JP2003059825A - 塗布膜形成方法および塗布膜形成装置 - Google Patents

塗布膜形成方法および塗布膜形成装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリウエット方式を前提とし、使用する溶剤
の種類によらず安定して塗布液の使用量を少なくするこ
とができる塗布膜形成方法および塗布膜形成装置を提供
すること。 【解決手段】 被処理基板Wの表面に、塗布液が溶解す
る溶剤とその溶剤の揮発を抑制する揮発抑制物質との混
合液を供給する工程と(ST3)、混合液を被処理基板
W表面の全面に拡げる工程(ST4)と、混合液が供給
された被処理基板Wを回転させつつ被処理基板Wの略中
央に塗布液を供給し、塗布液を被処理基板の径方向外方
に拡げて塗布膜を形成する工程と(ST5)により塗布
膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ等の
被処理基板にレジスト液等の塗布液を塗布して塗布膜を
形成する塗布膜形成方法および塗布膜形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体デバイスの製造プロセスに
おいては、半導体ウエハ(以下、「ウエハ」という)の
表面にレジスト液を供給してレジスト膜を形成し、レジ
スト塗布後のウエハに対して所定のパターンに対応して
露光処理を行った後に当該ウエハのレジスト膜に形成さ
れた露光パターンを現像するという、いわゆるフォトリ
ソグラフィー技術により所定のパターンを形成するため
のマスクとしてレジストパターンが形成される。そし
て、上記工程のうちレジスト塗布処理においては、ウエ
ハ表面にレジスト液を均一に塗布するための方法として
スピンコーティング法が多用されている。
【0003】図10は、このスピンコーティング法の概
要を示すものである。例えばスピンチャック141によ
り真空吸着によってウエハWを固定保持した状態で、図
示しない回転駆動手段によりスピンチャック141とと
もにウエハWを回転させ、ウエハWの上方に配置された
レジストノズル142からウエハW表面の中央にレジス
ト液を滴下する。滴下されたレジスト液は、遠心力によ
ってウエハWの径方向外方に向かって広がり、ウエハW
の表面全体にレジスト膜が形成される。その後レジスト
液の滴下を停止し、ウエハの回転を継続してウエハWの
表面の余分なレジスト液を振り切って膜厚を整えるとと
もに乾燥を行う。
【0004】しかしながら、従来のスピンコーティング
の場合、ウエハの略中心にレジスト液を滴下し、ウエハ
を回転させた際の遠心力によりレジスト液を拡散させて
いるため、中心位置よりも周速が著しく大きい外周部か
ら相当量のレジストが飛散され、実際にレジスト膜とな
る量は供給したレジスト液の10〜20%程度であり、
レジスト消費量が著しく多くなってしまう。したがっ
て、近時、製造コストの削減等の観点からレジスト消費
量を減らすこと、すなわち、各ウエハに対するレジスト
液の滴下量を減らすことが要望されている。
【0005】このための方法として、レジスト液の滴下
前にシンナー等の溶剤を基板に滴下し、レジスト液の拡
散を容易にしてレジスト供給量を減少させる方法(プリ
ウェット方式)が提案されている(特開平7−3209
99号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、その効
果は溶剤の種類によって異なり、使用する溶剤によって
は必ずしも十分な効果が得られない。この点を解消する
ためには、効果がある溶剤を選択して用いることができ
ればよいのであるが、ユーザーによって使用する溶剤は
限定されるため、溶剤の種類によらず安定してレジスト
液等の塗布液の使用量を減少させることができる塗布膜
形成方法が望まれている。また、最近では反射防止膜や
サーマルシュリンクプロセスで使用されるシュリンク剤
等には水溶性の塗布液が用いられる場合もあり、塗布液
の種類が多岐に亘っていることから、塗布液の種類に合
わせた使用量の削減方法が望まれている。
【0007】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、プリウエット方式を前提とし、使用する溶剤
の種類によらず安定して塗布液の使用量を少なくするこ
とができる塗布膜形成方法および塗布膜形成装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するために種々検討した結果、溶剤の種類によっ
てプリウェット方式を採用した際の省レジスト効果が異
なるのは、揮発速度の大きい溶剤の場合に十分なプリウ
ェット効果を発揮する前に揮発してしまうためであるこ
と、およびこのようなことを防止するためには、溶剤と
ともにその溶剤の揮発を抑制する物質を用いればよいこ
とを見出した。
【0009】本発明はこのような知見に基づいてなされ
たものであり、第1に、被処理基板の表面に、塗布液が
溶解する溶剤とその溶剤の揮発を抑制する揮発抑制物質
との混合液を供給する工程と、前記混合液を前記被処理
基板表面の全面に拡げる工程と、前記混合液が供給され
た被処理基板を回転させつつ被処理基板の略中央に塗布
液を供給し、塗布液を被処理基板の径方向外方に拡げて
塗布膜を形成する工程とを具備することを特徴とする塗
布膜形成方法を提供する。
【0010】このような構成によれば、溶剤とその溶剤
の揮発を抑制する揮発抑制物質との混合液を用いてプリ
ウェットを行うので、使用する溶剤が高揮発性のもので
あってもその揮発が抑制され、十分なプリウェット効果
を発揮させることができ、用いる溶剤によらず安定して
塗布液の使用量を少なくすることができる。
【0011】上記塗布膜形成方法において、前記揮発抑
制物質としては、水素結合を有するものを好適に用いる
ことができる。そのような物質として水、メチルアルコ
ール、エチルアルコールから選択された少なくとも1種
を用いることができる。これらの中でも水が好ましい。
前記溶剤としては、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセ
