JP4846051B1 - センサユニット作動機構及び当該センサユニット作動機構を備えた液晶表示装置 - Google Patents

センサユニット作動機構及び当該センサユニット作動機構を備えた液晶表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 フレームの厚みを薄くしてもセンサユニットをスムーズに出し入れでき、子供などがセンサユニットを押し戻すいたずらにも対処した仕組みを有する新規なセンサユニット作動機構を提供する。
【解決手段】 フレーム2と、光センサ41を有するセンサユニット3と、Y方向に伸縮するばね部材6と、通電によって前記ばね部材6の復元力に抗して縮むアクチュエータ5,15と、前記センサユニット3をX方向に直進移動させるためのガイド部材17を備え、前記アクチュエータ5への通電によってセンサユニット3をフレーム2内から測定位置まで直進移動させ、前記アクチュエータ15への通電によってセンサユニット3を測定位置からフレーム2内まで直進移動させて格納する。
【選択図】 図11

Description

本発明は、被測定対象物からの物理量を測定するセンサが備わったセンサユニットを所定の測定位置まで移動させるセンサユニット作動機構と、当該センサユニット作動機構を備えた液晶表示装置に関する。
画像表示用のモニター(モニター)は、オフィスや家庭で使用されるだけでなく、グラフィックデザイン、医療等の様々な専門的業務の現場でも使用されている。とりわけ、グラフィックデザイン画像や医用診断画像の表示においては再現性の高い高精度の画像品位が要求されるため、ハイエンドクラスの液晶モニターが使用されており、このような再現性の高い高精度の画像品位が要求される液晶モニターでは、液晶画面の輝度、色度、光量等の光学特性の測定を光センサ等の物理量センサで行い、得られた測定データに基づいてキャリブレーション(校正、較正とも呼ばれる)を行うことで、表示画像の再現性を高める取り組みがなされている。
表示画像の再現性を高めるためには、キャリブレーションを所定の時間毎に行う必要があることから、液晶画面の光学特性の測定を行うためのセンサユニット作動機構が液晶モニターに一体化されるか(特許文献1を参照)、液晶画面の光学特性の測定を行うためのセンサユニット作動機構を備えた光測定器が液晶モニターのベゼル(フレーム)付近に配置される(特許文献2を参照)。
特許文献1には、四角形の液晶画面101とその周囲に配されたベゼル102からなる液晶表示装置の4隅のうちの1隅に、移動可能に測光装置104を配置するとの記載がある(本願の図27)。特許文献2には、測光装置104が備わった測光部108をベゼル102上に設置する場合の3つの可能な位置を示しており、ベゼル102の1隅に取り付けた場合と、ベゼル102の上側の中央付近の側部に取り付けた場合と、ベゼル102の横側の中央付近の側部に取り付けた場合が示されている(本願の図28)。ここで、測光装置104は、光センサ等の物理量センサが内蔵された板状のユニットであり、以下、センサユニットと称する。特許文献1と2に記載の画面測定のセンサユニット作動機構はいずれも、電動モータとギヤボックス等の駆動伝達機構を用いて、四角形の液晶画面の周囲に配されたベゼル(フレーム)の一辺の中央付近又は角部の一点を中心とした円を描くようにセンサユニットを回動させる機構となっている。
上述の液晶表示装置においては、再現性の高い高精度の画像品位の要求に応えるために、キャリブレーションの際に輝度や色度等の物理量を測定するセンサをモニター画面上の画面に近い測定位置に配することで、表示画面の輝度や色度等の光学特性を周囲の外光の影響を受け難い状態で正確に測定することが必要となる。その一方で、液晶表示装置に対しては、表示される画像のサイズや見易さ等の機能性やデザイン性の要求も高く、フラットフェイスとするためにベゼルの厚みが薄くなっており、センサユニット作動機構によって液晶表示装置の外観形状が制約を受け、デザイン性能が損なわれるということがないようにしたいという要望がある。
しかしながら、特許文献1や特許文献2記載の機構では、センサユニットをフレーム内や測定機内から回動させて出し入れする方式であるが故に、センサユニットのアームを回動させるのに必要なトルクを得るため、電動モータ及び駆動伝達機構を用いた大掛かりな機構となってしまっており、電動モータ及び駆動伝達機構が収納されるスペースを確保しなければならないという設計上の制約がある。また、画面測定のセンサユニット作動機構が大きくなると、液晶表示装置のデザイン性にも影響を及ぼす。
機械要素の小型化、省スペース化は、各種工業製品で検討がなされており、近年、電動モータに代わる小型のアクチュエータとして、形状記憶合金(Shape memory alloy)製ワイヤを用いたアクチュエータが商品化されている。例えば内視鏡は細ければ細いほど、観察対象に挿入する際の負荷が小さくて済むので、内視鏡ケーブルの先端部に、熱を加えると縮む性質の形状記憶合金製ワイヤを複数仕込んでおき、これらの形状記憶合金製ワイヤにそれぞれ電流を流せるよう配線し、所定の形状記憶合金製ワイヤに通電すると、通電された形状記憶合金製ワイヤにジュール熱が発生して当該ワイヤが縮み、内視鏡ケーブルの先端が所定方向に曲がる。このような電動アクチュエータは、従来は電動モータが組み込めなかった小型機械に運動機能を持たせることが可能となることから、各種の取り組みがなされ、出願がなされている(特許文献3、4)。
特許文献3には、2本の形状記憶合金製ワイヤとクランク機構と引っ張りばねとを組み合わせて、通電によって一方の形状記憶合金製ワイヤを縮ませることでクランク機構を動かして、クランク機構の操作端部材に取り付けた引っ張りばねの引っ張り力で上記操作端部材を所定の安定位置まで移動させ、また、通電によって他方の形状記憶合金製ワイヤを縮ませることでクランク機構を反対側に動かして、クランク機構の操作端部材に取り付けた引っ張りばねの引っ張り力で上記操作端部材を所定の反対側の安定位置まで移動させるアクチュエータが開示されている。
特許文献4には、2本の形状記憶合金製ワイヤとクランク機構と押圧ばねとを組み合わせて、通電によって一方の形状記憶合金製ワイヤを縮ませることでクランク機構の操作端部材を動かして、クランク機構の外側に取り付けた押圧ばねの押圧力でクランク機構の操作端部材を所定の安定位置まで移動させ、また、通電によって他方の形状記憶合金製ワイヤを縮ませることでクランク機構の操作端部材を反対側に動かして、クランク機構の外側に取り付けた押圧ばねの押圧力でクランク機構の操作端部材を所定の反対側の安定位置まで移動させるアクチュエータが開示されている。特許文献3や4記載の電動アクチュエータは、クランク機構の操作端部材が弧を描くように回動しスイッチ動作をする構成であり、これら文献には、操作端部材が弧を描くように回動しスイッチ動作をする構成以外の具体的な用途等は示されていない。
特許第3984996号公報 特開2005−208548号公報 特許第4067282号公報 特許第4233290号公報
上述のようにハイエンドクラスの画像表示装置では、表示画面の輝度、色度、光量等の光学特性をセンサユニットで測定し、得られた測定データに基づいてキャリブレーションを行っており、今後は下位クラスの画像表示装置に於いてもセンサユニットを用いたキャリブレーションが必要となりつつある。しかしながら、上述のとおり、特許文献1や2記載の、センサユニットをフレーム内や測定機内から回動させて出し入れする方式では、センサユニットのアームを回動させるのに必要なトルクを得るため、電動モータ及び駆動伝達機構を用いた大掛かりな機構となってしまい、電動モータ及び駆動伝達機構が収納されるスペースを確保しなければならないという設計上の制約がある。また、画面測定のセンサユニット作動機構が大きくなると、液晶表示装置のデザイン性にも影響を及ぼす。近年、電動モータに代わる小型のアクチュエータとして、形状記憶合金製ワイヤを用いた電動アクチュエータが商品化されているが、センサユニット作動機構における実用的な構造の検討はまだ進んでいないと考えられる。特許文献3や4記載の電動アクチュエータは、形状記憶合金製ワイヤが縮む力を利用してクランク機構の操作端部材を動作させるものであるが、この操作端部材は弧を描くように回動しスイッチ動作をするので、スイッチ動作のストローク変位のロスが大きいという欠点がある。
