JP2003060181A - 放射線画像検出器 - Google Patents

放射線画像検出器

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JP2003060181A
JP2003060181A JP2001247241A JP2001247241A JP2003060181A JP 2003060181 A JP2003060181 A JP 2003060181A JP 2001247241 A JP2001247241 A JP 2001247241A JP 2001247241 A JP2001247241 A JP 2001247241A JP 2003060181 A JP2003060181 A JP 2003060181A
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radiation
image detector
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radiation image
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JP2001247241A
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Bon Honda
凡 本田
Hiroshi Ohara
弘 大原
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y15/00Nanotechnology for interacting, sensing or actuating, e.g. quantum dots as markers in protein assays or molecular motors

Abstract

(57)【要約】 【課題】安価でかつ軽量で高画質のデジタル放射線画像
が得られる放射線画像検出器を提供する。 【解決手段】入射した放射線の強度に応じて光を出力す
る第1の構成要素211と、第1の構成要素から出力さ
れた光を電気エネルギーに変換して、得られた電気エネ
ルギーに基づく信号を出力する第2の構成要素212
と、樹脂を用いて構成されて、第1の構成要素と第2の
構成要素を保持する支持体214を、放射線の入射方向
から、支持体214、第2の構成要素212、第1の構
成要素211の順に設置する。第1の構成要素211は
セシウムアイオダイドあるいはガドリニウムオキシサル
ファイドを用いて形成する。第2の構成要素212は、
光導電性高分子有機化合物にフラーレン若しくはカーボ
ンナノチューブを含有させて形成すると共に、有機半導
体や分割されたシリコン積層構造の素子を用いて形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、医療における放
射線画像診断の産業分野に関する。特に診断目的に用い
る放射線画像を得るための放射線画像検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、放射線画像を得る方法として、蛍
光増感紙と放射線写真フィルムとを組み合わせた所謂ス
クリーンフィルムシステム(SFシステム)が放射線画
像形成に用いられている。このSFシステムでは、被写
体を透過したX線等の放射線が蛍光増感紙に入射される
と、蛍光増感紙に含まれる蛍光体が放射線のエネルギー
を吸収して蛍光を発する。この発光により、蛍光増感紙
に密着されるように重ね合わされた放射線写真フィルム
が感光し、放射線写真フィルム上に放射線画像が形成さ
れる。
【0003】しかし、SFシステムでは、撮影に用いる
放射線写真フィルムと蛍光増感紙との感度領域を一致さ
せて撮影を行う必要がある。また、放射線写真フィルム
に対して化学的現像及び定着等の処理をしなければなら
ず、放射線画像が得られるまでに時間を要してしまうと
ともに、使用した現像液や定着液が廃液となり環境上好
ましいものではない。
【0004】また、SFシステムはアナログ画像であ
り、デジタルネットワークシステムを利用する遠隔診断
などを行うためには、SFシステムによって得られた放
射線画像の画像信号をデジタル信号に変換する作業等が
必要となる。
【0005】このため、近年の放射線画像撮影システム
においては、SFシステムに代わってデジタル式X線画
像診断装置であるコンピューテッドラジオグラフィ(C
R)やフラットパネル型の放射線ディテクタ(FPD)
など、放射線画像のデジタル電気信号を取り出して放射
線画像を得るシステムが登場している。このようなシス
テムでは、SFシステムのように放射線フィルムを用い
ないので、現像処理などの煩雑なプロセスがなく、迅速
に画像表示装置の画面上、例えば陰極管や液晶表示パネ
ルなどの画面上に放射線画像を描くことができる。
【0006】また、医用画像診断分野では、コンピュー
タ断層撮影装置(CT)や核磁気共鳴断層撮影装置(M
RI)などデジタル放射線画像検出手段が近年多く用い
られるようになっており、これらの画像とあわせてネッ
トワーク上にのせることによって、遠隔診断などが簡便
に行えるようになっている。
【0007】さらに、医療現場で用いられる放射線画像
撮影システムは、「据置き型」と「カセッテ型」に分類
できる。「据置き型」は、胸部や腹部などの撮影に主に
用いられるもので、放射線画像検出器とその周辺機器が
一体化しており、撮影室に常に設置した状態で撮影する
ものである。この場合、患者は放射線画像を撮影すると
き、撮影室へ自ら足を運ぶこととなる。
【0008】一方「カセッテ型」の場合、例えばSFシ
ステムでは蛍光増感紙と放射線フィルムが、平板状のカ
セッテと呼ばれる容器に収められて、身動きのできない
重篤な患者のベッドまでもっていって放射線画像撮影が
行われる。即ち移動タイプの放射線発生装置とカセッテ
を、患者のベッドまで搬送し、患者が寝たままで放射線
画像が撮影されるものである。例えば胸部撮影では、こ
のカセッテ撮影が全体の胸部X線撮影の半数を占めると
言われている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、デジタル放
射線画像検出器であるCRはSFシステム同様にカセッ
テタイプの放射線画像検出器として使用できるが高価で
あり、またSFシステムほどの画質は得られていない。
またFPDにおいてはSFシステム同等以上の画質が得
られるが、CR同様に高価であり、また軽量なカセッテ
タイプの放射線画像検出器を実現することが困難であ
る。
【0010】さらに、従来のカセッテタイプの放射線画
像検出器では、図17に示すように、放射線の入射側か
ら、放射線の強度に応じて光(電磁波)を出力するシン
チレータ,シンチレータから出力された光を電気エネル
ギーに変換して信号として出力する変換部,ガラスで構
成された支持体が順に配置されている。ここで、放射線
が入射されてシンチレータの表面側(放射線の入射面
