JP2003061271A - ブラシレス直流モーターのステータおよびその製造方法 - Google Patents

ブラシレス直流モーターのステータおよびその製造方法

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JP2003061271A
JP2003061271A JP2001237017A JP2001237017A JP2003061271A JP 2003061271 A JP2003061271 A JP 2003061271A JP 2001237017 A JP2001237017 A JP 2001237017A JP 2001237017 A JP2001237017 A JP 2001237017A JP 2003061271 A JP2003061271 A JP 2003061271A
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bobbin
magnetic pole
magnetic
stator
pieces
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Ginju Ko
銀樹 洪
Keisho Ko
慶昇 洪
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Sunonwealth Electric Machine Industry Co Ltd
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Sunonwealth Electric Machine Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工製造上において大変便利なると共に、さ
らに大きい磁気伝導通路を有することによりローターの
回転トルクを高めることができるブラシレス直流モータ
ーのステータおよびその製造方法を提供する。 【解決手段】 ボビンを予め定めた巻数まで巻き付ける
ことにより、中心孔を有するリング体を形成し、絶縁処
理を行う。ボビンの両端面にそれぞれ少なくとも一個の
磁極片を嵌入し、各磁極片の磁極面と磁気伝導片をそれ
ぞれボビンの内外周に嵌設し、ボビンの巻線端子を磁極
片の外部へ引っ張り出し、磁極片を結合部材により緊密
に結合することによりステータを形成して、各磁極片の
磁極面はローターの永久磁石と誘導し合うことができる
ように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラシレス直流モ
ーターのステータおよびその製造方法に関するもので、
特に簡単に加工し製造することができるブラシレス直流
モーターのステータに係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のものにあっては、下記のよ
うなものになっている。
【0003】図1に示す従来の中華民国專利公告第22
3374号「小型放熱ファンのステータ結合構造」にお
いては、ステータコイル90、上磁極片91、下磁極片
92、回路板93および基体94により構成されてい
る。適当な外径を有する金属軸管95がステータコイル
90、上磁極片91、下磁極片92および回路板93の
中心孔を貫穿することによって一体になるように結合さ
れ、金属軸管95の底部によって基体94の中心軸孔9
6に結合される。金属軸管95の外径は数段に形成さ
れ、それぞれ最上段のフランジ951、比較的大きい外
径を有する中間段952および底部953として形成さ
れる。ステータコイル90には金属軸管95の比較的大
きい外径を有する中間段952より大きめの中心孔が穿
設される。上磁極片91にはフランジ951の外径より
小さめの中心孔が穿設され、下磁極片92には金属軸管
95の底部953の外径より小さめの中心孔が穿設され
る。回路板93には金属軸管95の底部953の外径よ
り小さめの中心孔が穿設され、強力圧迫方式によって上
磁極片91を金属軸管95のフランジ951に押込み、
金属軸管95の底部953からステータコイル90に嵌
入して金属軸管95の比較的大きい外径の中間段952
に位置させ、金属軸管95の底部953において下磁極
片92と回路板93を結合するように押圧する。金属軸
管95の外径の径差によってステータコイル90は上磁
極片91と下磁極片92に挟着されて金属軸管95の比
較的大きい外径の中間段に固定される。金属軸管95の
底部953の外径は基体94の中心軸孔96の内径より