前記画面測定のセンサユニットは、表示画像の再現性を高めるために、所定の時間毎にセンサユニットをフレームから画面上に移動させた状態でキャリブレーションを行うが、画像表示装置は広範囲な場所で普及が進んでおり、子供などが興味本位で画面上のセンサユニットをフレーム側へ押し戻す場合が想定される。この場合、子供などがセンサユニットを押し戻す方向は、画面上から真っ直ぐ外側(フレーム側)に向かう直線方向であると考えるのが自然であるから、センサユニットのアームを回動させる従来の方式では、子供などが興味本位でセンサユニットを押し戻すときに、スムーズにセンサユニットが戻り難く、故障の原因となり易い。この種のいたずら対処方法としては、画像表示装置に警告を表示して注意喚起する、または、人を検知してセンサユニットをフレーム内に格納させる安全機構を追加するなどの方法が考えられるが、前者は抑止効果を狙ったもので本質的な対策ではないため効果もあまり期待できず、後者は作動機構がさらに大掛かりで複雑なものとなってしまう。
そこで、本発明の目的は、フレームの厚みを薄くしてもセンサユニットをスムーズに出し入れでき、かつ、子供などがセンサユニットを押し戻すいたずらにも対処した仕組みを有する新規なセンサユニット作動機構を提供することにある。
本発明のセンサユニット作動機構は、被測定対象物周囲の額縁領域に配されるフレームと、被測定対象物からの物理量を測定するセンサが取り付けられたセンサユニットと、このセンサユニットを直進移動させるためX方向に配されるガイド部材と、前記センサユニットを前記フレーム内に戻すためにY方向に伸縮するばね部材と、前記センサユニットを前記フレーム内から測定位置までX方向に直進移動させるためにY方向に伸縮するアクチュエータを備え、前記フレームを正面側から見てX方向を左右方向としたとき、Y方向が上下方向となる関係であり、前記アクチュエータへの通電によって前記アクチュエータを前記ばね部材の復元力に抗して縮ませることによって、前記センサユニットを前記フレーム内から測定位置までX方向に直進移動させることを特徴とする。
本発明のセンサユニット作動機構は、被測定対象物周囲の額縁領域に配されるフレームと、被測定対象物からの物理量を測定するセンサが取り付けられたセンサユニットと、このセンサユニットを直進移動させるためX方向に配されるガイド部材と、前記フレームにその軸部が連結されて回動可能なバランス部材と、このバランス部材が回動するように作用させるためにY方向に伸縮するばね部材と、前記センサユニットを前記フレーム内から測定位置までX方向に直進移動させるためにY方向に伸縮するアクチュエータを備え、前記フレームを正面側から見てX方向を左右方向としたとき、Y方向が上下方向となる関係であり、前記アクチュエータが前記バランス部材にその一端が固定されている構成とされ、前記アクチュエータへの通電によって前記アクチュエータが縮むことで前記ばね部材を前記バランス部材が回動するように作用させることによって、前記センサユニットを前記フレーム内から測定位置までX方向に直進移動させることを特徴とする
本発明によれば、前記アクチュエータを通電することで、前記ばね部材の復元力に抗して縮ませるか、又は前記アクチュエータが縮むことで前記ばねを作用させて、前記センサユニットをフレーム内から測定位置までX方向に直進移動させる構成であるから、前記アクチュエータがY方向に縮む力を利用して前記センサユニットがX方向に直進移動することとなり、ストローク変位のロスが小さくセンサユニットがスムーズに出し入れされる構成となる。
本明細書では、X方向とY方向との関係は、フレームを正面側から見てX方向を左右方向としたとき、Y方向が上下方向となる関係であり、また、フレームを正面側から見てX方向を上下方向としたとき、Y方向が左右方向となる関係である。ここでY方向とは、例えばX方向が水平方向で角度が0度とした場合に、Y方向の角度が45度から135度の範囲内となるか、又はY方向の角度が−45度から−135度の範囲内となる方向をY方向と定義している。また、例えばX方向が垂直方向で角度が90度とした場合に、Y方向の角度が−45度から45度の範囲内となるか、又はY方向の角度が−135度から−225度の範囲内となる方向をY方向と定義している。
前記物理量を測定するセンサとしては、光センサ、CCDセンサ、カラーセンサ、赤外線センサ等が挙げられる。
前記ガイド部材としては、例えばスライドレールとなる凸部材がセンサユニット側に配され、スライドガイドとなる凹部材がフレーム側に配されている構成や、スライドレールとなる凸部材がフレーム側に配され、スライドガイドとなる凹部材がセンサユニット側に配されている構成等が挙げられる。
前記ばね部材としては、引っ張りばね、押圧ばね等が挙げられ、コイル状、渦巻状、紐状等がある。前記ばね部材としては、コイル状の引っ張りばねが好ましい。コイル状の引っ張りばねとすることで復元力のストロークを長く設定できるので、前記センサユニットが移動するストロークを長くすることが容易である。
前記アクチュエータは、通電によって前記ばね部材の復元力に抗して縮むアクチュエータであり、形状記憶合金製アクチュエータ、電歪アクチュエータ等が挙げられ、ワイヤ状、板状、コイル状、渦巻状、円柱状、角柱状等がある。板状やワイヤ状のアクチェータは、厚みが薄くて狭い場所でも配置の自由度が高い。前記通電は、通電対象となる前記アクチュエータの特性に応じて、直流電流を通電するか、交流電流を通電するかを適宜設定する。
本発明のアクチュエータは、通電による発熱で縮む形状記憶合金製ワイヤであることが好ましい。形状記憶合金製ワイヤであれば、通電による変位量を大きくすることが容易であるためである。
前記形状記憶合金製ワイヤの材質としては、チタン−ニッケル合金や、鉄-マンガン-ケイ素合金等が挙げられる。前記形状記憶合金製ワイヤの形状としては、単線ワイヤ、撚り線ワイヤ、コイル又はスプリング状に加工したワイヤ等が挙げられる。前記形状記憶合金製ワイヤの線径が太くなるほど大きな縮み力を出せるが、通電電流も大きく、冷却時の反応が鈍くなる。これとは反対に前記形状記憶合金製ワイヤの線径が細くなるほど縮み力が小さくなるが、通電電流が少なくて済み、応答速度も速くなる。前記形状記憶合金製ワイヤの線径は、例えば、0.05mmから0.15mmの範囲で設定される。動作中の画像表示装置のモニター画面付近は、その温度が室温から50℃付近まで上昇することがある。したがって、温度による誤動作を防止するためには、前記形状記憶合金製ワイヤを通電することで発生させるジュール熱が50℃よりも高い温度になるように設定する必要がある。このためには、通電による前記形状記憶合金製ワイヤの発熱温度は60℃以上が好ましく、安定した縮み動作のためには70℃程度がより好ましい。
本発明のセンサユニット作動機構は、電動モータに替えて形状記憶合金製ワイヤを採用することで、厚みがきわめて薄いものとなるので、薄型化の要請が高い液晶表示装置のベゼル(フレーム)上に配置しても目立たず、また、子供などがセンサユニットを押し戻すいたずらにも対処した仕組みを有することができる。さらに本発明のセンサユニット作動機構を液晶画面周囲のベゼルに内蔵することで、デザイン性に優れた液晶表示装置となる。前記通電に必要な電流は、前記液晶表示装置内蔵の電源から供給することができる。
本発明は、前記フレームにその根元側が連結されて撓屈可能なバランス部材を備え、前記アクチュエータが前記バランス部材にその一端が固定されている構成とされ、
