JP2003058835A - カード情報積替システム、磁気カード処理装置、icカード処理装置、カード情報積替方法 - Google Patents

カード情報積替システム、磁気カード処理装置、icカード処理装置、カード情報積替方法

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JP2003058835A
JP2003058835A JP2001244797A JP2001244797A JP2003058835A JP 2003058835 A JP2003058835 A JP 2003058835A JP 2001244797 A JP2001244797 A JP 2001244797A JP 2001244797 A JP2001244797 A JP 2001244797A JP 2003058835 A JP2003058835 A JP 2003058835A
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英昭 小島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偽造・改竄等の不正リスクの高い磁気カード
システムを、セキュリティの高いICカードシステムに
スムーズに移行できるようにする。 【解決手段】 この有料道路料金収受システムは、磁気
記録式のプリペイドカードからETC前納カードへカー
ド情報の積み替えを行うものであり、プリペイドカード
及びETC前納カードより、カード識別情報と残額を読
み取るプリペイドカード処理機1およ通行券処理機2
と、ETC前納カードから読み取ったカード識別情報を
基に各カードの正当性をチェックするMFR2a、IC
カードセキュリティ装置6a及び上位装置と、ETC前
納カードの正当性が確認された場合、読み取ったプリペ
イドカードのカード残額をETC前納カードの残額へ加
算するとともに、プリペイドカードに対して今後の使用
を不可能にする廃券処理をプリペイドカード処理機1に
行わせる車線制御装置3とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば有料道路な
どに導入される料金収受システムに用いられるカード情
報積替システム、磁気カード処理装置、ICカード処理
装置、カード情報積替方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、料金収受システムとして、例えば
磁気カード式プリぺイドカードを用いた磁気カード式プ
リぺイドカードシステムが運用されている。また、IC
カードを用いたICカード式プリペイドカードシステム
も徐々に運用されつつある。
【0003】磁気カード式プリぺイドカードシステム
は、カード自体の購入の手軽さや高い割り引き率等があ
り利用者側のメリットが高いことから、例えば有料道路
の料金収受、鉄道・バスなどの交通機関の乗車料の支払
い、コンビニエンスストアでの料金支払いなど、市場に
広く普及しているものの、磁気カード式プリペイドカー
ドは、セキュリティの面が弱く、偽造等の不正に対する
リスクを常に背負っており、現在も偽造カードが継続的
に摘発されている状況である。
【0004】一方、ICカード式プリペイドカードシス
テムは、磁気カード式のものに比べてカード自体のセキ
ュリティ性が高いため、偽造等の不正リスクに対する安
全性が確保される。
【0005】しかし、このICカード式プリぺイドカー
ドシステムは、市場に新規導入され始めている状況では
あるものの、ICカード利用者としての登録等、利用者
に煩雑な手続きを強いる場合が多く、市場における普及
率が低いのが現状である。
【0006】したがって、事業者側が、セキュリティの
向上等を目的として、磁気カード式プリペイドカードシ
ステムを、ICカード式プリぺイドカードシステムに切
り替えようとした場合、利用者にカード切替手続の手間
をとらせないようにしない限り、スムーズな移行が困難
な状況である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の磁
気カード式プリペイドカードシステムを、ICカード式
プリぺイドカードシステムに切り替えようとした場合、
利用者側のメリットを高めない限り、スムーズな移行が
難しいという問題があった。
【0008】また、システムの移行に際して、不正な磁
気プリぺイドカードからデータが不正にICプリぺイド
カードヘ積み替えられることがあり得るため、これにつ
いても対応策を講じ、市場における不正な磁気プリぺイ
ドカードの流通をなくさなければならないという問題も
ある。
【0009】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、偽造・改竄等の不正リスクの高い磁気
カードカードシステムを、セキュリティの高いICカー
ドシステムに移行する上で、利用者に手間をとらせずに
カードの切替をできるようにするカード情報積替システ
ム、磁気カード処理装置、ICカード処理装置、カード
情報積替方法を提供することを目的としている。
【0010】また、本発明は、不正な磁気カード式プリ
ペイドカードを用いて、正当なICカード式プリぺイド
カードヘデータを積み替えることを防止するとともに、
市場における不正な磁気カード式プリぺイドカードやI
Cカード式プリペイドカードの流通をできる限りなくす
