JPH08313640A - 二次元放射線画像検出器 - Google Patents

二次元放射線画像検出器

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JPH08313640A
JPH08313640A JP7118139A JP11813995A JPH08313640A JP H08313640 A JPH08313640 A JP H08313640A JP 7118139 A JP7118139 A JP 7118139A JP 11813995 A JP11813995 A JP 11813995A JP H08313640 A JPH08313640 A JP H08313640A
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JP
Japan
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light receiving
image detector
radiation image
element substrate
dimensional radiation
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Pending
Application number
JP7118139A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Umetani
啓二 梅谷
Takeshi Ueda
健 植田
Tetsuo Minemura
哲郎 峯村
Kazutaka Tsuji
和隆 辻
Koichi Koike
功一 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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Priority to US08/643,746 priority patent/US5880470A/en
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/20Measuring radiation intensity with scintillation detectors
    • G01T1/2018Scintillation-photodiode combinations

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空間解像度、感度が向上する二次元放射線画
像検出器を提供する。 【構成】 検出器は、第一素子基板11と第二素子基板
12の二枚からなり、各素子基板上の複数の受光素子に
上に、放射線を可視光に変換する蛍光体膜51が形成さ
れ、放射線の内、61は、第一素子基板11の蛍光体膜
で可視光に変換され、62は、第一素子基板の蛍光体膜
がない領域に入射し第一素子基板を透過し、第二素子基
板12の蛍光体膜で可視光に変換され検出される。第一
素子基板の蛍光体膜がない領域は、第二素子基板では、
蛍光体膜が形成されており検出器に入射する放射線は、
第一素子基板及び第二素子基板に分けて検出される。二
層の素子基板により検出された二枚の画像から、空間解
像度が画素の縦横の配列方向に対して一様な一枚の画像
を合成する。 【効果】 画素面積が従来の約二倍で受光部面積が増大
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高解像度な大面積のプ
レート状の二次元放射線画像検出器に係り、とくに放射
線画像による医学診断装置だけでなく、非破壊検査など
の放射線を用いる装置に適用できる二次元放射線画像検
出器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術のプレート状の放射線画像検出
器として、特開昭61−62283号公報に記載の「放
射線/電気変換装置」、及び特公平6−16775号公
報に記載の「放射線診断装置」がある。これらの装置で
は、アモルファスシリコン又は多結晶シリコンからなる
光検出器がプレート上に二次元的に配列されており、こ
のプレートと同じ面積を有する蛍光体をプレートに密着
させた構造である。蛍光体が放射線を吸収し蛍光に変換
して、これを二次元的に配列された光検出器が検出し、
放射線の画像を電気信号に変換する。また、プレート状
で放射線ディジタル画像を撮影する装置として、US
P.No.5、262、649に記載の、「シン−フィ
ルム、フラットパネル、ピクセレイテッド ディテクタ
ー アレイフォー リアル−タイム ディジタル イメ
ージング アンド ドジメトリ フォー アイオナイジ
ング ラジエイション」(Thin−film,Fla
tPanel,Pixelated Detector
Arrey for Real−time Digi
tal Imaging and Dosimetry
of Ionizing Radiation)があ
る。さらに、プレート状の放射線画像検出器として、U
SP.No.5、187、369に記載の、「ハイ セ
ンシティビティ、ハイ レゾルーション、ソリッド ス
テート エックスレイ イメージング デバイス ウイ
ズ バリア レイヤ」(High Sensitivi
ty,High Resolution,Solid
State X−ray Imaging Devic
e with BarrierLayer)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置は、一枚の
基板上に光検出器を二次元的に配列し、この上に蛍光体
層を形成した構造である。このため、素子基板上での高
密度の実装が必要であり、光検出器部分の開口効率が低
下するという問題や、配線パターンの設計において大き
な制約が生じるという問題があった。本発明の目的は、
上記従来の問題点を解決し、一枚のみの基板上に画像検
出器を形成するという制約を受けず、開口効率の大幅な
向上による感度の増大を達成でき、また、配線パターン
に対する制限を緩和することにより、画像検出器の設計
における自由度が拡大でき、さらなる大面積化の達成を
可能とする二次元放射線画像検出器を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の二次元放射線画
像検出器は、放射線を可視光に変換する変換素子と、可
視光を検出し信号を蓄積する受光素子とが二次元的に配
列された一枚の素子基板を形成し、二枚の素子基板を重
ね合わせ一組とした構成により一個の二次元放射線画像
検出器とすることに特徴がある。