前記センサユニットを前記測定位置から前記フレーム内へX方向に押し戻す外力が加わった場合に、前記バランス部材が撓屈し前記外力を緩和することを特徴とする。
本発明によれば、前記測定位置にある前記センサユニットを前記フレーム内へ押し戻す外力が加わった場合に、前記バランス部材が撓って前記外力を緩和する構成であるから、前記アクチュエータに直接的な負荷(外力)が加わり難く、作動信頼性の高いセンサユニット作動機構となる。
本発明としては、例えば前記バランス部材として一対の弓状部材が前記フレームにその根元側が連結されてY方向に配されるとともに、前記形状記憶合金製ワイヤの一端がそれぞれ弓状部材の端部に固定されている構成とすることができる。この構成の場合は、前記センサによる測定の際には前記形状記憶合金製ワイヤを通電して前記センサユニットを測定位置まで直進移動させ、前記センサによる測定の間も通電し続け、測定後には前記形状記憶合金製ワイヤへの通電を停止することによって、センサユニットを元の位置に戻すこととなる。この構成の場合は、前記形状記憶合金製ワイヤの一端がそれぞれ弓状部材の端部に固定されており、これらの弓状部材が撓ることで前記外力を緩和する構成であるから、リンク機構やクランク機構を有しておらず、最小限の部品点数でセンサユニット作動機構を構成することが可能となる。本発明によれば、測定後には前記形状記憶合金製ワイヤを通電停止するだけで前記ばね部材の復元力が発揮され前記センサユニットを元の位置に戻すこととなる。
本発明は、上記のバランス部材の代わりに、前記フレームにその軸部が連結されて回動可能なバランス部材を備え、前記アクチュエータが前記バランス部材にその一端が固定されている構成とされ、
前記センサユニットを前記測定位置から前記フレーム内へX方向に押し戻す外力が加わった場合に、前記バランス部材が回動し前記外力を緩和することを特徴とする。
本発明によれば、前記測定位置にある前記センサユニットを前記フレーム内へ押し戻す外力が加わった場合に、前記バランス部材が回動し前記外力を緩和する構成であるから、前記アクチュエータに直接的な負荷(外力)が加わり難く、作動信頼性の高いセンサユニット作動機構となる。
本発明としては、例えば前記バランス部材として回動部材が前記フレームにその軸部が連結されて配されるとともに、前記アクチュエータ(形状記憶合金製ワイヤ)の一端が前記回動部材の端部に固定されており、引っ張ることで回動させる構成とすることができる。この構成の場合は、前記センサによる測定の際には、前記アクチュエータを通電することで前記回動部材を回動させ、これにより前記センサユニットを測定位置まで直進移動させることになり、前記センサによる測定の間は通電を停止する。
本発明は、前記センサユニットにその先端部が係止され、その根元側を回転軸として回動可能な可動アームを備え、この可動アーム本体にはY方向にスライド可能なスライダが配されており、前記バランス部材(回動部材)が前記フレームにその軸部が連結されており、前記ばね部材は前記スライダを引き戻すために前記可動アーム本体の根元側にその一端が係止され前記スライダにその他端が係止されており、前記アクチュエータは前記バランス部材を正方向に回動開始させるために前記バランス部材にその一端が固定されており、前記フレームにその他端が連結されており、前記可動アームと前記バランス部材が互いに連係動作する構成とされ、
前記アクチュエータへの通電によって前記ばねの復元力に抗して前記アクチュエータを縮ませて前記バランス部材を正方向に回動開始させ、引き続き前記ばね部材の復元力にて前記スライダを引き戻すことで前記バランス部材をさらに正方向に回動させて前記バランス部材と前記可動アームとの連係動作で前記センサユニットをフレーム内から測定位置までX方向に直進移動させることを特徴とする。
本発明によれば、前記アクチュエータへの通電によって前記ばねの復元力に抗して前記アクチュエータを縮ませて前記バランス部材(回動部材)を正方向に回動開始させ、引き続き前記ばね部材の復元力にて前記スライダを引き戻すことで前記バランス部材をさらに正方向に回動させて、前記バランス部材と前記可動アームとの連係動作で前記センサユニットをフレーム内から測定位置までX方向に直進移動させる。この仕組みは、前記アクチュエータ(形状記憶合金製ワイヤ)がセンサユニットを直接駆動しない方式であり、アクチュエータがある程度縮むまでは、上述のように、センサユニットが移動を開始しないため、モニター画面等の被測定対象物からの放熱の影響を受け難く、熱によって引き起こされるセンサユニットの誤作動の虞が極めて低い構成となる。
前記バランス部材と前記可動アームとの連係動作とは、例えば前記スライダに形成されたスライドピンが前記バランス部材の側壁に載置される構成や、前記バランス部材に形成された段差による側壁に載置される構成、あるいは、前記バランス部材に形成された長溝に挿入される構成とすれば、前記バランス部材と前記可動アームとが互いに連係動作することとなる。
本発明は、前記アクチュエータを第1のアクチュエータとし、前記バランス部材(回動部材)にその一端が固定されて、通電によって縮むことで前記バランス部材を逆方向に回動開始させる第2のアクチュエータがY方向に配されており、
前記第2のアクチュエータに通電せずに前記第1のアクチュエータへの通電によって前記センサユニットを前記フレーム内から測定位置までX方向に直進移動させ、前記センサによる測定後、前記第1のアクチュエータに通電せずに前記第2のアクチュエータへの通電によって前記センサユニットを前記測定位置から元の位置まで復帰させることを特徴とする。
本発明によれば、前記バランス部材(回動部材)に前記第1のアクチュエータ(形状記憶合金製ワイヤ)の一端と前記第2のアクチュエータ(形状記憶合金製ワイヤ)の一端がそれぞれ固定されている構成であるから、第1のアクチュエータに通電することでセンサユニットを測定位置までスライド移動させることができ、これとは逆に、第2のアクチュエータに通電することでセンサユニットを元の位置までスライドさせて戻すことができる構成となる。
また、これらの前記アクチュエータは、前記センサユニットを移動させるときのみ通電状態となり、それ以外のとき、すなわち、前記センサユニットを測定位置で保持する間や前記センサユニットがフレーム内に格納されている間は、これらの前記アクチュエータは無通電状態であるから、省エネルギーで作動信頼性の高いセンサユニット作動機構となる。
上記本発明の構成として、より詳細な説明をするならば、例えば前記センサユニットに可動アームを取り付けておき、前記バランス部材(回動部材)として横長溝が形成された回動板を設け、前記可動アームには前記横長溝に入るリンクピンが形成されたスライダが備わっている構成で、これらを組み合わせたリンク構造とすることによって、互いの動作の伝わり方が少しずれて連動するように連結されている。つまり、前記可動アームが動作すると回動部材が遅れて動作し、前記回動部材が動作すると可動アームが遅れて動作する関係で互いに連結されており、前記一組の形状記憶合金製ワイヤと可動アームと回動部材とセンサユニットとの組み合わせによって、例えば、第1の形状記憶合金製ワイヤが縮むことでセンサユニットが右方向に直線運動し、第2の形状記憶合金製ワイヤが縮むことでセンサユニットが左方向に直線運動する仕組みである。前記バランス部材(回動部材)の形状としては円板、三角板、四角板等の種々の形状が適用できる。
本発明によれば、前記アクチュエータを通電することで、前記ばね部材の復元力に抗してY方向に縮ませて、前記ガイド部材によってセンサユニットをフレーム内から測定位置までX方向に直進移動させる構成であるから、ストローク変位のロスが小さくセンサユニットがスムーズに出し入れできる構成となる。そして、Y方向に配されたばね部材の復元力を利用してセンサユニットを元の位置にスライドして戻すことができる。また、子供などによるいたずらによって前記センサユニットを押し戻す外力が加わった場合に、前記バランス部材が前記外力を緩和する構成とすることで、前記形状記憶合金製ワイヤに直接、負荷が加わる虞がなく、作動信頼性の高いセンサユニット作動機構となる。