ことのできるカード情報積替システム、磁気カード処理
装置、ICカード処理装置、カード情報積替方法を提供
することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明のカード情報積替システム
は、磁気記録式カードからICカードへカード情報の積
替えを行うカード情報積替システムにおいて、前記磁気
記録式カード及び前記ICカードより、カードを一意に
識別するためのカード識別情報を含むカード情報を読み
取るカード情報読取手段と、前記カード情報読取手段に
より読み取られたそれぞれのカード情報に含まれるカー
ド識別情報を基に各カードの正当性を判定する判定手段
と、前記判定手段により各カードの正当性が確認された
場合、前記カード情報読取手段により読み取られた磁気
記録式カードのカード情報を前記ICカードへ追加記録
するとともに、前記磁気記録式カードに対して今後の使
用を不可能にする処理を行うカード情報積替手段と、前
記判定手段により少なくとも一方のカードに不正の疑い
があることが確認された場合、その旨を報知するととも
に、前記カード情報読取手段により読み取られた当該カ
ードのカード識別情報を所定のリストに登録する手段と
を具備したことを特徴としている。
【0012】請求項2記載の発明のカード情報積替シス
テムは、予め前納の金額情報が記録された磁気記録式カ
ードからICカードへ残額の積み替えを行うカード情報
積替システムにおいて、前記磁気記録式カード及び前記
ICカードより、それぞれのカードを一意に識別するた
めのカード識別情報とそれぞれのカードの残額情報を読
み取るカード情報読取手段と、前記カード情報読取手段
により読み取られたそれぞれのカードの残額情報及びカ
ード識別情報を基に各カードの正当性を判定する判定手
段と、前記判定手段により各カードの正当性が確認され
た場合、前記カード情報読取手段により読み取られた磁
気記録式カードの残額情報を前記ICカードの残額へ加
算するとともに、前記磁気記録式カードに対して今後の
使用を不可能にする処理を行うカード情報積替手段と、
前記判定手段により少なくとも一方のカードに不正の疑
いがあることが確認された場合、その旨を報知するとと
もに、前記カード情報読取手段により読み取られた当該
カードのカード識別情報を所定のリストに登録する手段
とを具備したことを特徴としている。
【0013】請求項3記載の発明の磁気カード処理装置
は、磁気記録式カードからICカードへカード情報の積
み替えを行うカード情報積替システムに用いられる磁気
カード処理装置において、前記磁気記録式カードを一意
に識別するためのカード識別情報を含むカード情報を読
み取るカード情報読取手段と、前記カード情報を積み替
えるために前記カード情報読取手段により読み取られた
カード情報を通信回線へ送信する手段と、前記通信回線
から前記カード情報が前記ICカードへ正常に積み替え
られた旨の結果情報が受信された場合、前記磁気記録式
カードに対して今後の使用を不可能とする処理を行う手
段とを具備したことを特徴としている。
【0014】請求項4記載の発明のICカード処理装置
は、磁気記録式カードからICカードへカード情報の積
み替えを行うカード情報積替システムに用いられるIC
カード処理装置において、前記ICカードを一意に識別
するためのカード識別情報を含むカード情報を読み取る
カード情報読取手段と、前記ICカードの正当性を判定
するために前記カード情報読取手段により読み取られた
カード情報を通信回線へ送信する手段と、前記通信回線
から前記磁気記録式カードのカード情報を受信する手段
と、前記通信回線から前記ICカードの正当性が確認さ
れた旨の情報が受信された場合、前記磁気記録式カード
のカード情報と前記カード情報読取手段により読み取ら
れた前記ICカードのカード情報とを表示し、カード情
報の積み替え指示を促す手段と、カード情報の積み替え
が指示された場合、前記磁気記録式カードのカード情報
を前記ICカードのカード情報に追加記録するととも
に、カード情報の積み替え結果を前記通信回線へ送信す
る手段と、前記通信回線から前記ICカードのカード情
報に不正の疑いがある旨の情報が受信された場合、ある
いはそれぞれのカード情報に不正の疑いがありカード情
報の積み替えが指示されなかった場合、当該カードのカ
ード情報を所定のリストに登録、あるいは所定のリスト
に登録するよう前記通信回線へ送信する手段とを具備し
たことを特徴としている。
【0015】請求項5記載の発明のカード情報積替方法
は、磁気記録式カードからICカードへカード情報の積
み替えを行うカード情報積替方法において、前記磁気記
録式カード及び前記ICカードそれぞれのカードを一意
に識別するためのカード識別情報を含むカード情報を読
み取るステップと、読み取ったそれぞれのカード識別情
報を基に各カードの正当性を判定するステップと、この
正当性の判定結果として、各カードの正当性が確認され
た場合、前記磁気記録式カードのカード情報を前記IC
カードへ追加記録するとともに、前記磁気記録式カード
に対して今後の使用を不可能にする処理を行うステップ
と、前記正当性の判定結果として、少なくとも一方のカ
ードに不正の疑いがあることが確認された場合、その旨
を報知するとともに、当該カードのカード識別情報を所
定のリストに登録するステップとを有することを特徴と
している。
【0016】請求項6記載の発明のカード情報積替方法
