JP6964036B2 - カード決済処理装置、料金自動収受機、活性化方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
このため、従来の料金収受システムには、磁気ストライプが付されたクレジットカード(磁気ストライプカード)から、料金収受処理に要するクレジットカード番号等の情報を読み取る媒体処理装置が設けられている(例えば特許文献1を参照)。
このとき、クレジットカードを扱う事業者は、データセキュリティ基準として定められたPCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)に準拠することにより、セキュリティ性を強化することが求められている。このPCI DSSでは、例えば、公共ネットワーク経由でクレジットカード情報等の送受信を行う際は暗号化により情報の保護を行うこと、システムへのアクセスを識別及び認証することにより強固なアクセス制御を行うこと等が規定されている。
本発明の第1の態様によれば、予め定められたセキュリティモジュール(30)を介してカード決済処理に係る情報のセキュリティが担保された通信を行うカード決済処理装置(3)は、前記セキュリティモジュール(30)の活性化処理に用いられるセキュリティ鍵を取得するセキュリティ鍵取得部(320)と、前記活性化処理を実行する実行権限を有する作業者であることを特定するための条件を示す開錠条件を取得する開錠条件取得部(321)と、前記作業者の操作により入力された開錠情報を取得し、当該開錠情報が前記開錠条件と合致するか否かを判定する開錠判定部(322)と、前記開錠情報が前記開錠条件と合致すると判定された場合、前記セキュリティ鍵を用いて前記セキュリティモジュール(30)の活性化処理を行う活性化処理部(323)と、を備える。
このようにすることで、カード決済処理装置は、開錠情報及び開錠条件に基づいて、操作を行った作業者が予め実行権限を与えられた作業者であるか識別することができる。これにより、実行権限を与えられた作業者以外によって活性化処理が実行されることを抑制し、セキュリティ性を強化することができる。
このようにすることで、カード決済処理装置は、作業者の識別情報に基づいて、操作を行った作業者が予め実行権限を与えられた作業者であるか、より精度よく識別することができる。
このようにすることで、カード決済処理装置は、開錠条件に合致するPINを入力した作業者が、予め実行権限を与えられた作業者であると識別することができる。
このようにすることで、カード決済処理装置は、開錠条件に合致する操作の組み合わせに従い操作を行った作業者が、予め実行権限を与えられた作業者であると識別することができる。
このようにすることで、カード決済処理装置は、作業者の生体情報に基づいて、操作を行った作業者が予め実行権限を与えられた作業者であるか、より精度よく識別することができる。
このようにすることで、カード決済処理装置は、いつ、どのような開錠情報を用いた作業者が活性化処理を実行したかを記録することができる。これにより、カード決済処理装置の運用者は、記憶された処理日時及び開錠情報を確認することにより、不正なアクセスの有無を検出することができる。
以下、本発明の第1の実施形態に係る料金収受システム100について、図1〜図5を参照しながら説明する。
本実施形態に係る料金収受システム100は、有料道路の料金所入口料金所又は出口料金所において、当該有料道路を利用する車両Aから利用料金を収受する処理(以下、「料金収受処理」とも記載する)を実行するためのシステムである。本実施形態では、料金収受システム100が有料道路の出口料金所に設けられている態様を例として説明する。
図1に示すように、出口料金所に到来した車両Aは、有料道路から退出する際、有料道路側から一般道路側へと通じる料金所車線(以下、「車線L」と称する)を走行する。車線Lの幅方向の少なくとも一方側には、車線Lに沿ってアイランドIが敷設されており、出口料金所に到来した車両Aから利用料金を収受する収受員が駐在する有人ブースMが設けられている。
料金収受機1は、収受員が料金収受処理を行う際に操作する機器である。料金収受機1は、収受員の操作を受け付けて車両Aの利用料金を算出する等、車両Aの運転者等から利用料金を収受するための支援を行う。
なお、本実施形態において、クレジットカードとは、磁気ストライプカード、EMV仕様に準拠したICクレジットカード、電子式料金収受システム(ETC:Electronic Toll Collection System(登録商標)、「自動料金収受システム」ともいう)で使用されるETCカード等を含む。
また、カード決済処理装置3は、インターネット等のネットワークNWを介して上位装置8と接続されている。上位装置8は、例えばクレジットカード会社の決済処理用のサーバである。カード決済処理装置3は、カード決済処理を行う際、ネットワークNWを介して上位装置8とカード決済処理に係る各種情報(カード情報等)の送受信を行う。
図2は、第1の実施形態に係る料金収受システムの機能構成を示す図である。