前記バランス部材として、例えば、撓屈することで前記外力を緩和する一対の弓状部材を備える構成とすれば、前記形状記憶合金製ワイヤを通電しセンサユニットを測定位置までスライド移動させ、測定後は前記形状記憶合金製ワイヤを無通電とすることで、前記ばねの復元力を利用してセンサユニットを元の位置にスライドして戻すことができる構成となり、最小限の部品点数でセンサユニット作動機構を構成することが可能となる。また、前記バランス部材として、例えば、回動することで前記外力を緩和する回動部材を備える構成とすれば、第1の形状記憶合金製ワイヤに通電することでセンサユニットを測定位置までスライドして移動させることができ、これとは逆に、第2の形状記憶合金製ワイヤに通電することでセンサユニットを元の位置にスライドして戻すことができる構成となる。この構成では、前記形状記憶合金製ワイヤ(第1の形状記憶合金製ワイヤや第2の形状記憶合金製ワイヤ)はセンサユニットを直接駆動しないのでモニター画面からの放熱の影響を受け難く、また、前記センサユニットを測定位置で保持する間や、前記センサユニットを元の位置に戻した後は、これら前記形状記憶合金製ワイヤは無通電状態となるため、省エネルギーで作動信頼性の高いセンサユニット作動機構となる。
上述した本発明によれば、電動モータに替えて形状記憶合金製ワイヤを採用することで、フレームの厚みをきわめて薄くした薄型の作動機構となり、薄型化の要請が高い液晶表示装置のベゼル(フレーム)上に配置しても目立たず、さらには、本発明のセンサユニット作動機構を液晶画面周囲のベゼルに内蔵することで、デザイン性に優れた液晶表示装置となり、子供などがセンサユニットを押し戻すいたずらにも対処した仕組みを有することとなる。
本発明を適用した実施の形態のセンサユニット作動機構を内蔵した画像表示装置を例示する斜視図であり、(a)はセンサユニットが画面上に突出した状態の図であり、(b)はセンサユニットが格納された状態の図である。 本発明を適用した実施の形態のセンサユニット作動機構を既知の画像表示装置に後付けした構成を例示する斜視図であり、(a)はセンサユニットが画面上に突出した状態の図であり、(b)はセンサユニットが格納された状態の図である。 本発明を適用した第1の実施形態のセンサユニット作動機構を例示する構造図であり、(a)は内部側から見た背面図であり、(b)は側面図であり、(c)は外部側から見た正面図である。 上記第1の実施形態に係る形状記憶合金製ワイヤを通電しセンサユニットが画面上に突出した状態を示す図である。 上記第1の実施形態に係る形状記憶合金製ワイヤへの通電を停止しセンサユニットが格納された状態を示す図である。 上記第1の実施形態に係る形状記憶合金製ワイヤを通電している状態で、子供などがセンサユニットを押し戻したときの動作を示す図である。 本発明を適用した第2の実施形態のセンサユニット作動機構を例示する構造図であり、内部側から見た背面図である。 上記第2の実施形態に係る形状記憶合金製ワイヤを通電しセンサユニットが画面上に突出した状態を示す図である。 上記第2の実施形態に係る形状記憶合金製ワイヤへの通電を停止しセンサユニットが格納された状態を示す図である。 上記第2の実施形態に係る形状記憶合金製ワイヤを通電している状態で、子供などがセンサユニットを押し戻したときの弓状部材の動作を示す図である。 本発明を適用した第3の実施形態のセンサユニット作動機構を例示する構造図であり、(a)は内部側から見た背面図であり、(b)は側面図であり、(c)は外部側から見た正面図である。 上記第3の実施形態に係る第1及び第2の形状記憶合金製ワイヤを通電せず、センサユニットが格納された状態を示す図である。 上記第3の実施形態に係る形状記憶合金製ワイヤのうち第1の形状記憶合金製ワイヤを通電途中の状態を示す図である。 上記第3の実施形態に係る形状記憶合金製ワイヤのうち第1の形状記憶合金製ワイヤを通電終了直前の状態を示す図である。 上記第3の実施形態に係る形状記憶合金製ワイヤのうち第1の形状記憶合金製ワイヤを通電終了しセンサユニットが画面上の測定位置に移動した状態を示す図である。 上記第3の実施形態に係る形状記憶合金製ワイヤのうち第2の形状記憶合金製ワイヤを通電途中の状態を示す図である。 上記第3の実施形態に係る形状記憶合金製ワイヤのうち第2の形状記憶合金製ワイヤを通電終了手前の状態を示す図である。 上記第3の実施形態に係る形状記憶合金製ワイヤのうち第1の形状記憶合金製ワイヤを通電終了した状態で、子供などがセンサユニットを押し戻したときの動作を示す図である。 上記第3の実施形態のセンサユニット作動機構の他の例を示す構造図であり、内部側から見た背面図である。 本発明を適用した第3の実施形態のセンサユニット作動機構に配される可動アームを例示する構造図であり、(a)は内部側から見た背面図であり、(b)は側面図であり、(c)は外部側から見た正面図である。 本発明を適用した第3の実施形態のセンサユニット作動機構に配される回動部材を例示する構造図であり、(a)は内部側から見た背面図であり、(b)は側面図であり、(c)は外部側から見た正面図である。 上記第3の実施形態の回動部材と第1の形状記憶合金製ワイヤと第2の形状記憶合金製ワイヤとの配置構成を例示する構造図であり、(a)は内部側から見た背面図であり、(b)は側面図であり、(c)は外部側から見た正面図である。 上記第3の実施形態に係る回動部材と第1の形状記憶合金製ワイヤと第2の形状記憶合金製ワイヤとの配置構成の他の例を示す構造図であり、(a)は内部側から見た背面図であり、(b)は側面図であり、(c)は外部側から見た正面図である。 上記第3の実施形態に係る回動部材と第1の形状記憶合金製ワイヤと第2の形状記憶合金製ワイヤとの配置構成の他の例を示す構造図であり、(a)は円板の例であり、(b)は三角板の例であり、(c)は四角板の例である。 本発明を適用した第3の実施形態に係る回動部材と可動アームのスライダとの連動関係を例示する構造図であり、(a)はセンサユニットが格納されているときの関係を示す図であり、(b)は第1の形状記憶合金製ワイヤを通電している途中での関係を示す図であり、(c)は第1の形状記憶合金製ワイヤを通電終了したときの関係を示す図である。 本発明を適用した第3の実施形態に係る回動部材と可動アームのスライダとの連動関係を例示する構造図であり、(a)はセンサユニットが画面上に突出しているときの関係を示す図であり、(b)は第2の形状記憶合金製ワイヤを通電している途中での関係を示す図であり、(c)は第2の形状記憶合金製ワイヤを通電終了したときの関係を示す図である。 従来の画面測定のセンサユニット作動機構の配置構成を示す斜視図である。 従来の画面測定のセンサユニット作動機構の配置構成の他の例を示す正面図である。
以下、本発明を実施するための具体的な形態について図面を用いて説明する。
(本発明の実施形態)
本発明を適用した実施の形態のセンサユニット作動機構1を備えた液晶表示装置を例示する斜視図を図1に示す。本実施形態のセンサユニット作動機構1は、液晶表示装置(液晶モニター)のモニター画面(液晶画面)101周囲に配されたベゼル(フレーム)2に一体的に組み込まれている。センサユニット3は、液晶画面101上の輝度や色度等の測定をする小型の板状(スティック状)のものである。本実施形態のセンサユニット作動機構1は、所定時間毎にモニター画面101のキャリブレーション(校正)を行うために、測定の際にはセンサユニット3をベゼル2内から符号4a方向に突出させてモニター画面101上の測定位置まで直進移動させ(図1(a))、測定後にはセンサユニット3を符号4b方向に戻してベゼル2内に格納する仕組みとなっている(図1(b))。
