JP2003061535A - 釣用バケツ - Google Patents

釣用バケツ

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JP2003061535A
JP2003061535A JP2001250177A JP2001250177A JP2003061535A JP 2003061535 A JP2003061535 A JP 2003061535A JP 2001250177 A JP2001250177 A JP 2001250177A JP 2001250177 A JP2001250177 A JP 2001250177A JP 2003061535 A JP2003061535 A JP 2003061535A
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fishing bucket
bait
synthetic resin
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Hiroyuki Yagi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器本体の周面に板体を添設固定して撒
餌杓で掬った餌を容器周壁に充分押圧して固めることが
できる釣用バケツを提供すること。 【解決手段】 容器本体1の上方の開口が蓋体2で閉塞
可能で、容器本体1の正面と裏面の両周面1bに板体
3、3が固定されて板体3のハンドル止着部3a、3a
にハンドル4が回動して起立及び倒伏可能に取り付けら
れている。容器本体1と蓋体2は、例えばエチレン酢酸
ビニ−ル等の合成樹脂製シ−トで形成され防水性と柔軟
性を有している。容器本体1の左右の周面1bの外側上
下に板体7、7′が夫々固定されている。板体7、7′
は例えばエチレン酢酸ビニ−ル等の合成樹脂製で平板部
7aの内側に複数のリブが形成されると共に両端に湾曲
したコ−ナ−補強部7c、7cが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撒餌杓の中にコマ
セを押圧容易な板体を設けた釣用バケツの改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の釣用バケツは柔軟性を有する合成
樹脂シ−トの各所を溶着して容器本体を形成しており、
持ち運び中は折り畳むことができる。また、使用すると
きは、自立するように容器状に広げて、その中で撒き餌
を作成したり、撒餌杓で掬った餌を容器内壁に押圧して
撒き餌を団子状に固めていた。しかし、撒餌杓で掬った
餌を容器内壁に押圧して固めるためには、釣り用バケツ
の周壁は柔らかすぎておもうように押圧出来なかった。
【0003】このため、例えば、特開2001−869
13号公報のように容器本体開口にコマセ切りボ−ドを
着脱自在にぶら下げて容器本体内に沿ってコマセ切りボ
−ドを設けた釣り用バケツが紹介されている。この釣り
用バケツによれば、合成樹脂シ−トに直接押圧するより
も撒餌杓で掬った餌をコマセ切りボ−ドに押圧して固め
やすくなるが、釣り用バケツの周壁とコマセ切りボ−ド
の間に隙間が出来てしまい、一体感がなく、さらに、釣
り用バケツの周壁とコマセ切りボ−ドの間の隙間に撒き
餌が入り込んでしまうため十分に押圧出来ないのが実情
である。さらに、この様な釣り用バケツでは、折り畳み
時にコマセ切りボ−ドを外さなければ成ならず、ボ−ド
の洗浄も面倒であった。
【0004】また、特許第2975952号公報には、
容器本体開口を閉塞する蓋体を開いて周壁の外側に当て
がうことで、撒餌杓で掬った餌を押圧出来るようにした
釣り用バケツが紹介されている。しかし、この釣り用バ
ケツの周壁の外側に当てがわれた蓋体は周壁の下方のみ
であり容器内に撒き餌を入れられていると、蓋体があて
がわれた部分が埋まってしまい、上方の周壁の外側には
隙間が出来ているため、餌の押圧作業が出来なかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、柔軟性を有する合成樹脂シ−トの各所を溶着して
容器本体を形成し、持ち運び中は折り畳むことができる
釣用バケツでは、撒餌杓で掬った餌を容器内壁に押圧し
て撒き餌を団子状に固めることが出来ない。特開200
1−86913号公報の釣り用バケツでは、合成樹脂シ
−トに直接押圧するよりも撒餌杓で掬った餌をコマセ切
りボ−ドに押圧して固めやすくなるが、釣り用バケツの
周壁とコマセ切りボ−ドの間に隙間が出来てしまい、一
体感がなく、さらに、釣り用バケツの周壁とコマセ切り
ボ−ドの間の隙間に撒き餌が入り込んでしまうため十分
に押圧出来ないのが実情である。
【0006】特許第2975952号公報の釣り用バケ
ツの周壁の外側に当てがわれた蓋体は周壁の下方のみで
あり容器内に撒き餌を入れられていると、蓋体があてが
われた部分が埋まってしまい、上方の周壁の外側には隙