は、予め前納の金額情報が記録された磁気記録式カード
からICカードへ残額の積み替えを行うカード情報積替
方法において、前記磁気記録式カード及び前記ICカー
ドそれぞれのカードを一意に識別するためのカード識別
情報とそれぞれのカードの残額情報を読み取るステップ
と、読み取ったそれぞれのカードの残額情報及びカード
識別情報を基に各カードの正当性を判定するステップ
と、この正当性の判定結果として、各カードの正当性が
確認された場合、読み取った磁気記録式カードの残額情
報を前記ICカードの残額へ加算するとともに、前記磁
気記録式カードに対して今後の使用を不可能にする処理
を行うステップと、前記正当性の判定結果として、少な
くとも一方のカードに不正の疑いがあることが確認され
た場合、その旨を報知するとともに、当該カードのカー
ド識別情報を所定のリストに登録するステップとを有す
ることを特徴とを具備している。
【0017】請求項1,3,4,5記載の発明では、有
料道路の料金所において、車両のドライバーが係員に磁
気記録式カード及びICカードを手渡し、係員がカード
情報読取手段に磁気記録式カード及びICカードを投入
すると、カード情報読取手段は、それぞれのカードを一
意に識別するためのカード識別情報を含むカード情報を
読み取り、読み取ったそれぞれのカード識別情報を基に
判定手段が各カードの正当性を判定し、この判定結果と
して、各カードの正当性が確認された場合、磁気記録式
カードのカード情報をICカードへ追加記録するととも
に、磁気記録式カードに対して今後の使用を不可能にす
る処理を行うので、利用者としては、有料道路を利用す
る際にカード変更の手続が行えるようになり、カードデ
ータの積み替え手続きのために一々出かけて行く必要が
なくなり、カードの切替を手間なく行えるようになる。
また、正当性の判定結果として、磁気記録式カード及び
ICカードのうち、少なくとも一方のカードに不正の疑
いがあることが確認された場合、その旨を報知するとと
もに、当該カードのカード識別情報を所定のリストに登
録するので、磁気カードに対して偽造・改竄等を行った
磁気記録式カードからICカードへのデータの積み替え
を防止し、また、不正なカードの再利用を阻止すること
ができる。
【0018】請求項2,6記載の発明では、磁気記録式
カード及びICカードそれぞれのカードを一意に識別す
るためのカード識別情報とそれぞれのカードの残額情報
を読み取り、読み取ったそれぞれのカードの残額情報及
びカード識別情報を基に各カードの正当性を判定し、こ
の正当性の判定結果として、各カードの正当性が確認さ
れた場合、磁気記録式カードの残額情報をICカードの
残額へ加算するとともに、磁気記録式カードに対して今
後の使用を不可能にする処理を行う。また、正当性の判
定結果として、少なくとも一方のカードに不正の疑いが
あることが確認された場合、その旨を報知するととも
に、当該カードのカード識別情報を所定のリストに登録
するので、不正な磁気カード式プリペイドカードを用い
て、正当なICカード式プリぺイドカードヘデータを積
み替えることを防止するとともに、市場における不正な
磁気カード式プリぺイドカードやICカード式プリペイ
ドカードの流通をできる限りなくすことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る一つの
実施形態の有料道路料金収受システムの構成を示す図で
ある。
【0020】以下に、磁気カード式プリぺイドカードシ
ステムからICカード式プリペイドカードシステムへ切
り替える一つの例として、例えば有料道路における磁気
プリペイドカードシステムから自動料金収受システム
(以下ETCと称す)のプリペイドシステム(前納シス
テム)ヘ切り替える例で具体的に説明する。
【0021】図1に示すように、この有料道路料金収受
システムは、磁気カード式プリペイドカード(以下プリ
ペイドカードと称す)を処理する機器としてのプリペイ
ドカード処理機1または再発行機、この有料道路料金収
受システム用のICカード式プリペイドカード(以下E
TC前納カードと称す)を処理する機器としての通行券
処理機2(出口または事務所)に内蔵されるプリペイド
カード・ETC前納カード兼用の処理装置であるMFR
(Multi Function Reader)2a、車線制御装置3、領
収書発行機4、車線サーバ5、料金所処理装置6、料金
所処理装置6に内蔵されたETCカード用のセキュリテ
ィ装置:SAM(Secure Application Module)6a等
のETCシステムの機器などから構成されている。
【0022】プリペイドカード処理機1は、既に有料道
路に導入されている既存の磁気カードシステムのもので
あり、ETCシステムの車線制御装置3及び通行券処理
機2と通信回線を介して接続されている。
【0023】プリペイドカード処理機1は、プリペイド
カードが投入される投入口を備え、この投入口に投入さ
れたプリペイドカードに対する情報の読み取り及び書き
込みを行う磁気カード専用のカード処理装置である。M
FR2aは、ETCカード及びETC前納カードの投入
口を備え、この投入口に投入されたETC前納カードに
対して情報の読み取りと書き込みを行う。通行券処理機
2は、ETC前納カードあるいはETCカードがMFR
2aの投入口に投入されたときに、MFR2aにより読
み取られたカード情報を基に、プリペイドカード処理機
