JP2003060789A - 設備管理方法 - Google Patents

設備管理方法

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JP2003060789A
JP2003060789A JP2001251386A JP2001251386A JP2003060789A JP 2003060789 A JP2003060789 A JP 2003060789A JP 2001251386 A JP2001251386 A JP 2001251386A JP 2001251386 A JP2001251386 A JP 2001251386A JP 2003060789 A JP2003060789 A JP 2003060789A
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control device
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JP2001251386A
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Daizo Kuroyanagi
大造 黒柳
Tetsuaki Kamata
哲彰 鎌田
Noriaki Saito
典明 斉藤
Ryoichi Aoyama
良一 青山
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は設備管理装置が複数のサービス制御
装置を収容する場合に、各サービス制御装置における設
定作業の不完了や物理的機能制限などに起因して実行不
可能な機能が存在する場合に実行可能な機能と実行不可
能な機能とを設備管理装置上で区別することが可能な設
備管理方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 サービス制御装置と設備管理装置とを備
える通信サービス制御網の設備管理方法であって、設備
管理装置に収容される同一の機能群を搭載した複数台の
サービス制御装置の間で設定作業の不完了又は物理的性
能制限に起因して動作可能な機能に差がある場合に、サ
ービス制御装置毎にそれに割り当てられた機能群を表す
機能群識別情報と、前記機能群に含まれる複数の機能の
それぞれの動作可否を表す機能識別情報とを互いに対応
付けて設備管理装置上で保持し前記機能群識別情報及び
機能識別情報に基づいて動作可能な機能及び動作不可能
な機能の少なくとも一方を両者を区別可能な形式で表示
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信サービス制御網
で利用される設備管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば電話回線などを用いて複数の通信
端末装置間で音声,映像あるいはデータを含む信号を伝
送する場合には、通信端末装置間の伝達パスを接続させ
るために少なくとも1つの伝達交換機が用いられる。伝
達交換機とは一般的な交換機であり、ルーチング設定及
び方路設定を行う。
【0003】一方、サービス制御装置(SCP:サービ
スコントロールポイント)は加入者情報を保持してお
り、伝達交換機からの問い合わせに対して、接続動作に
必要な情報を応答し動作指示を与える。一例として、端
末(A)から発信して端末(B)に着信する場合に、端
末(B)が転送電話である場合を想定する。端末(A)
が発信すると、端末(B)の番号情報に基づき伝達交換
機はどのサービス制御装置で管理されているかを識別
し、そのサービス制御装置に問い合わせを行う。
【0004】その場合、サービス制御装置は端末(B)
の番号の転送先設定の有無及び転送先番号情報を管理し
ているので、その情報を伝達交換機に通知する。これに
より、伝達交換機は端末(B)の転送先に対して接続を
行うことができる。また、サービス制御装置は加入者情
報の他に、所定のサービスを実行するために必要な所デ
ータと呼ばれるサービス制御実行データを保持する。サ
ービス制御実行データは代表的な情報として次の情報を
含んでいる。
【0005】(1)自局交換機情報:SCP設置ビル
名,ユニット名 (2)交換機のアドレス情報:共通線信号処理を行うた
めのアドレス情報 (3)共通線信号処理に関する情報:共通線信号処理を
行うためのアドレス情報,収容情報,ルーチング情報 (4)ハードウェアの構成情報:パッケージの実装位置
情報,ハードディスク等の割付情報 (5)保守系装置情報:設備管理装置との間の通信のコ
マンド,メッセージやファイル転送を行う際の接続情報 また、複数台のサービス制御装置について設備稼働状
況,故障状況の収集及び分析などの設備管理を集約的に
行うために、設備管理装置が存在する。この設備管理装
置は、それに収容された複数台のサービス制御装置の各
々の機能を図7に示すように複数機能からなる機能群の
単位で認識している。