テート、ブチルアセテート、エチルラクテート、エチル
セロソルブアセテート、メチルメトキシプロピオネート
から選択される少なくとも1種を用いることができる。
前記揮発抑制物質の量は前記混合液全体の5質量%以上
50質量%未満であることが好ましい。
【0012】前記混合液は、予め容器内で前記溶剤と前
記揮発抑制物質とを混合して生成し、その状態で該容器
内に貯留させておき、そこから混合液を被処理基板に供
給するようにすることができる。また、前記溶剤と前記
揮発抑制物質とをスタティックミキサにより混合して混
合液とした後、ノズルを介して被処理基板に供給しても
よいし、前記溶剤と前記揮発抑制物質とをノズル内で混
合し、そのノズルから混合液を前記被処理基板の表面に
供給するようにしてもよいし、前記溶剤と前記揮発抑制
物質とを別個に前記被処理基板上に供給し、該被処理基
板上でこれらを混合して混合液としてもよい。また、前
記被処理基板に供給される混合液は温調されていること
が好ましい。
【0013】また、上記塗布膜形成方法において、前記
混合液の供給を被処理基板を停止させた状態で行い、前
記混合液を前記被処理基板表面の全面に拡げる工程を被
処理基板を回転させることによって行うようにしてもよ
いし、前記混合液の供給を被処理基板を回転させた状態
で行うようにしてもよい。
【0014】さらに、上記塗布膜形成方法において、前
記塗布膜を形成した後、塗布液供給停止後に、被処理基
板の回転速度を一旦減速する工程をさらに具備すること
が好ましい。
【0015】また、本発明は、第2に、被処理基板の表
面に、レジスト液が溶解する溶剤と水との混合液を供給
する工程と、前記被処理基板を回転させて、前記混合液
を前記被処理基板表面の全面に拡げる工程と、前記混合
液が供給された被処理基板を回転させつつ被処理基板の
略中央に塗布液を供給し、塗布液を被処理基板の径方向
外方に拡げて塗布膜を形成する工程と、前記塗布膜を形
成した後、塗布液供給停止後に、被処理基板の回転速度
を一旦減速して膜厚を均一にする工程と、前記塗布膜を
形成する工程の後、残余の塗布液を振り切って膜厚を調
整する工程と、を具備することを特徴とする塗布膜形成
方法を提供する。
【0016】前記溶剤としては、プロピレングリコール
モノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチル
エーテルアセテート、ブチルアセテート、エチルラクテ
ート、エチルセロソルブアセテート、メチルメトキシプ
ロピオネートから選択される少なくとも1種を用いるこ
とができる。これらの中で、プロピレングリコールモノ
メチルエーテルおよびプロピレングリコールモノメチル
エーテルアセテートの少なくとも1種を用いた場合に本
発明の効果が大きい。また、混合液中の前記水の割合は
前記混合液全体の5質量%以上50質量%未満であるこ
とが好ましい。
【0017】さらに、本発明は、第3に、回転する被処
理基板に塗布液を供給して塗布膜を形成する塗布膜形成
装置であって、被処理基板を略水平に保持する基板保持
部材と、前記基板保持部材を回転させる回転手段と、前
記基板保持部材に保持された被処理基板に塗布液が溶解
する溶剤とその溶剤の揮発を抑制する揮発抑制物質との
混合液を供給する混合液供給手段と、前記基板保持部材
に保持された被処理基板の略中央に塗布液を供給する塗
布液供給手段とを具備し、前記塗布膜の形成に先だっ
て、前記混合液供給ノズルから被処理基板に混合液が供
給され、前記回転手段により被処理基板が回転されるこ
とにより被処理基板の全面に混合液が拡散されることを
特徴とする塗布膜形成装置を提供する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明
の塗布膜形成方法を実施するためのレジスト塗布ユニッ
トを搭載したレジスト塗布現像処理システムを示す概略
平面図、図2はその正面図、図3はその背面図である。
【0019】このレジスト塗布現像処理システム1は、
搬送ステーションであるカセットステーション10と、
複数の処理ユニットを有する処理ステーション11と、
処理ステーション11と隣接して設けられる図示しない
露光装置との間でウエハWを受け渡すためのインターフ
ェイス部12とを具備している。
【0020】上記カセットステーション10は、被処理
体としてのウエハWを複数枚例えば25枚単位でウエハ
カセットCRに搭載された状態で他のシステムからこの
システムへ搬入またはこのシステムから他のシステムへ
搬出したり、ウエハカセットCRと処理ステーション1
1との間でウエハWの搬送を行うためのものである。
【0021】このカセットステーション10において
は、図1に示すように、カセットCを載置する載置台2
0上に図中X方向に沿って複数(図では4個)の位置決
め突起20aが形成されており、この突起20aの位置
にウエハカセットCRがそれぞれのウエハ出入口を処理
ステーション11側に向けて一列に載置可能となってい
る。ウエハカセットCRにおいてはウエハWが垂直方向
(Z方向)に配列されている。また、カセットステーシ
ョン10は、載置台20と処理ステーション11との間
に位置するウエハ搬送機構21を有している。このウエ
ハ搬送機構21は、カセット配列方向(X方向)および
その中のウエハWのウエハ配列方向(Z方向)に移動可
能なウエハ搬送用アーム21aを有しており、この搬送
アーム21aによりいずれかのウエハカセットCRに対
して選択的にアクセス可能となっている。また、ウエハ
搬送用アーム21aは、θ方向に回転可能に構成されて
おり、後述する処理ステーション11側の第3の処理ユ
ニット群Gに属するアライメントユニット(ALI
M)およびエクステンションユニット(EXT)にもア
クセスできるようになっている。
【0022】上記処理ステーション11は、ウエハWへ
対して塗布・現像を行う際の一連の工程を実施するため
の複数の処理ユニットを備え、これらが所定位置に多段
に配置されており、これらによりウエハWが一枚ずつ処
理される。この処理ステーション11は、図1に示すよ