図2に示すように、料金収受機1は、表示部10と、操作部11とを有している。
表示部10は、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の表示装置であり、出口料金所に到来した車両Aの画像、不図示の車種判別装置により判別された車両Aの車種区分等が表示される。
操作部11は、収受員の操作を受け付けるボタン、タッチパネル等の入力装置である。
セキュリティモジュール30は、カード決済処理に係る各種情報のセキュリティを担保するための機能部であり、PCI DSSに規定された要件を満たす各種機能(カード情報の暗号化等)を実行する。本実施形態に係る料金収受システム100は、クレジットカードによる利用料金の支払いを受け付けた場合、カード決済処理に係る各種情報の送受信を行い際に、カード決済処理装置3のセキュリティモジュール30を介して上位装置8と通信を行う。
なお、本実施形態では、セキュリティモジュール30は、製造者により非活性化した状態で製造及び出荷され、料金収受システム100の運用者(有料道路の事業者)により任意のタイミングで活性化される。運用者は、例えばEMV仕様に準拠したICカードの取り扱い開始時、メンテナンス時等にセキュリティモジュール30の活性化処理を実行する。このとき、運用者は、料金収受システム100の各種機器の導入、メンテナンス等を行う所定の作業者のみが活性化処理を実行できるように、当該作業者のみに活性化処理を実行する権限(以下、「実行権限」とも記載する)を与える。このように、運用者が自身の管理下においてセキュリティモジュール30の活性化を行うことにより、実行権限を有していない他の作業者、又は運用者以外の者(製造者、不正にカード決済処理装置3を取得した者等)による不正を抑制し、セキュリティ性を更に向上させることができる。
また、セキュリティモジュール30は、耐タンパー性向上のため、セキュリティモジュール30を覆うケースが開封された際に、セキュリティモジュール30内に記憶された各種データ、プログラム等が削除されるようなハードウェア構成を有していてもよい。
制御部31は、CPU32と、記憶媒体33とを有している。
なお、処理履歴は、例えば作業者が料金収受機1の操作部11を介して操作を行うことにより、記憶媒体33から読み出されて表示部10に表示されるようにしてもよい。
図3は、第1の実施形態に係るカード決済処理装置の処理の一例を示すフローチャートである。
図4は、第1の実施形態に係るカード決済処理装置の機能を説明するための図である。
図5は、第1の実施形態に係る処理履歴の一例を示す図である。
以下、図3〜図5を参照して、カード決済処理装置3におけるセキュリティモジュール30の活性化処理の一例について説明する。
まず、図3に示すように、カード決済処理装置3のセキュリティ鍵取得部320は、セキュリティモジュール30の活性化処理に用いられるセキュリティ鍵D1(図4)を取得する(ステップS10)。
本実施形態において、セキュリティ鍵D1は、例えば図4に示すように、カード決済処理装置3の製造者から提供されたICカードC1に暗号化された状態で記憶されている。作業者がセキュリティ鍵D1の記憶されたICカードC1をカード処理機2に挿入すると、セキュリティ鍵取得部320は、カード処理機2が読み取ったセキュリティ鍵D1を取得し、記憶媒体33に記憶する。
本実施形態において、開錠条件D2は、実行権限を与えられた作業者個人を特定可能な識別情報(作業者ID)である。
例えば図4に示すように、運用者は実行権限を与える作業者を選択しておき、選択した作業者の識別情報のリストを開錠条件D2としてICカードC1に記憶する。なお、図4には、開錠条件D2は、セキュリティ鍵D1が記憶されたICカードC1に追加して記憶される例が示されているが、これに限られることはない。他の実施形態では、開錠条件D2は、セキュリティ鍵D1が記憶されたICカードC1とは異なるICカードに記憶されていてもよい。
運用者(又は作業者)が開錠条件D2の記憶されたICカードC1をカード処理機2に挿入すると、開錠条件取得部321は、カード処理機2が読み取った開錠条件D2を取得し、記憶媒体33に記憶する。
なお、本実施形態において、図4に示すように、作業者は、それぞれの識別情報が予め記憶されたIDカードC2(磁気カード)を所持しており、セキュリティモジュール30の活性化処理を実行する際、IDカードC2をカード処理機2に挿入する。そうすると、開錠判定部322は、作業者のIDカードC2に予め記録された識別情報を開錠情報D3として取得する。
開錠判定部322は、図4の例のように、開錠情報D3として取得した識別情報(「ID00001」)が、記憶媒体33に記憶された開錠条件D2のうち一の識別情報と合致すると場合(ステップS13:YES)、当該作業者は実行権限を有する作業者であると判断して次のステップS14に進む。