【0006】設備管理装置を操作する作業者は、各サー
ビス制御装置に対して設備管理装置が認識している機能
群に含まれる全ての機能の実行を指示することができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般にサー
ビス制御装置はコンピュータのハードウェアとソフトウ
ェアとで構成される。従って、コンピュータをサービス
制御装置として機能させるためにはコンピュータに様々
な機能に対応する様々なソフトウェア(プログラムやデ
ータ)を予めインストールしなければならない。
【0008】しかし、コンピュータにソフトウェアをイ
ンストールする際に、必要とされるソフトウェアの一部
分の機能のインストールを実施しなかったり、指定が必
要とされるパラメータの設定が未完了になる場合もあ
る。また、コンピュータの処理速度,メモリ容量,デー
タベース容量などの制約により、一部分の機能が正常に
機能しない場合もある。
【0009】このような理由でサービス制御装置にイン
ストールされている機能の一部が正常に動作しない場合
であっても、それを管理している設備管理装置は、正常
に動作しない機能を含む機能群の単位でのみ各サービス
制御装置の機能を把握している。従って、設備管理装置
を操作する作業者が設備管理装置上で実行可能として把
握されている機能群に含まれる特定の機能について、実
行指示を設備管理装置からサービス制御装置に与える
と、エラー応答(準正常応答)がサービス制御装置から
設備管理装置に返される。また、サービス制御装置は入
力された実行指示をエラーとして扱う。
【0010】このため、設備管理装置を操作する作業者
は当然動くはずと認識している機能について正しい操作
を行っているにも拘わらずエラーが返されるので、混乱
してしまう。すなわち、通信サービス制御網の設備状態
が誤って作業者に認識され、当該通信サービス制御網の
操作性に支障をきたす。上記の理由によってサービス制
御装置の機能群の一部の機能が正常に動作しない場合に
は、従来はオフラインで設備管理装置を操作する作業者
に連絡し、該当する機能の実行操作を規制するように対
応していた。しかし、設備管理装置上では各サービス制
御装置で実行不可能な機能を把握できないので混乱が生
じる。
【0011】本発明は、設備管理装置が複数のサービス
制御装置を収容する場合に、各サービス制御装置におけ
る設定作業の不完了や物理的機能制限などに起因して実
行不可能な機能が存在する場合に、実行可能な機能と実
行不可能な機能とを設備管理装置上で区別することが可
能な設備管理方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1は、通信端末装
置間で音声,映像及びデータの少なくとも1つを含む信
号の伝達パスを接続させる複数の伝達交換機に動作指示
を与えるサービス制御装置と、複数台のサービス制御装
置の設備稼働状況及び故障状況の収集,分析などの設備
管理を集約的に行ない自身が収容するサービス制御装置
の機能を複数の機能からなる機能群の単位で認識する設
備管理装置とを備える通信サービス制御網の設備管理方
法であって、設備管理装置に収容される同一の機能群を
搭載した複数台のサービス制御装置の間で、設定作業の
不完了又は物理的性能制限に起因して動作可能な機能に
差がある場合に、サービス制御装置毎に、それに割り当
てられた機能群を表す機能群識別情報と、前記機能群に
含まれる複数の機能のそれぞれの動作可否を表す機能識
別情報とを互いに対応付けて設備管理装置上で保持し、
前記機能群識別情報及び機能識別情報に基づいて、動作
可能な機能及び動作不可能な機能のいずれか一方又は両
者を区別可能な形式で表示することを特徴とする。
【0013】請求項1においては、各サービス制御装置
に割り当てられた機能群を表す機能群識別情報とその機
能群に含まれる複数の機能のそれぞれの動作可否を表す
機能識別情報とを互いに対応付けて設備管理装置上で保
持しているので、機能群に含まれる各々の機能の動作可
否を区別可能な形式で、設備管理装置を操作する作業者
に明示することができる。
【0014】従って、作業者はサービス制御装置におけ
る設定作業の不完了又は物理的性能制限に起因して動作
不可能な機能について、該当するサービス制御装置上で
は実行不可能であることを認識でき操作上の混乱は回避
できる。請求項2は、通信端末装置間で音声,映像及び
データの少なくとも1つを含む信号の伝達パスを接続さ
せる複数の伝達交換機に動作指示を与えるサービス制御
装置と、複数台のサービス制御装置の設備稼働状況及び
故障状況の収集,分析などの設備管理を集約的に行ない
自身が収容するサービス制御装置の機能を複数の機能か
らなる機能群の単位で認識する設備管理装置とを備える
通信サービス制御網の設備管理方法であって、設備管理
装置に収容される同一の機能群を搭載した複数台のサー
ビス制御装置の間で、設定作業の不完了又は物理的性能
制限に起因して、動作可能な機能に差がある場合に、各
サービス制御装置毎に割り当てられた機能群に含まれる