うに、中心部に搬送路22aを有し、この中に主ウエハ
搬送機構22が設けられ、搬送路22aの周りに全ての
処理ユニットが配置されている。これら複数の処理ユニ
ットは、複数の処理ユニット群に分かれており、各処理
ユニット群は複数の処理ユニットが鉛直方向に沿って多
段に配置されている。
【0023】主ウエハ搬送機構22は、図3に示すよう
に、筒状支持体49の内側に、ウエハ搬送装置46を上
下方向(Z方向)に昇降自在に装備している。筒状支持
体49はモータ(図示せず)の回転駆動力によって回転
可能となっており、それにともなってウエハ搬送装置4
6も一体的に回転可能となっている。
【0024】ウエハ搬送装置46は、搬送基台47の前
後方向に移動自在な複数本の保持部材48を備え、これ
らの保持部材48によって各処理ユニット間でのウエハ
Wの受け渡しを実現している。
【0025】また、図1に示すように、この実施の形態
においては、4個の処理ユニット群G,G,G
が搬送路22aの周囲に配置されており、処理ユニ
ット群Gは必要に応じて配置可能となっている。
【0026】これらのうち、第1および第2の処理ユニ
ット群G,Gはシステム正面(図1において手前)
側に並列に配置され、第3の処理ユニット群Gはカセ
ットステーション10に隣接して配置され、第4の処理
ユニット群Gはインターフェイス部12に隣接して配
置されている。また、第5の処理ユニット群Gは背面
部に配置可能となっている。
【0027】第1の処理ユニット群Gでは、カップC
P内でウエハWをスピンチャック(図示せず)に載置し
てウエハWにレジストを塗布するレジスト塗布処理ユニ
ット(COT)および同様にカップCP内でレジストの
パターンを現像する現像処理ユニット(DEV)が下か
ら順に2段に重ねられている。第2の処理ユニット群G
も同様に、2台のスピナ型処理ユニットとしてレジス
ト塗布処理ユニット(COT)および現像処理ユニット
(DEV)が下から順に2段に重ねられている。
【0028】第3の処理ユニット群Gにおいては、図
3に示すように、ウエハWを載置台SPに載せて所定の
処理を行うオーブン型の処理ユニットが多段に重ねられ
ている。すなわち、レジストの定着性を高めるためのい
わゆる疎水化処理を行うアドヒージョンユニット(A
D)、ウエハWの位置合わせを行うアライメントユニッ
ト(ALIM)、ウエハWの搬入出を行うエクステンシ
ョンユニット(EXT)、冷却処理を行うクーリングユ
ニット(COL)、露光処理前や露光処理後、さらには
現像処理後にウエハWに対して加熱処理を行う4つのホ
ットプレートユニット(HP)が下から順に8段に重ね
られている。なお、アライメントユニット(ALIM)
の代わりにクーリングユニット(COL)を設け、クー
リングユニット(COL)にアライメント機能を持たせ
てもよい。
【0029】第4の処理ユニット群Gも、オーブン型
の処理ユニットが多段に重ねられている。すなわち、ク
ーリングユニット(COL)、クーリングプレートを備
えたウエハ搬入出部であるエクステンション・クーリン
グユニット(EXTCOL)、エクステンションユニッ
ト(EXT)、クーリングユニット(COL)、および
4つのホットプレートユニット(HP)が下から順に8
段に重ねられている。
【0030】主ウエハ搬送機構22の背部側に第5の処
理ユニット群Gを設ける場合には、案内レール25に
沿って主ウエハ搬送機構22から見て側方へ移動できる
ようになっている。したがって、第5の処理ユニット群
を設けた場合でも、これを案内レール25に沿って
スライドすることにより空間部が確保されるので、主ウ
エハ搬送機構22に対して背後からメンテナンス作業を
容易に行うことができる。
【0031】上記インターフェイス部12は、奥行方向
(X方向)の長さが処理ステーション11と同じであ
り、図1、図2に示すように、このインターフェイス部
12の正面部には、可搬性のピックアップカセットCR
と定置型のバッファカセットBRが2段に配置され、背
面部には周辺露光装置23が配設され、中央部には、ウ
エハ搬送機構24が配設されている。このウエハ搬送機
構24は、ウエハ搬送用アーム24aを有しており、こ
のウエハ搬送用アーム24aは、X方向、Z方向に移動
して両カセットCR,BRおよび周辺露光装置23にア
クセス可能となっている。また、このウエハ搬送用アー
ム24aは、θ方向に回転可能であり、処理ステーショ
ン11の第4の処理ユニット群Gに属するエクステン
ションユニット(EXT)や、さらには隣接する露光装
置側のウエハ受け渡し台(図示せず)にもアクセス可能
となっている。
【0032】このように構成されるレジスト塗布現像処
理システム1においては、ウエハカセットCRから処理
前のウエハWを1枚ずつウエハ搬送機構21によって取
り出し、処理ステーション11のアライメントユニット
(ALIM)へ搬入する。次いで、ここで位置決めされ
たウエハWを主ウエハ搬送機構22により搬出し、アド
ヒージョンユニット(AD)に搬入してアドヒージョン
処理を施す。このアドヒージョン処理の終了後、ウエハ
Wを主ウエハ搬送機構22により搬出し、クーリングユ
ニット(COL)に搬送して、ここで冷却する。次い
で、ウエハWをレジスト塗布ユニット(COT)に搬送
してレジスト塗布を行い、さらに、ホットプレートユニ
ット(HP)でプリベーク処理を行って、エクステンシ
ョン・クーリングユニット(EXTCOL)を介して、
インターフェース部12に搬送し、そこからウエハ搬送
機構24により隣接する露光装置に搬送する。さらに、
露光装置にて露光処理のなされたウエハWを、ウエハ搬
送機構24によりインターフェイス部12、エクステン
ションユニット(EXT)を介して処理ステーション1
1に搬送する。処理ステーション11において、主ウエ
ハ搬送機構22によりウエハWをホットプレートユニッ
ト(HP)に搬送してポストエクスポージャー処理を施
し、さらに現像ユニット(DEV)に搬送して現像処理
を施した後、ホットプレートユニット(HP)でポスト
ベーク処理を行い、クーリングユニット(COL)にお