1との間で車線制御装置3を介した通信を行い、データ
の移し変え(積み替え処理)を実行する。車線制御装置
3は、料金所の料金収受用の各車線に配置された車両検
知器、無線アンテナ、表示板、発信制御機等を各車線毎
に制御する。領収書発行機4は、車両側からの要求に応
じて係員によって領収書発行操作あるいは積み替え処理
の履歴証明書の発行操作がなされたときに、領収書ある
いは履歴証明書などを発行する。車線サーバ5は、各車
線の車線制御装置3と通信を行い、料金収受処理に必要
なデータ送受を行い。料金所サーバ6は、料金所内にお
いて処理されたデータの管理を行う。SAM6aは、E
TCカードの認証、データの暗号化などといったセキュ
リティ処理を行う。
【0024】なお、プリペイドカードの残額データをE
TC前納カードヘ積み替えることは、料金所の各車線の
ブース(係員が料金収受を行う滞在場所)や管理事務所
にて行うことが予想される。
【0025】このため、各ブースと管理事務所に同じよ
うな機器構成を備えることが考えられるが、この例で
は、各ブース内にデータ積み替えのための機器を配置し
てデータの積み替えを行うものとして説明する。
【0026】以下、図2〜図4を参照してこの有料道路
料金収受システムにおけるカードデータの積み替え動作
について説明する。
【0027】まず、図2を参照してこの有料道路料金収
受システム全体としてのカードデータの積み替え動作に
ついて説明する。
【0028】有料道路の料金所のある車線に車両を進入
させて料金所ブースの位置に停車させた車両のドライバ
ーは、プリペイドカードとETC前納カードを、料金所
ブース内の係員に手渡し、プリペイドカード残額のET
C前納カードヘの積み替えを依頼する。
【0029】これを受け、係員は、通行券処理機2に対
して、積み替え処理開始の入力を行い、プリペイドカー
ドをプリペイドカード処理機1に投入し、ETC前納カ
ードをMFR2aに投入する(S101)。
【0030】プリペイドカード処理機1では、プリペイ
ドカードが投入されると、プリペイドカード残額の読取
りを行い(S102)、プリペイドカードを内部に保留
するとともに(S103)、読み取り残額を車線制御装
置3経由で通行券処理機2へ送信する(S104,S1
05)。このとき、必要に応じて、当該プリペイドカー
ドの識別情報を合わせて送信する。
【0031】通行券処理機2は、プリペイドカード処理
機1からのプリペイドカード残額のデータを受信し(S
106)、表示部にプリペイドカード残額の表示を行う
(S107)。
【0032】この残額表示を係員が確認したときに、カ
ード残額に不正の疑いがある場合は、カード情報の積み
替えを指示せず、積み替え処理を中止する操作を行う。
カード残額に不正の疑いがある場合とは、例えばプリペ
イドカードの表面に印刷されている使用可能金額よりも
カード残額が多いような場合である。
【0033】そして、係員が残額表示を確認した結果、
不正の疑いがなく、確認入力(積み替え処理開始の入
力)が行われると(S110)、通行券処理機2は、M
FR2aに対して積み替え処理の実行を指示する。
【0034】MFR2aは、ETC前納カードが投入さ
れると(S111)、料金所サーバ6のICカードセキ
ュリティ装置6aに対して、車線制御装置3を経由して
ETC前納カードの認証処理を依頼する(S112)。
【0035】料金所サーバ6では、認証処理の依頼を受
けて、ICカードセキュリティ装置6aが認証処理を行
い(S113)、認証処理の結果、ETC前納カードの
正当性が確認されると、その旨がICカードセキュリテ
ィ装置6aからMFR2aへ返信される。
【0036】通行券処理機2では、受信された認証処理
の結果が不正の場合は、処理を中止する一方(S11
4)、正当性が確認された場合は、MFR2aにより読
み出されたETC前納カードの残額を表示した後(S1
15)、表示部に確認入力のメッセージを表示して確認
入力を促し(S116)、係員が確認入力を行うと、M
FR2aは、前述の積み替え処理実行の指示に従って、
ETC前納カードの残額にプリペイドカード残額を加算
する積み替え処理を実行する(S117)。
【0037】また、MFR2aは、必要に応じて、当該
プリペイドカードの識別情報をETC前納カードに記録
する。
【0038】プリペイドカード残額の積み替え処理が異
常終了した場合、MFR2aは、その旨を表示部に表示
して(S118)、ETC前納カードを排出する(S1
19)とともに、車線制御装置3へ積み替え異常終了を
通知する(S120)。
【0039】積み替え異常終了の通知を受けた車線制御
装置3は、プリペイドカードを排出して(S121)、
処理を終了する。
【0040】一方、プリペイドカード残額の積み替え処
理が正しく行われると、MFR2aは、正常終了の旨を
通行券処理機2の表示部に表示あるいは音声報知するな
どして係員に通知するとともに、ETC前納カードを排
出し(S119)、車線制御装置3へ積み替え正常終了
を通知する(S120)。
【0041】また、MFR2aは、ICカードセキュリ
ティ装置6aを介して、「ETCカードのID情報」、
「プリペイドカードからの積み替え処理を実施した
旨」、「プリペイドカードの識別情報」、「積み替え処
理実施作業者情報」等を自身のメモリに記録するととも
に(S122)、上位装置に送信する(S123)。
【0042】車線制御装置3は、積み替え正常終了の通