少し大きくなるように構成されている。
【0004】図2に示すもう一つの従来のブラシレス直
流モーターのステータ構造においては、ステータ80に
コイル803が巻き付けられ、ステータ80の上下両端
にポスト801とポスト802が突出される。ポスト8
01とポスト802は上磁極片81、下磁極片82と回
路板83が結合するのに用いられる。金属軸管84の外
径は上磁極片81、下磁極片82および回路板83に穿
設された中心孔の内径より少し大きくなるように形成さ
れ、金属軸管84を強力圧入方式によって上磁極片8
1、下磁極片82および回路板83に穿設された中心孔
に押込む。さらに金属軸管84には脱出防止のフランジ
841が突設されており、金属軸管84はローター85
の回転軸851が枢着して回転するのに用いられるよう
に構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した図1に示す従
来の「小型放熱ファンのステータ結合構造」において
は、金属軸管95は三段の異なる直径に形成しなければ
ならないため、さらに上磁極片91、下磁極片92およ
び回路板93の中心孔は金属軸管95の外径に対応して
適当な公差を有する内径に形成しなければならない。こ
のため、このようなステータは製造上において大変不便
であり、さらに上磁極片91と下磁極片92は僅かな厚
さだけを有するため、上磁極片91、下磁極片92とロ
ーターの誘導面積も相対的に減らされることにより、こ
のようなステータによってローターの回転トルクを高め
ることができないという問題点があった。
【0006】一方、前述した図2に示す従来のブラシレ
ス直流モーターのステータ構造においては、その製造方
法は大小の外径差を利用して強力圧入方式によって結合
するような方法であり、さらにステータ80の上下両端
に突設されたポスト801およびポスト802は上磁極
片81、下磁極片82および回路板83が結合するのに
用いられている。このように、製造上において大変面倒
で不便であり、さらに上磁極片81と下磁極片82は僅
かな厚さだけを有することにより、上磁極片81、下磁
極片82とローター85の環状永久磁石852の誘導面
積も大きくすることができないため、このようなステー
タによってローターの回転トルクを高めることができな
いという問題点があった。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑みて発明
したものであって、その目的とするところは、加工製造
上において大変簡単になるブラシレス直流モーターのス
テータおよびその製造方法を提供しようとするものであ
る。
【0008】本発明の第二目的は、ステータの上磁極
片、下磁極片とローターの環状永久磁石は比較的大きい
誘導面積を有すると共に、比較的大きい磁気伝導通路を
有するため、ステータによってローターの回転トルクを
高めることができるブラシレス直流モーターのステータ
およびその製造方法を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるブラシレス直流モーターのステータの
製造方法は、下記のようになるものである。すなわち、
本発明のブラシレス直流モーターのステータ製造方法
は、 a)ボビンを予め定めた巻数まで巻き付けることによ
り、中心孔を有するリング体を形成し、絶縁処理を行う
工程と、 b)少なくとも二個の磁極片をそれぞれボビンの両端面
に嵌入させると共に、各磁極片の磁気伝導リングをボビ
ンの外周に環設させ、ボビンの巻線端子を磁極片の外部
へ引っ張り出す工程と、 c)結合部材によって磁極片の外側を環囲し、結合部材
と各磁極片の磁気伝導リングを緊密に結合させることに
より、ステータを形成する工程とを含む。
【0010】また、本発明によるブラシレス直流モータ
ーのステータの製造方法は、下記のように構成すること
もできる。 1. 本発明のブラシレス直流モーターのステータ製造
方法は、 a)ボビンを予め定めた巻数まで巻き付けることによ
り、中心孔を有するリング体を形成し、絶縁処理を行う
工程と、 b)少なくとも二個の磁極片をそれぞれボビンの両端面
に嵌入させると共に、各磁極片の磁極面をずらすように
ボビンの外周に環設させ、各磁極片の磁気伝導片をボビ
ンの中心孔に嵌入させ、ボビンの巻線端子を磁極片の外
部へ引っ張り出す工程と、 c)結合部材によって各磁極片の各磁気伝導片を緊密に
結合させることにより、ステータを形成する工程とを含
む。 2.本発明のブラシレス直流モーターのステータ製造方
法は、 a)ボビンを絶縁層に予め定めた巻数まで巻き付け、絶