【0005】二次元放射線画像検出器を構成する一枚の
素子基板について、受光素子の素子基板上での二次元的
な配列において、配列の一方向の受光素子の中心間隔が
受光素子の幅に概ね等しくするが、上記一方向と直角な
方向の受光素子の中心間隔は、受光素子の幅の概ね二倍
とする。
【0006】また、二次元放射線画像検出器は、放射線
を可視光に変換する変換素子と、可視光を検出し信号を
蓄積する受光素子と、受光素子に蓄積された信号を読み
出すスイッチング素子とが、それぞれ素子基板上に形成
された構造とする。受光素子とスイッチング素子とを一
組として検出画素を構成し、この検出画素が素子基板上
に二次元的に配列された構造を有する二次元放射線画像
検出器とする。ここで、受光素子とスイッチング素子と
が交互に並ぶ方向について、検出画素の面積の概ね半分
の領域を、受光素子とスイッチング素子を制御するスイ
ッチング制御用の並列配線によりなる構造とする。
【0007】さらに本発明の二次元放射線画像検出器
は、放射線を可視光に変換する複数の変換素子と、可視
光を検出し信号を蓄積する複数の受光素子とが素子基板
上に形成され、素子基板をN枚(Nは2より大なる整
数)枚を重ね合わせ二次元放射線画像検出器であり、n
(1≦n<N)枚目の素子基板の受光素子部分以外を透
過した放射線を、(n+1)枚目の素子基板の受光素子
により検出することに特徴がある。
【0008】
【作用】一枚の素子基板上に、放射線を可視光に変換す
る変換素子と、可視光を検出し信号を蓄積する受光素子
と、受光素子に蓄積された信号を読み出すスイッチング
素子とが二次元的に配置される構成では、さらに受光素
子に含まれる光検出部の可視光に対する開口効率を増大
することは、実装密度が高まるために限界がある。この
ため、素子基板を二枚にして実装密度を緩和すれば、受
光素子の開口効率を大幅に増加することができる。この
場合は、一枚目の素子基板の受光素子部分で放射線を検
出し、この部分以外に入射する放射線は一枚目の素子基
板を透過する。透過した放射線は、二枚目の素子基板の
受光素子部分により検出される。
【0009】本発明では、素子基板を二枚使用するの
で、変換素子、受光素子、スイッチング素子、及びこれ
らの間の配線からなる一画素の大きさは、素子基板が一
枚の場合に比べて、二倍の面積となる。このため、一画
素の面積の半分を、受光素子と配線とが占有できる面積
とすることができる。そして、受光素子の上にそれぞれ
変換素子が形成されており、変換素子が放射線を可視光
に変換し、この可視光を受光素子が検出し信号として蓄
積する。
【0010】一枚目の素子基板において、受光素子と配
線とが占める領域により、入射する放射線の半分を検出
する。そして、一枚目の素子基板の受光素子と配線とが
占める領域以外に入射した放射線は、この領域の素子基
板を透過して、二枚目の素子基板に入射する。このと
き、二枚目の素子基板において、受光素子と配線とが占
める領域は、一枚目の素子基板では受光素子と配線とが
占める領域以外の領域に対応する。このため、一枚目の
素子基板を透過した放射線は、二枚目の素子基板の受光
素子と配線とが占める領域で検出される。このようにし
て、二枚の素子基板で構成される画像検出器に入射する
放射線は、各素子基板により、半分ずつに分けられて検
出される。
【0011】変換素子、受光素子、スイッチング素子及
びこれらの間の配線からなる一画素は、受光素子とその
上に形成された変換素子からなる部分と、スイッチング
素子からなる部分に分かれ、これらは概ね一画素の半分
ずつの領域を占める。このため一画素の形状は、スイッ
チング素子と受光素子が交互に並ぶ方向の長さと、この
方向と直角な素子基板上でスイッチング素子又は受光素
子が順に並ぶ方向の長さとの比が、概ね2:1となる矩
形の形状である。一枚目の素子基板に対して、二枚目の
素子基板は、スイッチング素子と受光素子が交互に並ぶ
方向について、この方向の画素の長さの半分の長さだけ
ずれている。このため、一枚目の素子基板の画素の中
で、スイッチング素子からなる部分に相当する位置は、
二枚目の素子基板では、受光素子とその上に形成された
変換素子からなる部分となる。
【0012】各素子基板の受光素子及びその上に形成さ
れた変換素子により検出された放射線の強度に対応する
信号は、受光素子に蓄積される。蓄積された信号は、ス
イッチング素子により信号読み出しを制御することによ
り、素子基板の外部へ出力される。出力信号として読み
出した信号は、アナログ・デジタル変換器によりデジタ
ル信号に変換されて、メモリに記録される。ここで、素
子基板上でスイッチング素子又は受光素子が順に並ぶ方
向については、各素子基板ごとに受光素子が順に並んで
いるため、放射線が検出される位置と基板から出力され
る信号とが、連続的に対応している。しかし、前記の方
向と直角な素子基板上でスイッチング素子と受光素子が
交互に並ぶ方向については、放射線が検出される位置が
一画素ごとに、一枚目と二枚目の素子基板の間で入れ替
わっている。このため、メモリに記録された二枚の素子
基板からの二枚の画像データをもとにして、素子基板上
でスイッチング素子と受光素子が交互に並ぶ方向につい
て、二枚の画像データの画素を交互に並べ換える操作に
より一枚の画像を合成する。
【0013】各素子基板では、スイッチング素子又は受
光素子が順に並ぶ方向については、受光素子の中心間隔
が、一画素のスイッチング素子又は受光素子が順に並ぶ
方向の長さと等しい。しかし、この方向と直角なスイッ
チング素子と受光素子が交互に並ぶ方向については、受
光素子の中心間隔が、一画素のスイッチング素子又は受
光素子が順に並ぶ方向の長さの約二倍である。このた
め、各素子基板から出力された画像データでは、サンプ
リングピッチが直交する二方向で異なっている。そし
て、二枚の素子基板からの二枚の画像データを合成する
ことにより、サンプリングピッチが直交する二方向につ
いて等しい一枚の画像が得られる。
【0014】本発明の二次元放射線画像検出器では、検
出器を構成する各画素ごとに、独立した構造のシンチレ
ータ素子を直接に画素上に形成することにより、従来技
術(USP.No.5、187、369)よりも、画像
の高解像度化が可能となる。さらに、従来技術の装置
(USP.No.5、262、649)と同等な構成で
ありながら、受光素子からの信号読み出しの時定数を、
画素間ピッチ、画像検出器の寸法、撮影速度、画像のシ
グナル対ノイズ比等をもとに最適化できる。
【0015】
【実施例】
(第一の実施例)本発明の装置の第一の実施例を図1に
おいて説明する。図1において、放射線(X線)画像検
出器は、第一素子基板11と第二素子基板12との二枚
一組の構成からなる。各素子基板上の複数の受光素子が