知を受けて、プリペイドカード処理機1に対して、内部
に保留したプリペイドカードの廃券処理(磁気データの
残額情報を「0」にする処理)を実行させる(S12
4)。
【0043】これにより、データの積み替えを行って残
額が「0」になった旨がプリペイドカードの印字部に印
字される(S125)。印字処理後、そのプリペイドカ
ードは、プリペイドカード処理機1より排出される(S
126)。
【0044】さらに、車両のドライバーより、積み替え
処理の履歴証明書の発行要求があった場合は、係員が通
行券処理機1に対して積み替え処理の履歴証明書発行操
作を行うことで、MFR2aは、積み替え処理の履歴証
明書指示を車線制御装置3を通じて領収書発行機4に行
う。
【0045】この積み替え処理の履歴証明書発行指示を
受信した車線制御装置3は、領収書発行機4に対して積
み替え処理の履歴証明書を発行させる。
【0046】なお、データの積み替え処理後、プリペイ
ドカード処理機1から排出されたプリペイドカードは、
車両のドライバーには返却せず、係員が保管(回収)
し、必要に応じて、プリペイドカード真偽判定処理に回
すようにしてもよい。
【0047】また、後述するプリペイドカード真偽判定
のために、一部の磁気データの書き換えを実施しないこ
とも可能であることは言うまでもない。
【0048】回収された廃券処理済みのプリペイドカー
ドに対して、偽造等の不正の疑い(可能性)があると推
定される場合、プリペイドカードの真偽判定を行う。
【0049】真偽判定の結果、偽造等を行った不正プリ
ペイドカードであると特定できた場合、当該ETC前納
カード及び当該プリペイドカードのカード情報(ETC
前納カードID情報、積み替え処理実施情報(処理日
時、正常終了/異常終了等)、プリペイドカード識別情
報、作業者情報(係員の情報)等)を上位装置のネガテ
ィブリストに登録する。ネガティブリストとは、システ
ム運営者側からこのシステムの利用を拒否するためのI
D情報(人名、あるいはカード識別番号など)を登録し
たリストである。
【0050】続いて、図3のフローチャートを参照して
この有料道路料金収受システムにおいて、ETC機器利
用時の不正対処動作について説明する。
【0051】この有料道路料金収受システムでは、デー
タを積み替え済みのプリペイドカードに対して真偽判定
を行い(S201)、この真偽判定の結果、当該プリペ
イドカードそのものが不正に加工されたり記録データに
不正が行われていた場合、プリペイドカードの不正(偽
造等)と特定し(S202)、プリペイドカードのID
情報やプリペイドカードが使われた料金所、車種の情報
などが、ETC機器側の上位装置のネガティブリストに
登録される(S203)。
【0052】料金所において、無線通信あるいはETC
カードの受け渡しにより料金収受を行うETCシステム
では、上位装置のネガティブリストに登録されたETC
カードあるいはETC前納カードのID情報が、各料金
所に設置された車線サーバ5、及びICカードセキュリ
ティ装置6aを内蔵した料金所サーバ6へ所定のタイミ
ングで送信される(S204)。なお、ID情報の送信
については、1日に一度や数時間毎など、運用面でさま
ざまなタイミングで実施される。
【0053】車線サーバ5及び料金所サーバ6は、上位
装置から受信されたETCカードあるいはETC前納カ
ードの識別情報(ID情報)をそれぞれの記憶装置(ハ
ードディスク装置など)のネガティブリストに登録し、
ETCカードあるいはETC前納カードが利用されるた
びに車線制御装置3がETCカードあるいはETC前納
カードの情報を基に車線サーバ5及び料金所サーバ6に
問合せを行い、車線サーバ5及び料金所サーバ6におい
てチェックを行っている。
【0054】従って、ETCカードあるいはETC前納
カードを一度不正に利用した後、次回、当該ETCカー
ドあるいはETC前納カードを用いて料金所を通過しよ
うとした車両に対して、各車線毎に設置された車線制御
装置3がETCシステムの利用を禁止(料金所ゲートか
ら車両の通過を阻止)するとともに(S205)、係員
に通報し、係員は、その車両のドライバーが所持してい
る当該ETCカードの摘発を行う。
【0055】最後に、図4を参照してこの有料道路料金
収受システムにおいて、プリペイドカードからデータを
ETC前納カードへ積み替える際にプリペイドカード自
体の不正に対処する方法について説明する。
【0056】この有料道路料金収受システムにおいて、
プリペイドカードのデータの積み替えが依頼され、上記
積み替え処理によりデータの積み替えを行った処理済み
のプリペイドカードを係員が回収し、真偽判定を行う
(S301)。
【0057】この真偽判定の結果、該当プリペイドカー
ドの不正(偽造等)が特定できた場合(S302)、上
位装置のネガティブリストに、プリペイドカードの識別
情報(ID情報)を登録する(S303)。プリペイド
カードの識別情報(ID情報)とはプリペイドカードを
一意に識別可能なカード番号などである。
【0058】上位装置のネガティブリストに登録された
プリペイドカードの識別情報(ID情報)は、上位装置
からETCシステムの各料金所に設置されたICカード
セキュリティ装置6aを内蔵した料金所サーバ6及び車
線制御装置3に送信される(S305)。
【0059】料金所サーバ6及び車線制御装置3などの
各ETC機器は、上位装置から受信されたプリペイドカ
ード識別情報(ID情報)を自身のネガティブリストに