縁層に中心孔を穿設する工程と、 b)少なくとも四個の磁極片をそれぞれ絶縁層の両端面
に嵌入させると共に、各磁極片の磁極面をボビンの外周
に環設させ、各磁極片の磁気伝導片を絶縁層の中心孔に
嵌入させ、ボビンの巻線端子を磁極片の外部へ引っ張り
出す工程と、 c)結合部材によって各磁極片の各磁気伝導片を緊密に
結合させることにより、ステータを形成する工程とを含
む。 3.上記ボビン両側の磁極片が二個以上である場合、ボ
ビンの片側の各磁極片に形成された磁極面と磁気伝導片
は隣接または重着するように形成され、さらにボビンの
反対側に嵌入された磁極片は、その各磁極面と磁気伝導
片は互いにずれるように設置される。
【0011】一方、本発明によるブラシレス直流モータ
ーのステータは、上記目的を達成するために、下記のよ
うになるものである。すなわち、本発明のブラシレス直
流モーターのステータは、ボビンと少なくとも二個の磁
極片と結合部材とにより構成される。上記ボビンには絶
縁層と中心孔が設けられ、ボビンには電源と連接するた
めの巻線端子が形成される。上記少なくとも二個の磁極
片はそれぞれボビンの両端面に嵌入されると共に、磁極
片にはそれぞれ磁極面と磁気伝導リングが形成され、少
なくとも二個の磁極片の各磁極面は互いにずれるように
設置されると共に、各磁極片の磁極面はボビンの中心孔
の内部に嵌入され、各磁極片の磁気伝導リングはボビン
の外周に環設される。上記結合部材は各磁極片に環設さ
れた各磁気伝導リングの外周壁に緊密に結合される。
【0012】また、本発明によるブラシレス直流モータ
ーのステータは、下記のように構成することもできる。 1.ボビン、少なくとも二個の磁極片および結合部材に
より構成される。上記ボビンには絶縁層と中心孔が設け
られ、ボビンには電源と連接するための巻線端子が形成
される。上記少なくとも二個の磁極片はそれぞれボビン
の両端面に嵌入されると共に、磁極片にはそれぞれ磁極
面と磁気伝導片が形成され、磁極面と磁気伝導片はそれ
ぞれ互いにずれるように設置されると共に、各磁極片の
磁極面はボビンの外周に環設され、各磁極片の磁気伝導
片はボビンの中心孔の内部に嵌入される。上記結合部材
は各磁極片に環設された各磁気伝導片の内周壁に緊密に
結合される。 2.上記ボビンの両端面に嵌入された磁極片はそれぞれ
二個以上で、同じ側の各磁極片の磁極面は相互に隣接、
重着または局部的に重着するように形成される。 3.上記ボビンの両端面に嵌入された磁極片はそれぞれ
二個以上で、同じ側の各磁極片の磁気伝導片は相互に隣
接、重着または局部的に重着するように形成される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明による実施例について、以
下、図面を参照して説明する。
【0014】
【実施例1】図3は本発明の第1実施例によるブラシレ
ス直流モーターのステータの分解斜視図で、主にボビン
1、少なくとも二個の磁極片2および結合部材3などの
部材により構成される。
【0015】ボビン1は従来の金属線を巻線機によって
巻き付けて中心孔12を有するリング体に形成される。
ボビン1には浸漬めっき等の方式によって絶縁層を形成
したり或いは絶縁層を被覆したりする方が好ましく、さ
らにボビン1には電源と連接するための巻線端子11が
形成される。
【0016】少なくとも二個の磁極片2は磁気伝導材料
により製造されると共に、磁極片2はボビン1の両端面
に結合されることができ、各磁極片2には磁極面21と
磁気伝導リング22が形成される。最良な適用形態とし
て各磁極面21は磁極片2の中心に近い比較的小さい半
径の円周に位置され、また上下磁極片2の磁極面21は
互いにずれるように、さらに中心孔23が形成されるよ
うに環設される。中心孔23にローターの誘導磁石を収
容することができるため、磁極面21と誘導することに
よってローターは回転することができ、また磁気伝導リ
ング22はステータ2の外周に環設される。
【0017】結合部材3は磁気伝導材料により製造され
る方が好ましく、結合部材3は上下磁極片2の各磁気伝
導リング22と結合するように形成されるため、磁極片
2は固定されることができると共に、結合部材3は磁気
伝導の作用を補助することができる。
【0018】本実施例のステータは下記の工程によって
完成されるものである。 a)ボビン1を予め定めた巻数まで巻き付けることによ
り、中心孔12を有するリング体を形成し、それから絶
縁処理を行う工程と、 b)二個の磁極片2をそれぞれボビン1の両端面に嵌入
させると共に、各磁極片2の磁極面21をボビン1の中
心孔12に嵌入させ、各磁気伝導リング22をボビン1