位置する部分には、それぞれX線を可視光に変換する変
換素子である蛍光体膜51が、複数の受光素子のそれぞ
れの上部に形成されている。図1において、画素の境界
は13、14で示されている。検出器に入射するX線の
内で、X線61は、第一素子基板11の蛍光体膜で可視
光に変換され、第一素子基板により検出される。また、
検出器に入射するX線の内で、X線62は、第一素子基
板の蛍光体膜が形成されていない領域に入射するため、
第一素子基板を透過し、第二素子基板12の蛍光体膜で
可視光に変換され、第二素子基板により検出される。こ
こで、第一素子基板の蛍光体膜が形成されていない領域
は、第二素子基板において、蛍光体膜が形成されている
領域に対応するため、画像検出器に入射するX線は、第
一素子基板及び第二素子基板に分かれるが、全て検出さ
れる。
【0016】素子基板上での画像検出器としての構成を
図2に示す。図2において、素子基板10上には、受光
素子である受光部21とスイッチング素子であるトラン
ジスタ20との組合せが二次元的に配列される。受光部
21は、図3に示すダイオードとコンデンサによる等価
回路により表される受光ダイオードであり、バイアス電
源35から、配線36と電極27と電圧印加用配線26
により、逆バイアスの電圧が印加されている。X線は、
蛍光体膜により可視光に変換され、この可視光を受光部
が検出し、X線強度に比例した電荷として蓄積する。こ
のため、画像検出器に入射するX線の二次元的な強度分
布が、画像検出器上の各受光部の蓄積電荷量として、画
像検出器上の蓄積電荷量の二次元的な分布に置き換えら
れて蓄積される。
【0017】蓄積された電荷信号は、スイッチング素子
であるトランジスタ20を駆動素子33により駆動する
ことにより順次に読み出される。図2において、点線で
表した画素の境界15に示すように、画素は図2で左右
方向に長い矩形であり、左右方向にトランジスタを駆動
するスイッチング用の並列配線24があり、これと直交
する上下方向に信号用配線22がある。また、受光部に
逆バイアス電圧を印加する電圧印加用配線26も、図2
で上下方向に配線されている。
【0018】信号の読み出しにおいて、まず駆動素子か
ら配線34と電極25とスイッチング用並列配線24に
より、図2の最上段のトランジスタのゲートにオン電圧
を印加し、スイッチングのオン状態とする。このとき、
最上段のトランジスタ以外のゲートはオフ電圧を印加
し、スイッチングのオフ状態とする。この結果、最上段
の各列の受光部に蓄積された電荷信号は、各列の信号用
配線22と電極23と配線32を経由して、同時に出力
素子31により読み出される。次には、最上段のトラン
ジスタのスイッチングをオフ状態とし、図2の上から第
二段目のトランジスタのスイッチングをオン状態とし
て、同様に第二段目の各列の受光部に蓄積された電荷信
号が、同時に出力素子31により読み出される。この操
作を各段ごとに順次に繰り返し、素子基板上の全ての受
光部に蓄積された信号電荷が読み出される。出力素子に
より各列から同時に並列に読み出された電荷信号は、図
4において、出力素子により直列的な時系列信号に変換
されて出力される。この信号は、アナログ・デジタル変
換器41によりデジタル信号に変換されて、撮影制御・
画像収集手段42にデジタル信号として記録される。
【0019】図2において、点線で示す画素の境界15
は、受光素子である受光部21とスイッチング素子であ
るトランジスタ20との組合せを一単位とした画素の境
界を表している。画素の寸法は、列方向に対して段方向
が約二倍の長さを持つ矩形であり、矩形領域の半分の領
域が受光部21とスイッチング用の並列配線24とから
なっている。このため、図2の段方向の受光部の幅を基
準にすると、各受光部の中心の間隔は、段方向について
は受光部の段方向幅の約二倍であり、列方向については
受光部の段方向幅に概ね一致する。図2の段方向につい
て、素子基板の断面構造を図6に示す。
【0020】図6においては、素子基板11と12の上
に形成された二枚で一組の構造の画像検出器の断面を表
している。両端矢印幅で示す受光素子の領域幅16は、
図2の段方向について、一画素内での複数の受光素子の
幅を表し、両端矢印幅で示すスイッチング素子の領域幅
17は、一画素内でのスイッチング素子の幅を表す。両
者の幅の長さは概ね等しく、これらの和が図2の段方向
についての一画素の幅に相当している。そして、複数の
受光素子の領域幅16と概ね等しい幅で、蛍光体膜51
が受光部21の上に形成されており、入射するX線61
及び62を蛍光体が吸収してそのエネルギーを可視光に
変換しこの可視光を受光部が検出する。
【0021】素子基板11及び12上に形成される複数
の受光素子及びスイッチング素子の位置は、図2の列方
向について両端矢印幅で示す複数の受光素子の領域幅1
6だけ、図6に示すように、素子基板11と12との間
でずれた構造である。このため、X線61は、第一素子
基板11上に形成された蛍光体膜51により吸収され、
X線62は第一素子基板の蛍光体膜がない領域に入射す
るため、第一素子基板を透過して第二素子基板12上に
形成された蛍光体膜51により吸収される。
【0022】素子基板上に形成される複数の受光素子及
びスイッチング素子は、アモルファスシリコン又は多結
晶シリコンの材料からなり、薄膜形成のプロセスによ
り、図6に示すような受光部21としての受光ダイオー
ドや、トランジスタ20が基板上に形成される。素子基
板は、ガラス又は石英の薄板である。これらの薄膜素子
を形成した後に、平坦化膜29を形成し、薄膜素子によ
る凹凸を均して平らな表面を形成する。
【0023】薄膜形成プロセスにより形成された受光ダ
イオードやトランジスタなどの素子間の配線も、薄膜形
成プロセスにより素子基板上に形成する。これらの配線
は、信号用配線22、電極23と25と27、スイッチ
ング用の並列配線24、電圧印加用配線26などであ
り、アモルファスシリコン又は多結晶シリコンの材料
や、導電性金属などの材料から形成される。図6におい
て、X線61は、第一素子基板上の蛍光体膜により吸収
され、信号に変換されるが、X線62は、第一素子基板
を透過して、第二素子基板上の蛍光体膜により吸収され
る。ここで、X線62の内で第一素子基板を透過する割
合を、表1により説明する。
【0024】
【表1】
【0025】素子基板上に形成される素子や配線の厚さ
は、数μm以下の厚さであり、これらによるX線の吸収
は、X線のエネルギーが20keV以上の場合には無視
できる。また、平坦化膜の厚さも同程度であり無視でき
る。このため、X線の吸収は、主に第一素子基板である
ガラス又は石英の板の厚さに依存する。表1では、素子
