JP2003061318A - 積層鉄心の製造方法 - Google Patents

積層鉄心の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄心片の板厚が薄い場合でも、強固にかしめ
られ、かつ、形状精度が優れた積層鉄心の製造方法を提
供する。 【解決手段】 所定位置に係合孔16bが形成され、鉄
心片素材10を外形抜きした複数枚の孔側鉄心片19を
受けシリンダー28上に積層し、次いで、積層された複
数枚の孔側鉄心片19上に、所定位置にかしめ用突起1
6a及び係合孔17bとが形成され、鉄心片素材10を
外形抜きした突起側鉄心片18を積層し、以降、複数枚
の孔側鉄心片19a(19)を順次所定の回数繰り返し
て積層し、突起側鉄心片18、18a、18bの積層時
に、かしめ用突起16a、17aの先端部が下層の孔側
鉄心片19又は隣り合う下方の突起側鉄心片18a、1
8の係合孔16b、17bの壁面の下に張り出すように
受けシリンダー28により積層受け以上の加圧力を与え
てかしめる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、薄い鉄心片に形成
されたかしめ用突起及び/又は該かしめ用突起に係合す
る係合孔を用いて複数枚の鉄心片を積層し、かしめて積
層鉄心を製作する積層鉄心の製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、モータには、かしめ用突起及びか
しめ用突起に係合する係合穴からなるかしめ部(又はか
しめ手段)が形成された複数枚の鉄心片を順次、積層及
びかしめながら所定の厚さに製作された積層鉄心が使用
されている。モータの出力の向上や小型軽量で高性能化
のためには、積層鉄心を構成する鉄心片の板厚が薄いこ
とが、より直接的な効果がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
単枚かしめの谷形や切り起こし突起等のかしめ手段で
は、鉄心片の板厚が薄くなると、例えば0.2mm未満
では、十分なかしめ強度を得ることが難しく、このため
積層鉄心が分離したり、形状が劣化する等の問題が生じ
ていた。 【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、鉄心片の板厚が薄い場合(例えば0.15mm
未満)でも、強固にかしめられ、かつ、形状精度が優れ
た積層鉄心の製造方法を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係る積層鉄心の製造方法は、かしめ用突起及び/又はか
しめ用突起に係合する係合孔が形成された複数枚の鉄心
片を積層し、かしめ用突起を係合孔にかしめて積層鉄心
を製造する方法であって、鉄心片素材の所定位置に係合
孔が形成され、鉄心片素材を外形抜きした複数枚の孔側
鉄心片を受けシリンダー上に積層し、次いで、積層され
た複数枚の孔側鉄心片上に、鉄心片素材の所定位置にか
しめ用突起及び係合孔とが形成され、外形抜きして得ら
れた突起側鉄心片を積層し、以降、複数枚の孔側鉄心片
を外形抜き、積層及び突起側鉄心片の外形抜き、積層を
所定積厚まで繰り返し、繰り返し途中の突起側鉄心片の
積層時に、かしめ用突起の先端部が下層の孔側鉄心片又
は隣り合う下方の突起側鉄心片の係合孔壁面の下に張り
出すように、受けシリンダーで積層受け以上の加圧力を
与えてかしめるように構成する。これによって、たと
え、厚さの薄い鉄心片であっても、突起側鉄心片のかし
め用突起の先端部が下層の孔側鉄心片又は隣り合う下方
の突起側鉄心片の係合孔壁面の下に張り出し、複数枚積
層された鉄心片を強固にかしめることができる。 【0006】 【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形
態に係る積層鉄心の製造方法を適用したプレス加工工程