側)で発光が生じると、光が変換部に達するまでに散乱
を生じて画像のぼけや感度の低下を招いてしまう。ま
た、ガラスで構成された支持体側から放射線を入射する
と、支持体によって放射線が減衰されてしまうのでシン
チレータでの発光量が少なくなり、良好な放射線画像を
得ることができない。
【0011】そこで、この発明においては、安価かつ軽
量で高画質のディジタル放射線画像が得られる放射線画
像検出器を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る放射線画
像検出器は、入射した放射線の強度に応じて光を出力す
る第1の構成要素と、第1の構成要素から出力された光
を電気エネルギーに変換して、得られた電気エネルギー
に基づく信号を出力する第2の構成要素と、樹脂を用い
て構成されて、第1の構成要素と第2の構成要素を保持
する支持体を、放射線の入射方向から、支持体、第2の
構成要素、第1の構成要素の順に設置したものである。
【0013】この発明においては、樹脂で形成された支
持体上に第2の構成要素が形成され、第2の構成要素上
に第1の構成要素が形成される。第1の構成要素は、例
えばセシウムアイオダイド(CsI:Tl)あるいはガ
ドリニウムオキシサルファイド(Gd22S:Tb)を
用いて形成されて、入射した放射線の強度に応じた光が
出力される。第2の構成要素は、光電変換可能な導電性
高分子有機化合物に、フラーレン若しくはカーボンナノ
チューブを含有させて形成された光電変換手段と、有機
半導体や分割されたシリコン積層構造の素子を用いて形
成された信号出力手段を有しており、前記第1の構成要
素から出力された光が光電変換手段によって電気エネル
ギーに変換されると共に、この得られた電気エネルギー
に基づく信号が信号出力手段から出力される。ここで、
放射線は、支持体側から入射される。
【0014】また、放射線画像検出器は可搬構造とされ
て、例えばシート状の電池等で構成された電力供給手段
が設けられると共に、この電力供給手段から、放射線画
像検出器を駆動するために必要な電力の供給が行われ
る。さらに、画像信号を記憶する記憶手段が設けられ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の一形態に
ついて図を用いて詳細に説明する。図1は、放射線画像
検出器を用いたシステムの一例を示す図である。図1に
おいて、放射線発生器10から放射された放射線は、被
写体(医療施設では例えば患者)15を通して放射線画
像検出器20に入射される。放射線画像検出器20で
は、入射された放射線の強度に基づいて画像信号DFEを
生成する。この生成された画像信号DFEは、放射線画像
検出器20に接続されている画像処理部51によって読
み出される。あるいは放射線画像検出器20に装着され
た例えば半導体メモリカード等の携帯可能な記録媒体に
蓄積されたのち、この記録媒体が放射線画像検出器20
から取り外されて画像処理部51に装着されることによ
り、画像処理部51に供給される。
【0016】画像処理部51では、放射線画像検出器2
0で生成された画像信号DFEに対してシェーディング補
正やゲイン補正、階調補正、エッジ強調処理、ダイナミ
ックレンジ圧縮処理などを施して、診断等に適した画像
信号となるように処理を行う。また画像処理部51に
は、陰極管や液晶表示素子あるいはプロジェクタ等を用
いて構成された画像表示部52が接続されており、この
画像処理部51では、画像処理中の画像信号や画像処理
完了後の画像信号に基づく画像が表示される。
【0017】また、画像処理部51では、画像の拡大や
縮小を行うとともに画像信号の蓄積や転送を容易とする
ために画像信号の圧縮や伸長処理も行う。このため、画
像表示部52に表示されている画像を拡大したり縮小す
ることで、撮影部位の確認や処理状態を容易に行うこと
ができる。また、表示された画像や表示された画像の領
域を指定させて、指定された画像や指定された領域に対
して適切な画像処理を自動的に行うことも可能となる。
【0018】また、画像処理部51には、キーボード、
マウス、ポインターなどを用いて構成された情報入力部
53が接続されており、この情報入力部53によって患
者情報などを入力し、付加情報を画像信号に付け加える
ことができる。また画像処理の指定や画像信号の保存や
読み出し、ネットワークを介した画像信号の送受信を行
う際の指示等も情報入力部53から行われる。
【0019】画像処理部51には、さらに画像出力部5
4や画像保存部55及びコンピュータ支援画像自動診断
部(CAD)56が接続されている。
【0020】画像出力部54では、記録紙やフイルム等
に放射線画像を表示させて出力する。例えば、銀塩写真
フィルムを用いるものとして、画像信号に基づき露光を
行う。この露光された銀塩写真フィルムの現像処理を行
うことで放射線画像を銀画像として描き出して出力す
る。また、記録紙に放射線画像を印刷して出力する場合
には、画像信号に基づいてインクに圧力をかけて細いノ
ズルの先端からインクを記録紙に吹き付けて印刷するイ
ンクジェットプリンタ、画像信号に基づいてインクを溶
融あるいは昇華させて記録紙に画像を転写するサーマル
プリンタ、画像信号に基づきレーザ光で感光体上を走査
して、感光体上に付着したトナーを紙に転写してから熱
と圧力で定着させることにより記録紙に画像を形成する
レーザプリンタ等を用いて画像出力部54を構成する。
【0021】画像保存部55では、放射線画像の画像信
号を必要に応じて適宜読み出すことができるように保存
する。この画像保存部55は、例えば磁気的、ホログラ
ム素子、穿孔、色素分布変化等を利用して画像信号を保
存する。
【0022】CAD56は、撮影された放射線画像のコ
ンピュータ処理やコンピュータ解析を行い、診断に必要
な情報を医師に提供することで病変の見落としがないよ
うに診断支援を行う。またコンピュータ処理やコンピュ
ータ解析結果に基づいて、診断を自動的に行う。
【0023】放射線画像の画像信号は、上述の画像出力
部54や画像保存部55及びCAD56だけでなく、い
わゆるLANやインターネット及びPACS(医療画像
ネットワーク)等のネットワーク60を介して、病院施
設内のほかの部署あるいは遠隔地にも送付することがで
きる。また、このネットワークを介して、CT61やM
RI62から得られた画像信号あるいはCRや他のFP
D63から得られた画像信号、及びその他の検査情報等
も送付可能とされており、放射線画像検出器20で得ら
れた放射線画像と比較検討するため、ネットワーク60
を介して送付されてきた画像信号や検査情報等を画像表
示部52で表示したり画像出力部54から出力させるこ
とも行われる。また、送付されてきた画像信号や検査情
報等を画像保存部55に保存させることもできる。ま
た、放射線画像検出器20で得られた放射線画像の画像
信号等を外部画像保存装置64に保存させるものとした
り、外部画像表示装置65の画面上に、放射線画像検出
器20で得られた放射線画像を表示することも行われ