基板を密度が2.6である石英として、0.5〜3mmの
厚さに対して、20〜60keVのエネルギーのX線が
透過する割合を示した。表1からガラス厚さ2mm以上
でX線エネルギー20keVにおいてガラス厚さ2mm
以上の場合を除き、X線透過率が50%以上である。こ
のため、実質的にガラスによるX線の吸収は小さく、画
像検出器に入射するX線62の内の大部分が、第一素子
基板を透過し、これを第二素子基板上の蛍光体膜が吸収
されて信号に変換される。
【0026】図6において、第一素子基板11であるガ
ラス又は石英の板の厚さが、第二素子基板12と同じ厚
さであるが、第一素子基板の厚さを第二素子基板に比べ
て薄くした構造も可能である。この場合は、第一素子基
板でのX線62の透過率が増し、第二素子基板の蛍光体
膜でのX線吸収量が増加し感度が向上する。
【0027】素子基板の厚さを薄くし過ぎると、素子基
板としての強度の維持が難しくなる。このため、図7に
示すように、第一素子基板の構造を二層構造として、従
来の第一素子基板11を非常に薄くした部分と、これの
強度を保つための支持基板18とから構成する。ここ
で、支持基板18は、素子基板11を構成するガラス又
は石英と異なり、樹脂などのX線の吸収率が小さい材料
で構成する。樹脂としては、特に、構成元素の平均原子
番号及び材料の密度が、ガラス又は石英よりも小さい材
料とする。樹脂としては、炭素原子を主鎖とするカーボ
ン樹脂が好ましい。
【0028】また、支持基板18は、図7に示すよう
に、二枚目の素子基板で蛍光体膜が形成されている領域
に対応する支持基板の領域を、溝の構造とすることがで
きる。これにより、素子基板の中でX線が透過する部分
が薄くなり、X線の透過率がさらに向上すると共に、基
板としての強度を維持できる。
【0029】図6における平坦化膜29上には、蛍光体
膜51とこれを支える蛍光体支持材52からなる構造を
形成。図8、図9、図10により、蛍光体膜部分の形成
方法を示す。まず、図8に示すように蛍光体支持材52
は、図6の各受光素子の領域幅16と概ね等しい幅の溝
53を有している。なお、蛍光体支持材の帯状凸部分に
相当する部分の幅は、概ねスイッチング素子の領域幅1
7と等しい。この溝の中に、図9に示すように、蛍光体
を詰め込んで、蛍光体膜を形成する。また、溝の内側に
光に対する反射率が高い金属被膜などを形成しておけ
ば、蛍光体膜からの光の取り出し効率が向上する。さら
に、図10に示すように、蛍光体膜以外の蛍光体支持材
の帯状凸部分に相当する部分の表面には、可視光に対し
て不透明であり、また可視光に対する反射率が小さい不
透明膜54を形成する。この膜により、蛍光体で発生し
た可視光の、素子基板に平行な方向での拡散を抑制し、
画像検出器としての空間解像度を向上させる。
【0030】図10に示す構造の蛍光体膜構造が形成さ
れた後に、図6に示すように蛍光体膜51の表面が、平
坦化膜29の表面に接するように固定して二次元放射線
画像検出器が形成される。このとき、図10の蛍光体膜
構造を平坦化膜に固定するさいに、蛍光体膜部分が受光
部21の上に位置するように固定する。この構成では、
素子基板の面積に対して、蛍光体膜部分の面積が概ね半
分となる。
【0031】なお、蛍光体膜から出る可視光の素子基板
に平行な方向での拡散をさらに抑制し、画像検出器とし
ての空間解像度を向上させるために、図8の溝に対して
直角方向に仕切りを設ける。図11に示すように、各受
光素子ごとに対応する位置に四角形の穴56を持つ構造
の蛍光体支持材55を用いる。これにより、蛍光体で埋
める仕切られた区画の面積を、受光部の面積と概ね一致
させて、感度の低下がなくさらに空間解像度を向上させ
ることができる。
【0032】次に、第一及び第二素子基板上の受光部か
ら読み出された信号の処理内容を説明する。画像検出器
では、第一及び第二素子基板は重なり合った構造である
が、説明のために図4では、二枚を並べた構造に置き換
えてある。各素子基板はそれぞれ横3画素で縦4画素の
12画素構成であり、それらの合成画像は二倍の画素数
の画像であり、図5の右端の画像で示す横6画素で縦4
画素の24画素構成の合成画像70となる。
【0033】図4において、第一及び第二素子基板上の
受光素子に蓄積された電荷信号を、出力素子により各列
から同時に並列に読み出す。これらの信号は出力素子に
より直列的な時系列信号に変換されて出力される。そし
て、アナログ・デジタル変換器41によりデジタル信号
に変換されて、撮影制御・画像収集手段42にデジタル
信号として記録される。このとき、撮影制御・画像収集
手段42には、第一及び第二素子基板上の受光素子に蓄
積されていた電荷信号が、各素子基板上の受光素子の位
置に対応して配列された画像信号として記録されてい
る。
【0034】第一素子基板からの画像信号は、図5の左
上の第一素子基板画像71として、左から偶数列の画像
領域81に画像信号が記録され、左から奇数列には空白
領域83として画像信号は存在しない。また逆に、第二
素子基板からの画像信号は、図5の左下の第二素子基板
画像72として、左から奇数列の画像領域82に画像信
号が記録され、左から偶数列には空白領域84として画
像信号は存在しない。このため、空白領域を互いの対応
する画像領域での画像信号に置き換えることにより、合
成画像70が得られる。この処理は、撮影制御・画像収
集手段42により実行され、合成画像は画像表示素子4
3によりモニタ等で表示される。
【0035】なお、第二素子基板により検出するX線
は、第一素子基板を透過したX線であるため、X線の強
度が低下している。このため、第一素子基板11から出
力される画像信号に比べて、第二素子基板12から出力
される画像信号は、信号レベルが低い。図5における第
一素子基板画像71と第二素子基板画像72とから、合
成画像70を作り出す撮影制御・画像収集手段42での
画像処理において、二枚の画像信号レベルを調整してか
ら合成画像を作成する。この場合は、例えば、第一素子
基板画像71の画像信号レベルの平均値を算出し、これ
と第二素子基板画像72の画像信号レベルの平均値が一
致するように、第二素子基板画像の画像信号レベルを調
整する。
【0036】図4において、点線で示す画素の境界15
により表される画素の寸法は、列方向に対して段方向が
約二倍の長さを持つ矩形である。このため、素子基板で
の画像領域81又は82において、各画素に対応する画
像領域の中心間隔が、列方向に対して段方向が約二倍の
長さである。しかし、合成画像70においては、素子基
板空白領域83又は84が、画像信号が存在する画像領
域で置き替わる。このため、合成画像70においては、
各画素に対応する画像領域の中心間隔が、列方向と段方
向とで概ね等しくなる。この結果として、合成画像にお