の説明図、図2は積層鉄心の製造方法を適用したプレス
加工金型の断面図、図3(A)、(B)はそれぞれ、か
しめ用突起の形成方法、係合孔の形状を示す説明図、図
4(A)〜(E)はそれぞれ、突起側鉄心片又は孔側鉄
心片のかしめ用突起、係合孔の形成位置を示す平面図、
図5は固定子用積層鉄心の製造過程を示す説明図、図6
は図5の要部拡大図、図7は固定子用積層鉄心の斜視図
である。 【0007】図1に示すように、本発明の一実施の形態
に係る積層鉄心の製造方法を適用したプレス加工工程に
おいては、各ステーションにおける加工作業は、以下に
説明する通りである。 (ステーションI)10は、幅方向の両端部に長さ方向
に所定の間隔をあけて、プレス順送り加工用のパイロッ
ト孔11が形成された長尺状の厚さtの鉄心片の素材で
あり、鉄心片素材10の中心部には、後述するステーシ
ョンIII において回転子用鉄心片(突起側鉄心片14、
孔側鉄心片14a)の作製に必要な軸孔12が形成され
る。 【0008】(ステーションII)軸孔12を中心とし
て、周方向に等ピッチで、本実施の形態では4か所にか
しめ部(かしめ手段)13が形成されており、かしめ部
13の一方を構成するかしめ用突起、及び他の突起側鉄
心片のかしめ用突起に係合し、かしめ部13の他方を構
成する係合孔がそれぞれ形成され、又は、かしめ部13
の他方を構成する係合孔のみが形成される。 【0009】(ステーションIII)かしめ用突起及び係合
孔が形成された部分の鉄心片素材10を外形抜きして突
起側鉄心片14を作製し、一方、係合孔のみが形成され
た部分の鉄心片素材10を外形抜きして孔側鉄心片14
aを作製し、複数枚の孔側鉄心片14aと1枚の突起側
鉄心片14を所定の段数繰り返して積層し、しかも、突
起側鉄心片14を外形抜きして、積層時に受けシリンダ
ー27(図2参照)で積層受け以上の加圧力を与え、か
しめ用突起の先端部を張り出させて、かしめ力を強化し
回転子用積層鉄心(図示せず)を製造する。 (ステーションIV)軸孔12を中心として、周方向に等
ピッチで、この実施の形態では8個のスロット孔15が
形成される。 【0010】(ステーションV)図1に示すように、内
形が形成されると共に、かしめ部16、17の一方を構
成するかしめ用突起と、及び他の鉄心片のかしめ用突起
に係合し、かしめ部16、17の他方を構成する係合孔
がそれぞれ、軸孔12を中心として、周方向に等ピッチ
で4か所形成されるか、又は、かしめ部16、17の他
方を構成する係合孔のみが、軸孔12を中心として、周
方向に等ピッチで4か所形成される。なお、図1におけ
るかしめ部16、17は、かしめ用突起又はかしめ用突
起に係合する係合孔のいずれかを表している(詳細は図
4(A)〜(E)を参照のこと。図4(A)〜(E)
中、黒抜きはかしめ用突起16a、17aを、一方、白
抜きはかしめ用突起16a、17aにそれぞれ係合する
係合孔16b、17bを表している)。なお、前記かし
め用突起16a、17aと係合孔16b、17bの形成
換えは、図2に示すプレス加工金型20の突起用パンチ
36の先端がストリッパー41の下面に出る長さを変え
ることによりなされる。この形成換えは、突起用パンチ
36の背面に設けたスライドカムプレート42を駆動手
段43にてスライドさせることにより、スライドカムプ
レート42に設けた窪み44と突起用パンチ36背面と
の係合を換えることでなされる。 【0011】(ステーションVI)かしめ用突起16a、
17a、係合孔17b、16bがそれぞれ形成された鉄
心片素材10を外形抜きして、図4(A)〜(C)に示
すように、3種類の突起側鉄心片18、18a、18b
が形成され、また、係合孔16b、17bのみがそれぞ
れ形成された部分の鉄心片素材10を外形抜きして、図
4(D)、(E)に示すように、2種類の孔側鉄心片1
9、19aが形成され、これらがかしめ積層される。な
お、突起側鉄心片18、18a、18bは、先に積層さ