登録し、次回以降、同じ識別情報を持つプリペイドカー
ドを利用しようとした場合、積み替えシステム及びプリ
ベイドカードシステムの利用を禁止するとともに(S3
05)、当該プリペイドカードの摘発を行う。なお、次
回以降に同じ識別情報を持つプリペイドカードが使われ
る可能性としては、プリペイドカード自体をそのまま大
量に複製する不正行為があったときである。
【0060】このようにこの実施形態の有料道路料金収
受システムによれば、有料道路の料金所に設置された既
存のプリペイドカード処理機1とETC機器(車線制御
装置3、通行券処理機2、車線サーバ5、料金所サーバ
6)とを通信回線で接続し、料金所に進入した車両のド
ライバーから係員が既存のプリペイドカードとETC前
納カードを受け取り、それぞれがプリペイドカード処理
機1と通行券処理機2に投入され、データの積み替え操
作がなされた場合、それぞれのカードから読み取った情
報を基に正当性チェック(データの認証と残額のチェッ
ク)を行った上でプリペイドカードからETC前納カー
ドへデータを積み替えるので、磁気カード方式からIC
カード方式へシステムを移行する上での不正行為を発見
及び防止することができる。
【0061】また、データの積み替えを終えたプリペイ
ドカードについては、廃券処理(磁気データの残額情報
を「0」にする処理)とともに残額「0」の印字を行っ
た上で必要に応じて回収し、真偽判定を行い、この真偽
判定の結果、当該プリペイドカードそのものが不正に加
工されたり記録データに不正が行われていた場合、プリ
ペイドカードの不正(偽造等)と特定して、プリペイド
カードのID情報やプリペイドカードが使われた料金
所、車種の情報などをETC機器側の上位装置のネガテ
ィブリストに登録するので、次回以降、同じカード情報
を持つプリペイドカードやETC前納カードが使用され
た場合に、その時点で不正の発見、そのカードの押収及
び使用者の特定(摘発)などを行うことができる。
【0062】なお、本発明は上記実施形態のみに限定さ
れるものではない。上記実施形態では、既存のプリペイ
ドカードシステムの機器としては、プリペイドカード処
理機1のみの構成であったが、これ以外の構成例も考え
られる。
【0063】例えば図5に示すように、既存のプリペイ
ドカードシステムの機器50としては、料金所の各車線
の各ブースに配置されたプリペイドカード処理機51、
領収証を発行する領収書処理機52、上位装置54に接
続された料金処理機53などが既に導入されている場合
がある。
【0064】この既存システムに、ETCシステムの機
器を追加導入及び接続するとなると、ETCシステムの
機器60としては、料金所の各車線に配置される車線制
御装置61、各ブースに配置されるICカード処理機6
2、料金所の管理事務所などに配置される料金所サーバ
63、この料金所サーバ63に通信回線などを介して接
続された外部の認証装置64(カード会社のホストコン
ピュータ等)という構成となる。
【0065】この場合、料金処理機53と車線制御装置
61とを通信回線を介して接続し、プリペイドカード処
理機51は、プリペイドカードに対する情報の読み出し
及び書き込みの機能しか持たせず、料金処理機53にE
TC機器との通信機能を持たせるとともに、車線制御装
置61に料金処理機53との通信機能を持たせること
で、両システム間におけるデータ積み替え処理が可能に
なる。データの積み替え処理については、図2で示した
通行券処理装置2と車線制御装置3の動作が車線制御装
置61の動作となり、プリペイドカード処理機1の動作
がプリペイドカード処理機51と料金処理機53の動作
に変わることになる。
【0066】また、上記実施形態に記載した車線サーバ
5及び料金所サーバ6などは、一般のコンピュータなど
により実現できる。コンピュータは、ハードディスク装
置、メモリなどの記憶手段に記憶されたプログラムに基
づき、CPUが本実施形態における各処理を実行するも
のであって、パソコンなどの一つからなる装置、複数の
装置がネットワーク接続されたシステムなどのいずれの
構成であっても良い。
【0067】また、コンピュータとは、パソコンに限ら
ず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコンな
ども含み、プログラムによって本発明の機能を実現する
ことが可能な機器、装置を総称している。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、磁
気記録式カード及びICカードから、カード識別情報を
含むカード情報を読み取り、読み取ったそれぞれのカー
ド識別情報を基に各カードの正当性を判定し、この判定
結果として、各カードの正当性が確認された場合、磁気
記録式カードのカード情報をICカードへ追加記録する
とともに、磁気記録式カードに対して今後の使用を不可
能にする処理を行う。また、正当性の判定結果として、
少なくとも一方のカードに不正の疑いがあることが確認
された場合、その旨を報知するとともに、当該カードの
カード識別情報を所定のリストに登録するので、偽造・
改竄等の不正リスクの高い磁気カードシステムを、セキ
ュリティの高いICカードシステムに、確実かつスムー
ズに移行することができる。
【0069】また、本発明によれば、車両のドライバー
が有料道路を利用する際に、係員に手渡した磁気記録式