いては、列方向と段方向とについて、両方向での空間解
像度が等しい画像となる。
【0037】本発明によれば、図14に示す一枚の素子
基板の上に列方向と段方向との長さが等しい画素を配列
した構造の、一枚のみの素子基板からなる従来の装置で
得られる画像のように、列方向と段方向とでの解像度が
等しいだけでなく、蛍光体膜が画素ごとに分離している
ため空間解像度自体が高くなり、さらに、受光部の面積
を大幅に増大して感度を高くした放射線画像検出器を実
現できる。
【0038】図4においては簡略化して、一枚の素子基
板が12画素から構成される場合を示したが、実際の画
像検出器では、100万画素以上の非常に大規模な画素
構成である。大規模な画素構成に対しては、素子基板か
らの信号読み出しの高速化のために、複数個の出力素子
とアナログ・デジタル変換器(ADC)の組み合わせを
使う。図4では画素が四段三列の構成であるが、例え
ば、これを四段九列とした場合で説明する。
【0039】この場合には、隣合う三列ずつを一組とし
て三組に分ける。そして、三列からなるそれぞれの三組
に対して、三個の出力素子とADCを対応させ、三個の
ADCからの信号を並列に、撮影制御・画像収集素子に
入力する。この結果、図4の四段三列の画素構成に対し
て、四段九列とした場合でも信号の読み出し時間は同じ
にすることができる。そして、さらに大規模な画素構成
に対しても、同様に複数の出力素子とADCを対応させ
ることに、短時間での信号読み出しが可能となる。
【0040】(第二の実施例)本発明の装置の第二の実
施例を図12において説明する。図12に示す実施例で
はスイッチング用の並列配線24と素子基板の端部の電
極25とを結ぶため、スイッチング用の並列配線と直交
するスイッチング伝達用配線28を有している。スイッ
チング伝達用配線28は信号用配線22と平行であり、
信号用配線22のための電極23が並ぶ素子基板の端部
の辺と、同一な辺にスイッチング伝達用配線28のため
の電極25が並んでいる。さらに、同一の辺に、電圧印
加用配線26のための電極27が並んでいる。本実施例
では、素子基板内の配線と基板外の出力・駆動素子37
やバイアス電源35などと接続するための電極を、素子
基板の一辺に限定しており、他の三辺は電気的な接続に
使う必要がない。
【0041】本実施例の装置の構成を簡略に描くと、図
13の左に示す構成となる。つまり、素子基板10の部
分と、素子基板の一辺に接続した出力・駆動・電源素子
30とから構成される。この場合は、出力・駆動・電源
素子が接続した素子基板の一辺以外は空いているため、
図13の右に示すように、複数の画像検出器を用い、素
子基板の空いている辺を互いに組み合わせて、即ち単位
単位二次元放射線画像検出器を互いに組み合わせ、非常
に大面積の画像検出器とすることができる。例えば、図
13の左の一台の検出器において、素子基板の上下方向
を15cmとし、左右方向を10cmとすると、図の右
側のように8枚組み合わせると、30cm×40cmの
大面積の放射線画像検出器を構成することが可能とな
る。
【0042】本実施例では、図12でスイッチング用の
並列配線24を、信号用配線22と平行にスイッチング
伝達用配線28により、素子基板端部の辺の電極25に
導き、さらに、電圧印加用配線26のための電極27も
同じ素子基板の辺に配置した。この結果、本実施例は、
素子基板の四辺の内で三辺が外の素子基板と組み合わさ
た素子基板が少なくとも一枚存在するように5個以上の
所定のサイズの画像検出器ユニット(単位二次元放射線
画像検出器)を組み合わせることができる。このため、
非常に大面積の二次元放射線画像検出器を形成すことが
でき、用途に応じて素子基板寸法が異なる画像検出器を
製作することが不要となる。本実施例によれば、一つの
寸法の素子基板からなる画像検出器の組み合わせによ
り、検出器としての面積が異なる大きさを要求される多
くの用途に対応できる。
【0043】本発明の特長は、大面積の放射線画像検出
器が実現できることであり、これに伴って、検出器を構
成する画素の数を増大できる。例えば、素子基板寸法が
縦20cm×横10cmであり、画素の寸法が縦100
μm×横200μmの場合は、縦2000画素×横50
0画素の100万画素の検出器基板となる。これを二枚
組み合わせた画像検出器では、縦20cm×横10cm
の合成画像において、画素の寸法が100μm角であ
り、画素数が縦2000画素×横1000画素の200
万画素となる。さらに、この画像検出器を8台組み合わ
せた検出器では、合成画像において画素の寸法が100
μm角で面積が40cm角であり、画素数が4000×
4000画素の1600万画素となり、医学診断用のX
線フィルムと同等な大面積と高解像度を達成できる。さ
らに画像信号をデジタル信号として直接に保存できると
いう特長を有している。これらの実施例においては、二
枚の素子基板がそれぞれ独立した画像検出器として働い
ている。
【0044】(第三の実施例)次に、変換素子である蛍
光体膜を一枚の板とした構造の実施例を、図15により
説明する。図15においては、図6における第一素子基
板11が裏返しとなった構造である。そして、一枚の構
造の蛍光体膜51を第一及び第二素子基板の複数の受光
素子が、それぞれ蛍光体膜の異なる側面を向いた構造と
なっている。このため、第一及び第二素子基板が共に、
第一素子の基板11を透過して蛍光体膜51で吸収され
たX線の信号を検出する。
【0045】本実施例によれば、第一素子基板を透過し
たX線の信号を二枚の素子基板での変換素子で検出する
ため、素子基板からの出力信号の強度レベルが、二枚の
素子基板の間で差がない。このため、二枚の画像の合成
において、画像信号レベルを二枚の素子基板の間で合わ
せる処理が不要となり、画像合成が容易となる。
【0046】以上の実施例では、二枚の素子基板により
二枚の画像を検出し、一枚の画像を合成する例について
説明した。本発明においては、素子基板の枚数が二枚だ
けに限定されるものではない。例えば、素子基板上の複
数の受光素子やスイッチング素子の構成を表す図12に
おいて、一画素の寸法を図12の縦方向に対して横方向
の寸法を3倍とすることができる。この場合、複数の受
光素子とスイッチング用並列配線とからなる領域の面積
を、一画素の面積の1/3とする。そして、このような
素子基板を三枚使って、各基板を画素の寸法が長い方向
について、画素の1/3の長さだけ互いにずらして組み
合わせた構造とすることができる。この場合は、三枚目
の素子基板は、一枚目及び二枚目の素子基板を透過した
X線成分を検出する。各素子基板から合計三枚の画像が
得られ、これらを合成して一枚の画像を合成する。
