及び第2支持面13Dのそれぞれに接続される。
また、必要に応じて、タブ11の先端が第1部分16と第2部分17とに挟まれた後、第1支持面13C及び第2支持面13Dとタブ11の先端とが超音波溶接される。
以上説明したように、本実施形態よれば、タブ11の上端を、第1支持面13Cと第2支持面13Dとのそれぞれに接続するようにしたので、タブ11と第1,第2支持面13C,13Dとの接続部分の安定性が増し、その接続部分の劣化の進行が抑制される。したがって、二次電池1の性能を長期間維持することができる。
また、電極端子12Cの第1部分16と第2部分17とでタブ11を挟むように保持することによって、より一層、タブ11と第1,第2支持面13C,13Dとの接続部分の安定性が増し、その接続部分の劣化の進行を抑制することができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
次に、第4実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図6は、第4実施形態に係る電極端子12Dを備えた二次電池1Dの一例を示す図である。図6(A)は、電極端子12Dの近傍を−X側から見た図、図6(B)は、電極端子12Dの近傍を−Y側から見た図である。
図6に示すように、本実施形態において、電極端子12Dは、ケース2(上板2T)に支持される第1電極端子121と、第1電極端子121とは別の部材であり、少なくとも一部が第1電極端子121と接触するように第1電極端子121に支持される第2電極端子122とを含む。
本実施形態において、第1電極端子121は、ロッド状である。第2電極端子122は、第1電極端子121を配置可能な孔122Hを有する本体部122Aと、本体部122Aに接続されたプレート部122Bとを有する。
本実施形態において、第1電極端子121と第2電極端子122とは、リベット等の固定部材130によって接続される。すなわち、ロッド状の部材である第1電極端子121が第2電極端子122の孔122Hに配置された状態で、第1電極端子121の下端と第2電極端子122の下端とが固定部材130によって固定されることによって、第1電極端子121の外面と第2電極端子122の孔122Hの内面とが接触するように接続される。これにより、第1電極端子121と第2電極端子122とは、電気的に接続される。
本実施形態において、タブ11に接続される支持面13は、第2電極端子122に配置されている。本実施形態において、支持面13は、第2電極端子122のプレート部122Bに配置される。
図7は、第2電極端子122を示す斜視図である。図7において、第2電極端子122の支持面13は、−X方向を向く第1支持面13Eと、−X方向と逆の+X方向を向く第2支持面13Fとを含む。第1支持面13E及び第2支持面13Fのそれぞれは、YZ平面と略平行である。タブ11は、第1支持面13Eと第2支持面13Fとのそれぞれに接続される。
本実施形態においても、超音波溶接機14を用いて、一体化されたタブ11の上端と、第2電極端子122の第1,第2支持面13E,13Fとが超音波溶接により接続される。
以上説明したように、本実施形態においても、第1,第2支持面13E,13Fに接続されるタブ11に大きな負荷がかかることを抑制することができる。そのため、タブ11の劣化の進行を抑制することができる。したがって、二次電池1Dの性能を長期間維持することができる。
なお、第2電極端子122が、図8に示すような形状でもよい。また、第2電極端子122の支持面13が、1つであってもよい。
1…二次電池、2…ケース、3…正極板、4…負極板、5…正極用タブ、6…負極用タブ、7…正極端子、8…負極端子、9…セパレータ、10…電極板、11…タブ、12…電極端子、13…支持面、13A…第1支持面、13B…第2支持面、13C…第1支持面、13D…第2支持面、15…凹部、16…第1部分、17…第2部分、121…第1電極端子、122…第2電極端子
Claims (12)
- ケースの内側に、表面が所定面と略平行になるように配置された複数の電極板と、
前記電極板それぞれの一端に設けられた導電性のタブと、
前記ケースに支持され、複数の前記タブの少なくとも一つと電気的に接続される支持面を有する電極端子と、を備え、
前記支持面は、前記ケースの内側において、前記所定面と略平行に配置される二次電池。 - 前記タブは、少なくとも一部が前記一端から前記支持面に近付く前記所定面の第1方向に延びるように、且つ、90度以上曲がらないように配置される請求項1記載の二次電池。
- 複数の前記タブの先端は、前記支持面と対向する位置において一体であり、
前記一体のタブの少なくとも一部と前記支持面とが接続される請求項1又は2記載の二次電池。 - 超音波溶接によって、前記タブと前記支持面とが接続される請求項1〜3のいずれか一項記載の二次電池。
- 前記支持面は、第1方向を向く第1支持面と、前記第1方向と逆の第2方向を向く第2支持面とを含み、
前記タブは、前記第1支持面と前記第2支持面とのそれぞれに接続される請求項1〜4のいずれか一項記載の二次電池。 - 前記支持面は、前記電極端子に形成された凹部の内側に配置される第1支持面と、前記凹部の内側において前記第1支持面と対向する第2支持面とを含み、
前記タブは、前記第1支持面と前記第2支持面とのそれぞれに接続される請求項1〜4のいずれか一項記載の二次電池。 - 前記電極端子は、前記第1支持面を有する第1部分と、前記第2支持面を有する第2部分とを有し、前記タブは、前記第1部分と前記第2部分とで挟まれて、前記第1支持面及び前記第2支持面に接続される請求項6記載の二次電池。
- 前記電極端子は、
前記ケースに支持された第1電極端子と、
前記第1電極端子とは別の部材であり、少なくとも一部が接触するように前記第1電極端子に支持される第2電極端子とを含み、
前記支持面は、前記第2電極端子に配置される請求項1〜7のいずれか一項記載の二次電池。 - ケースの内側に、表面が所定面と略平行になるように複数の電極板を配置する動作と、
支持面を有する電極端子を、前記支持面が前記ケースの内側で前記所定面と略平行に配置されるように、前記ケースで前記電極端子を支持する動作と、
前記電極板それぞれの一端に設けられた導電性のタブが90度以上曲がらないように、複数の前記タブの先端を一体にして、前記一体のタブの少なくとも一部と前記支持面とを接続する動作と、を含む二次電池の製造方法。 - 前記タブと前記支持面とを、超音波溶接によって接続する請求項9記載の二次電池の製造方法。
- 前記電極端子は、前記ケースの内側に凹部を有し、
前記支持面は、前記凹部の内側に配置される第1支持面と、前記凹部の内側において前記第1支持面と対向する第2支持面とを含み、
前記タブを、前記第1支持面と前記第2支持面とのそれぞれに接続する請求項9又は10記載の二次電池の製造方法。 - 前記第1支持面と前記第2支持面との間に前記タブの先端を配置する動作と、
前記第1支持面を有する前記電極端子の第1部分と、前記第2支持面を有する前記電極端子の第2部分との少なくとも一方に力を加えて、前記第1支持面と前記第2支持面とで前記タブを挟む動作と、を含む請求項11記載の二次電池の製造方法。
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JP2009036876A JP2010192323A (ja) | 2009-02-19 | 2009-02-19 | 二次電池、及び二次電池の製造方法 |
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CN113381132A (zh) * | 2021-06-03 | 2021-09-10 | 珠海冠宇电池股份有限公司 | 一种多极耳电芯和电池 |
CN117219704A (zh) * | 2023-10-20 | 2023-12-12 | 杭州弘晟智能科技有限公司 | 一种光伏电池片的制备方法、排布方法及其制备设备 |
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2009
- 2009-02-19 JP JP2009036876A patent/JP2010192323A/ja not_active Withdrawn
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