れた複数枚の孔側鉄心片19、19aをかしめる際に、
かしめ用突起16a、17aが係合孔16b、17bに
入り込むようになっている。 【0012】図4(A)〜(E)に示す突起側鉄心片1
8、18a、18b及び孔側鉄心片19、19aはそれ
ぞれ、図5及び図6に示すように、、ステーションVIに
て所定の枚数、積層され、繰り返し積層の途中で受けシ
リンダー28により積層受け以上の加圧力を与えてかし
め用突起の先端部を張り出させ、強力にかしめ、図7に
示す複数枚の鉄心片からなる厚さTの固定子用積層鉄心
40が製造される。前記かしめ強化の状態は、図5及び
図6の拡大図で詳細に示すように、受けシリンダー28
で前記加圧力を与えることにより、最下段(第1段)の
突起側鉄心片18のかしめ用突起16aの先端部(黒く
塗った部分)が、最下層の孔側鉄心片19の係合孔16
bの壁面の直下に張り出すように形成され、また、第2
段の突起側鉄心片18aのかしめ用突起17aの先端部
も同様、この第2段積層における最下層の突起側鉄心片
18の係合孔17bの壁面に張り出すように形成され
る。なお、図6中の符号38は、かしめ用突起16aの
背面側の窪みを表しており、窪み38には、固定子用パ
ンチ23で外形抜きをし、かしめ時に使用する固定子用
パンチ23内に設けられたプッシュピン39(図5及び
図6参照)が進退する。また、図5及び図6では、かし
め用突起及び係合孔の位置関係を表しているが、かしめ
用突起及び係合孔の形状は、説明の都合上、展開状態で
模式的に表されている。 【0013】図2に示すように、本発明の一実施の形態
に係る積層鉄心の製造方法を適用したプレス加工金型2
0は、前記各ステーションにおける加工作業を実施でき
るよう以下の通りに構成されている。前記プレス加工金
型20においては、ステーションIII で突起側鉄心片1
4と、孔側鉄心片14aの回転子用の鉄心片が、回転子
用パンチ22を回転子用外形抜きダイ24へ進退させて
それぞれ形成され、所定の枚数積層される。このかしめ
積層を所定積厚まで繰り返して行う途中にて、受けシリ
ンダー27により積層受け以上の加圧力を与え、かしめ
用突起の先端部を係合孔に張り出させる。また、ステー
ションVIで突起側鉄心片18、18a、18bと、孔側
鉄心片、19、19aの固定子用の鉄心片が、固定子用
パンチ23を固定子用外形抜きダイ25に進退させて外
形抜きされ、所定の枚数、所定の位置に積層される。こ
の積層の途中において、受けシリンダー28により積層
受け以上の加圧力で加圧し、かしめ用突起16a、17
aの先端部を係合孔16b、17bに張り出させ、かし
めを強固にする。 【0014】特に、図5及び図6に示すように、突起側
鉄心片18、18a、18bのかしめ用突起16a、1
7aの先端部を、それぞれの段での最下層の孔側鉄心片
19の係合孔16b又は隣り合う下方の突起側鉄心片1
8、18aの係合孔16b、17bの壁面に張り出し、
かしめ力を強固にするために、前記のように積層を繰り
返して行う途中で、受けシリンダー28と固定子用パン
チ23でかしめ中に、受けシリンダー28により積層受
け以上の加圧力を与えるのである。なお、かしめ時に
は、固定子用パンチ23に設けた前記プッシュピン39
はかしめ用突起16a、17aの背面側の窪み38に進
退している。 【0015】図2に示すように、回転子用パンチ22、
固定子用パンチ23のそれぞれの下方には、対応する回
転子用外形抜きダイ24、固定子用外形抜きダイ25が
ダイホルダー26に設けられている。回転子用外形抜き
ダイ24、固定子用外形抜きダイ25の直下にはそれぞ
れ、受けシリンダー27、28のロッド29、30の先
端部に取付けられた受け台31、32が設けられてい
る。 【0016】図3(A)には、本実施の形態におけるか
しめ部16、17の一方を構成するかしめ用突起33
(具体的には、図4(A)〜(C)に示すかしめ用突起
16a、17aを表している)の形成方法を示してい