いて冷却した後、エクステンションユニット(EXT)
を介してカセットステーション10に搬送する。以上の
ようにして所定の処理がなされたウエハWを、ウエハ搬
送機構22がウエハカセットCRに収納する。
【0033】次に、本発明の塗布膜形成方法を実施する
ためのレジスト塗布ユニット(COT)について図4お
よび図5を参照しながら説明する。このレジスト塗布ユ
ニット(COT)は、主ウエハ搬送機構22の保持部材
48が進入するための開口50aを有するケーシング5
0を有し、その中にウエハWを収容する収容容器である
カップCPが設けられ、そのカップ内にウエハWを真空
吸着によって水平に保持するスピンチャック51が設け
られている。このスピンチャック51は、カップCPの
下方に設けられたパルスモーターなどの駆動モータ52
によって回転可能となっており、その回転速度も任意に
制御可能となっている。カップCPの底部の中央寄りの
部分には排気管53が接続され、また外側よりの部分に
は排液管54が接続されている。そして、排気管53か
らカップCP内の気体が排気されるとともに、排液管5
4からは、塗布処理にともなって飛散したレジスト液や
溶剤が排出される。なお、スピンチャック51は、図示
しないエアシリンダー等の昇降機構により昇降可能とな
っている。
【0034】スピンチャック51の上方には、スピンチ
ャック51の直上位置と退避位置との間で移動可能に噴
頭60が設けられており、この噴頭60はアーム61を
介して駆動機構70に連結され、駆動機構70により図
4および5に示したX方向、Y方向およびZ方向に移動
されるようになっている。なお、噴頭60はアーム61
に対して着脱自在となっている。
【0035】噴頭60は、ベース部材62を有し、塗布
液が溶解可能な溶剤とその溶剤の揮発を抑制する揮発抑
制物質とが混合された混合液を供給する混合液供給ノズ
ル80と塗布液であるレジスト液を供給するレジスト液
供給ノズル90とを近接させた状態でベース部材61に
取り付けた構造を有している。ここで、塗布液が溶解可
能な溶剤とは、塗布液の溶媒であってもよいが、それに
限らず塗布液を溶解可能なものであればよいことはいう
までもない。
【0036】噴頭60には、レジスト液供給ノズル90
から吐出されるレジスト液の温度が一定になるように温
度調節するために温度調節流体を循環するチューブ65
a,65b、および、混合液供給ノズル80から吐出さ
れる溶剤の温度が一定になるように温度調節するために
温度調節流体を循環するチューブ66a,66bが設け
られている。チューブ65aはレジスト液供給ノズル9
0に連続する配管の周囲に設けられて往路を構成し、チ
ューブ65bは復路を構成している。また、チューブ6
6aは混合液供給ノズル80に連続する配管の周囲に設
けられて往路を構成し、チューブ66bは復路を構成し
ている。
【0037】上記混合液供給ノズル80は、混合液供給
配管81を介して中間タンク83に接続されており、混
合液供給配管81にはバルブ82が設けられている。ま
た、中間タンク83にはその中に溶剤を供給する溶剤供
給配管84と揮発抑制物質を供給する揮発抑制物質供給
配管86とが接続されており、これら配管84および8
6にはそれぞれバルブ85および87が設けられてい
る。そして、配管84および86を介して中間タンク8
3内に供給された溶剤および揮発抑制物質は図示しない
攪拌機構により攪拌されて混合液となり、中間タンク8
3内にはこの混合液が貯留された状態となっている。こ
の混合液は中間タンク83内に窒素(N)ガス等の圧
送ガスを供給することによって混合液供給配管81およ
び混合液供給ノズル80を介してウエハW上に供給され
る。この場合にNガスの加圧力を制御することによっ
て混合液の流量が制御される。
【0038】レジスト液供給ノズル90は、レジスト液
供給配管91を介してレジスト液を収容するレジスト液
タンク92に連通されている。このレジスト液供給配管
91には、サックバックバルブ93、エアーオペレーシ
ョンバルブ94、レジスト液中の気泡を分離除去するた
めの気泡除去機構95、フィルタ96およびベローズポ
ンプ97が下流側からその順に設けられている。このベ
ローズポンプ97は伸縮可能に構成され、この伸縮が制
御されることにより所定量のレジスト液がレジスト液供
給ノズル90を介してウエハWの表面に供給される。こ
のベローズポンプ97により極めて少量のレジスト液の
供給量制御が可能となる。この駆動部は、一端がベロー
ズポンプの一端に取り付けられたネジ98aと、このネ
ジに螺合されるナット98bとからなるボールネジ機構
98と、このナット98bを回転させることによりネジ
98aを直線動させるステッピングモータ99とにより
構成されている。
【0039】上記レジスト液供給系に設けられたサック
バックバルブ93は、レジスト液供給ノズル90からの
レジスト液吐出後、レジスト液供給ノズル90先端内壁
部に表面張力によって残留しているレジスト液をレジス
ト液供給ノズル90内に引き戻し、これによって残留レ
ジスト液の固化を阻止するためのものである。
【0040】図5に示すように、ケーシング50内のカ
ップCPの外側部分には、基本的に同一の構造を有する
4つの噴頭60を保持可能な保持部55が設けられてい
る。保持部55には各ノズルのノズル口を乾燥固化させ
ないように、各ノズルのノズル口を溶剤雰囲気に置くた
めの挿入部(図示せず)が設けられている。各噴頭60
は、取り付け部63によりアーム61の先端部に取り付
け可能となっており、それぞれ異なる種類のレジスト液
を供給するようになっている。そして、これらのうち選
択された一つがアーム61に取り付けられて保持部55
から取り出される。上述したように、アーム61は駆動
機構70により三次元移動、すなわちX、Y、Z方向へ
の移動が可能であり、保持部55から取り出されてアー
ム61に装着された噴頭60が、処理に際してウエハW
の直上の所定位置まで移動される。なお、ここでは、混
合液供給ノズル80とレジスト液供給ノズル90とを噴
頭60に取り付け、この噴頭60を4つ準備して保持部