る。
【0024】次に、放射線画像検出器20の構造の一例
を図2に示す。放射線画像検出器20には、撮像パネル
21、放射線画像検出器20の動作を制御する制御回路
30、書き換え可能な読み出し専用メモリ(例えばフラ
ッシュメモリ)等を用いて撮像パネル21から出力され
た画像信号を記憶するメモリ部31、放射線画像検出器
20の動作を切り換えるための操作部32、放射線画像
の撮影準備の完了やメモリ部31に所定量の画像信号が
書き込まれたことを示す表示部33、撮像パネル21を
駆動して画像信号を得るために必要とされる電力を供給
する電源部34、放射線画像検出器20と画像処理部5
1間で通信を行うための通信用のコネクタ35、及びこ
れらを収納する筐体40が設けられている。また、撮像
パネル21は、入射された放射線の強度に応じて蓄積さ
れた電気エネルギーを読み出す走査駆動回路25や、蓄
積された電気エネルギーを画像信号として出力する信号
選択回路27を有している。なお、筐体40の内部や走
査駆動回路25、信号選択回路27、制御回路30、メ
モリ部31等は、図示しない放射線遮蔽部材で覆われて
おり、筐体40の内部で放射線の散乱を生じたり、各回
路に放射線が入射されることが防止される。
【0025】また筐体40としては、外部からの衝撃に
耐えかつ重量ができるだけ軽い素材、すなわちアルミニ
ウムあるいはその合金を素材で外形を構成することは好
ましい態様である。筐体40の放射線入射面側は、放射
線を透過し易い非金属例えばカーボン繊維などを用いて
構成する。また、放射線入射面とは逆である背面側にお
いては、放射線が放射線画像検出器20を透過してしま
うことを防ぐ目的、あるいは放射線画像検出器20を構
成する素材が放射線を吸収することで生ずる2次放射線
からの影響を防ぐために、放射線を効果的に吸収する材
料、例えば鉛板などを用いることは好ましい実施態様で
ある。
【0026】図3は撮像パネル21の構成を示してお
り、撮像パネル21には入射された放射線の強度に応じ
て蓄積された電気エネルギーを読み出すための収集電極
220が2次元配置されており、この収集電極220が
コンデンサ221の一方の電極とされて、電気エネルギ
ーがコンデンサ221に蓄えられる。ここで、1つの収
集電極220は放射線画像の1画素に対応するものであ
る。
【0027】画素間には走査線223-1〜223-mと信
号線224-1〜224-nが例えば直交するように配設さ
れる。コンデンサ221-(1,1)には、シリコン積層構造
あるいは有機半導体で構成されたトランジスタ222-
(1,1)が接続されている。このトランジスタ222-(1,
1)は、例えば電界効果トランジスタであり、ドレイン電
極あるいはソース電極が収集電極220-(1,1)に接続さ
れるとともに、ゲート電極は走査線223-1と接続され
る。ドレイン電極が収集電極220-(1,1)に接続される
ときにはソース電極が信号線224-1と接続され、ソー
ス電極が収集電極220-(1,1)に接続されるときにはド
レイン電極が信号線224-1と接続される。また、他の
画素の収集電極220やコンデンサ221及びトランジ
スタ222も同様に走査線223や信号線224が接続
される。
【0028】図4は、撮像パネル21の一部断面概略図
を示しており、放射線の入射側に樹脂で形成された支持
体214を設ける。また、支持体214の放射線入射面
側とは逆面側に、光を電気エネルギーに変換して、この
電気エネルギーに基づいた信号を出力する第2の構成要
素212を設け、第2の構成要素212の支持体面側と
は逆面側に、放射線の強度に応じた光(電磁波)を出力
する第1の構成要素211を設ける。
【0029】放射線が撮像パネル21に入射されると、
この放射線は支持体214と第2の構成要素212を貫
通して第1の構成要素211に入る。第1の構成要素2
11は、放射線の強度に応じた光(電磁波)を出力す
る。この光が第2の構成要素212で電気エネルギーに
変換されると共に、この電気エネルギーに基づいた信号
が出力される。
【0030】このように、放射線を支持体214側から
入射させることで、放射線の強度に応じて第1の構成要
素から出力されて第2の構成要素に供給される光は、散
乱が少ないものとなり、ぼけの少ない良好な画質と感度
の放射線画像を得ることができる。
【0031】次に、第1の構成要素211、第2の構成
要素212、支持体214の順に各構成要素を詳細に説
明する。第1の構成要素211には、例えば波長が1Å
(1×10-10m)程度であって、人体や船舶そして航
空機の部材等を透過する電磁波である所謂X線が支持体
214,第2の構成要素212を貫通して入射される。
このX線は、放射線発生器10から出力されるものであ
り、放射線発生器10は、一般に固定陽極あるいは回転
陽極X線管が用いられる。また、X線管は、陽極の負荷
電圧が10kVから300kVとされるとともに、医療
用に用いられる場合は20kVから150kVとされ
る。
【0032】第1の構成要素211は、蛍光体を主たる
成分とするものであり、入射した放射線に基づいて、波
長が300nmから800nmの電磁波、すなわち、可
視光線を中心に紫外光から赤外光にわたる光(電磁波)
を出力する。なお、第1の構成要素211は、一般的に
シンチレータと呼ばれている。
【0033】この第1の構成要素211で用いられる蛍
光体は、CaWO4、CaWO4:Pb、MgWOなどの
タングステン酸塩系蛍光体、Y22S:Tb、Gd22
S:Tb、La22S:Tb、(Y,Gd)22S:T
b、(Y,Gd)22S:Tb,Tmなどのテルビウム
賦活希土類酸硫化物系蛍光体、YPO4:Tb、GdP
4:Tb、LaPO4:Tbなどのテルビウム賦活希土
類燐酸塩系蛍光体、LaOBr:Tb、LaOBr:T
b,Tm、LaOCl:Tb、LaOCl:Tb,T
m、GdOBr:Tb、GdOBr:Tb,Tm、Gd
OCl:Tb、GdOCl:Tb,Tmなどのテルビウ
ム賦活希土類オキシハロゲン化物系蛍光体、LaOB
r:Tm、LaOCl:Tmなどのツリウム賦活希土類
オキシハロゲン化物系蛍光体、LaOBr:Gd、Lu
OCl:Gdなどのガドリニウム賦活希土類オキシハロ
ゲン化物系蛍光体、GdOBr:Ce、GdOCl:C
e、(Gd,Y)OBr:Ce、(Gd,Y)OCl:
Ceなどのセリウム賦活希土類オキシハロゲン化物系蛍
光体、BaSO4:Pb、BaSO4:Eu2+、(Ba,
Sr)SO4:Eu2+などの硫酸バリウム系蛍光体、B
3(PO42:Eu2+、(Ba2PO42:Eu2+、S
3(PO42:Eu2+、(Sr2PO42:Eu2 +など
の2価のユーロピウム賦活アルカリ土類金属燐酸塩系蛍
光体、BaFCl:Eu2+、BaFBr:Eu2+、Ba
FCl:Eu2+,Tb、BaFCl:Eu 2+,Tb、B
aF2・BaCl2・KCl:Eu2+、(Ba,Mg)F
2・BaCl2・KCl:Eu2+などの2価のユーロピウ
ム賦活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光体、C