間が出来ているため、餌の押圧作業が出来なかったこと
である。
【0007】本発明の目的は前記欠点に鑑み、容器本体
の周面と板体が添設固定されて動かないので、撒餌杓で
掬った餌を容器周面に充分押圧して固めることができる
釣用バケツを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係わる本発明は、柔軟な合成樹脂シ−ト
で形成した容器本体の周面の少なくとも上方側に容器本
体を形成する前記合成樹脂シ−トより硬い板体を添設固
定したことを要旨とするものである。請求項2に係わる
本発明は、前記板体を添設固定した容器本体の周面は折
り畳み可能であることを要旨とするものである。請求項
3に係わる本発明は、前記板体は容器本体の角部に達し
ていることを要旨とするものである。請求項4に係わる
本発明は、前記板体はハンドル止着部を有していること
を要旨とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1の本発明により、容器本
体1の周面1bに板体7、7′や板体3の板体部3bを
添設固定して撒餌杓8で掬った餌を容器周面1bに充分
押圧して固めることができる。請求項2の本発明によ
り、板体7、7′を取り外す必要が無く、持ち運びも容
易である。請求項3の本発明により、板体7、7′はコ
−ナ−補強部7c、7cが形成されて容器本体1の角部
に達して固定されているので、撒餌杓8で掬った餌を容
器周面1bに押圧して固めても容器本体1がつぶれにく
いため、充分押圧して固めることができる。請求項4の
本発明により、板体3、3はハンドル止着部3a、3a
を有しているため、別にハンドル止着部を設ける必要が
無くコストが削減でき合理的である。また、容器本体1
周辺の突出が少なくなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
ると、図1から図5は第1実施例で、図1は釣用バケツ
の斜視図、図2は釣用バケツの正面図、図3は釣用バケ
ツの要部断面側面図と一部拡大断面側面図、図4はバケ
ツ本体の一部と板体の断面平面図、図5は釣用バケツの
断面正面図である。
【0011】釣用バケツは容器本体1の上方の開口1a
が蓋体2で閉塞可能で、容器本体1の正面と裏面の両周
面1bに板体3、3が固定されて板体3、3のハンドル
止着部3a、3aにハンドル4、4が回動して起立及び
倒伏可能に取り付けられている。容器本体1と蓋体2
は、例えばエチレン酢酸ビニ−ル等の合成樹脂製シ−ト
で形成され防水性と柔軟性を有している。容器本体1は
周囲の周面1bの一側と他側が重ねられて高周波溶着等
で溶着固定され、周面1bの下端に底面1cの周囲が高
周波溶着等で溶着固定されて直方体に形成されている。
容器本体1の周囲の周面1bの開口縁には係止チャック
5の一方の帯布が縫着されて他方の帯布は蓋体2に縫着
されている。容器本体1は高さの中程の2点鎖線a位置
で折り畳み可能に形成されている。
【0012】板体3は例えばエチレン酢酸ビニ−ル等の
合成樹脂製で容器本体1のシ−ト材より大きな厚味を有
して硬く、下方に向けて凸字形を有する板体部3bの上
部側面両側にハンドル止着部3a、3aが形成され、板
体部3bの下側に容器本体1の周方向に形成され、これ
に沿って折曲可能な薄肉の連結部3cを挟んで下側板体
部3dが形成されている。連結部3cの高さは容器本体
1の高さの中間で、折り畳み可能な2点鎖線a位置と一
致している。ハンドル止着部3a、3aには、透孔3e
が形成されている。板体部3bと下側板体部3dは容器
本体1と異種の材料を用いて硬度を高くしてもよい。板
体3の容器本体1の上方側に形成された板体部3bは少
なくとも容器本体1の上方側の1/2以上の上下幅を有
している。
【0013】ハンドル4は、例えばエチレン酢酸ビニ−
ル等の合成樹脂製でU字状をしており、柔軟性を有しな
がら、容器本体1の開口側に倒伏したり、上方側へ起立
させた時でも真下に垂れ下がることなく、少なくとも形
状が保持される程度の硬さを有している。形状は握り部
4aと杆部4b、4bとでU字状に形成され、杆部4
b、4bの先に蛇腹部4c、4cと蛇腹部4c、4cの
先にル−プ部4d、4dが形成されている。ル−プ部4
d、4dは板体3のハンドル止着部3a、3aの透孔3
e、3eに挿入されてル−プ部4d、4dは鋲6で固定
されている。
【0014】容器本体1の左右の両周面1bの外側上下
に板体7、7′が夫々固定されている。板体7、7′は
例えばエチレン酢酸ビニ−ル等の合成樹脂製で平板部7
aの内側に複数のリブ7bが形成され容器本体1のシ−
ト材より大きな剛性を有し、硬く形成されると共に両端
に湾曲したコ−ナ−補強部7c、7cが形成されてい
る。板体7、7′に容器本体1と異種の材料を用いて硬
度を高くしてもよい。
【0015】このように釣用バケツが構成されて保管や
釣り場に携帯する時は、容器本体1の開口1a上方にハ