55に設けているが、1つまたはそれ以上の混合液供給
ノズル80をアーム61に直接固定し、噴頭60にはレ
ジスト液供給ノズル90のみを設けるようにしてもよ
い。
【0041】次に、このように構成されるレジスト塗布
ユニット(COT)における処理について図6の工程図
を参照しながら詳細に説明する。
【0042】主ウエハ搬送機構22の保持部材48によ
ってケーシング50の開口50aを通ってレジスト塗布
ユニット(COT)内のカップCPの真上までウエハW
が搬送されると、そのウエハWは、図示しない昇降機構
によって上昇してきたスピンチャック51によって真空
吸着される。主ウエハ搬送機構22はウエハWをスピン
チャック51に真空吸着せしめた後、保持部材48をレ
ジスト塗布ユニット(COT)内から引き戻し、レジス
ト塗布ユニット(COT)へのウエハWの受け渡しを終
える(ST1)。
【0043】次いで、スピンチャック51はウエハWが
カップCP内の定位置になるまで下降される。次いで、
駆動モータ52によってスピンチャック51を1000
rpm程度の回転速度で回転させ、ウエハWの温度を均
一にする(ST2)。
【0044】その後、スピンチャック51の回転を停止
させ、駆動機構70によって噴頭60をY方向に沿って
ウエハWの直上位置まで移動させ、混合液供給ノズル8
0の吐出口がスピンチャック51の中心(ウエハWの中
心)上に到達したところで、レジストが溶解する所定の
溶剤とその溶剤の揮発を抑制する揮発抑制物質との混合
液を静止しているウエハW表面の略中心に供給する(S
T3)。この際に、溶剤供給配管84および揮発抑制物
質供給配管86を介して所望の割合で溶剤および揮発抑
制物質を中間タンク83に供給し、バルブ85および8
7を閉じて図示しない攪拌機構により攪拌することによ
り所定量の混合液が形成され、中間タンク83内で形成
され貯留されている混合液がNガス等の圧送ガスによ
り混合液供給配管81および混合液供給ノズル80を介
してウエハW上に圧送される。この場合にNガスの加
圧力を制御することによって混合液の流量が制御され
る。
【0045】このようにして混合液を供給した後、好ま
しくは1000rpm以下の所定の回転速度でウエハW
を回転させる(ST4)。これにより、ウエハW表面に
供給された混合液は遠心力によってウエハWの中心から
その周囲に拡散し、ウエハWの全面にむらなく広がる。
なお、ウエハWを回転させながら混合液をウエハW上に
供給する、すなわち、上記ST3工程とST4工程とを
同時に行うようにしてもよい。また、スプレーを用いて
ウエハ全面に塗布することができる。この場合に、スプ
レーはウエハWを回転しながら行ってもよいしウエハW
を停止した状態で行ってもよい。
【0046】続いて、駆動機構70によりレジスト液供
給ノズル90の吐出口がスピンチャック51の中心(ウ
エハWの中心)上に到達するまで噴頭60をY方向に移
動し、ウエハWの回転速度を所定値まで上昇させて、レ
ジスト液供給ノズル90の吐出口からレジスト液を回転
するウエハW表面の略中心に供給し、遠心力によりレジ
スト液を外方に拡散させ、ウエハW表面へのレジスト塗
布を行う(ST5)。この際の回転速度は、200mm
ウエハの場合には2000〜6000rpm、300m
mウエハの場合には1000〜4000rpmであるこ
とが好ましい。
【0047】このようにしてウエハWを回転させながら
レジスト液を供給した後、レジスト液の供給を停止した
後に、ウエハWの回転速度を減速する(ST6)。これ
により、膜厚調整機能が発揮され、ウエハW面内の膜厚
が均一化される。このような効果を奏するのは、ウエハ
Wの回転速度を減速した際には、この減速の際の加速度
により半導体ウエハW上のレジスト液に中心へ向かう力
が作用し、しかも、被処理基板の回転が低速であること
からレジスト液の乾燥が遅く、結果として膜厚を整える
機能が発揮されるからである。すなわち、この減速によ
って作用する内側へ向かう力により、ウエハW外方へ飛
散するレジスト量が抑制され、外周部にも中央部と同様
にレジストが保持されてレジスト膜の膜厚がより均一化
することとなる。この際の回転速度は50〜1000r
pmが好ましい。特に、500rpm以下であれば、レ
ジストの乾燥がほとんど進行せず、膜厚調整の自由度が
高い。この際の保持時間は、例えば、3秒までの適宜の
時間に設定される。なお、このST6工程は必須なもの
ではなく、必要に応じて行われる。
【0048】その後、ウエハWの回転速度を上昇させ
て、残余のレジスト液を振り切る(ST7)。この際の
回転速度は、200mmウエハの場合には1500〜4
000rpm、300mmウエハの場合には1000〜
3000rpmであることが好ましい。
【0049】その後、ウエハWの回転を継続させレジス
ト膜の乾燥を行う(ST8)。この際の回転速度は、2
00mmウエハの場合には1000〜2000rpm、
300mmウエハの場合には500〜1500rpmで
あることが好ましい。この工程を所定時間行った後、レ
ジスト塗布工程が終了する。
【0050】以上のように、レジスト液の塗布に先だっ
て、レジストが溶解する溶剤とその溶剤の揮発を抑制す
る揮発抑制物質との混合液をウエハWの全面に塗布する
ので、使用する溶剤が高揮発性のものであっても揮発抑
制物質によりその揮発が抑制され、その後のレジスト液
塗布の際に十分にレジスト液を拡散させる効果を発揮さ
せることができる。したがって、用いる溶剤によらず安
定してレジスト液の使用量を少なくすることができる。
【0051】ここで、混合液の溶剤としては、レジスト
が溶解するもの典型的にはシンナーが用いられ、例え
ば、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピ
レングリコールモノメチルエーテルアセテート、ブチル
アセテート、エチルラクテート、エチルセロソルブアセ
テート、メチルメトキシプロピオネートから選択される
少なくとも1種が用いられる。これらの中で、プロピレ
ングリコールモノメチルエーテルおよびプロピレングリ
コールモノメチルエーテルアセテートの少なくとも1種