る。符号35は突起形成刃を示している。また、図3
(B)には、かしめ部16、17の他方を構成する係合
孔34(具体的には、図4(A)、(B)、(D)、
(E)に示す係合孔16b、17bを表している)の形
状を示す。 【0017】図2に示すように、回転子用パンチ22と
固定子用パンチ23との間には、かしめ用突起33或い
は係合孔34を形成するためにパンチ先端がストリッパ
ー41下面に突出する長さをスライドカムプレート42
によって変えられる突起用パンチ36がパンチホルダー
21に取付けられている。このパンチ先端の前記突出す
る長さ換えは、スライドカムプレート42に設けた窪み
44に突起用パンチ36の基端部を係合させるか、係合
を外すかによりなされる。突起用パンチ36の下方に
は、対応するダイ37がダイホルダー26に設けられて
いる。 【0018】次いで、本発明の一実施の形態に係る積層
鉄心の製造方法を適用して固定子用積層鉄心40を製造
する方法を、図を参照して説明する。なお、プレス加工
金型20のステーションIからステーションVまでの加
工工程は、既に終了しているものとし、ステーションVI
における加工作業のみを説明する。 (1)図5及び図6に示すように、固定子用パンチ23
及び固定子用外形抜きダイ25を作用させ、固定子用外
形抜きダイ25の内周面に沿って受けシリンダー28に
より上下方向に進退する受け台32の上面に、外形抜き
した、本実施の形態では3枚の孔側鉄心片19を積層す
る。 【0019】(2)積層された孔側鉄心片19の上に、
外形抜きした突起側鉄心片18を積層する際、突起側鉄
心片18のかしめ用突起16aの背面側の窪み38に、
固定子用パンチ23に設けてあるプッシュピン39が当
接し、受けシリンダー28には、通常の外形抜きして積
層する際に加える力(従来行っている外形抜き、積層時
の加圧力)以上の大きな加圧力を付与し、これによっ
て、第1段の突起側鉄心片18のかしめ用突起16aの
先端部が、最下層の孔側鉄心片19の係合孔16bの壁
面の下に張り出すようにかしめを行う。 【0020】(3)図5及び図6に示すように、第1段
の突起側鉄心片18の上に、順次2枚の孔側鉄心片19
aを積層し、更に、外形抜きした第2段の突起側鉄心片
18aを積層する際、前記(2)と同様にして、該第2
段の突起側鉄心片18aのかしめ用突起17aを、第2
段に積層の孔側鉄心片19a及び第1段の突起側鉄心片
18の係合孔17bにかしめる。 (4)前記(3)に準じて第2段の突起側鉄心片18a
の上に2枚の孔側鉄心片19を積層し、第3段の突起側
鉄心片18を積層する際、かしめる。 【0021】(5)更に、前記(3)及び(4)を、繰
り返して行い、第4、第5段の突起側鉄心片18a、1
8をかしめる。 (6)第5段の突起側鉄心片18の上に2枚の孔側鉄心
片19aを積層し、第6段(最上段)の突起側鉄心片1
8bを積層し、かしめる。かかる積層かしめを所望の積
厚に達するまで行う。 (7)これにより、図7に示すような固定子用積層鉄心
40が受け台32上に製作され、受けシリンダー28に
より受け台32を下降して、排出手段(図示せず)を介
して固定子用積層鉄心40を外部に取り出す。 【0022】前記実施の形態においては、固定子用積層
鉄心40の製造について詳述したが、回転子用積層鉄心
の製造についても前記のように適用できる。回転子用積
層鉄心の場合には、ステーションIIにおいて、かしめ部
13は、固定子用の場合と同様に、半径方向及び周方向
に位置をずらしてかしめ用突起及び係合孔を形成するの
が好ましい。また、図1に示す4か所のかしめ部13の
場合には、軸心に対して対向する2か所のかしめ用突起
と2か所の係合孔とに分けることもできる。固定子用積
層鉄心40は、1枚の突起側鉄心片18、18a、18
bに対して、2枚の孔側鉄心片19、19aを積層した
が、これに限定されず、必要に応じて、3枚以上の孔側