ンドル4、4を水平に倒伏させると共に2点鎖線a位置
で折り畳んで携帯される。釣り場でハンドル4、4を握
って移動する時は、ハンドル4、4を起立させて握り部
4aを握って移動する。図5のように、釣用バケツの中
に撒き餌を入れて撒餌杓8で掬い出す時は蓋体2を開
き、撒餌杓8を挿し込んで掬い上げる。この時、掬い上
げた撒き餌は板体7、7′や板体3の板体部3bの内側
の容器本体1の周面1bに押し当てて撒餌杓8の中に固
める。左右の両周面1bの外側の板体は、容器本体1の
上方側の上側板体7と容器本体1の高さの中程の折り畳
み部(2点鎖線a)を隔ててこれと一対の下側板体7′
成っており、上側板体7は容器本体1の上方側の高さの
1/2以上の上下幅(容器本体1の1/4以上の上下
幅)を有している。
【0016】前記のように釣用バケツが構成されると、
容器本体1の周面1bに板体7、7′や板体3の板体部
3bを添設固定して撒餌杓8で掬った餌を容器周面1b
に充分押圧して固めることができる。板体7、7′を取
り外す必要が無く、持ち運びも容易である。板体7、
7′はコ−ナ−補強部7c、7cが形成されて容器本体
1の角部に達して固定されているので、撒餌杓8で掬っ
た餌を容器周面1bに押圧して固めても容器本体1がつ
ぶれにくいため、充分押圧して固めることができる。板
体3、3はハンドル止着部3a、3aを有しているた
め、別にハンドル止着部を設ける必要が無くコストが削
減でき合理的である。また、容器本体1周辺の突出が少
なくなる。
【0017】図6は第2実施例で、図6はバケツ本体の
一部と板体の断面平面図である。
【0018】第2実施例では、第1実施例と同様に容器
本体1の左右の両周面1bの外側上下に板体9が夫々固
定され、板体9は例えばエチレン酢酸ビニ−ル等の合成
樹脂製シ−ト9′で平板部9aの内側に合成樹脂板や金
属板10が埋設されると共に両端に湾曲したコ−ナ−補
強部9b、9bが形成されている。他の構成は前記第1
実施例と略同一である。尚、合成樹脂製シ−ト9′は容
器本体1の合成樹脂製シ−トと同じかこれより厚いもの
がよいが、合成樹脂板や金属板10が固定できればこれ
より薄くても良い。
【0019】前記説明では、板体7、7′を上下に2分
割したが、薄肉の連結部で上下を一体に形成してもよ
い。前記説明では、板体7、7′を容器本体1の左右の
両周面1bの外側上下に固定したが、容器本体1の左右
の両周面1bの内側上下に固定してもよい。さらに、内
側に薄肉の連結部で上下を一体に形成して固定してもよ
い。前記説明では、ハンドル止着部3a、3aを有する
板体3、3の板体部3bと下側板体部3dは薄肉の連結
部3cで一体に形成されたが、板体部3bと下側板体部
3dは別体に形成して固定してもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明は、容器本体の周面に板体を添設
固定して撒餌杓で掬った餌を容器周面に充分押圧して固
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例で、釣用バケツの斜視図である。
【図2】同釣用バケツの正面図である。
【図3】同釣用バケツの要部断面側面図と一部拡大断面
側面図である。
【図4】同バケツ本体の一部と板体の断面平面図であ
る。
【図5】同釣用バケツの断面正面図である。
【図6】第2実施例で、バケツ本体の一部と板体の断面
平面図である。
【符号の説明】
1 容器本体 1b 周面 3、7、7′、9 板体 3a ハンドル止着部 4 ハンドル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】柔軟な合成樹脂シ−トで形成した容器本体
    の周面の少なくとも上方側に容器本体を形成する前記合
    成樹脂シ−トより硬い板体を添設固定したことを特徴と
    する釣用バケツ。
  2. 【請求項2】前記板体を添設固定した容器本体の周面は
    折り畳み可能であることを特徴とする請求項1記載の釣
    用バケツ。
  3. 【請求項3】前記板体は容器本体の角部に達しているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の釣用バケツ。
  4. 【請求項4】前記板体はハンドル止着部を有しているこ
    とを特徴とする請求項1乃至3記載の釣用バケツ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007259773A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Daiwa Seiko Inc 釣り用容器とその製造方法
JP2021029204A (ja) * 2019-08-28 2021-03-01 モリト株式会社 折り畳み可能なバケツ

Cited By (3)

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