図2は、本発明を適用した実施の形態のセンサユニット作動機構1を既知の画像表示装置に後付けした構成を例示する斜視図であり、図2では既存のベゼル102の上にセンサユニット作動機構1のフレーム(本体)2が取り付けられている。図2(a)はセンサユニット3がフレーム2内から符号4a方向に突出し画面101上の測定位置まで直進移動した状態の図であり、図2(b)はセンサユニット3が符号4b方向に移動してフレーム2内に格納された状態の図である。
(第1の実施形態)
本発明を適用した第1の実施の形態のセンサユニット作動機構1を例示する構造図を図3に示す。図3(a)は内部側から見た背面図であり、図3(b)は側面図であり、図3(c)は外部側から見た正面図である。ここで、内部側から見た背面図とは、モニター画面101側から利用者を見たときの図であり、外部側から見た正面図とは利用者側からモニター画面101を見たときの図である。ここでは、説明の都合上、背面図での左右方向をX方向とし、背面図での上下方向をY方向としている。
本実施形態のセンサユニット作動機構1は、ベゼル(フレーム)2内に四角形で板状のセンサユニット3が配されており、センサユニット3の両側(図3(a)では上側と下側)には、スライドレールとなる板状の凸部材31が一体的に取り付けられている。センサユニット3の両側には、バランス部材である一対の弓状部材7が配されている。弓状部材7は、センサユニット3から遠い側が弓形部でセンサユニット3に近い側が台形部となっており、この台形部に形成された凹形とフレーム2とで凸部材(スライドレール)31を受けるスライドガイドを形成している(図3(b))。つまり、一対の弓状部材7がセンサユニット3を両側から挟む配置となり、センサユニット3をスライド自在に支持している。
センサユニット3には、モニター画面101の輝度や色度等の物理量の測定に用いられるセンサ41と当該センサ41からの信号を処理する回路基板が内蔵されている。本実施形態では、光センサ41はセンサユニット3に内蔵されており、モニター画面101からの光をセンサユニット3に形成された丸窓を介して受光し信号処理する(図3(a)を参照)。
センサユニット3の後端(図3(a)では左側)の両側には、引っ張りばね6の一端を引っ掛けるための引っ掛け部62が形成されている。センサユニット3の後端よりも少し後ろ側で、センサユニット3から離れた位置には、引っ張りばね6の他端を引っ掛けるための引っ掛け部61がフレーム2上に形成されている。本実施形態では、一対の引っ張りばね6が、それぞれ引っ掛け部61と62とに引っ掛けられており、一対の引っ張りばね6の復元力にて前記センサユニット3を同時に引っ張ってフレーム2内に引き戻し格納する構成となっている。
センサユニット3の後端の中央側には、アクチュエータである形状記憶合金製ワイヤ5を引っ掛けて通すための引っ掛け部32,33が形成されている(図3(a))。引っ掛け部32の背面側には溝が形成されており、また、引っ掛け部33の正面側にも溝が形成されており、中央に配された引っ掛け部32と、引っ掛け部32の両側に配された引っ掛け部33のそれぞれの溝に形状記憶合金製ワイヤ5を引っ掛けて通すことで、引っ掛け部32と33とで形状記憶合金製ワイヤ5を挟んで、形状記憶合金製ワイヤ5を移動可能に支持している。本実施形態の形状記憶合金製ワイヤ5は、一本のワイヤからなる。
形状記憶合金製ワイヤ5の両端にはそれぞれ電極端子51が接続され、弓状部材7のセンサユニット3から遠い側の弓形部の先の電極部511にねじ固定されている(図3(a))。フレーム2側には、円形状の窪み512が形成され、電極部511の下側の円柱状突起が、円形状の窪み512内で円弧状の軌道を描いて動ける状態になっている。形状記憶合金製ワイヤ5の両端は、センサユニット3の中程か前側のライン上でセンサユニット3から離れた位置にある電極部511に固定され、形状記憶合金製ワイヤ5の中央は、センサユニット3の後端に支持されており、通電しない状態では、弓を引いたような状態で、センサユニット3がフレーム2の内側に配されている(図3(a))。
図4は、上記第1の実施形態のセンサユニット作動機構に備わった一本の形状記憶合金製ワイヤ5を通電している状態を示す図である。図4に示す例では、一方の電極端子51から引き出された配線がスイッチ98に接続され、スイッチ98からの配線が直流電源E1のプラス側に接続され、直流電源E1のマイナス側からの配線が他方の電極端子51に接続される。本実施形態の形状記憶合金製ワイヤ5には極性がないことから、図4に示す直流電源E1の向きは上側がプラスでも下側がプラスでも構わない。動作中の液晶表示装置のモニター画面付近は、その温度が室温から50℃付近まで上昇することがある。温度による誤動作を防止するためには、前記形状記憶合金製ワイヤ5を通電することで発生させるジュール熱が50℃よりも高い温度になるように設定する必要があり、通電による前記形状記憶合金製ワイヤ5の発熱温度は60℃以上が好ましく、安定した縮み動作のためには70℃程度がより好ましい。本実施形態では、形状記憶合金製ワイヤ5の線径は0.05mmから0.15mmの範囲で設定され、直流電源E1の電圧を1.5Vから4.5V程度とすることで、安定した縮み動作をする。
スイッチ98をオンにして前記形状記憶合金製ワイヤ5を通電すると、この形状記憶合金製ワイヤ5が前記引っ張りばね6の引っ張り力に抗して縮んで、センサユニット3が符号4aの方向にスライド移動してフレーム2から突出し、モニター画面101の輝度や色度等が測定可能な状態となり、光センサ41による測定が行われる(図4)。
光センサ41による測定が終了した後、スイッチ98をオフにして前記形状記憶合金製ワイヤ5を通電しない状態とすると、放熱によってこの形状記憶合金製ワイヤ5が通常のセンサユニット3の周囲温度付近まで冷却し元の長さに戻るので、一対の引っ張りばね6の引っ張り力によってセンサユニット3を同時に引っ張ることで、センサユニット3が符号4baの方向にスライド移動してフレーム2内に引き戻される(図5)。
図6は、子供などが指でセンサユニット3を符号4b方向に押し戻そうとしたときの動作を示している。スイッチ98をオンにして前記形状記憶合金製ワイヤ5を通電し、センサユニット3をフレーム2から突出させた状態で、子供などがセンサユニット3を符号4b方向に押し戻そうとすると、一対の引っ張りばね6の引っ張り力がセンサユニット3に加わっているので、比較的弱い力でもセンサユニット3が元の位置にスライドして押し戻される。このとき、形状記憶合金製ワイヤ5は通電され縮んでいる状態なので、一対の弓状部材7が符号4c方向に撓って曲がることで、子供などからの外力を緩和し、通電中の形状記憶合金製ワイヤ5に直接的な負荷が加わり難い構成となっている。
(第2の実施形態)
図7は、本発明を適用した第2の実施の形態のセンサユニット作動機構1を例示する構造図であり、内部側から見た背面図である。ここで、同一の符号は同じ機能を表しており、その説明を適宜省略する。図7に示す実施形態のセンサユニット作動機構1では、フレーム2の構成部材配置面が導電性となっており、弓状部材7の表面が導電性となっていることで、電極端子51と電極端子53が電気的に接続されている。センサユニット3の後端の中央側には、形状記憶合金製ワイヤ5をその中間箇所で電気接続する電極端子52が配されている。
図8は、上記実施形態のセンサユニット作動機構に備わった形状記憶合金製ワイヤ5を通電している状態を示す図である。一対の電極端子51と電気的に接続されている電極端子53から引き出された配線が直流電源E2のマイナス側に接続され、直流電源E2のプラス側から引き出された配線がスイッチ98に接続され、スイッチ98からの配線が電極端子52に接続される。上述した第1の実施形態の場合と比較すると、第2の実施形態では、電気的には、半分の長さで並列接続された2つの形状記憶合金製ワイヤ5を通電していることになるので、直流電源E2の電圧は、直流電源E1の電圧の半分の大きさとなる。本実施形態では、第1の実施形態と同様の動作をし、スイッチ98をオフにすると前記形状記憶合金製ワイヤ5が元の長さに戻るので、一対の引っ張りばね6の引っ張り力によってセンサユニット3を同時に引っ張り、センサユニット3が符号4bの方向にスライド移動してフレーム2内に引き戻される(図9)。そして、センサユニット3がフレーム2から突出した状態で、子供などがセンサユニット3を符号4b方向に押し戻そうとすると、一対の引っ張りばね6の引っ張り力がセンサユニット3に加わっているので、比較的弱い力でもセンサユニット3が元の位置にスライドして押し戻される(図10)。