の外周に環設させ、それからボビン1の巻線端子11を
磁極片2の外部へ引っ張り出す工程と、 c)結合部材3によって各磁極片2の外側を環囲し、そ
れから結合部材3と各磁極片2の磁気伝導リング22を
緊密に結合させることにより、ステータを形成する工程
(図4に示す如く)。
【0019】
【実施例2】図5は本発明の第2実施例によるブラシレ
ス直流モーターのステータの分解斜視図で、主にボビン
1、二個の磁極片4および結合部材5などの部材により
構成される。
【0020】ボビン1は、前述した第1実施例と同様
に、巻線、浸漬めっき或いは絶縁層の被覆を経て形成さ
れるもので、巻線端子11によって電源と連接すること
ができ、さらにボビン1は中心孔12を有するリング体
に形成される。
【0021】少なくとも二個の磁極片4は磁気伝導材料
により製造されると共に、磁極片4はそれぞれボビン1
の両端面に結合されることができる。各磁極片4には磁
極面41と磁気伝導片42が形成され、磁極面41は磁
極片4の比較的大きい半径の円周に位置されると共に、
ローターに環設された環状永久磁石と誘導し合うように
形成される。磁気伝導片42は磁極片4の中心に近い比
較的小さい半径の円周に位置され、磁気伝導片42が囲
んだ範囲は中心孔43に形成され、中心孔43は結合部
材5の大小の外径差によって緊密に結合することができ
る。最良な実施形態としてボビン1の両側に位置された
各磁極面41はそれぞれ互いにずれるように設置され
る。
【0022】結合部材5は磁気伝導材料により製造さ
れ、結合部材5は上下磁極片4の各磁気伝導片42と結
合するように形成されるため、磁極片4は固定されるこ
とができると共に、結合部材5は磁気伝導の作用を補助
することができる。
【0023】本実施例のステータは下記の工程によって
完成されるものである。 a)ボビン1を予め定めた巻数まで巻き付けることによ
り、中心孔12を有するリング体を形成し、それから絶
縁処理を行う工程と、 b)少なくとも二個の磁極片4をそれぞれボビン1の両
端面に嵌入させると共に、各磁極片4の磁極面41がず
れるようにボビン1の外周に環設させ、それから各磁極
片4の磁気伝導片42をボビン1の中心孔12に嵌入さ
せ、ボビン1の巻線端子11を磁極片4の外部へ引っ張
り出す工程と、 c)結合部材5によって各磁極片4の各磁気伝導片42
を緊密に結合させることにより、ステータを形成する工
程(図4に示す如く)。
【0024】
【実施例3】図7は本発明の第3実施例によるブラシレ
ス直流モーターのステータの分解斜視図で、主にボビン
6、四個の磁極片7および結合部材5などの部材により
構成される。
【0025】ボビン6に絶縁層63を巻き付けることが
できると共に、ボビン1は巻線端子61によって電源と
連接することができ、さらに絶縁層63には中心孔62
が形成される。
【0026】磁極片7は磁気伝導材料により製造される
と共に、ボビン6の両端面にはそれぞれ一個以上の磁極
片7が結合される。各磁極片7には複数個の磁極面71
と磁気伝導片72が形成され、各磁極面71は磁極片7
の比較的大きい半径の円周に位置されると共に、ロータ
ーに環設された環状永久磁石と誘導し合うように形成さ
れる。各磁気伝導片72は絶縁層63の中心孔62の内
径の円周に位置され、磁気伝導片72が囲んだ範囲は中
心孔73に形成され、中心孔73は結合部材5の大小の
外径差によって緊密に結合することができる。最良な実
施形態としてボビン6の両端面にはそれぞれ二個の磁極
片7が嵌入され、ボビン6の片側の二個の磁極片7に形
成された磁極面71は相互に隣接または重着するように
形成される。さらに同じ側の二個の磁極片7に形成され
た磁気伝導片72もまた相互に隣接または重着するよう
に形成され、そしてボビン6の反対側に嵌入された二個
の磁極片7は、その各磁極面71は互いにずれるように
設置されると共に、各磁気伝導片72も互いにずれるよ
うに設置される。
【0027】結合部材5は磁気伝導材料により製造さ
れ、結合部材5は上下磁極片7の各磁気伝導片72と結
合するように形成されるため、磁極片7は固定されるこ
とができると共に、結合部材5は磁気伝導の作用を補助
することができる。
【0028】本実施例のステータは下記の工程によって
完成されるものである。 a)ボビン6を絶縁層63に予め定めた巻数まで巻き付
け、絶縁層63に中心孔62を穿設する工程と、 b)各磁極片7の磁気伝導片72をそれぞれ絶縁層63
の中心孔62に嵌入させると共に、各磁極片7の磁極面
71をボビン6の外周に環設させ、それからボビン6の
巻線端子61を磁極片7の外部へ引っ張り出す。ボビン