【0047】本実施例では、一画素の面積の1/3の領
域が複数の受光素子とスイッチング用並列配線からな
り、残りの2/3の面積の領域がスイッチング素子と各
配線から構成される。このため、スイッチング素子と各
配線のための面積が大きくなるため、スイッチング素子
の素子基板上への形成プロセスや、配線のパターンの自
由度が大きくなり、画像検出器の製作の難易度を低下さ
せることができる。
【0048】(第四の実施例)さらに、第三の実施例の
方法を、素子基板の数が四枚又は、四枚以上の数の場合
にも拡張できる。即ち、図12において、一画素の寸法
を図12の縦方向に対して横方向の寸法をN倍(Nは整
数である)とすることができ、複数の受光素子とスイッ
チング用並列配線とからなる領域の面積を、一画素の面
積の1/Nとして、このような素子基板をN枚使って、
各基板を画素の寸法が長い方向について、画素の1/N
の長さだけ互いにずらして重ね合わせた構造とすること
ができる。この場合、N枚目の素子基板は、一枚目から
(N−1)枚目の素子基板を透過したX線成分を検出す
るが、各素子基板から得られる合計N枚の画像を合成し
て一枚の画像を得ることができる。この結果、第三の実
施例と同様に、スイッチング素子と各配線のための面積
をより大きくでき、スイッチング素子の素子基板上での
形成プロセスや、配線のパターンの自由度がより大きく
でき、二次元放射線画像検出器の製作をより容易にでき
ることになる。
【0049】以上の実施例では、放射線としてX線を例
にしたが、本発明では、その他の放射線として、α線、
β線、γ線などや、各種の加速器や原子炉で生成される
粒子線などによる画像の検出にも適用できる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、一枚の素子基板の上に
列方向と段方向との長さが等しい画素を配列した構造
の、一枚のみの素子基板からなる従来の装置で得られる
画像のように、列方向と段方向とでの解像度が等しい画
像が、二枚の素子基板から構成される画像検出器によっ
て得られる。また、蛍光体膜が画素ごとに分離している
ため空間解像度自体を高くすることができる。さらに、
受光部の面積を大幅に増大させて感度を高くした大サイ
ズの二次元放射線画像検出器を実現できる。
【0051】また、本発明は、5個以上の単位画像検出
器を組み合わせて、非常に大面積の画像検出器を構成す
ことができる。このため、用途に応じて素子基板寸法が
異なる画像検出器を製作することが不要となり、一つの
寸法の素子基板からなる画像検出器の組み合わせによ
り、多くの用途に対応できるような大面積であり、さら
に面積が異なる二次元画放射線像検出器を作成できると
いう特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の検出器での二枚の素子
基板の配置を示す斜視図。
【図2】本発明の第一の実施例の検出器での素子基板上
の素子、配線を示す図。
【図3】本発明の第一の実施例の検出器における受光部
の等価回路を示す図。
【図4】本発明の第一の実施例の検出器の全体構成を示
す図。
【図5】撮影制御・画像処理における画像合成の方法を
示す図。
【図6】本発明の第一の実施例の検出器の断面図。
【図7】本発明の第一の実施例の検出器の断面図。
【図8】蛍光体支持材の構造を示す斜視図。
【図9】蛍光体支持材および蛍光体膜の構造を示す斜視
図。
【図10】放射線を可視光に変換する変換素子の構造を
示す斜視図。
【図11】蛍光体支持材の構造を示す斜視図。
【図12】本発明の第二の実施例の検出器での素子基板
上の素子、配線を示す図。
【図13】本発明の第二の実施例において単位画像検出
器を複数個組み合わせた大面積の放射線画像検出器の構
成を示す図。
【図14】従来の検出器の素子基板上の素子、配線を示
す図。
【図15】本発明の第三の実施例の検出器の断面図。
【符号の説明】
10…素子基板、11…第一素子基板、12…第二素子
基板、13、14、15…画素の境界、16…受光素子
の領域幅、17…スイッチング素子の領域幅、18…支
持基板、20…トランジスタ、21…受光部、22…信
号用配線、23、25、27…電極、24…スイッチン
グ用の並列配線、26…電圧印加用配線、28…スイッ
チング伝達用配線、29…平坦化膜、30…出力・駆動
・電源素子、31…出力素子、32、34、36…配
線、33…駆動素子、35…バイアス電源、37…出力
・駆動素子、41…アナログ・デジタル変換器、42…
撮影制御・画像収集手段、43…画像表示手段、51…
蛍光体膜、52、55…蛍光体支持材、53…溝、54
…不透明膜、56…四角形の穴、61…入射X線、62
…入射X線、70…合成画像、71…第一素子基板で得
た画像、72…第二素子基板で得た画像、81…第一素
子基板の画像領域、82…第二素子の基板画像領域、8
3…第一素子基板の空白領域、84…第二素子基板の空
白領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 峯村 哲郎 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 辻 和隆 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 小池 功一 東京都千代田区内神田一丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射線を可視光に変換する複数の変換素子
    と、前記可視光を検出し信号を蓄積する複数の受光素子
    とが、素子基板上に形成された二次元放射線画像検出器
    であり、前記素子基板上に前記複数の受光素子が二次元
    的に配列され、この配列の一方向の前記受光素子の中心
    間隔が前記受光素子の幅に概ね等しく、前記一方向と直
    角な方向の前記受光素子の中心間隔が前記受光素子の幅
    の概ね二倍であり、前記素子基板を二枚を重ね合わせ、
    一枚目の前記素子基板の前記受光素子部分以外を透過し
    た放射線を、二枚目の前記素子基板の前記受光素子によ
    り検出することを特徴とする二次元放射線画像検出器。
  2. 【請求項2】放射線を可視光に変換する複数の変換素子
    と、前記可視光を検出し信号を蓄積する複数の受光素子
    とが素子基板上に形成された二次元放射線画像検出器で
    あり、前記素子基板の面積に対して、前記変換素子であ
    る蛍光体膜部分の面積が概ね半分であり、前記素子基板
    を二枚を重ね合わせ、一枚目の前記素子基板の前記受光
    素子部分以外を透過した放射線を、二枚目の前記素子基
    板の前記受光素子により検出することを特徴とする二次