一方、開錠判定部322は、開錠情報D3として取得した識別情報が、記憶媒体33に記憶された開錠条件D2に含まれる識別情報の何れとも合致しない場合(ステップS13:NO)、当該作業者は実行権限を有していない作業者であると判断してステップS15に進む。
以上のように、本実施形態に係るカード決済処理装置3は、セキュリティモジュール30の活性化処理に用いられるセキュリティ鍵D1を取得するセキュリティ鍵取得部320と、活性化処理を実行する実行権限を有する作業者であることを特定するための条件を示す開錠条件D2を取得する開錠条件取得部321と、作業者の操作により入力された開錠情報D3を取得し、当該開錠情報D3が開錠条件D2と合致するか否かを判定する開錠判定部322と、開錠情報D3が開錠条件D2と合致すると判定された場合、セキュリティ鍵D1を用いてセキュリティモジュール30の活性化処理を行う活性化処理部323と、を備える。
このようにすることで、カード決済処理装置3は、開錠情報D3及び開錠条件D2に基づいて、操作を行った作業者が予め実行権限を与えられた作業者であるか識別することができる。これにより、実行権限を与えられた作業者以外によって活性化処理が実行されることを抑制し、セキュリティ性を強化することができる。
このようにすることで、カード決済処理装置3は、作業者の識別情報に基づいて、操作を行った作業者が予め実行権限を与えられた作業者であるか、より精度よく識別することができる。
このようにすることで、カード決済処理装置3は、いつ、どのような開錠情報D3を用いた作業者が活性化処理を実行したかを記録することができる。これにより、カード決済処理装置3の運用者は、記憶された処理日時及び開錠情報を確認することにより、不正なアクセスの有無を検出することができる。
なお、本実施形態において、開錠情報D3として、作業者個人を特定可能な識別情報が使用される。このため、カード決済処理装置3は、活性化処理を実行した作業者を特定可能な処理履歴D4を記憶することができる。これにより、いつ、誰がどのカード決済処理装置3の活性化処理を実行したか、処理履歴D4を参照することにより容易にトレースすることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る料金収受システム100について説明する。
第1の実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
本実施形態では、開錠条件D2として、予め定められたPIN(Personal Identification Number)が使用される点において、第1の実施形態と異なっている。
このため、本実施形態では、運用者は、所定のPINを開錠条件D2としてICカードC1に記憶する。そして、運用者(又は作業者)が開錠条件D2(PIN)の記憶されたICカードC1をカード処理機2に挿入すると、開錠条件取得部321は、図3のステップS11において、カード処理機2が読み取った開錠条件D2(PIN)を取得し、記憶媒体33に記憶する。
そして、開錠判定部322は、図3のステップS13において、作業者により入力されたPINが、記憶媒体33に記憶された開錠条件D2(一つ又は複数のPINのうち何れか)と合致するか否かを判定する。
このようにすることで、カード決済処理装置3は、開錠条件に合致するPINを入力した作業者が、予め実行権限を与えられた作業者であると識別することができる。
このようにすることで、開錠判定部322は、例えば作業者のIDカードC2が盗難された場合であっても、正しいPINが入力されなければ実行権限を与えられた正規の作業者であると判断しないので、セキュリティ性をより強化することができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る料金収受システム100について説明する。
第1及び第2の実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
本実施形態では、開錠条件D2として、作業者の操作により入力された一連の操作信号が使用される点において、上述の各実施形態と異なっている。
ここで、操作信号とは、例えば作業者が料金収受機1の操作部11を介してどのような操作を行ったか(どのボタンを押下したか)を識別可能な信号である。
本実施形態では、運用者は、操作部11が有する複数のボタンのうち、押下するボタンの組み合わせ、押下する順番、回数等を規定した操作の組み合わせを設定する。そして、運用者は、この操作の組み合わせにより入力される操作信号の組み合わせを、開錠条件D2としてICカードC1に記憶する。そして、運用者(又は作業者)が開錠条件D2(一連の操作信号の組み合わせ)の記憶されたICカードC1をカード処理機2に挿入すると、開錠条件取得部321は、図3のステップS11において、カード処理機2が読み取った開錠条件D2を取得し、記憶媒体33に記憶する。
そして、開錠判定部322は、図3のステップS13において、作業者の操作により入力された一連の操作信号が、記憶媒体33に記憶された開錠条件D2(一連の操作信号の組み合わせ)と合致するか否かを判定する。