を用いた場合に本発明の効果が大きい。もちろんレジス
トが溶解する他の溶剤であってもよい。
【0052】揮発抑制物質としては、水素結合を有する
ものが好ましく、このような水素結合を有する物質とし
ては、水、メチルアルコール、エチルアルコールから選
択された少なくとも1種が好適に用いられる。中でも水
が特に好ましい。水としては純水が好ましい。もちろん
使用される溶剤の揮発を有効に抑制することができれば
他の物質であってもよい。
【0053】このような揮発抑制物質の量は前記混合液
全体の5質量%以上50質量%未満であることが好まし
い。5質量%未満であれば揮発抑制効果が不十分になる
おそれがあり、一方50質量%以上では溶剤によるレジ
スト液拡散効果が不十分になるおそれがある。混合液の
供給量は、例えば、200mmウエハの場合2ml、3
00mmウエハの場合3mlである。
【0054】次に、実際に本発明の効果を確認した実験
について説明する。最初に、200mmウエハを用い、
プリウェットを行う溶剤として、ブチルアセテート、プ
ロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME)、
エチルラクテートの3種類を使用した場合と、プリウェ
ットのない場合とについて、ウエハ全面に塗布可能なレ
ジストの最小量を比較した。レジスト液としてはEL溶
剤のKrFレジスト(粘度7CP程度)を用いた。レジ
スト液滴下時のウエハ回転速度を3000〜6000r
pmとし、溶剤供給量は2mlとした。その結果、ウエ
ハ全面に塗布可能なレジスト液の最小量は、表1に示す
とおりプリウェットを行うことによりレジスト液の量が
大幅に減少した。ただし、溶剤の種類によって効果の程
度が異なることがわかる。これは溶剤の揮発速度の差に
よるものと思われ、揮発速度が遅い溶剤ほどレジスト滴
下時にウエハ上に残存する量が多くレジストの拡散効果
がより高いものと考えられる。
【0055】
【表1】
【0056】次に、300mmウエハを用い、上記3種
類の溶剤によりプリウェットを行って同様のレジスト塗
布実験を行った。レジスト液滴下時のウエハ回転速度を
2000〜4000rpmとし、溶剤供給量は3mlと
した。その結果、表2に示すように、溶剤の種類により
全面塗布に必要なレジスト液の最小量が200mmウエ
ハの場合よりも大きく異なることが判明した。また、表
2に示すように、現在最も多く使用されているPGME
系シンナーの主成分であるPGMEは300mmウエハ
では十分な省レジスト効果が得られないことがわかる。
【0057】
【表2】
【0058】次に、200mmウエハおよび300mm
ウエハについて、上記PGMEでプリウェットを行った
場合と、PGMEに揮発抑制物質としての純水を混合し
た混合液でプリウェットを行った本発明の場合とでウエ
ハ全面に塗布可能なレジスト液の最小量を比較した。混
合液はPGME:純水=5:1(純水16.7質量%)
とした。レジスト液および塗布条件は上記実験と同様と
した。その結果、表3に示すように、200mmウエハ
および300mmウエハのいずれも、PGME+純水の
混合液でプリウェットを行うことにより、全面塗布に必
要なレジスト液の最小量がPGME単独でプリウェット
を行う場合の半分以下になることが確認された。これ
は、純水を加えることにより溶剤分子と水分子とが水素
結合し、その結果溶剤の揮発が抑制され、レジスト滴下
時にウエハ上に残存する溶剤の量が多いためと考えられ
る。汎用のシンナーであるOK73(PGME:PGM
EA(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテ
ート)=7:3)に同様の割合で純水を混合した混合液
も同様の結果を示した。以上、本発明の範囲内である溶
剤+純水の混合液でプリウェットを行った場合に顕著な
省レジスト効果があることが確認された。
【0059】
【表3】
【0060】次に、上記溶剤と揮発抑制物質との混合液
の供給手段の他の例について説明する。上記例では中間
タンク83で混合液を生成し、混合液をガス圧送する場
合について示したが、図7に示すように、図示しない中
間タンクから延びる溶剤供給配管101を介して供給さ
れた溶剤と、同様に図示しない中間タンクから延びる揮
発抑制物質供給配管102を介して所定の流量で供給さ
れた揮発抑制物質とをスタティックミキサー103によ
り混合し、そこから混合液供給配管81を介して混合液
供給ノズル80へ混合液を供給するようにすることもで
きる。
【0061】また、図8に示すように、混合部111を
有する混合液供給ノズル110を設け、混合部111に
図示しない中間タンクから延びる溶剤供給配管112お
よび同様に図示しない中間タンクから延びる揮発抑制物
質供給配管113を接続し、配管112,113を介し
て供給された溶剤および揮発抑制物質を混合部111で
混合するようにしてもよい。
【0062】さらに、図9に示すように、溶剤供給ノズ
ル121および揮発抑制物質供給ノズル122を設け、
図示しない中間タンクから延びる溶剤供給配管123お
よび同様に図示しない中間タンクから延びる揮発抑制物
質供給配管124をそれぞれ溶剤供給ノズル121およ
び揮発抑制物質供給ノズル122に接続し、溶剤供給ノ
ズル121および揮発抑制物質供給ノズル122からそ
れぞれ吐出された溶剤および揮発抑制物質をウエハ上で
混合して混合液を生成するようにしてもよい。
【0063】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態
では、塗布液としてレジスト液を用いた場合について示
したが、必ずしもレジスト液に限らず反射防止膜や層間
絶縁膜等の回転塗布処理を行って形成する膜のための塗
布液等、他の塗布液であってもよい。
【0064】また、上記実施の形態では、塗布液として
揮発性の溶剤を含むレジスト液を用いた場合について示
したが、揮発性の溶剤を含む塗布液に限らず、例えば反
射防止膜やサーマルシュリンクプロセスで使用されるシ
ュリンク剤等の水溶液の塗布液であってもよい。水溶性