    元放射線画像検出器。
  3. 【請求項3】放射線を可視光に変換する複数の変換素子
    と、前記可視光を検出し信号を蓄積する複数の受光素子
    と、複数の受光素子に蓄積された信号を読み出す複数の
    スイッチング素子とが素子基板上に形成され、前記受光
    素子と前記スイッチング素子とにより一組の検出画素が
    構成され、前記素子基板上に前記検出画素が二次元的に
    配列された二次元放射線画像検出器であり、前記受光素
    子と前記スイッチング素子とが交互に並ぶ方向につい
    て、前記素子基板上で前記検出画素の面積の概ね半分の
    領域が、前記スイッチング素子を制御するスイッチング
    制御用の並列配線及び前記受光素子により構成され、前
    記素子基板を二枚を重ね合わせ、一枚目の前記素子基板
    の前記受光素子部分以外を透過した放射線を、二枚目の
    前記素子基板の前記受光素子により検出することを特徴
    とする二次元放射線画像検出器。
  4. 【請求項4】放射線を可視光に変換する複数の変換素子
    と、前記可視光を検出し信号を蓄積する複数の受光素子
    とが素子基板上に形成され、前記素子基板を二枚を重ね
    合わせ二次元放射線画像検出器であり、一枚目の前記素
    子基板の前記受光素子部分以外を透過した放射線を、二
    枚目の前記素子基板の前記受光素子により検出すること
    を特徴とする二次元放射線画像検出器。
  5. 【請求項5】請求項1から4に記載のいずれかの二次元
    放射線画像検出器において、前記二枚の素子基板の前記
    受光素子で検出して得たそれぞれの二枚の画像から、画
    素数が二倍の一枚の画像を合成することを特徴とする二
    次元放射線画像検出器。
  6. 【請求項6】請求項1から4に記載のいずれかの二次元
    放射線画像検出器において、前記二枚の素子基板のそれ
    ぞれを、互いに前記受光素子の幅に相当する間隔分だけ
    一方向にずらして配置することを特徴とする二次元放射
    線画像検出器。
  7. 【請求項7】請求項1から4に記載のいずれかの二次元
    放射線画像検出器において、前記受光素子が、アモルフ
    ァスシリコン又は多結晶シリコンからなる受光ダイオー
    ドであることを特徴とする二次元放射線画像検出器。
  8. 【請求項8】請求項1から4に記載のいずれかの二次元
    放射線画像検出器において、前記受光素子に蓄積された
    信号を読み出す複数のスイッチング素子が、アモルファ
    スシリコン又は多結晶シリコンからなるトランジスタで
    あることを特徴とする二次元放射線画像検出器。
  9. 【請求項9】請求項1から4に記載のいずれかの二次元
    放射線画像検出器において、前記スイッチング素子を並
    列に制御するスイッチング制御用の並列配線が前記素子
    基板上に配置され、前記並列配線が前記受光素子の中心
    間隔が前記受光素子の幅の概ね二倍である方向に配線さ
    れていることを特徴とする二次元放射線画像検出器。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の二次元放射線画像検出
    器において、前記受光素子の中心間隔が前記受光素子の
    幅の概ね二倍である方向について、前記方向の前記受光
    素子に蓄積された信号を同時に読み出すことを特徴とす
    る二次元放射線画像検出器。
  11. 【請求項11】請求項1から4に記載のいずれかの二次
    元放射線画像検出器において、前記素子基板上に配置さ
    れているスイッチング並列制御用の配線と、前記素子基
    板の端部とを結ぶスイッチング伝達用の配線とが前記素
    子基板上に配置されており、前記スイッチング並列制御
    用の配線と前記スイッチング伝達用の配線とが直交する
    ことを特徴とする二次元放射線画像検出器。
  12. 【請求項12】請求項1から4に記載のいずれかの二次
    元放射線画像検出器において、前記受光素子に蓄積され
    た信号を前記スイッチング素子を経て読み出す信号用配
    線が前記素子基板上に配置されており、前記信号用配線
    が前記受光素子の中心間隔が前記受光素子の幅に概ね等
    し方向に配線されていることを特徴とする二次元放射線
    画像検出器。
  13. 【請求項13】請求項12に記載の二次元放射線画像検
    出器において、スイッチング伝達用の配線と、前記信号
    用配線とが前記素子基板上で、それぞれが平行に配線さ
    れていることを特徴とする二次元放射線画像検出器。
  14. 【請求項14】請求項1から4に記載のいずれかの二次
    元放射線画像検出器において、前記受光素子に信号を蓄
    積するために、前記受光素子に電圧を印加する電圧印加
    用配線が前記素子基板上に配置されており、前記電圧印
    加用配線が前記受光素子の中心間隔が前記受光素子の幅
    に概ね等し方向に配線されていることを特徴とする二次
    元放射線画像検出器。
  15. 【請求項15】請求項1から4に記載のいずれかの二次
    元放射線画像検出器において、前記素子基板外部との電
    気的接続のための電極が、前記素子基板の端の辺に沿っ
    て前記素子基板上に配置されており、前記素子基板の一
    辺に沿った部分の電極に、スイッチング伝達用の配線
    と、信号用配線と、電圧印加用配線とが接続されている
    ことを特徴とする二次元放射線画像検出器。
  16. 【請求項16】請求項1から4に記載のいずれかの二次
    元放射線画像検出器において、前記二枚の素子基板を重
    ね合わせて一組とした単位二次元放射線画像検出器の5
    組以上を、前記素子基板の辺を合わせて平面上で繋ぎ合
    わせ、二次元放射線画像検出器全体の面積を5倍以上と
    することを特徴とする二次元放射線画像検出器。
  17. 【請求項17】請求項16に記載の二次元放射線画像検
    出器において、5組以上の単位二次元放射線画像検出器
    の繋ぎ合わせで、前記二次元放射線検出器の矩形の前記
    素子基板の四辺の中の三辺で、他の単位二次元放射線画
    像検出器と繋ぎ合っている前記単位二次元放射線画像検
    出器が存在することを特徴とする二次元放射線画像検出
    器。
  18. 【請求項18】請求項15又は請求項16に記載のいず
    れかの二次元放射線画像検出器において、前記二枚の素
    子基板を重ね合わせて一組とした単位二次元放射線画像
    検出器の5組以上の繋ぎ合わせで、前記単位二次元放射