複数の機能のそれぞれの動作可否を表す機能識別情報を
サービス制御装置上で保持し、設備管理装置からサービ
ス制御装置に対して動作不可能な機能の実行が指示され
た場合には、前記機能識別情報に基づいて、理由情報を
含むエラーの応答をサービス制御装置から設備管理装置
に返信することを特徴とする。
【0015】請求項2においては、サービス制御装置に
割り当てられた機能群に含まれる複数の機能のそれぞれ
の動作可否を表す機能識別情報をサービス制御装置上で
保持しているので、サービス制御装置は設備管理装置か
ら指示された機能の実行指示に対して、当該機能の実行
可否を識別することができる。すなわち、設定作業の不
完了又は物理的性能制限に起因して該当機能が動作不可
能である場合には、設定作業の不完了又は物理的性能制
限に起因して当該機能が動作不可能である旨を示す理由
情報を含むエラーの応答が設備管理装置に返信されるの
で、設備管理装置を操作する作業者は実行を指示した機
能が設定作業の不完了又は物理的性能制限に起因して実
行不可能であることを認識でき操作上の混乱は回避でき
る。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の設
備管理方法の1つの実施の形態について、図1〜図3を
参照して説明する。この形態は請求項1に対応する。図
1はこの形態のシステム構成を示すブロック図である。
図2はこの形態の設備管理装置の動作を示すフローチャ
ートである。図3はこの形態の通信シーケンスを示すシ
ーケンス図である。
【0017】この形態で想定する通信サービス制御網2
0には、図1に示すように複数のサービス制御装置21
(1),21(2),21(3),・・・及び設備管理装置10
が備わっている。例えば電話回線などを用いて複数の通
信端末装置間で音声,映像あるいはデータを含む信号を
伝送する場合には、通信端末装置間の伝達パスを接続さ
せるために少なくとも1つの伝達交換機が用いられる。
伝達交換機とは一般的な交換機であり、ルーチング設定
及び方路設定を行う。
【0018】図1に示す各サービス制御装置21は、加
入者情報を保持しており図示しない伝達交換機からの問
い合わせに対して、接続動作に必要な情報を応答し動作
指示を与える。設備管理装置10は、それに収容された
複数台のサービス制御装置21(1),21(2),21
(3),・・・の設備稼働状況及び故障状況の収集,分析
などの設備管理を集約的に行なう。
【0019】設備管理装置10に備わった機能管理DB
(データベースの略、以下同様)11には、図1に示す
ように装置名データ31,機能群名データ32及び機能
名データ33が互いに関連付けて登録されている。装置
名データ31は、対応する設備管理装置10に収容され
た複数台のサービス制御装置21(1),21(2),21
(3),・・・の各々に割り当てられた名称を表してい
る。
【0020】機能群名データ32は、複数の機能で構成
される機能群の各々に割り当てられた名称を表してい
る。この例では、「機能群α」の名称の機能群には「機
能α1」,「機能α2」,「機能α3」,・・・が含ま
れ、「機能群β」の名称の機能群には「機能β1」,
「機能β2」,「機能β3」,・・・が含まれている。
機能名データ33には、各機能の名称とその機能の「あ
り」,「なし」を示す情報が含まれている。通常は、1
つの機能群に含まれる全ての機能が同時にサービス制御
装置21に組み込まれるので、機能名データ33におけ
る各機能は全てが「あり」になる。
【0021】しかし、各サービス制御装置21における
設定作業の不完了又は物理的性能制限に起因して、動作
不可能な機能が存在する場合もある。例えば、各サービ
ス制御装置21を構成するコンピュータに1つの機能群
に含まれる全てのソフトウェアをインストールする場合
であっても、必要とされるソフトウェアの一部分の機能
のインストールに失敗したり、指定が必要とされるパラ
メータの設定が未完了になる場合もある。また、コンピ
ュータの処理速度,メモリ容量,データベース容量など
の制約により、一部分の機能が正常に機能しない場合も
ある。
【0022】このような理由に起因して実際には動作不
可能な機能が存在する場合には、対応する機能の機能名
データ33に「なし」が登録される。そして、それ以外
の動作可能な機能の機能名データ33には「あり」が登
録される。図1に示す設備管理装置10の動作につい
て、図2を参照して説明する。ステップS10では、設
備管理装置10を操作する作業者が所定の端末を用いて
操作対象の特定のサービス制御装置21を選択できるよ
うに、端末の画面上にサービス制御装置21の名称リス
トをメニュー表示する。
【0023】ステップS11では、作業者からの特定の
サービス制御装置名の選択入力を受け付ける。ステップ
S12では、選択されたサービス制御装置名に対応する
機能群を機能管理DB11上で検索する。選択されたサ
ービス制御装置名に対応する機能群名が機能群名データ