sI:Na、CsI:Tl、NaI、KI:Tlなどの
沃化物系蛍光体、ZnS:Ag、(Zn,Cd)S:A
g、(Zn,Cd)S:Cu、(Zn,Cd)S:C
u,Agなどの硫化物系蛍光体、HfP27、HfP 2
7:Cu、Hf3(PO44などの燐酸ハフニウム系蛍
光体、YTaO4、YTaO4:Tm、YTaO4:N
b、(Y,Sr)TaO4:Nb、LuTaO4、LuT
aO4:Tm、LuTaO4:Nb、(Lu,Sr)Ta
4:Nb、GdTaO4:Tm、Mg4Ta29:N
b、Gd23・Ta25・B23:Tbなどのタンタル
酸塩系蛍光体、他に、Gd22S:Eu3+、(La,G
d,Lu)2Si27:Eu、ZnSiO4:Mn、Sr
227:Eu、などを用いることができる。
【0034】特に、X線吸収及び発光効率が高いことよ
りセシウムアイオダイド(CsI:Tl)やガドリニウ
ムオキシサルファイド(Gd22S:Tb)が好まし
く、これらを用いることで、ノイズの低い高画質の画像
を得ることができる。
【0035】また、セシウムアイオダイド(CsI:T
l)については、柱状結晶構造のシンチレータ層を形成
することが可能である。この場合、柱状結晶では光ガイ
ド効果、すなわち結晶内での発光が柱状結晶の側面より
外に放射されてしまうことを少なくできる効果を得られ
るので、鮮鋭性の低下を抑制することが可能であり、蛍
光体層膜厚を厚くすることによりX線吸収が増加し粒状
性を向上できる。
【0036】ただし、本発明に用いられる蛍光体はこれ
らに限定されるものではなく、放射線が入射されること
によって可視又は紫外または赤外領域などの、受光素子
が感度を持つ領域の光(電磁波)を出力する蛍光体であ
れば良い。また、本発明で用いられる蛍光体粒子の直径
は7μm以下、好ましくは4μm以下である。蛍光体粒
子の直径が小さいほどシンチレータ層内での光の散乱を
防ぐことが可能となり、高い鮮鋭度を得られるからであ
る。そして、この蛍光体粒子は以下のようなバインダー
に分散される。例えば、ポリウレタン、塩化ビニル共重
合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、ブタジ
エン−アクリロニトリル共重合体、ポリアミド樹脂、ポ
リビニルブチラール、セルロース誘導体、スチレン−ブ
タジエン共重合体、各種合成ゴム系樹脂、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラニン樹脂、フェノキ
シ樹脂、シリコン樹脂、アクリル系樹脂、尿素ホルムア
ミド樹脂等があげられる。中でもポリウレタン、ポリエ
ステル、塩化ビニル系共重合体、ポリビニルブチラー
ル、ニトロセルロースを使用することが好ましい。この
ような好ましいバインダーを用いることで、蛍光体の分
散性を高め、蛍光体の充填率を高くすることが可能とな
り、粒状性の向上に寄与するからである。
【0037】上記バインダー中に分散される蛍光体の重
量含有量は90〜99%である。また本発明で用いられ
る第1の構成要素の厚さは、放射線画像の粒状性と鮮鋭
性とのバランスから決定されるものであり、第1の構成
要素が厚いと粒状性は良くなるが鮮鋭性は悪くなり、第
1の構成要素が薄いと鮮鋭性は良くなるが粒状性は悪く
なることから、例えば20μmから1mmとする。ま
た、良好な粒状性と鮮鋭性を得るために好ましくは50
μmから300μmとする。
【0038】なお、本発明で用いられる蛍光体は一部を
除き吸湿性であるので、環境の湿気に影響されないよう
に封止することが好ましい。このため、例えば特開平1
1−223890、特開平11−249243、特開平
11−344598、特開2000−171597に開
示されている方法を用いることで、撮像パネル21の全
体を封止することができる。
【0039】次に、第1の構成要素211の放射線入射
面側には、第1の構成要素で発生された光(電磁波)を
電気エネルギーに変換して、この電気エネルギーに基づ
いた信号を出力する第2の構成要素212が形成され
る。
【0040】図5は、第2の構成要素の詳細の一例を示
しており、第2の構成要素212は、第1の構成要素2
11側から、隔膜212a、透明電極膜212b、正孔
伝導層212c、電荷発生層212d、電子伝導層21
2e、導電層212fが設けられている。ここで、電荷
発生層212dは、光電変換可能な即ち電磁波(光)に
よって電子や正孔を発生し得る有機化合物を含有するも
のであり、光電変換を円滑に行うために、いくつかの機
能分離された層を有することが好ましい。
【0041】隔膜212aは、第1の構成要素211と
他の層を分離するためのものであり、例えばOxi-nitrid
eなどが用いられる。透明電極膜212bは、例えばイ
ンジウムチンオキシド(ITO)、SnO2、ZnOな
どの導電性透明材料を用いて形成される。この透明電極
膜212bの形成では、蒸着やスパッタリング等の方法
を用いて薄膜を形成できる。また、フォトリソグラフィ
ー法で所望の形状のパターンを形成してもよく、あるい
は高いパターン精度を必要としない場合(100μm以
上程度)は、上記電極物質の蒸着やスパッタリング時に
所望の形状のマスクを介してパターンを形成してもよ
い。この透明電極は透過率を10%より大きくすること
が望ましく、またシート抵抗は数百Ω/□以下が好まし
い。さらに膜厚は材料にもよるが、通常10nm〜1μ
m、好ましくは10nm〜200nmの範囲で選ばれ
る。膜厚が薄い場合には透明電極がアイランド状になっ
てしまうからであり、膜厚が厚い場合には透明電極の形
成に時間を要してしまうからである。
【0042】電荷発生層212dでは、第1の構成要素
211から出力された電磁波(光)によって電子と正孔
を発生される。ここで発生した正孔は正孔伝導層212
cに集められ、電子は電子伝導層212eに集められ
る。なお、本構造において、正孔伝導層212cと電子
伝導層212eは必ずしも必須なものではない。
【0043】導電層212fは、例えばクロムなどで生
成されている。また、一般の金属電極若しくは前記透明
電極の中から選択可能であるが、良好な特性を得るため
には仕事関数の小さい(4.5eV以下)金属、合金、
電気伝導性化合物及びこれらの混合物を電極物質とする
ものが好ましい。このような電極物質の具体例として
は、ナトリウム、ナトリウム−カリウム合金、マグネシ
ウム、リチウム、アルミニウム、マグネシウム/銅混合
物、マグネシウム/銀混合物、マグネシウム/アルミニ
ウム混合物、マグネシウム/インジウム混合物、アルミ
ニウム/酸化アルミニウム(Al23)混合物、インジ
ウム、リチウム/アルミニウム混合物、希土類全属など
が挙げられる。この導電層212fは、これらの電極物
質を原料として蒸着やスパッタリング等の方法を用いて
生成できる。また、導電層212fのシート抵抗は数百
Ω/□以下が好ましく、膜厚は通常10nm〜1μm、
好ましくは50nm〜500nmの範囲で選ばれる。膜