    線画像検出器の矩形の前記素子基板の四辺の中で、電気
    的接続のための電極が前記素子基板上に配置された辺
    は、他の前記単位二次元放射線画像画像検出器と繋ぎ合
    わないことを特徴とする二次元放射線画像検出器。
  19. 【請求項19】請求項1から4に記載のいずれかの二次
    元放射線画像検出器において、前記変換素子が、前記受
    光素子の中心間隔が前記受光素子の幅に概ね等い方向に
    おいて、幅が前記受光素子の幅に概ね等い帯状であるこ
    とを特徴とする二次元放射線画像検出器。
  20. 【請求項20】請求項19に記載の二次元放射線画像検
    出器において、前記変換素子を構成する蛍光体基板に溝
    が形成されており、前記変換素子が前記溝に蛍光体を詰
    めた構造であることを特徴とする二次元放射線画像検出
    器。
  21. 【請求項21】請求項19に記載の二次元放射線画像検
    出器において、前記変換素子を構成する蛍光体基板に溝
    が形成されており、前記変換素子が前記溝の内側に光に
    対する反射率が高い金属被膜を形成したことを特徴とす
    る二次元放射線画像検出器。
  22. 【請求項22】請求項19に記載の二次元放射線画像検
    出器において、前記変換素子を構成する蛍光体基板に溝
    が形成されており、前記変換素子が前記溝以外の面に遮
    光性の膜を形成したことを特徴とする二次元放射線画像
    検出器。
  23. 【請求項23】請求項1から4に記載のいずれかの二次
    元放射線画像検出器において、前記変換素子が、前記受
    光素子の中心の間隔が前記受光素子の幅に概ね等い方向
    に、幅が複数の前記受光素子の幅に概ね等い帯状であ
    り、かつ、帯の中に帯と直角な方向に仕切りを、前記受
    光素子の幅に概ね等い間隔で形成したことを特徴とする
    二次元放射線画像検出器。
  24. 【請求項24】請求項23に記載の二次元放射線画像検
    出器において、前記変換素子が溝を仕切って作られた各
    窪みの内部に蛍光体を詰めたことを特徴とする二次元放
    射線画像検出器。
  25. 【請求項25】請求項23に記載の二次元放射線画像検
    出器において、前記帯の中を仕切りで囲んだ仕切り内部
    の面積が、前記受光素子の面積と概ね等しいことを特徴
    とする二次元放射線画像検出器。
  26. 【請求項26】請求項1から4に記載のいずれかの二次
    元放射線画像検出器において、一枚目の前記素子基板の
    厚さが、二枚目の前記素子基板の厚さよりも薄いことを
    特徴とする二次元放射線画像検出器。
  27. 【請求項27】請求項1から4に記載のいずれかの二次
    元放射線画像検出器において、前記素子基板がガラス又
    は石英からなることを特徴とする二次元放射線画像検出
    器。
  28. 【請求項28】請求項1から4に記載のいずれかの二次
    元放射線画像検出器において、一枚目の前記素子基板
    が、二層構造からなり、第一層上に、前記受光素子と、
    前記受光素子に蓄積された信号を読み出す複数のスイッ
    チング素子と、信号用配線と、スイッチング並列制御用
    の配線と、電圧印加用配線とを形成した後に、第二層目
    を前記第一層の裏面に貼り付けた構造であることを特徴
    とする二次元放射線画像検出器。
  29. 【請求項29】請求項28に記載の二次元放射線画像検
    出器において、前記第一層が、ガラス又は石英からなる
    ことを特徴とする二次元放射線画像検出器。
  30. 【請求項30】請求項28に記載の二次元放射線画像検
    出器において、前記第一層目を構成する材料の元素の平
    均原子番号よりも、前記第二層目を構成する材料の元素
    の平均原子番号が小であることを特徴とする二次元放射
    線画像検出器。
  31. 【請求項31】請求項28に記載の二次元放射線画像検
    出器において、前記第二層目に溝が形成されており、前
    記溝の位置と、二枚目の前記素子基板の前記変換素子と
    の位置が一致することを特徴とする二次元放射線画像検
    出器。
  32. 【請求項32】放射線を可視光に変換する複数の変換素
    子と、前記可視光を検出し信号を蓄積する複数の受光素
    子とが、素子基板上に形成された二次元放射線画像検出
    器であり、前記素子基板上に前記複数の受光素子が二次
    元的に配列され、この配列の一方向の前記受光素子の中
    心間隔が前記受光素子の幅に概ね等しく、前記一方向と
    直角な方向の前記受光素子の中心間隔が前記受光素子の
    幅の概ね二倍であることを特徴とする二次元放射線画像
    検出器。
  33. 【請求項33】放射線を可視光に変換する複数の変換素
    子と、前記可視光を検出し信号を蓄積する複数の受光素
    子とが素子基板上に形成された二次元放射線画像検出器
    であり、前記素子基板の面積に対して、前記変換素子で
    ある蛍光体膜部分の面積が概ね半分であることを特徴と
    する二次元放射線画像検出器。
  34. 【請求項34】放射線を可視光に変換する複数の変換素
    子と、前記可視光を検出し信号を蓄積する複数の受光素
    子と、複数の受光素子に蓄積された信号を読み出す複数
    のスイッチング素子とが素子基板上に形成され、前記受
    光素子と前記スイッチング素子とにより一組の検出画素
    が構成され、前記素子基板上に前記検出画素が二次元的
    に配列された二次元放射線画像検出器であり、前記受光
    素子と前記スイッチング素子とが交互に並ぶ方向につい
    て、前記素子基板上で前記検出画素の面積の概ね半分の
    領域が、前記スイッチング素子を制御するスイッチング
    制御用の並列配線及び前記受光素子により構成されるこ
    とを特徴とする二次元放射線画像検出器。
  35. 【請求項35】放射線を可視光に変換する複数の変換素
    子と、前記可視光を検出し信号を蓄積する複数の受光素
    子とが素子基板上に形成され、前記素子基板をN枚(N
    は2より大なる整数)枚を重ね合わせ二次元放射線画像
    検出器であり、n(1≦n<N)枚目の前記素子基板の
    前記受光素子部分以外を透過した放射線を、(n+1)
    枚目の前記素子基板の前記受光素子により検出すること
    を特徴とする二次元放射線画像検出器。
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