このようにすることで、カード決済処理装置3は、開錠条件に合致する操作の組み合わせに従い操作を行った作業者が、予め実行権限を与えられた作業者であると識別することができる。
このようにすることで、開錠判定部322は、操作の組み合わせが他の作業者に漏れてしまった場合であっても、他の開錠条件(識別情報及びPINのうち少なくとも一方)が合致しない限り、実行権限を与えられた正規の作業者であると判断しないので、セキュリティ性をより強化することができる。
次に、本発明の第4の実施形態に係る料金収受システム100について説明する。
第1〜第3の実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
図6は、第4の実施形態に係る料金収受システムの機能構成を示す図である。
図6に示すように、本実施形態に係る料金収受システム100は、生体情報読取部4を更に備えている点において、上述の各実施形態と異なっている。
生体情報読取部4は、作業者の指紋、虹彩等の生体情報を読み取るカメラ、光学読取装置等である。
本実施形態では、開錠条件D2として、作業者の生体情報が使用される。
このため、本実施形態では、運用者は、実行権限を与えられた作業者の生体情報を予め取得して、開錠条件D2としてICカードC1に記憶する。そして、運用者(又は作業者)が開錠条件D2(生体情報)の記憶されたICカードC1をカード処理機2に挿入すると、開錠条件取得部321は、図3のステップS11において、カード処理機2が読み取った開錠条件D2を取得し、記憶媒体33に記憶する。
そして、開錠判定部322は、図3のステップS13において、作業者の生体情報が、記憶媒体33に記憶された開錠条件D2と合致するか否かを判定する。
このようにすることで、カード決済処理装置3は、作業者の生体情報に基づいて、操作を行った作業者が予め実行権限を与えられた作業者であるか、より精度よく識別することができる。
このようにすることで、開錠判定部322は、IDカードC2が盗難された場合、又は、PIN又は操作の組み合わせが他の作業者に漏れてしまった場合であっても、生体情報が合致しない限り、実行権限を与えられた正規の作業者であると判断しないので、セキュリティ性をより強化することができる。
次に、本発明の第5の実施形態に係る料金収受システム100について説明する。
第1〜第4の実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
図7は、第5の実施形態に係る料金収受システムの概略図である。
図7に示すように、本実施形態に係る料金収受システム100は、有人ブースMに代えて、料金自動収受機5を備えている点において、上述の各実施形態と異なっている。
料金自動収受機5は、アイランドI上に設置されており、収受員を介さずに、自動的に車両Aから利用料金を収受するための装置である。
上述の第2の実施形態におけるPINの入力、及び、第3の実施形態における作業員による操作は、料金自動収受機5の正面部に設けられた操作部11を介して入力される。
なお、操作部11は、例えば身障者レバー、領収書発行ボタン、呼出ボタン等を含む。
このような構成を有することにより、上述の各実施形態に記載された効果と同様の効果を得ることができる。
図8は、少なくとも一つの実施形態に係るカード決済処理装置のハードウェア構成を示す図である。
以下、図8を参照して、上述の少なくとも一つの実施形態に係るカード決済処理装置3のハードウェア構成の一例について説明する。
図8に示すように、コンピュータ900は、CPU901、主記憶装置902、補助記憶装置903、インタフェース904を備える。
上述のカード決済処理装置3は、コンピュータ900に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置903に記憶されている。CPU901は、プログラムを補助記憶装置903から読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU901は、プログラムに従って、カード決済処理装置3が各種処理に用いる記憶領域を主記憶装置902に確保する。また、CPU901は、プログラムに従って、処理中のデータを記憶する記憶領域(記憶媒体33)を補助記憶装置903に確保する。
更に、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置903に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
例えば、上述の各実施形態において、セキュリティ鍵D1及び開錠条件D2をICカードC1から読み取る態様について記載したが、これに限られることはない。他の実施形態では、セキュリティ鍵D1及び開錠条件D2は、ネットワークNWを介して運用者の管理サーバ(不図示)から配信されるようにしてもよい。このとき、カード決済処理装置3のセキュリティ鍵取得部320及び開錠条件取得部321は、電源ONされたときに記憶媒体33にセキュリティ鍵D1及び開錠条件D2が記憶されていない場合、管理サーバからセキュリティ鍵D1及び開錠条件D2をダウンロードして記憶媒体33に記憶するようにしてもよい。