厚が薄い場合には導電層がアイランド状になってしまう
からであり、膜厚が厚い場合には導電層の形成に時間を
要してしまうからである。
【0044】次に、上述の正孔伝導層212c,電荷発
生層212dそして電子伝導層212eについて詳述す
る。電荷発生層212dは、いわゆる有機EL素子の構
成を適用することができ、前記有機EL素子はその構成
材料が低分子系のものでも高分子系のもの(ライトエミ
ッティングポリマーとも言う)でもよい。本発明の電荷
発生層212dで用いる光電変換可能な材料としては、
導電性高分子材料(π共役系高分子材料やシリコン系高
分子材料など)や低分子系有機EL素子に使用される発
光材料等が挙げられる。例えば導電性高分子材料として
は、ポリ(2−メトキシ、5−(2’エチルヘキシロキ
シ)−p−フェニレンビニレン)そしてポリ(3−アル
キルチオフェン)、などがある。また「有機EL材料と
ディスプレイ(2001年2月28日株式会社シー・エ
ム・シー発行)」の第190頁〜第203頁に記載され
ている化合物や、「有機EL素子とその工業化最前線
(1998年11月30日エヌ・ティー・エス社発
行)」の第81頁〜第99頁に記載されている化合物な
どが挙げられる。前記低分子系有機EL素子に使用され
る発光材料としては、例えば、「有機EL素子とその工
業化最前線(1998年11月30日エヌ・ティー・エ
ス社発行)」の第36頁〜第56頁に記載されている化
合物や、「有機EL材料とディスプレイ(2001年2
月28日株式会社シー・エム・シー発行)」の第148
頁〜第172頁に記載されている化合物等が挙げられ
る。本発明において、光電変換可能な有機化合物として
特に好ましいものは導電性高分子化合物であり、最も好
ましいものはπ共役系高分子化合物である。ここで、図
6は導電性高分子化合物の基本骨格、図7〜図9はπ共
役系高分子化合物の具体例、図10はπ共役系以外の導
電性高分子化合物の具体例を示している。なお、導電性
高分子材料や低分子系有機EL素子は上述のものに限定
されるものではない。
【0045】さらに、電荷発生層212dに変換効率や
電極へのキャリア受け渡し効率を向上させるために添加
剤を加えてもよい。また該添加剤を別の層として設けて
正孔伝導層212cと電子伝導層212eを形成する。
添加剤としては、有機EL素子で使用される正孔注入材
料や正孔輸送材料,電子輸送材料,電子注入材料等を適
用することができる。その具体例としては、例えばトリ
アゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾー
ル誘導体、ポリアリールアルカン誘導体、ピラゾリン誘
導体及びピラゾロン誘導体、フェニレンジアミン誘導
体、アリールアミン誘導体、アミノ置換カルコン誘導
体、オキサゾール誘導体、スチリルアントラセン誘導
体、フルオレノン誘導体、ヒドラゾン誘導体、スチルベ
ン誘導体、シラザン誘導体、アニリン系共重合体、ま
た、導電性高分子オリゴマー、特にチオフェンオリゴマ
ー、ポルフィリン化合物、芳香族第三級アミン化合物及
びスチリルアミン化合物、ニトロ置換フルオレン誘導
体、ジフェニルキノン誘導体、チオピランジオキシド誘
導体、ナフタレンペリレンなどの複素環テトラカルボン
酸無水物、カルボジイミド、フレオレニリデンメタン誘
導体、アントラキノジメタン及びアントロン誘導体、オ
キサジアゾール誘導体、チアジアゾール誘導体、キノキ
サリン誘導体、8−キノリノール誘導体の金属錯体(例
えばトリス(8−キノリノラート)アルミニウム(Al
q3)、トリス(5,7−ジクロロ−8−キノリトラー
ト)アルミニウム、トリス(5,7−ジブロモ−8−キ
ノリラート)アルミニウム、トリス(2−メチル−8−
キノリラート)アルミニウム、トリス(5−メチル−8
−キノリラート)アルミニウム、ビス(8−キノリラー
ト)亜鉛(Znq2)など)である。
【0046】また、第2の構成要素212において、π
共役系高分子化合物を用いる正孔伝導層212c,電荷
発生層212dそして電子伝導層212eには、複数の
π共役高分子化合物間でのキャリア授受やキャリアトラ
ップを行う目的で、フラーレンやカーボンナノチューブ
のような立体的なπ電子雲を有する化合物を添加するこ
とが好ましい。
【0047】これらの化合物は、例えばフラーレンC−
60,フラーレンC−70,フラーレンC−76,フラ
ーレンC−78,フラーレンC−84,フラーレンC−
240,フラーレンC−540,ミックスドフラーレ
ン、フラーレンナノチューブ、多層ナノチューブ(Mult
i Walled Nanotube)、単層ナノチューブ(Single Wall
ed Nanotube)である。さらに、フラーレンやカーボン
ナノチューブは溶剤への相溶性を付与する目的で置換基
を導入してもよい。
【0048】さらに、第2の構成要素212では、電荷
発生層212dで生成された電気エネルギーを画素毎に
蓄えるコンデンサ221と、蓄えられた電気エネルギー
を信号として出力するためのスイッチング素子であるト
ランジスタ222が、放射線の入射面側に形成されてい
る。なお、第2の構成要素212では、例えば蓄えられ
た電気エネルギーのエネルギーレベルに応じた信号を生
成して出力する素子を設けることもできる。
【0049】トランジスタ222は、例えばTFT(薄
膜トランジスタ)を用いるものとする。このTFTは、
液晶ディスプレイ等に使用されている無機半導体系のも
のでも、有機半導体を用いたものでも良く、好ましくは
プラスチックフィルム上に形成されたTFTである。プ
ラスチックフィルム上に形成されたTFTとしては、ア
モルファスシリコン系のものが知られているが、その
他、米国Alien Technology社が開発しているFSA(Fl
uidic Self Assembly)技術、即ち、単結晶シリコンで
作製した微小CMOS(Nanoblocks)をエンボス加工し
たプラスチックフィルム上に配列させることで、フレキ
シブルなプラスチックフィルム上にTFTを形成するも
のとしても良い。さらに、Science283,822(1999)やApp
l.Phys.Lett,771488(1998)、Nature,403,521(2000)等の
文献に記載されているような有機半導体を用いたTFT
であってもよい。
【0050】このように、本発明に用いられるスイッチ
ング素子としては、上記FSA技術で作製したTFT及
び有機半導体を用いたTFTが好ましく、特に好ましい
ものは有機半導体を用いたTFTである。この有機半導
体を用いてTFTを構成すれば、シリコンを用いてTF
Tを構成する場合のように真空蒸着装置等の設備が不要
となり、印刷技術やインクジェット技術を活用してTF
Tを形成できるので、製造コストが安価となる。さら
に、加工温度を低くできることから熱に弱いプラスチッ
ク基板上にも形成できる。
【0051】また、有機半導体を用いたTFTの内、電
界効果型トランジスタ(FET)が特に好ましく、具体
的には図11A〜図11Cに示す構造の有機TFTが好
ましい。図11Aに示す有機TFTは、基板上にゲート