カード及びICカードから、カード識別情報と残額情報
を読み取り、読み取ったカードの残額情報及びカード識
別情報を基に各カードの正当性を判定し、この正当性の
判定結果として、各カードの正当性が確認された場合、
磁気記録式カードの残額情報をICカードの残額へ加算
するとともに、磁気記録式カードに対して今後の使用を
不可能にする処理を行う、といった一連のカードデータ
積み替え処理を行うので、システムの利用者としては、
有料道路を利用する際にカード変更の手続が行えるよう
になり、カードデータの積み替え手続きのために一々出
かけて行く必要がなくなり、カードの切替を手間なく行
えるようになる。また、各カードの判定結果として、磁
気記録式カード及びICカードのうち、少なくとも一方
のカードに不正の疑いがあることが確認された場合、そ
の旨を報知するとともに、当該カードのカード識別情報
を所定のリストに登録するので、磁気カードに対して偽
造・改竄等を行った磁気記録式カードからICカードへ
のデータの積み替えを防止し、また、不正なカードの再
利用を阻止することができ、不正な磁気カード式プリペ
イドカードを用いて、正当なICカード式プリぺイドカ
ードヘデータを積み替えることを防止するとともに、市
場における不正な磁気カード式プリぺイドカードやIC
カード式プリペイドカードの流通をできる限りなくすこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施形態の有料道路料金収受シ
ステムの構成を示す図である。
【図2】この有料道路料金収受システムにおけるカード
情報の積み替え動作を示すフローチャートである。
【図3】この有料道路料金収受システムにおいて、ET
Cシステム側における不正対処動作を示すフローチャー
トである。
【図4】この有料道路料金収受システムにおいて、プリ
ペイドカード処理の際における不正対処動作を示すフロ
ーチャートである。
【図5】この有料道路料金収受システムにおいて、プリ
ペイドカードシステムとETCシステムのハードウェア
構成の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1…プリペイドカード処理機、2…通行券処理機、2a
…Multi Function Reader(MFR)、3…車線制御装
置、4…領収証発行機、5…車線サーバ、6…料金所サ
ーバ、6a…ICカードセキュリティ装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/10 G07F 7/08 L Fターム(参考) 3E044 AA20 BA06 CA05 CA06 DA03 DA10 DC05 DC06 DC10 DD01 DE01 EB09 5B058 CA01 CA23 CA31 KA12 KA31 YA06 5D044 AB01 CC08 GK12 HL06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録式カードからICカードへカー
    ド情報の積み替えを行うカード情報積替システムにおい
    て、 前記磁気記録式カード及び前記ICカードより、カード
    を一意に識別するためのカード識別情報を含むカード情
    報を読み取るカード情報読取手段と、 前記カード情報読取手段により読み取られたそれぞれの
    カード情報に含まれるカード識別情報を基に各カードの
    正当性を判定する判定手段と、 前記判定手段により各カードの正当性が確認された場
    合、前記カード情報読取手段により読み取られた磁気記
    録式カードのカード情報を前記ICカードへ追加記録す
    るとともに、前記磁気記録式カードに対して今後の使用
    を不可能にする処理を行うカード情報積替手段と、 前記判定手段により少なくとも一方のカードに不正の疑
    いがあることが確認された場合、その旨を報知するとと
    もに、前記カード情報読取手段により読み取られた当該
    カードのカード識別情報を所定のリストに登録する手段
    とを具備したことを特徴とするカード情報積替システ
    ム。
  2. 【請求項2】 予め前納の金額情報が記録された磁気記
    録式カードからICカードへ残額の積み替えを行うカー
    ド情報積替システムにおいて、 前記磁気記録式カード及び前記ICカードより、それぞ
    れのカードを一意に識別するためのカード識別情報とそ
    れぞれのカードの残額情報を読み取るカード情報読取手
    段と、 前記カード情報読取手段により読み取られたそれぞれの
    カードの残額情報及びカード識別情報を基に各カードの
    正当性を判定する判定手段と、 前記判定手段により各カードの正当性が確認された場
    合、前記カード情報読取手段により読み取られた磁気記
    録式カードの残額情報を前記ICカードの残額へ加算す
    るとともに、前記磁気記録式カードに対して今後の使用
    を不可能にする処理を行うカード情報積替手段と、 前記判定手段により少なくとも一方のカードに不正の疑
    いがあることが確認された場合、その旨を報知するとと
    もに、前記カード情報読取手段により読み取られた当該
    カードのカード識別情報を所定のリストに登録する手段
    とを具備したことを特徴とするカード情報積替システ
    ム。
  3. 【請求項3】 磁気記録式カードからICカードへカー