32として機能管理DB11に登録されている場合には
ステップS12からS13に進み、未登録の場合にはス
テップS18に進む。
【0024】ステップS13では、選択されたサービス
制御装置名に対応付けられた機能群の中で、動作可能な
機能を機能管理DB11上で検索する。すなわち、特定
の機能群名データ32と対応付けられた機能名データ3
3の中で「あり」として登録された各機能を検索する。
例えば、図1において「サービス制御装置(A)」が選
択された場合、それに対応する「機能群α」に含まれる
「機能α1」,「機能α2」,「機能α3」,・・につ
いて「あり」として登録された機能を検索する。1つ以
上の動作可能な機能が見つかった場合には、ステップS
13からS14に進み、見つからない場合にはステップ
S20に進む。
【0025】ステップS14では、ステップS13にお
ける検索結果に基づいて、選択されたサービス制御装置
21上で動作可能な全ての機能の機能リストを作業者の
端末にメニュー表示する。ステップS15では、作業者
の入力(メニュー選択)に従って、動作可能な機能のリ
ストの中で指定された機能に関する実行指示を選択され
たサービス制御装置21に送信する。
【0026】ステップS16では、ステップS15で送
出した動作指示に対するサービス制御装置21からの応
答を受信する。ステップS17では、ステップS16で
受信した応答の内容を表示する。ステップS18ではエ
ラーを検出し、ステップS19ではエラーを表示する。
同様に、ステップS20ではエラーを検出し、ステップ
S21ではエラーを表示する。
【0027】次に、通信シーケンスについて図3を参照
しながら説明する。作業者は、特定のサービス制御装置
21に対する設備管理作業を実施するために、設備管理
装置10上で操作対象となる特定のサービス制御装置2
1を選択する(S11)。すると、設備管理装置10は
選択した装置名(a1)を自装置内の機能管理DB11
に送信する。そして、装置名データ31と機能群名デー
タ32との対応関係を示すデータを参照し、選択された
装置の機能群を検索する(S12)。
【0028】選択された装置に対応する機能群が見つか
った場合には、その機能群名を装置名に付加したパラメ
ータ(a2)を次の処理に渡す。そして、機能群名デー
タ32と機能名データ33との対応関係を示すデータを
参照し、選択された機能群に含まれる機能の中から動作
可能な機能を検索する(S13)。検索の結果、選択さ
れた装置名に対応する機能群と対応付けて動作可能な機
能が登録されていた場合には、可動機能リスト(a3)
を出力し、可動機能の情報を設備管理装置10上で表示
する(S14)。
【0029】作業者が表示された可動機能リストを参照
して特定の機能を選択すると、その機能に対する実行指
示が行われる(S15)。すなわち、設備管理装置10
は機能の実行指示(a4)を選択されたサービス制御装
置21に送信する。サービス制御装置21は、機能の実
行指示(a4)を受信するとそれに対応した動作を実行
した後、応答(a5)を設備管理装置10に送信する。
【0030】設備管理装置10は応答(a5)を受信し
て(S16)その内容を設備管理装置10を操作する作
業者に対して表示する(S17)。 (第2の実施の形態)本発明の設備管理方法の1つの実
施の形態について、図4〜図6を参照して説明する。こ
の形態は請求項2に対応する。
【0031】図4はこの形態のシステム構成を示すブロ
ック図である。図5はこの形態のシステムの動作を示す
フローチャートである。図6はこの形態の通信シーケン
スを示すシーケンス図である。この形態は、第1の実施
の形態の変形例である。図4において、図1と対応する
要素は同じ符号を付けて示してある。
【0032】この形態で想定する通信サービス制御網2
0には、図4に示すように複数のサービス制御装置21
(1),21(2),21(3),・・・及び設備管理装置10
が備わっている。この形態では、特別な情報を保持する
機能管理DB22がサービス制御装置21(1),21
(2),21(3),・・・の各々に備わっている。また、設
備管理装置10内部のデータベースには、各サービス制
御装置21に対応する装置名データ31と機能群名デー
タ32との対応関係のみが保持されている。
【0033】機能管理DB22には、機能群名データ4
1と機能名データ42とが互いに対応付けて登録してあ
る。機能群名データ41は、複数の機能で構成される機
能群に割り当てられた名称を表す。
【0034】機能名データ42は、機能群に含まれる複
数の機能の各々について、割り当てられた名称とその機
能の「あり」,「なし」を表す情報とを含んでいる。通
常は、1つの機能群に含まれる全ての機能が同時にサー
ビス制御装置21に組み込まれるので、機能名データ4
2における各機能は全てが「あり」になる。しかし、各
サービス制御装置21における設定作業の不完了又は物
理的性能制限に起因して、動作不可能な機能が存在する
場合もある。
【0035】例えば、各サービス制御装置21を構成す