電極,ゲート絶縁層,ソース・ドレイン電極,有機半導
体層を順に形成したものである。図11Bに示す有機T
FTは、基板上にゲート電極,ゲート絶縁層,有機半導
体層,ソース・ドレイン電極を順に形成したものであ
り、図11Cに示す有機TFTは、有機半導体単結晶上
にソース・ドレイン電極,ゲート絶縁層,ゲート電極を
順に形成したものである。
【0052】有機半導体層を形成する化合物は、単結晶
材科でもアモルファス材料でもよく、低分子でも高分子
でもよいが、特に好ましいものとしては、ペンタセンや
トリフェニレン、アントラセン等に代表される縮環系芳
香族炭化水素化合物の単結晶や、前記π共役系高分子が
挙げられる。
【0053】ソース電極、ドレイン電極及びゲート電極
は、金属でも導電性無機化合物でも導電性有機化合物で
も何れでもよいが、作製の容易さの観点から導電性有機
化合物であることが好ましく、その代表例としては、前
記π共役系高分子化合物にルイス酸(塩化鉄、塩化アル
ミニウム、臭化アンチモン等)やハロゲン(ヨウ素や臭
素など)、スルホン酸塩(ポリスチレンスルホン酸のナ
トリウム塩(PSS)、p−トルエンスルホン酸カリウ
ム等)などをドープしたものが挙げられ、具体的にはP
EDOTにPSSを添加した導電性高分子が代表例とし
て挙げられる。有機TFTの具体例としては、図12で
示したものが挙げられる。
【0054】スイッチング素子であるトランジスタ22
2には、図3及び図5に示すように、第2の構成要素2
12で生成された電気エネルギーを蓄積するとともに、
コンデンサ221の一方の電極となる収集電極220が
接続されている。このコンデンサ221には第2の構成
要素212で生成された電気エネルギーが蓄積されると
ともに、この蓄積された電気エネルギーはトランジスタ
222を駆動することで読み出される。すなわちスイッ
チング素子を駆動することで放射線画像を画素毎の信号
を生成することができる。なお図5において、トランジ
スタ222は、ゲート電極222a、ソース電極(ドレ
イン電極)222b、ドレイン電極(ソース電極)22
2c、有機半導体層222d、絶縁層222eで構成さ
れている。
【0055】支持体214は、撮像パネル21の基板で
ある。この支持体214として好ましく用いられる基板
は、プラスチックフィルムであり、プラスチックフィル
ムとしては、例えばポリエチレンテレフタレート(PE
T)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエー
テルスルホン(PES)、ポリエーテルイミド、ポリエ
ーテルエーテルケトン、ポリフェニレンスルフィド、ポ
リアリレート、ポリイミド、ボリカーボネート(P
C)、セルローストリアセテート(TAC)、セルロー
スアセテートプロピオネート(CAP)等からなるフィ
ルム等が挙げられる。このように、プラスチックフィル
ムを用いることで、ガラス基板を用いる場合に比べて軽
量化を図ることができるとともに、衝撃に対する耐性を
向上できる。
【0056】更にこれらのプラスチックフィルムには、
トリオクチルホスフェートやジブチルフタレート等の可
塑剤を添加してもよく、ベンゾトリアゾール系やベンゾ
フェノン系等の公知の紫外線吸収剤を添加してもよい。
また、テトラエトキシシラン等の無機高分子の原料を添
加し、化学触媒や熱、光等のエネルギーを付与すること
により高分子量化する、いわゆる有機−無機ポリマーハ
イブリッド法を適用して作製した樹脂を原料として用い
ることもできる。
【0057】更に支持体214の第3の構成要素側の面
とは反対面側に、電源部34例えばマンガン電池、ニッ
ケル・カドミウム電池、水銀電池、鉛電池などの一次電
池、充電可能な二次電池を設けるものとしても良い。こ
の電池の形態としては、放射線画像検出器を薄型化でき
るように平板状の形態が好ましい。
【0058】また、撮像パネル21では、信号線224
-1〜224-nに、例えばドレイン電極が接続された初期
化用のトランジスタ232-1〜232-nが設けられてい
る。このトランジスタ232-1〜232-nのソース電極
は接地されている。また、ゲート電極はリセット線23
1と接続される。
【0059】撮像パネル21の走査線223-1〜223
-mとリセット線231は、図3に示すように走査駆動回
路25と接続されている。走査駆動回路25から走査線
223-1〜223-mのうちの1つ走査線223-p(pは1
〜mのいずれかの値)に読出信号RSが供給されると、
この走査線223-pに接続されたトランジスタ222-
(p,1)〜222-(p,n)がオン状態とされて、コンデンサ
221-(p,1)〜221-(p,n)に蓄積された電気エネルギ
ーが信号線224-1〜224-nにそれぞれ読み出され
る。信号線224-1〜224-nは、信号選択回路27の
信号変換器271-1〜271-nに接続されており、信号
変換器271-1〜271-nでは信号線224-1〜224
-n上に読み出された電気エネルギー量に比例する電圧信
号SV-1〜SV-nを生成する。この信号変換器271-1
〜271-nから出力された電圧信号SV-1〜SV-nはレ
ジスタ272に供給される。
【0060】レジスタ272では、供給された電圧信号
が順次選択されて、A/D変換器273で(例えば、1
2ビットないし14ビットの)1つの走査線に対するデ
ィジタルの画像信号とされ、制御回路30は、走査線2
23-1〜223-m各々に、走査駆動回路25を介して読
出信号RSを供給して画像走査を行い、走査線毎のディ
ジタル画像信号を取り込んで、放射線画像の画像信号の
生成を行う。この画像信号は制御回路30に供給され
る。なお、走査駆動回路25からリセット信号RTをリ
セット線231に供給してトランジスタ232-1〜23
2-nをオン状態とするとともに、走査線223-1〜22
3-mに読出信号RSを供給してトランジスタ222-(1,
1)〜222-(m,n)をオン状態とすると、コンデンサ22
1-(1,1)〜221-(m,n)に蓄えられた電気エネルギーが
トランジスタ232-1〜232-nを介して放出して、撮
像パネル21の初期化を行うことができる。
【0061】ところで、上述の撮像パネル21では、第
1の構成要素211で放射線の強度に応じて出力された
光のうち、第2の構成要素212に向かう光が電気エネ
ルギーに変換されものであり、出力された光を有効に活
用することができない。そこで、出力された光を有効に
活用できる撮像パネルの構成を図13に示す。
【0062】撮像パネル71は、第1の構成要素211
の放射線入射面側に第2の構成要素212を設けると共
に、第1の構成要素211の放射線入射面側とは逆面側
にも新たな第2の構成要素212-2を設けるものとす
る。このように、第1の構成要素211の両面に第2の
構成要素212,212-2を設けることにより、第1の
構成要素211で放射線の強度に応じて出力された光が
有効に活用されて、感度を高めることができる。さら
に、第2の構成要素212-2の第1の構成要素211側