    ド情報の積み替えを行うカード情報積替システムに用い
    られる磁気カード処理装置において、 前記磁気記録式カードを一意に識別するためのカード識
    別情報を含むカード情報を読み取るカード情報読取手段
    と、 前記カード情報を積み替えるために前記カード情報読取
    手段により読み取られたカード情報を通信回線へ送信す
    る手段と、 前記通信回線から前記カード情報が前記ICカードへ正
    常に積み替えられた旨の結果情報が受信された場合、前
    記磁気記録式カードに対して今後の使用を不可能とする
    処理を行う手段とを具備したことを特徴とする磁気カー
    ド処理装置。
  4. 【請求項4】 磁気記録式カードからICカードへカー
    ド情報の積み替えを行うカード情報積替システムに用い
    られるICカード処理装置において、 前記ICカードを一意に識別するためのカード識別情報
    を含むカード情報を読み取るカード情報読取手段と、 前記ICカードの正当性を判定するために前記カード情
    報読取手段により読み取られたカード情報を通信回線へ
    送信する手段と、 前記通信回線から前記磁気記録式カードのカード情報を
    受信する手段と、 前記通信回線から前記ICカードの正当性が確認された
    旨の情報が受信された場合、前記磁気記録式カードのカ
    ード情報と前記カード情報読取手段により読み取られた
    前記ICカードのカード情報とを表示し、カード情報の
    積み替え指示を促す手段と、 カード情報の積み替えが指示された場合、前記磁気記録
    式カードのカード情報を前記ICカードのカード情報に
    追加記録するとともに、カード情報の積み替え結果を前
    記通信回線へ送信する手段と、 前記通信回線から前記ICカードのカード情報に不正の
    疑いがある旨の情報が受信された場合、あるいはそれぞ
    れのカード情報に不正の疑いがありカード情報の積み替
    えが指示されなかった場合、当該カードのカード情報を
    所定のリストに登録、あるいは所定のリストに登録する
    よう前記通信回線へ送信する手段とを具備したことを特
    徴とするICカード処理装置。
  5. 【請求項5】 磁気記録式カードからICカードへカー
    ド情報の積み替えを行うカード情報積替方法において、 前記磁気記録式カード及び前記ICカードそれぞれのカ
    ードを一意に識別するためのカード識別情報を含むカー
    ド情報を読み取るステップと、 読み取ったそれぞれのカード識別情報を基に各カードの
    正当性を判定するステップと、 この正当性の判定結果として、各カードの正当性が確認
    された場合、前記磁気記録式カードのカード情報を前記
    ICカードへ追加記録するとともに、前記磁気記録式カ
    ードに対して今後の使用を不可能にする処理を行うステ
    ップと、 前記正当性の判定結果として、少なくとも一方のカード
    に不正の疑いがあることが確認された場合、その旨を報
    知するとともに、当該カードのカード識別情報を所定の
    リストに登録するステップとを有することを特徴とする
    カード情報積替方法。
  6. 【請求項6】 予め前納の金額情報が記録された磁気記
    録式カードからICカードへ残額の積み替えを行うカー
    ド情報積替方法において、 前記磁気記録式カード及び前記ICカードそれぞれのカ
    ードを一意に識別するためのカード識別情報とそれぞれ
    のカードの残額情報を読み取るステップと、 読み取ったそれぞれのカードの残額情報及びカード識別
    情報を基に各カードの正当性を判定するステップと、 この正当性の判定結果として、各カードの正当性が確認
    された場合、読み取った磁気記録式カードの残額情報を
    前記ICカードの残額へ加算するとともに、前記磁気記
    録式カードに対して今後の使用を不可能にする処理を行
    うステップと、 前記正当性の判定結果として、少なくとも一方のカード
    に不正の疑いがあることが確認された場合、その旨を報
    知するとともに、当該カードのカード識別情報を所定の
    リストに登録するステップとを有することを特徴とする
    カード情報積替方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006048135A (ja) * 2004-07-30 2006-02-16 Toshiba Tec Corp カード判定装置、プログラム及びカード判定方法
JP2006309597A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 料金所サーバ
JP2006350877A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Oki Electric Ind Co Ltd 電子マネーのバリュー移し替え機能付自動取引装置及びシステム
JP2007226556A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Toshiba Corp 料金収受システムおよび料金収受方法

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