の塗布液を用いた場合は、塗布液の溶剤が純水となるた
め、プリウェットは主に純水で行うことになるが、プリ
ウェットに用いた純水が揮発することが考えられるの
で、その際には揮発抑制物質が有効に作用する。この際
には、揮発抑制物質として、プリウェットに用いる純水
よりも低温の純水を用い、これを被処理基板上に供給し
てもよい。純水の揮発が懸念されない場合には、揮発抑
制剤を用いずにプリウェット用の純水のみを供給すれば
よい。この場合、図4、図7、図8および図9に示す揮
発抑制物質の供給配管86,102,113および12
4からの供給を停止すればよい。さらに、プリウエット
用として純水のみを使用することが明確な場合は、図
4、図7、図8および図9における揮発抑制物質の供給
系統を省略した装置構成としてもよい。
【0065】さらに、上記実施の形態では、被処理基板
として半導体ウエハを用いた場合について示したが、半
導体ウエハに限らず、例えばLCD基板やマスク用レチ
クル基板等他の被処理基板であってもよい。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
溶剤とその溶剤の揮発を抑制する揮発抑制物質との混合
液を用いてプリウェットを行うので、使用する溶剤が高
揮発性のものであってもその揮発が抑制される。したが
って、塗布液を塗布する際に溶剤の残存量が多く、十分
なプリウェット効果を発揮させることができるので、用
いる溶剤によらず安定して塗布液の使用量を少なくする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗布膜形成方法を実施するためのレジ
スト塗布ユニットを搭載した半導体ウエハのレジスト塗
布現像処理システムの全体構成の平面図。
【図2】図1に示す塗布現像処理システムの正面図。
【図3】図1に示す塗布現像処理システムの背面図。
【図4】図1に示したレジスト塗布現像処理システムに
装着したレジスト塗布ユニットの全体構成を示す断面
図。
【図5】図4に示したレジスト塗布ユニットの平面図。
【図6】レジスト塗布ユニットにおける処理工程を示す
工程図。
【図7】レジスト塗布ユニットに用いられる混合液供給
手段の他の例を示す断面図。
【図8】レジスト塗布ユニットに用いられる混合液供給
手段のさらに他の例を示す断面図。
【図9】レジスト塗布ユニットに用いられる混合液供給
手段の別の例を示す断面図。
【図10】従来のレジスト塗布装置の概略構成図。
【符号の説明】
51……スピンチャック(基板保持部材) 52……駆動モータ(回転手段) 60……噴頭 70……駆動機構 80……混合液供給ノズル(混合液供給手段) 90……レジスト液供給ノズル(塗布液供給手段) W……半導体ウエハ(被処理基板)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 7/16 H01L 21/30 564D 564C (72)発明者 堀 真也 東京都港区赤坂五丁目3番6号 TBS放 送センター 東京エレクトロン株式会社内 Fターム(参考) 2H025 AB16 EA04 EA05 4D075 AC64 AC82 AC96 BB68X BB69X CA48 DA06 DB13 DB14 DC22 EA05 EA45 4F033 AA14 BA03 CA01 DA02 DA03 EA02 EA03 GA01 LA09 LA13 NA01 4F042 AA07 AB00 BA19 BA25 CA01 CA06 CA08 CB02 CB08 CB19 CB26 EB05 EB09 EB13 EB18 EB25 EB29 5F046 JA02 JA03 JA05 JA08 JA09 JA13 JA24

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板の表面に、塗布液が溶解する
    溶剤とその溶剤の揮発を抑制する揮発抑制物質との混合
    液を供給する工程と、 前記混合液を前記被処理基板表面の全面に拡げる工程
    と、 前記混合液が供給された被処理基板を回転させつつ被処
    理基板の略中央に塗布液を供給し、塗布液を被処理基板
    の径方向外方に拡げて塗布膜を形成する工程とを具備す
    ることを特徴とする塗布膜形成方法。
  2. 【請求項2】 前記塗布膜を形成する工程の後、残余の
    塗布液を振り切る工程をさらに具備することを特徴とす
    る請求項1に記載の塗布膜形成方法。
  3. 【請求項3】 前記揮発抑制物質は、水素結合を有する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の塗布
    膜形成方法。
  4. 【請求項4】 前記揮発抑制物質は、水、メチルアルコ
    ール、エチルアルコールから選択された少なくとも1種
    であることを特徴とする請求項3に記載の塗布膜形成方
    法。
  5. 【請求項5】 前記溶剤は、プロピレングリコールモノ
    メチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエー
    テルアセテート、ブチルアセテート、エチルラクテー
    ト、エチルセロソルブアセテート、メチルメトキシプロ
    ピオネートから選択される少なくとも1種であることを
    特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載
    の塗布膜形成方法。
  6. 【請求項6】 前記揮発抑制物質の量は前記混合液全体
    の5質量%以上50質量%未満であることを特徴とする
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の塗布膜形
    成方法。
  7. 【請求項7】 前記混合液は、予め容器内で前記溶剤と
    前記揮発抑制物質とを混合して生成され、該容器内に貯
    留されていることを特徴とする請求項1から請求項6の
    いずれか1項に記載の塗布膜形成方法。
  8. 【請求項8】 前記混合液は、前記溶剤と前記揮発抑制