とは逆面側に新たな支持体214-2を設けるものとすれ
ば、放射線入射側の支持体214の厚さを薄くしても撮
像パネル21の機械的強度を確保することが可能とな
る。このため、支持体214の厚さを薄くして感度を高
めることができると共に、放射線画像の画質を向上させ
ることができる。また、支持体214-2は樹脂だけでな
くガラスを用いることもできる。ここで、支持体214
-2としてガラスを用いる場合、支持体214が設けられ
ているため薄いガラスを用いても機械的強度を確保でき
る。
【0063】また、図14に示すように、樹脂で構成さ
れた支持体214の放射線入射面側に新たな第2の構成
要素212-3を設けると共に、第2の構成要素212-3
の放射線入射面側に新たな第1の構成要素211-2を設
けることで、撮像パネル81を構成するものとしても良
い。この場合、放射線の強度に応じて第1の構成要素2
11-2から光が出力されると共に、この光に基づいて第
2の構成要素212-3から信号が出力されるので、感度
を高くすることができると共に画質を向上させることが
できる。ここで、第1の構成要素211,211-2は、
同じ素材を用いるものとしても良く異なる素材を用いる
ものとしても良い。例えば、異なる素材を用いるものと
した場合、放射線入射側の第1の構成要素211-2は、
柱状結晶のセシウムアイドダイト、第1の構成要素21
1はガドリニウムオキシサルファイドなどを用いるもの
とする。また、同一素材を用いるときには、放射線入射
側の第1の構成要素211-2の厚さを他方の第1の構成
要素211よりも薄くすることが好ましい。
【0064】ところで、第2の構成要素は、図15に示
すように、光電変換が行われないスイッチング素子部分
(面積MA)と光電変換が行われる光電変換部分(面積
MB)を有している。なお、光電変換可能部分と光電変
換を行わないスイッチング素子部分との面積比率はフィ
ルファクタ(Fill Factor)FCと呼ばれており、式
(1)に基づいて算出される。FC(%)=[MB/(M
A+MB)]×100 ・・・(1)
【0065】ここで、2つの第2の構成要素を用いる場
合には、図16に示すように光電変換が行われない部分
の重なりが生じないように2つの構成要素を設けるもの
とすると、一方の第2の構成要素におけるスイッチング
素子部分の情報は、他方の第2の構成要素で得られるこ
ととなり、見かけ上のフィルファクタFCを100%と
することができる。このため、入射した放射線が示す情
報を欠落なく読み出すことが可能となり、信頼性の高い
放射線画像情報を得られる。
【0066】図3に示すように、制御回路30にはメモ
リ部31や操作部32が接続されており、操作部32か
らの操作信号PSに基づいて放射線画像検出器20の動
作が制御される。操作部32は複数のスイッチが設けら
れており、操作部32からのスイッチ操作に応じた操作
信号PSに基づき、撮像パネル21の初期化や放射線画
像の画像信号の生成が行われる。また放射線画像の画像
信号の生成は、放射線発生器10から放射線照射終了信
号がコネクタ35を介して供給されたときに行うものと
することもできる。さらに、生成した画像信号をメモリ
部31に記憶させる処理等も行う。
【0067】ここで、図2に示すように、放射線画像検
出器20に電源部34を設けるとともに放射線画像の画
像信号を記憶するメモリ部31を設け、コネクタ35を
介して放射線画像検出器20を着脱自在にすれば、放射
線画像検出器20を持ち運びできるシステムを構築でき
る。さらに、不揮発性メモリを用いてメモリ部31を着
脱可能に構成すれば、放射線画像検出器20と画像処理
部51を接続しなくとも、メモリ部31を画像処理部5
1に装着するだけで画像信号を画像処理部51に供給で
きることから、更に放射線画像の撮影及び画像処理が容
易となり、操作性を向上できる。なお、放射線画像検出
器20を据置き型として用いる場合には、コネクタ35
を介して電力の供給や画像信号の読み出しを行うこと
で、メモリ部31や電源部34を設けなくとも、放射線
画像の画像信号を得られることは勿論である。また、メ
モリ部31や電源部34を図13,14に示すように撮
像パネルの側面に設けるものとすれば、放射線画像検出
を薄型化できる。
【0068】また、上述のように支持体214を樹脂で
構成したことにより、ガラス基板を用いた従来の放射線
画像検出器に比べて軽量化を図ることができる。また、
支持体214を樹脂で構成したことにより、第2の構成
要素212の一部を、分割されたシリコン積層構造の素
子を用いたり有機半導体で形成できる。このため、ガラ
ス基板を用いた従来の放射線画像検出器のように、シリ
コンを主体とする薄膜トランジスタをガラス基板上に形
成する高価で特殊な製造装置を用いる必要がないことか
ら、放射線画像検出器を安価に製造できる。
【0069】さらに第2の構成要素において、光を電気
エネルギーに変換する部分は、光導電性高分子有機化合
物並びにフラーレン若しくはカーボンナノチューブから
なるものであることから、シリコンを用いる光半導体の
製造装置を用いる必要がなく、この点に於いても放射線
画像検出器を安価に製造できる。
【0070】
【発明の効果】この発明によれば、放射線の強度に応じ
て光を出力する第1の構成要素と、第1の構成要素から
出力された光を電気エネルギーに変換して、該電気エネ
ルギーに基づいた信号を出力する第2の構成要素とが、
樹脂を用いて形成された支持体上に配置されて、放射線
が支持体側から入射される。このため、第1の構成要素
から散乱の少ない光が第2の構成要素に供給されること
となり、画質と感度を向上させることができる。
【0071】また、第2の構成要素を第1の構成要素の
両面に配置することや、第1の構成要素と第2の構成要
素を支持体の両面に配置することで、感度を高めること
ができると共に、画質を良好なものにできる。
【0072】さらに第2の構成要素と新たな第2の構成
要素を用いるときには、各第2の構成要素における信号
出力手段が、放射線の入射方向に対して重なりを生じな
いように配設されるので、入射した放射線が示す情報を
欠落なく読み出すことが可能となり、信頼性の高い画像
情報を得ることができる。
【0073】また、第1の構成要素は、セシウムアイオ
ダイド(CsI:Tl)あるいはガドリニウムオキシサ
ルファイド(Gd22S:Tb)が用いられるので、高
画質の放射線画像を得ることができる。また、第2の構
成要素は、光導変換可能な有機化合物を用いて形成され
るとともに、有機半導体や分割されたシリコン積層構造
の素子を用いて形成されるので、検出器を安価に製造で
きる。
【0074】また、第1の構成要素、第2の構成要素、
支持体、電力供給手段および記憶手段が一体化して可搬
構造とされているので、放射線画像の撮影を簡単に行う
ことができる。さらに、入射した放射線に基づいて画像
信号を生成するために電力供給を行う電力供給手段や画
像信号を記憶する記憶手段が設けられるので、画像信号
の読み取りや信号処理等を行う周辺装置と接続しなくと