るコンピュータに1つの機能群に含まれる全てのソフト
ウェアをインストールする場合であっても、必要とされ
るソフトウェアの一部分の機能のインストールに失敗し
たり、指定が必要とされるパラメータの設定が未完了に
なる場合もある。また、コンピュータの処理速度,メモ
リ容量,データベース容量などの制約により、一部分の
機能が正常に機能しない場合もある。
【0036】このような理由に起因して実際には動作不
可能な機能が存在する場合には、対応する機能の機能名
データ42に「なし」が登録される。そして、それ以外
の動作可能な機能の機能名データ42には「あり」が登
録される。この形態におけるシステムの主要な動作を図
5に示す。まず、設備管理装置10側の動作について説
明する。
【0037】ステップS30では、設備管理装置10を
操作する作業者が所定の端末を用いて操作対象の特定の
サービス制御装置21を選択できるように、端末の画面
上にサービス制御装置21の名称リストをメニュー表示
する。ステップS31では、作業者からの特定のサービ
ス制御装置名の選択入力を受け付ける。
【0038】ステップS32では、選択されたサービス
制御装置名に対応する機能群を内部のデータベース上で
検索する。選択されたサービス制御装置名に対応する機
能群名が機能群名データ32としてデータベースに登録
されている場合にはステップS32からS33に進み、
未登録の場合にはステップS37に進む。ステップS3
3では、選択されたサービス制御装置名に対応付けられ
た機能群に含まれる全ての機能のリストを設備管理装置
10を操作する作業者に対して表示する。
【0039】ステップS34では、作業者の入力操作に
従って、選択された機能の実行指示を選択されたサービ
ス制御装置21に対して送信する。ステップS35で
は、ステップS34で送信した実行指示に対するサービ
ス制御装置21からの応答を受信する。ステップS36
では、受信した応答の内容を表示する。
【0040】ステップS37ではエラーの発生を検出
し、ステップS38では作業者に対してエラーを表示す
る。次に、各サービス制御装置21の動作を説明する。
ステップS41では、設備管理装置10からの機能の実
行指示を受信する。ステップS42では、ステップS4
1で受信した実行指示の対象となる機能について、動作
可否を機能管理DB22上で検索を行い、機能名データ
42の「あり」,「なし」を参照して実行可否を識別す
る。実行可能であればステップS42からS43に進
み、実行不可能であればステップS44に進む。
【0041】ステップS43では、指示された機能を実
行する。ステップS44では、「動作不可能」を表す情
報を含む応答を設備管理装置10に対して送信する。ス
テップS45では、機能の実行結果に関する応答を設備
管理装置10に対して送信する。
【0042】次に、通信シーケンスについて図6を参照
しながら説明する。作業者は、特定のサービス制御装置
21に対する設備管理作業を実施するために、設備管理
装置10上で操作対象となる特定のサービス制御装置2
1を選択する(S31)。すると、設備管理装置10は
選択した装置名(b1)を自装置内のデータベース(D
B)に送信する。そして、装置名データ31と機能群名
データ32との対応関係を示すデータを参照し、選択さ
れた装置の機能群を検索する(S32)。
【0043】選択された装置に対応する機能群が見つか
った場合には、その機能群名(b2)がメインルーチン
に返されるので、設備管理装置10は当該機能群が搭載
可能な全ての機能を作業者に対して表示する(S3
3)。機能群名(b2)が登録されていない場合は設備
管理装置10はエラーを検出し(S37)操作者に表示
する(S38)。
【0044】設備管理装置10は、作業者の入力する指
示に従って選択された機能に関する実行指示(b3)を
選択されたサービス制御装置21に対して送信する(S
34)。サービス制御装置21は、設備管理装置10か
らの機能実行指示(B3)を受信すると(S41)、そ
の機能名(設備管理操作名:b4)を内部の機能管理D
B22に対して送信し、該当する機能の動作可否の検索
(S42)を実行する。
【0045】図4に示すように、各機能管理DB22に
は機能毎に動作可否を示す「あり」又は「なし」の情報
が登録されているので、検索対象の機能について動作可
否を識別できる。この検索の結果、「動作可能」と判断
した場合には、サービス制御装置21は該当する機能を
実行した後、その結果を反映した応答(b6)を設備管
理装置10に対して送信する。
【0046】また、検索の結果「動作不可」と判断した
場合には、サービス制御装置21は「動作不可」を表す
情報を付加した応答(b7)を設備管理装置10に対し
て送信する。
【0047】設備管理装置10は、サービス制御装置2
1から返された応答(b6又はb7)を受信し(S3
5)、その内容を設備管理装置10を操作する作業者に
対して表示する(S36)。従って、各サービス制御装
置21における設定作業の不完了又は物理的性能制限に