(第3の実施形態)
本発明を適用した第3の実施の形態のセンサユニット作動機構1を例示する構造図を図11に示す。図11(a)は内部側から見た背面図であり、図11(b)は側面図であり、図11(c)は外部側から見た正面図である。ここで、内部側から見た背面図とは、モニター画面101側から利用者を見たときの図であり、外部側から見た正面図とは利用者側からモニター画面101を見たときの図である。ここでは、説明の都合上、背面図での左右方向をX方向とし、背面図での上下方向をY方向としている。なお、ここで、同一の符号は同じ機能を表しており、その説明を適宜省略する。
本実施形態の画面測定のセンサユニット作動機構1は、ベゼル(フレーム)2内に四角形で板状のセンサユニット3が配されており、センサユニット3の両側(図11(a)では上側と下側)には、スライドレールとなる板状の凸部材31が一体的に取り付けられている。センサユニット3の両側には、側面視でL形状のガイド部材17が配され、このガイド部材17に形成された凹形とフレーム2とで凸部材(スライドレール)31を受けるスライドガイドを形成し(図11(b))、センサユニット3をスライド自在に両側支持している。
本実施形態では、センサユニット3を移動させる可動アーム90と、可動アーム90の下側に配されて外力によって変位可能なバランス部材(回動部材)80と、第1の形状記憶合金製ワイヤ5と、第2の形状記憶合金製ワイヤ15とが備わっている(図11(a))。センサユニット3の後方側の背面(光センサ41が配されている側の面)には、四角形状の溝(窪み)32が形成されており、この窪み32に可動アーム90の本体91の先端側の爪911が係止している。そして、本体91の根元側の穴65が円柱形状の支持台973の上に、平座金972とねじ971によってフレーム2に取り付けられ、本体91の根元側の穴65の中心を回転中心として回動自在に支持されている(図11(a)と図20(a)を参照)。また、バランス部材としての回動部材80の中央の下側には円柱形状の支持台811が一体的に形成され、回動部材80の中心穴84が平座金852とねじ851によってフレーム2に取り付けられ、回動部材80の中心穴84の中心を回転中心として回動自在に支持されている(図11(a)と図21(a)を参照)。第1の形状記憶合金製ワイヤ5と第2の形状記憶合金製ワイヤ15とは同じ材質で同じ寸法のワイヤである。
詳細は後述するが、可動アーム90と回動部材80とは互いに連結されているが、互いの動作の伝わり方が少しずれて連動するように連結されている。つまり、可動アーム90が動作すると回動部材80が遅れて動作し、回動部材80が動作すると可動アーム90が遅れて動作する関係で互いに連結されており、この一組の形状記憶合金製ワイヤ5,15と可動アーム90と回動部材80とセンサユニット3との組み合わせによって、第1の形状記憶合金製ワイヤ5が縮む(図11(a)では上下方向に縮む)ことでセンサユニット3が図11(a)において右方向にスライドし、第2の形状記憶合金製ワイヤ15が縮む(図11(a)では上下方向に縮む)ことでセンサユニット3が図11(a)において左方向にスライドする仕組みとなっている。
図20は可動アーム90を例示する構造図であり、図21は回動部材80を例示する構造図であり、図22並びに図23はそれぞれ回動部材80と第1の形状記憶合金製ワイヤ5と第2の形状記憶合金製ワイヤ15との配置構成を例示する構造図である。図25は、可動アーム90と回動部材80との連動関係を例示する構造図である。可動アーム90と回動部材80とについて以下に説明する。
可動アーム90の本体91は、金属製の板状部材をプレス成形したものであり、これにプラスチック製のスライダ92が挿通され、所定範囲内で上下にスライド可能となっている(図20)。本体91の根元側の左右には引っ掛け部64,64が形成され、スライダ92の根元側の左右には引っ掛け部93,93が形成され、本実施形態では、一対の引っ張りばね6が、左右それぞれの引っ掛け部93と64とに引っ掛けられており、一対の引っ張りばね6の復元力にてスライダ92を可動アーム90の根元側に引っ張る構成となっている。可動アーム90の本体91の中央には縦長で角丸四角形状の溝95が形成されており、スライダ92の中央には正面側に向かう円柱状のリンクピン94が形成されており、このリンクピン94が溝95に挿通されて縦長溝95の上下の範囲内でスライダ92が上下にスライド可能となっている(図20)。
回動部材80には、プラスチック製の円盤本体81の左右を横断する直線形状の横長溝83が形成され、円盤本体81の左右側面から斜め上側(時計短針の2時と10時の方向)に一対の突起182,82が設けられている。これら突起182,82は、フレーム2に配置された2箇所のストッパ88,88に当接することで、回動部材80がストッパ88,88を超えて回動することを防止する(図25を参照)。回動部材80の中央には正面側に向かう円柱形状の支持台811が一体的に形成され、留め金851が備わった導電性の金属座金85が回動部材80の正面側に嵌め込まれている(図21(c))。
図22は、前記回動部材80と第1の形状記憶合金製ワイヤ5と第2の形状記憶合金製ワイヤ15との配置構成を例示する構造図である。前記回動部材80の本体81がこれら第1の形状記憶合金製ワイヤ5と第2の形状記憶合金製ワイヤ15の間に配されており、第1と第2の形状記憶合金製ワイヤ5,15の一端がいずれも金属座金85の上側の留め金851に引っ掛けられて固定され電気接続されている。又は、一本の形状記憶合金製ワイヤ5をその中間地点で留め金851に引っ掛けて固定し電気接続して機能的に第1と第2の形状記憶合金製ワイヤ5,15としてもよい。そして、金属座金85の下側付近にフレキシブルワイヤ571を電気接続して通電する構成としている。形状記憶合金製ワイヤ5(15)と金属座金85との固定に関しては、しっかり固定でき、かつ、確実な電気接続ができる方法であればその接続方法は問わない。
図23は、前記回動部材80と第1の形状記憶合金製ワイヤ5と第2の形状記憶合金製ワイヤ15との配置構成の他の例を示す構造図である。図23に示す例では、前記回動部材80は金属製であり、一本の形状記憶合金製ワイヤ5に金属製チューブ582を通して形状記憶合金製ワイヤ5の中間位置でかしめて(継ぎ目を工具で固く密着させて)、その金属性チューブ582を回動部材80の円盤本体81の上側付近に形成された窪みに嵌め込んで固定し、接触及び半田付け等によって電気接続している。そして、回動部材80の円盤本体81の下側付近にL形状に折り曲げた板ばね構造の引き出し電極572の先端を押圧接触させることで、第1と第2の形状記憶合金製ワイヤ5,15を通電する構成としている。本実施例によれば、回動部材80が回動したときでも引き出し電極572の位置は一定であるので安定した電気接続が確保でき、作動信頼性のより高い電極引き出し構造となる。