    物質とをスタティックミキサにより混合してからノズル
    を介して被処理基板に供給されることを特徴とする請求
    項1から請求項6のいずれか1項に記載の塗布膜形成方
    法。
  9. 【請求項9】 前記溶剤と前記揮発抑制物質とをノズル
    内で混合し、そのノズルから混合液を前記被処理基板の
    表面に供給することを特徴とする請求項1から請求項6
    のいずれか1項に記載の塗布膜形成方法。
  10. 【請求項10】 前記溶剤と前記揮発抑制物質とを別個
    に前記被処理基板上に供給し、該被処理基板上でこれら
    を混合して混合液とすることを特徴とする請求項1から
    請求項6のいずれか1項に記載の塗布膜形成方法。
  11. 【請求項11】 前記被処理基板に供給される混合液は
    温調されていることを特徴とする請求項1から請求項1
    0のいずれか1項に記載の塗布膜形成方法。
  12. 【請求項12】 前記混合液の供給を被処理基板を停止
    させた状態で行い、前記混合液を前記被処理基板表面の
    全面に拡げる工程は、被処理基板を回転させることによ
    って行うことを特徴とする請求項1から請求項11のい
    ずれか1項に記載の塗布膜形成方法。
  13. 【請求項13】 前記混合液の供給を被処理基板を回転
    させた状態で行うことを特徴とする請求項1から請求項
    12に記載の塗布膜形成方法。
  14. 【請求項14】 前記塗布膜を形成した後、塗布液供給
    停止後に、被処理基板の回転速度を一旦減速する工程を
    さらに具備することを特徴とする請求項1から請求項1
    3のいずれか1項に記載の塗布膜形成方法。
  15. 【請求項15】 被処理基板の表面に、レジスト液が溶
    解する溶剤と水との混合液を供給する工程と、 前記被処理基板を回転させて、前記混合液を前記被処理
    基板表面の全面に拡げる工程と、 前記混合液が供給された被処理基板を回転させつつ被処
    理基板の略中央に塗布液を供給し、塗布液を被処理基板
    の径方向外方に拡げて塗布膜を形成する工程と、 前記塗布膜を形成した後、塗布液供給停止後に、被処理
    基板の回転速度を一旦減速して膜厚を均一にする工程
    と、 前記塗布膜を形成する工程の後、残余の塗布液を振り切
    って膜厚を調整する工程と、 を具備することを特徴とする塗布膜形成方法。
  16. 【請求項16】 前記溶剤は、プロピレングリコールモ
    ノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエ
    ーテルアセテート、ブチルアセテート、エチルラクテー
    ト、エチルセロソルブアセテート、メチルメトキシプロ
    ピオネートから選択される少なくとも1種であることを
    特徴とする請求項15に記載の塗布膜形成方法。
  17. 【請求項17】 前記溶剤は、プロピレングリコールモ
    ノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエ
    ーテルアセテートの少なくとも1種であることを特徴と
    する請求項16に記載の塗布膜形成方法。
  18. 【請求項18】 前記水の量は前記混合液全体の5質量
    %以上50質量%未満であることを特徴とする請求項1
    5から請求項17のいずれか1項に記載の塗布膜形成方
    法。
  19. 【請求項19】 回転する被処理基板に塗布液を供給し
    て塗布膜を形成する塗布膜形成装置であって、 被処理基板を略水平に保持する基板保持部材と、 前記基板保持部材を回転させる回転手段と、 前記基板保持部材に保持された被処理基板に塗布液が溶
    解する溶剤とその溶剤の揮発を抑制する揮発抑制物質と
    の混合液を供給する混合液供給手段と、 前記基板保持部材に保持された被処理基板の略中央に塗
    布液を供給する塗布液供給手段とを具備し、 前記塗布膜の形成に先だって、前記混合液供給ノズルか
    ら被処理基板に混合液が供給され、前記回転手段により
    被処理基板が回転されることにより被処理基板の全面に
    混合液が拡散されることを特徴とする塗布膜形成装置。
  20. 【請求項20】 前記混合液供給手段は、前記溶剤と前
    記揮発抑制物質とを混合して前記混合液を予め生成して
    貯留しておく容器と、この容器から供給された前記混合
    液を被処理基板に供給する混合液供給ノズルとを有する
    ことを特徴とする請求項19に記載の塗布膜形成装置。
  21. 【請求項21】 前記混合液供給手段は、前記溶剤と前
    記揮発抑制物質とを混合するスタティックミキサと、こ
    のスタティックミキサから供給された前記混合液を被処
    理基板に供給する混合液供給ノズルとを有することを特
    徴とする請求項19に記載の塗布膜形成装置。
  22. 【請求項22】 前記混合液供給手段は、前記溶剤と前
    記揮発抑制物質とを混合して混合液を生成する混合部を
    有する混合液供給ノズルを備えたことを特徴とする請求
    項19に記載の塗布膜形成装置。
  23. 【請求項23】 前記混合液供給手段は、前記溶剤を被
    処理基板に供給する溶剤供給ノズルと、前記揮発抑制物
    質を被処理基板に供給する揮発抑制物質供給ノズルとを
    有し、これら溶剤供給ノズルと揮発抑制物質供給ノズル
    とから前記溶剤と前記揮発抑制物質とを別個に前記被処
    理基板上に供給し、該被処理基板上でこれらを混合して
    混合液とすることを特徴とする請求項19に記載の塗布
    膜形成装置。
  24. 【請求項24】 前記被処理基板に供給される混合液を
    温調する温調機構をさらに具備することを特徴とする請
    求項19から請求項23のいずれか1項に記載の塗布膜
    形成装置。
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