6の両側の磁極片7が二個以上である場合、片側の各磁
極片7に形成された磁極面71と磁気伝導片72をそれ
ぞれ隣接または重着するようにさせることができ、そし
てボビン6の反対側の各磁極片7は、その各磁極面71
と磁気伝導片72を互いにずれるように設置する工程
と、 c)結合部材5によって各磁極片7の各磁気伝導片72
を緊密に結合させることにより、ステータを形成する工
程。
【0029】本実施例のステータは、さらに大きい磁極
面71と磁気伝導片72を有するため、結合部材5とは
比較的大きい磁気伝導通路を構成することができ、ステ
ータが比較的大きい磁力線を有するように形成されるた
め、ローターにさらに大きい回転トルクを提供すること
ができる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構造を有すると
共に、ステータの磁極面は比較的大きい誘導面積を有す
るように形成され、さらにステータの結合部材と磁極片
の磁気伝導リング(磁気伝導片)が結合した後、比較的
大きい厚さに形成されるため、磁力線を増やすことがで
きることにより、本発明のステータによってローターに
比較的大きい回転トルクを提供すうことができるという
利点がある。
【0031】本発明は、その精神及び必須の特徴事項か
ら逸脱することなく他のやり方で実施することができ
る。従って、本明細書に記載した好ましい実施形態は例
示的なものであり、限定を意図するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のステータ構造の例を示す分解斜視図で
ある。
【図2】 従来のステータ構造の別の例を示す分解斜視
図である。
【図3】 本発明の第1実施例によるブラシレス直流モ
ーターのステータの分解斜視図である。
【図4】 図3に示すステーターの組立状態を示す断面
図である。
【図5】 本発明の第2実施例によるブラシレス直流モ
ーターのステータの分解斜視図である。
【図6】 図5に示すステーターの組立状態を示す断面
図である。
【図7】 本発明の第3実施例によるブラシレス直流モ
ーターのステータの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ボビン 11 巻線端子 12 中心孔 2 磁極片 21 磁極面 22 磁気伝
導リング 23 中心孔 3 結合部
材 4 磁極片 41 磁極面 42 磁気伝導片 43 中心孔 5 結合部材 6 ボビン 61 巻線端子 62 中心孔 63 絶縁層 7 磁極片 71 磁極面 72 磁気伝
導片 73 中心孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H002 AA07 AB05 AB06 AC06 AC09 AE08 5H019 AA09 BB13 CC04 CC09 DD07 EE02 EE14 5H604 AA08 BB14 CC05 CC19 PC05 QA01 QA06 QB12 5H615 AA01 BB01 BB07 BB14 PP01 PP10 PP20 RR02 SS03 SS04 SS18 SS19 5H621 GA02 GA07 GA12 GA14 GA16 GB10 JK02 JK04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)ボビン(1)を予め定めた巻数まで
    巻き付けることにより、中心孔(12)を有するリング
    体を形成し、絶縁処理を行う工程と、 b)少なくとも二個の磁極片(2)をそれぞれボビン
    (1)の両端面に嵌入させると共に、各磁極片(2)の
    磁気伝導リング(22)をボビン(1)の外周に環設さ
    せ、ボビン(1)の巻線端子(11)を磁極片(2)の
    外部へ引っ張り出す工程と、 c)結合部材(3)によって磁極片(2)の外側を環囲
    し、結合部材(3)と各磁極片(2)の磁気伝導リング
    (22)を緊密に結合させることにより、ステータを形
    成する工程とを含むブラシレス直流モーターのステータ
    製造方法。
  2. 【請求項2】 a)ボビン(1)を予め定めた巻数まで
    巻き付けることにより、中心孔(12)を有するリング
    体を形成し、絶縁処理を行う工程と、 b)少なくとも二個の磁極片(4)をそれぞれボビン
    (1)の両端面に嵌入させると共に、各磁極片(4)の
    磁極面(41)をずらすようにボビン(1)の外周に環
    設させ、各磁極片(4)の磁気伝導片(42)をボビン