起因して動作不可能な状態にある機能について、作業者
が設備管理装置10から実行指示を与えた場合には、該
当する機能が設定作業の不完了又は物理的性能制限に起
因して「実行不可能」であることを示すメッセージを設
備管理装置10上で表示することができる。従って、作
業者の混乱を避けることができる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、同一機能群を搭載する
複数のサービス制御装置間で搭載機能の相違がある場合
には、その違いが設備管理装置を操作する作業者に対し
て明示されるので、サービス制御装置21における設定
作業の不完了又は物理的性能制限に起因して動作不可能
な状態にある機能が存在する場合であっても、通信サー
ビス制御網の操作性が低下する事態の発生を防ぐことが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】第1の実施の形態の設備管理装置の動作を示す
フローチャートである。
【図3】第1の実施の形態の通信シーケンスを示すシー
ケンス図である。
【図4】第2の実施の形態のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】第2の実施の形態のシステムの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】第2の実施の形態の通信シーケンスを示すシー
ケンス図である。
【図7】従来例のシステム構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 設備管理装置 11 機能管理DB 20 通信サービス制御網 22 機能管理DB 21 サービス制御装置 31 装置名データ 32 機能群名データ 33 機能名データ 41 機能群名データ 42 機能名データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 典明 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 青山 良一 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K026 AA23 BB01 JJ09 5K051 AA09 CC01 FF01 HH16 KK05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信端末装置間で音声,映像及びデータ
    の少なくとも1つを含む信号の伝達パスを接続させる複
    数の伝達交換機に動作指示を与えるサービス制御装置
    と、複数台のサービス制御装置の設備稼働状況及び故障
    状況の収集,分析などの設備管理を集約的に行ない自身
    が収容するサービス制御装置の機能を複数の機能からな
    る機能群の単位で認識する設備管理装置とを備える通信
    サービス制御網の設備管理方法であって、 設備管理装置に収容される同一の機能群を搭載した複数
    台のサービス制御装置の間で、設定作業の不完了又は物
    理的性能制限に起因して、動作可能な機能に差がある場
    合に、 サービス制御装置毎に、それに割り当てられた機能群を
    表す機能群識別情報と、前記機能群に含まれる複数の機
    能のそれぞれの動作可否を表す機能識別情報とを互いに
    対応付けて設備管理装置上で保持し、 前記機能群識別情報及び機能識別情報に基づいて、動作
    可能な機能及び動作不可能な機能のいずれか一方又は両
    者を区別可能な形式で表示することを特徴とする設備管
    理方法。
  2. 【請求項2】 通信端末装置間で音声,映像及びデータ
    の少なくとも1つを含む信号の伝達パスを接続させる複
    数の伝達交換機に動作指示を与えるサービス制御装置
    と、複数台のサービス制御装置の設備稼働状況及び故障
    状況の収集,分析などの設備管理を集約的に行ない自身
    が収容するサービス制御装置の機能を複数の機能からな
    る機能群の単位で認識する設備管理装置とを備える通信
    サービス制御網の設備管理方法であって、 設備管理装置に収容される同一の機能群を搭載した複数
    台のサービス制御装置の間で、設定作業の不完了又は物
    理的性能制限に起因して、動作可能な機能に差がある場
    合に、 各サービス制御装置毎に割り当てられた機能群に含まれ
    る複数の機能のそれぞれの動作可否を表す機能識別情報
    をサービス制御装置上で保持し、 設備管理装置からサービス制御装置に対して動作不可能
    な機能の実行が指示された場合には、前記機能識別情報
    に基づいて、理由情報を含むエラーの応答をサービス制
    御装置から設備管理装置に返信することを特徴とする設
    備管理方法。
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