1 料金収受機
10 表示部
11 操作部
2 カード処理機
3 カード決済処理装置
30 セキュリティモジュール
31 制御部
32 CPU
320 セキュリティ鍵取得部
321 開錠条件取得部
322 開錠判定部
323 活性化処理部
324 処理履歴記憶部
33 記憶媒体
4 生体情報読取部
5 料金自動収受機
8 上位装置
Claims (9)
- 予め定められたセキュリティモジュールを介してカード決済処理に係る情報のセキュリティが担保された通信を行うカード決済処理装置であって、
前記セキュリティモジュールの活性化処理に用いられるセキュリティ鍵を取得するセキュリティ鍵取得部と、
前記活性化処理を実行する実行権限を有する作業者であることを特定するための条件を示す開錠条件を取得する開錠条件取得部と、
前記作業者の操作により入力された開錠情報を取得し、当該開錠情報が前記開錠条件と合致するか否かを判定する開錠判定部と、
前記開錠情報が前記開錠条件と合致すると判定された場合、前記セキュリティ鍵を用いて前記セキュリティモジュールの活性化処理を行う活性化処理部と、
を備えるカード決済処理装置。 - 前記開錠判定部は、前記作業者の磁気カードに予め記録された当該作業者の識別情報を前記開錠情報として取得し、当該識別情報が前記開錠条件と合致するか否かを判定する、
請求項1に記載のカード決済処理装置。 - 前記開錠判定部は、前記作業者により入力されたPINを前記開錠情報として取得し、当該PINが前記開錠条件と合致するか否かを判定する、
請求項1又は2に記載のカード決済処理装置。 - 前記開錠判定部は、前記作業者の操作により入力された一連の操作信号を前記開錠情報として取得し、一連の前記操作信号に含まれる信号同士の組み合わせが前記開錠条件と合致するか否かを判定する、
請求項1から3の何れか一項に記載のカード決済処理装置。 - 前記開錠判定部は、前記作業者の生体情報を前記開錠情報として取得し、当該生体情報が前記開錠条件と合致するか否かを判定する、
請求項1から4の何れか一項に記載のカード決済処理装置。 - 前記活性化処理が実行された処理日時と、前記開錠情報とを関連付けて記憶する処理履歴記憶部を更に備える、
請求項1から5の何れか一項に記載のカード決済処理装置。 - 有料道路の料金所に設置される料金自動収受機であって、
予め定められたセキュリティモジュールを介してカード決済処理に係る情報のセキュリティが担保された通信を行うカード決済処理装置を備え、
前記カード決済処理装置は、
前記セキュリティモジュールの活性化処理に用いられるセキュリティ鍵を取得するセキュリティ鍵取得部と、
前記活性化処理を実行する実行権限を有する作業者であることを特定するための条件を示す開錠条件を取得する開錠条件取得部と、
前記作業者の操作により入力された開錠情報を取得し、当該開錠情報が前記開錠条件と合致するか否かを判定する開錠判定部と、
前記開錠情報が前記開錠条件と合致すると判定された場合、前記セキュリティ鍵を用いて前記セキュリティモジュールの活性化処理を行う活性化処理部と、
を備える、料金自動収受機。 - 予め定められたセキュリティモジュールを介してカード決済処理に係る情報のセキュリティが担保された通信を行うカード決済処理装置におけるセキュリティモジュールの活性化方法であって、
前記セキュリティモジュールの活性化処理に用いられるセキュリティ鍵を取得するセキュリティ鍵取得ステップと、
前記活性化処理を実行する実行権限を有する作業者であることを特定するための条件を示す開錠条件を取得する開錠条件取得ステップと、
前記作業者の操作により入力された開錠情報を取得し、当該開錠情報が前記開錠条件と合致するか否かを判定する開錠判定ステップと、
前記開錠情報が前記開錠条件と合致すると判定された場合、前記セキュリティ鍵を用いて前記セキュリティモジュールの活性化処理を行う活性化処理ステップと、
を有する活性化方法。 - 予め定められたセキュリティモジュールを介してカード決済処理に係る情報のセキュリティが担保された通信を行うカード決済処理装置のコンピュータを機能させるプログラムであって、前記コンピュータに、
前記セキュリティモジュールの活性化処理に用いられるセキュリティ鍵を取得するセキュリティ鍵取得ステップと、
前記活性化処理を実行する実行権限を有する作業者であることを特定するための条件を示す開錠条件を取得する開錠条件取得ステップと、
前記作業者の操作により入力された開錠情報を取得し、当該開錠情報が前記開錠条件と合致するか否かを判定する開錠判定ステップと、
前記開錠情報が前記開錠条件と合致すると判定された場合、前記セキュリティ鍵を用いて前記セキュリティモジュールの活性化処理を行う活性化処理ステップと、
を実行させるプログラム。
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