    (1)の中心孔(12)に嵌入させ、ボビン(1)の巻
    線端子(11)を磁極片(4)の外部へ引っ張り出す工
    程と、 c)結合部材(3)によって各磁極片(4)の各磁気伝
    導片(42)を緊密に結合させることにより、ステータ
    を形成する工程とを含むブラシレス直流モーターのステ
    ータ製造方法。
  3. 【請求項3】 a)ボビン(6)を絶縁層(63)に予
    め定めた巻数まで巻き付け、絶縁層(63)に中心孔
    (62)を穿設する工程と、 b)少なくとも四個の磁極片(7)をそれぞれ絶縁層
    (63)の両端面に嵌入させると共に、各磁極片(7)
    の磁極面(71)をボビン(6)の外周に環設させ、各
    磁極片(7)の磁気伝導片(72)を絶縁層(63)の
    中心孔(62)に嵌入させ、ボビン(6)の巻線端子
    (61)を磁極片(7)の外部へ引っ張り出す工程と、 c)結合部材(5)によって各磁極片(7)の各磁気伝
    導片(72)を緊密に結合させることにより、ステータ
    を形成する工程とを含むブラシレス直流モーターのステ
    ータ製造方法。
  4. 【請求項4】 上記ボビン(6)両側の磁極片(7)が
    二個以上である場合、ボビン(6)の片側の各磁極片
    (7)に形成された磁極面(71)と磁気伝導片(7
    2)は隣接または重着するように形成され、さらにボビ
    ン(6)の反対側に嵌入された磁極片(7)は、その各
    磁極面(71)と磁気伝導片(72)は互いにずれるよ
    うに設置されることを特徴とする請求項3記載のブラシ
    レス直流モーターのステータ製造方法。
  5. 【請求項5】 ボビン(1)と少なくとも二個の磁極片
    (2)と結合部材(3)とにより構成されるブラシレス
    直流モーターのステータであって、上記ボビン(1)に
    は絶縁層と中心孔(12)が設けられ、ボビン(1)に
    は電源と連接するための巻線端子(11)が形成され、
    上記少なくとも二個の磁極片(2)はそれぞれボビン
    (1)の両端面に嵌入されると共に、磁極片(2)には
    それぞれ磁極面(21)と磁気伝導リング(22)が形
    成され、少なくとも二個の磁極片(2)の各磁極面(2
    1)は互いにずれるように設置されると共に、各磁極片
    (2)の磁極面(21)はボビン(1)の中心孔(1
    2)の内部に嵌入され、各磁極片(2)の磁気伝導リン
    グ(22)はボビン(1)の外周に環設され、上記結合
    部材(3)は各磁極片(2)に環設された各磁気伝導リ
    ング(22)の外周壁に緊密に結合されることを特徴と
    するステータ。
  6. 【請求項6】 ボビン(1)と少なくとも二個の磁極片
    (4)と結合部材(5)とにより構成されるブラシレス
    直流モーターのステータであって、上記ボビン(1)に
    は絶縁層と中心孔(12)が設けられ、ボビン(1)に
    は電源と連接するための巻線端子(11)が形成され、
    上記少なくとも二個の磁極片(4)はそれぞれボビン
    (1)の両端面に嵌入されると共に、磁極片(4)には
    それぞれ磁極面(41)と磁気伝導片(42)が形成さ
    れ、磁極面(41)と磁気伝導片(42)はそれぞれ互
    いにずれるように設置されると共に、各磁極片(4)の
    磁極面(41)はボビン(1)の外周に環設され、各磁
    極片(4)の磁気伝導片(41)はボビン(1)の中心
    孔(12)の内部に嵌入され、上記結合部材(5)は各
    磁極片(4)に環設された各磁気伝導片(42)の内周
    壁に緊密に結合されることを特徴とするステータ。
  7. 【請求項7】 上記ボビン(1)の両端面に嵌入された
    磁極片(2,4)はそれぞれ二個以上で、同じ側の各磁
    極片(2,4)の磁極面(21,41)は相互に隣接、
    重着または局部的に重着するように形成されることを特
    徴とする請求項5または6記載のブラシレス直流モータ
    ーのステータ。
  8. 【請求項8】 上記ボビン(1)の両端面に嵌入された
    磁極片(4)はそれぞれ二個以上で、同じ側の各磁極片
    (4)の磁気伝導片(42)は相互に隣接、重着または
    局部的に重着するように形成されることを特徴とする請
    求項6記載のブラシレス直流モーターのステータ。
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