鉄心片19、19aを積層することもできる。 【0023】かしめ用突起16a、17a及び係合孔1
6b、17bは周方向に等ピッチで4か所形成したが、
これに限定されず、必要に応じて、2か所、3か所又は
5か所以上形成することもできる。さらに、かしめ用突
起16a及び係合孔16bと、かしめ用突起17a及び
係合孔17bとを半径方向にずらせて配置したが、これ
に限定されず、ずらせないで配置することもできる。 【0024】 【発明の効果】請求項1記載の積層鉄心の製造方法にお
いては、厚さの薄い、例えば、0.15mm以下の鉄心
片であっても、突起側鉄心片のかしめ用突起の先端部が
それぞれの段に積層の最下層の孔側鉄心片又は隣り合う
下方の突起側鉄心片の係合孔壁面の下に張り出し、複数
枚に積層された鉄心片を強固にかしめることができ、従
来のような、積層鉄心が分離したり、形状が劣化する等
の問題が改善される。また、前記のように板厚の薄い鉄
心片から積層鉄心が形状よく製造されるので、得られた
積層鉄心は優れた特性を有する等の多大の効果が奏され
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施の形態に係る積層鉄心の製造方
法を適用したプレス加工工程の説明図である。 【図2】同積層鉄心の製造方法を適用したプレス加工金
型の断面図である。 【図3】(A)、(B)はそれぞれ、かしめ用突起の形
成方法、係合孔の形状を示す説明図である。 【図4】(A)〜(E)はそれぞれ、突起側鉄心片又は
孔側鉄心片のかしめ用突起、係合孔の形成位置を示す平
面図である。 【図5】固定子用積層鉄心の製造過程を示す説明図であ
る。 【図6】図5の要部拡大図である。 【図7】固定子用積層鉄心の斜視図である。 【符号の説明】 10:鉄心片素材、11:パイロット孔、12:軸孔、
13:かしめ部、14:突起側鉄心片、14a:孔側鉄
心片、15:スロット孔、16:かしめ部、16a:か
しめ用突起、16b:係合孔、17:かしめ部、17
a:かしめ用突起、17b:係合孔、18、18a、1
8b:突起側鉄心片、19、19a:孔側鉄心片、2
0:プレス加工金型、21:パンチホルダー、22:回
転子用パンチ、23:固定子用パンチ、24:回転子用
外形抜きダイ、25:固定子用外形抜きダイ、26:ダ
イホルダー、27、28:受けシリンダー、29、3
0:ロッド、31、32:受け台、33:かしめ用突
起、34:係合孔、35:突起形成刃、36:突起用パ
ンチ、37:ダイ、38:窪み、39:プッシュピン、
40:固定子用積層鉄心、41:ストリッパー、42:
スライドカムプレート、43:駆動手段、44:窪み

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 かしめ用突起及び/又はかしめ用突起に
    係合する係合孔が形成された複数枚の鉄心片を積層し、
    前記かしめ用突起を前記係合孔にかしめて積層鉄心を製
    造する方法であって、鉄心片素材の所定位置に前記係合
    孔が形成され、前記鉄心片素材を外形抜きした複数枚の
    孔側鉄心片を受けシリンダー上に積層し、次いで、前記
    積層された複数枚の前記孔側鉄心片上に、前記鉄心片素
    材の所定位置に前記かしめ用突起及び前記係合孔とが形
    成され、外形抜きして得られた突起側鉄心片を積層し、
    以降、複数枚の前記孔側鉄心片を外形抜き、積層及び前
    記突起側鉄心片の外形抜き、積層を所定積厚まで繰り返
    し、該繰り返し途中の前記突起側鉄心片の積層時に、前
    記かしめ用突起の先端部が下層の前記孔側鉄心片又は隣
    り合う下方の前記突起側鉄心片の前記係合孔壁面の下に
    張り出すように、前記受けシリンダーで積層受け以上の
    加圧力を与えてかしめることを特徴とする積層鉄心の製
    造方法。
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