図24は、上記回動部材80と第1の形状記憶合金製ワイヤ5と第2の形状記憶合金製ワイヤ15との配置構成の他の例を示す構造図である。図24(a)に示す例は、横長溝83が形成された円板81の左右の所定箇所にそれぞれ形状記憶合金製ワイヤ5,15が取り付けられ、交互に引き合うことで円板81を右回り又は左回りに回動させる構成である。図24(b)に示す例は、横長溝83が形成された三角板81の左右の所定箇所にそれぞれ形状記憶合金製ワイヤ5,15が取り付けられ、交互に引き合うことで三角板81を右回り又は左回りに回動させる構成である。図24(c)に示す例は、横長溝83が形成された四角板81の左右の所定箇所にそれぞれ形状記憶合金製ワイヤ5,15が取り付けられ、交互に引き合うことで四角板81を右回り又は左回りに回動させる構成である。つまり、本発明に係る回動部材80は、横長溝83が形成され、左右に配された形状記憶合金製ワイヤ5,15の一端がそれぞれ所定箇所に固定され、交互に引き合うことで回動部材80を右回り又は左回りに回動させる構成となっていればよいので、回動部材80の形状としては円板、三角板、四角板等の種々の形状が適用できる。
図25と図26は、上記回動部材80の本体81と可動アーム90のスライダ92との連動関係を例示する構造図である。本実施形態では、スライダ92のリンクピン94が円盤本体81の横長溝83に挿入されて動くことで可動アーム90と回動部材80とが互いの動作の伝わり方が少しずれて連動するように連結される構成となっている。
図25(a)は第2の形状記憶合金製ワイヤ15を通電終了しセンサユニット3が格納されているときの円盤本体81とスライダ92との連動関係を示す図である。スライダ92のリンクピン94は、円盤本体81の横長溝83の下側の側壁83aに載置されている。円盤本体81が左回り(反時計回り)に回動し円盤本体81の左突起182がフレーム2の左側に配置されたストッパ88に当接して停止し、このとき、円盤本体81の横長溝83は左側に傾いてスライダ92のリンクピン94が横長溝83の左下の位置となるので、スライダ92が左下の位置となってストッパピン89に当接する。このとき、一対の引っ張りばね6は縮んで元の状態となっている。
図25(b)は第1の形状記憶合金製ワイヤ5を通電している途中での配置関係を示す図である。第1の形状記憶合金製ワイヤ5が通電によって縮み始めることで、円盤本体81が右回り(時計回り)に回動し円盤本体81の横長溝83が水平状態となってスライダ92のリンクピン94が横長溝83の中央に近い位置となり、このとき、一対の引っ張りばね6は引っ張られて伸びた状態となる。この時点までは、スライダ92は、上方向(符号4f方向)にのみ動く。
図25(c)は第1の形状記憶合金製ワイヤ5を通電終了したときの配置関係を示す図である。第1の形状記憶合金製ワイヤ5が通電によって縮むことで、円盤本体81がさらに右回り(時計回り)に回動すると、円盤本体81の横長溝83が右側に傾いて、一対の引っ張りばね6が復元力で縮まることで(先に右側のばねが縮まり、続いて左側のばねが縮まるが、両ばねの動きはほぼ同時である)スライダ92のリンクピン94が横長溝83の右下の位置へと一気に滑り下りて、円盤本体81が急速に右回りに回動し、これにより、可動アーム90が右側に大きく傾くので、可動アーム90の本体91の先端側の爪911と連結されたセンサユニット3が右側に押し出されて、センサユニット3がフレーム2内から測定位置まで直進移動する。このとき、スライダ92は、下方向(符号4g方向)と右方向(符号4a方向)を合成した方向に動くこととなる。上記円盤本体81の右回りの回動にて円盤本体81の右突起82がフレーム2の右側に配置されたストッパ88に当接して停止し、スライダ92が右下の位置となってストッパピン89に当接する。このとき、一対の引っ張りばね6は縮んで元の状態となっている。
画面101上に突出している状態のセンサユニット3(図26(a))をフレーム2内に格納する際は、第2の形状記憶合金製ワイヤ15を通電し、円盤本体81を左回り(反時計回り)に回動させて(図26(b))、回動部材80と可動アーム90を上記と逆の動作をさせることで、センサユニット3をフレーム2内に引き戻し格納する(図26(c))。センサユニット3の動作手順について以下に説明する。
図12は、センサユニット3がフレーム2内に格納されている状態を示している。上述のように、第1と第2の形状記憶合金製ワイヤ5,15の一端がいずれも前記回動部材本体81の上側の留め金851に固定されて電気接続されていることで、第1と第2の形状記憶合金製ワイヤ5,15の一端とフレキシブルワイヤ571とが電気接続されている。第1の形状記憶合金製ワイヤ5の他端には電極端子55が電気接続され、電極端子55がスイッチ991を経由して直流電源E3のプラス側に電気接続されている。第2の形状記憶合金製ワイヤ15の他端には電極端子56が電気接続され、電極端子56がスイッチ992を経由して直流電源E3のプラス側に電気接続されている。そして、直流電源E3のマイナス側とフレキシブルワイヤ571とが電気接続されている。スイッチ991と992は同時にオンすることがない構成となっており、スイッチ991と992のいずれかがオンとなるか、又はスイッチ991と992の両方がオフとなる構成のスイッチである。したがって、第1の形状記憶合金製ワイヤ5と第2の形状記憶合金製ワイヤ15のいずれかが通電されるか、又は第1と第2の形状記憶合金製ワイヤ5,15の両方が通電されない構成となっている。なお本実施形態の形状記憶合金製ワイヤ5,15には極性がないことから、図12に示す直流電源E3の向きは上側がプラスでも下側がプラスでも動作する。
スイッチ991をオンにして前記第1の形状記憶合金製ワイヤ5を通電すると、この形状記憶合金製ワイヤ5が前記引っ張りばね6の引っ張り力に抗して縮んで、上述のように回動部材80が右回り(符号4dの方向)に回動し可動アーム90と連結されたセンサユニット3が右側(符号4aの方向)に押し出される(図13)。回動部材80がさらに右回りに回動すると、可動アーム90と連結されたセンサユニット3がフレーム2内からモニター画面101上の測定位置まで直進移動し(図14)、モニター画面101の輝度や色度等を光センサ41が測定可能な状態となる。センサユニット3が測定位置に到達した時点で、スイッチ991と992はオフになっており、前記第1の形状記憶合金製ワイヤ5は、放熱によって室温付近まで冷却し元の長さに戻っている(図15)。
モニター画面101の輝度や色度等が光センサ41によって測定された後、スイッチ992をオンにして前記第2の形状記憶合金製ワイヤ15を通電すると、回動部材80が左回り(符号4eの方向)に回動して、回動部材80と可動アーム90とが上述のセンサユニット3を押し出すときの動作と逆の動作をすることにより、センサユニット3が左側(符号4bの方向)に動いて(図16)、フレーム2内に引き戻され格納される(図17)。センサユニット3が格納された時点で、スイッチ991と992はオフになっており、前記第2の形状記憶合金製ワイヤ15は、放熱によって通常のセンサユニット3の周囲温度付近まで冷却し元の長さに戻っている(図12)。
本実施形態によれば、前記形状記憶合金製ワイヤ(第1の形状記憶合金製ワイヤ5や第2の形状記憶合金製ワイヤ15)がセンサユニット3を直接駆動しない方式であるから、これら前記形状記憶合金製ワイヤはモニター画面101からの放熱の影響を受け難く、前記形状記憶合金製ワイヤ5、15がある程度縮むまでは、上述のようにスライダ92のリンクピン94が円盤本体81の横長溝83の中央を境に、一方の側から他方の側まで移動せず、それまでは、センサユニット3が移動を開始しないため、熱によって引き起こされるセンサユニット3の誤作動の虞が極めて低い構成となっている。また、前記センサユニット3を測定位置で保持する間や、前記センサユニット3を元の位置に戻したときは、これら前記形状記憶合金製ワイヤ5,15は無通電状態となるため、省エネルギーで作動信頼性の高いセンサユニット作動機構1が実現する。