も、放射線画像の画像信号を得ることができる。また記
憶手段は着脱可能とされているので、周辺装置への画像
信号の供給を簡単かつ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】放射線画像検出器を用いたシステムの一例を示
す図である。
【図2】放射線画像検出器の構造の一例を示す図であ
る。
【図3】放射線画像検出器の回路構成を示す図である。
【図4】撮像パネルの一部断面概略図である。
【図5】第2の構成要素の詳細の一部を示す図である。
【図6】導電性高分子化合物の基本骨格を示す図であ
る。
【図7】π共役系高分子化合物の具体例(その1)を示
す図である。
【図8】π共役系高分子化合物の具体例(その2)を示
す図である。
【図9】π共役系高分子化合物の具体例(その3)を示
す図である。
【図10】π共役系以外の導電性高分子化合物の具体例
を示す図である。
【図11】有機TFTの構造を示す図である。
【図12】有機TFTの具体例を示す図である。
【図13】撮像パネルの他の構成の一部概略図(その
1)を示す図である。
【図14】撮像パネルの他の構成の一部概略図(その
2)を示す図である。
【図15】フィルファクタを説明するための図である。
【図16】フィルファクタを考慮した構成を示す図であ
る。
【図17】従来の構成を示す図である。
【符号の説明】
10 放射線発生器 20 放射線画像検出器 21,71,81 撮像パネル 25 走査駆動回路 27 信号選択回路 30 制御回路 31 メモリ部 32 操作部 33 表示部 34 電源部 35 コネクタ 40 筐体 51 画像処理部 52 画像表示部 53 情報入力部 54 画像出力部 55 画像保存部 56 コンピュータ支援画像自動診断部(CAD) 211,211-b 第1の構成要素 212,212-2,212-3 第2の構成要素 212a 隔膜 212b 透明電極膜 212c 正孔伝導層 212d 電荷発生層 212e 電子伝導層 212f 導電層 214,214-a 支持体 220 収集電極 221 コンデンサ 222,232 トランジスタ 223 走査線 224 信号線 231 リセット線 271 信号変換器 272 レジスタ 273 A/D変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 31/09 H01L 27/14 C H04N 5/32 29/78 618B Fターム(参考) 2G088 EE01 FF02 GG10 GG19 JJ05 4M118 AA10 AB01 BA05 BA07 CA11 CB11 CB20 FB03 FB13 FB16 FB30 GA10 HA27 5C024 AX11 CX37 CY04 CY47 EX24 GX02 GX16 5F088 AB11 AB16 BB06 BB07 EA04 EA08 FA03 FA04 JA17 KA03 KA08 LA08 5F110 AA16 AA30 BB10 CC03 DD01 EE01 EE02 GG05 HK01 HK02 QQ16 QQ30

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射した放射線の強度に応じて光を出力
    する第1の構成要素と、 前記第1の構成要素から出力された光を電気エネルギー
    に変換して、得られた前記電気エネルギーに基づく信号
    を出力する第2の構成要素と、 樹脂を用いて構成されて、前記第1の構成要素と前記第
    2の構成要素を保持する支持体を、 前記放射線の入射方向から、前記支持体、前記第2の構
    成要素、前記第1の構成要素の順に設置したことを特徴
    とする放射線画像検出器。
  2. 【請求項2】 前記第1の構成要素の次に、新たな前記
    第2の構成要素と新たな前記支持体を順に設置したこと
    を特徴とする請求項1記載の放射線画像検出器。
  3. 【請求項3】 前記支持体の前記放射線の入射側に新た
    な前記第2の構成要素を設置し、前記新たな第2の構成
    要素の前記放射線の入射側に新たな前記1の構成要素を
    設置したことを特徴とする請求項1記載の放射線画像検
    出器。
  4. 【請求項4】 前記第2の構成要素は、前記第1の構成
    要素から出力された光を電気エネルギーに変換する光電
    変換手段と、前記変換手段で得られた前記電気エネルギ
    ーに基づく信号を出力する信号出力手段を有し、 前記放射線の入射方向に対して、前記第2の構成要素の
    前記信号出力手段と新たな前記第2の構成要素の前記信
    号出力手段が、重なりを生じないように前記第2の構成
    要素と新たな前記第2の構成要素を設置したことを特徴
    とする請求項2あるいは請求項3に記載の放射線画像検
    出器。
  5. 【請求項5】 前記光電変換手段は、光電変換可能な光
    導電性高分子有機化合物にフラーレン若しくはカーボン
    ナノチューブを含有させて形成したことを特徴とする請
    求項1から請求項4のいずれかに記載の放射線画像検出
    器。
  6. 【請求項6】 前記信号出力手段は、有機半導体を用い
    て形成したことを特徴とする請求項1から請求項5のい
    ずれかに記載の放射線画像検出器。
  7. 【請求項7】 前記信号出力手段は、分割されたシリコ
    ン積層構造の素子を用いて形成したことを特徴とする請
    求項1から請求項6のいずれかに記載の放射線画像検出
    器。
  8. 【請求項8】 前記第1の構成要素は、セシウムアイオ
    ダイド(CsI:Tl)あるいはガドリニウムオキシサ
    ルファイド(Gd22S:Tb)を用いて形成したこと
    を特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の
    放射線画像検出器。
  9. 【請求項9】 前記放射線画像検出器を可搬構造とした
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記
    載の放射線画像検出器。
  10. 【請求項10】 前記放射線画像検出器を駆動するため
    に必要な電力を供給する電力供給手段を設けたことを特
    徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の放射
    線画像検出器。
  11. 【請求項11】 前記画像信号を記憶する記憶手段を設
    けたことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれ
    かに記載の放射線画像検出器。
  12. 【請求項12】 前記記憶手段は着脱可能であることを
    特徴とする請求項11に記載の放射線画像検出器。
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