図18は、前記センサユニット3が測定位置で保持されているときに、子供などが興味本位でセンサユニット3を符号4b方向に押し戻そうとしたときの動作を示している。前記形状記憶合金製ワイヤ5,15は無通電状態であり、センサユニット3が左側(符号4bの方向)に押し戻されると、回動部材80が、スライダ92のリンクピン94によって逆方向に回動することで、回動部材80と可動アーム90とが上述のセンサユニット3を押し出すときの動作と逆の動作をし、センサユニット3が左側(符号4bの方向)に動いて、フレーム2内に格納される。すなわち、本実施形態によれば、子供などが指でセンサユニット3を押し戻そうとして外力を加えた場合を想定すると、センサユニット3をほんの少し押しただけでは引っ張りばね6の抵抗感があり、この時点で指を離すとセンサユニット3が測定位置まで突き出る。しかし、センサユニット3をさらに押すと、スライダ92のリンクピン94が回動部材80の中心穴84の位置を越えた時点でセンサユニット3がフレーム2内に引き込まれて格納される。よって、前記外力によって無通電状態の前記形状記憶合金製ワイヤ5,15に直接、負荷が加わる虞がなく、作動信頼性の高いセンサユニット作動機構1が実現する。
図19は、上記第3の実施形態のセンサユニット作動機構1の他の例を示す構造図であり、内部側から見た背面図である。ここで、同一の符号は同じ機能を表しており、その説明を適宜省略する。本実施形態では、可動アーム90の本体91には縦長四角形状の溝641が形成されており、1つの引っ張りばね6の復元力にてスライダ92を可動アーム90の根元側に引っ張る構成となっている。
以上、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、前記アクチュエータ5,15は、通電によって前記ばね部材の復元力に抗して縮むアクチュエータであれば、ワイヤ状に限られず、板状、コイル状、渦巻状、円柱状、角柱状等でも適用可能である。センサユニット3の配置等は任意に設計変更可能であり、複数のセンサユニット3を配置することも可能である。前記アクチュエータとして形状記憶合金製ワイヤ5,15を用いる場合には、直流電流を通電してもよいし、交流電流を通電してもよい。本発明のセンサユニット作動機構1は、モニターを組み立てる際に組み込んでもよく、モニターを組み立てた後に組み付けてもよい。本発明は、液晶、有機EL、プラズマ等の各種画像表示モニターに適用可能であり、これ以外にも、被測定対象物周囲の額縁領域に配されるフレーム2と、被測定対象物からの物理量を測定するセンサ41を有するセンサユニット3とから構成されていれば、各種物理量の測定に応用可能である。このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
1 センサユニット作動機構、
17 ガイド部材、
2 フレーム(ベゼル)、
3 センサユニット、
41 センサ(光センサ)、
5、15 アクチュエータ(形状記憶合金製ワイヤ)、
6 ばね部材(引っ張りばね)、
7 バランス部材(弓状部材)、
80 バランス部材(回動部材)、
90 可動アーム、
91 可動アーム本体、
92 スライダ、
E1,E2,E3 直流電源、
101 モニター画面(液晶画面)

Claims (9)

  1. 被測定対象物周囲の額縁領域に配されるフレームと、被測定対象物からの物理量を測定するセンサが取り付けられたセンサユニットと、このセンサユニットを直進移動させるためX方向に配されるガイド部材と、前記センサユニットを前記フレーム内に戻すためにY方向に伸縮するばね部材と、前記センサユニットを前記フレーム内から測定位置までX方向に直進移動させるためにY方向に伸縮するアクチュエータを備え、前記フレームを正面側から見てX方向を左右方向としたとき、Y方向が上下方向となる関係であり、前記アクチュエータへの通電によって前記アクチュエータを前記ばね部材の復元力に抗して縮ませることによって、前記センサユニットを前記フレーム内から測定位置までX方向に直進移動させることを特徴とするセンサユニット作動機構。
  2. 前記フレームにその根元側が連結されて撓屈可能なバランス部材を備え、前記アクチュエータが前記バランス部材にその一端が固定されている構成とされ、
    前記センサユニットを前記測定位置から前記フレーム内へX方向に押し戻す外力が加わった場合に、前記バランス部材が撓屈し前記外力を緩和することを特徴とする請求項1記載のセンサユニット作動機構。
  3. 被測定対象物周囲の額縁領域に配されるフレームと、被測定対象物からの物理量を測定するセンサが取り付けられたセンサユニットと、このセンサユニットを直進移動させるためX方向に配されるガイド部材と、前記フレームにその軸部が連結されて回動可能なバランス部材と、このバランス部材が回動するように作用させるためにY方向に伸縮するばね部材と、前記センサユニットを前記フレーム内から測定位置までX方向に直進移動させるためにY方向に伸縮するアクチュエータを備え、前記フレームを正面側から見てX方向を左右方向としたとき、Y方向が上下方向となる関係であり、前記アクチュエータが前記バランス部材にその一端が固定されている構成とされ、前記アクチュエータへの通電によって前記アクチュエータが縮むことで前記ばね部材を前記バランス部材が回動するように作用させることによって、前記センサユニットを前記フレーム内から測定位置までX方向に直進移動させることを特徴とするセンサユニット作動機構。
  4. 前記センサユニットを前記測定位置から前記フレーム内へX方向に押し戻す外力が加わった場合に、前記バランス部材が回動し前記外力を緩和することを特徴とする請求項記載のセンサユニット作動機構。
  5. 前記センサユニットにその先端部が係止され、その根元側を回転軸として回動可能な可動アームを備え、この可動アーム本体にはY方向にスライド可能なスライダが配されており、前記バランス部材が前記フレームにその軸部が連結されており、前記ばね部材は前記スライダを引き戻すために前記可動アーム本体の根元側にその一端が係止され前記スライダにその他端が係止されており、前記アクチュエータは前記バランス部材を正方向に回動開始させるために前記バランス部材にその一端が固定されており、前記フレームにその他端が連結されており、前記可動アームと前記バランス部材が互いに連係動作する構成とされ、前記アクチュエータへの通電によって前記ばねの復元力に抗して前記アクチュエータを縮ませて前記バランス部材を正方向に回動開始させ、引き続き前記ばね部材の復元力にて前記スライダを引き戻すことで前記バランス部材をさらに正方向に回動させて前記バランス部材と前記可動アームとの連係動作で前記センサユニットをフレーム内から測定位置までX方向に直進移動させることを特徴とする請求項または記載のセンサユニット作動機構。
  6. 前記アクチュエータを第1のアクチュエータとし、前記バランス部材にその一端が固定されて、通電によって縮むことで前記バランス部材を逆方向に回動開始させる第2のアクチュエータがY方向に配されており、前記第2のアクチュエータに通電せずに前記第1のアクチュエータへの通電によって前記センサユニットを前記フレーム内から測定位置までX方向に直進移動させ、前記センサによる測定後、前記第1のアクチュエータに通電せずに前記第2のアクチュエータへの通電によって前記センサユニットを前記測定位置から元の位置まで復帰させることを特徴とする請求項記載のセンサユニット作動機構。
  7. 前記アクチュエータがいずれも、通電による発熱で縮む形状記憶合金製ワイヤであることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のセンサユニット作動機構。
  8. 前記被測定対象物がモニター画面であって、前記センサがモニター画面の輝度や色度等の測定を行なう光センサであり、前記モニター画面周囲のフレームに前記センサユニットが備わっていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のセンサユニット作動機構。
  9. 前記請求項1からのいずれか一項に記載のセンサユニット作動機構が液晶表示装置の液晶表示画面の周囲に配されるフレーム内に配されることを特徴とする液晶表示装置。
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